JP2001191271A - レーザー墨出し装置 - Google Patents

レーザー墨出し装置

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JP2001191271A
JP2001191271A JP2000031206A JP2000031206A JP2001191271A JP 2001191271 A JP2001191271 A JP 2001191271A JP 2000031206 A JP2000031206 A JP 2000031206A JP 2000031206 A JP2000031206 A JP 2000031206A JP 2001191271 A JP2001191271 A JP 2001191271A
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laser
motor
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JP2000031206A
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Shuzo Sakamoto
周三 阪元
Junichiro Takeda
順一郎 竹田
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YASAKA KK
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YASAKA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レーザー墨出し装置より照射するレーザー光
の横方向に回転制御を遠隔操作で行ない、しかもその操
作に基づくレーザー墨出し装置本体の回転制御を正確に
行なって、レーザー光を照射目的位置に狂いなく合わせ
ることができるする。 【解決手段】 基台1上に回転自在に搭載したレーザー
墨出し装置本体1Aを回転させるモーター27の駆動制
御を、所定の周波数の電波を発信するリモコン端末器1
00の操作、及びレーザー光を受光してこの受光信号を
電波信号に変換してこれを発信する受光器90で行なう
ように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は基台上に水平方向に
回転自在に枢着させたレーザー墨出し装置本体の水平方
向の回転をモーターで行ない、しかもこのモーターの駆
動制御を電波を発信するリモコン端末器及び/又は受光
器で行なうレーザー墨出し装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築,内装,土木等の作業において垂直
基準線や水平基準線等を決める機器としてレーザー墨出
し装置があり、これら作業においてレーザーモジュール
より壁面や天井面等に照射したレーザー光を所望の位置
に合わせる方法として、以前では床面等に置いたレーザ
ー墨出し装置を手で動かしてその向きを変えて行なって
いたが、最近ではレーザー墨出し装置自体がモーターの
駆動により水平回転する構造のものが公知になってい
る。
【0003】その公知例として示す特開平8−1938
33号公報に記載のレーザー回転照射装置は、本体部が
発行手段、反射光検出手段を有し、レーザー光線を本体
部より対象反射体に向けて照射し、該対象反射体によっ
て反射されたレーザー光線を前記本体部で受光して、対
象反射体を検出し、該対象反射体を目標として往復走査
を行なうレーザー回転照射装置において、前記本体部が
レーザー光線の照射方向の角度を検出する角度検出手段
と、該角度検出手段との検出結果に基づき走査範囲を演
算する手段と走査範囲を記憶する手段と、前記記憶され
た走査範囲で走査モータを駆動する回動制御部とを具備
し、対象反射体を除去しても走査状態で維持され、或い
は対象反射体を移動させることで記憶される走査範囲の
変更を行なうように構成されている。
【0004】また、レーザー回転照射装置を水平方向に
回転させる際の減速機構は、同公報の添付図面に示すよ
うに、小径の平歯車とこの平歯車と噛合する大径を有す
るリング形状の平歯車との組み合わせによるものであっ
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来構造によるレーザー回転照射装置における水平方
向の回転制御は、照射したレーザー光を対象反射体で反
射させ、さらにこの反射光を受光した本装置の受光信号
に基づいて行なう構造であるため、この対象反射体が無
ければ、レーザー回転照射装置自体機能しないという、
便利である反面、使用方法を限定したものであった。
【0006】このため、例えばレーザー光を天井の所望
