JP2001113946A - 建設機械のキャブ - Google Patents

建設機械のキャブ

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JP2001113946A
JP2001113946A JP29786099A JP29786099A JP2001113946A JP 2001113946 A JP2001113946 A JP 2001113946A JP 29786099 A JP29786099 A JP 29786099A JP 29786099 A JP29786099 A JP 29786099A JP 2001113946 A JP2001113946 A JP 2001113946A
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Japan
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door
opening
handle
lever
closing
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JP29786099A
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Masamichi Miyazaki
正道 宮崎
Koudo Tsuji
交堂 辻
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Komatsu Ltd
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Komatsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドアのロック解除を確実にかつスムーズに行
うことができる建設機械のキャブを提供する。 【解決手段】 開口部を開閉するドアを備え、ドアの一
端側に開閉ハンドルを取り付ける一方、他端側にドアを
閉位置でロックする閉時ロック手段を取り付け、さらに
開閉ハンドルと閉時ロック手段との間にレバー14a、
14bを枢軸13回りに回動可能に取り付け、開閉ハン
ドルの操作力をレバー14a、14bを介して閉時ロッ
ク手段に伝達させてドアのロック解除を行うように構成
した建設機械のキャブにおいて、開閉ハンドルとレバー
14a、14bとの間の力の作用線がレバー14a、1
4bの回動面に対して交差しており、作用線が交差して
いる力が作用する側に、当該力の回動軸線方向成分を受
けるストッパ19を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば油圧ショ
ベル等におけるドアにロック機能を備えた建設機械のキ
ャブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】建設機械としての例えば油圧ショベルの
キャブでは、オペレータが出入りする側部開口部に、通
常、図6に示すようなスライド式のドア1が取付けられ
ている。このドア1は、ドアフレームを構成する前縁側
のフロントピラー2と後縁側のリアピラー3との間の中
間の高さ位置に、略水平に延びるセンタフレーム4を設
けて構成され、このセンタフレーム4を挟んで上方と下
方との各透明窓5、5を通して、側方視界を確保し得る
ようになっている。
【0003】尚、フロントピラー2には、センタフレー
ム4が連接される領域の内外面に、ドア1を開閉するた
めの開閉ハンドル6がそれぞれ取付けられており、リア
ピラー3には、センタフレーム4の上縁及び下縁の高さ
位置近傍に、それぞれ閉時ロック手段7、開時ロック手
段8が設けられている。
【0004】一方、図7に示すように、上記のようなド
ア1が取付けられるキャブ9には、ドア枠の後縁に閉時
ロック用ストライカ10が、また、後方の側部壁面に開
時ロック用ストライカ11がそれぞれ設けられている。
ドア1を閉じたときには、前記閉時ロック手段7が閉時
ロック用ストライカ10に掛合したロック状態となって
ドア1のガタツキを防止し、また、図中一点鎖線で示す
