JP2001191413A - テープ接合装置 - Google Patents

テープ接合装置

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JP2001191413A
JP2001191413A JP2000007462A JP2000007462A JP2001191413A JP 2001191413 A JP2001191413 A JP 2001191413A JP 2000007462 A JP2000007462 A JP 2000007462A JP 2000007462 A JP2000007462 A JP 2000007462A JP 2001191413 A JP2001191413 A JP 2001191413A
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tape
carrier tape
cutting
joining
tapes
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JP2000007462A
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Kazuya Ueda
一也 上田
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NIPPON GAATAA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 テープ接合装置を提供するである。 【解決手段】 上記目的を達成するため、本発明による
テープ接合装置は、テープの端部同士を接合するための
テープ接合装置であって、接合すべき各テープの端部を
保持するための、互いに対して移動することができるよ
うになった一対のテープ保持手段と、該テープ保持手段
に保持されるテープの端部を切断するための切断手段と
を有し、該切断手段が、接合すべきテープの長手方向中
心軸線に対して直交する方向に延びるカッターを備え、
前記テープ保持手段を互いに向けて移動させることによ
り重ね合わせられるテープの端部同士を溶着するための
溶着手段を有し、前記テープ保持手段と前記切断手段と
が、前記カッターが延びる方向に、相対的に移動するこ
とができるようになったことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、各種
テープ又はフィルムの端部同士を接合するための装置に
関し、特に、電子部品などを収容するポケットを備える
キャリヤテープの端部同士を接合するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プリント基板又は回路基板に電子部品を
装着するのにキャリヤテープを使用することが知られて
おり、このキャリヤテープは樹脂製の細長い形態のもの
であり、キャリヤテープには、スイッチやコネクタなど
の電子部品を収容するための、上方が開口した収容部又
はポケットが等間隔に多数形成されている。
【0003】このようなキャリヤテープは、所定の長さ
で製造されて所謂部品メーカーに納入される。部品メー
カーは、かかるキャリヤテープのポケット内に電子部品
を詰め、ポケットの上方開口をカバーテープでテーピン
グ又はシールした後、これを、電子部品を回路基板に装
着する作業を行う所謂セットメーカーに納入する。セッ
トメーカーは、ポケットに電子部品が収容されたキャリ
ヤテープを所謂マウンターにセットし、このマウンター
を駆動させることによって電子部品を自動的、連続的に
キャリヤテープから取り出し、回路基板に装着する。
【0004】ところで、上記セットメーカーにおいてキ
ャリヤテープをマウンターにセットするには、キャリヤ
テープをマガジン又はフィルム巻き取り枠に装着し、キ
ャリヤテープの頭又は先端部を引っ張り出し、かかるキ
ャリヤテープの先端部を供給機に係止する作業が必要と
なるが、このような作業は、かなり面倒な作業であり、
従ってまた多くの時間を要する。そこで、これらの作業
回数を極力減らすべく、セットメーカーは、通常、1km
乃至2kmにも及ぶ長さのキャリヤテープの製造を上述し
たキャリヤテープメーカー及び部品メーカーに要望す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな要望は、キャリヤテープメーカー及び/又は部品メ
ーカーにおいて、何らかのトラブルにより製造途中でキ
ャリヤテープに不具合を発生させてしまうことが少なく
なく、このような不具合が発生してしまった場合、従来
は、不具合の出たキャリヤテープを廃棄するより他には
なく、テープ資源が無駄に消費されていたという問題が
