JP2001190873A - クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造 - Google Patents
クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造Info
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- JP2001190873A JP2001190873A JP2000005542A JP2000005542A JP2001190873A JP 2001190873 A JP2001190873 A JP 2001190873A JP 2000005542 A JP2000005542 A JP 2000005542A JP 2000005542 A JP2000005542 A JP 2000005542A JP 2001190873 A JP2001190873 A JP 2001190873A
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 単純簡単な構造で合成樹脂による一体成形が
可能な、安価でしかも作業性がよいクッション体の引き
込み具と、これを用いたクッション体の支持構造を提供
する。 【解決手段】 引き込み具１８を、前後方向を向く係止
孔２４を穿設した鍔片２６の前面に、少なくとも先端部
に棒状部材３８挿通用の通孔２８を有する前方を向く差
し込み片３０を突設した引き込み具本体２０と、支持部
材１６の一部に巻き付ける可撓性のほぼＵ字状の巻き付
け片３２の両端に、互いに内向きに弾性撓曲させること
により、鍔片２６の係止孔２４に後方より挿入係止され
る係止片３４を設けた連結具２２とを備えるものとし、
棒状部材３８と鍔片２６とにより、クッション体を表裏
より挾む。
可能な、安価でしかも作業性がよいクッション体の引き
込み具と、これを用いたクッション体の支持構造を提供
する。 【解決手段】 引き込み具１８を、前後方向を向く係止
孔２４を穿設した鍔片２６の前面に、少なくとも先端部
に棒状部材３８挿通用の通孔２８を有する前方を向く差
し込み片３０を突設した引き込み具本体２０と、支持部
材１６の一部に巻き付ける可撓性のほぼＵ字状の巻き付
け片３２の両端に、互いに内向きに弾性撓曲させること
により、鍔片２６の係止孔２４に後方より挿入係止され
る係止片３４を設けた連結具２２とを備えるものとし、
棒状部材３８と鍔片２６とにより、クッション体を表裏
より挾む。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、椅子の座席やベッ
ド等におけるクッション体を、その支持部分において引
き込ませて支持するための引き込み具、及びこれを用い
たクッション体支持構造に関する。
ド等におけるクッション体を、その支持部分において引
き込ませて支持するための引き込み具、及びこれを用い
たクッション体支持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えば特開平６−１４２３５２号
公報や特開平１１−４７４６４号公報等に記載されてい
るようなクッション体の引き込み具が知られている。
公報や特開平１１−４７４６４号公報等に記載されてい
るようなクッション体の引き込み具が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来のクッション体の引き込み具は、構造が複雑で高価で
あり、かつ表皮材を引き込んで張設するに際しての作業
性が悪いなどの問題がある。
来のクッション体の引き込み具は、構造が複雑で高価で
あり、かつ表皮材を引き込んで張設するに際しての作業
性が悪いなどの問題がある。
【０００４】本発明は、上述の問題点に鑑み、単純かつ
簡単な構造であって、合成樹脂による一体成形が可能で
あり、しかも安価で、作業性がよいクッション体の引き
込み具と、これを用いたクッション体の支持構造を提供
することを目的としている。
簡単な構造であって、合成樹脂による一体成形が可能で
あり、しかも安価で、作業性がよいクッション体の引き
込み具と、これを用いたクッション体の支持構造を提供
することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によると、上記課
題は、次のようにして解決される。 (１) 前後方向を向く係止孔を穿設した鍔片の前面に、
少なくとも先端部に通孔を有する前方を向く差し込み片
を突設した引き込み具本体と、可撓性部材からなるほぼ
Ｕ字状の巻き付け片の両端に、互いに内向きに弾性撓曲
させることにより、前記鍔片の係止孔に後方より挿入係
止しうる係止片を有する連結具とを備える。
題は、次のようにして解決される。 (１) 前後方向を向く係止孔を穿設した鍔片の前面に、
