JP2000074790A - 車両の診断方法 - Google Patents

車両の診断方法

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JP2000074790A
JP2000074790A JP10245982A JP24598298A JP2000074790A JP 2000074790 A JP2000074790 A JP 2000074790A JP 10245982 A JP10245982 A JP 10245982A JP 24598298 A JP24598298 A JP 24598298A JP 2000074790 A JP2000074790 A JP 2000074790A
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vehicle
comparison
fuel efficiency
customer
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Akio Ishikawa
昭男 石川
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】車両の燃費や走行条件を分析するのに適したデ
ータを生成する車両の診断方法を提供する。 【解決手段】顧客の保有車両の燃費が10-15モードの燃
費よりも低いという苦情や、運転者によって車両の燃費
が異なるという苦情のそれぞれに応じて、診断パターン
を選択し、選択された診断パターンに応じた種類のデー
タを診断対象の車両の走行に関する各種類のデータと比
較対象となる走行に関する各種類のデータのうちから選
択し、選択した診断対象のデータと比較対象のデータを
対比する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の燃費及び走
行条件を診断するための車両の診断方法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の様に、車両に搭載され、車両の走
行中に各種のデータを収集して、該車両の燃費等を測定
する装置が提供されている。例えば、特開昭59−18
8536号公報には、車両に設けられた各種のセンサの
検出出力に基づいて、車両の燃費等を測定するという燃
費運転診断装置が開示されている。
【0003】しかしながら、上記燃費運転診断装置にお
いては、車両の燃費等を測定し、その測定データを提供
するだけに過ぎない。このため、車両の燃費が低く、そ
の原因を知りたい場合には、測定データを人手によって
分析する必要がある。この分析を全て人手に頼ると、人
によって様々な分析が行われ、一貫した分析結果が得ら
れないため、サービスの信頼性の低下を招くことにな
る。
【0004】一方、特開平8−314893号公報に
は、顧客からの苦情を収集して分析し、この分析したデ
ータを蓄積したり編集するというシステムが開示されて
いる。
【0005】しかしながら、上記システムは、顧客から
の苦情を収集して分析するものの、上記燃費運転診断装
置によって得られた測定データに基づいて、燃費が低い
原因を分析したり、この分析を支援し得るものではなか
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この様に従来は、車両
の燃費等を測定し、その測定データを提供したり、顧客
からの苦情を収集して分析することができても、該測定
データに基づいて、燃費が低い原因を分析したり、この
分析を支援するには至らなかった。
【0007】また、燃費が低い原因の分析を支援するだ
けでなく、車両の走行条件を収集して、燃費を良くする
ための走行条件を教示する様なサービスが望まれてい
た。
【0008】そこで、本発明は、上記従来の課題を解決
するものであって、車両の燃費や走行条件を分析するの
に適したデータを生成する車両の診断方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の車両の診断方法は、診断対象の車両の走行
に関する複数種類のデータを入力するステップと、比較
対象となる走行に関する複数種類のデータを入力するス
テップと、予め定められた複数種類の診断パターンのい
ずれかを指定するステップと、前記指定された診断パタ
ーンに応じた種類のデータを前記診断対象の各種類のデ
ータと前記比較対象の各種類のデータのうちから選択
し、選択した前記診断対象のデータと前記比較対象のデ
ータを対比するステップとを有している。
