JP2001192936A - 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布 - Google Patents

分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布

Info

Publication number
JP2001192936A
JP2001192936A JP2000335150A JP2000335150A JP2001192936A JP 2001192936 A JP2001192936 A JP 2001192936A JP 2000335150 A JP2000335150 A JP 2000335150A JP 2000335150 A JP2000335150 A JP 2000335150A JP 2001192936 A JP2001192936 A JP 2001192936A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
conjugate fiber
component
splittable conjugate
nonwoven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000335150A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3774114B2 (ja
Inventor
Yoshiharu Usui
義治 薄井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Original Assignee
Daiwa Boseki KK
Daiwabo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Boseki KK, Daiwabo Co Ltd filed Critical Daiwa Boseki KK
Priority to JP2000335150A priority Critical patent/JP3774114B2/ja
Publication of JP2001192936A publication Critical patent/JP2001192936A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3774114B2 publication Critical patent/JP3774114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Filtering Materials (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Cell Separators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧水流などの物理的手段によって容易に割
繊が可能であり、安価に製造が可能である分割型複合繊
維に関するものであり、衛生材料、フィルター、ワイパ
ー、電池セパレータなどに好適な極細繊維不織布を得る
ことを目的とする。 【解決手段】 ポリプロピレン系ポリマーを第一成分と
し、ポリエチレン系ポリマーを第二成分として分割型ノ
ズルを用いて溶融紡糸し、5倍以上に多段延伸して複合
繊維中の第一成分のQ値(重量平均分子量/数平均分子
量の比)が少なくとも5となるように調整することによ
り、容易に割繊が可能な分割型複合繊維を得る。そし
て、前記分割型複合繊維を分割することにより、繊度
0.5dtex以下の極細繊維を含有する極細繊維不織布を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高圧水流などの物
理的手段によって容易に割繊が可能であり、安価に製造
が可能である分割型複合繊維に関するものであり、衛生
材料、フィルター、ワイパー、電池セパレータなどに好
