JP2001188985A - 車両の走行診断方法及び走行条件提示方法及び車両の走行診断装置 - Google Patents

車両の走行診断方法及び走行条件提示方法及び車両の走行診断装置

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JP2001188985A
JP2001188985A JP2000214382A JP2000214382A JP2001188985A JP 2001188985 A JP2001188985 A JP 2001188985A JP 2000214382 A JP2000214382 A JP 2000214382A JP 2000214382 A JP2000214382 A JP 2000214382A JP 2001188985 A JP2001188985 A JP 2001188985A
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traveling
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regression equation
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Akio Ishikawa
昭男 石川
Masanao Nakajima
正直 中嶋
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーの走行評価に対する疑問に対して明確
に回答することができ、ユーザーの信頼をうることがで
きる。 【解決手段】診断対象車両の走行条件又はその走行条件
での走行費に関する複数種のデータと、比較対象となる
車両の走行条件及びその走行条件での燃費に関するデー
タとを予め求めておいて、比較対象となる車両の走行条
件と燃費に関するデータから、診断対象車両の燃費に関
するデータを基準に、所望の燃費を奏し得る走行条件を
選択して提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の走行診断方
法、及びその走行診断方法によって得られる走行条件の
具体的な提示方法に関し、特に、燃費等の走行評価を走
行条件に基づいて診断する方法及びその走行評価が得ら
れる走行条件の提示方法に関する。また、本発明は、燃
費の低下等の原因を走行中に診断する車両の走行診断装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザーが車両を評価する場合には、走
行音、走行時の振動状態(ドラビリ)、加速性能、制御
特性、トルク効率等が考えられるが、特に、燃費が重要
な判断要素になっている。このために、ユーザーは、保
有する車両の燃費に関して多いに関心を示す場合があ
る。
【0003】特開昭59−188536号公報には、車
両に設けられた各種センサの検出出力に基づいて、車両
の燃費等を測定する燃費運転診断装置が開示されてい
る。しかしながら、この燃費運転診断装置は、車両の燃
費等を測定して、測定されたデータを提供するにすぎ
ず、従って、燃費の低下等を招来する原因等について
は、何も分析されない。このために、燃費の低下等の原
因を究明するためには、得られた測定データをさらに分
析する必要がある。しかしながら、データの分析手法に
関しては、必ずしも確立されておらず、燃費低下の原因
等が経験的に求められているにすぎない。
【0004】特開平8−314893号公報には、ユー
ザーからの苦情を収集して分析し、その分析したデータ
を蓄積して編集するシステムが開示されている。しかし
ながら、このようなシステムは、ユーザーの苦情に対応
するものであり、燃費等の車両の走行評価に関する原因
等を究明できるものではない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、ユーザー
が関心を有する燃費等の走行評価に関して、ユーザーが
疑問を呈した場合に、明確に回答できるような手法は、
いまだ確立されていないのが現状である。
【0006】このために、ユーザーは、保有する車両
が、所望の燃費が得られないこと等に対して、納得でき
る回答が得られず、車両自体に対して、あるいは、車両
のメーカーに対して不満を抱くおそれがある。これによ
って、車両、車両のメーカー等に対するユーザーの信頼
を損なうおそれがある。
【0007】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、ユーザーの車両に対して、所望の
走行評価を得ることができる走行条件を客観的に提示し
て、ユーザーに対して納得できるような回答を提示する
ことができる車両の走行診断方法及び走行条件提示方法
を提供することにある。
【0008】また、本発明の目的は、走行中に燃費と走
行条件との因果関係を的確に診断することのできる車両
