JP2001042703A - 電子写真画像形成装置、プロセスカートリッジ、帯電装置及び帯電部材クリーニング部材 - Google Patents

電子写真画像形成装置、プロセスカートリッジ、帯電装置及び帯電部材クリーニング部材

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JP2001042703A
JP2001042703A JP11218045A JP21804599A JP2001042703A JP 2001042703 A JP2001042703 A JP 2001042703A JP 11218045 A JP11218045 A JP 11218045A JP 21804599 A JP21804599 A JP 21804599A JP 2001042703 A JP2001042703 A JP 2001042703A
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Hiroshi Sato
博 佐藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長時間使用した場合にも、帯電部材クリーニ
ング部材自体及び帯電部材クリーニング部材が回収した
付着物による帯電部材表面の摺擦キズを引き起こすこと
なく効果的に帯電部材の清掃を行い、帯電部材の表面汚
染による帯電不良の発生を簡易な構成にて防止できる電
子写真画像形成装置、プロセスカートリッジ、帯電装置
及び帯電部材クリーニング装置を提供する。 【解決手段】 電子写真画像形成装置は、帯電部材4表
面に接触して帯電部材4表面を清掃する帯電部材クリー
ニング部材20と、帯電部材クリーニング部材20の帯
電部材4表面に対する当接状態を変更する当接状態変更
手段21と、現像剤収容器8内の現像剤量を逐次に検知
する現像剤量検知手段と、現像手段近傍の環境を検知す
る環境検知手段と、を有し、現像剤量検知手段及び環境
検知手段の検知結果に基づいて帯電部材クリーニング部
材20の帯電部材4に対する当接状態を変更する構成と
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いて画像を形成する電子写真画像形成装置、プロセスカ
ートリッジ方式の電子写真画像形成装置及びプロセスカ
ートリッジ、更には、帯電装置、及び帯電部材クリーニ
ング装置に関するものである。
【0002】ここで電子写真画像形成装置としては、例
えば、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えば、L
EDプリンタ、レーザービームプリンタ等)、電子写真
ファクシミリ装置、及び電子写真ワードプロセッサー等
が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段及びクリーニング手段の少なくとも一つ
と、電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、こ
のカートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着
脱可能とするものであるか、又は、少なくとも現像手段
と電子写真感光体とを一体的にカートリッジ化し、この
カートリッジを電子写真画像形成装置本体に対して着脱
可能とするものをいう。
【0004】
【従来の技術】従来、例えばプリンタなどの電子写真画
像形成装置は、像担持体としての例えば円筒状とされる
電子写真感光体(感光体ドラム)の表面を一様に帯電
し、その表面に選択的な露光をして潜像を形成し、この
潜像を現像剤(トナーを含む)で顕像化して、所謂、ト
ナー像とし、該トナー像を記録媒体に転写して画像記録
を行う。
【0005】このような画像形成装置にあっては、現像
剤は無くなる都度補給しなければならない。しかし、こ
のトナー補給作業は煩わしいばかりか、汚れを伴うこと
もある。又、電子写真画像形成プロセスに関する各部材
のメンテナンスは専門のサービスマンでなければ行うこ
とができず、ユーザーの不便を伴うことが多かった。
【0006】そこで、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置において、電子写真感光体及び
電子写真感光体に作用するプロセス手段を一体的にカー
トリッジ化して、このカートリッジを電子写真画像形成
装置本体に着脱可能とするプロセスカートリッジ方式が
採用されている。このプロセスカートリッジ方式によれ
ば、ユーザーがプロセスカートリッジを装置本体に装着
することによって、現像剤がなくなった場合や、感光体
ドラムなどの部品が寿命となった場合に交換可能であ
り、装置のメンテナンスをサービスマンによらずにユー
ザー自身で行うことができるので、格段に操作性を向上
させることができる。そこで、このプロセスカートリッ
ジ方式は、電子写真画像形成装置において広く用いられ
ている。
【0007】近年、電子写真画像形成装置においては、
プリント枚数の増大に伴い、プロセスカートリッジの大
容量化、即ち、プロセスカートリッジとして一体的に結
合される現像剤収容器の大容量化に伴うプロセスカート
リッジの長寿命化が進んでいる。このようなプロセスカ
ートリッジにおいては、ユーザーがカートリッジの交換
時期を予測し易いように、プロセスカートリッジの使用
残量を逐次に報知する手段を有することが望ましい。
【0008】そこで、プロセスカートリッジの使用残量
を逐次報知するために、プロセスカートリッジの現像剤
収容器内の現像剤残量を逐次検知するための現像剤量検
知手段として、少なくとも一対の電極を所定の間隔をも
って並べた部分を有する検知部材を現像剤収容器内の現
像剤と接触する箇所に配置し、この検知部材の電極間の
静電容量を測定することによって、現像剤収容器内の現
像剤残量を検知する方法がある。
【0009】この方法では、現像剤収容器内の現像剤残
量が多いときには、検知部材と現像剤との接触面積が大
きいため検知部材の静電容量は大きく、現像剤残量が少
なくなるにつれて現像剤と検知部材との接触面積が小さ
くなり静電容量も小さくなる原理を利用して現像剤残量
を検知する。
【0010】しかし、上記の方法において、検知部材周
辺の雰囲気の環境変動(湿度変動など)によって静電容
量が変動する場合がある。つまり、雰囲気湿度が高くな
ると空気中の水分量が多くなって誘電率が増加したり、
検知部材自体が吸湿することによって誘電率が変動する
ため、同一の現像剤残量であっても環境によって静電容
量の値が変動する。
【0011】そこで、更に、現像剤残量の検知精度を高
めようとする場合、環境変動を改善した現像剤量検知手
段として、現像剤収容器内の現像剤と接触する箇所に配
置され、少なくとも一対の電極を所定の間隔をもって並
べた部分を有する検知部材と、現像剤と接触しない箇所
に配置され、少なくとも一対の電極を所定間隔をもって
並べた比較部材とを有し、検知部材の静電容量と比較部
材の静電容量とを比較することで現像剤収容器内の現像
剤残量を検知する方法が提案されている。
【0012】つまり、検知部材と同様の環境変動をする
比較部材を検知部材と同じ環境下に配置し、両方の検出
値を比較して差分をとることにより、環境による静電容
量の変動分を相殺し、高精度に現像剤残量を検知する。
【0013】一方、像担持体としての例えば感光体ドラ
ム表面を上述のように帯電させる方法としては、従来、
細いコロナ放電ワイヤに高圧電圧を印加して発生するコ
ロナを感光体ドラム表面に作用させて帯電を行う、非接
触帯電であるコロナ帯電が一般的に用いられていた。
【0014】近年は、低電圧プロセス、低オゾン発生
量、低コストなどの点から、ローラ型、或はブレード型
などの帯電部材を、被帯電体としての感光体ドラム表面
に接触させ、この帯電部材に電圧を印加することにより
感光体表面を帯電させる接触帯電が主流となりつつあ
る。特に帯電回転体としてローラ型の帯電部材(以下、
「帯電ローラ」と呼ぶ。)は長期に亙り安定した帯電を
行うことが可能である。
【0015】しかし、この接触帯電方式では、被帯電体
としての感光体ドラムに帯電部材を接触させるという性
格上、転写後の感光体ドラム表面を清掃するために設け
られたクリーニング手段をすり抜けてくる微粉トナー、
外添剤(現像剤として含まれている)などが帯電ローラ
表面に付着、堆積し、帯電不良に起因する画像濃度ムラ
や、画像中の白部へのトナーの付着(カブリ)などが発
生する場合があった。
【0016】この帯電ローラの表層汚染に関しては、帯
電ローラ表面にクリーニング部材(帯電ローラクリーニ
ング部材)を当接することにより、画像上問題のないレ
ベルまで改善することが可能であった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年プ
ロセスカートリッジの大容量化に伴い、帯電ローラ表面
への付着物の付着量が増大し、帯電ローラクリーニング
部材のクリーニング能力の向上が求められている。
【0018】一方、プロセスカートリッジの寿命が長く
なったことにより、寿命後半において帯電ローラクリー
ニング部材自体、或は帯電ローラクリーニング部材に回
収された付着物が、帯電ローラの表面を傷つけてしまう
という問題がある。このように帯電ローラの表面に傷が
付くと、その部分において帯電不良となり、画像上に縦
スジムラとなって現れる。
【0019】従って、本発明の目的は、長時間使用した
場合にも、帯電部材クリーニング部材自体及び帯電部材
クリーニング部材が回収した付着物による帯電部材表面
の摺擦キズを引き起こすことなく効果的に帯電部材の清
掃を行い、帯電部材の表面汚染による帯電不良の発生を
簡易な構成にて防止できる電子写真画像形成装置、プロ
セスカートリッジ、帯電装置及び帯電ローラクリーニン
グ装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
電子写真画像形成装置、プロセスカートリッジ、帯電装
置及び帯電ローラクリーニング装置にて達成される。要
約すれば、本発明の第1の態様によると、記録媒体に画
像を形成するための電子写真画像形成装置において、電
子写真感光体と、前記電子写真感光体に接触し電圧が印
加されて前記電子写真感光体表面を帯電する帯電部材
と、前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための潜
像形成手段と、前記電子写真感光体に形成された静電潜
像を現像剤によって顕像化する現像手段と、現像剤を収
容して前記現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器
と、前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清
掃する帯電部材クリーニング部材と、前記帯電部材クリ
ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変
更する当接状態変更手段と、前記現像剤収容器内の現像
剤量を逐次に検知する現像剤量検知手段と、前記現像手
段近傍の環境を検知する環境検知手段と、を有し、前記
現像剤量検知手段及び前記環境検知手段の検知結果に基
づいて前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材に
対する当接状態を変更することを特徴とする電子写真画
像形成装置が提供される。
【0021】本発明の第2の態様によると、電子写真画
像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジにお
いて、電子写真感光体と;前記電子写真感光体に作用す
るプロセス手段としての、少なくとも前記電子写真感光
体に接触し電圧が印加されて前記電子写真感光体表面を
帯電する帯電部材と、前記電子写真感光体に形成された
静電潜像を現像剤によって顕像化する現像手段と;前記
現像剤を収容して前記現像手段に現像剤を供給する現像
剤収容器と;前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材
表面を清掃する帯電部材クリーニング部材と;前記帯電
部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接
状態を変更する当接状態変更手段と;を有し、前記帯電
部材クリーニング部材の前記帯電部材に対する当接状態
が可変であり、前記プロセスカートリッジが前記電子写
真画像形成装置本体に装着された状態にて、前記電子写
真画像形成装置本体で前記現像剤収容器内の現像剤量及
び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカート
リッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部
