JP2001187732A - レプチン分泌促進剤 - Google Patents

レプチン分泌促進剤

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JP2001187732A
JP2001187732A JP2000161739A JP2000161739A JP2001187732A JP 2001187732 A JP2001187732 A JP 2001187732A JP 2000161739 A JP2000161739 A JP 2000161739A JP 2000161739 A JP2000161739 A JP 2000161739A JP 2001187732 A JP2001187732 A JP 2001187732A
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acid
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JP2000161739A
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Shoji Asai
祥二 浅井
Tsutomu Masuda
力 増田
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Noda Institute for Scientific Research
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Noda Institute for Scientific Research
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 副作用もなく、安全性に優れ、かつ簡便に経
口投与でき、血液中のレプチン濃度を上昇せしめ、肥
満、及びその関連疾患及び症状を制御し、予防治療する
作用を有するレプチン分泌促進剤を提供することであ
る。 【解決手段】 トリカルボン酸回路関連有機酸、その誘
導体又はそれらの塩、又はサンシュユの抽出物等を有効
成分として含有することを特徴とする、レプチン分泌促
進剤である。また、上記レプチン分泌促進剤を含有す
る、血液中のレプチン濃度を上昇させることにより、予
防治療が可能な疾患の予防治療剤であり、さらには、上
記レプチン分泌促進剤を含有する体重増加抑制作用を有
する健康食品及び飼料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肥満及び関連疾患
の治療、予防及び制御に有用なレプチンの分泌を促進す
る薬剤、健康食品及び飼料に関する。
【0002】
【従来の技術】肥満は、脂肪組織重量の増加した状態と
定義され、エネルギー摂取と消費のバランスの破綻によ
り生じる。この肥満は、現代社会では、一般に最も多く
見られる栄養障害で、II型糖尿病(非インスリン依存
型糖尿病)、高血圧症及び高脂血症のような重要な医学
的疾患に関連するため、公衆保健上、重要な問題となっ
ている。肥満の発症・進展の防御のために、体重の増減
の情報が中枢(視床下部)に伝達され、強力なフィード
バック機構により生体の脂肪組織重量を一定レベルに保
つ生理的な調節機構の存在が提唱されていた。
【0003】近年、分子遺伝学の進歩により、obes
e(ob)遺伝子(Friedman et.al.,Nature,372,425-4
32 ,1994)とdiabetes(db)遺伝子(Chua e
t.al.,Science,271,994-996,1996)がクローニングさ
れ、さらにob遺伝子が脂肪組織由来のレプチン(飽食
因子)を、db遺伝子がその受容体をコードすることが
明らかになり、レプチンをメディエーターとした、新し
いエネルギー代謝調節系の分子機構が解明されてきた。
レプチン(ob蛋白質)は146個のアミノ酸より成る
