JP5312574B2 - 燃費推定装置、燃費推定方法、燃費推定プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

燃費推定装置、燃費推定方法、燃費推定プログラムおよび記録媒体 Download PDF

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Description

この発明は、車両の燃料消費量を推定する燃費推定装置、燃費推定方法、および燃費推定プログラムおよび記録媒体に関する。ただし、この発明の利用は、上述した燃費推定装置、燃費推定方法、および燃費推定プログラムおよび記録媒体に限られない。
従来、実走行時における車両の燃料消費量を推定するため、様々な方法が考案されている(たとえば、下記非特許文献1参照)。下記非特許文献1では、車両の実走行時における燃料消費量を決めるに際して、走行区間をモデル化して、それぞれの区間に独立の計算式を導出している。そしてこれらの式を用いて、次のような回帰式を用いることによって、燃料消費量を推定している。
加速時: FC=0.5119×a+0.2858
定常時: FC=0.00259×V2+0.1808
減速時: FC=0.2061×a+0.2848
アイドリング時: FC=0.258
ここで、FCは単位時間あたりの燃料消費量(cc/s)、Vは平均速度(m/s)、aは加速度(m/s2)である。
中島ひろ子他4名著、「実走行における燃料消費量の推定」、社団法人自動車技術会学術講演会前刷集No.108−99、1999年10月発行、p.13〜16
一般に、燃料消費量の推定には、各種の要因をパラメータ化した回帰式が用いられるが、係数の数とパラメータの数とを適切な数にする必要がある。特に、車両の燃料消費量を推定するにあたって車両の走行に関する上記各種の要因(車両の速度など)をパラメータとして採用する場合、これらのパラメータ間に相関性が少なからず出てきてしまい、比較的多くの係数を回帰式に用いることは困難となる。
このため、上述した従来技術においては、推定した燃料消費量と実際の燃料消費量との誤差が大きいという問題点が一例として挙げられる。すなわち、上述した従来技術においては、平均速度と加速度だけをパラメータとしており、パラメータの数は少ないものの、求めるべき係数は比較的多くなっており、演算結果の精度が保てないおそれがある。
一方で、パラメータ数を増加させれば求められる係数の精度は確保しやすくなるが、回帰式中のパラメータ数が多すぎると演算結果が安定しない。このように、実走行時の状況に近く、かつ簡易な回帰式を用いて燃料消費量を精度良く推定するためには、適切なパラメータ数と係数の数との両立が不可欠であるという問題点が一例として挙げられる。
また、従来技術においては、燃料消費量を推定する走行区間を、車両の走行状態によって複数の区間に分けて回帰式をそれぞれ適用しているが、実走行時においては加速や減速は短期間で様々な変化をする。このため、上記のモデルは、実走行時にそのまま適用できるとは限らないという問題点が一例として挙げられる。
また、従来技術においては、回帰式で求まる係数が一種類のみ開示されているが、この係数が他の車種にも最適なものとは必ずしも言えない。したがって、上記回帰式をそのまま他の車種に適用した場合、車種によっては推定した燃料消費量と実際の燃料消費量との誤差が大きくなってしまうおそれがあるという問題点が一例として挙げられる。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる燃費推定装置は、エンジンが可動した状態における車両の停止時における燃料消費量に基づく係数を第一燃料消費情報として取得し、前記車両の加速時における消費燃料に基づく係数を第二燃料消費情報として取得し、前記車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数を第三燃料消費情報として取得し、エンジンのトルク特性と伝達効率に基づく車両に共通の二つの定数を取得する取得手段と、前記第一燃料消費情報として取得された係数と、前記第二燃料消費情報として取得された係数と、前記第三燃料消費情報として取得された係数と、前記二つの定数とを含んだ単一の燃料推定式に基づいて、前記車両の走行時における単位時間当たりの燃料消費量を推定する燃料推定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項12の発明にかかる燃費推定方法は、車両の燃料消費量を推定する燃費推定方法において、取得手段により、エンジンが可動した状態における車両の停止時における燃料消費量に基づく係数を第一燃料消費情報として取得し、前記車両の加速時における消費燃料に基づく係数を第二燃料消費情報として取得し、前記車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数を第三燃料消費情報として取得し、エンジンのトルク特性と伝達効率に基づく車両に共通の二つの定数を取得する取得工程と、前記第一燃料消費情報として取得された係数と、前記第二燃料消費情報として取得された係数と、前記第三燃料消費情報として取得された係数と、前記二つの定数とを含んだ単一の燃料推定式に基づいて、前記車両の走行時における単位時間当たりの燃料消費量を燃料推定手段により推定する燃料推定工程と、を含むことを特徴とする。
また、請求項15の発明にかかる燃費推定プログラムは、請求項12〜14のいずれか
一つに記載の燃費推定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項16の発明にかかる記録媒体は、請求項15に記載の燃費推定プログラムをコンピュータに読み取り可能な状態で記録したことを特徴とする。
図1は、実施の形態にかかる燃費推定装置の機能的構成を示すブロック図である。 図2は、燃費推定装置による燃費推定処理の手順を示すフローチャートである。 図3は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、ナビゲーション装置が保持する係数テーブルを示す説明図である。 図5は、係数k1と排気量との関係を示すグラフである。 図6は、係数k2と車重との関係を示すグラフである。 図7は、係数k3と排気量との関係を示すグラフである。 図8は、勾配がある道路を走行する車両にかかる加速度を模式的に示した説明図である。 図9は、ナビゲーション装置による燃費推定処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
100 燃費推定装置
101 係数取得部
102 変数取得部
103 勾配情報取得部
104 燃費推定部
105 実燃費量情報取得部
106 補正部
110 データベース
