JP2001192519A - 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 - Google Patents

熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物

Info

Publication number
JP2001192519A
JP2001192519A JP2000002743A JP2000002743A JP2001192519A JP 2001192519 A JP2001192519 A JP 2001192519A JP 2000002743 A JP2000002743 A JP 2000002743A JP 2000002743 A JP2000002743 A JP 2000002743A JP 2001192519 A JP2001192519 A JP 2001192519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
halogen
containing resin
dolomite
compound
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000002743A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yasuda
直樹 安田
Takeo Tanaka
丈夫 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ajinomoto Co Inc filed Critical Ajinomoto Co Inc
Priority to JP2000002743A priority Critical patent/JP2001192519A/ja
Publication of JP2001192519A publication Critical patent/JP2001192519A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】熱安定性に優れたハロゲン含有樹脂組成物を提
供すること。 【解決手段】(a)(無機亜鉛化合物、有機酸、有機酸
金属塩、および多価アルコール化合物から選ばれる少な
くとも一種以上で表面処理された)苦灰石系化合物、
(b)有機酸の亜鉛塩、および(c)ハロゲン含有樹脂
と相溶性の塩基性含窒素化合物を有効成分として含んで
なる熱安定剤、ならびにその熱安定剤をハロゲン含有樹
脂に配合してなるハロゲン含有樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハロゲン含有樹脂
の新規な熱安定剤成分、この熱安定剤成分を含有するハ
ロゲン含有樹脂の新規な熱安定剤、この熱安定剤を配合
したハロゲン含有樹脂組成物、およびこの樹脂組成物を
成形加工して得られるハロゲン含有樹脂成形加工品に関
し、更に詳しくは、新規な熱安定剤成分である、特定の
化合物により表面処理された苦灰石系化合物やハロゲン
含有樹脂と相溶性の塩基性含窒素化合物;苦灰石系化合
物(前記表面処理苦灰石系化合物を含む)、亜鉛の有機
酸塩およびハロゲン含有樹脂と相溶性の塩基性含窒素化
合物を有効成分として含んでなるハロゲン含有樹脂用の
新規な熱安定剤;該熱安定剤を配合してなるハロゲン含
有樹脂組成物;および該ハロゲン含有樹脂組成物を成形
加工処理して得られるハロゲン含有樹脂成形加工品に関
する。
【0002】
【従来の技術】塩化ビニル樹脂などのハロゲン含有樹脂
は、難燃性が高く、耐光性、リサイクル性、耐薬品性等
に優れた特性を有し、建材、配管、電線被覆材、各種シ
ート、各種フィルム、容器等(の成型加工品)として極
めて幅広く用いられている。
【0003】しかしながら、ハロゲン含有樹脂は、その
加熱成形加工時において、脱ハロゲン化水素を伴った熱
分解により、樹脂の熱着色、強度等の物理的性質の低下
等の品質低下現象が生じる。また、ハロゲン含有樹脂の
成型加工品の廃品を再成型加工してリサイクル製品とす
る場合にも同様の現象が生じる。このような問題点を解
決するために、ハロゲン含有樹脂の熱安定性を改善する
ための熱安定剤を添加するのが一般的であり、各種の安
定剤が開発されてきた。
【0004】先に、本発明者等は苦灰石系化合物がハロ
ゲン含有樹脂の加熱時に生じるハロゲン化水素の捕捉能
力に著しく優れることを見いだし、また、これを有機酸
の亜鉛塩系安定剤と組み合わせて使用した場合に、ハロ
ゲン含有樹脂に対して著しい熱安定化効果の発揮される
ことを見いだし、このような知見に基づいて苦灰石系化
合物および有機酸の亜鉛塩を有効成分として含有するハ
