JP2001191062A - 廃棄物の処理方法およびその装置 - Google Patents

廃棄物の処理方法およびその装置

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JP2001191062A
JP2001191062A JP2000335505A JP2000335505A JP2001191062A JP 2001191062 A JP2001191062 A JP 2001191062A JP 2000335505 A JP2000335505 A JP 2000335505A JP 2000335505 A JP2000335505 A JP 2000335505A JP 2001191062 A JP2001191062 A JP 2001191062A
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waste
crushing
insulating material
duct
foam insulation
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Hidemasa Ozaki
英征 尾崎
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Matsushita Refrigeration Co
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  • Disintegrating Or Milling (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 既存の汎用処理施設を使用して、発泡断熱材
を含んだ廃棄物の処理方法及びその装置を提供すること
を目的としている。 【解決手段】 廃棄自動車、廃家電品等の廃棄物を破砕
する汎用の破砕装置であるプレシュレッダー23、カー
シュレッダー24と、これら破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する振動コンベア25,28、磁力選別機27、磁
選ドラム29等を有する選別処理装置と、前記破砕装置
に接続されたサイクロン45,48、スクラバー49等
を有する集塵装置とを有し、破砕装置に発泡断熱材吸引
用ダクト33を介してサイクロン35、CFC11回収
装置37等を有する発泡断熱材処理装置を接続したもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷蔵庫などの発泡
断熱材を含む配家電製品等の廃棄物の処理方法と装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の増加と処理施設の不足加
え、環境保護という見地から産業廃棄物の減量化、構成
材料の再資源化という気運が高まってきている。
【0003】そして、このような廃棄物問題の深刻化を
踏まえ、廃家電品のうちウレタンフォームなどの発泡断
熱材を備えた冷蔵庫などの廃棄物について、従来より、
その処理および材料の回収方法並びにそのための処理装
置が、種々提案されている。
【0004】従来のこのような処理方法および処理装置
としては、特開平5−147040号公報に記載されて
いるものがある。
【0005】以下、図面を参照しながら上記従来の廃棄
物の処理方法および処理装置について説明する。
【0006】図3は従来の廃棄物の処理方法および処理
装置を示す工程図である。
【0007】同図において、1は廃棄物を概ね種類別に
分けて貯蔵するストックヤード、2は供給装置であり、
ストックヤード1から後述する前処理装置3に廃棄物を
供給する。3は前処理装置で、前処理装置3により供給
された冷蔵庫,エアコン等冷凍機内の冷媒を抜き取る冷
媒回収手段4と、冷凍機から圧縮機を取り外す金属塊分
別手段5とからなる。6は破砕装置である。
【0008】7は軽量物分別装置であり、廃棄物に空気
を吹き付けて発泡断熱材を飛ばしたり、傾斜式の振動コ
ンベアを使用し軽い発泡断熱材を上部から取り出したり
して、破砕装置6で破砕された廃棄物から発泡断熱材を
分別する。8は金属分別装置であり、鉄系金属、非鉄系
金属及びプラスチック系廃棄物とに分別する。9はプラ
スチック分別装置であり、金属分別装置8で分別された
プラスチック系廃棄物を塩化ビニル系プラスチックと非
塩化ビニル系プラスチックとに分別する。
【0009】また、10は冷凍破砕装置であり、冷凍機
の圧縮機,モータ等金属塊を破砕する。11は発泡剤回
収装置で、気体の発泡ガスと固体の発泡断熱材を粉砕し
て取り出した発泡ガスとを冷却、液化する。
【0010】以上のように構成された従来の廃棄物の処
理方法および処理装置について、その動作を説明する。
【0011】収集車によって収集された廃棄家電品はス
トックヤード1に貯蔵される。ストックヤード1に貯蔵
された廃棄家電品は、供給装置2により種類別に取り出
され前処理装置3に送られる。前処理装置3において、
廃棄家電品が冷蔵庫、エアコンの場合には、まず冷媒回
収手段4により冷凍機内の冷媒を抜き取り、冷媒を回収
する。次に金属塊分別手段5で冷凍機から圧縮機を取り
外す。
【0012】これらの前処理が行われ上記の金属塊が除
去された廃棄家電品は、破砕装置6へ送られ、破砕装置
6により1段ないし2段の破砕機構で50〜100mm
程度の大きさに破砕するとともに材料ごとに遊離され
る。特に冷蔵庫の場合には、多段の破砕機構により発泡
断熱材を薄い鉄板から遊離させることができる。
【0013】破砕装置6により破砕され材料ごとに遊離
された廃棄物は、軽量物分別装置7へ送られ、軽量物分
