JP2001192420A - アクリル系ゴム及びその組成物 - Google Patents

アクリル系ゴム及びその組成物

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JP2001192420A JP2000312868A JP2000312868A JP2001192420A JP 2001192420 A JP2001192420 A JP 2001192420A JP 2000312868 A JP2000312868 A JP 2000312868A JP 2000312868 A JP2000312868 A JP 2000312868A JP 2001192420 A JP2001192420 A JP 2001192420A
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F220/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical or a salt, anhydride ester, amide, imide or nitrile thereof
    • C08F220/02Monocarboxylic acids having less than ten carbon atoms; Derivatives thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な加硫特性を有し、耐寒性、耐油性及び
耐熱性のバランスに優れ、且つ良好な低温圧縮永久歪を
有するアクリル系ゴム及びその組成物を提供する。 【解決手段】 エチレン単量体単位0.1〜5重量%未
満、特定のアクリル酸アルキルエステル単位98.9〜
83重量%と、特定のマレイン酸モノアルキルエステル
及び/またはマレイン酸モノアルコキシアルキルエステ
ル単位1〜12重量%からなるアクリル系ゴム。該アク
リル系ゴムに架橋剤として、4,4‘−メチレンジアニ
リンとジ−o−トリルグアニジンの組み合わせ、また
は、ヘキサメチレンジアミンカーバメイトとジ−o−ト
リルグアニジン組み合わせを含むアクリル系ゴム組成
物、その加硫物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は良好な加硫特性を有
し、耐寒性、耐油性及び耐熱性のバランスに優れ、且つ
良好な低温圧縮永久歪を有するアクリル系ゴム及びその
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、産業の大型化、高速化に伴い、こ
れらに使用されるゴム部品はますます高度の耐久性を保
持することが要求されている。特に、大型化、高速化
は、機械・装置の運転温度の上昇を招くため、ゴム部品
に対して、高度の耐熱性が要求され、同時に潤滑油温度
の上昇のためにゴム部品に対して耐油性の向上が要求さ
れている。また、産業活動の広域化に伴う寒冷地等の苛
酷な環境における使用により、ゴム部品に対する耐寒性
の要求も強まっている。
【0003】一方、自動車エンジンルーム内は、排ガス
対策、エンジンの高出力化などにより、熱的条件が更に
厳しさを増してきたため、自動車用耐潤滑油系ホース等
においては従来のニトリル・ブタジエンゴムに代わって
耐熱性と耐油性に優れたアクリルゴムが使用されてき
た。ところが、エンジン及びエンジンルーム内の熱的条
件の苛酷化は、エンジン油それ自身が劣化する環境を生
じ、この劣化エンジン油が更にゴムホースを攻撃してゴ
ム材料を劣化させることが知られるようになり、耐熱性
・耐油性材料として潤滑油ホース材料に用いられるよう
になったアクリルゴムに対して、これまで以上の耐油
性、耐寒性及び耐熱性が求められている。更に、自動車
用潤滑油の高性能化による潤滑油の低粘度化に伴い、更
なる耐油性の改良が要求されるようになってきた。ま
た、これらの部品は潤滑油が漏れないよう、バンド等で
抑えてシール性を保持するため、高温での圧縮永久歪み
も重要な要求特性である。
【0004】特公昭59−14498号公報には、エチ
レン、酢酸ビニル、アクリル酸エステル及び架橋サイト
モノマーとして、グリシジルメタクリレートなどのモノ
エポキシモノオレフィン化合物よりなる共重合体と加硫
剤からなるゴム組成物が、耐油性、耐熱性および耐候性
に優れていることが記載されている。これらの組成物で
は、耐油性、耐熱性および耐候性のバランスが良好であ
ることも認められるが、上記のような使用条件の苛酷化
から、耐油性、耐寒性および耐熱性のバランスにおい
て、更なる改良が求められていた。
【0005】更に、これらの組成物は、脂肪酸石けん/
イオウ、ポリアミン系または、有機カルボン酸およびそ
のアンモニウム塩などの加硫系を用いて加硫することが
でき、機械的性質も良好であるが、加硫速度が遅いとい
う欠点を有している。即ち、所期の物性を得るために、
通常の加硫を行った後、後加硫を行っているのが現状で
あり、加硫に要する時間を短縮するか、後加硫を完全に
