JP2001224078A - 遠隔制御システム、及びその制御方法 - Google Patents

遠隔制御システム、及びその制御方法

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JP2001224078A JP2000237334A JP2000237334A JP2001224078A JP 2001224078 A JP2001224078 A JP 2001224078A JP 2000237334 A JP2000237334 A JP 2000237334A JP 2000237334 A JP2000237334 A JP 2000237334A JP 2001224078 A JP2001224078 A JP 2001224078A
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洋八郎 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、複数の制御対象の電気機器
を容易かつ低コストで制御できる遠隔制御システム、及
びその制御方法を提供することである。 【解決手段】 制御回路２５ｅは、バッファ２５ｃから
入力される制御信号に含まれた制御情報（照明装置の識
別情報、及び照度設定情報等）に基づいて、制御対象の
照明装置を選択する選択信号を駆動スイッチ２５ｊに出
力するとともに、照度設定情報とバッファ２５ｂから入
力されるクロック信号とに基づいて、制御対象の照明装
置に対して交流電力の供給を開始する位相角を設定する
位相角起動点を示す数値データを生成して、導通角レジ
スタ２５ｆと起動点レジスタ２５ｇに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電気機器の
動作状態を１つのリモコンにより個別に遠隔操作して制
御する遠隔制御システム、及びその制御方法に関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】近年、家電製品は、ユーザに操作性の利
便性を提供するためリモートコントロールシステムを採
用したものが多く普及しており、ユーザが家電製品を遠
隔操作する送信機と、この送信機より無線送信された操
作信号を受信して家電製品を制御する家電製品に内蔵さ
れた制御装置とによって構成されている。
【０００３】また、会社などの広い部屋に設置された複
数の照明装置や空調装置などの設備の場合は、その部屋
に集中して施設された操作盤により、複数の照明装置や
空調装置を個別あるいはグループ毎に動作状態を遠隔操
作するように構成されている。この場合、操作盤上に配
設された機能別スイッチの操作により、照明装置の点灯
と消灯の切替え、空調装置の運転モードの切替え、及び
温度設定の変更などの動作状態が遠隔操作されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の家電製品に採用されたリモートコントロールシステ
ムの場合は、家電製品毎に送信機が必要になり、ユーザ
に複数の送信機の操作を強いるため、操作効率が悪くユ
ーザの利便性を損なっていた。
【０００５】また、上記従来の複数の照明装置や空調装
置などの設備を遠隔操作する操作盤の場合は、その配設
された機能別スイッチの数や割り当てられる機能は、設
備に合わせて固定されており、機能別スイッチの数や割
り当て機能を、設備の設置後に容易に変更することはで
きなかった。
【０００６】さらに、複数の照明装置の点灯状態（照
度）を個別に制御する必要がある場合は、照明装置毎に
供給電力量を制御するための操作スイッチを操作盤に新
たに設ける必要があり、その電力制御用変圧器などの制
御設備も新たに設ける必要があるため、設備コストが上
昇するという問題があった。
【０００７】本発明の課題は、複数の制御対象の電気機
器を容易かつ低コストで制御できる遠隔制御システム、
及びその制御方法を提供することである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべく
請求項１記載の発明は、複数の電気機器と接続され、該
複数の電気機器への供給電力を制御することでその動作
状態を制御する制御手段（例えば、図２の出力制御部２
５）を備えた制御装置（例えば、図２の制御装置２０）
と、前記複数の電気機器の各動作状態に対応する制御信
号を該制御装置に無線通信する端末装置（例えば、図１
のリモコン１）と、によって構成される遠隔制御システ
ムであって、前記端末装置は、前記複数の電気機器にそ
れぞれ対応する複数のスイッチを有する入力手段（例え
ば、図１のキー入力部６）と、この入力手段において操
作された各スイッチの操作信号を検出し、該操作信号に
対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を含む
制御信号を生成する制御信号生成手段（例えば、図１の
可変発振器３及び発振周波数設定回路４）と、この制御
信号生成手段により生成された制御信号を符号化して符
号化信号を出力する符号化手段（例えば、図１の符号パ
ルス生成回路８）と、この符号化手段から出力された符
号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
信する送信手段（例えば、図１の送信回路１０）と、を
備え、前記制御装置は、前記端末装置の送信手段から送
信された変調信号を受信する受信手段（例えば、図２の
受信・増幅回路２１）と、この受信手段により受信され
た変調信号を復調して復調信号を出力する復調手段（例
えば、図２の復調回路２２）と、この復調手段から出力
された復調信号から制御対象の前記電気機器の識別情報
を含む制御信号を復号化して出力する復号化手段（例え
ば、図２の復号化回路２４）と、を備え、前記制御手段
は、この復号化手段によって復号化された制御信号に基
づいて制御対象の電気機器への供給電力を制御すること
を特徴としている。
【０００９】この請求項１記載の発明によれば、複数の
電気機器と接続され、該複数の電気機器への供給電力を
制御することでその動作状態を制御する制御手段を備え
た制御装置と、前記複数の電気機器の各動作状態に対応
する制御信号を該制御装置に無線通信する端末装置と、
によって構成される遠隔制御システムであって、前記端
末装置は、制御信号生成手段が、前記複数の電気機器に
それぞれ対応する複数のスイッチを有する入力手段にお
いて操作された各スイッチの操作信号を検出し、該操作
信号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報
を含む制御信号を生成すると、符号化手段が、この生成
された制御信号を符号化して符号化信号を出力し、送信
手段が、この符号化手段から出力された符号化信号を所
定の変調信号に変調して前記制御装置に送信し、前記制
御装置は、受信手段が、前記端末装置の送信手段から送
信された変調信号を受信すると、復調手段が、この受信
手段により受信された変調信号を復調して復調信号を出
力し、復号化手段が、この復調手段から出力された復調
信号から制御対象の前記電気機器の識別情報を含む制御
信号を復号化して出力し、前記制御手段が、この復号化
手段によって復号化された制御信号に基づいて制御対象
の電気機器への供給電力を制御する。
【００１０】請求項１０記載の発明は、複数の電気機器
と接続され、該複数の電気機器への供給電力を制御する
ことでその動作状態を制御する制御手段を備えた制御装
置と、前記複数の電気機器にそれぞれ対応する複数のス
イッチを有する入力手段の操作により各電気機器の動作
状態に対応する制御信号を該制御装置に無線通信する端
末装置と、によって構成される遠隔制御システムの制御
方法であって、前記端末装置において、前記入力手段に
おいて操作された各スイッチの操作信号を検出し、該操
作信号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情
報を含む制御信号を生成する制御信号生成行程と、この
生成された制御信号を符号化して符号化信号を出力する
符号化行程と、この出力された符号化信号を所定の変調
信号に変調して前記制御装置に送信する送信行程と、を
含み、前記制御装置において、前記端末装置の送信手段
から送信された変調信号を受信する受信行程と、この受
信された変調信号を復調して復調信号を出力する復調行
程と、この出力された復調信号から制御対象の前記電気
機器の識別情報を含む制御信号を復号化して出力する復
号化行程と、この復号化された制御信号に基づいて制御
対象の電気機器への供給電力を制御する制御工程と、を
含むことを特徴としている。
【００１１】この請求項１０記載の発明によれば、複数
の電気機器と接続され、該複数の電気機器への供給電力
を制御することでその動作状態を制御する制御手段を備
えた制御装置と、前記複数の電気機器にそれぞれ対応す
る複数のスイッチを有する入力手段の操作により各電気
機器の動作状態に対応する制御信号を該制御装置に無線
通信する端末装置と、によって構成される遠隔制御シス
テムの制御方法であって、前記端末装置において、前記
入力手段において操作された各スイッチの操作信号を検
出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器を識別
する識別情報を含む制御信号を生成する制御信号生成行
程と、この生成された制御信号を符号化して符号化信号
を出力する符号化行程と、この出力された符号化信号を
所定の変調信号に変調して前記制御装置に送信する送信
行程と、を含み、前記制御装置において、前記端末装置
の送信手段から送信された変調信号を受信する受信行程
と、この受信された変調信号を復調して復調信号を出力
する復調行程と、この出力された復調信号から制御対象
の前記電気機器の識別情報を含む制御信号を復号化して
出力する復号化行程と、この復号化された制御信号に基
づいて制御対象の電気機器への供給電力を制御する制御
工程と、を含む。
【００１２】したがって、端末装置が備える複数のスイ
ッチに複数の電気機器を割り当てることにより、ユーザ
は、制御したい電気機器に対応するスイッチを手元で操
作するだけで、所望の電気機器の動作状態を容易に制御
できる。また、種類や機能の異なる複数の電気機器の動
作状態を制御できるので、従来のように複数の端末装置
を使い分ける必要が無く、ユーザの操作性と利便性を向
上できる。
【００１３】また、この場合、請求項２に記載する発明
のように、請求項１記載の遠隔制御システムにおいて、
前記端末装置（例えば、図１のリモコン１）の入力手段
（例えば、図１のキー入力部６）は、前記複数の電気機
器を纏めて操作する共用スイッチ（例えば、図５（ａ）
及び（ｂ）のキー６ａ）を更に有し、前記制御信号生成
手段（例えば、図１の可変発振器３及び発振周波数設定
回路４）は、この入力手段における共用スイッチの操作
を検出した場合、該操作信号に対応した複数の電気機器
