JP2001189196A - 節電型照明システムとそれに用いる照明ユニット及び送受信装置 - Google Patents

節電型照明システムとそれに用いる照明ユニット及び送受信装置

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JP2001189196A
JP2001189196A JP33560299A JP33560299A JP2001189196A JP 2001189196 A JP2001189196 A JP 2001189196A JP 33560299 A JP33560299 A JP 33560299A JP 33560299 A JP33560299 A JP 33560299A JP 2001189196 A JP2001189196 A JP 2001189196A
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lighting
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signal
inverter
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Kyohei Ogawa
恭平 小川
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SANKYO TOKUSHU MUSEN KK
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SANKYO TOKUSHU MUSEN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インバータ点灯式の蛍光灯を有する照明ユニ
ットが多数設置された照明システムにおいて、簡単な操
作で点灯不要な蛍光灯を選択的に消灯でき、その後必要
に応じ再点灯できるようにして、節電を効果的に行う。 【解決手段】 多数の照明ユニット10の各々に識別番号
を付与すると共に識別番号を受信する受信機を設け、か
つ各照明ユニットの受信機に向けて識別番号を送信する
少なくとも1つの送信機16を設ける。送信機16は消灯又
は再点灯しようとする照明ユニット10の識別番号を作成
して送信する。各受信機は、送信機16から送信された識
別番号を受信し、それが自己の照明ユニットの識別番号
と一致したときに、インバータのトリガ部にトリガ動作
を停止させる信号と再開させる信号を交互に送り出す。
これにより送信機16からの指令で多数の照明ユニット10
のうちの任意の照明ユニットを選択的に消灯、再点灯で
きるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータ点灯式
の放電灯(蛍光灯、水銀灯など)を有する照明ユニット
が多数設置された照明システムにおける節電対策と、そ
れに用いる照明ユニット及び送受信装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】事務所や工場などの天井には蛍光灯を光
源とする照明ユニットが多数設置されている。これらの
照明ユニットは、事務や作業が行われる場合、全部を点
灯するのが一般的である。しかし事務所や工場などでは
事務や作業が行われていない領域が時間や場所を変えて
発生する。このような領域に蛍光灯を点灯したままにし
ておくことは電気の無駄遣いである。また昼間の屋外が
明るい時間帯では、必ずしも全部の蛍光灯を点灯しなく
てもよい場合が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし事務所や工場な
どの照明システムは、多数の蛍光灯を共通の電源スイッ
チで一斉に点灯、消灯するようになっているため、点灯
不要な蛍光灯があってもそれを選択的に消灯することが
できない。このため従来は、一部の蛍光灯を消灯しよう
とするときは、当該蛍光灯の一端側をソケットから外す
ことにより消灯する場合もあるが、この作業は脚立など
を使用する必要があるため非常に面倒である。多数の蛍
光灯の中から簡単な操作で不要な蛍光灯を選択的に消灯
できるようにすれば、効果的な節電が可能である。