適な極細繊維不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】元来、ポリオレフィン系ポリマー同士な
ど同族系ポリマー同士を組み合わせた分割型複合繊維
は、相溶性がよいため、非相溶性のポリマーの組み合わ
せた分割型複合繊維に比べ、分割性に劣っている。これ
を解消するため、分割性を向上させようとする様々な試
みがなされている。例えば、本出願人において、特公平
6−63129号公報には、ロックウェル硬度が60以
上からなるポリオレフィン系ポリマー同士からなるポリ
オレフィン系分割型複合繊維を提案し、特開平4−28
9222号公報には、少なくとも1成分にオルガノポリ
シロキサンなどからなる溶融紡糸温度では液相となる耐
熱性化合物を混合したポリオレフィン系分割型複合繊維
を提案している。また、特開平8−311717号公報
には、少なくとも1成分に親水成分を混合したポリオレ
フィン系分割型複合繊維が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ポ
リオレフィン系分割型複合繊維においても分割性は十分
とはいえず、特開平4−289222号公報および特開
平8−311717号公報では、第三成分を混合するた
め、工程性に劣るだけでなく、不経済である。したがっ
て、高圧水流などの物理的手段によって容易に割繊が可
能であり、安価に製造が可能であるポリオレフィン系分
割型複合繊維が得られていないのが実情である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、分割型複合
フィラメントを高倍率で延伸し、得られたポリプロピレ
ンのQ値を所望の数値以上とすることにより、高度に分
割することを見いだした。すなわち、本発明の分割型複
合繊維は、ポリプロピレンよりなる第一成分とポリエチ
レンよりなる第二成分とからなる分割型複合繊維であっ
て、複合繊維中の第一成分のQ値(重量平均分子量/数
平均分子量の比)を少なくとも5とすることを特徴とす
る。
【0005】前記分割型複合繊維中の第一成分のQ値
(以下、Q1)と第二成分のQ値(以下、Q2)との比
(Q1/Q2)が少なくとも1.0であることが望まし
い。さらに、複合繊維の単繊維伸度が20〜100%で
あることが望ましい。
【0006】本発明の分割型複合繊維は、Q値が少なく
とも5であるポリプロピレン系ポリマーを第一成分と
し、ポリエチレン系ポリマーを第二成分として分割型複
合ノズルを用いて溶融紡糸し、5倍以上に多段延伸する
ことにより製造できる。さらに、前記多段延伸した後、
100〜120℃の緊張雰囲気下で熱処理を施すことが
望ましい。
【0007】そして、前記分割型複合繊維を分割して得
られる繊度0.5dtex以下の極細繊維を含有する極細繊
維不織布は、衛生材料、フィルター、ワイパー、電池セ
パレータなどに好適である。以下、本発明の内容を説明
する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の分割型複合繊維は、ポリ
プロピレンよりなる第一成分とポリエチレンよりなる第
二成分とからなり、繊維断面において構成成分のうち少
なくとも1成分が2個以上に区分し、構成成分の少なく
とも一部が繊維表面に露出し、その露出部分が繊維の長
さ方向に連続的に形成されている構造を有する。図1〜
図3に本発明の分割型複合繊維の繊維断面の一例を示
す。符号1がポリプロピレンよりなる第一成分、符号2
がポリエチレンよりなる第二成分である。また、繊維断
面形状は、円形、楕円形、異形断面のいずれであっても
よい。そして、1つの構成成分の繊維表面に露出してい
る部分は、全繊維表面に対して5〜95%であることが
好ましい。上記範囲から外れると、高圧水流などの物理
的手段を用いても高度な分割性が得られないからであ
る。また、分割数は、工程性および分割性の面から考慮
すると4〜24分割が好適であり、1成分の全体に対す
る複合比(体積比)は、繊維の分割性および工程性の面
から30〜70%が好ましく、特に40〜60%が好適
