JP2001191882A - 車両用エアバッグ装置 - Google Patents

車両用エアバッグ装置

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JP2001191882A
JP2001191882A JP2000129414A JP2000129414A JP2001191882A JP 2001191882 A JP2001191882 A JP 2001191882A JP 2000129414 A JP2000129414 A JP 2000129414A JP 2000129414 A JP2000129414 A JP 2000129414A JP 2001191882 A JP2001191882 A JP 2001191882A
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bag body
vehicle
occupant
sewing
reducing means
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Kazumi Ono
和美 小野
Yorito Okuda
頼人 奥田
Tsuneo Sasaki
常夫 佐々木
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Calsonic Kansei Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構成でバッグ本体の突出量を増大する
ことができるようにする。 【解決手段】 車室内乗員側へ膨出可能なバッグ本体1
5を備えた車両用エアバッグ装置11であって、バッグ
本体15が、形状の略等しい二枚の基布21,22を重
ね合わせて周縁部どうしを縫製してなる2ピース構成か
らなり、バッグ本体15の幅両側部間の距離28が、幅
短縮手段27によって部分的に短くなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、安価な構成でバ
ッグ本体の突出量を増大し得るようにした車両用エアバ
ッグ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両には、緊急時の安全手段
としてエアバッグ装置を備えたものがある。上記エアバ
ッグ装置は、車体に所定値以上の衝撃力が加わったとき
に、インストルメントパネル等の内部に配設されたハウ
ジングに折り畳んで収納されているバッグ本体が、イン
フレータからの圧力気体の圧力によって車室内乗員側へ
膨出して、定位置に着座している乗員の頭部等を受け止
め、頭部等がインストルメントパネル等に当接しないよ
うに保護するものである。
【0003】このようなエアバッグ装置のうち助手席用
のエアバッグ装置は、通常、シートベルトと併用するよ
うになっている。しかし、近年では、さらにシートベル
ト未装着時でも安全に乗員を保護しうるエアバッグ装置
も検討されている。
【0004】この種のエアバッグ装置では、インストル
メントパネルの乗員側の端部から車両前後方向後方への
突出量を大きくする必要がある。そのために、バッグ本
体の容量を増加して上記突出量を確保することが考えら
れる。助手席用のエアバッグ装置では、バッグ本体は、
図15に示すように形状の略等しい二枚の基布1,2ど
うしを重ね合わせて周縁部を縫製して(縫製線3)な
る、いわゆる2ピース構成を有しているものが知られて
いる。しかるに、バッグ本体の容量を増加するために
は、バッグ本体を、図16に示すように、左右一対の側
面布4,4とこの側面布4,4の周縁部間に介在されか
つ縫製される帯状の基布5との3枚の布で構成する、い
わゆる3ピース化することが有利であると考えられる。
【0005】なお、図15、図16中、符号6は、バッ
グ本体の圧力気体導入口、符号7はバッグ本体の内圧を
調整するためのベントホールである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、バッグ
本体を3ピース化した場合、インストルメントパネルの
乗員側の端部から車両前後方向後方への突出量を確保す
ることが容易である反面、縫製部が多くなり、コストが
高くなるという問題がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記の問題点を
解消し、安価な構成でバッグ本体の突出量を増大するこ
とのできる車両用エアバッグ装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載された発明では、車室内乗員側へ膨