【0010】本発明によれば、複数種類の診断パターン
のいずれかを指定している。これらの診断パターンは、
例えば複数種類の苦情に応じて予め定められたものであ
る。苦情の種類に応じて、各診断パターンのいずれかを
指定して選択すると、選択した診断パターンに応じた種
類のデータが診断対象の車両の走行に関する各種類のデ
ータと比較対象となる走行に関する各種類のデータのう
ちから選択され、選択された診断対象のデータと比較対
象のデータが対比される。したがって、対比される各デ
ータは、苦情の種類に応じたものであり、苦情の原因の
分析を支援するものである。
【0011】例えば、顧客の保有車両の燃費が10-15モ
ードの燃費よりも低いという苦情や、運転者によって車
両の燃費が異なるという苦情のそれぞれに応じて、診断
パターンが選択され、選択された診断パターンに応じた
種類のデータが選択されて対比される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面を参照して説明する。
【0013】図1は、本発明の車両の診断方法の一実施
形態を示すフローチャートである。また、図2は、本実
施形態の診断方法を実施するためのシステムを示すブロ
ック図である。
【0014】図2において、燃費ロガー1は、周知のも
のであって、車両2に搭載されており、該車両2の機関
を制御する電子制御装置(以下ECUと称す)3に接続
され、このECU3から該車両2に関する各種のデータ
を入力する。また、コンピュータ4は、例えばサービス
販売店に設置されており、キーボードやメモリ、プリン
タ5等を備える。燃費ロガー1とECU3は、通信シス
テム6を介してデータを相互に通信する。
【0015】ECU3は、車両2に設けられている各種
のセンサ(図示せず)の検出出力を入力し、図3に示す
各種のデータを形成して、これらのデータを燃費ロガー
1に与える。また、燃費ロガー1には、車両2のエンジ
ンの燃料噴射を行うインジェクタに関するデータとし
て、該インジェクタによる燃料消費量の特性が予め入力
されている。
【0016】燃費ロガー1は、車両のエンジンの作動中
に、図3に示す各種のデータを入力し、これらのデータ
及びインジェクタによる燃料消費量の特性等を演算処理
して、図4に示す各種のデータを生成し、これらのデー
タを通信システム6を介してコンピュータ4に送信す
る。コンピュータ4は、図4に示す各種のデータを演算
処理して、図5に示す各比較項目のデータを生成し、こ
れらのデータを更に加工して、後に述べる様な対比デー
タを生成して出力する。
【0017】次に、図1のフローチャートに従って、顧
客の保有車両の燃費が低いという苦情を受けたときに行
われる本実施形態の診断方法を説明する。
【0018】まず、顧客の保有車両の燃費が低いという
苦情を受けると、その苦情の内容を聞く。このとき、該
保有車両の点検、例えばタイヤの空気圧、エンジンオイ
ル、点火プラグ、車両積載量、トルクコンバータのオイ
ル等を点検して、燃費が低くなる様な明確な原因があれ
ば、その原因を解消するのが望ましい。燃費が低くなる
様な原因が格別に見つからなければ、該苦情を予め定め
られた複数種類の苦情のいずれかに分類する。そして、
コンピュータ4のキーボードを操作することにより、該
苦情の種類を指定して入力し(ステップ101)、苦情
の種類に対応する診断パターンを選択する。例えば、顧
客の苦情が「メーカが発表している10-15モードの燃費
と比べると、自分の車両の燃費が悪い」というものであ
れば(ステップ102)、ステップ103〜106の診
断パターンに移る。また、顧客の苦情が「知人が保有し
ている同型の他の車両の燃費と比べると、自分の車両の
燃費が悪い」というものであれば(ステップ107)、
ステップ108〜111の診断パターンに移る。更に、
顧客の苦情が「自分が運転するときと、他の人が運転す
るときでは、車両の燃費が異なる」というものであれば
(ステップ112)、ステップ113〜116の診断パ
ターンに移る。
【0019】顧客の苦情が「メーカが発表している10-1
5モードの燃費と比べると、自分の車両の燃費が悪い」
というものであって(ステップ102)、ステップ10
3〜106の診断パターンに移った場合、顧客の保有車
両を頻繁に利用する経路で走行させ、このときに図1に
示すシステムを利用して、顧客の保有車両の燃費及び走
行条件に関するデータとして、図4に示す各種のデータ
を生成し(ステップ103)、更に図5に示す各比較項
目のデータを生成する(ステップ104)。
【0020】図5に示す各比較項目のデータは、車両の
