JP2001189741A - 通信経路制御方法、機器制御装置、及びブリッジ - Google Patents

通信経路制御方法、機器制御装置、及びブリッジ

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JP2001189741A JP37730099A JP37730099A JP2001189741A JP 2001189741 A JP2001189741 A JP 2001189741A JP 37730099 A JP37730099 A JP 37730099A JP 37730099 A JP37730099 A JP 37730099A JP 2001189741 A JP2001189741 A JP 2001189741A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークに接続されている1394機器
間の通信経路の確立・切断、及びバスリセットに伴う通
信経路の再確立を可能にする。 【解決手段】 ポータル7a,7b,8a,8b,9
a,9bは、自身を通信経路として使用しながらストリ
ーム・パケットを受信している受信ノードの数をストリ
ーム毎にカウントする接続カウンタを備える。通信経路
の確立あるいは切断を行う1394機器は、ネットワー
クに接続されているあるノードに対して、ストリーム・
パケットを送信している送信ノードが接続されているバ
スから受信ノードが接続されているバスまでの経路にあ
たるポータルを調査し、経路にあたるポータルの接続カ
ウンタの値を1増やすあるいは減らすように要求する。
経路として利用されるポータルは自身の格納している接
続カウンタの値をみて、バスのリソースの獲得・解放を
行い、ストリーム・パケットを転送するための設定を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信経路制御方
法、機器制御装置、及びブリッジに係り、特にパーソナ
ルコンピュータやその周辺機器又はオーディオ/ビジュ
アル機器(以下、AV機器と称する)等を接続すること
が可能なバス、例えば高速シリアルバスIEEE139
4(“IEEE Standard for a Hi
gh Performance Serial Bu
s”,IEEE Std.1394−1995に記載)
を用いたネットワークにおいて、当該バスに接続された
機器間の通信経路の制御を行う通信経路制御方法及び当
該機器の制御を行う機器制御装置並びに異なるバス同士
を接続するブリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの一般家
庭への普及率が高まり、一般利用者の利用率向上を図る
技術が種々開発されている。また、画像、音声等をディ
ジタルデータで扱うことが一般的になっており、例えば
ディジタルビデオカメラのデータをパーソナルコンピュ
ータで加工することも一般家庭で行われつつある。この
ような背景の下、コンピュータとプリンタやイメージス
キャナ等の周辺機器との接続性を向上させる技術として
USB(Universal Serial Bus)
や、IEEE1394が案出され、一部では実用化され
ている。
【0003】IEEE1394規格のバス(以下、単に
バスと称する)においては、接続された1394機器が
抜き差し等されると、バスの初期化(以下、バスリセッ
トと称する)が行われ、自動的に1394機器にID番
号(以下、物理IDと称する)が割り振られる。割り振
られた物理IDは、各々の1394機器が有するIEE
E1394規格で定められたCSR(Command
and StatusRegister)空間内に格納
される。また、バスリセットが発生し、物理IDの割り
振りが終了するまで、1394機器間の通信は不可能に
なる。
【0004】それぞれのバスに対してもID番号が割り
振られるが、バスに割り振られるID番号(以下、バス
IDと称する)は、ネットワークが単一のバスで構成さ
れている場合には、‘3FFh’と設定してもよい。
尚、末尾の文字‘h’は、その値が16進数であること
を示す。このバスIDと物理IDを組み合わせたものを
ノードIDと呼び、このノードIDを用いてネットワー
クに接続された1394機器を識別することができる。
【0005】1394機器固有の情報は、1394機器
に装備されるCSR空間のアドレス番地「FF FF
F0 00 04 00h」〜アドレス番地「FF F
FF0 00 07 FFh」に存在するアドレス空間
に記述されており、このアドレス空間はコンフィグレー
ションROM(Configuration ROM)
と呼ばれている。コンフィグレーションROMは、Bu
info blockセクション、Root di
rectoryセクション、Unit directo
ryセクション、root leavesセクション、
及びunitleavesセクションから構成されてい
る。Bus info blockセクションには、機
器固有IDである64ビットのExtended Un
ique ID(通常EUI−64と呼ばれる)が記載
されている。Root directoryセクション
には、1394機器に割り当てられているモジュールI
Dやオプション情報が含まれている。このコンフィグレ
ーションROM情報により、1394機器の機器種別及
び同一種別機器でもその機器固有IDから個々の機器の
区別を可能としている。
【0006】バスに接続された1394機器間での通信
には、アシンクロナス・パケットを用いる方式と、スト
リーム・パケットを用いる方式がある。以下、それぞれ
の通信方式で用いられるパケットの具体例について説明
する。
【0007】図22は、アシンクロナス・パケットのフ
ォーマットを示す図である。図22に示されたように、
アシンクロナス・パケットは複数のフィールドから構成
される。図22において、送信先バスIDフィールドF
100には、送信先の1394機器が接続されているバ
スに割り振られているバスIDが格納される。尚、一つ
のバス内で行われる通信の場合は、‘3FFh’と記述
してもよい。送信先物理IDフィールドF101には、
送信先の1394機器に割り振られている物理IDが格
納される。tcodeフィールドF102には、アシン
クロナス・パケットの種別を示すIEEE1394規格
に定められた値が格納される。送信元IDフィールドF
103には、上位10ビットに送信元の1394機器が
接続されているバスのバスIDが格納され、下位6ビッ
トに送信元の1394機器の物理IDが格納される。デ
ータフィールドF104には、送信される情報が格納さ
れる。
【0008】アシンクロナス・パケットを用いた通信
は、送信先の1394機器のCSR空間に格納されてい
る内容の読み出しを目的とするリード・トランザクショ
ン、書き込みを目的とするライト・トランザクション、
及びロック・トランザクションに分類される。リード・
トランザクションで利用されるアシンクロナスパケット
は、読込要求パケット(read request p
acket)と読込応答パケット(read resp
onse packet)があり、ライトトランザクシ
ョンで利用されるアシンクロナスパケットは、書込要求
パケット(write request packe
t)と書込応答パケット(write respons
e packet)があり、ロック・トランザクション
で利用されるアシンクロナスパケットは、ロック要求パ
ケット(lock requestpacket)とロ
ック応答パケット(lock response pa
cket)がある。
【0009】図23は、ストリーム・パケットのフォー
マットを示す図である。ストリーム・パケットを用いた
通信においては、通信を開始する前に予め、ロック・ト
ランザクションを用いて使用する帯域及びチャネルを必
要に応じて獲得する。獲得されたチャネルの番号は、送
信されるストリーム・パケットのチャネルフィールドF
110に格納され、ストリーム・パケットを受信するノ
ードはチャネルフィールドF110に格納された番号か
ら、受信したパケットが受信すべきものか否かの判断を
行う。バスに接続されている1394機器間でストリー
ム・パケットを用いた通信を行う場合には、帯域及びチ
ャネルの確保を必要に応じて行い、確保したチャネルの
番号をパケットの送受を行う1394機器に通知して通
信経路の確立を行い、通信が終了した場合には、確保し
ていた帯域及びチャネルを解放して通信経路を切断する
という1394機器間の通信経路の制御を行う必要があ
る。
【0010】従来の通信経路制御方法においては、特開
平11−205363に示されるようなアイソクロナス
・ストリーム・パケットの送受信を行う1394機器の
制御を目的とする機器制御装置が、制御対象である13
94機器間での通信経路の確立・切断を行うのに用いら
れている。図24は、従来の機器制御装置の概略構成を
示すブロック図である。機器制御装置100は、機器制
御部101、機器情報管理テーブル記憶部102、シリ
アルバスマネージメント103、1394トランザクシ
ョン層104、1394リンク層105、1394物理
層106から構成される。
【0011】機器情報管理テーブル記憶部102は、1
394機器の制御を行うに先立ってバスに接続されてい
る1394機器から収集した機器情報と、それらの機器
情報を有する1394機器間に確立されている通信経路
の管理情報を記憶する。ストリーム・パケットの一つで
あるアイソクロナス・ストリーム・パケットの送受を行
う1394機器の一例としては、IEC61883規格
に準拠したMaster Plug Register
(以下、MPRと称する)とPlug Control
Register(以下、PCRと称する)を備える
AV機器があげられる。PCRはパケット送出の際に利
用されるoutput PCR(以下、oPCRと称す
る)と、パケット受信の際に利用されるinput P
CR(以下、iPCRと称する)に分類される。
【0012】図25は、oPCRのフォーマット及びi
PCRのフォーマットを示す図であり、(a)がoPC
Rのフォーマットを示し、(b)がiPCRのフォーマ
ットを示している。図25(a)に示されたように、o
PCRはフィールドF120〜F127の8フィールド
からなる。チャネル番号(channel numbe
r)フィールドF124には、出力されるアイソクロナ
ス・ストリーム・パケットが使用するチャネルの番号が
格納される。ポイントツーポイント接続カウンタ(Po
int−to−point connection c
ounter)フィールドF122の値は、oPCRを
用いて確立される接続がIEC61883規格の定める
ポイントツーポイント接続(point−to−poi
nt connection)である場合、oPCRに
対して確立されているポイントツーポイント接続の数で
ある。oPCRを用いて確立されている接続がIEC6
1883規格の定めるブロードキャスト接続(broa
dcast connection)である場合、ブロ
ードキャスト接続カウンタ(broadcast co
nnection counter)フィールドF12
1の値は‘1’に設定される。
【0013】また、図25(b)に示されたように、i
PCRはフィールドF130〜F135の6フィールド
からなる。チャネル番号(channel numbe
r)フィールドF134には、受信されるアイソクロナ
ス・ストリーム・パケットが使用するチャネルの番号が
格納される。ポイントツーポイント接続カウンタ(Po
int−to−pointconnection co
unter)フィールドF132の値は、iPCRを用
いて確立される接続がIEC61883規格の定めるポ
イントツーポイント接続(point−to−poin
t connection)である場合、iPCRに対
して確立されているポイントツーポイント接続の数を示
す。iPCRを用いて確立されているコネクションがI
EC61883規格の定めるブロードキャスト接続(b
roadcast connection)である場
合、ブロードキャスト接続カウンタ(broadcas
t connection counter)フィール
ドF131の値は‘1’に設定される。
【0014】oPCR、iPCRの各々のフィールドに
対するアクセスは、ロック・トランザクションを用いて
行われる。AV機器間でアイソクロナス・ストリーム・
パケットを用いて通信を行ったり、通信を中止したりす
る場合には、通信経路の確立と切断に伴って、上記二つ
のPCRを適切に設定することが必要になる。以下、A
V機器間での通信経路の確立と切断及び上記PCRの設
定について具体的に説明する。
【0015】図26は、従来のポイントツーポイント接
続の確立手順のフローを示すフローチャートである。A
V機器間にポイントツーポイント接続を確立する場合、
機器制御装置は、まずバスに接続されているIEEE1
394規格に定められたIsochronous Re
source Manager(以下、IRMと称す
る)から、帯域及びチャネルを獲得する(ステップS1
00)。ステップS100の結果、帯域及びチャネルの
獲得に成功したか否かが判断される(ステップS10
1)。帯域及びチャネル獲得できなかった場合(ステッ
プS101における判断結果が「NO」の場合)は、そ
のまま終了する。
【0016】一方、獲得に成功した場合(ステップS1
01における判断結果が「YES」の場合)には、アイ
ソクロナス・ストリーム・パケットを送信するノード
(以下、送信ノードと称する)のoPCRと、受信する
ノード(以下、受信ノードと称する)のiPCRに対し
て、各フィールドの設定を行う(ステップS102)。
例えば、図25(a),図25(b)に示されたチャネ
ル番号(channelnumber)フィールドF1
24,F134にはIRMから獲得したチャネルの番号
を設定し、ポイントツーポイント接続カウンタ(Poi
nt−to−point connection co
unter)フィールドF122,F132の値を
‘1’に設定する。
【0017】送信ノードのoPCRに対する設定と受信
ノードのiPCRに対する設定処理が行われると、双方
の設定が成功したか否かが判断される(ステップS10
3)。双方が成功したと判断した場合(ステップS10
3の判断結果が「YES」の場合)には接続を確立する
手順は終了する。一方、双方の設定において失敗が生じ
たと判断された場合(ステップS103における判断結
果が「NO」である場合)にはステップS104へ進
み、双方の設定が失敗したか否かが判断される。
【0018】双方のPCRの設定が失敗したと判断され
た場合(ステップS104における判断結果が「YE
S」の場合)には、ステップS100の処理で獲得した
帯域及びチャネルを解放する処理をIRMに対して行い
(ステップS105)、接続を確立する手順は終了す
る。一方、送信ノードのoPCR又は受信ノードのiP
CRの何れか一方に対する設定に失敗した場合(ステッ
プS104の判断結果が「NO」の場合)には、ポイン
トツーポイント接続を切断する手順が行われ(ステップ
S106)、処理は終了する。
【0019】図27は、既に確立されているポイントツ
ーポイント接続に対して受信ノードを新たに追加する場
合の従来の手順を示すフローチャートである。既に確立
されたポイントツーポイント接続に対して新たに受信ノ
ードを追加したい場合、まず送信ノードのoPCRのチ
ャネル番号(channel number)フィール
ドF124(図25参照)に記載されている値を取得す
る(ステップS110)。続いて、新たに追加したい受
信ノードのiPCRと送信ノードのoPCRに対して設
定を行う。その際、送信ノードのoPCRのポイントツ
ーポイント接続カウンタ(point−to−poin
t connection counter)フィール
ドF122には、受信ノードを追加する前の値を1増加
