JP2001184654A - 光ディスク、光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置 - Google Patents

光ディスク、光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置

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JP2001184654A JP2000294123A JP2000294123A JP2001184654A JP 2001184654 A JP2001184654 A JP 2001184654A JP 2000294123 A JP2000294123 A JP 2000294123A JP 2000294123 A JP2000294123 A JP 2000294123A JP 2001184654 A JP2001184654 A JP 2001184654A
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輝之 滝沢
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充郎 守屋
Mitsuaki Oshima
光昭 大嶋
Akihiko Nishioka
昭彦 西岡
Koichi Morioka
幸一 森岡
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの面に刻まれた信号の凹凸を物理
的にそのまま転写するようなコピー手段にも対抗できる
光ディスク、その光ディスクに記録された情報を再生す
る光ディスク再生方法及び光ディスク再生装置を提供す
る。 【解決手段】 所定の変調方式で変調された信号を凸凹
のピットで記録した光ディスク1上に、反射膜を部分的
に除去した第1の領域2と、所定の変調方式を満足する
ピットとは異なるピットを記録した第2の領域3とを設
ける。ここで、上記反射膜を部分的に除去した第1の領
域2は、円周方向に上記変調方式で決まる最長のピット
長さよりも長い長さを有する、反射膜が除去された部分
を含む。光ディスク1を物理的にそのまま転写した場
合、第1の領域2と第2の領域3の再生信号の組み合わ
せが異なることを利用して、物理的な光ディスク1のコ
ピーを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、著作権を保護すべ
きコンテンツ情報を記録するための光ディスクと、その
光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生
方法及び光ディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年のマルチメディア社会において、C
D−ROMやDVD等の光ディスクの普及は目覚ましい
ものがある。一方、光ディスクの普及と相まって、これ
を違法にコピーして著作権者の利益を奪ういわゆる海賊
版ROMディスクが登場し、急速にその割合を増やしつ
つある。光ディスクの違法コピーは、通常、正規の光デ
ィスクを購入し、ディスクドライブで再生してマスター
テープを作り、これを基にして通常のディスク製造方法
と同様の方法で大量生産することにより可能となる。
【0003】このような違法コピーを未然に防止するた
めに、専用のプレーヤでなければ再生できないように工
夫された光ディスクもある。このようなものとして、例
えば主情報を一定の符号化手段で記録しておくととも
に、鏡面領域等に主情報の復号化手段を示すキー情報を
バーコードシンボルで記憶しておき、再生装置がそのキ
ー情報を読み取ってその情報で示される符号化方式で主
情報を復号化して再生する方式が特開平7−85574
号公報において開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これらのコ
ピー防止方法は、通常の光ディスクプレーヤでは再生で
きないという非常に優れた利点を有してはいるが、再生
という操作を伴わないコピー、すなわち光ディスクの面
に刻まれた信号の凹凸を物理的にそのまま転写するよう
なコピー手段には無力であり、対抗できない。このよう
なコピー方法では、再生手段を一切必要とせず、オリジ
ナルの光ディスクの信号を如何に高度にかつ複雑にして
も、そのまま光ディスクの凹凸情報を写し取れるので、
意味のないものになってしまう。
【0005】本発明の目的は以上の問題点を解決し、光
ディスクの面に刻まれた信号の凸凹を物理的にそのまま
転写するようなコピー手段に対抗できる光ディスク、そ
の光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再
生方法及び光ディスク再生装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ディスク