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる燃費推定装置、燃費推定方法、および燃費推定プログラムおよび記録媒体の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる燃費推定装置の機能的構成を示すブロック図である。燃費推定装置100は、係数取得部101、変数取得部102、燃費推定部104、データベース110によって構成され、車両のエンジンが可動した状態における当該車両の停止時に関する第一燃料消費情報と、前記車両の加速時に関する第二燃料消費情報と、前記車両の走行時に生じる抵抗に関する第三燃料消費情報と、のみからなる単一の燃料推定式に基づいて、前記車両の走行時における単位時間当たりの燃料消費量を推定する。
ここで「単一の燃料推定式に基づいて」とは、車両の走行区間の状態(アイドリング時や加速時など)に分けてそれぞれに燃料推定式を適用するのではなく、車両の上記状態に関わらず同一の燃料推定式を用いるという意味である。また、「車両のエンジンが可動した状態における当該車両の停止時」とは、いわゆるアイドリング時のことであり、例えばエンジンをかけて発進をする前までの時、信号で停止した時などが含まれる。また、第三燃料消費情報は、別の見方をすれば単位時間当たりの総燃料消費量から第一燃料消費情報および第二燃料消費情報を引いた値でもあり、常速(一定速)時に関する消費燃料に関する情報でもある。
なお、燃費推定装置100は、さらに勾配情報取得部103、実燃費量情報取得部105、補正部106などを適宜備えていてもよい。また、「のみからなる」とは、これらの情報だけに基づく係数および変数を用いて実質的に燃料消費量を推定することを表すものであり、この趣旨を逸脱しない範囲で重要度が相対的に低い他の情報が付加された形態も含むものである。
係数取得部101は、車両のアイドリング時における燃料消費量に基づく係数を第一燃料消費情報として取得し、車両の加速時における消費燃料に基づく係数を第二燃料消費情報として取得し、車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数を第三燃料消費情報として取得する。ここで、第一燃料消費情報とは、後述する式(1)における係数k1、第二燃料消費情報とは式(1)における係数k2、第三燃料消費情報とは式(1)における係数k3にそれぞれ対応する情報である。
係数取得部101は、たとえば、それぞれの係数が記録されたデータベース110(保持手段)から上記3種類の係数を読み出すことによって係数を取得する。なおデータベース110は、燃費推定装置100の外部に設けられていてもよい。
データベース110は、上記3種類の係数を、たとえば車種別(同じ車種でも形式によって係数が異なる場合には形式別)に記録する。なお必要に応じて所定の計算式により求めた定数も記録されていてもよい。この場合、係数取得部101は、車両の車種に適合する係数を選択して取得する。また、データベース110は、それぞれの車種の排気量情報および車重情報を記録しているので、係数取得部101は、車両の排気量および車重に適合する係数を選択してもよい。また、データベース110は、それぞれの車種のモード燃費情報を記録しているので、係数取得部101は、車両のモード燃費に適合する係数を選択してもよい。なお、モード燃費とは、あらかじめ規定された所定の条件下で走行した場合の燃費であり、10モード燃費や15モード燃費、JC08モード燃費などが知られている。
変数取得部102は、車両の走行時における速度および加速度を、前記第二燃料消費情報および前記第三燃料消費情報に関する変数として取得する。変数取得部102は、たとえば、車両本体に設置された速度センサや加速度センサから出力される速度情報および加速度情報を取得する。なお、速度センサや加速度センサが燃費推定装置100に備えられている場合には、これらのセンサから速度情報や加速度情報を取得してもよい。また、たとえば、変数取得部102そのもので速度や加速度を計測(または算出)できるようにしてもよい(検知手段)。
勾配情報取得部103は、車両が走行する道路の勾配の程度を示す勾配情報を取得する。勾配情報取得部103は、たとえば、車両本体や燃費推定装置100などに設置された傾斜計から勾配情報を取得する。また、たとえば、勾配情報取得部103そのもので道路の勾配を計測(または算出)したり、車両の現在位置に対応する地図情報から勾配情報を抽出してもよい。また、地図情報中の標高情報を用いて、勾配がある区間の燃料消費量を算出してもよい。
燃費推定部104は、係数取得部101によって取得された係数、変数取得部102によって取得された速度および加速度に基づいて、単一の燃料推定式を用いることにより車両の燃料消費量を推定する。また、燃費推定部104は、さらに勾配情報取得部103によって取得された勾配情報を単一の燃料推定式に組み込んで車両の燃料消費量を推定してもよい。より詳細には、燃費推定部104は、単一の燃料推定式として下記式(1)に基づいて車両の燃料消費量を推定する。
Figure 0005312574
上記式(1)において、k1は第一燃料消費情報、k2は第二燃料消費情報、k3は第三燃料消費情報に対応する。また、上記式(1)においては、時をあらわす単位として時間(h)および秒(s)が混在して用いられているが、これは、速度の単位として時速(km/h)を採用し、燃料消費量を推定する際の単位時間として秒(s)を採用したためである。これらの単位を揃えたい場合は、それぞれの数値に適宜演算をおこなえばよい。
なお、上記式(1)において、燃料カットの影響によって次のいずれかの条件にあてはまる場合には、fcの値を下記[1]〜[3]のようにしてもよい。
Figure 0005312574
また、上記式(1)を下記式(I)のように表すこともできる。下記式(I)において、f1(x)は車両の車速および加速度をパラメータとする所定の関数であり、f2(x)は車両の車速をパラメータとする所定の関数である。より具体的には、f1(x)は上記式(1)におけるx・(dx/dt+g・sinθ)であり、f2(x)は上記式(1)におけるG(x)である。
fc(x)=k1+k2・f1(x)+k3・f2(x)・・・(I)
実燃費量情報取得部105は、車両の走行時における実際の燃料消費量(以下、「実燃費量」という)情報を取得する。実燃費量情報取得部105は、たとえば、ユーザに実燃費量を入力させたり、車両に搭載された燃費計による測定値を得たりすることによって実燃費量情報を取得する。
補正部106は、実燃費量情報取得部105によって取得された実燃費量情報に基づいて、上記式(1)を補正する。補正部106によって上記式(1)が補正されると、燃費推定部104は、補正後の上記式(1)を用いて燃料消費量を推定する。補正部106による上記式(1)の補正は、車両の走行終了後におこなってもよいし、所定の走行区間を区切りとして車両の走行中に随時おこなってもよい。