させた(インクリメントさせた)値を設定する。新規に
追加する受信ノードのiPCRのチャネル番号(cha
nnel number)フィールドF134には、ス
テップS110で取得したチャネルの番号を設定し、ポ
イントツーポイント接続カウンタを‘1’に設定する
(ステップS111)。
【0020】次に、ステップS111において、送信ノ
ードのoPCRに対する設定及び受信ノードのiPCR
に対する設定が成功したか否かが判断される(ステップ
S112)。ステップS112において、送信ノードの
oPCRに対する設定及び受信ノードのiPCRに対す
る設定の双方が成功したと判断された場合、つまりステ
ップS112における判断結果が「YES」の場合には
処理は終了する。一方、ステップS112における判断
結果が「NO」の場合には、処理がステップS113へ
進み、送信ノードのoPCRに対する設定及び受信ノー
ドのiPCRに対する設定の双方が失敗したか否かが判
断される。この判断の結果、双方とも失敗であると判断
された場合、つまりステップS113の判断結果が「Y
ES」の場合には処理が終了する。一方、ステップS1
13の判断結果が「NO」である場合、つまり送信ノー
ドのoPCRに対する設定及び受信ノードのiPCRに
対する設定の何れか一方のみが失敗したと判断された場
合にはステップS114の処理が行われる。
【0021】次に、ステップS114の処理について説
明する。図28は、確立されているポイントツーポイン
ト接続を切断する従来の手順を示すフローチャートであ
る。切断を行う場合には、まず切断したいポイントツー
ポイント接続の送信ノードのoPCRと受信ノードのi
PCRのポイントツーポイント接続カウンタ(poin
t−to−point connection cou
nter)フィールドF122,132(図25
(a),図25(b)参照)に対して、現在の値から
‘1’だけ減少させた値を設定する(ステップS12
0)。設定後、oPCRのポイントツーポイント接続カ
ウンタ(point−to−point connec
tion counter)フィールドF122の値が
‘0’であるか否かの判断を行う(ステップS12
1)。ステップS121における判断結果が「YES」
の場合、つまり、oPCRのポイントツーポイント接続
カウンタ(point−to−point conne
ction counter)フィールドF122の値
が‘0’であると判断された場合には、ステップS12
2の処理を行う。一方、ステップS121における判断
結果が「NO」である場合、つまりoPCRのポイント
ツーポイント接続カウンタ(point−to−poi
ntconnection counter)フィール
ドF122の値が‘0’でないと判断された場合には、
ポイントツーポイント接続を切断する手順は終了する。
【0022】ところで、複数のバスを相互に接続し、異
なるバス間でのパケット転送を行うIEEE1394ブ
リッジが検討されている。このIEEE1394ブリッ
ジを用いることにより、IEEE1394規格を用いた
ネットワークの大規模化や高効率化を図ることができ
る。IEEE1394ブリッジは、IEEEのP139
4.1委員会で標準化作業が行われている。IEEE1
394ブリッジは複数のポータルと、ポータル間でのパ
ケットのやりとりを行う内部スイッチング機構を有して
おり、おのおののポータルは異なるバスに接続されてい
る。
【0023】図29は、IEEE1394ブリッジの内
部構成の概略を示したブロック図である。IEEE13
94ブリッジ110は、ポータル111a,111b,
111cと内部スイッチング装置112とによって構成
されている。ポータル111a,111b,111c
は、各々バス113a,113b,113cに接続され
ている。ポータル111a,111b,111cは、バ
ス113a,113b,113c上では1394機器と
して振る舞うが、異なるバスに送るべきパケットを受信
した場合には、受信したパケットを内部スイッチング装
置112に対して出力する。内部スイッチング装置11
2は、ポータルから送られたパケットを適切なポータル
に出力する。内部スイッチング装置112からパケット
を渡されたポータル111a,111b,111cは、
そのパケットを自身が接続されているバス113a,1
13b,113c上に送出する。
【0024】IEEE1394ブリッジ110を用いて
異なるバス間を接続し、複数のバスでネットワークを構
成した場合に、あるバスでバスリセットが発生しても、
初期化・物理IDの再割り振りを行う処理は、バスリセ
ットの発生したバスでしか行われず、IEEE1394
ブリッジを介して接続されている他のバスでは、バスリ
セットが発生したことを認識しない。このため、他のバ
スで発生したバスリセットにより通信が中断されること
がない。
【0025】また、IEEE1394ブリッジ110
は、あるポータルが受信したパケットの中から異なるバ
スに渡すべきパケットを選択して、そのパケットを転送
する機能を備えている。以下、P1394.1委員会の
発行しているP1394.1草案規格に基づき、アシン
クロナス・パケット、ストリーム・パケットの転送方法
について具体的に説明する。
【0026】IEEE1394ブリッジ110は受信し
たアシンクロナス・パケットの送信先バスIDフィール
ドF100(図22参照)を抽出し、予め格納されてい
る転送情報を参照して、受信したパケットを内部スイッ
チング機構に出力するかどうかの判断を行う。転送情報
の格納形式には、例えば1023ビットのビット列であ
るルーティング・マップが挙げられる。ルーティング・
マップの設定は、送信先バスIDフィールドF100の
値が‘n’のアシンクロナスパケットを転送するように
設定する場合には、上位n+1ビット目の値を‘1’と
する。
【0027】図30は、例えば4つのネットワークが3
つのIEEE1394ブリッジ110によって接続され
て構成されるネットワークにおけるポータルのルーティ
ング・マップを示す図面である。図30に示された例で
は、上位1,2,4,ビット目に値‘1’がセットされ
る。図31は、ストリーム・パケットの転送に用いられ
るSTREAM CONTROLエントリ(以下、SC
Rと称する)のフォーマットを示す図である。このSC
Rは各々のポータルに最大64個実装され、各々に番号
が付されている。
【0028】図31において、stフィールドF140
は、チャネル(channel)フィールドF141に
格納されたストリーム・パケットを受信した際に、その
ストリーム・パケットを内部スイッチング装置112に
出力する(以下、この動作をリスナ動作と称する)か、
自身が接続されているバスに出力する(以下、この動作
をトーカ動作と称する)かを定めるフィールドである。
例えば、stフィールドF140に値‘1h’が設定さ
れている場合には、チャネル(channel)フィー
ルドF141に格納された番号のチャネルを使用してい
るストリーム・パケットに対してはリスナ動作を行い、
値‘2h’が設定されている場合には、内部スイッチン
グ装置112から渡されたストリーム・パケットに対し
てトーカ動作を行う。尚、‘0h’は、SCRの設定が
無効であることを示す。
【0029】チャネル(channel)フィールドF
141は、バスから受信したストリーム・パケットの
内、異なるバスに転送すべきストリーム・パケットが使
用しているチャネルの番号又は内部スイッチング装置1
12から渡されたストリーム・パケットを自身が接続さ
れているバスに送出する際に、ストリーム・パケットの
チャネル(channel)フィールドF110(図2
3参照)に記述するチャネルの番号が記載されているフ
ィールドである。iフィールドF141は、転送を行う
ストリーム・パケットがアイソクロナス・ストリーム・
パケットであるか、又はアシンクロナス・ストリーム・
パケットであるかを示すフィールドである。
【0030】ポータルは、自身が接続されているバスか
らストリーム・パケットを受信すると、受信したパケッ
トからチャネル(channel)フィールドF110
に記載されている値を抽出する。抽出した値がポータル
に実装されているSCRを全て参照して、例えば、st
フィールドF140が値‘1h’に設定され、チャネル
(channel)フィールドF141に抽出された値
が設定されているSCRが存在していれば、ポータルは
リスナ動作を行い、受信したストリーム・パケットを内
部スイッチング装置112に出力する。ここでは番号が
n(nは自然数)のSCR[n]に設定がなされていた
ものとする。内部スイッチング装置112は、適切なポ
ータルを選択して入力されたストリーム・パケットを選
択されたポータルに出力する。内部スイッチング装置1
12からストリーム・パケットを受信したポータルは、
パケットをバスから受信したポータルが参照したSCR
と同じ番号のSCR[n]を参照する。例えば、SCR
[n]のstフィールドF140が‘2h’であれば、
チャネル(channel)フィールドF141に記載
されている値を、渡されたストリームパケットのチャネ
ル(channel)フィールドF110に設定して、
バス上に出力する。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の通信
経路制御方法は、IEEE1394ブリッジを用いて複
数のバスを相互に接続することで構成されるネットワー
クに適用できないという問題がある。その理由は以下の
通りである。つまり、従来の通信経路制御方法は、13
94機器間に通信経路を確立する際に経路として用いら
れるバスを調査する手順を有しておらず、また、自身が
接続されているバスとは異なるバスで経路にあたるバス
のリソースを確保し、解放する手順を有していないため
である。更に、自身が接続されているバスとは異なるバ
スで経路にあたるバスのバスリセットを検出できず、且
つネットワークのトポロジーの変化を検出できないため
である。
【0032】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、高速シリアルバスIEEE1394等のパケッ
ト方式によるシリアル双方向通信が可能であり且つAV
機器を複数台接続可能なバスを相互に接続するブリッジ
を用いて複数のバスを相互に接続することで構成される
ネットワークにおいても、ネットワークに接続されてい
る1394機器間の通信経路の確立・切断、及びバスリ
セットに伴う通信経路の再確立を可能にする通信経路制
御方法、機器制御装置、及びブリッジを提供することを
目的とする。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のブリッジは、少なくとも1以上のノードを
接続してなるバス同士を接続するブリッジであって、同
一の前記バスに接続されたノード間、又は異なる前記バ
スに接続されたノード間の接続毎の受信ノード数を記憶
する記憶手段を具備することを特徴としている。また、
前記バスは、IEEE1394規格に定められたバスで
あり、前記ブリッジは、前記バスが接続されるポータル
を複数備え、当該ポータルに接続される前記バス間での
通信が可能なIEEE1394ブリッジであることを特
徴としている。本発明の通信制御装置は、少なくとも1
以上のノードを接続してなるバス同士が接続されたネッ
トワークにおける通信を制御する機器制御装置であっ
て、同一の前記バスに接続されたノード間、又は異なる
前記バスに接続されたノード間の接続毎の受信ノード数
を記憶する記憶手段を具備することを特徴としている、
また、前記バスは、IEEE1394規格に定められた
バスであることを特徴としている。本発明の第一の通信
経路制御方法は、同一のバスに接続されたノード間、又
は異なるバスに接続されたノード間の接続毎の受信ノー
ド数を記憶する記憶手段を備えるブリッジを用いて構成
されるネットワークにおける通信経路を制御する通信経
路制御方法であって、前記ブリッジの記憶手段に記憶さ
れる受信ノード数の増減を行って、前記ノード間の通信
経路を制御することを特徴としている。本発明の第二の
通信経路制御方法は、同一のバスに接続されたノード
間、又は異なるバスに接続されたノード間の接続毎の受
信ノード数を記憶する記憶手段を備える機器制御装置及
びブリッジを用いて構成されるネットワークにおける通
信経路を制御する通信経路制御方法であって、前記機器
制御装置の記憶手段に記憶される受信ノード数の増減を
行って、前記ノード間の通信経路を制御することを特徴
している。本発明の第三の通信経路制御方法は、前記ブ
リッジが、ノード間の接続毎の受信ノード数を記憶する
カウンタを有し、接続されているバスからストリーム・
パケットを受信する第1ポータルと接続されているバス
に前記ストリーム・パケットを送信する第2ポータルと
を備え、前記第1及び前記第2ポータルの各々に関連付
けられている同一のストリームに対する前記カウンタの
値の双方が1以上の値に変化した場合に、前記第1ポー
タルが受信する前記ストリーム・パケットを前記第2ポ
ータルを介して、前記第2ポータルが接続されたバスへ
送信することを特徴としている。本発明の第四の通信経
路制御方法は、前記第1及び前記第2ポータルの各々に
関連付けられている同一のストリームに対する前記カウ
ンタの値の少なくとも一方が0に変化した場合に、前記
第1ポータルから前記第2ポータルを介したストリーム
・パケットの送信を行う設定を解消することを特徴とし
ている。本発明の第五の通信経路制御方法は、前記通信
経路上で隣接するバスの各々に接続される前記ブリッジ
が備えるポータルを探索し、通信経路を確立する場合に
は、探索される各々の前記ポータルが有するカウンタの
値を1増加させることを特徴としている。本発明の第六
の通信経路制御方法は、通信経路の開放を行う場合に
は、探索される各々の前記ポータルが有するカウンタの
値を1減少させることを特徴としている。本発明の第七
の通信経路制御方法は、前記カウンタの値の変更は、送
信ノードと受信ノードとの間の通信経路に存在するポー
タルを探索した後に行われることを特徴としている。本
発明の第八の通信経路制御方法は、前記カウンタの値の
変更は、前記通信経路の一端のバスから開始されて、他
端に達するまで繰り返し行われることを特徴としてい
る。本発明の第九の通信経路制御方法は、前記通信経路
にあたるバスの各々には、前記通信経路に存在するポー
タルの探索及び前記カウンタの値の変更を行う制御手段
を備えるノードが少なくとも一つずつ接続され、当該ノ
ードに対して前記ポータルの探索又はカウンタの値の変
更の要求が行われることを特徴としている。本発明の第
十の通信経路制御方法は、前記ネットワークには、前記
通信経路に存在するポータルの探索を行い、探索された
前記ポータルを識別する識別子を記憶保持するノードが
少なくとも一つ接続され、前記ノードから前記ポータル
の識別子を取得し、取得した前記ポータルの識別子をも
とに前記通信経路の確立又は開放が行われることを特徴
としている。本発明の第十一の通信経路制御方法は、前
記ポータルは、自身の接続されているバスからIEEE
1394規格に定められたアシンクロナス・パケットを
受信して、他のバスに当該アシンクロナス・パケットを
転送するか否かを判断する転送情報を備えるポータルで
あって、前記通信経路に存在するポータルの探索を行う
場合には、自身の接続されているバスに接続されている
全ての前記ポータルから当該転送情報を取得し、前記受
信ノードと同一のバスに接続されているノードに送信さ
れた前記アシンクロナス・パケットを転送するように設
定された該転送情報を備える前記ポータルを前記ポータ
ルとして特定し、特定されたポータルを備える前記ブリ
ッジが有する他の前記ポータルに対して、前記通信経路
に存在するポータルの探索を行うように要求することを
特徴としている。本発明の第十二の通信経路制御方法
は、前記ポータルが接続されているバスにおいてバスの
