JP2001186563A - 通信モジュール、及び、通信装置 - Google Patents

通信モジュール、及び、通信装置

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JP2001186563A
JP2001186563A JP36371099A JP36371099A JP2001186563A JP 2001186563 A JP2001186563 A JP 2001186563A JP 36371099 A JP36371099 A JP 36371099A JP 36371099 A JP36371099 A JP 36371099A JP 2001186563 A JP2001186563 A JP 2001186563A
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Japan
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communication
signal
communication module
input
telephone
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JP36371099A
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Inventor
Kenji Akamatsu
健治 赤松
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機としての利便性を損なうことな
く、通信を低コストで、且つ電子機器に容易に接続して
利用できるようにすることである。 【解決手段】 インターフェース部13を介して外部の
機器に接続され、外部機器との間で入出力される音声信
号及びデータの符号化/復号化を行う音声コーデック1
08及びデータコーデック109と、アンテナ接続コネ
クタ12に接続された外部のアンテナを利用して無線信
号の送受信を行うRF部104と、RF部104によっ
て送信される信号を変調する変調部106と、RF部1
04により受信された信号を復調する復調部105と、
チャンネル制御を行うチャンネル制御回路107と、通
信モジュール10の各部を制御するマイコン101とを
備えた通信モジュール10を利用して通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部の機器に接続
されることによって当該機器を用いた通信を行う通信モ
ジュール、及び、この通信モジュールに接続される通信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の携帯電話機は、例えばPCMCI
A規格に準拠したカードスロットを具備したノート型コ
ンピュータに接続可能で、これらのノート型コンピュー
タを利用したデータ通信を屋外において行うことができ
るようになっている。この携帯電話機とノート型コンピ
ュータの接続は、多くの場合、ノート型コンピュータに
挿入されるPCカード型通信モデムとインターフェイス
ケーブルによってなされている。しかし、ケーブルを介
した接続では、テーブル施設等のない屋外や車内等にお
いてデータ通信を行う場合、この携帯電話機とノート型
コンピュータとを同時に保持しなければならず不便であ
った。
【0003】そこで、特開平10−23174号公報に
おいて、本体部に脱着可能なPCカード部を設けた携帯
電話装置が提案された。この発明によれば、ノート型コ
ンピュータのカードスロットにこのPCカード部を直接
差し込むことで携帯電話回線を用いたデータ通信が可能
になり、ノート型コンピュータと送受信部とが物理的に
一体化し、携帯性の向上を図っている。
【0004】ここに本体部とは、キーボード、液晶表示
部、スピーカ、マイク及びバッテリ等を備えた外装であ
り、PCカード部は、チャンネル制御回路、復調部、変
調部、アンテナ、及びRF部等の通信機能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
発明は、ノート型コンピュータに接続した場合の携帯性
は向上しているものの、携帯電話機の大きさをノート型
コンピュータのPCカードスロットの大きさに合わせな
ければならないという問題を抱えている。即ち、近時の
小型化した携帯電話機に対し、PCカードスロットに適
合するPCカード部の方が大きいため、通常の携帯電話
機よりも大型化してしまい、利便性を損なうという問題
があった。
【0006】また、通信時のノート型コンピュータ等の
携帯性を向上させるためにPCカード専用の電話機器も
提案されているが、この場合、携帯電話機と別の通信回
線を利用しなければならず、利用コストが高くなり、経
済的ではなかった。
【0007】本発明の課題は、携帯電話機としての利便
性を損なうことなく、通信を低コストで、且つ電子機器
に容易に接続して利用できるようにすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
外部の機器に接続される外部インターフェース(例えば
図3のインターフェース部13)と、外部のアンテナに
接続されるアンテナ接続コネクタ(例えば、図3のアン
テナ接続コネクタ12)と、前記外部インターフェース
に接続された機器から入力される音声信号及びデータを
もとに無線信号を生成する無線信号生成手段(例えば、
図3の変調部106)と、この無線信号生成手段によっ
て生成された無線信号を、前記アンテナ接続コネクタに
接続されたアンテナから前記外部インターフェースに接
続された機器から入力された通信先へ送信する送信手段
(例えば、図3のチャンネル制御回路107)と、前記
外部インターフェースに接続された機器から入力された
通信先から送信された無線信号を、前記アンテナ接続コ
ネクタに接続されたアンテナによって受信する受信手段
(例えば、図3のチャンネル制御回路107)と、この
受信手段によって受信した無線信号をもとに音声信号及
びデータを生成して前記外部インターフェースに接続さ
れた機器へ出力する受信信号出力手段(例えば、図3の
音声コーデック108、或いはデータコーデック10
9)と、を備えることを特徴としている。
【0009】この請求項1記載の発明によれば、外部の
機器に接続される外部インターフェースと、外部のアン
テナに接続されるアンテナ接続コネクタと、を備えた通
信モジュールであり、無線信号生成手段は、前記外部イ
ンターフェースに接続された機器から入力される音声信
号及びデータをもとに無線信号を生成し、送信手段は、
この無線信号生成手段によって生成された無線信号を、
前記アンテナ接続コネクタに接続されたアンテナから前
記外部インターフェースに接続された機器から入力され
た通信先へ送信し、受信手段は、前記外部インターフェ
ースに接続された機器から入力された通信先から送信さ
れた無線信号を、前記アンテナ接続コネクタに接続され