エンジンの作動中に連続的に生成されるものの、車両の
全走行区間における全てのデータが必要でないため、コ
ンピュータ4のキーボードを操作することにより、各比
較項目の比較方法別に、データの有効な走行区間を指定
する(ステップ105)。比較方法には、相対比較、頻
度比較、連続診断等あり、これらの比較方法別に有効な
走行区間が指定される。更に、燃費ロガー1には、車両
の型、フレームNo、登録No、診断日、インジェクタの種
類等が予め入力されているので、これらのデータを燃費
ロガー1から通信システム6を介してコンピュータ4に
指定する(ステップ105)。
【0021】引き続いて、コンピュータ4は、「メーカ
が発表している10-15モードの燃費と比べると、自分の
車両の燃費が悪い」という苦情の種類に応じた各比較項
目を選択し、これらの比較項目毎に、比較項目の比較方
法が有効な走行区間のときの該比較項目のデータを図5
に示す各データのうちから抽出して、抽出した該各比較
項目のデータを図6に示す様な各対比データ11,1
2,13として整理する(ステップ106)。
【0022】図5に示す様に、各比較項目のデータに対
応して丸印や二重丸印が記されており、丸印は、顧客の
保有車両を10-15モードと比較するときに有用であるこ
とを示し、二重丸は、顧客の保有車両や他の車両を比較
するときに有用であることを示している。
【0023】この様な図5のデータテーブルは、コンピ
ュータ4に記憶されている。コンピュータ4は、該デー
タテーブルを参照して、苦情の種類に応じた各比較項目
を選択することができる。
【0024】図6の対比データ11は、相対比較を行う
ためのものである。この対比データ11においては、顧
客の保有車両の各比較項目のデータとして、車速平均、
停車率、走行距離、急加速の割合、急減速の割合等を求
め、これらをメーカが発表している10-15モードにおけ
る予め定められた車速平均、停車率、走行距離、急加速
の割合、急減速の割合等と対比して示す。ここでは、10
-15モードにおける各比較項目のデータを100パーセ
ントとし、顧客の保有車両の各比較項目のデータを百分
率で表している。
【0025】図6の対比データ12は、頻度比較を行う
ためのものである。この対比データ12においては、顧
客の保有車両の各比較項目のデータとして、各範囲0k
m/h、1〜20km/h、21〜40km/h、41
〜60km/hの車速が発生した発生頻度を求め、これ
らをメーカが発表している10-15モードにおける予め定
められた各範囲0km/h、1〜20km/h、21〜
40km/h、41〜60km/hの発生頻度と対比し
て示す。
【0026】図6の対比データ13は、頻度比較を行う
ためのものである。この対比データ13においては、顧
客の保有車両の各比較項目として、甘い、普通、きつい
という加速及び減速が発生した発生頻度を求め、これら
をメーカが発表している10-15モードにおける予め定め
られた甘い、普通、きついという加速及び減速の発生頻
度と対比して示す。
【0027】こうして図6に示す各対比データ11〜1
3を生成すると、コンピュータ4は、該各対比データ1
1〜13と共に、顧客の保有車両の燃費、走行距離及び
走行時間等を印刷した用紙をプリンタ5から出力する
(ステップ117)。
【0028】各対比データ11〜13は、顧客の保有車
両の燃費及び走行条件とメーカが発表している10-15モ
ードの燃費及び走行条件とを比較して、顧客の保有車両
の燃費が低い原因を分析するのに必要であり、かつ該分
析を容易にするものである。
【0029】従って、各対比データ11〜13を印刷し
た用紙を参照しつつ、顧客に対して保有車両の燃費が低
い原因を明確に説明することができる。
【0030】次に、顧客の苦情が「知人が保有している
同型の他の車両の燃費と比べると、自分の車両の燃費が
悪い」というものであって(ステップ107)、ステッ
プ108〜111の診断パターンに移った場合、顧客の
保有車両及び同型の他の車両別に、該各車両を予め定め
られた経路で走行させ、それぞれの走行のときに図1に
示すシステムを利用して、燃費及び走行条件に関するデ
ータとして、図4に示す各種のデータを生成し(ステッ
プ108)、更に図5に示す各比較項目のデータを生成
する(ステップ109)。また、コンピュータ4のキー
ボードを操作することにより、各比較方法別に、データ
の有効な走行区間を指定する(ステップ110)。更
に、顧客の保有車両及び同型の他の車両別に、燃費ロガ
ー1には車両の型、フレームNo、登録No、診断日、イン
ジェクタの種類等が予め入力されているので、これらの