初期化が発生し、前記ストリーム・パケットの送信ノー
ドと受信ノードとが当該初期化後も前記ネットワークに
接続されていた場合に、当該初期化を検出し、当該初期
化前に獲得していたリソースの再獲得を行うことを特徴
としている。本発明の第十三の通信経路制御方法は、前
記リソースの再獲得が失敗した場合には、前記ストリー
ム・パケットを用いた通信の通信経路の全てに対して前
記通信経路の切断を行うことを特徴としている。本発明
の第十四の通信経路制御方法は、前記ポータルが、自身
の接続されているバスでの前記初期化を検出した場合
に、該初期化が終了した後、前記リソースの再獲得又は
前記通信経路の切断を行うことを特徴としている。本発
明の第十五の通信経路制御方法は、バスの初期化を検出
したら通知をするように要求する手順が各々の前記ポー
タルが接続されているバスに接続されているノードに対
して行われ、該通知を受信した場合に、前記リソースの
再獲得又は前記通信経路の切断が行われることを特徴と
している。本発明の第十六の通信経路制御方法は、前記
ポータルが接続されているバスにおいてバスの初期化が
発生し、前記送信ノード又は前記受信ノードが当該初期
化後に前記ネットワークに接続されていないことが検出
された場合に、接続されていないことが検出された前記
送信ノード又は前記受信ノードが当該初期化前に行って
いた前記ストリーム・パケットを用いた通信の前記通信
経路の全てに対して切断を行うことを特徴としている。
本発明の第十七の通信経路制御方法は、各々の前記経路
ポータルに対して定期的に前記アシンクロナス・パケッ
トを送信し、前記ポータルからの応答がなかった場合に
は前記ポータルが接続されているバスが前記ネットワー
クから抜けたと判断し、該バスに接続されていた前記ポ
ータルを用いる通信経路の全てに対して切断を行うこと
を特徴としている。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態による通信経路制御方法、機器制御装置、及びブ
リッジについて詳細に説明する。図1は、本発明の実施
形態による通信経路制御方法、機器制御装置、及びブリ
ッジが用いられるネットワークの構成を示すブロック図
である。図1に示したネットワークは、バス1a〜1d
の4つのバスを、2つのポータルで構成されたIEEE
1394ブリッジ2a〜2cを介して接続することで構
成されている。つまり、IEEE1394ブリッジ2a
は、バス1aとバス1bとを接続し、IEEE1394
ブリッジ2bは、バス1bとバス1cとを接続し、IE
EE1394ブリッジ2cは、バス1bとバス1dとを
接続する。
【0035】バス1aは1394機器3a,3b,3c
が接続されて構成され、バス1bは1394機器4a,
4b,4cが接続されて構成され、バス1cは1394
機器5a,5b,5c,5dが接続されて構成され、バ
ス1dは1394機器6a,6bが接続されて構成され
る。また、IEEE1394ブリッジ2aはポータル7
a,7bを備え、IEEE1394ブリッジ2bはポー
タル8a,8bを備え、IEEE1394ブリッジ2c
はポータル9a,9bを備える。尚、各ポータル7a,
7b,8a,8b,9a,9bは、図30に示すルーテ
ィング・マップを備えている。本発明の実施形態では接
続管理方式の具体的な説明のため、バス1cに接続され
ている1394機器5dは、図24に示した機器制御装
置であり、ネットワークに接続されている各1394機
器の機器情報を収集し、収集した機器情報を参照して1
394機器間の通信経路の管理を行うノードであるとす
る。また、1394機器3a〜3c,4a〜4c,5a
〜5d,6aは全てPCR(Plug Control
Register)を備えているものとする。
【0036】〔第1実施形態〕以下、本発明の第1実施
形態について説明する。本発明の第1実施形態において
は、図1に示した各々のポータル7a,7b,8a,8
b,9a,9bが転送を行うストリーム毎に通信経路管
理テーブルを有するものとする。図2は、IEEE13
94ブリッジ2aの内部構成を示すブロック図である。
尚、IEEE1394ブリッジ2b,2cの内部構成は
IEEE1394ブリッジ2aと同様であるので、説明
を省略する。図2に示されたように、IEEE1394
ブリッジ2aはポータル7aとポータル7bとを内部ス
イッチング機構10とで接続した構成となっている。ポ
ータル7aは、コマンド制御部11、通信経路管理テー
ブル記憶部12、1394トランザクション層13、1
394リンク層14、1394物理層15、及びシリア
ルバスマネージメント16から構成される。通信経路管
理テーブル記憶部12には、複数の通信経路管理テーブ
ル17a〜17nが設けられ、各々の通信経路管理テー
ブル17a〜17nには接続カウンタ18a〜18nが
それぞれ設けられている。
【0037】また、ポータル7bもポータル7aと同様
に、コマンド制御部21、通信経路管理テーブル記憶部
22、1394トランザクション層23、1394リン
ク層24、1394物理層25、及びシリアルバスマネ
ージメント26から構成され、通信経路管理テーブル記
憶部22には、複数の通信経路管理テーブル27a〜2
7nが設けられ、各々の通信経路管理テーブル27a〜
27nには接続カウンタ28a〜28nがそれぞれ設け
られている。
【0038】図3は、自身の接続しているバスにストリ
ーム・パケットを送出しているポータル(以下、トーカ
ー・ポータルと称する)と、通信経路の確立・切断を指
示する1394機器からの指示を受けるポータル(以
下、代表ポータルと称する)が格納している1ストリー
ム分の通信経路管理テーブルの具体例を示す図である。
送信バスフィールドF1には、ストリーム・パケットを
送信するノード(以下、送信ノードと称する)が接続さ
れているバスのバスIDが記載される。EUI−64フ
ィールドFA2は、送信ノードのEUI−64情報が記
載される。oPCR番号フィールドFA3は、送信ノー
ドがストリーム・パケットを送信する際に使用するoP
CRの番号が記載される。
【0039】接続カウンタ(コネクション・カウンタ)
フィールドFA4には、EUI−64フィールドFA2
に記載されるEUI−64情報で特定される送信ノード
が、oPCR番号フィールドFA3に記載される番号の
oPCRを用いて送信しているストリーム・パケット
を、ポータルを経路として使用しながら受信しているノ
ードの数が記載されている。制御装置(コントローラ)
フィールドFA5には、通信経路の確立を最初に要求し
た1394機器のノードIDが記載される。
【0040】所要帯域フィールドFA6には、獲得した
帯域が記載されている。チャネル番号フィールドFA7
には、獲得したチャネルの番号が記載されている。SC
R番号フィールドFA8には、チャネル番号フィールド
FA7に記載されているチャネルの番号が設定されてい
るSCRの番号が記載される。リスナ・ポータル(Li
stener−Portal)フィールドFA9には、
ポータルがバス上に送出しているストリーム・パケット
を受信して隣接するバスに転送しているポータルの物理
IDが記載されている。
【0041】図4は、自身の接続しているバスからスト
リーム・パケットを受信しているポータル(以下、リス
ナ・ポータルと称する)が格納している1ストリーム分
の通信経路管理テーブルの具体例を示す図面である。ト
ーカー・ポータルフィールドFB5には、自分が受信し
ているストリーム・パケットをバス上に送出しているポ
ータルの物理IDが記載される。SCR番号フィールド
FB6には、受信したストリーム・パケットを隣接する
ポータルに渡す際に使用しているSCRの番号が記載さ
れる。EUI−64フィールドFBIには、送信ノード
のEUI−64情報が記載される。oPCR番号フィー
ルドFB2には、送信ノードがストリーム・パケットを
送信する際に使用するoPCRの番号が記載される。チ
ャネル番号フィールドFB3には、受信するストリーム
・パケットが使用しているチャネルの番号が記載され
る。
【0042】[通信経路の確立] [経路情報の調査と、帯域及びチャネルの確保]次に、
1394機器5dが、1394機器3bと1394機器
6bとの間に通信経路を確立する場合の処理を具体的に
説明する。ここでは、1394機器3bが送信ノードで
あり、1394機器6bがアイソクロナス・ストリーム
・パケットを受信するノード(以下、受信ノードと称す
る)であるとする。
【0043】1394機器5dは、通信経路の確立に先
だって収集された機器情報を参照して、送信バスに接続
されているポータル7aを代表ポータルと選出し、ポー
タル7aに対して、受信ノードが接続されているバス
(以下、受信バスと称する)までの経路を調査し、経路
にあたっている各々のバス(以下、経路バスと称する)
の帯域及びチャネルの確保を要求する。具体的には、格
納している通信経路管理テーブルの接続カウンタフィー
ルドFB4の値を‘1’増加(インクリメント)させる
ことを要求する。この要求においては、具体的にはコマ
ンドが用いられる。以下、コマンドについて説明する。
【0044】1394機器又はポータルに対して、何ら
かの要求を行う目的で使用されるものを要求コマンド
(リクエスト・コマンド)、受信した要求に対して返信
を行う目的で使用されるものを応答コマンド(レスポン
ス・コマンド)と呼ぶ。要求コマンド及び応答コマンド
の送信はCSR(Command and Statu
s Register)空間に予め確保されている領域
(以下、コマンド領域と称する)に対するライト・トラ
ンザクションによって行われる。従って、要求コマン
ド、応答コマンドに対応するためには、予めコマンド領
域を実装しておく必要がある。要求コマンド、及び応答
コマンドを受信した1394機器又はポータルは、書き
込まれた内容をコマンド領域から読み出すことによっ
て、要求されている内容や、返信された情報を取得す
る。
【0045】図5は、上記コマンドのフォーマットの一
例を示す図である。図5に示されたように、コマンド
は、複数のフィールドFC1〜FC19からなる。これ
らのフィールドの内、tcodeフィールドFC5に
は、書込要求(write request)であるこ
とを示す値が記述され、送信先オフセットフィールドF
C8には、CSR空間内に確保されたコマンド領域の先
頭アドレスが記述される。
【0046】また、ctypeフィールドFC13は、
コマンドの種別(commandtype)を示すフィ
ールドである。例えば、要求コマンドの場合は‘1h’
が、応答コマンドの場合は‘0h’が記述される。rc
odeフィールドFC14は、応答コマンドにのみ利用
されるフィールドである。応答コマンドはrcodeフ
ィールドFC14の値により以下のように分類される。 ・‘8h’:NOT IMPLEMENTED(コマン
ドを受信したノードが要求された動作をサポートしてい
ない) ・‘9h’:ACCEPTED(要求された動作が完了
した) ・‘Ah’:REJECTED(要求された動作が完了
しなかった) ・‘Bh’:INTERIM(要求を受け付け、現在処
理中である)
【0047】以下、rcodeフィールドFC14に
‘8h’が設定されている応答コマンドを「応答(NO
T IMPLEMENTED)コマンド」、‘9h’が
設定されている応答コマンドを「応答(ACCEPTE
D)コマンド」、‘Ah’が設定されている応答コマン
ドを「応答(REJECTED)コマンド」、‘Bh’
が設定されている応答コマンドを「応答(INTERI
M)コマンド」という。尚、応答(INTERIM)コ
マンドを送信した1394機器は、要求された動作が終
了した後に、応答コマンドを再び送信する。
【0048】図5中のclフィールドFC15は、コマ
ンドを識別するためのラベル(command lab
el)を記述するフィールドであり、ある要求コマンド
とそれに対する応答コマンドのclフィールドの値は一
致していなければならない。opcodeフィールドF
C16は、要求コマンドを受信した1394機器が行う
べき動作や、返信すべき状態を記述するフィールドであ
る。オペランドフィールドFC17は、opcodeフ
ィールドFC16で指定されている動作を実行するのに
必要な情報や、返信の際に含まれる情報を格納するフィ
ールドであり、その値はコマンドにより異なる。要求コ
マンドを受信した1394機器は、応答(ACCEPT
ED)コマンド又は応答(REJECTED)コマンド
を送信するまで、受信した要求コマンドに設定されてい
たclフィールドFC15、opcodeフィールドF
C16の値と、受信した書込要求パケットの送信元ID
フィールドの値を格納している。
【0049】図6は、図1中の1394機器5dから、
ポータル7aに対して送信される要求コマンドの具体例
を示す図面である。送信先バスIDフィールドFC1に
は、ポータル7aが接続されているバス1aのバスID
である‘000h’が設定される。送信先物理IDフィ
ールドFC2には、ポータル7aの物理IDが設定され
る。tcodeフィールドFC5には、IEEE139
4規格に定められた「データブロックに対する書込要求
(write request for data b
lock)」であることを示す‘1h’が記述される。
送信元IDフィールドFC7には1394機器5dのノ
ードIDが記述される。ctypeフィールドFC13
には、コマンドが要求コマンドであることを示す値‘1
h’が設定される。clフィールドFC15には、ここ
では具体例として‘1h’が設定されている。opco
deフィールドFC16には、要求コマンドの要求が送
信バスから受信バスまでの通信経路の確立の要求である
ことを示す値が設定される。ここでは、具体例として
‘0h’が設定されている場合を図示した。オペランド
フィールドFC17は、送信バスのバスID、送信ノー
ドのEUI−64情報、使用するoPCRの番号、受信
バスのバスIDである‘003h’、及び確保すべき帯
域が記載される。
【0050】図7〜図9は、通信経路の確立が行われて
いる際のポータルの処理手順を示すフローチャートであ
る。この処理は、1394機器5dから送信された要求
コマンドを受信した時に開始される。まず、ポータル7
aが、コマンド領域から読み出して要求コマンドの内容
を受信すると、受信した要求コマンドの内容から、格納
している通信経路管理テーブルの接続カウンタフィール
ドの値を‘1’増加させるよう要求されたことを認識す
る(ステップSA2)。認識後、ポータル7aは、13
94機器5dに対して応答(INTERIM)コマンド
を送信する(ステップSA3)。
【0051】ここで、図10は、ステップSA3の処理
においてポータル7aが送信する応答コマンドの具体例
を示す図である。送信先バスIDフィールドFD1に
は、先に受信した要求コマンドの送信元IDフィールド
FC7(図6参照)の上位10ビットの値である139
4機器5dが接続されているバス1cのバスID‘00
2h’が設定される。送信先物理IDフィールドFD2
には、先に受信した要求コマンドの送信元IDフィール
ドFC7の下位6ビットの値である1394機器5dの
物理IDが設定される。
【0052】tcodeフィールドFD5には、IEE
E1394規格に定められた「データquadletに
対する書込要求(write request for
data quadlet)」であることを示す‘0
h’が記述される。送信元IDフィールドFD7の上位
10ビットには‘000h’が、下位6ビットには、ポ
ータル7aの物理IDがそれぞれ記述される。ctyp
eフィールドFD10には、コマンドが応答コマンドで
あることを示す値‘0h’が設定される。rcodeフ
ィールドFD11には、要求コマンドの要求を受け付
け、現在処理中であることを示す‘Bh’が設定され
る。clフィールドFC12には、受信した要求コマン
ドに設定されていた‘1h’が設定される。
