JP2001292614A - 結球野菜収穫機 - Google Patents

結球野菜収穫機

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JP2001292614A
JP2001292614A JP2000110722A JP2000110722A JP2001292614A JP 2001292614 A JP2001292614 A JP 2001292614A JP 2000110722 A JP2000110722 A JP 2000110722A JP 2000110722 A JP2000110722 A JP 2000110722A JP 2001292614 A JP2001292614 A JP 2001292614A
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JP2000110722A
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English (en)
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Hiroshi Onbe
博史 遠部
Hiroki Shin
裕樹 新
Kazuyuki Watabe
和之 渡部
Terumasa Miki
輝正 三木
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 引き抜いた結球野菜の搬送姿勢を安定させ、
搬送ミスを防止するとともに、後続する茎根部の切断を
安定させる。 【解決手段】 引抜装置で引き抜いた結球野菜の茎根部
を左右から挟扼して後斜め上方に搬送する茎根部搬送装
置と、結球部の下面を摺動させながら案内する摺動案内
装置とを有する結球野菜収穫機において、茎根部搬送装
置と摺動案内装置との上下間隔を後方に漸拡したことを
特徴とする結球野菜収穫機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キャベツ等、結球
部の下方に比較的太くて長い茎根部を有する結球野菜の
収穫機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、各種の野菜を収穫する専用の収穫
機が実用化されており、結球野菜についても例外ではな
い。地上に食用の葉が球を結ぶ結球野菜には、キャベツ
の他に白菜やレタス等があるが、中でも、キャベツは、
結球部の下に比較的太くて長い茎根部が地中に埋まって
いる。従って、結球部を強く掴んで茎根部を引き抜く
と、引抜き抵抗で結球部が傷んだりすることがある。こ
のため、丈夫な茎根部に作用して引き抜くことが行われ
ている。
【0003】例えば、特開昭8−37879号や特開昭
9−74865号では、機体の前部に前後方向に向けて
二本のオーガスクリューを前下がりに並設し、このオー
ガスクリューを回転させてこの間に茎根部を取り込んで
引き抜くとともに、後上方へ搬送する方法をとってい
る。一方、特開平7−143814号では、機体の前部
に前下り傾斜平面内で回転する二つの掘取ディスクを並
設し、この掘取ディスクの回転によって茎根部を挟んで
引き抜き、搬送は別の手段によっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】収穫期の結球野菜は、
結球部の下面が地面との間に僅かな隙間を保って茎根部
が地中に埋まっている状態であるから、オーガスクリュ
ーによると、その先端を地面すれすれに設定する必要が
ある。このような設定によると、オーガスクリューは石
や土も噛み込むことになり、間が膨らんでそれぞれのオ
ーガスクリューは外に逃げようとする。しかし、所要の
引抜搬送力を出すために、オーガスクリューの芯間は固
定的に設けられているから、硬い石等が噛み込むと簡単
に破損する。一方、引抜きに続く搬送は、このオーガス
クリューで兼用して効率化を図っているが、二本のオー
ガスクリューを回転させての擦らせながらの搬送では、
結球部が傷付いたり、躍ったりして搬送ミスが生じたり
するおそれがある。
【0005】これに対して、掘取ディスクによる場合、
掘取ディスクの外方への逃げを可能にすることで、噛み
込みによる破損は免れる。しかし、搬送を結球部を挟持
する搬送ベルトによっていることから、商品となる結球
部を強く挟持することはできず、十分な姿勢保持力が出
せない。姿勢保持が十分でないと、搬送ミスが生じた
