JP2001206893A - 新規α−アミラーゼ阻害活性物質、その製造方法及びその用途 - Google Patents

新規α−アミラーゼ阻害活性物質、その製造方法及びその用途

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JP2001206893A JP2000346380A JP2000346380A JP2001206893A JP 2001206893 A JP2001206893 A JP 2001206893A JP 2000346380 A JP2000346380 A JP 2000346380A JP 2000346380 A JP2000346380 A JP 2000346380A JP 2001206893 A JP2001206893 A JP 2001206893A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】糖尿病或いは肥満を予防、治療或いは改善でき
る優れた飲食品、薬剤或いはそのために有効な成分を提
供する。 【解決手段】コレウスフォルスコリから、従来コレウス
フォルスコリの主たる生理活性物質とされていたフォル
スコリンとは、全く異なる成分であり、フォルスコリン
には認められないアルコール可溶性のα−アミラーゼ阻
害活性作用を示す化合物を含む物質を分離する。このα
−アミラーゼ阻害活性物質には血糖の上昇を抑制する作
用が有り、この物質は、好ましくはα−グルコシダーゼ
阻害活性作用及び/又はリパーゼ阻害活性作用も持ち合
わせており、糖尿病や肥満の予防、治療、改善等に有効
であり、そのための医薬品、飲食品に期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコレウスフォルスコ
リから得られうる新規α−アミラーゼ阻害活性物質、新
規α−アミラーゼ阻害剤及びそれ等の製造方法に関し、
この新規物質又は新規αーアミラーゼ阻害剤が血糖の上
昇を抑制する効果を有し、好ましくはα−グルコシダー
ゼ阻害活性作用やリパーゼ阻害活性作用も有しており、
高血糖或いは肥満の予防、治療、改善等に有効であるこ
とから、健康食品や、各種医薬品等への使用が期待さ
れ、本発明はこれ等の用途にも関する。
【0002】
【従来の技術】肥満は、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病
等多くの疾患のリスクファクターであり、高血圧症33
00万人、高脂血症2000万人、糖尿病690万人の
患者のうち3〜6割については、肥満が原因と日本肥満
学会は推定した。更に、日本における肥満は、この30
年で2〜4倍に増えており、国民の健康を脅かす大きな
要因となっている。今後、高齢化が進むにつれ、生活習
慣病は益々増加するものと考えられ、肥満防止は健康面
ばかりでなく社会的及び経済的側面からも克服すべき重
要な課題となりつつある。
【0003】肥満の9割以上が単純性肥満と称する消費
エネルギーに対する摂取エネルギーの過多に起因するも
のである。これを防止するには、1)摂取エネルギーの
抑制及び2)エネルギー消費の促進がある。
【0004】1)については食事制限、食欲抑制剤の投
与、消化管内での脂質等の吸着による吸収の抑制、難消
化性食物繊維による満腹感の形成、消化酵素阻害剤の投
与等の方法がある。
【0005】2)については、運動療法、エネルギー代
謝促進剤の投与等がある。
【0006】コレウスフォルスコリは、その根の部分が
従来インドにおいては強心剤、強精剤的効果を期待した
保健食品としてピクルス等の形態で食されてきた。ま
た、近年の医薬品開発の分野においては、1977年、Baht
により発見された、細胞内cAMP濃度を上昇させるジ
テルペン化合物、フォルスコリン(Forskolin)に関し
て、血圧降下薬(特開昭63-10783号公報参照。)や、白