の走行診断装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以下、上記目的を達成す
るための手段及びその作用効果について記載する。請求
項1記載の発明は、車両の走行診断方法として、診断対
象車両の走行条件又はその走行条件での走行評価に関す
る複数種のデータを、比較対象となる車両の走行条件及
びその走行条件での走行評価に関する複数種のデータを
備えたデータベースに入力し、前記データベースに備え
た比較対象となる車両の走行条件と走行評価に関するデ
ータから、診断対象車両の走行評価に関するデータを基
準に、所望の走行評価を奏し得る走行条件を選択して提
示することをその要旨とする。
【0010】上記診断方法によれば、このように、比較
対象となる車両の走行条件及び走行評価に関するデータ
から、診断対象車両の走行条件又は走行評価に関するデ
ータを基準として、所望の走行評価を奏し得る走行条件
を選択して提示するようになっているために、ユーザー
の走行評価に対する疑問に対して明確に回答することが
でき、従って、ユーザーの信頼を得ることができるよう
になる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の走
行診断方法において、前記比較対象となる車両の走行条
件及びその走行条件での走行評価に関する複数種のデー
タは、該比較対象となる車両を走行させることによって
得られるデータから、燃費を目的変数とし、燃費に影響
する要因となるパラメータを同目的変数と線形関係にあ
る説明変数として算出される重回帰式から得られるデー
タであることをその要旨とする。
【0012】上記診断方法によれば、重回帰式を用いる
ことで、比較対象となる車両を膨大な数の走行条件下で
走行させてデータを収集することなく、それら様々な走
行条件下における燃費を好適に把握することができるよ
うになる。
【0013】請求項3記載の発明は、走行診断提示方法
として、診断対象車両を車両点検する工程と、診断対象
車両の走行条件又はその走行条件での走行評価に関する
複数種のデータを計測する工程と、計測された診断対象
車両のデータが、比較対象となる車両の走行条件及びそ
の走行条件での走行評価に関する予め得られた複数種の
データとの比較が必要かを判断する工程と、比較が必要
と判断された場合に、その比較を実施する工程と、所望
の走行評価を奏し得る走行条件の提示が必要とする場合
に、前記車両の走行診断方法を実施する工程と、を包含
することをその要旨とする。
【0014】上記提示方法によれば、このような走行診
断方法が、診断対象車両に対する点検、走行評価の診断
等が実施された後に実施されるために、ユーザーは、走
行評価に対する疑問に対して、より確実に納得すること
ができ、ユーザーの信頼をさらに得ることができるよう
になる。
【0015】請求項4記載の発明は、走行診断装置とし
て、診断対象車両の実際の走行状態に基づいて算出され
る燃費又は燃費相当値と、前記診断対象車両と比較され
る比較対象車両を走行させることによって得られる燃費
又は燃費相当値とを、前記診断対象車両が実際に走行し
ている状態で比較することをその要旨とする。
【0016】上記構成によれば、診断対象車両の実際の
走行状態に基づいて算出される燃費又は燃費相当値と、
比較対象車両を走行させることによって得られる燃費又
は燃費相当値とを診断対象車両が実際に走行している状
態で比較するために、次々に変わる運転条件下において
リアルタイムで診断対象車両によって得られる燃費と比
較対象車両によって得られる燃費とを比較することがで
きるようになる。このようにリアルタイムで両者を比較
することで、燃費と走行条件との因果関係を明確に把握
することができる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項4記載の走
行診断装置において、前記比較した結果を出力装置にリ
アルタイム出力することをその要旨とする。請求項6記
載の発明は、請求項5記載の走行診断装置において、前
記出力装置が表示器であり、前記比較結果を可視表示す
ることをその要旨とする。
【0018】上記各構成によれば、比較した結果を出力
装置にリアルタイム出力するために、診断対象車両の走
行時に、その走行条件と燃費との因果関係を明確に把握
することができるようになる。
【0019】請求項7記載の発明は、請求項4〜6のい
ずれかに記載の走行診断装置において、前記比較対象車
両を走行させることによって得られる燃費又は燃費相当
値が、比較対象車両を走行させることによって得られる
データから、燃費を目的変数とし、車両の走行条件に影
響するパラメータを同目的変数と線形関係にある説明変
数として算出された回帰式に基づいて設定されることを
その要旨とする。
【0020】上記構成によれば、比較対象車両を走行さ
せることによって得られる燃費又は燃費相当値を回帰式
に基づいて設定するために、診断対象車両の走行中の様
々な条件において比較対象車両が有するであろう燃費や
燃費相当値を、それらすべての条件下におけるデータを