蛋白質で、マウスやヒト等の哺乳動物に見出だされ、更
に、それらの哺乳動物の白色脂肪細胞で発現したレプチ
ンは、血液中に分泌され、中枢の視床下部に働きかけ
て、その結果として、エネルギー代謝調節系に関わる生
理的な作用を引き起こすことが証明された。レプチンの
生理的な作用としては、現在、食欲の抑制、体重減少、
酸素消費量、体温や活動性の増加、血糖値やインスリン
分泌の低下、脂肪組織重量や肝臓重量の減少そして不妊
症の改善などの種々の生理的な作用が見出だされた(実
験医学、Vol.14、No.16、p2336、19
96)。
【0004】現在、血液中のレプチン濃度を増加せしめ
るため、直接、哺乳動物の腹腔内、脳室内あるいは静脈
内に投与して、肥満やその関連疾患及びそれらの症状を
制御し、予防治療する医薬として、組換えレプチン(組
換えob蛋白質)が提案されている(特開平9−309
8号参照)。しかし、遺伝子組換え技術を用いて人工的
に製造したレプチンは、高度に精製しても、不純物を除
くことが難しく、副作用等、安全性上問題があり、ま
た、経口投与できず、注射で投与するため、簡便に投与
できず、その予防治療方法が限定されると言う問題があ
った。さらに、レプチンの分泌を促し、血液中のレプチ
ン濃度を上昇させる物質として、インスリン(Saladin
et.al.,Nature, 377,527-529,1995)やグルココルチコ
イド(De Vos P. et.al.,J.Biol.Chem., 270,15958-159
61,1995)が報告されているが、インスリンは経口投与
では効果が認められず、グルココルチコイドはステロイ
ドホルモンであり副作用が強く、肥満やその関連疾患及
びそれらの症状の予防治療剤としての実用化は難しい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、副作
用もなく、安全性に優れ、かつ簡便に経口投与でき、血
液中のレプチン濃度を上昇せしめ、肥満やその関連疾患
及びそれらの症状を制御し、予防治療する作用を有する
レプチン分泌促進剤を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、前記課題
解決のために鋭意研究を重ねた結果、生薬の一種である
サンシュユの抽出物やその成分であるリンゴ酸誘導体等
を哺乳動物に経口投与することにより、血液中のレプチ
ン濃度が上昇することを見出だし、これらの知見に基づ
き本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明は、トリカルボン酸回路関
連有機酸、その誘導体又はそれらの塩、又はサンシュユ
の抽出物等を有効成分として含有することを特徴とす
る、レプチン分泌促進剤である。また、上記レプチン分
泌促進剤を含有する、血液中のレプチン濃度を上昇させ
ることにより、予防治療が可能な疾患の予防治療剤であ
り、さらには、上記レプチン分泌促進剤を含有する体重
増加抑制作用を有する健康食品及び飼料である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明のレプチン分泌促進剤とは、哺乳動物に経口または
非経口投与したとき、血液中のレプチン濃度を上昇せし
めることのできる物質であり、レプチン濃度の上昇によ
り、肥満やその関連疾患及びそれらの症状を制御し、予
防治療する作用を有する物質である。上記関連疾患とし
ては、II型糖尿病(非インスリン依存型糖尿病)、高
血圧症及び高脂血症のような重要な疾患などが挙げら
れ、また上記症状の制御、予防治療作用としては、食欲
抑制、体重減少(肥満抑制)、血液中の脂質量の減少、
酸素消費量や活動性の増進、血糖値やインスリン分泌の
低下、脂肪組織重量や肝臓重量の減少、動脈血栓の防
止、高血圧の低下、胆石の防止などの種々の作用が挙げ
られる。
【0009】本発明のレプチン分泌促進剤としては、血
液中のレプチン濃度を上昇せしめることのできる物質で
