JP2001187977A - 電動膨張弁 - Google Patents

電動膨張弁

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JP2001187977A
JP2001187977A JP37432199A JP37432199A JP2001187977A JP 2001187977 A JP2001187977 A JP 2001187977A JP 37432199 A JP37432199 A JP 37432199A JP 37432199 A JP37432199 A JP 37432199A JP 2001187977 A JP2001187977 A JP 2001187977A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動膨張弁において、微小流量制御と弁閉時
の液漏れをなくする。 【解決手段】パルスモータにより回動駆動されるロータ
で回転される弁体21の回転角度に応じて弁座13の開
口部13aを開閉する電動膨張弁において、弁体21の
弁座13に摺接する面を微小流量制御を行うための絞り
溝21gを形成された薄い金属板で形成し、絞り溝21
gをハーフ・エッチング処理することにより任意形状の
溝を極めて正確に形成でき、電動膨張弁の弁開度特性を
極めて正確に設計に適合させて微小流量制御を可能とす
る一方、弁座13を合成樹脂で形成することで弁閉時の
液漏れをなくするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍サイクルにお
ける電動膨張弁に関し、特に、冷蔵庫のような微小冷媒
流量制御を必要とする冷凍サイクルにおいて冷媒流量の
完全停止制御が可能な電動膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、冷凍サイクルにおける電動膨張弁
として、特開平2−6299号公報に記載されているよ
うなニードル弁タイプのものが知られている。このニー
ドル弁タイプの電動膨張弁は、図11、図12に示すよ
うに、全閉機能を有する場合はニードル弁100のテ−
パ部Q0を弁座101に当接させる必要があり、ニード
ル弁100が垂直方向の力によって、弁座101に食い
つくことを防ぐためには、Q0を充分大きく(例えば6
0°)する必要がある。さらに、ニードル付け根径D1
はポート径D0よりも小さくしなければならない。(D
0>D1)
【0003】その結果、ニードル弁タイプのものでは、
弁開き始めの弁特性は急激な立ち上がりとなってしま
う。また、上記食いつきを防ぐために、ニードルと弁座
との間に若干のクリアランスを設けると、そのクリアラ
ンスだけで、冷蔵庫の場合、微小冷媒流量の制御範囲を
越えてしまう。
【0004】このような理由から、ニードル弁タイプの
ものは、冷蔵庫のような微小冷媒流量制御を必要とする
冷凍サイクルには不向きであるという問題点がある。
【0005】このほか、図13〜図15に示すような電
動式膨張弁200が知られている。図13に示す電動式
膨張弁200は、符号201で示すように、電磁コイル
への通電により往復回転可能な回転軸202の下端部に
形成され、弁室207に配設された長さLのカム部20
3が、流量制御弁として作動するようになっている。
【0006】すなはち、図13(B)に示す通り、カム
部203が回動してその凸部203aが流路205,2
06の各ポート205a,206aに対向する位置にあ
るとき、この電動式膨張弁200は最小流量状態とな
る。
【0007】また、図13(C)に示す通り、回転軸2
02が回動してそのカム部の凹部203bが流路20
5,206の各ポート205a,206aに対向する位
置にあるとき、この電動式膨張弁200は最大流量状態
となる。図13(B),(C)中の符号210は電動式
膨張弁200の本体に設けられた本体ストッパを示して
おり、また、符号209はカム部203と一体となって
回動可能なロータストッパを示していて、これらの両部
材は、カム部203、すなはち流量制御弁の回動リミッ
タとして作用するようになっている。
【0008】この電動式膨張弁200は、電磁コイル2
01への通電により、回転軸202が往復回動して上記
のように、その下端部に形成された長さLのカム部20
3が流量制御弁として作動するように流量制御を行うも
のの、電動式膨張弁200には完全な弁閉機能がないと
いう問題点がある。また、符号で示すピン211とケ
