JP2001193864A - 弁体ロック装置 - Google Patents
弁体ロック装置Info
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- JP2001193864A JP2001193864A JP2000002043A JP2000002043A JP2001193864A JP 2001193864 A JP2001193864 A JP 2001193864A JP 2000002043 A JP2000002043 A JP 2000002043A JP 2000002043 A JP2000002043 A JP 2000002043A JP 2001193864 A JP2001193864 A JP 2001193864A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バタフライ弁等の弁棒を回転駆動させる駆動
装置をメンテナンス等のために取り外した場合、弁体を
ロックして、弁体が不用意に回転することを防止する。 【解決手段】 ロック装置11は、弁棒3の外周面に着
脱自在な環状のストッパ部材19と、弁箱に設けられた
ブラケット5とストッパ部材19とに差し込まれるロッ
クピン20とを有し、上記ストッパ部材19の内周面と
弁棒3の外周面とに、互いに噛み合うセレーション1
5,28が形成され、ストッパ部材19は半円状の分割
体19a,19bに2分割され、両分割体19a,19
b同士は接合手段によって互いに着脱自在に接合され、
上記ロックピン20は、ブラケット5に形成されたピン
貫通孔16と、ストッパ部材19に形成されたピン挿入
孔29とに挿脱自在に構成されている。
装置をメンテナンス等のために取り外した場合、弁体を
ロックして、弁体が不用意に回転することを防止する。 【解決手段】 ロック装置11は、弁棒3の外周面に着
脱自在な環状のストッパ部材19と、弁箱に設けられた
ブラケット5とストッパ部材19とに差し込まれるロッ
クピン20とを有し、上記ストッパ部材19の内周面と
弁棒3の外周面とに、互いに噛み合うセレーション1
5,28が形成され、ストッパ部材19は半円状の分割
体19a,19bに2分割され、両分割体19a,19
b同士は接合手段によって互いに着脱自在に接合され、
上記ロックピン20は、ブラケット5に形成されたピン
貫通孔16と、ストッパ部材19に形成されたピン挿入
孔29とに挿脱自在に構成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バタフライ弁やボ
ール弁等の弁体を任意の位置でロックするロック装置に
関するものである。
ール弁等の弁体を任意の位置でロックするロック装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図10に示すように、バタフライ
弁60等においては、モータと減速機等で構成される駆
動装置61によって弁棒62を回転駆動することによ
り、弁体63を開閉している。上記駆動装置61は、弁
箱64に設けられたブラケット65に取付けられ、弁棒
62の一端部に着脱自在に連結されている。
弁60等においては、モータと減速機等で構成される駆
動装置61によって弁棒62を回転駆動することによ
り、弁体63を開閉している。上記駆動装置61は、弁
箱64に設けられたブラケット65に取付けられ、弁棒
62の一端部に着脱自在に連結されている。
【0003】これによると、駆動装置61で弁棒62を
回転することにより、弁体63を所定角開いたり閉じた
りする。駆動装置61を停止した場合、流体によって弁
体63にアンバランスなトルクが作用しても、弁体63
および弁棒62の回転は上記駆動装置61で規制されて
いる。
回転することにより、弁体63を所定角開いたり閉じた
りする。駆動装置61を停止した場合、流体によって弁
体63にアンバランスなトルクが作用しても、弁体63
および弁棒62の回転は上記駆動装置61で規制されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来形式では、プラントを運転中に、メンテナンス等のた
めに駆動装置61をブラケット65から取り外した場
合、弁棒62が回転フリーな状態となり、流体によって
弁体63にアンバランスなトルクが作用すると、弁体6
3が流体の力によって不用意かつ急激に回転してしまう
といった問題がある。特に、流体が液体である場合に
は、ウォーターハンマの発生の原因になることが危惧さ
れる。
来形式では、プラントを運転中に、メンテナンス等のた
めに駆動装置61をブラケット65から取り外した場
合、弁棒62が回転フリーな状態となり、流体によって