あった。
【0006】他方、近年、回路基板産業においても小ロ
ット生産の要望が増しており、このような要望に応じ
て、例えば上記部品メーカーにおいてはキャリヤテープ
を上記セットメーカーに切り売りすることがあった。こ
のような場合、セットメーカーは、切り売りされた短い
キャリヤテープのみをそのままマウンターに装着するこ
とはできない一方で、このような切り売りされたキャリ
ヤテープから手作業で電子部品を取り出し、これを回路
基板に装着することは非常に困難であったという問題が
あった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、テープ、特に、上述したキャリヤテー
プの端部同士を接合するための装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のテープ接合装置は、テープの端部同士を接
合するためのテープ接合装置であって、接合すべき各テ
ープの端部を保持するための、互いに対して移動するこ
とができるようになった一対のテープ保持手段と、該テ
ープ保持手段に保持されるテープの端部を切断するため
の切断手段とを有し、該切断手段が、接合すべきテープ
の長手方向中心軸線に対して直交する方向に延びるカッ
ターを備え、前記テープ保持手段を互いに向けて移動さ
せることにより重ね合わせられるテープの端部同士を溶
着するための溶着手段を有し、前記テープ保持手段と前
記切断手段とが、前記カッターが延びる方向に、相対的
に移動することができるようになった、ことを特徴とす
る。
【0009】上記構成のテープ接合装置によれば、接合
すべき各テープの端部を各テープ保持手段によって保持
し、テープ保持手段と切断手段とを相対的に近づけるよ
うに移動させ、各テープ保持手段から突出するテープの
端部を、接合すべきテープの長手方向中心軸線に対して
直交する方向にカッターによって切断する。その後、テ
ープ保持手段と切断手段とを相対的に遠ざけるように移
動させ、次いで、一対のテープ保持手段を互いに向けて
移動させて、切断したテープの端部同士を重ね合わせ、
これらを溶着手段によって溶着する。
【0010】本発明においては、前記切断手段が、前記
テープ保持手段に保持されたテープの切断すべき長さ
(量)を調節するための切断長調節手段を備え、該切断長
調節手段は、前記テープ保持手段を前記カッターに対し
て、接合すべきテープの長手方向中心軸線に沿って、変
位させるようになっているのが好ましい。
【0011】更に、テープ接合装置は、接合したテープ
の強度を試験するための引っ張り試験手段を備えるのが
好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の一実施形態について説明する。この実施形態は、本
発明を、電子部品などを収容するポケットを備えるキャ
リヤテープの端部同士を接合するためのキャリヤテープ
接合装置に適用したものである。
【0013】図1を参照すると、全体的に参照番号1で
示された、キャリヤテープCTの端部同士を接合するた
めのキャリヤテープ接合装置が、接合すべき各キャリヤ
テープCTの端部を保持するための、互いに対して移動
することができるようになった一対のテープ保持手段、
すなわち、一対のテープ保持装置20を有している。各
テープ保持装置20は同一構造であるので、図1で見た
とき左側に位置するテープ保持装置20についてのみ説
明し、また、図1の簡素化のため右側に位置すべきテー
プ保持装置20は省略する。
【0014】テープ保持装置20は、キャリヤテープC
Tの端部を直接支持する支持プレート21を有する。図
2で良くわかるように、支持プレート21の頂部には凹
部Rが形成され、キャリヤテープCTを支持プレート2
1にセットしたとき、キャリヤテープCTのポケットP
が凹部Rに配置されることになる。
【0015】この凹部Rの両側には、キャリヤテープC
Tを係止するための係合ピン22が設けられ、キャリヤ
テープCTを支持プレート21にセットするときには、
係合ピン22に、キャリヤテープCTの全長に亘って所
定間隔(ピッチ)で形成されている送り穴が嵌められる。
【0016】テープ保持装置20はまた、キャリヤテー
プCTが支持プレート21から上方に移動しないように
するための押え機構23を有する。押え機構23は、図
2から良くわかるように、支持プレート21の長手方向
中心軸線LCに沿って延びるシャフト24を有し、この
シャフト24にはカム25が回動自在に取り付けられて
いる。各カム25には、支持プレート21の長手方向中
心軸線LCに沿って延びるブラケットを介してテープ押
え26が取り付けられている。各カム25の外方(図2
で見たときには右側)には、カム25に接して、シャフ