【0004】なお事務所などでは、個々の照明器具にス
イッチを開閉する紐を垂らしておき、この紐を引っ張る
ことにより、個々の照明器具の消灯、再点灯を行う方式
もあるが、この方式は天井から多数の紐が垂れ下がるこ
とになるため、美観上問題があり、また天井の高い事務
所や工場には適用できない。
【0005】そこで本発明の目的は、放電灯、特にイン
バータ点灯式の放電灯を有する照明ユニットが多数設置
された照明システムにおいて、簡単な操作で点灯不要な
放電灯を選択的に消灯でき、その後必要に応じ再点灯で
きるようにして、効果的な節電を可能とした節電型照明
システムと、それに用いる照明ユニット及び送受信装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、放電灯とそれを点灯するインバータとを有す
る照明ユニットが多数設けられた照明システムにおい
て、前記多数の照明ユニットの各々に識別番号を付与す
ると共に識別番号を受信する受信機を設け、かつ各照明
ユニットの受信機に向けて識別番号を送信する少なくと
も1つの送信機を設け、前記送信機は消灯又は再点灯し
ようとする照明ユニットの識別番号を作成して送信する
ようになっており、前記各受信機は、送信機から送信さ
れた識別番号を受信し、それが自己の照明ユニットの識
別番号と一致したときに、インバータの動作を停止させ
る信号と再開させる信号を交互に送り出すようになって
おり、これにより送信機からの指令で多数の照明ユニッ
トのうちの任意の照明ユニットを選択的に消灯、再点灯
できるようにしたことを特徴とするものである。
【0007】また本発明は、さらに具体的には、放電灯
とそれを点灯するインバータとを有する照明ユニットが
多数設けられた照明システムにおいて、前記多数の照明
ユニットの各々に識別番号を付与すると共に識別番号を
受信する受信機を設け、かつ各照明ユニットの受信機に
向けて識別番号を送信する少なくとも1つの送信機を設
け、前記送信機は、消灯又は再点灯しようとする放電灯
の識別番号を作成する識別番号作成部と、作成された識
別番号を送信する送信部とを備えており、前記各受信機
は、自己の照明ユニットの識別番号を登録する登録部
と、送信機から送信される識別番号を受信する受信部
と、受信部で受信した識別番号と登録部に登録された識
別番号を比較する比較部と、比較部から一致信号が出る
たびにインバータの動作を停止させる信号と再開させる
信号を交互に送り出す切替部とを備えており、これによ
り送信機からの指令で多数の照明ユニットのうちの任意
の照明ユニットを選択的に消灯、再点灯できるようにし
たことを特徴とするものである。
【0008】また本発明の節電型照明システムは、各照
明ユニットに、切替部からインバータの動作を停止させ
る信号が出ているときは点灯し、出ていないときは点灯
しないLED(発光ダイオード)を、外部から見えるよ
うに取り付けた構成とすることが好ましい。このように
すると、点灯していない放電灯が消灯により点灯してい
ないのか、放電灯の不良により点灯していないのかを容
易に確認することができる。
【0009】また本発明は、上記のような節電型照明シ
ステムに使用する照明ユニットを提供するもので、その
構成は、放電灯とそれを点灯するインバータとを有する
照明ユニットにおいて、その照明ユニットの識別番号を
登録する登録部と、送信機から送信される識別番号を受
信する受信部と、受信部で受信した識別番号と登録部に
登録された識別番号を比較する比較部と、比較部から一
致信号が出るたびにインバータの動作を停止させる信号
と再開させる信号を交互に送り出す切替部とを備えてい
ることを特徴とするものである。
【0010】また本発明の照明ユニットは、切替部から
インバータの動作を停止させる信号が出ているときは点
灯し、出ていないときは点灯しないLEDを、外部から
見えるように取り付けた構成とすることが好ましい。
【0011】また本発明は、上記のような節電型照明シ
ステムに使用する送受信装置を提供するもので、その構
成は、放電灯とそれを点灯するインバータとを有する照
明ユニットが多数設けられた照明システムの節電のため
の送受信装置であって、前記多数の照明ユニットの各々
に取り付けられる、それぞれ自己の識別番号を有する多
数の受信機と、これらの受信機に向けて識別番号を送信