は、所定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで
記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第
1の領域と、所定の変調方式を満足するピットとは異な
るピットを記録した第2の領域とを有することを特徴と
する。
【0007】また、本発明に係る光ディスクは、所定の
変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録した光
ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領域
と、所定の変調方式を満足するピットとは異なるピット
を記録した第2の領域と、上記第1の領域のディスク上
の位置情報が記録された第1の領域の位置情報記録領域
と、上記第2の領域のディスク上の位置情報が記録され
た第2の領域の位置情報記録領域とを有することを特徴
とする。
【0008】上記光ディスクにおいて、上記反射膜を部
分的に除去した第1の領域は、好ましくは、ユーザデー
タ記録領域に含まれることを特徴とする。
【0009】また、上記光ディスクにおいて、上記反射
膜を部分的に除去した第1の領域は、好ましくは、上記
光ディスクの円周方向において、上記変調方式で決まる
最長のピット長さよりも長い長さを有する、反射膜が除
去された部分を含むことを特徴とする。
【0010】さらに、上記光ディスクにおいて、上記第
2の領域に記録されるピットは、好ましくは、上記変調
方式で決まる最長のピット長さよりも長いピットである
ことを特徴とする。
【0011】またさらに、上記光ディスクにおいて、上
記第2の領域に記録されるピットは、好ましくは、上記
変調方式で決まる最長のピット長さよりも長く、かつピ
ットの中央部のエッジが端部のエッジに比べてゆるやか
に傾斜していることを特徴とする。
【0012】またさらに、上記光ディスクにおいて、上
記第1の領域の位置情報記録領域及び上記第2の領域の
位置情報記録領域は、好ましくは、ユーザデータ記録領
域以外の領域に記録されたことを特徴とする。
【0013】本発明に係る光ディスク再生方法は、所定
の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録した
光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領域
と、所定の変調方式を満足するピットとは異なるピット
を記録した第2の領域とを有する光ディスクに記録され
た情報を再生する光ディスク再生方法であって、上記第
1の領域の再生信号に基づいて反射膜が部分的に除去さ
れた領域であることを検出するステップと、上記第2の
領域の再生信号から所定の変調方式を満足するピットと
は異なるピットであることを検出するステップと、上記
2つの検出するステップの検出結果に基づいて、上記光
ディスクの再生の可否を判断するステップとを含むこと
を特徴とする。
【0014】また、本発明に係る光ディスク再生方法
は、所定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで
記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第
1の領域と、所定の変調方式を満足するピットとは異な
るピットを記録した第2の領域と、上記第1の領域のデ
ィスク上の位置情報が記録された第1の領域の位置情報
記録領域と、上記第2の領域のディスク上の位置情報が
記録された第2の領域の位置情報記録領域とを有する光
ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生方
法であって、上記第1の領域の位置情報記録領域に記録
された第1の領域のディスク上の位置情報に基づいて第
1の領域を再生して第1の領域の再生信号を出力するス
テップと、上記第2の領域の位置情報記録領域に記録さ
れた第2の領域のディスク上の位置情報に基づいて第2
の領域を再生して第2の領域の再生信号を出力するステ
ップと、上記第1の領域の再生信号に基づいて、反射膜
が部分的に除去された領域であることを検出するステッ
プと、上記第2の領域の再生信号に基づいて、所定の変
調方式を満足するピットとは異なるピットであることを
検出するステップと、上記2つの検出するステップの検
出結果に基づいて、上記光ディスクの再生の可否を判断
するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】上記光ディスク再生方法において、上記第
1の領域を再生するステップは、好ましくは、デフォー
カス状態で上記第1の領域を再生することを特徴とす
る。
【0016】また、上記光ディスク再生方法において、
上記第1の領域を再生するステップは、好ましくは、隣
接する2つのトラックの間の領域をトラッキングするこ
