JP2001188277A - カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ - Google Patents

カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ

Info

Publication number
JP2001188277A
JP2001188277A JP2000005287A JP2000005287A JP2001188277A JP 2001188277 A JP2001188277 A JP 2001188277A JP 2000005287 A JP2000005287 A JP 2000005287A JP 2000005287 A JP2000005287 A JP 2000005287A JP 2001188277 A JP2001188277 A JP 2001188277A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
electromagnetic actuator
yoke
movable
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000005287A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4380868B2 (ja
Inventor
Koji Sekizawa
宏治 関澤
Kiyoshi Toma
清 當摩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Copal Corp filed Critical Nidec Copal Corp
Priority to JP2000005287A priority Critical patent/JP4380868B2/ja
Publication of JP2001188277A publication Critical patent/JP2001188277A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4380868B2 publication Critical patent/JP4380868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Shutters For Cameras (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Reciprocating, Oscillating Or Vibrating Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電磁アクチュエータの力量を確保
しつつ、高さ寸法を小さくし、更には信頼性をも向上さ
せるカメラ用シャッタを提供することである。 【解決手段】 本発明によるカメラ用シャッタ1は、永
久磁石13を有して、一端部が遮光羽根部材3A,3B
に作動ピン11を介して連結されていると共に他端部が
揺動可能に軸支された可動部材6と、基板2に取り付け
られて、永久磁石13を上下方向に挟むように配置させ
た上ヨーク17及び下ヨーク16を有するヨーク部材1
5と、永久磁石13と対峙するようヨーク部材15に設
けられ、基板2に対して略平行に巻回されたコイル18
a,18b,19a,19bとを有し、可動部材6は、
作動ピン11をもった可動フレーム8を有し、可動フレ
ーム8には、永久磁石13を圧入固定させる磁石収容枠
9が設けられた電磁アクチュエータを備えている構成で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に設けられた
撮影用開口を開放・遮蔽する遮光羽根部材を有するカメ
ラ用シャッタ及び電磁アクチュエータに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来におけるカメラ用シャッタとして
は、例えば特開昭57−100416号公報に記載され
ているものが知られている。この公報に記載の電磁駆動
シャッタ装置は、露光窓を有するシャッタ地板を備え、
このシャッタ地板には電磁アクチュエータが設けられて
いる。電磁アクチュエータは、シャッタ地板またはカメ
ラ内のフレームに固定された円筒状の永久磁石を有し、
この永久磁石の内側には鉄心が嵌合され、フレームには
羽根駆動軸が回動可能に支持され、この羽根駆動軸に
は、連結部及び羽根駆動アームを介して羽根が連結され
ている。そして、羽根駆動軸には羽根駆動コイルが固定
され、この羽根駆動コイルが通電されると、羽根駆動軸
が回転し、これに伴って羽根が駆動するようになってい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においては、円筒状永久磁石の外側に羽根駆動コ
イルが巻かれ、この羽根駆動コイルの外側にフレームが
配置された構成となっているため、電磁アクチュエータ
の高さ寸法が大きくなってしまう。ここで、永久磁石を