する少なくとも1つの送信機との組み合わせからなり、
前記送信機は消灯又は再点灯しようとする照明ユニット
の識別番号を作成して送信するようになっており、前記
各受信機は、送信機から送信された識別番号を受信し、
それが自己の識別番号と一致したときに、その照明ユニ
ットのインバータの動作を停止させる信号と再開させる
信号を交互に送り出すようになっている、ことを特徴と
するものである。
【0012】また本発明に係る照明システムの節電のた
めの送受信装置は、さらに具体的には、多数の照明ユニ
ットの各々に取り付けられる、それぞれ自己の識別番号
を有する多数の受信機と、これらの受信機に向けて識別
番号を送信する少なくとも1つの送信機との組み合わせ
からなり、前記送信機は、消灯又は再点灯しようとする
放電灯の識別番号を作成する識別番号作成部と、作成さ
れた識別番号を送信する送信部とを備えており、前記各
受信機は、自己の識別番号を登録する登録部と、送信機
から送信される識別番号を受信する受信部と、受信部で
受信した識別番号と登録部に登録された識別番号を比較
する比較部と、比較部から一致信号が出るたびにインバ
ータの動作を停止させる信号と再開させる信号を交互に
送り出す切替部とを備えている、ことを特徴とするもの
である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る節電型照
明システムの一実施形態を示す。図において、10は事務
所又は工場などの天井に設置された多数の照明ユニッ
ト、12は1系統内の多数の照明ユニット10を一括して点
灯、消灯するスイッチ、14は電源、16は点灯している多
数の照明ユニット10のうち不要な照明ユニット10を選択
的に消灯し、その後必要に応じ再点灯するための送信機
である。送信機16の詳細については後述する。
【0014】個々の照明ユニット10は図2のような構成
となっている。すなわち、18は蛍光灯、20は蛍光灯18の
支持台、22は支持台20の中に組み込まれた蛍光灯点灯用
のインバータ、24は同じく受信機、26は支持台20に下か
ら見えるように取り付けられた赤色LEDである。1つ
の支持台20に取り付けられる蛍光灯18の本数は1本でも
複数本でもよい。1つの支持台20に蛍光灯18が複数本取
り付けられる場合、それらの蛍光灯18をまとめて消灯、
再点灯するのであれば、インバータ22、受信機24及びL
ED26の数は1つでもよいが、複数本の蛍光灯18を1本
単位で消灯、再点灯するのであれば、インバータ22、受
信機24及びLED26は各蛍光灯18毎に設ける必要があ
る。
【0015】インバータ22は従来公知のものである。蛍
光灯点灯用のインバータには種々のものがあるが、基本
的な回路の一例を図3に示す。図3において、28はノイ
ズフィルタ、30はAC−DC変換部、32は交互にオンオ
フされるスイッチング素子34A、34Bを有するDC−A
C変換部、36A、36Bは平滑コンデンサ、38A、38Bは
分圧抵抗、40A、40Bは分圧抵抗、42A、42Bはダイオ
ード、18は蛍光灯、44はインダクタ、46はコンデンサで
ある。インダクタ44とコンデンサ46は直列共振回路を構
成し、コンデンサ46の両端に得られる共振電圧が蛍光灯
18に印加される。
【0016】本発明の特徴の1つは、上記のようなイン
バータ22に、受信機24を組み込んだことである。受信機
24は送信機16(図1)からの指令により、インバータ22
の一方のスイッチング素子34Bのトリガ部に、トリガ動
作を停止させたり、再開させたりする信号を送るもので
ある。トリガ動作を停止させればDC−AC変換部32の
発振が停止するので、電源が入っていても蛍光灯18は消
える。またトリガ動作を再開させれば蛍光灯18が再点灯
することになる。なお図3において、50は受信機24のア
ンテナ、52は抵抗54とツェナーダイオード56とコンデン
サ58で構成される受信機24の電源である。
【0017】図4は受信機24の具体例を示す。受信機24
は、それが組み込まれている照明ユニット10の識別番号
〔例えば図1の1〜(n+m+p)(n、m、pは正の
整数)〕を登録する登録部60と、送信機16から送信され
る識別番号を受信する受信部62と、受信部62で受信した
識別番号と登録部60に登録された識別番号を比較する比