【0053】さて、応答(INTERIM)コマンドを
受信した1394機器5dは、要求が受け付けられたこ
とを認識して、次に送られる応答コマンドを待つ。ポー
タル7aは、オペランドフィールドに記載されている送
信バスのバスID、送信ノードのEUI−64情報とo
PCR番号から特定される通信経路管理テーブルを格納
しているかどうかを確認する(ステップSA4)。ステ
ップSA4における判断結果が「NO」の場合、つまり
格納していなかった場合には、新たに通信経路管理テー
ブルを作成して受信した情報を記載する(ステップSA
6)。具体的には、受信した要求コマンドのオペランド
フィールドに含まれている送信バスのバスID、送信ノ
ードのEUI−64情報、oPCR番号、所要帯域を記
載し、受信した書込要求パケットの送信元IDフィール
ドの値を、制御装置フィールドに記載する。また、接続
カウンタフィールドは‘1’に設定される。通信経路管
理テーブルを既に格納していた場合、つまりステップS
A5の判断結果が「YES」である場合の処理について
は後述する。
【0054】ポータル7aは、通信経路管理テーブルの
作成後(ステップSA6の処理後)、バス1aのIRM
(Isochronous Resource Man
ager)である1394機器3cから要求された帯域
及びチャネルを獲得する(ステップSA7)。帯域及び
チャネルの獲得に成功した場合は、ステップSA6の処
理で作成した通信経路管理テーブルのチャネル番号フィ
ールドに獲得したチャネルの番号を記載する。帯域又は
チャネルの獲得に失敗した場合(ステップSA8の判断
結果が「NO」の場合)には、応答(REJECTE
D)コマンドを要求コマンドを送信した1394機器又
はポータルに送信し(ステップSA9)、新規に作成し
た通信経路管理テーブルを破棄して(ステップSA1
0)処理は終了する。
【0055】一方、帯域及びチャネルの獲得に成功した
場合、つまりステップSA8の判断結果が「YES」の
場合には、ポータル7aは、受信した要求コマンドに設
定すべきSCRの番号が含まれていたかどうか確認する
(ステップSA11)。SCR番号が含まれていない場
合、つまりステップSA11の判断結果が「NO」の場
合には、要求コマンドに含まれている受信バスのバスI
Dと、自身のバスIDを比較する(ステップSA1
2)。ステップSA12において、バスIDが一致した
場合、つまり判断結果が「YES」である場合には、ス
テップSA13の処理に移行する。このステップSA1
3の処理の詳細は後述する。また、ステップSA11に
おいて、SCR番号が含まれていた場合、つまり判断結
果が「YES」の場合の処理については後述する。
【0056】ステップSA12において、要求コマンド
に含まれている受信バスのバスIDと、自身のバスID
を比較した結果、バスIDが一致しない場合、つまり判
断結果が「NO」である場合には、ポータル7aは、自
身が接続されているバスに接続されている全てのポータ
ルと自分自身からルーティング・マップを取得する(ス
テップSA14)。この場合、バス1aにあるポータル
はポータル7aのみなので、自身の格納しているルーテ
ィング・マップを読み出す。ポータル7aは取得したル
ーティング・マップを参照して、受信バスのバスIDを
示すビットが‘1’に設定されているルーティング・マ
ップを格納しているポータルを送信バスから受信バスま
での経路にあたるポータルであると特定する(ステップ
SA15)。
【0057】特定されたポータルの物理IDは通信経路
管理テーブルのリスナ・ポータルフィールドに記載され
る。この場合、ポータル7aのルーティング・マップの
上位4ビット目には‘1’が設定されているので、自身
を経路にあたるポータルであると認識する。ポータルの
特定に失敗した場合、つまりステップSA16における
判断結果が「NO」である場合には、ステップSA9と
同様の処理(ステップSA17)を実行した後、確保し
た帯域及びチャネルを解放し、SCRの設定をクリアし
て、ステップSA10と同様の処理(ステップSA1
8)を行い処理を終了する。
【0058】一方、ポータルの特定に成功した場合、つ
まりステップSA16における判断結果が「YES」の
場合には、ポータル7aは経路にあたるポータルとして
特定されたポータルに対して、隣接するポータル7bに
対して接続カウンタフィールドの値を‘1’増加させる
ように要求する要求コマンドを送信するように要求する
要求コマンドを送信する(SA19)。この要求コマン
ドのオペランドフィールドには、送信バスのバスID、
送信ノードのEUI−64情報と使用するoPCRの番
号、通信経路の確立を行おうとしている1394機器の
ノードID(1394機器5dのノードID)、受信バ
スのバスID、必要な帯域、ポータル7aが獲得したチ
ャネルの番号が記述される。ただし、この場合は自身を
経路にあたるバスとして特定しているのでバス1a上に
パケットは送出されない。
【0059】要求コマンドを受信したポータル7aは、
コマンド領域から受信した要求コマンドの内容を読み出
し(ステップSA20)、隣接するポータルに対して接
続カウンタフィールドの値を‘1’増加させるように要
求する要求コマンドを送信するように要求されたことを
認識する(ステップSA21)。認識後、要求コマンド
を送信した1394機器又はポータルに対して、応答
(INTERIM)コマンドを送信する(ステップSA
22)。また、ポータルが応答(INTERIM)コマ
ンドを受信すると(ステップSA23)、次に送信され
る応答コマンドを待つ(ステップSA24)。この場
合、ポータル7aが自身に対して、要求コマンドを送信
しているので応答(INTERIM)コマンドはバス上
には送信されない。
【0060】一方、応答(INTERIM)コマンド送
信後、ポータル7aは受信した要求コマンドのオペラン
ドフィールドに含まれている送信ノードのEUI−64
情報とoPCR番号で特定される通信経路管理テーブル
が格納されていない場合、つまりステップSA26の判
断結果が「NO」の場合には、読み出したオペランドフ
ィールドに含まれている送信ノードのEUI−64情報
とoPCR番号、受信した書込要求パケットの送信元I
Dフィールドの下位6ビットの値をトーカー・ポータル
フィールドに記載した通信経路管理テーブルを新規に作
成する(ステップSA27)。この際、接続カウンタフ
ィールドには値‘1’を設定する。通信経路管理テーブ
ルを新規に作成した場合、ポータル7aは自身の使用可
能なSCRに要求コマンドに含まれているチャネルの番
号を設定する(ステップSA28)。
【0061】SCR番号の設定に失敗した場合、つまり
ステップSA29の判断結果が「NO」の場合には、ス
テップSA9と同様の処理(ステップSA30)の処理
を行う。その後、接続カウンタフィールドの値を参照し
て値が‘0’でない場合、つまりステップSA31の判
断結果が「NO」の場合には処理を終了する。一方、接
続カウンタフィールドの値を参照して値が‘0’でない
場合、つまりステップSA31の判断結果が「YES」
の場合には、SCR番号フィールドに記載された番号で
特定されるSCRの設定をクリアし(ステップSA3
2)、ステップSA10と同様の処理(ステップSA3
3)を行って処理を終了する。
【0062】SCR番号の設定に成功した場合、つまり
ステップSA29の判断結果が「YES」の場合には、
ポータル7aはポータル7bに対して、接続カウンタフ
ィールドの値を‘1’だけ増加させるように要求する要
求コマンドを送信する(ステップSA34)。このと
き、オペランドフィールドには、送信バスのバスID、
送信ノードのEUI−64情報と使用するoPCRの番
号、通信経路の確立を行おうとしている1394機器の
ノードID(1394機器5dのノードID)、受信バ
スのバスID、必要な帯域、設定を行ったSCRの番号
が記載される。
【0063】要求コマンドを受信したポータル7bは、
ステップSA1からステップSA19までの処理を行
う。ここで、ステップSA11の処理では、要求コマン
ドに含まれている番号をもつSCRに対してバス1bで
獲得されたチャネルの番号を設定し、同時に通信経路管
理テーブルのSCRフィールドに値を格納する。また、
ステップSA19の処理ではポータル9aに対して、隣
接するポータル9bに接続カウンタフィールドの値を
‘1’だけ増加させるように要求する要求コマンドの送
信を要求する要求コマンドを送信する。
【0064】要求コマンドを受信したポータル9aは、
ステップSA20からステップSA34までの処理を行
って接続カウンタフィールドの値を‘1’増加させるよ
うに要求するポータル9bに要求コマンドを送信する。
そして、ステップSA23及びステップSA24の処理
と同様な処理を行う(ステップSA35)。要求コマン
ドを受信したポータル9bは、処理ステップSA1から
ステップSA12までの処理を行う。ここで、ステップ
SA12の処理では受信バスのバスIDと自身のバスI
Dが一致するので、要求コマンドを送信したポータル9
aに対して、オペランドフィールドに自身のノードID
とバス1dでポータル9bが獲得したチャネルの番号を
記載した応答(ACCEPTED)コマンドを送信し
(ステップSA13)、処理を終了する。
【0065】ポータル9aがポータル9bからの応答コ
マンドを受信すると(ステップSA36)、ポータル9
aは受信した応答コマンドが応答(ACCEPTED)
コマンドであるかどうかを確認する(ステップSA3
7)。応答(ACCEPTED)コマンドであった場
合、つまり、ステップSA37における判断結果が「Y
ES」である場合には、要求コマンドを送信したポータ
ル7bに対して応答(ACCEPTED)コマンドを送
信する処理(ステップSA38)を行って、処理を終了
する。尚、ステップSA38においては、自身のノード
IDと通信経路管理テーブルのチャネル番号フィールド
に記載されている値をオペランドフィールドに付加した
応答(ACCEPTED)コマンドを送信する。一方、
ステップSA37において、受信した応答コマンドが応
答(ACCEPTED)コマンドでない場合、つまり判
断結果が「NO」の場合には、ステップSA30からス
テップSA33までの処理を行って処理を終了する。
【0066】ポータル9aからの応答コマンドを受信し
たポータル7bは、ステップSA36及びステップSA
37の処理を行い、受信した応答コマンドが応答(AC
CEPTED)コマンドであった場合には、ステップS
A38の処理を行って応答(ACCEPTED)コマン
ドをポータル7aに送信して処理を終了する。それ以外
の場合は、ステップSA32及びステップSA33の処
理を行って処理を終了する。
【0067】ポータル7bからの応答コマンドを受信し
たポータル7aは、ステップSA35からステップSA
38まで、又はステップSA35からステップSA37
及びステップSA30からステップSA33までの処理
を行ってポータル7a(自分自身)に応答コマンドを送
信して処理を終了する。自分自身からの応答コマンドを
受信したポータル7aは、ステップSA35からステッ
プSA38まで、又はステップSA35からステップS
A37及びステップSA30からステップSA33まで
の処理を行って応答コマンドを1394機器5dに送信
して処理を終了する。
【0068】ポータル7aからの応答コマンドを受信し
た1394機器5dは、送信ノードから受信ノードまで
の間に通信経路が確立されたことを認識する。その後、
送信ノードである1394機器3bのoPCRと139
4機器6bのiPCRに対して設定を行い、1394機
器3bと1394機器6bの間でストリーム・パケット
を用いた通信が開始される。1394機器5dは、受信
した応答(ACCEPTED)コマンドから取得される
各経路バスのトーカー・ポータル、リスナ・ポータルの
ノードID、経路バスで獲得されているチャネルの番号
を格納しておく。
【0069】[受信ノードの追加]送信ノードが送信し
ているストリーム・パケットを受信する受信ノードを新
規に追加したい場合の処理について、図7〜図9を参照
しつつ説明する。説明には図1に示されるネットワーク
において、既に1394機器3bと1394機器6bの
間でアイソクロナス・ストリーム・パケットを用いた通
信が行われている時に、新規に受信ノードとして139
4機器5cを追加する場合の処理について説明する。
【0070】通信経路の設定を行う1394機器5d
は、先に通信経路を確立する際に代表ポータルとして選
出したポータルに対して、通信経路の確立を要求する要
求コマンドを送信する。具体的には、経路として使用さ
れる各々のポータルが格納している通信経路管理テーブ
ルに保存されている接続カウンタフィールドの値を
‘1’だけ増加させることを要求する要求コマンドをポ
ータル7aに対して送信する。送信される要求コマンド
のオペランドフィールドには、送信バスのバスID、送
信ノードのEUI−64情報と使用するoPCRの番
号、受信バスのバスIDである‘002h’と確保すべ
き帯域が記載される。
【0071】ポータル7aは、ステップSA1からステ
ップSA3までの処理を行う。その後、ステップSA4
及びステップSA5の処理を行い、要求コマンドのオペ
ランドフィールドから取得した送信ノードのEUI−6
4情報とoPCR番号で特定される通信経路管理テーブ
ルを格納しているかどうかを確認する。この場合、13
94機器3bと1394機器6bの間に、既に通信経路
が確立されているので該当する通信経路管理テーブルが
格納されている。
【0072】通信経路管理テーブルが格納されている場
合は、接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ増加さ
せる(ステップSA39)。接続カウンタフィールドの
値を増加させた後に、ステップSA12からステップS
A19までの処理を行い、特定されたポータル7aに対
して隣接するポータルに接続カウンタフィールドの値を
‘1’増加させるよう要求する要求コマンドの送信を要
求する要求コマンドを送信する。ステップSA19で送
信された要求コマンドを受信したポータル7aは、ステ
ップSA20からステップSA26までの処理を行う。
ここでは、要求コマンドのオペランドフィールドから取
得した送信ノードのEUI−64情報とoPCR番号で
特定される通信経路管理テーブルが格納されているの
で、ステップSA26の判断結果は「YES」となり、
ステップSA39と同様の処理(ステップSA40)及
びステップSA40の処理を行い、ポータル7bに対し
て接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ増加させる
よう要求する要求コマンドを送信する。
【0073】ポータル7bは、ステップSA1からステ
ップSA5までの処理を行う。この時、ポータル7bに
は、要求コマンドのオペランドフィールドから取得した
送信ノードのEUI−64情報とoPCR番号で特定さ
れる通信経路管理テーブルが格納されているので、ステ
ップSA5の判断結果は「YES」となり、ステップS
A39の処理を行った後にステップSA12からステッ
プSA19までの処理を行い、ポータル8aに対して隣
接するポータル8bに接続カウンタフィールドの値を
‘1’だけ増加させるよう要求する要求コマンドの送信
を要求する要求コマンドを送信する。
【0074】ポータル7bが送信する要求コマンドを受
信したポータル8aは、ステップSA20からステップ
SA26までの処理を行い、要求コマンドのオペランド
フィールドから取得した送信ノードのEUI−64情報
とoPCR番号で特定される通信経路管理テーブルが格
納されているので、ステップSA26の判断結果は「Y
ES」となり、ステップSA40及びステップSA34
の処理を行い、ポータル8bに対して接続カウンタフィ
ールドの値を‘1’だけ増加させるよう要求する要求コ
マンドを送信する。