ロゲン含有樹脂用熱安定剤、そのような熱安定剤を配合
したハロゲン含有樹脂組成物、およびこのような樹脂組
成物を成形加工して得られるハロゲン含有樹脂成形加工
品等を包含する発明を完成し、特許出願をしている(E
P 0 945 483A1)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等が先に完成
した発明に従い、苦灰石系化合物を有機酸の亜鉛塩系安
定剤と併用して添加することにより、ハロゲン含有樹脂
(組成物)の熱安定性を向上させることができる。しか
しながら、これらの樹脂組成物は、ギアオーブンによる
熱着色試験では良好の結果を示すものの、熱プレス中で
の熱着色試験では初期の段階から赤色から褐色に変化し
てしまい、(これらを製品化する実際の)加工成型時に
着色してしまうことがあるという問題が生じた。
【0006】従って、本発明の目的は、ギアオーブンで
の熱着色試験、ラボプラストミルによる動的熱安定性、
コンゴーレッド試験などの結果が良好で、加えて加圧無
酸素状態の熱プレス中での熱着色試験でも着色しない、
熱安定性を更に向上せしめたハロゲン含有樹脂(組成
物)を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、苦灰石系化合物、
特に特定の化合物で表面処理した苦灰石系化合物を有機
酸の亜鉛塩系安定剤との組み合わせで使用し、加えてハ
ロゲン含有樹脂と相溶性のある塩基性含窒素化合物を併
用した場合に、ハロゲン含有樹脂に対して所期の著しい
熱安定化効果の発揮されることを見いだし、このような
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、(a)苦灰石系化合物
(または無機亜鉛化合物、有機酸、有機酸金属塩、また
は多価アルコール化合物から選ばれる少なくとも一種以
上で表面処理された苦灰石系化合物)、(b)有機酸の
亜鉛塩、および(c)ハロゲン含有樹脂と相溶性のある
塩基性含窒素化合物を有効成分として含有するハロゲン
含有樹脂用熱安定剤、そのような熱安定剤を配合したハ
ロゲン含有樹脂組成物、ならびにこのような樹脂組成物
を成形加工して得られるハロゲン含有樹脂成形加工品に
関する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0010】本発明により熱安定化されるべきハロゲン
含有樹脂(従って、本発明のハロゲン含有樹脂組成物に
言うところのハロゲン含有樹脂)としては、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリ臭化ビニル、ポリフッ化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、塩素化ポリエチレン、塩化ビニル−
酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル−ブタジエン共重合体
等を挙げることができ、また、これらのアロイであって
も良い。また、これらのハロゲン含有樹脂と、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリフェニレン
エーテル、ポリアミド、ポリカーボネート等のハロゲン
非含有樹脂とのアロイであっても良い。また、チーグラ
ー型触媒を用いて製造されるオレフィン樹脂中には、ハ
ロゲン含有触媒残渣を含むものがあるが、かかるハロゲ
ン含有触媒残渣を含んだオレフィン樹脂も本発明のいう
ハロゲン含有樹脂に包含される。
【0011】これらのハロゲン含有樹脂は、通常、ペレ
ットや粉末の形で提供され、熱および圧力をかけて成型
加工され、目的物の成型加工品に仕上げられることは周
知の通りである。本発明の熱安定剤を配合してハロゲン
含有樹脂組成物を調製する際のハロゲン含有樹脂は、上
記のペレットや粉末の形態のものでよいことはもちろん
である。
【0012】本発明の熱安定剤に配合されるべき前記成
分(a)の苦灰石系化合物には、特別の制限はなく、天
然に広く産出し壁材料、製鉄用耐火物等に用いられてい
る苦灰石(すなわち、ドロマイト)を用いることがで
る。さらに、苦灰石は、その化学組成は炭酸カルシウム
と炭酸マグネシウムとの複塩であり、化学合成により得
られる炭酸カルシウムと炭酸マグネシウムの複塩、すな
わち合成苦灰石を用いることもできる。本発明に用いる
合成苦灰石の組成は、カルシウムとマグネシウムがある
比率で混在していれば良く、MgOとCaO換算でその
重量比率が5:95〜95:5の範囲が好ましい。この
比率範囲を外れた合成ドロマイトを用いた場合、本発明
による熱安定効果が十分には得られない。
【0013】又、これらの天然および/または合成の苦
灰石を焼成、消和等、金属元素組成を大きく変更させる