少なくとも先端部に通孔を有する前方を向く差し込み片
を突設した引き込み具本体と、可撓性部材からなるほぼ
Ｕ字状の巻き付け片の両端に、互いに内向きに弾性撓曲
させることにより、前記鍔片の係止孔に後方より挿入係
止しうる係止片を有する連結具とを備える。
【０００６】(２) 上記(１)項において、引き込み具本
体と連結具とを、合成樹脂材料により一体成形する。
体と連結具とを、合成樹脂材料により一体成形する。
【０００７】(３) クッション体支持構造として、上記
(１)または(２)項の引き込み具本体の差し込み片を、ク
ッション体の裏面より表面側へと差し込み、クッション
体の表面側より出た前記差し込み片の通孔に押え手段を
通すことにより、クッション体を表裏より挟み、かつ前
記引き込み具本体の鍔片の係止孔に、巻き付け片を支持
部分に跨がせた連結具の係止片を弾性的に挿入係止させ
る。
(１)または(２)項の引き込み具本体の差し込み片を、ク
ッション体の裏面より表面側へと差し込み、クッション
体の表面側より出た前記差し込み片の通孔に押え手段を
通すことにより、クッション体を表裏より挟み、かつ前
記引き込み具本体の鍔片の係止孔に、巻き付け片を支持
部分に跨がせた連結具の係止片を弾性的に挿入係止させ
る。
【０００８】(４) 上記(３)項において、押え手段を、
複数の引き込み具の通孔へ挿通した棒状体または索条と
する。
複数の引き込み具の通孔へ挿通した棒状体または索条と
する。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１は、椅子の座席部分(Ａ)を示
す斜視図で、本発明は、そのクッション体を支持部材に
引き留める引き込み具、及びこれを用いたクッション体
支持構造に関する。
す斜視図で、本発明は、そのクッション体を支持部材に
引き留める引き込み具、及びこれを用いたクッション体
支持構造に関する。
【００１０】図２以下は、座席部分(Ａ)の背凭れ(10)に
本発明を適用した一実施形態を示す。
本発明を適用した一実施形態を示す。
【００１１】図２に示すように、背凭れ(10)の構造部分
は、下端部を省略して示す背凭れフレーム(12)と、この
背凭れフレーム(12)に取り付けられた背凭れ板(14)とか
らなっている。
は、下端部を省略して示す背凭れフレーム(12)と、この
背凭れフレーム(12)に取り付けられた背凭れ板(14)とか
らなっている。
【００１２】背凭れ板(14)は、例えば硬質合成樹脂材料
の成形品であり、その周辺部を除く内側部には、エキス
パンデッドメタル状の中抜きの格子(16)が形成されてい
る。この格子(16)の縦桟に、後述する本発明の引き込み
具が引き留められる。
の成形品であり、その周辺部を除く内側部には、エキス
パンデッドメタル状の中抜きの格子(16)が形成されてい
る。この格子(16)の縦桟に、後述する本発明の引き込み
具が引き留められる。
【００１３】図３は、引き込み具(18)の分解斜視図であ
り、この引き込み具(18)は、引き込み具本体(20)と連結
具(22)とからなっている。
り、この引き込み具(18)は、引き込み具本体(20)と連結
具(22)とからなっている。
【００１４】引き込み具本体(20)は、比較的硬質の合成
樹脂材料の一体成形品で、中央に前後方向を向く横長の
係止孔(24)が穿設された円形の鍔片(26)と、鍔片(26)の
前面における係止孔(24)の両脇から前方に延び、前端に
おいて互いに合体して、内側に通孔(28)を形成する２個
の足片(30a)(30a)からなる細長い差し込み片(30)とを有
している。
樹脂材料の一体成形品で、中央に前後方向を向く横長の
係止孔(24)が穿設された円形の鍔片(26)と、鍔片(26)の
前面における係止孔(24)の両脇から前方に延び、前端に
おいて互いに合体して、内側に通孔(28)を形成する２個
の足片(30a)(30a)からなる細長い差し込み片(30)とを有
している。
【００１５】なお、差し込み片(30)は、必ずしも２個の
足片(30a)を有するものでなくてもよく、細長い単一の
突片に通孔(28)を穿設したものでもよい。また、鍔片(2
6)は、円形のものとして例示したが、方形等の任意の形
状であってもよい。
足片(30a)を有するものでなくてもよく、細長い単一の
突片に通孔(28)を穿設したものでもよい。また、鍔片(2
6)は、円形のものとして例示したが、方形等の任意の形
状であってもよい。
【００１６】連結具(22)は、可撓性を有する比較的硬質
の合成樹脂材料の一体成形品で、ほぼＵ字状(この実施
形態では鏃状)の巻き付け片(32)の両端に、互いに内向
きに弾性撓曲させることにより、鍔片(26)の係止孔(24)
に後方より挿入係止しうる係止片(34)(34)が設けられて
いる。
の合成樹脂材料の一体成形品で、ほぼＵ字状(この実施