とにより上記第1の領域を再生することを特徴とする。
【0017】さらに、上記光ディスク再生方法におい
て、上記反射膜が部分的に除去された領域であることを
検出するステップは、好ましくは、隣接する2つのトラ
ックにおいて反射膜が除去されたことを検出することを
特徴とする。
【0018】本発明に係る光ディスク再生装置は、所定
の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録した
光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領域
と、所定の変調方式を満足するピットとは異なるピット
を記録した第2の領域とを有する光ディスクに記録され
た情報を再生する光ディスク再生装置であって、上記第
1の領域を再生したときの光ディスクからの再生信号に
基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出信号を
出力する第1の領域検出回路と、上記第2の領域を再生
したときの光ディスクからの再生信号に基づいて、上記
第2の領域を検出して第2の検出信号を出力する第2の
領域検出回路と、上記第1と第2の検出信号に基づい
て、上記光ディスクの再生の可否を判断する再生可否判
断手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】また、本発明に係る光ディスク再生装置
は、所定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで
記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第
1の領域と、所定の変調方式を満足するピットとは異な
るピットを記録した第2の領域と、上記第1の領域のデ
ィスク上の位置情報が記録された第1の領域の位置情報
記録領域と、上記第2の領域のディスク上の位置情報が
記録された第2の領域の位置情報記録領域とを有する光
ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生装
置であって、上記第1の領域の位置情報記録領域に記録
された第1の領域のディスク上の位置情報に基づいて、
第1の検出ウィンドウ信号を生成する第1の検出ウィン
ドウ生成回路と、上記第2の領域の位置情報記録領域に
記録された第2の領域のディスク上の位置情報に基づい
て、第2の検出ウィンドウ信号を生成する第2の検出ウ
ィンドウ生成回路と、上記第1の領域を再生したときの
光ディスクからの再生信号に基づいて、上記第1の領域
を検出して第1の検出信号を出力する第1の領域検出回
路と、上記第2の領域を再生したときの光ディスクから
の再生信号に基づいて、上記第2の領域を検出して第2
の検出信号を出力する第2の領域検出回路と、上記第1
の検出ウィンドウ信号の有効区間内における上記第1の
検出信号と、上記第2の検出ウィンドウ信号の有効区間
内における上記第2の検出信号とに基づいて、上記光デ
ィスクの再生の可否を判断する再生可否判断手段とを備
えたことを特徴とする。
【0020】上記光ディスク再生装置において、上記第
1の領域検出回路は、好ましくは、上記第1の領域を再
生したときの光ディスクからの再生信号を所定の第1の
しきい値で比較して第1の比較結果信号を出力する第1
の比較器を備えたことを特徴とする。
【0021】また、上記光ディスク再生装置において、
上記第2の領域検出回路は、好ましくは、上記第2の領
域を再生したときの光ディスクからの再生信号を所定の
第2のしきい値で比較して第2の比較結果信号を出力す
る第2の比較器と、上記第2の領域を再生したときの光
ディスクからの再生信号を所定の第3のしきい値で比較
して第3の比較結果信号を出力する第3の比較器と、上
記第2の比較結果信号と上記第3の比較結果信号との論
理演算を行って上記論理演算の結果信号を出力する論理
演算回路とを備えたことを特徴とする。
【0022】さらに、上記光ディスク再生装置におい
て、上記第1の領域検出回路は、好ましくは、上記第1
の領域を含むトラックを再生したときの光ディスクから
の再生信号と、上記第1の領域を含みかつ上記トラック
と隣接するトラックを再生したときの光ディスクからの
再生信号とに基づいて、上記第1の領域を検出して第1
の検出信号を出力することを特徴とする。
【0023】本発明に係る光ディスク再生方法は、所定
の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録した
光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領域
を有する光ディスクに記録された情報を再生する光ディ
スク再生方法であって、上記第1の領域を再生したとき
の光ディスクからの再生信号に基づいて、上記第1の領
域を検出して第1の検出信号を出力するステップと、上
記第1の検出信号に基づいて、上記光ディスクの再生の