データをそれぞれの燃費ロガー1から通信システム6を
介してコンピュータ4に指定する(ステップ110)。
【0031】引き続いて、コンピュータ4は、「知人が
保有している同型の他の車両の燃費と比べると、自分の
車両の燃費が悪い」という苦情の種類に応じた各比較項
目を選択し、これれらの比較項目毎に、比較項目の比較
方法が有効な走行区間のときの該比較項目のデータを図
5に示す各データのうちから抽出して、抽出した該各比
較項目のデータを図7に示す様な各対比データ21,2
2,23として整理する(ステップ111)。
【0032】図7の対比データ21においては、相対比
較を行っており、顧客の保有車両及び同型の他の車両別
に、車速平均、エンジン回転数平均、停車率、走行距
離、急加速の割合、急減速の割合等を求め、これらを対
比して示す。ここでは、同型の他の車両の各比較項目の
データを100パーセントとし、顧客の保有車両の各比
較項目のデータを百分率で表している。
【0033】図7の対比データ22においては、頻度比
較を行っており、顧客の保有車両及び同型の他の車両別
に、甘い、普通、きついという加速及び減速の発生頻度
を求め、これらを対比して示す。
【0034】図7の対比データ23は、連続診断を行う
ものである。この対比データ23においては、顧客の保
有車両及び同型の他の車両別に、対比データ23の各比
較項目の有効な区間(通常は連続する複数の区間からな
る)における燃費、車速、エンジン回転数の変化を求
め、これらを折れ線グラフにして対比して示す。
【0035】こうして図7に示す各対比データ21〜2
3のデータを生成すると、コンピュータ4は、該各対比
データ21〜23と共に、顧客の保有車両の燃費、走行
距離及び走行時間等を印刷した用紙をプリンタ5から出
力する(ステップ117)。
【0036】各対比データ21〜23は、顧客の保有車
両の燃費及び走行条件と同型の他の車両の燃費及び走行
条件とを比較して、顧客の保有車両の燃費が低い原因を
分析するのに必要であり、かつ該分析を容易にするもの
である。
【0037】従って、各対比データ21〜23のデータ
を印刷した用紙を参照すれば、顧客の保有車両の燃費が
低い原因を明確に説明することができる。
【0038】次に、顧客の苦情が「自分が運転するとき
と、他の人が運転するときでは、車両の燃費が異なる」
というものであって(ステップ112)、ステップ11
3〜116の診断パターンに移った場合、顧客をドライ
バーにして該顧客の保有車両を予め定められた走行経路
で走行させ、また他の人をドライバーにして該保有車両
を同一の走行経路で走行させ、それぞれの走行のときに
図1に示すシステムを利用して、顧客と他の人別に、燃
費及び走行条件に関するデータとして、図4に示す各種
のデータを生成し(ステップ113)、更に図5に示す
各種のデータを生成する(ステップ114)。また、コ
ンピュータ4のキーボードを操作することにより、各比
較方法別に、データの有効な走行区間を指定する(ステ
ップ115)。更に、燃費ロガー1には車両の型、フレ
ームNo、登録No、診断日、インジェクタの種類等が燃費
ロガー1に予め入力されているので、これらのデータを
燃費ロガー1から通信システム6を介してコンピュータ
4に指定する(ステップ115)。
【0039】引き続いて、コンピュータ4は、「自分が
運転するときと、他の人が運転するときでは、車両の燃
費が異なる」という苦情の種類に応じた各比較項目を選
択し、これらの比較項目毎に、比較項目の比較方法が有
効な走行区間のときの該比較項目のデータを図5に示す
各データのうちから抽出して、抽出した該各比較項目の
データを図8に示す様な各対比データ31,32,33
として整理する(ステップ116)。
【0040】図8の対比データ31においては、相対比
較を行っており、ドライバーとなった顧客及び他の人別
に、車速平均、エンジン回転数平均、停車率、走行距
離、急加速の割合、急減速の割合等を求め、これらを対
比して示す。ここでは、他の人がドライバーとなったと
きの顧客の保有車両の各比較項目のデータを100パー
セントとし、顧客がドライバーとなったときの該保有車
両の各比較項目のデータを百分率で表している。
【0041】図8の対比データ32においては、頻度比
較を行っており、ドライバーとなった顧客及び他の人別
に、加速及び減速の甘い、普通、きついの発生頻度を求
め、これらを対比して示す。
【0042】図8の対比データ33においては、連続診
断を行っており、ドライバーとなった顧客及び他の人別
に、対比データ33の各比較項目の有効な区間(通常は