を識別する複数の識別情報を含む共用制御信号を生成
し、前記符号化手段（例えば、図１の符号パルス生成回
路８）は、この制御信号生成手段により生成された共用
制御信号を符号化して符号化信号を出力し、前記送信手
段（例えば、図１の送信回路１０）は、この符号化手段
から出力された符号化信号を所定の変調信号に変調して
前記制御装置に送信し、前記制御装置（例えば、図２の
制御装置２０）の復号化手段（例えば、図２の復号化回
路２４）は、前記復調手段から出力された復調信号から
前記共用制御信号を復号化して出力し、前記制御手段
（例えば、図２の出力制御部２５）は、この復号化手段
から出力された共用制御信号に基づいて制御対象の複数
の電気機器（例えば、図６の各部屋の照明１〜照明６）
への供給電力を纏めて制御することが有効である。
【００１４】この請求項２記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記端末装置の入力手段は、前記複数の電
気機器を纏めて操作する共用スイッチを更に有し、前記
制御信号生成手段は、この入力手段における共用スイッ
チの操作を検出した場合、該操作信号に対応した複数の
電気機器を識別する複数の識別情報を含む共用制御信号
を生成し、前記符号化手段は、この制御信号生成手段に
より生成された共用制御信号を符号化して符号化信号を
出力し、前記送信手段は、この符号化手段から出力され
た符号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置
に送信し、前記制御装置の復号化手段は、前記復調手段
から出力された復調信号から前記共用制御信号を復号化
して出力し、前記制御手段は、この復号化手段から出力
された共用制御信号に基づいて制御対象の複数の電気機
器への供給電力を纏めて制御する。
【００１５】また、請求項１１に記載する発明のよう
に、請求項１０記載の遠隔制御システムの制御方法にお
いて、前記端末装置の入力手段は、前記複数の電気機器
を纏めて操作する共用スイッチを更に有し、前記端末装
置において、前記制御信号生成行程では、この入力手段
における共用スイッチの操作を検出した場合、該操作信
号に対応した複数の電気機器を識別する複数の識別情報
を含む共用制御信号を生成し、前記符号化行程では、こ
の制御信号生成行程により生成された共用制御信号を符
号化して符号化信号を出力し、前記送信行程では、この
符号化行程により出力された符号化信号を所定の変調信
号に変調して前記制御装置に送信し、前記制御装置にお
いて、前記復号化行程では、前記復調行程により出力さ
れた復調信号から前記共用制御信号を復号化して出力
し、前記制御行程では、この復号化行程により出力され
た共用制御信号に基づいて制御対象の複数の電気機器へ
の供給電力を纏めて制御することが有効である。
【００１６】この請求項１１に記載する発明の遠隔制御
システムの制御方法によれば、前記端末装置の入力手段
は、前記複数の電気機器を纏めて操作する共用スイッチ
を更に有し、前記端末装置において、前記制御信号生成
行程では、この入力手段における共用スイッチの操作を
検出した場合、該操作信号に対応した複数の電気機器を
識別する複数の識別情報を含む共用制御信号を生成し、
前記符号化行程では、この制御信号生成行程により生成
された共用制御信号を符号化して符号化信号を出力し、
前記送信行程では、この符号化行程により出力された符
号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
信し、前記制御装置において、前記復号化行程では、前
記復調行程により出力された復調信号から前記共用制御
信号を復号化して出力し、前記制御行程では、この復号
化行程により出力された共用制御信号に基づいて制御対
象の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御する。
【００１７】したがって、複数の電気機器に対する供給
電力の制御を１つのスイッチ操作で簡便に行うことがで
き、ユーザーの操作性と利便性を向上することができ
る。
【００１８】また、請求項３に記載する発明のように、
請求項１記載の遠隔制御システムにおいて、前記複数の
電気機器（例えば、図６の各部屋の照明１〜照明６）
は、複数の異なる部屋（図６の建物１００内の各部屋）
に各々配置されており、前記端末装置（例えば、図５
（ａ）のリモコン１）の入力手段は、前記複数の異なる
部屋に配置された複数の電気機器を部屋単位で操作する
部屋別スイッチ（例えば、図５（ａ）のリモコン１のキ
ー６ｂ〜６ｇ）を有し、前記制御信号生成手段は、この
入力手段において操作された各部屋スイッチの操作信号
を検出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器を
識別する識別情報を含む部屋別制御信号を生成し、前記
符号化手段は、この制御信号生成手段により生成された
部屋別制御信号を符号化して符号化信号を出力し、前記
送信手段は、この符号化手段から出力された符号化信号
を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送信し、前
記制御装置の復号化手段は、前記復調手段から出力され
た復調信号から前記部屋別制御信号を復号化して出力
し、前記制御手段は、この復号化手段から出力された部
屋別制御信号に基づいて当該部屋に設置された制御対象
の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御することが
有効である。
【００１９】この請求項３記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記複数の電気機器は、複数の異なる部屋
に各々配置されており、前記端末装置の入力手段は、前
記複数の異なる部屋に配置された複数の電気機器を部屋
単位で操作する部屋別スイッチを有し、前記制御信号生
成手段は、この入力手段において操作された各部屋スイ
ッチの操作信号を検出し、該操作信号に対応した制御対
象の電気機器を識別する識別情報を含む部屋別制御信号
を生成し、前記符号化手段は、この制御信号生成手段に
より生成された部屋別制御信号を符号化して符号化信号
を出力し、前記送信手段は、この符号化手段から出力さ
れた符号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装
置に送信し、前記制御装置の復号化手段は、前記復調手
段から出力された復調信号から前記部屋別制御信号を復
号化して出力し、前記制御手段は、この復号化手段から
出力された部屋別制御信号に基づいて当該部屋に設置さ
れた制御対象の複数の電気機器への供給電力を纏めて制
御する。
【００２０】また、請求項１２に記載する発明のよう
に、請求項１０記載の遠隔制御システムの制御方法にお
いて、前記複数の電気機器は、複数の異なる部屋に各々
配置されており、前記端末装置の入力手段は、前記複数
の異なる部屋に配置された複数の電気機器を部屋単位で
操作する部屋別スイッチを有し、前記端末装置におい
て、前記制御信号生成行程では、この入力手段において
操作された各部屋スイッチの操作信号を検出し、該操作
信号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報
を含む部屋別制御信号を生成し、前記符号化行程では、
この制御信号生成行程により生成された部屋別制御信号
を符号化して符号化信号を出力し、前記送信行程では、
この符号化行程により出力された符号化信号を所定の変
調信号に変調して前記制御装置に送信し、前記制御装置
において、前記復号化行程では、前記復調行程により出
力された復調信号から前記部屋別制御信号を復号化して
出力し、前記制御行程では、この復号化行程により出力
された部屋別制御信号に基づいて当該部屋に設置された
制御対象の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御す
ることが有効である。
【００２１】この請求項１２に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記複数の電気機器は、複
数の異なる部屋に各々配置されており、前記端末装置の
入力手段は、前記複数の異なる部屋に配置された複数の
電気機器を部屋単位で操作する部屋別スイッチを有し、
前記端末装置において、前記制御信号生成行程では、こ
の入力手段において操作された各部屋スイッチの操作信
号を検出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器
を識別する識別情報を含む部屋別制御信号を生成し、前
記符号化行程では、この制御信号生成行程により生成さ
れた部屋別制御信号を符号化して符号化信号を出力し、
前記送信行程では、この符号化行程により出力された符
号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
信し、前記制御装置において、前記復号化行程では、前
記復調行程により出力された復調信号から前記部屋別制
御信号を復号化して出力し、前記制御行程では、この復
号化行程により出力された部屋別制御信号に基づいて当
該部屋に設置された制御対象の複数の電気機器への供給
電力を纏めて制御する。
【００２２】したがって、複数の異なる部屋に各々配置
された複数の電気機器に対する供給電力の制御を１つの
リモコンによるスイッチ操作で簡便に行うことができ、
ユーザーの操作性と利便性を向上することができる。
【００２３】また、請求項４に記載する発明のように、
請求項１記載の遠隔制御システムおいて、前記複数の電
気機器（例えば、図７の各階の照明機器Ｌ１〜照明機器
Ｌ６）は、建物内（例えば、図７の建物２００）の複数
の異なる階に各々配置されており、前記端末装置（例え
ば、図５（ｂ）のリモコン１）の入力手段は、前記複数
の異なる階に配置された複数の電気機器を階単位で操作
する階別スイッチ（例えば、図５（ｂ）のリモコン１の
キー６ｂ〜６ｇ）を有し、前記制御信号生成手段は、こ
の入力手段において操作された階別スイッチの操作信号
を検出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器を
識別する識別情報を含む階別制御信号を生成し、前記符
号化手段は、この制御信号生成手段により生成された階
別制御信号を符号化して符号化信号を出力し、前記送信
手段は、この符号化手段から出力された符号化信号を所
定の変調信号に変調して前記制御装置に送信し、前記制
御装置の復号化手段は、前記復調手段から出力された復
調信号から前記階別制御信号を復号化して出力し、前記
制御手段は、この復号化手段から出力された階別制御信
号に基づいて当該階に設置された制御対象の複数の電気
機器への供給電力を纏めて制御することが有効である。
【００２４】この請求項４記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記複数の電気機器は、建物内の複数の異