ことなく変性した誘導体を用いることができる。具体的
には、苦灰石を700〜800℃にて加熱し得られるド
ロマイトセメント、900〜1000℃にて加熱し得ら
れる軽焼ドロマイト、さらに1600〜1800℃の高
温で硬焼した死焼ドロマイト、軽焼ドロマイトに水を加
えて消化した苦土消石灰、合成マグドロクリンカー等が
挙げられる。さらに、アケルマナイト(CaMgSi
)や透輝石(CaMg(SiO)、各種ス
ラグのように、カルシウムとマグネシウムの比率が上述
の合成ドロマイトと同じ範囲にある天然鉱物や合成の複
塩を同様に変成した誘導体も用いることができる。更
に、これらの任意の混合物であって良いことはいうまで
もない。
【0014】これらの苦灰石およびその誘導体を、本明
細書では苦灰石系化合物と総称するが、これらの苦灰石
系化合物は工業的に幅広く、大量に産出されており、製
鋼から陶器、建材、農業等極めて幅広い産業で使用され
ているため、安定な品質で、容易かつ安価に入手可能な
ものである。中でも、軽焼ドロマイトを使用した場合、
得られるハロゲン含有樹脂組成物の熱安定性が良好にな
る。
【0015】上に説明した苦灰石系化合物は特定の化合
物で表面処理するとハロゲン含有樹脂に対する熱安定効
果が向上するが、そのような表面処理に用いる特定の化
合物(表面処理剤)としては、無機亜鉛化合物、有機
酸、有機酸金属塩、および多価アルコール化合物が挙げ
られる。これらの化合物は各々単独で用いてもよく、任
意の混合物として用いてもよい。
【0016】無機亜鉛化合物としては、例えば、酸化亜
鉛、炭酸亜鉛、硫酸亜鉛、亜リン酸亜鉛、亜硫酸亜鉛、
リン酸亜鉛、水酸化亜鉛等を挙げることができる。さら
に、これらの任意の混合物や複塩であっても良い。
【0017】有機酸としては、例えば、酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、吉草酸、ヘキサン酸、オクタン酸、ラウリ
ン酸、ステアリン酸、ベヘン酸などの飽和脂肪族モノカ
ルボン酸;シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン
酸、セバシン酸などの飽和脂肪族ジカルボン酸;アクリ
ル酸、オレイン酸、クロトン酸、フマル酸などの不飽和
脂肪族カルボン酸;安息香酸、ショウノウ酸、フタル
酸、テレフタル酸、トリメリット酸、トルイル酸、ヒド
ロアトロバ酸、ケイ皮酸などの炭素環式カルボン酸;フ
ル酸、テン酸、ピロリドンカルボン酸、ニコチン酸など
の複素環式カルボン酸;乳酸、リンゴ酸、ベンジル酸、
サリチル酸、アニス酸、バニリン酸、プロトカテク酸、
没食子酸などのヒドロキシ酸やアルコキシ酸;グルタミ
ン酸、リジン、アスパラギン酸、グリシン、N−ステア
ロイルグリシン、N−アセチルグルタミン酸、N−ラウ
ロイルロイシン、γ−メチルグルタミン酸などのアミノ
酸やアミノ酸誘導体;等を挙げることができる。
【0018】有機酸金属塩としては、上に述べた有機酸
の金属塩が挙げられる。金属としては、亜鉛、カルシウ
ム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、リチウム、
鉄、アルミニウム、ニッケル、銅、マンガン等が挙げら
れる。さらに、これら有機酸金属塩の任意の混合物や複
塩であっても良い。中でも、前記成分(b)が有機酸の
亜鉛塩の場合は、同じ有機酸の亜鉛塩を用いて表面処理
した場合、特に優れた熱安定性を示し好ましい。
【0019】多価アルコール化合物としては、ペンタエ
リスリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエ
リスリトール、ポリペンタエリスリトール、ソルビトー
ル、グリセリン、ポリグリセリン等を挙げることができ
る。また、これらの化合物の水酸基の一部をエステル
化、エーテル化等により化学修飾したものも本発明にい
う多価アルコール化合物に含まれる。
【0020】多価アルコール化合物のなかでも特にペン
タエリスリトール、ジペンタエリスリトール、またはこ
れらを有機酸でエステル化したもので表面処理した場
合、熱安定化効果が高く好ましい。
【0021】特にペンタエリスリトールおよび/または
ジペンタエリスリトールを、炭素原子数10〜22の高
級脂肪酸および/または炭素原子数4〜10の二塩基酸
で部分エステル化した部分エステル化物は、高分子量で
あるため、本発明の樹脂組成物の加熱成形加工時の昇華
がなく、金型汚染を起こさない、処理粉体(表面処理し
た苦灰石系化合物)の加工性が向上する、処理粉体の樹
脂中への分散性に優れている、等の付加的な長所を有す
るので好ましい。
【0022】上記高級脂肪酸としては、例えば、カプリ
ン酸、ウンデカン酸、ラウリル酸、トリデカン酸、ミリ
スチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリ
ン酸、1,2−ヒドロキシステアリン酸、オレイン酸、
リノール酸等を挙げることができ、また、上記二塩基酸
としては、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピン
酸、ピメリン酸、スベリン酸、セバチン酸等を挙げるこ
とができる。
【0023】エステル化合物の酸成分に関しては、炭素
原子数4〜10の二塩基酸は低昇華性効果および熱安定
化効果に、そして炭素原子数10〜22の高級脂肪酸は
処理粉体の加工性改善効果および良分散性効果に寄与す
る。
【0024】これらの多価アルコール化合物は、目的と
するハロゲン含有樹脂(組成物)の機能や配合系に合わ
せ任意に分子設計し用いることができる。このようなペ
ンタエリスリトールおよび/またはジペンタエリスリト
ールと、炭素原子数10〜22の高級脂肪酸および/ま
たは炭素原子数4〜10の二塩基酸との一部水酸基のエ
ステル化物(部分エステル化物)は、特開昭53−63
50号公報、特公昭57−61289号公報、特開昭5
5−069639号公報等に記載された既知の方法で工
業的に容易に製造することが出来、また、一部ではある
が、市販されている。
【0025】また、必要に応じまたは所望により、本発
明の効果を阻害しない範囲で、工業的に使用されている
他の表面処理剤を適宜に併用することができる。具体的
には、シラン系、アルミニウム系、リン酸系などのカッ
プリング剤や、アニオン系、カチオン系、ノニオン系な
どの界面活性剤、高分子系の分散剤、等を挙げることが
できる。ただし、本発明の表面処理剤による熱安定性向
上効果を十分得るためには、これらの表面処理剤は、本
発明に従って苦灰石系化合物の表面処理に用いる化合物
として挙げた前記の無機亜鉛化合物、有機酸、有機酸金
属塩または多価アルコール化合物から選ばれる少なくと
も一種以上に対し、多くとも同量ないしは同量未満の使
用に止めることが好ましい。
【0026】これらの表面処理剤の添加量(使用量)
は、適宜併用される他の表面処理剤も含めて、苦灰石系
化合物の種類、その粉体粒子の比表面積およびその表面
に結合した水分量等によっても異なるが、表面処理され
るべき苦灰石系化合物に対して0.05〜40重量%、
好ましくは0.1〜20重量%である。0.05重量%
未満の添加量では表面処理の効果がほとんどなく、一
方、40重量%より多く添加しても、苦灰石系化合物粉
体粒子の表面が処理剤で飽和してしまうことによるもの
と考えられるが、表面処理の効果はそれ以上向上しな
い。
【0027】表面処理方法には、特別の制限はなく、適
宜、例えば、1)苦灰石系化合物粉体に表面処理剤をそ
のまま添加してヘンシェルミキサー、コロイドミル、ボ
ールミル、アトマイザー等の粉砕機を用いて共粉砕する
方法、2)トルエン、キシレン、メチルエチルケトン、
アセトニトリル、クロロホルム、ジエチルエーテル、
水、エタノール、メタノール等の適当な溶媒中に表面処
理剤および苦灰石系化合物を加え、撹拌混合後、溶媒を
除去する方法等によることができる。
【0028】本発明の熱安定剤に用いられる表面処理さ
れた苦灰石系化合物は、そのような表面処理をしていな
い苦灰石系化合物と比較して、その熱安定化効果が更に
増大し、特にコンゴ−レッド試験による塩酸吸着性能が
大きく向上する。
【0029】本発明のハロゲン含有樹脂組成物におけ
る、(表面処理された)苦灰石系化合物の使用量(配合
量)は、通常、ハロゲン含有樹脂100重量部に対して
0.01〜30重量部、好ましくは0.01〜5重量部
である。0.01重量部未満では目的とする熱安定化効
果が十分に発揮されない。一方、30重量部より多く苦
灰石系化合物を使用する場合、熱安定化効果がそれ以上
向上しないことがある。また、苦灰石系化合物は200
重量部程度まで添加することができるが、好ましくは1
50重量部以下で用いられる。200重量部より多い場
合、本発明の熱安定化効果を低下させることはないが、
通常の充填剤と同様に、ハロゲン含有樹脂組成物の物理
特性を低下させる可能性がある。
【0030】本発明によりハロゲン含有樹脂の熱安定剤
として用いられる苦灰石系化合物の平均粒径(表面処理
された苦灰石系化合物の場合は表面処理後の平均粒径)
は、100ミクロン以下が好ましく、更に好ましくは1
0ミクロン以下である。100ミクロンより大きいと、
成型加工後の樹脂組成物(すなわち、成型加工品)の表
面がざらつき、物理的特性の低下等の品質の低下が起こ
ることがあり好ましくない。
【0031】次に、本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定