たアンテナによって受信し、受信信号出力手段は、この
受信手段によって受信した無線信号をもとに音声信号及
びデータを生成して前記外部インターフェースに接続さ
れた機器へ出力する。
【0010】従って、アンテナを備える外部機器にこの
通信モジュールを接続することで、無線通信回線を利用
した音声通話及びデータ通信を行うことが可能となる。
このため、通信モジュールをセットする外部機器を複数
有していれば、1つの公衆電話回線を用いて、多種多様
な外部機器を低い回線コストで利用できる。また、必要
な通信回線の数が外部機器の数に比べて非常に少なくて
済むので、通信事業者側の負担を軽減できる。
【0011】また、この通信モジュールに記憶装置を設
け、この記憶装置内に複数の通信先の電話番号等を記憶
させて、外部接続された機器から記憶装置内の記憶内容
を利用する構成とすれば、外部機器が複数であっても、
通信先の情報は1カ所に集中させることができる。この
ため、通信先の情報を管理する労力を軽減できる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の通
信モジュールにおいて、前記外部インターフェースに接
続された機器から供給される電源によって動作すること
を特徴としている。
【0013】従って、通信モジュール自体にバッテリー
等の電源を搭載する必要がなく、より一層の小型化、軽
量化が実現できる。このため、通信モジュールを接続し
て使用される外部機器についても、より一層の小型化及
び軽量化が可能となり、利便性を更に向上させることが
できる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の通信モジュールに接続される通信装置であって、
無線信号を送受信するアンテナ(例えば、図1のアンテ
ナ22)と、通信先を指定する指定手段(例えば、図1
のキー24)と、音声を集音して音声信号を生成する集
音手段(例えば、図1のマイク27)と、入力された音
声信号に基づいて音声を出力する音声出力手段(例え
ば、図1のスピーカー26)と、前記入力手段により入
力された通信先と、前記集音手段により生成された音声
信号とを前記通信モジュールへ出力するとともに、前記
通信モジュールから入力された音声信号を前記音声出力
手段へ出力する伝送制御手段(例えば、図4のマイコン
202)と、前記通信モジュールに電源を供給する電源
供給手段(例えば、図4の電源制御回路206)と、を
備えることを特徴としている。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、請求項
1または2記載の通信モジュールに接続される通信装置
であって、 無線信号を送受信するアンテナを備え、指
定手段は、通信先を指定し、集音手段は、音声を集音し
て音声信号を生成し音声出力手段は、入力された音声信
号に基づいて音声を出力し、伝送制御手段は、前記入力
手段により入力された通信先と、前記集音手段により生
成された音声信号とを前記通信モジュールへ出力すると
ともに、前記通信モジュールから入力された音声信号を
前記音声出力手段へ出力し、電源供給手段は、前記通信
モジュールに電源を供給する。
【0016】従って、前記通信モジュールが備える各部
を利用して通信を行うため、非常に簡単な構成で容易に
実現可能であり、また、低コストで製造できる。このた
め、1個の通信モジュールに対して複数の通信装置を利
用すれば、好みに合わせて多様な通信装置を使用でき
る。さらに、構成が単純なために小型化が容易であり、
利便性の高い通信装置を提供できる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1または2
記載の通信モジュールに接続される通信装置であって、
無線信号を送受信するアンテナ(例えば、図1のアンテ
ナ52)と、電話機(例えば、図1の家庭用電話機4)
に接続され、この電話機から入力される音声信号と通信
先とを前記通信モジュールへ出力するとともに、前記通
信モジュールから入力された音声信号を前記電話機へ出
力する電話機接続手段(例えば、図6の音声通話部52
0)と、電子機器に接続され、この電子機器から入力さ
れるデータと通信先とを前記通信モジュールへ出力する
とともに、前記通信モジュールから入力されたデータを
前記電子機器へ出力するデータ送受信手段(例えば、図
6のデータ通信部510)と、を備えることを特徴とし
ている。
【0018】この請求項4記載の発明によれば、請求項
1または2記載の通信モジュールに接続される通信装置
であって、 無線信号を送受信するアンテナを備え、電
話機接続手段は、電話機に接続され、この電話機から入
力される音声信号と通信先とを前記通信モジュールへ出
力するとともに、前記通信モジュールから入力された音
声信号を前記電話機へ出力し、データ送受信手段は、電
子機器に接続され、この電子機器から入力されるデータ
と通信先とを前記通信モジュールへ出力するとともに、
前記通信モジュールから入力されたデータを前記電子機
器へ出力する。
【0019】従って、前記通信モジュール一台で、電話
機及びコンピュータ等の電子機器における音声及びデー
タ等の通信が可能となる。このことから、固定的に置か
れた電話機や、コンピュータ等にも前記通信モジュール
を接続することが可能となり、電話料金等の個人管理が
しやすくなる。また、家庭用の電話機等にも前記通信モ
ジュールの接続が可能となるため、家等の建築物におい
て、電話回線等の配線を考慮する必要がなくなり、手軽
に設置できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図6を参照して本発
明の実施の形態における通信システムについて詳細に説
明する。
【0021】図1は、本発明の通信システム1の構成を
示す外観斜視図であり、(a)は携帯電話機2の斜視図
であり、(b)は通信カード3の斜視図であり、(c)
は家庭電話機4が接続された電話アダプタ5の斜視図で
ある。通信システム1は、これら図1に示す携帯電話機
2,通信カード3、及び、電話アダプタ5によって主に
構成される。
【0022】図1(a)に示すように、携帯型電話機2
は、アンテナ22、キー24、液晶表示画面25、スピ
ーカ26、及びマイク27等の各部を携帯電話機本体2
1に備えて構成される。携帯電話機本体21の底面に
は、通信モジュールスロット23が開口しており、この
通信モジュールスロット23に後述する通信モジュール
10をセットすることにより、無線通信を行うことがで
きる。
【0023】また、図1(b)に示すように、通信カー
ド3は、アンテナ32、イヤホンマイク接続コネクタ3
3、PCMCIAコネクタ35等の各部をケース31に
備えて構成される。PCMCIAコネクタ35は、PC
MCIA規格に準拠したカードスロットを有するコンピ
ュータに接続されるコネクタである。また、通信カード
本体31の、コンピュータに接続されるカード部分の反
対側には通信モジュールスロット34が設けられてい