形態では鏃状)の巻き付け片(32)の両端に、互いに内向
きに弾性撓曲させることにより、鍔片(26)の係止孔(24)
に後方より挿入係止しうる係止片(34)(34)が設けられて
いる。
【００１７】まず、図４及び図５に示すように、引き込
み具本体(20)の差し込み片(30)を、クッション体(36)の
裏面より表面側へ差し込み、クッション体(36)の表面側
より出た差し込み片(30)の通孔(28)に、押え手段である
棒状体(38)を通す。
み具本体(20)の差し込み片(30)を、クッション体(36)の
裏面より表面側へ差し込み、クッション体(36)の表面側
より出た差し込み片(30)の通孔(28)に、押え手段である
棒状体(38)を通す。
【００１８】他方、連結具(22)の巻き付け片(32)を、支
持部分である背凭れ板(14)の格子(16)の桟部分を取り巻
くようにして跨がせる。
持部分である背凭れ板(14)の格子(16)の桟部分を取り巻
くようにして跨がせる。
【００１９】次いで、連結具(22)の係止片(34)(34)を、
引き込み具本体(20)の鍔片(26)の後面から、その係止孔
(24)に挿入すると、係止片(34)は互いに内向きに弾性的
に撓曲して係止孔(24)を通り、ここに係止される。その
結果、クッション体(36)は、棒状体(38)と鍔片(26)とに
より、その表裏から挾まれることとなる。
引き込み具本体(20)の鍔片(26)の後面から、その係止孔
(24)に挿入すると、係止片(34)は互いに内向きに弾性的
に撓曲して係止孔(24)を通り、ここに係止される。その
結果、クッション体(36)は、棒状体(38)と鍔片(26)とに
より、その表裏から挾まれることとなる。
【００２０】このようにして、クッション体(36)に差し
込んだ複数の引き込み具(18)の通孔(28)に、棒状体(38)
を貫挿すると、図５及び図１に示すように、絞り込み部
(40)が形成される。
込んだ複数の引き込み具(18)の通孔(28)に、棒状体(38)
を貫挿すると、図５及び図１に示すように、絞り込み部
(40)が形成される。
【００２１】なお、押え手段としては、棒状体(38)に代
えて、複数の引き込み具(18)の通孔(28)に挿通させた索
条、または個々の引き込み具(18)の通孔(28)に係止させ
るか、または縫着したボタン状のもの等を用いてもよ
い。
えて、複数の引き込み具(18)の通孔(28)に挿通させた索
条、または個々の引き込み具(18)の通孔(28)に係止させ
るか、または縫着したボタン状のもの等を用いてもよ
い。
【００２２】
【発明の効果】請求項１記載の発明によると、簡単な構
造で、丈夫であり、かつ係止が確実で作業性のよい引き
込み具を提供することができる。しかも、鍔片により、
クッション体の裏面が確実に保持されるとともに、後方
へ膨出するのが阻止されるので、クッション体が支持部
材における引き込み具の取付部に挟み込まれて、破損し
たりするのが確実に防止される。
造で、丈夫であり、かつ係止が確実で作業性のよい引き
込み具を提供することができる。しかも、鍔片により、
クッション体の裏面が確実に保持されるとともに、後方
へ膨出するのが阻止されるので、クッション体が支持部
材における引き込み具の取付部に挟み込まれて、破損し
たりするのが確実に防止される。
【００２３】請求項２記載の発明によると、極めて安価
な引き込み具とすることができる。
な引き込み具とすることができる。
【００２４】請求項３記載の発明によると、丈夫で作業
性がよいクッション体支持構造を提供することができ
る。
性がよいクッション体支持構造を提供することができ
る。
【００２５】請求項４記載の発明によると、押え手段を
複数の引き込み具の通孔に連続して挿通させて、連続し
た絞り込み部を簡単に形成することができ、表皮材が緩
むのを防止することができる。
複数の引き込み具の通孔に連続して挿通させて、連続し
た絞り込み部を簡単に形成することができ、表皮材が緩
むのを防止することができる。
【図１】本発明を適用した椅子の座席部分の斜視図であ
る。
る。
【図２】同じく、座席部分の背凭れを構成する背凭れフ
レームの一部と背凭れ板の斜視図である。
レームの一部と背凭れ板の斜視図である。
【図３】本発明の引き込み具の一実施形態の拡大分解斜
視図である。
視図である。
【図４】図３に示した引き込み具を背凭れ板に取り付
け、その前端部の通孔に、押え手段である棒状体を挿通
した状況を示す部分拡大斜視図である。
け、その前端部の通孔に、押え手段である棒状体を挿通
した状況を示す部分拡大斜視図である。
【図５】図１のＶ−Ｖ線に沿う断面図で、取り付けを完
了したクッション体支持構造を示す図である。
了したクッション体支持構造を示す図である。