材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更できるこ
とを特徴とするプロセスカートリッジが提供される。
【0022】本発明の第3の態様によると、プロセスカ
ートリッジを着脱可能であって、記録媒体に画像を形成
するための電子写真画像形成装置において、(a)電子
写真感光体と;前記電子写真感光体に作用するプロセス
手段としての、少なくとも前記電子写真感光体に接触し
電圧が印加されて前記電子写真感光体表面を帯電する帯
電部材と、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を
現像剤によって顕像化する現像手段と;前記現像剤を収
容して前記現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器
と;前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清
掃する帯電部材クリーニング部材と;前記帯電部材クリ
ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変
更する当接状態変更手段と;を有し、前記帯電部材クリ
ーニング部材の前記帯電部材に対する当接状態が可変で
あるプロセスカートリッジを取り外し可能に装着するた
めの装着手段と、(b)前記電子写真感光体に静電潜像
を形成するための潜像形成手段と、を有し、前記プロセ
スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
された状態にて、前記現像剤収容器内の現像剤量及び前
記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカートリッ
ジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部材の
前記帯電部材表面に対する当接状態を変更することを特
徴とする電子写真画像形成装置が提供される。
【0023】本発明の第4の態様によると、電子写真感
光体を帯電する帯電装置において、前記電子写真感光体
に接触し電圧が印加されて前記電子写真感光体表面を帯
電する帯電部材と、前記帯電部材表面に接触して前記帯
電部材表面を清掃する帯電部材クリーニング部材と、前
記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対す
る当接状態を変更する当接状態変更手段と、を有し、前
記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によっ
て顕像化する現像手段近傍の環境と、現像剤を収容して
前記現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器内の現像
剤量とに基づいて、前記帯電部材クリーニング部材の前
記帯電部材表面に対する当接状態を変更することを特徴
とする帯電装置が提供される。
【0024】本発明の第5の態様によると、電子写真感
光体に接触し電圧が印加されて前記電子写真感光体表面
を帯電する帯電部材の表面を清掃するために用いられる
帯電部材クリーニング装置において、前記帯電部材表面
に接触して前記帯電部材表面を清掃する帯電部材クリー
ニング部材と、前記帯電手段清掃部材の前記帯電回転体
表面に対する当接状態を変更する当接状態変更手段と、
を有し、前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現
像剤によって顕像化する現像手段近傍の環境と、現像剤
を収容して前記現像手段に現像剤を供給する現像剤収容
器内の現像剤量とに基づいて、前記帯電部材クリーニン
グ部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更する
ことを特徴とする帯電部材クリーニング装置が提供され
る。
【0025】上記本発明の第1の態様において、一実施
態様によると、前記現像手段と前記現像剤収容器とを備
えた現像器を複数有し、少なくとも前記複数の現像器に
対して複数備えられる前記現像剤量検知手段と、前記環
境検知手段との検知結果に基づいて、前記帯電部材クリ
ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変
更する。又、好ましくは、少なくとも前記複数の現像器
に対して複数備えられる前記現像剤量検知手段と、前記
環境検知手段の検知結果に基づいて前記帯電部材クリー
ニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更
し、且つ前記複数の現像器を用いて記録媒体1枚分の画
像形成を行う間の前記帯電部材クリーニング部材の前記
帯電部材表面に対する当接状態を同一の条件とする。
【0026】上記本発明の第1の態様において、好まし
い実施態様によると、前記現像剤量検知手段及び前記環
境検知手段として、現像剤と接触する箇所に配置され、
少なくとも一対の所定間隔をもって並置された部分を有
する電極を備えた検知部材と、現像剤と接触しない箇所
に配置され、少なくとも一対の所定間隔をもって並置さ
れた部分を有する電極を備えた比較部材と、を有し、前
記現像剤量検知手段として、前記検知部材の静電容量と
前記比較部材の静電容量とを検出して比較することで前
記現像剤収容器内の現像剤残量を検知し、前記環境検知
手段として、前記比較部材の静電容量を検出することで
前記現像剤手段近傍の環境を検知する。
【0027】上記本発明の第2、第3の態様において、
一実施態様によると、前記プロセスカートリッジは、前
記現像剤収容器内の現像剤量を逐次に検知する現像剤量
検知手段と、前記現像手段近傍の環境を検知する環境検
知手段と、を更に有し、前記プロセスカートリッジが前
記電子写真画像形成装置本体に装着された状態にて、前
記電子写真画像形成装置本体で前記現像剤収容器内の現
像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセ
スカートリッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリー
ニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更
できる。
【0028】上記本発明の第2、第3の態様において、
他の実施態様によると、前記プロセスカートリッジは、
前記現像剤収容器内の現像剤量を逐次に検知する現像剤
量検知手段を更に有し、前記プロセスカートリッジが前
記現像手段近傍の環境を検知する環境検知手段を有する
電子写真画像形成装置本体に装着された状態にて、前記
電子写真画像形成装置本体で前記現像剤収容器内の現像
剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセス
カートリッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニ
ング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更で
きる。
【0029】上記本発明の第2、第3の態様において、
他の実施態様によると、前記プロセスカートリッジは、
前記現像手段近傍の環境を検知する環境検知手段を更に
有し、前記プロセスカートリッジが前記現像剤収容器内
の現像剤量を検知する現像剤量検知手段を有する電子写
真画像形成装置本体に装着された状態にて、前記電子写
真画像形成装置本体で前記現像剤収容器内の現像剤量及
び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカート
リッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部
材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更できる。
【0030】上記本発明の第2、第3の態様において、
他の実施態様によると、前記プロセスカートリッジは、
現像剤と接触する箇所に配置され、少なくとも一対の所
定間隔をもって並置された部分を有する電極を備えた検
知部材と、現像剤と接触しない箇所に配置され、少なく
とも一対の所定間隔をもって並置された部分を有する電
極を備えた比較部材と、を更に有し、前記プロセスカー
トリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着された
状態にて、前記電子写真画像形成装置本体で前記検知部
材及び前記比較部材の静電容量を検出して比較すること
で検知された前記現像剤収容器内の現像剤残量と、前記
比較部材の静電容量を検出することで検知された前記現
像剤手段近傍の環境とに基づく前記プロセスカートリッ
ジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部材の
前記帯電部材表面に対する当接状態を変更できる。
【0031】又、上記本発明の第2、第3の態様におい
て、他の実施態様によると、前記プロセスカートリッジ
は、現像剤と接触する箇所に配置され、少なくとも一対
の所定間隔をもって並置された部分を有する電極を備え
た検知部材を更に有し、前記プロセスカートリッジが現
像剤と接触しない箇所に配置され、少なくとも一対の所
定間隔をもって並置された部分を有する電極を備えた比
較部材を有する電子写真画像形成装置本体に装着された
状態にて、前記電子写真画像形成装置で前記検知部材及
び前記比較部材の静電容量を検出して比較することで検
知された前記現像剤収容器内の現像剤残量と、前記比較
部材の静電容量を検出することで検知された前記現像剤
手段近傍の環境とに基づくプロセスカートリッジの使用
状況に応じて前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電
部材表面に対する当接状態を変更できる。
【0032】上記本発明の各態様において、一実施態様
によると、前記当接状態変更手段は、前記帯電部材クリ
ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態とし
て、前記帯電部材クリーニング部材を前記帯電部材表面
に当接或は離間させる。本発明の他の実施態様による
と、前記当接状態変更手段は、前記帯電部材クリーニン
グ部材の前記帯電部材表面に対する当接状態として、前
記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対す
る当接圧を変更する。又、本発明の他の実施態様による
と、前記当接状態変更手段は、前記帯電部材クリーニン
グ部材の前記帯電部材表面に対する当接状態として、前
記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対す
る当接位置を周期的に変更することが可能であり、且つ
前記当接位置変更の周期、或は当接位置変更の速度を変
更し、好ましい実施態様によると、前記帯電部材クリー
ニング部材は前記帯電部材表面に対して面接触するフィ
ルム状部材を有する。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電子写真画像
形成装置、プロセスカートリッジ、帯電装置、及び帯電
部材クリーニング装置を図面に則して更に詳しく説明す
る。
【0034】実施例1 先ず、図1を参照して、本発明に従って構成されるプロ
セスカートリッジを装着可能な電子写真画像形成装置の
一実施例について説明する。本実施例にて、画像形成装
置は、電子写真方式のレーザービームプリンタとされ、
電子写真画像形成プロセスによって記録媒体、例えば、
記録紙、OHPシート、布などに画像を形成するもので
ある。
【0035】レーザービームプリンタは、像担持体とし
て、ドラム形状の電子写真感光体、即ち、感光体ドラム
3を有する。感光体ドラム3の表面には、潜像形成手段
によって静電潜像が形成される。即ち、感光体ドラム3
の表面は、感光体ドラム3の表面に接触する帯電部材と
して、ローラ形状の帯電回転体である帯電ローラ4に、
帯電電圧印加手段(図示せず)によって電圧を印加する
ことで帯電する。次いで、レーザー光源、ポリゴンミラ
ー、レンズ系などを備えた露光手段としてのスキャナユ
ニット1から画像信号に応じて変調されたレーザ光をス
キャン出力し、このレーザ光を折り返しミラー2で反射
して感光体ドラム3上に照射することによって、感光体
ドラムに画像情報に応じた静電潜像を形成する。この潜
像は、現像手段7が現像剤(トナーを含む)を用いて現
像し、顕画像、即ち、トナー像とされる。
【0036】つまり、現像手段7は、現像剤担持体とし
ての現像ローラ5を備えており、現像手段7に隣接して
形成された現像剤収納部としての現像剤収容器8内の現
像剤が現像剤送り部材10の回転によって、現像ローラ
5へと送り出される。現像ローラ5が回転することによ
って現像剤は現像ローラ5上を搬送され、現像剤層厚規