【0075】ポータル8bは、ステップSA1からステ
ップSB5までの処理を行う。この時、ポータル8bに
は、要求コマンドのオペランドフィールドから取得した
送信ノードのEUI−64情報とoPCR番号で特定さ
れる通信経路管理テーブルが格納されていないので、ス
テップSA5の判断結果は「NO」となり、ステップS
A6からステップSA12までの処理を行う。ここで、
ステップSA12では受信バスのバスIDと、自身のバ
スIDが一致するので、判断結果は「YES」となり、
ステップSA13の処理を行って処理を終了する。
【0076】ポータル8bからの応答コマンドを受信し
たポータル8aは、ステップSA23及びステップSA
24並びにステップSA40からステップSA49の処
理を行って応答コマンドを送信する。尚、ステップSA
44及びステップSA49に示した処理は、それぞれス
テップSA9及びステップSA10と同様の処理であ
る。その後、[通信経路の確立]の項で説明した手順に
従って、応答(ACCEPTED)コマンドが1394
機器5dまで送信される。応答(ACCEPTED)コ
マンドを受信した1394機器5dに1394機器5c
までの通信経路が確立されたものと判断して、受信ノー
ドのiPCRの設定を行う。この設定が終了すると、1
394機器5cは、送信ノードである1394機器3b
の送信するアイソクロナス・ストリーム・パケットを受
信することができる。
【0077】尚、ステップSA11において、SCR番
号が含まれていたと判断された場合、つまり判断結果が
「YES」の場合にはステップSA50においてSCR
の設定処理が行われる。その後、ステップSA50にお
ける設定処理が成功したか否かが判断される(ステップ
SA51)。ステップSA51において、設定が成功し
たと判断された場合、つまり判断結果が「YES」の場
合には、処理はステップSA12へ進む。一方、ステッ
プSA51の判断結果が「NO」の場合には、ステップ
SA9及びステップSA10の処理を行って終了する。
【0078】[通信経路の切断]次に、既に確立されて
いる通信経路を切断する場合の処理について、図7〜図
9を参照しつつ説明する。説明には図1に示されるネッ
トワークにおいて、既に1394機器3bと1394機
器5c及び及び1394機器6bとの間に通信経路が確
立されている時に、1394機器3bと1394機器5
cの間に確立されている通信経路の切断する場合の処理
について説明する。
【0079】まず、1394機器5dは、送信バスの代
表ポータルであるポータル7aに対して、受信バスまで
の経路を調査し、通信経路を切断するように要求する要
求コマンドを送信する。具体的には、経路として使用さ
れる各々のポータルが格納している通信経路管理テーブ
ルの接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ減少(デ
クリメント)させることを要求する要求コマンドを送信
する。
【0080】図11〜図13は、通信経路の切断を行う
際のポータルの処理手順を示すフローチャートである。
図11に示した処理は、ポータル7aがコマンド領域か
ら供給コマンドを受信してから開始される。まず、ポー
タル7aは、コマンド領域から受信した要求コマンドの
内容を読み出し、接続カウンタフィールドの値を‘1’
だけ減少させるよう要求されていることを認識する(ス
テップSB2))。認識後、要求コマンドの送信元であ
るポータル7aに対して応答(INTERIM)コマン
ドを送信する(ステップSB3)。
【0081】応答(INTERIM)コマンド送信後、
通信経路管理テーブルを参照して(ステップSB4)、
受信した要求コマンドのオペランドフィールドから取得
した送信ノードのEUI−64情報とoPCR番号で特
定される通信経路管理テーブルが格納されているかどう
かを確認する(ステップSB5)。格納されている場
合、つまりステップSB5の判断結果が「YES」の場
合には、接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ減少
(デクリメント)させる(ステップSB6)。一方、格
納されていない場合、つまりステップSB5の判断結果
が「NO」の場合には、応答(REJECTED)コマ
ンドを送信し(ステップSB7)、処理を終了する。
【0082】ステップSB6の処理が終了すると、更新
した接続カウンタフィールドの値が‘0’であるか否か
が判断される(ステップSB8)。更新した接続カウン
タフィールドの値が‘0’だった場合、つまりステップ
SB8の判断結果が「YES」の場合、通信経路管理テ
ーブルの所要帯域フィールド及びチャネル番号フィール
ドを参照して、切断された通信経路のために獲得した帯
域及びチャネルの解放を行い(ステップSB9)、解放
されたチャネルが設定されているSCRの設定をクリア
し(ステップSB10)、通信経路管理テーブルを破棄
する(ステップSB11)。
【0083】続いて、受信バスのバスIDと自身のバス
IDが一致するかどうかを調べる(ステップSB1
2)。ここでは、バスIDは一致しないのでステップS
B12の判断結果は「NO」となり、ポータル7aは、
自身が接続されているバスに接続されている全てのポー
タルと自分自身からルーティング・マップを取得し(ス
テップSB14)、取得したルーティング・マップを参
照して、受信バスのバスIDを示すビットが‘1’に設
定されているルーティング・マップを格納しているポー
タルを送信バスから受信バスまでの経路にあたるポータ
ルであると特定する(ステップSB15)。特定に失敗
した場合、つまりステップSB15の判断結果が「N
O」の場合は、ステップSB7と同様の処理(ステップ
SB16)を行い、処理を終了する。
【0084】一方、特定に成功した場合、つまりステッ
プSB15の判断結果が「YES」の場合には、特定し
たポータルに対して、隣接するポータルに対して、接続
カウンタフィールドの値を‘1’だけ減少させるように
要求する要求コマンドを送信するように要求する要求コ
マンドを送信する(ステップSB17)。この場合、ポ
ータル7aは自分自身に対して要求コマンドを送信す
る。ポータル7aは、コマンド領域から受信した要求コ
マンドの内容を読み出し(ステップSB18)、隣接す
るポータル7bに対して接続カウンタフィールドの値を
‘1’減少させるように要求する要求コマンドの送信を
要求されていることを認識する(ステップSB19)。
【0085】認識後、要求コマンドの送信元である自分
自身に対して、応答(INTERIM)コマンドを送信
する(ステップSB20)。応答(INTERIM)コ
マンド送信後、ポータル7aは、通信経路管理テーブル
を参照して(ステップSB21)、受信した要求コマン
ドのオペランドフィールドから取得した送信ノードのE
UI−64情報とoPCR番号で特定される通信経路管
理テーブルが格納されているかどうかを確認する(ステ
ップSB22)。格納されていない場合、つまりステッ
プSB22の判断結果が「NO」の場合には、応答(R
EJECTED)コマンドを送信し(ステップSB2
3)、処理を終了する。一方、格納されている場合、つ
まりステップSB21の判断結果が「YES」の場合に
は、ステップSB6の処理と同様に、接続カウンタフィ
ールドの値を‘1’だけ減少(デクリメント)させる
(ステップSB24)。
【0086】ステップSB25において、更新した接続
カウンタフィールドの値が‘0’だった場合、つまり判
断結果が「0」であった場合には、SCRの設定をクリ
ア(ステップSB26)し、通信経路管理テーブルを破
棄する(SB27)。その後、ポータル7aは、ポータ
ル7bに対して、接続カウンタフィールドの値を‘1’
だけ減少させるように要求する要求コマンドを送信する
(ステップSB28)。
【0087】接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ
減少させるように要求する要求コマンドを受信したポー
タル7bは、ステップSB1からステップSB15まで
及びステップSB17を実行する。隣接するポータルに
対して接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ減少さ
せるように要求する要求コマンドを受信したポータル8
aは、ステップSB18からステップSB28までの処
理を行う。接続カウンタフィールドの値を‘1’だけ減
少させるように要求する要求コマンドを受信したポータ
ル8bは、処理SB1からステップSB12までの処理
を行う。ここで、、ステップSB12においては、受信
バスのバスIDと自身のバスIDが一致するので、応答
(ACCEPTED)コマンドを返信する処理(ステッ
プSB29)を行って処理を終了する。
【0088】以下、ポータル8a、ポータル7b、ポー
タル7aは、応答コマンドを受信するとステップSB3
0からステップSB34までの処理を行い、処理を終了
する。尚、図13において、処理SB30は図8中のス
テップSA23及びステップSA24の処理と同様の処
理であり、図11中のステップSB7と同様の処理であ
る。ポータル7aから応答コマンドを受信した1394
機器5dは、応答(ACCEPTED)コマンドを受信
した場合には、通信経路の切断が完了したと認識して1
394機器5cのiPCRの設定をクリアする。尚、図
12中のステップSB38及びステップSB39の処理
は、それずれステップSB29及びステップSB7の処
理と同様の処理である。
【0089】[経路バスでのバスリセット]次に、通信
経路確立後に、経路バスでバスリセットが発生した場合
のポータルの処理について説明する。本説明においては
図1に示されるネットワークにおいて、1394機器5
dによって1394機器3bと1394機器5c及び1
394機器6bとの間に通信経路が確立されている時
に、バス1bでバスリセットが発生した場合の処理につ
いて説明する。ただし、バスリセット後も送信ノードと
受信ノードはネットワークに接続されているものとす
る。
【0090】バスリセットが発生し、IEEE1394
規格に定められたセルフIDプロセスが終了すると、バ
ス1bでトーカー・ポータルとして動作しているポータ
ル7bは、通信経路管理テーブルを参照してバスリセッ
ト前にバス1bで獲得していた帯域及びチャネルの再獲
得を行う。以下、再獲得の結果ごとに説明する。
【0091】(1)帯域及びチャネルの再獲得に成功し
た場合 この場合、ポータル7bは1394機器5dに通知を行
い処理を終了する。通知を受けた1394機器5dは、
バスリセットが発生したバスが送信バスあるいは受信バ
スであるかどうかの確認を行う。送信バスあるいは受信
バスであった場合は、送信ノードのoPCRあるいは受
信ノードのiPCRの設定を行う。
【0092】(2)帯域及びチャネルの再獲得には成功
したが、再獲得したチャネルの番号がバスリセット前と
異なる場合 この場合、通信経路管理テーブルのリスナ・ポータルフ
ィールドに物理IDが記述されているポータル(ポータ
ル8a、ポータル9a)に対して、SCRの設定を変更
するように要求コマンドを送信する。オペランドフィー
ルドには、ポータル7bが格納している通信経路管理テ
ーブルに記載された送信ノードのEUI−64情報とo
PCR番号、新たに設定されるチャネルの番号が記載さ
れている。要求コマンドを受信したポータル(ポータル
8a、ポータル9a)は、受信した要求コマンドのオペ
ランドフィールドに記載されている送信ノードのEUI
−64情報とoPCR番号で特定される通信経路管理テ
ーブルのSCR番号を参照して、その番号をもつSCR
のチャネル(channel)フィールドに送信された
チャネルの番号を設定する。設定が終了すると、応答
(ACCEPTED)コマンドを送信する。ポータル7
bは、応答(ACCEPTED)コマンドを受信する
と、自身のSCRに設定されているチャネルの番号を新
たに獲得したチャネルの番号に設定し直す。その後、制
御装置フィールドに物理IDが記載されている1394
機器5dに対して、新たに獲得したチャネルの番号を通
知する。通知を受けた1394機器5dは、受信したパ
ケットの送信元IDフィールドから通知をしたポータル
が接続されているバスのバスIDを認識して、それが送
信バスあるいは受信バスのバスIDであった場合に、送
信ノードのoPCRあるいは受信ノードのiPCRの再
設定を行う。
【0093】(3)帯域又はチャネルの再獲得に失敗し
た場合 図14〜図16は、バスリセット後に帯域あるいはチャ
ネルの再確保に失敗した場合のポータルの処理手順を示
すフローチャートである。まず、図15を参照すると、
ポータル7bは、リスナ・ポータルフィールドに物理I
Dが記述されているポータル(ポータル8a、ポータル
9a)に対して、隣接するポータルに対して接続カウン
タフィールドの値を‘0’にするように要求する要求コ
マンドを送信するように要求する要求コマンドを送信す
る(ステップSC1)。
【0094】その後、応答(INTERIM)コマンド
を受信した(ステップSC2)後、隣接するポータルに
対して、トーカー・ポータルの接続カウンタフィールド
の値を指定する値だけ減少させることを要求する要求コ
マンドの送信を要求する要求コマンドを送信する(SC
3)。このとき、オペランドフィールドには、送信バス
のバスID、送信ノードのEUI−64情報とoPCR
番号、減少させる値を記載する。減少させる値には、バ
スリセット前にポータル7bが格納していた接続カウン
タフィールドの値を指定する。
【0095】続いて、応答(INTERIM)コマンド
を受信した(ステップSC2)後、通信経路管理テーブ
ルを参照して、切断しなければならない通信経路の通信
経路管理テーブルの接続カウンタフィールドの値を
‘0’に設定する(ステップSC5)。ポータル7a、
ポータル8a、ポータル9aから応答(ACCEPTE
D)コマンドを受信(ステップSC6)した時点でポー
タル7bは1394機器5dに通知を行い(ステップS
C7)、処理を終了する。
【0096】ポータル8a、ポータル9aは、コマンド
領域から要求コマンドの内容を読み出し(ステップSC
8)、隣接するポータルに対して接続カウンタフィール
ドの値を‘0’にするように要求する要求コマンドを送
信するように要求を認識する(ステップSC9)。認識
後、ポータル9aは応答(INTERIM)コマンドを
送信する(ステップSC10)。応答(INTERI
M)コマンドを送信した後、受信した要求コマンドのオ
ペランドフィールドから取得した送信ノードのEUI−
64情報とoPCR番号で特定される通信経路管理テー
ブルの接続カウンタフィールドの値を‘0’にし(ステ
ップSC11)、図9中のステップSA31からステッ
プSA33と同様の処理を行う。
【0097】その後、隣接するポータル8b、ポータル
9bに対して、接続カウンタ値を‘0’にするように要
求する要求コマンドを送信し(ステップSC12)、応
答(INTERIM)コマンドを受信し(ステップSC
13)、続いて応答(ACCEPTED)コマンドを受
信(ステップSC14)すると応答(ACCEPTE
D)コマンドを返信する処理(ステップSC15)を行
い、処理を終了する。ポータル8b、ポータル9bは、
コマンド領域から要求コマンドの内容を読み出し(ステ
ップSC16)、接続カウンタ値を‘0’にするように
要求されていることを認識する(ステップSC17)。
認識後、応答(INTERIM)コマンドをポータル8
a、ポータル9aに送信する(ステップSC18)。
【0098】その後、ステップSC1と同様の処理(ス
テップSC19)を行う。この場合、リスナ・ポータル
フィールドに記載されているポータルはないので要求コ
マンドは送信されない。要求コマンド送信後、先に参照
した通信経路管理テーブルの接続カウンタ値を‘0’に
する。その後、図11中のステップSB8からSB11
までの処理を行い(ステップSC20)、応答(INT