髪防止薬(特開平4-124122号公報及び特開平4-360836号
公報参照。)としての検討がなされている。更に、この
物質に関してcAMPの上昇に伴い細胞内の脂質代謝が
亢進することから、肥満防止作用(脂質代謝改善)(Bi
ochemical and Biophysical Research Comm.,vol.107(1
982), p157-164参照。)についても研究が進められてい
る。
【0007】現在、コレウスフォルスコリ根部よりフォ
ルスコリンを抽出精製して、肥満防止用健康食品、育毛
促進用医薬部外品の製造が行われ製品が上市されてい
る。フォルスコリンは、水に不溶性でアセトン、クロロ
ホルム、ベンゼン等に可溶性の化合物で、通常は、根の
粉末よりアセトンにて抽出し、上記疎水性溶媒を用い
て、精製される。
【0008】このような情況下に、高血糖を改善し、或
いは肥満を防止できる更に優れた薬剤、特に経口可能な
薬剤、飲食品の開発が求められている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、高血
糖或いは肥満を予防、治療及び/又は改善できる優れた
飲食品特に健康食品、薬剤或いはそれらに使用可能な成
分の開発にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記課題の
解決に向けて鋭意検討した結果、コレウスフォルスコリ
から、従来コレウスフォルスコリの主たる生理活性物質
とされていたフォルスコリンとは、全く異なる成分であ
り、フォルスコリンには認められないα−アミラーゼ阻
害活性作用を示す化合物を含む新規物質(以下、「本発
明の物質」或いは「α−アミラーゼ阻害活性物質」とも
称する。)を見出した。更に、このα−アミラーゼ阻害
活性物質には血糖の上昇を抑制する作用が有り、糖尿病
や肥満の予防、治療、改善等に有効であることも見出さ
れ、これらの知見に基づいて本発明が完成されるに到っ
た。
【0011】この物質は、前記α−アミラーゼ阻害活性
作用を示す化合物を純品で又は高純度に含むこともでき
るし、高度に濃縮された形態で含むこともできる。好ま
しくは、α−グルコシダーゼ阻害活性作用や、リパーゼ
阻害活性作用を有することも見出されている。
【0012】即ち、本発明は、その各種の形態として下
記の内容を含む。 1. コレウスフォルスコリから、水又はアルコールに
可溶で、α−アミラーゼ阻害活性作用を示す(有する)
化合物を含む物質を分離することに特徴を有するα−ア
ミラーゼ阻害活性物質又はα−アミラーゼ阻害剤の製造
方法。
【0013】2. α−アミラーゼ阻害活性作用を示す
化合物を含む物質がα−グルコシダーゼ阻害活性作用及
び/又はリパーゼ阻害活性作用を有する上記製造方法。
特に好ましくは、α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化
合物がα−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又はリパ
ーゼ阻害活性作用を有する上記製造方法。
【0014】3. コレウスフォルスコリとしてコレウ
スフォルスコリ根部、好ましくはその粉末を使用する上
記製造方法。
【0015】4. アルコールが、メタノール及びエタ
ノールの少なくとも1種である上記製造方法。
【0016】5. α−アミラーゼ阻害活性作用を示す
化合物を含む物質がアセトンに不溶である上記製造方
法。本発明、特に本発明の物質(或いは本発明において
製造される物質又はα−アミラーゼ阻害剤)には、その
一形態としてコレウスフォルスコリからこのようにして
製造されたアセトンに不溶でアルコールに可溶な物質が
含まれる。従って、高純度α−アミラーゼ阻害活性物質
のみならず、それを含有する未精製のアルコール抽出物
(コレウスフォルスコリから)が本発明で製造される物
質或いはα−アミラーゼ阻害剤に含まれ、即ち当該活性
成分の化合物自体及び当該化合物を含む物質が本発明の