−ス212との接触部における垂直方向クリアランス、
ガタによる異音、符号で示すマグネット213と弁組
品214との接触部における垂直方向クリアランス、ガ
タによる異音、符号で示すマグネット213と弁組品
214との接触部における回動方向クリアランス、ガタ
による異音、符号で示すマグネット213とケ−ス2
12との接触部におけるクリアランス、ガタによる擦れ
異音および符号で示すマグネット213と下蓋ストッ
パ215との当接による異音などが発生し、さらに、流
量制御が単純であって、比例弁のような制御しか行うこ
とができないと言う問題点もある。
【0009】このような従来の電動膨張弁の問題点の解
決を図った電動膨張弁として、本出願人が先に出願した
出願に記載されているような電動膨張弁が提案されてい
る。ここで、この電動膨張弁について説明する。
【0010】図14はこの電動膨張弁300の分解斜視
図、図15はロータ組立の拡大斜視図、図16は弁体の
拡大斜視図である。なお、電動膨張弁300の全体構造
は、後述の実施形態のものと同一であるので、これと同
一の符号を付すことにより、その全体構造は明確となる
ので、ここでは、電動膨張弁300の全体構造について
の説明を省略する。
【0011】この電動膨張弁300、例えば、ステップ
モータからなり、継手等を有する弁本体組立体10と、
マグネット、ロータ等を有するロータ組立体20と、該
ロータ組立体20に被覆させるキャン(ケース)40
と、該キャン40に外嵌するコイル組立体(図1参照)
等を備えて構成されている。
【0012】弁本体組立体10は、筒状の弁室11を備
えるとともに、その軸線方向直下に出口継手12が配置
され、弁室11と出口継手12との境界部に弁座13が
形成されており、この弁座13に弁室11と出口継手1
2とを連通するポート部13aが設けられている。ポー
ト部13aの上面近傍の側部に、入口継手14に接続す
る開口14aが設けられ、弁座13に、次に詳述する一
回転型スライド式の弁体21(図15、図16)が配設
される。符号15はフランジ状の下蓋、15aは下蓋1
5の所定位置に突設され、後述するロータ組立体20の
停止位置を規定するストッパ、15bはストッパ15a
に外嵌した弾性体からなるOリング状の緩衝材をそれぞ
れ示している。
【0013】図15、図16に示すように、弁体21は
短円柱状の本体部21aを備えるとともにその下面側
(図16においては手前側面側)に、略カム形状をした
「弁閉制御部」としての突出部21bが形成されてい
る。なお、この略カム形状の外形は重要な役割をなす。
突出部21bの内側に小判形をした「受圧増加用の凹
部」としての弁閉コア部(凹部)21dが形成され、こ
の突出部21bの手前側面に対向配設された弁座13と
摺接する摺接面21cの摺接面積が小さくなるようにな
っており、この構成により、受圧面積を小さくして弁閉
機能(シール性)の向上を図っている。この弁閉機能に
より、弁漏れ防止の精度を高めることができる。
【0014】図15に示すように、本体部21aの側面
の縦軸方向に、段差のある位置決め用の切欠21eが形
成され、次に説明する弁体ホルダ22の下位置決め部2
2aがここに嵌入される。本体部21aの上面側(図1
6においては背面側)には、弁体ホルダ22の係合突起
22cを嵌入する穴21fが穿設されている。
【0015】図14に示すように、弁体ホルダ22とロ
ータ28の下面側との間にコイルスプリング(取付バ
ネ)25が縮設して配設されていて、このスプリング2
5の付加荷重により、弁体21を弁座13側に押し付け
ることができるようになっている。この押し付けによ
り、弁体21の自由度は回転方向のみとなる。弁体ホル
ダ22の上端部に、後述するロータ28における支軸部
28bの下端が抜けるのを防止するための、切り込み形
状の抜け防止部22dがを形成されている。符号22b
はロータ28との位置決めをする位置決め部を示す。
【0016】円筒状のマグネット31の下端面にロータ
ストッパ31aが突設され、また、マグネット31の内
面中央部に凹部31bが周設されていて、この凹部31
bに後述のように、合成樹脂を流し込んで、マグネット
31とロータ28とのガタをなくす構成となっている。
【0017】ロータ28は合成樹脂製であって、略円筒
状の外周部28aと外周部28aの中央から上方に向け
て形成した断面形状略小判形(図15)の支軸部28b
と、弁体ホルダ22に結合する結合部28dとを備えて
いる。
【0018】マグネット31とロータ28とは一体成形