なる階に各々配置されており、前記端末装置の入力手段
は、前記複数の異なる階に配置された複数の電気機器を
階単位で操作する階別スイッチを有し、前記制御信号生
成手段は、この入力手段において操作された階別スイッ
チの操作信号を検出し、該操作信号に対応した制御対象
の電気機器を識別する識別情報を含む階別制御信号を生
成し、前記符号化手段は、この制御信号生成手段により
生成された階別制御信号を符号化して符号化信号を出力
し、前記送信手段は、この符号化手段から出力された符
号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
信し、前記制御装置の復号化手段は、前記復調手段から
出力された復調信号から前記階別制御信号を復号化して
出力し、前記制御手段は、この復号化手段から出力され
た階別制御信号に基づいて当該階に設置された制御対象
の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御する。
【００２５】また、請求項１３に記載する発明のよう
に、請求項１０記載の遠隔制御システムの制御方法にお
いて、前記複数の電気機器は、建物内の複数の異なる階
に各々配置されており、前記端末装置の入力手段は、前
記複数の異なる階に配置された複数の電気機器を階単位
で操作する階別スイッチを有し、前記端末装置におい
て、前記制御信号生成行程では、この入力手段において
操作された階別スイッチの操作信号を検出し、該操作信
号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を
含む階別制御信号を生成し、前記符号化行程では、この
制御信号生成行程により生成された階別制御信号を符号
化して符号化信号を出力し、前記送信行程では、この符
号化手段から出力された符号化信号を所定の変調信号に
変調して前記制御装置に送信し、前記制御装置におい
て、前記復号化行程では、前記復調行程により出力され
た復調信号から前記階別制御信号を復号化して出力し、
前記制御行程では、この復号化行程により出力された階
別制御信号に基づいて当該階に設置された制御対象の複
数の電気機器への供給電力を纏めて制御することが有効
である。
【００２６】この請求項１３に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記複数の電気機器は、建
物内の複数の異なる階に各々配置されており、前記端末
装置の入力手段は、前記複数の異なる階に配置された複
数の電気機器を階単位で操作する階別スイッチを有し、
前記端末装置において、前記制御信号生成行程では、こ
の入力手段において操作された階別スイッチの操作信号
を検出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器を
識別する識別情報を含む階別制御信号を生成し、前記符
号化行程では、この制御信号生成行程により生成された
階別制御信号を符号化して符号化信号を出力し、前記送
信行程では、この符号化手段から出力された符号化信号
を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送信し、前
記制御装置において、前記復号化行程では、前記復調行
程により出力された復調信号から前記階別制御信号を復
号化して出力し、前記制御行程では、この復号化行程に
より出力された階別制御信号に基づいて当該階に設置さ
れた制御対象の複数の電気機器への供給電力を纏めて制
御する。
【００２７】したがって、複数の異なる階に各々配置さ
れた複数の電気機器に対する供給電力の制御を１つのリ
モコンによるスイッチ操作で簡便に行うことができ、ユ
ーザーの操作性と利便性を向上することができる。
【００２８】また、請求項５に記載する発明のように、
請求項１から４のいずれかに記載の遠隔制御システムお
いて、前記制御装置の制御手段は、前記復号化手段によ
って復号化された制御信号に基づいて制御対象の電気機
器への供給電力の導通量を設定する導通量設定手段（例
えば、図３の導通角レジスタ２５ｆ、起動点レジスタ２
５ｇ、及び比較回路２５ｈが含まれる）と、この導通量
設定手段により設定された導通量に基づいて前記制御対
象の電気機器に供給する電力量を制御する供給電力制御
手段（例えば、図３の出力サーボ回路２５ｉ、及び駆動
スイッチ２５ｊが含まれる）とを更に備えることが有効
である。
【００２９】この請求項５記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記制御装置の制御手段は、前記復号化手
段によって復号化された制御信号に基づいて制御対象の
電気機器への供給電力の導通量を設定する導通量設定手
段と、この導通量設定手段により設定された導通量に基
づいて前記制御対象の電気機器に供給する電力量を制御
する供給電力制御手段とを更に備える。
【００３０】また、請求項１４に記載する発明のよう
に、請求項１０から１３のいずれかに記載の遠隔制御シ
ステムの制御方法において、前記制御装置の制御手行程
では、前記復号化行程により復号化された制御信号に基
づいて制御対象の電気機器への供給電力の導通量を設定
する導通量設定行程と、この導通量設定行程により設定
された導通量に基づいて前記制御対象の電気機器に供給
する電力量を制御する供給電力制御行程とを更に含むこ
とが有効である。
【００３１】この請求項１４に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記制御装置の制御手行程
では、前記復号化行程により復号化された制御信号に基
づいて制御対象の電気機器への供給電力の導通量を設定
する導通量設定行程と、この導通量設定行程により設定
された導通量に基づいて前記制御対象の電気機器に供給
する電力量を制御する供給電力制御行程とを更に含む。
【００３２】したがって、制御対象の複数の電気機器へ
の供給電力を制御する制御回路部分を、ロジック回路に
より構成することができ、制御装置のコンパクト化と低
コスト化を実現でき、遠隔制御システムの設置コストを
低減できる。また、制御装置のコンパクト化により、そ
の設置時に専有する場所を少なくして、制御装置の設置
場所を自由に設定できる。
【００３３】また、請求項６に記載する発明のように、
請求項５記載の遠隔制御システムにおいて、前記制御装
置の制御手段（例えば、図２の出力制御部２５）は、前
記導通量設定手段により設定された導通量を所定時間毎
に順次記憶する導通量記憶手段（例えば、図３の制御回
路２５ｅ、導通角レジスタ２５ｆ、及び起動点レジスタ
２５ｇが含まれる）を更に備え、前記供給電力制御手段
（例えば、図３の出力サーボ回路２５ｉ、及び駆動スイ
ッチ２５ｊが含まれる）は、この導通量記憶手段に順次
記憶された導通量に基づいて前記制御対象の電気機器に
供給する電力量を最小値から最大値まで巡回制御するこ
とが有効である。
【００３４】この請求項６記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記制御装置の制御手段は、前記導通量設
定手段により設定された導通量を所定時間毎に順次記憶
する導通量記憶手段を更に備え、前記供給電力制御手段
は、この導通量記憶手段に順次記憶された導通量に基づ
いて前記制御対象の電気機器に供給する電力量を最小値
から最大値まで巡回制御する。
【００３５】また、請求項１５に記載する発明のよう
に、請求項１４記載の遠隔制御システムの制御方法にお
いて、前記制御装置の制御行程では、前記導通量設定手
段により設定された導通量を所定時間毎に順次記憶する
導通量記憶行程を更に含み、前記供給電力制御行程で
は、この導通量記憶行程により順次記憶された導通量に
基づいて前記制御対象の電気機器に供給する電力量を最
小値から最大値まで巡回制御することが有効である。
【００３６】この請求項１５に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記制御装置の制御行程で
は、前記導通量設定手段により設定された導通量を所定
時間毎に順次記憶する導通量記憶行程を更に含み、前記
供給電力制御行程では、この導通量記憶行程により順次
記憶された導通量に基づいて前記制御対象の電気機器に
供給する電力量を最小値から最大値まで巡回制御する。
【００３７】したがって、リモコンの各キーに割り当て
られた制御対象の電気機器に供給する電力量を、そのキ
ーを押下し続けるだけで簡便に調整することができ、例
えば、白熱電球を用いた照明装置の照度調整を容易にで
きる。
【００３８】また、請求項７に記載する発明のように、
請求項１から４のいずれかに記載の遠隔制御システムに
おいて、前記端末装置の制御信号生成手段は、前記入力
手段における複数のスイッチ操作に対して、最初に操作
されたスイッチの操作信号を保持する操作状態保持手段
（例えば、図１の入力キー保持回路７）を更に備え、前
記制御信号生成手段は、前記操作状態保持手段により保
持された操作信号に対応した制御対象の電気機器を識別
する識別情報を含む制御信号を生成することが有効であ
る。
【００３９】この請求項７記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記端末装置の制御信号生成手段は、前記
入力手段における複数のスイッチ操作に対して、最初に
操作されたスイッチの操作信号を保持する操作状態保持
手段を更に備え、前記制御信号生成手段は、前記操作状
態保持手段により保持された操作信号に対応した制御対
象の電気機器を識別する識別情報を含む制御信号を生成
する。
【００４０】また、請求項１６に記載する発明のよう
に、請求項１０から１３のいずれかに記載の遠隔制御シ
ステムの制御方法において、前記端末装置の制御信号生
成行程では、前記入力手段における複数のスイッチ操作
に対して、最初に操作されたスイッチの操作信号を保持
する操作状態保持行程を更に含み、前記制御信号生成行
程では、前記操作状態保持行程により保持された操作信
号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を
含む制御信号を生成することが有効である。
【００４１】この請求項１６に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記端末装置の制御信号生
成行程では、前記入力手段における複数のスイッチ操作
に対して、最初に操作されたスイッチの操作信号を保持
する操作状態保持行程を更に含み、前記制御信号生成行
程では、前記操作状態保持行程により保持された操作信
号に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を
含む制御信号を生成する。
【００４２】したがって、例えば、短時間の間に複数の
スイッチが操作された場合に、最初に操作されたスイッ
チ操作を有効にして、複数の電気機器が誤動作すること
