JPH0239740Y2 - - Google Patents

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JPH0239740Y2
JPH0239740Y2 JP7320787U JP7320787U JPH0239740Y2 JP H0239740 Y2 JPH0239740 Y2 JP H0239740Y2 JP 7320787 U JP7320787 U JP 7320787U JP 7320787 U JP7320787 U JP 7320787U JP H0239740 Y2 JPH0239740 Y2 JP H0239740Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
divided bodies
locking
divided
protrusion
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JP7320787U
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  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はトラワイヤーを張つたり、緩めたりす
るターンバツクルを回転させるのに使用される回
転用工具に関するものである。
(従来技術) 柱などを固定するトラワイヤーはターンバツク
ルを回転させることにより張つたり、緩めたりさ
れる。このターンバツクルは第8図のように形成
されており、回転軸2を一方に回転させるとその
両端に螺合されている連結具20,21が相互に
接近するように引かれて、連結具20,21に連
結されているトラワイヤー22が張られ、回転軸
2を逆回転させると連結具20,21が相互に離
れてトラワイヤー22が緩むようにしてある。
従来は回転軸2を回転させるための専用工具が
無いため、回転軸2に形成されている差し込み孔
5a,5bにメガネスパナの柄やパイプレンチな
どを差し込み、それらを回して回転軸2を回転さ
せていた。
(従来技術の問題点) 従来の回転軸回転方法では次のような問題があ
つた。
(1) メガネスパナは柄が短いので1ストロークの
回転量が少ない。このため回転軸2を何度も回
転させるには、同スパナの柄を差し込み孔5
a,5bに何度も差替えなければならず非常に
面倒であつた。そのため回転に時間がかかると
いう難点もあつた。
(2) 差し込み孔5a,5bが回転軸2に90゜間隔
で二本しか形成されていないため、回転軸2が
途中で止まるとメガネスパナの柄を差替えると
きに差し込み5a,5bに柄を差し込みにく
い。また90゜間隔であるため細かい回転もさせ
にくいという問題があつた。
(3) 1ストロークの回転量を多くしたり、大きな
回転力が必要なときはメガネスパナの代りに長
いパイプレンチを使用しているが、パイプレン
チは必要なときにいつもあるとは限らず、必要
なときに使用できないことがある。またパイプ
レンチは長いので差し込み孔5a,5bへ差替
えにくく、差替えが面倒である。
(4) メガネスパナの柄やパイプレンチは差し込み
孔5a,5bに差し込むだけであつて係止はで
きないため、回転時に滑つて外れるという危険
もあつた。
(考案の目的) 本考案の目的はメガネスパナの柄やパイプレン
チ等を使用しなくとも回転軸2を手軽に、しかも
確実に回転させることができ、また差し込み孔5
a,5bに差替えたりする必要もなく、更には回
転中に滑つたりすることもないターンバツクル回
転用工具を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案のターンバツクル回転用工具はターンバ
ツクル1の回転軸2(第8図)の外側に被せる分
割体3,4(第1図〜第3図)と回転駆動体8と
により構成され、分割体3,4のうちいずれか一
方の分割体3の内面には回転軸2の差し込み孔5
a、又は5b(第8図)に差し込まれる突子6
(第1図、第2図)が突設され、他方の分割体4
には突子6の先端部が差し込まれる受孔7(第3
図)が形成され、両分割体3,4の外周には回転
駆動体8(第4図)を係止する係止突子10(第
1図〜第3図)が適宜間隔で形成され、前記回転
駆動体8は回転軸2に被せられた両分割体3,4
の外周に被せる開閉可能な可動部31と固定部3
2と、固定部32に取付けられたハンドル35
と、固定部32から内側に突出して前記分割体
3,4の係止突子10に係止される係止爪9とか
ら構成され、同係止爪9はハンドルにより固定部
32を一方向に回転させると係止突子10に係止
して分割体3,4を回転させ、固定部32を逆方