(Ａ)座席部分 (10)背凭れ (12)背凭れフレーム (14)背凭れ板 (16)格子(支持部分) (18)引き込み具 (20)引き込み具本体 (22)連結具 (24)係止孔 (26)鍔片 (28)通孔 (30)差し込み片 (30a)足片 (32)巻き付け片 (34)係止片 (36)クッション体 (38)棒状部片(押え手段) (46)絞り込み部
Claims (4)
- 【請求項１】 前後方向を向く係止孔を穿設した鍔片の
前面に、少なくとも先端部に通孔を有する前方を向く差
し込み片を突設した引き込み具本体と、可撓性部材から
なるほぼＵ字状の巻き付け片の両端に、互いに内向きに
弾性撓曲させることにより、前記鍔片の係止孔に後方よ
り挿入係止しうる係止片を有する連結具とを備えること
を特徴とするクッション体の引き込み具。 - 【請求項２】 引き込み具本体と連結具とを、合成樹脂
材料により一体成形した請求項１記載のクッション体の
引き込み具。 - 【請求項３】 請求項１または２記載の引き込み具本体
の差し込み片を、クッション体の裏面より表面側へと差
し込み、クッション体の表面側より出た前記差し込み片
の通孔に押え手段を通すことにより、この押え手段と鍔
片とにより、クッション体を表裏より挟み、かつ前記引
き込み具本体の鍔片の係止孔に巻き付け片を支持部分に
跨がせた連結具の係止片を弾性的に挿入係止させたこと
を特徴とするクッション体支持構造。 - 【請求項４】 押え手段を、複数の引き込み具の通孔へ
挿通した棒状体または索条とした請求項３記載のクッシ
ョン体支持構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005542A JP4589475B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000005542A JP4589475B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001190873A true JP2001190873A (ja) | 2001-07-17 |
| JP4589475B2 JP4589475B2 (ja) | 2010-12-01 |
Family
ID=18534197
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000005542A Expired - Fee Related JP4589475B2 (ja) | 2000-01-14 | 2000-01-14 | クッション体の引き込み具及びクッション体支持構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4589475B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9199564B2 (en) | 2013-12-12 | 2015-12-01 | Lear Corporation | Seat assembly having a trim cover assembly |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029600U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-28 | 高島屋日発工業株式会社 | 座席 |
| JPS62139400U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-02 | ||
| JPH0438739U (ja) * | 1990-07-27 | 1992-04-02 |
-
2000
- 2000-01-14 JP JP2000005542A patent/JP4589475B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6029600U (ja) * | 1983-08-08 | 1985-02-28 | 高島屋日発工業株式会社 | 座席 |
| JPS62139400U (ja) * | 1986-02-26 | 1987-09-02 | ||
| JPH0438739U (ja) * | 1990-07-27 | 1992-04-02 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9199564B2 (en) | 2013-12-12 | 2015-12-01 | Lear Corporation | Seat assembly having a trim cover assembly |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP4589475B2 (ja) | 2010-12-01 |
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