出可能なバッグ本体を備えた車両用エアバッグ装置にお
いて、前記バッグ本体が、形状の略等しい二枚の基布を
重ね合わせて周縁部どうしを縫製してなる2ピース構成
からなり、前記バッグ本体の乗員への対向面の幅両側部
間の距離が、幅短縮手段によって部分的に短くなされた
ことを特徴としている。
【0009】このように構成された請求項1にかかる発
明によれば、前記バッグ本体が膨張する際に、幅短縮手
段によってバッグ本体の乗員への対向面の幅両側部間の
距離が部分的に短くされているため、バッグ本体の横方
向への膨らみが抑制され、バッグ本体は部分的にくびれ
た状態となるので、その分、上記バッグ本体の車両前後
方向後方への突出量を部分的に大きくすることができ
る。
【0010】そして、幅短縮手段により、2ピース構成
のバッグ本体を使用しても容量はそのまま又はあまり増
やさなくても、バッグ本体の車両前後方向後方への突出
量を大きくすることができる。
【0011】請求項2に記載された発明では、前記幅短
縮手段が、中間部を前記基布に縫い付けられると共に、
両端部近傍間を相互に縫製されたベルトであることを特
徴としている。
【0012】このように構成された請求項2にかかる発
明によれば、前記幅短縮手段をベルトとすることによ
り、簡単かつ安価な構成でバッグ本体の車両前後方向後
方への突出量を大きくすることができる。
【0013】また、ベルトの両端部近傍間の縫製位置に
よって、上記部位におけるバッグ本体の車両前後方向後
方への突出量を簡単に調整することが可能である。
【0014】請求項3に記載された発明では、前記バッ
グ本体の前記幅短縮手段を取付けられた部分が、乗員が
当接する部位であることを特徴としている。
【0015】このように構成された請求項3にかかる発
明によれば、前記乗員が当接する部位に幅短縮手段を設
けることにより、乗員が当接する部位の車両前後方向後
方への突出量を選択的に大きくすることができ、乗員が
当接する部位に対する保護能力を向上することが可能と
なる。
【0016】請求項4に記載された発明では、前記乗員
が当接する部位が、乗員の上半身に相当する位置である
ことを特徴としている。
【0017】このように構成された請求項4にかかる発
明によれば、前記乗員が当接する部位を、乗員の胸又は
頭等の上半身に相当する位置とすることにより、シート
ベルト未装着時でもより安全に乗員をすばやく保護する
ことができる。
【0018】請求項5に記載された発明では、前記幅短
縮手段が、前記基布の周縁部を縫製する外周縫製線より
も外側に設けられた縫代に前記外周縫製線とは異なる縫
製線で縫製されたことを特徴としている。
【0019】このように構成された請求項5にかかる発
明によれば、前記幅短縮手段を外周縫製線とは異なる縫
製線で縫製することにより、幅短縮手段がバッグ本体の
膨張形状を規制する際に外周縫製線に負荷がかかること
を防止でき、外周縫製線の破損による圧力気体の漏れを
防止できる。
【0020】請求項6に記載された発明では、前記幅短
縮手段の前記縫代と前記基布との間に、脆弱部を設けた
ことを特徴としている。
【0021】このように構成された請求項6にかかる発
明によれば、前記縫代と基布との間に脆弱部を設けるこ
とにより、万一、膨張時にバッグ本体に異常な内圧が作
用した時に脆弱部で縫代と基布とが分離されるようにな
るので、外周縫製線に負荷がかかることを防止できる。
【0022】請求項7に記載された発明では、前記幅短
縮手段の中途部をS字状に折り曲げて縫製したことを特
徴としている。
【0023】このように構成された請求項7にかかる発
明によれば、前記幅短縮手段の中途部をS字状に折り曲
げて縫製することにより、幅短縮手段の長さ調節を容易
に行うことができる。
【0024】
【発明の実施の形態1】以下、本発明の具体的な実施の
形態1について、図示例と共に説明する。
【0025】図1〜図8は、この発明の実施の形態1を
示すものである。
【0026】先ず、構成を説明すると、エアバッグ装置
11は、インストルメントパネル12の内部に収容され
たハウジング13に備えられ、車両が所定値以上の衝撃
力を受けたときに圧力気体を噴出するインフレータ14
と、平時には折り畳まれた状態でハウジング13に収納
されインフレータ14から圧力気体が噴出されることに
よって膨張するバッグ本体15とから構成されている。
そして、インフレータ14から圧力気体が噴出される
と、バッグ本体15(図1中の15a)はインストルメ
ントパネル12の上部から車室内乗員側16へ膨出する
ようになっている。なお、図1中、符号17は車両のフ