を防止することができ、遠隔制御システムの信頼性を向
上できる。
【００４３】また、請求項８に記載する発明のように、
請求項１から４のいずれかに記載の遠隔制御システムに
おいて、前記端末装置の送信手段、及び前記制御装置の
受信手段は、前記変調信号を所定周波数の無線信号によ
って送受信する無線通信機能を有することが有効であ
る。
【００４４】この請求項８記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記端末装置の送信手段、及び前記制御装
置の受信手段は、前記変調信号を所定周波数の無線信号
によって送受信する無線通信機能を有する。
【００４５】また、請求項１７に記載する発明のよう
に、請求項１０から１３のいずれかに記載の遠隔制御シ
ステムの制御方法において、前記端末装置の送信行程、
及び前記制御装置の受信行程では、前記変調信号を所定
周波数の無線信号によって送受信する無線通信処理を実
行することが有効である。
【００４６】この請求項１７に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記端末装置の送信行程、
及び前記制御装置の受信行程では、前記変調信号を所定
周波数の無線信号によって送受信する無線通信処理を実
行する。
【００４７】したがって、無線通信によって端末装置と
制御装置との間の通信を行うことにより、制御装置の設
置場所を制御対象の電気機器の設置場所に応じて自由に
設定でき、遠隔制御システムを設置する際の自由度を向
上できる。また、例えば、微弱電波を利用した無線通信
とすることにより、リモコンの消費電力量を大幅に低減
できるので、そのランニングコストも低減できる。
【００４８】また、請求項９に記載する発明のように、
請求項１から７のいずれかに記載の遠隔制御システムに
おいて、前記制御装置は、制御対象の前記電気機器とし
て複数の照明装置の点灯状態を制御することが有効であ
る。
【００４９】この請求項９記載の発明の遠隔制御システ
ムによれば、前記制御装置は、制御対象の前記電気機器
として複数の照明装置の点灯状態を制御する。
【００５０】また、請求項１８に記載する発明のよう
に、請求項１０から１６のいずれかに記載の遠隔制御シ
ステムの制御方法において、前記制御装置の制御行程で
は、制御対象の前記電気機器として複数の照明装置の点
灯状態を制御することが有効である。
【００５１】この請求項１８に記載の発明の遠隔制御シ
ステムの制御方法によれば、前記制御装置の制御行程で
は、制御対象の前記電気機器として複数の照明装置の点
灯状態を制御する。
【００５２】したがって、建物内に数多く設置され、ス
イッチボックス等によってまとめて点灯／消灯が制御さ
れることが多い照明装置に対し、複数の照明装置を手元
のリモコンから制御できる遠隔制御システムを適用する
ので、複数の照明装置を点灯／消灯させる際のユーザの
操作性と利便性を向上させることができる。即ち、従来
のリモートコントロールシステムを適用する場合に比べ
てリモコンの数が少なくて済み、多数の照明装置を簡単
に制御でき、照明装置用の設備コストを削減できる。
【００５３】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の遠隔制御システ
ムを適用した実施の形態例について詳細に説明する。図
１〜図７は、本発明を適用した一実施の形態の遠隔制御
システムを示す図である。なお、本実施の形態例では、
複数の照明装置（例えば、白熱電球を用いた照明装置）
を制御する遠隔制御システムについて説明するが、本発
明はこれに限定されるものではなく、空調設備等の各種
電気機器を制御対象とすることが可能である。
【００５４】図１は、本実施の形態の遠隔制御システム
において利用されるリモコン１の要部構成を示すブロッ
ク図である。図１において、リモコン１は、電池２、可
変発振器３、発振周波数設定回路４、単独／連続発振設
定部５、キー入力部６、入力キー保持回路７、符号パル
ス生成回路８、駆動回路９、及び送信回路１０等により
構成されている。
【００５５】電池２は、例えば、１．５Ｖ（ボルト）の
電池を２個直列に接続して使用し、その電源電圧はキー
入力部６においてキー操作が行われた際に、駆動回路９
と他のブロックに電源電圧として供給するように電源回
路（図示省略）が構成されている。
【００５６】可変発振器３は、水晶発振回路やＬＣ発振
回路等により構成された発振回路と、この発振回路から
発振された所定周波数の基準発振信号を所定の周波数範
囲で可変する発振周波数可変回路とを内蔵し、その可変
周波数範囲の発振信号を発振周波数設定回路４と入力キ
ー固定優先回路７に出力する。この可変発振器３は、入
力キー保持回路７により保持された入力キー信号に基づ
いて発振周波数設定回路４から入力された発振周波数設
定値に応じて、対応する周波数の発振信号を発振周波数
設定回路４と入力キー保持回路７に出力する。
【００５７】発振周波数設定回路４は、入力キー保持回
路７により保持された入力キー信号に基づいて発振周波
数を設定し、その発振周波数設定値を可変発振器３に出
力して、可変発振器３から出力される発振信号の発振周
波数を決定する。また、発振周波数設定回路４は、単独
／連続発振設定部５に設定された発振モードが「単独発
振」か「連続発振」かに基づいて、入力キー信号が入力
される毎に可変発振器３における発振状態を単独発振と
連続発振に切り換えて設定する。
【００５８】単独／連続発振設定部５は、可変発振器３
における発振状態を設定する発振モードとして「単独発
振」と「連続発振」とを択一的に設定する。
【００５９】キー入力部６は、複数のキースイッチ（図
示省略）が配設され、そのキースイッチ毎に遠隔操作す
る各照明装置の選択機能と照度調整機能などが割り当て
られており、ユーザにより押下されたキースイッチのキ
ー入力信号を入力キー保持回路７に出力する。また、キ
ー入力部６は、所望のキースイッチを押下し続けること
により、そのキー入力信号を連続的に入力キー保持回路
７に出力し、その押下キーにより選択された照明装置の
照度を連続的に調整可能である。この場合、照明装置の
照度は、後述する制御装置２０により消灯状態から最大
照度まで連続的に巡回調整されるとともに、任意の照度
で止めることも可能である。
【００６０】入力キー保持回路７は、キー入力部６から
入力されるキー入力信号に基づいて、ユーザのキー操作
状態を検出し、短時間に複数のキー入力信号が入力され
た場合に、最初に入力されたキー入力信号を保持し、そ
の保持したキー入力信号を発振周波数設定回路４に出力
する。また、入力キー保持回路７は、キー入力信号に応
じた発振周波数設定後に可変発振器３から入力される発
振信号を符号パルス生成回路８に出力する。また、入力
キー保持回路７は、所望のキースイッチが押下し続けら
れて、キー入力部６からキー入力信号が連続して入力さ
れる場合、そのキー入力信号を所定間隔（例えば、数ｍ
ｓｅｃ間隔）で保持し、その連続して保持するキー入力
信号を発振周波数設定回路４に順次出力するとともに、
その連続して保持するキー入力信号に応じた発振周波数
設定後に可変発振器３から入力される発振信号を符号パ
ルス生成回路８に順次出力する。
【００６１】符号パルス生成回路８は、入力キー保持回
路７から入力される発振信号に基づいて制御対象の照明
装置に対応した制御情報（照明装置の識別情報、及び可
変照度設定情報等）を含む符号パルス信号を生成し、そ
の生成した符号パルス信号を駆動回路９に出力する。ま
た、符号パルス生成回路８は、入力キー保持回路７から
同一の発振信号が連続して入力される場合、制御対象の
照明装置に対応した制御情報（照明装置の識別情報、及
び可変照度設定情報等）を含む符号パルス信号を連続し
て生成し、その連続して生成した符号パルス信号を駆動
回路９に順次出力する。
【００６２】駆動回路９は、符号パルス生成回路８から
入力される符号パルス信号に基づいて送信回路１０を駆
動制御して、送信回路１０から制御対象の照明装置に対
応した制御符号を含む赤外線信号あるいは無線信号を送
出させる。また、駆動回路９は、符号パルス生成回路８
から符号パルス信号が連続して入力される場合、その連
続して入力される符号パルス信号に基づいて送信回路１
０を連続して駆動制御して、送信回路１０から制御対象
の照明装置に対応した制御符号を含む赤外線信号あるい
は無線信号を順次送出させる。
【００６３】送信回路１０は、例えば、入力信号を赤外
線信号あるいは無線信号に変調する変調回路等により構
成され、駆動回路９から入力される符号パルス信号に基
づく駆動制御信号により駆動制御され、制御対象の照明
装置に対応した制御符号を含む所定周波数（例えば、３
８キロヘルツ（ＫＨｚ））の赤外線信号、あるいは所定
周波数（例えば、２３０メガヘルツ（ＭＨｚ））の無線
信号に変調して送出する。また、送信回路１０は、駆動
回路９から連続して入力される駆動制御信号により連続
して駆動制御される場合、制御対象の照明装置に対応し
た制御符号を含む所定周波数の赤外線信号、あるいは所
定周波数の無線信号を連続して送出する。
【００６４】図２は、本実施の形態の遠隔制御システム
において利用される制御装置２０の要部構成を示すブロ
ック図である。図２において、制御装置２０は、受信・
増幅回路２１、復調回路２２、バッファ回路２３、復号
化回路２４、出力制御回路２５、同期／クロック生成回
路２６、及び電源部２７等により構成されている。
【００６５】受信・増幅回路２１は、受信回路と増幅回
路とにより構成され、図１のリモコン１の送信回路１０
により送出された赤外線信号あるいは無線信号を受信回
路で受信し、その受信回路で受信された受信信号を増幅
回路で所定の増幅率で増幅して復調回路２２に出力す
る。また、受信・増幅回路２１は、送信回路１０により
連続して送出された赤外線信号あるいは無線信号を受信
回路で連続して受信し、その受信回路で連続して受信さ
れた受信信号を増幅回路で所定の増幅率で順次増幅して
復調回路２２に順次出力する。
【００６６】復調回路２２は、受信・増幅回路２１から
入力される増幅された受信信号を復調して符号パルス信
号を抽出し、その抽出した符号パルス信号をバッファ回
路２３に出力する。また、復調回路２２は、受信・増幅
回路２１から増幅された受信信号が連続して入力される
場合、その連続して入力される受信信号を順次復調して
符号パルス信号を抽出し、その順次抽出した符号パルス
信号をバッファ回路２３に順次出力する。
【００６７】バッファ回路２３は、復調回路２２から入
力された符号パルス信号の波形を整形して復号化回路２
４に出力する。また、バッファ回路２３は、復調回路２
２から連続して入力される符号パルス信号の波形を順次
整形して復号化回路２４に順次出力する。
【００６８】復号化回路２４は、バッファ回路２３から
入力された符号パルス信号を復号化処理し、その符号パ
ルス信号に含まれた制御対象の照明装置に対応する制御
信号を抽出し、その抽出した制御信号を出力制御部２５
に出力する。また、復号化回路２４は、バッファ回路２