向に回転させると係止突子10から外れて空転す
るようにしたものである。
(考案の作用) 本考案のターンバツクル回転用工具を使用する
には次のようにする。
第2図の二つの分割体3と4を第1図のように
対向させてターンバツクルの回転軸2の外周に被
せる。このとき分割体3に突設されている突子6
を回転軸2の差込み孔5aから分割体4の受孔7
まで差し込む。
次に第4図のように回転駆動体8のナツト30
を緩めて回転駆動体8の可動部31を開き、その
可動部31と回転駆動体8の固定部32を第7図
及び第5図のように分割体3,4の外側に被せ
る。
次に第5図のようにボルト33を固定部32の
受部34に嵌合し、ナツト30を締付けて可動部
31を固定部32に固定する。
この状態で回転駆動体8のハンドル35を第5
図の矢印方向aに回すと、回転駆動体8の内側に
取り付けられているラチエツト構造の係止爪9が
分割体3,4の外周面の係止突子10に係止し
て、両分割体3,4が回転駆動体8と共に回転す
る。これにより分割体3の突子6が差し込まれて
いるターンバツクルの回転軸2も同方向に回転す
る。
ハンドル35を1ストローク回したら、ハンド
ル35を逆回転させて回転前の方向に戻す。この
とき回転駆動体8の係止爪9が分割体3,4の係
止突子10にから外れて空転し、分割体3,4は
戻されずに先に回転された位置に停止し、回転軸
2も先に回転された位置に停止している。
この状態でハンドル35を第5図の矢印a方向
に再度回すと前回と同様に分割体3,4が同方向
に回転し、回転軸2も回転する。このようにして
ハンドル35を繰り返し往復回転させることによ
りハンドル35の1ストローク分づつ回転軸2が
回転され、回転軸2の両端に螺合されている連結
具20,21が相互に接近し、トラワイヤー22
が張られる。
トラワイヤー22を緩めるときは、分割体3,
4の外周に回転駆動体8を第5図とは逆向きにし
てセツトし、その状態でハンドルを第5図の矢印
aと反対方向に回せばよい。これにより回転軸2
が逆回転してトラワイヤー22が緩められる。
(実施例) 第1図〜第3図は本考案のターンバツクル回転
用工具の一実施例である。
これらの図において3,4は半円筒状の分割体
である。6は突子であり、分割体3の内面から突
出されている。突子6は第1図のように分割体3
と4を対向させて組合わせたときに分割体4の受
孔7に差し込まれる長さとしてある。
分割体3,4の両側面端部3a,4aは中央部
より一段低くしてあり、この両側面端部3a,4
aが第7図のように回転駆動体8の受縁8aに支
持されるようにしてある。
10は分割体3,4の外周面に、その周方向に
適宜間隔で形成された係止突子である。この係止
突子10は第5図のように回転駆動体8の係止爪
9が係止するためのものである。係止突子10の
形状は図示したものとは異なるものであつてもよ
く、また間隔や本数なども使い易いように適宜選
定する。
第1図の11は第2図のように一方の分割体3
の右側の側面端部3aの側面に形成された係止部
であり、これはその先端部11aが側面端部3a
の先端より先方へ突設されている。
第1図の12は第3図に示される他方の分割体
4の右側の側面端部4a(図示されていない)の
側面に形成された係止部であり、これはその先端
部12aの先端より先方へ突設されている。これ
ら両係止部11,12は第1図のように分割体
3,4を回転軸2の外側に被せたときに夫々の先
端部11a,12aが相互に他方の分割体の側面
端部3a,4aの側面に係止して両分割体3,4
が側方へずれないようにするものである。
第4図の8は回転駆動体であり、これは固定部
32に可動部31が連結軸36に回動可能なるよ
う取り付けられており、可動部31にボルト33
が回動可能に取り付けられ、固定部32に係止爪
9とハンドル35が取り付けられている。係止爪
9はピン37により固定部32に回動自在なるよ
う取り付けられている。
しかも係止爪9はスプリング38により内側に
押されており、これにより第5図のように回転駆
動体8を分割体3,4の外周にセツトすると係止
爪9が分割体3,4の外周の係止突子10に係止
して、ハンドル35を第5図の矢印a方向に回転
させるときは係止突子10に係止するが、ハンド
ル35を逆回転させるときは係止爪9が係止突子
10に係止せず、回転駆動体8が空転するように
してある(ラチエツトのようにしてある)。
(考案の効果) 本考案のターンバツクル回転用工具は次のよう
な効果がある。
(1) 回転軸2の外周に分割体3,4をセツトし、
その外側に回転駆動体8をセツトして、回転駆
動体8のハンドル35を回すだけでターンバツ
クル1の回転軸2を回すことができるので回転
操作が非常に楽になる。
(2) 分割体3,4が二つに分割されているので回