別装置7により発泡断熱材等の発泡成形材を分離し、発
泡成形材は軽い廃棄物として発泡剤回収装置11に送ら
れ、発泡成形材を分別された残りの重い廃棄物は金属分
別装置8に送られる。
【0014】一方、前処理装置3の金属塊分別装置5に
よって分別された圧縮機、モータ等の金属塊は、冷凍破
砕装置10に送られる。冷凍破砕装置10では、金属の
低温脆性を利用して比較的小さな衝撃により破砕され、
軽量物分別装置7から出た重い廃棄物と一緒にして、金
属分別装置8に送られる。
【0015】金属分別装置8では、鉄系の金属と非鉄系
の金属とが、それぞれ分離され回収される。この結果、
残りの廃棄物の内容はプラスチック類が主となる。この
プラスチック系の廃棄物は、プラスチック分別装置9に
送られる。
【0016】プラスチック分別装置9では、プラスチッ
クの材質の違いによる脆化点の相違を利用してプラスチ
ック系の廃棄物を選択的に破砕するもので、一方で塩化
ビニール系のプラスチックは脆化点が高いため他のもの
と比較してより細かく破砕され、従って、大部分が塩化
ビニール系のプラスチックからなる細かい廃棄物とな
り、他方で塩化ビニール系が非常に少ないプラスチック
からなる比較的大きめの廃棄物となる。そして、塩化ビ
ニール系のプラスチックは分離され、残りは再利用容易
なプラスチックとして別に回収される。
【0017】一方、軽量物分別装置7で分離された発泡
成形材は、発泡剤回収装置11に送られる。そして、発
泡剤回収装置11で固体の樹脂部分と気体の発泡剤とに
分離される。ここで固体の樹脂部分は分別されて回収さ
れるが、気体の発泡剤は周囲の空気と混合して、冷却、
液化されて回収される。この結果、発泡剤として使用さ
れているフロンと樹脂部分(プラスチック材料)が分離
されそれぞれ回収される。
【0018】以上のように分別することにより、冷媒及
び発泡剤のフロンの回収が可能になる。又、金属類の回
収に加えプラスチック類も分別処理して再利用に適した
プラスチック類が資源として回収出来るので、埋立て処
理にする廃棄物の量を大幅に減少させることが可能とな
る。
【0019】また、特開平7−314446号公報に記
載のものにおいても、冷蔵庫等に用いられた不要な発泡
断熱材を含む複合材料から発泡断熱材を剥離し分別し
て、この分別後の発泡断熱材粉砕して発泡ガスを分離し
冷却、液化して回収する方法と装置が示されている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ここで、上述の廃棄物
の処理方法及びその装置は、廃棄家電品処理専用あるい
は発泡断熱材を含む複合材料専用の処理方法及びその装
置であり、これらを実現するためには、新規に専用の処
理施設を建設しなければならない。
【0021】しかしながら、破砕装置等の処理装置とと
もに廃棄物のストックヤードを必要とする廃棄物処理施
設用の広大な面積の敷地を確保することは容易ではな
く、しかも廃棄物処理施設は、操業による異臭や騒音問
題の発生、廃棄物搬入用車両による渋滞や排気ガス等と
いった交通問題の発生、廃棄自動車等の破砕処理から発
生する有害物質を含むシュレッダーダストの環境汚染問
題の発生により、建設予定地周辺の住民の合意を得て廃
棄物処理施設を新たに建設することは、非常に困難であ
る。
【0022】そこで、既存の汎用廃棄物処理施設を利用
して、発泡断熱材を含んだ廃家電品の処理及び材料の回
収が考えられる。
【0023】ところが、単に発泡ガス回収装置を既存の
汎用処理施設に設けて、発泡断熱材を含んだ廃家電品を
処理した場合、含まれている発泡断熱材からの発泡ガス
の回収率が低くなってしまう。これは、汎用処理施設
が、自動車等廃棄物を処理対象としており、破砕装置で
破砕された廃棄物から軽量物を分離するための集塵装置
の吸引風量が大きすぎて、この集塵装置と直列に接続し
た発泡ガス回収装置では、発泡ガスの吸着を行うことが
できないからである。
【0024】発泡ガス回収装置の発泡ガス吸着手段を大
型化すれば、発泡ガスの吸着量を増加できるが、それで
は既存の汎用廃棄物処理施設に設置することができな
い。
【0025】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、既存の汎用処理施設を使用して、発泡断熱材を含ん
だ廃棄物の処理方法及びその装置を提供することを目的
としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、廃棄自動車、廃家電品等の廃棄物を破砕す
る破砕装置と、この破砕装置により破砕された廃棄物が
投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに選別する
選別処理装置と、前記破砕装置に接続された集塵装置と
を有し、前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介し
て発泡断熱材処理装置を接続したものである。
【0027】これにより汎用廃棄物処理を一部改造する
ことだけで、発泡断熱材を含んだ廃棄物を処理し、発泡
ガスを回収できる。
【0028】また、本発明は、廃棄物を破砕する破砕工
程と、この破砕工程により破砕された廃棄物が投入さ
れ、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに選別する選別処
理工程と、前記破砕工程で生じた微粉を鉄屑とダストと
に選別して排出する集塵工程と、前記破砕工程で廃棄物
から分離された発泡ガスと発泡断熱材片とを受け入れる
発泡断熱材処理工程とを有し、前記発泡断熱材処理工程
は、前記破砕工程で分離された発泡ガスと、前記破砕工
程で分離された発泡断熱材片に含まれる発泡ガスとを回
収するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、廃棄自動車、廃家電品等の廃棄物を破砕する破砕装
置と、この破砕装置により破砕された廃棄物が投入さ
れ、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに選別する選別処
理装置と、前記破砕装置に接続された集塵装置とを有
し、前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介して発
泡断熱材処理装置を接続したものであり、汎用廃棄物処
理を一部改造することだけで、発泡断熱材を含んだ廃棄
物を処理し、発泡ガスを回収できる。
【0030】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、発泡断熱材吸引用ダクトの一
端が、破砕装置内空間の上部に開口している。
【0031】本発明の請求項3に記載の発明は、廃棄物
を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する選別処理装置と、前記破砕装置に接続された集
塵装置とを有し、前記破砕装置の取り出し部に対向して
一端を開口する発泡断熱材吸引用ダクトと、この発泡断
熱材吸引ダクトを介して発泡断熱材処理装置を接続した
ものである。
【0032】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
3に記載の発明において、破砕装置の取り出し部に設け
られた振動コンベアを有し、発泡断熱材吸引用ダクトの
一端が、この振動コンベアの上方に開口している。
【0033】本発明の請求項5に記載の発明は、廃棄物
を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する選別処理装置と、前記破砕装置に接続された集
塵装置とを有し、前記破砕装置内空間の上部の破砕部開
口と前記破砕装置の取り出し部に対向する位置の取り出
し部開口とを備えた発泡断熱材吸引用ダクトと、この発
泡断熱材吸引用ダクトを介して発泡断熱材処理装置を接
続したものである。
【0034】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
5に記載の発明において、発泡断熱材吸引用ダクトの吸
引風量を、取り出し部開口の吸引風量より破砕部開口の
吸引風量の方を大きくしたものである。
【0035】本発明の請求項7に記載の発明は、廃棄物
を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する選別処理装置と、集塵用ダクトを介して前記破
砕装置に接続された集塵装置と、前記破砕装置に発泡断
熱材吸引用ダクトを介して接続された発泡断熱材処理装
置とを有し、前記集塵用ダクトの吸引風量を毎分300
Nm3以上で毎分800Nm3以下とし、前記発泡断熱材
吸引用ダクトの吸引風量を毎分65Nm3以上で毎分1
50Nm3以下としたものである。
【0036】本発明の請求項8に記載の発明は、廃棄物
を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する選別処理装置と、集塵用ダクトを介して前記破
砕装置に接続された集塵装置と、前記破砕装置に接続さ
れた発泡断熱材処理装置と、前記集塵用ダクト中に設け
た集塵用ダクト開閉手段とを有し、前記発泡断熱材処理
装置が稼働中は、前記集塵用ダクト開閉手段を閉鎖し、
前記発泡断熱材処理装置が停止中は、前記集塵用ダクト
開閉手段を開放するものである。
【0037】本発明の請求項9に記載の発明は、廃棄物
を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕された
廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに
選別する選別処理装置と、集塵用ダクトを介して前記破
砕装置に接続された集塵装置と、前記破砕装置に発泡断
熱材吸引用ダクトを介して接続された発泡断熱材処理装
置と、前記発泡断熱材吸引用ダクト中に設けた吸引用ダ
クト開閉手段とを有し、前記発泡断熱材処理装置が稼働
中は、前記吸引用ダクト開閉手段を開放し、前記発泡断
熱材処理装置が停止中は、前記吸引用ダクト開閉手段を
閉鎖するものである。
【0038】本発明の請求項10に記載の発明は、廃棄
物を破砕する破砕装置と、この破砕装置により破砕され
た廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストと
に選別する選別処理装置と、集塵用ダクトを介して前記
破砕装置に接続された集塵装置と、前記破砕装置に接続
された発泡断熱材処理装置と、前記集塵用ダクト中に設
けた集塵用ダクト開閉手段と、前記破砕装置に発泡断熱
材吸引用ダクトを介して接続された発泡断熱材処理装置
と、前記発泡断熱材吸引用ダクト中に設けた吸引用ダク
ト開閉手段とを有し、前記発泡断熱材処理装置が稼働中
は、前記集塵用ダクト開閉手段を閉鎖するとともに前記
吸引用ダクト開閉手段を開放し、前記発泡断熱材処理装
置が停止中は、前記集塵用ダクト開閉手段を開放すると
ともに前記吸引用ダクト開閉手段を閉鎖するものであ
る。
【0039】本発明の請求項11に記載の発明は、廃棄
物を破砕する破砕工程と、この破砕工程により破砕され
た廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストと
に選別する選別処理工程と、前記破砕工程で生じた微粉
を鉄屑とダストとに選別して排出する集塵工程と、前記