小型にすると、電磁アクチュエータの高さ寸法を小さく
することが可能であるが、羽根駆動軸を回転させる力、
つまり電磁アクチュエータの力量が小さくなってしま
い、好ましくない。
【0004】本発明の目的は、電磁アクチュエータの力
量を確保しつつ、電磁アクチュエータの高さ寸法を小さ
くすることができ、更には、電磁アクチュエータの信頼
性をも向上させるカメラ用シャッタと、そのシャッタの
駆動源に用いられる電磁アクチュエータを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る本発明の
カメラ用シャッタは、撮影用開口が設けられた基板と、
撮影用開口を開放・遮蔽する遮光羽根部材と、遮光羽根
部材を駆動する電磁アクチュエータとを備え、電磁アク
チュエータは、永久磁石を有して、一端部が遮光羽根部
材に作動ピンを介して連結されていると共に他端部が揺
動可能に軸支された可動部材と、基板に取り付けられ
て、永久磁石を上下方向に挟むように配置させた上ヨー
ク及び下ヨークを有するヨーク部材と、永久磁石と対峙
するようヨーク部材に設けられ、基板に対して略平行に
巻回されたコイルとを有し、可動部材は、作動ピンをも
った可動フレームを有し、可動フレームには、永久磁石
を圧入固定させる磁石収容枠が設けられたことを特徴と
する。
【0006】このカメラ用シャッタにおいて、コイルが
通電されると、永久磁石により形成される磁界に電磁力
が発生し、この電磁力によって可動部材が揺動し、これ
によって遮光羽根部材が駆動される。このとき、可動部
材を揺動させる力(電磁アクチュエータの力量)は永久
磁石の大きさ(体積)で決まり、永久磁石が大きくなる
に伴って可動部材を動かす力が増大する。ここで、永久
磁石の厚さを小さくしても、永久磁石の横方向の寸法を
大きくすれば、永久磁石の体積が小さくならずに済む。
したがって、電磁アクチュエータの力量を落とすことな
く、電磁アクチュエータの高さ寸法を小さくすることが
できる。また、可動部材に永久磁石を設け、ヨーク部材
にコイルを設ける構成としたので、コイルが通電された
ときには、コイルが動くことなく可動部材が揺動するこ
とになり、これにより、コイルに接続されたリード線の
断線が防止される。このような電磁アクチュエータは、
遮光羽根部材を駆動させるのに最適な大きさを確保でき
る点で極めて有利といえる。更に、電磁アクチュエータ
自体が動作中に発熱した場合、接着剤のみで永久磁石を
固定させていると、接着剤の種類によってはその熱で可
動フレームから永久磁石が外れる場合があり、このと
き、脱落した永久磁石がコイルに張り付いてしまうこと
がある。そこで、永久磁石を可動フレームに対し圧入固
定させることによって、電磁アクチュエータ自体が発熱
した場合でも、可動フレームから永久磁石を脱落し難く
することが可能となり、接着剤のみで永久磁石を固定さ
せる場合に比べて、電磁アクチュエータの信頼性が格段
に向上することになる。
【0007】請求項2に係るカメラ用シャッタにおい
て、磁石収容枠は永久磁石を包囲する側壁を有し、側壁
の内壁面には、内方に向けて突出する圧入固定用の支持
部が設けられる。このような構成を採用した場合、支持
部の突出量を変更することにより、磁石収容枠の外形の
大きさを変更することなく、様々な大きさの永久磁石を
簡単に圧入固定させることができる。
【0008】請求項3に係る本発明のカメラ用シャッタ
の駆動源に用いられる電磁アクチュエータは、撮影用開
口が設けられた基板と、撮影用開口を開放・遮蔽する遮
光羽根部材とを備えたカメラ用シャッタに用いられる電
磁アクチュエータであって、電磁アクチュエータは、永
久磁石を有して、一端部が遮光羽根部材に作動ピンを介
して連結されていると共に他端部が揺動可能に軸支され
た可動部材と、基板に取り付けられて、永久磁石を上下
方向に挟むように配置させた上ヨーク及び下ヨークを有
するヨーク部材と、永久磁石と対峙するようヨーク部材
に設けられ、基板に対して略平行に巻回されたコイルと
を有し、可動部材は、作動ピンをもった可動フレームを
有し、可動フレームには、永久磁石を圧入固定させる磁
石収容枠が設けられていることを特徴とする。
【0009】このカメラ用シャッタの駆動源に用いられ
る電磁アクチュエータにおいて、電磁アクチュエータ自
体が動作中に発熱した場合、接着剤のみで永久磁石を固
定させていると、接着剤の種類によってはその熱で可動
フレームから永久磁石が外れる場合がある。そこで、永
久磁石を可動フレームに対し圧入固定させることによっ
て、電磁アクチュエータ自体が発熱した場合でも、可動
フレームから永久磁石を脱落し難くすることが可能とな
り、接着剤のみで永久磁石を固定させる場合に比べて、
電磁アクチュエータの信頼性が格段に向上することにな
るので、カメラ用シャッタの駆動源として用いる場合に
有利である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るカメラ用シャ
ッタ及び電磁アクチュエータの好適な実施形態について
図面を参照して説明する。
【0011】図1に示すように、フォーカルプレーンシ