弁体63にアンバランスなトルクが作用すると、弁体6
3が流体の力によって不用意かつ急激に回転してしまう
といった問題がある。特に、流体が液体である場合に
は、ウォーターハンマの発生の原因になることが危惧さ
れる。
【0005】本発明は、メンテナンス等のために駆動装
置を取り外す際、弁体を確実にロックすることを目的と
する。
置を取り外す際、弁体を確実にロックすることを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明における弁体ロック装置は、弁棒の回転により
開閉される弁体を有する弁装置において、上記弁棒の外
周面に着脱自在な環状のストッパ部材と、弁箱に設けら
れた固定部材と上記ストッパ部材とに差し込まれるロッ
クピンとを有し、上記ストッパ部材の内周面に係合部が
形成され、上記係合部は、弁棒の外周面に形成された被
係合部に、弁棒の回転方向において係合するように構成
され、上記ストッパ部材は周方向において複数の円弧状
の分割体に分割され、上記各分割体同士は接合手段によ
って互いに着脱自在に接合され、上記ロックピンは、上
記固定部材に形成されたピン貫通孔と、上記ストッパ部
材に形成されたピン挿入孔とに挿脱自在に構成されてい
るものである。
に本発明における弁体ロック装置は、弁棒の回転により
開閉される弁体を有する弁装置において、上記弁棒の外
周面に着脱自在な環状のストッパ部材と、弁箱に設けら
れた固定部材と上記ストッパ部材とに差し込まれるロッ
クピンとを有し、上記ストッパ部材の内周面に係合部が
形成され、上記係合部は、弁棒の外周面に形成された被
係合部に、弁棒の回転方向において係合するように構成
され、上記ストッパ部材は周方向において複数の円弧状
の分割体に分割され、上記各分割体同士は接合手段によ
って互いに着脱自在に接合され、上記ロックピンは、上
記固定部材に形成されたピン貫通孔と、上記ストッパ部
材に形成されたピン挿入孔とに挿脱自在に構成されてい
るものである。
【0007】これによると、ピン挿入孔をピン貫通孔の
位置に合わせた状態で、各分割体を弁棒の外周面の周り
に配置し、各分割体同士を接合手段によって接合する。
これにより、ストッパ部材が組立てられて弁棒の外周面
に装着される。この際、係合部が、被係合部に、弁棒の
回転方向において係合しており、弁棒の回転方向におい
て弁棒とストッパ部材とが一体化される。そして、ロッ
クピンを上記ピン貫通孔とピン挿入孔とに差し込むこと
により、ストッパ部材がロックピンを介して固定部材側
に固定される。これにより、弁棒は回転方向において任
意の位置でロックされるため、メンテナンス等の際に、
駆動装置を取り外した場合、流体によって弁体にアンバ
ランスなトルクが作用しても、弁体が不用意に回転して
しまうことを防止することができる。
位置に合わせた状態で、各分割体を弁棒の外周面の周り
に配置し、各分割体同士を接合手段によって接合する。
これにより、ストッパ部材が組立てられて弁棒の外周面
に装着される。この際、係合部が、被係合部に、弁棒の
回転方向において係合しており、弁棒の回転方向におい
て弁棒とストッパ部材とが一体化される。そして、ロッ
クピンを上記ピン貫通孔とピン挿入孔とに差し込むこと
により、ストッパ部材がロックピンを介して固定部材側
に固定される。これにより、弁棒は回転方向において任
意の位置でロックされるため、メンテナンス等の際に、
駆動装置を取り外した場合、流体によって弁体にアンバ
ランスなトルクが作用しても、弁体が不用意に回転して
しまうことを防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明における第1の実施
の形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1,図2に
示すように、1は弁装置の一例であるバタフライ弁であ
り、弁箱2の内部には、弁棒3の回転により開閉される
弁体4が備えられている。また、弁箱2には一対のブラ
ケット5,6(固定部材の一例)が設けられて固定され
ている。このうち、一方のブラケット5には、弁棒3を
回転させる駆動装置7が着脱自在に取付けられている。
この駆動装置7はモータと減速機等で構成されている。
の形態を図1〜図6に基づいて説明する。図1,図2に
示すように、1は弁装置の一例であるバタフライ弁であ
り、弁箱2の内部には、弁棒3の回転により開閉される
弁体4が備えられている。また、弁箱2には一対のブラ
ケット5,6(固定部材の一例)が設けられて固定され
ている。このうち、一方のブラケット5には、弁棒3を
回転させる駆動装置7が着脱自在に取付けられている。
この駆動装置7はモータと減速機等で構成されている。
【0009】上記両ブラケット5,6はそれぞれ、弁箱