省くことが可能となれば、その工業的意義は非常に大き
く、そのためにこれらが改良されたゴム組成物への要望
が急速に高まってきた。
【0006】アクリル酸アルキルまたはエチレン/アク
リル酸アルキルを主成分とし、架橋サイトモノマーとし
て、ブテンジオン酸モノアルキルエステルを用いたエラ
ストマー組成物は、良好な加硫速度を有することが特開
昭50−45031号公報で公知である。また、特公昭
55−5527号公報には、エチレン(A)/アクリル
酸メチル及びアクリル酸エチルから選択したアクリル酸
アルキル(B)/及び1,4−ブテンジオン酸モノアル
キルエステル(C)からなる共重合体で、重合体100
g当たり0.0025〜0.077モルの(C)/重合
体100g当たり0.64〜0.80モルの(−CO2
−)単位(B及びCのエステル基の合計)/及び残部が
(A)の組成を持つ共重合体が良好な耐寒性、耐油性及
び耐熱性を併せ持つことが記載されている。これらの共
重合体は機械的性質と加硫性に優れ、脆化点を尺度とし
た耐寒性、及び耐油性のバランスも良好であるが、エチ
レン含有量が多く、低温領域での圧縮永久歪みが劣るた
め、低温圧縮永久歪の要求が厳しい部品には使用できな
いといった欠点を有している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の課題
を解決し、良好な加硫特性を有し、更に耐寒性、耐油性
及び耐熱性のバランスに優れ、且つ良好な低温圧縮永久
歪を有するアクリル系ゴム及びその組成物を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、エチレン単
量体単位と特定のマレイン酸モノアルキルエステル及び
/またはマレイン酸モノアルコキシアルキルエステル単
量体単位及び特定のアクリル酸アルキルエステル単量体
単位とからなる共重合体が特定の組成割合において、耐
寒性、耐油性及び耐熱性のバランスに極めて優れ、且つ
良好な加硫特性、低温圧縮永久歪を併せ持つゴムを与え
ることを見出し、本発明を完成させるに至った。即ち、
本発明はエチレン単量体単位0.1〜5質量%未満、下
記の一般式(1)で表されるアクリル酸アルキルエステ
ル単位98.9〜83質量%と下記の一般式(2)で表
されるマレイン酸モノアルキルエステル及び/または下
記の一般式(3)で表されるマレイン酸モノアルコキシ
アルキルエステル単位1〜12質量%からなるアクリル
系ゴムである。更に本発明は、上記のアクリル系ゴムに
架橋剤として、4,4’−メチレンジアニリンとジ−o
−トリルグアニジンの組み合わせ、または、ヘキサメチ
レンジアミンカーバメイトとジ−o−トリルグアニジン
組み合わせを含むことをアクリル系ゴム組成物およびそ
の加硫物である。
【0009】
【化4】 (式中のR1は炭素数1〜8のアルキル基)
【0010】
【化5】 (式中のR2は炭素数1〜4のアルキル基)
【0011】
【化6】 (式中のR3は炭素数1〜4のアルキレン基、R4は炭
素数1〜4のアルキル基)
【0012】以下に本発明を詳細に説明する。本発明の
アクリル系ゴムは、エチレン単量体単位0.1〜5質量
%未満、好しくは0.1〜3質量%未満、更に好ましく
は0.5〜2.5質量%、上記の一般式(1)で表され
るアクリル酸アルキルエステル単位98.9〜83.1
質量%と上記の一般式(2)で表されるマレイン酸モノ
アルキルエステル及び/または上記の一般式(3)で表
されるマレイン酸モノアルコキシアルキルエステル単位
1〜12質量%、好しくは3〜10質量%からなるアク
リル系ゴムである。また、本発明は上記のアクリル系ゴ
ムに、架橋剤として、4,4’−メチレンジアニリンと
ジ−o−トリルグアニジンの組み合わせ、または、ヘキ
サメチレンジアミンカーバメイトとジ−o−トリルグア
ニジン組み合わせを含むことをアクリル系ゴム組成物お
よびその加硫物である。
【0013】本発明のアクリル酸アルキルエステルとし
ては上記の一般式(1)で表されるアクリル酸アルキル
エステルが用いられるが、具体的にはメチルアクリレー
ト、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレート、
イソブチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、n
−ペンチルアクリレート、n−ヘキシルアクリレート、
n−オクチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリ
レートが挙げられ、機械的性質、実用的な耐寒/耐油バ
ランスの点で、エチルアクリレート、n−プロピルアク
リレート、n−ブチルアクリレートが好ましい。本発明
のマレイン酸モノアルキルエステルとしては上記の一般
式(2)で表されるマレイン酸モノアルキルエステルが
用いられるが、具体的にはマレイン酸モノメチル、マレ
イン酸モノエチル、マレイン酸モノブチルが挙げられ
る。本発明のマレイン酸モノアルコキシアルキルエステ
ルとしては上記の一般式(3)で表されるマレイン酸モ
ノアルコキシアルキルエステルが用いられるが、具体的