あれば如何なる物質でもよく、例えば、トリカルボン酸
回路関連有機酸、それらの物質の誘導体でもよく、それ
らの種々の塩なども挙げられる。更に、生薬の抽出物、
例えば、ミズキ科の植物、好ましくは、サンシュユ(Co
rnus officinalis)などの抽出物などが挙げられる。ト
リカルボン酸回路関連有機酸としては、例えば、リンゴ
酸、コハク酸、クエン酸、イソクエン酸、オキサロ酢
酸、α−オキソグルタル酸、フマル酸、ピルビン酸など
が挙げられるが、好ましくはリンゴ酸やコハク酸などが
挙げられる。例えば上記有機酸のうち、リンゴ酸、クエ
ン酸やフマル酸などは、食品添加物として販売されてお
り、容易に入手できる。リンゴ酸やクエン酸などの有機
酸はリンゴ、レモン、オレンジなどの植物の果実などに
多量に含まれており、植物体そのものを用いてもよい
し、搾汁、分取した物でも用いることができる。また上
記有機酸を微生物を用いて発酵により製造することもで
きる。それらの誘導体としては、その分子内のカルボキ
シル基がエステル化された種々のエステルやアルキル誘
導体などが挙げられる。例えば、リンゴ酸の場合、リン
ゴ酸−1−メチルエステル、リンゴ酸−4−メチルエス
テル、リンゴ酸−1−エチルエステル、メチルリンゴ
酸、エチルリンゴ酸などが挙げられる。好ましくはリン
ゴ酸−1−メチルエステルなどが挙げられる。また、そ
れらの有機酸の塩としては、例えばナトリウム、カリウ
ム、カルシウム、アンモニウムなどの塩で医薬、食品上
許容される塩が適宜選ばれる。
【0010】本発明の生薬の抽出物は、一般的に用いら
れている抽出方法を用いて得られる。例えば、ミズキ科
のサンシュユ(Cornus officinalis)の抽出物を取得す
る場合、サンシュユの植物体(果実が好ましい)、もし
くはその粉砕物(それらは生、乾燥物のどちらでも良
い)を、水もしくは有機溶剤あるいはそれらの混合液に
より抽出することによって行なう。有機溶剤としては、
例えばメタノール、エタノール、イソプロパノール、ア
セトン、酢酸エチル、クロロホルム、ヘキサンなどを挙
げることができる。これらの中でも、特に熱水あるいは
メタノール、エタノールなどのアルコール、あるいはそ
れらの含水アルコールが抽出率や安全性の点で好適であ
る。抽出方法は如何なる方法を用いてもよいが、例え
ば、サンシュユの果実の乾燥物を原料とし、これを適当
に破砕した後、それらの粉砕物を前記した溶剤で公知の
方法を用いて処理する。具体的には原料の1〜100倍
量(重量比)、好ましくは2〜20倍量(重量比)の溶
剤で、温度0℃以上、好ましくは10℃からその溶剤の
沸点以下の温度の条件下で、撹拌しながら1分〜8週
間、好ましくは10分〜1週間抽出する。また、必要に
応じて加熱乾留しながら抽出する方法を用いてもよい。
得られた抽出物を、必要により更に精製し、部分精製抽
出物としてもよい。精製方法としては、種々の公知の方
法を用いてもよいが、例えばシリカゲル、イオン交換樹
脂、活性炭、分子分画用単体等を用いたクロマトグラフ
ィー等が挙げられる。
【0011】上記のごとくして得られる抽出物や部分精
製抽出物をそのまま本発明に用いてもよいが、好ましく
は抽出に使用した溶剤を通常の方法、例えば減圧下ロー
タリーエバポレーター等を使用して除去するのがよい。
必要に応じて凍結乾燥、加熱乾燥などの慣用的な乾燥処
理を施してもよい。
【0012】本発明のレプチン分泌促進剤(以下、本発
明の分泌促進剤という)は、そのまま投与することもで
きるが、一般には、本発明の分泌促進剤に製薬学的に許
容し得る各種の添加剤を配合して、投与に適した剤型に
製剤化することが好ましい。例えば、所望上記有機酸や
その誘導体又はその塩、上記抽出物などを、乾燥物とし
て、0.01〜50%(w/w)、好ましくは0.1〜
30%(w/w)含有させる。本発明の分泌促進剤を1
種用いてもよいし2種以上組み合わせて用いてもよい。
使用し得る添加剤としては、所望の剤型に製剤化するた