ように、ドア1を全開位置にスライドさせた状態におい
ても、前記開時ロック手段8を開時ロック用ストライカ
11に掛合させたロック状態とすることによって、全開
状態でのドア1のガタツキを防止するようなっている。
【0005】このようなキャブ9では、ドア1を開ける
ときには閉時ロック手段7によるロックの解除を、ま
た、ドア1を閉めるときには開時ロック手段8によるロ
ックの解除をそれぞれ行うことが必要になるが、通常、
このようなロック解除を、前記開閉ハンドル6の操作に
よって生じさせるロック解除機構がドア1に設けられて
いる(例えば実開平5−3550号公報や特願平10─
108515号等参照)。
【0006】図2及び図3は、本発明の一実施の形態を
説明するための図面であるが、ロック解除機構の基本的
構成は従来のものと共通しているので、これらの図を参
照しながら説明する。図において、6aはドア1の内側
に取付けられた内側開閉ハンドル(以下、インナハンド
ルという)、6bはドア1の外側に取付けられた外側開
閉ハンドル(以下、アウタハンドルという)である。イ
ンナハンドル6aとアウタハンドル6bとが開閉ハンド
ル6である。インナハンドル6a及びアウタハンドル6
bは、センタフレーム4の後側に向かってそれぞれ枢軸
Sa、Sb回りに各々回動し、一点鎖線で示すように所
定の傾動変位を生じ得るように構成されている。そし
て、センタフレーム4内における前後方向の略中央位置
に、リモートコントロール15が配置されている。リモ
ートコントロール15は、センタフレーム4の内壁に取
り付けられたブラケット22を備えると共に、このブラ
ケット22に対して上端側で枢軸13によって各々枢支
されたインナ側レバー14a及びアウタ側レバー14b
を備える。尚、図8に示すようにアウタ側レバー14b
の方が室内側に取り付けられている。さらに、センタフ
レーム4の後側には閉時ロック手段7が配置されてい
る。尚、開時ロック手段8も同様にセンタフレーム4の
後側に配置されているが、閉時ロック手段7と同様の原
理で動作するので、図示せずに説明も省略する。
【0007】インナハンドル6aとインナ側レバー14
aとはインナ側ロッド16aで連結され、またアウタハ
ンドル6bとアウタ側レバー14bとはアウタ側ロッド
16bで連結され、さらにインナ側レバー14aと閉時
ロック手段7とはロック用ロッド17で連結されてい
る。このようなロック解除機構は、室内側に着脱可能に
取り付けられた点検カバー18によって覆われている。
【0008】インナハンドル6aを図中矢印R1で示す
ように回動させると、インナ側ロッド16aが前方に引
かれ、これに伴ってインナ側レバー14aが枢軸13回
りに回動する。これによって、このインナ側レバー14
aの後端側に連結されているロック用ロッド17が前方
に引かれる。これによって、閉時ロック手段7と開時ロ
ック手段8とがそれぞれロック解除状態に移行する。こ
の結果、ドア1を開けるときには閉時ロック手段7によ
るロック解除が、ドア1を閉めるときには開時ロック手
段8によるロック解除がそれぞれ生じるようになってい
る。
【0009】一方、前記アウタハンドル6bを図中矢印
R2に示すように回動させたときには、アウタ側ロッド
16bを介してアウタ側レバー14bが回動する。この
アウタ側レバー14bには、図示してはいないが、その
後端部にインナ側レバー14aの後端縁に後方から当接
する折曲部が形成されており、これによって、インナ側
レバー14aもアウタ側レバー14bと一体的に回動す
る。この結果、上記と同様に、閉時ロック手段7と開時
ロック手段8とがそれぞれロック解除状態に移行してド
ア閉時のロック状態、あるいはドア開時のロック状態が
解除される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したようにドア1
においては、開閉ハンドル6と閉時ロック手段7との間
にリモートコントロール15が配置されている。これ
は、図3及び図7に示すようにドア1が外側に湾曲して
いるために開閉ハンドル6と閉時ロック手段7とを略同
一直線上に配置することができず、開閉ハンドル6の操
作力を直接直線的に閉時ロック手段7に伝達させること
ができないからである。すなわち、リモートコントロー