３から符号パルス信号が連続して入力される場合、その
連続して入力される符号パルス信号を順次復号化処理
し、その符号パルス信号に含まれた制御対象の照明装置
に対応する制御信号を順次抽出し、その抽出した制御信
号を出力制御部２５に順次出力する。
【００６９】同期／クロック生成回路２６は、交流電源
の周波数に同期した同期信号と、その交流電源周波数を
分周したクロック信号とを順次生成して出力制御部２５
に順次出力する。
【００７０】出力制御部２５は、図３に示すブロック図
のように、バッファ２５ａ〜２５ｃ、ＰＬＬ回路２５
ｄ、制御回路２５ｅ、導通角レジスタ２５ｆ、起動点レ
ジスタ２５ｇ、比較回路２５ｈ、出力サーボ回路２５
ｉ、及び駆動スイッチ２５ｊにより構成されている。
【００７１】バッファ２５ａは、同期／クロック生成回
路２６から順次入力される同期信号の波形を整形してＰ
ＬＬ回路２５ｄに順次出力する。バッファ２５ｂは、同
期／クロック生成回路２６から順次入力されるクロック
信号の波形を整形して制御回路２５ｅに順次出力する。
バッファ２５ｃは、復号化回路２４から入力される制御
信号の波形を整形して制御回路２５ｅに出力する。ま
た、バッファ２５ｃは、復号化回路２４から制御信号が
連続して入力される場合、その波形を順次整形して制御
回路２５ｅに順次出力する。
【００７２】ＰＬＬ回路２５ｄは、バッファ２５ａから
順次入力される同期信号の位相を固定して導通角レジス
タ２５ｆと起動点レジスタ２５ｇに順次出力する。
【００７３】制御回路２５ｅは、バッファ２５ｃから入
力される制御信号に含まれた制御情報（照明装置の識別
情報、及び可変照度設定情報等）に基づいて、制御対象
の照明装置を選択する選択信号を駆動スイッチ２５ｊに
出力するとともに、照度設定情報とバッファ２５ｂから
入力されるクロック信号とに基づいて、制御対象の照明
装置に対して交流電力の供給を開始する位相角を設定す
る位相角起動点を示す数値データを生成して、導通角レ
ジスタ２５ｆと起動点レジスタ２５ｇに出力する。ま
た、制御回路２５ｅは、バッファ２５ｃから制御信号が
連続して入力される場合、その制御信号に含まれた制御
情報（照明装置の識別情報、及び可変照度設定情報等）
に基づいて、制御対象の照明装置を選択する選択信号を
駆動スイッチ２５ｊに順次出力するとともに、可変照度
設定情報とバッファ２５ｂから入力されるクロック信号
とに基づいて、制御対象の照明装置に対して交流電力の
供給を開始する位相角を設定する位相角起動点を示す数
値データを順次生成して、導通角レジスタ２５ｆと起動
点レジスタ２５ｇに順次出力する。
【００７４】導通角レジスタ２５ｆは、ＰＬＬ回路２５
ｄから順次入力された同期信号波形を上記クロック信号
に同期して順次保持し、制御回路２５ｇから数値データ
が入力されたタイミングで、その順次保持する同期信号
波形データの比較回路２５ｈへの出力を開始する。
【００７５】起動点レジスタ２５ｇは、制御回路２５ｅ
から入力された数値データを上記クロック信号に同期し
て保持し、ＰＬＬ回路２５ｄから入力される同期信号に
同期して、その保持した数値データを比較回路２５ｈに
繰り返し出力する。
【００７６】なお、起動点レジスタ２５ｇでは、制御回
路２５ｅから次に保持すべき数値データが入力されるま
で、数値データの保持状態は継続される。
【００７７】比較回路２５ｈは、導通角レジスタ２５ｆ
から順次入力された同期信号波形データの導通角と、起
動点レジスタ２５ｇから繰り返し入力された数値データ
との比較動作を繰り返し実行し、その比較結果（導通角
−数値：位相差値）を出力サーボ回路２５ｉに順次出力
する。
【００７８】出力サーボ回路２５ｉは、比較回路２５ｈ
から入力される比較結果（位相差値）が一定値以上にな
った時に、その位相差に相当する導通時間を設定した駆
動信号を順次生成し、その駆動信号を先に制御回路２５
ｅにより選択された駆動スイッチ２５ｊ内の駆動スイッ
チに順次出力する。
【００７９】駆動スイッチ２５ｊは、制御対象の照明装
置の数に対応した複数の駆動スイッチを備え、これら複
数の駆動スイッチは、それぞれ照明装置の交流電力供給
ライン（図示省略）に挿入されている。駆動スイッチ２
５ｊは、制御回路２５ｅにより制御対象の照明装置を駆
動する駆動スイッチが選択され、その選択された駆動ス
イッチに対して出力サーボ回路２５ｉから駆動信号が入
力されると、当該駆動スイッチは駆動信号により設定さ
れた導通期間に外部の交流電源（図示省略）から供給さ
れる交流電力を制御対象の照明装置に供給して、その照
度をリモコン１から指示された照度に制御する。
【００８０】また、駆動スイッチ２５ｊは、制御回路２
５ｅから選択信号が連続して入力される場合、その選択
信号により選択された駆動スイッチに対して出力サーボ
回路２５ｉから駆動信号が順次入力されると、当該駆動
スイッチは連続して入力される駆動信号により順次設定
された導通期間に、外部の交流電源（図示省略）から供
給される交流電力を制御対象の照明装置に順次供給し
て、その照度をリモコン１から連続指示された消灯状態
から最大照度までの任意照度に連続的に巡回制御する。
【００８１】電源部２７は、上記制御装置２０内の各回
路ブロックに必要な直流電源電圧を供給する直流電源と
して図４に示すスイッチング電源を備える。
【００８２】スイッチング電源は、図４に示す回路図の
ように、高周波トランス２７ａ、ダイオード２７ｂ、コ
ンデンサ２７ｃ〜２７ｅ、抵抗２７ｆ、２７ｇ、フォト
カプラ２７ｈ、ツェナーダイオード２７ｉ、及び電源制
御回路２７ｊにより構成された高周波スイッチング電源
であり、その動作周波数は、例えば、１３０キロヘルツ
（ＫＨｚ）である。
【００８３】このスイッチング電源は、高周波トランス
２７ａの二次側にダイオード２７ｂとコンデンサ２７ｃ
により構成された整流回路を接続し、整流回路より後段
の出力端子に上記回路ブロックが負荷として接続され
る。
【００８４】電源制御回路２７ｊは、そのイネーブル端
子Ｅにフォトカプラ２７ｈ、ツェナーダイオード２７
ｉ、及び抵抗２７ｇにより構成された出力電圧検出回路
が接続されており、出力電圧が所定値（例えば、５ボル
ト（Ｖ））以上に達したときに出力電圧検出回路の出力
電圧が“Ｌｏ”レベルになると、イネーブル端子Ｅの入
力電圧が“Ｌｏ”レベルになって動作が可能な状態とな
り、出力電圧が所定値以下になり出力電圧検出回路の出
力電圧が“Ｈｉ”レベルになると、イネーブル端子Ｅの
入力電圧が“Ｈｉ”レベルになって動作を停止する。
【００８５】そして、電源制御回路２７ｉは、負荷の動
作状態に応じて高周波トランス２７ａの一次側に流れる
電流の変化をドレイン端子Ｄで検出することにより負荷
の動作状態を監視し、その負荷の動作状態に応じて、そ
のドレイン端子Ｄに接続された内蔵のスイッチングトラ
ンジスタ（図示省略）のスイッチング周期を可変制御す
ることにより、高周波トランス２７ａの一次側から二次
側に伝達される電力を可変制御し、出力端子から負荷に
供給する直流電力を適宜制御する。
【００８６】このスイッチング電源は、比較的高周波数
で動作するため、高周波トランス２７ａは小型のものを
使用でき、整流用コンデンサ２７ｃの容量も小さいもの
を使用できるため、その電源自体の小型化、応答動作の
高速化、及び動作効率の向上を実現できる。
【００８７】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図１のリモコン１において、キー入力部６のキース
イッチがユーザにより押下操作されると、そのキー入力
信号が入力キー保持回路７に出力される。入力キー保持
回路７では、キー入力部６から入力されたキー入力信号
に基づいて、ユーザのキー操作状態が検出されて保持さ
れ、短時間に複数のキー入力信号が入力された場合は、
最初に入力されたキー入力信号が保持され、その保持し
たキー入力信号が発振周波数設定回路４に出力される。
また、入力キー保持回路７では、キー入力信号に応じた
発振周波数設定後に可変発振器３から入力される発振信
号が符号パルス生成回路８に出力される。
【００８８】また、図１のリモコン１において、キー入
力部６のキースイッチがユーザにより押し続けられる
と、そのキー入力信号が入力キー保持回路７に順次出力
される。入力キー保持回路７では、キー入力部６から順
次入力されたキー入力信号が所定間隔（例えば、数ｍｓ
ｅｃ間隔）で保持され、その連続して保持されるキー入
力信号に基づいて、ユーザのキー操作状態が連続検出さ
れて保持され、その連続保持したキー入力信号が発振周
波数設定回路４に順次出力される。また、入力キー保持
回路７では、キー入力信号に応じた発振周波数設定後に
可変発振器３から入力される発振信号が符号パルス生成
回路８に出力される。この場合、入力キー保持回路７で
は、順次保持するキー入力信号に応じた発振周波数を順
次設定する毎に可変発振器３から入力される発振信号を
符号パルス生成回路８に順次出力される。
【００８９】符号パルス生成回路８では、入力キー保持
回路７から入力された発振信号に基づいて制御対象の照
明装置に対応した制御情報（照明装置の識別情報、及び
照度設定情報等）を含む符号パルス信号が生成され、そ
の生成された符号パルス信号が駆動回路９に出力され
る。また、符号パルス生成回路８では、入力キー保持回
路７から同一の発振信号が連続して入力される場合、制
御対象の照明装置に対応した制御情報（照明装置の識別
情報、及び可変照度設定情報等）を含む符号パルス信号
が連続して生成され、その連続して生成された符号パル
ス信号が駆動回路９に順次出力される。
【００９０】駆動回路９では、符号パルス生成回路８か
ら入力された符号パルス信号に基づいて送信回路１０が
駆動制御されて、送信回路１０から制御対象の照明装置
に対応した制御符号を含む所定周波数の赤外線信号ある
いは無線信号が、制御装置２０に対して送出される。ま
た、駆動回路９では、符号パルス生成回路８から符号パ
ルス信号が連続して入力される場合、その連続して入力
される符号パルス信号に基づいて送信回路１０が連続し
て駆動制御されて、送信回路１０から制御対象の照明装
置に対応した制御符号を含む赤外線信号あるいは無線信
号が順次送出される。
【００９１】このとき、リモコン１からは所定周波数
（例えば、３８キロヘルツ（ＫＨｚ））の赤外線信号、
あるいは所定周波数（例えば、２３０メガヘルツ（ＭＨ
ｚ））の無線信号が送出されるため、ユーザは、リモコ
ン１を必ずしも制御装置２０が設置された方向に向ける
必要はない。
【００９２】次いで、図２の制御装置２０において、受
信・増幅回路２１では、図１のリモコン１の送信回路１
０により送出された赤外線信号あるいは無線信号が、受
信回路で受信され、その受信回路で受信された受信信号
が増幅回路で所定の増幅率で増幅されて復調回路２２に
出力される。また、受信・増幅回路２１では、送信回路
１０により連続して送出された赤外線信号あるいは無線
信号は、受信回路で連続して受信され、その受信回路で
連続して受信された受信信号は増幅回路で所定の増幅率