較部64と、比較部64から一致信号が出るたびにインバー
タ22のスイッチング素子34Bのトリガ部にトリガ動作を
停止させる信号と、停止させたトリガ動作を再開させる
信号とを交互に送り出す切替部66とを備えている。
【0018】登録部60はディップ(DIP)スイッチで
構成される。例えば8ビットのディップスイッチを使用
すれば、256 種類の識別番号を登録することができる。
受信部62は微弱無線又は特定小電力無線用の受信モジュ
ール(市販品)で構成することができる。比較部64はデ
コードICで構成され、受信部62から入力された識別番
号を登録部60に登録された識別番号と比較し、一致した
ときは一致信号を出力する。切替部66はフリップフロッ
プ回路で構成され、比較部64から一致信号が入力される
たびに出力が1レベルと0レベルに切り替わる。切替部
66の出力はスイッチ回路68を介して図3に示すインバー
タ22のスイッチング素子34Bのトリガ部に入力される。
スイッチ回路68は、例えば切替部66の出力が1レベルの
ときは、トリガ部をグランドに落としてDC−AC変換
部32の発振を停止させ、0レベルのときは、トリガ部に
電圧をかけずにDC−AC変換部32を普通に発振させ
る。このようにすれば微弱な信号で、点灯している蛍光
灯18を消灯したり、再点灯させたりすることができる。
【0019】また受信機24には図2に示した赤色LED
26が接続されている。このLED26は、切替部66からD
C−AC変換部32のトリガ動作を停止させる信号(例え
ば1レベルの信号)が出ているときは点灯し、出ていな
いとき(例えば0レベルの信号が出ているとき)は点灯
しないように切替部66に接続されている。これによりL
ED26は、蛍光灯18が点灯しているときは消え、蛍光灯
18が消灯されているときは点灯する。このようにしてお
くと蛍光灯18が消えている場合、LED26が点灯してい
れば蛍光灯18は正常、LED26が消えていれば蛍光灯18
は不良と判定することができる。
【0020】次に送信機16について説明する。送信機16
は、消灯又は再点灯しようとする照明ユニット10の識別
番号を作成して、それを各照明ユニット10に組み込まれ
た受信機24に送信するものである。送信機16は携帯型に
することが好ましい。図5は送信機16の具体例を示す。
図5において、70は送信機16の電源(電池3V)、72は
入力部74とCPU76とからなる識別番号作成部、78は作
成された識別番号を送信する送信部、80はアンテナ、82
は送信部78の電源スイッチ部である。
【0021】入力部74はテンキー又は液晶タッチパネル
等で構成することができる。図1はテンキーで構成した
場合を示している。図1の場合は数字入力キーの他に、
入力ミスを取り消すクリアキー84と、入力した番号に相
当する識別番号を送信する送信キー86と、入力した番号
を表示する液晶表示部88とが設けられている。なお全て
の照明ユニット10には二進数で連続番号(これが識別番
号)が付されているが、入力部74から入力するのは十進
数であるから、入力部74から入力した番号はCPU76で
その番号に対応する二進数に変換される。入力部74から
入力する番号は識別番号と同じでもよいが、照明ユニッ
ト10の数が多い場合は各照明ユニットに例えば行と列に
よる番地をつけ、この番地を入力するようにしてもよ
い。また入力部74を液晶タッチパネルで構成する場合
は、同パネルに全ての照明ユニット10の位置を表示し、
消灯又は再点灯する照明ユニットの位置をタッチするだ
けで、その照明ユニットの番号を入力できるようにする
ことも可能である。
【0022】CPU76では具体的には図6のような処理
を行う。まず起動すると(電池が接続されると)ポート
の初期設定を行う(S101)。その後はスリープ状態で待
機する(S102)。何らかのキー入力があると(S103)、
CPUが起動し(S104)、キー入力を取り込んで(S10
5)、押されたキーの種類を判定する(S106)。キー入
力が数字(0〜9のいずれか)であるときはそれをバッ
ファに貯える(S107)。所定の時間内に次のキー入力が
あればそれを取り込み、なければCPUをスリープ状態
にする(S108)。このようにして順次入力された数字を
バッファに貯えた後、送信キー86(図1参照)が押され