である。
【0009】そして、本発明に用いられる第一成分のポ
リプロピレンは、紡糸、延伸後の製品時でのQ値(重量
平均分子量/数平均分子量の比)が少なくとも5となる
ポリマーが用いられる。より好ましいQ値は、少なくと
も5.5である。ポリプロピレンのQ値は、溶融紡糸前
のポリマーのQ値に比べ、製品時に若干低くなる傾向に
あるので5より若干Q値の高いポリマーを選択し、調整
するとよい。また、Q値が少なくとも5となるように、
Q値の異なるポリマーを混合してもよい。そして、ポリ
プロピレンのQ値が5未満であると、第二成分であるポ
リエチレンに比べ延伸性に劣るので2成分間の延伸性が
不均一となり、ひいては高度な分割性を有する繊維が得
られないからである。
【0010】また、ポリプロピレンのメルトフローレー
ト(MFR:JIS−K−7210、230℃)は、1
0〜40g/10minであることが好ましい。MFRが10g
/10min未満であると、樹脂の流動性、紡糸時の延展性が
悪くなり、細繊度の繊維を紡糸し難くなり、40g/10mi
nを超えると、紡糸が不安定となるだけでなく、得られ
た繊維自体もコシが弱く、カード等の工程性も悪いから
である。
【0011】本発明に用いられる第二成分のポリエチレ
ンは、できるだけ第一成分のポリプロピレンのQ値(以
下、Q1)に近いQ値(以下、Q2)を得るように調整す
るとよく、Q2は少なくとも4であることが好ましい。
より好ましくは少なくとも4.5である。ポリエチレン
のQ値も、溶融紡糸前のポリマーのQ値に比べ、製品の
Q値は低くなる傾向にあるが、その減少の割合はポリプ
ロピレンより大きいことを留意して4より高いQ値のポ
リマーを選択し、調整するとよい。また、Q値が少なく
とも4となるように、Q値の異なるポリマーを混合して
もよい。そして、第一成分のQ値(以下、Q1)と第二
成分のQ値(以下、Q2)との比(Q1/Q2)が少なく
とも1.0であるように調整することが好ましい。より
好ましくは、1.1〜2.0である。Q1/Q2が1.0
未満であると、2成分間の延伸性が不均一となり、高度
な分割性を有する繊維が得られないからである。
【0012】前記ポリマーを用い、本発明の分割型複合
繊維は以下のように製造することができる。公知の溶融
紡糸機に所定の繊維断面を得る分割型複合ノズルを装着
し、引取速度100〜1000m/min、かつドラフト率
のあまり高くない条件下で、1成分の繊維表面に露出し
ている部分が全繊維表面に対して5〜95%となるよう
に、2成分の溶融粘度を調整し溶融紡糸される。このと
き、得られた紡糸フィラメントの繊度は、4〜12dtex
であることが好ましい。紡糸フィラメントの繊度が4dt
ex未満であると、紡糸工程での糸切れが生じ易くなり、
繊度が12dtexを超えると、分割後の繊維の繊度が大き
くなり、通常の繊度を持つ繊維を用いた不織布と大差が
ないからである。そして、本発明においては、分割型複
合繊維の分割後の繊度が0.5dtex以下になるように調
整することが好ましい。より好ましい分割後の繊度は、
0.1〜0.3dtexである。分割後の繊度が0.5dtex
を超えると、分割型複合繊維を分割させたときに発現す
る異形断面を有する極細繊維独特の緻密さ、風合い、強
力、機能性が損なわれるからである。
【0013】前記紡糸フィラメントは、公知の延伸機を
用いて延伸処理されるが、本発明においては特に、延伸
温度80〜120℃の温水あるいは蒸気中で延伸させる
ことが好ましい。延伸温度が80℃未満であると、延伸
性が不十分であり、分割性に優れた分割型複合繊維を得
ることができず、延伸温度が120℃を超えると、繊維
の融着が起こり易く、不織布にしたときの地合斑とな
る。また、加熱空気や熱ロールなどを用いる乾式延伸
は、繊維の融着が起こり易い点で好ましくない。さら
に、延伸方法も一度に所定の延伸倍率まで延伸する一段
延伸よりも、二段延伸以上の多段延伸にて徐々に紡糸フ
ィラメントを延伸することが、均質に紡糸フィラメント
を引き伸ばすことができ、分子配向による結晶化が促進