可否を判断するステップとを含むことを特徴とする。
【0024】上記光ディスク再生方法において、上記第
1の領域を検出して第1の検出信号を出力するステップ
は、好ましくは、上記第1の領域を含むトラックを再生
したときの光ディスクからの再生信号と、上記第1の領
域を含みかつ上記トラックと隣接するトラックを再生し
たときの光ディスクからの再生信号とに基づいて、上記
第1の領域を検出して第1の検出信号を出力することを
含むことを特徴とする。
【0025】また、上記光ディスク再生方法において、
上記第1の領域を検出して第1の検出信号を出力するス
テップは、好ましくは、上記第1の領域を含むトラック
を再生したときの光ディスクからの再生信号に基づいて
計数された、所定のセクタアドレスから上記検出された
第1の領域までの第1のデータ数と、上記第1の領域を
含みかつ上記トラックと隣接するトラックを再生したと
きの光ディスクからの再生信号に基づいて計数された、
上記セクタアドレスから上記検出された第1の領域まで
の第2のデータ数とが実質的に一致するか否かに基づい
て、上記第1の領域を検出したか否かを判断するステッ
プを含むことを特徴とする。
【0026】本発明に係る光ディスク再生装置は、所定
の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録した
光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領域
を有する光ディスクに記録された情報を再生する光ディ
スク再生装置であって、上記第1の領域を再生したとき
の光ディスクからの再生信号に基づいて、上記第1の領
域を検出して第1の検出信号を出力する検出手段と、上
記第1の検出信号に基づいて、上記光ディスクの再生の
可否を判断する判断手段とを備えたことを特徴とする。
【0027】上記光ディスク再生装置において、上記検
出手段は、好ましくは、上記第1の領域を含むトラック
を再生したときの光ディスクからの再生信号と、上記第
1の領域を含みかつ上記トラックと隣接するトラックを
再生したときの光ディスクからの再生信号とに基づい
て、上記第1の領域を検出して第1の検出信号を出力す
ることを特徴とする。
【0028】また、上記光ディスク再生装置において、
上記検出手段は、好ましくは、上記第1の領域を含むト
ラックを再生したときの光ディスクからの再生信号に基
づいて計数された、所定のセクタアドレスから上記検出
された第1の領域までの第1のデータ数と、上記第1の
領域を含みかつ上記トラックと隣接するトラックを再生
したときの光ディスクからの再生信号に基づいて計数さ
れた、上記セクタアドレスから上記検出された第1の領
域までの第2のデータ数とが実質的に一致するか否かに
基づいて、上記第1の領域を検出したか否かを判断する
ことを特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係る光ディスク、光ディスク再生方法及び光デ
ィスク再生装置について説明する。ここで、光ディスク
とは、CD、ビデオCD、CD−ROM、CD−R、C
D−RW、MD、DVD、DVD−ROM、DVD−R
AM、DVD−RWなどの光ディスク又は光磁気ディス
クを含む。
【0030】第1の実施形態.図1は、本発明に係る第
1の実施形態の光ディスク1の平面構造を示す平面図で
あり、図2は、図1の光ディスク1の断面構造を示す断
面図である。また、図3は、図1の光ディスク1におけ
る第1の領域2の断面構造を示す断面図であり、図4
は、図1の光ディスク1における第2の領域3の拡大図
であって、長ピット107の平面構造を示す平面図であ
る。
【0031】図1は、光ディスク1全体の情報記録領域
の平面構造を示しており、制御情報を記録するためのリ
ードイン領域111と、コンテンツ制御情報やコンテン
ツデータからなるコンテンツ情報を記録するためのユー
ザデータ記録領域であるデータ記録領域112と、リー
ドアウト領域113とから構成されており、光ディスク
1は、その中央部に回転駆動孔1hを有し、その内側か
ら順次、リードイン領域111と、データ記録領域11
2と、リードアウト領域113とが配置されている。こ
こで、データ記録領域112において、詳細後述する第
1の領域2が光ディスク1の径方向に長手方向を有する
ように延在する一方、詳細後述する第2の領域3が光デ
ィスク1の周方向(又は円周方向)に長手方向を有する
ように延在する。
【0032】光ディスク1は図2に示すように、透明光
ディスク基板100と、光ディスク基板102とを張り
合わせて作成される。レプリカに基づいて凹凸のピット
が形成されるように成形して作成した透明光ディスク基
板100の一方の面上に、アルミ又は金などの反射膜1
01を公知のスパッタリング法を用いて形成する。次い
で、別の工程で作成した光ディスク基板102の一方の
面と、この反射膜101が形成された透明光ディスク基
板100の面とを紫外線硬化樹脂の接着層103を介し