り、後続して行われる茎根部の切断に耐えられないこと
がある。又、茎根部をフリーにしたままで切断すると、
切断が綺麗に行われないことがある。
【0006】ところで、引抜装置の先端は地上すれすれ
に設定しなければならないのは前述したとおりである
が、従来は、この高さ設定を引抜搬送手段の側方一カ所
に設けたゲージホイルで行っていた。しかし、これによ
ると、ゲージホイルの設けられていない側の引抜搬送手
段は、引抜きの反力や搬送時の重量によってだれ下が
り、地中に食い込むといった問題がある。又、ゲージホ
イルは、引抜搬送手段からオフセットされているから、
その走行面は、往々にして結球野菜が植えられている地
面の状況とは違っており、当該地面の凹凸に正確に追従
できないといった問題もある。
【0007】本発明は、このような点を解決したもので
あり、まず第一に、引き抜いた茎根部を挟扼して搬送す
ることで姿勢保持力を高め、加えて、結球部の下面を摺
動案内してその姿勢の安定を図るとともに、このとき、
茎根部を下方に引っ張り、結球部を摺動案内手段に押し
付け気味にすることで、より高い姿勢の安定と保持を図
るようにしたものである。本発明の第二は、引抜装置の
高さ決めに際し、ゲージホイルに代えて収穫する結球野
菜に近い位置を滑動できるそり体を用ることで、その地
面の状況に正確に追従できるようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、引抜装置で引き抜いた結球野菜の茎根部を左右から
挟扼して後斜め上方に搬送する茎根部搬送装置と、結球
部の下面を摺動させながら案内する摺動案内装置とを有
する結球野菜収穫機において、茎根部搬送装置と摺動案
内装置との上下間隔を後方に漸拡したことを特徴とする
結球野菜収穫機を提供したものである。
【0009】本発明では、茎根部搬送装置によって茎根
部を挟扼して搬送するとともに、摺動案内装置によって
茎根部の左右の結球部の下面を摺動させながら案内する
から、搬送姿勢が安定する。加えて、茎根部搬送装置と
摺動案内装置との上下間隔を後方に漸拡したから、結球
部は後方に行くほど摺動案内装置に押し付けられ、一層
の姿勢安定が図られるとともに、後続しての切断に際
し、姿勢崩れがなく、正確な位置を綺麗に切断できる。
【0010】以上の茎根部搬送装置と摺動案内装置との
上下間隔を後方に漸拡する態様には、摺動案内装置の傾
斜度を茎根部搬送装置の傾斜度よりも大きくした手段、
茎根部搬送装置の傾斜度を摺動案内装置の傾斜度よりも
小さくした手段が考えられる。いずれによっても、結球
部は、搬送の過程で摺動案内装置に確実に押し付けら
れ、姿勢の安定及び保持が強化される。
【0011】又、本発明は、以上の結球野菜菜収穫機に
おいて、引抜装置と茎根部搬送装置を機体に対して垂直
面内で回動可能な前処理フレームに取り付けるととも
に、前処理フレームに地面を滑動して前処理フレームの
重量を支持するそり体を取り付けた手段を提供する。
【0012】このそり体は、前処理フレームと地面との
間に設けることができるものであるから、収穫する結球
野菜の近くを滑動させることができ、当該地面の状況に
対応して追従する。この場合、そり体が結球野菜の左右
にその先端が引抜装置に重合して茎根部搬送装置に沿っ
て設けられるものであると、引抜きの反力や搬送の重量
を均等に受けるし、そり体の高さが調整できるものであ
れば、初期の高さ設定がより正確に合わせられる。
【0013】更に、前処理フレームと機体との間に前処
理フレームの重量を軽減する弾発体を張設すれば、前処
理フレームの重量が軽減され、地面の凹凸に対するレス
ポンスが良くなる。尚、この弾発体としては、ガススプ
リング、スプリングの一方又は両方が考えられる。中で
も、この両方を併用すれば、レスポンス性が一層良くな
り、迅速な応答が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の一例を示す結球野
菜収穫機(以下、収穫機)の側面図、図2は引抜搬送部
分の一部平面図、図3は引抜搬送部分の要部の一部側面
図、図4は同じく一部平面図、図5は図3のAーA断面
図であるが、この収穫機は、クローラ装置1を装備する
自走機体2の片側一側方(本例では、進行方向の左側)
に、前方から、結球野菜3の茎根部3aを引き抜く引抜
装置4、茎根部3aを挟扼して搬送する茎根部搬送装置
5、結球部3bの下面を摺動させながら案内する摺動案
内装置6を設けたものである。
【0015】引抜装置4は、前下がり傾斜平面内で対向