の箇所に正確に照射しようとすれば、職人がこの位置に
合わせるように対象反射体を天井近くまで持って行く必
要があるので作業性が悪かった。仮にこの作業を職人が
床上から操作する場合には、天井の高さががある程度高
くなると、墨出し線を目で見てその位置合わせをするの
が難しくなる。
【0007】また、このように反射光検出手段から反射
したレーザー光を本装置でさらに受光させようとする
と、その過程において、照明や太陽光などを受光した
り、これら光が障害になって受光精度が悪くなり、正確
な回転制御に支障をきたす恐れがあった。
【0008】ところで、前述した従来技術では、装置の
水平方向の回転制御を行なう際のモータの回転の減速を
大小2個の平歯車で行なっているのであるが、このモー
タの回転数を早めたり遅くする構造にはなっていない。
このため、本装置は常に一定速度で水平方向に回転する
のであるが、このように回転速度が一定であると、所望
の停止位置に辿るまでに時間を要したり、その停止位置
を外してしまう恐れがあった。つまり微妙な位置合わせ
が極めて難しく、使い難かったのである。
【0009】また、一般に平歯車どうしの噛み合いに
は、噛み合いを滑らかにするためにバックラッシと呼ば
れる隙間をとっているために、回転方向に僅かながら遊
びが生じている。ところがこの遊びは僅かではあっても
例えば数mから数10m先までレーザー光を照射したと
きには、その照射箇所では大きなブレとなってあらわれ
る。勿論、このような不具合が生じても自動補正により
再び位置合わせを行なようになっているのであるが、補
正はこのブレを解消するものではない。つまり大径の平
歯車の回転を微細にコントロールすることが出来なかっ
たのである。このために、正確にレーザー光の向きをコ
ントロールして所望の箇所に正確に墨出し線を描くのが
難しかったのである。
【0010】本発明者はこのような不具合を解消する方
法を探りつつ、鋭意検討し、試作を繰り返してきた。そ
してついてに、上述した不具合を解消する本発明のレー
ザー墨出し装置を完成するに至った。
【0011】このような経緯を経て完成された本発明の
目的は、レーザーモジュール等を搭載したレーザー墨出
し装置本体をモーターの駆動及び手動により水平方向に
全周回転するように基台上部に組み付けることによっ
て、レーザー光の水平方向の回転制御が行なえるように
し、このモーターの駆動を制御する手段として、電波を
発信するリモコン端末器を用いたり、レーザー光を受光
してその受光信号を電波信号に変換してこれを発信する
受光器を用いることによって、レーザー墨出し装置本体
の水平方向の回転制御の遠隔操作が行なえるようにし、
装置本体を水平方向に回転させるモーターより発生する
回転を減速させる機構に遊びの極めて小さなウォーム歯
車を用いることによってレーザー光の正確な位置合わせ
が行なえるようにし、振子の触れを簡単な操作により強
制的に停止させる得ることによって、本装置を持ち運ぶ
際に振子が大きく触れて異音を発生させたり本装置のト
ラブルを発生させたりするの防ぐ、極めて優れたレーザ
ー墨出し装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに提案される本発明に係るレーザー墨出し装置は、レ
ーザーモジュールを支持している円筒又は円柱形状の振
子がジャイロにて吊り下げられてその鉛直姿勢を保つ構
造を有するレーザー墨出し装置本体が水平方向に全周回
転自在に基台上部に組み付けられ、その水平方向の回転
がモーターの駆動により行なわれるように構成されてい
るレーザー墨出し装置において、前記モーターの駆動制
御が所定の周波数の電波を発信するリモコン端末器の操
作により行なわれるように構成されていることを特徴と
する。
【0013】本発明ではレーザー墨出し装置の水平方向
の回転の制御をリモコン端末器で行なえるようにした。
このようにリモコン端末器を用いて本装置の水平方向の
回転制御を行なうと、使い勝手が極めて良くなる。特に
照射したレーザー光による墨出し線の位置合わせが、そ
の位置近くまで寄って目視しながら正確に行なえる。
【0014】このリモコン端末器は所定の周波数の電波
を発信して行なうもので、該レーザー墨出し装置内には
この電波を受信する受信回路基板と、この受信回路基板
からの電気信号に基づきモーターを駆動制御を行なう制
御回路基板が備えられている。
【0015】尚、レーザー墨出し装置の回転制御をモー
ターで行なう場合、このモータの回転数が一定である
と、これを回転させるのに時間を要したり、レーザー光
を所定の照射位置に合わせるのが難しかったりする。こ
のため、本発明では、リモコン端末器に、電源スイッチ
等の他、モーターを高速で左右に回転させるスイッチ及
び、モーターを低速で左右に回転させるスイッチを備え