ERIM)コマンドに続いて応答コマンドを受信する
と、ステップSC15と同様の処理を行い処理を終了す
る。
【0099】ポータル7aは、コマンド領域から受信し
た要求コマンドの内容を読み出すことで(ステップSC
22)トーカー・ポータルに対して接続カウンタフィー
ルドの値を指定された値だけ減少させるよう要求する要
求コマンドを送信するように要求されていることを認識
する(ステップSC23)。認識後、ポータル9aに対
して応答(INTERIM)コマンドを送信する(ステ
ップSC24)。ポータル7aは、応答(INTERI
M)コマンドを送信後に、受信した要求コマンドのオペ
ランドフィールドから取得される送信ノードのEUI−
64情報とoPCR番号から特定される通信経路管理テ
ーブルの接続カウンタフィールドの値を指定された値だ
け減少させる(ステップSC25)。
【0100】その後、通信経路管理テーブルのトーカー
・ポータルフィールドに記載されているポータル7a
(自分自身)に対して、トーカー・ポータルに対して接
続カウンタフィールドの値を指定された値だけ減少させ
るよう要求する要求コマンドを送信する(ステップSC
26)。送信後、図13中のステップSB25からステ
ップSB27までの処理(ステップSC27)を行い、
応答(INTERIM)コマンドを受信して(ステップ
SC28)、応答(ACCEPTED)コマンドを受信
する(捨て婦SC29)と、ステップSC15と同様の
処理を行い(ステップSC30)、処理を終了する。
【0101】ポータル7aは、コマンド領域から受信し
た要求コマンドの内容を読み出す(ステップSC31)
ことで、接続カウンタフィールドの値を指定された値だ
け減少させるよう要求されていることを認識する(ステ
ップSC32)。認識後、ポータル7a(自分自身)に
対して、応答(INTERIM)コマンドを送信する
(ステップSC33)。応答(INTERIM)コマン
ドの送信後、ポータル7aは、要求コマンドのオペラン
ドフィールドから取得される送信ノードのEUI−64
情報とoPCR番号で特定されるに通信経路管理テーブ
ルの接続カウンタ値を指定された値だけ減少させる(ス
テップSC34)。その後、図13中のステップSB2
5からステップSB27までの処理(ステップSC3
5)を行い、要求コマンドに含まれていた送信バスのバ
スIDと自身のバスIDを比較する(ステップSC3
6)。一致しなかった場合、つまりステップSC36の
判断結果が「NO」の場合には、ステップSC37にお
いて、ステップSC3と同様の処理を行い、応答コマン
ドを受信するとステップSC15と同様の処理(ステッ
プSC38)を行って処理を終了する。一方、ステップ
SC36において一致した場合、つまり判断結果が「Y
ES」の場合、ステップSC38の処理を行って、処理
を終了する。
【0102】[トポロジーの変化への対応]通信経路の
制御を行う1394機器は、制御に先だって自身の接続
しているバスに接続されているポータルに対して、ルー
ティング・マップが更新された場合には通知を行うよう
に要求する要求コマンドを送信しておく。ネットワーク
からあるバスがけた場合、先に要求コマンドを送信して
おいたポータルの何れかのルーティング・マップが変更
される。その際には、要求コマンドを送信した1394
機器に対して、抜けたバスのバスIDをオペランドフィ
ールドに記載した応答コマンドが送信される。
【0103】これによりトポロジーの変化を検出でき
る。通信経路の制御を行う1394機器は、格納してい
る通信経路として用いられているポータルのノードID
を参照して、抜けたバスを経路バスとして使用していた
送信ノードのEUI−64情報と使用しているoPCR
番号を特定し、特定された情報に関連付けられている各
々のポータルに対して接続カウンタ値を‘0’にするよ
うに要求する要求コマンドを送信する。要求コマンドを
受信したポータルは、トーカー・ポータルの場合は図1
1中のステップSB8からSB11までの処理を行い、
リスナ・ポータルの場合は図13中のステップSB25
からステップSB27までの処理を行い、通信経路の切
断は終了する。
【0104】[制御を行う1394機器の抜け]通信経
路の確立を行う際に選出された代表ポータルは、定期的
に通信経路の制御を行う1394機器(1394機器5
d)に対してパケットを送信するものとする。具体例と
しては、IEEE1394規格に定めるNODE ID
Sレジスタに対するリード・トランザクションを行う。
この場合、1394機器5dが存在していれば、受信し
たパケットに対して何らかのパケットを返信する。
【0105】例えばバス1cが抜けた場合、各々のポー
タルが送信するパケットに対して返信を行う1394機
器がいなくなるため、何のパケットも返信されない。パ
ケットの返信が行われなかった場合、トーカー・ポータ
ルはパケットの再送を行うが、再送回数が設定された値
を超えた時点で、1394機器5dがネットワークから
抜けたものと判断して、格納している通信経路管理テー
ブルのうち、制御装置フィールドに1394機器のノー
ドIDが格納されている通信経路管理テーブルを参照し
て、図11中のステップSB8からSB11までの処
理、図13中のステップSB25からステップSB27
までの処理を行い、通信経路管理テーブルを破棄して処
理を終了する。
【0106】[変形例] [トポロジーの変化への対応]通信経路の制御を行う1
394機器は、通信経路の確立が終了すると、各々の経
路バスのトーカー・ポータルに対して、パケットを送信
する。例えば、IEEE1394規格に定められたNO
DE IDSレジスタに対するリード・トランザクショ
ンを行う。1394機器が送信する読込要求パケット
(read request packet)に対して
何の応答も返信されなかった場合、1394機器はパケ
ットの再送処理を行う。再送回数が設定値に達したら、
そのポータルが接続されているバスはネットワークから
抜けたと判断することで、トポロジーの変化を検出する
ことができる。
【0107】以上本発明の第1実施形態について説明し
たが、本発明の第1実施形態においては、帯域及びチャ
ネル及びSCRの設定をポータルが行うため、通信経路
の制御を行う1394機器はネットワークのトポロジー
を意識する必要がない。加えて、経路バスでバスリセッ
トが生じた際に経路の復旧をポータルが行うため、通信
経路の制御を行うノードは、経路バスでのバスリセット
を監視する必要がない。
【0108】〔第2実施形態〕次に、本発明の第2実施
形態について説明する。本発明の第2実施形態では、経
路バスの帯域及びチャネルの獲得を以下の手順で行う。
尚、本実施形態においては、各々のポータルは通信経路
管理テーブルを持たず、通信経路の確立を行う1394
機器のみが通信経路管理テーブルを備えている。
【0109】図17は、通信経路の確立を行う1394
機器の内部構成の概略を示すブロック図である。通信経
路の確立を行う1394機器は、機器制御部30、機器
情報管理テーブル記憶部31、シリアルバスマネージメ
ント32、1394トランザクション層33、1394
リンク層34、1394物理層35、コマンド制御部3
6、及び通信経路管理テーブル記憶部37から構成され
る。通信経路管理テーブル記憶部37には、複数の通信
経路管理テーブル38a〜38nが設けられ、各々の通
信経路管理テーブル38a〜38nには接続カウンタ3
9a〜39nがそれぞれ設けられている。
【0110】図18は、1394機器が格納している通
信経路管理テーブルの具体例を示す図である。EUI−
64フィールドFE1には、送信ノードのEUI−64
情報が記載される。oPCR番号フィールドFE2に
は、送信ノードが使用するoPCRの番号が記載され
る。また、この通信経路管理テーブルは複数のフィール
ドFE3からフィールドFE8からなるレコードR1〜
Rn(nは自然数)が複数設けられてなる。このレコー
ドR1〜Rnは、バスIDフィールドFE3、ポータル
物理IDフィールドFE4、チャネルフィールドFE
5、接続カウンタ値フィールドFE6、ルーティングフ
ィールドFE7、及びSCR番号フィールドFE8から
なる。
【0111】バスIDフィールドFE3には経路バスの
バスIDが記載される。ポータル物理IDフィールドF
E4には、経路バスでトーカー・ポータルとして動作し
ているポータルの物理IDが記載される。チャネルフィ
ールドFE5には、経路バス上で通信経路の確立を行う
1394機器が獲得したチャネルの番号が記載される。
接続カウンタ値フィールドFE6には、バスIDフィー
ルドFE3の値とポータル物理IDフィールドFE4の
値で特定されるトーカー・ポータルを通信経路として使
用している受信ノードの数が記載される。ルーティング
フィールドFE7には、バスIDフィールドFE3の値
とポータル物理IDフィールドFE4の値で特定される
トーカー・ポータルに隣接するバスのトーカー・ポータ
ルのノードIDが記述される。SCR番号フィールドF
E8には、ポータル物理IDフィールドFE4に記載さ
れている物理IDで特定されるトーカー・ポータルが設
定を行ったSCRの番号が記載される。
【0112】[経路情報の調査]いま、図1に示した1
394機器5dが送信バスのポータル(ポータル7a)
に対して経路バスの調査を行うように要求する要求コマ
ンドを送信するしたとする。要求コマンドのオペランド
フィールドには受信バスのバスIDが指定されている。
図19及び図20は、本発明の第2実施形態おいて経路
情報の取得の際のポータルの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【0113】まず、ポータル7aは、コマンド領域から
受信した要求コマンドの内容を読み出すことで(ステッ
プSD1)、要求の内容が受信バスまでの経路情報の返
信であることを認識する(ステップSD2)。認識後、
応答(INTERIM)コマンドを1394機器5dに
対して送信する(ステップSD3)。応答(INTER
IM)コマンド送信後、ポータル7aは自身が接続され
ているバスのバスIDと受信バスのバスIDが一致する
かどうかを調べる(ステップSD4)。この場合は一致
しないので、ステップSD4の判断結果は「NO」とな
り、自身が接続されているバス1aに接続されている全
てのポータルからルーティング・マップを取得する。こ
の場合、バス1aに接続されているポータルはポータル
7aのみなので、ポータル7aは自身の格納しているル
ーティング・マップを取得する(ステップSD5)。
【0114】ポータル7aは取得されたルーティング・
マップを参照することで、要求コマンドに含まれていた
受信バスのバスIDが設定されているポータルを特定す
る(ステップSD6)。次に、ポータルの特定に成功し
たか否かが判断される。ポータルが特定できなかった場
合、つまり、ステップSD7の判断結果が「NO」の場
合には、ポータル7aは応答(REJECTED)コマ
ンドを1394機器5dに送信し(ステップSD8)、
処理は終了する。
【0115】一方、ステップSD4の判断結果が「YE
S」である場合には、ポータル7aは受信バスがルーテ
ィング・マップに設定されているポータルとして自分自
身を特定する。ポータル7aは特定されたポータル(自
分自身)に対して、隣接するポータルに受信バスまでの
経路を調査を要求する要求コマンドを送信するように要
求する要求コマンドを送信する(ステップSD9)。ポ
ータル7a(自分自身)は、コマンド領域から受信した
要求コマンドの内容を読み出し(ステップSD10)、
要求を認識して(ステップSD11)、要求コマンドを
送信した1394機器(自分自身)に対して、応答(I
NTERIM)コマンドを送信する(ステップSD1
2)。応答(INTERIM)コマンドを受信したポー
タル7a(自分自身)は、次に送信される応答コマンド
を待つ(ステップSD13、ステップSD14)。
【0116】ポータル7aは、隣接するポータルに対し
て受信バスまでの経路の調査を要求する要求コマンドを
送信する(ステップSD14)。その際、オペランドフ
ィールドには受信バスのバスIDを設定する。ポータル
7aが送信した要求コマンドを受信したポータル7b
は、ステップSD1からステップSD3までの処理を行
い、ポータル7aに対して、応答(INTERIM)コ
マンドを送信する。応答(INTERIM)コマンドを
受信したポータル7aは次に送信される応答コマンドを
待つ。
【0117】ポータル7bは、応答(INTERIM)
コマンドを送信後、ステップSD4の処理を行う。この
場合、受信バスのバスIDとバス1bのバスIDとは一
致しないので処理ステップSD3からステップSD9ま
での処理を行う。その際、隣接するポータルに受信バス
までの経路を調査を要求する要求コマンドを送信するよ
うに要求する要求コマンドはポータル9aに送信され
る。要求コマンドを受信したポータル9aは、ステップ
SD10からステップSD14までの処理を実行してポ
ータル9bに、受信バスまでの経路を調査を要求する要
求コマンドを送信する。
【0118】ポータル9bは、ステップSD1からステ
ップSD3までの処理を行って応答(INTERIM)
コマンドをポータル9aに送信する。応答(INTER
IM)コマンドを受信したポータル9aは次に送信され
る応答コマンドを待つ。ステップSD1からステップS
D3までの処理を実行したポータル9bは、ステップS
D4の処理を行う。この場合、受信バスとバス1dのバ
スIDとは一致するので、ポータル9bは応答(ACC
EPTED)コマンドをポータル9aに送信する。その
際、オペランドフィールドには自身(ポータル9b)の
ノードIDが記載される。
【0119】ポータル9aは、ポータル9bから受信し
た応答コマンドが、応答(ACCEPTED)コマンド
かどうかを調べる(ステップSD16,ステップSD1
7,ステップSD18)。応答(ACCEPTED)コ
マンドであった場合、つまりステップSD18のおける
判断結果が「YES」であった場合、先に応答(INT
ERIM)コマンドを送信したポータル7bに対して、
応答(ACCEPTED)コマンドを送信し、処理を終
了する。尚、ステップSD19において応答(ACCE
PTED)コマンドを送信する際、オペランドフィール
ドには、ポータル9bから受信した応答(ACCEPT
ED)コマンドのオペランドフィールドを記載する(ス
テップSD19)。一方、応答(ACCEPTED)コ
マンドでなかった場合、つまりステップSD18の判断
結果が「NO」であった場合には、応答(REJECT
ED)コマンドをポータル7bに対して送信し(ステッ
プSD20)、処理を終了する。
【0120】ポータル7bは、ポータル9aから受信し
た応答コマンドが、応答(ACCEPTED)コマンド
かどうかを調べる(ステップSD21、ステップSD2
2)。ステップSD22において、応答コマンドが応答
(ACCEPTED)コマンドであると判断された場
合、つまり判断結果が「YES」である場合、オペラン
ドフィールドに、ポータル9aから受信した応答(AC
CEPTED)コマンドのオペランドフィールドに自身
(ポータル7b)のノードIDを付加したものを記載し
(ステップSD23)、先に応答(INTERIM)コ
マンドを送信したポータル7aに対して、応答(ACC
EPTED)コマンドを送信し(ステップSD24)、
処理を終了する。一方、ステップSD22において、応
答(ACCEPTED)コマンドでなかったと判断され
た場合、つまり判断結果が「NO」である場合には、応
答(REJECTED)コマンドをポータル7aに対し
て送信し(ステップSD25)、処理を終了する。
【0121】ポータル7bから応答コマンドを受信した
ポータル7aは、ステップSD17及びステップSD1
8の処理を行い、受信した応答コマンドが、応答(AC
CEPTED)コマンドであった場合にはステップSD