補正部106は、たとえば、燃費推定部104によって推定された燃料消費量と実燃費量との比較値と、走行時における車両の走行状態と、に基づいて上記式(1)を補正する。車両の走行状態とは、たとえば、高速で走行したか、低速で走行したか、渋滞時に走行したか、などである。なお、車両の走行状態は刻々と変化するものであるが、補正部106は、たとえば、実燃費量情報が得られた走行区間において、最も大きな割合を占めていた状態に基づいて上記式(1)を補正する。
また、補正部106は、たとえば、燃費推定部104によって推定された燃料消費量と実燃費量との比較値と、車両が走行した道路の種別と、に基づいて上記式(1)を補正する。道路の種別とは、たとえば、一般道路および高速道路などである。なお、車両が走行する道路種別は刻々と変化するものであるが、補正部106は、たとえば、実燃費量情報が得られた走行区間において、最も長い時間走行していた道路の種別に基づいて上記式(1)を補正する。
図2は、燃費推定装置による燃費推定処理の手順を示すフローチャートである。図2のフローチャートにおいて、燃費推定装置100は、まず、係数取得部101によってデータベース110から3種類の係数を取得する(ステップS201)。つぎに、燃費推定装置100は、変数取得部102によって車両の速度および加速度を取得する(ステップS202)。つづいて、燃費推定装置100は、勾配情報取得部103によって車両が走行する道路の勾配情報を取得する(ステップS203)。
そして、燃費推定装置100は、燃費推定部104によって上記式(1)に基づいて車両の燃料消費量を推定して(ステップS204)、本フローチャートによる処理を終了する。この後、燃費推定装置100は、必要に応じて実燃費量情報取得部105によって実燃費量情報を取得し、補正部106によって上記式(1)を補正する。
以上説明したように、燃費推定装置100は、車両のアイドリング時に関する情報、車両の加速時に関する情報および車両の走行時に生じる抵抗に関する情報のみからなる単一の燃料推定式を用いることにより、より詳細には、車両のアイドリング時における燃料消費量に基づく係数、車両の加速時における消費燃料に基づく係数、車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数からなる単一の燃料推定式に基づいて車両の燃料消費量を推定する。例えば上述の従来技術では走行区間を分割してそれぞれで燃料推定式をたてているが、加速区間や減速区間は実際の走行時にめまぐるしく入れ替わるので燃料推定のための計算を効率化することは困難である。一方で本実施の形態においては、車両のアイドリング時に関する情報、加速時に関する情報および走行時に生じる抵抗に関する情報を単一の燃料推定式に組み入れて燃料推定を行っている。このため、燃費推定装置100は、車両の実際の走行時の燃料消費量を、従来の算出方式に比して、精度良く、かつ安定して推測することができる。
また、燃費推定装置100は、単一の燃料推定式を用いて実走行時の燃料消費量を推定する。このため、車両の走行状態によって適用する回帰式を変更する必要がなく、走行状態が短期間で変化する実走行時においても、実用性が高い燃費推定をおこなうことができる。
また、燃費推定装置100は、車両の速度情報および加速度情情報を用いて燃料消費量を推測する。このため、燃費推定装置100は、車両の走行速度や加速度の変化を燃料消費量の推測値に反映させることができ、より精度良く燃料消費量を推測することができる。さらに、燃費推定装置100において、車両が走行する道路の勾配情報を用いて燃料消費量を推測するようにすれば、車両にかかる位置エネルギーの変化も燃料消費量の推測値に反映させることができ、より精度良く燃料消費量を推測することができる。
また、道路の勾配情報は、車両の速度および加速度と相関性の低いパラメータである。たとえば、この道路の勾配情報を車両の加速時に関する情報に組み入れることにより、各パラメータの相関性を下げることができる。このため、燃費推定装置100において、車両が走行する道路の勾配情報を用いて燃料消費量を推測することにより、速度および加速度のみをパラメータとして使用する場合と比較して、信頼性の高い推測結果を得ることができる。
また、燃費推定装置100は、単位時間あたりの燃料消費量を推定するので、瞬間燃費量の他、任意の区間における区間燃費量や平均燃費量、積算燃費量などを算出することができ、推定した燃料消費量を分かりやすい形でユーザに提示することができる。
また、燃費推定装置100は、燃料消費量の推定に用いる係数を、車種別、排気量および車重別、モード燃費別にデータベースに記録しているので、より適切な係数を選択して燃料消費量の推定をおこなうことができる。
また、燃費推定装置100は、燃料消費量の推定に用いる数式を実燃費量情報を用いて補正するので、車両自体の特性やユーザの運転特性などを次回以降の燃料消費量の推定時に反映させることができ、より精度良く燃料消費量を推定することができる。
以下に、本発明の実施例について説明する。本実施例では、車両に搭載されたナビゲーション装置300を燃費推定装置100として本発明を適用した場合の一例について説明する。
(ナビゲーション装置300のハードウェア構成)
まず、ナビゲーション装置300のハードウェア構成について説明する。図3は、ナビゲーション装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図3において、ナビゲーション装置300は、CPU301、ROM302、RAM303、磁気ディスクドライブ304、磁気ディスク305、光ディスクドライブ306、光ディスク307、音声I/F(インターフェース)308、マイク309、スピーカ310、入力デバイス311、映像I/F312、ディスプレイ313、カメラ314、通信I/F315、GPSユニット316、各種センサ317を備えている。また、各構成部301〜317は、バス320によってそれぞれ接続されている。
まず、CPU301は、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。ROM302は、ブートプログラム、経路探索プログラムなどのプログラムを記録している。また、RAM303は、CPU301のワークエリアとして使用される。すなわち、CPU301は、RAM303をワークエリアとして使用しながら、ROM302に記録された各種プログラムを実行することによって、ナビゲーション装置300の全体の制御を司る。
磁気ディスクドライブ304は、CPU301の制御にしたがって磁気ディスク305に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。磁気ディスク305は、磁気ディスクドライブ304の制御で書き込まれたデータを記録する。磁気ディスク305としては、たとえば、HD(ハードディスク)やFD(フレキシブルディスク)を用いることができる。
