JP2001194910A - プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装置及び現像装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装置及び現像装置

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JP2001194910A
JP2001194910A JP2000005041A JP2000005041A JP2001194910A JP 2001194910 A JP2001194910 A JP 2001194910A JP 2000005041 A JP2000005041 A JP 2000005041A JP 2000005041 A JP2000005041 A JP 2000005041A JP 2001194910 A JP2001194910 A JP 2001194910A
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Kazumi Yamauchi
和美 山内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で安価な構成にて、環境変動、耐久変動
の少ない高画質画像を得ることができ、しかも長寿命化
を図れるプロセスカートリッジ、電子写真画像形成装
置、画像形成装置及び現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤収容部40内の上部から底面に向
けて仕切部材20が配置され、現像剤量測定手段30A
を用いて測定された現像剤収容部40内の現像剤量及び
環境検知手段30Bを用いて検知された現像剤収容部4
0の環境に応じて、仕切部材20の現像剤収容部底面側
の先端位置が変更される構成とされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式或は
静電記録方式を用いて像担持体に潜像を形成し、この潜
像を現像することによって画像を形成する画像形成装
置、電子写真画像形成装置、又、このような画像形成装
置にて用いられるプロセスカートリッジ及び現像装置に
関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、例えばレーザビームプリンタなど
の電子写真画像形成装置は、図13に示すように、露光
手段としての光学手段3から画像情報に対応したレーザ
光Eを、帯電手段2で一様に帯電した像担持体としての
例えば円筒状とされる電子写真感光体(以下、「感光体
ドラム」と呼ぶ。)1に照射して潜像を形成し、次い
で、この潜像を現像装置4が現像する。つまり、現像剤
収容部40内に収容されている現像剤(トナーを含
む。)を現像手段として設けられたローラ形状などとさ
れる現像剤担持体(以下、「現像ローラ」と呼ぶ。)4
1が現像位置に搬送した後、感光体ドラム1上の潜像に
供給して顕像化し、更に転写手段9によって感光体ドラ
ム1から記録媒体Pへ画像を転写して、定着手段10で
定着することで記録媒体P上に画像を形成する。又、転
写後の感光体ドラム1の表面はクリーニング手段11に
よって清掃する。
【0005】現像位置では、現像ローラ41上に担持さ
れた現像剤が潜像に移動することで、感光体ドラム1上
の潜像をトナー像として現像する。その結果、画像形成
を行うことで、現像剤収容部40内の現像剤は消費され
ていく。
【0006】又、従来、電子写真画像形成装置におい
て、電子写真感光体及びこの電子写真感光体に作用する
プロセス手段を一体的にカートリッジ化して、このカー
トリッジを電子写真画像形成装置本体に着脱可能とする
プロセスカートリッジ方式が採用されている。このプロ
セスカートリッジ方式によれば、装置のメンテナンスを
サービスマンによらずにユーザー自身で行うことができ
るので、格段に操作性を向上させることができる。そこ
で、このプロセスカートリッジ方式は、電子写真画像形
成装置において広く用いられている。
【0007】このようなプロセスカートリッジ方式の電
子写真画像形成装置では、プロセスカートリッジとして
一体的に構成される現像剤収容部内の現像剤が無くなっ
た時点で、ユーザー自身がプロセスカートリッジを交換
することで再び画像を形成することができる。
【0008】従って、特にプロセスカートリッジ方式の
画像形成装置では、プロセスカートリッジ内の現像剤が
無くなり、画像を形成できなくなる前に、ユーザーに次
のプロセスカートリッジを用意するように表示する必要
があり、そのために、プロセスカートリッジの現像剤収
容部内の現像剤量を逐次検出する。このように現像剤収
容部内の現像剤量を逐次検出するために用いられる現像
剤残量検知手段として、所謂、平面アンテナがある。
【0009】つまり、平面アンテナ30は、基盤上に一
定間隔をもって並べられた部分を有する一対の入力側電
極32、及び出力側電極33からなる電極パターンを備
えており、現像剤の減少に従って現像剤との接触面積が
変化する方向に沿ってプロセスカートリッジの現像剤収
容部内に配置される。この平面アンテナ30には現像剤
収容部内の現像剤が接触し、現像剤量が多く平面アンテ
ナ30との接触面積が大きいときには、平面アンテナ3
0の電極32、33間の静電容量は高く、現像剤量が少
なくなって平面アンテナ30との接触面積が小さくなれ
ば電極32、33間の静電容量は低くなる。従って、平
面アンテナ30の静電容量を測ることで、現像剤収容部
内の現像剤量を逐次検知することができる。
【0010】又、従来の画像形成装置において、600
〜1200dpiの解像度、及び4%の印字率でA4サ
イズの記録媒体(例えば記録用紙)に画像形成を行う場
合、プロセスカートリッジの画像形成可能枚数は、多く
ても20000枚程度と、比較的短寿命に設定されるの
が一般的である。
【0011】このような一般的なプロセスカートリッジ
にあっては、現像剤収容部内に設けられる現像剤攪拌部
材(攪拌部材)43による現像剤の攪拌速度や、現像ロ
ーラ41が担持搬送する現像剤の層厚を規制する現像剤
層厚規制部材(現像剤規制部材)42の、現像ローラ4
1に対する当接圧(線圧)など、現像剤の電荷や現像ロ
ーラ41へのコート量などに関する制御条件をプロセス
カートリッジの寿命を通して一定にしても、実用上差し
支えない画像品位レベルを得ることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プロセ
スカートリッジを長寿命化すると、プロセスカートリッ
ジの使用初期と使用後半とで現像装置4の現像性が異な
ってしまい、寿命を通して均一な画像を得ることが困難
となる。
【0013】更に、現像性は環境により異なる。従っ
て、プロセスカートリッジの耐久後半の現像性が環境に
より大きく異なる場合がある。
【0014】図14は、高温高湿環境、及び低温低湿環
境における画像の耐久変化の一例を示す。図14では、
画像評価の一例として、ベタ画像の濃度についての測定
データの一例を示す。尚、図14に示すデータは、現像
剤収容部をなす現像剤容器40内の現像剤の初期充填量
が2000gであり、寿命が約40000枚のプロセス
カートリッジを用い、現像剤の攪拌速度、現像ローラ4
1の回転速度などの現像制御条件を一定にして、プロセ
スカートリッジの寿命耐久を行ったものである。
【0015】図14の結果を得た画像形成装置において
は、低温低湿環境下では、使用初期から数百枚まで画像
濃度が低下し、耐久によってゆっくりと高くなる傾向が
ある。又、逆に高温高湿環境下では、使用初期から画像
濃度が上がっていく傾向がある。
【0016】図14に示す特性を有する画像形成装置に
おいて、例えば高温高湿環境下での画像濃度の推移に基
づき、プロセスカートリッジの耐久中盤から現像剤が減
少するのに応じて除々に現像性を下げ、感光体ドラム1
に供給する現像剤量を調整するような制御を行うことに
よって画像濃度を耐久を通して一定に保とうとしても、
低温低湿環境下では、画像濃度が低くなってしまう。
又、例えば低温低湿環境下に合わせた制御を行うと、高
温高湿環境下では濃度が高くなってしまい、同時にプロ
セスカートリッジの寿命も短くなる。
【0017】更に詳細な検討によると、低温低湿環境下
におけるプロセスカートリッジの使用初期から数百枚の
間に画像濃度が低くなる傾向が見られるのは、現像剤の
循環に主な要因があることが判った。図15を参照し
て、現像装置4内での現像剤の循環について説明する。
【0018】図15(a)、図15(b)は現像装置4
内の現像剤の動きを表す現像装置4の概略断面図であ
る。現像装置4の現像剤容器40において、感光体ドラ
ム1に対向し、現像ローラ41が設けられる開口部とは
反対側(以下、「現像剤容器側」と呼ぶ。)から現像ロ
ーラ41及び現像剤規制部材42側(以下、「現像手段
側」と呼ぶ。)への新しい現像剤の供給は、現像剤攪拌
部材として現像剤容器側に設けられる第1攪拌部材4
3、及び現像手段側に設けられる第2攪拌部材44の図
中矢印で示す方向の回転によって、図15(a)に示す
矢印Lのように現像剤容器40の底部を通して行われる
ものと、図15(b)に示すように、現像剤の自重作用
により矢印Mのように現像剤容器側から現像ローラ側に
流れ込むものがある。
【0019】矢印L、Mにより現像ローラ41近傍に流
れた現像剤は、現像ローラ41の回転により、図中上方
へ搬送された後、現像ローラ上にコートされたもの以外
は図15(a)に示す矢印N又は矢印Oの方向、つま
り、現像剤容器側へと循環する。この循環は、現像剤の
帯電電荷であるトリボの付与に寄与している。
【0020】そして、斯かる現像剤の循環を詳細に検討
した結果、第2攪拌部材44が回転することで回転進行
方向に押されて現像ローラ41に供給される現像剤より
も、現像ローラ41の上方の空間Dに流れ込む量が遙か
に多い場合に、画像濃度が薄くなることがわかった。つ