にはマレイン酸モノメトキシエチル、マレイン酸モノエ
トキシエチル、マレイン酸モノメトキシブチル、マレイ
ン酸モノエトキシブチルなどが挙げられる。本発明のア
クリル系ゴムには、本発明の目的を損なわない範囲で上
記の単量体と共重合可能な他の単量体を共重合させたも
のでもよい。共重合可能な他の単量体としては、n−デ
シルアクリレート、n−ドデシルアクリレート、n−オ
クタデシルアクリレート、シアノメチルアクリレート、
1−シアノエチルアクリレート、2−シアノエチルアク
リレート、1−シアノプロピルアクリレート、2−シア
ノプロピルアクリレート、3−シアノプロピルアクリレ
ート、4−シアノブチルアクリレート、6−シアノヘキ
シルアクリレート、2−エチル−6−シアノヘキシルア
クリレート、8−シアノオクチルアクリレートなどのア
クリル酸アルキルエステルが挙げられる。
【0014】また、2−メトキシエチルアクリレート、
2−エトキシエチルアクリレート、2−(n−プロポキ
シ)エチルアクリレート、2−(n−ブトキシ)エチル
アクリレート、3−メトキシプロピルアクリレート、3
−エトキシプロピルアクリレート、2−(n−プロポキ
シ)プロピルアクリレート、2−(n−ブトキシ)プロ
ピルアクリレートなどのアクリル酸アルコキシアルキル
エステルが挙げられる。
【0015】更に、1,1−ジヒドロペルフルオロエチ
ル(メタ)アクリレート、1,1−ジヒドロペルフルオ
ロプロピル(メタ)アクリレート、1,1,5−トリヒ
ドロペルフルオロヘキシル(メタ)アクリレート、1,
1,2,2−テトラヒドロペルフルオロプロピル(メ
タ)アクリレート、1,1,7−トリヒドロペルフルオ
ロヘプチル(メタ)アクリレート、1,1−ジヒドロペ
ルフルオロオクチル(メタ)アクリレート、1,1−ジ
ヒドロペルフルオロデシル(メタ)アクリレートなどの
含フッ素アクリル酸エステル、1−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メ
タ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレ
ートなどの水酸基含有アクリル酸エステル、ジエチルア
ミノエチル(メタ)アクリレート、ジブチルアミノエチ
ル(メタ)アクリレートなどの第3級アミノ基含有アク
リル酸エステル、メチルメタクリレート、オクチルメタ
クリレートなどのメタクリレート、メチルビニルケトン
のようなアルキルビニルケトン、ビニルエチルエーテ
ル、アリルメチルエーテルなどのビニル及びアリルエー
テル、スチレン、α−メチルスチレン、クロロスチレ
ン、ビニルトルエンなどのビニル芳香族化合物、アクリ
ロニトリル、メタクリロニトリルなどのビニルニトリ
ル、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化
ビニル、フッ化ビニリデン、プロピオン酸ビニル、アル
キルフマレートなどのエチレン性不飽和化合物が挙げら
れる。
【0016】また、アクリル酸、メタクリル酸、クロト
ン酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコ
ン酸などのカルボン酸基含有化合物、グリシジルアクリ
レート、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジル
エーテル、メタアリルグリシジルエーテルなどのエポキ
シ基含有化合物、2−クロルエチルビニルエーテル、2
−クロルエチルアクリレート、ビニルベンジルクロライ
ド、ビニルクロルアセテート、アリルクロルアセテート
などの活性塩素基含有化合物が挙げられる。
【0017】本発明のアクリル系ゴムは、上記の単量体
を乳化重合、懸濁重合、溶液重合、塊状重合などの公知
の方法により共重合することにより得られる。
【0018】本発明のアクリル系ゴムは、アクリル系ゴ
ムに通常用いられる加硫系を用いて加硫して用いられる
が、適用される加硫系としては、脂肪族、芳香族第一ア
ミン類が適当であり、これにグアニジン系化合物を加え
た加硫系が好適に用いられる。
【0019】脂肪族アミンとしては、ヘキサメチレンジ
アミン、ヘキサメチレンジアミンカーバメート、テトラ
メチレンペンタミン、芳香族アミンとしては、4,4’
−メチレンジアニリン、4,4’−オキシフェニルジフ
ェニルアミン、4,4’−メチレンビス(o−クロロア
ニリン)、4,4’−ジアミノベンズアニリド、3,
3’−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン
などが挙げられ、4,4’−メチレンジアニリンまたは
ヘキサメチレンジアミンカーバメイトが特に好適に用い
られる。
【0020】グアニジン系化合物としては、グアニジ
ン、テトラメチルグアニジン、ジブチルグアニジン、ジ
フェニルグアニジン、ジ−o−トリルグアニジンなどが
挙げられ、ジ−o−トリルグアニジンが好適に用いられ
る。
【0021】アミン類の添加量は、アクリル系ゴム10
0質量部に対して、0.2〜5質量部が好ましく、0.