また、光ディスクドライブ306は、CPU301の制御にしたがって光ディスク307に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。光ディスク307は、光ディスクドライブ306の制御にしたがってデータが読み出される着脱自在な記録媒体である。光ディスク307は、書き込み可能な記録媒体を利用することもできる。着脱可能な記録媒体として、光ディスク307のほか、MO、メモリカードなどを用いることができる。
磁気ディスク305および光ディスク307に記録される情報の一例としては、コンテンツデータや地図データが挙げられる。コンテンツデータは、たとえば楽曲データや静止画データ、動画データなどである。また、地図データは、建物、河川、地表面などの地物(フィーチャ)をあらわす背景データと、道路の形状をあらわす道路形状データとを含んでおり、地区ごとに分けられた複数のデータファイルによって構成されている。
音声I/F308は、音声入力用のマイク309および音声出力用のスピーカ310に接続される。マイク309に受音された音声は、音声I/F308内でA/D変換される。スピーカ310からは、所定の音声信号を音声I/F308内でD/A変換した音声が出力される。
入力デバイス311は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、キーボード、タッチパネルなどが挙げられる。入力デバイス311は、リモコン、キーボード、タッチパネルのうちいずれか1つの形態によって実現されてもよいが、複数の形態によって実現することも可能である。
映像I/F312は、ディスプレイ313に接続される。映像I/F312は、具体的には、たとえば、ディスプレイ313全体を制御するグラフィックコントローラと、即時表示可能な画像情報を一時的に記録するVRAM(Video RAM)などのバッファメモリと、グラフィックコントローラから出力される画像データに基づいてディスプレイ313を制御する制御ICなどによって構成される。
カメラ314は、車両内部あるいは外部の画像を撮影する。画像は静止画像あるいは動画像のどちらでもよく、たとえば、カメラ314によって車両外部の風景や地物、車両内部の搭乗者などを撮影し、撮影した映像を映像I/F312を介して磁気ディスク305や光ディスク307などの記録媒体に記録する。
ディスプレイ313には、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、あるいは文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ313には、上述した地図データが、2次元または3次元に描画される。ディスプレイ313に表示された地図データには、ナビゲーション装置300を搭載した車両の現在位置をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。車両の現在位置は、CPU301によって算出される。ディスプレイ313としては、たとえば、TFT液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどを用いることができる。
通信I/F315は、無線を介してインターネットなどの通信網に接続され、この通信網とCPU301とのインターフェースとしても機能する。また、通信I/F315は赤外線通信やBluetooth(登録商標)などの近距離通信によって、近傍にある電子機器との間でデータの送受信をおこなう。また、通信I/F315は、テレビやラジオなどの放送波を受信する。通信I/F315で受信された放送波は、音声I/F308や映像I/F312を介して、スピーカ310やディスプレイ313に、音声情報や画像情報として出力される。
GPSユニット316は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。GPSユニット316の出力情報は、後述する各種センサ317の出力値とともに、CPU301による車両の現在位置の算出に際して利用される。現在位置を示す情報とは、たとえば緯度・経度、高度などの、地図データ上の1点を特定する情報である。
各種センサ317は、車速センサ、加速度センサ、角速度センサなどの、車両の位置や挙動を判断するための情報を出力する。各種センサ317の出力値は、CPU301による車両の現在位置の算出や、速度や方位の変化量の算出に用いられる。
なお、図1に示した燃費推定装置100の係数取得部101、変数取得部102、勾配情報取得部103、燃費推定部104、実燃費量情報取得部105、補正部106、データベース110は、図3に示したナビゲーション装置300におけるROM302、RAM303、磁気ディスク305、光ディスク307などに記録されたプログラムやデータを用いて、CPU301が所定のプログラムを実行し、ナビゲーション装置300における各部を制御することによってその機能を実現する。
(ナビゲーション装置300による燃費推定の概要)
つぎに、ナビゲーション装置300による燃費推定処理について説明する。なお、以下の説明において、「燃料消費量」と「燃費量」とは同じ意味を表す。一般に、車両の燃費量を知るには、専用の機器を設置(後付け)したり、車両に搭載された燃費計を用いるなどの方法がある。専用の機器を設置する場合、設置作業が煩雑であったり、機器本体によって車内のスペースが占有されてしまったり、インジェクターからの信号が取れない場合には機器を設置できないという問題点がある。また、車両に燃費計が設置されている場合でも、平均燃費量のみが表示され瞬間燃費量を知ることができない場合がある。
一方、本実施例のナビゲーション装置300では、自装置が搭載された車両の走行中における瞬間燃費量(単位時間あたりの燃料消費量)を推定して、ディスプレイ313に表示する。ナビゲーション装置300で推定する燃費量は瞬間燃費量であるため、任意の区間における燃料消費量(区間燃費量)や平均燃費量、積算燃費量なども算出することができる。このように、ナビゲーション装置300によれば、ユーザは特別な機器や煩雑な作業を必要とすることなく、車両の燃料消費量を知ることができる。
具体的には、ナビゲーション装置300は、下記式(1)を用いて車両の瞬間燃費量を推定する。
Figure 0005312574
なお、上記式(1)においては、時をあらわす単位として時間(h)および秒(s)が混在して用いられているが、これは、速度の単位として時速(km/h)を採用し、燃料消費量を推定する際の単位時間として秒(s)を採用したためである。これらの単位を揃えたい場合は、それぞれの数値に適宜演算をおこなえばよい。
また、上記式(1)において、燃料カットの影響によって次のいずれかの条件にあてはまる場合には、fcの値を以下のようにする。