連続する複数の区間からなる)における燃費、車速、エ
ンジン回転数の変化を求め、これらを折れ線グラフにし
て対比して示す。
【0043】こうして図8に示す各対比データ31〜3
3を生成すると、コンピュータ4は、該各対比データ3
1〜33と共に、顧客の保有車両の燃費、走行距離及び
走行時間等を印刷した用紙をプリンタ5から出力する
(ステップ117)。
【0044】各対比データ31〜33は、ドライバーと
なった顧客及び他の人別の燃費及び走行条件を比較し
て、顧客の保有車両の燃費が低い原因を分析するのに必
要であり、かつ該分析を容易にするものである。
【0045】従って、各対比データ31〜33を印刷し
た用紙を参照すれば、顧客の保有車両の燃費が低い原因
を明確に説明することができる。
【0046】なお、顧客がドライバーとなって、燃費ロ
ガー1によって各種のデータを収集するときに、指導者
が同乗して、所定の走行区間において該顧客に模範走行
を指導し、この走行区間における燃費及び走行条件に関
するデータを生成して教示すれば、該顧客に経済運転の
理解を深めてもらうことができる。例えば、80km/
hと120km/hの高速走行を行い、それぞれの速度
での燃費の違いを教示したり、加速時にシフトアップを
行う速度を変更して、シフトアップ方法による燃費の違
いを教示する。
【0047】この様に本実施形態では、燃費ロガー1及
びコンピュータ4を利用して、車両の燃費及び走行条件
に関する各種のデータを収集し、苦情の種類に応じて、
車両の燃費及び走行条件に関する各種のデータと比較対
象となる燃費及び走行条件に関する各種のデータのうち
から有用な各データを選択し、これらのデータを対比し
ているので、該種類の苦情の原因を容易に分析して明確
に説明することができる。
【0048】なお、本発明は、本実施形態に限定される
ものでなく、多様に変形することができる。例えば、収
集されるデータは、燃費及び走行条件に関するものであ
れば、如何なる種類のものでも良い。また、苦情とし
て、他の種類の苦情があっても良く、該苦情の内容に応
じて対比される各比較項目を予め設定すれば良い。更
に、燃費ロガー1とコンピュータ4を通信システム6に
よって接続せずに、燃費ロガー1によって収集されたデ
ータを記録媒体に記録しておき、この記録媒体のデータ
を読み取ってコンピュータ4に与えても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、複
数種類の診断パターンのいずれかを選択すると、選択さ
れた診断パターンに応じた種類のデータを診断対象の車
両の走行に関する各種類のデータと比較対象となる走行
に関する各種類のデータのうちから選択し、選択した診
断対象のデータと比較対象のデータを対比している。こ
の対比される各データは、苦情の種類に応じたものであ
り、苦情の原因の分析を容易にしかつ支援する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両の診断方法の一実施形態を示すフ
ローチャートである。
【図2】本実施形態の診断方法を実施するためのシステ
ムを示すブロック図である。
【図3】図2のECUによって形成される各種のデータ
を示す図である。
【図4】図2の燃費ロガーによって形成される各種のデ
ータを示す図である。
【図5】本実施形態の診断方法における各比較項目のデ
ータを示す図である。
【図6】本実施形態の診断方法における診断パターンの
各対比データを示す図である。
【図7】本実施形態の診断方法における他の診断パター
ンの各対比データを示す図である。
【図8】本実施形態の診断方法における別の診断パター
ンの各対比データを示す図である。
【符号の説明】
1 燃費ロガー 2 車両 3 電子制御装置(ECU) 4 コンピュータ 5 プリンタ 6 通信システム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 診断対象の車両の走行に関する複数種類
    のデータを入力するステップと、 比較対象となる走行に関する複数種類のデータを入力す
    るステップと、 予め定められた複数種類の診断パターンのいずれかを指
    定するステップと、 前記指定された診断パターンに応じた種類のデータを前
    記診断対象の各種類のデータと前記比較対象の各種類の
    データのうちから選択し、選択した前記診断対象のデー
    タと前記比較対象のデータを対比するステップとを有す
    る車両の診断方法。
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