まり、低温低湿環境でのプロセスカートリッジの使用初
期において、現像剤容器側から現像手段側の空間Dに自
重によって流れ込む現像剤の量が第2攪拌部材44の回
転によって現像ローラ41に供給される現像剤量より遙
かに多い場合に、画像濃度が低下することがわかった。
【0021】従って、例えば、図16に示すように、現
像剤容器側と現像手段側との間に、現像剤容器40の底
部から所定量だけ開口を備えた仕切壁80を設けて現像
剤容器側と現像手段側とを連通する開口部を小さくし、
現像剤の流れを制限して空間Dに流れ込む現像剤の量を
減らすことにより、低温低湿環境下における初期数百枚
の画像濃度が低下するのを改善することができる。つま
り、現像剤の循環を図16中矢印Qで示すように小さな
循環とすることによって、改善することができる。
【0022】しかしながら、プロセスカートリッジを長
寿命化する場合には、上記のように仕切壁80を設けて
現像剤の循環をコンパクト化することは、高温高湿環境
下における耐久後半に、同じ現像剤が循環することで現
像剤の劣化を促進し易いため、画像不良が発生する場合
がある。
【0023】このように、プロセスカートリッジを長寿
命化すると、低温低湿や高温高湿環境下などの各環境下
において、耐久寿命を通して良好な画像を保つことは困
難であり、プロセスカートリッジの使用量に応じてプロ
セス条件の制御を行う方法でも、各環境において画像の
均一性を保つことは課題となっている。
【0024】又、温湿度計などの環境検知手段を画像形
成装置本体に設けてプロセス条件の制御を行う方法が実
用化され、斯かる方法を採用した画像形成装置が製品化
されている。しかし、温湿度測定器などの環境検知手段
は高価であるので、コストアップの弊害がある。更に
は、画像特性は、プロセスカートリッジの現像装置付近
の温湿度に影響されることが多く、この部分の環境検知
手段として専用のセンサを設ける必要があり、更にコス
トアップを招く。本発明は斯かる問題に鑑みてなされた
ものである。
【0025】従って、本発明の目的は、一般には、簡易
で安価な構成で、環境変動、耐久変動の少ない高画質画
像を得ることができ、しかも長寿命化を図ることができ
るプロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像
形成装置及び現像装置を提供することである。
【0026】本発明の他の目的は、現像剤収容部内の現
像剤量や環境に応じて現像剤収容部内の現像剤の循環を
適正化することができ、簡易で安価な構成で環境や使用
期間を問わず高画質な画像を形成することができるプロ
セスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装
置及び画像形成装置を提供することである。
【0027】本発明の他の目的は、専用の温湿度計など
の環境検知手段を設けることなく現像剤収容部の環境を
検知し、且つ現像剤収容部内の現像剤量を正確に検知し
てその検知結果に基づいて現像剤収容部内の現像剤の循
環を適正化することができ、簡易で安価な構成で環境や
使用期間を問わず高画質な画像を形成することができる
プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形
成装置及び現像装置を提供することである。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
プロセスカートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形
成装置及び現像装置にて達成される。要約すれば、本発
明の第1の態様によると、電子写真画像形成装置に着脱
可能なプロセスカートリッジにおいて、(a)電子写真
感光体と、(b)前記電子写真感光体に作用するプロセ
ス手段と、(c)前記電子写真感光体に形成された静電
潜像の現像に用いられる現像剤を収容する現像剤収容部
と、(d)前記現像剤収容部内の現像剤量を測定する現
像剤量測定手段と、(e)前記現像剤収容部の環境を検
知する環境検知手段と、を有し、前記電子写真画像形成
装置本体に装着された状態で、前記現像剤収容部内の上
部から底面に向けて仕切部材が配置され、前記現像剤量
測定手段を用いて測定された前記現像剤収容部内の現像
剤量及び前記環境検知手段を用いて検知された前記現像
剤収容部の環境に応じて、前記仕切部材の前記現像剤収
容部底面側の先端位置が変更されることを特徴とするプ
ロセスカートリッジが提供される。
【0029】本発明の第2の態様によると、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
する電子写真画像形成装置において、(a)電子写真感
光体と、前記電子写真感光体に作用するプロセス手段
と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像に
用いられる現像剤を収容する現像剤収容部と、前記現像
剤収容部内の現像剤量を測定する現像剤量測定手段と、
前記現像剤収容部の環境を検知する環境検知手段と、を
有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する
装着手段と、(b)前記電子写真感光体に静電潜像を形
成する静電潜像形成手段と、を有し、前記プロセスカー
トリッジが装着された状態で、前記現像剤収容部内の上
部から底面に向けて仕切部材が配置され、前記現像剤量
測定手段を用いて測定した前記現像剤収容部内の現像剤
量及び前記環境検知手段を用いて検知した前記現像剤収
容部の環境に応じて、前記仕切り部材の前記現像剤収容
部底面側の先端位置を変更することを特徴とする電子写
真画像形成装置が提供される。
【0030】本発明の第3の態様によると、像担持体
と、前記像担持体に潜像を形成する手段と、前記像担持
体に形成された潜像を現像する現像手段と、前記像担持
体に形成された潜像を現像するために用いられる現像剤
を収容するための現像剤収容部と、前記現像剤収容部内
の現像剤量を測定する現像剤量測定手段と、前記現像剤
収容部の環境を検知する環境検知手段と、を有し、前記
現像剤収容部内の上部から底面に向けて仕切部材が配置
され、前記現像剤量測定手段を用いて測定した前記現像
剤収容部内の現像剤量及び前記環境検知手段を用いて検
知した前記現像剤収容部の環境に応じて、前記仕切部材
の前記現像剤収容部底面側の先端位置を変更することを
特徴とする画像形成装置が提供される。
【0031】本発明の第4の態様によると、像担持体に
形成された潜像に現像剤を供給するための現像手段と、
前記現像手段が前記像担持体に形成された潜像を現像す
るために用いる現像剤を収容する現像剤収容部と、前記
現像剤収容部内の現像剤量を測定する現像剤量測定手段
と、前記現像剤収容部の環境を検知する環境検知手段
と、を有する現像装置において、前記現像剤収容部内の
上部から底面に向けて仕切部材が配置され、前記現像剤
量測定手段を用いて測定された前記現像剤収容部内の現
像剤量及び前記環境検知手段を用いて検知された前記現
像剤収容部の環境に応じて、前記仕切部材の前記現像剤
収容部底面側の先端位置が変更されることを特徴とする
現像装置が提供される。
【0032】上記各本発明において、好ましい実施態様
によると、前記現像剤量測定手段に交流電圧を印加した
際に発生する静電容量を測定することによって現像剤量
を測定し、又、前記環境検知手段に交流電圧を印加した
際に発生する静電容量を測定することによって環境を検
知する。好ましくは、前記現像剤量測定手段は、少なく
とも一対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側
及び出力側電極を有し、又、前記環境検知手段は、少な
くとも一対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力
側及び出力側電極を有する。又、好ましくは、前記現像
剤量測定手段は現像剤と接触する箇所に配置され、前記
環境検知手段は現像剤と非接触の部分に配置される。好
ましい実施態様によると、前記現像剤量測定手段及び前
記環境検知手段は、同一の平面状の絶縁基板を有し、各
々前記絶縁基板上に複数の金属配線を有する。
【0033】又、上記各本発明において、好ましくは、
前記現像剤量測定手段を用いて測定された前記現像剤収
容部内の現像剤量と前記環境検知手段を用いて検知され
た前記現像剤収容部の環境に基づいて前記現像剤収容部
内の現像剤量を検知する。
【0034】上記本発明の第1、第2の態様において、
一実施態様によると、前記仕切部材は前記電子写真画像
形成装置本体に設けられ、前記プロセスカートリッジが
前記電子写真画像形成装置本体に装着された状態で、前
記仕切部材は前記現像剤収容部内に配置される。
【0035】上記本発明の第3の態様において、一実施
態様によると、少なくとも前記現像剤収容部と前記現像
手段と前記現像剤量測定手段と前記環境検知手段とを備
えた現像装置を複数有し、各現像装置の現像剤収容部内
に前記仕切部材が配置される。又、一実施態様による
と、少なくとも前記現像剤収容部と前記現像手段とを備
えた現像装置が前記画像形成装置本体に対して着脱可能
とされる。好ましくは、前記仕切部材は前記画像形成装
置本体に設けられ、前記現像手段が前記画像形成装置本
体に装着された状態で、前記仕切部材は前記現像剤収容
部内に配置される。
【0036】又、上記本発明の第4の態様において、一
実施態様によると、前記現像装置は、像担持体と、前記
像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、を有する画
像形成装置に着脱可能である。好ましくは、前記仕切部
材は前記画像形成装置本体に設けられ、前記現像手段が
前記画像形成装置本体に装着された状態で、前記仕切部
材は前記現像剤収容部内に配置される。
【0037】尚、前記プロセスカートリッジとは、前記
プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写
真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである
か、或は、前記プロセスカートリッジとは、前記プロセ
ス手段として少なくとも現像手段と前記電子写真感光体
とを一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電
子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とするもので
ある。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るプロセスカー
トリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装置及び現
像装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0039】実施例1 先ず、図1を参照して、本発明に従って構成される画像
形成装置の一実施例について説明する。本実施例にて、
画像形成装置は、電子写真方式のレーザービームプリン
タAとされ、電子写真画像形成プロセスによって記録媒
体、例えば、記録紙、OHPシート、布などに画像を形
成するものである。
【0040】レーザビームプリンタAとされる本実施例
の画像形成装置は、像担持体として円筒状の電子写真感
光体(感光体ドラム)1を有しており、この感光体ドラ
ム1の表面に静電潜像形成手段によって静電潜像を形成
する。即ち、感光体ドラム1は、帯電手段である帯電ロ
ーラ2によって均一に帯電され、次いでその表面を、露
光手段としてのレーザースキャナー3から照射される画
像情報に応じたレーザ光Eによって走査露光することに
よって、感光体ドラム1上に画像情報に応じた静電潜像
を形成する。この静電潜像は、その後、現像装置4によ
って、所謂、トナー像として可視化される。
【0041】つまり、図2をも参照するとより理解され
るように、現像装置4は、現像手段としてローラ状の現
像剤担持体である現像ローラ41及び現像剤層厚規制部
材(現像剤規制部材)42を備えている。現像手段5に
は、現像剤収容部としての現像剤容器40が連結されて
いる。又、現像装置4の、感光体ドラム1と対向する側
とは反対側の現像剤容器40内(現像剤容器側)には、
現像剤を現像剤容器側から現像ローラ41及び現像剤規
制部材42を備えた現像手段側に送り込む現像剤攪拌部
材として、図中矢印にて示す方向に回転可能な第1攪拌
部材43が設けられている。又、現像手段側の現像ロー
ラ41近傍には、現像ローラ41に現像剤を供給する現
像剤攪拌部材として、図中矢印方向に回転可能な第2攪
拌部材が設けられている。
【0042】現像剤容器側の現像剤は、第1攪拌部材の
回転によって現像手段側へと送り出され、第2攪拌部材
44は現像手段側に送り込まれた現像剤を循環させる。
本実施例では、現像剤として磁性一成分トナーを用い
る。現像ローラ41は、固定磁石41aを内蔵してお
り、現像ローラ41が回転することによって現像剤は現
像ローラ41上を担持搬送され、現像剤規制部材42に
よって摩擦帯電されると共に所定厚の現像剤層とされ、
現像領域へと供給される。現像領域へと供給された現像
剤は、感光体ドラム1上の静電潜像へと転移され、トナ
ー像を形成する。現像ローラ41は、現像バイアス回路
に接続されており、通常、交流(AC)電圧に直流(D
C)電圧が重畳された現像バイアス電圧が印加される。
【0043】一方、トナー像の形成と同期して記録媒体
収納部6に収納された記録媒体Pはピックアップローラ
7や搬送ローラ(図示せず)などによって感光体ドラム
1上の静電潜像の形成に同期して送り出され、又レジス
トローラ対8によって感光体ドラム1上に形成されたト
ナー像の先端と同期するように感光体ドラム1とローラ
状の転写手段である転写ローラ9が対向する転写部へと
搬送されてくる。
【0044】次いで、感光体ドラム1上のトナー像は、
転写ローラ9の作用によって記録媒体Pに転写される。
トナー像の転写を受けた記録媒体Pは、定着手段10へ
と搬送され、定着手段10は記録媒体P上の未定着トナ
ー像を熱及び圧力によって記録媒体P上に定着する。
【0045】その後、画像が定着された記録媒体Pは画
像形成装置外に排出される。又、転写終了後の感光体ド
ラム1の表面に残留した現像剤は、クリーニング手段1
3によって清掃させる。クリーニング手段13は、感光
体ドラム1上に残留した現像剤をクリーニングブレード
11によって掻き取り、廃現像剤容器12に集める。こ
うして感光体ドラム1は繰り返し画像形成に供される。
【0046】本実施例では、感光体ドラム1と、この感
光体に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現
像ローラ41と現像剤規制部材42とを備えた現像手段
5、及びクリーニング手段11、更には、現像剤容器4
0及び廃現像剤容器12を枠体14によって一体的に構
成してプロセスカートリッジCとする。このプロセスカ
ートリッジCは、ユーザーによって画像形成装置本体に
設けたカートリッジ装着手段15に対して取り外し可能
に装着される。
【0047】本発明によれば、プロセスカートリッジC
は、現像剤容器40内の現像剤の消費に従ってその残量
を逐次検知することのできる現像剤量検出装置を備えて
いる。次に、本実施例にて用いられる現像剤量検出装置
について説明する。
【0048】本実施例によれば、現像剤量検出装置は、
現像剤容器40内の現像剤量を検出するための現像剤量
検出手段として、図3に示すような、所謂、平面アンテ
ナを有する。又、本実施例によると、現像剤量検出装置
は、現像剤容器40内の現像剤量を測定する現像剤量測
定手段である測定電極部材30Aと、環境、即ち、雰囲
気の温度、湿度を検知し、基準用信号を出力する比較用
の基準電極部材30Bとを有する。
【0049】測定電極部材30Aは、例えば図3に示す
ように、現像剤容器11Aの内部側面、或いは底面など
の、現像剤と接触する位置であって、しかも、現像剤が
減少するに従って現像剤との接触面積が変動するような
方向に配置される。
【0050】又、基準電極部材30Bは、現像剤と接触
することがない箇所に設置する。例えば、図7に示すよ
うに、プロセスカートリッジCの現像剤容器40の外側
側面、或は図8(a)に示すように、現像剤容器40の
内部であって、仕切壁34にて区画された、現像剤とは
接触しない箇所に設けることができる。更に、図8
(b)に示すように、例えば測定電極部材30Aと基準
電極部材30Bとを対称配置にて一体的に作成し、同じ
側の現像剤容器40内であって、仕切壁34にて区画さ
れた、現像剤とは接触しない箇所に設けることもでき
る。
【0051】測定電極部材30Aは、図3に示すよう
に、基板31の上に所定の間隔Gをもって平行に形成さ
れた部分を有する一対の電極、即ち、入力側電極32及
び出力側電極33を有する。本実施例では、所定間隔G
にて並置された部分を有する2つの電極32、33は、
互いに組み合わさった多数の凹凸形状とされている。勿
論、測定電極部材30の電極パターンは、これに限定さ
れるものではなく、例えば一対の電極32、33を互い
に所定の間隔にて平行に配置された渦巻き形状に形成す
ることもできる。
【0052】測定電極部材30Aは、一対の平行電極3
2、33間の静電容量を測定することにより現像剤容器
40内の現像剤残量を逐次検知することができる。つま
り、現像剤は空気より誘電率が大きいため、測定電極部
材30Aの表面に現像剤が接触することにより一対の電
極32、33間の静電容量は現像剤との接触面積に比例
して増加する。
【0053】従って、本発明によれば、上記構成の測定
電極部材30Aを用いることにより、測定電極部材30
Aの表面に接する現像剤の面積から所定の較正曲線を適
用することにより現像剤容器30Aの断面形状や測定電
極部材30Aの形状によらず現像剤容器40内の現像剤
量を測定することができる。
【0054】斯かる測定電極部材30Aの電極パターン
32、33は、例えば紙フェノール、ガラスエポキシな
どの硬質プリント基板31、或いはポリエステル、ポリ
イミドなどの可撓性のプリント基板31上にエッチング
或いは印刷にて銅などの導体金属パターン32、33を
形成することによって得ることができ、通常のプリント
基板の配線パターン形成方法と同一の方法で製造するこ
とができる。
【0055】又、図3に示すような複雑なパターン形状
を用いることにより、電極32、33間の対向長さを長
くでき、更にエッチングなどのパターン形成方法を用い
ることにより電極32、33間の間隔Gを数十μm程度
まで狭くすることも可能であり、大きな静電容量を得る
ことが可能となる。又、静電容量の変化量を大きくする
ことができ、検知精度を上げることができる。更に、金
属パターン形成面は、例えば薄い樹脂フィルムにてラミ
ネートすることも可能である。
【0056】上述のように、本発明の現像剤量検出装置
によれば、現像剤容器40の内部の側面若しくは底面の
現像剤が減少する方向に設置された測定電極部材30A
に対する現像剤の接触面積の変化、即ち、測定電極部材
30Aの静電容量の変化を測定し、その値により現像剤
容器40全体の現像剤量を逐次に検出する。現像剤の誘
電率は空気より大きいため、測定電極部材30Aに現像
剤が接触している部分(現像剤が有る部分)は、接触し
ていない部分(現像剤が無い部分)に比べて出力される
静電容量が大きい。従って、測定電極部材30Aの静電
容量の変化を測定すれば現像剤容器40内の現像剤量を
推定できる。
【0057】一方、本発明によれば、現像剤残量検出装
置は、図3に示すように、更に、測定電極部材30Aと
同様の構成とされる基準電極部材30Bを有する。
【0058】基準電極部材30Bは、上記測定電極部材
30Aと同様とされ、図3に示すように、基板31の上