面が共に後方回転する左右一対の回転体(図示では花弁
形ホイル)7からなるもので、花弁形ホイル7の先端を
地面すれすれに進めて結球部3bの下面に挿入してすく
い上げ、茎根部3aを引き抜くものである。尚、本例の
花弁形ホイル7は、その支持軸を駆動するウォーム等の
伝動系8をケース8aに内蔵して伝動筒9に接続してお
り、この伝動筒9は、引抜装置4等を取り付ける前処理
フレーム10にばね11で相手方に向けて付勢されて外
方への逃げが可能に取り付けられている。従って、花弁
形ホイル7が石等を噛み込むと、それぞれが外方に逃げ
てこれを通過させる。
【0016】茎根部搬送装置5は、引抜装置4で引き抜
かれた茎根部3aを挟扼して後上方へ搬送するもので、
同じく前下りの傾斜平面内で対向面が共に後方回動する
一対の挟扼チェン12からなる。この場合、挟扼チェン
12の始端は、ケース8aよりは後退した位置に設けら
れているが、花弁形ホイル7と一部重合させて引継ぎの
正確さを期している。但し、その始端部は、地面からは
かなりの間隔を保って浮いており、花弁形ホイル7が少
々地面に潜ったとしても、自身が潜り込むことはない。
【0017】ところで、以上の引抜装置4を構成する花
弁形ホイル7は前下がりに傾斜させられているから、こ
れで引き抜かれる間に結球野菜3も前方へ傾き、茎根部
3aは、挟扼チェン12の回動面に対してほぼ直角な安
定した姿勢で挟扼されることになる。この他、挟扼チェ
ン12は、それぞれ前後のスプロケット13、14に掛
け回されて回動させられる(後方のスプロケット14が
駆動側)。
【0018】更に、挟扼チェン12の対向側の部分に
は、この部分を相手方に向けて押し付けるチェン張り1
5が設けられており、これらチェン張り15を進退可能
にしてばね16で相手方に向けて付勢している。従っ
て、挟扼チェン12が異物を噛み込んだ場合も、後退が
可能であって破損が防がれる。尚、チェン張り15は、
後方のスプロケット15に行く間には途切らせてあり、
噛み込んだ石等はこの間で落下させるようにしている。
【0019】挟扼チェン12の上方には、結球野菜3の
茎根部3aを間に挿通させ、結球部3bの下面を摺動さ
せながら案内する摺動案内装置6が設けられる。本例の
摺動案内装置6は、花弁形ホイル7の後端辺りから始ま
って挟扼チェン12の終端付近まで続く断面が上方に凸
に湾曲された左右一対の比較的幅広な擦らせ板17から
なる。これにより、引抜装置4で引き抜かれた結球野菜
3は、茎根部3aを挟扼チェン12で挟扼され、結球部
3bの下面を擦らせ板17で擦らされながら後上方へと
搬送されて行く。
【0020】このとき、擦らせ板17と挟扼チェン12
との上下間隔は、後方に漸拡して設けられているから、
搬送される間、茎根部3aは、挟扼チェン12に対して
は相対的に下方に引っ張られる状態となり、結球部3b
は擦らせ板17に押し付けられ、姿勢保持が確かなもの
となる。尚、姿勢保持が確かになれば、搬送ミス等は生
じないし、茎根部3aの切断に際しても、正確な位置を
確実に切断できる。擦らせ板17と挟扼チェン12との
上下間隔の漸拡の態様としては、摺動案内装置の傾斜度
を茎根部搬送装置の傾斜度よりも大きくすること、反対
に茎根部搬送装置の傾斜度を摺動案内装置の傾斜度より
も小さくすることが考えられる。
【0021】茎根部搬送装置5の後端付近には、以上の
ようにして搬送されて来た茎根部3aを切断する切断装
置18が設けられている。本例の切断装置18は、強制
駆動される円板カッター19と、これの側方に並んで回
転自在に設けられる円板刃20の二枚からなり、この間
を通過するときに茎根部3aの付け根と結球部3bの周
囲に垂れ下がっている鬼葉3cとを切断するようになっ
ている。尚、円板カッター20の回転平面は、茎根部搬
送装置5の回動平面とほぼ平行に設定されており、この
ときの茎根部3aは下方を挟扼チェン12で引っ張られ
ており、確実に切断される。
【0022】茎根部搬送装置5の上方、花弁形ホイル7
の後部辺りから機体2の後部までにかけて結球部搬送装
置21が設けられる。結球部搬送装置21は、引抜装置
4で引き抜かれた結球野菜3の結球部3bを挟持してこ
れを機体2の後方まで搬送するものであり、前処理フレ
ーム10に、茎根部搬送装置5とほぼ平行な前下がりの
傾斜平面内で対向側が共に後方回動する一対の挟持ベル
ト22を設けたもので構成されている。
【0023】この場合の挟持ベルト22は、結球部3b
を傷めない弾性材からなり、それぞれ前後のローラ2
3、24(後方のローラ24が駆動側)に掛け回されて