制手段としての現像ブレード6との摺擦によって摩擦帯
電電荷が付与されると共に所定厚の現像剤層とされ、感
光体ドラム3と現像ローラ5との対向部である現像領域
へと供給される。この現像領域へと供給された現像剤
は、感光体ドラム3上の潜像へと転移され、トナー像を
形成する。現像ローラ5は、現像バイアス回路に接続さ
れており、通常、交流電圧に直流電圧が重畳された現像
バイアス電圧が印加される。
【0037】一方、給紙カセット11内に収納された記
録媒体Pは、給紙ローラ12によって感光体ドラム3で
の潜像の形成と同期してレジストローラ対13まで供給
される。そして、この記録媒体Pは、レジストローラ対
12によって感光体ドラム3上に形成されたトナー像の
先端と同期して転写位置へと搬送される。転写位置に
は、転写手段としてのローラ状の帯電器(転写ローラ)
14が配置されており、この転写ローラ14に電圧を印
加することによって、感光体ドラム3上のトナー像が記
録媒体Pに転写される。
【0038】次いで、トナー像を転写された記録媒体P
は定着器15へと搬送され、記録媒体P上のトナー像
は、定着器15によって熱及び圧力で記録媒体Pに永久
定着される。その後、記録媒体Pは画像形成装置外部に
排出される。
【0039】尚、転写ローラ14によってトナー像を記
録媒体Pに転写した後の感光体ドラム3上に残留した現
像剤(トナー、外添剤など)は、クリーニング手段とし
ての弾性ブレード(クリーニングブレード)16によっ
て除去され、廃現像剤溜め17へと集められ、感光体ド
ラム3は繰り返し画像形成に供される。
【0040】本実施例によると、感光体ドラム3と、こ
の感光体ドラム3に作用するプロセス手段である帯電ロ
ーラ4、現像手段7、クリーニング手段16、及び現像
剤収納部である現像剤収容器8と廃現像剤溜め17と
は、枠体9、18などにて一括してユニット化されたプ
ロセスカートリッジCとされる。
【0041】これらの構成要素は、プロセスカートリッ
ジC内で所定の相互配置関係を持って組み付けられてお
り、プロセスカートリッジCは、画像形成装置本体内の
所定部に対して所定の要領で挿入され、画像形成装置本
体に形成した装着手段19を介して画像形成装置本体に
装着される。又、反対に画像形成装置本体から抜き出し
できるようになっている。
【0042】画像形成装置を長時間使用していると、感
光体ドラム3、帯電ローラ4、現像手段7、クリーニン
グ手段16などの各種要素が消耗して画像品質を低下さ
せてしまうが、その場合には、ユーザーがプロセスカー
トリッジCを交換すればよく、メンテナンスフリーが実
現できる。
【0043】次に、本実施例にて用いられる帯電装置に
ついて説明する。図2は、本発明に従って構成される帯
電装置、及びその近傍を模式的に示す。
【0044】本実施例にて用いられる帯電装置40は、
帯電部材として、ローラ形状の帯電回転体である帯電ロ
ーラ4を有している。図2に示すように、本実施例によ
ると帯電ローラ4は、芯金4a、弾性層4c、及び表面
層4cからなり、軸受け(図示せず)によって長手方向
両端部を支持され、加圧バネ(図示せず)により加圧さ
れて感光体ドラム3に圧接接触し、感光体ドラム3の矢
印A方向の回転に伴い、図中矢印B方向に従動回転す
る。
【0045】本実施例の画像形成装置は、帯電ローラ4
近傍に、帯電ローラ4の表面を汚染する付着物、即ち、
クリーニングブレード16をすり抜けてくる微粉トナー
や外添剤などを清掃除去する帯電部材クリーニング部材
を備えた帯電部材クリーニング装置を有している。本実
施例では、帯電部材クリーニング部材として、帯電ロー
ラクリーニング部材が帯電ローラ4に対して接離可能に
配設されている。尚、本実施例では、帯電ローラクリー
ニング部材は、プロセスカートリッジC内に一体に設け
られる。
【0046】本実施例によると、帯電ローラクリーニン
グ部材は、基材20aに樹脂繊維20bを植毛したクリ
ーニングブラシ20とされる。クリーニングブラシ20
は、基材20aの一端をプロセスカートリッジC内の枠
体18に設けられる支持部に揺動可能に支持され、又、
斯かるクリーニングブラシ20の揺動に抗する弾性体2
0cによって、帯電ローラ4から離間する方向に付勢さ
れる。
【0047】そして、詳しくは後述するが、画像形成装
置本体に備えられた駆動源から伝達される駆動によって
作動する、当接状態変更手段としてのカム部材21が、
プロセスカートリッジCの枠体18に設けられており、
プロセスカートリッジCの使用状況(現像剤残量、及び
環境湿度)に応じてカム21が駆動され、クリーニング
ブラシ20は帯電ローラ4に対して当接、或は離間され
る。
【0048】本発明者は、プロセスカートリッジCの寿
命耐久を通じての帯電ローラ4の汚れ方、又付着物に関
して多くの実験研究を通して鋭意検討した結果、1)帯
電ローラ4への付着物は主に通常の粒径より小さい微粉
トナー、及びトナーに外添されているシリカ粒子であ
り、2)低湿環境下においては、特にプロセスカートリ
ッジCの使用後半に微粉トナーの付着が多く、3)高湿
環境下においては、特にカートリッジの使用初期に外添
剤の付着が顕著であることが判明した。
【0049】上記の検討結果より、本発明者は、プロセ
スカートリッジCの使用状況を把握し、プロセスカート
リッジCの使用状況に応じて帯電ローラ4へクリーニン
グブラシ20を離接させることによって、効果的に帯電
ローラ4の汚染を防止できることを見出した。
【0050】即ち、ここで、カートリッジの使用状況と
して必要なパラメータは、プロセスカートリッジCの使
用量、即ち、現像剤収容器8内の現像剤残量、及び雰囲
気の環境湿度である。
【0051】プロセスカートリッジCの使用状況を把握
するために用いる使用状況検知手段としては、特に限定
するものではなく、現像剤収容器8内の現像剤量を逐次
検知するための公知の現像剤量検知手段、及び現像手段
7の近傍の環境(湿度)を検知するための公知の環境セ
ンサ(湿度センサなど)を用いることができる。
【0052】一方、本実施例では、更に高精度に現像剤
収容器8内の現像剤残量を逐次に検知し、且つ、別途専
用のセンサを設けることなく現像手段7の近傍の環境
(湿度)を検知することができる構成とする。以下に詳
しく説明する。
【0053】先ず、本実施例によると画像形成装置は、
現像剤収容器8内の現像剤の消費に従ってその残量を逐
次検知することのできる現像剤量検知手段を備えてい
る。
【0054】図3は、現像剤収容器8の概略構成をより
詳しく示す。本実施例の現像剤量検知手段は、プロセス
カートリッジCの現像剤収容器8内の現像剤と接触する
箇所に配置される、少なくとも一対の所定間隔をもって
並べられた部分を有する入力側電極33及び出力側電極
34を備えた検知部材である測定電極部材30Aと、現
像手段7の近傍且つ現像剤と接触しない箇所に配置さ
れ、少なくとも一対の所定間隔をもって並べられた部分
を有する入力側電極33及び出力側電極34を備えた比
較部材である基準電極部材30Bとを有する。
【0055】つまり、本実施例では、現像剤との接触面
積に応じて静電容量が変動し、現像剤量を検出する測定
電極部材(検知部材)30Aと、環境、即ち、雰囲気の
温度、湿度などの環境条件によって静電容量が変動し、
基準用信号を出力する比較部材としての基準電極部材
(比較部材)30Bとを有する。
【0056】測定電極部材30Aは、例えば図3に示す
ように、現像剤収容器8の内部側面などの、現像剤と接
触する位置であって、しかも、現像剤が減少するに従っ
て、現像剤との接触面積が変動するような方向に配置さ
れる。又、基準電極部材30Bは、現像剤と接触するこ
とがなく、且つ現像手段7の近傍である画像形成装置本
体の任意の箇所に設置することも可能であるが、詳しく
は後述するが、図7に示すように、プロセスカートリッ
ジCの現像剤収容器8の外側側面、或は図8(a)に示
すように、現像剤収容器8の内部であって、仕切壁31
にて区画された、現像剤とは接触しない箇所に設けるこ
ともできる。更に、図8(b)に示すように、例えば測
定電極部材30Aと基準電極部材30Bとを対称配置に
て一体的に作成し、同じ側の現像剤収容器8内であっ
て、仕切壁31にて区画された、現像剤とは接触しない
箇所に設けることもできる。
【0057】測定電極部材30Aは、図4に示すよう
に、基板32の上の同一平面内に所定の間隔をもって並
置された部分を有する一対の電極、即ち、入力側電極3
3及び出力側電極33を有する。本実施例では、電極3
3、34は、所定間隔Gにて平行に並置された少なくと
も一対の電極部分33a〜33f、34a〜34fを有
し、各電極部分33a〜33f、34a〜34fは、連
結電極部分33g、34gにて互いに連結されており、
2つの電極33及び34は、互いに組み合わさった多数
の凹凸形状とされている。勿論、測定電極部材30Aの
電極パターンは、これに限定されるものではなく、例え
ば、一対の電極33、34を互いに所定の間隔にて平行
に配置された渦巻き形状に形成することもできる。
【0058】測定電極部材30Aは、一対の平行電極3
3、34間の静電容量を測定することにより現像剤収容
器8内の現像剤残量を逐次検出することができる。つま
り、画像形成装置本体に設けられる電圧印加手段(図示
せず)から、入力側電極部材33と出力側電極34間に
電圧を印加し、画像形成装置本体に設けられた制御手段
(図示せず)にて電極33、34間の静電容量を検知す
ると、現像剤は空気より誘電率が大きいために、測定電
極部材30Aの表面に現像剤が接触することによって、
測定電極部材30Aの一対の電極33、34間の静電容
量は現像剤との接触面積に比例して増加する。
【0059】従って、上記構成の測定電極部材30Aを
用いることにより、測定電極部材30Aの表面に接する
現像剤の面積から所定の較正曲線を適用することにより
現像剤収容器8の断面形状や測定電極部材30Aの形状
によらず現像剤収容器8内の現像剤量を測定することが
できる。
【0060】斯かる測定電極部材30Aの電極パターン
33、34は、プリント基板の配線パターン形成の要領
にて形成することができる。即ち、例えば紙フェノー
ル、ガラスエポキシなどの硬質プリント基板32、或い
は、ポリエステル、ポリイミドなどの可撓性のプリント
基板32上にエッチング或いは印刷にて銅などの導体金
属パターン33、34を形成することによって得ること
ができ、通常のプリント基板の配線パターン形成方法と
同一の要領で製造することができる。
【0061】又、図4に示すような複雑なパターン形状
を用いることにより、電極33、34間の対向長さを長
くでき、更にエッチングなどのパターン形成方法を用い
ることにより電極33、34間の間隔Gを数十μm程度
まで狭くすることも可能であり、大きな静電容量を得る
ことが可能となる。又、静電容量の変化量を大きくする
ことができ、検知精度を上げることができる。更に、金
属パターン形成面は、例えば薄い樹脂フィルムにてラミ
ネートすることも可能である。
【0062】一方、本発明に従って、現像剤量検知手段
は、図3に示すように、更に、測定電極部材30Aと同
様の構成とされる基準電極部材30Bを有する。この基
準電極部材30Bは、上述したように、温度、湿度など
の環境条件によって静電容量が変動し、測定電極部材3
0Aに対して基準用の比較部材として機能する。
【0063】つまり、測定電極部材30A周辺の雰囲気
の湿度が高くなると、空気中の水分量が多くなって誘電
率が増加したり、基準電極部材30A自体が吸湿するこ
とによって誘電率が変動する。このため、同一の現像剤
残量であっても、雰囲気湿度によって静電容量の値が変
動する。
【0064】そこで、測定電極部材30Aと同じ環境変
動をする比較部材としての基準電極部材30Bを、例え
ば測定電極部材30Aと同一構成とし、測定電極部材3
0Aと同じ環境(湿度)、且つ現像剤と接触しない箇所
に配置する。そして、測定電極部材30Aと同様に、画
像形成装置本体に設けられる電圧印加手段(図示せず)
から電極33、34間に電圧を印加して、画像形成装置
本体に設けられる制御回路である制御部(図示せず)に
て基準電極部材30Bの静電容量を測定し、それぞれ測
定電極部材30A、基準電極部材30Bの静電容量を測
定して比較し、差分を取ることによって、環境による静
電容量の変動分を相殺することができ、環境変動に影響
されずに高精度な現像剤残量検知を実現できる。
【0065】図5、図6を参照して更に説明すると、図
5の一番左側の棒グラフに示されるように、現像剤量を
検出する検知部材である測定電極部材30Aから測定さ
れる静電容量は、検知部材30A表面に接している現像
剤による変動分に環境変動分が上乗せされて出力され
る。そして、そのものを高温高湿環境下に移すと、図6
の一番左側の棒グラフに示されるように現像剤による変
動分は変わらないが環境変動分が増加するため結果的に
同一現像剤量であるにもかかわらず、静電容量が増加し
てしまう。そこで、図5及び図6の中央棒グラフのよう