物質或いは本発明のα−アミラーゼ阻害剤に該当する。
当然、この化合物或いはこの物質は、特に好ましくは、
更にα−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又はリパー
ゼ阻害活性作用を有している。
【0017】6. コレウスフォルスコリから分離する
ことができ、α−アミラーゼ阻害活性作用を示すことに
特徴を有する新規物質、又はα−アミラーゼ阻害剤。こ
のような阻害活性作用を有する化合物の形態でも、当該
化合物を高純度又は濃縮された状態で含む形態でもよ
い。
【0018】7. 更に、α−グルコシダーゼ阻害活性
作用及び/又はリパーゼ阻害活性作用を有する前記物
質、又はα−アミラーゼ阻害剤。この場合、α−アミラ
ーゼ阻害活性作用を示す化合物を含み、この化合物がα
−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又はリパーゼ阻害
活性作用を有することがより好ましい。
【0019】8. アセトンに不溶で、水又はアルコー
ル(メタノール、エタノール、イソプロパノール等)に
可溶である上記新規物質、又はα−アミラーゼ阻害剤。
前記アルコール抽出物の形態であっても、この新規物質
を含む限り、またα−アミラーゼ阻害活性作用を示す限
りこの発明の中に含まれる。
【0020】9. 上記新規物質、又はα−アミラーゼ
阻害剤を有効成分として含有することに特徴を有する糖
尿病或いは肥満の予防、治療及び/又は改善薬。
【0021】10. 上記新規物質、又はα−アミラーゼ
阻害剤を含有することに特徴を有する飲食品(健康食品
等)。
【0022】11.コレウスフォルスコリから、水又はア
ルコールに可溶で、α−アミラーゼ阻害活性、α−グル
コシダーゼ阻害活性及びリパーゼ阻害活性の少なくとも
一の阻害活性作用を示す化合物を含む物質を分離するこ
とに特徴を有するα−アミラーゼ阻害活性、α−グルコ
シダーゼ阻害活性及び/又はリパーゼ阻害活性物質、又
はα−アミラーゼ、α−グルコシダーゼ及び/又はリパ
ーゼ阻害剤の製造方法。この場合、複数の阻害活性を含
む物質、特に好ましくは複数の阻害活性を有する化合物
を含む物質を、高純度に分離することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。本発明の新規物質は、従来コレウスフォル
スコリの主たる生理活性物質とされていたフォルスコリ
ン(Forskolin)とは、全く異なる成分であり、フォル
スコリンには認められないα−アミラーゼ阻害活性作用
を有する。即ち、フォルスコリンを抽出した残渣のコレ
ウスフォルスコリから本発明の物質を抽出することがで
きるので、インドや日本で利用されているフォルスコリ
ンの製造に際し、新たなる高付加価値物質が創成される
こととなり、産業上の利点は大きい。
【0024】この新規物質は水、メタノール、エタノー
ルで、植物コレウスフォルスコリから抽出され、更に疎
水性吸着剤、例えば三菱化学(株)製ダイヤイオン「H
p−20」等で精製し、高速液体クロマトグラフィーに
て処理すると、α−アミラーゼ阻害活性が強く認められ
る分画を確認することができる。
【0025】この物質は、前述の如く前記α−アミラー
ゼ阻害活性作用を示す化合物を純品で又は高純度に含む
こともできるし、高度に濃縮された形態で含むこともで
きる。好ましくは、このような物質においてα−グルコ
シダーゼ阻害活性作用や、リパーゼ阻害活性作用をも有
する物質であり、最も好ましくは、純品又は高純度のα
−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合物の形態で、かつ
α−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又はリパーゼ阻
害活性作用をも有する化合物の形態で存在する物質であ
る。
【0026】本発明には、その一つ形態或いは他の別の