に所定の間隔Gをもって平行に形成された部分を有する
一対の入力側電極32及び出力側電極33を有する。測
定電極部材30Aと同様に、2つの電極32及び33
は、図3に示すように互いに組み合わさった多数の凹凸
形状とすることもできるし、例えば渦巻き形状に形成す
ることもできる。基準電極部材30Bも又、通常のプリ
ント基板の配線パターン形成方法と同一の方法で製造し
得る。
【0059】本発明によれば、基準電極部材30Bは、
上述したように、温度、湿度などの環境条件によって静
電容量が変動し、測定電極部材30Aに対して基準用
(比較用)として機能する。
【0060】つまり、本発明の現像剤量検知装置によれ
ば、測定電極部材30Aの出力は、環境の変化により変
動する基準電極部材30Bの出力と比較される。例えば
基準電極部材30Bの所定の静電容量を現像剤が無いと
きの測定電極部材30Aと同じ値に設定して基準電極部
材30Bと測定電極部材30Aの出力の差分を取ること
により、現像剤による静電容量の変化分のみの出力を得
ることが可能になるため、現像剤残量検知の精度を高め
ることができる。
【0061】本発明に従った現像剤量検知原理について
更に説明すると、測定電極部材30Aは、パターン表面
の接触部分の静電容量を測定して現像剤容器40内の現
像剤量を推測しているため、その値は、環境(湿度、温
度など)の変化により変動する。
【0062】例えば、測定電極部材30A周辺の雰囲気
の湿度が高くなると、空気中の水分量(水蒸気量)が多
くなるので測定電極部材30Aに触れている大気の誘電
率も増加する。そのため同一の現像剤量の時でも雰囲気
湿度が変化すると、測定電極部材30Aの静電容量の値
が変動し、測定電極部材30Aからの出力も変わってく
る。又、パターンを形成している基板31も吸湿する材
質では吸湿により誘電率が変化するため環境変動とな
る。
【0063】そのため測定電極部材30Aと同じ環境変
動をする比較用としての基準電極部材30B、即ち、例
えば測定電極部材30Aと同一な構成とされ、且つ現像
剤とは接していない構成とされる基準電極部材30B
を、測定電極部材30Aと同じ環境(温湿度)下に置い
て両方の出力、即ち、静電容量を測定して比較し、差分
を取ることによって、環境変動、つまり、環境による静
電容量の変動分を相殺することがで、環境変動に影響さ
れずに高精度な現像剤残量検知を実現できる。
【0064】図4の一番左側の棒グラフに示されるよう
に、測定電極部材30Aによって測定される静電容量
は、測定電極部材30Aの表面に接している現像剤によ
る変動分に環境変動分が上乗せされて出力される。そし
て、そのものを高温高湿環境下に移すと、図5の一番左
側の棒グラフに示されるように現像剤による変動分は変
わらないが環境変動分が増加するため結果的に同一現像
剤量であるにもかかわらず、静電容量が増加してしま
う。
【0065】そこで、図4及び図5の中央棒グラフのよ
うに測定電極部材30Aと同一な環境変動を持つ基準電
極部材30Bを配置してその差分(右側の棒グラフ)を
取ることにより現像剤による静電容量のみを測定するこ
とができる。
【0066】斯かる本発明の原理を具現化する現像剤量
検出装置を図6を参照して更に説明する。図6は、画像
形成装置における測定電極部材30A及び基準電極部材
30Bの接続態様をも示す現像剤量検出回路の一例を示
す。
【0067】現像剤量に応じて変動する静電容量Caを
有する現像剤量測定手段としての測定電極部材30A、
及び環境条件に応じて変動する静電容量Cbを有する基
準電極部材30Bは、それぞれ、インピーダンス素子と
してその一方の入力側電極32は、接点35C(装置本
体側接点36C)を介して現像バイアス印加手段として
の現像バイアス回路101に接続され、他方の出力側電
極33は、接点35A(装置本体側接点36A)及び3
5B(装置本体側接点36B)を介して現像剤量検出回
路100の制御回路102に接続される。基準電極部材
30Bは、現像バイアス回路101を介して印加される
AC(交流)電流I1を用い、現像剤残量を検出する上
での基準電圧V1を設定する。
【0068】制御回路102は、図6に示すように、基
準電極部材30B、即ち、インピーダンス素子に印加さ
れるAC電流I1をボリュームVR1で分流した値であ
るAC電流I1’と抵抗R2で生じる電圧降下分V2
を、抵抗R3、R4で設定されたV3に加算し、基準電
圧V1を決めている。
【0069】従って、測定電極部材30Aに印加される
AC(交流)電流I2は、増幅器103に入力され、現
像剤残量の検出値V4(V1−I2×R5)として出力
される。そしてその出力値を現像剤残量の検出値として
利用する。
【0070】このように、本発明の現像剤量検出装置に
よれば、比較用として、測定電極部材30Aと同様に環
境により静電容量が変動する基準電極部材30Bが設置
されるので、測定電極部材30Aの環境による変動をキ
ャンセルすることができ、高精度にて現像剤残量を検知
することができる。
【0071】上述したように基準電極部材30Bは、任
意の構成にて、現像剤と接触しない任意の位置に設置す
ることができる。例えば、図3に示すように、画像形成
装置本体内に測定電極部材30Aと同一な構成とされる
基準電極部材30Bを配置することができる。又、図
7、図8(a)、(b)に示すように、現像剤容器40
に測定電極部材30Aと、測定電極部材30Aと同一な
構成とされる基準電極部材30Aとを配置することがで
きる。
【0072】本実施例では、図7に示すように、測定電
極部材30Aは現像剤容器40の内側側面に配置し、比
較用として測定電極部材30Aと同一な構成とされる基
準電極部材30Bは現像剤容器40の外側であって、測
定電極部材30Aが備えられる側の現像剤容器40の外
側面に配置した。この構成では現像剤容器40に測定電
極部材30Aと基準電極部材30Bとを有するため、環
境による変動をキャンセルすることができると共に、更
に測定電極部材30Aと基準電極部材30Bをほぼ同一
環境(温湿度)下に置くことができるので検知精度を高
くすることが可能になる。
【0073】限定するものではないが、基板の同一表面
に測定電極部材30A及び基準電極部材30Bとを形成
し、1枚の基板で測定電極部材30Aと基準電極部材3
0Bとを兼ねることによって、つまり、同じ材質のもの
に電極パターンを形成することによって基材差によるば
らつきを抑えることができ、更に同一面にパターンを形
成することで、エッチングなどのパターン形成時のばら
つきを抑えることができる。
【0074】尚、基準電極部材30Bは、必ずしも測定
電極部材30Aと同一のものである必要はなく、測定電
極部材30A及び基準電極部材30Bの両電極32、3
3にて構成される電極パターンの静電容量、パターン
幅、長さ、間隔、対向面積、或は材料は異ならせること
も可能である。この場合は、温湿度特性の相関に基づい
た係数を適用すればよい。こうして基準電極部材30B
の出力は所定の係数を掛けた出力に変換され、この変換
後の出力が測定電極部材30Aの出力と比較される。
【0075】又、上述のように、共通入力接点35Cを
介して測定電極部材30A及び基準電極部材30Bの各
入力側電極32、33にAC(交流)電圧が印加される
構成とすることによって、接点部の部品点数を減らし、
又、入力信号を共通することによって入力パルスを同一
にして検出精度を高くすることができるなどの利点を有
するが、本発明はこの接続態様に限定されるものではな
く、個別の接点を介してAC(交流)電圧が印加される
構成とすることも可能である。
【0076】上述のようにして測定電極部材30Aの静
電容量と、基準電極部材30Bの静電容量とから算出さ
れた静電容量は、測定電極部材30Aの表面上のトナー
が接している面積に比例しており、適当な相関曲線に基
づいた変換を行うことにより、現像剤量を逐次に算出す
ることができる。相関曲線を適用することにより現像剤
容器40の断面形状や測定電極部材30Aの形状は任意
のものを使用できる。又、電極パターン、作成方法など
についても特に限定するものではない。
【0077】ここで、現像剤量表示方法について説明す
ると、例えば、上述の現像剤量検出装置による検知情報
は、ユーザーのパソコンなどの端末画面上に、図9及び
図10に示すように表示される。図9及び図10におい
ては、現像剤量に応じて動く針51がゲージ52のどの
部分を指しているかによって現像剤量がユーザーに報知
される。又、図11に示すように、電子写真画像形成装
置本体に直接、LED等による表示部を設け、現像剤量
に応じてLED53を点滅させても良い。
【0078】尚、現像剤残量は、現像剤容器40内の現
像剤の初期充填量に相当する100%から0%までの全
領域にわたって逐次検出することを可能とし、現像剤残
量を100%〜0%までの全領域において逐次表示する
ことも可能であるが、例えば、現像剤がある程度減少し
てから無くなるまでの現像剤残量を逐次検知するように
構成し、50%〜0%の領域の現像剤残量を逐次表示す
る構成とすることもできる。ここで、現像剤の残量が0
%であるとは、現像剤が完全に無くなったことのみを意
味するものではなく、例えば現像剤容器11A内に現像
剤が残っていたとしても、所定の画像品質(現像品質)
が得られなくなる程度まで現像剤の残量が減ったことも
含まれる。図9及び図10の現像剤残量の表示例におい
て、ゲージ52はFull(満杯)からEmpty
(空)を刻んだものとしているが、これに限定されるも
のではなく、例えば現像剤の残量%表示とすることもで
きる。
【0079】次に、本実施例の画像形成装置における環
境検知手段について説明する。本実施例によれば、現像
剤量測定手段である測定電極部材30Aの比較用として
用いられる基準電極部材30Bが環境検知手段として機
能し、基準電極部材30Bの出力、即ち、環境によって
変動する基準電極部材30Bの表面の接触部分の静電容
量を単独で測定することによって、基準電極部材30B
の周囲の雰囲気の環境(温湿度)を検知することができ
