JP2001193104A - 建設機械の運転室 - Google Patents

建設機械の運転室

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JP2001193104A
JP2001193104A JP37739599A JP37739599A JP2001193104A JP 2001193104 A JP2001193104 A JP 2001193104A JP 37739599 A JP37739599 A JP 37739599A JP 37739599 A JP37739599 A JP 37739599A JP 2001193104 A JP2001193104 A JP 2001193104A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】前面の開放の容易性、視認性及び乗降性の向上
を確保しつつ、狭い場所での扉の開閉を可能とした建設
機械の運転室を提供する。 【解決手段】建設機械の運転室1において、前面2、左
側面3および後面4を比較的幅の広い平面状の前、後の
接続面5、6により、各面間に曲面部を設けて一体的に
形成し、右側面7と合わせて平面視で多角形に構成し、
且つ前面2、前接続面5はほぼ全高に亘り、また左側面
は上半部を開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐよ
うに、透明な扉8を2以上に分割してヒンジ11、1
1’により連結した状態で、ローラ支持機構を介し、開
口部における屋根部内周付近及び床部内周又は外周付近
に設けたスライドレールと、左側面の残部から後面にか
けて上部及び中央部に設けたスライドレールに各支持せ
しめたので、殊に扉の開閉途中における旋回半径よりの
扉の突出量を小さくして、狭い場所での扉の開閉を可能
とする、建設機械の運転室を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視界が広く且つ扉が軽
く安全に、大きく開口できる建設機械の運転室に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設機械において、悪天候時又は寒冷時
の運転者の作業環境を良好に保持するため、ほぼ密閉で
きる運転室を備えることはもはや常識となった。そして
旋回台に搭載された運転室の容積を増加させつつ、出入
扉の開閉時における旋回台半径よりの突出を避ける工夫
も、例えば特許第2622778号公報に開示されてい
る。更に本出願人がさきに取得した特許第290195
4号に見られるように、扉側の外側(左)側面を旋回台
の外周に近接して搭載する建設機械のキャブ(運転室)
で、該キャブを平面視で、進行方向右側面に連続した平
面状の少なくとも前面、左側面及び後面とからなる、中
心に対し前後がほぼ対称な多角状となし、前面と左側側
面の一部を連続して開口するとともに、該開口部を同形
に塞ぐよう形成した透明な一枚扉をアーム及びローラを
介して、前記開口部における屋根部内周付近及び/又は
床部外周付近と、左側面の残部から後面にかけて設けた
スライドレールに各支持したものがある。これらによれ
ば、前面の開放が容易にでき、視認性と乗降性を向上
し、且つ運転者へ圧迫感を生じない明るい室内空間をも
つ建設機械のキャブ(運転室)が提供される。
【0003】しかしながら、前記特許第2901954
号のものでは、前面と左側面と、実際にはこれらを接続
するコーナ面で構成される一枚扉(一体扉)であるた
め、開閉完了時はともかく、開閉の途中においては前記
旋回台の旋回半径より比較的大きく突出する。このた
め、狭い場所での作業時には扉の開閉が困難又は不可能
となるおそれがある。また開閉操作時に扉が外方に突出
するので、扉の操作者に接近して危険であるばかりでな
く、扉の操作性も悪い。更に、扉が平面視で深い「く」
字形をなすので、扉の重心が扉の前後のローラを結ぶ線
から大きく離れており、これによって扉が外側に倒れや
すく安定性を欠くとともに、操作力の増加やローラが捩
じられることによる異音発生の原因となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の解決す
べき課題は、前面の開放の容易性、視認性及び乗降性の
向上を確保しつつ、扉の開閉途中における前記旋回半径
よりの扉の突出量を小さくして、狭い場所での扉の開閉
を可能とし、更に扉の操作性の向上と扉の倒れをなくし
た建設機械の運転室を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明建設機械の運転室は、進行方向左側面を旋回台の
外周に近接して搭載する建設機械の運転室において、前
面、左側面および後面を比較的幅の広い平面状の前、後
の接続面により、前記各面間に曲面部を設けて一体的に
形成し、右側面と合わせて全体として平面視で多角形と
なるよう構成し、且つ前記前面、前接続面はほぼ全高に
亘り、また左側面はその一部の少なくとも上半部を開口
するとともに、該開口部を同形に塞ぐように、前面から
左側面の一部に亘る透明な扉を、2以上に分割してヒン