ロントウインドウガラス、18はバッグ本体15aの内
圧を調整するためのベントホールである。
【0027】この実施の形態1のものでは、上記バッグ
本体15を、図2に示すように、形状の略等しい二枚の
基布21,22を重ね合わせて周縁部どうしを縫製して
(外周縫製線23)なる、いわゆる2ピース構成のもの
とする。なお、図2中、符号24は、一方の基布21に
形成された圧力気体導入口である。
【0028】そして、この2ピース構成のバッグ本体1
5における、乗員が当接する部位25の幅両側部間を、
ベルト26等の幅短縮手段27を介して連結し、連結部
間の距離28が基布21,22における上記部位25の
幅寸法29よりも短くなるようにする。なお、上記乗員
が当接する部位25は、この場合、乗員の胸又は頭等の
上半身に相当する位置とし、シートベルト未装着時でも
より安全にこのバッグ本体15で乗員の上半身を拘束し
得るようにする。
【0029】そのために、先ず、図2に示すように、互
いに重ね合わされた二枚の基布21,22の下側の上記
部位25に相当する位置に、一本のベルト26を配設
し、二枚の基布21,22の周縁部を縫製するのと同時
に同じ外周縫製線23でベルト26を縫い付ける。この
際、ベルト26部分は、二重縫いや多重縫い等としても
良い。なお、ベルト26は二本としてもよい。
【0030】そして、図3に示すように、ベルト26を
縫い付けられたバッグ本体15を圧力気体導入口24が
表に出るように縦に二つ折りにし、バッグ本体15から
突出したベルト26の両端部近傍の適宜位置を相互に縫
製する(縫製線30)。
【0031】更に、図4、図5に示すように、バッグ本
体15を開き、図6に示すように、圧力気体導入口24
へバッグ本体15を通してバッグ本体15を表裏反転さ
せ、図7に示すようにする。なお、バッグ本体15を表
裏反転させた後に、圧力気体導入口24からベルト26
の両端部を取出して縫製するようにしてもよい。バッグ
本体15は、その後、適宜折り畳んでハウジング13へ
収納する。
【0032】次に、この実施の形態1の作用について説
明する。
【0033】インフレータ14から圧力気体が噴出され
ると、バッグ本体15(図1中の15a)はインストル
メントパネル12の上部から車室内乗員側16へ膨出
し、定位置に着座している乗員の頭部等を受け止める。
このように、バッグ本体15aが乗員の前部に膨出する
ことにより、インストルメントパネル12等の硬質の器
具等に直接頭部等が衝突することを避けることができ、
乗員を保護することできる。
【0034】そして、バッグ本体15が膨張する際に、
バッグ本体15における乗員が当接する部位25の幅両
側部間に取付けられたベルト26が、基布21,22に
おける上記部位25の幅寸法29よりも連結部間の距離
28が短くなるようにしているので、図7に示すよう
に、バッグ本体15は上記部位25の周囲が内側へ引き
込まれて少なくとも部分的にくびれた状態となり、バッ
グ本体15の横方向への膨らみが抑制されることとな
る。よって、横方向への膨らみが抑制される分だけ、上
記部位25のバッグ本体15の車両前後方向後方への突
出量を大きくすることができる。具体的には、ベルト2
6を設けない従来のものでは、図1に仮想線15bで示
すように、バッグ本体15の車両前後方向後方への突出
量は小さいが、ベルト26を設けることにより、図1に
実線15aで示すように、バッグ本体15aの車両前後
方向後方への突出量が大きくなる。
【0035】このように、上記乗員が当接する部位25
にベルト26等の幅短縮手段27を取付けることによ
り、乗員が当接する部位25の車両前後方向後方への突
出量を選択的に大きくすることができ、乗員が当接する
部位25に対する保護能力を向上することが可能とな
る。
【0036】特に、上記乗員が当接する部位25を、乗
員の上半身に相当する位置とすることにより、シートベ
ルト未装着時でもより安全にこのバッグ本体15で乗員
の上半身を素速く拘束することが可能となる。これによ
り、図8(a)に示すように、乗員の上半身を拘束し、
次いで、図8(b)に示すように、乗員の頭部も拘束す
るように作動させることが可能となり、乗員保護性能を
向上することができる。
【0037】そして、ベルト等の幅短縮手段27を用い
ることにより、2ピース構成のバッグ本体15を使用し
ても容量はそのまま又はあまり増やさなくても、バッグ
本体15の車両前後方向後方への突出量を大きくするこ
とができる。
【0038】特に、互いに重ね合わされた二枚の基布2
1,22の下側の上記部位25に相当する位置に、一本
のベルト26を配設し、二枚の基布21,22の周縁部