て、レーザー墨出し装置本体の水平方向の回転速度が2
段制御できるようにした。
【0016】このようにすると、最初はこの高速回転さ
せるスイッチを操作してレーザー光を所望の照射位置ま
で早く近づけ、その後は低速回転させるスイッチを操作
してレーザー光をゆっくりと動かして正確な位置にレー
ザー光を近づけることが可能となり、このようにする
と、墨出し作業が早くなり、しかも正確に行なえる。
【0017】尚、これら低速回転及び高速回転させるス
イッチはそれぞれ独立したものであっても構わないし、
ジョイスティックのような一体型のようなもっであって
も構わない。
【0018】ところで、本発明のレーザー墨出し装置の
回転制御をリモコン端末器だけで行なうと、例えば壁面
にレーザー光を照射する時などにおいては、位置合わせ
に手間を要する。
【0019】このため、本発明では、この位置合わせを
受光器でも行なえるようにした。この受光器はレーザー
光による墨出し線を照射する壁面などに手で添えたり、
仮止めしてその位置を固定して使用するもので、この受
光器の前面に開設された開孔内にレーザー光が浸入する
と、このレーザー光を受光器内の受光センサが検知し、
このときにこの検知信号に基づいてレーザー墨出し装置
内のモーターを制御する電波信号が発信してモーターを
停止させてレーザー光の横方向の移動を停止させる構造
を有し、レーザー墨出し装置本体はこの受光による検知
があるまで水平方向に回転している。
【0020】尚、この電波信号を一旦リモコン端末器で
受信し、このリモコン端末器を介してモーターを停止さ
せるようにしても構わない。尚、この受光器の上面又は
これに加えて下面に受光器を正確な墨出し位置に添える
ことができるように、目盛りなどの目印が形成されてい
る。
【0021】ところで、本装置を水平方向に回転させる
ときには、例えモーターを低速で回転させたとしても、
その回転速度は未だ相当速いため、その回転速度を減速
させる必要がある。そこで本発明ではモーターの回転数
を、ウォーム歯車とこれに噛合する大径のウォームホイ
ール歯車で減速させるようにした。
【0022】このようにウォーム歯車を用いたのは、減
速比を相当程度大きくすることができることと、従来よ
り、ウォーム歯車とウォームホイール歯車との組み合わ
せを利用すると、減速比が極めて大きくなり、しかも双
方の歯車どうしの噛合による遊びから生じるブレが極め
て小さいことが知られているからである。ところが従来
ではレーザー墨出し装置の水平方向の回転制御にこのよ
うな歯車どうしによる組み合わせを用いることが全く想
定されていなかった。
【0023】ところで、レーザー光の向きを鉛直姿勢を
基準にして決めなければ正確な墨出し線が決められない
ので、レーザーモジュールをジャイロで吊り下げられた
振子に揺動自在に支持してその鉛直姿勢を保つようにし
てある。ところが本装置を持ち運ぶときにこの振子が大
きく揺れるようであると、衝突による異音が発生した
り、機器のトラブルが発生する原因にもなる。
【0024】このため、本発明では、本装置を持ち運ん
だりするときには、強制的にこの振子の触れを停止させ
ることができるようにした。具体的には、振子の周囲に
おいて、対向方向から振子を挟むべく、共に近接離反す
べく端部どうしがカムを介して枢着された2枚の挟持部
材が備えられており、該挟持部材の一方には該挟持部材
を操作する操作部分が突出形成されており、該操作部分
の操作により一方の挟持部材を振子に向けて近接・離反
させると、他方の挟持部材が連動して振子に向けて近接
・離反する動作を行なう振子挟持手段を備えたのであ
る。つまり、本装置のケースの横壁の長孔から突出させ
た操作部分の先端を指先で横方向に操作して、双方の挟
持部材を所望の近接・離反する方向に横移動させて振子
を挟んだり、或いは離して揺動自在にしようとするもの
である。
【0025】
【発明の実施の形態】本発明の目的及び構成は以上の通
りであり、次に添付図面に基づいて本発明に係るレーザ
ー墨出し装置の具体的な実施例について詳述する。
【0026】図1は本実施例に係るレーザー墨出し装置
の内部をケースから取り出して示した正面断面図、図2
は同じく正面図、図3は同じく斜視図、図4は回転減速
機構を示した正面図、図5は同じく平面断面図、図6は
振子の揺動を停止させる構造を示した平面断面図、図7
はリモコン端末器を示した正面図、図8はレーザー墨出
し装置をリモコン端末器で操作して回転制御する使用状
態を示した斜視図、図9はレーザー墨出し装置を受光器
を用いて回転制御する使用状態を示した斜視図であり、
各添付図面の各図において共通する箇所には同一符号を
付してある。
【0027】図1〜図3に示すように、本実施例で示す
レーザー墨出し装置1において、基台26上には、中央
に開口を形成した円板形状を有し周縁を上方に立ち上げ