で順次増幅されて復調回路２２に順次出力される。
【００９３】復調回路２２では、受信・増幅回路２１か
ら入力される増幅された受信信号が復調されて符号パル
ス信号が抽出され、その抽出した符号パルス信号がバッ
ファ回路２３に出力される。バッファ回路２３では、復
調回路２２から入力された符号パルス信号の波形が整形
されて復号化回路２４に出力される。また、復調回路２
２では、受信・増幅回路２１から増幅された受信信号が
連続して入力される場合、その連続して入力される受信
信号が順次復調されて符号パルス信号が抽出され、その
順次抽出された符号パルス信号がバッファ回路２３に順
次出力される。また、バッファ回路２３では、復調回路
２２から連続して入力される符号パルス信号の波形が順
次整形されて復号化回路２４に順次出力される。
【００９４】復号化回路２４では、バッファ回路２３か
ら入力された符号パルス信号が復号化処理され、その符
号パルス信号に含まれた制御対象の照明装置に対応する
制御信号が抽出されて、その抽出された制御信号が出力
制御部２５に出力される。また、復号化回路２４では、
バッファ回路２３から符号パルス信号が連続して入力さ
れる場合、その連続して入力される符号パルス信号が順
次復号化処理され、その符号パルス信号に含まれた制御
対象の照明装置に対応する制御信号が順次抽出され、そ
の抽出された制御信号が出力制御部２５に順次出力され
る。
【００９５】出力制御部２５において、バッファ２５ａ
では、同期／クロック生成回路２６から順次入力される
同期信号の波形が整形されてＰＬＬ回路２５ｄに順次出
力され、バッファ２５ｂでは、同期／クロック生成回路
２６から順次入力されるクロック信号の波形が整形され
て制御回路２５ｅに順次出力され、バッファ２５ｃで
は、復号化回路２４から入力された制御信号の波形が整
形されて制御回路２５ｅに出力される。また、バッファ
２５ｃでは、復号化回路２４から制御信号が連続して入
力される場合、その波形が順次整形されて制御回路２５
ｅに順次出力される。
【００９６】ＰＬＬ回路２５ｄでは、バッファ２５ａか
ら順次入力される同期信号の位相が固定されて導通角レ
ジスタ２５ｆと起動点レジスタ２５ｇに順次出力され
る。
【００９７】制御回路２５ｅでは、バッファ２５ｃから
入力された制御信号に含まれた制御情報（照明装置の識
別情報、及び照度設定情報等）に基づいて、制御対象の
照明装置を選択する選択信号が駆動スイッチ２５ｊに出
力されるとともに、照度設定情報とバッファ２５ｂから
入力されるクロック信号とに基づいて、制御対象の照明
装置に対して交流電力の供給を開始する位相角を設定す
る位相角起動点を示す数値データが生成されて、導通角
レジスタ２５ｆと起動点レジスタ２５ｇに出力される。
【００９８】また、制御回路２５ｅでは、バッファ２５
ｃから制御信号が連続して入力される場合、その制御信
号を順次記憶し、その制御信号に含まれた制御情報（照
明装置の識別情報、及び可変照度設定情報等）に基づい
て、制御対象の照明装置を選択する選択信号が駆動スイ
ッチ２５ｊに順次出力されるとともに、可変照度設定情
報とバッファ２５ｂから入力されるクロック信号とに基
づいて、制御対象の照明装置に対して交流電力の供給を
開始する位相角を設定する位相角起動点を示す数値デー
タが順次生成されて、導通角レジスタ２５ｆと起動点レ
ジスタ２５ｇに順次出力される。
【００９９】導通角レジスタ２５ｆでは、ＰＬＬ回路２
５ｄから順次入力された同期信号波形データが上記クロ
ック信号に同期して順次保持され、制御回路２５ｇから
数値データが入力されたタイミングで、その順次保持し
た同期信号波形データの比較回路２５ｈへの出力が開始
される。
【０１００】起動点レジスタ２５ｇでは、制御回路２５
ｅから入力された数値データが上記クロック信号に同期
して保持され、ＰＬＬ回路２５ｄから同期信号が入力さ
れたタイミングで、その保持した数値データが比較回路
２５ｈに繰り返し出力される。
【０１０１】なお、起動点レジスタ２５ｇでは、制御回
路２５ｅから次に保持すべき数値データが入力されるま
で、数値データの保持状態は継続される。
【０１０２】比較回路２５ｈでは、導通角レジスタ２５
ｆから順次入力された同期信号波形データの導通角と、
起動点レジスタ２５ｇから繰り返し入力された数値デー
タとの比較動作が繰り返し実行され、その比較結果（導
通角−数値：位相差値）が出力サーボ回路２５ｉに順次
出力される。
【０１０３】出力サーボ回路２５ｉでは、比較回路２５
ｈから入力された比較結果（位相差値）が一定値以上に
なった時に、その位相差に相当する導通時間を設定した
駆動信号が順次生成され、その駆動信号が先に制御回路
２５ｅにより選択された駆動スイッチ２５ｊ内の制御対
象の駆動スイッチに順次出力される。
【０１０４】駆動スイッチ２５ｊでは、制御回路２５ｅ
により制御対象の照明装置を駆動する駆動スイッチが選
択され、その選択された駆動スイッチに対して出力サー
ボ回路２５ｉから駆動信号が入力されると、当該駆動ス
イッチでは駆動信号により設定された導通期間に外部の
交流電源から供給される交流電力が制御対象の照明装置
に供給されて、その照度がリモコン１から指示された照
度に制御される。
【０１０５】また、駆動スイッチ２５ｊでは、制御回路
２５ｅから選択信号が連続して入力される場合、その選
択信号により選択された駆動スイッチに対して出力サー
ボ回路２５ｉから駆動信号が順次入力されると、当該駆
動スイッチは連続して入力される駆動信号により順次設
定された導通期間に、外部の交流電源（図示省略）から
供給される交流電力が制御対象の照明装置に順次供給さ
れて、その照度がリモコン１から連続指示された消灯状
態から最大照度までの任意照度に連続的に巡回制御され
る。
【０１０６】さらに、リモコン１は、図５（ａ）に示す
ように、そのキー入力部６の各キー６ａ〜６ｇに対して
割り当てる機能の具体例を示す。図５（ａ）では、キー
６ａに「ＡＬＬ ＯＮ／ＯＦＦ」を割り当てて全ての照
明１〜６を一括してＯＮ／ＯＦＦ操作するキーとし、キ
ー６ｂ〜６ｇに「照明１」〜「照明６」を割り当てて照
明１〜６のＯＮ／ＯＦＦと照度の調整を個々に操作する
キーとする。
【０１０７】また、リモコン１は、図５（ｂ）に示すよ
うに、そのキー入力部６の各キー６ａ〜６ｇに対して割
り当てる機能のその他の具体例を示す。図５（ｂ）で
は、キー６ａに「ＡＬＬ ＯＮ／ＯＦＦ」を割り当てて
全ての階１〜６の照明機器を一括してＯＮ／ＯＦＦ操作
するキーとし、キー６ｂ〜６ｇに「１階の照明機器」〜
「６階の照明機器」を割り当てて１階〜６階の各階の照
明機器のＯＮ／ＯＦＦと照度の調整を階毎に操作するキ
ーとする。
【０１０８】そして、図５（ａ）に示したリモコン１の
キー入力部６のキー割り当てに対応する建物内の照明の
配置例を図６に示す。この図６では、建物１００内の６
部屋に照明１〜照明６が配置されており、照明４が配置
された壁内に設置された制御装置２０から各部屋の照明
１〜照明６に電力線ＰＬが接続されている。この場合、
ユーザーは、照明４が配置された部屋で、制御装置２０
に対して図５（ａ）のリモコン１を向けてキー入力部６
を操作することにより、６部屋全ての照明１〜照明６を
一括してＯＮ／ＯＦＦ操作したり、各部屋の照明１〜照
明６を個別にＯＮ／ＯＦＦ操作と照度調整操作をするこ
とが可能になる。
【０１０９】また、図５（ｂ）に示したリモコン１のキ
ー入力部６のキー割り当てに対応する建物内の照明機器
の配置例を図７に示す。この図７では、６階建ての建物
２００内の各階に照明機器Ｌ１〜Ｌ６が配置されてお
り、１階の壁内に設置された制御装置２０から各階の照
明機器Ｌ１〜Ｌ６に電力線ＰＬが接続されている。この
場合、ユーザーは、１階の制御装置２０に対して図５
（ｂ）のリモコン１を向けてキー入力部６を操作するこ
とにより、６階分の照明１〜照明６を全て一括してＯＮ
／ＯＦＦ操作したり、各階の照明機器Ｌ１〜照明機器Ｌ
６を個別にＯＮ／ＯＦＦ操作と照度調整操作をすること
が可能になる。
【０１１０】また、図５（ａ）に示したリモコン１のキ
ー入力部６のキー６ａ「ＡＬＬ ＯＮ／ＯＦＦ」を操作
することにより、全部屋の照明１〜６を一括してＯＮ／
ＯＦＦ操作することもできる。また、図５（ｂ）に示し
たリモコン１のキー入力部６のキー６ａ「ＡＬＬ ＯＮ
／ＯＦＦ」を操作することにより、全ての階１〜６の照
明機器を一括してＯＮ／ＯＦＦ操作することもできる。
【０１１１】以上のように、本実施の形態の遠隔制御シ
ステムを、複数の照明装置が設置される複数の部屋や会
社等に適用することにより、ユーザは、制御したい照明
装置に対応するスイッチを手元のリモコン１で操作する
だけで、所望の部屋や所望の階の照明装置の点灯／消灯
あるいは照度を、制御装置２０が設置された部屋あるい
は階で一括して容易に制御できる。また、種類や機能の
異なる複数の照明装置の動作状態を制御できるので、従
来のように複数のリモコンや固定された複数のスイッチ
等を使い分ける必要が無く、ユーザの操作性と利便性を
向上できる。
【０１１２】また、図６及び図７に示した例では、１つ
の部屋あるいは１つの階に制御装置２０を１台設置し
て、他の部屋及び他の階の照明装置を集中制御可能な場
合を示したが、制御対象の消費電力が制御装置２０が制
御可能な電力容量を超える場合は、部屋別及び階別に制
御装置２０を設置するようにしても良い。
【０１１３】また、リモコン１では、最初のキー操作を
保持するキー入力保持回路７を備えたため、例えば、短
時間の間に複数の入力キーが操作された場合に、最初に
操作されたキー操作を有効にして、複数の照明装置が誤
動作することを防止することができ、遠隔制御システム
の信頼性を向上できる。
【０１１４】さらに、制御装置２０では、制御対象の複
数の電気機器への供給電力を制御する制御回路部分を、
導通角レジスタ２５ｆ、起動点レジスタ２５ｇ、及び比
較回路２５ｈ等のロジック回路により構成したため、制
御装置のコンパクト化と低コスト化を実現でき、遠隔制
御システムの設置コストを低減できる。また、制御装置
のコンパクト化により、その設置時に専有する場所を少
なくして、制御装置の設置場所を自由に設定できる。
【０１１５】さらに、無線通信によってリモコン１と制
御装置２０との間の通信を行うことにより、制御装置の
設置場所を制御対象の照明装置の設置場所に応じて自由
に設定でき、遠隔制御システムを設置する際の自由度を
向上できる。また、例えば、微弱電波を利用した無線通
信とすることにより、リモコンの消費電力量を大幅に低
減できるので、そのランニングコストも低減できる。
【０１１６】なお、上記実施の形態では、制御対象の電
気機器として照明装置の場合を説明したが、照明装置に
限らず、その他の電気機器として、空調設備や家電製品
等を制御対象としても良いことは勿論であり、リモコン
１に複数の異なる電気機器の制御キーを割り当てること
も可能である。
【０１１７】また、リモコン１が有するスイッチの種類
によっては、当該スイッチにおける操作の有無だけでな
