JP2008224527A - レーザ墨出し装置の回転調整機構 - Google Patents

レーザ墨出し装置の回転調整機構 Download PDF

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Abstract

【課題】レーザ墨出し装置の回転調整機構において、レーザ光線照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせることができるようにする。
【解決手段】レーザ墨出し装置の回転調整機構ブロック31は、レーザ光線出射部を粗動回転させる粗動回転板41と、レーザ光線出射部を微動回転させる微動回転板42と、粗動回転板41を駆動する粗動用の駆動モータ43と、微動回転板42を駆動する微動用の駆動モータ44と、粗動回転板41及び微動回転板42を回転可能に保持すると共に、粗動用の駆動モータ43及び微動用の駆動モータ44を固定するベース45とを備える。粗動用の駆動モータ43と微動用の駆動モータ44を別個に設けているため、レーザ光線出射部の粗動回転と微動回転のそれぞれに最適な回転速度を設定することができ、これにより、レーザ光線の照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせることが可能となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、墨出し用のレーザ光線を出射するレーザ墨出し装置の回転調整機構に関するものであり、レーザ光線照射位置を目標位置に合わせる技術に関するものである。
従来、レーザ墨出し装置として、例えば、特許文献1に示されるように、レーザ光線照射位置を目標位置に正確に合わせる必要性から、レーザ墨出し装置の下部に回転台を設け、レーザ墨出し装置のレーザ光線出射部を自由に回転させる構造としたものがある。この特許文献1に示されるレーザ墨出し装置では、回転台は、レーザ光線出射部が設けられた旋回テーブルと、旋回テーブルを回転自在に支持する支持テーブルとを有しており、支持テーブルに設けられたモータによって、旋回テーブルを回転させるようになっている。すなわち、旋回テーブルは、周面に歯列部が設けられていて、この歯列部がモータの回転軸に取付けられた歯車と噛合っており、モータを駆動することによって、歯車を介して旋回テーブルを回転させ、これにより、旋回テーブルに設けられたレーザ光線出射部を回転させるようになっている。
特開平8−43097号公報
ところで、レーザ墨出し装置においてレーザ光線照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせるには、まず、旋回テーブルを粗動回転させて、レーザ光線照射位置を目標位置の付近に合わせ、続いて、その位置から旋回テーブルを微動回転させて、レーザ光線照射位置を目標位置まで正確に合わせる必要がある。
しかしながら、上述した従来のレーザ墨出し装置においては、1つのモータによって1対の歯車(旋回テーブルの周面に設けられた歯列部とモータの回転軸に取付けられた歯車)を介して旋回テーブルを回転させるようになっている。このような構成では、旋回テーブルを粗動回転させることは可能であるが、1対の歯車によって大きな減速比を得ることは困難であるため、旋回テーブルを微動回転させることは事実上不可能と考えられる。すなわち、従来のレーザ墨出し装置では、レーザ光線照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせるのが困難であり、墨出し作業を効率良く行うことができなかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、レーザ光線照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせることができ、墨出し作業を効率良く行うことができるレーザ墨出し装置の回転調整機構を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、レーザ光線出射部をレーザ光線照射位置の調整のために回転させるレーザ墨出し装置の回転調整機構において、レーザ光線出射部を粗動回転させる高速回転が可能な粗動回転板と、レーザ光線出射部を微動回転させる微速回転が可能な微動回転板と、粗動回転板及び微動回転板を駆動する粗動用及び微動用の駆動モータと、粗動回転板及び微動回転板を回転可能に保持すると共に粗動用及び微動用の駆動モータを固定する固定台と、を備えたものである。