めに通常用いられる任意の調剤用添加剤類を挙げること
ができる。具体的には、例えば、アスコルビン酸、ビオ
チン、パントテン酸カルシウム、塩化コリン、塩化マグ
ネシウム、ナイアシン、塩化ピリドキシン、リボフラビ
ン、チアミンヒドロクロライド、トコフェロール、ビタ
ミンA、ビタミンB12、ビタミンD2などの栄養剤;
メタリン酸ナトリウム、リン酸ナトリウム(第1、第
2、第3塩)、ピロリン酸ナトリウム、などの隠蔽剤;
ソルビン酸カルシウム、安息香酸、パラオキシ安息香酸
メチル、安息香酸ソーダなどの保存料;アラビヤゴム、
アルギン酸ナトリウム、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、けい酸アルミニウム、マンニット、
乳糖、果糖、可溶性デンプン、アミノ酸類、グルコー
ス、砂糖、蜂蜜、脂肪酸エステルなどの担体ないし希釈
剤類等を挙げることができる。
【0013】本発明の分泌促進剤は、経口又は注射等に
より非経口投与することができるが、簡便に投与できる
点で、経口投与が好ましい。投与する場合、それぞれの
投与経路に適した任意の剤型に製剤化することができ、
例えば、散剤、顆粒剤、錠剤、コーティング錠剤、カプ
セル剤、トローチ剤、液剤、シロップ剤などの経口投与
に適した剤型;注射剤、点滴剤などの非経口投与に適し
た剤型にすることもできる。更に、軟膏、クリーム、チ
ンキ、パップ剤などの外用剤にすることも可能である。
本発明の分泌促進剤の投与量は、患者の症状、性別、年
齢、体重、医師の判断等に応じて広い範囲で変えること
ができるが、一応の目安として、例えば上記有効成分を
0.01〜10g/kg体重/日、好ましくは0.1〜
5g/kg体重/日の範囲を例示することができる。上
記投与量は1日1回又は数回に分けて投与することがで
きる。
【0014】本発明の血液中のレプチン濃度を上昇させ
ることにより、予防治療が可能な疾患としては、前述し
たように肥満症やその関連疾患として、II型糖尿病
(非インスリン依存型糖尿病)、高血圧症及び高脂血症
のような重要な疾患などが挙げられる。また上記疾患に
関連する症状や疾患として、過剰食欲、体重増加、血液
中の脂質量の増加、酸素消費量や活動性の低下、血糖値
やインスリン分泌の上昇、脂肪組織重量や肝臓重量の増
加、動脈血栓、高血圧、胆石、不妊症などが挙げられ
る。本発明の分泌促進剤を含有する薬剤は、それを哺乳
動物に投与するとき、その血液中のレプチン濃度が上昇
することから、上記予防治療が可能な疾患の予防治療剤
として有効である。この予防治療剤の、本発明の分泌促
進剤の含有量、及び哺乳動物への投与量は、予防治療の
目的、期待する症状や疾患の改善に応じて適宜選択され
るが、多くの場合、前記した本発明の分泌促進剤の含有
量、及び投与量が好ましく用いられる。しかし、過剰食
欲、体重増加そして脂肪組織重量などの症状や疾患の予
防、治療には、上記投与量より、さらに少ない投与量で
も充分な効果を得ることができる。例えば、本発明のレ
プチン分泌促進剤を0.001〜10g/kg体重/
日、好ましくは0.001〜1g/kg体重/日の範囲
で投与する。
【0015】本発明の分泌促進剤を、各種飲食品に含有
せしめることにより、体重増加抑制作用を有する食品を
製造することができる。上記飲食品の種類としては、特
に限定されず、如何なる食品にも含有せしめることがで
きる。特に、ケーキやチョコレート等の本来的に肥満を
助長する飲食品に含有せしめることは、当該飲食品の摂
取による肥満を予防し得るという点において好ましい。
さらに、種々の栄養成分や飲食品等と配合して健康食品
とすることもできる。本発明の分泌促進剤を飲食品や健
康食品に含有せしめるときの添加量及びそれらの食品の
摂取量は、食品の種類、食品の食する頻度、添加する目
的、当該食品の摂取によって期待される効果等に応じて
適宜選択される。添加量は乾燥物として例えば、0.0
1〜70%(w/w)、好ましくは0.1〜50%(w