て形成した回転台5が搭載されており、この回転台5を
含めた上方部分をレーザー墨出し装置本体1Aと称す
る。
【0028】この回転台5上には複数本の柱4,4を立
設しており、この柱4,4の上部には、この回転台5と
略同形状を有する上部支持台3が、その周縁を下方に向
けて装着されている。
【0029】前記回転台5は、その中央が開設された開
口を通じてベアリング24を介して、上端にフランジ面
22aが形成され下部周面に螺子が刻設された筒状の装
着部材22を基台26に装着することによって、回転自
在に基台26上に備えられており、しかもこのベアリン
グ24と基台26との間には、リング形状の大径のウォ
ームホイール歯車23が装着されている。
【0030】前記回転台5の内周縁は前記ベアリング2
4と前記フランジ面22aとの間に挟まっており、所定
以上の強さの外圧が加わると、つまり手でレーザー墨出
し装置本体1Aを回転させると、このフランジ面22a
とベアリング24とが滑ってレーザー墨出し装置本体1
Aが水平方向に回転する構造になっている。
【0031】そしてこのウォームホイール歯車23の側
方には、ウォーム歯車28が該ウォームホイール歯車2
3と噛合する状態で位置している。
【0032】詳しく説明すると、このウォーム歯車28
は、図4及び図5に示すように、支持部材40を介して
回転台5底面に枢支されている。そしてこのウォーム歯
車28の軸28a端には傘歯車41が装着されており、
さらにこの傘歯車41と噛合する傘42が、回転台5の
上面に装着され且つその駆動軸27aを回転台5下方に
突出させたモーター27aの駆動軸27aに装着されて
いる。
【0033】また、この回転台5上方には、前記柱4に
装着された状態で制御回路基板30が備えられており、
モーター27はこの制御回路基板30に接続されてい
る。またこの制御回路基板30には、リモコン端末機か
らの操作信号を受信するリモコン受信回路基板50も接
続されている。
【0034】尚、図1に示すように回転台5上方には電
池ケース70が備えられており、本装置のあらゆる電気
・電子部品はこの電池ケース70に内装された電池を電
源とする。
【0035】本発明に係るレーザー墨出し装置1におい
て、前記上部支持台3の中央の開口周りの上面にジャイ
ロ2が装着されている。そしてこのジャイロ2の上面に
はレーザーモジュール取付台7を介してレーザーモジュ
ール8,8・・が装着されており、このジャイロ2の下
部には鏡筒6の上端部が装着されている。
【0036】尚、図1乃至図3では、4個のレーザーモ
ジュール8,8・・がレーザー光を四方斜め上方に照射
する向きで取付台7と共に装着されている。これら4個
のレーザーモジュール8,8・・によって照射されるレ
ーザー光の照射映像は直交する十字形状であり、その照
射映像はレーザー墨出し装置1の近傍の床面から上方を
経てさらに反対側の床面に近傍に至る。
【0037】尚、図示していないが、このように垂直線
を照射するレーザーモジュール8に加えて、水平線を照
射するレーザーモジュールを搭載すると、照射対象物の
水平位置合わせが行なえる。
【0038】上述したようなレーザーモジュールの組み
合わせは、レーザーモジュール取付台7と共に別途交換
することにより、変更可能である。
【0039】尚、前記振子6は前記回転台5の中央上方
に向けて揺動自在に吊り下げられており、この振子6の
下部には、周縁を下方に僅かながら立ち上げて形成した
鉄等又はステンレスにニッケルメッキを施した揺動制止
板13が装着されている。この揺動制止板13の上方及
び下方には、多少の隙間を有する状態で、前記回転台5
上部に支持されている平面視ドーナツ形状を有する肉厚
のネオジ磁石11が装着された揺動規制板16,16が
位置しており、この揺動規制板16,16間を横移動す
る揺動制止板13に強い磁気トルクを与えて、振子5の
揺動を鉛直姿勢で瞬時に停止させて、この状態を維持さ
せるようにしてある。
【0040】上述したようにこの振子6は揺動自在に吊
り下げられているのであるが、例えば本装置1を持ち運
んだりするときにこの振子6が大きく揺れると、振子6
がその周囲に当たる異音が発生したり、本装置1のトラ
ブルが発生する原因にもなる。
【0041】このような事態が生じるのを防ぐために、
本装置1では、図6に示すように、この振子6の上下途
中箇所の周囲に振子挟持手段50を備えたのである。
【0042】この振子挟持手段50は、対向方向から振
子を挟む円弧形状の挟持部材54,55が双方の一端ど
うしにカム55を介在させて枢着されており、このうち
の一方の挟持部材54の側端に該挟持部材54を操作す
る操作部分54aが突出形成されており、これらがドー
ナツ形状を有する上下2枚の保持板51,52間に挟ま
れた状態で突起54bを軸芯として回動自在に備えられ