請求項2の発明は、請求項2に記載のレーザ墨出し装置の回転調整機構において、微動回転板と微動用の駆動モータは、微動用の駆動モータの回転を微動回転板に伝達する歯車を介して連結されており、歯車は、微動回転板の外周に配置されているものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレーザ墨出し装置の回転調整機構において、粗動回転板の一部と微動回転板の一部が密着しており、微動回転板が微動用の駆動モータにより駆動されたときに、微動回転板の回転に追随して粗動回転板が回転するように、密着部の摩擦力が設定されており、歯車は、微動用の駆動モータの回転速度を減速して微動回転板に伝達するようになっており、粗動回転板が粗動用の駆動モータにより駆動されたときに、粗動回転板の回転に追随して微動回転板が回転しないように、歯車の減速比が設定されているものである。
請求項1の発明によれば、レーザ墨出し装置のレーザ光線出射部を粗動回転させるための粗動用の駆動モータと微動回転させるための微動用の駆動モータを別個に設けているため、レーザ光線出射部の粗動回転と微動回転のそれぞれに最適な回転速度を設定することができ、これにより、レーザ光線の照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせることが可能となり、墨出し作業を効率良く行うことができる。また、粗動用の駆動モータ及び微動用の駆動モータを粗動回転板及び微動回転板の回転の影響を受けることのない固定台に固定しているので、粗動用の駆動モータ及び微動用の駆動モータへの電源供給のための配線等が粗動回転板及び微動回転板の回転の影響を受けて絡まる等の不具合を生じることがなく、これにより、レーザ光線出射部がどの回転位置にあっても微動回転が可能すなわち360°微動が可能となり、墨出し作業を効率良く行うことができる。
請求項2の発明によれば、微動用の駆動モータの回転を微動回転板に伝達する歯車は、微動回転板の外周に配置されているので、微動回転板の回転軸方向における回転調整機構の寸法が大きくならず、これにより、回転調整機構をレーザ墨出し装置内に小スペースで収めることができる。
請求項3の発明によれば、粗動用の駆動モータにより粗動回転板を回転させたときには、微動回転板は歯車の減速比のためにロック状態となり回転せず、微動用の駆動モータにより微動回転板を回転させたときには、粗動回転板と微動回転板の密着部の摩擦力によって粗動回転板も回転し、これにより、レーザ光線出射部の粗動回転と微動回転の切替えが容易にできる構造を実現することができる。
以下、本発明を具体化した実施形態によるレーザ墨出し装置について図面を参照して説明する。図1、図2は、レーザ墨出し装置の構成を示す。レーザ墨出し装置1は、墨出し用のレーザ光線を出射する装置であり、レーザ光線を出射する本体2と、本体2を回転させる回転台ブロック3と、本体2と回転台ブロック3との間に介在して、回転台ブロック3から本体2に回転を伝達する回転円盤4と、レーザ墨出し装置1を地面等に設置するための回転台脚5とを備えている。
本体2は、その内部にレーザ光線出射部(不図示)を備えており、レーザ光線出射部からのレーザ光線を開口部2a、2b、2cから出射するようになっている。本体2は、開口部2aからは、水平面と平行に拡がるライン状の光を出射し、開口部2bからは、鉛直面と平行に拡がるライン状の光を出射し、また、開口部2cからは、開口部2bからの出射方向とは異なる方向に向けて、鉛直面と平行に拡がるライン状の光を出射する。本体2は、水平面上で回転可能なように、回転円盤4を介して回転台ブロック3に支持されており、本体2を回転させると、本体2の内部に備えられたレーザ光線出射部が本体2と共に回転して、本体2からのレーザ光線の出射方向が変化するようになっている。
回転台ブロック3は、本体2を回転させる回転調整機構ブロック31を回転台ケース32に内蔵している。本体2は、本体2の側面方向からのネジ11によるネジ止めによって、回転円盤4に固定されており、回転円盤4は、回転円盤4の上面方向からのネジ12によるネジ止めによって、回転台ブロック3の回転調整機構ブロック31(後述する粗動回転板41)に固定されている。つまり、回転台ブロック3は、回転調整機構ブロック31により回転円盤4を水平面上で回転させ、これにより、本体2を回転円盤4と共に水平面上で回転させるようになっている。
回転台脚5は、レーザ墨出し装置1を地面等に安定して設置できるように3本あり、回転台ブロック3の回転台ケース32にネジ止め等により固定されている。このような構成のレーザ墨出し装置1は、回転台ブロック3の回転調整機構ブロック31により本体2を回転(すなわち本体2の内部に備えられたレーザ光線出射部を本体2と共に回転)させることにより、レーザ光線の出射方向を変化させ、これにより、墨出し対象物へのレーザ光線の照射位置を調整するようになっている。