て張り合わせた後、当該張り合わせた光ディスク基板1
00,102に対して紫外線を照射することにより、上
記接着層103を硬化させてこれら2枚の光ディスク基
板100,102を強固に接着し、その結果、光ディス
ク1が作成される。
【0033】図3は、図1の光ディスク1において、上
記の反射膜101を部分的に除去してなる無反射部10
6を有する第1の領域2の断面構造を示す。この作成方
法は、国際出願に係る国際公開番号WO96/1640
1号公報に開示されており、当該公報を参照して、この
作成方法について、図5を参照して簡単に説明する。図
2を参照して上述した方法により完成された光ディスク
1に対して、その透明光ディスク基板100側から、Y
AGパルスレーザ104で発生されたパルスレーザ光
を、集光レンズ105により反射膜101に集束させる
ように照射することにより、反射膜101を部分的に除
去し、その結果、第1の領域2において、無反射部10
6を形成する。
【0034】図6は、図1の光ディスク1の無反射部1
06の領域を再生したときの再生信号の信号波形(周方
向の長さに対する反射光の強度に比例する)であって、
図6(a)は変調度が低い場合の再生信号の信号波形の
波形図であり、図6(b)は変調度が高い場合の再生信
号の信号波形の波形図であり、図6(c)は変調度が高
くかつデフォーカス状態での再生信号の信号波形の波形
図である。図5を参照して上述したように構成された光
ディスク1の第1の領域2を光ディスク再生装置を用い
て再生すると、図6に示すように周期的に変化するRF
信号を含む再生信号の信号波形が得られる。変調度が低
い場合、周期的に変化するRF信号の暗レベル(RF信
号の包絡線の最も暗部のレベルであり、下エンベロープ
レベルともいう。)が十分に下がらないので、図6
(a)に示すように、無反射部106の領域では、RF
信号の下エンベロープレベルよりも所定のレベルシフト
量だけ低いレベルである第1のスライスレベルをしきい
値として用いて比較することにより、無反射部106の
存在を判別することができる。
【0035】また、変調度が高い場合、図6(b)に示
すように、RF信号の下エンベロープレベルは十分に下
がり、無反射部106の出力レベルと差がなくなり、検
出は容易ではなくなくなる。しかしながら、このとき
は、光ディスク1に対して照射するレーザ光のスポット
がデフォーカス状態となるように、光ディスク再生装置
の光学ピックアップである光学ヘッドを制御することに
より、再生されたRF信号の下エンベロープレベルが上
昇して、無反射部106の領域における再生信号レベル
との有意な差ができるので、無反射部106の領域を容
易に検出することができる。実際には、光ディスク1上
のレーザ光のスポットをデフォーカス状態にして光ディ
スク1に記録された情報を再生しようとすると、再生信
号からアナログ処理部内のPLL回路により生成される
再生クロック信号を生成することができなくなる場合も
あるので、デフォーカス状態にする直前に、PLL回路
をホールドして、再生クロック信号を直前の状態でホー
ルドして再生するようにアナログ処理部を制御する場合
も生じる。
【0036】さらには、光学系のトラッキングを、光デ
ィスク1上の隣接する2つのトラックの間の領域にあわ
せて、すなわち、2つのトラックの間の領域をトラッキ
ングすることにより、第1の領域2を再生するようにし
てもよい。この場合も、同様に、無反射部106以外の
領域でのRF信号の暗レベルである下エンベロープレベ
ルが上昇するが、RF信号のクロストークにより再生ク
ロック信号を生成できなくなる。このため、トラック間
にトラッキングさせる直前の再生クロックを直前の状態
でホールドして再生する。
【0037】図7は、本発明に係る第1の実施形態で用
いる第1の領域検出回路23aの構成を示すブロック図
である。この第1の領域検出回路23aは、データスラ
イサ4と、下エンベロープ検出回路5と、レベルシフト
回路6と、コンパレータ7とを備えて構成される。
【0038】図7において、光ディスク1から再生され
た再生信号に対してアナログ信号処理を実行するアナロ
グ処理部20(図16参照。)から出力される再生信号
は、データスライサ4、コンパレータ7の第1の入力端
子、及び下エンベロープ検出回路5に入力される。デー
タスライサ4は、光ディスク1からアナログ処理部20
を介して再生される再生信号を、所定のしきい値を用い
て2値化することにより、ディジタルデータである2値
化再生信号に変換して出力する。一方、下エンベロープ
検出回路5は、入力される再生信号から再生信号の包絡
線の最も下側のレベルである下エンベロープレベルを検
出して、当該下エンベロープレベルを有する下エンベロ
ープ信号をレベルシフト回路6に出力する。次いで、レ
ベルシフト回路6は、入力される下エンベロープ信号の
下エンベロープレベルを、所定のレベルシフト量(図6
(a)及び図6(c)参照。)だけ下方にレベルシフト