予め収集することなく好適に把握することができるよう
になる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の走
行診断装置において、前記回帰式が、車両の走行条件に
影響する各要因を各別の説明変数として算出される単回
帰式であることをその要旨とする。
【0022】上記構成によれば、車両の走行条件に影響
する各要因毎に単回帰式が算出されているために、これ
ら単回帰式に基づく比較対象車両の燃費又は燃費相当値
と診断対象車両の燃費又は燃費相当値とを比較すること
で、診断対象車両の走行条件の各要因と燃費との相関関
係を好適に把握することができるようになる。
【0023】請求項9記載の発明は、請求項8記載の走
行診断装置において、前記診断対象車両の前記走行状態
に基づいて算出される燃費又は燃費相当値が、前記診断
車両の実際の走行中に前記各要因毎の単回帰式に対応し
て算出される単回帰式であり、前記比較が、これら診断
対象車両の単回帰式と比較対象車両の単回帰式とを各要
因毎に比較することであることをその要旨とする。
【0024】上記構成によれば、比較対象車両の単回帰
式と、診断対象車両の実際の走行中に各要因毎に算出さ
れる単回帰式とを比較することで、比較対象車両を基準
として、この基準からのずれを定量的に把握することが
できるようになる。
【0025】請求項10記載の発明によれば、請求項8
又は9記載の走行診断装置において、前記比較対象車両
の単回帰式は、標準的な運転状態及び該標準的な運転状
態よりも燃費の悪い走行状態の2つの条件下において算
出される単回帰式に基づいて算出される単回帰式である
ことをその要旨とする。
【0026】上記構成によれば、標準的な運転状態及び
該標準的な運転状態よりも燃費の悪い走行状態の2つの
条件下において算出される単回帰式に基づいて境界回帰
式を算出することで、この境界回帰式を例えば燃費とし
て許容できる走行状態とするなど、適当な基準に設定す
ることができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1の実施形態を、図面に基づいて説明する。本発明
の車両の走行診断方法は、例えば、車両の走行評価とし
て燃費に関する苦情が呈せられた場合に、その燃費苦情
車両が、所望の燃費を奏する走行条件を提示するために
実施される。この場合、まず、一般的な車両を実際に走
行させて、燃費に関するデータを収集し、統計学的方法
によって、燃費に影響しそうな複数の要因を抽出すると
ともに、各要因と燃費との相関関係が予め求められてい
る。
【0028】図1は、各要因と燃費との相関関係を得る
ために実施される処理を示すフローチャートである。こ
の場合、まず、燃費に影響しそうな要因を抽出する(図
1のステップS1参照)。燃費に影響しそうな要因とし
ては、加速度、減速度、車速、エアーコンディショナの
作動、停車率、走行距離、積載重量、外気温、路面状況
等がある。そして、各要因毎に標準的なユーザーの走行
状態に近い条件をそれぞれ設定して、実際に車両を走行
した際の燃費が、データとして計測される。
【0029】燃費のデータを得るために、高速走行、郊
外走行、市街地走行の3つの水準が設定されており、各
水準に対応させて、各要因毎に走行条件がそれぞれ設定
される。例えば高速走行の場合には、外気温として30
℃と20℃、加速度として急加速と緩加速、減速度とし
て急減速と緩減速、車速として120kmと80km、
エアコンディショナーの作動としてオンとオフ、停車率
として長いと短い、積載重量として、搭乗員1人と4
人、走行距離として長いと短い等の走行条件がそれぞれ
設定され、各要因における走行条件毎に、燃費のデータ
が計測される。
【0030】このようにして得られた燃費に関するデー
タは、各要因が燃費に対してどの程度の影響があるかを
確認するために実施されるものであり、各要因毎に、燃
費との関連性が確認できる程度のデータが収集される。
収集されたデータは、統計学における直交配列表とされ
る。
【0031】このような直交配列表が得られると、この
直交配列表に基づいて、各要因毎に、平方和、自由度、
平均平方、検定値、確率、寄与率が算出された分散分析
表が作成される。そして、作成された分散分析表におけ
る各要因の検定値に基づいて、燃費に対する各要因の寄
与率が演算され(ステップS2)、各要因の寄与率に基
づいて、いずれの要因が、燃費に対して有意であるかが
確認される(ステップS3)。
【0032】このようにして、いずれかの要因が燃費に
対して有意であることが確認されると、設定された水準
(高速走行、郊外走行、市街地走行)に基づく重回帰実
験が実施され、重回帰分析に必要な燃費に関するデータ
が収集される(ステップS4)。この場合も、前述した
ように、設定された水準において、各要因に対する走行
条件をそれぞれ設定し、各要因の走行条件毎に燃費のデ
ータが計測される。そして、重回帰分析に必要なデータ
が収集されると、前回と同様に、そのデータが直交配列