を縫製するのと同時に同じ外周縫製線23でベルト26
を縫い付けるようにすることにより、最も少ない工程で
ベルト26の縫製を行うことができる。また、ベルト2
6を用いるという簡単かつ安価な構成により、バッグ本
体15の車両前後方向後方への突出量を大きくすること
ができる。この際、ベルト26部分を、二重縫いや多重
縫い等とすることにより、ベルト26の取付け強度を向
上することができる。しかも、縫製の手間も少なく済ま
せることができる。
【0039】また、ベルト26の両端部近傍間の縫製位
置により、上記部位25におけるバッグ本体15の車両
前後方向後方への突出量を簡単に調整することが可能で
ある。即ち、縫製位置をベルト26の両端部に近付ける
に従いバッグ本体15の車両前後方向後方への突出量が
小さくなり、反対に、縫製位置をベルト26の両端部か
ら遠ざけるに従いバッグ本体15の車両前後方向後方へ
の突出量が大きくなる。
【0040】そして、図3に示すように、ベルト26を
縫い付けられたバッグ本体15を圧力気体導入口24が
表に出るように縦に二つ折りにして、バッグ本体15か
ら突出したベルト26の両端部近傍間を相互に縫製する
(縫製線30)ことにより、バッグ本体15の縫製とベ
ルト26の両端部近傍間の縫製とを一度に連続して行う
ことができるので、縫製の工程を簡略化すると共に縫製
作業を容易化することができる。
【0041】
【変形例】図9は実施の形態1の第1の変形例であり、
基布21,22の周縁部を縫製する外周縫製線23より
も外側へ突出する部分的な縫代40を設け、この縫代4
0にベルト26等の幅短縮手段27の端部を外周縫製線
23とは異なる縫製線41で縫製するようにしている。
このように、ベルト26等の幅短縮手段27を外周縫製
線23とは異なる縫製線41で縫製することにより、ベ
ルト26等の幅短縮手段27がバッグ本体15の膨張時
の形状を規制する際に、外周縫製線23に負荷がかかっ
て、外周縫製線23部分が破れ、バッグ本体15内から
圧力気体が漏れたりすること等を防止できる。
【0042】図10〜図12は実施の形態1の第2の変
形例であり、基布21,22の両側における外周縫製線
23の縫代42を全体的に広くしてベルト26等の幅短
縮手段27を異なる縫製線41で縫製するようにしてい
る。このようにすることにより、ベルト26等の幅短縮
手段27の取付けが容易となると共に、取付け位置を任
意に変更することが可能となる。また、図9のような特
別な形状の縫代40を設ける手間をなくすことができ
る。
【0043】図11は実施の形態1の第3の変形例であ
り、上記した縫代40と基布21,22との間に脆弱部
43を設けるようにしている。このように、縫代40と
基布21,22との間に脆弱部43を設けることによ
り、万一、膨張時にバッグ本体15に異常な内圧が作用
した時に脆弱部43で縫代40と基布21,22とが分
離されるようになるので、外周縫製線23に負荷がかか
ることを防止できる。
【0044】図12は実施の形態1の第4の変形例であ
り、幅短縮手段27を構成するベルト26の中途部をS
字状に折り曲げて縫製する(縫製線44)ことによって
長さを容易に調節できるようにしたものである。
【0045】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明によれば、バッグ本体が膨張する際に、幅短縮手段に
よってバッグ本体の乗員への対向面の幅両側部間の距離
が部分的に短くされているため、バッグ本体の横方向へ
の膨らみが抑制され、バッグ本体は部分的にくびれた状
態となるので、その分、上記バッグ本体の車両前後方向
後方への突出量を部分的に大きくすることができる。
【0046】そして、幅短縮手段により、2ピース構成
のバッグ本体を使用しても容量はそのまま又はあまり増
やさなくても、バッグ本体の車両前後方向後方への突出
量を大きくすることができる。
【0047】請求項2の発明によれば、幅短縮手段をベ
ルトとすることにより、簡単かつ安価な構成でバッグ本
体の車両前後方向後方への突出量を大きくすることがで
きる。
【0048】また、ベルトの両端部近傍間の縫製位置に
よって、上記部位におけるバッグ本体の車両前後方向後
方への突出量を簡単に調整することが可能である。
【0049】請求項3の発明によれば、乗員が当接する
部位に幅短縮手段を設けることにより、乗員が当接する
部位の車両前後方向後方への突出量を選択的に大きくす
ることができ、乗員が当接する部位に対する保護能力を
向上することが可能となる。
【0050】請求項4の発明によれば、乗員が当接する
部位を、乗員の胸又は頭等の上半身に相当する位置とす
