JP2001190128A - 球状野菜収穫機 - Google Patents

球状野菜収穫機

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JP2001190128A JP2000333481A JP2000333481A JP2001190128A JP 2001190128 A JP2001190128 A JP 2001190128A JP 2000333481 A JP2000333481 A JP 2000333481A JP 2000333481 A JP2000333481 A JP 2000333481A JP 2001190128 A JP2001190128 A JP 2001190128A
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spherical vegetable
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尚俊 鈴木
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敬司 岡田
Kenji Mizutani
憲司 水谷
Naohiro Hori
直弘 堀
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NAGANO PREF GOV KEIZAI JIGIYOU
NAGANO PREF GOV KEIZAI JIGIYOU NOGYO KYODO KUMIAI RENGOKAI
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 倒れていたり、あるいは列からずれて生えて
いるような球状野菜であっても、傷をつけないようにし
て確実に根部で切断して収穫することを、容易な操作に
て行うことができる球状野菜収穫機を提供する。 【解決手段】 走行手段32により圃場内を走行し、圃
場内に植えられている球状野菜22を収穫する球状野菜
収穫機30において、走行手段32に対して、前方側が
左右方向および上下方向に揺動自在に設けられたフレー
ム37と、フレーム37に取り付けられ、球状野菜22
の根部を刈り取る刈り取り刃40と、上下方向に延びる
2本の回転軸60を中心にそれぞれ回転自在であって、
刈り取り刃40に刈り取られる前の球状野菜22を挟ん
で対向するようにフレーム37の刈り取り刃40よりも
前方側に設けられた円板状の2枚のガイドディスク38
とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行手段により圃
場内を走行し、レタスやキャベツ等の球状野菜を収穫す
る球状野菜収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の球状野菜収穫機を図12,図13
に示し、球状野菜収穫機について説明する。ここに示す
球状野菜収穫機10(以下、単に収穫機という)は、圃
場内を走行するためのクローラ12の上部に、運転席1
4と収穫装置15とを設けた構成となっている。収穫装
置15は、運転席14の左隣に前後方向にわたって設け
られている。また収穫装置15の後方側には収穫した球
状野菜を収納するコンテナ16が配置されている。
【0003】収穫装置15の前方側には、クローラ12
よりも前方に突出するように設けられた搬送用のベルト
コンベア17と、ベルトコンベア17の先端部に設けら
れた球状野菜取り込み用の二枚のディスク18,18と
を有している。ベルトコンベア17は、収穫した球状野
菜を上下間で挟みこんで搬送するように上ベルトコンベ
ア17aと、下ベルトコンベア17bとから構成されて
いる。各ディスク18は、ベルトコンベア17の先端の
両側においてモータ等の駆動手段により球状野菜をベル
トコンベア17側に取り込む方向に回転する。このよう
に回転するディスク18を設けることによって、倒れた
り傾いたりしている球状野菜を起こして確実に収穫する
ことが可能となるのである。また、ディスク18,18
の後方側には図示しないカッターが設けられ、ディスク
18,18によって引き起こされ、取り込まれた球状野
菜の根部を切断している。
【0004】根部が切断された球状野菜は、上ベルトコ
ンベア17aと下ベルトコンベア17bによって挟みこ
まれるような格好となり、後方に搬送される。クローラ
12上の搬送装置15の隣には、運転者とは異なる別の
作業者が搭乗しており、搬送装置15に搬送されてくる
球状野菜の切断部の確認や、外葉の取り外し等の作業を
行い、球状野菜を出荷できる状態にまで整えたのちにコ
ンテナ16内に収納する。
【0005】また、ベルトコンベア17の後端側には、
ベルトコンベア17とベルトコンベア17に設けられて
いるカッターやディスク18が、クローラ12に対して
上下動するようにシリンダ19が設けられている。シリ
ンダ19が作動することによってベルトコンベア17は
回動軸9を中心として回動し、ベルトコンベア17の先
端部に設けられたディスク18やカッターが地面に対し
て上下動する。つまり、圃場の地面に凹凸があって、運
転者がシリンダ19を作動させることによりカッターや