表とされる。
【0033】このような直交配列表が得られると、収集
されたデータが重回帰分析され、燃費に対する影響の大
きな要因に基づいて、燃費に関する重回帰式が設定され
る(ステップS5)。具体的には、重回帰分析によって
分散分析表が作成されると、有意とされる要因が抽出さ
れて、有意とされる各要因毎に、重みを考慮した偏回帰
係数がそれぞれ算出されて、各偏回帰係数に基づいて重
回帰式が得られる。この場合、例えば、要因としての車
速(変数X(2))が、燃費に対して最も有意と判定さ
れ、次いで、エアーコンディショナーの作動(変数X
(3))、外気温(変数X(4))、走行距離(変数(X
(5))が、それぞれ、順番に有意であると判定される。
そして、目的変数である燃費(変数X(1))の重回帰式
は、各要因に対してそれぞれ求められた偏回帰係数に基
づいて、次の式にて表される。
【0034】X(1)=A2・X(2)+A3・X(3)+A4
・X(4) +A5・X(5)+B ただし、A2、A3、A4、A5は、それぞれ、車速、
エアーコンディショナー、外気温、走行距離の要因に対
する偏回帰係数であり、また、Bは定数である。
【0035】このような重回帰式が得られると、この重
回帰式に基づいて、各変数をそれぞれ変化させた場合に
おける燃費をそれぞれ演算して、表1に示すマトリクス
表とする(ステップS6)。得られた重回帰式及びマト
リクス表は、それぞれコンピューターに記憶される(ス
テップS7)。
【0036】
【表1】 このようにして重回帰式及びマトリクス表が得られる
と、この重回帰式及びマトリクス表を利用して、本発明
の車両の走行診断方法が実施される。図2は、その車両
診断方法の処理内容の一例を示すフローチャートであ
る。本実施形態の車両の走行診断方法は、燃費に対する
苦情車両に対して実施され、ユーザーが保有する車両の
燃費に対して苦情を呈した際に、その燃費苦情車両を診
断対象車両として実施される。
【0037】本実施形態の走行診断方法では、まず、診
断対象車両である燃費苦情車両を、点検等の実施するた
めに、点検施設に入庫する(図2のステップS11参
照、以下同様)。そして、入庫された燃費苦情車両に対
する点検、例えば、タイヤの空気圧、エンジンオイル、
点火プラグ等の点検を実施して、点検結果をユーザーに
説明するとともに、燃費計測の要否を確認する(ステッ
プS12)。
【0038】すなわち、車両を点検して、燃費が低下す
るような原因があれば、その原因を解消するとともに、
そのことをユーザーに説明し、また、点検結果に異常が
なければ、そのことをユーザーに対して説明する。そし
て、この説明とともに、ユーザーに対して燃費苦情車両
の燃費の計測の要否を確認する。ユーザーは、例えば、
車両の点検によって、異常が発見され、その異常によっ
て、燃費が低下しているものとして納得した場合等に
は、特に、その車両の燃費の計測を望まないが、車両の
点検によって異常が発見されないような場合には、燃費
苦情車両の燃費計測を希望することになる。
【0039】ユーザーが、燃費苦情車両の燃費計測を希
望すると(ステップS13)、燃費苦情車両を、所望の
燃費が得られなかった道路(苦情路)を走行して、燃費
を計測する(ステップS14)。燃費の計測に際して
は、燃費苦情車両に燃費ロガーを搭載して、その燃費ロ
ガーを、車両に搭載された電子制御装置(ECU)に接
続する。ECUには、車両に設けられた各種センサの検
出結果が入力されており、また、燃料ロガーには、車両
のエンジンの燃料噴射を行うインジェクタの特性がデー
タとして予め入力されている。ECUは、車両のエンジ
ン作動中に入力される各種データに基づいて、走行時
間、走行距離等のデータとともに燃費に関するデータを
演算する。
【0040】このようにして、燃費苦情車両で苦情路を
走行させることによって各種データが得られると、それ
らのデータに基づいて、燃費苦情車両に対する一般的な
診断結果、すなわち、走行時間、走行距離等の走行条件
に対して得られた燃費をユーザーに対して説明して、ユ
ーザーを納得させる(ステップS15)。この場合に
は、燃費苦情車両における走行条件に対する燃費等のデ
ータと、例えば燃費苦情車両と同時に苦情路を走行する
などしたマスター車両における走行条件に対する燃費等
のデータとを比較して説明する。
【0041】このような説明に対して、ユーザーが納得
しない場合には(ステップS16)、予め求められた重
回帰式に、ユーザーの提示する走行条件を当てはめて、
燃費を推定する(ステップS17)。例えば、ユーザー
が、平均車速100km/Hr、気温25℃、走行時間
5分(300秒)の走行条件を提示した場合には、前述
の重回帰式から、推定燃費が得られることになる。そし
て、得られた推定燃費が、ユーザーが提示した走行条件
によって統計学的に得られることを、ユーザーに対して
説明する。
【0042】また、この場合には、予め得られたマトリ
クス表に基づいて、苦情路の走行に際して、診断対象車
両が所望の燃費となる走行条件を提示する(ステップS