る。通信モジュールスロット34に通信モジュール10
をセットし、カード部分をコンピュータのPCカードス
ロットに設置することによって、通信カード3が接続さ
れたコンピュータによるデータ通信を実行できる。
【0024】更に、図1(c)に示すように、電話アダ
プタ5は、アンテナ52、液晶表示画面54、電話機接
続コネクタ55等をケース51に備えて構成されてお
り、電話アダプタ本体51の壁面に通信モジュールスロ
ット53が設けられている。この通信モジュールスロッ
ト53に通信モジュール10をセットすることで無線通
信を行うことができる。
【0025】また、電話アダプタ5は、一般に使用され
る固定電話機を接続するためのモジュラージャック52
6(図6)を備えており、このモジュラージャック52
6に接続される電話線によって、各種電話機を接続可能
である。なお、図1(c)には、電話アダプタ5に家庭
用電話機4が接続された場合を例示する。ここで、家庭
用電話機4は、公衆電話回線に有線接続され、家庭内で
使用される一般的な電話機である。
【0026】図2は、図1に示す通信モジュール10の
構成を示す外観斜視図である。図2に示すように、通信
モジュール10は、アンテナ接続コネクタ12、及び、
ピン等の端子を複数備えるインターフェース部13を備
えるケース11に、各部を内蔵して構成される。この通
信モジュール10は、図示しない基地局との間で無線信
号の送受信を実行することによって所定の通話先との無
線通信回線を確立し、データや音声の通信を実行するも
のである。
【0027】図3は、通信モジュール10内部の回路構
成を示すブロック図である。この図3に示すように、通
信モジュール10内部には、マイコン101、ROM
(ReadOnly Memory)102、EEPROM(Electrica
lly Erasable Read Only Memory)103、RF部10
4、復調部105、変調部106、チャンネル制御回路
107、音声コーデック108、及び、データコーデッ
ク109等の各部を備えた回路が内蔵される。なお、こ
の図3には、理解の便宜のため、図2に示したアンテナ
接続コネクタ12及びインターフェース部13を図示す
る。
【0028】インターフェース部13は、音声信号を入
出力するためのマイク接続コネクタ及びスピーカ接続コ
ネクタ、データを入出力するためのデータI/O接続コ
ネクタ、制御信号を入出力するための制御用I/O接続
コネクタ、及び、電源の供給を受けるための電源接続コ
ネクタを備えている。そして、通信モジュール10の内
部回路においては、インターフェース部13の電源接続
コネクタから供給された電源が各部に供給される。
【0029】マイコン101は、インターフェース部1
3を介して外部接続された各種機器からの指示入力に従
って、チャンネル制御回路107の制御を行い、指定さ
れた電話番号への発呼、無線通信回線の確立、データ或
いは音声の送受信、通信回線の切断等の各種処理を実行
する。また、上記指示入力に従って、EEPROM10
3に記憶されたアドレス帳から該当する電話番号を検索
して出力し、更に、EEPROM103内のデータの更
新等を実行する。
【0030】ROM102には、マイコン101が各種
処理を実行するための各種プログラムやデータが格納さ
れている。また、EEPROM103は、電気的に書き
換え可能な不揮発性の記憶媒体を内蔵し、このEEPR
OM103には、通信相手の名称、電話番号、住所や、
アドレス帳内における番号等が対応付けて設定されたア
ドレス帳、発着信の履歴、各通話における通話時間や通
話料金等のデータが記憶されている。
【0031】アンテナ接続コネクタ12は、図2に示す
ようにケース11に実装されたコネクタであって、基地
局と電波の送受信を行う外部のアンテナと接続される。
そして、アンテナ接続コネクタ12を介して接続された
外部のアンテナにより、上記基地局(図示略)からの電
波が受信されると、アンテナ接続コネクタ12からの受
信信号がRF部104に入力される。
【0032】RF部104は、例えば、アンテナ接続コ
ネクタ12から入力された高周波の受信信号を増幅して
中間周波の受信信号に変換し、復調部105へ出力す
る。復調部105は、RF部104から入力された受信
信号を復調し、復調された受信信号をチャネル制御回路
部107に出力する。
【0033】チャンネル制御回路107は、マイコン1
01から入力される制御信号に従って、復調部105か
ら入力された受信信号の同期制御を行い、上記基地局か
ら送信された信号のうち、受信すべきチャネルの信号を
一時的に保持するとともに、必要な速度で音声コーデッ
ク108或いは、データコーデック109に出力する。
【0034】ここで、復調部105からの受信信号が音
声である場合、チャンネル制御回路107は、受信信号
を音声コーデック108に出力する。音声コーデック1
08は、入力された受信信号を復調して音声信号を生成
し、この音声信号を、インターフェイス部13のスピー
カ接続コネクタから外部へ出力する。一方、復調部10
5からの受信信号がデータである場合、チャンネル制御
回路107は、受信信号をデータコーデック109に出
力し、データコーデック109は、入力された受信信号
を復調して、復調した信号を、インターフェイス部13
が備えるデータI/O接続コネクタから外部へ出力す
る。
【0035】さらに、アンテナ接続コネクタ12に接続
されたアンテナを利用してデータや音声を送信する送信
時においては、音声を送信する場合、音声コーデック1
08は、インターフェイス部13のマイク接続コネクタ
から入力される送信音声信号をA/D変換して送信信号
を生成し、この送信信号をチャンネル制御回路107に
出力する。また、データを送信する場合、データコーデ
ック109は、インターフェイス部13が備えるデータ
I/O接続コネクタから入力された送信信号を変調して
チャンネル制御回路107へ出力する。
【0036】そして、チャンネル制御回路107は、マ
イコン101から入力される制御信号に従って、音声コ
ーデック108或いはデータコーデック109から入力
された送信信号を基地局から指示されるタイミング(チ
ャネル)に合わせて変調部106に出力する。変調部1
06は、送信信号を変調し、RF部104に出力する。
RF部104は、変調部106から入力された中間周波
の送信信号を高周波の送信信号に変換してアンテナ接続
コネクタ12に出力する。
【0037】従って、通信モジュール10が備えるアン
テナ接続コネクタ12及びインターフェース部13が、
後述する各種機器に接続されることにより、無線通信回
線を介したデータや音声の送受信が可能となる。
【0038】続いて、通信モジュール10がセットされ
る各機器について、詳細に説明する。図4は、携帯電話
機2の内部構成を示すブロック図である。図4に示すよ
うに、携帯電話機2は、アンテナ22、マイク27、ス
ピーカ28、インターフェイス部201、マイコン20
2、ROM203、キー入力部204、液晶表示部20