品であって、ロータ28を成形するための型(図示せ
ず)の外周に沿ってマグネット31を固定し、この型内
に合成樹脂を射出することにより、これらを一体的に成
形することができる。この射出の際に、樹脂は凹部31
bに流れ込み、経時変化によるガタ等を生じることがな
い。このようにロータ28とマグネット31が一体的に
成形されるため、前述の図13に示した従来例において
は、空隙を生じていた箇所が密着し、このような空隙
を生じることはなく、この状態はその後も変化すること
はない。また、図13に示す従来のものにおける部分
での異音の発生を防止できる。
【0019】図14に示すように、キャン40を構成す
るキャン本体41の上蓋部41aの中心に支持凹部41
bが形成され、支持凹部41bにロータ28の支軸部2
8bの先端部に形成した係合突起28cを嵌入して回転
自在に支持するようになっている。
【0020】キャン40にコイル組立体50が外嵌され
(図1参照)、コイル組立体50は内部にコイル51を
備え、このコイル51に電流を流すことにより、コイル
51が磁界を発生して、マグネット31と相俟ってステ
ッピングモータ60が構成され、パルス数に応じた所望
の角度にロータ組立体20を回転させることができるよ
うになっている。このロータ組立体20の回転により弁
体21が回転し、ポート部13aの開口面積を変え、流
量の制御が行われる。
【0021】また、ロータ組立体20の回転の際に、所
定角度の回転によりロータ組立体20のストッパ31a
が下蓋15のストッパ15aに当接して衝止される。こ
の衝止の際に、ストッパ15aは当接部にOリング状の
緩衝材15bを備えているので、図13の従来例の符号
の箇所において発生していた異音を減少させることが
できる。
【0022】次に、図17を参照しながらこの電動膨張
弁300の作用を説明する。図17は、弁体21の回転
に応じてポート部13aの開度が変化する状況を示す特
性図であり、図17(A)は、ポート部13aを突出部
21bの弁閉コア部21dが完全に覆った場合であっ
て、この時は、グラフに示すように、弁開度は全閉であ
る。この場合、前述の如く弁閉コア部21dを形成した
ので、受圧面積が小さくなり、シール性が高められ、弁
漏れを起すことがない。図示の例では、ロータ組立体2
0の回転可能範囲(作動域)は300°であり、この作
動域は、ロータストッパ31aの幅の値により所望範囲
に設定することができる。
【0023】図17(B)は、弁体21が(A)の状態
から反時計方向に90°回転した場合であって、ポート
部13aは約35%だけ開口する(グラフの点線で示し
たカーブの符号Xを参照)。同様に、図17(C)は、
ポート部13aが約65%だけ開口した場合であり、図
17(D)は、ポート部13aが100%開口した場合
である。
【0024】また、図16および図17に示した略カム
形状の突出部21bの場合は、図17の点線で示した開
度特性を示すが、突出部21bの外形を適宜変更するこ
とにより、例えば実線で示した特性Yや一点鎖線で示し
た特性Zを容易に実現することができる。即ち、従来例
で説明したように、従来は単なる比例制御のみが可能で
あったが、この電動膨張弁300によれば、略カム形状
の突出部21bの形状を任意に設定することにより、所
望の制御特性の電動膨張弁を得ることが可能となる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14〜図
17に示した従来例(第3従来例)は上述のように、略
カム形状の突出部21bの形状を任意に設定することに
より、所望の制御特性の電動膨張弁を得ることが可能で
はあるものの、突出部21bの形状を任意の形状に、精
密に加工することは極めて難しく、所望の制御特性、特
に所望の微小流量制御が得られないという問題点があ
る。
【0026】また、略カム形状の突出部21bと弁座と
は磨耗しやすく、その結果、弁閉時の漏れを長期間にわ
たって完全になくすことが難しく、長期間の使用に耐え
得る電動膨張弁の提供が望まれていた。
【0027】本発明は、上記第3従来例の上記問題点を
解決した電動膨張弁を提供しようとするものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための主要な手段として、外側にコイル組立体を
有し内側にマグネットとロータとからなる弁体の回転手
段を配設されたキャンと、該キャンの下端側に配設され
円筒状の弁室を備えた弁本体組立体とを備えるととも