に測定電極部材(検知部材)30Aと同一な環境変動を
持つ基準電極部材(比較部材)30Bを配置してその差
分(右側の棒グラフ)を取ることにより現像剤による静
電容量のみを測定することができる。
【0066】上述のように、本発明の現像剤量検知手段
によれば、比較部材として、測定電極部材30Aと同様
に環境により静電容量が変動する基準電極部材30Bが
設置されるので、測定電極部材30Aの環境による変動
をキャンセルすることができ、高精度にて現像剤残量を
検知することができる。
【0067】又、上述したように比較部材としての基準
電極部材30Bは、任意の構成にて、現像手段7の近傍
且つ現像剤と接触しない任意の位置に設置することがで
きる。
【0068】例えば、図3及び図9(a)に示すよう
に、画像形成装置本体内に比較部材として、測定電極部
材30Aと同一な構成とされる基準電極部材30Bを配
置することができる。又、図7、図8(a)(b)、及
び図9(b)に示すように、現像剤収容器8に測定電極
部材30Aと、比較部材として測定電極部材30Bと同
一な構成とされる基準電極部材30Bとを配置すること
ができる。本実施例では、図7に示すように、測定電極
部材30Aは現像剤収容器8の内側側面に配置し、比較
部材30Bは現像剤収容器8の外側であって、測定電極
部材30Aが備えられる現像剤収容器8を形成する枠体
9の面の外側面に配置した。
【0069】尚、基準電極部材30Bは、上述した測定
電極部材30Aと同一構成とすることができるが、必ず
しも同一のものである必要はなく、パターンの幅、長
さ、間隔や、面積、材料構成などを異ならせることも可
能である。この場合には、湿度特性の相関に基づいた係
数を適用すればよい。
【0070】このように、本実施例によれば、測定電極
部材30Aの静電容量と、基準電極部材30Bの静電容
量とから算出された静電容量は、測定電極部材30Aの
表面上の現像剤が接触している面積に比例しており、適
当な相関曲線に基づいた変換を行うことにより、現像剤
残量を逐次に算出することができる。相関曲線を適用す
ることによって、現像剤収容器8の断面形状や、測定電
極部材30A及び基準電極部材30Bの形状は任意のも
のを使用できる。又、電極パターン33、34の形状、
作成方法などについて、特に限定するものではない。
【0071】現像剤量表示方法について説明すると、例
えば、上述の現像剤量検出装置による検知情報は、ユー
ザーのパソコンなどの端末画面上に、図10及び図11
に示すように表示される。図10及び図11において
は、現像剤量に応じて動く針51がゲージ52のどの部
分を指しているかによって現像剤量がユーザーに報知さ
れる。又、図12に示すように、電子写真画像形成装置
本体に直接、LED等による表示部を設け、現像剤量に
応じてLED53を点滅させても良い。
【0072】又、現像剤残量は、現像剤容器11A内の
現像剤の初期充填量に相当する100%から0%までの
全領域にわたって逐次検出することが可能であり、従っ
て、現像剤残量を100%〜0%までの全領域において
逐次表示することが可能であるが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば、50%〜0%の領域の現
像剤残量を逐次表示する構成とすることもできる。更
に、現像剤の残量が0%であるとは、現像剤が完全にな
くなったことのみを意味するものではなく、例えば現像
剤が残っていたとしても、所定の画像品質(現像品質)
が得られなくなる程度まで現像剤の残量が減ったことも
含まれる。
【0073】更に、本発明によれば、基準電極部材(比
較部材)30Bの出力、即ち、環境によって変動する比
較部材30Bの静電容量を単独で測定することによっ
て、即ち、図5、図6の中央棒グラフにて示す環境変動
分に当たる静電容量自体を測定することによって、基準
電極部材30Bの周囲の雰囲気の環境(湿度)を検知す
ることができる。このように、本実施例によると基準電
極部材30Bは、プロセスカートリッジCの使用状況を
把握するための環境検知手段としても機能する。
【0074】つまり、比較部材30Bの周辺の雰囲気の
湿度が高くなると、空気中の水分量が多くなって誘電率
が増加したり、基準電極部材30B自体が吸湿すること
によって誘電率が増加する。従って、画像形成装置本体
に設けられる電圧印加手段(図示せず)から基準電極部
材30Bの電極33、34間に電圧を印加し、画像形成
装置本体に設けられる制御回路である制御手段(図示せ
ず)において基準電極部材30Bの静電容量を検知し
て、所定の相関曲線を適用することにより、基準電極部
材30Bが置かれた環境(湿度)を検知することができ
る。
【0075】このように、本実施例によれば、現像剤量
検出装置が備える測定電極部材30A、基準電極部材3
0Bを使用して、現像剤収容器8内の現像剤残量、及び
現像手段7近傍の環境(湿度)の双方を検知することが
できる。
【0076】上述したように、帯電ローラ4の清掃条件
を変化させるために把握すべきプロセスカートリッジC
の使用状況として必要なパラメータは、プロセスカート
リッジCの使用量、即ち、現像剤収容器8内の現像剤残
量、及び雰囲気の環境湿度である。本実施例では、検知
部材(測定電極部材)30A及び比較部材(基準電極部
材)30Bを備えた現像剤量検知手段を用いることで、
現像剤収容器8内の現像剤量を極めて高精度に検知し、
且つ比較部材30Bは環境検知手段として機能し得るの
で現像手段7の近傍の環境をも検知することができ、現
像手段7の周囲の環境(湿度)を検知するために専用の
環境センサなどを設ける必要がない。
【0077】次に、プロセスカートリッジCの使用状況
に基づくクリーニング部材20の離接制御について説明
する。
【0078】図13は、本実施例の画像形成装置におい
て、初期に1000gの現像剤を充填した、寿命200
00枚のプロセスカートリッジCを用いて寿命までの耐
久試験を行った場合の、帯電ローラ4の汚れ方を示す。
図13には、高湿環境、及び低湿環境における帯電ロー
ラ4の汚れ方の典型例を示す。
【0079】図13において、横軸はプロセスカートリ
ッジCの現像剤収容器8内の現像剤の残量、縦軸は帯電
ローラ4の汚れ量を示す。又、図中斜線で示す領域は、
帯電ローラ4の表面汚染による帯電不良が発生する汚れ
量の範囲を示す。
【0080】図13に示す結果、及び本発明者の多くの
実験研究の結果から、本実施例の画像形成装置では、前
述の現像剤残量検出装置によって、プロセスカートリッ
ジCの使用状況が、湿度60%以上、且つ現像剤残量7
5%以上であると判断された場合、或は湿度40%以
下、且つ現像剤残量25%以下と判断された場合に、帯
電ローラクリーニング部材であるクリーニングブラシ2
0を帯電ローラ4に当接させ、それ以外の使用状況と判
断された場合にはクリーニングブラシ20を帯電ローラ
4から離間させるように制御した。
【0081】クリーニングブラシ20の離接制御の概略
手順について説明すると、先ず、画像形成動作を開始し
た後、検知部材30A、比較部材30Bの出力信号に基
づいてプロセスカートリッジCの使用状況、即ち現像剤
収容器8内の現像剤残量の検知、及び現像手段の周囲の
環境(湿度)の検知が行われる。次に、この検知結果に
基づいてクリーニングブラシ20を帯電ローラ4に当接
させるか、離間するかを判別する。判別結果と現在のク
リーニングブラシ20の離接状態とを比較して、異なる
場合にはクリーニングブラシ20を当接或は離間させ、
等しい場合にはそのまま画像形成を開始する。
【0082】尚、測定電極部材(検知部材)30A及び
基準電極部材(比較部材)30Bからの出力に基づいて
両部材の静電容量を検知し、これに基づいて現像剤量を
検知する制御手段、基準電極部材30Bの出力に基づく
基準電極部材30Bの静電容量を検知し、現像手段7の
近傍の環境(湿度)を検知する制御手段は、検知された
現像剤量と環境とに基づいてプロセスカートリッジCの
使用状況を判断し、カム21(当接状態変更手段)の駆
動を制御してクリーニングブラシ20の接離を制御する
制御手段が兼ねる構成とし、更に画像形成装置の動作を
統轄制御する制御部(制御回路)の例えばCPU(中央
演算処理装置)がその機能を包含する構成としてもよい
し、例えば、それぞれの制御手段を個別に設けてもよ
い。
【0083】以上のような制御を行い、高温高湿、及び
低温低湿環境下にて実際に20000枚の画像形成試験
を行ったところ、帯電ローラ4が汚染されて帯電不良を
起こすことに起因する、濃度ムラ、白部へのトナーの付
着(カブリ)などの画像不良は発生せず、且つクリーニ
ングブラシ20の摺擦に起因する縦スジムラも発生しな
かった。
【0084】以上、本発明によれば、帯電ローラ4に離
接可能な帯電部材クリーニング部材としてクリーニング
ブラシ20を設け、プロセスカートリッジCの使用状況
に応じてクリーニングブラシ20の当接、離間を制御す
ることにより、プロセスカートリッジCの使用状況によ
って生起する帯電ローラ4の表面の微粉トナーなどによ
る汚染を効果的に抑制し、帯電ローラ4の汚染による帯
電不良に起因する不良画像を防止することができる。
又、同時にクリーニングブラシ20自体、或はクリーニ
ングブラシに付着した汚染物の摺擦による帯電ローラ4
の表面のキズを画像上影響ない程度にとどめることがで
きる。
【0085】特に、本実施例では、検知部材30A及び
比較部材30Bを有する現像剤量検出装置を用いて、検
知部材30Aの静電容量と比較部材30Bの静電容量と
を比較することで現像剤収容器8内の現像剤残量を検知
し、且つ比較部材30Bの静電容量を検出することで現
像手段近傍の環境を検知する構成としたので、極めて高
精度な現像剤残量検知が実現でき、且つ別途専用の環境
センサを設けることなく現像手段近傍の環境(湿度)で
きる。従って、低コスト、省スペースにてプロセスカー
トリッジCの使用状況を検知できる。
【0086】尚、本実施例では、プロセスカートリッジ
Cの使用状況を検知する手段として、検知部材30A、
比較部材30Bを有する現像剤量検出装置を用いること
によって、極めて高精度な現像剤残量検知が実現でき、
且つ別途専用の環境センサを設けることなく現像手段近
傍の環境(湿度)できる構成とした。しかし、本発明は
特にこれに限定するものではなく、コスト、スペース、
現像剤残量の検知精度など、許容できる場合には公知の
現像剤残量検知手段、及び湿度計などの公知の環境セン
サを用いることができる。又、現像剤量検知手段及び環
境検知手段は共にプロセスカートリッジCに設けられる
構成としても良いし、或はいずれかが画像形成装置本体
に設けられる構成としても良い。
【0087】又、本実施例では、帯電部材クリーニング
部材として、基材20aに樹脂繊維20bを植毛したク
リーニングブラシ20を用いたが、本発明はこれに限定
されるものではなく、基材にスポンジ、フェルト、樹脂
シートなどを張り付けたもの、又、それらをローラ形状
に成形したものを用いることができる。
【0088】更に、本実施例では、クリーニングブラシ
20が帯電ローラ4の長手方向全域を摺擦する構成とし
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、帯電部
材クリーニング部材としては、帯電部材の長手全域をカ
バーするものの他に、帯電部材の周面上の特に汚染の顕
著な部分に限定して、長手中央部のみに当接させる構成
などでも良い。例えば、帯電ローラ4の撓みによる長手
中央の汚れに限定して、この中央部のみに当接させる構
成などとしても良い。
【0089】尚、本実施例では、プロセスカートリッジ
Cの使用状況が、湿度60%以上、且つ現像剤残量75
%以上、或は湿度40%以下、且つ現像剤残量25%以
下であると判断した場合に帯電ローラクリーニング部材
を帯電ローラ4に当接させるとしたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、帯電ローラ4の硬度、表面性
など、或は現像剤の処方、プロセスカートリッジCの寿
命、帯電ローラ4の汚染の程度などによって適宜選択す
ればよい。
【0090】又、本実施例では、当接状態変更手段とし
て、カム部材21を用いたが、本発明はこれに限定する
ものではなく、帯電部材クリーニング部材の帯電部材に
対する当接、或は離間させることのできる任意の手段を
用いることができる。更に、本実施例では、プロセスカ
ートリッジCの使用状況に応じて、帯電部材クリーニン
グ部材を帯電部材に対して当接或は離間させたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、プロセスカートリ
ッジCの使用状況に応じて帯電部材クリーニング部材の
帯電部材に対する当接圧を段階的、或は連続的に変更
し、帯電部材表面の汚染物を効果的に除去し、且つ帯電
部材にキズを付けない構成とすることもできる。
【0091】実施例2 本実施例の画像形成装置は、基本的には実施例1と同様