回動している。尚、両方のベルト23とも、方向制御用
やテンション用の数多くのローラ25に転接させている
が、この場合も、一方(左側)の挟持ベルト22の対向
側(内側)のものは外方に逃げるようになっている。結
球部3bの大小にかかわらず、強い挟持力を出すためで
ある。
【0024】具体的には、特定のローラ25をアーム2
6に取り付け、これを前処理フレーム10に設けられる
ピン27の回りに回動可能にし、これをばね28で張っ
ているのである。尚、挟持ベルト22の始端と後端と
は、共に端側が開いた平面視八字形をしており、結球部
3bの取込みや放出をスムーズにしている。しかし、前
記した切断装置18に至る前にはこの八字形は既に閉じ
ており、挟持ベルト22は結球部3bを挟持している。
【0025】以上により、結球野菜3は、引抜装置4で
引き抜かれ、茎根部3aを茎根部搬送装置5で挟扼さ
れ、結球部3bの下面を摺動案内装置6で案内され、
又、結球部3bの側面を搬送装置21で挟持されて搬送
されるが、この間、切断装置18でその茎根部3aが切
断される。茎根部3aが切断された結球野菜3は、結球
部3bが結球部搬送装置21で挟持されたまま後方まで
搬送されるが、結球部搬送装置21の後端下方には、こ
れから落下した結球部3bを機体2の後方に送る縦搬送
装置29と、縦搬送装置29で送られてきたものを右側
方に送る横搬送装置30とが設けられている。横搬送装
置30で送られて来た結球部3bは機体2の右側方に積
載されたコンテナー(図示省略)に収容される。
【0026】以上の引抜装置4、茎根部搬送装置5、切
断装置18及び結球部搬送装置21等は、前処理フレー
ム10に取り付けられており、この前処理フレーム10
は、支持軸31によって機体2に対して垂直面内で回動
可能に取り付けられている。前処理フレーム10の昇降
は、機体2との間に介設される伸縮シリンダ32で行わ
れ、作業時には、引抜装置4を構成する花弁形ホイル7
の先端が地上すれすれになるまで降ろされることは前述
したとおりである。
【0027】しかし、地面には凹凸があるから、この設
定高さを維持していても、花弁形ホイル7の作用高さは
一定にはならない。このため、本発明では、伸縮シリン
ダ32を解放し、前処理フレーム10を機体2との間に
張った弾発体33でその重量を軽減してそり体34で受
けるようにしている。この場合の弾発体33には、図示
のようなガススプリングやスプリング(図示省略)があ
るが、ガススプリングだけでは、そのダンパー効果によ
ってレスポンス性が劣ることから、この両者を併用する
のが適する。
【0028】この場合、そり体34は、取付金具35を
用いて前処理フレーム10に垂下する態様で取り付けら
れているが、結球野菜3の左右の対称位置に一対設ける
のが好ましく、しかも、できるだけ先端に設けるのが適
する。この意味から、その先端は、少なくとも、花弁形
ホイル7の下方まで延ばすのが適する。更に、そり体3
4と取付金具35との取付け位置は、上下に調整できる
ようにするのが適する。これにより、前処理フレーム1
0は、収穫する結球野菜3の地面の凹凸に近い状況で追
従できるようになり、花弁形ホイル7は結球部3bの下
面に正確に入り込むことができる。
【0029】図6は駆動系を示す説明図であるが、駆動
系は、ミッション等の出力軸をPTO軸36として、こ
れから、シャフト機構、スプロケットチェン機構、プー
リベルト機構、ベベルギア機構等によって上記した各装
置に伝達する。この場合、引抜装置4と茎根部搬送装置
5(切断装置18も)とに至る経路には、クラッチ体3
7a等を切り換える正逆切換え機構37が組み込まれて
おり、花弁形ホイル7や挟扼チェン12は、逆転も可能
になっている。従って、物を噛み込んだような場合、こ
れらを逆転させて吐き出さすようなこともできるから、
破損が防がれるし、復旧も早い。
【0030】この場合、花弁形ホイル7の伝動系8に
は、伝動筒9の中を通したロッド38で動力を伝えてい
るが、この伝動筒9は上流側の伝動筒39と継手部材4
0によって屈曲可能に接合されている。花弁形ホイル7
に石等が噛み込んだ場合、この継手部材39で屈曲して
外方に逃げられるようにするためであるが、これに対処
するため、継手個所40には屈曲継手41を収容してロ
ッド38と上流側のロッド42とを連結している。
【0031】
【発明の効果】以上、本発明は、引き抜いた結球野菜を
搬送するに、茎根部搬送装置によって茎根部を挟扼して
搬送するとともに、摺動案内装置によって茎根部の左右