ル15が備えるレバー14a、14bを用いて開閉ハン
ドル6の操作力の作用方向を変更させて、閉時ロック手
段7に操作力を伝達するように構成している。
【0011】したがって、上記レバー14a、14bに
注目すると、開閉ハンドル6とレバー14a、14bと
の間の力の作用線及びレバー14a、14bと閉時ロッ
ク手段7との間の力の作用線の少なくとも一方がレバー
14a、14bの回動面に対して交差することになる。
図3に示す構成例においては、レバー14a、14bと
閉時ロック手段7との間は略直線状のロッド17で連結
されているので、力の作用線はレバー14a、14bの
回動面上に存在する。しかし、レバー14a、14bと
開閉ハンドル6との間はドア1の湾曲に沿って2箇所で
折れ曲がったロッド16a、16bで連結されているの
で、力の作用線はレバー14a、14bの回動面に対し
て交差している。
【0012】すなわち、図9に示すようにアウタハンド
ル6bを図中矢印R2に示すように回動させた場合、ア
ウタ側レバー14bに伝達させたい力の方向は矢印R3
で示すようにアウタ側レバー14bの回動面上であるに
もかかわらず、実際にアウタ側レバー14bに伝達され
る力の方向は矢印R4で示すようにアウタ側ロッド16
bの両端を結ぶ直線L1上となり、アウタ側レバー14
bの回動面に対して交差している。そのため、アウタ側
レバー14bには矢印R5で示すように回動軸(枢軸1
3)と平行方向に力が作用することになり、アウタ側ロ
ッド16bが接続された側が撓むなどしてアウタ側レバ
ー14bがスムーズに回動せず、閉時ロック手段7にお
けるロック解除が行われないという問題が起こり得る。
【0013】この発明は、上記従来の欠点を解決するた
めになされたものであって、その目的は、ドアのロック
解除を確実にかつスムーズに行うことができる建設機械
のキャブを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段及び効果】そこで請求項1
の建設機械のキャブは、開口部を開閉するドア1を備
え、このドア1の一端側にハンドル6を取り付ける一
方、他端側に上記ドア1を所定位置でロックするロック
手段7を取り付け、さらに上記ハンドル6と上記ロック
手段7との間に中間伝達部材14a、14bを所定の軸
線回りに回動可能に取り付け、上記ハンドル6の操作力
を上記中間伝達部材14a、14bを介して上記ロック
手段7に伝達させて上記ドア1のロック解除を行うよう
に構成した建設機械のキャブにおいて、上記ハンドル6
と上記中間伝達部材14a、14bとの間の力の作用線
及び上記中間伝達部材14a、14bと上記ロック手段
7との間の力の作用線の少なくとも一方が上記中間伝達
部材14a、14bの回動面に対して交差しており、上
記中間伝達部材14a、14bにおいて作用線が交差し
ている力が作用する側に、当該力の回動軸線方向成分を
受けるストッパ19を配置したことを特徴としている。
【0015】上記請求項1の建設機械のキャブによれ
ば、ストッパ19を配置したことによって中間伝達部材
14a、14bが回動軸方向に撓むのが防止され、中間
伝達部材14a、14bはスムーズに回動軸回りに回動
する。したがって、ハンドル6の操作力が中間伝達部材
14a、14bを介して確実にロック手段7に伝達され
るので、ドア1のロック解除を確実にかつスムーズに行
うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明の建設機械のキャ
ブの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施の形態の要部を
示す断面図であり、図2はドア1のロック解除機構の構
造を示す側面図であり、図3はロック解除機構の構成を
示す平面図である。
【0017】建設機械としての例えば油圧ショベルのキ
ャブでは、オペレータが出入りする側部開口部に、通
常、図6に示すようなスライド式のドア1が取付けられ
ている。このドア1は、ドアフレームを構成する前縁側
のフロントピラー2と後縁側のリアピラー3との間の中
間の高さ位置に、略水平に延びるセンタフレーム4を設