図3は、回転台ブロック3の構成を示す。回転台ブロック3は、上述の回転調整機構ブロック31及び回転台ケース32に加え、回転調整機構ブロック31を動作させるための電源の供給や回転調整機構ブロック31の制御を行う制御基板33と、レーザ墨出し装置1のリモートコントロール時の受信部である受光素子34と、回転調整機構ブロック31を動作させるための電源である電池35を収めるための電池ケース36とを備えている。
制御基板33、受光素子34、及び電池ケース36は、回転調整機構ブロック31と共に、回転台ケース32に内蔵されている。回転調整機構ブロック31は、回転調整機構ブロック31の上面方向からのネジ13によるネジ止めによって、回転台ケース32に固定されている。制御基板33は、回転調整機構ブロック31の下に配置されている。受光素子34は、制御基板33と一体的に設けられている。電池ケース36は、制御基板33の下に配置されている。
図4、図5(a)(b)は、回転調整機構ブロック31の構成を示す。回転調整機構ブロック31は、高速回転が可能な粗動回転板41と、微速回転が可能な微動回転板42と、粗動回転板41を駆動する粗動用の駆動モータ43と、微動回転板42を駆動する微動用の駆動モータ44と、粗動回転板41及び微動回転板42を回転可能に保持すると共に、粗動用の駆動モータ43及び微動用の駆動モータ44を固定する固定台であるベース45と、微動用の駆動モータ44の回転速度を減速して微動回転板42に伝達する微動減速ブロック46等を備える。
粗動回転板41は、回転調整機構ブロック31の最上部に配置されており、粗動回転板41には、上述のように回転円盤4が固定されている。従って、粗動回転板41が回転することにより、回転円盤4と共に本体2が回転して、レーザ光線の出射方向が変化するようになっている。微動回転板42は、粗動回転板41の下に配置されている。粗動回転板41及び微動回転板42は、同軸で回転するようにベース45に回転可能に保持されている。すなわち、図4に示すように、ベアリング47、48がベース45の中央に形成された保持孔部45aに挿入されており、微動回転板42の軸部42aがベアリング47、48を介して回転可能なようにベース45の保持孔部45aに挿入されている。また、粗動回転板41が微動回転板42の上部に配置され、回転板押さえ49が粗動回転板41に固定されていると共に、回転板押さえ49の軸部49aが粗動回転板41の中心孔部41aを通して微動回転板42の中心孔部42bに回転可能に挿入されている。従って、粗動回転板41及び微動回転板42は、ベース45の保持孔部45aを中心として同軸で回転する。粗動回転板41及び微動回転板42は、このようにして、同軸で回転するようにベース45に回転可能に保持されている。
粗動用の駆動モータ43は、ベース45の切欠き部45bに挿入配置されており、ネジ14によりベース45に固定されている。粗動用の駆動モータ43の回転軸には、歯車50が圧入保持されており、歯車50は、粗動用の駆動モータ43と共に同軸で回転するようになっている。粗動回転板41は、外周面に歯列部が形成された歯車になっており、図5(a)に示すように、歯車50と噛合している。従って、粗動回転板41は、粗動用の駆動モータ43が回転することにより、歯車50を介して回転する。
微動減速ブロック46は、入力ユニット61及び出力ユニット62により構成されている。入力ユニット61及び出力ユニット62(すなわち微動減速ブロック46)は、ベース45の段落ち部45cに配置されており、ベース45に固定されている。微動用の駆動モータ44は、微動減速ブロック46の入力ユニット61に支持されている。すなわち、微動用の駆動モータ44は、微動減速ブロック46の入力ユニット61を介してベース45に固定されている。出力ユニット62の歯車86は、微動用の駆動モータ44の回転速度を減速した回転速度で回転するようになっている。微動回転板42は、外周面に歯列部が形成された歯車になっており、図5(b)に示すように、歯車86と噛合している。従って、微動回転板42は、微動用の駆動モータ44が回転することにより、微動減速ブロック46を介して、微動用の駆動モータ44の回転速度を減速した回転速度で回転する。
図6は、微動減速ブロック46の入力ユニット61の構成を示し、図7は、微動減速ブロック46の出力ユニット62の構成を示す。入力ユニット61は、歯車71と、歯車71に噛合される歯車72と、歯車72に噛合される歯車73と、歯車73と共に同軸で回転する歯車74と、これらの歯車71〜74を回転自在に軸支する固定板75、76とを備えている。また、固定板75には、微動用の駆動モータ44が固定されている。歯車71は、微動用の駆動モータ44の回転軸に圧入保持されており、微動用の駆動モータ44と共に同軸で回転するようになっている。