とされ、帯電部材クリーニング部材としての帯電ローラ
クリーニング部材の構成のみが異なる。従って、同一機
能、構成を有する部材には同一符号を付し、詳しい説明
は省略する。
【0092】図14は、本実施例で用いられる帯電ロー
ラクリーニング部材の概略構成を示す。
【0093】図14に示すように、本実施例では、帯電
ローラクリーニング部材として、帯電ローラ4近傍、且
つ帯電ローラ4の長手方向に対して平行に配置される支
持部材22aと、この支持部材22aに結合された樹脂
フィルム22bとを有するクリーニングフィルム22を
用い、支持部材22aから樹脂フィルム22bを垂らし
て、この樹脂フィルム22bの自由端側近傍の面におい
て帯電ローラ4との接触ニップが形成されるように配置
する。そして、この帯電ローラクリーニング部材として
のクリーニングフィルム22を一定量だけ長手方向に往
復運動させる。
【0094】このような構成とすることによって、帯電
ローラ4上に付着した付着物を掃き散らして、帯電ロー
ラ4と付着物との付着力を充分弱めた後に随時帯電ロー
ラ4を介して感光体ドラム3上に付着物を戻すことが可
能となり、帯電ローラ4の表面に汚染物が体積すること
を防ぐことができる。
【0095】又、クリーニングフィルム22を非常に軽
圧且つ均一に帯電ローラ4と接触させることができるの
で、接触ニップを必要十分な量に小さくすることができ
るため、帯電ローラ4から除去した汚染物を接触ニップ
内に留まらせずにすり抜けさせることが可能となり、ク
リーニングフィルム22上の固着物による帯電ローラ4
の摺擦キズを防止することができる。
【0096】しかしながら、上記構成においても、長寿
命のプロセスカートリッジCに対応すべくクリーニング
フィルム22の当接圧を高めたり、レシプロ速度を速め
たりすると、長時間使用した場合に帯電ローラ4の表面
に摺擦キズが発生する。
【0097】そこで、本実施例では、プロセスカートリ
ッジCの使用状況を把握し、このプロセスカートリッジ
Cの使用状況に応じてクリーニングフィルム22のレシ
プロ速度を切り替えることにより、効果的に帯電ローラ
4の汚染を防止し、同時に帯電ローラ4の表面の摺擦キ
ズを防止する構成とする。
【0098】更に説明すると、本実施例によれば、帯電
ローラクリーニング部材(クリーニングフィルム22)
は、帯電ローラ4の長手方向に対して平行に配置され、
且つ同長手方向に対して一定量の往復運動Dを行う支持
部材22aと、支持部材22aに一端を固定され、自由
端近傍のフィルム面において帯電ローラ4との接触ニッ
プを形成するように配置された熱可塑性を有する樹脂フ
ィルム22aと、又、画像形成装置本体に設けられる駆
動源としての駆動モータから、ギア列を介して支持部材
22aを長手方向に対して一定量往復運動させる駆動手
段(図示せず)とを有している。
【0099】そして、詳しくは後述するように、クリー
ニングフィルム22を往復運動させる上記の駆動手段
(図示せ)は、プロセスカートリッジCの使用状況に応
じて機能し、クリーニングフィルム22の帯電ローラ4
に対する当接状態を変更する当接状態変更手段として、
クリーニングフィルム22を当接位置を周期的に変更
し、又この当接位置変更の周期を変更する。
【0100】本実施例では、樹脂フィルム22bとして
厚さ50μmのポリイミドを主成分とするフィルム状の
樹脂を用い、帯電ローラ4に対して侵入量を2.0m
m、支持部材23の固定端から自由端側への長さL=約
6mmの位置で、ニップ幅n=約0.5mmで当接して
いる。
【0101】次に、実施例1と同様の、初期に1000
gの現像剤が充填された、寿命が20000枚のプロセ
スカートリッジCに上記構成のクリーニングフィルム2
2を適用する場合の、帯電ローラ4の清掃方法について
説明する。
【0102】実施例1で詳しく説明したように、カート
リッジの使用状況として必要なパラメータは、プロセス
カートリッジCの使用量、即ち、現像剤収容器8内の現
像剤残量、及び雰囲気の環境(湿度)である。従って、
本実施例においても、実施例1と同様に、測定電極部材
(検知部材)30A及び基準電極部材(比較部材)30
Bを有する現像剤量検知手段を用いて高精度に現像剤残
量検知し、同時に専用の環境検知手段を設けることなく
現像手段7の近傍の環境(湿度)を検知する構成を用い
てプロセスカートリッジCの使用状況を検知する。
【0103】そして、本実施例においても、プロセスカ
ートリッジCの使用状況が、湿度60%以上、且つ現像
剤残量75%以上であると判断された場合、或は湿度4
0%以下、且つ現像剤残量25%以下であると判断され
た場合には、当接状態変更手段である駆動手段(図示せ
ず)による支持部材22aの往復運動を、約2秒に1回
の割合にて幅約5mmだけ往復運動するように設定す
る。又、上記以外の使用状況であると判断された場合に
は、支持部材22aの往復運動を、約30秒に1回の割
合にて幅約5mmだけ往復運動するように設定する。
【0104】クリーニングフィルム22の当接位置の変
更、即ち往復運動の周期の概略制御手順を説明すると、
先ず、画像形成動作を開始した後に、検知部材30A、
比較部材30Bの出力信号に基づいてプロセスカートリ
ッジCの使用状況、即ち現像剤収容器8内の現像剤残量
の検知、及び現像手段の周囲の環境(湿度)の検知が行
われ、次に、この検知結果に基づいてクリーニングフィ
ルム22のレシプロ条件を判別、及び設定の切り替えを
行い、画像形成を開始する。
【0105】尚、本実施例では、クリーニングフィルム
22のレシプロ条件として、往復運動、即ち、当接位置
変更の周期を変更する構成とするが、本発明はこれに限
定されるものではなく、当接位置変更の速度(レシプロ
速度)を変更する構成としたり、周期、及び速度の双方
を変更する構成とすることもできる。
【0106】以上のような制御を行い、高温高湿、及び
低温低湿環境下にて実際に20000枚の画像形成試験
を行ったところ、帯電ローラ4が汚染されて帯電不良を
起こすことに起因する、濃度ムラ、白部へのトナーの付
着(カブリ)などの画像不良は発生せず、且つクリーニ
ングフィルム22の摺擦に起因する縦スジムラも発生し
なかった。
【0107】尚、測定電極部材(検知部材)30A及び
基準電極部材(比較部材)30Bからの出力に基づいて
両部材の静電容量を検知し、これに基づいて現像剤量を
検知する制御手段、基準電極部材30Bの出力に基づく
基準電極部材30Bの静電容量を検知し、現像手段7の
近傍の環境(湿度)を検知する制御手段は、検知された
現像剤量と環境とに基づいてプロセスカートリッジCの
使用状況を判断し、当接状態変更手段であるクリーニン
グフィルム22の駆動手段への駆動伝達を制御し、レシ
プロ条件を制御する制御手段が兼ねる構成とし、更に画
像形成装置の動作を統轄制御する制御部(制御回路)の
例えばCPU(中央演算処理装置)がその機能を包含す
る構成としてもよいし、例えば、それぞれの制御手段を
個別に設けてもよい。
【0108】以上、本発明に従う本実施例の画像形成装
置によれば、先ず、帯電ローラ4に面接触して往復運動
するクリーニングフィルム22を用いることによって、
帯電ローラ4の表面の微粉トナーなどによる汚染を効果
的に抑制し、帯電不良に起因する不良画像を防止するこ
とができる。又、同時に帯電ローラクリーニング部材と
帯電ローラ4との接触ニップを0.5mm程度と小さく
抑え、且つ侵入量の振れに対して当接圧の変化が少なく
帯電ローラ4の全域において均一に軽圧で当接させるこ
とができる。従って、寿命の長いプロセスカートリッジ
Cにおいてもクリーニングフィルム22が掃き散らした
汚染物は接触ニップ内に滞留することなく、クリーニン
グフィルム22自体やクリーニングフィルム22の接触
ニップに固着する汚染物の摺擦による帯電ローラ4の表
面のキズを画像上影響のない程度にとどめることができ
る。
【0109】更に、クリーニングフィルム22の当接位
置変更の周期、或は当接位置変更の速度(レシプロ速
度)をプロセスカートリッジCの使用状況に応じて切り
替え可能とすることによって、長寿命のプロセスカート
リッジCであっても、プロセスカートリッジCの使用状
況によって発生する帯電ローラ4の表面の微粉トナーな
どによる汚染を効果的に抑制し、帯電不良に起因する不
良画像を防止することができる。又、帯電ローラクリー
ニング部材の摺擦による帯電ローラ4の表面のキズを画
像上影響のない程度にとどめることができる。
【0110】尚、クリーニングフィルム22としては、
本実施例のように樹脂フィルムをそのまま使用したもの
の他に、樹脂フィルムをグラインダー法やサンドブラス
法、ケミカルエッチング法、微粒子分散法などにより適
度に粗したものを使用しても良い。樹脂フィルムの材料
としては、ポリイミドの他、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエステ
ル、ポリアミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ
メチルメタクリレートなどの樹脂、PTFE、PVDF
などのフッ素樹脂などから選択することができる。又、
フィルム膜厚、フィルム侵入量、クリーニング部材を長
手方向に往復運動させる往復量、周期などは、本実施例
の設定に限定されるものではなく、帯電ローラ4の寿命
や使用する現像剤(トナーを含む)の特性、感光体ドラ
ム3の表面を清掃するクリーニング手段の性能などによ
り、適宜最適値を選択すればよい。本発明者の検討によ
れば、フィルム膜厚、フィルム侵入量に関しては、それ
ぞれ10〜1000μm、0.5〜5mmの範囲が好ま
しい。
【0111】実施例3 本実施例では、本発明を複数の現像器を有する画像形成
装置に適用する。
【0112】図15は、本実施例の画像形成装置の概略
構成を示す。先ず、本実施例の画像形成装置の概略動作
について説明する。図15に示す画像形成装置は、複数
の現像器として、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シ
アン(C)、黒(K)の4色の現像器70Y、70M、
70C、70Kを有し、中間転写方式にてフルカラーの
画像を形成する。
【0113】つまり、図15の画像形成装置は、第1の
像担持体としてドラム状の電子写真感光体(感光体ドラ
ム)3の表面を帯電部材である帯電ローラ4によって一
様に帯電した後、該表面を露光手段としての光学手段1
からの色分解された画像データに基づいくレーザ光によ
って走査露光して、感光体ドラム3上に静電潜像を形成
する。その後、感光体ドラム3に近接して設けられる各
色の現像器70Y、70M、70C、70Kを切り換え
ることにより、例えば一色目としてシアン現像器70C
が感光体ドラム3と対向し、シアン現像剤(トナーを含
む)を静電潜像に転移、付着させてシアントナー像を形
成する。次いで、感光体ドラム3上に形成したシアント
ナー像は、感光体ドラム3と対向して設けられた第2の
像担持体としてのドラム状の中間転写体(中間転写ドラ
ム)50上に、一次転写手段としての一次転写帯電器5
1の作用によって一次転写される。
【0114】続いて、上述と同様にして2色目以降(マ
ゼンタ、イエロー、黒)の色分解された画像データに基
づく静電潜像が感光体ドラム7上に順次形成されるのに
同期して、対応する現像器が順次切り換えられて感光体
ドラム3と対向し、感光体ドラム3上への2色目以降の
トナー像の形成、及び中間転写ドラム50上へのトナー
像の転写を繰り返し、中間転写ドラム50上に各色のト
ナー像が重ね合わされたトナー像を形成する。
【0115】一方、中間転写ドラム50上に4色のトナ
ー像が多重転写されるのに同期して、給紙カセット3a
から記録媒体Pが送り出され、中間転写ドラム50と二
次転写装置52が対向する二次転写部に搬送されてく
る。
【0116】そして、二次転写部において、中間転写ド
ラム50上の4色重ねられたトナー像は、二次転写装置
52の作用にて記録媒体P上に静電的に一括で二次転写
される。その後、未定着トナー像を担持した記録材Pは
定着器15まで搬送されて、未定着トナー像は熱及び圧
力にて記録媒体P上に定着される。
【0117】こうしてフルカラー画像が形成された記録
媒体Pは画像形成装置外に排出さる。又、各色トナー像
の一次転写終了後の感光体ドラム3、二次転写後の中間
転写ドラム50上に付着している、所謂、転写残トナー
などは、それぞれクリーニング手段16、53によって
除去されて、それぞれクリーニング手段16、53に連
結された廃現像剤溜め17、54に回収され、感光体ド
ラム3及び中間転写ドラム50は、繰り返し画像形成に
供される。
【0118】本実施例によると、現像器70Y、70
M、70C、70Kは、実施例1にて説明したものと同
様の現像手段と現像剤収納部(現像剤収容器)とが連結
されて構成されており、画像形成装置本体に設けられた
装着手段を介して、画像形成装置本体に対して各々別々