形態として、このような物質を含有することに特徴を有
するα−アミラーゼ阻害剤、或いは当該物質を前記の如
く製造する方法に特徴を有するα−アミラーゼ阻害剤の
製造方法が含まれる。
【0027】本発明の新規物質或いはα−アミラーゼ阻
害剤を製造するための原料としてコレウスフォルスコリ
を使用することができるが、これはネパール、インド地
方に自生するシソ科の植物 Coleus forskohlii であ
り、この植物から抽出するのが簡便である。同じ物質を
含む別の植物から製造することもできるし、また別途合
成する方法も考えられる。
【0028】本発明の新規物質或いはα−アミラーゼ阻
害剤は、下記の性状を有している:ニンヒドリン反応陽
性(アミノ基及びカルボキシル基を末端に有する);紫
外部吸収は250nmを極大とする、フェーリング反応
陽性かつアンモニア性硝酸銀を還元して銀を析出する
(還元糖分子を有する);60℃で20分の加熱処理で
α−アミラーゼ阻害活性は消失しない;蛋白分解酵素で
あるトリプシンによるカゼインの加水分解を阻害しな
い;及び分子量は10,000以下である。
【0029】本発明の、α−アミラーゼ阻害活性物質
は、糖尿病或いは肥満の予防、治療、改善効果等好まし
い作用を有し、かつ後述の試験から明らかな如く、安全
性に優れているので、医薬品或いは飲食品として利用す
ることができる。
【0030】ラットを用いたデンプン負荷試験の結果
(図5及び6参照。)では、本発明のα−アミラーゼ阻
害活性物質或いはα−アミラーゼ阻害剤により血糖の上
昇が抑制される傾向が明らかとなった。この結果、抗肥
満、抗糖尿病を目的とする医薬品又は健康食品への使用
が期待できる。
【0031】本発明のα−アミラーゼ阻害活性物質或い
はα−アミラーゼ阻害剤を投与することにより、体重の
減少、体脂肪率の減少が明確に認められ、肥満の予防、
治療若しくは改善に対する有効性が確認された。
【0032】本発明のα−アミラーゼ阻害活性物質或い
はα−アミラーゼ阻害剤は、植物コレウスフォルスコリ
から容易に分離することができ、α−アミラーゼ阻害活
性作用を有する物質であり、その製造は特に困難は無く
例えば、従来フォルスコリンを抽出した残渣(アセトン
に不溶)から、水或いはアルコールで容易に抽出、分離
することができる。コレウスフォルスコリ根部粉末から
本発明の目的物質を抽出するのが簡便である。
【0033】また、アセトン抽出残渣からではなく、コ
レウスフォルスコリから直接アルコール抽出物をそのま
ま本発明品(本発明の物質若しくはα−アミラーゼ阻害
活性物質、又はα−アミラーゼ阻害剤)として使用する
こともできる。
【0034】このようにして得られるアルコール抽出物
(本発明の新規物質を含有する)を、更に精製すること
なくそのまま、α−アミラーゼ阻害剤として、またそれ
を含み、又は使用して健康食品等の飲食品に使用するこ
ともできるし、他の飲食品に配合して使用することもで
きる。
【0035】本発明のα−アミラーゼ阻害活性作用を示
す化合物を含む物質は、好ましくはα−グルコシダーゼ
阻害活性作用及び/又はリパーゼ阻害活性作用を有して
おり、前記各種の用途としてより好ましく利用される。
【0036】
【実施例】以下、実施例により本発明をより詳細に説明
する。
【0037】(実施例1)フォルスコリンとα−アミラ
ーゼ阻害活性物質の分別採取 コレウスフォルスコリ根部(粉末)からアセトン抽出を
行った。コレウスフォルスコリ根部(粉末)300gに
アセトン900mlを加えて、室温で7時間攪拌を行っ
た。得られたアセトン溶液を濾過後、濾液を減圧濃縮後
乾燥してアセトン抽出乾燥末6.5g(アセトン抽出
物)を得た。一方、濾過残渣を減圧乾燥し、乾燥粉末2
55g(アセトン抽出残渣)を得た。
【0038】上記に得られたアセトン抽出残渣255g
にエタノール600mlを加えて、室温で7時間攪拌を
行った。濾過後、濾液について減圧濃縮後、減圧乾燥を