5〜3質量部が更に好ましい。0.2質量部未満では加
硫反応が十分に行われず、5質量部を越えると過加硫と
なり、高温での圧縮永久歪は共に悪くなる。また、グア
ニジン系化合物の添加量は、アクリル系ゴム100質量
部に対して、0.3〜5質量部が好ましく、0.5〜3
質量部が更に好ましい。0.3質量部未満では加硫反応
が十分に行われず、5質量部を越えると過加硫となり、
この場合も、高温での圧縮永久歪は共に悪くなる。
【0022】本発明のアクリル系ゴム組成物は、実用に
供するに際してその目的に応じ、充填剤、可塑剤、安定
剤、滑剤、補強剤等を添加して成形、加硫を行うことが
できる。カーボンブラック、無水ケイ酸、表面処理炭酸
カルシウムなどの充填剤、補強剤は要求されるゴム物性
から、2種類以上を混合して使用することも可能であ
り、これらの添加量は合計で、アクリル系ゴム100質
量部に対して通常用いられる30〜100質量部が好ま
しい。
【0023】また、本発明のアクリル系ゴム、アクリル
系ゴム組成物及びその加硫物を混練、成型、加硫する機
械としては、通常ゴム工業で用いるものを使用すること
ができる。
【0024】本発明のアクリル系ゴム、アクリル系ゴム
組成物及びその加硫物は特にゴムホースやガスケット、
パッキング等のシール部品として好適に用いられる。ま
た、ゴムホースとしては、具体的には自動車、建設機
械、油圧機器の各種配管系等に使用されるホースに用い
られる。特に、本発明のアクリル系ゴム、アクリル系ゴ
ム組成物及びその加硫物から得られるゴムホースは、機
械的性質が優れていることに加えて、耐寒性、耐油性及
び耐熱性に優れるため、特に最近の使用環境が苛酷にな
っている自動車用ゴムホースとして極めて好適に用いら
れる。
【0025】ゴムホースの構成としては、本発明のアク
リル系ゴムから得た単一ホース、あるいは、ゴムホース
の用途によっては、本発明のアクリル系ゴムからなる層
に本発明のアクリル系ゴム以外の合成ゴム例えば、フッ
素系ゴム、フッ素変性アクリルゴム、ヒドリンゴム、C
SM、CR、NBR、エチレン・プロピレンゴム等を内
層、中間層、あるいは外層として組み合わせた複合ホー
スへの適用も可能である。また、ゴムホースに要求され
る特性によっては、一般的によく行われているように補
強糸あるいはワイヤーをホースの中間あるいは、ゴムホ
ースの最外層に設けることも可能である。
【0026】
【実施例】以下に実施例をもって本発明を更に詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって何ら制限さ
れるものではない。 実施例1〜3、7及び比較例2〜3 内容積40リットルの耐圧反応容器に、表1に示した共
重合体の組成比が得られるような割合でアクリル酸エチ
ル、アクリル酸n−ブチル及びマレイン酸モノブチルと
の混合液11.8Kg、部分けん化ポリビニルアルコー
ル4質量%の水溶液17Kg、酢酸ナトリウム22gを
投入し、攪拌機であらかじめよく混合し、均一懸濁液を
作製した。槽内上部の空気を窒素で置換後、エチレンを
槽上部に圧入し、圧力を20Kg/cm2に調整した。
攪拌を続行し、槽内を55℃に保持した後、別途注入口
よりt−ブチルヒドロペルオキシド水溶液を圧入して重
合を開始させた。反応中槽内温度は55℃に保ち、6時
間で反応が終了した。生成した重合液にホウ酸ナトリウ
ム水溶液を添加して重合体を固化し、脱水及び乾燥を行
って生ゴムとした。
【0027】実施例4 実施例1と同様な方法であるが、マレイン酸モノブチル
をマレイン酸モノエチルに変えて、共重合体の生ゴムを
得た。
【0028】実施例5 実施例1と同様な方法であるが、マレイン酸モノブチル
をマレイン酸モノエトキシエチルに変えて、共重合体の
生ゴムを得た。
【0029】実施例6 実施例1と同様な方法であるが、マレイン酸モノブチル
をマレイン酸モノメトキシブチルに変えて、共重合体の
生ゴムを得た。
【0030】比較例1 実施例1と同様な方法であるが、マレイン酸モノブチル
をグリシジルメタクリレートに変えて、共重合体の生ゴ
ムを得た。
【0031】比較例4 実施例1と同様な方法であるが、モノマー混合液をアク
リル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、マレイン酸モノ