Figure 0005312574
ここで、上記[1]は、推定される燃料消費量がアイドリング時の消費量より小さい正の値もしくは負の値になることはないという考えに基づいて規定される条件である。したがって例えば推定される燃料消費量がk1より小さい正の値もしくは負の値となった場合には、上記[1]により推定される燃料消費量はk1となる。また、上記[2]および[3]は、車両の減速時における燃料消費量に関して規定される条件である。車種によっては減速時のアクセル操作のない時は、燃料をエンジンに送り込まないものもあり、実測燃費量と推定燃料消費量が異なる場合は、この条件を用いて補正すると有効な場合もある。なお、上記[1]〜[3]におけるfcの値は一例であり、車種などにより適宜調整される。
この場合において、上記[2]および[3]は、条件式にfcが入っておらず、具体的なfcの値を求めることなく所定の判定を行いたい場合に特に有効である。たとえば、推定した燃料消費量をサーバなどに送信して統計処理などをおこなう場合、k1〜k3の値とそれ以外の値とで分離して処理しておけば、後にk1〜k3の値を更新するときに演算量が大幅に削減され、かつ条件式の再演算も負荷が軽減されることになる。
(係数k1〜k3について)
つぎに、上記式(1)の係数k1〜k3について説明する。図4は、ナビゲーション装置が保持する係数テーブルを示す説明図である。図4に示す係数テーブル400には、車両の車種を識別する車種名称401および車種ごとの形式を示す形式情報402が記録されており、それぞれの車種および形式に対応する係数の値(k1〜k3)406が記録されている。また、それぞれの車種名称401および形式情報402には、排気量情報403、車重情報404、モード燃費情報405が関連づけられている。
係数k1〜k3は、車種および形式によって異なり、ナビゲーション装置300は、自装置が搭載された車両に対応する係数k1〜k3の値を係数テーブル400から読み出す。具体的には、ナビゲーション装置300は、たとえば、自装置が搭載された車両の車種および形式が判別できる場合には、車種名称401および形式情報402から該当するものを選択し、その車種名称401および形式情報402に関連づけられた係数の値を読み出す。
また、車両の車種および形式が判別できない場合、ナビゲーション装置300は、車両の排気量や車重が判別できる場合には、排気量情報403および車重情報404から該当するものを選択して、その排気量情報403および車重情報404に関連づけられた係数の値を読み出す。また、車両の概算燃費が判別できる場合には、モード燃費情報405から該当するものを選択し、そのモード燃費情報405に関連づけられた係数の値を読み出す。
なお、上記は車両の車種および形式が判別できない場合に、排気量情報や概算燃費を用いて係数の読み出しを行う例であるが、これにとくに限定されるものではない。車両の車種や形式が判別できる場合においても、たとえば、自然吸気ガソリン、ディーゼルエンジン、ターボエンジンなどのデータや、概算燃費、車重、排気量などの情報を用いて、類似する車種や形式に対応する係数の値を読み出してもよい。
つぎに、係数k1〜k3のそれぞれの意味について説明する。k1は、車両がエンジンが可動した状態で停止している場合、すなわちアイドリング時の燃料消費量を示す係数である。また、k2は、加速時の燃料消費量を示す係数である。また、k3は、車両の走行時に生じる抵抗に基づく係数である。車両の走行時に生じる抵抗には、車体にかかる空気抵抗と転がり抵抗であり、このうち転がり抵抗は、タイヤの回転に伴って生じる抵抗やエンジン内部での回転に伴って生じる抵抗などが含まれる。
図5は、係数k1と排気量との関係を示すグラフであり、縦軸は係数k1、横軸は排気量を示す。図5に示すように、係数k1と排気量とは正の相関がある。すなわち、一般に、排気量が多い車両ほどアイドリング時の燃料消費量は多いことが知られており、係数k1はアイドリング時の燃料消費量を反映させた係数であることがわかる。
図6は、係数k2と車重との関係を示すグラフであり、縦軸は係数k2、横軸は車重を示す。図6に示すように、係数k2と車重とは正の相関がある。すなわち、一般に、車重が重いほど加速時の燃料消費量は多いことが知られており、係数k2は加速時の燃料消費量を反映させた係数であることがわかる。
図7は、係数k3と排気量との関係を示すグラフであり、縦軸は係数k3、横軸は排気量を示す。図7に示すように、係数k3と排気量との間には相関がみられない。これは、k3は車両の走行時に生じる抵抗に基づく係数であり、排気量よりも車両の形状などに相関を有するためである。
(係数k1〜k3のデータベース化方法)
つづいて、係数k1〜k3の値をデータベース化するまでの流れについて説明する。図4に示すような係数テーブル(係数のデータベース)は、たとえば以下のような手順で構築する。
[手順1]
標準的な車種の実走行データを計測し、下記式(α)に実走行データを代入する。実走行データを代入した下記式(α)を重回帰分析して、係数k1,k2,k3,k4,k5を求める。ここで、k1はアイドリング時の消費燃料に基づく係数、k2は加速時における消費燃料に基づく係数、k3は空気抵抗と転がり抵抗に基づく係数、k4,k5はエンジンのトルク特性と伝達効率による係数である。また、下記式(α)において、fc:燃料消費量(cc/sec)、x:車速(km/h)、dx/dt+g・sinθ:合成加速度(車速加速度と重力の加速度)である。
fc(x)=k1+k2・(dx/dt+g・sinθ)・x+k3・x3+k4・x2+k5・x ・・・(α)
[手順2]
手順1で求めたk1〜k5のうち、k3〜k5を用いて上記式(1)のa1,a2を求める。a1,a2はほとんどの車種に共通した値となるため、これを定数化することによりパラメータの数を減らすことができる。具体的には、a1=k4/k3,a2=k5/k3とする。
[手順3]
標準的な車種以外の車種の係数k1〜k3については、下記式(β)を用いて実走行データを重回帰分析する。下記式(β)ではパラメータが3つに絞られている。そして、車種や排気量、エンジン形式などごとに求められた係数k1〜k3をデータベース化する。
fc(x)=k1+k2・(dx/dt+g・sinθ)・x+k3・(x3+a1・x2+a2・x)・・・(β)
(道路勾配θについて)
つぎに、上記式(1)の右辺第2項の道路勾配θについて説明する。図8は、勾配がある道路を走行する車両にかかる加速度を模式的に示した説明図である。図8に示すように、勾配がθの坂道を走行する車両には、車両の走行に伴う加速度(dx/dt)Aと、重力加速度gの進行方向成分(g・sinθ)Bがかかる。上記式(1)の右辺第2項は、この車両の走行に伴う加速度Aと、重力加速度gの進行方向成分Bの合成加速度Cを示している。