に、該弁本体組立体が前記弁室に形成された弁座に穿設
したポート部と該弁座を挟んで配設された流体入出口と
を有し、前記弁体は前記弁室に内設された円形の本体部
と該本体部の下面に形成され前記弁座に密接摺動可能な
弁閉制御部とを備え、該弁閉制御部が前記ロータの回転
角度に応じて前記ポート部を覆う面積を制御可能に構成
された電動式膨張弁において、前記弁閉制御部の少なく
とも前記弁座に摺接する面を、薄い金属板で形成すると
ともに、該薄い金属板に微小流量制御を行うための絞り
溝を形成するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図1〜10により本発明の
実施の形態について説明する。なお、図14〜17と同
じ部材には同一符号を付し、それらについては、説明を
簡略する場合がある。
【0030】(1)構成 図1、図2および図7に示すように、この実施形態の電
動膨張弁CBは、ステップロータをその駆動源としてお
り、継手等を有する弁本体組立体10と、マグネット、
ロータ等を有するロータ組立体20と、ロータ組立体2
0を被覆するためのキャン(ケース)40と、キャン4
0に外嵌するコイル組立体50等を備えて構成されてい
る。
【0031】弁本体組立体10は、本体10aと、本体
10a内に形成された筒状の弁室11を備え、その軸線
方向直下に出口継手12が取り付けられ、弁室11と出
口継手12との境界部に弁座13が形成されている。弁
座13に、弁室11と出口継手12とを連通するポート
部13aが設けられている。ポート部13aの上面近傍
の側部に入口継手14に接続する開口14aが設けられ
ている。
【0032】弁座13の上に、一回転型スライド式の弁
体21が弁座13と密接回動可能に配設されている。こ
の実施形態では、弁体21は本体部21aと弁座13に
密接回動可能に接触する薄い金属板製の弁21Bとで構
成されている。この実施形態では、薄い金属板製の弁2
1Bは本体部21aの下端部に形成された小径部eの表
面21eに取り付けられている(図8参照)。
【0033】符号15はフランジ状の下蓋、15aは下
蓋15の所定位置に突設され後述するロータ組立体20
の停止位置を規定する剛体製のストッパ、16はスプリ
ングピンをそれぞれ示している。本体部21aの側面に
は、弁室11に開口する縦長の流路用溝部21fが形成
されており、この流路用溝部21fの下端は、薄い金属
板製の弁21Bに形成された微小流量制御を行うための
絞り溝21g(後に詳述する)に連通している。
【0034】図2に詳細に示すように、本体10aの弁
座13の取り付け部に、外開き状テーパ面10bを有す
る環状のばね受け部材10cが取り付けられていて、こ
のばね受け部材10cのテーパ面10bにリングばね1
0Aが嵌挿されている。リングばね10Aは本体10a
のテーパ面10bに作用して下向きの分力を発生し、こ
の分力が弁座13を押しつけるように作用して、シール
性を確保できる構成となっている。
【0035】図3、図4に示す変形例では,弁座13と
本体10aとの間にコイルばね10Bが介装されてお
り、コイルばね10Bが弁座13を押しつけるように作
用して、シール性を確保できる構成となっている。な
お、コイルばね10Bの上側端部は、止め輪を形成すべ
く1巻き分だけ大径に形成されている。
【0036】弁体21は、短円柱状の本体部21aとそ
の下面側(図8においては手前側面側)に、「弁閉制御
部」としての薄い金属板製の弁21Bが取り付けられて
いる。この実施形態では、薄い金属板製の弁21Bは本
体部21aの下端部に形成された小径部21eの表面に
取り付けられている(図8参照)。
【0037】本体部21aの側面には、弁室11に開口
する縦長の流路用溝部21fが形成されており、この流
路用溝部21fの下端は、薄い金属板製の弁21Bに形
成された微小流量制御を行うための絞り溝21g(後に
詳述する)に連通している。符号15はフランジ状の下
蓋、15aは下蓋15の所定位置に突設され後述するロ
ータ組立体20の停止位置を規定する剛体製のストッ
パ、16はスプリングピンをそれぞれ示している。
【0038】本体部21aの側面の縦軸方向に段差のあ
る位置決め用の切欠(図示せず)が形成され、次に説明
する弁体ホルダ22の下位置決め部(図示せず)が嵌入
されて本体部21aの位置決めが行われるようになって
いる。本体部21aの上面側には、弁体ホルダ22の係
合突起(図示せず)を嵌入する穴(図示せず)が穿設さ
れていて、係合突起を穴に嵌入することにより、本体部