ることにより、シートベルト未装着時でもより安全に乗
員をすばやく保護することができる。
【0051】請求項5の発明によれば、幅短縮手段を外
周縫製線とは異なる縫製線で縫製することにより、幅短
縮手段がバッグ本体の膨張形状を規制する際に外周縫製
線に負荷がかかることを防止でき、外周縫製線の破損に
よる圧力気体の漏れを防止できる。
【0052】請求項6の発明によれば、縫代と基布との
間に脆弱部を設けることにより、万一、膨張時にバッグ
本体に異常な内圧が作用した時に脆弱部で縫代と基布と
が分離されるようになるので、外周縫製線に負荷がかか
ることを防止できる。
【0053】請求項7の発明によれば、幅短縮手段の中
途部をS字状に折り曲げて縫製することにより、幅短縮
手段の長さ調節を容易に行うことができる、という実用
上有益な効果を発揮し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるエアバッグ装置
の側面図である。
【図2】図1のバッグ本体の分解斜視図である。
【図3】図2のバッグ本体の製造手順を示す斜視図であ
る。
【図4】図3に続く製造手順を示す斜視図である。
【図5】図4に続く製造手順を示す斜視図である。
【図6】図3に続く製造手順を示す斜視図である。
【図7】図3に続く製造手順を示す斜視図である。
【図8】(a)(b)はバッグ本体の展開過程を示す側
面図である。
【図9】実施の形態1の第1の変形例の斜視図である。
【図10】実施の形態1の第2の変形例の斜視図であ
る。
【図11】図10の幅短縮手段取付け前の部分拡大斜視
図である。
【図12】図10の幅短縮手段取付け後の部分拡大斜視
図である。
【図13】実施の形態1の第3の変形例の斜視図であ
る。
【図14】実施の形態1の第4の変形例の部分的な斜視
図である。
【図15】2ピースバッグの分解斜視図である。
【図16】3ピースバッグの斜視図である。
【符号の説明】
15 バッグ本体 21 基布 22 基布 23 外周縫製線 25 乗員が当接する部位 26 ベルト 27 幅短縮手段 28 距離 40 縫代 42 縫代 43 脆弱部 44 縫製線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 常夫 埼玉県大宮市日進町2−1910 株式会社カ ンセイ内 Fターム(参考) 3D054 AA03 AA07 AA14 BB16 CC11 CC15 CC30 CC34 CC35 CC41 CC42 EE14 FF17 FF20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内乗員側へ膨出可能なバッグ本体を備
    えた車両用エアバッグ装置において、 前記バッグ本体が、形状の略等しい二枚の基布を重ね合
    わせて周縁部どうしを縫製してなる2ピース構成からな
    り、 前記バッグ本体の乗員への対向面の幅両側部間の距離
    が、幅短縮手段によって部分的に短くなされたことを特
    徴とする車両用エアバッグ装置。
  2. 【請求項2】前記幅短縮手段が、中間部を前記基布に縫
    い付けられると共に、両端部近傍間を相互に縫製された
    ベルトであることを特徴とする請求項1に記載の車両用
    エアバッグ装置。
  3. 【請求項3】前記バッグ本体の前記幅短縮手段を取付け
    られた部分が、乗員が当接する部位であることを特徴と
    する請求項1又は請求項2に記載の車両用エアバッグ装
    置。
  4. 【請求項4】前記乗員が当接する部位が、乗員の上半身
    に相当する位置であることを特徴とする請求項3に記載
    の車両用エアバッグ装置。
  5. 【請求項5】前記幅短縮手段が、前記基布の周縁部を縫
    製する外周縫製線よりも外側に設けられた縫代に前記外
    周縫製線とは異なる縫製線で縫製されたことを特徴とす
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の車両用エアバッ
    グ装置。
  6. 【請求項6】前記幅短縮手段の前記縫代と前記基布との
    間に、脆弱部を設けたことを特徴とする請求項5に記載
    の車両用エアバッグ装置。
  7. 【請求項7】前記幅短縮手段の中途部をS字状に折り曲
    げて縫製したことを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れかに記載の車両用エアバッグ装置。
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