18)。すなわち、表1に基づいて、例えば、30km
/Lの燃費を得るためには、気温20℃にて、エアコン
を作動させることなく、300秒間にわたって、80k
m/Hrの車速にて走行させればよいことを提示する。
【0043】このように、診断対象車両に対して、苦情
路に対する走行条件に基づく推定燃費を提示するととも
に、提示された燃費を得るための走行条件を提示するこ
とによって、ユーザーは、燃費に対する疑問等が解消さ
れることになる。
【0044】以上説明した本実施形態によれば、以下の
ような効果が得られるようになる。 (1)比較対象となる車両の走行条件及び走行評価に関
するデータから、診断対象車両の走行条件又は走行評価
に関するデータを基準として、所望の走行評価を奏し得
る走行条件を選択して提示するようにすることで、ユー
ザーの走行評価に対する疑問に対して明確に回答するこ
とができ、従ってユーザーの信頼を得ることができる。
【0045】(2)重回帰分析の手法を用いることで、
比較対象となる車両の様々な走行条件に対応する燃費を
好適に把握することができる。 (3)診断対象車両に対する点検の後に、ユーザーの希
望に応じて上記走行条件の提示がなされるために、ユー
ザーの走行評価に対する疑問を確実に解消することがで
きる。
【0046】(4)診断対象車両を走行させて、このと
き得られる燃費のデータとマスター車両における同条件
での燃費のデータとを比較した後、ユーザーの希望に応
じて上記走行条件の提示がなされるために、ユーザーの
走行評価に対する疑問をいっそう確実に解消することが
できる。
【0047】なお、上記実施形態は、以下のように変更
して実施してもよい。 ・上記実施形態においては、重回帰分析を行う前に、先
の図1に示すステップS11〜S13において燃費に影
響しそうな要因の寄与率を確認するようにしたが、これ
については省略してもよい。
【0048】・上記実施形態においては、先の図2のス
テップS18において走行条件を提示する前に、車両の
点検(S11〜S13)や一般的な診断結果の説明(S
16)を行ったが、これらを省いてもよい。
【0049】・上記実施形態においては、比較対象とな
る車両の様々な走行条件下における燃費のデータを重回
帰分析の手法を用いて求めたが、全て実測したり、実測
データと同データに基づく補間データを用いたりしても
よい。
【0050】(第2の実施形態)以下、本発明の第2の
実施形態を、図面を参照しつつ説明する。本実施形態に
おいては、診断対象車両の走行中に、この走行条件の下
で比較対象となる車両(以下、比較対象車両という)に
おいて得られるであろう燃費と診断対象車両の燃費とを
比較することで、次々に変わる運転条件と燃費との相関
関係をリアルタイムで把握することができるようにして
いる。
【0051】更に、本実施形態においては、車速や、エ
ンジン回転速度、アクセル開度、ギヤ位置等、燃費に影
響する要因のうち、走行中に運転者によって確認できる
ものや運転者によって操作されるものを取り挙げ、これ
らの各要因別に、比較対象車両において得られるであろ
う燃費と、診断対象車両において得られる燃費とを比較
するようにしている。このため、走行中に運転者によっ
て確認できる要因や運転者によって操作される要因と燃
費との相関関係を、比較対象車両を用いてそれぞれ別に
予め求めておく。この各要因毎に求められた燃費と診断
対象車両において得られる燃費とを比較することで、診
断対象車両の運転中にこれら各要因と燃費との関係を運
転者が把握することができるようになる。
【0052】そして、本実施形態においては、比較対象
車両において得られるであろう燃費と診断対象車両の燃
費との比較を、上記各要因毎に求められた比較対象車両
の単回帰式と、診断対象車両の実際の走行時において算
出される単回帰式とを、上記各要因毎にそれぞれ比較す
ることで行う。このようにお互いの回帰式を比較するこ
とで、燃費に関する満足度を定量的に評価することがで
きるようになる。
【0053】すなわちここでは、まず、比較対象車両を
実際に走行させて走行条件と燃費とのデータをとること
で、上記各要因を説明変数とし、燃費を目的変数とする
単回帰式を算出する。このデータ収集のための走行とし
て、満足な燃費が得られる標準的な走行条件と、同標準
的な走行条件よりも燃費の悪い走行条件との2つの走行
条件において走行を行う。そして、これら2つの走行条
件によって比較対象車両を走行させることで得られるデ
ータからそれぞれ別の単回帰式を作成し、これら作成さ
れた各別の走行条件を前提とする単回帰式に基づいて、
ユーザーに納得していただける燃費の基準となる境界回
帰式を作成する。そして、この境界回帰式と上記診断対
象車両の実際の走行時において演算される単回帰式とを
各要因毎に比較する。これら各要因毎の2つの単回帰式
の比較によって、燃費の満足度に関する定量的な評価を
行うことができる。
【0054】ここで、上記態様にて走行中に燃費の評価
を行う車両の走行診断装置の構成について、図3に基づ