24の処理を行い、応答(ACCEPTED)コマンド
をポータル7a(自分自身)に送信する。受信した応答
コマンドが、応答(ACCEPTED)コマンドでなか
った場合には、ステップSD25の処理を行う。ポータ
ル7a(自分自身)から応答コマンドを受信したポータ
ル7aは、ステップSD21及びステップSD22の処
理を行い、受信した応答コマンドが、応答(ACCEP
TED)コマンドだった場合にはステップSD23及び
ステップSD24の処理を行い、応答(ACCEPTE
D)コマンドを1394機器5d(自分自身)に送信す
る。
【0122】受信した応答コマンドが、応答(ACCE
PTED)コマンドでなかった場合には、ステップSD
25の処理を行う。応答・パケットを受信した1394
機器5dは、そのオペランドフィールドから各々の経路
バスで通信経路として使用される全てのポータルのノー
ドIDを取得する。尚、ステップSD14の判断結果が
「YES」である場合には、ステップSD26の処理が
行われる。
【0123】[経路バスでの帯域及びチャネルの獲得]
経路バスでの帯域及びチャネルの獲得を行う場合、13
94機器5dは、通信経路管理テーブルを参照して、取
得したポータルのノードIDが送信ノードのEUI−6
4情報とoPCR番号に関連付けられて記載されている
かどうかを調べる。記載されていた場合は、そのポータ
ルに関連づけられている接続カウンタ値を‘1’増加さ
せる。記載されていない場合は、新たに取得したポータ
ルのノードIDの上位10ビットをバスIDフィールド
に、下位6ビットをポータル物理IDフィールドに記載
する。その際、接続カウンタフィールドの値は‘1’と
する。
【0124】図21は、更新された通信経路管理テーブ
ルを示す図である。通信経路管理テーブルの更新が終了
すると、1394機器5dは更新前の通信経路管理テー
ブルと比較を行って、新たに追加された部分を抽出し、
格納されているポータルのバスIDを特定する。本実施
形態では以前に通信経路が確立されていなかったので、
特定されるバスIDは、‘0’,‘1’,‘3’であ
る。1394機器5dは特定された各々のバスのIRM
に対して、帯域及びチャネルの獲得を行う。全てのバス
での帯域及びチャネルの獲得が終了したら、各々のバス
で獲得したチャネルの番号を通信経路管理テーブルのチ
ャネルフィールドF5に記載する。
【0125】帯域又はチャネルの獲得に失敗した場合
は、先に参照した通信経路管理テーブルの接続カウンタ
値を‘1’だけ減少させる。減少の結果、値が‘0’に
なった接続カウンタ値と関連付けられているチャネルフ
ィールドFE5に値が設定されている場合には、関連付
けられているバスのIRMに対して帯域及びチャネルの
解放を行う。続いて1394機器5dは、通信経路とし
て使用されているポータルのSCRの設定を行う。ここ
では、通信経路管理テーブルを参照して、バスIDフィ
ールドとポータル物理IDフィールドFE4で特定され
る各々のポータルでルーティングフィールドFE7が記
載されているポータルに対して、SCRの設定を行うよ
うに要求コマンドを送信する。
【0126】オペランドフィールドには、例えば、ポー
タル7bが接続されているバス1bで獲得されているチ
ャネルの番号‘1’と、ポータル7aが接続されている
バス1aで獲得されているチャネルの番号‘3’が記載
される。要求コマンドを受信したポータルは、SCRの
設定を行う。その際、自身だけではなく隣接するポータ
ルのSCRに対しても設定を行う。設定が終了すると設
定したSCRの番号をオペランドフィールドに記載した
応答(ACCEPTED)コマンドを送信する。応答
(ACCEPTED)コマンドを受信した1394機器
5dはオペランドフィールドから取得されるSCRの番
号を通信経路管理テーブルに記載する。
【0127】SCRの設定が終了すると1394機器5
dは、バス1aとバス1dで獲得したチャネルの番号を
もとに、送信ノードである1394機器3bのoPCR
と1394機器6bのiPCRに対して設定を行う。設
定が終了すると、1394機器3bはアイソクロナス・
ストリーム・パケットの送信を開始し、1394機器6
bは送信されているストリーム・パケットを受信するこ
とができる。
【0128】[受信ノードの追加]送信ノードが送信し
ているストリーム・パケットを受信する受信ノードを新
規に追加したい場合の処理について、図面を参照しなが
ら説明する。説明には図1に示されるネットワークにお
いて、既に1394機器3bと1394機器6bの間で
ストリーム・パケットを用いた通信が行われている時
に、新規に受信ノードとして1394機器5cを追加す
る場合の処理について説明する。
【0129】通信経路の確立を行う1394機器5dは
送信バスのポータル(ポータル7a)に対して経路バス
の調査を行うように要求する要求コマンドを送信する。
要求コマンドのオペランドフィールドには受信バスのバ
スID(‘2’)が指定されている。1394機器が経
路の調査を要求する要求コマンドを受信した場合、ポー
タル7a、7b、は図19中のステップSD1からステ
ップSD4までの処理及びステップSD26の処理、ポ
ータル7a、ポータル8aは図20中のステップSD1
0からステップSD20までの処理を行い、受信バスま
でに通信経路として使用されるポータルのノードID
を、応答(ACCEPTED)コマンドを用いて139
4機器5dに送信する。
【0130】1394機器5dは通信経路管理テーブル
を参照して、取得したポータルのノードIDが送信ノー
ドのEUI−64情報とoPCR番号に関連付けられて
記載されているかどうかを調べる。記載されていた場合
は、そのポータルに関連付けるれている接続カウンタフ
ィールドの値を‘1’だけ増加させる。記載されていな
い場合は、新たに取得したポータルのノードIDの上位
10ビットをバスIDフィールドに、下位6ビットをポ
ータル物理IDフィールドに記載する。その際、接続カ
ウンタフィールドの値は‘1’とする。通信経路管理テ
ーブルの更新が終了すると、1394機器5dは更新前
の通信経路管理テーブルと比較を行って、更新された部
分を抽出し、格納されているポータルのバスIDを特定
する。この場合に、特定されるのはポータル8bであ
る。
【0131】1394機器5dは特定された各々のバス
のIRMに対して、帯域及びチャネルの獲得を行う。全
てのバスでの帯域及びチャネルの獲得が終了したときに
は、各々のバスで獲得したチャネルの番号を通信経路管
理テーブルのチャネルフィールドに記載する。帯域又は
チャネルの獲得に失敗した場合は、先に参照した通信経
路管理テーブルの接続カウンタフィールドの値を‘1’
減少させる。減少の結果、値が‘0’になった接続カウ
ンタフィールドの値と関連付けられているチャネルフィ
ールドに値が設定されている場合には、関連付けられて
いるバスのIRMに対して帯域及びチャネルの解放を行
う。
【0132】続いて1394機器5dは、通信経路とし
て使用されているポータルのSCRの設定を行う。ここ
では、通信経路管理テーブルを参照して、バスIDフィ
ールドとポータル物理IDフィールドで特定される各々
のポータルでルーティングフィールドが記載されている
ポータルに対して、SCRの設定を行うように要求コマ
ンドを送信する。1394機器5dは、設定を行った全
てのポータルから受信した応答コマンドが応答(ACC
EPTED)コマンドであった場合には、1394機器
5cのiPCRの設定を行う。それ以外だった場合は、
通信経路管理テーブルから、ポータル8bに関連する情
報を削除する。1394機器5cのiPCRに対する設
定が終了すると、1394機器5cは1394機器3b
の送信するストリーム・パケットを受信することが可能
になる。
【0133】[通信経路の切断]既に確立されている通
信経路を切断する場合の処理について、図面を参照しな
がら説明する。説明には図1に示されるネットワークに
おいて、既に1394機器3bと1394機器5c及び
1394機器6bとの間に通信経路が確立されている時
に、1394機器3bと1394機器5cとの間に確立
されている通信経路の切断する場合の処理について説明
する。
【0134】通信経路の切断を行う1394機器5dは
自身の格納している通信経路管理テーブルを参照して、
1394機器3bと1394機器5cとの間に確立され
ている通信経路として利用されているポータルを特定す
る。この場合、特定されるポータルはポータル7a,8
a,8b,9bである。1394機器5dは、特定され
たポータルに関連づけられている接続カウンタフィール
ドの値を‘1’だけ減少させる。その後、更新された通
信経路管理テーブルを参照してコネクションカウンタフ
ィールドの値が‘0’になったバスのバスIDを特定す
る。この場合、特定されるポータルはポータル8bであ
る。
【0135】1394機器5dは、値が‘0’になった
接続カウンタフィールドに関連付けられているバスID
フィールドに記載されているバスIDで特定されるバス
1cのIRMである1394機器5aに対して、帯域・
チャネルの解放処理を行う。その後、SCRの設定をク
リアにするように要求する要求コマンドを値が‘0’に
なった接続カウンタフィールドに関連付けられているポ
ータル(ポータル8b)に対して送信する。
【0136】送信される要求コマンドのオペランドフィ
ールドには、クリアすべきSCRの番号が指定されてい
る。ポータル8bは、コマンド領域から要求コマンドの
内容を読み出し、SCRの設定をクリアにするように要
求されていることを認識する。その後、自身とポータル
8aが、格納している指定された番号のSCRの設定を
クリアする。以上の処理が終了すると、応答(ACCE
PTED)コマンドを送信する。ポータル8bから受信
した応答(ACCEPTED)コマンドを受信した13
94機器5dは、通信経路の切断が終了したと認識し
て、通信経路管理テーブルから接続カウンタフィールド
の値が0の情報を削除し、1394機器5cのiPCR
の設定をクリアする。
【0137】[経路バスでのバスリセット]通信経路の
制御を行う1394機器は、通信経路を確立した時点で
図17に示す通信経路管理テーブルを参照して、バスI
Dフィールドとポータル物理IDフィールドで特定され
るポータルに対して、バスリセットを検出したら通知を
行うように要求する要求コマンドを送信する。要求コマ
ンドを受信した各々のポータルは、バスリセットを検出
すると、応答・パケットを送信することで通知を行う。
この通知によってバスリセットを認識して、帯域及びチ
ャネルの再確保を通信経路の制御を行う1394機器が
行う方法もある。
【0138】以下、具体的に説明する。ここでは、図1
に示されるネットワークにおいて、既に1394機器3
bと1394機器5c及び1394機器6aとの間に通
信経路が確立されている時に、バス1bでバスリセット
が発生した場合の処理について説明する。ただし、バス
リセット後も送信ノードと受信ノードはネットワークに
接続されているものとする。バス1bでバスリセットが
発生するとポータル7bは、1394機器5dに通知を
行う。通知を受信した1394機器5dは、通信経路管
理テーブルを参照してバス1bのバスIDとポータル7
bの物理IDとに関連付けられて記載されている所要帯
域フィールドの値とチャネルフィールドの値を取得す
る。取得した値をもとに、1394機器5dはバス1b
のIRMである1394機器4bに対してチャネルと帯
域の再獲得処理を行う。再獲得処理の結果によって、1
394機器5dは以下の処理を行う。
【0139】(1)帯域及びチャネルの再獲得に成功し
た場合 1394機器5dは、バスリセットの発生を通知したポ
ータルの物理IDが格納されているポータル物理IDフ
ィールドに関連付けられているバスIDフィールドの値
が送信バスのバスID又は受信バスのバスIDと一致す
るかどうかを調べる。一致した場合には、送信ノードの
oPCRあるいは受信ノードのiPCRに対して再設定
を行った後に処理を終了する。一致しなかった場合は、
処理を終了する。
【0140】(2)帯域及びチャネルの再獲得には成功
したが、獲得したチャネルの番号がバスリセット前と異
なる場合 1394機器5dは通信経路管理テーブルのポータル7
bに関連付けて格納されているチャネルフィールドの値
を、新たに獲得した値に更新する。更新後、ポータル7
bに対してSCRの設定を新たに獲得したチャネルの番
号に更新するように要求する。SCRの設定が終了した
ことを通知する応答コマンドを受信すると、バスリセッ
トの発生を通知したポータルの物理IDが格納されてい
るポータル物理IDフィールドに関連付けられているバ
スIDフィールドの値が送信バスのバスIDあるいは受
信バスのバスIDと一致するかどうかを調べる。一致し
た場合は、送信ノードのoPCRあるいは受信ノードの
iPCRに対して再設定を行った後に処理を終了する。
一致しなかった場合は、処理を終了する。
【0141】(3)帯域又はチャネルの再獲得に失敗し
た場合 1394機器5dは通信経路管理テーブルを参照し、バ
スリセットが発生したバスのバスIDに関連付けて格納
されている接続カウンタフィールドの値(‘2’)と、
ルーティングフィールドの値(ポータル7aのノードI
D)を取得する。取得したルーティングフィールドの値
の上位10ビットと一致するバスIDフィールドの値
(‘0’)を特定し、その値に関連付けられている接続
カウンタフィールドの値を先に取得した接続カウンタフ
ィールドの値分だけ減少させる。その後、更新を行った
各フィールドに関連付けて格納されているルーティング
フィールドの値を取得し、新たに取得したルーティング
フィールドの上位10ビットと一致するバスIDフィー
ルドの値を特定して上記の処理を繰り返す。
【0142】値が設定されていないために、ルーティン
グフィールドの値を取得できなかった場合は、バスリセ
ットを検出したバスのバスIDと、そのバスIDに関連
付けられているポータルの物理IDとから特定されるポ
ータルのノードID(ポータル7bのノードID)と一
致するルーティングフィールドを特定し、その値に関連
付けられている接続カウンタフィールドの値を0に設定
する。その後、更新を行った各フィールドに関連付けて
格納されているバスIDフィールドとポータル物理ID
フィールドで特定されるポータルのノードIDと一致す
るルーティングフィールドを特定し、上記の処理を終了
する。
【0143】一方、特定ができなかった場合、通信経路
管理テーブルを参照して、値が‘0’になっている接続
カウンタフィールドに関連付けられているバスIDフィ
ールドの値を取得し、そのバスIDが割り振られている
バスのIRMに対して帯域及びチャネルの解放処理を行
う。上記の処理を繰り返し、値が‘0’になっている接
続カウンタ値フィールドに関連付けられている全てのバ
スに対しての処理が終了すると、バスリセットが発生し
たバスのバスIDに関連付けて格納されている接続カウ
ンタフィールドの値を‘0’に設定する。最後に、値が
‘0’の接続カウンタフィールドに関連付けられている
全ての情報を破棄して処理を終了する。
【0144】以上説明したように、本発明の第2実施形
態によれば、経路バスでの帯域及びチャネルの獲得を通
信経路の制御を行う1394機器が行うため、ポータル
の処理を簡単にできる。加えて、通信経路の管理のため
の情報を通信経路の制御を行う1394機器が集中して
格納しているため、複数の通信経路の制御を行う139
4機器が存在して、通信経路の制御を行う1394機器
間での管理情報のやりとりが簡単にできる。
【0145】以上、本発明の一実施形態による接続制御
装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限
されず、本発明の範囲内で自由に設計変更が可能であ
る。例えば上記実施形態では、本発明をIEEE139
4規格に適用した場合について説明したが、本発明はパ
ケット方式によるシリアル双方向通信が可能であり且つ