21aと弁体ホルダとの結合が行われるようになってい
る。なお、これらの下位置決め部や係合突起、穴など
は、上述の第3従来例のものと同じ構成である。
【0039】図7に示すように、弁体ホルダ22とロー
タ28の下面側との間に、コイルスプリング(取付バ
ネ)25が縮設して配設されており、このスプリング2
5の付加荷重により、弁体21を弁座13側に押し付け
るようになっている。この押し付けにより、弁体21の
自由度は回転方向のみとなる。弁体ホルダ22の上端部
に、ロータ28における支軸部28bの下端が抜けるの
を防止するための、切り込み形状の抜け防止部22dが
形成されている。符号22bは、ロータ28との位置決
めをする位置決め部を示す。
【0040】符号31は円筒状のマグネットを示してお
り、この円筒状のマグネット31の下端面にロータスト
ッパ31aが突設されている。また、マグネット31の
内面中央部に凹部31bが周設され、この凹部31b
に、上述の第3従来例のものと同様に、合成樹脂を流し
込んでマグネッポート31とロータ28とのガタをなく
すことができる構成となっている。
【0041】ロータ28は合成樹脂製であって、図7に
示すように、略円筒状の外周部28aと、外周部28a
の中央から上方に向けて形成された断面形状略小判形の
支軸部28bと、弁体ホルダ22に結合する結合部28
dとを備えている。
【0042】ここで、マグネット31とロータ28とは
一体成形品であって、ロータ28を成形するための型
(図示せず)の外周に沿ってマグネット31を固定し、
この型内に合成樹脂を射出することによりこれらを一体
的に成形する。この射出の際に、樹脂は凹部31bに流
れ込み、経時変化によるガタ等を生じることがない。
【0043】このようにロータ28とマグネット31が
一体的に成形されるため、前記図13に示す従来例にお
いては、空隙を生じていた箇所は密着し、空隙を生じ
ることはなく、この状態はその後も変化することはな
い。また、図13に示す従来のものにおける部分での
異音の発生も防止できる。
【0044】図7に示すキャン40を構成するキャン本
体41の上蓋部41aの中心に支持凹部41bが形成さ
れ、この支持凹部41bにロータ28の支軸部28bの
先端部に形成した係合突起28cを嵌入してロータ28
を回転自在に支持する構成となっている。
【0045】キャン40に、コイル組立体50が外嵌さ
れ(図1)ている。コイル組立体50は、内部にコイル
51を備え、電流を流すことによりコイル51が磁界を
発生し、マグネット31と相俟ってステッピングモータ
60を構成し、パルス数に応じて所望の角度にロータ組
立体20を回転できるようになっている。このロータ組
立体20の回転により弁体21が回転することでポート
部13aの開口面積が変化して、流量の制御が行われ
る。
【0046】また、ロータ組立体20の回転の際に、所
定角度の回転によりロータ組立体20のストッパ31a
が下蓋15のストッパ15aに当接して衝止される。ス
トッパ15aの当接部にOリング状の緩衝材を設けてお
くと、この衝止の際に、前記図13のものにおいて符号
で示した箇所にで発生していた異音を、減少させるこ
とができる。
【0047】また、支軸部28bの先端は、キャン本体
41の上蓋部41aに形成した支持凹部41bに支持さ
れて第1ガイド部G1(図1)となり、またロータ28
の嵌合部28e(図7)の外周で弁室11の内壁と嵌合
して第2ガイド部G2となっており、これらの両端支持
部分Lb間にマグネット31の上端部と下端部との間隔
Laが存在する構成としているので、ロータ組立体20
の回転は安定し、マグネットとキャンの内周面との衝突
及び摺接がなくなり、図13に示した従来のものにおけ
る部分での異音の発生を防止できる。
【0048】また、コイルスプリング25によってロー
タ組立体20を下方向から押圧支持するので、ロータ組
立体20の回転をより安定化させることができ、ロータ
組立体のふらつきを防止することができ、図13に示す
従来のものにおける部分での異音の発生を防止でき
る。しかも、前述の摺接が生じなくなり、且つロータ組
立体20の回転が安定しているので、マグネットは小型
のものでよく、全体を軽量化、小型化することができる
と共に、コイルへの供給電力も小さなものとすることが
でき、消費電力を小さなものとすることができる。
【0049】さらに、前述の如く、支軸部28bの先端
をガイドする係合突起28cは、キャン本体41の上蓋
部41aに形成した支持凹部41bに支持する構成であ