2の外面から立設される前後一対の縦板部8a,8b
と、両縦板部8a,8bの先端部間に設けられた横板部
8cとによって、側面視で門形状に形成されている。上
記弁棒3の一端部は、一方のブラケット5の横板部8c
を貫通して、駆動装置7に着脱自在に連結されている。
また、弁棒3の両端部はそれぞれ、両ブラケット5,6
の縦板部8a,8b間を通り、横板部8cに設けられた
軸受け部10で保持されている。
2の外面から立設される前後一対の縦板部8a,8b
と、両縦板部8a,8bの先端部間に設けられた横板部
8cとによって、側面視で門形状に形成されている。上
記弁棒3の一端部は、一方のブラケット5の横板部8c
を貫通して、駆動装置7に着脱自在に連結されている。
また、弁棒3の両端部はそれぞれ、両ブラケット5,6
の縦板部8a,8b間を通り、横板部8cに設けられた
軸受け部10で保持されている。
【0010】上記弁棒3の両端部の一段細くなっている
箇所には、上記弁体4をロックするロック装置11が着
脱自在に取付けられるロック装置取付部12が設定され
ている。すなわち、図2,図5に示すように、両ロック
装置取付部12において、弁棒3の外周面には、弁棒3
の軸心14に沿って長い複数の弁棒側セレーション15
(被係合部の一例に相当する鋸歯状の突起)が形成され
ている。また、図3に示すように、両ブラケット5,6
の各縦板部8a,8bにはそれぞれ、前後に貫通したピ
ン貫通孔16が形成されており、これらピン貫通孔16
は上記ロック装置取付部12の位置に対向している。
箇所には、上記弁体4をロックするロック装置11が着
脱自在に取付けられるロック装置取付部12が設定され
ている。すなわち、図2,図5に示すように、両ロック
装置取付部12において、弁棒3の外周面には、弁棒3
の軸心14に沿って長い複数の弁棒側セレーション15
(被係合部の一例に相当する鋸歯状の突起)が形成され
ている。また、図3に示すように、両ブラケット5,6
の各縦板部8a,8bにはそれぞれ、前後に貫通したピ
ン貫通孔16が形成されており、これらピン貫通孔16
は上記ロック装置取付部12の位置に対向している。
【0011】上記ロック装置11は、ストッパ部材19
とロックピン20と接合手段21とを有しており、以下
のように構成されている。図3〜図6に示すように、上
記ストッパ部材19は、弁棒3の外周面に着脱自在な円
環状の部材であり、周方向において、一方の半円状の分
割体19aと他方の半円状の分割体19bとに2分割さ
れている。
とロックピン20と接合手段21とを有しており、以下
のように構成されている。図3〜図6に示すように、上
記ストッパ部材19は、弁棒3の外周面に着脱自在な円
環状の部材であり、周方向において、一方の半円状の分
割体19aと他方の半円状の分割体19bとに2分割さ
れている。
【0012】上記接合手段21は、両分割体19a,1
9b同士を着脱自在に接合するためのものであり、両分
割体19a,19bに渡される複数の半円状の接合板2
2a,22b,23a,23bと、両分割体19a,1
9bと各接合板22a,22b,23a,23bとを締
結する複数のボルト24等の締結具とで構成されてい
る。尚、上記各接合板22a,22b,23a,23b
には、各ボルト24が挿通される複数のボルト孔25が
形成されており、上記両分割体19a,19bには、各
ボルト24が締め込まれる複数のねじ孔26が上記各ボ
ルト孔25に合致するように形成されている。
9b同士を着脱自在に接合するためのものであり、両分
割体19a,19bに渡される複数の半円状の接合板2
2a,22b,23a,23bと、両分割体19a,1
9bと各接合板22a,22b,23a,23bとを締
結する複数のボルト24等の締結具とで構成されてい
る。尚、上記各接合板22a,22b,23a,23b
には、各ボルト24が挿通される複数のボルト孔25が
形成されており、上記両分割体19a,19bには、各
ボルト24が締め込まれる複数のねじ孔26が上記各ボ
ルト孔25に合致するように形成されている。
【0013】また、上記ストッパ部材19の内周面に
は、弁棒3の軸心14の方向に長い複数のストッパ側セ
レーション28(係合部の一例に相当する鋸歯状の突
起)が形成されている。上記ストッパ側セレーション2
8は、上記弁棒側セレーション15と噛み合って、弁棒
3の回転方向(周方向)において係合するように構成さ
れている。
は、弁棒3の軸心14の方向に長い複数のストッパ側セ
レーション28(係合部の一例に相当する鋸歯状の突
起)が形成されている。上記ストッパ側セレーション2
8は、上記弁棒側セレーション15と噛み合って、弁棒
3の回転方向(周方向)において係合するように構成さ
れている。