AV機器を複数台接続可能なバスに接続される接続制御
装置であれば適用することができる。
【0146】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、帯域及びチャネル及びSCRの設定をポータルが行
うため、通信経路の制御を行う1394機器はネットワ
ークのトポロジーを意識する必要がない。加えて、経路
バスでバスリセットが生じた際に経路の復旧をポータル
が行うため、通信経路の制御を行うノードは、経路バス
でのバスリセットを監視する必要がないという効果があ
る。また、経路バスでの帯域及びチャネルの獲得を通信
経路の制御を行う1394機器が行うため、ポータルの
処理を簡単にできるという効果を有している。加えて、
通信経路の管理のための情報を通信経路の制御を行う1
394機器が集中して格納しているため、複数の通信経
路の制御を行う1394機器が存在して、通信経路の制
御を行う1394機器間での管理情報のやりとりが簡単
にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態による通信経路制御方法、
機器制御装置、及びブリッジが用いられるネットワーク
の構成を示すブロック図である。
【図2】 IEEE1394ブリッジ2aの内部構成を
示すブロック図である。
【図3】 自身の接続しているバスにストリーム・パケ
ットを送出しているポータルと、通信経路の確立・切断
を指示する1394機器からの指示を受けるポータルが
格納している1ストリーム分の通信経路管理テーブルの
具体例を示す図である。
【図4】 自身の接続しているバスからストリーム・パ
ケットを受信しているポータルが格納している1ストリ
ーム分の通信経路管理テーブルの具体例を示す図面であ
る。
【図5】 コマンドのフォーマットの一例を示す図であ
る。
【図6】 図1中の1394機器5dから、ポータル7
aに対して送信される要求コマンドの具体例を示す図面
である。
【図7】 通信経路の確立が行われている際のポータル
の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 通信経路の確立が行われている際のポータル
の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】 通信経路の確立が行われている際のポータル
の処理手順を示すフローチャートである。
【図10】 ステップSA3の処理においてポータル7
aが送信する応答コマンドの具体例を示す図である。
【図11】 通信経路の切断を行う際のポータルの処理
手順を示すフローチャートである。
【図12】 通信経路の切断を行う際のポータルの処理
手順を示すフローチャートである。
【図13】 通信経路の切断を行う際のポータルの処理
手順を示すフローチャートである。
【図14】 バスリセット後に帯域あるいはチャネルの
再確保に失敗した場合のポータルの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図15】 バスリセット後に帯域あるいはチャネルの
再確保に失敗した場合のポータルの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図16】 バスリセット後に帯域あるいはチャネルの
再確保に失敗した場合のポータルの処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図17】 通信経路の確立を行う1394機器の内部
構成の概略を示すブロック図である。
【図18】 1394機器が格納している通信経路管理
テーブルの具体例を示す図である。
【図19】 本発明の第2実施形態おいて経路情報の取
得の際のポータルの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図20】 本発明の第2実施形態おいて経路情報の取
得の際のポータルの処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図21】 更新された通信経路管理テーブルを示す図
である。
【図22】 アシンクロナス・パケットのフォーマット
を示す図である。
【図23】 ストリーム・パケットのフォーマットを示
す図である。
【図24】 従来の機器制御装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図25】 oPCRのフォーマット及びiPCRのフ
ォーマットを示す図である。
【図26】 従来のポイントツーポイント接続の確立手
順のフローを示すフローチャートである。
【図27】 既に確立されているポイントツーポイント
接続に対して受信ノードを新たに追加する場合の従来の
手順を示すフローチャートである。
【図28】 確立されているポイントツーポイント接続
を切断する従来の手順を示すフローチャートである。
【図29】 IEEE1394ブリッジの内部構成の概
略を示したブロック図である。
【図30】 例えば4つのネットワークが3つのIEE
E1394ブリッジ110によって接続されて構成され
るネットワークにおけるポータルのルーティング・マッ
プを示す図面である。
【図31】 ストリーム・パケットの転送に用いられる
STREAM CONTROLエントリ(以下、SCR
と称する)のフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1a〜1d バス 2a〜2c ブリッジ 3a〜3c 1394機器 4a〜4c 1394機器 5a〜5d 1394機器 6a,6b 1394機器 7a,7b ポータル 8a,8b ポータル 9a,9b ポータル 10 内部スイッチング機構 11 コマンド制御部 12 通信経路管理テーブル記憶部 13 1394トランザクション層 14 1394リンク層 15 1394物理層 16 シリアルバスマネージメント 17a〜17n 通信経路管理テーブル 18a〜18n 接続カウンタ 21 コマンド制御部 22 通信経路管理テーブル記憶部 23 1394トランザクション層 24 1394リンク層 25 1394物理層 26 シリアルバスマネージメント 27a〜27n 通信経路管理テーブル 28a〜28n 接続カウンタ 30 機器制御部 31 機器情報管理テーブル記憶部 32 シリアルバスマネージメント 33 1394トランザクション層 34 1394リンク層 35 1394物理層 36 コマンド制御部 37 通信経路管理テーブル記憶部 38a〜38n 通信経路管理テーブル 39a〜39n 接続カウンタ

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1以上のノードを接続してな
    るバス同士を接続するブリッジであって、 同一の前記バスに接続されたノード間、又は異なる前記
    バスに接続されたノード間の接続毎の受信ノード数を記
    憶する記憶手段を具備することを特徴とするブリッジ。
  2. 【請求項2】 前記バスは、IEEE1394規格に定
    められたバスであり、 前記ブリッジは、前記バスが接続されるポータルを複数
    備え、当該ポータルに接続される前記バス間での通信が
    可能なIEEE1394ブリッジであることを特徴とす
    る請求項1記載のブリッジ。
  3. 【請求項3】 少なくとも1以上のノードを接続してな
    るバス同士が接続されたネットワークにおける通信を制
    御する機器制御装置であって、 同一の前記バスに接続されたノード間、又は異なる前記
    バスに接続されたノード間の接続毎の受信ノード数を記
    憶する記憶手段を具備することを特徴とする機器制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記バスは、IEEE1394規格に定
    められたバスであることを特徴とする請求項3記載の機
    器制御装置。
  5. 【請求項5】 同一のバスに接続されたノード間、又は
    異なるバスに接続されたノード間の接続毎の受信ノード
    数を記憶する記憶手段を備えるブリッジを用いて構成さ
    れるネットワークにおける通信経路を制御する通信経路
    制御方法であって、 前記ブリッジの記憶手段に記憶される受信ノード数の増
    減を行って、前記ノード間の通信経路を制御することを
    特徴とする通信経路制御方法。
  6. 【請求項6】 同一のバスに接続されたノード間、又は
    異なるバスに接続されたノード間の接続毎の受信ノード
    数を記憶する記憶手段を備える機器制御装置及びブリッ
    ジを用いて構成されるネットワークにおける通信経路を
    制御する通信経路制御方法であって、 前記機器制御装置の記憶手段に記憶される受信ノード数
    の増減を行って、前記ノード間の通信経路を制御するこ
    とを特徴とする通信経路制御方法。
  7. 【請求項7】 前記ブリッジは、ノード間の接続毎の受
    信ノード数を記憶するカウンタを有し、接続されている
    バスからストリーム・パケットを受信する第1ポータル
    と接続されているバスに前記ストリーム・パケットを送
    信する第2ポータルとを備え、 前記第1及び前記第2ポータルの各々に関連付けられて
    いる同一のストリームに対する前記カウンタの値の双方
    が1以上の値に変化した場合に、前記第1ポータルが受
    信する前記ストリーム・パケットを前記第2ポータルを
    介して、前記第2ポータルが接続されたバスへ送信する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6記載の通信経路
    制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第1及び前記第2ポータルの各々に
    関連付けられている同一のストリームに対する前記カウ
    ンタの値の少なくとも一方が0に変化した場合に、前記
    第1ポータルから前記第2ポータルを介したストリーム
    ・パケットの送信を行う設定を解消することを特徴とす
    る請求項7記載の通信経路制御方法。
  9. 【請求項9】 前記通信経路上で隣接するバスの各々に
    接続される前記ブリッジが備えるポータルを探索し、 通信経路を確立する場合には、探索される各々の前記ポ
    ータルが有するカウンタの値を1増加させることを特徴
    とする請求項6乃至請求項8の何れかに記載の通信経路
    制御方法。
  10. 【請求項10】 通信経路の開放を行う場合には、探索
    される各々の前記ポータルが有するカウンタの値を1減
    少させることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れ
    かに記載の通信経路制御方法。
  11. 【請求項11】 前記カウンタの値の変更は、送信ノー
    ドと受信ノードとの間の通信経路に存在するポータルを
    探索した後に行われることを特徴とする請求項9又は請
    求項10記載の通信経路制御方法。
  12. 【請求項12】 前記カウンタの値の変更は、前記通信
    経路の一端のバスから開始されて、他端に達するまで繰
    り返し行われることを特徴とする請求項9又は請求項1
    0記載の通信経路制御方法。
  13. 【請求項13】 前記通信経路にあたるバスの各々に
    は、前記通信経路に存在するポータルの探索及び前記カ
    ウンタの値の変更を行う制御手段を備えるノードが少な
    くとも一つずつ接続され、当該ノードに対して前記ポー
    タルの探索又はカウンタの値の変更の要求が行われるこ
    とを特徴とする請求項9乃至請求項12の何れかに記載
    の通信経路制御方法。
  14. 【請求項14】 前記ネットワークには、前記通信経路
    に存在するポータルの探索を行い、探索された前記ポー
    タルを識別する識別子を記憶保持するノードが少なくと
    も一つ接続され、 前記ノードから前記ポータルの識別子を取得し、 取得した前記ポータルの識別子をもとに前記通信経路の
    確立又は開放が行われることを特徴とする請求項9乃至
    請求項12の何れかに記載の通信経路制御方法。
  15. 【請求項15】 前記ポータルは、自身の接続されてい
    るバスからIEEE1394規格に定められたアシンク
    ロナス・パケットを受信して、他のバスに当該アシンク
    ロナス・パケットを転送するか否かを判断する転送情報
    を備えるポータルであって、 前記通信経路に存在するポータルの探索を行う場合に
    は、自身の接続されているバスに接続されている全ての
    前記ポータルから当該転送情報を取得し、前記受信ノー
    ドと同一のバスに接続されているノードに送信された前
    記アシンクロナス・パケットを転送するように設定され
    た該転送情報を備える前記ポータルを前記ポータルとし
    て特定し、特定されたポータルを備える前記ブリッジが
    有する他の前記ポータルに対して、前記通信経路に存在
    するポータルの探索を行うように要求することを特徴と
    する請求項8乃至請求項14の何れかに記載の通信経路
    制御方法。
  16. 【請求項16】 前記ポータルが接続されているバスに
    おいてバスの初期化が発生し、前記ストリーム・パケッ
    トの送信ノードと受信ノードとが当該初期化後も前記ネ
    ットワークに接続されていた場合に、当該初期化を検出
    し、当該初期化前に獲得していたリソースの再獲得を行
    うことを特徴とする請求項請求項8乃至請求項15の何
    れかに記載の通信経路制御方法。
  17. 【請求項17】 前記リソースの再獲得が失敗した場合
    には、前記ストリーム・パケットを用いた通信の通信経
    路の全てに対して前記通信経路の切断を行うことを特徴
    とする請求項16記載の通信経路制御方法。
  18. 【請求項18】 前記ポータルは、自身の接続されてい
    るバスでの前記初期化を検出した場合に、該初期化が終
    了した後、前記リソースの再獲得又は前記通信経路の切
    断を行うことを特徴とする請求項16又は請求項17記
    載の通信経路制御方法。
  19. 【請求項19】 バスの初期化を検出したら通知をする
    ように要求する手順が各々の前記ポータルが接続されて
    いるバスに接続されているノードに対して行われ、該通
    知を受信した場合に、前記リソースの再獲得又は前記通
    信経路の切断が行われることを特徴とする請求項16又
    は請求項17記載の通信経路制御方法。
  20. 【請求項20】 前記ポータルが接続されているバスに
    おいてバスの初期化が発生し、前記送信ノード又は前記
    受信ノードが当該初期化後に前記ネットワークに接続さ
    れていないことが検出された場合に、接続されていない
    ことが検出された前記送信ノード又は前記受信ノードが
    当該初期化前に行っていた前記ストリーム・パケットを
    用いた通信の前記通信経路の全てに対して切断を行うこ
    とを特徴とする請求項7記載の通信経路制御方法。
  21. 【請求項21】 各々の前記経路ポータルに対して定期
    的に前記アシンクロナス・パケットを送信し、前記ポー
    タルからの応答がなかった場合には前記ポータルが接続
    されているバスが前記ネットワークから抜けたと判断
    し、該バスに接続されていた前記ポータルを用いる通信
    経路の全てに対して切断を行うことを特徴とする請求項
    15記載の通信経路制御方法。
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