/w)含有させる。摂取量は、摂取者の症状、性別、年
齢、体重等に応じて広い範囲で変えることができるが、
一応の目安として、例えば上記分泌促進剤を0.01〜
20g/kg体重/日、好ましくは0.1〜10g/k
g体重/日の範囲を例示することができる。上記摂取量
は1日1回又は数回に分けて摂取することができる。
又、体重増加抑制作用ばかりでなく、食欲抑制、組織脂
肪重量の抑制などの作用を有する食品や健康食品として
食する場合には、摂取量は、上記摂取量より、さらに少
ない摂取量でも充分な効果を得ることができる。例え
ば、上記分泌促進剤を0.001〜10g/kg体重/
日、好ましくは0.001〜1g/kg体重/日の範囲
で投与する。
【0016】さらに、本発明の分泌促進剤を、飼料に含
有せしめることにより、体重増加抑制作用を有する飼料
を製造することもできる。前記飼料の種類としては、特
に限定されず、如何なる飼料にも含有せしめることがで
きる。牛、豚、鶏等の家畜飼料であってもよいが、特に
ペットフード等に含有せしめることにより、ペット等の
肥満を予防することができる。本発明の分泌促進剤を飼
料に含有せしめるときの添加量は、飼料の種類や当該飼
料の摂取により期待される効果等に応じて適宜選択され
るが、一般には、0.01〜70%(w/w)の割合に
含有せしめるのが好ましい。
【0017】以上に説明した本発明の、健康食品を含む
飲食品、及び飼料は、体重増加抑制作用を有するばかり
でなく、当然、前記した本発明の血液中のレプチン濃度
を上昇させることにより、予防治療が可能な疾患にも効
果を有しており、さらには、家畜においては、肉質の改
善が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、参考例、実験例及び実施例により、本
発明を更に具体的に説明する。本発明の技術的範囲は、
これらの例により、何ら限定されるものではない。参考
例1(サンシュユの抽出物の製造と有効成分の精製)サ
ンシュユの果実の乾燥物2KgをR−8型粉砕機(日本
理化学機器社製)を用いて、10gずつ小分けにして3
0秒間粉砕して、粉砕物を得た。この粉砕物に、90%
メタノール溶液4.8Lを加えて、よく撹拌しながら、
70℃で、1時間抽出し、抽出液を得た。不溶物につい
て同様の操作をさらに2回行なった。3回の抽出操作で
得られた抽出液を合わせて、ロータリーエバポレーター
にて減圧濃縮し、油状のサンシュユの抽出液1Lを得
た。このようにして得られたサンシュユの抽出液をレプ
チン分泌促進剤として用いることができる。更に、必要
により、得られた抽出物を精製してもよい。得られた抽
出液1Lに水を加えて1.5Lとした後、等量の酢酸エ
チルで3回抽出し、酢酸エチル抽出液4.5Lを得た。
この酢酸エチル抽出液を前記と同様に減圧濃縮し、乾固
物41gを得た。得られた乾固物を5等分し、その一部
を20gのシリカゲル(Kiesel gel60、メ
ルク社製)にまぶし、ヘキサンで充填したシリカゲルカ
ラム(直径50mm×500mmの中圧カラム、ヘキサ
ンに懸濁したKiesel gel60(メルク社製)
550mL)に付した。pump−540(山善社製)
を用いて、流速40ml/minで、ヘキサン、トルエ
ン−酢酸エチル(1:1)、酢酸エチル、酢酸エチル−
アセトン(1:1)、メタノールの順に、各溶媒1.8
Lで段階溶出した。活性物質は酢酸エチル溶出画分に回
収された。このシリカゲルクロマトグラフィーを5回行
い、全ての酢酸エチル溶出画分を集めて、減圧濃縮し
7.3gの乾固物を得た。さらに、その乾固物を3等分
し、その一部を3mLのメタノールに溶解後、1%アセ
トニトリルで充填したODSカラム100mL(直径2
0mm×300mm、山善社製)に吸着させた後、50
0mLの1%アセトニトリル溶液で溶出した。このクロ
マトグラフィーを3回繰り返した。得られた全ての1%
アセトニトリル溶出液を合わせて、減圧濃縮し、3gの