ト24を中心とするカム25の回動を制限するための付
勢手段又は弾性部材27が設けられている。カム25
は、テープ押え26がキャリヤテープCTを上方から支
持プレート21に押さえつける、図2に実線で示すテー
プ保持位置にあるときに、かかるカム25が弾性部材2
7によって図2で見たときに反時計方向に回動されるよ
うに付勢される曲面25Aと、テープ押え26がほぼ垂
直に位置する、図2に破線で示すテープ解放位置にある
ときに、弾性部材27によって付勢力を受けない平坦面
25Bとを有する。かくして、カム25をテープ保持位
置とテープ解放位置との間で回動させるには、弾性部材
27の付勢力に打ち勝つ力でカム25を回動させなけれ
ばならない。
【0017】図2で良くわかるように、テープ保持装置
20はまた、支持プレート21の下面に取り付けられた
支持部材30を有する。この支持部材30の下面には案
内部材31が取り付けられ、案内部材31の下面には凹
部が形成されている。案内部材31の凹部は、案内部材
31を摺動自在に案内するためのレール部材32に嵌め
られる。このレール部材32は固定ベース33に固定さ
れ、固定ベース33はキャリヤテープ接合装置1のフレ
ームFに固定されている。
【0018】テープ保持装置20は更に、押え機構23
の反対側で、支持プレート21及び支持部材30の側端
面に固定されたハンドルブラケット34を有し、このハ
ンドルブラケット34には、先端部にボールを備えたハ
ンドル35が取り付けられている。レール部材32に沿
って延びるガイドロッド36がハンドルブラケット34
を貫通し、このガイドロッド36の各端は、固定ベース
33から上方に延びる支持壁37、38で支持されてい
る。この支持壁38とハンドルブラケット34との間で
ガイドロッド36の周囲には、ハンドルブラケット34
を外方(図1で見たとき左側)に付勢するコイルバネSが
配置されている。
【0019】かくして、コイルバネSの付勢力に抗して
ハンドル35を内方に移動させると、ハンドルブラケッ
ト34と共に、これに固定された支持プレート21、支
持部材30及び案内部材31も移動し、かかる移動の
際、ハンドルブラケット34はガイドロッド36に案内
され、案内部材31はレール部材32に案内される。ハ
ンドル35から手を放すとコイルバネSの付勢力により
支持プレート21等は外方に付勢される。
【0020】キャリヤテープ接合装置1はまた、一対の
テープ保持装置20を互いに向けて移動させることによ
り、重ね合わせられることになるキャリヤテープCTの
端部同士を溶着するための溶着装置40を有する。この
溶着装置40は、下方固定溶着部材41と上方可動溶着
部材42とを備える。
【0021】下方固定溶着部材41は、前述した固定ベ
ース33から上方に延びる支持壁38間、すなわち、一
対のテープ保持装置20の中間に配置され、支持プレー
ト21の幅を超えて支持プレート21の長手方向中心軸
線LCに直交して延びる。上方可動溶着部材42は、下
方固定溶着部材41の上方に配置され、下方固定溶着部
材41に対して垂直方向に移動することができるように
なっている。本実施例では、上方可動溶着部材42は超
音波振動式加熱要素であるけれども、勿論、樹脂製キャ
リヤテープ同士を溶着することができるものであるなら
ばその他のタイプのものを使用することもできる。ま
た、上方可動溶着部材42は、手動操作されるものであ
っても良いし、下降、所定時間の溶着作業、上昇を自動
的に行うようになっていても良い。
【0022】尚、各テープ保持装置20は、レール部材
32に沿ったテープ保持装置20の移動を制限するため
のストッパを備える。このストッパは、下方固定溶着部
材41の側面と、支持部材30の前端面とに、対向して
ねじ式に取り付けられたロッド45、46とからなる。
ロッド45、46は、ねじ式に取り付けられているの
で、夫々、下方固定溶着部材41、支持部材30から突
出する量を変えることができる。
【0023】キャリヤテープ接合装置1は更に、テープ
保持装置20に保持されるテープの端部を切断するため
の切断装置50を有し、この切断装置50は、テープ保
持装置20に対して移動することができるようになって
いる。
【0024】切断装置50は、支持部材51に固定され
た一対のカッター装置52を有する。このカッター装置
52もまた同一構造であるので、図1で見たとき左側に
位置するカッター装置52についてのみ説明することと
し、また、図1の簡素化のため右側に位置すべきカッタ
ー装置52は省略する。
【0025】カッター装置52は、テープ保持装置20
の支持プレート21の長手方向中心軸線LCに対して直
交する方向に延びるカッター固定下歯53と、このカッ
ター固定下歯53と平行に延び、固定下歯53に対して
回動自在に取り付けられたカッター回動上歯54とを備