5、電源制御回路206、バッテリ207、及びアンテ
ナ接続コネクタ208等の各部を有する。インターフェ
ース部201は、インターフェース部13(図3)が備
える各コネクタに対応するように、マイク接続コネク
タ、スピーカ接続コネクタ、データI/O接続コネク
タ、制御用I/O接続コネクタ、及び、電源接続コネク
タを備えており、携帯電話機2に上記通信モジュール1
0をセットした際には、インターフェース部201とイ
ンターフェース部13(図3)、及び、アンテナ接続コ
ネクタ208とアンテナ接続コネクタ12(図3)とが
それぞれ接続される。
【0039】マイコン202は、キー入力部204から
の入力信号に従って、ROM203に記憶されたプログ
ラムの中から所定のプログラムを読み込んで実行し、キ
ー入力部204から入力される指示に従って携帯電話機
2の各部を制御する。例えば、マイコン202は、キー
入力部204における入力内容を液晶表示画面25に表
示させるための表示信号を生成して液晶表示部205へ
出力し、この表示信号に基づく画面を液晶表示画面25
(図1(a))に表示させる。また、マイコン202
は、インターフェース部201の制御用I/Oコネクタ
を介して接続されるマイコン101(図3)と制御信号
を送受信し、キー入力部204から入力される入力信号
に基づく指示内容をマイコン101へ出力し、逆に、マ
イコン101から入力される表示信号を液晶表示部20
5に出力する等の各種処理を行う。
【0040】キー入力部204は、図1に示すキー24
における入力操作を検知すると、操作されたキーに対応
する入力信号を生成してマイコン202へ出力する。ま
た、液晶表示部205は、マイコン202から入力され
る表示信号に基づいて、液晶表示画面25(図1)に各
種画面を実行させる。
【0041】電源制御回路206は、携帯電話機2が内
装するバッテリ207からの電源を、携帯電話機2の各
部へ供給するとともに、通信モジュール10が動作する
ための電力をインターフェース部201が備える電源接
続コネクタを介して出力する。
【0042】また、アンテナ22は、アンテナ接続コネ
クタ208を介して通信モジュール10のアンテナ接続
コネクタ12(図3)に接続され、受信した電波信号を
アンテナ接続コネクタ208へ出力し、また、アンテナ
接続コネクタ208を介して通信モジュール10から入
力された送信信号を発信するアンテナである。
【0043】マイク27は、インターフェース部201
が備えるマイク接続コネクタを介してインターフェース
部13のマイク接続コネクタ(図3)に接続されてお
り、集音した音声を音声信号に変換して、上記マイク接
続コネクタへ出力する。また、スピーカー26は、イン
ターフェース部201が備えるスピーカ接続コネクタを
介してインターフェース部13のスピーカ接続コネクタ
(図3)に接続されており、インターフェース部201
が備えるスピーカー接続コネクタから入力される音声信
号に基づいて音声を出力する。
【0044】このように、通信モジュール10を携帯電
話機2に接続した場合、携帯電話機2が有するキー24
(図1)から通話先の電話番号を入力すると、入力され
た番号を示す制御信号がマイコン202(図4)からイ
ンターフェース部201を介して通信モジュール10へ
出力され、通信モジュール10においては、マイコン1
01によって入力された電話番号へ発呼する処理が行わ
れる。
【0045】そして、通信モジュール10と上記基地局
(図示略)との間で無線通信回線が確立した後は、携帯
電話機2のマイク27で集音された音声が通信モジュー
ル10の音声コーデック108によって符号化され、チ
ャンネル制御回路107の制御に従って伝送され、変調
部106により変調されて、アンテナ22から送信され
る。また、アンテナ32によって受信された信号は復調
部105によって復調され、チャンネル制御回路107
により伝送されて、音声コーデック108によって復号
されて、スピーカー28から音声が出力される。このた
め、携帯電話機2に通信モジュール10をセットするこ
とによって、携帯型電話機として利用できる。また、キ
ー24で通信先の電話番号が入力された後は、通信先の
電話番号を表示するための表示情報がマイコン101か
ら入力され、この表示情報がマイコン202から液晶表
示部205へ出力されて、液晶表示画面25に、通信先
の電話番号を示す画面が表示される。
【0046】ここで、携帯電話機2のキー24において
通信先を指定する場合、相手先の電話番号だけでなく、
EEPROM103に記憶された通信先の中から所定の
通信先を指定する構成としても良い。即ち、EEPRO
M103には、複数の通信先について、通信相手の名
称、電話番号、住所や番号等が対応付けて設定されたア
ドレス帳が記憶されている。従って、キー24から、ア
ドレス帳内における番号や、名称等を入力指定すること
によって、入力された番号や名称に対応する通信先をE
EPROM103からマイコン101によって読み出し
て、上記発呼処理を行うこともできる。さらに、EEP
ROM103には発着信の履歴が記憶されるので、キー
24における操作により、この履歴に記憶された複数の
通信先の中から所望の通信先を指定することで、マイコ
ン101によって指定された通信先の番号を読み出して
発呼処理を行う構成としても良い。
【0047】図5は、通信カード3の内部構成を示すブ
ロック図である。図5に示すように、通信カード3は、
アンテナ32、イヤホンマイク接続コネクタ33、PC
MCIAコネクタ35、インターフェース部301、マ
イコン302、ROM303、マルチプレクサ304、
UART(Universal Asynchronous Receiver and Trans
mitter)コントローラ305、及びアンテナ接続コネク
タ306等の各部を有する。インターフェース部301
は、インターフェース部13(図3)が備える各コネク
タに対応するように、マイク接続コネクタ、スピーカ接
続コネクタ、データI/O接続コネクタ、制御用I/O
接続コネクタ、及び、電源接続コネクタを備えており、
通信カード3に上記通信モジュール10をセットした際
には、インターフェース部301とインターフェース部
13(図3)、及び、アンテナ接続コネクタ306とア
ンテナ接続コネクタ12(図3)とがそれぞれ接続され
る。
【0048】また、通信カード3は、PCMCIA規格
に準拠したカードスロットを備えるコンピュータ等の電
子機器(図示略)に対してPCMCIAコネクタ35が
接続された状態で使用される。
【0049】マイコン302は、PCMCIAコネクタ
35を介して接続されたコンピュータ等の電子機器から
の入力信号に従って、ROM203に記憶されたプログ
ラムの中から指示されたプログラムを実行し、通信モジ
ュール10を利用したデータや音声の通信を行わせる。
【0050】例えば、マイコン302は、PCMCIA
コネクタ35からUARTコントローラ305及びマル
チプレクサ304を介して、通信先の電話番号を指定す