るので、支持凹部41bはキャン成型時に同時に、正確
な位置に形成することができ、その中心位置を正確なも
のとすることができる。したがって、従来のもののよう
に、上蓋部にピンの先端を支持する他の部材をその中心
位置決めを行いながら固定するものと比較して、より正
確に、しかも容易にピンの位置決めを行うことができ
る。
【0050】つぎに、薄い金属板製の弁21Bに形成さ
れた微小流量制御を行うための絞り溝21gについて、
説明する。この絞り溝21gは、図8に示すように、弁
体21の本体部21bの中心軸Z−Zを中心とした半径
rの円弧状に形成され、深さHは一定であるが、幅Wは
先端部が最大で後端部Eに向かって次第に狭くなる形状
となっている。そして、先端部に流路用溝部21fに連
通する貫通穴Sが形成されている。なお、後端部Eで
は、幅Wは0である。この絞り溝21gの開口面積A
は、A=W×Hとなる。
【0051】薄い金属板製の弁21Bに対抗する弁座1
3は、合成樹脂のような軟質材で形成されていて、薄い
金属板製の弁21Bの耐磨耗性の向上と、弁漏れ防止の
精度の向上とが図られている。そして、この弁座13に
は、図9に示すように、上端部をL字状に形成されたポ
ート部13aが穿設されている。
【0052】絞り溝21gは、ハーフ・エッチング処理
またはエッチング処理により加工されている。このよう
に、絞り溝21gの加工を、ハーフ・エッチング処理ま
たはエッチング処理により加工することにより、寸法の
極めて正確な絞り溝21gを得ることができる。絞り溝
21gは、このほか、プレス加工またはレーザー加工に
より形成することもでき、この場合も極めて正確な寸法
の絞り溝21gを得ることができる。
【0053】(2)作用効果 次に、図10を参照しながらこの実施形態の電動膨張弁
の作用効果を説明する。図10は、弁体21の回転に応
じてポート部13aの開度が変化する状況を示す特性図
である。
【0054】図10(A)は、ポート部13aが弁21
Bで完全に覆われた場合であって、このとき、グラフに
示すように、弁開度は全閉である。この場合、前述の如
く弁21Bは取付ばね25により弁座13に押しつけら
れれおり、しかも弁座13は合成樹脂のような軟質材で
形成されているため、弁漏れ防止の精度は高く、弁漏れ
を起すことがない。この実施形態の場合、ロータ組立体
20の回転可能範囲(作動域)は300°であり、この
作動域は、ロータストッパ31aの幅の値により所望範
囲に設定することができる。
【0055】図10(B)は、24パルスにより(A)
の位置から弁体21が反時計方向に30°回転した場合
であって、ポート部13aは約A1だけ開口する(グラ
フの点線で示したカーブ参照)。同様に、図10(C)
は、弁体21が約250°回転した場合であり、図10
(D)は、弁体21が300°回転してポート部13a
が100%開口した場合である。
【0056】この実施形態の電動膨張弁では、液体は、
入口継手14→弁室11→流路用溝部21f→貫通穴S
→絞り溝21g→ポート部13a→出口継手12の順に
流れ、絞り溝21g→ポート部13a間で流量制御が行
われる。
【0057】この実施形態の電動膨張弁の流量制御、す
なはち弁開度特性は、図10のグラフに示す通りであ
る。そして、この実施形態の電動膨張弁の弁開度特性の
特徴は、特に全閉域から絞り域の始め(弁開度A1)に
至る弁開度特性、いわゆる「立ち上がり特性」が緩やか
な曲線に設定されている点である。この「立ち上がり特
性」を含む弁開度特性全体は、絞り溝21gの形状を変
えることにより、任意のものとすることができる。
【0058】さらに、この実施形態の場合、絞り溝21
gを形成された薄い金属板は本体部21aに簡単に着脱
可能となったいるため、本体部21aを変えずに、絞り
溝21gを形成されている薄い金属板のみを取り替える
ことにより、所望の弁開度特性を有するものに変えるこ
とができる。
【0059】図5、図6は、弁座13に絞り溝21gを
形成した変形例である。この場合、弁体21の本体部2
1aには絞り溝21gは形成されておらず、かつ、合成
樹脂のような軟質材で形成されている。この変形例で
も、図1のものと同様の作用効果が得られることはいう
までもない。
【0060】図示のこの変形例では、絞り溝21gが弁
座13に直接形成されているが、薄い金属板に絞り溝2
1gを形成されたものを弁座13に簡単に着脱可能に装
着するようにしてもよい。この場合、上記と同様の効果
が得られる。