【0014】また、上記両分割体19a,19bにはそ
れぞれピン挿入孔29が径方向に形成されている。これ
ら両ピン挿入孔29はストッパ部材19の周方向におい
て180°振り分けた位置に形成されている。上記ロッ
クピン20は上記各ピン貫通孔16と各ピン挿入孔29
とに挿脱自在に構成されている。上記構成における作用
を説明する。
れぞれピン挿入孔29が径方向に形成されている。これ
ら両ピン挿入孔29はストッパ部材19の周方向におい
て180°振り分けた位置に形成されている。上記ロッ
クピン20は上記各ピン貫通孔16と各ピン挿入孔29
とに挿脱自在に構成されている。上記構成における作用
を説明する。
【0015】プラントを運転中に、メンテナンス等のた
めに駆動装置7をバタフライ弁1から取り外す場合、弁
棒3の両ロック装置取付部12にそれぞれロック装置1
1を装着して弁体4をロックする。すなわち、各ピン挿
入孔29を各ピン貫通孔16の位置に合わせた状態で、
図5に示すように、両分割体19a,19bを弁棒3の
外周面の周りに配置し、図4に示すように、各接合板2
2a,22b,23a,23bを両分割体19a,19
bに渡して当て付け、複数のボルト24を各ボルト孔2
5に挿通して各ねじ孔26に締め込む。これにより、図
3に示すように、両分割体19a,19b同士が接合さ
れて、ストッパ部材19が組立てられ、弁棒3のロック
装置取付部12に装着される。
めに駆動装置7をバタフライ弁1から取り外す場合、弁
棒3の両ロック装置取付部12にそれぞれロック装置1
1を装着して弁体4をロックする。すなわち、各ピン挿
入孔29を各ピン貫通孔16の位置に合わせた状態で、
図5に示すように、両分割体19a,19bを弁棒3の
外周面の周りに配置し、図4に示すように、各接合板2
2a,22b,23a,23bを両分割体19a,19
bに渡して当て付け、複数のボルト24を各ボルト孔2
5に挿通して各ねじ孔26に締め込む。これにより、図
3に示すように、両分割体19a,19b同士が接合さ
れて、ストッパ部材19が組立てられ、弁棒3のロック
装置取付部12に装着される。
【0016】この際、ストッパ側セレーション28が弁
棒側セレーション15と噛み合っており、弁棒3の回転
方向において、弁棒3とストッパ部材19とが一体化さ
れる。そして、ロックピン20をピン貫通孔16とピン
挿入孔29とに差し込むことにより、図1に示すよう
に、両ストッパ部材19がそれぞれ複数のロックピン2
0を介して両ブラケット5,6側に固定される。したが
って、弁棒3は、両ロック装置取付部12に装着された
ロック装置11により、回転方向において任意の位置で
ロックされる。
棒側セレーション15と噛み合っており、弁棒3の回転
方向において、弁棒3とストッパ部材19とが一体化さ
れる。そして、ロックピン20をピン貫通孔16とピン
挿入孔29とに差し込むことにより、図1に示すよう
に、両ストッパ部材19がそれぞれ複数のロックピン2
0を介して両ブラケット5,6側に固定される。したが
って、弁棒3は、両ロック装置取付部12に装着された
ロック装置11により、回転方向において任意の位置で
ロックされる。
【0017】この状態で、駆動装置7を取り外すことに
より、流体によって弁体4にアンバランスなトルクが作
用しても、弁体4が不用意に回転してしまうことを防止
することができる。尚、上記駆動装置7に対してメンテ
ナンス等を行なった後、駆動装置7をバタフライ弁1に
装着し、その後、弁棒3から両ロック装置11を取り外
す。ロック装置11の取り外しは、先ず、ロックピン2
0を脱抜し、その後、図4に示すように、ボルト24を
取り外して、各接合板22a,22b,23a,23b
をストッパ部材19から取り外す。これにより、図5に
示すように、ストッパ部材19が一方の分割体19aと
他方の分割体19bとに2分割されて弁棒3から取り外
される。
より、流体によって弁体4にアンバランスなトルクが作
用しても、弁体4が不用意に回転してしまうことを防止
することができる。尚、上記駆動装置7に対してメンテ
ナンス等を行なった後、駆動装置7をバタフライ弁1に
装着し、その後、弁棒3から両ロック装置11を取り外
す。ロック装置11の取り外しは、先ず、ロックピン2
0を脱抜し、その後、図4に示すように、ボルト24を
取り外して、各接合板22a,22b,23a,23b
をストッパ部材19から取り外す。これにより、図5に
示すように、ストッパ部材19が一方の分割体19aと
他方の分割体19bとに2分割されて弁棒3から取り外
される。
【0018】上記実施の形態では、係合部と被係合部と
の一例として、図5に示すように、互いに噛み合うセレ
ーション15,28を設けているが、ストッパ部材19