ャッタ1は基板2を有しており、基板2には略矩形状の
撮影用開口2aが形成されている。この撮影用開口2a
は、基板2の裏面側に配置された遮光羽根部材としての
第1羽根群3A及び第2羽根群3Bにより順次開放・遮
蔽される。この第1羽根群3A及び第2羽根群3Bは、
電磁アクチュエータ4A,4Bにより駆動アーム5A,
5Bを介してそれぞれ駆動される。この電磁アクチュエ
ータ4A,4Bは、基板2上において撮影用開口2aを
形成する4辺のうちの1辺の側に並設されており、これ
により基板2の幅寸法(図1で見て左右方向の寸法)を
小型化できる。
【0012】そのような電磁アクチュエータ4A,4B
の構造を図2〜図5に示す。なお、電磁アクチュエータ
4Aと4Bとの構造は全く同じなので、電磁アクチュエ
ータ4Aの構造についてのみ、以下に説明する。
【0013】電磁アクチュエータ4Aは可動部材6を有
しており、この可動部材6は、基板2の一端部に立設さ
せた軸部7を中心にして揺動可能な可動フレーム8を有
している。可動フレーム8は、永久磁石13を圧入固定
させるためのトレー状の磁石収容枠9をもち、この磁石
収容枠9の一端には作動部10が設けられ、その他端に
は回転支軸部12が設けられている。この作動部10の
先端部には作動ピン11が設けられており、この作動ピ
ン11は、基板2に形成された円弧状の長穴Sを貫通し
て第1羽根群3Aの駆動アーム5Aと連結させている。
【0014】また、回転支軸部12には貫通穴12aが
形成され、この貫通穴12aには、基板2に立設させた
軸部7が挿入されており、これにより可動フレーム8が
基板2に対して揺動可能に軸支されている。なお、シャ
ッタ1(図1参照)が図示しないカメラ内に組み込まれ
たときには、軸部7の上端がカメラ内の他の部材に接触
し、これにより可動フレーム8が軸部7から抜け出ない
ようになっている。
【0015】ここで、電磁アクチュエータ4A自体が動
作中に発熱した場合、接着剤のみで永久磁石13を固定
させていると、接着剤の種類によってはその熱で可動フ
レーム8から永久磁石13が外れてしまう場合があり、
このとき、脱落した永久磁石13が後述のコイル18
a,18bに張り付いてしまうことがある。
【0016】そこで、樹脂製の可動フレーム8の成形時
において、前述した磁石収容枠9を一体に作り出し、こ
の磁石収容枠9内に、直方体形状の永久磁石13を圧入
固定させるようにした。この圧入固定を実現するにあた
り、磁石収容枠9において、永久磁石13を包囲する四
つの側壁9aのうちの隣接する二つの側壁9aの各内壁
面には、内方に向けて突出する半円形状の支持部14が
設けられている。そして、各支持部14とこれに対向す
る各側壁9aとで永久磁石13を挟み込み固定させるこ
とで、永久磁石13を磁石収容枠9内に確実に圧入固定
させることができる。
【0017】このような圧入によって永久磁石13を可
動フレーム8に固定させると、電磁アクチュエータ4A
自体が発熱した場合でも、可動フレーム8から永久磁石
13を脱落し難くすることができ、接着剤のみで永久磁
石13を固定させる場合に比べて、電磁アクチュエータ
4Aの信頼性が格段に向上することになる。また、各支
持部14の突出量を変更することによって、磁石収容枠
9の外形の大きさを変更することなく、様々な大きさの
永久磁石13を簡単に圧入固定させることができる。
【0018】なお、圧入固定と接着剤の固定とを併用し
てもよいことは言うまでもなく、対向する側壁面にそれ
ぞれ支持部14を設けてもよい。更に、円板状の永久磁
石13に対して、磁石収容枠9を円形にしてもよく、複
数の支持部14を等間隔に配列させてもよい。
【0019】このように可動部材6を、可動フレーム8
と永久磁石13との二部材で構成すると、可動部材6の
製作が容易かつ安価に行える。また、磁石収容枠9の支
持部14の採用により、可動部材6の製作時に、可動フ
レーム8の永久磁石13に対する位置決めが簡単に行え
ると共に、両者を強固に結合させ得る。
【0020】また、永久磁石13は、可動部材6をスム
ーズに動かすだけの磁力が得られるような大きさ(体
積)を確保できる程度に薄く形成されている。このよう
に、永久磁石13を薄くしつつ、可動部材6をスムーズ
に駆動させる力が得られるので、電磁アクチュエータ4
Aの所望の力量を確保しつつ、電磁アクチュエータ4A
の高さ寸法を小さくすることが可能となる。また、永久
磁石13は、上下方向に極性をもつように着磁されてい
る。
【0021】以上のような可動部材6は、ヨーク部材1
5内に収容されている。ヨーク部材15は、基板2に取
り付けられて、底板部16aが略円弧状に形成された断
面U字型の下ヨーク16と、下ヨーク16の上端に連結
されて、底板部16aと同様に略円弧状に形成された板
状の上ヨーク17とからなる。そして、永久磁石13
は、下ヨーク16の底板部16aと上ヨーク17とによ
り上下方向で挟まれている。ここで、下ヨーク16の底
板部16a及び上ヨーク17の形状を略円弧状にしたの
は、可動部材6が揺動したときに、永久磁石13の軌跡
に合わせることにより、駆動トルクの変化を少なくする
ためである。