る制御信号が入力されたことを検知すると、インターフ
ェース部301を介して接続される通信モジュール10
のマイコン101へ、通信先の電話番号等を示す制御信
号等を送信する。また、例えば、マイコン302は、P
CMCIAコネクタ35、或いは、マイコン101から
入力される制御信号に従って、マルチプレクサ304の
制御等の各種制御処理を行う。
【0051】PCMCIAコネクタ35は、カードスロ
ットを有するコンピュータ等の電子機器(図示略)に接
続され、これら電子機器側から入力されるパラレルデー
タをUARTコントローラ305へ伝送するとともに、
UARTコントローラ305から入力されるデータを上
記電子機器側へ出力する。
【0052】UARTコントローラ305は、PCMC
IAコネクタ35を介してパラレルな送信データをシリ
アル送信データに変換し、マルチプレクサ304へ出力
する。マルチプレクサ304は、マイコン302から入
力されるタイミング信号に従って送信用バスの接続切り
換えを行って、インターフェース部301が備えるデー
タI/O接続コネクタを介して送受信されるデータの伝
送制御を行うとともに、PCMCIAコネクタ35に接
続された電子機器(図示略)からマイコン302への制
御信号が入力された場合には、この制御信号をマイコン
302へ出力する。
【0053】また、マルチプレクサ304は、インター
フェース部301の制御用I/O接続コネクタからデー
タが入力された場合、マイコン302から入力されるタ
イミング信号に従って接続を送信用バスに切り替え、U
ARTコントローラ305に出力する。UARTコント
ローラ305は、マルチプレクサ304から入力された
シリアルデータをパラレルデータに変換し、PCMCI
Aコネクタ35に出力する。
【0054】アンテナ32は、受信した電波信号をアン
テナ接続コネクタ306を介してアンテナ接続コネクタ
12へ出力し、また、アンテナ接続コネクタ12からア
ンテナ接続コネクタ306から入力された送信信号を外
部に発信するアンテナである。
【0055】このように、通信カード3は、PCMCI
Aコネクタ35を介してコンピュータ等の電子機器(図
示略)に接続されることによって、この電子機器によっ
て通信先の電話番号が指定されると、指定された通信先
の電話番号を示し制御信号がマイコン302によって生
成され、インターフェース部301及びインターフェー
ス部13(図3)を介してマイコン101へ入力される
ので、マイコン101によって、当該電話番号への発呼
処理が行われる。
【0056】そして、通信回線が確立された後は、PC
MCIAコネクタ35に接続された電子機器から入力さ
れたデータが通信モジュール10へ入力され、データコ
ーデック109によって符号化され、チャンネル制御回
路107でのチャンネル制御を経て伝送され、変調部1
06によって変調されて、アンテナ32から送信され
る。また、アンテナ32によって受信された通信先から
のデータは、復調部105によって復調され、チャンネ
ル制御回路107でのチャンネル制御によって伝送さ
れ、データコーデック109で復号されて、上記電子機
器へ入力される。このため、通信モジュール10を通信
カード3へセットした状態で、通信カード3をコンピュ
ータ等の電子機器に接続することにより、この電子機器
によるデータ通信を行うことができる。また、通信中
は、マイコン101から通信先の電話番号を表示するた
めの表示情報が生成されて出力され、PCMCIAコネ
クタ35に接続された電子機器の画面上に、通信先の電
話番号等が表示される構成としても良い。
【0057】なお、イヤホンマイク接続コネクタ33
は、インターフェース部301が備えるスピーカ接続コ
ネクタ及びマイク接続コネクタに接続されている。この
イヤホンマイク接続コネクタ33には、必要に応じて、
イヤホンとマイクとが接続される。イヤホンマイク接続
コネクタ33にイヤホン及びマイクが接続された場合、
通信モジュール10を用いた通信回線が確立されている
状態で、音声による通話が可能となる。
【0058】さらに、PCMCIAコネクタ35に接続
された上記電子機器から通信先を指定する場合、相手先
の電話番号だけでなく、EEPROM103に記憶され
た通信先の中から所定の通信先を指定する構成としても
良い。即ち、通信モジュール10のEEPROM103
には、複数の通信先について、通信相手の名称、電話番
号、住所や番号等が対応付けて設定されたアドレス帳が
記憶されている。従って、上記電子機器から、アドレス
帳内における番号や、名称等を入力指定することによっ
て、入力された番号や名称に対応する通信先をEEPR
OM103からマイコン101によって読み出して、上
記発呼処理を行うこともできる。さらに、EEPROM
103には発着信の履歴が記憶されるので、上記電子機
器によって、この履歴に記憶された複数の通信先の中か
ら所望の通信先を指定することで、マイコン101によ
って指定された通信先の番号を読み出して発呼処理を行
う構成としても良い。
【0059】図6は、電話アダプタ5の内部構成を示す
ブロック図である。この図6に示すように、電話アダプ
タ5は、インターフェース部501、マイコン502、
ROM503、液晶表示部504、電源回路505、ア
ンテナ接続コネクタ506、コンピュータ等の電子機器
(図示略)と接続されるデータ通信部510、及び家庭
用電話機4と接続される音声通話部520等の各部を有
する。インターフェース部501は、インターフェース
部13(図3)が備える各コネクタに対応するように、
マイク接続コネクタ、スピーカ接続コネクタ、データI
/O接続コネクタ、制御用I/O接続コネクタ、及び、
電源接続コネクタを備えており、電話アダプタ5に上記
通信モジュール10をセットした際には、インターフェ
ース部501とインターフェース部13(図3)、及
び、アンテナ接続コネクタ506とアンテナ接続コネク
タ12(図3)とがそれぞれ接続される。
【0060】マイコン502は、インターフェース部5
01の制御用I/Oコネクタを介して接続される通信モ
ジュール10のマイコン101(図3)と制御信号の送
受信を行い、マイコン101から入力される制御信号に
従って、データ通信部510等の制御等の各種処理を実
行する。例えば、マイコン502は、非通話状態におい
て、モジュラージャック526に接続された電話機(図
示略)における入力操作に基づき、モジュラージャック
526からDTMF(Double Tone Multiple Frequenc
y)信号が入力され、このDTMF信号に対応する番号
を示す制御信号がDTMF検出部528から入力される
と、この番号を発信先の番号として、発信先の番号及び
発信を指示する制御信号をインターフェース部501へ
出力する。また、例えば、データ通信部510が備える
シリアルポートコネクタ514に接続された電子機器
(図示略)から、データ通信の開始指示及び発信先の電
話番号を示す制御信号がシリアルポートコネクタ514
へ入力され、この制御信号がマルチプレクサ511から