ディスク18の位置を地面の凹凸に追従させて球状野菜
を確実に根部で切断できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述してきた収穫機で
は、倒れていたり、列が直線ではなく列が曲がっている
部分の球状野菜を確実にカッターの方へ取り込むための
回転駆動するディスクが設けられているが、このように
自ら回転するディスクでは、この回転の駆動力によって
球状野菜を傷つけてしまうという課題がある。特に葉が
柔らかい球状野菜であるレタス等を収穫する場合には、
このようなディスクを使用させることができない。ま
た、走行車両を運転する運転者が常に、球状野菜の根部
がカッターに当接するようにコンベアの上下の位置を調
整しながら運転しなくてはならず運転操作が大変である
という課題がある。さらに、走行車両の進行方向に対し
て収穫装置のみ単独で左右方向に移動することができな
いため、球状野菜の列が曲がったりしている場合には曲
がった列に合わせて運転しなくてはならなかった。この
ため、運転操作が大変であると共に、多少列から乱れた
球状野菜を取り込む際には、ディスクの駆動により強引
に取り込まなくてはならず、かかる場合には球状野菜に
傷がついてしまう可能性があるといった課題がある。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
され、その目的とするところは、倒れていたり、あるい
は列からずれて生えているような球状野菜であっても、
傷をつけないようにして確実に根部で切断して収穫する
ことを、容易な操作にて行うことができる球状野菜収穫
機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために次の構成を備える。すなわち、本発明にか
かる球状野菜収穫機によれば、走行手段により圃場内を
走行し、圃場内に植えられている球状野菜を収穫する球
状野菜収穫機において、前記走行手段に対して、前方側
が左右方向および上下方向に揺動自在に設けられたフレ
ームと、該フレームに取り付けられ、球状野菜の根部を
刈り取る刈り取り刃と、上下方向に延びる2本の回転軸
を中心にそれぞれ回転自在であって、前記刈り取り刃に
刈り取られる前の球状野菜を挟んで対向するように前記
フレームの刈り取り刃よりも前方側に設けられた円板状
の2枚のガイドディスクとを具備することを特徴として
いる。この構成を採用することによって、フレームに設
けられたフリーに回転するガイドディスクが、次に刈り
取る球状野菜を確実且つ傷をつけずに保持して刈り取り
刃に向けてガイドすることができるため、列からずれて
生えているような球状野菜であっても、傷をつけないよ
うにして確実に根部で切断して収穫することができる。
また、フレームの前方側が上下左右に揺動自在なので、
運転者は、球状野菜の列の乱れに合わせて進行方向を変
更しなくとも、揺動自在なフレームとガイドディスクと
で列の乱れに合わせて刈り取り刃の位置を追従できるの
で、刈り取り刃の位置調整をせずにすみ、運転操作が容
易となる。
【0009】また、前記各ガイドディスクは、対向する
側がそれぞれ下方に向けて下降するように傾斜して設け
られているので、ガイドディスクが収穫時には必要ない
外葉と中身の間に入りこんで球状野菜を傷つけずに確実
に刈り取り刃までガイドできる。また、前記各ガイドデ
ィスク同士の間隔を調整可能に設ければ、さまざまな大
きさの球状野菜の収穫に使用することができる。さら
に、前記各ガイドディスクの回転軸は、前記フレームに
対してそれぞれ進行方向に対して前後に傾斜可能に設け
られているので、地面の傾斜等に合わせてガイドディス
クを調整することができる。なお、前記各ガイドディス
クは、上下動可能に設けられていれば、さまざまな大き
さの球状野菜の収穫ができる。前記刈り取り刃は、上下
動可能に設けられていれば、さまざまな大きさの球状野
菜の収穫ができる。
【0010】また、前記フレームの前方側が地面方向に
向けて押さえつけられる押圧力を調整可能な押圧力調整
手段を設けたことにより、地面の堅さによって、ガイド
ディスクの地面を押える力を調節することができ、ガイ
ドディスクが地面に潜ったりせずに地面の凹凸への追従
が容易である。さらに、前記フレームは、前記フレーム
の前方側が上下方向に揺動する場合であっても、前記ガ
イドディスクが地面に対して常に平行な面内で回転可能
となるように前記ガイドディスクを保持するので、ガイ
ドディスクにおける球状野菜が植えられている列の追従
を、さらに確実に行なうことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施の形態を図面
に基づいて更に詳細に説明する。まず、図1に示した本
発明の球状野菜収穫機の全体の斜視図に基づいて、球状
野菜収穫機の全体構成から説明する。本発明にかかる球
状野菜収穫機30は、圃場において畝20に植えられて
いるレタスやキャベツ等の球状野菜22を、畝20の列
に沿って連続して収穫可能としたものである。32はト
ラクター等の走行手段である。走行手段32は圃場を走
行できるものであれば、トラクターに限られることはな
く、例えばクローラ付きの車両等であってもよい。
【0012】走行手段32の後方には球状野菜収穫機本