に着脱可能とされている。
【0119】又、本実施例では、感光体ドラム3、帯電
ローラ4、感光体ドラム3の表面を清掃するクリーニン
グ手段10、廃現像剤溜め17、及び後述して説明する
帯電部材クリーニング部材としての帯電ローラクリーニ
ング部材は、一体的にカートリッジ化されて画像形成装
置本体に対して着脱可能なドラムカートリッジとされ
る。
【0120】上記構成のフルカラーの画像形成装置の場
合、画像パターンによって現像剤の消費量が各色で異な
るため、帯電ローラ4の表面の汚染物の付着量は、現像
器によって差が生じる。又、色の異なる現像剤では外添
剤の処方が異なり、帯電ローラ4の表面の汚染物の発生
量の推移にも差が生じる。
【0121】そこで、先ず、各々の現像器70Y、70
M、70C、70Kに、現像剤量検知手段及び環境検知
手段として、例えば実施例1で説明した測定電極部材
(検知部材)20A、及び基準電極部材(比較部材)2
0Bを設け、又、帯電ローラ4の近傍に実施例1にて説
明した帯電ローラクリーニング部材としてのクリーニン
グブラシ20、或は実施例2にて説明した帯電ローラク
リーニング部材としてのクリーニングフィルム22を設
け、現像器が切り替わる毎に帯電ローラクリーニング部
材の接離、或はレシプロ条件などの設定を切り替えるこ
とも可能である。
【0122】しかし、このような構成では、1枚の画像
形成動作の中で帯電ローラ4の表面の汚染物の発生量が
多い現像器と、少ない現像器とが交互に使用される場合
など、一部の場合い十分な帯電ローラ4表面のクリーニ
ング効果が得られなくなる場合があった。
【0123】そこで、更に本実施例では、各々の現像器
70Y、70M、70C、70Kの使用状況、即ち、各
現像器の現像剤収容器内の現像剤残量、及び各現像器の
現像手段の周囲の環境(湿度)を、上記の測定電極部材
(検知部材)30A、基準電極部材(比較部材)30B
の出力信号に基づいて検知し、その検知結果に基づいて
1ページ分の画像形成中に発生する帯電ローラ4の表面
の汚染物の合計量を推定し、推定された汚染物の合計発
生量に基づいて帯電ローラクリーニング部材の接離、或
はレシプロ条件といった条件設定を切り替える構成とし
た。
【0124】このように帯電ローラクリーニング部材を
制御することで、少なくとも1ページ分画像形成する間
は同一の条件で帯電ローラ4の表面のクリーニングが行
われるため、使用状況の異なる複数の現像器を用いる場
合にも、安定した帯電ローラ4の表面のクリーニング効
果を得ることができる。
【0125】本実施例では、以上の構成を有する画像形
成装置において、実際に10000枚の画像形成試験を
行った。尚、本実施例では、ドラムカートリッジの寿命
は10000枚、イエロー、マゼンタ、シアンの各現像
器70Y、70M、70Cの寿命はそれぞれ5000
枚、又黒現像器70Kの寿命は、10000枚に設定さ
れており、10000枚の画像形成試験では、1つのド
ラムカートリッジに対してイエロー、マゼンタ、シアン
の各現像器70Y、70M、70Cを2つずつ、又黒現
像器70Kを1つ使用した。
【0126】又、画像パターンによって各色の比率(印
字比率)を変化させたものを2種類用意し、一方の画像
パターンにおいては、イエロー、マゼンタ、シアンの各
現像器70Y、70M、70Cを5000枚画像形成し
た時点で同時に交換し、又他方の画像パターンにおいて
は、イエロー、マゼンタ、シアンの順に4000枚、5
000枚、6000枚画像形成した時点で順次交換して
試験した。
【0127】その結果、画像パターンの異なる2つの試
験において、いずれも帯電ローラ4の汚染による画像不
良は発生せず、且つ帯電ローラクリーニング部材の摺擦
に起因する縦スジムラも発生しなかった。
【0128】以上、本発明によれば、複数の現像器を有
する画像形成装置において、各々の現像器の使用状況を
検知し、その検知結果に基づいて1ページ分の画像形成
中に発生する帯電ローラ4の表面の汚染物の合計発生量
を推定し、この汚染物の合成発生量に基づいて帯電ロー
ラ4のクリーニングの条件設定を切り換えることによっ
て、少なくとも1ページ画像形成する間は同一条件で帯
電ローラ4のクリーニングを行うことができるため、使
用状況が異なる複数の現像器を用いる場合でも帯電ロー
ラ4の安定したクリーニング効果を得ることができる。
【0129】尚、上記各実施例では、プロセスカートリ
ッジ方式の電子写真画像形成装置、或は複数の現像器を
有するカラー電子写真画像形成装置について説明した
が、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の
原理は、プロセスカートリッジ方式を用いない画像形成
装置にも当然適用可能である。即ち、例えば現像剤収容
器内の現像剤の残量及び現像手段近傍の環境(湿度)に
基づいて上記各実施例にて説明したように、帯電部材ク
リーニング部材の帯電部材に対する当接状態を変更する
ことによって、例えば、現像手段と現像剤収容器にて形
成される現像器が画像形成装置に着脱可能とされる画像
形成装置、或は現像器は画像形成装置に固定され、現像
剤の補給が可能とされる画像形成装置においても、帯電
部材の汚染による帯電不良に起因する不良画像の形成を
防止し、且つ帯電部材自体、或は帯電部材に付着した汚
染物によって帯電部材にキズを付けるのを防止すること
が可能であることは、上記各実施例の説明から明らかで
あり、本発明に含まれる。
【0130】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電子写真
画像形成装置は、電子写真感光体と、電子写真感光体に
接触し電圧が印加されて電子写真感光体表面を帯電する
帯電部材と、電子写真感光体に静電潜像を形成するため
の潜像形成手段と、電子写真感光体に形成された静電潜
像を現像剤によって顕像化する現像手段と、現像剤を収
容して現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器と、帯
電部材表面に接触して帯電部材表面を清掃する帯電部材
クリーニング部材と、帯電部材クリーニング部材の帯電
部材表面に対する当接状態を変更する当接状態変更手段
と、現像剤収容器内の現像剤量を逐次に検知する現像剤
量検知手段と、現像手段近傍の環境を検知する環境検知
手段と、を有し、現像剤量検知手段及び環境検知手段の
検知結果に基づいて帯電部材クリーニング部材の帯電部
材に対する当接状態を変更する構成とされ、又、本発明
によると、本発明の原理を適用したプロセスカートリッ
ジ方式の電子写真画像形成装置、プロセスカートリッ
ジ、帯電装置及び帯電部材クリーニング装置が提供され
るので、長時間使用した場合にも、帯電部材クリーニン
グ部材自体及び帯電部材クリーニング部材が回収した付
着物による帯電部材表面の摺擦キズを引き起こすことな
く効果的に帯電部材の清掃を行い、帯電部材の表面汚染
による帯電不良の発生を簡易な構成にて防止することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子写真画像形成装置の一実施例
の概略構成図である。
【図2】本発明に係る帯電部材クリーニング部材の一実
施例の概略構成図である。
【図3】本発明に従った現像剤量検知手段を説明するた
めの現像剤収容器の斜視図である。
【図4】測定電極部材(検知部材)及び基準電極部材
(比較部材)の一実施例を示す正面図である。
【図5】本発明に従った現像剤量検知原理を説明するた
めのグラフ図である。
【図6】本発明に従った現像剤量検知原理を説明するた
めのグラフ図である。
【図7】本発明に従った現像剤量検知手段の一実施例を
説明するための現像剤収容器の斜視図である。
【図8】(a)(b)本発明に従った現像剤量検知手段
の他の実施例を説明するための現像剤収容器の斜視図で
ある。
【図9】測定電極部材及び基準電極部材の配置構成の
(a)一実施例、(b)他の実施例を説明するための図
である。
【図10】現像剤量表示の一実施例を示す図である。
【図11】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図12】現像剤量表示の他の実施例を示す図である。
【図13】現像剤残量と帯電ローラの汚れ量との関係の
一例を示すグラフ図である。
【図14】本発明に係る帯電部材クリーニング部材の他
の実施例の概略構成図である。
【図15】本発明に係る電子写真画像形成装置の他の実
施例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 光学手段(露光手段) 3 感光体ドラム(電子写真感光体) 4 帯電ローラ(帯電部材) 5 定着手段 7 現像手段 8 現像剤収容器(現像剤収納部) 9 現像手段 14 転写ローラ(転写手段) 15 定着器 16 クリーニング手段 20 クリーニングブラシ(帯電部材クリーニン
グ部材) 22 クリーニングフィルム(帯電部材クリーニ
ング部材) 30A 測定電極部材(検知部材) 30B 基準電極部材(比較部材) 70Y、70M、70C、70K 現像器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/08 114 G03G 15/00 556 Fターム(参考) 2H003 AA12 BB11 CC05 EE00 2H027 DA02 DA14 DD02 DD07 DE04 DE07 DE09 EC09 EC10 EE03 EE04 EF09 HB01 HB05 HB16 HB19 2H071 BA03 BA13 BA20 BA27 BA29 BA34 DA06 DA08 DA13 DA15 2H077 AA12 AC01 AD06 AD13 AD36 BA09 BA10 DA15 DA24 DA36 DA59 DB12 GA02 GA13

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成するための電子写
    真画像形成装置において、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に接触し電圧が印加されて前記電子
    写真感光体表面を帯電する帯電部材と、 前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための潜像形
    成手段と、 前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によ
    って顕像化する現像手段と、 現像剤を収容して前記現像手段に現像剤を供給する現像
    剤収容器と、 前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃す
    る帯電部材クリーニング部材と、 前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態を変更する当接状態変更手段と、 前記現像剤収容器内の現像剤量を逐次に検知する現像剤
    量検知手段と、 前記現像手段近傍の環境を検知する環境検知手段と、を
    有し、前記現像剤量検知手段及び前記環境検知手段の検
    知結果に基づいて前記帯電部材クリーニング部材の前記
    帯電部材に対する当接状態を変更することを特徴とする
    電子写真画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記当接状態変更手段は、前記現像剤量
    検知手段及び前記環境検知手段の検知結果に基づいて、
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態として、前記帯電部材クリーニング部材を
    前記帯電部材表面に当接或は離間させることを特徴とす
    る請求項1の電子写真画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記当接状態変更手段は、前記現像剤量
    検知手段及び前記環境検知手段の検知結果に基づいて、
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態として、前記帯電部材クリーニング部材の
    前記帯電部材表面に対する当接圧を変更することを特徴
    とする請求項1の電子写真画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部材
    クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態
    として、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材
    表面に対する当接位置を周期的に変更することが可能で
    あり、前記現像剤量検知手段及び前記環境検知手段の検
    知結果に基づいて、前記当接位置変更の周期、或は当接