ブチル及び酢酸ビニルとの混合液11.8Kgとして、
共重合体の生ゴムを得た。
【0032】実施例8 実施例1と同様な方法であるが、アクリル酸エチルをア
クリル酸メチルに変えて、共重合体の生ゴムを得た。
【0033】実施例9 実施例1と同様な方法であるが、アクリル酸n−ブチル
をアクリル酸2エチルヘキシルに変えて、共重合体の生
ゴムを得た。
【0034】比較例5、7 実施例1と同様な方法であるが、エチレンを導入せずに
共重合体の生ゴムを得た。
【0035】比較例6、8 実施例1と同様な方法であるが、エチレンを槽上部より
圧入し、圧力を80Kg/cm2として共重合体の生ゴ
ムを得た。
【0036】比較例9 実施例8と同様な方法であるが、エチレンを導入せずに
共重合体の生ゴムを得た。
【0037】比較例10 実施例8と同様な方法であるが、エチレンを槽上部より
圧入し、圧力を80Kg/cm2として共重合体の生ゴ
ムを得た。
【0038】比較例11 実施例9と同様な方法であるが、エチレンを導入せずに
共重合体の生ゴムを得た。
【0039】比較例12 実施例9と同様な方法であるが、エチレンを槽上部より
圧入し、圧力を80Kg/cm2として共重合体の生ゴ
ムを得た。
【0040】比較例13 エチレン含有量約41質量%の市販のDu pont社
製Vamac G(エチレン、アクリル酸メチル、−C
OOH基含有架橋性モノマー共重合体)を用いた。
【0041】加硫物の作製(実施例1〜9、比較例1〜
13) 上記の実施例及び比較例で得た生ゴムは表3の配合組成
により、8インチオープンロールで混練を行い、厚さ約
2.4mmのシートに分出しした後、プレス加硫機で1
70℃20分間のプレス加硫を行い、一次加硫物として
物性試験に供した。更に、この加硫物をギヤーオーブン
内で170℃4時間の熱処理を行い、二次加硫物として
物性試験に供した。
【0042】分析試験方法(実施例1〜9、比較例1〜
12) マレイン酸モノアルキルエステル単位またはマレイン酸
モノアルコキシアルキルエステル単位の定量は、共重合
体の生ゴムをトルエンに溶解し、水酸化カリウムを用い
た中和滴定により測定した。その他の共重合体組成は、
核磁気共鳴スペクトルを採取し、各成分を定量した。
【0043】物性試験方法 引張強さ、伸びはJIS K6251に準拠して測定し
た。硬さは、JIS K6253に準拠して測定した。
低温圧縮永久歪みは、JIS K6262に準拠した方
法だが、試験条件を0℃22時間として、歪みを測定し
た。高温圧縮永久歪みは、JIS K6262に準拠し
た方法だが、試験条件を150℃70時間として、歪み
を測定した。耐油性(△V)は、JIS K6258に
準拠し、IRM−903号油に150℃70時間浸漬後
の体積変化△V(%)を求めた。耐寒性(Tb)は、J
IS K6261に準拠し、脆化温度(Tb)を求め
た。耐熱性AR(EB)は、JIS K6257に準拠
し、150℃×70時間曝露後の引張試験の伸び保持率
AR(EB)(%)を求めた。△TB(一次加硫物と二
次加硫物の引張強さの差)は、下式により求めた。 △TB(%)=100×(TB2/TB1)−100 但し、TB2は二次加硫物引張強さを表し、TB1は一
次加硫物引張強さを表す。各実施例、比較例についての
加硫物の物性測定結果を表1及び表2に示した。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】実施例10〜23 表4及び表5に示したポリマー組成及び評価用配合組成
により、実施例1と同様に一次加硫物及び二次加硫物の
特性を評価し、表4及び表5に併せて示した。
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】
【0050】実施例1、比較例1の比較により、本発明
の実施例1は△TBが小さく、加硫速度が早い。比較例
2、3より、共重合体に占めるマレイン酸モノアルキル
が1質量%未満、また13質量%以上では、引張強さ、
伸びといった機械的性質のバランスが劣る。耐油性が+
34と同じである実施例1と比較例4を比較すると、酢
酸ビニルを共重合した比較例4の耐寒性が劣っている。
耐油性が+34と同じである実施例1と比較例5を比較