える。
【0026】レバーシャフト55が、支持部材51の端
部から上方に延びる支持壁56を貫通して延び、支持壁
56を越えて外方に延びるレバーシャフト55の外端部
にはテープ切断用レバー57が取り付けられ、レバーシ
ャフト55の内端部はカッター固定下歯53で軸受けさ
れている。上記カッター回動上歯54は、このレバーシ
ャフト55に固定され、テープ切断用レバー57により
レバーシャフト55を回転させることによって、固定下
歯53に対して回動される。
【0027】切断装置50はまた、テープ保持装置20
に保持されたキャリヤテープCTの切断すべき長さを調
節するための切断長調節装置60を備えており、この切
断長調節装置60は、テープ保持装置20をカッター5
3、54に対して長手方向中心軸線LCに沿って変位さ
せるように構成されている。
【0028】すなわち、切断長調節装置60は、支持壁
56を越えて外方に延びる支持部材51の延長部61を
貫通して、レバーシャフト55と平行に延びる調整シャ
フト62を有し、延長部61を越えて外方に延びるこの
調整シャフト62の外端部にはインデックス盤63が固
定され、調整シャフト62の内端部はカッター固定下歯
53で軸受けされている。延長部61には第1指示針6
4が固定され、第1指示針64の先端はインデックス盤
63に記された目盛まで延びている。
【0029】支持壁56とカッター固定下歯53との間
で調整シャフト62には雄ねじ65が切られ、この調整
シャフト62の雄ねじ65には、支持プレート21を変
位させるための変位部材66が螺合されている。そし
て、前記レバーシャフト55はかかる変位部材66を貫
通して延びるので、インデックス盤63を廻して調整シ
ャフト62を回転させると、変位部材66はレバーシャ
フト55に案内されて調整シャフト62を移動されるこ
とになる。
【0030】変位部材66は、テープ保持装置20に面
した端部に、変位案内手段、すなわち、変位案内面67
を有し、この変位案内面67はV字横断面形状を有す
る。切断長調節装置60はまた、この変位案内面67に
案内されることになる従属ピン68を有する。この従属
ピン68は、テープ保持装置20の支持部材30の側面
から変位案内面67に向かって延び、その先端は尖って
いる。かくして、後述する仕方で切断装置50をテープ
保持装置20に向けて移動させたときには、前述の仕方
で任意の位置に位置決めされた変位部材66の変位案内
面67と従属ピン68とが衝合し、ついには従属ピン6
8は変位案内面67の中心まで変位される、すなわち、
従属ピン68に固定されたテープ保持装置20はその長
手方向中心軸線LCに沿って変位されることになる。
【0031】尚、変位部材66には第2指示針69が固
定され、この第2指示針69は、インデックス盤63を
廻して移動された際の変位部材66の移動量を示すイン
デックス板70の目盛まで延びている。
【0032】テープ保持装置20に対して切断装置50
を近接、離間自在に移動させることができるようにする
ため、切断装置50は、キャリヤテープ接合装置1のフ
レームFに固定され、支持プレート21の長手方向中心
軸線LCに対して直交して延びる切断装置用レール部材
80を有する。このレール部材80には、下部に凹部が
形成された切断装置用案内部材81が嵌められ、かかる
切断装置用案内部材81は支持部材51に固定されてい
る。本実施例では一つのレール部材80が設けられてい
るけれども、種々の要件に応じて1つ又は3以上の切断
装置用レール部材を採用しても良い。
【0033】次に、上記実施形態の作動について説明す
る。
【0034】最初に、接合すべきキャリヤテープCTの
各端部を各テープ保持装置20によって保持する。これ
は、キャリヤテープCTの端部のポケットPが支持プレ
ート21の凹部Rに位置し、キャリヤテープCTの端部
の送り穴が支持プレート21の係合ピン22に嵌るよう
に、且つ、接合すべきキャリヤテープCTの端部が支持
プレート21の前縁から突出するように、キャリヤテー
プCTを支持プレート21に設置し、次いで、押え機構
23のテープ押え26を図2に実線で示すテープ保持位
置まで回動させることにより行う。
【0035】次いで、各レール部材80に沿って支持部
材51、かくして、各カッター装置52をテープ保持装
置20に向けて移動させて、各カッター装置52のカッ
ター固定下歯53を支持プレート21の前縁から突出す
るキャリヤテープCTの端部の下に位置させる。カッタ
ー装置52の移動中、カッター装置52の変位部材66
の変位案内面67はテープ保持装置20の従属ピン68
に衝合し、カッター装置52を更に移動させると、従属
ピン68は変位案内面67の傾斜面に案内されて変位案
内面67の中心まで変位され、従属ピン68に固定され