ジにより連結した状態でローラ支持機構を介して、前記
開口部における屋根部内周付近及び及び床部内周又は外
周付近に設けたスライドレールと、左側面の残部から後
面にかけて上部及び中央部に設けたスライドレールに各
支持せしめた。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
28により詳細に説明すると、本発明における運転室1
は、図1に示すように前面2、左側面3および後面4を
比較的幅の広い平面状の前、後の接続面5、6により、
前記各面間に曲面部を設けて一体的に形成し、右側面7
と合わせて全体として平面視で多角形となるよう構成
し、且つ前記前面2、前接続面5はほぼ全高に亘り、ま
た左側面3は、この例ではその一部の上半部を開口す
る。そして、上記開口を同形に塞ぐように、前面2から
前接続面5を経て左側面3のほぼ1/2に亘る扉8を設
けるが、該扉8は前面扉9と左側面扉10とに分割さ
れ、両扉9、10はヒンジ11、11’によって連結さ
れている。
【0007】前記扉8は図2に示すように、前面扉9
は、閉扉時に先端となる、図で左端上及び下部に各々配
置されるローラ支持機構12、13と、図で右端上部、
即ち前記ヒンジ11、11’付近に配置されるローラ支
持機構14とにより後記のスライドレールに支持されて
いる。また、扉8の左側面扉10は、開扉時に先端とな
る、図で右端の縦方向中央及び右端上方に各々配置され
たローラ支持機構15、16により後記のスライドレー
ルに支持されている。なお、前記ローラ支持機構14
は、ヒンジ11、11’付近であれば、左側面扉10に
設けてもよく、また必要に応じて上下両方に設けてもよ
い。
【0008】前記ローラ支持機構12は、図3に示すよ
うに、二股部12a、12bに各々ガイドローラ12
c、12dをピン12eにより水平に且つ回転自在に装
着した回動板12fの基端を、2枚の取付板12g、1
2hで挟み、ピン12iで回動可能に支持したもので、
取付け板12g、12hは前面扉9の上部横材9aにボ
ルト12kで固定される。
【0009】前記ローラ支持機構13は、図4、図5に
示すように、逆L字板13aの外側において、その縦部
13bに水平な1本のピン13cを固着し、これに縦方
向の回転自在に支持ローラ13dを装着するとともに、
逆L字板13aの水平部13e上に間隔をおいて立てた
ピン13f、13gによりガイドローラ13h、13i
を水平に且つ回動自在に装着するが、このような逆L字
板13aの縦部13bの内側に少し間隔をおいて2枚の
回動板13kの一端を固着し、該回動板13kの他端
(基端)で取付板13mの一端を挟んでピン13nで回
動可能に支持したもので、該取付板13mは固着板13
Pを介して前面扉9の下部横材9bにボルト13qで固
定される。
【0010】前記ローラ支持機構14は、図6及び図7
に示すように、1本の長い規制レバー14aの先端にガ
イドローラ14bをピン14cにより水平に且つ回転自
在に装着し、レバー14aの基端を、先端に間隔を開
け、そこに巻ばね14fを介在させた2枚の取付板14
d、14eの前記先端部で挟み、且つ前記巻ばね14f
を規制レバー14aに掛けるとともに、ピン14gで回
動可能に支持したもので、取付け板14d、14eは前
面扉9の上部横材9aにボルト14hで固定される。な
お、前記巻ばね14fに代わり、またはこれを補助して
図8に示すように引張ばね14iを、前記規制レバー1
4aと前記枠材9aに立てたレバー9cの間に掛けるよ
うにしてもよい。
【0011】前記ローラ支持機構15、16は同一構造
のものを使用するが、このうち15について説明する
と、これは図9及び図10に示すように、基端をピン1
5aにより、左側面扉10の後部縦材10bにボルト1
5bにより固定されたコ字形固定部材15cの先端に回
動可能に取り付けられた、コ字形回動部材15dの先端
側には、二股部15e、15fを形成し、これに各々ガ
イドローラ15g、15hをピン15iにより水平に且
つ回転自在に装着するとともに、前記先端垂直部15k
の外側に、水平な1本のピン15mを固着し、これに縦
方向の回転自在に支持ローラ15nを装着したものであ
る。なお、前記図1、図2、図3、図4、図7、及び図
9において、Gは扉8の前面扉9及び左側面扉10にお
ける透明なガラス又はプラスチック製の板を示してい
る。
【0012】次に、扉8に設けたヒンジ11、11’、
シール17、18及びストッパについて説明する。ヒン
ジ11、11’の配設位置については先述したが、図1
1はシール17、18の配設位置について示したもので
ある。即ち、シール17は扉側シールで太線のように配
設され、またシール18はボディ側シールで点線のよう
に配設されている。
【0013】前記ヒンジ11、11’は、図12aに示
すような通常の蝶番形式のもの11aを、前面扉9の後
部縦材9cと左側面扉10の前部縦材10aとの間に配
設するか、或いは図12bに示すようなばね板形式のも
の11bを、同様に前記後部縦材9cと前部縦材10a
との間に配設してもよい。また、ヒンジ11a、11b
は図2に示すように、上、下に2個用いるとは限らず必
要に応じて3個以上としてもよく、或いは長い1枚物を