乾固物を得た。得られた乾固物を150mLの水に溶解
し、その溶解液を0.5mlずつ、ODSカラム(ノバ
パックHRC18、ウオターズ社製)を用いたHPLCに
付した。ウオーターズ600ポンプ(ウオーターズ社
製)を用いて、流速9mL/mlで、展開溶媒0.1%
トリフルオロ酢酸で溶出し、保持時間6.5分に溶出さ
れる活性画分を採取した。150mL溶解液を全てHP
LCに付し、得られた活性画分を減圧濃縮し、1gの白
色結晶粉末を得た。
【0019】実験例1(サンシュユの抽出物に含まれる
レプチン分泌促進物質の構造決定) 参考例1で得られた白色結晶粉末(サンシュユの抽出物
に含まれるレプチン分泌促進物質の精製物)の構造決定
を行なった。得られた白色結晶粉末について、以下の物
理化学的性質を測定した。 (1)分子量:質量分析機M−8(日立社製)を用い
て、質量分析法(negative SIMS)により
分子量を測定した。結果を図1に示した。図1より得ら
れた白色結晶粉末の分子量は148であった。 (2)紫外吸収スペクトル:スペクトロフォトメーター
557(日立社製)を用いて、メタノールを溶媒とし
て、白色結晶粉末の紫外吸収スペクトルを測定した。結
果を図2に示した。 (3)1H核磁気共鳴スペクトル:アバンス500(ブ
ルッカー社製)を用いて、アセトンを溶媒として1H−
NMRスペクトルを測定した。結果を図3に示した。 (4)13C核磁気共鳴スペクトル:アバンス500
(ブルッカー社製)を用いて、アセトンを溶媒として1
3C−NMRスペクトルを測定した。結果を図4に示し
た。
【0020】上記結果より、得られた白色結晶粉末、す
なわちサンシュユ抽出物のレプチン分泌促進物質が、リ
ンゴ酸−1−メチルエステルであると決定された。 実施例1(リンゴ酸−1−メチルエステル、リンゴ酸お
よびコハク酸の腹腔内投与によるレプチン分泌促進作
用) 24時間絶食にしたICRマウス(メス、10週齢)4
匹を1群とし、2群を準備した。1群には、2%Twe
en−20を添加した生理食塩水(溶解液)に溶解した
リンゴ酸−1−メチルエステル(投与量:3mmol/
kg体重)を腹腔内投与し、他の1群には、対照として
同量の溶解液のみを、腹腔内投与した。それぞれの群に
ついて、投与時及び投与5時間後に採血し、常法に従
い、血清を調製し、R&Dシステムズ社(アメリカ)の
血清レプチン測定ELISAキットを用いて、血清レプ
チン濃度を測定した。投与5時間後の血清レプチン濃度
から、投与時の血清レプチン濃度を差し引き、血清レプ
チンの濃度の上昇量を求め、その結果を図5(A)に示
した。リンゴ酸(投与量:2.5mmol/kg体
重)、コハク酸(投与量:1mmol/kg体重)につ
いても同様の試験を行い、その結果をそれぞれ図5
(B)、(C)に示した。これらの腹腔内投与試験の結
果より、対照群では血清レプチン濃度の上昇は、ほとん
ど認められなかったが、リンゴ酸−1−メチルエステル
投与群、リンゴ酸投与群およびコハク酸投与群では、い
ずれも、血清レプチンの濃度が有意に上昇していること
が認められ、それらの物質が、レプチン分泌促進作用を
有していることがわかった。
【0021】実施例2(リンゴ酸の経口投与によるレプ
チンの分泌促進作用) 24時間絶食にしたICRマウス(メス、10週齢)4
匹を1群とし、2群を準備した。1群には、2%Twe
en−20を添加した生理食塩水(溶解液)に溶解した
リンゴ酸(投与量:25mmol/kg体重)を経口投
与し、他の1群には、対照として同量の溶解液のみを経
口投与した。それぞれの群について、投与時及び投与5
時間後に採血し、常法に従い、血清を調製し、R&Dシ
ステムズ社(アメリカ)の血清レプチン測定ELISA
キットを用いて、血清中のレプチンの濃度を測定した。
投与5時間後の血清レプチン濃度から、投与時の血清レ
プチン濃度を差し引き、血清レプチンの濃度の上昇量を
求め、その結果を図6に示した。これらの結果から、対
照群では血清レプチン濃度の上昇は、ほとんど認められ