行い、エタノール抽出末20g(エタノール抽出物)を
得た。
【0039】前記エタノール抽出物5gを10mlの水
に溶解し、(三菱化学(株)製、疎水性吸着樹脂、ダイ
ヤイオン「Hp−20」により50mlのカラムに通液
し75mlの水で水洗した後、80%メタノール100
mlを用いてカラムより溶出せしめた。溶出液を濃縮
後、減圧乾固したところ、300mgの褐色粉末(「コ
レウスAI分画物」と称する。)を得た。この粉末は、
α−アミラーゼ活性を阻害した。
【0040】尚、α−アミラーゼ阻害活性の有無はアミ
ラーゼのデンプン分解反応の阻害による検出法により確
認された。
【0041】アセトン抽出物とエタノール抽出物をシリ
カゲル薄層クロマトグラフィーにて展開し比較したとこ
ろ、アセトン抽出物には、フォルスコリンが存在するの
に対してエタノール抽出物には、フォルスコリンは存在
しなかった。更に、α−アミラーゼ阻害活性を調べたと
ころ、アセトン抽出物にはα−アミラーゼ阻害活性作用
が認められなかったが、エタノール抽出物には強いα−
アミラーゼ阻害活性作用が認められた。
【0042】前記コレウスAI分画物について高速液体
クロマトグラフィー(HPLC)を用いて精製し、下記
のように成分の分画と活性部分の同定を行った。
【0043】条件:HPLCポンプ;shimazu
LC−10ATvp 紫外線検出器;shimazu SPD−10Avp クロマトパック;shimazu C−R6A 溶媒、試薬;アセトニトリル(和光純薬工業、特級)、
水(和光純薬工業、蒸留水)、トリフルオロ酢酸(和光
純薬工業、特級) サンプル調製;コレウスAI分画物30mgを水1ml
に溶解し、20μlをチャージした。
【0044】展開条件;0.1%トリフルオロ酢酸水溶
液と0.1%トリフルオロ酢酸アセトニトリル溶液の1
00/0,95/5,90/10,80/20,60/
40,20/80,0/100の混合比におけるステッ
プワイズ溶出を行った。その結果を図1に示す。
【0045】図1に得られたピークのうち分画Eのみα
−アミラーゼ阻害活性作用を示した。
【0046】(α−アミラーゼ阻害活性物質の性状)α
−アミラーゼ阻害活性物質についてその性状を調べたと
ころ以下の結果となった。
【0047】1)ニンヒドリン反応:陽性(アミノ基及び
カルボキシル基を末端に有する);紫外部吸収:250
nmに極大; 2)フェーリング反応:陽性かつアンモニア性硝酸銀を還
元して銀を析出する(還元糖分子を有する); 3)60℃で20分の加熱処理でα−アミラーゼ阻害活性
は消失しない;及び 4)蛋白分解酵素であるトリプシンによるカゼインの加水
分解を阻害しない。
【0048】フォルスコリン(和光純薬工業(株)製)
とα−アミラーゼ阻害活性物質(前記精製品)について
の高速液体クロマトグラフィーを行った。
【0049】条件:HPLCポンプ;shimazu
LC−10ATvp 紫外線検出器;shimazu SPD−10Avp クロマトパック;DAISO-PAK、SP-120-5-ODSA
P、250×4.6mm 溶媒;トリフルオロ酢酸(和光純薬工業、特級)、水
(和光純薬工業、蒸留水)、 アセトニトリ
ル(和光純薬工業、特級)。
【0050】サンプル調製;コレウスAI分画物は30
mgを、フォルスコリンは10mgを、1mlの0.1
%トリフルオロ酢酸水溶液/アセトニトリル=40/6
0に溶解し、各々3μlをチャージした。
【0051】展開条件;0.1%トリフルオロ酢酸水溶
液/アセトニトリル=40/60、流速;1ml/分、
検出;紫外部吸収:220mm。
【0052】図2(α−アミラーゼ阻害活性物質)及び
図3(フォルスコリン)に見られるようにフォルスコリ
ンの液体クロマトグラフィーのピークは、本発明で見出
されたα−アミラーゼ阻害活性物質のピークとリテンシ
ョンタイムが全く異なり、しかもα−アミラーゼ阻害活
性物質の抽出精製分画には、フォルスコリンのピークは
全く存在せず、展開溶媒を替えても、同様の傾向が認め