ると、バッファの内容を確認し(S109)、正常でないと
きはエラーを表示し(S110)、正常であるときはバッフ
ァの内容から送信用のデータ(識別番号)を生成する
(S111)。次に送信部78の電源スイッチ部82(図5参
照)をオンにして(S112)、データを送信する(S11
3)。送信が終了したら送信部78の電源スイッチ部82を
オフにし、CPUをスリープ状態にする(S114)。
【0023】以上が節電型照明システムの全体構成であ
る。次にこの節電型照明システムの使用方法を説明す
る。事務所または工場の全域で事務または作業が行われ
ている場合は、図1における照明ユニット10が全て点灯
している。一部の領域で事務又は作業が行われなくなっ
た場合、あるいは屋外が明るくなって窓際などで蛍光灯
の点灯が必要なくなった場合には、消灯しようとする照
明ユニット10の識別番号を送信機16に入力して送信す
る。すると各照明ユニット10に設けられた受信機24がそ
れを受信し、自己の照明ユニットの識別番号と同じかど
うかを判定し、同じ場合はインバータ32のトリガ部にト
リガ動作を停止させる信号を出して、当該照明ユニット
の蛍光灯を消灯する。また消灯した蛍光灯を再点灯する
場合は、その照明ユニットの識別番号を送信機16に入力
して送信すれば、それを受信した受信機24がインバータ
32のトリガ部にトリガ動作を再開させる信号を出すの
で、当該照明ユニットの蛍光灯を再点灯させることがで
きる。
【0024】このようにして多数の蛍光灯の中から所望
の蛍光灯を簡単な操作で消灯したり、再点灯したりする
ことができるので、消灯不要な蛍光灯をこまめに消灯す
ることができ、節電効果を高めることができる。またこ
の実施形態では個々の蛍光灯の電源をオンオフするので
はなく、インバータのトリガ部をオンオフするので、微
弱な信号で蛍光灯の消灯、再点灯を行うことができ、個
々の照明ユニット10に組み込む受信機24を小型化、低コ
スト化する上で有利である。
【0025】次に図7を参照して本発明に係る照明ユニ
ットの他の実施形態を示す。図7の回路図は前記実施形
態の図3の回路に図4の回路を組み込んだものに相当す
る。図7において図3及び図4の各部に対応する部分に
は図3及び図4と同じ符号を付してある。図7におい
て、22はインバータ、28はノイズフィルタ、30はAC−
DC変換部、32は交互にオンオフされるスイッチング素
子34A、34B及びトランス84等からなるDC−AC変換
部(ハーフブリッジインバータ)、44はインダクタ、46
はコンデンサ、18は蛍光灯である。このような構成のイ
ンバータ22は公知のものである。
【0026】この照明ユニット10は、上記のようなイン
バータ22に受信機24を組み込んだものである。受信機24
は、それが組み込まれている照明ユニット10の識別番号
を登録する登録部60と、送信機16(図1、図5参照)か
ら送信される識別番号を受信する受信部62と、受信部62
で受信した識別番号と登録部60に登録された識別番号を
比較する比較部64と、比較部64から一致信号が出るたび
にインバータ22の一方のスイッチング素子34Bのトリガ
部にトリガ動作を停止させる信号と、停止させたトリガ
動作を再開させる信号とを交互に送り出す切替部66とを
備えている。
【0027】登録部60はディップ(DIP)スイッチで
構成される。受信部62は微弱無線又は特定小電力無線用
の受信モジュール(市販品)で構成することができる。
比較部64はデコードICで構成され、受信部62から入力
された識別番号を登録部60に登録された識別番号と比較
し、一致したときは一致信号を出力する。切替部66はフ
リップフロップ回路で構成され、比較部64から一致信号
が入力されるたびに出力が1レベルと0レベルに切り替
わる。切替部66の出力はフォトカプラ86及びスイッチン
グ素子88を介してインバータ22の一方のスイッチング素
子34Bのトリガ部に入力される。フォトカプラ86は受信
機24側の回路とインバータ22側の回路を電気的に絶縁す
るためのものである。スイッチング素子88は、例えば切
替部66の出力が1レベルのときは、トリガ部をグランド
に落としてDC−AC変換部32の発振を停止させ、0レ
ベルのときは、トリガ部を開放してDC−AC変換部32