される点で好ましい。特に、多段延伸(n回に分けて延
伸した)の場合、1段目〜n段目にかけて徐々に延伸倍
率を高めて延伸すると、第一成分のポリプロピレンの結
晶性が向上し、分割性に優れた分割型複合繊維を得るこ
とができる。延伸倍率においては、5倍以上の延伸する
ことが好ましい。より好ましくは、6倍以上である。延
伸倍率が5倍未満であると、第一成分の分子配向による
結晶化が低く、十分な分割性が得られないからである。
例えば、2段延伸であれば、1段目を1.5〜3倍延伸
し、2段目を2〜6倍延伸して、全体として延伸倍率6
倍以上とすることができる。
【0014】次いで、延伸されたフィラメントは、緊張
状態を保ったままの状態で、100〜120℃に加熱さ
れた熱水、蒸気、乾熱などの雰囲気下で熱処理すると、
特に第一成分のポリプロピレンの結晶化が促進されて、
分割性が向上する点で好ましい。ここでいう緊張状態と
は、おおよそ1.1〜1.2倍でフィラメントが引き揃
えられた状態のことをいう。熱処理温度が100℃未満
であると、その効果は大差がなく、120℃を超える
と、繊維の融着が起こり易くなり好ましくない。そし
て、上記熱処理は、繊維処理剤付与前あるいは後のいず
れであってもよく、その後必要に応じて捲縮付与、乾燥
処理され、所定の繊維長に切断されて分割型複合繊維を
得る。このようにして得られた分割型複合繊維の繊度
は、0.5〜4dtexであることが好ましく、より好まし
くは、繊度0.8〜2dtexである。
【0015】このようにして、複合繊維中の第一成分の
Q値(重量平均分子量/数平均分子量の比)が少なくと
も5とすることにより、分割性に優れ、安価に製造が可
能である分割型複合繊維を得ることができる。また、繊
維製造工程において、延伸倍率を高くして2成分の結晶
化を高めることにより、分割性がさらに向上する。前記
分割型複合繊維において複合形態で2成分の結晶化度を
測定することは困難であるため、単繊維伸度、単繊維強
度、単繊維ヤング率の数値で代用すると、得られた分割
型複合繊維の単繊維伸度は、20〜100%であること
が好ましい。より好ましくは、25〜70%であり、さ
らに好ましくは25〜50%である。単繊維伸度が20
%未満であると、延伸工程での単糸切れによるロールへ
の巻き付きが発生しやすい傾向にあり、単繊維伸度が1
00%を超えると、第一成分の分子配向による結晶化が
不十分であり、後述する高圧水流処理などによる衝撃力
では、十分に分割できないからである。また、得られた
分割型複合繊維の単繊維強度は、3cN/dtex以上である
ことが好ましい。より好ましくは、4.5cN/dtex以上
である。単繊維強度が3cN/dtex以上であると、分割性
が向上する点で好ましい。さらに、得られた分割型複合
繊維の単繊維ヤング率は、2000N/mm2以上であるこ
とが好ましい。より好ましくは、2500N/mm2以上で
ある。単繊維ヤング率が2000N/mm2以上であると、
分割性が向上する点で好ましい。
【0016】得られた分割性複合繊維は、主として不織
布に利用され、その繊維ウェブ形態も特に限定はされ
ず、例えば、カード法により形成されたカードウェブ、
エアレイ法により形成されたエアレイウェブ、湿式抄紙
法により形成された湿式抄紙ウェブ、スパンボンド法に
より形成されたスパンボンドウェブなどが挙げられる。
繊維ウェブの目付も特に限定されないが、10〜100
g/m2とすると後述する高圧水流処理により、本発明の分
割型複合繊維を容易に分割させるとともに交絡させるこ
とができ、好ましい。
【0017】本発明の分割型複合繊維を高度に分割させ
るには、公知の高圧水流処理法を用いることが好まし
い。高圧水流処理は、孔径0.05〜0.5mmのオリフ
ィスが0.5〜1.5mmの間隔で設けられたノズルか
ら、水圧3〜20MPaの柱状水流を不織布の表裏にそれ
ぞれ1回以上噴射するとよいが、本発明の分割型複合繊
維であれば、水圧3〜8MPaという従来の分割型複合繊
維では十分に分割し得なかった低圧下でも分割が可能で
ある。
【0018】