の結球部の下面を摺動させながら案内するから、搬送姿
勢が安定する。そして、茎根部搬送装置と摺動案内装置
との上下間隔を後方に漸拡したから、結球部は後方に行
くほど摺動案内装置に押し付けられ、一層の姿勢安定が
図られるとともに、後続しての切断に際しても、姿勢崩
れがなく、正確な位置を綺麗に切断できる。
【0032】又、本発明は、以上の収穫機において、引
抜装置、茎根部搬送装置及び摺動案内装置といったもの
を機体に対して垂直面内で回動可能な前処理フレームに
取り付けたものであり、前処理フレームに、地面を滑動
して前処理フレームの重量を支持するそり体を設けたも
のである。従って、このそり体を前処理フレームと地面
との間に設けることができ、収穫する結球野菜の近くを
滑動させて当該地面の凹凸に追従する。この場合、そり
体が結球野菜の左右にその先端が引抜装置に重合して茎
根部搬送装置に沿って設けられるものであり、又、前処
理フレームと機体との間に前処理フレームの重量を軽減
する弾発体が張設されておれば、この追従性は更に高い
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す結球野菜収穫機の側面図で
ある。
【図2】本発明の一例を示す結球野菜収穫機の搬送廻り
の平面図である。
【図3】本発明の一例を示す結球野菜収穫機の搬送廻り
の一部断面側面図である。
【図4】本発明の一例を示す結球野菜収穫機の搬送廻り
の一部平面である。
【図5】図3のAーA断面図である。
【図6】本発明の一例を示す駆動系の説明図である。
【符号の説明】
3 結球野菜 3a 〃 の茎根部 3b 〃 の結球部 4 引抜装置 5 茎根部搬送装置 6 摺動案内装置 7 花弁形ホイル 10 前処理フレーム 33 弾発体 34 そり体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡部 和之 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 (72)発明者 三木 輝正 岡山県岡山市江並428番地 セイレイ工業 株式会社内 Fターム(参考) 2B075 AA10 GA01 GA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引抜装置で引き抜いた結球野菜の茎根部
    を左右から挟扼して後斜め上方に搬送する茎根部搬送装
    置と、結球部の下面を摺動させながら案内する摺動案内
    装置とを有する結球野菜収穫機において、茎根部搬送装
    置と摺動案内装置との上下間隔を後方に漸拡したことを
    特徴とする結球野菜収穫機。
  2. 【請求項2】 摺動案内装置の傾斜度を茎根部搬送装置
    の傾斜度よりも大きくした請求項1の結球野菜菜収穫
    機。
  3. 【請求項3】 結球野菜を引き抜いて搬送する引抜装置
    と茎根部搬送装置を有する結球野菜収穫機において、引
    抜装置と茎根部搬送装置を機体に対して垂直面内で回動
    可能な前処理フレームに取り付けるとともに、前処理フ
    レームに地面を滑動して前処理フレームの重量を支持す
    るそり体を取り付けたことを特徴とする結球野菜収穫
    機。
  4. 【請求項4】 そり体が結球野菜の左右にその先端が引
    抜装置に重合して茎根部搬送装置に沿って設けられるも
    のである請求項3の結球野菜収穫機。
  5. 【請求項5】 前処理フレームと機体との間に前処理フ
    レームの重量を軽減する弾発体が張設される請求項3又
    は4の結球野菜収穫機。
  6. 【請求項6】 弾発体がガススプリング、スプリングの
    一方又は両方で構成される請求項5の結球野菜収穫機。
  7. 【請求項7】 引抜装置が前下り傾斜平面内で対向面が
    共に後方に向けて回転させられる左右一対の花弁形ホイ
    ルで構成される請求項1〜6いずれかの結球野菜収穫
    機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007116913A (ja) * 2005-10-25 2007-05-17 Kubota Corp コンバイン
JP2010063465A (ja) * 2009-12-21 2010-03-25 Kubota Corp コンバインによる収穫方法とこの収穫方法に使用するコンバイン

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