る。つまり、図4及び図5の中央棒グラフにて示す環境
変動分に当たる静電容量を測定することによって雰囲気
の環境(温湿度)自体を検知することができる。
【0080】更に説明すると、基準電極部材30Bの周
辺の雰囲気の湿度が高くなると、空気中の水分量が多く
なって誘電率が増加したり、基準電極部材30B自体が
吸湿することによって誘電率が増加する。従って、本発
明によれば、上記構成の基準電極部材30Bの静電容量
を検知して、所定の相関曲線を適用することにより、基
準電極部材30Bが置かれた環境(温湿度)を検知する
ことができる。このように、本実施例によれば、現像剤
量を環境によらず高精度に検出するために用いる測定電
極部材30Aの比較用の基準電極部材30Aを用いて環
境を検知するので、環境権値専用の温湿度計などを特別
に設ける必要はない。
【0081】本発明によれば、現像装置4内での現像剤
の循環を制御する手段が設けられる。次に、本発明の特
徴とする現像剤の循環を制御する手段について詳しく説
明する。
【0082】本発明によれば、プロセスカートリッジC
(現像装置4)の使用量、即ち、現像剤容器40内の現
像剤の残量、及び環境(温湿度)を検知し、その検知値
に応じて現像装置4内の現像剤の循環を適正化する構成
とされる。
【0083】つまり、図1及び図2に示すように、本実
施例によれば、プロセスカートリッジCが画像形成装置
本体に装着された状態で、現像装置4の現像剤容器側と
現像手段側とを所定の開口を残して仕切る現像剤容器仕
切板(仕切板)20を設ける。
【0084】更に説明すると、プロセスカートリッジC
が画像形成装置に装着された状態で現像剤容器40の図
中上方に位置するように、画像形成装置本体に、現像剤
の現像剤容器側から現像手段側への流れを制限する仕切
部材としての仕切板20が設けられる。限定するもので
はないが、仕切板としては、例えばSUSなどの金属
や、HIPS(ハイインパクト ポリスチロール)など
の樹脂にて形成される、厚さ0.5mm〜5.0mm程
度の板状部材を好適に用いることができる。本実施例で
は、SUSにて形成した、現像剤容器40の長手略全域
にわたる長手長さを有する、厚さ1.0mmの板状部材
を用いた。
【0085】又、図2(a)、(b)に示すように、プ
ロセスカートリッジC側では、現像剤容器40の上面
の、画像形成装置本体に設けられた仕切板20に相当す
る位置に開口部21が設けられる。この開口部21の内
側には、シール部材22が設けられ、更に、現像剤容器
40内部の開口部21の近傍に掻き取り部材23が配設
されている。シール部材22及び掻き取り部材23とし
ては、限定されるものではないが、それぞれ発泡ウレタ
ン、マイラー(デュポン社商品名)などを好適に用いる
ことができる。これにより、現像剤容器40内の現像剤
は、仕切板20が未挿入の場合でもシール状態にあり、
現像剤が開口部21から漏れ出すのを防止することがで
きる。
【0086】プロセスカートリッジCを画像形成装置本
体に装着すると、画像形成装置本体に設けられた仕切板
20が現像剤容器40の図中上部に設けられた開口部2
1から挿入され、現像剤容器40の底部との間に所定量
の開口を残すように所定の先端位置で停止し、現像動作
に備える。つまり、本実施例では、仕切板20は、現像
剤容器40の上部の開口部21から現像剤容器40の底
部に向けて延在し、その先端は、現像剤容器40の底面
から所定の距離Xに位置される。
【0087】又、プロセスカートリッジCを画像形成装
置本体から取り外す場合には、仕切板20が現像剤容器
40の開口部21から引き抜かれ、プロセスカートリッ
ジCから離間される。この時、仕切板20に付着した現
像剤は掻き取り部材23によって現像剤容器40内に掻
き落とされて除去される。
【0088】本発明によれば、前述のようにして検知さ
れた環境(温湿度)及び現像剤容器内の現像剤量、即
ち、プロセスカートリッジ(現像装置)の使用量に応じ
て仕切板20の先端位置を決定する。次に、図1を参照
して、仕切板の先端位置の制御方法について説明する。
【0089】先ず、現像剤容器40に配設された現像剤
量測定手段としての測定電極部材30Aと、測定電極部
材30Aの比較用及び環境検知手段としての基準電極部
材30Bの出力値が、それぞれ第1及び第2の現像剤量
検知回路34、35に入力され、現像剤容器40内の現
像剤量の情報信号及び温湿度の情報信号となり、CPU
(中央演算処置装置)に入力される。又、温湿度及び現
像剤量に対する仕切板20の先端位置の関係は、CPU
36に電気的に接続され、画像形成装置本体に設けられ
た記憶手段としてのROM37内に予め格納されてい
る。そして、CPU36は、ROM37に格納されてい
る関係に基づいて検知した温湿度及び現像剤量に対する
仕切板20の適正な先端位置を決定し、それに応じて制
御回路24に仕切板20の先端位置を決定する制御信号
を送る。次いで、制御手段24は、仕切板20の駆動を
実行する駆動回路を有する駆動手段25に指令を出すこ
とによって、仕切板20の先端位置を変更する。仕切板
20を図中上下に駆動する駆動手段25として、本実施
例ではステッピングモーターを用いた。
【0090】本実施例では、初期に2000gの現像剤
を充填した、寿命が約40000枚のプロセスカートリ
ッジCを用いて、各温湿度環境における寿命耐久試験を
行い、画像評価の一例としとして、ベタ濃度をプロセス
カートリッジCの耐久を通して環境(温湿度)の違いに
よらずほぼ一定の値とする、仕切板20の先端位置につ
いて検討した。
【0091】先ず、温度及び湿度が、それぞれ15℃/
10%、25℃/50%、30℃/80%の各環境下
で、現像剤の残量に拘わらずベタ画像の濃度がほぼ一定
となる仕切板20の先端位置を求めた。
【0092】本発明者による多くの実験研究により、本
実施例のプロセスカートリッジCでは、表1に示す仕切
板20の先端位置とすることにより、環境によらず、耐
久を通してほぼ一定のベタ濃度となることが判った。表
11において、仕切板20の先端位置は、現像剤容器4
0の底から仕切板20の先端までの距離Xにて示す。
【0093】
【表1】 次に、表1に従って仕切板20の先端位置の制御を行
い、各温湿度環境(15℃/10%、25℃/50%、
30℃/80%)において40000枚の実際の画像形
成試験を行ったところ、環境変動及び耐久変動によるベ
タ画像の濃度の不均一は発生しなかった。又、ベタ画像
の濃度以外の画像評価を行ったところ、ハーフトーンな
どのグラフィック画像についても、各環境において耐久
を通してほぼ同等の画像が得られた。
【0094】ここで、高温高湿環境下において耐久後半
で現像剤の劣化に起因する画像不良が発生しなかったの
は、図2(a)に示すように仕切板20の先端位置が現
像剤容器40内の上方、即ち、現像剤容器40の底まで
の距離Xが遠い位置とされ、現像剤容器側と現像手段側
との連通部を大きくし、図2(a)に示す矢印N及び矢
印Oで示す大きな現像剤循環を発生させることによっ
て、耐久後半での現像剤の劣化を低減することができた
ためであると考えられる。
【0095】又、低温低湿環境下での、プロセスカート
リッジの使用初期から数百枚までの間に発生画像濃度の
低下傾向を小さくできたのは、図2(b)に示すよう
に、プロセスカートリッジCの使用初期から数百枚まで
の間に仕切板20の先端位置を現像剤容器40中の下
方、即ち、現像剤容器40の底までの距離Xを近い位置
とすることにより、図2(b)の矢印Qで示すように現
像装置4内の現像剤の循環が小さな循環になるので、現
像剤容器側から現像手段側の現像ローラ41上方の空間
Dへの現像剤の流れ込み量が少なくなり、同じ現像剤が
現像剤ローラ41に接触する機会が増して、現像剤が安
定した電荷を保持できることによると考えられる。
【0096】このように、本実施例によれば、現像剤容
器40内の現像剤の残量を逐次検知してプロセスカート
リッジC(現像装置4)の使用量を検知し、同時に現像
剤容器40の置かれた環境を逐次に検知し、プロセスカ
ートリッジC(現像装置4)の使用状況を正確に把握す
ることができる。そして、検知したプロセスカートリッ
ジC(現像装置)の使用状況に応じて仕切板20の先端
位置を制御することによって、現像装置4内での現像剤
の循環を適正化することができるので、プロセスカート
リッジC(現像装置4)の使用状況、即ち、現像剤残量
及び環境(温湿度)を問わず安定した高品質の画像が得
られる。更に、本発明によると、専用の環境検知手段を
設けることなく、現像剤量検出装置が高精度にて現像剤
量を検出するために備える基準電極部材30Bを用いて
プロセスカートリッジC(現像装置)の置かれた環境を
検知することができる。
【0097】尚、本実施例では画像評価の一例としてベ
タ画像の濃度を基準とし、ベタ画像の濃度が均一となる
ように仕切板20の先端位置を制御したが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、現像装置4内の現像剤の
循環を制御することによって改善できる、耐久及び環境
によって変動する如何なる成分(例えば線画像の太さな
ど)を基準としても、或は各成分の総合として最も画像
が安定する基準を設けることも当然可能であり、本発明
に含まれる。
【0098】又、本実施例では、プロセスカートリッジ
Cの使用環境及びプロセスカートリッジの使用量(現像
剤残量)と仕切板20の先端位置との関係を表1のよう
に決定したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明を実施するプロセスカートリッジ、画像形成
装置の種類、特性によって適宜決定すればよい。当然、
表1の関係に比べてより細分化した環境、及びより細分
化した現像剤残量(プロセスカートリッジ或は現像装置
の使用量)に応じて仕切板20の先端位置を制御する構
成とすることもできる。又、現像剤がある程度まで減少
してから無くなるまでの現像剤残量を逐次検知する構成