の内周面と弁棒3の外周面とにそれぞれ、弁棒3の軸心
14の方向に長い複数の溝を形成し、ストッパ部材19
側の溝と弁棒3側の溝同士が嵌合するスプライン構造で
あってもよい。
の一例として、図5に示すように、互いに噛み合うセレ
ーション15,28を設けているが、ストッパ部材19
の内周面と弁棒3の外周面とにそれぞれ、弁棒3の軸心
14の方向に長い複数の溝を形成し、ストッパ部材19
側の溝と弁棒3側の溝同士が嵌合するスプライン構造で
あってもよい。
【0019】上記実施の形態では、図2に示すように弁
体4を全閉位置にしているが、弁体4がどの位置であっ
ても、ロック装置11を用いて任意の位置でロックする
ことができる。上記実施の形態では、ストッパ部材19
を分割体19a,19bに2分割しているが、3分割以
上に複数分割したものであってもよい。
体4を全閉位置にしているが、弁体4がどの位置であっ
ても、ロック装置11を用いて任意の位置でロックする
ことができる。上記実施の形態では、ストッパ部材19
を分割体19a,19bに2分割しているが、3分割以
上に複数分割したものであってもよい。
【0020】上記実施の形態では、図3に示すように、
ストッパ部材19を2本のロックピン20で固定してい
るが、1本または3本以上のロックピン20で固定して
もよい。また、ピン貫通孔16を各ブラケット5,6に
2箇所ずつ形成するとともに、ピン挿入孔29を各スト
ッパ部材19に2箇所ずつ形成しているが、これら孔1
6,29を1箇所または3箇所以上形成してもよい。
ストッパ部材19を2本のロックピン20で固定してい
るが、1本または3本以上のロックピン20で固定して
もよい。また、ピン貫通孔16を各ブラケット5,6に
2箇所ずつ形成するとともに、ピン挿入孔29を各スト
ッパ部材19に2箇所ずつ形成しているが、これら孔1
6,29を1箇所または3箇所以上形成してもよい。
【0021】上記実施の形態では、図1に示すように、
ロック装置11を弁棒3の2箇所に装着しているが、1
箇所または3箇所以上に装着してもよい。上記実施の形
態では、弁装置の一例であるバタフライ弁1の弁棒3に
ロック装置11を着脱自在に取り付けているが、バタフ
ライ弁1に限らず、ロック装置11をボール弁の弁棒に
設けて、弁体をロックすることも可能である。
ロック装置11を弁棒3の2箇所に装着しているが、1
箇所または3箇所以上に装着してもよい。上記実施の形
態では、弁装置の一例であるバタフライ弁1の弁棒3に
ロック装置11を着脱自在に取り付けているが、バタフ
ライ弁1に限らず、ロック装置11をボール弁の弁棒に
設けて、弁体をロックすることも可能である。
【0022】上記実施の形態では、弁箱2に設けられた
固定部材の一例としてブラケット5,6を挙げ、これら
ブラケット5,6にピン貫通孔16を形成しているが、
ブラケット5,6に限らず、固定されたフレーム等にピ
ン貫通孔16を形成してもよい。次に、本発明における
第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。
固定部材の一例としてブラケット5,6を挙げ、これら
ブラケット5,6にピン貫通孔16を形成しているが、
ブラケット5,6に限らず、固定されたフレーム等にピ
ン貫通孔16を形成してもよい。次に、本発明における
第2の実施の形態を図7に基づいて説明する。
【0023】すなわち、両ロック装置取付部12におい
て、弁棒3の外周面には、面取加工によって弁棒側平坦
面40(被係合部の一例)が周方向に複数形成されてい
る。また、ストッパ部材19の内周面にも、面取加工に
よって、ストッパ側平坦面41(係合部の一例)が周方
向に複数形成されている。これによると、ストッパ部材
19を組立てて弁棒3のロック装置取付部12に装着し
た際、各弁棒側平坦面40と各ストッパ側平坦面41と
が互いに重なり合って当接するため、各ストッパ側平坦
面41が、各弁棒側平坦面40に、弁棒3の回転方向に
おいて係合する。これにより、弁棒3の回転方向におい
て、弁棒3とストッパ部材19とが一体化される。
て、弁棒3の外周面には、面取加工によって弁棒側平坦
面40(被係合部の一例)が周方向に複数形成されてい
る。また、ストッパ部材19の内周面にも、面取加工に
よって、ストッパ側平坦面41(係合部の一例)が周方
向に複数形成されている。これによると、ストッパ部材
19を組立てて弁棒3のロック装置取付部12に装着し
た際、各弁棒側平坦面40と各ストッパ側平坦面41と
が互いに重なり合って当接するため、各ストッパ側平坦
面41が、各弁棒側平坦面40に、弁棒3の回転方向に
おいて係合する。これにより、弁棒3の回転方向におい
て、弁棒3とストッパ部材19とが一体化される。
【0024】上記第1の実施の形態では、図4に示すよ