体(以下、単に収穫機本体という)34を取り付けるた
めに取付用アームが35が取り付けられて固定される。
取付用アーム35は、走行車両32の横方向(矢印に示
す進行方向に対し、直交する方向)に延びるように取り
付けられる。31は取付用アーム35から走行車両32
へ向けて伸びる取付用の部材である。
【0013】収穫機本体34は、刈り取り刃40、ガイ
ドディスク38、搬送装置36等を備えるフレーム37
が、取付用アーム35の前方側に走行手段32に対して
左右方向に揺動自在となるように設けられて成る。収穫
機本体34の詳細な構成及び動作については後述する。
この収穫機本体34の後方側には、作業員2が配置され
る。作業員2は、収穫されて収穫機本体34の搬送装置
36の搬送路71から出てきた球状野菜の切り口の確認
や、外葉がついている場合には外葉の取り外しを行い、
この後取付用アーム35の後方側に設けられている球状
野菜処理装置39に移し替えるようにしている。
【0014】球状野菜処理装置39は、水平面内で回転
しているコンベア43を有しており、収穫された球状野
菜の根部の切り口の処理を行う。すなわち、球状野菜が
レタスである場合には、切り口から汁(乳汁)が出て野
菜の変色等を引き起こすために汁を洗い流す必要があ
る。切り口から出る汁を洗い流すために、球状野菜処理
装置39にはシャワー21が設けられている。この球状
野菜処理装置39にも作業員3が配置される。作業員3
は、シャワー21を用いて球状野菜の箱詰め前の上記切
り口等の洗い流しを行い、洗い流しが終了したものにつ
いては箱詰めを行う。なお、球状野菜処理装置として
は、図示したようなコンベアに限られることはなく、球
状野菜を収納することができる程度の大きさの収納容器
等を複数個連結して水平面上で回転させるような物であ
ってよい。
【0015】(収穫機本体の第1の実施形態)次に、図
2〜図5に基づいて、図1に示した収穫機本体34の搬
送装置36を除いた部分についての、第1の実施形態を
さらに詳細に説明する。なお、図2〜図5については走
行車両32、および搬送装置36は省略して図示してい
る。まず、取付用アーム35に左右方向に揺動自在に設
けられているフレーム37について説明する。41は、
後方側に設けられた、上方が開口するコの字状の後フレ
ーム材である。後フレーム材41は、上下方向に立設さ
れた2本の縦材41a,41bと、該2本の縦材41
a,41bの下部に掛けわたされた下材41cとから成
る。下材41cの下面中央には下方に向けて突出する回
動軸42が設けられている。この回動軸42は取付用ア
ーム35に設けられた軸受け44内に、フリーに回動自
在となるように挿入される。この回動軸42が取付用ア
ーム35に対してフリーに回動することにより、フレー
ム37は走行手段32に対して左右方向に揺動自在(図
2の矢印A方向)となるのである。
【0016】また、縦材41a,41bの上部と下部に
は、それぞれ前方側に向けて延び、上下方向に回動自在
となる上リンク45、下リンク46が設けられている。
上リンク45および下リンク46の前方側端部は、前フ
レーム材48に上下方向に回動自在に取り付けられてい
る。このため、上リンク45および下リンク46は、左
右両側でそれぞれ平行リンクを成す。前フレーム材48
は、下方が開口するコの字状に形成され、左右両側に各
2本ずつ設けられた縦材50a,50bと、前方側の縦
材50a同士を連結する横材51aと、後方側の縦材5
0b同士を連結する横材51bとから構成されている。
また、前方側の縦材50aと後方側の縦材50bとは連
結材52a,52bによってその下端側が連結され、さ
らに前方側の縦材50aと連結材52a,52bとは、
前方側の縦材50aが回動軸53を中心に前後方向に回
動可能となるように軸着されている。
【0017】40は、刈り取り刃であって、後方側の縦
材50bの下端部に取り付けられている。刈り取り刃4
0は円弧状に形成されており、先鋭となる先端部40a
が進行方向に対して後方を向くように設けられている。
このように、刈り取り刃40を尖鋭の先端部40aを後
方に向けて、後端部で取り付けて固定するようにしたの
で、球状野菜を切断した際の残り屑等の刃への付着が少
なくなり、また切断時の切れ味も良くなる。
【0018】刈り取り刃40は、ハンドル54を回転さ
せることで上下動可能である。つまり、後方側の縦材5
0bは筒状に形成されて、内壁面にはねじ溝が切ってあ
る。そして縦材50b内には、前記ねじ溝に螺合可能な
ねじ棒であって下端部に刈り取り刃40が固定されてい
る心棒56が挿入されている。このため、心棒56の上
端部に設けられたハンドル54を回すことによって、心
棒56が上下動して刈り取り刃40の上下方向への位置
を調整することができる。このように、刈り取り刃40
の上下位置を調整可能に設けたことによって、球状野菜
22の根部の位置に合わせて確実に刈り取り刃40を配
置させ、根部において確実に収穫ができ、球状野菜の葉
の部分に刃があたって傷がついてしまうというようなこ
とを防止することができる。
【0019】ガイドディスク38,38は、フリーに回
転可能な円板であって、前方側の縦材50aの下端部
に、回転軸60が上下方向(鉛直であっても、鉛直でな