【実施例】以下、実施例にて本発明をさらに詳しく説明
する。なお、各ポリマーおよび複合繊維中の各成分のQ
値、メルトフローレート、単繊維強伸度、単繊維ヤング
率、不織布の引張強力、破断伸度および分割率は、以下
の方法で測定した。
【0019】[Q値]クロス分別カラムクロマトグラフ
ィー測定法を用いる。まず、繊維4mgをo−ジクロロベ
ンゼン1mlに溶解してサンプル溶液を調製し、サンプル
溶液を140℃でTREFカラムへ0.4ml注入し、溶
出する。そして、得られた140℃溶出分をゲル・パー
ミエーション・クロマトグラフィー(GPC)、FT−
IR分析を行い、各分子量における2成分の比率を求
め、GPCカーブフィッティングにより各々の成分の重
量平均分子量/数平均分子量の比(Q値)を算出した。
【0020】[メルトフローレート]JIS−K−72
10に準じ、230℃、荷加重2.169kgで測定し
た。
【0021】[単繊維強力、単繊維伸度]JIS−L−
1015に準じ、引張試験機を用いて、試料のつかみ間
隔を20mmとしたときの荷重値および伸びを測定し、そ
れぞれ単繊維強力および単繊維伸度とした。
【0022】[単繊維ヤング率]JIS−L−1015
に準じ、上記方法で試験を行い、荷重−伸長曲線から初
期引張抵抗度P(cN/dtex)を求め、次式により算出し
た値を単繊維ヤング率とした。ただし、ρは繊維密度
(g/cm3)とした。 単繊維ヤング率(N/mm2)=1000×P×ρ
【0023】[不織布の引張強力、破断伸度]JIS−
L−1096に準じ、幅5cm、長さ15cmの試料片をつ
かみ間隔10cmで把持し、定速伸長型引張試験機を用い
て引張速度30cm/分で伸長し、切断時の荷重値および
伸び率を引張強力、破断伸度とした。
【0024】[分割率]不織布の断面を束ねて空間の生
じないようにし、電子顕微鏡にて1000倍に拡大して
任意に3箇所撮影し、撮影写真の分割している繊維の面
積比率にて分割率を算出した。
【0025】[実施例1]第一成分を融点が168℃、
Q値が6.0、MFR23のポリプロピレンポリマー
(日本ポリケム(株)製:商品名SA03A)とし、第
二成分を融点が138℃、Q値が6.0、MI(JIS
−K−7210、190℃、荷加重2.169kg)が1
2のポリエチレンポリマー(日本ポリケム(株)製:商
品名HE482)として、2成分の複合比(容積比)を
50/50で、分割型複合ノズルを用いて、引取速度5
00m/minで溶融紡糸し、繊度10dtex、図1に示すよ
うな歯車型の断面を持つ8分割型複合繊維を得た。次い
で、紡糸フィラメントを95℃の温水中で1段目2.0
倍、2段目4.35倍の湿式二段延伸を行い、緊張状態
で110℃で蒸気加熱処理を行い、繊維処理剤を繊維質
量に対して0.3mass%付着させ、繊維長6mmに切断し
て、繊度1.5dtexの分割型複合繊維を得た。
【0026】そして、上記で得られた分割型複合繊維を
97mass%、繊度1.1dtex、繊維長3mmのビニロン繊
維((株)クラレ製)をバインダーとして3mass%の割
合で混合し、スラリーを調整し、湿式抄紙法により目付
60g/m2の湿式抄造ウェブを作製した。次に、得られた
湿式不織布の表裏面に8MPaの高圧柱状流を噴射して、
分割型複合繊維を分割させるとともに繊維間を交絡させ
て、100℃で乾燥とともに繊維間を熱接着させ、湿式
不織布となした。得られた不織布の分割率は95%であ
った。
【0027】[実施例2]緊張状態で蒸気加熱処理を行
わなかった以外は、実施例1と同様にして分割型複合繊
維および湿式不織布を得た。得られた不織布の分割率は
85%であった。
【0028】[実施例3]第二成分を融点が138℃、
Q値が5.0、MIが20のポリエチレンポリマー(日
本ポリケム(株)製:商品名HE490)を用いた以外
は、実施例2と同様にして分割型複合繊維および湿式不
織布を得た。得られた不織布の分割率は85%であっ
た。
【0029】[実施例4]第二成分として、実施例3の
ポリエチレンポリマーを40mass%、融点が138℃、