うに、接合手段21を複数の接合板22a,22b,2
3a,23bと複数のボルト24とで構成しているが、
このような構成に限定されるものではなく、例えば、以
下に説明する第3の実施の形態のようなものであっても
よい。すなわち、図8,図9に示すように、一方の分割
体19aの周方向の両端部に一方のフランジ部45が設
けられ、他方の分割体19bの周方向の両端部に他方の
フランジ部46が設けられている。これら各フランジ部
45,46にはそれぞれボルト孔47が形成されてい
る。尚、接合手段50は、上記フランジ部45,46
と、上記各ボルト孔47に挿通されるボルト48と、各
ボルト48に螺合されるナット49とで構成されてい
る。
うに、接合手段21を複数の接合板22a,22b,2
3a,23bと複数のボルト24とで構成しているが、
このような構成に限定されるものではなく、例えば、以
下に説明する第3の実施の形態のようなものであっても
よい。すなわち、図8,図9に示すように、一方の分割
体19aの周方向の両端部に一方のフランジ部45が設
けられ、他方の分割体19bの周方向の両端部に他方の
フランジ部46が設けられている。これら各フランジ部
45,46にはそれぞれボルト孔47が形成されてい
る。尚、接合手段50は、上記フランジ部45,46
と、上記各ボルト孔47に挿通されるボルト48と、各
ボルト48に螺合されるナット49とで構成されてい
る。
【0025】これによると、両分割体19a,19bを
弁棒3の外周面の周りに配置し、一方のフランジ部45
と他方のフランジ部46とを互いに当て付け、各ボルト
孔47にボルト48を挿通してナット49で締め付け
る。これにより、図9に示すように、両分割体19a,
19b同士が接合されて、ストッパ部材19が組立てら
れ、ロック装置取付部12に装着される。
弁棒3の外周面の周りに配置し、一方のフランジ部45
と他方のフランジ部46とを互いに当て付け、各ボルト
孔47にボルト48を挿通してナット49で締め付け
る。これにより、図9に示すように、両分割体19a,
19b同士が接合されて、ストッパ部材19が組立てら
れ、ロック装置取付部12に装着される。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
ピン挿入孔をピン貫通孔の位置に合わせた状態で、各分
割体を弁棒の外周面の周りに配置し、各分割体同士を接
合手段によって接合する。これにより、ストッパ部材が
組立てられて弁棒の外周面に装着される。この際、係合
部が、被係合部に、弁棒の回転方向において係合してお
り、弁棒の回転方向において弁棒とストッパ部材とが一
体化される。そして、ロックピンを上記ピン貫通孔とピ
ン挿入孔とに差し込むことにより、ストッパ部材がロッ
クピンを介して固定部材側に固定される。これにより、
弁棒は回転方向においてロックされるため、メンテナン
ス等の際に、駆動装置を取り外した場合、流体によって
弁体にアンバランスなトルクが作用しても、弁体が不用
意に回転してしまうことを防止することができる。
ピン挿入孔をピン貫通孔の位置に合わせた状態で、各分
割体を弁棒の外周面の周りに配置し、各分割体同士を接
合手段によって接合する。これにより、ストッパ部材が
組立てられて弁棒の外周面に装着される。この際、係合
部が、被係合部に、弁棒の回転方向において係合してお
り、弁棒の回転方向において弁棒とストッパ部材とが一
体化される。そして、ロックピンを上記ピン貫通孔とピ
ン挿入孔とに差し込むことにより、ストッパ部材がロッ
クピンを介して固定部材側に固定される。これにより、
弁棒は回転方向においてロックされるため、メンテナン
ス等の際に、駆動装置を取り外した場合、流体によって
弁体にアンバランスなトルクが作用しても、弁体が不用
意に回転してしまうことを防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態における弁体ロック
装置を取付けたバタフライ弁の側面図である。
装置を取付けたバタフライ弁の側面図である。
【図2】同、バタフライ弁の主な構成を示す正面から見
た断面図である。
た断面図である。
【図3】同、弁体ロック装置の平面図である。
【図4】同、弁体ロック装置の分解斜視図である。
【図5】同、弁体ロック装置のストッパ部材の構成を示
す平面図である。
す平面図である。
【図6】図5におけるA−A矢視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における弁体ロック
装置のストッパ部材の構成を示す平面図である。
装置のストッパ部材の構成を示す平面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態における弁体ロック