とするような場合、現像剤残量が所定値になるまでは仕
切板20の先端位置を所定の位置とし、その後プロセス
カートリッジの使用状況に応じて先端位置を変更する構
成とすることもできる。又、プロセスカートリッジの使
用状況の検知は、画像形成動作中、休止中を問わず行う
ことができる。
【0099】以上、本発明によれば、現像装置4の使用
環境及び使用量に応じて現像剤容器40内の仕切板20
の先端位置を変更することにより、特に、低温低湿環境
下においてプロセスカートリッジC(現像装置)の使用
初期に発生する画像濃度の低下を防止することができ、
又、高温高湿環境下においてプロセスカートリッジC
(現像装置)の耐久後半に現像剤が劣化することに起因
して発生する画像不良を防止することができる。従っ
て、プロセスカートリッジC(現像装置)の使用環境及
び使用量を問わず良好な画像を常に安定して得ることが
でき、プロセスカートリッジC(現像装置)を長寿命化
を実現できる。
【0100】実施例2 本実施例では、本発明を複数の現像装置を有する画像形
成装置に適用する。
【0101】図12は、本実施例の画像形成装置の概略
構成を示す。先ず、本実施例の画像形成装置の概略動作
について説明する。図12に示す画像形成装置は、複数
の現像装置として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、
シアン(C)、黒(K)の4色の現像装置4Y、4M、
4C、4Kを有し、中間転写方式にてフルカラーの画像
を形成することができる。
【0102】つまり、図12の画像形成装置は、第1の
像担持体としてドラム状の電子写真感光体(感光体ドラ
ム)1の表面を帯電手段である帯電ローラ2によって一
様に帯電した後、該表面を、露光手段としての光学手段
3からの色分解された一色目の画像データに基づいくレ
ーザ光Eによって走査露光して、静電潜像を形成する。
その後、感光体ドラム1の近傍に設けられる各色の現像
装置4Y、4M、4C、4Kのうち、一色目としての例
えばイエロー現像装置4Yが感光体ドラム1に近接さ
れ、その内部に収容したイエロー現像剤(トナーを含
む)を静電潜像の画像部に転移、付着させて可視化し、
トナー像を形成する。
【0103】感光体ドラム1上に形成したイエロートナ
ー像は、感光体ドラム1と対向して設けられた第2の像
担持体としてのドラム状の中間転写体(中間転写ドラ
ム)60上に、一次転写手段としての一次転写帯電器6
1の作用によって一次転写される。
【0104】続いて、上述と同様にして2色目以降(マ
ゼンタ、シアン、黒)の色分解された画像データに基づ
く静電潜像が感光体ドラム1上に順次形成されるのに同
期して、対応する現像装置が切り替わって感光体ドラム
1に近接し、順次感光体ドラム1上への2色目以降のト
ナー像の形成、及び中間転写ドラム40上へのトナー像
の転写を繰り返し、中間転写ドラム60上に各色のトナ
ー像が重ね合わされたトナー像を形成する。
【0105】一方、こうして中間転写ドラム60上に4
色のトナー像が多重転写されるのに同期して、記録媒体
Pが記録媒体収納部6からピックアップローラ7などに
よって送り出され、中間転写ドラム60上に多重転写さ
れたトナー像の先端と同期してレジストローラ対8によ
って中間転写ドラム60と二次転写手段としての二次転
写帯電器62とが対向する二次転写部に搬送されてく
る。
【0106】そして、二次転写部において、中間転写ド
ラム60上の4色重ねられたトナー像は、二次転写帯電
器62の作用にて記録媒体P上に静電的に一括で二次転
写される。その後、未定着トナー像を担持した記録媒体
2は定着手段10まで搬送されて、未定着トナー像は熱
及び圧力にて記録媒体P上に定着される。定着によって
フルカラー画像が形成された記録媒体Pはその後画像形
成装置外に排出さる。又、各色トナー像の一次転写終了
後の感光体ドラム1、二次転写後の中間転写ドラム60
は、それぞれクリーニング手段10、63による転写残
トナーなどの除去を受け、繰り返し画像形成に供され
る。
【0107】本実施例によれば、各色の現像装置4Y、
4M、4C、4Kは、実施例1と同様に現像手段5と現
像剤収容部としての現像剤容器40とが連結されて構成
されている。又、各現像装置4Y、4M、4C、4K
は、画像形成装置本体にそれぞれ設けられた装着手段1
5を介して画像形成装置本体に対して着脱可能とされて
いる。
【0108】このような画像形成装置の場合、各色の現
像装置によって現像特性に差異があり、現像剤収容部内
の現像剤残量(現像装置の使用量)、及び各現像装置が
置かれた環境(温湿度)による、例えば、ベタ画像の濃
度の耐久変化や環境変化も各現像装置によって差が生じ
ることとなる。
【0109】そこで、本実施例においても、各現像装置
4Y、4M、4C、4Kの各現像剤収容部(現像剤容
器)40内に、実施例1と同様に、現像剤量測定手段と
して測定電極部材30Aと、測定電極部材30Aの比較
用及び環境検知手段として基準電極部材30Bとを備
え、現像剤収容部内の現像剤残量(現像装置の使用
量)、及び環境(温湿度)を検知して、各現像装置4
Y、4M、4C、4Kの使用状況を正確に把握できる構
成とする。
【0110】そして、実施例1と同様にして、現像装置
4Y、4M、4C、4Kが画像形成装置本体に装着され
た状態で現像剤容器に挿入されるように、画像形成装置
本体側に仕切板20及びその制御機構を設け、各現像装
置4Y、4M、4C、4Kの使用状況に応じて仕切板2
0を駆動し、現像剤容器内でのその先端位置を変更し、
各現像装置4Y、4M、4C、4K内での現像剤の循環
を制御する。
【0111】本実施例では、各現像装置4Y、4M、4
C、4Kについて、現像装置の使用状況、即ち、現像装
置の周囲環境(温湿度)及び使用量(現像剤量)に拘わ
らず画像不良が発生しないような、各現像装置4Y、4
M、4C、4Kの使用状況と仕切板20の先端位置との
関係を予め求め、その関係を画像形成装置本体設けられ
た記憶手段であるROMなどに記憶させておく。そし
て、各現像装置4Y、4M、4C、4Kの使用を通して
前記関係に従って各現像装置4Y、4M、4C、4K内
に挿入された各仕切板20の先端位置を変化させること
により、それぞれの現像装置4Y、4M、4C、4Kの
現像特性に応じて仕切板の先端位置を変更することがで
き、例えば各色のベタ画像濃度を均一化し、現像装置の
寿命をとおして常に安定した良好な画像を形成すること
ができる。
【0112】以上、本発明は、複数の現像装置を有する
画像形成装置に適用することができ、各色の現像装置の
使用状況に応じて仕切板20の先端位置を変化させるこ
とにより、各現像装置4Y、4M、4C、4Kの環境
や、使用初期であるか或は耐久後半であるかに拘わら
ず、各色の画像を常に安定して形成することができる。
従って、画像形成装置本体に着脱可能とされる現像装置
の長寿命化を図ることが可能となる。
【0113】ここで、上記各実施例では、仕切板20は
画像形成装置本体に設けられ、プロセスカートリッジC
或は現像装置4が画像形成装置本体に装着された状態で
現像剤容器40内に仕切板20が挿入されるものとして
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
即ち、仕切板20を、先端位置の変更が可能なようにプ
ロセスカートリッジC或は現像装置4側に設け、プロセ
スカートリッジC或は現像装置4が画像形成装置本体に
装着された際に例えば画像形成装置本体側に設けられた
駆動手段と仕切板20とが連結される構成などとするこ
とによって、仕切部材によって現像剤の循環を制御でき
る構成とすることも可能である。
【0114】又、上記各実施例では、それぞれ本発明を
プロセスカートリッジ方式の画像形成装置、複数の現像
装置を着脱可能に有する画像形成装置に適用した場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、現像装置が画像形成装置に固定され、例えば、現
像剤の補給が可能とされる画像形成装置に適用すること
も可能であり、又単一の現像装置が画像形成装置に着脱
可能とされる単色の画像形成装置に適用することもで
き、同様に、画像の環境変動、耐久変動をなくし、常に
安定した画像を形成することができる。
【0115】尚、本明細書において、電極部材に電圧を
加えた際に発生する静電容量の値が同じであると記載し
たが、前記値が全く同じである場合のみならず、同じ値
になるように意図して製造されたものは含まれる。従っ
て、例えば、電極部材の製造上のばらつき等による誤差
は、前記値が同じであることに含まれる。
【0116】又、同様に、前記電極部材間の間隔が一定
である、電極の対向長さが同じである、対向部の間隔が
同一である、並びに、測定電極部材及び基準電極部材の
形状が同じであるなど、数値及び形状が同じであるとの
記載は、同じ値、或いは、同じ形状になるように意図し
て製造されたものは含まれる。従って、例えば、製造上
のばらつき等による数値の誤差、及び、形状の違いは、
前記値が同じである、或いは、形状が同じであることに
含まれる。
【0117】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプロセス
カートリッジ、電子写真画像形成装置、画像形成装置及
び現像装置によれば、現像剤収容部内の上部から底面に
向けて仕切部材が配置され、現像剤量測定手段を用いて
測定された現像剤収容部内の現像剤量及び環境検知手段
を用いて検知された現像剤収容部の環境に応じて、仕切
部材の現像剤収容部底面側の先端位置が変更される構成
とされるので、現像剤収容部内の現像剤量や環境に応じ
て現像剤収容部内の現像剤の循環を適正化することがで
き、簡易で安価な構成で環境や使用期間を問わず高画質
な画像を形成することができる。従って、本発明によれ
ば、現像装置、プロセスカートリッジの長寿命化が図る
ことが可能となる。
【0118】又、本発明によれば、専用の温湿度計など