道路勾配θを考慮せずに燃費の推定をおこなった場合、道路勾配θが小さい領域では推定した燃費と実燃費との誤差が小さいが、道路勾配θが大きい領域では推定した燃費と実燃費との誤差が大きくなってしまう。このため、ナビゲーション装置300では、道路勾配を考慮して燃費の推定をおこなっている。
車両が走行する道路の勾配は、たとえば、ナビゲーション装置300に搭載された傾斜計を用いて知ることができる。また、ナビゲーション装置300に傾斜計が搭載されていない場合は、たとえば、地図データに含まれる道路の勾配情報を用いることができる。
また、地図データに勾配情報が含まれていない場合には、地図データ中の標高データを用いて、あるいはナビゲーション装置が三次元測位可能なものであれば測位結果の標高情報を用いて、勾配がある区間における燃料消費量を推定することができる。具体的には、下記式(2)のような近似式を用いて、勾配がある区間における燃料消費量(勾配区間燃料消費量)を推定する。
勾配区間燃料消費量 = 勾配が常に0の場合の区間燃料消費量+k2・g・(区間終点標高−区間始点標高)・・・(2)
上記式(2)の右辺第1項の「(勾配が常に0の場合の)区間燃料消費量」は、当該区間における瞬間燃料消費量(上記式(1)の値)を積算した値である。また、右辺第2項の(区間終点標高−区間始点標高)は、位置エネルギーの変化量を示す。上記式(2)が、勾配がある区間における燃料消費量を近似できることは、以下のように示される。
区間燃料消費量 =Σfc・ΔT
=Σ{k1+k2・x・(dx/dt+g・sinθ)+k3・G(x)}ΔT
=k1・ΣΔT+k2・Σx(dx/dt+g・sinθ)ΔT+k3・ΣG(x)ΔT・・・(3)
ここで、上記式(3)の第2項に注目すると、
ΣV(dx/dt+g・sinθ)ΔT=Σx・dx/dt・ΔT+g・Σ(x・sinθ)ΔT・・・(4)
と分解でき、上記式(4)の右辺第2項の「Σ(x・sinθ)ΔT」は区間での標高方向の移動量であることが分かる。上記式(4)の右辺第1項は、勾配が常に0と見なしたときの加速エネルギーに対する燃料消費量なので、傾斜に関係しない他の項とまとめることにより、「傾斜を常に0として計算した区間推定値」とすることができる。よって、傾斜計がなくても、対象区間の始点と終点の緯度と経度が得られれば、標高データを参照することで道路勾配を考慮した燃費推定が可能となる。あるいはナビゲーション装置が三次元測位可能なものであれば対象区間の始点と終点の標高情報を直接参照することで道路勾配を考慮した燃費推定が可能となる。
(燃費算出式の補正について)
つぎに、実燃費情報を用いた燃費算出式(上記式(1))の補正について説明する。上述したように、ナビゲーション装置300は、上記式(1)に基づいて燃料消費量を推定する。しかし、それぞれの車両の特性や運転者の特性など様々な要因により、推定した燃費と実燃費との間に誤差が生じる場合がある。この場合、ナビゲーション装置300は、以下の方法で算出式を補正して、次回以降の燃費推定に用いる。これにより、燃費の推定精度をより向上させることができる。なお、以下の方法は、実燃費の情報が得られることが前提であるが、実燃費の計測方法は任意である。
[方法1:車両の走行状態に基づく補正]
第1の方法は、実燃費の計測時における車両の走行状態に基づいて補正する方法である。車両の走行状態とは、たとえば、高速で走行したか、低速で走行したか、渋滞時に走行したか、などである。具体的には、まず、下記式(5)を用いて、実燃費情報が得られた区間の区間燃料消費量を算出する。
ΣfcΔt=Σ{h・(k1+k2・x・dx/dt+k3・G(x))}Δt
=h{Σk1Δt+Σk2・x・dx/dt・Δt+Σk3・G(x)・Δt}・・・(5)
ここで、h:補正係数であり、
fc=h・(k1+k2・x・dx/dt+k3・G(x))
g(v)=x3+a1・x2+a2・x
ただし、fc<h・k1のfc=h・k1、a1=−100,a2=6000
上記式(5)において、k1に係る項の比率が大きいときは、当該区間の走行時は渋滞時の割合が多いと判断する。また、k2に係る項の比率が大きいときは、当該区間の走行時は低速時の割合が多いと判断する。また、k3に係る項の比率が大きいときは、当該区間の走行時は高速時の割合が多いと判断する。これにより、実燃費情報が得られた区間における車両の走行状態を把握する。
そして、実燃費量と区間燃料消費量とを比較して、実燃費量が区間燃料消費量よりも良いか悪いかを判断し、その結果によって以下のように係数k1〜k3を補正する。
[1]低速時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも悪い場合:k2を大きく、k3を小さくする。
[2]低速時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも良い場合:k2を小さく、k3を大きくする。
[3]渋滞時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも悪い場合:k1を大きく、k3を小さくする。
[4]渋滞時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも良い場合:k1を小さく、k3を大きくする。
[5]高速時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも悪い場合:k2を小さく、k3を大きくする。
[6]高速時において、実燃費量が区間燃料消費量よりも良い場合:k2を大きく、k3を小さくする。
なお、上記[1]〜[6]では、2つの係数について補正しているがこれに限られない。たとえば、実測燃費量と推定燃費量が一致しない場合において、下記のように1つの係数を補正してもよい。
[a]渋滞などでアイドリング時の割合が多い区間:推定燃費が実測燃費より良い場合にはk1を大きくし、推定燃費が実測燃費より悪い場合にはk1を小さくする。
[b]市街地走行などで加減速の割合が多い区間:推定燃費が実測燃費より良い場合にはk2を大きくし、推定燃費が実測燃費より悪い場合にはk2を小さくする。
[c]有料道路などで高速走行の割合が多い区間:推定燃費が実測燃費より良い場合にはk3を大きくし、推定燃費が実測燃費より悪い場合k3を小さくする。
[方法2:車両が走行した道路の種別に基づく補正]
第2の方法は、実燃費の計測時において車両が走行した道路の種別に基づいて補正する方法である。道路の種別とは、たとえば、一般道路および高速道路などである。具体的には、少なくとも2回分の給油情報を用いて下記式(6)および(7)の連立方程式を解いて、一般道における実燃費Fiと高速道における実燃費Fkとを求める。
A1・Fi+B1・Fk = E1・・・(6)
A2・Fi+B2・Fk = E2・・・(7)