させた後、レベルシフト後の上述の第1のスライスレベ
ルを有するしきい値信号をコンパレータ7の第2の入力
端子に出力する。さらに、コンパレータ7は、第1の入
力端子に入力される再生信号を、第2の入力端子に入力
される、第1のスライスレベルを有するしきい値信号と
比較して、再生信号のレベルが第1のスライスレベルよ
りも低いときに、すなわち、無反射部106の領域のと
きに、ローレベルの信号を無反射部検出信号として出力
する。このようにして、反射膜が部分的に除去された第
1の領域2における無反射部106の領域を容易に検出
することができる。
【0039】次いで、所定の変調方式で定められた最大
ピット長よりも長く、すなわち、上記変調方式を満足す
る凹凸のピットとは異なる長さを有する凹凸の長ピット
107を形成した第2の領域3について説明する。この
第2の領域3には、図4及び図8の平面構造に示すよう
に、例えばユーザデータが通常にデータ記録領域112
に記録される場合のピット長が3T〜14T(ここで、
Tは1つの再生クロック信号に対応する長さである。)
とすると、100T程度に相当する周方向に平行な長手
方向の長さを有する長ピット107が形成されている。
また、図9は、図8の長ピット107の断面構造を示す
図であって、図9(a)は長ピット107の中央部に位
置する図8のA−A’面における断面図であり、図9
(b)は長ピット107の端部に位置する図8のB−
B’面における断面図である。
【0040】図9(a)及び図9(b)に示すように、
この長ピット107の断面構造は、円周方向である長手
方向の中央部(長手方向の両端部の中間に位置する部分
をいう。)に近づくにつれて、長ピット107の断面の
エッジの曲率が大きくなり、その中央部の断面は図9
(a)に示す断面形状を有する。また、長ピット107
の両端部の断面は図9(b)に示す断面形状を有する。
このような断面形状を有する長ピット107は、光ディ
スク1の透明光ディスク基板100の成形条件を公知の
通り適切に設定することで、容易に形成することができ
る。
【0041】この第2の領域3に記録された情報を周方
向で再生した場合の再生信号の信号波形を図11(a)
に示す。ここで、図11(a)、図11(b)及び図1
1(c)の横軸は、光ディスク1へのレーザ光のスポッ
トを定速で移動させて第2の領域3に記録された情報を
周方向で再生したときの、周方向の長さに対応する経過
時間である。
【0042】図11(a)に示すように、光ディスク1
へのレーザ光のスポットを、長ピット107の一端か
ら、長ピット107の長手方向の中央部に周方向で移動
させるにつれて、再生信号のレベルが明レベルに向かっ
て緩やかな傾斜で上昇した後、長ピット107の長手方
向の中央部において再生信号のレベルが、長ピット10
7の領域中で最も明るい明レベルとなる。さらに、光デ
ィスク1へのレーザ光のスポットを、長ピット107の
中央部から、長ピット107の他端部に周方向で移動さ
せるにつれて、再生信号のレベルが暗レベルに向かって
緩やかな傾斜で下降する。このように長ピット107の
領域で再生信号のレベルが変化するのは、図9(a)に
示したように、長ピット107の中央部において、干渉
の起こる長ピット107のエッジ部の曲率が大きくなっ
ているので、実質的なピット深さDが規定のλ/4(こ
こで、λは光学ヘッド18からのレーザ光の平均波長で
ある。)になっておらず、再生信号のレベルが明レベル
に上昇しているためである。
【0043】次いで、この第2の領域3を識別する方法
について図10、図11(a)、図11(b)及び図1
1(c)を参照して説明する。図10は、本発明に係る
第1の実施形態で用いる第2の領域検出回路24aの構
成を示すブロック図である。また、図11は、図10の
第2の領域検出回路24aにおける第2の領域の検出す
る方法を示す図であって、図11(a)は長ピット10
7の領域を含む領域の再生信号の信号波形を示す波形図
であり、図11(b)は明レベルに近い図10の第1の
しきい値電圧V1thを用いたときのコンパレータ8の
出力信号CV1の信号波形を示す波形図であり、図11
(c)は暗レベルに近い図10の第2のしきい値電圧V
2thを用いたときのコンパレータ9の出力信号CV2
の信号波形を示す波形図である。
【0044】図10において、第2の領域検出回路24
aは、データスライサ4と、2つのコンパレータ8,9
と、2つのしきい値電圧発生器8a,9aと、2つのカ
ウンタ10,11と、正規長ピット判別回路12とを備
えて構成される。図10において、図7と同様のものに
ついては同一の符号を付している。
【0045】図10において、光ディスク1から再生さ
れた再生信号に対してアナログ信号処理を実行するアナ
ログ処理部20(図16参照。)から出力される再生信
号は、データスライサ4及び2つのコンパレータ8及び
9の各第1の入力端子に入力される。データスライサ4
は、光ディスク1からアナログ処理部20を介して再生