られた。この結果より、α−アミラーゼ阻害活性に焦点
を合わせた、コレウスフォルスコリからのエタノール抽
出物中にはフォルスコリンは存在せず、前記図1におい
て特定した分画中に存在するα−アミラーゼ阻害活性物
質が主たる生理活性を発現していることが分かる。
【0053】目的とするピークの画分を、この分野で各
種の精製手段として知られている方法(常法、慣用法
等)を利用し又は組み合わせて分離することにより目的
とする阻害活性作用を有する化合物、或いはこの化合物
がより精製された形態で含まれる物質を得ることができ
る。
【0054】(フォルスコリンとコレウス由来α−アミ
ラーゼ阻害活性物質[α−AI]の性状の比較)
【0055】 *1 疎水性吸着樹脂、三菱化学(株)製ダイヤイオン *2 疎水性吸着樹脂、ロームアンドハース社製アンバ
ーライト *3 強酸性イオン交換樹脂、三菱化学(株)製ダイヤ
イオン *4 強塩基性イオン交換樹脂、三菱化学(株)製ダイ
ヤイオン *5 弱酸性イオン交換樹脂、三菱化学(株)製ダイヤ
イオン *6 弱塩基性イオン交換樹脂、三菱化学(株)製ダイ
ヤイオン
【0056】検出方法:フォルスコリンは薄層クロマト
クラマトグラフィー、α−AIはアミラーゼのデンプン
分解反応の阻害で検出した。
【0057】(分子量の測定)コレウスAI分画物につ
いて分子量分布を求めた。東ソー(株)製シリカ系ゲル
濾過剤 TSKgel G3000SWXLカラムを用いたサイズ排除ク
ロマトグラフィー(SEC)により分子量分布を測定し
た。結果を下記の表に示す。
【0058】
【0059】以上の結果から、本発明の新規物質の分子
量は10,000以下であることが分かった。
【0060】(安全性試験)本発明の新規物質を含有す
る、コレウスフォルスコリのコレウスAI分画物を、d
dy系マウス雄(体重22−24g)に経口投与し、7
2時間飼育観察した結果、600〜2000mg/kg
の投与において全例が生存し、一般行動観察及び腹腔内
の解剖所見も正常であった。従って、安全性に優れた物
質でることが確かめられた。
【0061】(アミラーゼ阻害活性試験)本発明の物質
について試験管内のアミラーゼ活性に及ぼす作用を調べ
た。基質緩衝液0.5mlにアミラーゼ(和光純薬工業
(株)製1mg/ml濃度;枯草菌製)0.01ml及
び試料(コレウスAI分画物を200mM燐酸緩衝液p
H7.0に溶解、最終濃度0.25、2.5、5mg/
mlになるように調整。)0.5mlを添加して、37
℃で7.5分間反応をさせた後、発色試液(アミラーゼ
測定キット(アミラーゼ−テストワコー)の発色液を使
用。)0.5mlと水2.0mlを加え、よく混合して
波長660nmで吸光度を測定する。結果を図4に示し
た。
【0062】(デンプン負荷試験)ラットを用いたデン
プン負荷試験を実施し、デンプン負荷後の血中グルコー
ス及びインスリンの変化を測定した。デンプン投与後の
ラット血液中のグルコース及びインスリン含量に及ぼす
本発明の物質(コレウスAI分画物)の影響を図5及び
6に示した。
【0063】以上の結果から、本発明の物質を投与した
群では、60分及び120分後の血中グルコース濃度は
非投与群に比べて低値を示し、本発明のα−アミラーゼ
阻害活性物質によりデンプンの消化吸収を阻害すること
による、炭水化物の体内取り込みが抑制され血糖の上昇
が抑制される傾向が明らかとなった。この結果、抗肥
満、抗糖尿病を目的とする医薬品又は健康食品への使用
が期待できる。
【0064】(α−グルコシダーゼ阻害活性試験)次
に、α−グルコシダーゼ阻害活性試験を行った結果を示
す。試料の調製及び試験法については下記の通り行っ
た。
【0065】酵素にはα−グルコシダーゼ(酵母製、和
光純薬工業)を使用し、その100Uを0.05M酢酸
緩衝液(pH=5.5)にて50mlに溶解した(酵素
液)。基質にはp−ニトロフェニル−α−D−グルコピ
ラノシド、38mgを上記酢酸緩衝液100ml(1.
2mM)に調整した(基質溶液)。被試験物の阻害物に
は、試料としてコレウスエキス末(前記コレウスAI分
画物使用)、桑の葉エキス末及び大麦抽出物を用い、上
記酢酸緩衝液に各試料を溶解し、それぞれ1mg/m
l、0.5mg/ml及び0.25mg/mlの溶液を
調製した(試料溶液)。
【0066】酵素反応を下記の通り行い、各試料につい
ての阻害活性度を測定した。 (第1段階)酵素液1mlに試料(阻害物)溶液1ml
を加えて、35℃で10分間反応を行う。 (第2段階)第1段階で得られた溶液に2mlの基質溶
液を加え、35℃で15分間反応を行う。 (第3段階)α−グルコシダーゼの作用による反応性生
物であるニトロフェノールの量を、405nmの吸光度
の測定により計算した。
【0067】(測定結果)以上のα−グルコシダーゼ阻
害活性試験の結果、試料(阻害物)1mg/mlの濃度
でコレウスAI分画物93%、桑の葉エキス末95%及
び大麦抽出物13%であった。更に、コレウスAI分画
物は、α−グルコシダーゼの活性を容量依存的に阻害す
ることが確認された。即ち、1mg/ml:93%;
0.5mg/ml:28%;及び0.25mg/ml:
7%であった。
【0068】この結果から、本発明の物質はα−グルコ
シダーゼ阻害活性作用を有していることが理解される。
桑の葉からの抽出物に関し、その有効成分(α−グルコ
シダーゼ阻害活性成分)は、グルコースの類似構造物質
である1−デオキシノジリマイシンであり、その構造か
ら推定してその阻害様式は拮抗阻害であると考えられ
る。
【0069】一方、コレウスからのα−グルコシダーゼ
阻害活性物質は、その分子量(高速液体クロマトグラフ
ィーのピークからの推定で、分子量:1万以下、100
0以上)から推定して、その阻害様式は非拮抗阻害であ
ると考えられる。従って、上記桑の葉からの抽出物はシ
ョ糖、オリゴ糖等の基質が多量に存在すると十分な阻害
効果を発揮しない可能性があるのに対し、コレウスから
の抽出物は存在する基質の量に関係なく、一定の阻害効
果を発揮するものと期待される。
【0070】(リパーゼ阻害活性について)脂質の消化
阻害力の測定(日本農芸化学会誌、67巻、No.11
参照。)に従って、リパーゼ阻害活性試験を行った。被
試験試料調製のための酵素については、ブタ膵液リパー
ゼType−II(シグマ社製)を、基質にはトリオレイ
ンを、阻害の程度を試験する阻害物には試料として前記
コレウスAI分画物を、それぞれ使用した。
【0071】試料溶液1)〜3)を下記の通り調製し
た。酵素は168U/ml(0.1M燐酸緩衝液、pH
=8.0)の溶液(酵素液)で、基質はエーテル:エタ
ノール=1:1の混合溶液中10mg/mlに調整した
溶液(基質溶液)で、被試験物の阻害物には、試料の1
%溶液(0.1M燐酸緩衝液、pH=8.0)(試料溶
液)で、それぞれ用いた。
【0072】1)前記燐酸緩衝液2ml; 2)酵素液1ml+前記燐酸緩衝液1ml:及び 3)酵素液1ml+試料溶液1ml。
【0073】(試験法)前記1)〜3)を、それぞれ3
7℃で10分間プレインキュベイトする。その後、基質
溶液5mlを加えて37℃で60分間インキュベイトす
る。煮沸失活の後、10mlのエーテル:エタノール=
1:1の混合溶媒で未反応基質を抽出し、反応物を1/
100N−KOHでpH=9.0を終点として滴定す
る。
【0074】(阻害活性の測定と測定値)使用した酵素
の50%を阻害する阻害物(試料)の重量(mg)を、
阻害活性値として求めた。コレウスAI分画物のリパー
ゼ阻害活性は、671U/mgであった。以上の結果か
ら、本発明の物質が著しくリパーゼ阻害活性作用を有す
ることが分かる。
【0075】(肥満予防、治療、改善効果)健常ボラン
ティア6名にコレウスAI分画物80mgを含む250
mg三角粒を1日六粒、14日間にわたり投与したとこ
ろ2名に体重の減少、4名に体脂肪率の減少が認めら
れ、肥満の予防、治療若しくは改善に対する有効性が認
められた。本発明のα−アミラーゼ阻害活性物質には肥
満の予防、治療、改善効果が認められた。
【0076】(実施例2)コレウスフォルスコリα−ア
ミラーゼ阻害活性物質の製造 コレウスフォルスコリ根部(粉末)30kgにエタノー
ルを45L添加して室温で6時間攪拌し抽出を行った。
抽出液について吸引濾過を行い、濾液(エタノール抽出
液)34Lを得た。これを減圧濃縮して、減圧乾固する
ことにより乾燥粉末(エタノール抽出物)2580gを
得た。このようにして得られるエタノール抽出物を健康
食品、或いは健康食品に添加して使用することができ
る。
【0077】
【発明の効果】本発明により、糖尿病或いは肥満の予
防、治療及び/又は改善に有用な新規α−アミラーゼ阻
害活性物質或いはαーアミラーゼ阻害剤を提供すること
ができる。この物質(或いはα−アミラーゼ阻害剤)
は、好ましくはα−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/
又はリパーゼ阻害活性作用をも有し、この物質(或いは
α−アミラーゼ阻害剤)を有効成分として含有し又は使
用することで、糖尿病或いは肥満の予防、治療及び/又
は改善薬並びにそれ等の効果を有する飲食品(健康食品
等)、又はそのための成分を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、HPLCによるα−アミラーゼ阻害活
性物質の精製結果を示す図である。ピークNo.、時間及
び面積比率の関係は下記の通りである。
【図2】図2は、液体クロマトグラフィーによるα−ア
ミラーゼ阻害活性物質のピークを示す図である。ピーク
No.、時間及び面積比率の関係は下記の通りである。
【図3】図3は、液体クロマトグラフィーによるフォル
スコリンのピークを示す図である。ピークNo.、時間及
び面積比率の関係は下記の通りである。
【図4】図4は、α−アミラーゼ阻害活性物質によるア
ミラーゼ活性に及ぼす影響を示す図である。
【図5】図5は、α−アミラーゼ阻害活性物質によるグ
ルコース含量に及ぼす影響を示す図である。
【図6】図6は、α−アミラーゼ阻害活性物質によるイ
ンスリン含量に対する影響を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 3/10 A61P 3/10 43/00 111 43/00 111 C12N 9/99 C12N 9/99

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コレウスフォルスコリから、水又はアルコ
    ールに可溶で、α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合
    物を含む物質を分離することを特徴とするα−アミラー
    ゼ阻害活性物質の製造方法。
  2. 【請求項2】コレウスフォルスコリから、水又はアルコ
    ールに可溶で、α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合
    物を含む物質を分離することを特徴とするα−アミラー
    ゼ阻害剤の製造方法。
  3. 【請求項3】α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合物
    を含む物質がα−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又
    はリパーゼ阻害活性作用を有する請求項1又は2記載の
    方法。
  4. 【請求項4】α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合物
    がα−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又はリパーゼ
    阻害活性作用を有する請求項1〜3何れか記載の方法。
  5. 【請求項5】コレウスフォルスコリがコレウスフォルス
    コリ根部である請求項1又は2記載の方法。
  6. 【請求項6】アルコールが、メタノール及びエタノール
    の少なくとも1種である請求項1又は2記載の方法。
  7. 【請求項7】α−アミラーゼ阻害活性作用を示す化合物
    を含む物質がアセトンに不溶である請求項1又は2記載
    の方法。
  8. 【請求項8】コレウスフォルスコリから分離することが
    でき、α−アミラーゼ阻害活性作用を示すことを特徴と
    する物質又はα−アミラーゼ阻害剤。
  9. 【請求項9】α−グルコシダーゼ阻害活性作用及び/又
    はリパーゼ阻害活性作用を有する請求項8記載の物質又
    はα−アミラーゼ阻害剤。
  10. 【請求項10】アセトンに不溶で、水又はアルコールに
    可溶である請求項8又は9記載の物質又はα−アミラー
    ゼ阻害剤。
  11. 【請求項11】請求項8〜10何れか記載の物質又はα
    −アミラーゼ阻害剤を有効成分として含有することを特
    徴とする肥満の予防、治療及び/又は改善薬。
  12. 【請求項12】請求項8〜10何れか記載の物質又はα
    −アミラーゼ阻害剤を有効成分として含有することを特
    徴とする糖尿病の予防、治療及び/又は改善薬。
  13. 【請求項13】請求項8〜10何れか記載の物質又はα
    −アミラーゼ阻害剤を含有することを特徴とする飲食
    品。
  14. 【請求項14】健康食品である請求項13記載の飲食
    品。
  15. 【請求項15】コレウスフォルスコリから、水又はアル
    コールに可溶で、α−アミラーゼ阻害活性、α−グルコ
    シダーゼ阻害活性及びリパーゼ阻害活性の少なくとも一
    の阻害活性作用を示す化合物を含む物質を分離すること
    を特徴とするα−アミラーゼ阻害活性、α−グルコシダ
    ーゼ阻害活性及び/又はリパーゼ阻害活性物質、又はα
    −アミラーゼ、α−グルコシダーゼ及び/又はリパーゼ
    阻害剤の製造方法。
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