たテープ保持装置20はその長手方向中心軸線LCに沿
ってレール部材32を変位される。
【0036】この状態で、テープ切断用レバー57を廻
してカッター回動上歯54を固定下歯53に向けて回動
させ、支持プレート21の前縁から突出するキャリヤテ
ープCTの端部をカッター回動上歯54と固定下歯53
とで挟むことによって不要なキャリヤテープCTの端部
部分を切断する。尚、キャリヤテープCTの切断箇所は
ポケットP間である。
【0037】キャリヤテープCTの切断後、カッター回
動上歯54を固定下歯53から離れるように回動させ、
各カッター装置52をテープ保持装置20から離れるよ
うに移動させる。各カッター装置52の除去後、切断さ
れたキャリヤテープCTの端部同士を接合すべく、一対
のテープ保持装置20を互いに向けて手動させる。各テ
ープ保持装置20の移動は、上述したとおり、コイルバ
ネSの付勢力に抗してハンドル35を装置1の内方に移
動させることによって行い、この移動は、支持部材30
のロッド46が下方固定溶着部材41のロッド45に衝
合することによって止められる。
【0038】これらのロッド45、46が夫々下方固定
溶着部材41、支持部材30から突出する量(長さ)は、
これらのロッドが衝合されたときに、下方固定溶着部材
41の上で、キャリヤテープCTの端部同士が所望の長
さ(量)重なるように、調節される。キャリヤテープCT
の端部同士を重ねるべき量は、キャリヤテープCTの厚
さ及び/又は幅に応じて決定される。
【0039】下方固定溶着部材41上でキャリヤテープ
CTの端部同士を重ねたら、上方可動溶着部材42を下
方固定溶着部材41に向けて移動させ、上方可動溶着部
材42によってキャリヤテープCTの端部同士を溶着す
る、すなわち、接合する。接合後、上方可動溶着部材4
2を下方固定溶着部材41から離れるように移動させ
る。
【0040】続いて、直前に接合したキャリヤテープC
Tとは異なる厚さ及び/又は幅のキャリヤテープCTを
接合するとき、すなわち、重ねるべきキャリヤテープC
Tの端部の量を変えなければならないときには、切断長
調節装置60のインデックス盤63を廻すことによって
カッター53、54に対する変位部材66の距離を調節
する。このように変位部材66の位置を調節した状態で
レール部材80に沿ってカッター装置52をテープ保持
装置20に向けて移動させると、直前のキャリヤテープ
接合作業における変位部材66の位置とは異なる位置の
変位部材66の変位案内面67に従って従属ピン68、
かくして、テープ保持装置20が変位される。かくし
て、この状態で、キャリヤテープCTの端部部分を切断
すれば、重ねるべきキャリヤテープCTの端部の量を容
易に変えることができる。尚、カッター53、54に対
する変位部材66のを変位量は、インデックス盤63、
第1指示針64及インデックス板70、第2指示針69
によって容易に確認することができる。
【0041】図3は、上述した第1実施形態のテープ保
持装置20をレール部材32に沿って係止するための係
止手段、すなわち、係止機構90を更に有するキャリヤ
テープ接合装置100を示す。
【0042】係止機構90は連結プレート91を有し、
この連結プレート91は、一方の端部がテープ保持装置
20のハンドルブラケット34に固定され、他方の端部
はハンドルブラケット34Aに配置されている。ハンド
ルブラケット34Aから上方に延びるロッド(図示せず)
が、連結プレート91に形成された細長いスロット92
を通って延びる。このロッドには雄ねじが切られ、この
雄ねじにはハンドル93が取り付けられている。ハンド
ル93は、スロット92の幅よりも大きな外形を有し、
内部にロッドの雄ねじに螺合する雌ねじが切られたベー
ス部94を備えている。
【0043】ロッド(図示せず)に対してハンドル93の
ベース部94を緩めてあるときには、ハンドルブラケッ
ト34とハンドルブラケット34Aとは互いに対して自
由に移動することができる。一方、キャリヤテープCT
の端部同士を溶着すべく、各ハンドルブラケット34、
34Aに関するロッド45、46が衝合したときに、前
記ロッド(図示せず)に対してハンドル93のベース部9
4をねじ込むと、ハンドルブラケット34、34A間の
距離は固定され、しかもストッパがかかった状態である
ので、各テープ保持装置20はレール部材32に沿って
移動不能になる。従って、係止機構90を採用するとき
には、キャリヤテープCTの溶着時に、コイルバネSの
付勢力に抗してハンドル35を装置1の内方に押し続け
る必要をなくすことができる。
【0044】図4は、上述した第1実施形態又は第2実
施形態のキャリヤテープ接合装置1、100、正確に
は、ガイドロッド36からコイルバネSを除去したキャ
リヤテープ接合装置に、接合したキャリヤテープの強度