使用してもよい。
【0014】後述するように、前記の如く連結した扉8
が開閉操作の途中で外側に折れ曲がるのを防止するた
め、連結部にストッパを兼ねたシール(シール・ストッ
パ)を配設し、また、扉8が内側に折れ曲がるのを防止
するためには、前記ローラ支持機構14が有効である
が、扉8の開閉途中において、万一大きな外力が作用し
たときも扉8がボディに干渉しないように、例えば図1
3乃至図16に示すストッパが考えられる。即ち、図1
3、図14に示すストッパは、例えばヒンジ11に舌片
11cを形成したものである。これによって扉8に大き
な外力が作用したとき、図14の仮想線のように前記舌
片11cが前面扉9に接触してそれ以上の折れ曲がりを
防止する。
【0015】図15に示すものは、扉8の内側において
前面扉9の後部縦材9cと左側面扉10の前部縦材10
aとに対向してガイド材19a、19bを取付け、その
開放端にガイド孔をあけて、これに前記ガイド材19
a、19b間よりやや長い耐力ピン19cを緩く通し、
該ピン19cの一端は例えばガイド材19bに固定する
とともに、他端に抜け止め19dを固着したものであ
る。これによって扉8に大きな外力が作用したとき、扉
8が折れ曲がるにつれて前記ピン19cが図15で右方
に移動するが、抜け止め19dに当たって止まり、それ
以上の扉8の折れ曲がりを阻止する。
【0016】図16に示すものは、更に簡単な構成のス
トッパで、扉8の外側において前記前面扉9の後部縦材
9cと左側面扉10の前部縦材10aとの間を、比較的
剛性の高い一体物のばねヒンジ20で連結したものであ
る。このばねヒンジ20が扉8を折り曲げようとする力
に対抗して扉8の折り曲げを阻止する。
【0017】前記シール17は、図17、図18に示す
如く扉8の内側において、前記前面扉9の後部縦材9c
と左側面扉10の前部縦材10aとの間を密封するもの
であり、またシール18は、同じく図17、図18に示
すように、ボディ側に取り付けられて扉8とボディとの
間を密封する物である。このうち前記シール17は、前
記と同様のストッパの役目を兼ねているもので、そのた
めやや硬度の高いゴムなどが使用されるが、その断面形
状は図21乃至図24に示すように、その一方のシール
17aに形成された凹部17bに他方のシール17cの
凸部17dが密に嵌合するよう形成されている。前記凸
部17dにはその先端に更に突起17eがあって、シー
ル性を向上させている。
【0018】上記のようなシール17aと17cを、図
19、図20に示すように各々前記後部縦材9cと前部
縦材10aに接着する。扉8が閉じるときは、それまで
図19のようにやや開いていた前記縦材9cと10a間
が図20のように閉じる。このとき、シール17a、1
7cに形成されている傾斜17f、17gにより最良の
位置が決められシール性が向上するとともに、室内側の
シール17a、17cの連結点17hにおける段差も生
ずることがなく、見栄えが向上する。シール17a、1
7cが図20、図21のように密着したときは、シール
と同時に前記ストッパと同様、扉8が外側に折れ曲がる
ことをも阻止している。なお、前記シール17の上、下
端はボディ側とも接触するので、この部分は例えば図1
7の17iで示すやや柔らかい材質のシールとするのが
望ましい。
【0019】以上のように構成された本発明建設機械の
運転室1の扉8は、その前端側をローラ支持機構12、
13のローラを介して図25に示す前部スライドレール
21と図示しないが同位相のスライドレールにそれぞれ
係合し、またその後端側をローラ支持機構15、16の
ローラを介して図25に示す後部スライドレール22及
び図示しないが同位相のスライドレールにそれぞれ係合
するとともに、扉8の中間部(連結部付近)はローラ支
持機構14のローラを介して図25に示す中間スライド
レール23に係合せしめている。
【0020】従って、図25における(a)の扉8の全
閉時から図25(i)の全開時に至る過程においてロー
ラ支持機構12、13、15及び16の回動板又は回動
部材に装着された各2個のガイドローラが、図26、図
27に示すようにスライドレール21、22によく追従
して扉8を円滑に移動せしめるとともに、前面扉9と左
側面扉10の連結部付近に設けたローラ支持機構14が
スライドレール23に係合しつつ、殊に開扉直後の扉8
の倒れやすいときも長い規制レバー14aによって扉8
を支持し、且つ図28に示すように、扉8の折れ曲がり
を前記規制レバー14aと引張ばね14iによって適度
に制御して、前記旋回半径からの扉の大きな突出とボデ
ィへの衝突を防止する。
【0021】
【発明の効果】本発明建設機械の運転室では、進行方向
左側面を旋回台の外周に近接して搭載する建設機械の運
転室において、前面、左側面および後面を比較的幅の広
い平面状の前、後の接続面により、前記各面間に曲面部
を設けて一体的に形成し、右側面と合わせて全体として
平面視で多角形となるよう構成し、且つ前記前面、前接
続面はほぼ全高に亘り、また左側面はその一部の少なく
とも上半部を開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐ
ように、前面から左側面の一部に亘る透明な扉を2以上
に分割してヒンジにより連結した状態で、ローラ支持機
構を介し、前記開口部における屋根部内周付近及び床部
内周又は外周付近に設けたスライドレールと、左側面の
残部から後面にかけて上部及び中央部に設けたスライド
レールに各支持せしめたので、前面の開放の容易性、視
認性及び乗降性の向上を確保しつつ、扉の開閉途中にお
ける前記旋回半径よりの扉の突出量を小さくして、狭い
場所での扉の開閉を可能とし、更に扉の操作性の向上と
扉の倒れをなくした建設機械の運転室を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建設機械の運転室の一例における全体構
成を示す斜視図で、扉の全閉時を示す。
【図2】本発明建設機械の運転室の一例におけるローラ
支持機構の配置を示す全体斜視図で、扉の全開時を示
す。
【図3】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構12を示す斜視図。
【図4】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構13を示す斜視図。
【図5】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構13を示す正面図。
【図6】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14を示す斜視図。
【図7】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14を示す正面図。
【図8】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14の、他の実施例を示す部分的斜視図。
【図9】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構15、16を示す斜視図。
【図10】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構15、16を示す正面図。
【図11】本発明建設機械の運転室の扉の一例における
シールの配置を示す全体斜視図。
【図12】本発明建設機械の運転室の扉に使用したヒン
ジの一例を示す断面図。
【図13】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの一例を示す斜視図。
【図14】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの一例を示す断面図。
【図15】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの他の一例を示す断面図。
【図16】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの、更に他の一例を示す断面図。
【図17】図11のa部を扉の内側から見た斜視図。
【図18】図11のb部を扉の内側から見た斜視図。
【図19】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の作動を示す断面図で、開いた状態を示すもの。
【図20】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の作動を示す断面図で、閉じた状態を示すもの。
【図21】図20におけるシールの拡大図。
【図22】図19におけるシールの拡大図。
【図23】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の一方を示す斜視図。
【図24】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の他方を示す斜視図。
【図25】本発明建設機械の運転室における、スライド
レールの配置と扉の開閉状態を示す連続状態図。
【図26】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構12とスライドレールの係合状態を示す作動平
面図。
【図27】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構15とスライドレールの係合状態を示す作動平
面図。
【図28】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構14とスライドレールの係合状態及び扉の制御
状態を示す作動平面図。
【符号の説明】
1 運転室 2 前面 3 左側面 4 後面
5 前接続面 6 後接続面 7 右側面 8 扉 9 前面扉
10 左側面扉 11、11’ ヒンジ 12、13、14、15、1
6 ローラ支持機構 17、18 シール 20 ばねヒンジ 21 前
部スライドレール 22 後部スライドレール 23 中間スライドレー
ル。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月6日(2000.3.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 建設機械の運転室