くともよい)を向くように取り付けられている。つま
り、ガイドディスク38は、刈り取り刃40よりも前方
側に設けられており、刈り取り刃40により収穫される
直前の球状野菜を挟んで対向する左右両側に設けられて
いる。また、両ガイドディスク38間の間隔は、横材5
1aに対して縦材50a同士の間隔を調整することによ
って調整可能である。各縦材50aは横材51aの軸線
方向に沿ってスライドさせることで間隔調整ができる。
【0020】このガイドディスク38は、植えられてい
る球状野菜が存する方向にフレーム37を向けるために
設けられている。すなわち、球状野菜の列が乱れている
場合であっても、両ガイドディスク38のどちらか一方
がその列から外れた位置にある球状野菜の外周に当接す
れば、そのガイドディスク38が球状野菜からより力を
受け、フリーに回動する回動軸42を動かしてそのガイ
ドディスク38側にフレーム37全体が向くようにする
のである。このため、球状野菜の列が乱れている場合で
も、乱れた方向にその都度走行手段32を向けなくと
も、良好に収穫が可能となる。運転者は球状野菜の列に
沿ってほぼまっすぐ運転すれば確実に収穫ができる。こ
れは、フレーム37全体が左右方向に揺動自在に設けら
れている構成と合わせて発揮できる作用である。
【0021】また、ガイドディスク38は、前後方向に
傾斜動(図5の矢印B)させることができる。すなわ
ち、前方側の縦材50aを連結材52a,52bの回動
軸53を中心に回動自在にすることによって、ガイドデ
ィスク38を進行方向に対して直交する方向に回動軸を
有するように傾斜するのである。このガイドディスク3
8の傾斜動はハンドル62を回転させることによって可
能となる。ハンドル62は、ねじ棒63の前方側端部に
設けられている。ねじ棒63は、その中途部が前方側の
横材51aの上端部に設けられた雌ねじ部64に螺合
し、先端部が後方側の横材51bの上端部に設けられた
固定部65に固定されている。
【0022】つまり、ハンドル62を回転させるとねじ
棒63に沿って雌ねじ部64が前後動し、これにより後
方側の縦材50bに対して前方側の縦材50aが回動軸
53を中心に回動し、これによりガイドディスク38を
傾斜させることが可能になるのである。ガイドディスク
38を前後方向に傾斜させることによって、球状野菜を
刈り取り刃40にガイドする際に、ガイドディスク38
を球状野菜の下部に差し込んで、傷をつけずに確実にガ
イドを図ることができる。また、ガイドディスク38は
前方側を若干上げるように傾斜させておくとよい。これ
により、地表面に凹凸があった場合であっても、ガイド
ディスク38が地面に潜らないようにすることができ
る。
【0023】さらに、前フレーム材48の後方側の縦材
50bの下方側と、後フレーム材41の縦材41aおよ
び縦材41bの上方側との間にわたって、フレーム37
の前方側である前フレーム材48側を常時引っ張り上げ
るように付勢する付勢部材であるばね66が設けられて
いる。このように、ばね66がフレーム37の前方側を
引き上げるように設けられているので、後方側で回動自
在である上リンク45および下リンク46が、フレーム
37自身の重量により前方側が下降して地面に接触した
り潜ったりすることがないようにしている。すなわち、
地表面に凹凸がある場合においても、この凹凸に合わせ
てフレーム37の前方側が上下動して刈り取り刃40と
ガイドディスク38が地面に追従するような動きを呈す
る。これにより、刈り取り刃40とガイドディスク38
とが確実に球状野菜の根部に位置させることができるの
で、野菜に傷をつけるようなことなく野菜を無駄にせず
に確実に収穫ができる。
【0024】(収穫機本体の第2の実施形態)次に、収
穫機本体30の第2の実施形態について、図6および図
7に基づいて説明する。なお、図6と図7では刈り取り
刃40については省略している。この第2の実施形態で
は、フレームの前方側端部が地面方向に対して押圧され
る力を調整することができる機構を採用しているもので
ある。ここでいう押圧力とは、前方側が揺動自在となる
ように設けたフレームの自重によって前方側が地面に押
さえつけられるような力をいい、この力が大きすぎると
ガイドディスクが地面に潜ってしまうし、小さすぎれば
ガイドディスクが球状野菜よりも上方に位置してしま
い、良好な刈り取りができなくなってしまうのである。
また、本実施形態では、ガイドディスクの平板面が地面
に対して平行となるように保持されており、且つフレー
ムの前方側が上下動した場合でもこのガイドディスクが
常に地面に対して平行となるような構成を採用してい
る。
【0025】このような本実施形態の詳細な構造につい
て説明する。前方側端部にガイドディスク38を具備す
るフレーム94は、図6、図7では図示していない刈り
取り刃の左右両側にそれぞれ設けられている。各フレー
ム94は、走行手段の進行方向に対して横方向に延びる
基部101に立設されている。この、基部101は、走
行手段の進行方向に対して横方向に延びて走行車両に対
して固定された柱状の部材である固定部材96に対し
て、前後方向に回動自在となるように設けられている。
【0026】符号104が基部101の回動軸である。
このように横方向に軸線を有する回動軸104に基部1