を試験するための引っ張り試験手段、すなわち、引っ張
り試験機201を組み込んだキャリヤテープ接合装置2
00を示す。
【0045】この実施形態の引っ張り試験機201は、
例えば図1で見たとき上述した支持壁37の外方に設け
られた案内部材202を有する。案内部材202には、
支持プレート21の長手方向中心軸線LCに沿って延び
るレール203が形成され、このレール203には、摺
動部材204が摺動自在に取り付けられている。
【0046】摺動部材204にはまた、断面ほぼ「コ」
の字状のブラケット205が固定されている。ブラケッ
ト205の下部206は、キャリヤテープCTをその全
幅に亘って支持するように、キャリヤテープCTの下を
延びる。尚、支持プレート21の凹部Rと同様に、ブラ
ケット205の下部206にもキャリヤテープCTのポ
ケットPを収容するための凹部が形成されている。
【0047】一方、ブラケット205の側部207に
は、キャリヤテープCTを横切って延びるシャフト20
8が軸受けされ、かかるシャフト208の遠位端部には
ハンドル209が取り付けられている。キャリヤテープ
CTの上方でシャフト208には一対のホールドカム2
10、211が固定されている。対向するホールドカム
210、211の各側面には第1バネ係合ピン212、
213が設けられ、これらのバネ係合ピン212、21
3と、ブラケット205の頂部214に取り付けられた
第2バネ係合ピン215との間で延びるように、バネ2
16,217が取り付けられ、かかるバネ216,21
7によって、ホールドカム210、211は、図4で見
たとき、反時計方向に付勢される。
【0048】案内部材202にはまた、ブラケット20
5の外方(図4で見たとき左側)において、キャリヤテー
プCTの上方に延びる係止部材218が固定されてい
る。図4に破線で示す先端部が三角錐状の係止ロッド2
19が係止部材218の先端部から延び、この係止ロッ
ド219の先端部は、ホールドカム210に隣接してシ
ャフト208に固定された被係止部材230の穴(図示
せず)に受け入れられるようになっている。
【0049】案内部材202には更に、引っ張りバネ2
20の一方の端が固定され、かかる引っ張りバネ220
の他方の端(図示せず)は、摺動部材204及びブラケッ
ト205を係止部材218に向けて付勢するように、ブ
ラケット205に固定されている。
【0050】上記構成による引っ張り試験機201によ
って接合したキャリヤテープCTの強度を試験するため
には、先ず、被係止部材230を係止ロッド219に向
けて付勢する引っ張りバネ220の付勢力に抗して、ハ
ンドル209を図4で見たとき反時計方向に廻し、被係
止部材230の穴(図示せず)と係止ロッド219の先端
部(図4に破線で示す)との係合を解く。すると、ホール
ドカム210、211はバネ216、217によって、
図4で見たとき、反時計方向に付勢され、ついには、ホ
ールドカム210、211の先端部はキャリヤテープC
Tに押し付けられる。
【0051】この状態で、ハンドル209をもって、引
っ張りバネ220の付勢力に抗してブラケット205を
係止部材218から離すように(図4に矢印Aで示す方
向に)レール203に沿って所定距離移動させる。そし
て、ハンドル209から手を放すと、ホールドカム21
0、211は、バネ216、217の力によってキャリ
ヤテープCTに押し付けられた状態で、引っ張りバネ2
20の力によって係止部材218まで移動されるので、
ホールドカム210、211の移動中、キャリヤテープ
CTには所定の引っ張り力が加えられることになる。
【0052】引っ張り試験機201によって接合したキ
ャリヤテープCTに加えられる引っ張り力は、ホールド
カム210、211をキャリヤテープCTに押し付ける
バネ216、217の力と、ホールドカム210、21
1がキャリヤテープCTに押し付けられた状態でホール
ドカム210、211が係止部材218まで移動する距
離との関数によって定まる。従って、バネ216、21
7の力を一定にするときには、上記ホールドカム21
0、211の移動距離によって引っ張り力は左右される
ことになる。従って、上記引っ張り試験機201におい
て引っ張り力を調節するときには、ホールドカム21
0、211、かくして、ブラケット205の移動距離を
案内部材202に設けた張力設定距離ピン221によっ
て制限するのが好ましく、より好ましくは、係止部材2
18からの張力設定距離ピン221の距離を変えること
ができるように、ピン221を係止することができる案
内部材202の穴を複数設けるのが良く、更に好ましく
は、ピン221の位置を無段階調節できるようにするの
が良い。
【0053】引っ張り試験終了後には、引っ張りバネ2