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、視界が広く且つ扉が軽
く安全に、大きく開口できる建設機械の運転室に関す
る。
【0002】
【従来の技術】建設機械において、悪天候時又は寒冷時
の運転者の作業環境を良好に保持するため、ほぼ密閉で
きる運転室を備えることはもはや常識となった。そして
旋回台に搭載された運転室の容積を増加させつつ、出入
扉の開閉時における旋回台半径よりの突出を避ける工夫
も、例えば特許第2622778号公報に開示されてい
る。更に本出願人がさきに取得した特許第290195
4号に見られるように、扉側の外側(左)側面を旋回台
の外周に近接して搭載する建設機械のキャブ(運転室)
で、該キャブを平面視で、進行方向右側面に連続した平
面状の少なくとも前面、左側面及び後面とからなる、中
心に対し前後がほぼ対称な多角状となし、前面と左側側
面の一部を連続して開口するとともに、該開口部を同形
に塞ぐよう形成した透明な一枚扉をアーム及びローラを
介して、前記開口部における屋根部内周付近及び/又は
床部外周付近と、左側面の残部から後面にかけて設けた
スライドレールに各支持したものがある。これらによれ
ば、前面の開放が容易にでき、視認性と乗降性を向上
し、且つ運転者へ圧迫感を生じない明るい室内空間をも
つ建設機械のキャブ(運転室)が提供される。
【0003】しかしながら、前記特許第2901954
号のものでは、前面と左側面と、実際にはこれらを接続
するコーナ面で構成される一枚扉(一体扉)であるた
め、開閉完了時はともかく、開閉の途中においては前記
旋回台の旋回半径より比較的大きく突出する。このた
め、狭い場所での作業時には扉の開閉が困難又は不可能
となるおそれがある。また開閉操作時に扉が外方に突出
するので、扉の操作者に接近して危険であるばかりでな
く、扉の操作性も悪い。更に、扉が平面視で深い「く」
字形をなすので、扉の重心が扉の前後のローラを結ぶ線
から大きく離れており、これによって扉が外側に倒れや
すく安定性を欠くとともに、操作力の増加やローラが捩
じられることによる異音発生の原因となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって本発明の解決す
べき課題は、前面の開放の容易性、視認性及び乗降性の
向上を確保しつつ、扉の開閉途中における前記旋回半径
よりの扉の突出量を小さくして、狭い場所での扉の開閉
を可能とし、更に扉の操作性の向上と扉の倒れをなくし
た建設機械の運転室を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明建設機械の運転室は、進行方向左側面を旋回台の
外周に近接して搭載する建設機械の運転室において、前
面、左側面および後面を比較的幅の広い平面状の前、後
の接続面により、前記各面間に曲面部を設けて一体的に
形成し、右側面と合わせて全体として平面視で多角形と
なるよう構成し、且つ前記前面、前接続面はほぼ全高に
亘り、また左側面はその一部の少なくとも上半部を開口
するとともに、該開口部を同形に塞ぐように、前面から
左側面の一部に亘る透明な扉を、2以上に分割してヒン
ジにより連結した状態でローラ支持機構を介して、前記
開口部における屋根部内周付近及び及び床部内周又は外
周付近に設けたスライドレールと、左側面の残部から後
面にかけて上部及び中央部に設けたスライドレールに各
支持せしめた。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
28により詳細に説明すると、本発明における運転室1
は、図1に示すように前面2、左側面3および後面4を
比較的幅の広い平面状の前、後の接続面5、6により、
前記各面間に曲面部を設けて一体的に形成し、右側面7
と合わせて全体として平面視で多角形となるよう構成
し、且つ前記前面2、前接続面5はほぼ全高に亘り、ま
た左側面3は、この例ではその一部の上半部を開口す
る。そして、上記開口を同形に塞ぐように、前面2から
前接続面5を経て左側面3のほぼ1/2に亘る扉8を設
けるが、該扉8は前面扉9と左側面扉10とに分割さ
れ、両扉9、10はヒンジ11、11’によって連結さ
れている。
【0007】前記扉8は図2に示すように、前面扉9
は、閉扉時に先端となる、図で左端上及び下部に各々配
置されるローラ支持機構12、13と、図で右端上部、
即ち前記ヒンジ11、11’付近に配置されるローラ支
持機構14とにより後記のスライドレールに支持されて
いる。また、扉8の左側面扉10は、開扉時に先端とな
る、図で右端の縦方向中央及び右端上方に各々配置され
たローラ支持機構15、16により後記のスライドレー
ルに支持されている。なお、前記ローラ支持機構14
は、ヒンジ11、11’付近であれば、左側面扉10に
設けてもよく、また必要に応じて上下両方に設けてもよ
い。
【0008】前記ローラ支持機構12は、図3に示すよ
うに、二股部12a、12bに各々ガイドローラ12
c、12dをピン12eにより水平に且つ回転自在に装
着した回動板12fの基端を、2枚の取付板12g、1