破砕工程で廃棄物から分離された発泡ガスと発泡断熱材
片とを受け入れる発泡断熱材処理工程とを有し、前記発
泡断熱材処理工程は、前記破砕工程で分離された発泡ガ
スと、前記破砕工程で分離された発泡断熱材片に含まれ
る発泡ガスとを回収するものである。
【0040】本発明の請求項12に記載の発明は、請求
項11に記載の発明において、発泡断熱材処理工程から
排出された発泡断熱材を850℃以上の燃焼温度で燃焼
する燃焼工程を含むものである。
【0041】本発明の請求項13に記載の発明は、請求
項11に記載の発明において、泡断熱材処理工程から排
出された発泡断熱材を受け入れる建材用ウレタンボード
製造工程を含むものである。
【0042】本発明の請求項14に記載の発明は、請求
項11に記載の発明において、発泡断熱材処理工程から
排出された発泡断熱材を圧縮する減容化工程を含むもの
である。
【0043】本発明の請求項15に記載の発明は、請求
項14に記載の発明において、減容化工程において、発
泡断熱材を120℃以上で210℃以下に加熱し、分離
された発泡ガスを発泡断熱材処理工程へ移送するもので
ある。
【0044】本発明の請求項16に記載の発明は、請求
項15に記載の発明に、さらに、減容化工程から発泡断
熱材処理工程への移送のための吸引風量を毎分10Nm
3以上で毎分30Nm3以下としたものである。
【0045】本発明の請求項17に記載の発明は、請求
項11に記載の発明に、発泡断熱材処理工程の吸引風量
を、発泡断熱材吸引用ダクトの吸引風量と、減容化工程
から発泡断熱材処理工程への移送のための吸引風量との
和に等しくするものである。
【0046】
【実施例】以下本発明による廃棄物の処理方法および処
理装置の実施例について、図面を参照しながら説明す
る。
【0047】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る廃棄物の処理方法及び処理装置を示した工程図であ
る。
【0048】まず廃棄物の処理手順の概略を説明する。
【0049】運搬された廃棄物は、最初に「破砕処理工
程」を通り、「選別処理工程」へ進む。この「選別処理
工程」は、「破砕処理工程」で破砕された廃棄物を重い
廃棄物と軽い廃棄物とに分けて、それぞれ所定の材料ご
とに分離回収する。ここで、軽い廃棄物の選別処理の中
の「断熱材処理工程」で、冷蔵庫等冷凍機に含まれる発
泡断熱材と発泡ガスとを回収する。
【0050】次に、図1を参照しながら、処理手順を詳
細に説明する。
【0051】図1において、廃棄物処理施設に運搬され
荷捌きされた廃棄物は、ステップ21で、破砕処理工程
へ材料投入される。冷蔵庫,エアコン等冷凍機に関して
は、材料投入する前に、冷凍機内の冷媒を抜き取ってお
く。そして、材料投入された廃棄物をコンベアによりプ
レシュレッダーへ移送する(ステップ22)。
【0052】ステップ23の粗破砕工程でプレシュレッ
ダーにより破砕された廃棄物は、破砕機工程へ投入され
る。ステップ24では、出力1000馬力程度の一軸の
カーシュレッダーにより、前工程で粗破砕された廃棄物
をさらに細かく破砕する。
【0053】ステップ25では、カーシュレッダーの取
り出し部の下方に配置された振動コンベアにより、重い
鉄、非鉄金属及びゴム類を除く軽い廃棄物を分離し、ス
テップ26でベルト式等のコンベアにより移送する。ス
テップ27の磁力選別機、ステップ28の振動コンベア
そしてステップ29の磁選ドラムにより、廃棄物を鉄系
金属を含むものとそうでないものとに分離する。
【0054】ステップ27Aでは、ステップ26とステ
ップ27において舞い上がる軽量の粉塵を収集し、ダク
トを介して後述する集塵工程へ移送する。
【0055】ステップ29で分離された廃棄物は、コン
ベアにより移送され(ステップ30)、このコンベア上
において手選別により鉄とそれ以外のモータ屑、ケーブ
ル等とに選別される(ステップ31)。ステップ31の
手選別工程で選別された鉄は、コンベアにより集積運搬
用の台車へ移送され(ステップ32)、また、モータ屑
やケーブルといった鉄以外の廃棄物は、手選別により分
離される。
【0056】ステップ29で分離された鉄系金属を含ま
ない廃棄物は、コンベアにより移送(ステップ52,ス
テップ54)される途中で、手選別により非鉄系金属が
選別され(ステップ53)、残ったゴム等ダストを含む
廃棄物が分離集積される。
【0057】以上のように、本願の特許請求の範囲に記
載の破砕装置及び破砕工程は、ステップ21からステッ
プ24までの各手段及び工程に、そして、選別処理装置
及び選別処理工程は、ステップ25からステップ32ま
で及びステップ52からステップ54までの各手段及び
工程にそれぞれ相当している。
【0058】次に、上述のステップ24で分離される比
較的軽い廃棄物について説明する。
【0059】ステップ24の破砕機工程では、大型の破
砕機であるカーシュレッダーの回転歯自身により発生す
る風量が大きく、軽い廃棄物が勢いよく吹き上げられ、
即ち軽量廃棄物を分離する機能を備えている。
【0060】発泡断熱材を含まない廃棄物を処理する場
合は、ダクトを介して、集塵工程のサイクロンに設けら
れたブロワー(図示せず)により毎分300Nm3から
毎分800Nm3の風量、好ましくは毎分500Nm3
ら毎分700Nm3の風量で吸引され、サイクロンへ送
られる(ステップ43)。この時、ダクト中には切替ダ
ンパーが設けられており、発泡断熱材を含まない廃棄物
を処理する場合は開放されている(ステップ44)。
【0061】また、発泡断熱材を含む廃棄物を処理する
場合は、前記切替ダンパー(集塵用ダクト開閉手段)が
閉鎖し(ステップ44)、破砕機工程で分離された発泡
断熱材フォームは、ダクト(発泡断熱材吸引用ダクト)