たものである。53・・は保持板51,52のスペーサ
ーを兼ねた止めネジである。
【0043】尚、この保持板51,52は図示していな
いが、レーザー墨出し装置本体1Aに装着されており、
前記操作部分54aは本器ケース1aの側壁に横方向に
開設した長孔1bから外部に突出させてあり、この操作
部分54aの一方の横方向に操作すると、前記挟持部材
54,55が近接(当接を含む)して振子6を挟持す
る。尚、この操作部分54aを他方に操作すると、前記
挟持部材54,55が離反して、振子6は揺動自在にな
る。
【0044】尚、前記カム55は2つの挟持部材54,
55を近接・離反方向に連動させるものである。
【0045】ところで、本装置1における水平方向の回
転制御は、図7に示すリモコン端末器100の操作によ
り遠隔操作できるようになっている。
【0046】このリモコン端末器100は所定周波数の
電波を発信して本装置1の外面に装着した図示しないア
ンテナで受信し、この受信した電波が前記リモコン受信
回路基板50に送られ、制御回路基板30を通じて前記
モーター27を回転させるものである。
【0047】尚、リモコン端末器100には、そのケー
ス109前面に電源スイッチ101と、レーザー光点灯
スイッチ102と、本装置本体1Aを左右それぞれの方
向に高速回転させるスイッチ103,104、本装置本
体1Aを左右それぞれの方向に低速回転させるスイッチ
105,106と、電源ON状態を表示するLED表示
部107が実装されている。つまり、本装置本体1Aの
左右方向を早く回転させたり遅く回転させる2段制御に
なっている。尚、アンテナは内装されており、これらの
スイッチ操作により、所定の周波数の電波信号が発信さ
れる。
【0048】このように構成されているリモコン端末器
100を用いてレーザー墨出し装置1を使用するには、
図8に示すように、レーザー墨出し装置1を床面に置く
だけで良い。あとの操作はリモコン端末器100で行な
い、リモコン端末器100をONさせるとレーザー光が
レーザー墨出し装置1近傍の床面Fから壁面Wさらには
天井面から反対側の床面Fのレーザー墨出し装置1近く
に至るので垂直方向の墨出し線Rを照射する。
【0049】ところで、本発明のレーザー墨出し装置1
は、このリモコン端末器100以外にも、図9に示す受
光器90を用いて行なうことができるようにもなってい
る。
【0050】この受光器90は、レーザー墨出し装置に
より照射したレーザー光を受光したときに、その受光信
号を電波信号に変換してこれを発信し、レーザー墨出し
装置内に備えられている前記リモコン受信回路基板50
で受信できるようになっている。つまり、この受光器9
0は前述したリモコン端末器100からの電波信号と同
じ周波数の電波信号を発信するのである。
【0051】この受光器90は小型・軽量であってその
内部には図示しないレーザー光受光センサとこのセンサ
による受光信号を電波信号に変換してこれを発信する発
信回路基板が備えられており、この受光器90のケース
90a前面には垂直方向をレーザー光を正確に受光させ
るために細幅の縦溝91が開口されている。またこの受
光器90には電波信号を送信するアンテナも内装されて
いる。尚、図示していないが、この受光器90のケース
90aの上端には、この受光器90を所望の墨出し位置
に正確に添えることができるように目盛りが形成されて
いる。またこの受光器90の背面には、これを壁面W等
に支持させる吊り具やピン或いは粘着テープ等の部材の
うちの所望の1又は複数が備えられている。
【0052】尚、受光器90からの電波信号による制御
を、受光器90からの電波信号を一旦、リモコン端末器
100で受信し、この受信信号に基づくリモコン端末器
100からの発信した電波信号を前記リモコン受信回路
基板50で受信するようにしても構わない。
【0053】
【発明の効果】以上説明した本発明に係るレーザー墨出
し装置によれば、レーザー墨出し装置の水平方向の回転
制御をリモコン端末器で行なうことが出来たのである。
このため、レーザー墨出し装置本体の駆動を停止させる
遠隔操作で行なって、簡単にしかもどのような場所から
もこれを操作してレーザー光を照射目的位置に狂いなく
合わせることができるようになったのである。
【0054】しかも、この制御を電波で行なっているた
めに、室内の照明や屋外の太陽光にも影響されないため
に、正確な墨出し作業が行なえるようになったのであ
る。
【0055】また、本発明のレーザー墨出し装置は、リ
モコン端末器以外にもレーザー墨出し装置によりレーザ
ー光を受光し、レーザー光の受光を検出したときに、そ
れを検出した電波信号を発信して、レーザー墨出し装置
本体の横方向に回転させるモーターの駆動を停止させ、
所望の照射位置でレーザー光の横方向の移動を停止させ