出力ユニット62は、歯車81と、歯車81と共に同軸で回転する歯車82と、歯車82に噛合される歯車83と、歯車83と共に同軸で回転する歯車84と、歯車84に噛合される歯車85と、歯車85と共に同軸で回転する歯車86とを備える。歯車81及び歯車82は、固定板87、88に回転自在に軸支されており、歯車83及び歯車84は、固定板89、90に回転自在に軸支されており、歯車85及び歯車86は、固定板91、92に回転自在に軸支されている。固定板87、88、固定板89、90、及び固定板91、92は、固定台93にネジ等により固定されている。
このような構成の入力ユニット61及び出力ユニット62は、入力ユニット61の歯車74を出力ユニット62の歯車81に噛合させることにより、微動減速ブロック46とされている。すなわち、微動減速ブロック46は、歯車71〜74、81〜86を備えたものとなっている。微動減速ブロック46において、入力ユニット61の歯車74と出力ユニット62の歯車81、出力ユニット62の歯車82と歯車83、及び出力ユニット62の歯車84と歯車85により、各々、回転速度を減速するウォームギアが構成されている。従って、微動用の駆動モータ44を回転させると、微動用の駆動モータ44の回転速度は歯車71〜74、81〜86によって減速され、歯車86が微動用の駆動モータ44の回転速度を減速した回転速度で回転する。
このような構成の微動減速ブロック46は、上述のように、ベース45に固定されており、歯車86が微動回転板42に噛合している。すなわち、微動回転板42と微動用の駆動モータ44は、微動減速ブロック46の歯車71〜74、81〜86を介して連結されており、微動減速ブロック46は、歯車71〜74、81〜86によって、微動用の駆動モータ44の回転速度を減速して微動回転板42に伝達するようになっている。従って、微動回転板42は、微動用の駆動モータ44が回転することにより、微動減速ブロック46の歯車71〜74、81〜86を介して、微動用の駆動モータ44の回転速度を減速した回転速度で回転する。
上記回転調整機構ブロック31において、粗動回転板41の下面と微動回転板42の上面(すなわち粗動回転板41の一部と微動回転板42の一部)は、ある摩擦を持って密着している。そして、この粗動回転板41と微動回転板42との密着部の摩擦力は、微動回転板42が微動用の駆動モータ44により回転駆動されたときに、微動回転板42の回転に追随して粗動回転板41が回転するように、粗動用モータ43の回転力よりも大きく設定されている。従って、微動用の駆動モータ44によって微動回転板42を回転駆動すると、粗動回転板41と微動回転板42との密着部の摩擦力によって、微動回転板42と共に粗動回転板41も回転する。
また、微動減速ブロック46の歯車71〜74、81〜86は、粗動回転板41が粗動用の駆動モータ43により回転駆動されたときに、粗動回転板41の回転に追随して微動回転板42が回転しないように、歯車71〜74、81〜86の減速比(歯車74と歯車81の減速比、歯車82と歯車83の減速比、及び歯車84と歯車85の減速比)が設定されている。従って、粗動用の駆動モータ43によって粗動回転板41を回転駆動すると、粗動回転板41は、微動回転板42上を滑りながら回転し、微動回転板42は、回転しない。
上述のように回転調整機構ブロック31が動作するので、粗動用の駆動モータ43を駆動することにより、粗動回転板41が高速回転し、これにより、本体2が粗動回転して、レーザ光線の出射方向が粗調整される。また、微動用の駆動モータ44を駆動することにより、微動回転板42が微速回転して、微動回転板42と共に粗動回転板41が微速回転し、これにより、本体2が微動回転して、レーザ光線の出射方向が微調整される。また、粗動用の駆動モータ43に保持された歯車50と粗動回転板41の歯車比は小さく、手動の力によって粗動回転板41を回転させることができ、従って、本体2を手動で回転させて、レーザ光線の出射方向を調整することもできる。なお、この場合、粗動回転板41は、粗動用の駆動モータ43を駆動した場合と同様に微動回転板42上を滑りながら回転する。
図8(a)(b)は、上記回転調整機構ブロック31を回転台ケース32に収納した状態を示す。回転調整機構ブロック31において、粗動用の駆動モータ43、微動用の駆動モータ44、及び微動減速ブロック46(入力ユニット61と出力ユニット62)は、微動回転板42の外周に配置されていると共に、概ねベース45の最大径の範囲内に配置されている。従って、回転調整機構ブロック31の全体がコンパクトに構成できており、回転台ブロック3が小型化できている。
上述のような実施形態のレーザ墨出し装置1によれば、レーザ墨出し装置1の本体2(すなわち本体2の内部に備えられたレーザ光線出射部)を粗動回転させるための粗動用の駆動モータ43と微動回転させるための微動用の駆動モータ44を別個に設けているため、本体2の粗動回転と微動回転のそれぞれに最適な回転速度を設定することができ、これにより、レーザ光線の照射位置を目標位置に素早く、正確に合わせることが可能となり、墨出し作業を効率良く行うことができる。
しかも、粗動用の駆動モータ43及び微動用の駆動モータ44を粗動回転板41及び微動回転板42の回転の影響を受けることのないベース45に固定しているので、粗動用の駆動モータ43及び微動用の駆動モータ44への電源供給のための配線等が粗動回転板41及び微動回転板42の回転の影響を受けて絡まる等の不具合を生じることがなく、これにより、本体2がどの回転位置にあっても微動回転が可能すなわち360°微動が可能となり、墨出し作業を効率良く行うことができる。
また、微動用の駆動モータ44の回転を微動回転板42に伝達する歯車71〜74、81〜86(すなわち微動減速ブロック46)は、微動回転板42の外周に配置されているので、微動回転板42の回転軸方向における回転調整機構ブロック31の寸法が大きくならず、これにより、回転調整機構ブロック31を回転台ケース32内に小スペースで収めることができる。
さらに、粗動用の駆動モータ43により粗動回転板41を回転させたときには、微動回転板42は歯車71〜74、81〜86の減速比のためにロック状態となり回転せず、微動用の駆動モータ44により微動回転板42を回転させたときには、粗動回転板41と微動回転板42の密着部の摩擦力によって粗動回転板41も回転するようになっており、これにより、本体2の粗動回転と微動回転の切替えが容易にできる構造を実現することができる。
なお、本発明は、上記各実施形態の構成に限られず、種々の変形が可能である。例えば、本体2は、回転円盤4を介さずに、回転調整機構ブロック31の粗動回転板41に直接に固定されてもよい。微動用の駆動モータ44は、ベース45に直接に取付けて固定されていてもよい。微動減速ブロック46は、入力ユニット61と出力ユニット62を一体的に構成したものであってもよい。
本発明の一実施形態に係るレーザ墨出し装置の全体構成を示す斜視図。 同レーザ墨出し装置の分解斜視図。 同レーザ墨出し装置の回転台ブロックの分解斜視図。 同回転台ブロックの回転調整機構ブロックの分解斜視図。 (a)は同回転調整機構ブロックを組立てた状態の斜視図、(b)は同回転調整機構ブロックの粗動回転板を外した状態の斜視図。 同回転調整機構ブロックの微動減速ブロックの入力ユニットの斜視図。 同回転調整機構ブロックの微動減速ブロックの出力ユニットの斜視図。 (a)は同レーザ墨出し装置の回転台ブロックの上から見た平面図、(b)は同回転台ブロックの横から見た側面図。
符号の説明
1 レーザ墨出し装置
2 本体
2a、2b、2c 開口部
3 回転台ブロック
4 回転円盤
5 回転台脚
31 回転調整機構ブロック
32 回転台ケース
41 粗動回転板
42 微動回転板
43 粗動用の駆動モータ
44 微動用の駆動モータ
45 ベース(固定台)
46 微動減速ブロック
47、48 ベアリング
49 回転板押さえ
50 歯車
61 入力ユニット
62 出力ユニット
71〜74、81〜86 歯車

Claims (3)

  1. レーザ光線出射部をレーザ光線照射位置の調整のために回転させるレーザ墨出し装置の回転調整機構において、
    前記レーザ光線出射部を粗動回転させる高速回転が可能な粗動回転板と、
    前記レーザ光線出射部を微動回転させる微速回転が可能な微動回転板と、
    前記粗動回転板及び微動回転板を駆動する粗動用及び微動用の駆動モータと、
    前記粗動回転板及び微動回転板を回転可能に保持すると共に前記粗動用及び微動用の駆動モータを固定する固定台と、
    を備えたことを特徴とするレーザ墨出し装置の回転調整機構。
  2. 前記微動回転板と前記微動用の駆動モータは、前記微動用の駆動モータの回転を前記微動回転板に伝達する歯車を介して連結されており、
    前記歯車は、前記微動回転板の外周に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のレーザ墨出し装置の回転調整機構。
  3. 前記粗動回転板の一部と前記微動回転板の一部が密着しており、前記微動回転板が前記微動用の駆動モータにより駆動されたときに、前記微動回転板の回転に追随して前記粗動回転板が回転するように、前記密着部の摩擦力が設定されており、
    前記歯車は、前記微動用の駆動モータの回転速度を減速して前記微動回転板に伝達するようになっており、前記粗動回転板が前記粗動用の駆動モータにより駆動されたときに、前記粗動回転板の回転に追随して前記微動回転板が回転しないように、前記歯車の減速比が設定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレーザ墨出し装置の回転調整機構。

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