く、より複雑な機能を操作する操作内容をリモコン１か
ら制御装置２０へ送信し、その操作内容に基づく電気機
器の動作制御を行うこともできる。これによって、ユー
ザは手元のリモコン操作だけで、より複雑な電気機器の
制御についても容易に行うことができる。
【０１１８】さらに、リモコン１と制御装置２０との間
においては、所定周波数（例えば、３８キロヘルツ（Ｋ
Ｈｚ））の赤外線信号、あるいは所定周波数（例えば、
２３０メガヘルツ（ＭＨｚ））の無線通信を利用した変
調された制御情報を送受信するので、遠隔制御システム
を他の電子機器や外乱による電磁波の影響を受けにくい
ものとすることができる。
【０１１９】さらに、制御装置２０の出力制御部２５内
の駆動スイッチ２５ｊでは、リモコン１のキー入力部６
に割り当てられた電気機器操作キーの連続操作に応じ
て、制御回路２５ｅから選択信号が連続して入力される
場合、その選択信号により選択された駆動スイッチに対
して出力サーボ回路２５ｉから駆動信号が順次入力され
ると、当該駆動スイッチは連続して入力される駆動信号
により順次設定された導通期間に、外部の交流電源（図
示省略）から供給される交流電力が制御対象の照明装置
に順次供給されて、その照度がリモコン１から連続指示
された消灯状態から最大照度までの任意照度に連続的に
巡回制御される。
【０１２０】このため、ユーザーは、リモコンキー１の
キー入力部６に割り当てられた電気機器操作キー、例え
ば、図５（ａ）の照明１〜照明６が割り当てられたキー
６ｂ〜６ｇを連続して押下し続けることにより、その照
明の照度を消灯状態から最大照度の間を任意の照度に連
続して操作することが容易にできる。
【０１２１】なお、図５（ａ）、（ｂ）では、リモコン
１のキー入力部６の各キー６ａ〜６ｇを、照明装置の操
作キーを割り当てた場合を示したが、そのキー操作の制
御対象は照明装置以外の他の電気機器でも良いことは勿
論である。また、図５（ａ）、（ｂ）に示した、リモコ
ン１のキー入力部６のキー構成も特に限定するものでは
なく、制御装置２０により制御可能な電気機器数に応じ
てキー構成は任意に変更可能である。
【発明の効果】請求項１及び請求項１０記載の発明によ
れば、端末装置が備える複数のスイッチに複数の電気機
器を割り当てることにより、ユーザは、制御したい電気
機器に対応するスイッチを手元で操作するだけで、所望
の電気機器の動作状態を容易に制御できる。また、種類
や機能の異なる複数の電気機器の動作状態を制御できる
ので、従来のように複数の端末装置を使い分ける必要が
無く、ユーザの操作性と利便性を向上できる。
【０１２２】請求項２及び請求項１１記載の発明によれ
ば、複数の電気機器に対する供給電力の制御を１つのス
イッチ操作で簡便に行うことができ、ユーザーの操作性
と利便性を向上することができる。
【０１２３】請求項３及び請求項１２記載の発明によれ
ば、複数の異なる部屋に各々配置された複数の電気機器
に対する供給電力の制御を１つのリモコンによるスイッ
チ操作で簡便に行うことができ、ユーザーの操作性と利
便性を向上することができる。
【０１２４】請求項４及び請求項１３記載の発明によれ
ば、複数の異なる階に各々配置された複数の電気機器に
対する供給電力の制御を１つのリモコンによるスイッチ
操作で簡便に行うことができ、ユーザーの操作性と利便
性を向上することができる。
【０１２５】請求項５及び請求項１４記載の発明によれ
ば、制御対象の複数の電気機器への供給電力を制御する
制御回路部分を、ロジック回路により構成することがで
き、制御装置のコンパクト化と低コスト化を実現でき、
遠隔制御システムの設置コストを低減できる。また、制
御装置のコンパクト化により、その設置時に専有する場
所を少なくして、制御装置の設置場所を自由に設定でき
る。
【０１２６】請求項６及び請求項１５記載の発明によれ
ば、リモコンの各キーに割り当てられた制御対象の電気
機器に供給する電力量を、そのキーを押下し続けるだけ
で簡便に調整することができ、例えば、照明装置の照度
調整を容易にできる。
【０１２７】請求項７及び請求項１６記載の発明によれ
ば、例えば、短時間の間に複数のスイッチが操作された
場合に、最初に操作されたスイッチ操作を有効にして、
複数の電気機器が誤動作することを防止することがで
き、遠隔制御システムの信頼性を向上できる。
【０１２８】請求項８及び請求項１７記載の発明によれ
ば、無線通信によって端末装置と制御装置との間の通信
を行うことにより、制御装置の設置場所を制御対象の電
気機器の設置場所に応じて自由に設定でき、遠隔制御シ
ステムを設置する際の自由度を向上できる。また、例え
ば、微弱電波を利用した無線通信とすることにより、リ
モコンの消費電力量を大幅に低減できるので、そのラン
ニングコストも低減できる。
【０１２９】請求項９及び請求項１８記載の発明によれ
ば、建物内に数多く設置され、スイッチボックス等によ
ってまとめて点灯／消灯が制御されることが多い照明装
置に対し、複数の照明装置を手元のリモコンから制御で
きる遠隔制御システムを適用するので、複数の照明装置
を点灯／消灯させる際のユーザの操作性と利便性を向上
させることができる。即ち、従来のリモートコントロー
ルシステムを適用する場合に比べてリモコンの数が少な
くて済み、多数の照明装置を簡単に制御でき、照明装置
用の設備コストを削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用した一実施の形態における遠隔制
御システムに利用されるリモコン１内部の要部回路構成
を示す図である。
【図２】本実施の形態における遠隔制御システムに利用
される制御装置２０内部の要部回路構成を示す図であ
る。
【図３】図２の出力制御部２５内部の要部回路構成を示
す図である。
【図４】図３の電源部２７内部の要部回路構成を示す図
である。
【図５】図１のリモコン１のキー入力部６に対する機能
割り当ての具体例を示す図である。
【図６】図５（ａ）に示したリモコン１のキー入力部６
のキー割り当てに対応する建物１００内の照明の配置例
を示す図である。
【図７】図５（ｂ）に示したリモコン１のキー入力部６
のキー割り当てに対応する建物２００内の照明機器の配
置例を示す図である。
【符号の説明】
１ リモコン ２ 電池 ３ 可変発振器 ４ 発振周波数設定回路 ５ 単独／連続発振設定部 ６ キー入力部 ６ａ〜６ｇ キー ７ 入力キー保持回路 ８ 符号パルス生成回路 ９ 駆動回路 １０ 送信回路 ２０ 制御装置 ２１ 受信・増幅回路 ２２ 復調回路 ２３ バッファ回路 ２４ 符号化回路 ２５ 出力制御部 ２５ａ〜２５ｃ バッファ ２５ｄ ＰＬＬ回路 ２５ｅ 制御回路 ２５ｆ 導通角レジスタ ２５ｇ 起動点レジスタ ２５ｈ 比較回路 ２５ｉ 出力サーボ回路 ２５ｊ 駆動スイッチ ２６ 同期／クロック生成回路 ２７ 電源部 ＰＬ 電力線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3K073 AA13 AA16 AA28 AA40 AA49 AA50 AA52 AA75 BA24 CA01 CA05 CB01 CB07 CC02 CC22 CE04 CE06 CE12 CG06 CG16 CG42 CJ01 CJ06 CJ11 5K048 AA03 AA04 BA07 BA51 DA02 DB01 DC01 EA12 EA13 EB02 EB04 EB06 HA04 HA06

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】複数の電気機器と接続され、該複数の電気
    機器への供給電力を制御することでその動作状態を制御
    する制御手段を備えた制御装置と、前記複数の電気機器
    の各動作状態に対応する制御信号を該制御装置に無線通
    信する端末装置と、によって構成される遠隔制御システ
    ムであって、 前記端末装置は、 前記複数の電気機器にそれぞれ対応する複数のスイッチ
    を有する入力手段と、この入力手段において操作された
    各スイッチの操作信号を検出し、該操作信号に対応した
    制御対象の電気機器を識別する識別情報を含む制御信号
    を生成する制御信号生成手段と、 この制御信号生成手段により生成された制御信号を符号
    化して符号化信号を出力する符号化手段と、 この符号化手段から出力された符号化信号を所定の変調
    信号に変調して前記制御装置に送信する送信手段と、を
    備え、 前記制御装置は、 前記端末装置の送信手段から送信された変調信号を受信
    する受信手段と、 この受信手段により受信された変調信号を復調して復調
    信号を出力する復調手段と、 この復調手段から出力された復調信号から制御対象の前
    記電気機器の識別情報を含む制御信号を復号化して出力
    する復号化手段と、を備え、 前記制御手段は、この復号化手段によって復号化された
    制御信号に基づいて制御対象の電気機器への供給電力を
    制御することを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 【請求項２】前記端末装置の入力手段は、前記複数の電
    気機器を纏めて操作する共用スイッチを更に有し、 前記制御信号生成手段は、この入力手段における共用ス
    イッチの操作を検出した場合、該操作信号に対応した複
    数の電気機器を識別する複数の識別情報を含む共用制御
    信号を生成し、前記符号化手段は、この制御信号生成手
    段により生成された共用制御信号を符号化して符号化信
    号を出力し、前記送信手段は、この符号化手段から出力
    された符号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御
    装置に送信し、 前記制御装置の復号化手段は、前記復調手段から出力さ
    れた復調信号から前記共用制御信号を復号化して出力
    し、前記制御手段は、この復号化手段から出力された共
    用制御信号に基づいて制御対象の複数の電気機器への供
    給電力を纏めて制御することを特徴とする請求項１記載
    の遠隔制御システム。
  3. 【請求項３】前記複数の電気機器は、複数の異なる部屋
    に各々配置されており、 前記端末装置の入力手段は、前記複数の異なる部屋に配
    置された複数の電気機器を部屋単位で操作する部屋別ス
    イッチを有し、 前記制御信号生成手段は、この入力手段において操作さ
    れた各部屋スイッチの操作信号を検出し、該操作信号に
    対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を含む
    部屋別制御信号を生成し、前記符号化手段は、この制御
    信号生成手段により生成された部屋別制御信号を符号化
    して符号化信号を出力し、前記送信手段は、この符号化
    手段から出力された符号化信号を所定の変調信号に変調