2hで挟み、ピン12iで回動可能に支持したもので、
取付け板12g、12hは前面扉9の上部横材9aにボ
ルト12kで固定される。なお、ローラ支持機構15も
ローラ支持機構12と同構造を有するが、説明を省略す
る。
【0009】前記ローラ支持機構13は、図4、図5に
示すように、逆L字板13aの外側において、その縦部
13bに水平な1本のピン13cを固着し、これに縦方
向の回転自在に支持ローラ13dを装着するとともに、
逆L字板13aの水平部13e上に間隔をおいて立てた
ピン13f、13gによりガイドローラ13h、13i
を水平に且つ回動自在に装着するが、このような逆L字
板13aの縦部13bの内側に少し間隔をおいて2枚の
回動板13kの一端を固着し、該回動板13kの他端
(基端)で取付板13mの一端を挟んでピン13nで回
動可能に支持したもので、該取付板13mは固着板13
pを介して前面扉9の下部横材9bにボルト13qで固
定される。
【0010】前記ローラ支持機構14は、図6及び図7
に示すように、1本の長い規制レバー14aの先端にガ
イドローラ14bをピン14cにより水平に且つ回転自
在に装着し、レバー14aの基端を、先端に間隔を開
け、そこに巻ばね14fを介在させた2枚の取付板14
d、14eの前記先端部で挟み、且つ前記巻ばね14f
を規制レバー14aに掛けるとともに、ピン14gで回
動可能に支持したもので、取付け板14d、14eは前
面扉9の上部横材9aにボルト14hで固定される。な
お、前記巻ばね14fに代わり、またはこれを補助して
図8に示すように引張ばね14iを、前記規制レバー1
4aと前記枠材9aに立てたレバー9cの間に掛けるよ
うにしてもよい。
【0011】前記ローラ支持機構1は図9及び図10
に示すように、基端をピン1aにより、左側面扉10
の後部縦材10bにボルト1bにより固定されたコ字
形固定部材1cの先端に回動可能に取り付けられた、
コ字形回動部材1dの先端側には、二股部1e、1
fを形成し、これに各々ガイドローラ1g、1
をピン1iにより水平に且つ回転自在に装着するとと
もに、前記先端垂直部1kの外側に、水平な1本のピ
ン1mを固着し、これに縦方向の回転自在に支持ロー
ラ1nを装着したものである。なお、前記図1、図
2、図3、図4、図7、及び図9において、Gは扉8の
前面扉9及び左側面扉10における透明なガラス又はプ
ラスチック製の板を示している。
【0012】次に、扉8に設けたヒンジ11、11’、
シール17、18及びストッパについて説明する。ヒン
ジ11、11’の配設位置については先述したが、図1
1はシール17、18の配設位置について示したもので
ある。即ち、シール17は扉側シールで太線のように配
設され、またシール18はボディ側シールで点線のよう
に配設されている。なお、シール17、18は全て扉側
に配設してもよい。
【0013】前記ヒンジ11、11’は、図12aに示
すような通常の蝶番形式のもの11aを、前面扉9の後
部縦材9cと左側面扉10の前部縦材10aとの間に配
設するか、或いは図12bに示すようなばね板形式のも
の11bを、同様に前記後部縦材9cと前部縦材10a
との間に配設してもよい。また、ヒンジ11a、11b
は図2に示すように、上、下に2個用いるとは限らず必
要に応じて3個以上としてもよく、或いは長い1枚物を
使用してもよい。
【0014】後述するように、前記の如く連結した扉8
が開閉操作の途中で外側に折れ曲がるのを防止するた
め、連結部にストッパを兼ねたシール(シール・ストッ
パ)を配設し、また、扉8が内側に折れ曲がるのを防止
するためには、前記ローラ支持機構14が有効である
が、扉8の開閉途中において、万一大きな外力が作用し
たときも扉8がボディに干渉しないように、例えば図1
3乃至図16に示すストッパが考えられる。即ち、図1
3、図14に示すストッパは、例えばヒンジ11に舌片
11cを形成したものである。これによって扉8に大き
な外力が作用したとき、図14の仮想線のように前記舌
片11cが前面扉9に接触してそれ以上の折れ曲がりを
防止する。
【0015】図15に示すものは、扉8の内側において
前面扉9の後部縦材9cと左側面扉10の前部縦材10
aとに対向してガイド材19a、19bを取付け、その
開放端にガイド孔をあけて、これに前記ガイド材19
a、19b間よりやや長い耐力ピン19cを緩く通し、
該ピン19cの一端は例えばガイド材19bに固定する
とともに、他端に抜け止め19dを固着したものであ
る。これによって扉8に大きな外力が作用したとき、扉
8が折れ曲がるにつれて前記ガイド材19aが図15で
方に移動するが、抜け止め19dに当たって止まり、
それ以上の扉8の折れ曲がりを阻止する。
【0016】図16に示すものは、更に簡単な構成のス
トッパで、扉8の外側において前記前面扉9の後部縦材
9cと左側面扉10の前部縦材10aとの間を、比較的
剛性の高い一体物のばねヒンジ20で連結したものであ
る。このばねヒンジ20が扉8を折り曲げようとする力
に対抗して扉8の折り曲げを阻止する。
【0017】前記シール17は、図17、図18に示す
如く扉8の内側において、前記前面扉9の後部縦材9c
と左側面扉10の前部縦材10aとの間を密封するもの