いて説明する。この走行診断装置は、大きくは先の図2
のステップ14において用いたものと同様に車両の電子
制御装置であるECUに接続される燃費ロガー10と、
この燃費ロガー10の評価結果を表示する表示器20と
を備えている。この燃費ロガー10は、ECUから出力
される情報によって燃費を算出する燃費算出部11と、
この燃費算出部11によって算出される燃費に基づいて
上記各要因毎に単回帰式を算出する回帰式演算部12
と、上記境界回帰式を記憶する記憶部13と、同回帰式
演算部12によって演算された単回帰式と記憶部13に
記憶されている境界回帰式とを比較する比較演算部14
とを備えたものである。また、表示器20は、比較演算
部14によって比較された結果を運転者(ユーザー)に
リアルタイムで知らせるためのものである。
【0055】次に、この走行診断装置の上記記憶部13
に記憶される回帰式を作成する手順について、図4を参
照して説明する。図4は、比較対象車両の上述した境界
回帰式を算出するための手順を示すフローチャートであ
る。この一連の手順としては、まず、上述した満足な燃
費を得られる標準的な走行条件として、例えば排気ガス
規制が満たされる標準的な走行モードである10−15
モードにおける走行時の燃費の計測を行う(ステップS
21)。また、標準的な走行条件よりも燃費の悪い走行
条件として、例えば、エアコンを作動させた状態で、渋
滞した道路を頻繁に停車させつつ走行させて燃費の計測
を行う(ステップS22)。
【0056】上記10−15モード(標準的な走行条
件)における走行時の燃費の計測によって得られたデー
タから、燃費と車速、燃費とエンジン回転速度、燃費と
アクセル開度、燃費とギヤ位置の各単回帰式を作成する
(ステップS23)。一方、上記標準的な走行条件より
も燃費の悪い走行条件における燃費の計測によって得ら
れたデータから、燃費と車速、燃費とエンジン回転速
度、燃費とアクセル開度、燃費とギヤ位置の各単回帰式
を作成する(ステップS24)。
【0057】そして、上記各単回帰式が作成されると、
これらから境界回帰式が作成される(ステップS2
5)。ここでは、各要因について、例えば、上記2つの
単回帰式の説明変数の係数の相加平均を境界回帰式にお
ける説明変数の係数とし、同2つの回帰式の定数項の相
加平均を境界回帰式における定数項とする。こうして作
成された各要因毎の境界回帰式はパーソナルコンピュー
タ等に保存される。
【0058】なお、上記一連のステップS21〜S25
において算出される境界回帰式は、各車種毎に個別の境
界回帰式としてそれぞれ作成しておく。次に、図5を用
いて、本実施形態における車両の走行診断方法について
説明する。ここではまず、先の図4の手順によって予め
作成された境界回帰式から、診断対象車両の車種に対応
した境界回帰式を上記パーソナルコンピュータ等から上
記走行診断装置へダウンロードする(ステップS3
1)。このダウンロードされた境界回帰式は、同装置の
上記記憶部13に記憶される。
【0059】そして、診断対象車両に走行診断装置を装
着して、ユーザーによって任意に走行させつつ、その走
行にかかる燃費の計測を開始する(ステップS32)。
この診断装置においては、まず燃費算出部11において
一定周期(例えば50ms)でデータを収集する。そし
てこの収集されたデータから(例えば1秒毎に)燃費の
算出等、データの加工が行われる(ステップS34)。
そして、回帰式演算部12では、これらのデータに基づ
いて各要因毎の単回帰式を演算する(ステップS3
5)。
【0060】そして、この演算された単回帰式と上記記
憶部13に記憶されている境界回帰式との情報に基づい
て比較演算部14によって比較された結果が表示器20
を通じて表示される(ステップS36)。そして、これ
らステップS33〜ステップS36の処理が繰り返し行
われることで、上記単回帰式は、絶えず演算され更新さ
れていき、これにより、次々に変わる走行条件に対応し
た判定結果が表示器20を通じて表示されるようにな
る。こうした計測が終了されたところで、当該車両の走
行診断も終了される(ステップS37)。
【0061】ところで、上記比較演算部14では、上述
した比較演算に際し、回帰式演算部12によって演算さ
れる回帰式の係数と境界回帰式の係数との比較、及び回
帰式演算部12によって演算される回帰式の定数項と境
界回帰式の定数項との比較をそれぞれ行う。以下、車速
と燃費との関係を例にとって、この比較について図6を
用いて更に詳述する。
【0062】図6は、車速を説明変数としたときの、回
帰式演算部12によって演算される回帰式や境界回帰式
等の一例を示す図である。ここで同図6に示される白丸
印は、先の図4のステップS21における計測データで
あり、回帰式Y=AX+Bは、これら計測データに基づ
いて作成された回帰式である。ここで、Xは説明変数で
ある車速を、またYは目的変数である燃費を示してい
る。また、この単回帰式における説明変数Xの係数を
A、定数項をBとしている。