を介して毎分65Nm3から毎分150Nm3の風量、好
ましくは毎分65Nm3から毎分100Nm3の風量で、
断熱材処理工程のサイクロンへ移送される(ステップ3
3)。吸引風量は、弱すぎると発泡ガスの吸着効率を低
下させてしまい、強すぎると発泡ガスの吸着手段を大型
化させてしまう。
【0062】カーシュレッダーと断熱材処理工程のサイ
クロンとを結ぶダクト中には弁が設けられている。この
弁は、発泡断熱材を含む廃棄物を処理する場合は開放さ
れ、発泡断熱材を含まない廃棄物を処理する場合は閉鎖
される(ステップ34)。
【0063】なお前記切替ダンパーと弁との開閉制御
は、もちろん手動操作でもよいし、あるいは、前記カー
シュレッダーに発泡ガス検知手段を設け、この発泡ガス
検知手段の検知信号により、切替ダンパーと弁とを開閉
駆動する自動開閉制御してもよい。手動操作による開閉
制御であれば、構成が簡単であり既存の汎用処理施設の
改造も比較的容易に行える。また、切替ダンパーと弁と
を自動開閉制御した場合は、発泡断熱材を含まない廃棄
物処理から、発泡断熱材を含む廃棄物処理に変わる時、
切替操作忘れにより発泡ガス回収ができないという間違
いが発生しない。
【0064】さらに、切替ダンパーと弁との開閉量を調
節すれば、それぞれが接続するサイクロンの吸引風量を
調節できる。
【0065】まず、発泡断熱材を含まない例えば廃棄自
動車等を処理する場合は、弁が閉鎖され(ステップ3
4)、切替ダンパーが開放されており(ステップ4
4)、破砕機工程で分離した軽量廃棄物は、ダクト、切
替ダンパーを介してサイクロンへ吸引され、サイクロン
で破片を分離し(ステップ45)、コンベアにより磁力
選別機に移送する(ステップ46)。
【0066】また、ステップ27Aでは、廃棄物が発泡
断熱材を含む含まないに関わらず、コンベアによる移送
工程(ステップ26)、及び磁力選別機による吸着分離
工程(ステップ27)において分離された廃棄物を、サ
イクロンに設けたブロワーにより吸引してサイクロンへ
移送する。ステップ48では、サイクロンにおいて、廃
棄物中の比較的大きな破片を分離し、コンベアにより磁
力選別機へ移送する(ステップ46)。ステップ45及
びステップ48のサイクロンにおいて捕集できなかった
空気中の粉末状廃棄物は、湿式のベンチュリ・スクラバ
ーにより捕集され(ステップ49)、比重選別機により
取り出されて(ステップ50)、やはりコンベアにより
磁力選別機に移送される(ステップ46)。
【0067】コンベアにより移送された廃棄物は、コン
ベアの終端部の上方に隣接して設けられた磁力選別機に
より、鉄屑が吸着され選別される(ステップ47)。そ
して、磁力選別機により吸着されず分離された廃棄物
は、コンベアにより移送され(ステップ51)、所定の
場所に集積される。
【0068】以上のように、本願の特許請求の範囲に記
載の集塵装置及び集塵工程は、ステップ27A及びステ
ップ43からステップ51までの各手段及び工程にそれ
ぞれ相当している。
【0069】次に、発泡断熱材を含む廃棄物を処理する
場合は、弁(吸引用ダクト開閉手段)が開放され(ステ
ップ34)、切替ダンパーが閉鎖されており(ステップ
44)、破砕機工程で分離された発泡断熱材は、ダクト
を介して断熱材処理工程のサイクロンに吸引される(ス
テップ33)。このサイクロンでは、比較的大きな粒の
断熱材フォームが分離捕集される(ステップ35)。サ
イクロンからの断絶材フロン(発泡ガス)を含んだ排気
は、テトロン繊維を用いたバグフィルターにより、排気
中の微細フォーム(発泡断熱材の微細な粉末)を分離捕
集する(ステップ36)。微細フォームが除かれた発泡
ガスは、CFC11(トリクロロモノフルオロメタン)
回収装置へ送られ回収される(ステップ37)。
【0070】CFC11回収装置では、断熱材フロン
(発泡ガス)を回収し(ステップ38)、活性炭に吸着
させ(ステップ39)、この活性炭を加熱し発泡ガスを
脱着した後冷却し発泡ガスを液化して回収する(ステッ
プ40)。
【0071】サイクロン(ステップ35)、バグフィル
ター(ステップ36)でそれぞれ分離された断熱材フォ
ーム、微細フォームは、フォーム減容機へ送られる(ス
テップ41)。フォーム減容機は、プレスやスクリュー
式の圧縮機により構成され、断熱材フォーム、微細フォ
ームを圧縮し小さく減容化するものであり、圧縮時には
圧縮される発泡断熱材を120℃から210℃に加熱す
ることにより、発泡断熱材中の発泡ガスの回収効率を向
上させることができる。そして、ステップ41にて発泡
断熱材から分離した発泡ガスは、ダクトを通してCFC
11回収装置へ吸引される(ステップ42)。この時の
吸引風量は、毎分10Nm3から毎分30Nm3の風量が
望ましい。
【0072】CFC11回収装置に設けられたブロワー
の吸引風量は、ステップ35のサイクロンへ軽量廃棄物
を移送する吸引風量と、減容化工程(ステップ41)か
らCFC11回収装置へ発泡ガスを移送する吸引風量の
和にすることにより、システムの最適化を図ることがで
きる。
【0073】また、ステップ41にて減容化された発泡
断熱材は、例えば燃焼溶融処理されることになる。この
時の燃焼温度は、850℃以上とすることにより、ダイ
オキシンの発生を防止することができる。
【0074】なお、本実施例では、サイクロン(ステッ
プ35)、バグフィルター(ステップ36)でそれぞれ
分離された断熱材フォーム、微細フォームは、減容化工
程を経て、発泡ガス回収及び発泡断熱材の燃焼溶融処理
を行うことにより、発泡ガスを高率で回収したが、発泡
ガスが大気に放出されることを防止することを主目的に
し、発泡ガスの回収量が多くなくてもよい場合には、減