    して前記制御装置に送信し、 前記制御装置の復号化手段は、前記復調手段から出力さ
    れた復調信号から前記部屋別制御信号を復号化して出力
    し、前記制御手段は、この復号化手段から出力された部
    屋別制御信号に基づいて当該部屋に設置された制御対象
    の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御することを
    特徴とする請求項１記載の遠隔制御システム。
  4. 【請求項４】前記複数の電気機器は、建物内の複数の異
    なる階に各々配置されており、 前記端末装置の入力手段は、前記複数の異なる階に配置
    された複数の電気機器を階単位で操作する階別スイッチ
    を有し、 前記制御信号生成手段は、この入力手段において操作さ
    れた階別スイッチの操作信号を検出し、該操作信号に対
    応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を含む階
    別制御信号を生成し、前記符号化手段は、この制御信号
    生成手段により生成された階別制御信号を符号化して符
    号化信号を出力し、前記送信手段は、この符号化手段か
    ら出力された符号化信号を所定の変調信号に変調して前
    記制御装置に送信し、 前記制御装置の復号化手段は、前記復調手段から出力さ
    れた復調信号から前記階別制御信号を復号化して出力
    し、前記制御手段は、この復号化手段から出力された階
    別制御信号に基づいて当該階に設置された制御対象の複
    数の電気機器への供給電力を纏めて制御することを特徴
    とする請求項１記載の遠隔制御システム。
  5. 【請求項５】前記制御装置の制御手段は、 前記復号化手段によって復号化された制御信号に基づい
    て制御対象の電気機器への供給電力の導通量を設定する
    導通量設定手段と、 この導通量設定手段により設定された導通量に基づいて
    前記制御対象の電気機器に供給する電力量を制御する供
    給電力制御手段とを更に備えたことを特徴とする請求項
    １から４のいずれかに記載の遠隔制御システム。
  6. 【請求項６】前記制御装置の制御手段は、 前記導通量設定手段により設定された導通量を所定時間
    毎に順次記憶する導通量記憶手段を更に備え、 前記供給電力制御手段は、この導通量記憶手段に順次記
    憶された導通量に基づいて前記制御対象の電気機器に供
    給する電力量を最小値から最大値まで巡回制御すること
    を特徴とする請求項５記載の遠隔制御システム。
  7. 【請求項７】前記端末装置の制御信号生成手段は、 前記入力手段における複数のスイッチ操作に対して、最
    初に操作されたスイッチの操作信号を保持する操作状態
    保持手段を更に備え、 前記制御信号生成手段は、前記操作状態保持手段により
    保持された操作信号に対応した制御対象の電気機器を識
    別する識別情報を含む制御信号を生成することを特徴と
    する請求項１から４のいずれかに記載の遠隔制御システ
    ム。
  8. 【請求項８】前記端末装置の送信手段、及び前記制御装
    置の受信手段は、前記変調信号を所定周波数の無線信号
    によって送受信する無線通信機能を有することを特徴と
    する請求項１から４のいずれかに記載の遠隔制御システ
    ム。
  9. 【請求項９】前記制御装置は、制御対象の前記電気機器
    として複数の照明装置の点灯状態を制御することを特徴
    とする請求項１から７のいずれかに記載の遠隔制御シス
    テム。
  10. 【請求項１０】複数の電気機器と接続され、該複数の電
    気機器への供給電力を制御することでその動作状態を制
    御する制御手段を備えた制御装置と、前記複数の電気機
    器にそれぞれ対応する複数のスイッチを有する入力手段
    の操作により各電気機器の動作状態に対応する制御信号
    を該制御装置に無線通信する端末装置と、によって構成
    される遠隔制御システムの制御方法であって、 前記端末装置において、 前記入力手段において操作された各スイッチの操作信号
    を検出し、該操作信号に対応した制御対象の電気機器を
    識別する識別情報を含む制御信号を生成する制御信号生
    成行程と、 この生成された制御信号を符号化して符号化信号を出力
    する符号化行程と、 この出力された符号化信号を所定の変調信号に変調して
    前記制御装置に送信する送信行程と、を含み、 前記制御装置において、 前記端末装置の送信手段から送信された変調信号を受信
    する受信行程と、 この受信された変調信号を復調して復調信号を出力する
    復調行程と、 この出力された復調信号から制御対象の前記電気機器の
    識別情報を含む制御信号を復号化して出力する復号化行
    程と、 この復号化された制御信号に基づいて制御対象の電気機
    器への供給電力を制御する制御工程と、 を含むことを特徴とする遠隔制御システムの制御方法。
  11. 【請求項１１】前記端末装置の入力手段は、前記複数の
    電気機器を纏めて操作する共用スイッチを更に有し、 前記端末装置において、 前記制御信号生成行程では、この入力手段における共用
    スイッチの操作を検出した場合、該操作信号に対応した
    複数の電気機器を識別する複数の識別情報を含む共用制
    御信号を生成し、 前記符号化行程では、この制御信号生成行程により生成
    された共用制御信号を符号化して符号化信号を出力し、 前記送信行程では、この符号化行程により出力された符
    号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
    信し、 前記制御装置において、 前記復号化行程では、前記復調行程により出力された復
    調信号から前記共用制御信号を復号化して出力し、 前記制御行程では、この復号化行程により出力された共
    用制御信号に基づいて制御対象の複数の電気機器への供
    給電力を纏めて制御することを特徴とする請求項１０記
    載の遠隔制御システムの制御方法。
  12. 【請求項１２】前記複数の電気機器は、複数の異なる部
    屋に各々配置されており、 前記端末装置の入力手段は、前記複数の異なる部屋に配
    置された複数の電気機器を部屋単位で操作する部屋別ス
    イッチを有し、 前記端末装置において、 前記制御信号生成行程では、この入力手段において操作
    された各部屋スイッチの操作信号を検出し、該操作信号
    に対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を含
    む部屋別制御信号を生成し、 前記符号化行程では、この制御信号生成行程により生成
    された部屋別制御信号を符号化して符号化信号を出力
    し、 前記送信行程では、この符号化行程により出力された符
    号化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送
    信し、 前記制御装置において、 前記復号化行程では、前記復調行程により出力された復
    調信号から前記部屋別制御信号を復号化して出力し、 前記制御行程では、この復号化行程により出力された部
    屋別制御信号に基づいて当該部屋に設置された制御対象
    の複数の電気機器への供給電力を纏めて制御することを
    特徴とする請求項１０記載の遠隔制御システムの制御方
    法。
  13. 【請求項１３】前記複数の電気機器は、建物内の複数の
    異なる階に各々配置されており、 前記端末装置の入力手段は、前記複数の異なる階に配置
    された複数の電気機器を階単位で操作する階別スイッチ
    を有し、 前記端末装置において、 前記制御信号生成行程では、この入力手段において操作
    された階別スイッチの操作信号を検出し、該操作信号に
    対応した制御対象の電気機器を識別する識別情報を含む
    階別制御信号を生成し、 前記符号化行程では、この制御信号生成行程により生成
    された階別制御信号を符号化して符号化信号を出力し、 前記送信行程では、この符号化手段から出力された符号
    化信号を所定の変調信号に変調して前記制御装置に送信
    し、 前記制御装置において、 前記復号化行程では、前記復調行程により出力された復
    調信号から前記階別制御信号を復号化して出力し、 前記制御行程では、この復号化行程により出力された階
    別制御信号に基づいて当該階に設置された制御対象の複
    数の電気機器への供給電力を纏めて制御することを特徴
    とする請求項１０記載の遠隔制御システムの制御方法。
  14. 【請求項１４】前記制御装置の制御手行程では、 前記復号化行程により復号化された制御信号に基づいて
    制御対象の電気機器への供給電力の導通量を設定する導
    通量設定行程と、 この導通量設定行程により設定された導通量に基づいて
    前記制御対象の電気機器に供給する電力量を制御する供
    給電力制御行程とを更に含むことを特徴とする請求項１
    ０から１３のいずれかに記載の遠隔制御システムの制御
    方法。
  15. 【請求項１５】前記制御装置の制御行程では、 前記導通量設定手段により設定された導通量を所定時間
    毎に順次記憶する導通量記憶行程を更に含み、 前記供給電力制御行程では、この導通量記憶行程により
    順次記憶された導通量に基づいて前記制御対象の電気機
    器に供給する電力量を最小値から最大値まで巡回制御す
    ることを特徴とする請求項１４記載の遠隔制御システム
    の制御方法。
  16. 【請求項１６】前記端末装置の制御信号生成行程では、 前記入力手段における複数のスイッチ操作に対して、最
    初に操作されたスイッチの操作信号を保持する操作状態
    保持行程を更に含み、 前記制御信号生成行程では、前記操作状態保持行程によ
    り保持された操作信号に対応した制御対象の電気機器を
    識別する識別情報を含む制御信号を生成することを特徴
    とする請求項１０から１３のいずれかに記載の遠隔制御
    システムの制御方法。
  17. 【請求項１７】前記端末装置の送信行程、及び前記制御
    装置の受信行程では、前記変調信号を所定周波数の無線
    信号によって送受信する無線通信処理を実行することを
    特徴とする請求項１０から１３のいずれかに記載の遠隔
    制御システムの制御方法。
  18. 【請求項１８】前記制御装置の制御行程では、制御対象
    の前記電気機器として複数の照明装置の点灯状態を制御
    することを特徴とする請求項１０から１６のいずれかに
    記載の遠隔制御システムの制御方法。
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