を普通に発振させる。このようにすれば微弱な信号で、
点灯している蛍光灯18を消灯したり、再点灯させたりす
ることができる。
【0028】なお図7において、50は受信機24のアンテ
ナ、52は受信機24の電源である。また26は切替部66から
DC−AC変換部32のトリガ動作を停止させる信号が出
ているときは点灯し、出ていないときは点灯しないよう
に切替部66に接続された赤色LED(蛍光灯18の良、不
良判定用)である。
【0029】以上の実施形態では送信機16から受信機24
への信号伝送に電波を使用する場合を説明したが、本発
明はこれに限定されるものではなく、例えば赤外線を使
用してもよい。また以上の実施形態ではインバータの動
作を停止させたり再開させたりするのに、インバータの
トリガ部をオンオフしたが、インバータの動作停止、再
開は、これ以外の手段で行ってもよい。例えばインバー
タの電源部(ノイズフィルタ又はDC−AC変換部)を
オンオフしてもよいし、照明ユニットの電源入力部をオ
ンオフしてもよい。
【0030】また以上の実施形態では照明ユニットの光
源が蛍光灯である場合を説明したが、本発明は個々の照
明ユニットが蛍光灯以外の放電灯(例えば水銀灯)とイ
ンバータで構成されている場合にも同様に適用可能であ
る。また以上の実施形態では全ての照明ユニットに異な
る識別番号をつける場合を説明したが、複数の照明ユニ
ットに共通の識別番号をつけておけば、当該複数の照明
ユニットを一括して消灯、再点灯することも可能であ
る。また登録部の1ビット分を例えば全照明ユニットに
共通にしておけば、送信機からその1ビット分のデータ
を送信することにより、消灯してある照明ユニットを一
括して再点灯することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な操作で多数の照明ユニットのうちから任意の照明ユ
ニットを選択して消灯、再点灯できるので、点灯不要な
放電灯を気軽に、こまめに消灯することができ、節電の
効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る節電型照明システムの一実施形
態を全体的に示す説明図。
【図2】 図1の節電型照明システムに使用される照明
ユニットの一部切開正面図。
【図3】 図2の照明ユニットの回路図。
【図4】 図3の回路に組み込まれた受信機の回路図。
【図5】 図1の節電型照明システムに使用される送信
機の回路図。
【図6】 図5の回路に組み込まれたCPUの処理内容
を示すフロー図。
【図7】 本発明に係る照明ユニットの他の実施形態を
示す回路図。
【符号の説明】
10:照明ユニット 12:電源スイッチ 14:電源 16:送信機 18:蛍光灯 20:支持台 22:インバータ 24:受信機 26:赤色LED 30:AC−DC変換部 32:DC−AC変換部 34A、34B:スイッチング素子 52:受信機24の電源 60:登録部(ディップスイッチ) 62:受信部(受信モジュール) 64:比較部(デコードIC) 66:切替部(フリップフロップ回路) 68:スイッチ回路 72:識別番号作成部 74:入力部(テンキー) 76:CPU 78:送信部(送信モジュール) 86:フォトカプラ 88:スイッチング素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】放電灯とそれを点灯するインバータとを有
    する照明ユニットが多数設けられた照明システムにおい
    て、 前記多数の照明ユニットの各々に識別番号を付与すると
    共に識別番号を受信する受信機を設け、かつ各照明ユニ
    ットの受信機に向けて識別番号を送信する少なくとも1
    つの送信機を設け、 前記送信機は消灯又は再点灯しようとする照明ユニット
    の識別番号を作成して送信するようになっており、 前記各受信機は、送信機から送信された識別番号を受信
    し、それが自己の照明ユニットの識別番号と一致したと
    きに、インバータの動作を停止させる信号と再開させる
    信号を交互に送り出すようになっており、 これにより送信機からの指令で多数の照明ユニットのう
    ちの任意の照明ユニットを選択的に消灯、再点灯できる
    ようにしたことを特徴とする節電型照明システム。