容化工程を経ることなく断熱材フォーム、微細フォーム
を燃焼溶融処理してもよいし(ステップ41A)、ある
いは、建材用ウレタンボード製造工程を後段に設けるこ
とにより(ステップ)、廃棄物のリサイクル利用を図る
ことができる。
【0075】以上のように、本願の特許請求の範囲に記
載の発泡断熱材処理装置及び処理工程は、それぞれステ
ップ33からステップ41Bまでの各手段及び工程に相
当している。
【0076】さらに、本実施例では、カーシュレッダー
が横型である場合について、説明したが、軽量廃棄物が
カーシュレッダー下部の取り出し部から主に吹き出す縦
型カーシュレッダーの場合、図2に示すように、ステッ
プ24Aの破砕機工程の取り出し部で、かつステップ2
5の振動コンベアの上方に一端を開口し、他端を弁(ス
テップ34)に接続されたダクト(発泡断熱材吸引用ダ
クト)を設けることにより、発泡断熱材をサイクロン
(ステップ35)へ移送でき、上述の横型カーシュレッ
ダーと同様の効果を、縦型シュレッダーにおいても得る
ことができる。
【0077】また、必要に応じて発泡断熱材移送手段と
して、ダクト33とダクト43とを両方備えてもよく、
こうすることにより、さらに効率の発泡ガス回収が行え
る。この時、カーシュレッダーが横型の場合は、ダクト
33側の吸引風量をダクト43側の吸引風量より大きく
する。例えば、CFC11回収装置に設けられたブロワ
ーの吸引風量が毎分110Nm3時、ダクト33側の吸
引風量を毎分70Nm3、43側のダクトの吸引風量を
毎分30Nm3にし、さらに減容化工程(ステップ4
1)からCFC11回収装置へ発泡ガスを移送する吸引
風量を毎分10Nm 3に設定すると、システムの最適設
計が行える。
【0078】以上のように本実施例によれば、新たに発
泡断熱材を含む廃棄物専用の処理施設を建設することな
く、既存の汎用廃棄物処理施設の設備を一部改造し、比
較的小型の発泡ガス回収装置を取り付けることにより、
発泡断熱材を含まない廃棄物を処理できるとともに、発
泡断熱材を含む廃棄物も処理することができ、既存施設
を活用しながら、オゾン層破壊や地球温暖化に関与する
フロン11等発泡ガスを大気に排出することなく回収、
あるいは処分できる。
【0079】さらに、処理後のウレタン発泡断熱材の最
終形態を選択できる工程および装置を必要に応じて設け
ることにより、減容化された発泡断熱材、断熱材フォー
ム、微粉砕フォームなどの形態が選べ、再利用の用途や
形態、例えば建材などの構造体や断熱材への再利用など
に応じることができ、再利用の自由度が広がる。
【0080】(実施例3)図4において、集塵用ダクト
33,切替ダンパー100を介して破砕機24(破砕装
置)に接続された集塵装置と、破砕装置に発泡断熱材吸
引用ダクト33,切替ダンパー100を介して接続され
た発泡断熱材処理装置とを有している。
【0081】サイクロン35において取り出された微細
フォームは、コンベア101を介して、風力選別機10
2に送られる。風力選別機102において、軽量物とプ
ラスチックダストとに分離される。
【0082】この風力選別機102では、風速毎秒4〜
4.5mの風が、送り込まれている。これは、プラスチ
ックダストを含むウレタンフォームダストを、規定風速
でウレタンフォームのみ選別して取り出すためである。
風速が、毎秒4.5mを越えると、プラスチック類がウ
レタンフォームに混入するためである。
【0083】ウレタンフォームダストは、サイクロン1
03を経由して、ウレタン粉砕機104へ送られる。ウ
レタン粉砕機104では、ウレタンフォームを粉径5m
mいかに粉砕する。ここで、粉径5mm以上にしてしま
うと、ウレタン成形品をパーティカルボードに再利用す
る際、パーティカルボードの強度不足をもたらしてしま
う。また、ウレタン粉砕機104により、ウレタンフォ
ームのカサ比重を約0.03g/cm3から0.046
g/cm3に増加させることとなる。
【0084】次に、粉砕されたウレタンフォームは、サ
イクロン105を介してウレタンホッパー106へ送ら
れる。このウレタンホッパー105は、一時的にウレタ
ンフォームを貯留するものであり、断熱材発泡剤を回収
する上で、大型の破砕機24に対して発泡剤回収装置3
7の処理能力が小さい場合に、ウレタンホッパー105
の容量を所定の値にすることにより、回収設備全体のバ
ランスをとることができる。
【0085】このウレタンホッパー105には、エアコ
ンプレッサ107が取り付けられており、毎分0.5〜
1m3の風を断続的に吹き込んでいる。
【0086】これにより、ウレタンフォームが固まら
ず、しかも、断熱材発泡剤が可燃性のシクロペンタンを
使用している場合であっても、体積比を1.4以下の燃
焼下限濃度以下にでき、信頼性を向上できる。
【0087】108はウレタンプレス機であり、常温下
で20MPa以上の圧力で、ウレタンフォームを円筒状
にプレスし、カサ比重を0.5〜0.8g/cm3に高
めるものである。常温下でプレスすることにより、断熱
材発泡剤を逃がしにくいので、ウレタン成形品をパーテ
ィカルボードに再利用する時に、断熱性能の高いパーテ
ィカルボードを製造できる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本願発明は、汎用廃
棄物処理を一部改造することだけで、発泡断熱材を含ん
だ廃棄物を処理し、発泡ガスを回収でき、オゾン層破壊
や地球温暖化の問題に対応しながら、発泡断熱材の処理
及び発泡ガス回収を行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による廃棄物の処理方法及び
その装置を示した工程図
【図2】本発明の他の実施例による廃棄物の処理方法及