けて構成され、このセンタフレーム4を挟んで上方と下
方との各透明窓5、5を通して、側方視界を確保し得る
ようになっている。
【0018】尚、フロントピラー2には、センタフレー
ム4が連接される領域の内外面に、ドア1を開閉するた
めの開閉ハンドル6がそれぞれ取付けられており、リア
ピラー3には、センタフレーム4の上縁及び下縁の高さ
位置近傍に、それぞれ閉時ロック手段7、開時ロック手
段8が設けられている。
【0019】一方、図7に示すように、上記のようなド
ア1が取付けられるキャブ9には、ドア枠の後縁に閉時
ロック用ストライカ10が、また、後方の側部壁面に開
時ロック用ストライカ11がそれぞれ設けられている。
ドア1を閉じたときには、前記閉時ロック手段7が閉時
ロック用ストライカ10に掛合したロック状態となって
ドア1のガタツキを防止し、また、図中一点鎖線で示す
ように、ドア1を全開位置にスライドさせた状態におい
ても、前記開時ロック手段8を開時ロック用ストライカ
11に掛合させたロック状態とすることによって、全開
状態でのドア1のガタツキを防止するようなっている。
【0020】このようなキャブ9では、ドア1を開ける
ときには閉時ロック手段7によるロックの解除を、ま
た、ドア1を閉めるときには開時ロック手段8によるロ
ックの解除をそれぞれ行うことが必要になるが、通常、
このようなロック解除を、前記開閉ハンドル6の操作に
よって生じさせるロック解除機構がドア1に設けられて
いる(例えば実開平5−3550号公報や特願平10─
108515号等参照)。
【0021】図2及び図3において、6aはドア1の内
側に取付けられた内側開閉ハンドル(以下、インナハン
ドルという)、6bはドア1の外側に取付けられた外側
開閉ハンドル(以下、アウタハンドルという)である。
インナハンドル6aとアウタハンドル6bとが開閉ハン
ドル6である。インナハンドル6a及びアウタハンドル
6bは、センタフレーム4の後側に向かってそれぞれ枢
軸Sa、Sb回りに各々回動し、一点鎖線で示すように
所定の傾動変位を生じ得るように構成されている。そし
て、センタフレーム4内における前後方向の略中央位置
に、リモートコントロール15が配置されている。リモ
ートコントロール15は、センタフレーム4の内壁に取
り付けられたブラケット22を備えると共に、このブラ
ケット22に対して上端側で枢軸13によって各々枢支
された中間伝達部材であるインナ側レバー14a及びア
ウタ側レバー14bを備える。尚、図8に示すようにア
ウタ側レバー14bの方が室内側に取り付けられてい
る。さらに、センタフレーム4の後側には閉時ロック手
段7が配置されている。尚、開時ロック手段8も同様に
センタフレーム4の後側に配置されているが、閉時ロッ
ク手段7と同様の原理で動作するので、図示せずに説明
も省略する。
【0022】インナハンドル6aとインナ側レバー14
aとはインナ側ロッド16aで連結され、またアウタハ
ンドル6bとアウタ側レバー14bとはアウタ側ロッド
16bで連結され、さらにインナ側レバー14aと閉時
ロック手段7とはロック用ロッド17で連結されてい
る。このようなロック解除機構は、室内側に着脱可能に
取り付けられた点検カバー18によって覆われている。
【0023】インナハンドル6aを図中矢印R1で示す
ように回動させると、インナ側ロッド16aが前方に引
かれ、これに伴ってインナ側レバー14aが枢軸13回
りに回動する。これによって、このインナ側レバー14
aの後端側に連結されているロック用ロッド17が前方
に引かれる。これによって、閉時ロック手段7と開時ロ
ック手段8とがそれぞれロック解除状態に移行する。こ
の結果、ドア1を開けるときには閉時ロック手段7によ
るロック解除が、ドア1を閉めるときには開時ロック手
段8によるロック解除がそれぞれ生じるようになってい
る。
【0024】一方、前記アウタハンドル6bを図中矢印
R2に示すように回動させたときには、アウタ側ロッド
16bを介してアウタ側レバー14bが回動する。この
アウタ側レバー14bには、図示してはいないが、その
後端部にインナ側レバー14aの後端縁に後方から当接
する折曲部が形成されており、これによって、インナ側
レバー14aもアウタ側レバー14bと一体的に回動す