ここで、E1は1回目のガソリン給油量、A1は最初の満タン状態から1回目の給油までに走行した一般道路の走行距離、B1は最初の満タン状態から1回目の給油までに走行した高速道路の走行距離、E2は2回目のガソリン給油量、A2は1回目の給油から2回目の給油までに走行した一般道路の走行距離、B2は1回目の給油から2回目の給油までに走行した高速道路の走行距離である。なお、一般道路の走行距離および高速道路の走行距離は、ナビゲーション装置300に記録されている走行履歴情報を参照して得ることができる。なお、各回の給油は燃料タンクを満タンにする給油である。
そして、下記式(8)を用いて、上記2つの給油情報に対応する走行区間の区間燃費量を、一般道路区間および高速道路区間に分けて算出する。なお、下記式(8)において、h1およびh2は未知パラメータとしておく。
ΣfcΔt=Σ{h1・(k1+k2・x・dx/dt)+h2・(k3・G(x))}Δt
=h1・{Σk1Δt+Σk2・x・dx/dt・Δt}+h2・{Σk3・g(v)・Δt}・・・(8)
fc=h1・(k1+k2・x・dx/dt)+h2・(k3・G(x))
G(x)=x3+a1・x2+a2・x
ただし、fc<h1・k1の場合、fc=h1・k1、a1=−100,a2=6000
そして、一般道路区間および高速道路区間に分けて算出した区間燃費量を、道路種類別の実燃費量と比較する。一般道路区間における上記式(8)の右辺第1項の{}内の式をAi、右辺第2項の{}内の式をBiとおき、高速道路区間における上記式(8)の右辺第1項の{}内の式をAk、右辺第2項の{}内の式をBkとおき、下記式(9),(10)を得る。下記式(9),(10)において、左辺は推定燃費量、右辺が実燃費量である。
(一般道路)h1・Ai+h2・Bi=(a1+a2)・Fi・・・(9)
(高速道路)h1・Ak+h2・Bk=(b1+b2)・Fk・・・(10)
通常、一般道路の式(上記式(9))では、h1・Aiの項が支配的となり、高速道路の式(上記式(10))では、h2・Bkの項が支配的となるはずである。そして、実燃費量と区間燃料消費量とを比較して、実燃費量が区間燃料消費量よりも良いか悪いかを判断し、その結果によって以下のようにパラメータh(h1,h2)を調整する。
[1]一般道路において、実燃費量が区間燃料消費量よりも悪い場合:h1を大きくする。
[2]一般道路において、実燃費量が区間燃料消費量よりも良い場合:h1を小さくする。
[3]高速道路において、実燃費量が区間燃料消費量よりも悪い場合:h2を大きくする。
[4]高速道路において、実燃費量が区間燃料消費量よりも良い場合:h2を小さくする。
また、上記式(9),(10)を2元一次の連立方程式とみなしてh1,h2について解いてもよい。
(燃料消費量の推定処理)
図9は、ナビゲーション装置による燃費推定処理の手順を示すフローチャートである。図9のフローチャートにおいて、ナビゲーション装置300は、まず、自装置が搭載された車両が走行を開始するまで待機する(ステップS901:Noのループ)。車両が走行を開始すると(ステップS901:Yes)、ナビゲーション装置300は、自装置が搭載された車両に対応する係数k1〜k3を、係数テーブルから読み出す(ステップS902)。なお、係数の読み出しは毎走行時におこなわなくてもよく、たとえば、一度読み出した係数の値をROM302などに記録しておいてもよい。
つぎに、ナビゲーション装置300は、現在の車両の速度情報および加速度情報を取得する(ステップS903)。また、ナビゲーション装置300は、車両が現在走行している道路の勾配情報を取得する(ステップS904)。そして、ナビゲーション装置300は、上記式(1)を用いて現在の瞬間燃費量を算出し(ステップS905)、ディスプレイ313に算出した値(現在の瞬間燃費量)を表示する(ステップS906)。なお、燃費量の表示、非表示はユーザの操作によって切り替えられるようにしてもよい。
ナビゲーション装置300は、車両が走行を終了するまでは(ステップS907:No)、ステップS903に戻り、以降の処理を継続する。そして、車両が走行を終了すると(ステップS907:Yes)、本フローチャートによる処理を終了する。なお、走行時における実燃費量情報が取得できる場合には、走行終了後あるいは走行中に燃費推定式(上記式(1))を補正してもよい。この場合、燃費推定式の補正は、たとえばユーザの操作によって任意のタイミングでおこなえるようにしてもよい。また、本フローチャートに示した燃料消費量の推定処理についても、CPU301の処理負荷軽減のため、ユーザの操作によってオン・オフを切り替えられるようにしてもよい。
以上説明したように、ナビゲーション装置300は、車両のアイドリング時に関する情報、車両の加速時に関する情報および車両の走行時に生じる抵抗に関する情報のみからなる単一の燃料推定式を用いることより、より詳細には、車両のアイドリング時における燃料消費量に基づく係数k1、車両の加速時における消費燃料に基づく係数k2、車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数k3からなる上記式(1)に基づいて車両の燃料消費量を推定する。このため、燃費推定装置100は、車両の実際の走行時の燃料消費量を、従来の算出方式に比して、精度良く、かつ安定して推測することができる。
また、ナビゲーション装置300は、単一の燃料推定式として上記式(1)のみを用いて実走行時の燃料消費量を推定する。このため、車両の走行状態によって適用する回帰式を変更する必要がなく、走行状態が短期間で変化する実走行時においても、実用性が高い燃費推定をおこなうことができる。
また、ナビゲーション装置300は、車両の速度情報および加速度情報、車両が走行する道路の勾配情報を用いて燃料消費量を推定する。このため、ナビゲーション装置300は、車両の走行速度や加速度の変化、車両にかかる位置エネルギーの変化を燃料消費量の推定値に反映させることができ、より精度良く燃料消費量を推定することができる。
また、道路の勾配情報は、車両の速度および加速度と相関性の低いパラメータである。このため、ナビゲーション装置300において、車両が走行する道路の勾配情報を用いて燃料消費量を推測することにより、速度および加速度のみをパラメータとして使用する場合と比較して、信頼性の高い推測結果を得ることができる。
また、上述した車両の速度情報および加速度情報、車両が走行する道路の勾配情報は、従来からナビゲーション装置300で取得している情報である。このため、ナビゲーション装置300によれば、ユーザは特別な機器や煩雑な作業を必要とすることなく、車両の燃料消費量を知ることができる。
また、ナビゲーション装置300は、単位時間あたりの燃料消費量を推定するので、瞬間燃費量の他、任意の区間における区間燃費量や平均燃費量、積算燃費量などを算出することができ、推定した燃料消費量を分かりやすい形でユーザに提示することができる。