すると、エチレンを共重合していない比較例5の耐寒性
が劣っている。同様の結果が実施例7、比較例7による
比較、実施例8、比較例9による比較、実施例9、比較
例11による比較により認められる。耐寒性が−30℃
と同じである実施例1と比較例6を比較すると、エチレ
ン共重合量が5質量%である比較例6の耐油性が劣って
いる。同様の結果が実施例7、比較例8による比較、実
施例8、比較例10による比較、実施例9、比較例12
による比較により認められる。エチレン共重合量の多い
比較例6、比較例8、比較例10、比較例12、比較例
13は低温での圧縮永久歪みが劣る。また、本発明の実
施例1は耐熱性のレベルも優れている。
【0051】4,4’−メチレンジアニリンとジ−o−
トリルグアニジンを組合せて用いた実施例10〜16で
は耐寒性、耐油性のバランスは良いが、加硫物の高温で
の圧縮永久歪については、4,4’−メチレンジアニリ
ンまたはジ−o−トリルグアニジンが5質量部以下であ
る実施例10〜15の方が優れている。また同様に、ヘ
キサメチレンジアミンカーバメイトとジ−o−トリルグ
アニジンを組合せて用いた、実施例17〜23では耐寒
性、耐油性のバランスは良いが、加硫物の高温での圧縮
永久歪については、ヘキサメチレンジアミンカーバメイ
トまたはジ−o−トリルグアニジンが5質量部以下であ
る実施例17〜22の方が優れている。
【0052】
【発明の効果】実施例と比較例の対比で示すように、本
発明のアクリル系ゴム及びその組成物からなる加硫物
は、優れたゴム物性を有するとともに、良好な加硫特性
を有し、耐寒性、耐油性及び耐熱性のバランスに優れ、
且つ良好な低温圧縮永久歪を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08F 210:02) C08F 210:02) C08L 33:08 C08L 33:08

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン単量体単位0.1〜5質量%未
    満、下記の一般式(1)で表されるアクリル酸アルキル
    エステル単位98.9〜83質量%と、下記の一般式
    (2)で表されるマレイン酸モノアルキルエステル及び
    /または下記の一般式(3)で表されるマレイン酸モノ
    アルコキシアルキルエステル単位1〜12質量%からな
    ることを特徴とするアクリル系ゴム。 【化1】 (式中のR1は炭素数1〜8のアルキル基) 【化2】 (式中のR2は炭素数1〜4のアルキル基) 【化3】 (式中のR3は炭素数1〜4のアルキレン基、R4は炭
    素数1〜4のアルキル基)
  2. 【請求項2】 エチレン単量体単位とアクリル酸アルキ
    ルエステル単位がそれぞれ、0.1〜3質量%未満、9
    8.9〜85質量%であることを特徴とする請求項1記
    載のアクリル系ゴム。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のアクリル系ゴム
    と架橋剤を含有してなること特徴とするアクリル系ゴム
    組成物。
  4. 【請求項4】 架橋剤が、4,4’−メチレンジアニリ
    ン0.2〜5質量部とジ−o−トリルグアニジン0.3
    〜5質量部の組み合わせからなることを特徴とする請求
    項3記載のアクリル系ゴム組成物。
  5. 【請求項5】 架橋剤が、ヘキサメチレンジアミンカー
    バメイト0.2〜5質量部とジ−o−トリルグアニジン
    0.3〜5質量部の組み合わせからなることを特徴とす
    る請求項3記載のアクリル系ゴム組成物。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5記載のアクリル系ゴム組成
    物を加硫してなる加硫物。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の加硫物からなるゴムホー
    ス。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の加硫物からなるシール部
    品。
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