01が回動自在に取り付けられていることにより、フレ
ーム94は、その前方側が上下に揺動するように回動軸
104を中心として回動するのである。
【0027】フレーム94は、上下方向に延びる上下フ
レーム94aと、上下フレーム94aの上端から前方に
延びる前後フレーム94bとから構成されている。前後
フレーム94bの前方側端部にはガイドディスク装着部
98が取り付けられている。このガイドディスク装着部
98の下部に、ガイドディスク38がフリーに回転自在
に装着されている。ガイドディスク装着部98は、前後
フレーム94bの先端部に横方向に延びる回動軸99を
中心として回動自在に取り付けられている。
【0028】また、固定部材96には、上方に延びる固
定アーム100が立設されている。固定アーム100の
上端部には、前方に延びる回動アーム102が取り付け
られる。回動アーム102は、その後方側端部が、取付
部材108を挟み込んでピン109によって取付部材1
08に対してピン109を中心に上下方向に回動可能に
取り付けられる。また、この取付部材108は、固定ア
ーム100の上端部に横方向に回動自在に取り付けられ
る。このため、回動アーム102は、その後方側端部に
おいて横方向および上下方向に回動自在となるので、回
動アーム102の前方側端部が上下および左右に揺動す
る。
【0029】回動アームの前方側端部には、ガイドディ
スク装着部98から上方に延びる取付用アーム110が
回動軸112を中心に上下方向に回動自在となるように
取り付けられている。また、回動アーム102は、その
中途部分において、前後に2分割されて構成され、前後
に分割された部分をネジ棒116によって連結するよう
にしている。このため、回動アーム102の長さはネジ
棒116のねじ込み量によって調整することができる。
【0030】上述したようにフレーム94には、フレー
ム94の前方側を地面に向けて押し付ける力を調整する
機構が設けられている。この機構を簡単にいうと、フレ
ーム94の、前方側に延びるフレーム94bに対して、
回動軸104を挟んで対向する位置におもり(ウェイ
ト)を配置して、そのおもりの重さによって、フレーム
94の前方側にかかる荷重を調整しようとするものであ
る。すなわち、具体的には、基部101の幅方向のほぼ
中央には、後方に向けて突出するスライド用の軸116
が設けられており、この軸116上におもり118が軸
116の長さ方向に沿ってスライド自在に設けられてい
る。このおもり118は、ネジ120によって軸116
上の所定の位置で固定することができる。
【0031】続いて、図7に基づいて、基部101の回
動軸104を介しての固定部材96への取付構造につい
てさらに説明する。固定部材96には、回動軸104を
構成するピン121の両端で、ピン121を保持する保
持板122が2枚、横方向に所定間隔を空けて、後方に
向けて突出して設けられている。保持板122には、ピ
ン121が挿入される穴124が形成されている。ピン
121の穴124への挿入時には、基部101に装着さ
れる十字パイプ126の横方向に延びる横パイプ部12
6aが、2枚の保持板122の間に配置され、横パイプ
部126a内を貫通してピン121が挿入される。この
ため、十字パイプ126は、固定部材96に対してピン
121を軸線として回動することができるのである。
【0032】十字パイプ126は、上記横パイプ部12
6aと、該横パイプ部126aに対して独立したパイプ
である縦パイプ部126bとが固定されて構成されてい
る。十字パイプ126の基部101への装着も、固定部
材96への装着と同様に行なわれる。すなわち、基部1
01には、上下方向に所定間隔を空けて、縦パイプ部1
26b内に挿入されるピン128を固定する2枚の保持
板130が上下方向に所定間隔を空けて設けられてい
る。各保持板130にはピン128が挿入される穴13
2が形成されている。ピン128の穴132への挿入時
には、十字パイプ126の縦パイプ部126bが、2枚
の保持板130の間に配置され、縦パイプ部126b内
を貫通してピン128が挿入される。
【0033】上述してきたように、十字パイプ126に
よって基部101が固定部材96に取り付けられること
によって、フレーム94は、ピン121を中心に上下方
向に回動可能、ピン128を中心に左右方向に回動可能
と成るのである。
【0034】また、上述してきた収穫機本体の構造は、
フレームの回動軸104と回動アームの回動軸109と
を結ぶ直線x1と、フレーム94の前方側端部の回動軸
99と回動アーム102の前方側端部の回動軸112を
結ぶ直線x2とが、フレーム94の回動軸104を中心
とした回動に関わらず、常に平行となるような平行リン
クを構成している。したがって、フレーム94の回動に
より、フレーム94の前方側端部が上下動しても、直線
x2は最初の位置と平行な位置へ移動するので、ガイド
ディスク38は常に地面に対して平行状態を維持できる
のである。
【0035】なお、図6の破線部分は、ガイドディスク
38が地面から上方に突き上げられたことにより、フレ
ーム94が回動軸104を中心に回動したところを示し
ている。このように、地面に凹凸がある場合であって
も、上述したように平行リンク構造を採用したことでガ