【0022】下ヨーク16の底板部16aの上面及び上
ヨーク17の下面には、基板2に対して略平行に巻回さ
れ互いに向き合う上下一対の第1コイル18a,18b
及び上下一対の第2コイル19a,19bが、永久磁石
13を挟むように可動部材6の揺動方向に並設されてい
る。これらのコイル18a〜19bには、図示しないリ
ード線を介して図示しない電流供給源が接続されてい
る。そして、この電流供給源によりリード線を介して各
コイル18a〜19bが通電される。
【0023】このような構成において、例えば、永久磁
石13は、上側がN極、下側がS極となるように着磁さ
れている。そして、電流供給源により各コイル18a〜
19bに所定方向の電流を流し、第1コイル18aの上
側及び第2コイル19bの下側にS極を発生させ、第1
コイル18bの下側及び第2コイル19aの上側にN極
を発生させる。この場合には、永久磁石13と第1コイ
ル18a,18bとの間に反発力が発生すると共に、永
久磁石13と第2コイル19a,19bとの間に吸引力
が発生するようになり、その結果、各可動部材6は軸部
7を中心として時計方向に揺動する。
【0024】一方、電流供給源により各コイル18a〜
19bに上記と逆方向の電流を流し、各コイル18a〜
19bに上記と逆の極を発生させると、永久磁石13と
第1コイル18a,18bとの間に吸引力が発生すると
共に、永久磁石13と第2コイル19a,19bとの間
に反発力が発生するようになり、その結果、各可動部材
6は軸部7を中心として反時計方向に揺動する。このよ
うな永久磁石13と各コイル18a〜19b間に生じる
吸引力及び反発力により、可動部材6は両方向にスムー
ズに動くようになる。また、このとき、各コイル18a
〜19bは下ヨーク16の底板部16aの上面及び上ヨ
ーク17の下面にそれぞれ設けられているので、パワー
効率が良い。
【0025】以上のように構成したフォーカルプレーン
シャッタ1の動作を簡単に説明する。第1羽根群3Aが
遮蔽位置にあり、第2羽根群3Bが開放位置にある図1
に示す状態において、各電磁アクチュエータ4A,4B
の各コイル18a〜19bに通電が開始されると、磁力
によって各可動部材6が軸部7を中心として時計方向に
揺動する。これによって、電磁アクチュエータ4Aの可
動部材6に駆動アーム5Aを介して連結された第1羽根
群3Aが、先羽根として作用して撮影用開口2aを開放
しながら走行すると共に、電磁アクチュエータ4Bの可
動部材6に駆動アーム5Bを介して連結された第2羽根
群3Bが、後羽根として作用して撮影用開口2aを覆う
ように走行し、露光が終了する。
【0026】更に、次の撮影において、電磁アクチュエ
ータ4Bの各コイル18a〜19bに逆通電がなされ
る。すると、逆方向に作用する磁力によって可動部材6
が軸部7を中心として反時計方向に揺動し、第2羽根群
3Bが、先羽根として撮影用開口2aを開放しながら走
行する。続いて、所定の時間差をもって電磁アクチュエ
ータ4Aのコイル18a〜19bに逆通電がなされる。
すると、上記と同様に可動部材6が反時計方向に揺動
し、第1羽根群3Aが、後羽根として撮影用開口2aを
覆うように走行する。この走行終了により露光が終了す
る。
【0027】このように、第1羽根群3A及び第2羽根
群3Bが、ともに先羽根及び後羽根としての役割を交互
に演じることができるので、従来のチャージ動作が不要
となり、また、連続撮影時の撮影間隔の短縮化が図れ
る。さらに、電磁アクチュエータ4A及び4Bのみで第
1羽根群3A及び第2羽根群3Bの走行パターンをそれ
ぞれ制御できるので、二重遮光が必要な場合には、電磁
アクチュエータ4A及び4Bの制御プログラムを変更す
るだけで、メカニカルな改造・変更等を行うことなし
に、二重遮光のシャッタを得ることが可能となる。
【0028】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではない。例えば、前述した電磁アクチュエータ4
A,4Bをレンズシャッタに適用できることは言うまで
もない。
【0029】
【発明の効果】本発明によるカメラ用シャッタは、以上
のように構成されているため、次のような効果を得る。
すなわち、撮影用開口が設けられた基板と、撮影用開口
を開放・遮蔽する遮光羽根部材と、遮光羽根部材を駆動
する電磁アクチュエータとを備え、電磁アクチュエータ
は、永久磁石を有して、一端部が遮光羽根部材に作動ピ
ンを介して連結されていると共に他端部が揺動可能に軸
支された可動部材と、基板に取り付けられて、永久磁石
を上下方向に挟むように配置させた上ヨーク及び下ヨー
クを有するヨーク部材と、永久磁石と対峙するようヨー
ク部材に設けられ、基板に対して略平行に巻回されたコ
イルとを有し、可動部材は、作動ピンをもった可動フレ
ームを有し、可動フレームには、永久磁石を圧入固定さ
せる磁石収容枠が設けられたことにより、電磁アクチュ
エータの力量を確保しつつ、電磁アクチュエータの高さ
寸法を小さくすることができ、更には、電磁アクチュエ
ータの信頼性をも向上させることができる。
【0030】また、本発明によるカメラ用シャッタの駆