びその装置を示した工程図
【図3】従来の廃棄物の処理方法及びその装置を示した
工程図
【図4】本発明の他の実施例による廃棄物の処理方法及
びその装置を示した工程図
【符号の説明】 22 コンベア(破砕装置) 23 プレシュレッダー(破砕装置) 24,24A カーシュレッダー(破砕装置) 25 振動コンベア(選別処理装置) 27 磁力選別機(選別処理装置) 28 振動コンベア(選別処理装置) 29 磁選ドラム(選別処理装置) 34 弁(発泡断熱材処理装置) 35 サイクロン(発泡選別処理装置) 36 バグフィルター(発泡選別処理装置) 37 CFC11回収装置(発泡選別処理装置) 45,48 サイクロン(集塵装置) 49 スクラバー(集塵装置)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B07B 9/02 B09B 5/00 ZABC B09B 3/00 3/00 Z B29B 17/00 5/00 D

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 廃棄自動車、廃家電品等の廃棄物を破砕
    する破砕装置と、この破砕装置により破砕された廃棄物
    が投入され、鉄、非鉄金属及びゴム類ダストとに選別す
    る選別処理装置と、前記破砕装置に接続された集塵装置
    とを有し、前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介
    して発泡断熱材処理装置を接続した廃棄物処理装置。
  2. 【請求項2】 発泡断熱材吸引用ダクトの一端が、破砕
    装置内空間の上部に開口している請求項1に記載の廃棄
    物処理装置。
  3. 【請求項3】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破砕
    装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属
    及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、前記破
    砕装置に接続された集塵装置とを有し、前記破砕装置の
    取り出し部に対向して一端を開口する発泡断熱材吸引用
    ダクトと、この発泡断熱材吸引ダクトを介して発泡断熱
    材処理装置を接続した廃棄物処理装置。
  4. 【請求項4】 破砕装置の取り出し部に設けられた振動
    コンベアを有し、発泡断熱材吸引用ダクトの一端が、こ
    の振動コンベアの上方に開口している請求項3に記載の
    廃棄物処理装置。
  5. 【請求項5】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破砕
    装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属
    及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、前記破
    砕装置に接続された集塵装置とを有し、前記破砕装置内
    空間の上部の破砕部開口と前記破砕装置の取り出し部に
    対向する位置の取り出し部開口とを備えた発泡断熱材吸
    引用ダクトと、この発泡断熱材吸引用ダクトを介して発
    泡断熱材処理装置を接続した廃棄物処理装置。
  6. 【請求項6】 発泡断熱材吸引用ダクトの吸引風量を、
    取り出し部開口の吸引風量より破砕部開口の吸引風量の
    方を大きくした請求項5に記載の廃棄物処理装置。
  7. 【請求項7】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破砕
    装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属
    及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、集塵用
    ダクトを介して前記破砕装置に接続された集塵装置と、
    前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介して接続さ
    れた発泡断熱材処理装置とを有し、前記集塵用ダクトの
    吸引風量を毎分300Nm3以上で毎分800Nm3以下
    とし、前記発泡断熱材吸引用ダクトの吸引風量を毎分6
    5Nm3以上で毎分150Nm3以下とした廃棄物処理装
    置。
  8. 【請求項8】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破砕
    装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属
    及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、集塵用
    ダクトを介して前記破砕装置に接続された集塵装置と、
    前記破砕装置に接続された発泡断熱材処理装置と、前記
    集塵用ダクト中に設けた集塵用ダクト開閉手段とを有
    し、前記発泡断熱材処理装置が稼働中は、前記集塵用ダ
    クト開閉手段を閉鎖し、前記発泡断熱材処理装置が停止
    中は、前記集塵用ダクト開閉手段を開放する廃棄物処理
    装置。
  9. 【請求項9】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破砕
    装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金属