イドディスク38は、地面に対して平行な面で回転可能
である。また、フレーム94の後方側におもり118を
設けてフレーム94の前方側と後方側でのバランスをと
っているために、ガイドディスクは地面の凹凸に良好に
追従することができる。
【0036】次に、刈り取り刃40によって刈り取られ
た球状野菜を、コンテナ側に搬送する搬送装置について
説明する。図8は搬送装置の斜視図、図9と図10は搬
送装置の骨組みを示す図である。搬送装置36は、球状
野菜が搬送される搬送路71が、円錐状に形成された2
つのベルトコンベア79,79が左右両側により挟みこ
まれて設けたことにより構成されている。ベルトコンベ
ア79を構成するベルト70は、フレーム37の内側に
固定されている。また、円錐の中心に位置している固定
シャフト72は、水平面に対してほぼ45度の角度を形
成するように設けられている。つまり、円錐の頂点も水
平面に対して45度方向を向いている。そして、各ベル
ト70は、頂点が固定シャフト72に対して回転可能に
設けられ、固定シャフト72を中心に回転する。
【0037】ベルト70の形状についてさらに説明す
る。各ベルト70は、傘状すなわち固定シャフト72の
一端側から他端側にかけて広がるように形成された円錐
を、横方向から力をかけたようにつぶしているような形
状であり、刈り取り刃40が設けられている前方から見
るとほとんど円柱状に見える。いいかえると、各ベルト
70には前後方向に沿って互いに平行な面が形成される
ように円錐(傘状)をつぶした形状である。このような
2個のベルト70の前後方向に沿った平行な面が、向か
い合って搬送路71を形成するのである。
【0038】各ベルト70は、側面から見ると円を四分
の一に分割した扇状に形成されている。74がベルト7
0の上部に位置して水平方向に延びる上部回転軸部であ
って、76がベルト70の前方側正面に位置して上下方
向に延びる前部回転軸部である。ベルト70は、これら
上部および前部の回転軸部74,76で折り返されるよ
うにして回転する。固定シャフト72は、このようなベ
ルト駆動の中心に位置しており、固定シャフト72自身
は回転せずに設けられている。
【0039】固定シャフト72は、搬送装置36を構成
する骨組みである傾斜フレーム78の上面から上方へ突
出して固定されている。傾斜フレーム78は各ベルト7
0の開口している下方側内部に位置するように設けられ
ている。傾斜フレーム78について説明すると、傾斜フ
レーム78の後方側端部がこの傾斜フレーム78同士を
連結する連結材80により横方向にわたって連結されて
いる。連結材80は、上方からみて前方が開口したコの
字上に形成されている。このコの字の両腕部が傾斜フレ
ーム78の後方側端部から後方に延びて設けられている
載置部80aである。この載置部80a上に各ベルト7
0を駆動するための駆動手段としてのプーリー82が載
置される。かかる連結材80は、フレーム37の後フレ
ーム材41の縦材41a,41b同士を連結するように
して後フレーム材41に固定される。
【0040】82がプーリーであって、各載置部80a
上に軸線方向が前後方向を向くように水平に設けられて
おり、上部回転軸部74を形成する。各プーリー82
は、ベルト70の内壁面に密着する径に形成され、図9
の矢印C方向に回転することにより駆動力をベルト70
に伝達してベルト70を回転させる。プーリー82の後
方側にはドライブチェーンが掛けわたされており、図示
しない駆動装置からの駆動力が伝達される。また、前部
回動軸部76の下方側端部の内側に内接するように、保
持プーリー84が設けられている。つまり、保持プーリ
ー84は傾斜フレーム78の前方側端部の下方側に突出
するように軸線が鉛直方向に向くように設けられてい
る。保持プーリー84は、自身で駆動することはない
が、ベルト70のプーリー82による駆動に伴ってフリ
ーに回転する。
【0041】傾斜フレーム78の下面には、上記したよ
うな前部回動軸部76を形成する保持プーリー84のみ
ならず、ベルト70の下方側の円弧の部分85全体を保
持するために、さらに複数個の保持プーリー86が設け
られている。これらの保持プーリー86,86・・もベ
ルト70の内面側に密着できるよな径を有しており、ベ
ルト70のプーリー82による駆動に伴って、図9の矢
印C方向にフリーに回転する。このように、複数個の保
持プーリー84を設けたので、ベルト70は、下方側で
球状野菜を保持した際につぶれたりすることがなく、確
実に球状野菜を保持することができるようにすることが
できる。
【0042】各ベルト70,70の表面には球状野菜を
確実に保持するための凹凸部88が複数個設けられてい
る。本実施形態では凹凸部88はウレタン等を直方体に
形成して、これをベルト70の表面に貼り付けて用いて
いる。このように凹凸部88を設けたことで、搬送時に
球状野菜を確実に保持しつつも球状野菜に傷をつけない
ようにしている。
【0043】固定シャフト72とキャップ89について
図11に示す。固定シャフト72の上方側はねじ棒72
aとして形成されており、このねじ棒72a部分には、
ベルト70の頂点すなわち上部回転軸部74と前部回転
軸部76との交点を固定シャフト72に保持させるため
のキャップ89が設けられている。キャップ89は、ね