の環境検知手段を設けることなく現像剤収容部の環境を
検知し、且つ現像剤収容部内の現像剤量を正確に検知し
てその検知結果に基づいて現像剤収容部内の現像剤の循
環を適正化することができ、簡易で安価な構成で環境や
使用期間を問わず高画質な画像を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構
成図である。
【図2】本発明に従った現像装置の一実施例の概略断面
図であり、(a)仕切板の先端位置が現像剤容器の底面
から離間した状態、(b)仕切板の先端位置が現像剤容
器の底面に近接した状態を示す。
【図3】本発明に従った現像剤量検出装置を説明するた
めの現像剤容器の斜視図である。
【図4】本発明に従った現像剤量検知原理を説明するた
めのグラフである。
【図5】本発明に従った現像剤量検知原理を説明するた
めのグラフである。
【図6】本発明に従った現像剤量検出装置のための現像
剤量検出回路の一実施例を示す図である。
【図7】本発明に従った現像剤量検出手段の一実施例を
説明するための現像剤収容部を示す2面図である。
【図8】(a)(b)本発明に従った現像剤量検出手段
の他の実施例を説明するための現像剤収容部の斜視図で
ある。
【図9】現像剤量表示の一実施例を示す図である。
【図10】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図11】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図12】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の概
略構成図である。
【図13】従来のプロセスカートリッジ方式の電子写真
画像形成装置を説明するための概略構成図である。
【図14】環境湿度の違いによる、現像剤収容部内の現
像剤残量に対するベタ画像濃度の関係を示すグラフ図で
ある。
【図15】(a)、(b)現像装置内の現像剤の循環を
説明するための現像装置の概略断面図である。
【図16】現像装置内の現像剤の循環を説明するための
現像装置の概略断面図であ。
【符号の説明】
1 感光体ドラム(電子写真感光体) 2 帯電ローラ(帯電手段) 3 光学手段(露光手段) 4 現像装置 9 転写ローラ(転写手段) 10 定着手段 20 仕切板(仕切部材) 30A 測定電極部材(現像剤量測定手段) 30B 基準電極部材(環境検知手段)

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真画像形成装置に着脱可能なプロ
    セスカートリッジにおいて、 (a)電子写真感光体と、 (b)前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 (c)前記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像
    に用いられる現像剤を収容する現像剤収容部と、 (d)前記現像剤収容部内の現像剤量を測定する現像剤
    量測定手段と、 (e)前記現像剤収容部の環境を検知する環境検知手段
    と、を有し、前記電子写真画像形成装置本体に装着され
    た状態で、前記現像剤収容部内の上部から底面に向けて
    仕切部材が配置され、前記現像剤量測定手段を用いて測
    定された前記現像剤収容部内の現像剤量及び前記環境検
    知手段を用いて検知された前記現像剤収容部の環境に応
    じて、前記仕切部材の前記現像剤収容部底面側の先端位
    置が変更されることを特徴とするプロセスカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記仕切部材は前記電子写真画像形成装
    置本体に設けられ、前記プロセスカートリッジが前記電
    子写真画像形成装置本体に装着された状態で、前記仕切
    部材は前記現像剤収容部内に配置されることを特徴とす
    る請求項1のプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記現像剤量測定手段に交流電圧を印加
    した際に発生する静電容量を測定することによって現像
    剤量を測定することを特徴とする請求項1又は2のプロ
    セスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記環境検知手段に交流電圧を印加した
    際に発生する静電容量を測定することによって環境を検
    知することを特徴とする請求項1、2又は3のプロセス
    カートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記現像剤量測定手段は、少なくとも一
    対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び出
    力側電極を有することを特徴とする請求項3のプロセス
    カートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記環境検知手段は、少なくとも一対の
    所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び出力側
    電極を有することを特徴とする請求項4のプロセスカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 前記現像剤量測定手段は現像剤と接触す
    る箇所に配置され、前記環境検知手段は現像剤と非接触
    の部分に配置されることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記現像剤量測定手段及び前記環境検知
    手段は、同一の平面状の絶縁基板を有し、各々前記絶縁
    基板上に複数の金属配線を有することを特徴とする請求
    項3〜7のいずれかの項に記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  9. 【請求項9】 前記現像剤量測定手段を用いて測定され
    た前記現像剤収容部内の現像剤量と前記環境検知手段を
    用いて検知された前記現像剤収容部の環境に基づいて前
    記現像剤収容部内の現像剤量を検知することを特徴とす
    る請求項1〜8のいずれかの項に記載のプロセスカート
    リッジ。
  10. 【請求項10】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
    ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
    一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写
    真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである
    請求項1〜9のいずれかの項に記載のプロセスカートリ
    ッジ。
  11. 【請求項11】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段として少なくとも現像手段と、前記電子写
    真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
    ッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とす
    るものである請求項1〜9のいずれかの項に記載のプロ
    セスカートリッジ。
  12. 【請求項12】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成する電子写真画像形成装置
    において、 (a)電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像の現像に用い
    られる現像剤を収容する現像剤収容部と、 前記現像剤収容部内の現像剤量を測定する現像剤量測定
    手段と、 前記現像剤収容部の環境を検知する環境検知手段と、を
    有するプロセスカートリッジを取り外し可能に装着する
    装着手段と、 (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成する静電潜
    像形成手段と、を有し、前記プロセスカートリッジが装
    着された状態で、前記現像剤収容部内の上部から底面に
    向けて仕切部材が配置され、前記現像剤量測定手段を用
    いて測定した前記現像剤収容部内の現像剤量及び前記環
    境検知手段を用いて検知した前記現像剤収容部の環境に
    応じて、前記仕切り部材の前記現像剤収容部底面側の先
    端位置を変更することを特徴とする電子写真画像形成装
    置。
  13. 【請求項13】 前記仕切部材は前記電子写真画像形成
    装置本体に設けられ、前記プロセスカートリッジが前記
    電子写真画像形成装置本体に装着された状態で、前記仕
    切部材は前記現像剤収容部内に配置されることを特徴と
    する請求項12の電子写真画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記現像剤量測定手段に交流電圧を印
    加した際に発生する静電容量を測定することによって現
    像剤量を測定することを特徴とする請求項12又は13
    の電子写真画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記環境検知手段に交流電圧を印加し
    た際に発生する静電容量を測定することによって環境を
    検知することを特徴とする請求項12、13又は13の
    電子写真画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記現像剤量測定手段は、少なくとも