される再生信号を、所定のしきい値を用いて2値化する
ことにより、ディジタルデータである2値化再生信号に
変換して出力する。一方、コンパレータ8の第2の入力
端子には、しきい値電圧発生器8aからの第1のしきい
値電圧V1thが入力され、コンパレータ8は、第1の
入力端子に入力される再生信号を、明レベルに近い第1
のしきい値電圧V1thと比較して、比較結果信号をカ
ウンタ10に出力する。ここで、コンパレータ8は、再
生信号のレベルが第1のしきい値電圧V1th以上であ
るときに、ハイレベルの比較結果信号を出力する一方、
その他の場合に、ローレベルの比較結果信号を出力す
る。また、コンパレータ9の第2の入力端子には、しき
い値電圧発生器9aからの第2のしきい値電圧V2th
が入力され、コンパレータ9は、第1の入力端子に入力
される再生信号を、暗レベルに近い第2のしきい値電圧
V2thと比較して、比較結果信号をカウンタ11に出
力する。ここで、コンパレータ9は、再生信号のレベル
が第2のしきい値電圧V2th以上であるときに、ハイ
レベルの比較結果信号を出力する一方、その他の場合
に、ローレベルの比較結果信号を出力する。
【0046】各カウンタ10,11はそれぞれ、入力さ
れる比較結果信号がハイレベルである有効期間におい
て、再生信号からアナログ処理部20により再生される
チャンネルビットクロック信号pckを計数して、計数
結果の時間データ(比較結果信号がハイレベルである図
11(b)の時間T1、図11(c)の時間T2に対応
する。)を正規長ピット判別回路12に出力する。次い
で、正規長ピット判別回路12は、図11(c)の時間
T2が所定の第1のしきい値時間以上であって、かつ時
間T2の始まり(長ピット107の領域における時間T
2のハイレベルの比較結果信号のパルスの立ち上がり)
から時間T1の始まり(長ピット107の領域における
時間T1のハイレベルの比較結果信号のパルスの立ち上
がり)までの時間が所定の第2のしきい値時間以上であ
るとき、長ピット107の存在、すなわち第2の領域3
の存在を検出したと判断して、長ピット検出信号を出力
する。
【0047】所定の変調方式を用いて変調された信号で
光ディスク1上に記録された通常のピットにおいては、
暗レベルから明レベルへの変化は急激であり、その時間
はほぼ一定であるが、上記長ピット107においては、
暗レベルから明レベルへの変化は通常のピットのそれに
比べて緩やかな傾斜で徐々に変化するので、上述した方
法を用いて、すなわち、図10の第2の領域検出回路2
4aを用いて長ピット107又は第2の領域3を容易に
検出することができる。
【0048】このように構成した光ディスク1を、海賊
版業者がいわゆるRFコピーした場合について説明す
る。ここで述べる「RFコピー」とは、光ディスク1か
ら再生される再生信号であるRF信号を使用してスタン
パを作成し、そのスタンパを用いて複製の光ディスクを
作成するものである。
【0049】この光ディスク1をこのようにして作成し
た場合について、図12を用いて説明する。図12は、
各光ディスクに対して無反射部106の領域及び長ピッ
ト107の領域を再生したときの再生信号の信号波形を
示す波形図の表であって、図12(a)は本発明に係る
第1の実施形態である正規の光ディスク1における無反
射部106の領域及び長ピット107の領域を再生した
ときの再生信号の信号波形を示す波形図であり、図12
(b)はRFコピーにより作成された第1の海賊版の光
ディスクにおける無反射部106の領域及び長ピット1
07の領域を再生したときの再生信号の信号波形を示す
波形図であり、図12(c)は第1の海賊版の光ディス
クを成形条件を変えて作成した第2の海賊版の光ディス
クにおける無反射部106の領域及び長ピット107の
領域を再生したときの再生信号の信号波形を示す波形図
である。
【0050】一般に、無反射部106の再生信号をその
ままRFコピーして作成した海賊版の光ディスクにおい
ては、その無反射部106の部分が長ピットとして記録
される。また正規の光ディスクの長ピット107の部分
は、ピットの有無として判断されるので、海賊版では、
長ピット107の長さが短くなったように記録される。
【0051】従って、図12に示すように、海賊版の光
ディスクに記録された情報を再生した場合、正規の光デ
ィスクでの第1の領域2に相当する領域では、RF信号
は長い時間の暗レベル信号を含むので、あたかも長ピッ
ト107が形成されるようになる。但し、成形条件によ
り、暗レベルに落ち着いて連続する再生信号の信号波形
(図12(b)における無反射部106の領域の欄参
照。)か、あるいは正規の光ディスクの第2の領域3と
同じような再生信号の信号波形(図12(c)における
無反射部106の領域の欄参照。)が得られる。
【0052】また、正規の光ディスクの第2の領域3に
相当する部分は、短い暗レベルに挟まれた長い明レベル
として再生されるが、このRF信号を用いてスタンパを
作成して、海賊版の不正な光ディスクを複製すると、正