じ棒72aを螺合可能なねじ孔90を中心部に形成した
ねじ部89aと、ねじ部89aとは別体に形成され、ね
じ棒72aに対して回動自在に形成された挿入孔91を
中心部に形成した軸受部89bとから構成されている。
ベルト70の頂点(上部回転軸部74と前部回転軸部7
6との交点)は、軸受部89bの上端部に固定されてお
り、ベルトは固定シャフト72を中心に回動する。そこ
で、図11に示すように挿入孔91の内壁側に軸受けと
してのベアリング92を設ければ、ベルト70の回転が
さらにスムーズに行われることとなる。
【0044】軸受部89bは、挿入孔91が固定シャフ
ト72に対してフリーに回転可能な径を有しているので
ベルト70自体の重量により固定シャフト72の軸線方
向に沿って下降しようとする(図11の矢印E)。一
方、ベルト70の円弧状に形成された下端部85の内壁
面は、プーリー82に当接している。このため、上述し
た軸受部89bが下降しようとしても、ベルト70の下
端部85の内壁面の位置に合わせてあるプーリー82が
ベルト70の内壁面に当接して軸受部89bが下降しよ
うとする力に対向するようにしている。
【0045】ベルト70は、軸受部89bがベルト70
自身の重量により下降しようとし、一方下端部ではプー
リー82によって下降しないように押えているので、常
時はベルト70がたるんでしまう傾向にある。しかし、
軸受部89bの上方に、固定シャフト72のねじ棒72
aに螺合するねじ部89aを設けたので、ベルト70が
たるんでいるようであればねじ部89aを緩めてベルト
70自身の弾性力により軸受部89bを上昇させるよう
にすることができ、またベルト70が伸びていてプーリ
ー82との間隔をさらにつめることができる場合には、
ねじ部89aを締めつけてベルト70をプーリー82に
密着させることができる。このように、円錐の頂点の位
置に、ベルト70の張力を調整できるキャップ89を設
けたことで、本願発明のように互いに平行な方向に向い
ていないプーリーを有するベルトコンベアであっても、
ベルトのたるみあるいはベルトの張りすぎを防止し、搬
送作業を良好に行うことができる。
【0046】上述してきたように、搬送装置36は、側
面視が円の四分の一の扇状に形成されたベルト70の下
端部85に位置する円弧に沿って(図10矢印D方
向)、球状野菜を上方に搬送する。したがって、従来の
搬送装置よりも急角度で収穫した球状野菜を上昇させる
ことができる。このように急角度で球状野菜を上昇させ
ることにより、従来であれば同じ高さを上昇させるのに
もっと長い距離が必要であったのに対し、本実施形態で
はもっと短い距離Hで上昇させることができる。このた
め、搬送装置を小型化することができる。
【0047】このように急角度で上昇させつつもベルト
は球状野菜を1個所で保持しており、ベルトが何ヶ所も
違う個所を保持するということがないので、なるべく球
状野菜を傷つけないようにすることができる。また搬送
経路が短いため、例えば刈り取り刃の位置調整が悪く、
収穫した球状野菜に傷がついている場合であっても、傷
がついていることを気がついた時点で収穫作業を停止さ
せれば、搬送距離が長い従来の装置と比較して搬送距離
が短いために搬送装置中の傷がついている野菜が少なく
て済み、野菜を無駄にしないようにすることができる。
【0048】また、球状野菜が刈り取られて搬送装置に
搬送される際には、まず左右両側に設けられているベル
ト70に当接するわけであるが、本発明の実施形態のよ
うに、保持プーリー84による前部回転軸部76がほぼ
鉛直方向に延びるように設けられていれば、球状野菜に
対して垂直にベルトがあたるので、球状野菜を確実に保
持し、またいきなり上向きに球状野菜を搬送する力をか
けないようにすることができ、走行手段による進行にあ
わせてスムーズにベルト間に球状野菜を進入させること
ができる。また、このような搬送装置では、搬送路の左
右両側にベルトが設けられており、下面が開放されて地
面が見えているので、刈り取り後の球状野菜に付着して
いる野菜屑が下方の地面に落下するため、このような野
菜屑等のごみを搬送しないようにすることができる。
【0049】以上本発明につき好適な実施例を挙げて種
々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を
施し得るのはもちろんである。
【0050】
【発明の効果】本発明にかかる球状野菜収穫機によれ
ば、走行手段に対して、前方側が左右方向および上下方
向に揺動自在に設けられたフレームと、フレームに取り
付けられ、球状野菜の根部を刈り取る刈り取り刃と、上
下方向に延びる2本の回転軸を中心にそれぞれ回転自在
であって、刈り取り刃に刈り取られる前の球状野菜を挟
んで対向するようにフレームの刈り取り刃よりも前方側
に設けられた円板状の2枚のガイドディスクとを具備す
るので、フリーに回転するガイドディスクが、次に刈り
取る球状野菜を確実且つ傷をつけずに保持して刈り取り
刃に向けてガイドするため、列からずれて生えているよ
うな球状野菜であっても、傷をつけないようにして確実
に根部で切断して収穫することができる。また、運転者
は、球状野菜の列の乱れに合わせて進行方向を変更しな
くとも、揺動自在なフレームとガイドディスクとで列の