【0061】この実施形態の電動膨張弁では、上記の作
用効果のほか、次のような作用効果も得られる。すなは
ち、支軸部28bの先端は、キャン本体41の上蓋部4
1aに形成した支持凹部41bに支持されて第1ガイド
部G1(図1)となり、またロータ28の嵌合部28e
(図3)の外周で弁室11の内壁と嵌合して第2ガイド
部G2となっており、これらの両端支持部分Lb間にマ
グネット31の上端部と下端部との間隔Laが存在する
構成としているので、ロータ組立体20の回転は安定
し、マグネットとキャンの内周面との衝突及び摺接がな
くなり、図13に示す従来のものにおける部分での異
音の発生が防止される。
【0062】また、コイルスプリング25によって、ロ
ータ組立体20は下方向から押圧支持されるので、ロー
タ組立体20の回転をより安定化させることができ、ロ
ータ組立体のふらつきを防止することができ、図13に
示す従来のものにおける符号部分での異音の発生が防
止される。しかも、前述の摺接が生じなくなり、且つロ
ータ組立体20の回転が安定しているので、マグネット
は小型のものでよく、全体を軽量化、小型化することが
できると共に、コイルへの供給電力も小さなものとする
ことができ、消費電力を小さなものとすることができ
る。
【0063】また、前述の如く支軸部28bの先端をガ
イドする係合突起28cは、キャン本体41の上蓋部4
1aに形成した支持凹部41bに支持する構成としたの
で、支持凹部41bはキャン成型時に同時に、正確な位
置に形成することができ、その中心位置を正確なものと
することができる。したがって、従来のもののように、
上蓋部にピンの先端を支持する他の部材をその中心位置
決めを行いながら固定するものと比較して、より正確
に、しかも容易にピンの位置決めを行うことができる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、以下の
ような効果が得られる。 (1)冷蔵庫のような微小冷媒流量制御を必要とする冷
凍サイクルにおいて、冷媒流量の完全停止制御が可能な
電動膨張弁を得ることができる。 (2)全閉域から絞り域の始め(弁開度が極小の時点)
に至る弁開度特性、いわゆる「立ち上がり特性」を緩や
かな曲線に設定することができる。 (3)上記(2)の「立ち上がり特性」を含む弁開度特
性全体を、絞り溝の形状を変えることにより、任意のも
のとすることができる。 (4)絞り溝は、ハーフ・エッチング処理またはエッチ
ング処理により加工されており、このように、絞り溝の
加工を、ハーフ・エッチング処理またはエッチング処理
により加工することにより、寸法の極めて正確な絞り溝
を得ることができ、その結果、本発明の電動膨張弁の弁
開度特性を、極めて正確に設計に適合させることができ
る。なほ、絞り溝を、プレス加工またはレーザー加工に
より形成しても、同様の作用・効果が得られる。 (5)絞り溝を形成された薄い金属板は本体部に簡単に
着脱可能となったいるため、本体部を変えずに、絞り溝
を形成されている薄い金属板のみを取り替えることによ
り、所望の弁開度特性を有するものに変えることができ
る。 (6)絞り溝を形成された部材に密接摺動可能な他方の
部材を、合成樹脂のような軟質材で形成したため、絞り
溝を形成された部材(薄い金属板製の弁)の耐磨耗性の
向上と、弁漏れ防止の精度の向上とを図ることができ
る。 (7)弁座を弁本体組立体方向に付勢する付勢手段を設
け、付勢手段の分力が弁座を押しつけるように作用する
構成としたことによって、弁座の弁本体組立体に対する
固定が行なわれるとともに、シ−ル性を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施の形態に係る電動膨張弁の縦断
面図である。
【図2】図1のII矢部の拡大図である。
【図3】図1の電動膨張弁の変形例の縦断面図である。
【図4】(a)は同変形ばねの正面図、(b)は側面図
である。
【図5】図1の電動膨張弁の変形例の弁座の斜視図であ
る。
【図6】同弁体の斜視図である。
【図7】図1の電動膨張弁の分解斜視図である。
【図8】図1の電動膨張弁の弁部の分解斜視図である。
【図9】図1の電動膨張弁の絞り溝の形状の詳細図であ
る。
【図10】図1の電動膨張弁の弁開度特性を示す図であ
る。
【図11】従来の電動膨張弁の縦断面図である。
【図12】同要部の拡大図である。
【図13】(A)は従来の他の電動膨張弁の縦断面図、
(B),(C)は同作動説明図である。
【図14】従来の他の電動膨張弁(第3従来例)の分解