    及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、集塵用
    ダクトを介して前記破砕装置に接続された集塵装置と、
    前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介して接続さ
    れた発泡断熱材処理装置と、前記発泡断熱材吸引用ダク
    ト中に設けた吸引用ダクト開閉手段とを有し、前記発泡
    断熱材処理装置が稼働中は、前記吸引用ダクト開閉手段
    を開放し、前記発泡断熱材処理装置が停止中は、前記吸
    引用ダクト開閉手段を閉鎖する廃棄物処理装置。
  10. 【請求項10】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破
    砕装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金
    属及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、集塵
    用ダクトを介して前記破砕装置に接続された集塵装置
    と、前記破砕装置に接続された発泡断熱材処理装置と、
    前記集塵用ダクト中に設けた集塵用ダクト開閉手段と、
    前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクトを介して接続さ
    れた発泡断熱材処理装置と、前記発泡断熱材吸引用ダク
    ト中に設けた吸引用ダクト開閉手段とを有し、前記発泡
    断熱材処理装置が稼働中は、前記集塵用ダクト開閉手段
    を閉鎖するとともに前記吸引用ダクト開閉手段を開放
    し、前記発泡断熱材処理装置が停止中は、前記集塵用ダ
    クト開閉手段を開放するとともに前記吸引用ダクト開閉
    手段を閉鎖する廃棄物処理装置。
  11. 【請求項11】 廃棄物を破砕する破砕工程と、この破
    砕工程により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金
    属及びゴム類ダストとに選別する選別処理工程と、前記
    破砕工程で生じた微粉を鉄屑とダストとに選別して排出
    する集塵工程と、前記破砕工程で廃棄物から分離された
    発泡ガスと発泡断熱材片とを受け入れる発泡断熱材処理
    工程とを有し、前記発泡断熱材処理工程は、前記破砕工
    程で分離された発泡ガスと、前記破砕工程で分離された
    発泡断熱材片に含まれる発泡ガスとを回収するものであ
    る廃棄物処理方法。
  12. 【請求項12】 発泡断熱材処理工程から排出された発
    泡断熱材を850℃以上の燃焼温度で燃焼する燃焼工程
    を含む請求項11に記載の廃棄物処理方法。
  13. 【請求項13】 発泡断熱材処理工程から排出された発
    泡断熱材を受け入れる建材用ウレタンボード製造工程を
    含む請求項11に記載の廃棄物処理方法。
  14. 【請求項14】 発泡断熱材処理工程から排出された発
    泡断熱材を圧縮する減容化工程を含む請求項11に記載
    の廃棄物処理方法。
  15. 【請求項15】 減容化工程において、発泡断熱材を1
    20℃以上で210℃以下に加熱し、分離された発泡ガ
    スを発泡断熱材処理工程へ移送する請求項14に記載の
    廃棄物処理方法。
  16. 【請求項16】 減容化工程から発泡断熱材処理工程へ
    の移送のための吸引風量を毎分10Nm3以上で毎分3
    0Nm3以下とした請求項15に記載の廃棄物処理方
    法。
  17. 【請求項17】 発泡断熱材処理工程の吸引風量を、発
    泡断熱材吸引用ダクトの吸引風量と、減容化工程から発
    泡断熱材処理工程への移送のための吸引風量との和に等
    しくするものである請求項11に記載の廃棄物処理方
    法。
  18. 【請求項18】 廃棄物を破砕する破砕装置と、この破
    砕装置により破砕された廃棄物が投入され、鉄、非鉄金
    属及びゴム類ダストとに選別する選別処理装置と、集塵
    用ダクト,切替ダンパーを介して前記破砕装置に接続さ
    れた集塵装置と、前記破砕装置に接続された発泡断熱材
    処理装置と、前記破砕装置に発泡断熱材吸引用ダクト,
    前記切替ダンパーを介して接続された発泡断熱材処理装
    置とを有し、前記発泡断熱材処理装置が稼働中は、前記
    切替ダンパーを開放し前記集塵ダクト及び前記発泡断熱
    材吸引用ダクトを流通させ、かつ前記発泡断熱材処理装
    置が停止中は、前記切替ダンパー操作しを開放し前記集
    塵ダクトのみを流通させ前記発泡断熱材吸引用ダクトを
    閉鎖する廃棄物処理装置。
  19. 【請求項19】 集塵装置の受け入れ部に設けられた風
    力選別機を有し、前記風力選別機の風速が、毎秒4〜
    4.5mである請求項18に記載の廃棄物処理装置。
  20. 【請求項20】 集塵装置に設けられたウレタン粉砕機
    を有し、前記ウレタン粉砕機による発泡断熱材の粉径を
    5mm以下に粉砕する請求項18に記載の廃棄物処理装
    置。
  21. 【請求項21】 集塵装置の最終段に設けられたウレタ
    ンプレス機と、前記ウレタンプレス機の上流に設けたウ
    レタンホッパーとを有し、前記ウレタンホッパーは、断
    続的にエアーを吹き込んでいる請求項18に記載の廃棄
    物処理装置。
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