Q値が6.0、MIが6のポリエチレンポリマー(日本
ポリケム(株)製:商品名HJ560)を60mass%の
混合ポリマーとした以外は、実施例2と同様にして分割
型複合繊維および湿式不織布を得た。得られた不織布の
分割率は85%であった。
【0030】[実施例5]実施例1の紡糸フィラメント
を95℃の温水中で1段目1.9倍、2段目3.0倍の
湿式二段延伸を行った以外は、実施例2と同様の方法で
分割型複合繊維およびこれを用いた湿式不織布を得た。
得られた不織布の分割率は70%であった。
【0031】[比較例1]第一成分を融点が168℃、
Q値が4.4、MFRが30のポリプロピレンポリマー
(日本ポリケム(株)製:商品名SA03B)とし、第
二成分を実施例1のポリエチレンポリマーとして、2成
分の複合比(容積比)を50/50で、分割型複合ノズ
ルを用いて、引取速度500m/minで溶融紡糸し、繊度
10dtex、図1に示すような歯車型の断面を持つ8分割
型複合繊維を得た。次いで、紡糸フィラメントを95℃
の温水中で延伸倍率6倍で湿式一段延伸を行い、繊維処
理剤を0.3mass%付着させ、繊維長6mmに切断して、
繊度2dtexの分割型複合繊維を得た。そして、得られた
分割型複合繊維は実施例1と同様の方法で湿式不織布と
なした。得られた不織布の分割率は20%であった。
【0032】[比較例2]紡糸フィラメントを95℃の
温水中で1段目2.0倍、2段目3.4倍で湿式二段延
伸した以外は、比較例1と同様の方法で繊度1.8dtex
の分割型複合繊維およびこれを用いた湿式不織布を得
た。得られた不織布の分割率は40%であった。
【0033】[比較例3]湿式二段延伸後、緊張状態で
110℃で蒸気加熱処理を行った以外は、比較例2と同
様の方法で分割型複合繊維およびこれを用いた湿式不織
布を得た。得られた不織布の分割率は20%であった。
さらに、湿式不織布を実施例2と同様の方法で水流交絡
処理を施し、交絡不織布を得た。得られた不織布の分割
率は50%であった。上記実施例1〜5、比較例1〜3
の諸物性を表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】実施例1〜5において、実施例5は延伸倍
率を5.7倍としたため水圧8MPaの低圧下において分
割率が70%であったが、実施例1〜4では、水圧8MP
aの低圧下においても85%以上の高度に分割してい
た。前記不織布をワイパーとして用いたとき、細かい塵
や手垢、指紋まできれいに拭き取ることができた。一
方、比較例1〜3は、湿式二段延伸あるいは蒸気加熱処
理を組み合わせることにより分割性が若干向上するもの
の、分割率が50%以下と低く、極細繊維独特の風合い
を有しておらず、ワイパーとして用いても、汚れを十分
に拭き取ることはできなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明の分割型複合繊維は、第一成分の
ポリプロピレンのQ値を少なくとも5とすることによ
り、高圧水流などの物理的手段によって容易に割繊が可
能であり、安価に製造が可能である。また、複合繊維中
の第一成分のQ値(Q1)と第二成分のポリエチレンの
Q値(Q2)との比(Q1/Q2)を少なくとも1.0と
することにより、2成分間の延伸性の均一性が増し、よ
り高度な分割性を有する繊維が得られる。そして、本発
明の分割型複合繊維を用いた極細繊維不織布は、極細繊
維独特の緻密さ、風合い、嵩高性、強力、機能性に優れ
ており、衛生材料、フィルター、ワイパー、電池セパレ
ータなどに好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分割型複合繊維の繊維断面の一例を示
す。
【図2】本発明の分割型複合繊維の繊維断面の別の一例
を示す。
【図3】本発明の分割型複合繊維の繊維断面の別の一例
を示す。
【符号の説明】
1.第一成分 2.第二成分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H01M 2/16 H01M 2/16 P

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリプロピレンよりなる第一成分とポリ
    エチレンよりなる第二成分とからなる分割型複合繊維で
    あって、複合繊維中の第一成分のQ値(重量平均分子量
    /数平均分子量の比)が少なくとも5であることを特徴
    とする分割型複合繊維。
  2. 【請求項2】 複合繊維中の第一成分のQ値(Q1)と
    第二成分のQ値(Q2)との比(Q1/Q2)が少なくと
    も1.0である請求項1記載の分割型複合繊維。
  3. 【請求項3】 複合繊維の単繊維伸度が20〜100%
    である請求項1または2に記載の分割型複合繊維。
  4. 【請求項4】 Q値が少なくとも5であるポリプロピレ
    ン系ポリマーを第一成分とし、ポリエチレン系ポリマー
    を第二成分として分割型複合ノズルを用いて溶融紡糸
    し、5倍以上に多段延伸することを特徴とする分割型複
    合繊維の製造方法。
  5. 【請求項5】 多段延伸した後、緊張状態のフィラメン
    トを100〜120℃の雰囲気下で熱処理を施す請求項
    4記載の分割型複合繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかに記載の分割型
    複合繊維を分割して得られる繊度0.5dtex以下の極細
    繊維を含有することを特徴とする極細繊維不織布。
JP2000335150A 1999-11-02 2000-11-01 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布 Expired - Lifetime JP3774114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000335150A JP3774114B2 (ja) 1999-11-02 2000-11-01 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-312083 1999-11-02
JP31208399 1999-11-02
JP2000335150A JP3774114B2 (ja) 1999-11-02 2000-11-01 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001192936A true JP2001192936A (ja) 2001-07-17
JP3774114B2 JP3774114B2 (ja) 2006-05-10

Family

ID=26567026

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335150A Expired - Lifetime JP3774114B2 (ja) 1999-11-02 2000-11-01 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3774114B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001155709A (ja) * 1999-09-14 2001-06-08 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
FR2851534A1 (fr) * 2003-02-24 2004-08-27 Rhodia Performance Fibres Lame d'essuyage/nettoyage d'un balai d'essuie-glace de vehicule
DE102007023806A1 (de) * 2007-05-21 2008-11-27 Carl Freudenberg Kg Lagenverbund zur Verwendung in einem Luftfilter
WO2011122657A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
JP2012140734A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Daiwabo Holdings Co Ltd 分割型複合繊維及びこれを用いた繊維集合物
JP2012142235A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Daiwabo Holdings Co Ltd 電池セパレータおよびこれを用いた電池
JP2013049943A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Ube Nitto Kasei Co Ltd 分割性凹凸複合繊維及びそれを用いてなる不織布
WO2015046301A1 (ja) * 2013-09-27 2015-04-02 クラレクラフレックス株式会社 保液シート及びフェイスマスク
JP2020056135A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 ダイワボウホールディングス株式会社 分割型複合繊維、それを用いた短繊維不織布及びその製造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4659187B2 (ja) * 1999-09-14 2011-03-30 日本バイリーン株式会社 電池用セパレータ
JP2001155709A (ja) * 1999-09-14 2001-06-08 Japan Vilene Co Ltd 電池用セパレータ
FR2851534A1 (fr) * 2003-02-24 2004-08-27 Rhodia Performance Fibres Lame d'essuyage/nettoyage d'un balai d'essuie-glace de vehicule
WO2004078540A1 (fr) * 2003-02-24 2004-09-16 Rhodia Performances Fibres Lame d'essuyage/nettoyage d'un balai d'essuie-glace de vehicule
US9180394B2 (en) 2007-05-21 2015-11-10 Carl Freudenberg Kg Multi-layer composite for use in an air filter
DE102007023806A1 (de) * 2007-05-21 2008-11-27 Carl Freudenberg Kg Lagenverbund zur Verwendung in einem Luftfilter
WO2011122657A1 (ja) * 2010-03-30 2011-10-06 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
KR101363721B1 (ko) 2010-03-30 2014-02-14 다이와보 폴리텍 가부시키가이샤 폴리올레핀계 분할형 복합섬유와 이것을 이용한 섬유 집합물 및 전지 세퍼레이터 및 그 제조 방법
JP5560324B2 (ja) * 2010-03-30 2014-07-23 ダイワボウホールディングス株式会社 ポリオレフィン系分割型複合繊維とこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ、並びにその製造方法
US9356272B2 (en) 2010-03-30 2016-05-31 Daiwabo Holdings Co., Ltd. Polyolefin-based split-type conjugate fiber, fiber assembly and battery separator using the same and method for producing the same
TWI554661B (zh) * 2010-03-30 2016-10-21 Daiwabo Holdings Co Ltd A polyolefin-based composite fiber and a fiber assembly and a battery separator using the same, and a method for producing the same
JP2012140734A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Daiwabo Holdings Co Ltd 分割型複合繊維及びこれを用いた繊維集合物
JP2012142235A (ja) * 2011-01-05 2012-07-26 Daiwabo Holdings Co Ltd 電池セパレータおよびこれを用いた電池
JP2013049943A (ja) * 2011-08-01 2013-03-14 Ube Nitto Kasei Co Ltd 分割性凹凸複合繊維及びそれを用いてなる不織布
WO2015046301A1 (ja) * 2013-09-27 2015-04-02 クラレクラフレックス株式会社 保液シート及びフェイスマスク
JP2020056135A (ja) * 2018-10-03 2020-04-09 ダイワボウホールディングス株式会社 分割型複合繊維、それを用いた短繊維不織布及びその製造方法
JP7395101B2 (ja) 2018-10-03 2023-12-11 大和紡績株式会社 分割型複合繊維、それを用いた短繊維不織布及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3774114B2 (ja) 2006-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5037964B2 (ja) 湿式不織布用繊維
TWI554661B (zh) A polyolefin-based composite fiber and a fiber assembly and a battery separator using the same, and a method for producing the same
US20040161994A1 (en) Extensible fibers and nonwovens made from large denier splittable fibers
WO2000053831A1 (fr) Fibre conjuguee clivee, procede de production associe, et article forme a l'aide de cette fibre
JP3240819B2 (ja) 不織布及びその製造法
US6495255B2 (en) Polyolefin splittable conjugate fiber and a fiber structure using the same
JP7241279B2 (ja) 芯鞘型複合繊維、その製造方法、およびそれを含む繊維集合物
JP2001192936A (ja) 分割型複合繊維、その製造方法およびそれを用いた極細繊維不織布
JP4028965B2 (ja) 分割型複合繊維、その製造方法、およびそれを用いた極細繊維不織布
JPH10331063A (ja) 複合不織布およびその製造方法
JP5812607B2 (ja) 分割型複合繊維及びこれを用いた繊維集合物
JP2872543B2 (ja) 熱接着不織布及びその製造方法
JP2007297723A (ja) 成型性長繊維不織布
JPH02169723A (ja) 熱分割型複合繊維及びその不織布
JPH0726454A (ja) 極細繊維ウエブの製造方法
CN113574217A (zh) 拉伸复合纤维、无纺布、以及拉伸复合纤维的制造方法
JP2002088583A (ja) ポリオレフィン系分割型複合繊維及びそれを用いた繊維成形体
JP4453179B2 (ja) 分割繊維及びこれを用いた繊維成形体
JP2612350B2 (ja) 伸縮性複合繊維
JP4026280B2 (ja) ポリオレフィン系分割型複合繊維、その製造方法及びその繊維を用いた繊維成形体
JP7458228B2 (ja) ポリオレフィン系分割型複合繊維及びその製造方法、並びにこれを用いた繊維集合物及び電池セパレータ
JP4026279B2 (ja) 分割型複合繊維及びこれを用いた繊維成形体
JP2866131B2 (ja) 極細長繊維不織布の製造方法
JPH02169720A (ja) 熱分割型複合繊維及びその不織布
JPH0434058A (ja) 極細短繊維不織布の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040811

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060216

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3774114

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090224

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100224

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110224

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120224

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130224

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term