    位置変更の速度を変更することを特徴とする請求項1の
    電子写真画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材クリーニング部材は前記帯
    電部材表面に対して面接触するフィルム状部材を有する
    ことを特徴とする請求項4の電子写真画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記現像手段と前記現像剤収容器とを備
    えた現像器を複数有し、少なくとも前記複数の現像器に
    対して複数備えられる前記現像剤量検知手段と、前記環
    境検知手段との検知結果に基づいて、前記帯電部材クリ
    ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変
    更することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に
    記載の電子写真画像形成装置。
  7. 【請求項7】 少なくとも前記複数の現像器に対して複
    数備えられる前記現像剤量検知手段と、前記環境検知手
    段の検知結果に基づいて前記帯電部材クリーニング部材
    の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更し、且つ前
    記複数の現像器を用いて記録媒体1枚分の画像形成を行
    う間の前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表
    面に対する当接状態を同一の条件とすることを特徴とす
    る請求項6の電子写真画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記現像剤量検知手段及び前記環境検知
    手段として、現像剤と接触する箇所に配置され、少なく
    とも一対の所定間隔をもって並置された部分を有する電
    極を備えた検知部材と、現像剤と接触しない箇所に配置
    され、少なくとも一対の所定間隔をもって並置された部
    分を有する電極を備えた比較部材と、を有し、前記現像
    剤量検知手段として、前記検知部材の静電容量と前記比
    較部材の静電容量とを検出して比較することで前記現像
    剤収容器内の現像剤残量を検知し、前記環境検知手段と
    して、前記比較部材の静電容量を検出することで前記現
    像剤手段近傍の環境を検知することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  9. 【請求項9】 電子写真画像形成装置本体に着脱可能な
    プロセスカートリッジにおいて、 電子写真感光体と、 前記電子写真感光体に作用するプロセス手段としての、
    少なくとも前記電子写真感光体に接触し電圧が印加され
    て前記電子写真感光体表面を帯電する帯電部材と、前記
    電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によって
    顕像化する現像手段と、 前記現像剤を収容して前記現像手段に現像剤を供給する
    現像剤収容器と、 前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃す
    る帯電部材クリーニング部材と、 前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態を変更する当接状態変更手段と、を有し、
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材に対する
    当接状態が可変であり、前記プロセスカートリッジが前
    記電子写真画像形成装置本体に装着された状態にて、前
    記電子写真画像形成装置本体で前記現像剤収容器内の現
    像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセ
    スカートリッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリー
    ニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更
    できることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記当接状態変更手段は、前記プロセ
    スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
    された状態で、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯
    電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材クリ
    ーニング部材を前記帯電部材表面に当接或は離間させる
    ことが可能である特徴とする請求項9のプロセスカート
    リッジ。
  11. 【請求項11】 前記当接状態変更手段は、前記プロセ
    スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
    された状態で、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯
    電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材クリ
    ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接圧を変更
    できることを特徴とする請求項9のプロセスカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記当接状態変更手段は、前記プロセ
    スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
    された状態で、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯
    電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材クリ
    ーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接位置を周
    期的に変更することが可能であり、且つ前記当接位置変
    更の周期、或は速度を変更できることを特徴とする請求
    項9のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記帯電部材クリーニング部材は前記
    帯電部材表面に対して面接触するフィルム状部材を有す
    ることを特徴とする請求項12のプロセスカートリッ
    ジ。
  14. 【請求項14】 前記現像剤収容器内の現像剤量を逐次
    に検知する現像剤量検知手段と、前記現像手段近傍の環
    境を検知する環境検知手段と、を更に有し、前記プロセ
    スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
    された状態にて、前記電子写真画像形成装置本体で前記
    現像剤収容器内の現像剤量及び前記現像手段近傍の環境
    に基づく前記プロセスカートリッジの使用状況に応じて
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態を変更できることを特徴とする請求項9〜
    13のいずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記現像剤収容器内の現像剤量を逐次
    に検知する現像剤量検知手段を更に有し、前記プロセス
    カートリッジが前記現像手段近傍の環境を検知する環境
    検知手段を有する電子写真画像形成装置本体に装着され
    た状態にて、前記電子写真画像形成装置本体で前記現像
    剤収容器内の現像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基
    づく前記プロセスカートリッジの使用状況に応じて前記
    帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する
    当接状態を変更できること特徴とする請求項9〜13の
    いずれかの項に記載のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 前記現像手段近傍の環境を検知する環
    境検知手段を更に有し、前記プロセスカートリッジが前
    記現像剤収容器内の現像剤量を検知する現像剤量検知手
    段を有する電子写真画像形成装置本体に装着された状態
    にて、前記電子写真画像形成装置本体で前記現像剤収容
    器内の現像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前
    記プロセスカートリッジの使用状況に応じて前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態を変更できること特徴とする請求項9〜13のいずれ
    かの項に記載のプロセスカートリッジ。
  17. 【請求項17】 現像剤と接触する箇所に配置され、少
    なくとも一対の所定間隔をもって並置された部分を有す
    る電極を備えた検知部材と、現像剤と接触しない箇所に
    配置され、少なくとも一対の所定間隔をもって並置され
    た部分を有する電極を備えた比較部材と、を更に有し、
    前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置
    本体に装着された状態にて、前記電子写真画像形成装置
    本体で前記検知部材及び前記比較部材の静電容量を検出
    して比較することで検知された前記現像剤収容器内の現
    像剤残量と、前記比較部材の静電容量を検出することで
    検知された前記現像剤手段近傍の環境とに基づく前記プ
    ロセスカートリッジの使用状況に応じて前記帯電部材ク
    リーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状態を
    変更できることを特徴とする請求項9〜13のいずれか
    の項に記載のプロセスカートリッジ。
  18. 【請求項18】 現像剤と接触する箇所に配置され、少
    なくとも一対の所定間隔をもって並置された部分を有す
    る電極を備えた検知部材を更に有し、前記プロセスカー
    トリッジが現像剤と接触しない箇所に配置され、少なく
    とも一対の所定間隔をもって並置された部分を有する電
    極を備えた比較部材を有する電子写真画像形成装置本体
    に装着された状態にて、前記電子写真画像形成装置で前
    記検知部材及び前記比較部材の静電容量を検出して比較
    することで検知された前記現像剤収容器内の現像剤残量
    と、前記比較部材の静電容量を検出することで検知され
    た前記現像剤手段近傍の環境とに基づくプロセスカート
    リッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部
    材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更できるこ
    とを特徴とする請求項9〜13のいずれかの項に記載の
    プロセスカートリッジ。
  19. 【請求項19】 プロセスカートリッジを着脱可能であ
    って、記録媒体に画像を形成するための電子写真画像形
    成装置において、 (a)電子写真感光体と、前記電子写真感光体に作用す
    るプロセス手段としての、少なくとも前記電子写真感光
    体に接触し電圧が印加されて前記電子写真感光体表面を
    帯電する帯電部材と、前記電子写真感光体に形成された
    静電潜像を現像剤によって顕像化する現像手段と、 前記現像剤を収容して前記現像手段に現像剤を供給する
    現像剤収容器と、 前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃す
    る帯電部材クリーニング部材と、 前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態を変更する当接状態変更手段と、を有し、
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材に対する
    当接状態が可変であるプロセスカートリッジを取り外し