であり、またシール18は、同じく図17、図18に示
すように、ボディ側に取り付けられて扉8とボディとの
間を密封する物である。このうち前記シール17は、前
記と同様のストッパの役目を兼ねているもので、そのた
めやや硬度の高いゴムなどが使用されるが、その断面形
状は図21乃至図24に示すように、その一方のシール
17aに形成された凹部17bに他方のシール17cの
凸部17dが密に嵌合するよう形成されている。前記凸
部17dにはその先端に更に突起17eがあって、シー
ル性を向上させている。
【0018】上記のようなシール17aと17cを、図
19、図20に示すように各々前記後部縦材9cと前部
縦材10aに接着する。扉8が閉じるときは、それまで
図19のようにやや開いていた前記縦材9cと10a間
が図20のように閉じる。このとき、シール17a、1
7cに形成されている傾斜17f、17gにより最良の
位置が決められシール性が向上するとともに、室内側の
シール17a、17cの連結点17hにおける段差も生
ずることがなく、見栄えが向上する。シール17a、1
7cが図20、図21のように密着したときは、シール
と同時に前記ストッパと同様、扉8が外側に折れ曲がる
ことをも阻止している。なお、前記シール17の上、下
端はボディ側とも接触するので、この部分は例えば図1
7の17iで示すやや柔らかい材質のシールとするのが
望ましい。
【0019】以上のように構成された本発明建設機械の
運転室1の扉8は、その前端側をローラ支持機構12、
13のローラを介して図25に示す前部スライドレール
21と図示しないが同位相のスライドレールにそれぞれ
係合し、またその後端側をローラ支持機構15、16の
ローラを介して図25に示す後部スライドレール22及
び図示しないが同位相のスライドレールにそれぞれ係合
するとともに、扉8の中間部(連結部付近)はローラ支
持機構14のローラを介して図25に示す中間スライド
レール23に係合せしめている。
【0020】従って、図25における(a)の扉8の全
閉時から図25(i)の全開時に至る過程においてロー
ラ支持機構12、13、15及び16の回動板又は回動
部材に装着された各2個のガイドローラが、図26、図
27に示すようにスライドレール21、22によく追従
して扉8を円滑に移動せしめるとともに、前面扉9と左
側面扉10の連結部付近に設けたローラ支持機構14が
スライドレール23に係合しつつ、殊に開扉直後の扉8
の倒れやすいときも長い規制レバー14aによって扉8
を支持し、且つ図28に示すように、扉8の折れ曲がり
を前記規制レバー14aと引張ばね14iによって適度
に制御して、前記旋回半径からの扉の大きな突出とボデ
イへの衝突を防止する。
【0021】
【発明の効果】本発明建設機械の運転室では、進行方向
左側面を旋回台の外周に近接して搭載する建設機械の運
転室において、前面、左側面および後面を比較的幅の広
い平面状の前、後の接続面により、前記各面間に曲面部
を設けて一体的に形成し、右側面と合わせて全体として
平面視で多角形となるよう構成し、且つ前記前面、前接
続面はほぼ全高に亘り、また左側面はその一部の少なく
とも上半部を開口するとともに、該開口部を同形に塞ぐ
ように、前面から左側面の一部に亘る透明な扉を2以上
に分割してヒンジにより連結した状態で、ローラ支持機
構を介し、前記開口部における屋根部内周付近及び床部
内周又は外周付近に設けたスライドレールと、左側面の
残部から後面にかけて上部及び中央部に設けたスライド
レールに各支持せしめたので、前面の開放の容易性、視
認性及び乗降性の向上を確保しつつ、扉の開閉途中にお
ける前記旋回半径よりの扉の突出量を小さくして、狭い
場所での扉の開閉を可能とし、更に扉の操作性の向上と
扉の倒れをなくした建設機械の運転室を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明建設機械の運転室の一例における全体構
成を示す斜視図で、扉の全閉時を示す。
【図2】本発明建設機械の運転室の一例におけるローラ
支持機構の配置を示す全体斜視図で、扉の全開時を示
す。
【図3】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構12、15を示す斜視図。
【図4】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構13を示す斜視図。
【図5】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構13を示す正面図。
【図6】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14を示す斜視図。
【図7】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14を示す正面図。
【図8】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構14の、他の実施例を示す部分的斜視図。
【図9】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ支