入力されると、この制御信号に示された発信先の電話番
号への発信を指示する制御信号を、インターフェース部
501へ出力する。さらに、マイコン502は、インタ
ーフェース部501を介して接続された通信モジュール
10のマイコン101(図3)から、表示信号が入力さ
れると、この表示信号を液晶表示部504へ出力して、
液晶表示画面54(図1(c))に所定の画面を表示さ
せる。
【0061】ROM503は、マイコン502により実
行される各種プログラム、及びデータを記憶する。液晶
表示部504は、液晶表示画面54(図1(c))に接
続され、マイコン502から入力される表示信号に基づ
く画面を液晶表示画面54に表示させる。
【0062】電源回路505は、家庭用の交流電源(図
示略)に接続され、電圧の変換及びAC/DC変換等を
実行して、電話アダプタ5の各部へ電源を供給するとと
もに、インターフェース部501の電源接続コネクタを
介してインターフェース部13(図3)の電源接続コネ
クタへ、電源を供給する。
【0063】データ通信部510は、マルチプレクサ5
11、UARTコントローラ512、レベルコンバータ
513、及びシリアルポートコネクタ514等の各部か
ら構成される。シリアルポートコネクタ514は、シリ
アルインターフェイスコネクタを備えるコンピュータ等
の電子機器とケーブル接続されるコネクタである。マル
チプレクサ511及びUARTコントローラ512は、
マイコン502から入力される制御信号に基づいて、シ
リアルポートコネクタ514に接続された上記電子機器
とインターフェース部501との間で送受信されるシリ
アルデータの伝送制御を行う。レベルコンバータ513
は、シリアルポートコネクタ514を介して入出力され
るデータに関して、その信号レベルを制御する。また、
シリアルポートコネクタ514に接続された上記電子機
器から、通信先の電話番号等を示す制御信号が入力され
た場合には、この制御信号をマイコン502へ出力す
る。
【0064】従って、データ通信部510を介して、シ
リアルポートコネクタ514に接続された外部の電子機
器を利用したデータ通信を行える。
【0065】音声通話部520は、フィルタ部521、
リンガー発生部524、回線インターフェース525、
モジュラージャック526、オンフック検出部527、
及び、DTMF検出部528等によって構成されてい
る。
【0066】モジュラージャック526は、例えば図1
に示す家庭用電話機4のように、一般に公衆電話回線に
接続されて使用される電話機を接続するためのコネクタ
である。このモジュラージャック526に接続された電
話機と電話アダプタ5の内部回路との間では、発信先の
電話番号を示すDTMF信号、オンフック状態を示すオ
ンフック信号、及び、音声信号等の各種信号が入出力さ
れる。
【0067】回線インターフェース525は、モジュラ
ージャック526に接続された上記電話機に対して送受
信される信号のレベル調整を行う。リンガー発生部52
4は、モジュラージャック526に接続された上記電話
機に対する通話が着信された場合に、リンガー信号を生
成して、モジュラージャック526を介して接続された
上記電話機へ出力する。なお、モジュラージャック52
6に接続された上記電話機は、リンガー信号が入力され
ることによってベル音の出力を行う。
【0068】オンフック検出部527は、モジュラージ
ャック526に接続された上記電話機、受話器が取り上
げられたオンフック状態にあることを示すオンフック信
号が入力されると、これを検知して、オンフック状態を
示す制御信号をマイコン502へ出力する。DTMF検
出部528は、モジュラージャック526に接続された
上記電話機からDTMF信号が入力されると、このDT
MF信号を解析して、上記電話機で入力された電話番号
等の番号をマイコン502へ出力する。
【0069】フィルタ部521は、アンプ521a,5
21b、送信フィルタ522、及び、受信フィルタ52
3を備えており、モジュラージャック526に接続され
た電話機と入出力される信号を、所定の信号レベルに増
幅し、ノイズを除去して伝送する。
【0070】このように、電話アダプタ5に通信モジュ
ール10をセットすれば、電話アダプタ5に、例えば家
庭用電話機4(図1)を接続し、或いは、電話アダプタ
5が備えるシリアルポートコネクタ514にコンピュー
タ等の電子機器を接続することによって、音声の通話や
データ通信を行うことができる。
【0071】即ち、モジュラージャック526に家庭用
電話機4が接続された場合、家庭用電話機4において、
受話器が取り上げられると、オンフック検出部527に
よって家庭用電話機4の受話器が取り上げられているこ
とが検知され、検知信号がマイコン502へ出力され
る。ここで、家庭用電話機4において通信先の電話番号
が入力されると、家庭用電話機4がプッシュ式電話機で
あれば、この電話番号を示すDTMF信号がモジュラー
ジャック526から入力される。そして、DTMF検出
部528によってDTMF信号が検出され、DTMF検
出部528によって、このDTMF信号に対応する番号
を示す信号がマイコン502へ入力される。マイコン5
02では、受話器が取り上げられた状態で入力された番
号を通信先の電話番号と判別して、通信先の番号を示す
制御信号を生成して、通信モジュール10へ出力する。
通信モジュール10では、マイコン502から入力され
た制御信号に基づいて、マイコン101による発呼処理
が行われる。
【0072】そして、通信モジュール10と上記基地局
(図示略)との間で無線通信回線が確立すると、家庭用
電話機4から入力された音声はフィルタ部521によっ
てノイズ除去及び増幅されて、音声コーデック108に
よって符号化され、チャンネル制御回路107によって
伝送され、変調部106による変調されて、アンテナ5
2から送信される。また、アンテナ52によって受信さ
れた無線信号は復調部105によって復調され、チャン
ネル制御回路107によって伝送され、音声コーデック
108によって音声信号に復号される。さらに、フィル
タ部521によってノイズ除去及び増幅が行われて、モ
ジュラージャック526から家庭用電話機4へ出力され
る。これにより、通信モジュール10がセットされた電
話アダプタ5は、家庭用電話機4を接続して使用でき
る。
【0073】さらに、電話アダプタ5が備えるシリアル
ポートコネクタ514には、コンピュータ等の電子機器
(図示略)を接続できる。この場合、上記通信カード3
の使用時における動作と同様に、電子機器から通信先の
電話番号を示すデータが入力されると、入力された電話
番号はマルチプレクサ511を経由してマイコン502
へ入力される。そして、マイコン502によって通信先
の電話番号を示す制御信号が生成されてマイコン101
へ出力され、マイコン101によって発呼処理が行われ
る。さらに、通信回線の確立後は、シリアルポートコネ
クタ514から入力されたデータはアンテナ52から送
信され、アンテナ52によって受信されたデータはシリ