  2. 【請求項2】放電灯とそれを点灯するインバータとを有
    する照明ユニットが多数設けられた照明システムにおい
    て、 前記多数の照明ユニットの各々に識別番号を付与すると
    共に識別番号を受信する受信機を設け、かつ各照明ユニ
    ットの受信機に向けて識別番号を送信する少なくとも1
    つの送信機を設け、 前記送信機は、消灯又は再点灯しようとする放電灯の識
    別番号を作成する識別番号作成部と、作成された識別番
    号を送信する送信部とを備えており、 前記各受信機は、自己の照明ユニットの識別番号を登録
    する登録部と、送信機から送信される識別番号を受信す
    る受信部と、受信部で受信した識別番号と登録部に登録
    された識別番号を比較する比較部と、比較部から一致信
    号が出るたびにインバータの動作を停止させる信号と再
    開させる信号を交互に送り出す切替部とを備えており、 これにより送信機からの指令で多数の照明ユニットのう
    ちの任意の照明ユニットを選択的に消灯、再点灯できる
    ようにしたことを特徴とする節電型照明システム。
  3. 【請求項3】各照明ユニットに、受信機からインバータ
    の動作を停止させる信号が出ているときは点灯し、出て
    いないときは点灯しないLEDを、外部から見えるよう
    に取り付けたことを特徴とする請求項1又は2記載の節
    電型照明システム。
  4. 【請求項4】放電灯とそれを点灯するインバータとを有
    する照明ユニットにおいて、その照明ユニットの識別番
    号を登録する登録部と、送信機から送信される識別番号
    を受信する受信部と、受信部で受信した識別番号と登録
    部に登録された識別番号を比較する比較部と、比較部か
    ら一致信号が出るたびにインバータの動作を停止させる
    信号と再開させる信号を交互に送り出す切替部とを備え
    ていることを特徴とする照明ユニット。
  5. 【請求項5】切替部からインバータの動作を停止させる
    信号が出ているときは点灯し、出ていないときは点灯し
    ないLEDを、外部から見えるように取り付けたことを
    特徴とする請求項4記載の照明ユニット。
  6. 【請求項6】放電灯とそれを点灯するインバータとを有
    する照明ユニットが多数設けられた照明システムの節電
    のための送受信装置であって、 前記多数の照明ユニットの各々に取り付けられる、それ
    ぞれ自己の識別番号を有する多数の受信機と、これらの
    受信機に向けて識別番号を送信する少なくとも1つの送
    信機との組み合わせからなり、 前記送信機は消灯又は再点灯しようとする照明ユニット
    の識別番号を作成して送信するようになっており、 前記各受信機は、送信機から送信された識別番号を受信
    し、それが自己の識別番号と一致したときに、その照明
    ユニットのインバータの動作を停止させる信号と再開さ
    せる信号を交互に送り出すようになっている、 ことを特徴とする照明システム節電用送受信装置。
  7. 【請求項7】放電灯とそれを点灯するインバータとを有
    する照明ユニットが多数設けられた照明システムの節電
    のための送受信装置であって、 前記多数の照明ユニットの各々に取り付けられる、それ
    ぞれ自己の識別番号を有する多数の受信機と、これらの
    受信機に向けて識別番号を送信する少なくとも1つの送
    信機との組み合わせからなり、 前記送信機は、消灯又は再点灯しようとする放電灯の識
    別番号を作成する識別番号作成部と、作成された識別番
    号を送信する送信部とを備えており、 前記各受信機は、自己の識別番号を登録する登録部と、
    送信機から送信される識別番号を受信する受信部と、受
    信部で受信した識別番号と登録部に登録された識別番号
    を比較する比較部と、比較部から一致信号が出るたびに
    インバータの動作を停止させる信号と再開させる信号を
    交互に送り出す切替部とを備えている、 ことを特徴とする照明システム節電用送受信装置。
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