    可能に装着するための装着手段と、 (b)前記電子写真感光体に静電潜像を形成するための
    潜像形成手段と、を有し、前記プロセスカートリッジが
    前記電子写真画像形成装置本体に装着された状態にて、
    前記現像剤収容器内の現像剤量及び前記現像手段近傍の
    環境に基づく前記プロセスカートリッジの使用状況に応
    じて前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面
    に対する当接状態を変更することを特徴とする電子写真
    画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記プロセスカートリッジの前記当接
    状態変更手段は、前記帯電部材クリーニング部材の前記
    帯電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材ク
    リーニング部材を前記帯電部材表面に対して当接或は離
    間させることが可能であり、前記電子写真画像形成装置
    は、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成
    装置本体に装着された状態にて、前記現像剤収容器内の
    現像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロ
    セスカートリッジの使用状況に応じて前記当接状態変更
    手段を制御し、前記帯電部材クリーニング部材を前記帯
    電部材表面に当接或は離間させることを特徴とする請求
    項19の電子写真画像形成装置。
  21. 【請求項21】 前記プロセスカートリッジの前記当接
    状態変更手段は、前記帯電部材クリーニング部材の前記
    帯電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材ク
    リーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接圧を変
    更することが可能であり、前記電子写真画像形成装置
    は、前記プロセスカートリッジが前記電子写真画像形成
    装置本体に装着された状態にて、前記現像剤収容器内の
    現像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロ
    セスカートリッジの使用状況に応じて前記当接状態変更
    手段を制御し、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯
    電部材表面に対する当接圧を変更することを特徴とする
    請求項19の電子写真画像形成装置。
  22. 【請求項22】 前記プロセスカートリッジの前記当接
    状態変更手段は、前記帯電部材クリーニング部材の前記
    帯電部材表面に対する当接状態として、前記帯電部材ク
    リーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接位置を
    周期的に変更することが可能であり、前記電子写真画像
    形成装置は、前記プロセスカートリッジが前記電子写真
    画像形成装置本体に装着された状態にて、前記現像剤収
    容器内の現像剤量及び前記現像手段近傍の環境に基づく
    前記プロセスカートリッジの使用状況に応じて前記当接
    状態変更手段を制御し、前記当接位置変更周期、或は当
    接位置の変更速度を変更することを特徴とする請求項1
    9の電子写真画像形成装置。
  23. 【請求項23】 前記帯電部材クリーニング部材は前記
    帯電部材表面に対して面接触するフィルム状部材を有す
    ることを特徴とする請求項22の電子写真画像形成装
    置。
  24. 【請求項24】 前記現像剤収容器内の現像剤量を逐次
    に検知する現像剤量検知手段と、前記現像手段近傍の環
    境を検知する環境検知手段と、を更に有するプロセスカ
    ートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着され
    た状態にて、前記現像剤収容器内の現像剤量及び前記現
    像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカートリッジの
    使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部材の前記
    帯電部材表面に対する当接状態を変更することを特徴と
    する請求項19〜23のいずれかの項に記載の電子写真
    画像形成装置。
  25. 【請求項25】 前記現像手段近傍の環境を検知する環
    境検知手段を更に有しており、前記現像収容器内の現像
    剤量を逐次に検知する現像剤量検知手段を更に有するプ
    ロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に
    装着された状態にて、前記現像剤収容器内の現像剤量及
    び前記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカート
    リッジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部
    材の前記帯電部材表面に対する当接状態を変更すること
    を特徴とする請求項19〜23のいずれかの項に記載の
    電子写真画像形成装置。
  26. 【請求項26】 前記現像剤収容器内の現像剤量を検知
    する現像剤量検知手段を更に有しており、前記現像手段
    近傍の環境を検知する環境検知手段を更に有するプロセ
    スカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に装着
    された状態にて、前記現像剤収容器内の現像剤量及び前
    記現像手段近傍の環境に基づく前記プロセスカートリッ
    ジの使用状況に応じて前記帯電部材クリーニング部材の
    前記帯電部材表面に対する当接状態を変更することを特
    徴とする請求項19〜23のいずれかの項に記載の電子
    写真画像形成装置。
  27. 【請求項27】 現像剤と接触する箇所に配置され、少
    なくとも一対の所定間隔をもって並置された部分を有す
    る電極を備えた検知部材と、現像剤と接触しない箇所に
    配置され、少なくとも一対の所定間隔をもって並置され
    た部分を有する電極を備えた比較部材とを更に有するプ
    ロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装置本体に
    装着された状態にて、前記検知部材及び前記比較部材の
    静電容量を検出して比較することで検知された前記現像
    剤収容器内の現像剤残量と、前記比較部材の静電容量を
    検出することで検知された前記現像剤手段近傍の環境と
    に基づく前記プロセスカートリッジの使用状況に応じて
    前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接条件を変更することを特徴とする請求項19〜
    23のいずれかの項に記載の電子写真画像形成装置。
  28. 【請求項28】 現像剤と接触しない箇所に配置され、
    少なくとも一対の所定間隔をもって並置された部分を有
    する電極を備えた比較部材を更に有しており、現像剤と
    接触する箇所に配置され、少なくとも一対の所定間隔を
    もって並置された部分を有する電極を備えた検知部材を
    有するプロセスカートリッジが前記電子写真画像形成装
    置本体に装着された状態にて、前記検知部材及び前記比
    較部材の静電容量を検出して比較することで検知された
    前記現像剤収容器内の現像剤残量と、前記比較部材の静
    電容量を検出することで検知された前記現像剤手段近傍
    の環境とに基ずく前記プロセスカートリッジの使用状況
    に応じて前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材
    表面に対する当接条件を変更することを特徴とする請求
    項19〜23のいずれかの項に記載の電子写真画像形成
    装置。
  29. 【請求項29】 電子写真感光体を帯電する帯電装置に
    おいて、 前記電子写真感光体に接触し電圧が印加されて前記電子
    写真感光体表面を帯電する帯電部材と、 前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃す
    る帯電部材クリーニング部材と、 前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対
    する当接状態を変更する当接状態変更手段と、を有し、
    前記電子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によ
    って顕像化する現像手段近傍の環境と、現像剤を収容し
    て前記現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器内の現
    像剤量とに基づいて、前記帯電部材クリーニング部材の
    前記帯電部材表面に対する当接状態を変更することを特
    徴とする帯電装置。
  30. 【請求項30】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材を前記帯電部
    材表面に当接或は離間させることを特徴とする請求項2
    9の帯電装置。
  31. 【請求項31】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部
    材表面に対する当接圧を変更することを特徴とする請求
    項29の帯電装置。
  32. 【請求項32】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部
    材表面に対する当接位置を周期的に変更することが可能
    であり、且つ前記当接位置変更の周期、或は当接位置変
    更の速度を変更することを特徴とする請求項29の帯電
    装置。
  33. 【請求項33】 前記帯電部材クリーニング部材は前記
    帯電部材表面に対して面接触するフィルム状部材を有す
    ることを特徴とする請求項32の帯電装置。
  34. 【請求項34】 電子写真感光体に接触し電圧が印加さ
    れて前記電子写真感光体表面を帯電する帯電部材の表面
    を清掃するために用いられる帯電部材クリーニング装置
    において、 前記帯電部材表面に接触して前記帯電部材表面を清掃す
    る帯電部材クリーニング部材と、 前記帯電手段清掃部材の前記帯電回転体表面に対する当
    接状態を変更する当接状態変更手段と、を有し、前記電
    子写真感光体に形成された静電潜像を現像剤によって顕
    像化する現像手段近傍の環境と、現像剤を収容して前記
    現像手段に現像剤を供給する現像剤収容器内の現像剤量
    とに基づいて、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯
    電部材表面に対する当接状態を変更することを特徴とす
    る帯電部材クリーニング装置。
  35. 【請求項35】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材を前記帯電部
    材表面に当接或は離間させることを特徴とする請求項3
    4の帯電部材クリーニング装置。
  36. 【請求項36】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部
    材表面に対する当接圧を変更することを特徴とする請求
    項34の帯電部材クリーニング装置。
  37. 【請求項37】 前記当接状態変更手段は、前記帯電部
    材クリーニング部材の前記帯電部材表面に対する当接状
    態として、前記帯電部材クリーニング部材の前記帯電部
    材表面に対する当接位置を周期的に変更することが可能
    であり、且つ前記当接位置変更の周期、或は当接位置変
    更の速度を変更することを特徴とする請求項34の帯電
    部材クリーニング装置。
  38. 【請求項38】 前記帯電部材クリーニング部材は前記
    帯電部材表面に対して面接触するフィルム状部材を有す
    ることを特徴とする請求項37の帯電部材クリーニング
    装置。
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