アルポートコネクタ514から出力される。
【0074】また、通信中は、通信先の電話番号を表示
するための表示情報がマイコン101によって生成さ
れ、マイコン502を介して液晶表示部504へ出力さ
れるので、液晶表示部504が備える液晶表示画面54
において、通信先の電話番号が表示される構成としても
良い。
【0075】そして、電話アダプタ5に接続された家庭
用電話機4や電子機器から通信先を指定する場合、相手
先の電話番号だけでなく、EEPROM103に記憶さ
れた通信先の中から所定の通信先を指定する構成として
も良い。即ち、通信モジュール10のEEPROM10
3には、複数の通信先について、通信相手の名称、電話
番号、住所や番号等が対応付けて設定されたアドレス帳
が記憶されている。従って、上記電子機器から、アドレ
ス帳内における番号や、名称等を入力指定することによ
って、入力された番号や名称に対応する通信先をEEP
ROM103からマイコン101によって読み出して、
上記発呼処理を行うこともできる。さらに、EEPRO
M103には発着信の履歴が記憶されるので、上記電子
機器や家庭用電話機4によって、この履歴に記憶された
複数の通信先の中から所望の通信先を指定することで、
マイコン101によって指定された通信先の番号を読み
出して発呼処理を行う構成としても良い。
【0076】以上のように、本発明の実施の形態におけ
る通信システム1によれば、インターフェース部13を
介して外部の機器に接続され、外部機器との間で入出力
される音声信号の符号化/復号化を行う音声コーデック
108と、データの符号化/復号化を行うデータコーデ
ック109と、アンテナ接続コネクタ12に接続された
外部のアンテナを利用して無線信号の送受信を行うRF
部104と、RF部104によって送信される信号を変
調する変調部106と、RF部104により受信された
信号を復調する復調部105と、チャンネル制御を行う
チャンネル制御回路107と、通信モジュール10の各
部を制御するマイコン101とを備えた通信モジュール
10を利用するので、通信モジュール10の外部に接続
される機器として、アンテナと、音声信号の生成及び音
声出力を行う装置と、電源と、通信先を指定する装置と
を備えた機器を用いれば、無線通信回線を利用した通話
を行える。
【0077】具体的には、通信システム1において、携
帯電話機2は、マイク27、スピーカー28、キー入力
部204、及び、バッテリ207を備えることによっ
て、通信モジュール10が接続された場合に、電話とし
て利用できる。また、通信システム1において、通信カ
ード3は、コンピュータ等の電子機器に接続されるPC
MCIAコネクタ35と、PCMCIAコネクタ35
と、通信モジュール10との間の信号の伝送制御を行う
マイコン302、マルチプレクサ304、及び、UAR
Tコントローラ305とを備えることにより、コンピュ
ータ等の電子機器に接続して、データ通信を行うことが
できる。
【0078】従って、通信モジュール10によれば、非
常に単純な構成で安価に製造可能な携帯電話機2、或い
は通信カード3のような装置に接続して、無線通信回線
を利用した音声通話やデータ通信を容易に行うことがで
きる。
【0079】特に、携帯電話機2は安価に実現可能であ
るので、ユーザの好みに応じて、通信モジュール10の
外装としての携帯電話機2を容易に交換することができ
る。これにより、興趣性に富む携帯型電話機を容易に提
供できる。また、通信カード3についても、PCMCI
Aコネクタ35のように電子機器に接続する部分の規格
が変化した場合にも、通信カード3を交換することで、
容易に対応できる。
【0080】また、通信モジュール10は、コンピュー
タ等の電子機器に接続されるデータ通信部510と、一
般的な電話機に接続される音声通話部520と、を備え
た電話アダプタ5に接続することにより、家庭内等に固
定される電話機による音声通話、及び、コンピュータ等
の電子機器によるデータ通信とを容易に行うことができ
る。ここで、電話アダプタ5は、通常利用される電話機
を接続できるので、コストが上昇する心配がない。
【0081】従って、通信モジュール10を利用した場
合、1つの通信回線を利用して、電話アダプタ5に接続
された固定的な電話機やコンピュータ等の電子機器、携
帯電話機2、データ通信用途の通信カード3等、多様な
機器を利用できるので、非常に便利であるとともに、通
信回線のコストを非常に低く抑えることができる。
【0082】また、通信モジュール10は、アンテナ接
続コネクタ12に接続された外部のアンテナを利用し、
インターフェース部13に接続された機器から電源の供
給を受けるので、通信モジュール10自体は、容易に小
型化、軽量化することができる。このため、携帯電話機
2或いは通信カード3にセットした場合も、携帯電話機
2が大型化してしまう等の問題がなく、高い利便性を保
つことができる。
【0083】そして、通信モジュール10は、複数の通
信先の電話番号や名前が記憶されたEEPROM103
を備えるので、携帯電話機2,通信カード3或いは電話
アダプタ5の操作によって、EEPROM103内に記
憶された通信先を呼び出して通信することができる。こ
のため、複数の電話機にそれぞれ通信先を記憶させた場
合に比べて、通信先のデータが分散せず、管理が容易で
あり、さらに利便性を高めることができる。
【0084】なお、上記実施の形態としての通信システ
ム1においては、通信カード3を、PCMCIA規格に
準拠したPCMCIAコネクタ35を備える構成とした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、
コンパクトフラッシュ規格に適合するコネクタを備える
構成としても良い。また、電話アダプタ5を、DTMF
検出部528を備え、例えば、家庭用電話機4のよう
に、DTMF信号を出力するプッシュ式電話が接続可能
な構成としたが、パルスを検出する装置を内蔵し、ダイ
ヤル時にDTMFを出力せず、パルスを出力する電話機
を接続可能な構成としても良い。また、モジュラージャ
ック526の他に、形状の異なるコネクタを備えてもよ
く、その他の細部構成についても適宜変更可能である。
【0085】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、アンテナ
を備える外部機器にこの通信モジュールを接続すること
で、無線通信回線を利用した音声通話及びデータ通信を
行うことが可能となる。このため、通信モジュールをセ
ットする外部機器を複数有していれば、1つの公衆電話
回線を用いて、多種多様な外部機器を低い回線コストで
利用できる。また、必要な通信回線の数が外部機器の数
に比べて非常に少なくて済むので、通信事業者側の負担
を軽減できる。また、この通信モジュールに記憶装置を
設け、この記憶装置内に複数の通信先の電話番号等を記
憶させて、外部接続された機器から記憶装置内の記憶内
容を利用する構成とすれば、外部機器が複数であって
も、通信先の情報は1カ所に集中させることができる。
このため、通信先の情報を管理する労力を軽減できる。
【0086】請求項2記載の発明によれば、通信モジュ
ール自体にバッテリー等の電源を搭載する必要がなく、
より一層の小型化、軽量化が実現できる。このため、通
信モジュールを接続して使用される外部機器について
も、より一層の小型化及び軽量化が可能となり、利便性
を更に向上させることができる。
【0087】請求項3記載の発明によれば、前記通信モ
ジュールが備える各部を利用して通信を行うため、非常
に簡単な構成で容易に実現可能であり、また、低コスト
で製造できる。このため、1個の通信モジュールに対し
て複数の通信装置を利用すれば、好みに合わせて多様な
通信装置を使用できる。さらに、構成が単純なために小
型化が容易であり、利便性の高い通信装置を提供でき
る。
【0088】請求項4記載の発明によれば、前記通信モ
ジュール一台で、電話機及びコンピュータ等の電子機器
における音声及びデータ等の通信が可能となる。このこ
とから、固定的に置かれた電話機や、コンピュータ等に
も前記通信モジュールを接続することが可能となり、電
話料金等の個人管理がしやすくなる。また、家庭用の電
話機等にも前記通信モジュールの接続が可能となるた
め、家等の建築物において、電話回線等の配線を考慮す
る必要がなくなり、手軽に設置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信システム1の構成を示す図であ
り、(a)は携帯電話機2の外観斜視図であり、(b)
は通信カード3の外観斜視図であり、(c)は家庭用電
話機4を接続した電話アダプタ5の外観斜視図である。
【図2】図1に示す通信モジュール10の外観斜視図で
ある。
【図3】図2に示す通信モジュール10の内部構成を示
すブロック図である。
【図4】図1に示す携帯電話機2の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図5】図1に示す通信カード3の内部構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1に示す電話アダプタ5の内部構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 通信システム 5 電話アダプタ 10 通信モジュール 12 アンテナ接続コネクタ 13 インターフェース部 101 マイコン 102 ROM 103 EEPROM 104 RF部 105 復調部 106 変調部 107 チャンネル制御回路 108 音声コーデック 109 データコーデック 2 携帯電話機 23 通信モジュールスロット 26 スピーカー 27 マイク 201 インターフェース部 202 マイコン 203 ROM 204 キー入力部 205 液晶表示部 206 電源制御回路 207 バッテリ 208 アンテナ接続コネクタ 3 通信カード 32 アンテナ 33 イヤホンマイク接続コネクタ 34 通信モジュールスロット 35 PCMCIAコネクタ 301 インターフェース部 302 マイコン 303 ROM 304 マルチプレクサ 305 UARTコントローラ 5 電話アダプタ 51 電話アダプタ本体 52 アンテナ 53 通信モジュールスロット 54 液晶表示画面 501 インターフェース部 502 マイコン 503 ROM 504 液晶表示部 505 電源回路 506 アンテナ接続コネクタ 510 データ通信部 511 マルチプレクサ 512 UARTコントローラ 513 レベルコンバータ 514 シリアルポートコネクタ 520 音声通話部 521 フィルタ部 521a、521b フィルタ部 522 送信フィルタ 523 受信フィルタ 524 リンガー発生部 525 回線インターフェース 526 モジュラージャック 527 オンフック検出部 528 DTMF検出部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部の機器に接続される外部インターフ
    ェースと、 外部のアンテナに接続されるアンテナ接続コネクタと、 前記外部インターフェースに接続された機器から入力さ
    れる音声信号及びデータをもとに無線信号を生成する無
    線信号生成手段と、 この無線信号生成手段によって生成された無線信号を、
    前記アンテナ接続コネクタに接続されたアンテナから前
    記外部インターフェースに接続された機器から入力され
    た通信先へ送信する送信手段と、 前記外部インターフェースに接続された機器から入力さ
    れた通信先から送信された無線信号を、前記アンテナ接
    続コネクタに接続されたアンテナによって受信する受信
    手段と、 この受信手段によって受信した無線信号をもとに音声信
    号及びデータを生成して前記外部インターフェースに接
    続された機器へ出力する受信信号出力手段と、 を備えることを特徴とする通信モジュール。
  2. 【請求項2】 前記外部インターフェースに接続された
    機器から供給される電源によって動作することを特徴と
    する請求項1記載の通信モジュール。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の通信モジュール
    に接続される通信装置であって、 無線信号を送受信するアンテナと、 通信先を指定する指定手段と、 音声を集音して音声信号を生成する集音手段と、 入力された音声信号に基づいて音声を出力する音声出力
    手段と、 前記入力手段により入力された通信先と、前記集音手段
    により生成された音声信号とを前記通信モジュールへ出
    力するとともに、前記通信モジュールから入力された音
    声信号を前記音声出力手段へ出力する伝送制御手段と、 前記通信モジュールに電源を供給する電源供給手段と、 を備えることを特徴とする通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2記載の通信モジュール
    に接続される通信装置であって、 無線信号を送受信するアンテナと、 電話機に接続され、この電話機から入力される音声信号
    と通信先とを前記通信モジュールへ出力するとともに、
    前記通信モジュールから入力された音声信号を前記電話
    機へ出力する電話機接続手段と、 電子機器に接続され、この電子機器から入力されるデー
    タと通信先とを前記通信モジュールへ出力するととも
    に、前記通信モジュールから入力されたデータを前記電
    子機器へ出力するデータ送受信手段と、 前記通信モジュールへ電源を供給する電源供給手段と、 を備えることを特徴とする通信装置。
JP36371099A 1999-12-22 1999-12-22 通信モジュール、及び、通信装置 Pending JP2001186563A (ja)

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