る。この結果、上記と同様に、閉時ロック手段7と開時
ロック手段8とがそれぞれロック解除状態に移行してド
ア閉時のロック状態、あるいはドア開時のロック状態が
解除される。
【0025】上述したロック解除機構においては、レバ
ー14a、14bと閉時ロック手段7との間は略直線状
のロッド17で連結されているので、力の作用線はレバ
ー14a、14bの回動面上に存在する。しかし、レバ
ー14a、14bと開閉ハンドル6との間はドア1の湾
曲に沿って2箇所で折れ曲がったロッド16a、16b
で連結されているので、力の作用線はレバー14a、1
4bの回動面に対して交差している。
【0026】すなわち、図9に示すようにアウタハンド
ル6bを図中矢印R2に示すように回動させた場合、ア
ウタ側レバー14bに伝達させたい力の方向は矢印R3
で示すようにアウタ側レバー14bの回動面上であるに
もかかわらず、実際にアウタ側レバー14bに伝達され
る力の方向は矢印R4で示すようにアウタ側ロッド16
bの両端を結ぶ直線L1上となり、アウタ側レバー14
bの回動面に対して交差している。そのため、アウタ側
レバー14bには矢印R5で示すように回動軸(枢軸1
3)と平行方向に力が作用することになる。
【0027】そこで本発明ではアウタ側レバー14bと
点検カバー18との間であって、アウタ側ロッド16b
が接続された側にストッパ19を介在させている。スト
ッパ19は、点検カバー18に取り付けられると共に、
点検カバー18とは反対側の面がアウタ側レバー14b
に当接している。ストッパ19におけるアウタ側レバー
14bとの当接面は、アウタ側レバー14bの回動面と
平行である。このストッパ19を配置したことによっ
て、アウタハンドル6bを操作した際にアウタ側レバー
14bの回動軸方向に作用する力がストッパ19によっ
て受けられるので、アウタ側レバー14bが室内側に向
かって回動軸方向に撓むのが防止され、アウタ側レバー
14bはスムーズに回動軸回りに回動する。したがっ
て、アウタハンドル6bの操作力がアウタ側レバー14
b及びインナ側レバー14aを介して確実に閉時ロック
手段7及び開時ロック手段8に伝達されるので、ドア1
のロック解除を確実にかつスムーズに行うことができ
る。
【0028】また、インナ側レバー14aについてもア
ウタ側レバー14bと同様に、インナハンドル6aを操
作した際に室内側に向かって回動軸方向に力が作用する
が、インナ側レバー14aに関して室内側にはアウタ側
レバー14bとストッパ19が存在するため、この2つ
の部材14b、19がストッパとして機能し、インナ側
レバー14aが室内側に向かって回転軸方向に撓むのが
防止され、インナ側レバー14aはスムーズに回動軸回
りに回動する。したがって、インナハンドル6aの操作
力がインナ側レバー14aを介して確実に閉時ロック手
段7及び開時ロック手段8に伝達されるので、ドア1の
ロック解除を確実にかつスムーズに行うことができる。
【0029】図4は、本発明の他の実施の形態を示す断
面図である。尚、図1に示す実施の形態と同一の構成に
は同一の参照符号を付して説明を省略する。本実施の形
態では、ストッパ19をアウタ側レバー14bに取り付
けている。詳しくは、ストッパ19は、本体部20とロ
ーラ21とを備え、本体部20がアウタ側レバー14b
に取り付けられる一方、ローラ21の外周面が点検カバ
ー18の内壁に当接している。そして、ローラ21の回
転軸線は、アウタ側ロッド16bの長手方向に略直交す
る方向、すなわちアウタ側レバー14bの移動方向に略
直交する方向の設定されている。
【0030】このようにローラ21を備えたストッパ1
9を配置したことによって、アウタハンドル6bを操作
した際にアウタ側レバー14bの回動軸方向に作用する
力がストッパ19によって受けられるので、アウタ側レ
バー14bが室内側に向かって回動軸方向に撓むのが防
止される。さらに、本実施形態ではローラ21を点検カ
バー18の内壁に当接させているので、上記実施の形態
に比べて摩擦力が低減し、アウタ側レバー14bはより
スムーズに回動軸回りに回動する。したがって、アウタ
ハンドル6bの操作力がアウタ側レバー14b及びイン
ナ側レバー14aを介して確実に閉時ロック手段7及び