【0063】また、図6に示される四角印は、先の図4
のステップS22における計測データであり、回帰式Y
=aX+bは、これら計測データに基づいて作成された
回帰式である。そして、これら2つの回帰式の係数の相
加平均(A+a)/2を係数とし、同じくこれら2つの
回帰式の定数項の相加平均(B+b)/2を定数項とす
る回帰式Y=(A+a)/2・X+(B+b)/2を境
界回帰式として定める。
【0064】これに対して、図6に示される三角印は、
図5のステップS34において加工されたデータであ
り、回帰式Y=CX+Dは、これらデータに基づいて演
算された回帰式である。
【0065】そして、これら回帰式Y=(A+a)/2
X+(B+b)/2、Y=CX+Dの係数と定数項とに
ついて、以下の条件(c1)を満たすときに満足の判定
がなされる。
【0066】 (A+a)/2≦C,且つ (B+b)/2≦D …(c1) 一方、これら回帰式Y=(A+a)/2X+(B+b)
/2、Y=CX+Dの係数と定数項とについて、以下の
条件(c2)となるときには不満足の判定がなされる。
【0067】 (A+a)/2>C,且つ (B+b)/2>D …(c2) このようにして判定された結果が、上記表示器20を通
じて表示され、ユーザーの知るところとなる。
【0068】以上説明した本実施形態によれば、以下の
効果が得られるようになる。 (1)診断対象車両の走行中に、この走行時の燃費に関
する情報と、同走行において比較対象車両によって得る
であろう燃費とをリアルタイムで比較することで、次々
に変わる運転条件と燃費との相関関係をリアルタイムで
把握することができる。
【0069】(2)比較対象車両の走行条件と燃費との
相関関係を回帰分析の手法を用いて定量的に表すこと
で、限られた走行条件下における走行データを予め収集
するこで、様々な走行条件において比較対象車両が得る
であろう燃費を的確に把握することができる。
【0070】(3)上記回帰式が、車速や、エンジン回
転速度、アクセル開度、ギヤ位置等、燃費に影響する要
因のうち、走行中に運転者によって確認できるものや運
転者によって操作されるものを説明変数とする単回帰式
であるために、運転者が運転条件と燃費との関係を的確
に把握することができる。
【0071】(4)比較対象車両のデータから作成され
た境界回帰式と、診断対象車両の走行中に得られる燃費
等のデータから演算される回帰式とを比較することで、
燃費の満足度を定量的に評価することができる。
【0072】なお、本実施形態は、以下のように変更し
て実施してもよい。 ・本実施形態においては、標準的な走行条件として10
−15モードを用いたが、これに限られない。
【0073】・更に、2つの条件下で求めた回帰式に基
づく境界回帰式の設定態様についても、2つの回帰式の
係数の相加平均を係数とし、2つの回帰式の定数項の相
加平均を定数項とするものに限られない。
【0074】・また、境界回帰式の代わりに、例えば、
標準的な走行条件によって算出される回帰式を診断対象
車両の回帰式と比較する等してもよい。 ・本実施形態においては、各回帰式を、車速や、エンジ
ン回転速度、アクセル開度、ギヤ位置等、燃費に影響す
る要因のうち、走行中に運転者によって確認できるもの
や運転者によって操作されるものを説明変数とする単回
帰式として設定したが、これに限られない。走行条件に
関するいくつかのパラメータを説明変数とし燃費を目的
変数とする重回帰式を用いても、その重回帰式によって
何らかの基準が設定できるなら、この重回帰式に基づく
燃費と診断対象車両の走行中の燃費とを比較すること
で、走行条件と燃費との相関を的確に知ることができ
る。
【0075】・本実施形態においては、比較対象車両を
用いて作成された回帰式と診断対象車両の回帰式とを比
較することとしたが、比較対象車両によって作成された
回帰式から得られる燃費又は燃費相当値と診断対象車両
の走行中に算出される燃費又は燃費相当値とを比較する
構成としてもよい。
【0076】・更に、比較対象車両を用いて回帰式を作
成する代わりに、比較対象車両を用いてあらゆる走行条
件下において収集した走行データを用いるようにした
り、特定の走行条件下における走行データと同データを
用いた補間データとを用いるようにしてもよい。
【0077】・本実施形態は、診断対象車両の走行時の
燃費又は燃費相当値と、比較対象車両における燃費又は
燃費相当値とを比較して、満足か、不満足かそれ以外か
の3値的な判定を下したが、どれだけ満足か(あるいは
不満足か)を定量的に判定する等、アナログ的な判定を
行うようにしてもよい。
【0078】・上記実施形態においては、比較結果を表
示器20を通じて可視表示する構成としたが、その出力
装置についてはこれに限られず、例えば印字装置や音声
案内装置等を採用してもよい。
【0079】・更に、診断対象車両に搭載する診断装置
は出力装置を備えていなくてもよい。 ・本実施形態においては、診断対象車両としてユーザー
の苦情車両を想定したが、これに限られず、例えば、試