    一対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び
    出力側電極を有することを特徴とする請求項14の電子
    写真画像形成装置。
  17. 【請求項17】 前記環境検知手段は、少なくとも一対
    の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び出力
    側電極を有することを特徴とする請求項15の電子写真
    画像形成装置。
  18. 【請求項18】 前記現像剤量測定手段は現像剤と接触
    する箇所に配置され、前記環境検知手段は現像剤と非接
    触の部分に配置されることを特徴とする請求項12〜1
    7のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記現像剤量測定手段及び前記環境検
    知手段は、同一の平面状の絶縁基板を有し、各々前記絶
    縁基板上に複数の金属配線を有することを特徴とする請
    求項14〜18のいずれかの項に記載の電子写真画像形
    成装置。
  20. 【請求項20】 前記現像剤量測定手段を用いて測定さ
    れた前記現像剤収容部内の現像剤量と前記環境検知手段
    を用いて検知された前記現像剤収容部の環境に基づいて
    前記現像剤収容部内の現像剤量を検知することを特徴と
    する請求項12〜19のいずれかの項に記載の電子写真
    画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段としての帯電手段、現像手段及びクリーニ
    ング手段の少なくとも一つと、前記電子写真感光体とを
    一体的にカートリッジ化し、このカートリッジを電子写
    真画像形成装置本体に対して着脱可能とするものである
    請求項12〜20のいずれかの項に記載の電子写真画像
    形成装置。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジとは、前記
    プロセス手段として少なくとも現像手段と、前記電子写
    真感光体とを一体的にカートリッジ化し、このカートリ
    ッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱可能とす
    るものである請求項12〜20のいずれかの項に記載の
    電子写真画像形成装置。
  23. 【請求項23】 像担持体と、前記像担持体に潜像を形
    成する手段と、前記像担持体に形成された潜像を現像す
    る現像手段と、前記像担持体に形成された潜像を現像す
    るために用いられる現像剤を収容するための現像剤収容
    部と、前記現像剤収容部内の現像剤量を測定する現像剤
    量測定手段と、前記現像剤収容部の環境を検知する環境
    検知手段と、を有し、前記現像剤収容部内の上部から底
    面に向けて仕切部材が配置され、前記現像剤量測定手段
    を用いて測定した前記現像剤収容部内の現像剤量及び前
    記環境検知手段を用いて検知した前記現像剤収容部の環
    境に応じて、前記仕切部材の前記現像剤収容部底面側の
    先端位置を変更することを特徴とする画像形成装置。
  24. 【請求項24】 前記現像剤量測定手段に交流電圧を印
    加した際に発生する静電容量を測定することによって現
    像剤量を測定することを特徴とする請求項23の画像形
    成装置。
  25. 【請求項25】 前記環境検知手段に交流電圧を印加し
    た際に発生する静電容量を測定することによって環境を
    検知することを特徴とする請求項23又は24の画像形
    成装置。
  26. 【請求項26】 前記現像剤量測定手段は、少なくとも
    一対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び
    出力側電極を有することを特徴とする請求項24の画像
    形成装置。
  27. 【請求項27】 前記環境検知手段は、少なくとも一対
    の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び出力
    側電極を有することを特徴とする請求項25の画像形成
    装置。
  28. 【請求項28】 前記現像剤量測定手段は現像剤と接触
    する箇所に配置され、前記環境検知手段は現像剤と非接
    触の部分に配置されることを特徴とする請求項23〜2
    7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  29. 【請求項29】 前記現像剤量測定手段及び前記環境検
    知手段は、同一の平面状の絶縁基板を有し、各々前記絶
    縁基板上に複数の金属配線を有することを特徴とする請
    求項24〜28のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  30. 【請求項30】 前記現像剤量測定手段を用いて測定さ
    れた前記現像剤収容部内の現像剤量と前記環境検知手段
    を用いて検知された前記現像剤収容部の環境に基づいて
    前記現像剤収容部内の現像剤量を検知することを特徴と
    する請求項23〜29のいずれかの項に記載の画像形成
    装置。
  31. 【請求項31】 少なくとも前記現像剤収容部と前記現
    像手段と前記現像剤量測定手段と前記環境検知手段とを
    備えた現像装置を複数有し、各現像装置の現像剤収容部
    内に前記仕切部材が配置されることを特徴とする請求項
    23〜30のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  32. 【請求項32】 少なくとも前記現像剤収容部と前記現
    像手段とを備えた現像装置が前記画像形成装置本体に対
    して着脱可能とされることを特徴とする請求項23〜3
    1のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  33. 【請求項33】 前記仕切部材は前記画像形成装置本体
    に設けられ、前記現像手段が前記画像形成装置本体に装
    着された状態で、前記仕切部材は前記現像剤収容部内に
    配置されることを特徴とする請求項32の画像形成装
    置。
  34. 【請求項34】 像担持体に形成された潜像に現像剤を
    供給するための現像手段と、前記現像手段が前記像担持
    体に形成された潜像を現像するために用いる現像剤を収
    容する現像剤収容部と、前記現像剤収容部内の現像剤量
    を測定する現像剤量測定手段と、前記現像剤収容部の環
    境を検知する環境検知手段と、を有する現像装置におい
    て、前記現像剤収容部内の上部から底面に向けて仕切部
    材が配置され、前記現像剤量測定手段を用いて測定され
    た前記現像剤収容部内の現像剤量及び前記環境検知手段
    を用いて検知された前記現像剤収容部の環境に応じて、
    前記仕切部材の前記現像剤収容部底面側の先端位置が変
    更されることを特徴とする現像装置。
  35. 【請求項35】 前記現像剤量測定手段に交流電圧を印
    加した際に発生する静電容量を測定することによって現
    像剤量を測定することを特徴とする請求項34の現像装
    置。
  36. 【請求項36】 前記環境検知手段に交流電圧を印加し
    た際に発生する静電容量を測定することによって環境を
    検知することを特徴とする請求項34又は35の現像装
    置。
  37. 【請求項37】 前記現像剤量測定手段は、少なくとも
    一対の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び
    出力側電極を有することを特徴とする請求項35の現像
    装置。
  38. 【請求項38】 前記環境検知手段は、少なくとも一対
    の所定間隔にて並置された部分を備えた入力側及び出力
    側電極を有することを特徴とする請求項36の現像装
    置。
  39. 【請求項39】 前記現像剤量測定手段は現像剤と接触
    する箇所に配置され、前記環境検知手段は現像剤と非接
    触の部分に配置されることを特徴とする請求項34〜3
    8のいずれかの項に記載の現像装置。
  40. 【請求項40】 前記現像剤量測定手段及び前記環境検
    知手段は、同一の平面状の絶縁基板を有し、各々前記絶
    縁基板上に複数の金属配線を有することを特徴とする請
    求項35〜39のいずれかの項に記載の現像装置。
  41. 【請求項41】 前記現像剤量測定手段を用いて測定さ
    れた前記現像剤収容部内の現像剤量と前記環境検知手段
    を用いて検知された前記現像剤収容部の環境に基づいて
    前記現像剤収容部内の現像剤量を検知することを特徴と
    する請求項34〜40のいずれかの項に記載の現像装
    置。
  42. 【請求項42】 像担持体と、前記像担持体に潜像を形
    成する潜像形成手段と、を有する画像形成装置に着脱可
    能であることを特徴とする請求項34〜41のいずれか
    の項に記載の現像装置。
  43. 【請求項43】 前記仕切部材は前記画像形成装置本体
    に設けられ、前記現像手段が前記画像形成装置本体に装
    着された状態で、前記仕切部材は前記現像剤収容部内に
    配置されることを特徴とする請求項42の現像装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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