また、ナビゲーション装置300は、燃料消費量の推定に用いる係数を、車種別、排気量および車重別、モード燃費別にデータベースに記録しているので、より適切な係数を選択して燃料消費量の推定をおこなうことができる。
また、ナビゲーション装置300は、燃料消費量の推定に用いる数式を実燃費量情報を用いて補正するので、車両自体の特性やユーザの運転特性などを次回以降の燃料消費量の推定時に反映させることができ、より精度良く燃料消費量を推定することができる。
なお上記実施例では図4に示す係数テーブルをナビゲーション装置が保持している例を説明したが、これに限られず、例えば道路種別ごとに係数テーブルをあらかじめ用意してもよい。より具体的には、一般道用の係数テーブルと高速道路用の係数テーブルとをあらかじめ保持しておき、走行中の道路種別が変化したときに係数テーブルもこの変化に対応して切り替えてもよい。
なお、本実施の形態で説明した燃費推定方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。

Claims (16)

  1. エンジンが可動した状態における車両の停止時における燃料消費量に基づく係数を第一燃料消費情報として取得し、前記車両の加速時における消費燃料に基づく係数を第二燃料消費情報として取得し、前記車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数を第三燃料消費情報として取得し、エンジンのトルク特性と伝達効率に基づく車両に共通の二つの定数を取得する取得手段と、
    前記第一燃料消費情報として取得された係数と、前記第二燃料消費情報として取得された係数と、前記第三燃料消費情報として取得された係数と、前記二つの定数とを含んだ単一の燃料推定式に基づいて、前記車両の走行時における単位時間当たりの燃料消費量を推定する燃料推定手段と、
    を備えたことを特徴とする燃費推定装置。
  2. 前記車両の走行時における速度および加速度を、前記第二燃料消費情報および前記第三燃料消費情報に関する変数として取得する変数取得手段を備え、
    前記燃料推定手段は、取得された前記係数、前記速度および前記加速度に基づいて、前記単一の燃料推定式を用いることにより前記車両の燃料消費量を推定することを特徴とする請求項1に記載の燃費推定装置。
  3. 前記車両が走行する道路の勾配情報を取得する勾配情報取得手段を備え、
    前記燃費推定手段は、前記勾配情報取得手段によって取得された前記勾配情報を前記単一の燃料推定式に組み込んで前記車両の燃料消費量を推定することを特徴とする請求項2に記載の燃費推定装置。
  4. 前記燃費推定手段は、前記単一の燃料推定式として下記式(1)に基づいて前記車両の燃料消費量を推定することを特徴とする請求項3に記載の燃費推定装置。
    Figure 0005312574
  5. エンジンが可動した状態における前記車両の停止時における燃料消費量に基づく係数と、前記車両の加速時における消費燃料に基づく係数と、前記車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数と、が記録されたデータベースを備え、
    前記取得手段は、前記データベースからそれぞれの前記係数を読み出すことを特徴とする請求項2に記載の燃費推定装置。
  6. 前記データベースは、前記係数を車種別に記録しており、
    前記取得手段は、前記車両の車種に適合する前記係数を取得することを特徴とする請求項5に記載の燃費推定装置。
  7. 前記データベースは、前記係数を排気量および車重別に記録しており、
    前記取得手段は、前記車両の排気量および車重に適合する前記係数を取得することを特徴とする請求項5に記載の燃費推定装置。
  8. 前記データベースは、前記係数をモード燃費別に記録しており、
    前記取得手段は、前記車両の概算燃費に適合する前記係数を取得することを特徴とする請求項5に記載の燃費推定装置。
  9. 前記車両の走行時における実際の燃料消費量(以下、「実燃費量」という)情報を取得する実燃費量情報取得手段と、
    前記実燃費量情報取得手段によって取得された前記実燃費量情報に基づいて、前記単一の燃料推定式を補正する補正手段と、を備え、
    前記燃費推定手段は、前記補正手段によって補正された前記単一の燃料推定式を用いて前記燃料消費量を推定することを特徴とする請求項2に記載の燃費推定装置。
  10. 前記補正手段は、前記燃費推定手段によって推定された前記燃料消費量と前記実燃費量との比較値と、前記走行時における前記車両の走行状態と、に基づいて前記単一の燃料推定式を補正することを特徴とする請求項9に記載の燃費推定装置。
  11. 前記補正手段は、前記燃費推定手段によって推定された前記燃料消費量と前記実燃費量との比較値と、前記車両が走行した道路の種別と、に基づいて前記単一の燃料推定式を補正することを特徴とする請求項9に記載の燃費推定装置。
  12. 車両の燃料消費量を推定する燃費推定方法において、
    取得手段により、エンジンが可動した状態における車両の停止時における燃料消費量に基づく係数を第一燃料消費情報として取得し、前記車両の加速時における消費燃料に基づく係数を第二燃料消費情報として取得し、前記車両の走行時に生じる空気抵抗および転がり抵抗に基づく係数を第三燃料消費情報として取得し、エンジンのトルク特性と伝達効率に基づく車両に共通の二つの定数を取得する取得工程と、
    前記第一燃料消費情報として取得された係数と、前記第二燃料消費情報として取得された係数と、前記第三燃料消費情報として取得された係数と、前記二つの定数とを含んだ単一の燃料推定式に基づいて、前記車両の走行時における単位時間当たりの燃料消費量を燃料推定手段により推定する燃料推定工程と、
    を含むことを特徴とする燃費推定方法。
  13. 前記燃料推定工程では、前記単一の燃料推定式として下記式(3)に基づいて前記車両の燃料消費量を推定することを特徴とする請求項12に記載の燃費推定方法。
    Figure 0005312574
  14. 下記式(4)に車両の実走行データを代入し、重回帰分析してk1〜k5を算出する分析工程と、
    前記分析工程で算出されたk3〜k5を用いて、上記式(3)のa1およびa2を算出する算出工程と、
    を含んだことを特徴とする請求項13に記載の燃費推定方法。
    Figure 0005312574
  15. 請求項12〜14のいずれか一つに記載の燃費推定方法をコンピュータに実行させることを特徴とする燃費推定プログラム。
  16. 請求項15に記載の燃費推定プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
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