装置の接合手段の構成を示す平面図である。
装置の接合手段の構成を示す平面図である。
【図9】同、弁体ロック装置の接合手段によって接合さ
れたストッパ部材の側面図である。
れたストッパ部材の側面図である。
【図10】従来のバタフライ弁の主な構成を示す正面か
ら見た断面図である。
ら見た断面図である。
1 バタフライ弁(弁装置) 2 弁箱 3 弁棒 4 弁体 5,6 ブラケット(固定部材) 11 ロック装置 15 弁棒側セレーション(被係合部) 16 ピン貫通孔 19 ストッパ部材 19a,19b 分割体 20 ロックピン 21 接合手段 28 ストッパ側セレーション(係合部) 29 ピン挿入孔 40 弁体側平坦部(被係合部) 41 ストッパ側平坦部(係合部) 50 接合手段
Claims (1)
- 【請求項1】 弁棒の回転により開閉される弁体を有す
る弁装置において、上記弁棒の外周面に着脱自在な環状
のストッパ部材と、弁箱に設けられた固定部材と上記ス
トッパ部材とに差し込まれるロックピンとを有し、上記
ストッパ部材の内周面に係合部が形成され、上記係合部
は、弁棒の外周面に形成された被係合部に、弁棒の回転
方向において係合するように構成され、上記ストッパ部
材は周方向において複数の円弧状の分割体に分割され、
上記各分割体同士は接合手段によって互いに着脱自在に
接合され、上記ロックピンは、上記固定部材に形成され
たピン貫通孔と、上記ストッパ部材に形成されたピン挿
入孔とに挿脱自在に構成されていることを特徴とする弁
体ロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002043A JP2001193864A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 弁体ロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000002043A JP2001193864A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 弁体ロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001193864A true JP2001193864A (ja) | 2001-07-17 |
Family
ID=18531195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000002043A Pending JP2001193864A (ja) | 2000-01-11 | 2000-01-11 | 弁体ロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001193864A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006316843A (ja) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Fujii Gokin Seisakusho Co Ltd | せん引き抜き装置 |
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KR101178484B1 (ko) | 2012-03-12 | 2012-09-06 | 신진정공 주식회사 | 버터 플라이 밸브 디스크 위치 조절장치 |
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JP2021127809A (ja) * | 2020-02-14 | 2021-09-02 | 前澤工業株式会社 | 流体制御装置及びそのメンテナンス方法 |
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CN114313667A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-04-12 | 五邑大学 | 运输液罐及液罐车 |
-
2000
- 2000-01-11 JP JP2000002043A patent/JP2001193864A/ja active Pending
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN114313667B (zh) * | 2021-12-20 | 2023-06-13 | 五邑大学 | 运输液罐及液罐车 |
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