動源に用いられる電磁アクチュエータは、以上のように
構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、撮影用開口が設けられた基板と、撮影用開口を開放
・遮蔽する遮光羽根部材とを備えたカメラ用シャッタに
用いられる電磁アクチュエータであって、電磁アクチュ
エータは、永久磁石を有して、一端部が遮光羽根部材に
作動ピンを介して連結されていると共に他端部が揺動可
能に軸支された可動部材と、基板に取り付けられて、永
久磁石を上下方向に挟むように配置させた上ヨーク及び
下ヨークを有するヨーク部材と、永久磁石と対峙するよ
うヨーク部材に設けられ、基板に対して略平行に巻回さ
れたコイルとを有し、可動部材は、作動ピンをもった可
動フレームを有し、可動フレームには、永久磁石を圧入
固定させる磁石収容枠が設けられていることにより、電
磁アクチュエータの信頼性が格段に向上することになる
ので、カメラ用シャッタの駆動源として用いる場合に有
利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカメラ用シャッタの一実施形態を
示す正面図である。
【図2】本発明に係るシャッタに適用させる電磁アクチ
ュエータの分解斜視図である。
【図3】図2に示した電磁アクチュエータの上ヨークを
外した状態の平面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1…シャッタ 2…基板 2a…撮影用開口 3A…第1羽根群(遮光羽根部材) 3B…第2羽根群(遮光羽根部材) 4A,4B…電磁アクチュエータ 6…可動部材 8…可動フレーム 9…磁石収容枠 9a…側壁 11…作動ピン 14…支持部 13…永久磁石 15…ヨーク部材 16…下ヨーク 17…上ヨーク 18a,18b,19a,19b…コイル。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影用開口が設けられた基板と、 前記撮影用開口を開放・遮蔽する遮光羽根部材と、 前記遮光羽根部材を駆動する電磁アクチュエータとを備
    え、 前記電磁アクチュエータは、 永久磁石を有して、一端部が前記遮光羽根部材に作動ピ
    ンを介して連結されていると共に他端部が揺動可能に軸
    支された可動部材と、 前記基板に取り付けられて、前記永久磁石を上下方向に
    挟むように配置させた上ヨーク及び下ヨークを有するヨ
    ーク部材と、 前記永久磁石と対峙するよう前記ヨーク部材に設けら
    れ、前記基板に対して略平行に巻回されたコイルとを有
    し、 前記可動部材は、前記作動ピンをもった可動フレームを
    有し、前記可動フレームには、前記永久磁石を圧入固定
    させる磁石収容枠が設けられたことを特徴とするカメラ
    用シャッタ。
  2. 【請求項2】 前記磁石収容枠は前記永久磁石を包囲す
    る側壁を有し、前記側壁の内壁面には、内方に向けて突
    出する圧入固定用の支持部が設けられたことを特徴とす
    る請求項1記載のカメラ用シャッタ。
  3. 【請求項3】 撮影用開口が設けられた基板と、 前記撮影用開口を開放・遮蔽する遮光羽根部材とを備え
    たカメラ用シャッタに用いられる電磁アクチュエータで
    あって、 前記電磁アクチュエータは、 永久磁石を有して、一端部が前記遮光羽根部材に作動ピ
    ンを介して連結されていると共に他端部が揺動可能に軸
    支された可動部材と、 前記基板に取り付けられて、前記永久磁石を上下方向に
    挟むように配置させた上ヨーク及び下ヨークを有するヨ
    ーク部材と、 前記永久磁石と対峙するよう前記ヨーク部材に設けら
    れ、前記基板に対して略平行に巻回されたコイルとを有
    し、 前記可動部材は、前記作動ピンをもった可動フレームを
    有し、前記可動フレームには、前記永久磁石を圧入固定
    させる磁石収容枠が設けられていることを特徴とするカ
    メラ用シャッタの駆動源に用いられる電磁アクチュエー
    タ。
JP2000005287A 2000-01-05 2000-01-05 カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ Expired - Fee Related JP4380868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005287A JP4380868B2 (ja) 2000-01-05 2000-01-05 カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000005287A JP4380868B2 (ja) 2000-01-05 2000-01-05 カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001188277A true JP2001188277A (ja) 2001-07-10
JP4380868B2 JP4380868B2 (ja) 2009-12-09