剤において、(表面処理した)苦灰石系化合物と共に用
いられる、前記成分(b)の有機酸の亜鉛塩について説
明する。この有機酸としては、先に苦灰石系化合物の表
面処理剤として例示したものと同じ、例えば、酢酸、プ
ロピオン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、オクタン酸、
ラウリン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、安息香酸、サリ
チル酸、オレイン酸、リンゴ酸、コハク酸、アジピン
酸、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、グルタ
ミン酸、リジン、ピロリドンカルボン酸、アスパラギン
酸、グリシン等を挙げることができるが、例えばステア
リン酸が好ましい。
【0032】有機酸の亜鉛塩の使用量は、通常、ハロゲ
ン含有樹脂用熱安定剤として用いられる量、例えば、ハ
ロゲン含有樹脂100重量部に対して0.01〜20重
量部、好ましくは0.01〜5重量部とすることができ
る。
【0033】本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤の最
大の特徴である、新規な有効成分であるハロゲン含有樹
脂と相溶性のある塩基性含窒素化合物について、次に説
明する。
【0034】このような塩基性含窒素化合物としては、
尿素、チオ尿素、N,N′−ジフェニルチオ尿素などの
尿素誘導体、β−アミノクロトン酸エステル、N−ラウ
ロイルリジンなどのアミノカルボン酸誘導体、2−フェ
ニルインドールなどのインドール類、N,N′−ジフェ
ニルエチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ヘキサ
メチレンテトラミンなどのポリアミン類、フェニル−α
−ナフチルアミン、アルドール−α−ナフチルアミン、
6−エトキシ−2.2,4−トリメチル−1,2−ジヒ
ドロキノリン等のアミン系酸化防止剤、2′−ヒドロキ
シフェニル)ベンゾトリアゾールなどのベンゾトリアゾ
ール系紫外線吸収剤、ビス(2,2,6,6テトラメチ
ルピペリジニル)−4−セバケートなどのヒンダードア
ミン系光安定剤などを挙げることができる。
【0035】これらの中で、特に着色抑制、樹脂への相
溶性、コストなどの観点から、尿素、ジフェニルチオ尿
素、およびフェニルインドールが好ましい。
【0036】本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤にお
ける塩基性含窒素化合物の添加量(配合量)は、苦灰石
系化合物100重量部に対して、0.1〜200重量
部、好ましくは1〜100重量部、より好ましくは5〜
50重量部である。添加量が200重量部で十分な効果
が得られ、それ以上の添加は不経済であり、また添加量
が0.1重量部より少ないと着色防止効果が弱い。
【0037】本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤にお
いては、(表面処理された)苦灰石系化合物、有機酸の
亜鉛塩、およびハロゲン含有樹脂と相溶性のある塩基性
含窒素化合物に加え、更に熱着色を抑えるために多価ア
ルコール化合物および/またはβ−ジケトン化合物を更
に配合することができる。
【0038】このような多価アルコール化合物として
は、先に苦灰石系化合物の処理剤として説明したのと同
様の多価アルコール化合物を用いることができる。好ま
しい多価アルコール化合物についても先に説明した通り
である。これらの多価アルコール化合物は、各々単独で
用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0039】多価アルコール化合物の使用量は、ハロゲ
ン含有樹脂100重量部に対して通常0.01〜10重
量部、好ましくは0.05〜5重量部である。0.01
重量部未満では多価アルコール化合物による相乗的熱安
定化効果が十分に発揮されない場合があり、一方、10
重量部を越えた場合、ハロゲン含有樹脂の物理特性を低
下させる可能性がある。
【0040】本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤に用
いることができるβ−ジケトン化合物としては、例え
ば、特公昭52−47949号公報等に開示され、工業
的に製造されているものを任意に使用することができ
る。具体的には、ベンゾイルアセチルメタン、トリベン
ゾイルメタン、ジアセチルベンゾイルメタン、ステアロ
イルベンゾイルメタン、パルミトイルベンゾイルメタ
ン、ベンゾイルアセチルエチルメタン、ジアセチルメタ
ン、トリアセチルメタン、ジベンゾイルメタン、ジステ
アロイルメタン、ステアロイルアセチルメタン、ラウロ
イルアセチルメタン、ベンゾイルホルミルメタン等を挙
げることができる。
【0041】更に、これらβ−ジケトンの金属塩、例え
ば、リチウム、ナトリウム、マグネシウム、アルミニウ
ム、カリウム、カルシウム、亜鉛、等の塩を用いても良
い。これらも、本発明にいうβ−ジケトン化合物に包含
される。
【0042】β−ジケトン化合物の使用量は、ハロゲン
含有樹脂100重量部に対して通常0.01〜10重量
部、好ましくは0.05〜5重量部である。0.01重
量部未満ではβ−ジケトンによる相乗的熱安定化効果が
十分に発揮されない場合があり、一方、10重量部を越
えた場合、ハロゲン含有樹脂組成物の物理特性を低下さ
せる可能性がある。これらのβ−ジケトン化合物は、各
々単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いて
もよい。
【0043】また、本発明の熱安定剤またはハロゲン含
有樹脂組成物においては、必要に応じてまたは所望によ
り、本発明の効果を阻害しない範囲で、各種の添加剤を
配合してもよい。例えば、通常ハロゲン含有樹脂組成物
に用いられる可塑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、難燃剤、滑剤、顔料、帯電防止剤、防曇剤等を配合
することができる。また、有機リン化合物やエポキシ化
合物等も配合することができる。
【0044】上に説明した種々の配合成分を配合して本
発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤またはこれを配合し
たハロゲン含有樹脂組成物を調製する場合の調製方法自
体には特別の制限はなく、その配合方法、順序等は、適
宜、公知の方法によることができる。
【0045】なお、本発明のハロゲン含有樹脂組成物を
調製する場合、本発明のハロゲン含有樹脂用熱安定剤の
成分は、これらを一旦熱安定剤の形態に調製してからハ
ロゲン含有樹脂組成物の調製に使用しても、また熱安定
剤として一旦調製することなく、直接ハロゲン含有樹脂
組成物の調製に使用しても、熱安定化効果には差異がな
い。従って、本明細書において本発明のハロゲン含有樹
脂用熱安定剤を含有するハロゲン含有樹脂組成物という
場合のハロゲン含有樹脂用熱安定剤には前記のように直
接使用して組成物中でその場で(in situ)生成すると
考えられる熱安定剤も包含されるものとする。
【0046】また、本発明のハロゲン含有樹脂組成物
は、これを混練し、熱および圧力をかけて成型加工して
ハロゲン含有樹脂成型加工品を作成する場合の成型加工
方法自体にも特別の制限はなく、適宜、公知の方法によ
ることができる。
【0047】なお、ハロゲン含有樹脂メーカーが前記の
ようにハロゲン含有樹脂を粉末またはペレットの形で提
供する際の粉末またはペレットを作成するときに既に本
発明の熱安定剤を加えておくこともでき、この場合の粉
末やペレットも熱安定化ハロゲン樹脂であって、粉末ま
たはペレットの成形加工品として本発明のハロゲン含有
樹脂成形加工品に含める(広義)。
【0048】
【実施例】さらに本発明の特徴をより明らかにすべく、
これを実施例にて説明するが、本発明はこれらの実施例
に限定されるものではない。
【0049】製造例1 ドロマイト(田源石灰工業(株)製)未粉砕品19kg
を、ステアリン酸亜鉛1kgと共に脱気した乾式条件下
において24時間かけて粉砕した。得られたステアリン
酸亜鉛表面処理ドロマイトのメジアン径は1.5μmで
あった。
【0050】製造例2 ドロマイト(田源石灰工業(株)製)未粉砕品19kg
を、ステアリン酸カルシウム1kgと共に脱気した乾式
条件下において24時間かけて粉砕した。得られたステ
アリン酸カルシウム表面処理ドロマイトのメジアン径は
1.1μmであった。
【0051】製造例3 水酸化マグネシウム58.3部と水酸化カルシウム7
4.1部を水2,000部に投入し、10℃にて撹拌し
つつ3時間炭酸ガスを吹き込んだ。生じた沈殿物をろ過
し、炭酸ガス雰囲気下50℃以下にて乾燥し、炭酸カル
シウム−炭酸マグネシウム複塩(合成ドロマイト)15
2.3部を得た。得られた複塩のカルシウムとマグネシ
ウムの比率は、CaO:MgO換算で54:46であっ
た。この合成ドロマイト1.9kgを、ステアリン酸亜
鉛0.1kgと共に脱気した乾式条件下において24時
間かけて粉砕した。得られたステアリン酸亜鉛表面処理
合成ドロマイトのメジアン径は1.1μmであった。
【0052】製造例4 軽焼ドロマイト(田源石灰工業(株)製)粗粉砕品19
kgを、ステアリン酸亜鉛1kgと共に脱気した乾式条
件下において24時間かけて粉砕した。得られたステア
リン酸亜鉛表面処理軽焼ドロマイトのメジアン径は1.
2μmであった。
【0053】製造例5 軽焼ドロマイト(田源石灰工業(株)製)粗粉砕品1
9.8kgを、酸化亜鉛0.2kgと共に脱気した乾式
条件下において24時間かけて粉砕した。得られた酸化
亜鉛表面処理軽焼ドロマイトのメジアン径は1.2μm
であった。
【0054】製造例6 苦土消石灰(田源石灰工業(株)製)粗粉砕品19kg
を、リジン亜鉛塩0.2kg、ステアリン酸0.5kg
およびステアリン酸カルシウム0.3kgと共に脱気し
た乾式条件下において24時間かけて粉砕した。得られ
た表面処理苦土消石灰のメジアン径は1.3μmであっ
た。
【0055】実施例1〜9 下記第1表に示す配合のハロゲン含有樹脂組成物を熱ロ
ールを用いて155℃にて5分間混練し、次いで熱プレ
スを用い155℃にて5分間プレスして厚さ3mmのハ
ロゲン含有樹脂シートを作成した。得られたシートを用
い、加圧無酸素状態の熱プレス(圧力100kg/cm
、および温度180℃)中での熱着色試験、ギアオー
ブンを用いた180℃における熱着色試験(静的熱安定
性試験)、ラボプラストミルを用いた200℃における
動的熱安定性試験、および180℃におけるコンゴーレ
ッド試験を行った。熱着色試験(プレス)は、シートが
着色するまでの時間、熱着色試験(オーブン)はシート
が着色もしくは部分黒化するまでの時間、動的熱安定性
試験は樹脂が分解し混練トルクが上昇開始するまでの時
間、そしてコンゴーレッド試験はコンゴーレッドが赤に
発色するまでの時間をそれぞれ測定した。これらの試験
結果も同表に示す。
【0056】なお、第1表中にある記号は以下の通りで
ある。 *1:新第一塩ビ(株)製「1000Z」(重合度10
50)を使用した。 *2:「プレーンライザーST−210」(商品名:味
の素ファインテクノ(株)製、ジペンタエリスリトール
のアジピン酸エステルを主成分とする組成物、OH価9
00)。 *3:「プレーンライザーST−220」(商品名:味
の素ファインテクノ(株)製、ペンタエリスリトールの
アジピン酸エステル誘導体を主成分とする組成物、OH
価900)。
【0057】
【表1】
【0058】比較例1〜9 上記実施例における試験を、塩基性含窒素化合物を使用
しないなど、下記第2表に示すようにハロゲン含有樹脂
組成物の組成を変えて繰返した。結果も同表に示す。な
お、第2表中にある記号の意味は、前掲第1表中におけ
ると同じである。
【0059】
【表2】
【0060】上記第1表および第2表に示す結果から、
塩基性含窒素化合物によれば、ハロゲン含有樹脂(組成
物)の、加圧無酸素状態の熱プレス中での熱着色が抑制
されることが理解できる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
苦灰石系化合物、特に特定の処理剤(化合物)で表面処
理した苦灰石系化合物、有機酸の亜鉛塩、およびハロゲ
ン含有樹脂と相溶性の塩基性含窒素化合物、そして所望
による、多価アルコール化合物および/またはβ−ジケ
トン化合物を含有する、安全性の高い熱安定剤を用い
て、熱安定性に顕著に優れた塩化ビニル樹脂等のハロゲ
ン含有樹脂(組成物)を容易に得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08K 13/00 C08K 13/00 //(C08K 13/00 (C08K 13/00 3:26 3:26 9:02 9:02 9:04 9:04 5:09 5:09 5:053) 5:053) Fターム(参考) 4J002 BB241 BD041 BD051 BD081 BD101 BD111 BD131 DE236 EG047 EG057 EG077 EG107 EN048 EN068 EN078 EN118 ET018 EU028 EU088 EU178 EV128 FB076 FB086 FB236 FD060 GG01 GL00 GQ01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)苦灰石系化合物、(b)有機酸の亜
    鉛塩、および(c)ハロゲン含有樹脂と相溶性の塩基性
    含窒素化合物を有効成分として含有することを特徴とす
    るハロゲン含有樹脂用熱安定剤。
  2. 【請求項2】該苦灰石系化合物が無機亜鉛化合物、有機
    酸、有機酸金属塩、または多価アルコール化合物から選
    ばれる少なくとも一種以上で表面処理された苦灰石系化
    合物であることを特徴とする請求項1記載のハロゲン含
    有樹脂用熱安定剤。
  3. 【請求項3】更に多価アルコール化合物および/または
    β−ジケトン化合物を含有することを特徴とする請求項
    1または2記載のハロゲン含有樹脂用熱安定剤。
  4. 【請求項4】該苦灰石系化合物が天然苦灰石および/ま
    たは炭酸カルシウム−炭酸マグネシウムの複塩よりなる
    合成苦灰石であることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載のハロゲン含有樹脂用熱安定剤。
  5. 【請求項5】該苦灰石系化合物が、そのマグネシウムと
    カルシウムの重量比率がMgOとCaO換算で5:95
    〜95:5であることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のハロゲン含有樹脂用熱安定剤。
  6. 【請求項6】該苦灰石系化合物が、そのマグネシウムと
    カルシウムの重量比率がMgOとCaO換算で5:95
    〜95:5の複塩化合物を軽焼して得られる軽焼ドロマ
    イトを含んでなることを特徴とする請求項1〜4のいず
    れかに記載のハロゲン含有樹脂用熱安定剤。
  7. 【請求項7】請求項1〜6のいずれかに記載のハロゲン
    含有樹脂用熱安定剤を含有することを特徴とするハロゲ
    ン含有樹脂組成物。
  8. 【請求項8】ハロゲン含有樹脂100重量部に対して、
    請求項1〜6のいずれかに記載のハロゲン含有樹脂用熱
    安定剤が0.01〜150重量部配合されていることを
    特徴とする請求項7記載のハロゲン含有樹脂組成物。
  9. 【請求項9】請求項7または8記載のハロゲン含有樹脂
    組成物を成形加工して作成されたことを特徴とするハロ
    ゲン含有樹脂成形加工品。
JP2000002743A 2000-01-11 2000-01-11 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物 Withdrawn JP2001192519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002743A JP2001192519A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000002743A JP2001192519A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001192519A true JP2001192519A (ja) 2001-07-17

Family

ID=18531810

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000002743A Withdrawn JP2001192519A (ja) 2000-01-11 2000-01-11 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001192519A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007734A1 (ja) * 2003-07-18 2005-01-27 Mochigase Electrical Equipment Co., Ltd. プラスチック用添加剤及びプラスチック

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005007734A1 (ja) * 2003-07-18 2005-01-27 Mochigase Electrical Equipment Co., Ltd. プラスチック用添加剤及びプラスチック

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2581814B2 (ja) 安定化された含ハロゲン樹脂組成物
TW201012859A (en) Treated mineral filler products, process for the preparation thereof and uses of same
JP2011178966A (ja) Zn−Mg−Alハイドロタルサイト型粒子粉末及び該Zn−Mg−Alハイドロタルサイト型粒子粉末を含有する樹脂組成物
EP0945483B1 (en) Thermal stabilizer and thermally stabilized halogen-containing resin composition
JP2002513063A (ja) ハロゲン含有熱可塑性樹脂組成物の安定剤組成物
KR20020015657A (ko) 목질 열가소성 수지 조성물
JP3962939B2 (ja) 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
JP2001192519A (ja) 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
WO2019065748A1 (ja) 射出成形用樹脂組成物
JP2006328428A (ja) ハロゲン含有樹脂用熱安定剤
JP2007016153A (ja) 高い耐熱性を有する水酸化マグネシウム系難燃剤、難燃性樹脂組成物および成型体
JP2008214466A (ja) 安定化された含ハロゲン樹脂組成物
JP4427084B2 (ja) 安定化された含ハロゲン樹脂組成物
JPH11335502A (ja) 熱安定剤および熱安定化されたハロゲン含有樹脂組成物
JPH09324088A (ja) 塩化ビニル系樹脂組成物被覆電線
KR20040067777A (ko) 염화비닐계 수지 조성물
JP3778492B2 (ja) 水酸化マグネシウム系難燃剤及びその製造方法
JP2004010714A (ja) 樹脂用配合剤、その製法及びそれを用いた樹脂組成物
JP2011137184A (ja) 難燃性樹脂組成物のブルーミング抑制方法
JP2004238516A (ja) 射出成形用塩化ビニル系樹脂組成物及びそれを用いた成形体
JP2000103872A (ja) 硬質塩化ビニルシート
JP2772671B2 (ja) 水酸化マグネシウム粒子
JP3171782B2 (ja) 塩化ビニルシート
JPH05247297A (ja) 塩素含有樹脂組成物
JP7260955B6 (ja) 塩素含有樹脂成型体の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050721

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060202

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20060817