乱れに合わせて刈り取り刃の位置を追従できるので、刈
り取り刃の位置調整をせずにすみ、運転操作が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る球状野菜収穫機全体を示す斜視図
である。
【図2】図1に示した球状野菜収穫機から、走行手段、
搬送装置、球状野菜処理装置を省いたところを示す斜視
図である。
【図3】図2の球状野菜収穫機の正面図である。
【図4】図2の球状野菜収穫機の側面図である。
【図5】前フレーム材付近を拡大して示す側面図であ
る。
【図6】収穫機本体の他の実施形態の側面図である。
【図7】図6の収穫機本体のフレームの取付構造を示す
説明図である。
【図8】搬送装置を示す斜視図である。
【図9】図8に示した搬送装置の骨組みを示す斜視図で
ある。
【図10】搬送装置の骨組みの側面図である。
【図11】固定シャフトとキャップの拡大した断面図で
ある。
【図12】従来の球状野菜収穫機の平面図である。
【図13】従来の球状野菜収穫機の側面図である。
【符号の説明】
30 球状野菜収穫機 31 取付用部材 32 走行手段 34 球状野菜収穫機本体 35 取付用アーム 36 搬送装置 37 フレーム 38 ガイドディスク 40 刈り取り刃 41 後フレーム材 42 回動軸 44 軸受け 45 上リンク 46 下リンク 48 前フレーム材 50 縦材 51 横材 52,80 連結材 60 回転軸 62 ハンドル 63 ねじ棒 64 雌ねじ部 70 ベルト 71 搬送路 72 固定シャフト 74 上部回転軸部 76 前部回転軸部 78 傾斜フレーム 79 ベルトコンベア 80 連結材 82 プーリー 84,86 保持プーリー 89 キャップ 90 ねじ孔 91 挿入孔 94 フレーム 96 固定部材 98 ガイドディスク装着部 99,104, 回動軸 100 固定アーム 101 基部 102 回動アーム 108 取付部材 109,121,128 ピン 110 取付用アーム 114 ネジ棒 116 軸 118 おもり 120 ネジ 121,128 ピン 122,130 保持板 124,132 穴 126 十字パイプ
フロントページの続き (72)発明者 岡田 敬司 長野県長野市大字南長野北石堂町1177番地 3 長野県経済事業農業協同組合連合会内 (72)発明者 水谷 憲司 長野県松本市大字今井字松本道7160 片倉 機器工業株式会社内 (72)発明者 堀 直弘 長野県松本市大字今井字松本道7160 片倉 機器工業株式会社内 Fターム(参考) 2B075 AA10 GA01 GA06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行手段により圃場内を走行し、圃場内
    に植えられている球状野菜を収穫する球状野菜収穫機に
    おいて、 前記走行手段に対して、前方側が左右方向および上下方
    向に揺動自在に設けられたフレームと、 該フレームに取り付けられ、球状野菜の根部を刈り取る
    刈り取り刃と、 上下方向に延びる2本の回転軸を中心にそれぞれ回転自
    在であって、前記刈り取り刃に刈り取られる前の球状野
    菜を挟んで対向するように前記フレームの刈り取り刃よ
    りも前方側に設けられた円板状の2枚のガイドディスク
    とを具備することを特徴とする球状野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 前記各ガイドディスクの対向する側が、
    それぞれ下方に向けて下降するように傾斜して設けられ
    ていることを特徴とする請求項1記載の球状野菜収穫
    機。
  3. 【請求項3】 前記各ガイドディスク同士の間隔を調整
    可能に設けたことを特徴とする請求項1または2記載の
    球状野菜収穫機。
  4. 【請求項4】 前記各ガイドディスクの回転軸は、前記
    フレームに対してそれぞれ進行方向に対して前後に傾斜
    させることができるように設けられていることを特徴と
    する請求項1,2または3記載の球状野菜収穫機。
  5. 【請求項5】 前記各ガイドディスクは、上下動可能に
    設けられていることを特徴とする請求項1,2,3また
    は4記載の球状野菜収穫機。
  6. 【請求項6】 前記刈り取り刃は、上下動可能に設けら
    れていることを特徴とする請求項1,2,3,4または
    5記載の球状野菜収穫機。
  7. 【請求項7】 前記フレームの前方側が地面方向に向け
    て押さえつけられる押圧力を調整可能な押圧力調整手段
    を設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5ま
    たは6記載の球状野菜収穫機。
  8. 【請求項8】 前記フレームは、 前記フレームの前方側が上下方向に揺動する場合であっ
    ても、前記ガイドディスクが地面に対して常に平行な面
    内で回転可能となるように前記ガイドディスクを保持す
    ることを特徴とする請求項1,3,4,5,6または7
    記載の球状野菜収穫機。
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