斜視図である。
【図15】図14におけるロータ組立体の拡大斜視図で
ある。
【図16】図14における弁体の拡大斜視図である。
【図17】同電動膨張弁の作用および特性を説明する図
である。
【符号の説明】
CB 電動膨張弁 10 弁本体組立体 10A リングばね 10B コイルばね 11 弁室 12 出口継手 13 弁座 13a ポート部 14 入口継手 15 下蓋 15a ストッパ 15b 緩衝材 20 ロータ組立体 21 弁体 21B 弁(薄い金属板) 21a 弁体部 21b 突出部 21c 摺接面 21d 弁閉コア部 21f 流路用溝部 21g 絞り溝 22 弁体ホルダ− 25 コイルスプリング 28 ロータ 28c 係合突起 31 マグネッポート 31a ロータストッパ 40 キャン 41a 上蓋部 41b キャン凹部 50 コイル組立体 60 ステッピングモータ部 S 貫通穴 Z−Z 弁体の中心軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3H053 AA02 AA03 BA04 BB18 CA02 DA12 3H062 AA07 BB28 BB33 CC02 DD01 EE07 GG04 HH04 HH08 HH09

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側にコイル組立体を有し内側にマグネ
    ットとロータとからなる弁体の回転手段が配設されたキ
    ャンと、該キャンの下端側に配設され円筒状の弁室を備
    えた弁本体組立体とを設けるとともに、該弁本体組立体
    が前記弁室に形成された弁座に穿設したポート部と該弁
    座を挟んで配設された流体入出口とを有し、前記弁体は
    前記弁室に内設された円形の本体部と該本体部の下面に
    形成され前記弁座に密接摺動可能な弁閉制御部とを備
    え、該弁閉制御部が前記ロータの回転角度に応じて前記
    ポート部を覆う面積を制御可能に構成された電動式膨張
    弁において、 前記弁閉制御部の少なくとも前記弁座に摺接する面が薄
    い金属板で形成されるとともに、該薄い金属板に微小流
    量制御を行うための絞り溝が形成されていることを特徴
    とする電動膨張弁。
  2. 【請求項2】 外側にコイル組立体を有し内側にマグネ
    ットとロータとからなる弁体の回転手段を配設されたキ
    ャンと、該キャンの下端側に配設され円筒状の弁室を備
    えた弁本体組立体とを設けるとともに、該弁本体組立体
    が前記弁室に形成された弁座に穿設したポート部と該弁
    座を挟んで配設された流体入出口とを有し、前記弁体は
    前記弁室に内設された円形の本体部と該本体部の下面に
    形成され前記弁座に密接摺動可能な弁閉制御部とを備
    え、該弁閉制御部が前記ロータの回転角度に応じて前記
    ポート部を覆う面積を制御可能に構成された電動式膨張
    弁において、 前記弁座の少なくとも前記弁閉制御部に摺接する面が薄
    い金属板で形成されるとともに、該薄い金属板に微小流
    量制御を行うための絞り溝が形成されていることを特徴
    とする、電動膨張弁。
  3. 【請求項3】 前記絞り溝が、深さを一定とし、幅を、
    前記ロータの回動角度に応じて前記絞り溝の開口面積の
    調整が可能となるような形状に設定されている請求項1
    又は請求項2のいずれかに記載の電動膨張弁。
  4. 【請求項4】 前記絞り溝が、ハーフ・エッチング処理
    またはエッチング処理により、あるいはプレス加工また
    はレ−ザ−加工により形成される請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の電動膨張弁。
  5. 【請求項5】 前記絞り溝が形成された部材に密接摺動
    可能な他方の部材が、合成樹脂のような軟質材で形成さ
    れている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電
    動膨張弁。
  6. 【請求項6】 前記弁座を上記弁本体組立体方向に付勢
    する付勢手段が設けられ、該付勢手段によって前記弁座
    の前記弁本体組立体に対する固定が行われている請求項
    1ないし請求項5のいずれかに記載の電動膨張弁。
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