転軸2の外周へセツトし易い。
(3) 従来のメガネスパナの柄やパイプレンチなど
のように差し込み孔5a,5bに差替える必要
がないので取扱いが容易である。
(4) 分割体3,4の構造が簡潔であるので製作が
容易であり、実用化し易く、安価なものを提供
できる。
(5) 分割体3の突子6が回転軸2の差し込み孔5
a,5b及び分割体4の受孔7に差し込まれる
ので、回転中に分割体3,4が外れるといつた
危険もない。このためハンドル35の回転力が
回転軸2に確実に伝達されるので力の無駄が無
く、弱い力ででも手軽に回転させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の分割体を回転軸の外周に組合
せた状態の側面図、第2図、第3図は分割体の説
明図、第4図は回転駆動体の説明図、第5図、第
6図、第7図は本考案の回転工具の使用説明図、
第8図はトラワイヤー用ターンバツクルの説明図
である。 1……ターンバツクル、2……回転軸、3,4
……分割体、5a,5b……差し込み孔、6……
突子、7……受孔、8……回転駆動体、9……係
止係止爪、10……係止凸部、11,12……係
止部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ターンバツクル1の回転軸2の外側に被せる
    分割体3,4と回転駆動体8とにより構成さ
    れ、分割体3,4のうちいずれか一方の分割体
    3の内面には回転軸2の差し込み孔5a、又は
    5bに差し込まれる突子6が突設され、他方の
    分割体4には突子6の先端部が差し込まれる受
    孔7が形成され、両分割体3,4の外周には回
    転駆動体8を係止する係止突子10が適宜間隔
    で形成され、前記回転駆動体8は回転軸2に被
    せられた両分割体3,4の外周に被せる開閉可
    能な可動部31と固定部32と、固定部32に
    取付けられたハンドル35と、固定部32から
    内側に突出して前記分割体3,4の係止突子1
    0に係止される係止爪9とから構成され、同係
    止爪9はハンドルにより固定部32を一方向に
    回転させると係止突子10に係止して分割体
    3,4を回転させ、固定部32を逆方向に回転
    させると係止突子10から外れて空転するよう
    にしたことを特徴とするターンバツクル回転用
    工具。 (2) 分割体3,4の側面に、回転軸2の外側に被
    せたときに相互に他方の分割体の側面に係止し
    て両分割体3,4が側方へずれないようにする
    係止部11,12が形成されてなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のターンバツクル回転
    用工具。
JP7320787U 1987-05-16 1987-05-16 Expired JPH0239740Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7320787U JPH0239740Y2 (ja) 1987-05-16 1987-05-16

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7320787U JPH0239740Y2 (ja) 1987-05-16 1987-05-16

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Publication Number Publication Date
JPS63201064U JPS63201064U (ja) 1988-12-26
JPH0239740Y2 true JPH0239740Y2 (ja) 1990-10-24

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JP7320787U Expired JPH0239740Y2 (ja) 1987-05-16 1987-05-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100704778B1 (ko) * 2005-08-29 2007-04-09 케이블텍 주식회사 턴버클 회전장치

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Publication number Publication date
JPS63201064U (ja) 1988-12-26

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