なかったが、リンゴ酸投与群では、血清レプチンの濃度
が有意に上昇していることが認められ、経口投与によっ
ても、リンゴ酸がレプチン分泌促進作用を有しているこ
とがわかった。
【0022】実施例3(レプチン分泌促進剤(錠剤)の
製造) サンシュユの抽出物の有効成分であるリンゴ酸−1−メ
チルエステルと、乳糖、結晶セルロース、タルク及びカ
ルボキシメチルセルロース(結合剤)を下記の組成で均
一に混合し、顆粒状とした後、さらにステアリン酸マグ
ネシウム0.6mgを加えて、常法により乾燥し、1錠
200mgの錠剤を製造した。 〈組成〉 リンゴ酸−1−メチルエステル 10mg 乳糖 90mg 結晶セルロース 92.4mg タルク 5mg カルボキシメチルセルロース 2mg 上記組成のうち、リンゴ酸−1−メチルエステルに代え
て、リンゴ酸、又はサンシュユの抽出物を用いて、同様
にレプチン分泌促進剤(錠剤)を製造した。また、この
レプチン分泌促進剤(錠剤)は、血液中のレプチンを上
昇させることにより、予防治療が可能な疾患の予防治療
剤として投与することもできる。
【0023】実施例4(健康食品の製造) リンゴ酸−1−メチルエステルを含有させた下記組成の
体重増加抑制作用を有する散剤状健康食品1Kgを製造
した。なお、組成中の大豆分離蛋白は、フジピュリナプ
ロティン社製の「ニューフジプロ1200」を使用し
た。 〈組成〉 リンゴ酸−1−メチルエステル 200g 大豆分離蛋白 754.446g 含水結晶ブドウ糖 30.3g デキストリン 3g ビタミンB1 0.05g ビタミンB2 0.06g ビタミンB6 0.15g ビタミンB12 0.00018g 葉酸 0.024g ビタミンA 0.22g アスコルビン酸 2g α−dl−トコフェロール 0.75g 乳酸カルシウム 9g この健康食品を1日50g食することにより、リンゴ酸
−1−メチルエステルを10g摂取することができる。
上記組成のうち、リンゴ酸−1−メチルエステルに代え
て、リンゴ酸、又はサンシュユの抽出物を用いて、同様
に体重増加抑制作用を有する散剤状健康食品1Kgを製
造した。
【0024】実施例5(イヌ飼育用飼料(ドッグフー
ド)の製造) リンゴ酸−1−メチルエステルを含有させた下記組成物
を混合し、体重増加抑制作用を有するイヌ飼育用飼料
(ドッグフード)1Kgを製造した。 〈組成〉 リンゴ酸−1−メチルエステル 250g 大豆粕 120g 脱脂粉乳 140g 大豆油 20g コーン油 20g パーム油 50g トウモロコシデンプン 150g 小麦粉 90g フスマ 20g ビタミン混合物 90g ミネラル混合物 20g セルロース 30g 上記組成のうち、リンゴ酸−1−メチルエステルに代え
て、リンゴ酸、又はサンシュユの抽出物を用いて、同様
に、体重増加抑制作用を有するイヌ飼育用飼料(ドッグ
フード)1Kgを製造した。
【0025】実施例6(リンゴ酸の経口投与による体重
増加抑制、食欲抑制及び組織脂肪重量抑制の効果) ICRマウス(メス、10週齢)6匹を1群とし、2群
を準備した。1群には、生理食塩水(溶解液)に溶解し
たリンゴ酸(投与量:50μmol/kg体重)を1日
1回、8週間、経口投与し、他の1群には、対照として
同量の溶解液のみを、同様に経口投与した。マウスは1
2時間周期の明暗室で飼い、市販飼料(MF、オリエン
タル酵母社製)を自由摂食させ、摂食量、体重及び子宮
傍脂肪重量をそれぞれ測定した。摂食量は、8週間にわ
たる総摂食量とした。体重増加量は、試験開始日の体重
に対する試験最終日の体重の増加量とした。子宮傍脂肪
重量は、試験最終日において、マウスのすべての子宮傍
脂肪組織を取出し、生理食塩水に浸し、洗浄した後の子
宮傍脂肪組織の重量とした。結果を図7に示した。図7
(A)及び図7(B)から、リンゴ酸投与群は、対照群
に比べて有意に摂食量及び体重増加量が抑制されてい
た。更に、図7(C)において、リンゴ酸投与群は、対