乗車を診断対象車両としてもよい。このように試乗車に
本実施形態の診断装置を取り付け、お客様に走行して頂
くことによって販売促進支援を行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両の走行診断方法の一実施形
態についてその準備処理を示すフローチャート。
【図2】本発明にかかる車両の走行条件提示方法の一実
施形態についてその処理内容を示すフローチャート。
【図3】本発明にかかる車両の走行診断装置の一実施形
態についてその構成を示すブロック図。
【図4】同実施形態について、その準備処理を示すフロ
ーチャート。
【図5】同実施形態の診断手順を示すフローチャート。
【図6】同実施形態における燃費と車速との関係の一例
を示すグラフ。
【符号の説明】
11…燃費算出部、12…回帰式演算部、13…記憶
部、14…比較演算部、20…表示器。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断対象車両の走行条件又はその走行条
    件での走行評価に関する複数種のデータを、比較対象と
    なる車両の走行条件及びその走行条件での走行評価に関
    する複数種のデータを備えたデータベースに入力し、前
    記データベースに備えた比較対象となる車両の走行条件
    と走行評価に関するデータから、診断対象車両の走行評
    価に関するデータを基準に、所望の走行評価を奏し得る
    走行条件を選択して提示することを特徴とする車両の走
    行診断方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の走行診断方法において、 前記比較対象となる車両の走行条件及びその走行条件で
    の走行評価に関する複数種のデータは、該比較対象とな
    る車両を走行させることによって得られるデータから、
    燃費を目的変数とし、燃費に影響する要因となるパラメ
    ータを同目的変数と線形関係にある説明変数として算出
    される重回帰式から得られるデータであることを特徴と
    する走行診断方法。
  3. 【請求項3】 診断対象車両を車両点検する工程と、 診断対象車両の走行条件又はその走行条件での走行評価
    に関する複数種のデータを計測する工程と、 計測された診断対象車両のデータが、比較対象となる車
    両の走行条件及びその走行条件での走行評価に関する予
    め得られた複数種のデータとの比較が必要かを判断する
    工程と、 比較が必要と判断された場合に、その比較を実施する工
    程と、 所望の走行評価を奏し得る走行条件の提示が必要とする
    場合に、請求項1に記載の車両の走行診断方法を実施す
    る工程と、 を包含することを特徴とする走行条件提示方法。
  4. 【請求項4】診断対象車両の実際の走行状態に基づいて
    算出される燃費又は燃費相当値と、前記診断対象車両と
    比較される比較対象車両を走行させることによって得ら
    れる燃費又は燃費相当値とを、前記診断対象車両が実際
    に走行している状態で比較する車両の走行診断装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の車両の走行診断装置におい
    て、 前記比較した結果を出力装置にリアルタイム出力する車
    両の走行診断装置。
  6. 【請求項6】前記出力装置が表示器であり、前記比較結
    果を可視表示する請求項5記載の車両の走行診断装置。
  7. 【請求項7】前記比較対象車両を走行させることによっ
    て得られる燃費又は燃費相当値が、比較対象車両を走行
    させることによって得られるデータから、燃費を目的変
    数とし、車両の走行条件に影響するパラメータを同目的
    変数と線形関係にある説明変数として算出された回帰式
    に基づいて設定される請求項4〜6のいずれかに記載の
    車両の走行診断装置。
  8. 【請求項8】前記回帰式が、車両の走行条件に影響する
    各要因を各別の説明変数として算出される単回帰式であ
    る請求項7記載の車両の走行診断装置。
  9. 【請求項9】前記診断対象車両の前記走行状態に基づい
    て算出される燃費又は燃費相当値が、前記診断車両の実
    際の走行中に前記各要因毎の単回帰式に対応して算出さ
    れる単回帰式であり、 前記比較が、これら診断対象車両の単回帰式と比較対象
    車両の単回帰式とを各要因毎に比較することである請求
    項8記載の車両の走行診断装置。
  10. 【請求項10】前記比較対象車両の単回帰式は、標準的
    な運転状態及び該標準的な運転状態よりも燃費の悪い走
    行状態の2つの条件下において算出される単回帰式に基
    づいて算出される単回帰式である請求項8又は9記載の
    車両の走行診断装置。
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