る受光装置を壁面等に位置させて行なうことが出来るた
め、壁面などへの位置合わせが簡単に行なえるようにな
ったのである。
【0056】また、本装置を水平方向に回転させるモー
ターの駆動を減速させる手段として、大径のウォームホ
イール歯車とウォーム歯車の組み合わせで行なうように
したのである。この結果、双方の歯車間に生じるガタを
無くすことが出来、これによりレーザー光を照射目的位
置に狂いなく合わせることが出来るようになったのであ
る。
【0057】また本装置に備えられている振子を所望に
より強制的に挟持してその揺動を停止させることが出来
るので、本装置を運ぶときの振子の揺動に伴う異音の発
生や装置のトラブルを未然に防ぐことが出来るようにな
ったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るレーザー墨出し装置の内部をケ
ースから取り出して示した正面断面図である。
【図2】同じく同じく正面図である。
【図3】同じく斜視図である。
【図4】回転減速機構を示した正面図である。
【図5】同じく平面断面図である。
【図6】振子の揺動を停止させる構造を示した平面断面
図である。
【図7】リモコン端末器を示した正面図である。
【図8】レーザー墨出し装置をリモコン端末器で操作し
て回転制御する使用状態を示した斜視図である。
【図9】レーザー墨出し装置を受光器を用いて回転制御
する使用状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 レーザー墨出し装置 1A レーザー墨出し装置本体 2 ジャイロ 3 上部支持台 5 回転台 6 振子 8 レーザーモジュール 23 ウォームホイール歯車 26 基台 27 モーター 28 ウォーム歯車 90 受光器 100 リモコン端末器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザーモジュールを支持している円筒
    又は円柱形状の振子がジャイロにて吊り下げられてその
    鉛直姿勢を保つ構造を有するレーザー墨出し装置本体が
    水平方向に全周回転自在に基台上部に組み付けられ、そ
    の水平方向の回転がモーターの駆動により行なわれるよ
    うに構成されているレーザー墨出し装置において、前記
    モーターの駆動制御が所定の周波数の電波を発信するリ
    モコン端末器の操作により行なわれるように構成されて
    いることを特徴とするレーザー墨出し装置。
  2. 【請求項2】 リモコン端末器に、電源スイッチ等の
    他、モーターを高速で左右に回転させるスイッチ及び、
    モーターを低速で左右に回転させるスイッチが備えられ
    て、レーザー墨出し装置本体の水平方向の回転速度が2
    段制御できるように構成されている請求項1に記載のレ
    ーザー墨出し装置。
  3. 【請求項3】 レーザー墨出し装置により照射したレー
    ザー光を受光器で受光したときに、該受光器が電波信号
    を発信し、この発信信号がリモコン端末器を介して或い
    は直接に、レーザー墨出し装置本体の受信回路に至り、
    レーザー墨出し装置本体を水平方向に回転させるモータ
    ーの駆動が停止するように構成されている請求項1又は
    2に記載のレーザー墨出し装置。
  4. 【請求項4】 レーザー墨出し装置本体を水平方向に回
    転させるモーターより出力した回転を、前記基台の中心
    に回転芯を合わせて該基台内に装着されている大径のウ
    ォームホイール歯車と該歯車と噛合しており前記レーザ
    ー墨出し装置本体の回転台の下面に装着されておりモー
    ターの駆動により回転するウォーム歯車との組み合わせ
    からなる減速機構により、減速して行なわれるように構
    成されている請求項1乃至3のいずれか1項に記載のレ
    ーザー墨出し装置。
  5. 【請求項5】 本装置を持ち運んだりする際に振子を保
    持してその揺動を停止させる構造として、該振子の周囲
    において、対向方向から振子を挟むべく、共に近接離反
    すべく端部どうしがカムを介して枢着された2枚の挟持
    部材が備えられており、該挟持部材の一方には該挟持部
    材を操作する操作部分が突出形成されており、該操作部
    分の操作により一方の挟持部材を振子に向けて近接・離
    反させると、他方の挟持部材が連動して振子に向けて近
    接・離反する動作を行なう振子挟持手段が備えられてい
    る請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレーザー墨出
    し装置。
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