照群に比べて、子宮傍脂肪重量も低い値を示した。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、トリカルボン酸回路関
連有機酸やその誘導体又はその塩、又はサンシュユ抽出
物を含有するレプチン分泌促進剤、前記レプチン分泌促
進剤を含有する予防治療剤、健康食品や飼料が得られ
る。これらを投与又は摂取させることにより、血液中の
レプチン濃度の上昇により予防治療が可能な疾患、すな
わち肥満症(体重増加)やその関連疾患の予防治療がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】白色結晶粉末の質量分析のチャート図。
【図2】白色結晶粉末の紫外吸収スペクトルのチャート
図。
【図3】白色結晶粉末の1H−NMRスペクトルのチャ
ート図。
【図4】白色結晶粉末の13C−NMRスペクトルのチ
ャート図。
【図5】腹腔内投与した、リンゴ酸−1−メチルエステ
ル(A)、リンゴ酸(B)およびコハク酸(C)の血清
中のレプチン濃度に及ぼす効果を示す図。
【図6】経口投与したリンゴ酸の血清中のレプチン濃度
に及ぼす効果を示す図。
【図7】リンゴ酸の経口投与による体重増加抑制効果
(A)、食欲抑制効果(B)及び組織脂肪重量抑制効果
(C)を示す図。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/215 A61K 31/215 35/78 35/78 C 45/00 45/00 A61P 3/04 A61P 3/04 3/06 3/06 3/10 3/10 9/12 9/12 Fターム(参考) 2B150 AA01 AA06 AB03 AE01 BC06 CJ07 DA32 DA54 DD45 4B018 MD09 MD52 ME01 MF01 4C084 AA17 DC50 MA52 NA14 ZA421 ZA422 ZA701 ZA702 ZC331 ZC332 ZC351 ZC352 4C088 AB12 AC04 BA08 MA52 NA14 ZA42 ZA70 ZC33 ZC35 ZC80 4C206 AA01 AA02 DA36 DB29 MA01 MA72 NA14 ZA42 ZA70 ZC33 ZC35 ZC80

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トリカルボン酸回路関連有機酸、その誘
    導体又はそれらの塩を有効成分として含有することを特
    徴とする、レプチン分泌促進剤。
  2. 【請求項2】 リンゴ酸、コハク酸、それらの誘導体又
    はそれらの塩を有効成分として含有することを特徴とす
    る、レプチン分泌促進剤。
  3. 【請求項3】 リンゴ酸−1−メチルエステル又はその
    塩を有効成分として含有することを特徴とする、レプチ
    ン分泌促進剤。
  4. 【請求項4】 サンシュユの抽出物を有効成分として含
    有することを特徴とするレプチン分泌促進剤。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4いずれか1項に記載のレプ
    チン分泌促進剤を含有することを特徴とする、血液中の
    レプチン濃度を上昇させることにより、予防治療が可能
    な疾患の予防治療剤。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4いずれか1項に記載のレプ
    チン分泌促進剤を含有することを特徴とする体重増加抑
    制作用を有する健康食品。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4いずれか1項に記載のレプ
    チン分泌促進剤を含有することを特徴とする体重増加抑
    制作用を有する飼料。
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