開時ロック手段8に伝達されるので、ドア1のロック解
除を確実にかつスムーズに行うことができる。
【0031】図5は、本発明のさらに他の実施の形態を
示す断面図である。尚、図4に示す実施の形態と同一の
構成には同一の参照符号を付して説明を省略する。本実
施の形態では、インナ側レバー14aとアウタ側レバー
14bとが枢支されているブラケット22にストッパ取
付部23を形成し、このストッパ取付部23にストッパ
19を取り付けている。詳しくは、ストッパ19は図4
の実施の形態と同様に本体部20とローラ21とを備
え、本体部20がストッパ取付部23に取り付けられる
一方、ローラ21はその外周面とアウタ側レバー14b
の室内側表面との間に所定の間隔をあけて配置されてい
る。そして、ローラ21の回動軸線は、アウタ側ロッド
16bの長手方向に略直交する方向、すなわちアウタ側
レバー14bの移動方向に略直交する方向に設定されて
いる。
【0032】本実施の形態においても、図4の実施の形
態と同様の効果が得られる。尚、ローラ21の外周面を
当初からアウタ側レバー14bの室内側表面に当接させ
るようにしてもよいことはもちろんである。
【0033】また、図4及び図5に示す各実施の形態で
はストッパ19にローラ21を設けたけれども、ローラ
21と同様に摩擦力を低減する機能を持つものであれば
ローラ21に代えて使用することができる。例えば、転
動自在に取り付けられた球体や、ベアリングなどを使用
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】ドアのロック解除機構を示す側面図である。
【図3】上記ロック解除機構を示す平面図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示す断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施の形態を示す断面図で
ある。
【図6】ドアの側面図である。
【図7】建設機械のキャブの斜視図である。
【図8】従来の技術を説明するための断面図である。
【図9】従来の技術を説明するための概略図である。
【符号の説明】
1 ドア 6 開閉ハンドル 6a 内側開閉ハンドル(インナハンドル) 6b 外側開閉ハンドル(アウタハンドル) 7 閉時ロック手段 8 開時ロック手段 9 キャブ 14a インナ側レバー 14b アウタ側レバー 15 リモートコントロール 16a インナ側ロッド 16b アウタ側ロッド 17 ロック用ロッド 18 点検カバー 19 ストッパ 20 本体部 21 ローラ 22 ブラケット 23 ストッパ取付部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口部を開閉するドア(1)を備え、こ
    のドア(1)の一端側にハンドル(6)を取り付ける一
    方、他端側に上記ドア(1)を所定位置でロックするロ
    ック手段(7)を取り付け、さらに上記ハンドル(6)
    と上記ロック手段(7)との間に中間伝達部材(14
    a)(14b)を所定の軸線回りに回動可能に取り付
    け、上記ハンドル(6)の操作力を上記中間伝達部材
    (14a)(14b)を介して上記ロック手段(7)に
    伝達させて上記ドア(1)のロック解除を行うように構
    成した建設機械のキャブにおいて、上記ハンドル(6)
    と上記中間伝達部材(14a)(14b)との間の力の
    作用線及び上記中間伝達部材(14a)(14b)と上
    記ロック手段(7)との間の力の作用線の少なくとも一
    方が上記中間伝達部材(14a)(14b)の回動面に
    対して交差しており、上記中間伝達部材(14a)(1
    4b)において作用線が交差している力が作用する側
    に、当該力の回動軸線方向成分を受けるストッパ(1
    9)を配置したことを特徴とする建設機械のキャブ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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