20の力及びバネ216,217の力に抗してハンドル
209を図4で見たとき時計方向に廻し、被係止部材2
30の穴(図示せず)を係止ロッド219の先端部(図示
せず)に係合させると共に、ホールドカム210、21
1の先端部がキャリヤテープCTと接触しないようにす
る。
【0054】本発明は、上述した実施形態に限定される
ことなく、以下のような種々の変更が可能である。
【0055】例えば、上記実施形態では、切断装置50
をテープ保持装置20に対して移動させる構成であった
けれども、テープ保持装置20を切断装置50に対して
移動させる構成であっても良いし、テープ保持装置20
と切断装置50との両方を互いに対して移動させる構成
であっても良い。
【0056】また、上記実施形態では、テープ保持装置
20に対するカッター装置52の移動や、固定下歯53
に対するカッター回動上歯54の回動などを手動で行う
構成を採用したけれども、このような作動を適宜自動化
した構成を採用することができることは勿論である。
【0057】更に、例えば図3に示したのと同様な原理
の係止機構を用いることによって、変位部材66を調整
シャフト62に沿って係止するための係止手段を採用す
ることができる。
【0058】更にまた、端部を接合すべきキャリヤテー
プがロール状又はリール状の形態にあるとき、これを適
宜収容して前記接合作業を行えるようにするため、ロー
ル状キャリヤテープを取り付けるためのロール状キャリ
ヤテープ取付手段を各テープ保持装置20が備えても良
い。この場合、ロール状キャリヤテープ取付手段の一方
又は両方が、駆動され、接合したキャリヤテープを巻き
取れるように構成しても良い。
【0059】
【発明の効果】以上のとおり、本発明は、テープの端部
同士を接合するための装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテープ接合装置の一実施形態を概略的
に示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線における断面図である。
【図3】本発明のテープ接合装置の別実施形態の一部を
概略的に示す斜視図である。
【図4】本発明のテープ接合装置の更に別の実施形態の
一部を概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1、100、200 キャリヤテープ接合装置 20 テープ保持装置 40 溶着装置 50 切断装置 53、54 カッター
フロントページの続き Fターム(参考) 3E096 AA06 BA08 CA14 EA02X EA02Y 4F211 AD05 AD08 AG01 AH33 TA01 TC09 TD11 TH19 TJ14 TJ15 TJ22 TJ30 TN22 TQ04 TQ06 TW39 5F044 MM49

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープの端部同士を接合するためのテー
    プ接合装置であって、 接合すべき各テープの端部を保持するための、互いに対
    して移動することができるようになった一対のテープ保
    持手段と、 該テープ保持手段に保持されるテープの端部を切断する
    ための切断手段とを有し、該切断手段が、接合すべきテ
    ープの長手方向中心軸線に対して直交する方向に延びる
    カッターを備え、 前記テープ保持手段を互いに向けて移動させることによ
    り重ね合わせられるテープの端部同士を溶着するための
    溶着手段を有し、 前記テープ保持手段と前記切断手段とが、前記カッター
    が延びる方向に、相対的に移動することができるように
    なった、 ことを特徴とするテープ接合装置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段が、前記テープ保持手段の
    テープの切断すべき長さを調節するための切断長調節手
    段を備え、該切断長調節手段が、前記テープ保持手段を
    前記カッターに対して、接合すべきテープの長手方向中
    心軸線に沿って、変位させるようになっている、請求項
    1記載のテープ接合装置。
  3. 【請求項3】 接合したテープの強度を試験するための
    引っ張り試験手段を更に備える、請求項1又は請求項2
    記載のテープ接合装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113680708A (zh) * 2021-08-25 2021-11-23 深圳市金诚载带有限公司 一种载带ccd检测及修复设备

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