Family

ID=18533968

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000005287A Expired - Fee Related JP4380868B2 (ja) 2000-01-05 2000-01-05 カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4380868B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235377A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 オリンパスイメージング株式会社 ブレ補正装置、および撮像装置
US11939710B2 (en) 2017-05-29 2024-03-26 Lonati S.P.A. Device for feeding yarn or yarns for knitting machines for hosiery or the like

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014235377A (ja) * 2013-06-04 2014-12-15 オリンパスイメージング株式会社 ブレ補正装置、および撮像装置
CN104216198A (zh) * 2013-06-04 2014-12-17 奥林巴斯映像株式会社 抖动校正装置和拍摄装置
CN104216198B (zh) * 2013-06-04 2017-08-15 奥林巴斯株式会社 抖动校正装置和拍摄装置
US11939710B2 (en) 2017-05-29 2024-03-26 Lonati S.P.A. Device for feeding yarn or yarns for knitting machines for hosiery or the like
JP7460368B2 (ja) 2017-05-29 2024-04-02 ロナティ エッセ.ピ.ア. 靴下類等のための編機に一又は複数の糸を供給するための装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4380868B2 (ja) 2009-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20030012573A1 (en) Electromagnetic actuator and shutter device for camera
JP2009092866A (ja) 露光条件切替ユニット及びカメラユニット
JP5497390B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP2868965B2 (ja) 電磁駆動シャッター装置
KR101177450B1 (ko) 카메라용 셔터 장치
JP2004045682A (ja) 駆動装置、光量調節装置及びレンズ駆動装置
JP2004048874A (ja) 駆動装置及び光量調節装置
JP2001281724A (ja) カメラ用シャッタ
JP4380868B2 (ja) カメラ用シャッタ及び電磁アクチュエータ
JP5223059B2 (ja) 露光条件切替ユニット及びカメラユニット
JP2001350172A (ja) 光量調整装置及びこの光量調整装置を組込んだ光学装置
CN112334828A (zh) 开关电机、快门装置及摄像装置
JP4355397B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP2004258062A (ja) 絞り兼用シャッタ駆動装置
JPH0922042A (ja) 電磁駆動装置
JPH1096975A (ja) シャッター装置およびこれを備えた光学機器
JP2004054232A (ja) 駆動装置、光量調節装置、および、レンズ駆動装置
JP2001091981A (ja) カメラ用電磁アクチュエータ
JP4054618B2 (ja) 光量調整ユニット
JP2002341399A (ja) 光量制御装置
JP4355391B2 (ja) カメラ用シャッタ
JP2001083567A (ja) カメラ用シャッタ
JP3499087B2 (ja) カメラ用駆動装置
JP2002055376A (ja) 電磁アクチュエータ及びカメラの絞り兼用シャッタ装置
JPH03107832A (ja) 電磁駆動露光量調節装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090421

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090818

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090915

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees