JP2001187712A - 油性化粧料 - Google Patents

油性化粧料

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JP2001187712A
JP2001187712A JP37561699A JP37561699A JP2001187712A JP 2001187712 A JP2001187712 A JP 2001187712A JP 37561699 A JP37561699 A JP 37561699A JP 37561699 A JP37561699 A JP 37561699A JP 2001187712 A JP2001187712 A JP 2001187712A
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Kazuhiro Ishida
一弘 石田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布時の光沢及びその持続性に優れ、更に使用
性・化粧持ち及び形状保持性に優れた油性化粧料を提供
することを目的とする。 【解決手段】特定のアクリル−シリコーン系グラフト共
重合体と融点が70〜120℃の固体油と常温で液状の
分岐エステル油とを含有することにより、塗布時の光沢
及びその持続性に優れ、更に使用性及び化粧持ちにも優
れる油性化粧料を提供するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化粧膜の光沢及び
その持続性に優れ、更に使用性、化粧持ち及び形状保持
性に優れた油性化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】油性化粧料は、塗布時に光沢及びその持
続性があることが化粧効果を高める上で重要である。従
来から、化粧膜の光沢を向上させる為に、ラノリン誘導
体、ひまし油、ポリブテンなどの油分が配合されてき
た。しかし、その光沢を高めると形状保持性が悪くな
り、一方光沢の持続性を高めると使用性が悪くなるとい
う問題が起こっていた。また、低粘度シリコーン油や、
天然物質からの抽出物などの油分を配合し、塗布後の化
粧膜の光沢及びその持続性を確保したものもあるが、使
用性と形状保持性に問題があり、現状では、未だ満足で
きるものが得られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、上
記課題を解決し、塗布時の光沢及びその持続性に優れ、
更に使用性・化粧持ち及び形状保持性に優れた油性化粧
料を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決するために鋭意研究した結果、特定のアクリル−シリ
コーン系グラフト共重合体を用いることにより、塗布時
の光沢及びその持続性に優れ、更に使用性及び化粧持ち
にも優れた油性化粧料が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。すなわち、本発明は、(a)分子
鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオルガノポリシ
ロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキル(メタ)
アクリレートを主体とするラジカル重合性モノマーを共
重合して得られるアクリル−シリコーン系グラフト共重
合体を1〜50質量%(以下、単に「%」で示す。)、
(b)融点が70℃〜120℃の固体油を0.1〜20
%、(c)常温で液状の分岐エステル油を5〜70%、
含有することを特徴とする油性化粧料を提供するもので
ある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分(a)のアクリル−シリコーン
系グラフト共重合体は、分子鎖の片末端にラジカル重合
性基を有するオルガノポリシロキサン化合物と炭素数1
6〜22のアルキル(メタ)アクリレートを主体とする
ラジカル重合性モノマーをラジカル重合することにより
得られ、特開平3−162442号公報、特開平4−3
42513号公報等に記載されているものが例示され
る。例えば、分子鎖の片末端にラジカル重合性を有する
オルガノポリシロキサン化合物は、下記一般式(1)
【0006】
【化1】
【0007】R:メチル基又は水素原子 R:場合によりエーテル結合1個又は2個で遮断され
ている直鎖状又は分岐状の炭素鎖を有する炭素原子1〜
10個の2価の飽和炭化水素基 R:メチル基又はブチル基 l:3〜300 で表されるものが挙げられる。
【0008】一方、アクリレート及び/又はメタクリレ
ートを主体とするラジカル重合性モノマーはラジカル重
合性不飽和結合を分子中に1個有する化合物を意味し、
使用されるアクリレート及び/又はメタクリレートとし
ては、、パルミチル(メタ)アクリレート、ステアリル
(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリ
レート、ベヘニル(メタ)アクリレート等を例示するこ
とができる。また、本発明における炭素数16〜22の
アルキル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重
合性モノマーにおいて、上記したアクリレート及び/又
はメタクリレート以外に必要に応じて種々の重合性モノ
マー化合物を使用することができる。これらの化合物と
しては、炭素数1〜15及び23〜30のアルキル(メ
タ)アクリレート、スチレン、置換スチレン、酢酸ビニ
ル、(メタ)アクリル酸、無水マレイン酸、マレイン酸
エステル、フマル酸エステル、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、エチレン、プロピレン、ブタジエン、アクリロニ
トリル、フッ化オレフィン、N−ビニルピロリドン等を
例示することができる。分子鎖の片末端にラジカル重合
性基を有するジメチルポリシロキサン化合物(A)とア
クリレート及び/又はメタクリレートを主体とするラジ
カル重合性モノマー(B)との共重合は、重合比率
((A)/(B)):1/19〜2/1の範囲内で、ベ
ンゾイルパーオキサイド、ラウロイルパーオキサイド、
アゾビスイソブチロニトリル等の通常のラジカル重合開
始剤の存在下で行われ、溶液重合法、乳化重合法、懸濁
重合法、バルク重合法のいずれの方法の適用も可能であ
る。市販品としては、KP561、KP562(信越化
学工業社製)等が挙げられる。
【0009】アクリル−シリコーン系グラフト共重合体
は、本発明の油性化粧料中に1〜50%、好ましくは5
〜40%の範囲で配合される。配合量がこの範囲であれ
ばツヤ、使用性、化粧持ち、化粧効果において特に良好
なものが得られる。また、これらのアクリル−シリコー
ン系グラフト共重合体は必要に応じて1種又は2種以上
を用いることができる。
【0010】本発明で用いられる(b)成分の融点が7
0℃〜120℃の固体油としては、通常化粧品用に使用
されるものであれば特に制限されず、炭化水素類・ロウ
類・油脂類硬化油・高級脂肪酸・高級アルコール・エス
テル類、シリコーンワックス等が使用できる。具体的に
は、例えば固形パラフィンワックス、セレシンワック
ス、マイクロクリスタリンワックス、カカオ脂、パーム
油、牛脂、カルナウバワックス、キャンデリラワック
ス、モンタンワックス、ビーズワックス、モクロウ、ゲ
イロウ、フィッシャートロプシュワックス、ポリエチレ
ンワックス、ポリエチレンポリプロピレンコポリマー等
が挙げられる。なかでも、ポリエチレンワックス又は、
ポリエチレン・ポリプロピレンコポリマーを用いると、
形状保持性、離型性の点で好ましい。また、固体油の融
点が70℃未満の場合には固化力が低く、製品の形状保
持も不十分であり、120℃を超える場合には融解時に
高温を必要とする為実用的ではない。 (b)成分の配合量は、0.1〜20%であり、好まし
くは金皿流し込みタイプのものであれば、10%以下で
あり、スティック状のものであれば5〜18%である。
配合量が0.1%未満の場合は保形性及びが不十分であ
り、20%を超える場合には硬さが増して使用感が悪化
する。
【0011】成分(c)の常温で液状の分岐エステル油
としては、常温で液状のものであればいずれのものも使
用することができ、例えば、イソオクタン酸セチル、ミ
リスチン酸イソプロピル、イソノナン酸イソノニル、イ
ソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イソステ
アリル、パルミチン酸イソプロピル、などが挙げられ、
必要に応じて1種又は2種以上を用いることができる。
室温で液状の分岐エステル油は、油性化粧料中に5〜7
0%の範囲で配合され、好ましくは10〜50%であ
る。その範囲内では、良好な光沢が得られ、また形状保
持性に優れるものが得られる。
【0012】また、化粧持ちをさらに良好にするため
に、非イオン界面活性剤/水溶性高分子の1種又は2種
以上を配合するとより効果的である。非イオン界面活性
剤としては、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキ
レングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル
及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリ
コール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付
加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレング
リコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそ
のアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコ
ール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレ
ングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共
変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げ
られる。水溶性高分子としては、グアーガム、アラビア
ガム、アルギン酸ナトリウム、カラギーナン等の天然系
のもの、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチル
セルロース等の半合成系のもの、カルボキシビニルポリ
マー、ポリアクリル酸ナトリウム等の主としてアクリル
酸の重合した合成系のもの等が挙げられる。
【0013】本発明の油性化粧料には、本発明の目的を
損なわない質的及び量的範囲内で、上記成分以外で、油
性成分、粉体成分、香料、界面活性剤、酸化防止剤、防
腐剤、薬剤、保湿剤、増粘剤、美容成分、水などを配合
することができる。本発明の油性化粧料に配合される、
成分(b)及び(c)以外の油性成分としては、例え
ば、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソ
ブチレン、ポリブテン等の炭化水素類、オリーブ油、ヒ
マシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等
の油脂類、ミツロウ、ゲイロウ等のロウ類、ジイソステ
アリン酸ポリグリセリル、ロジン酸ペンタエリトリット
エステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレ
スレロール脂肪酸エステル等のエステル類、ステアリン
酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、ベヘニン酸、イソステ
アリン酸、オレイン酸、12−ヒドロキシステアリン酸
等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソス
テアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アル
コール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度
ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサ
ン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチル
シクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキ
サン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロ
キサン・メチルポリシロキサン共重合体、アルコキシ変
性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシロキサン、フ
ッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオ
ロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエ
ーテル等のフッ素系油剤類、ラノリン、酢酸ラノリン、
ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等の
ラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂
肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロ
キシステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウ
ム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
【0014】また、本発明の化粧料には、着色や使用性
等の目的で粉体を配合することができる。例えば、酸化
チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白
色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、酸化クロム、
水酸化クロム、紺青、群青等の有色無機顔料、タルク、
白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母
(セリサイト)、合成セリサイト、カオリン、炭化珪
素、ベントナイト、スメクタイト、無水ケイ酸、酸化ア
ルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸
化アンチモン、珪ソウ土、ケイ酸アルミニウム、メタケ
イ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケ
イ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
炭酸マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素
等の白色体質粉体、二酸化チタン被覆雲母、二酸化チタ
ン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処
理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、オキシ塩化ビ
スマス、魚鱗箔等の光輝性粉体、ポリアミド系樹脂、ポ
リエチレン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル
系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリスチレ
ン系樹脂、スチレン−アクリル共重合樹脂等のコポリマ
ー樹脂、ポリプロピレン系樹脂、シリコーン樹脂、ウレ
タン樹脂等の有機高分子樹脂粉体、ステアリン酸亜鉛、
N−アシルリジン等の有機低分子性粉体、澱粉、シルク
粉末、セルロース粉末等の天然有機粉体、赤色201
号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色
228号、橙色203号、橙色204号、青色404
号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色3号、赤色1
04号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色
5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム
又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体あるいは更に
アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化
チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタ
ン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸
化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げ
られ、これら粉体はその1種又は2種以上を用いること
ができ、更に複合化したものを用いても良い。尚、これ
ら粉体は、フッ素系化合物、シリコーン系化合物、金属
石鹸、レシチン、水素添加レシチン、コラーゲン、炭化
水素、高級脂肪酸、高級アルコール、エステル、ワック
ス、ロウ、界面活性剤等の1種又は2種以上を用いて表
面処理を施してあっても良い。
【0015】本発明の油性化粧料は、通常の方法に従っ
て製造することができ、口紅、リップグロス、リップフ
ィクサー、リップクリーム、リップライナー、ファンデ
ーション、アイカラー、コンシーラー、ヘアワックスな
どの油性化粧料に応用することができる。この中でも、
特に口唇用化粧料に用いた場合、効果が顕著に発現する
ため望ましい。
【0016】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するが、本発
明は、これらにより限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜3 表1の処方にしたがってスティック状口紅を作成し、使
用性、塗布時の光沢(塗布膜のつや)、つやの持続性、
化粧持ちの官能特性と形状保持性について以下に示す4
段階の評価を行なった。その結果についても表1に示
す。
【0017】
【表1】 *1)KP561(信越化学工業社製) *2)KP562(信越化学工業社製) *3)KP544(信越化学工業社製)
【0018】(製法) (A)成分1〜21を加熱溶解する。 (B)(A)に成分22〜27を加え、混合分散し脱泡
後成分28を添加する。 (C)(B)を金型に流し込み、成形し、スティック状
口紅を得る。
【0019】(評価方法)官能特性については、各試料
について専門パネル20名による使用テストを行い、パ
ネル各人が下記絶対評価にて7段階に評価し評点を付
け、各試料ごとにパネル全員の評点合計から、その平均
値を算出し、下記4段階判定規準により判定した。形状
保持性の評価については、各試料を繰り出した状態で、
横向きにおき40℃で一ヶ月後の口紅の曲がり具合を観
察し、下記4段階判定基準により評価を行った。 (官能特性評価) 絶対評価 評点:評価 6:非常に良い 5:良い 4:やや良い 3:普通 2:やや悪い 1:悪い 0:非常に悪い 4段階判定規準 5点を超える :非常に良い(◎) 3点を超えて5点以下:良好(○) 2点を超えて3点以下:やや不良(△) 2点未満 :不良(×) (形状保持性評価) ◎:変化なく良好。:優れる ○:ほとんど変化はないが、少し曲がりが認められ
る。:やや優れる △:曲がりがはっきりと認められる。:やや劣る ×:曲がりが激しいか、又は、折れが認められる。:劣
【0020】表1の結果から、本発明品は比較例に比
べ、使用性、塗布膜のつや、つやの持続性、化粧持ちの
官能特性及び形状保持性に優れていることが示唆され
た。
【0021】 実施例6 リップグロス(皿状) (成分) (%) 1.ポリエチレンワックス(融点90℃) 5 2.ステアリル変性 アクリレートシリコーン *1 50 3.ジメチルポリシロキサン 3 4.イソノナン酸イソトリデシル 残量 5.酢酸ラノリン 1 6.ジイソステアリン酸グリセリル 5 7.エチルパラベン 0.1 8.ポリエチレンテレフタレート・ アルミニウム・エポキシ積層末 3 (製法)成分1〜7を加熱溶解し、そこに成分8を添加
分散したのちに金皿に充填し、製品を得る。上記で得ら
れた本発明のリップグロスは、化粧膜のつや、使用性、
化粧もちに優れとともに、経時安定性に優れていた。
【0022】 実施例7 液状リップグロス (成分) (%) 1.キャンデリラワックス(融点70℃) 0.1 2.イソノナン酸イソトリデシル 残量 3.イソステアリン酸セチル 40 4.ジメチルポリシロキサン 10 5.ベヘニル変性 アクリレートシリコーン *2 10 6.ステアリル変性 アクリレートシリコーン *1 5 (製法)成分1〜6を加熱溶解し、脱泡後チューブに充
填し、製品を得る。上記で得られた本発明のリップグロ
スは、化粧膜のつや、使用性、化粧もちに優れととも
に、経時安定性に優れていた。
【0023】 実施例8 リップライナーペンシル (成分) (%) 1.モクロウ(融点72℃) 5 2.硬化油(融点50℃) 3 3.カルナウバロウ(融点70℃) 3 4.ポリエチレンポリプロピレン コポリマー(融点100℃) 2 5.マイクロクリスタリンワックス (融点80℃) 1.5 6.ステアリル変性 アクリレートシリコーン *1 10 7.ミリスチン酸イソオクチル 残量 8.メチルフェニルポリシロキサン 4 9.スクワラン 13 10.パルミチン酸デキストリン 2 11.天然ビタミンE 0.2 12.オリーブ油 0.1 13.マカデミアンナッツ油 0.1 14.パラメトキシケイ皮酸 2−エチルへキシル 0.1 15.赤色201号 2 16.赤色202号 2.5 17.酸化チタン 5 18.無水ケイ酸 0.2 19.雲母チタン 10 20.セリサイト 10 21.チッ化ホウ素 3 22.香料 1 (製法) (A)成分1〜14を加熱溶解する。 (B)(A)に成分15〜21を加え、分散し脱泡後成
分22を添加する。 (C)(B)を金型に流し込み、冷却する。 (D)(C)を木軸に充填し、本品を得る。 上記で得られた本発明のリップライナーペンシルは、使
用性に優れ、また、塗布膜のつや及び化粧膜の持続性に
優れていた。
【0024】 実施例9 ヘアワックス(ペースト状) (成分) (%) 1.キャンデリラワックス(融点75℃) 5 2.ベヘニル変性 アクリレートシリコーン *2 15 3.ジメチルポリシロキサン 30 4.有機変性ベントナイト 1 5.流動パラフィン 20 6.イソオクタン酸セチル 残量 7.エチルパラベン 0.3 8.グリセリン 0.5 9.ポリオキシアルキレン変性 オルガノポリシロキサン 1 10.ジイソステアリン酸ジグリセリル 1 11.パーフルオロポリエーテル 0.5 12.パーフルオロアルキルリン酸 処理セリサイト 1 (製法) (A)成分1〜7を加熱溶解する。 (B)成分8〜12を混合する。 (C)(A)に(B)を加え、分散する。 (D)(C)を容器に充填し、製品を得る。上記で得ら
れた本発明のヘアワックスは、使用性に優れており、ま
た塗布膜の つや及びその持続に優れていた。
【0025】 実施例10 ファンデーション(固形状) (成分) (%) 1.キャンデリラワックス(融点70℃) 5 2.ステアリル変性 アクリレートシリコーン *1 10 3.ジメチルポリシロキサン 30 4.シリコーン処理合成マイカ 10 5.シリコーン処理タルク 15 6.球状シリコーンパウダー 3 7.シリコーン処理酸化チタン 10 8.シリコーン処理黄酸化鉄 2 9.シリコーン処理ベンガラ 2 10.シリコーン処理黒酸化鉄 1 11.イソオクタン酸セチル 残量 12.エチルパラベン 0.3 13.ペミュレンTR−2 *4 1 14.ジイソステアリン酸ジグリセリル 1 15.グリセリン 1 16.パーフルオロポリエーテル 0.5 17.パーフルオロアルキルリン酸 処理セリサイト 1 18.香料 0.5 *4(グッドリッチ社製) (製法) (A)成分1〜3及び11を加熱溶解する。 (B)成分4〜10を混合する。 (C)(A)に(B)を加え、分散する。 (D)成分12〜17を混合する (E)(C)に(D)を加え混合する。 (F)(E)を加熱溶解し、脱泡後成分18を添加し、
80℃にて金皿に充填し、製品を得る。上記で得られた
本発明のファンデーションは、使用性に優れており、ま
た塗布膜のつや、はり感及びその持続性に優れていると
ともに、形状保持性にも優れていた。
【0026】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の油性化粧
料は、使用性に優れており、また、塗布時の光沢及びそ
の持続性と化粧もち及び形状保持性に優れたものであ
る。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)〜(c) (a)分子鎖の片末端にラジカル重合性基を有するオル
    ガノポリシロキサン化合物と炭素数16〜22のアルキ
    ル(メタ)アクリレートを主体とするラジカル重合性モ
    ノマーを共重合して得られるアクリル−シリコーン系グ
    ラフト共重合体1〜50質量% (b)融点が70℃〜120℃の固体油 0.1〜2
    0質量% (c)常温で液状の分岐エステル油 5〜70質量% を配合することを特徴とする油性化粧料。
  2. 【請求項2】 前記(b)成分の固体油の一部又は全部
    がポリエチレンワックス及び/又はポリエチレンポリプ
    ロピレンコポリマーであることを特徴とする請求項1記
    載の油性化粧料。
  3. 【請求項3】 前記油性化粧料が口唇用化粧料であるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の油性化粧料。
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