持機構16を示す斜視図。
【図10】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構16を示す正面図。
【図11】本発明建設機械の運転室の扉の一例における
シールの配置を示す全体斜視図。
【図12】本発明建設機械の運転室の扉に使用したヒン
ジの一例を示す断面図。
【図13】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの一例を示す斜視図。
【図14】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの一例を示す断面図。
【図15】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの他の一例を示す断面図。
【図16】本発明建設機械の運転室の扉に設けたストッ
パの、更に他の一例を示す断面図。
【図17】図11のa部を扉の内側から見た斜視図。
【図18】図11のb部を扉の内側から見た斜視図。
【図19】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の作動を示す断面図で、開いた状態を示すもの。
【図20】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の作動を示す断面図で、閉じた状態を示すもの。
【図21】図20におけるシールの拡大図。
【図22】図19におけるシールの拡大図。
【図23】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の一方を示す斜視図。
【図24】本発明建設機械の運転室の扉におけるシール
の他方を示す斜視図。
【図25】本発明建設機械の運転室における、スライド
レールの配置と扉の開閉状態を示す連続状態図。
【図26】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構12とスライドレールの係合状態を示す作動平
面図。
【図27】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構15とスライドレールの係合状態を示す作動平
面図。
【図28】本発明建設機械の運転室の扉におけるローラ
支持機構14とスライドレールの係合状態及び扉の制御
状態を示す作動平面図。
【符号の説明】 1 運転室 2 前面 3 左側面 4 後面
5 前接続面 6 後接続面 7 右側面 8 扉 9 前面扉
10 左側面扉 11、11’ ヒンジ 12、13、14、15、1
6 ローラ支持機構 17、18 シール 20 ばねヒンジ 21 前
部スライドレール 22 後部スライドレール 23 中間スライドレー
ル。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】進行方向左側面を旋回台の外周に近接して
    搭載する建設機械の運転室において、前面、左側面およ
    び後面を比較的幅の広い平面状の前、後の接続面によ
    り、前記各面間に曲面部を設けて一体的に形成し、右側
    面と合わせて全体として平面視で多角形となるよう構成
    し、且つ前記前面、前接続面はほぼ全高に亘り、また左
    側面はその一部の少なくとも上半部を開口するととも
    に、該開口部を同形に塞ぐように、前面から左側面の一
    部に亘る透明な扉を2以上に分割してヒンジにより連結
    した状態で、ローラ支持機構を介し、前記開口部におけ
    る屋根部内周付近及び床部内周又は外周付近に設けたス
    ライドレールと、左側面の残部から後面にかけて上部及
    び中央部に設けたスライドレールに各支持せしめたこと
    を特徴とする建設機械の運転室。
  2. 【請求項2】前記扉が、少なくとも閉扉時先端となる上
    方端部及び下方端部、前記ヒンジによる連結部付近上端
    及び開扉時先端となる上方端部及び中央端部において、
    前記スライドレールに支持されたことを特徴とする請求
    項1記載の建設機械の運転室。
  3. 【請求項3】前記ヒンジによる連結部付近上端が、ばね
    により回動力を与えたローラ支持回動板、該回動板に設
    けたローラ及び扉に設けたストッパにより、扉の軌跡及
    び折れ角度を調整しつつ前記スライドレールに支持し得
    るよう構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の建設機械の運転室。
  4. 【請求項4】前記扉における、ヒンジによる連結部付近
    上端以外の支持が、ドア側に固定した固定板とローラ側
    のローラ支持回動板とをピンにより回動自在に連結した
    ローラ支持機構によりなされることを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の建設機械の運転室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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