規の長ピット107に比べて短いピットができ、暗レベ
ルから明レベルへの変化も、正規の光ディスクの長ピッ
ト107に比べては急峻なものとなる(図12(b)及
び図12(c)における長ピット107の領域の欄参
照。)。このように、無反射部106の再生信号と、長
ピット部107の再生信号の組み合わせにより、正規の
光ディスク1を判別し、光ディスク1の再生の可否を判
断することができる。
【0053】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、所定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで
記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第
1の領域2と、所定の変調方式を満足するピットとは異
なるピットを記録した第2の領域3と設けることによ
り、海賊版の光ディスクの識別を容易にし、光ディスク
に記録された情報を再生することの可否を判断すること
ができ、著作権者の権利を保護する光ディスク1を提供
することができる。
【0054】第2の実施形態.図13は、本発明に係る
第2の実施形態の光ディスク1aの平面構造を示す平面
図である。この第2の実施形態に係る光ディスク1a
は、第1の実施形態に係る光ディスク1において、BC
A(バーストカッティングエリア)13と言われる記録
領域を有し、このBCA13において、第1の領域の位
置情報を第1の領域の位置情報記録領域13aに格納す
るとともに、第2の領域の位置情報を第2の領域の位置
情報記録領域13bに格納したことを特徴としている。
光ディスク1aにおいて、その他の構成については、第
1の実施形態に係る光ディスク1と同様である。この第
2の実施形態に係る光ディスク1aに記録された情報を
再生するときに、このBCA13内の第1の領域の位置
情報記録領域13a及び第2の領域の位置情報記録領域
13bに記録された位置情報に基づいて、正規の光ディ
スク1aであるか否かの判別をより容易にするものであ
る。
【0055】図14は、本発明に係る第2の実施形態で
用いる第1の領域検出回路23の構成を示すブロック図
であり、図14において図7の第1の領域検出回路23
aと同様のものについては同様の符号を付しており、そ
の詳細な説明を省略する。なお、本実施形態では、BC
A13には、無反射部106が存在するアドレス及び長
ピット107が存在するアドレスが書き込まれており、
このアドレスは、ID番号とクロック数とからなる位置
情報を含む。図14において、第1の領域検出回路23
は、データスライサ4と、下エンベロープ検出回路5
と、レベルシフト回路6と、コンパレータ7とに加え
て、ウィンドウ生成回路14と、カウンタ15と、ラッ
チ16と、BCA再生回路31と、アンドゲート32と
を備えて構成される。
【0056】BCA再生回路31は、光ディスク1a内
のBCA13に記録された情報データを再生し、特に、
ID番号とクロック数からなる位置情報のアドレスを再
生してウィンドウ生成回路14に出力する。次いで、ウ
ィンドウ生成回路14は、BCA13に記録され、BC
A13からBCA再生回路31により再生された位置情
報から、無反射部106を検出するためのウィンドウ信
号を生成してアンドゲート32の第2の入力端子に出力
する。すなわち、ウィンドウ生成回路14は、アナログ
処理部20から出力される再生信号と、BCA再生回路
31からの位置情報に基づいて、再生信号に含まれるア
ドレスと、上記位置情報のアドレスとを比較して、一致
したときハイレベルのウィンドウ信号を出力してウィン
ドウを有効とする一方、一致しないときは、ローレベル
のウィンドウ信号を出力してウィンドウを無効とする。
一方、カウンタ15は、アナログ処理部20からのリセ
ット信号に基づいてその計数値が0にリセットされた
後、再生信号からアナログ処理部20により生成される
再生クロックであるチャンネルビットクロック信号pc
kを計数し、計数値のデータをラッチ16に出力する。
ここで、計数値のデータは、リセット信号でリセットさ
れた時点からの周方向の位置情報を示す。
【0057】コンパレータ7からの無反射部検出信号は
アンドゲート32の第1の入力端子に入力され、アンド
ゲート32は入力される2つの信号がともにハイレベル
のときのみハイレベルの信号をラッチ16に出力する。
従って、アンドゲート32は、コンパレータ7により無
反射部106が検出されかつBCA13からの位置情報
と再生信号の位置情報が一致するとき、ハイレベル信号
をラッチ16に出力し、これに応答して、ラッチ16
は、カウンタ15から出力される計数値のデータを、ウ
ィンドウ生成回路14から生成されるウィンドウの有効
期間中の無反射部検出信号でラッチして正しい検出位置
情報として出力する。
【0058】図15は、本発明に係る第2の実施形態で
用いる第2の領域検出回路24の構成を示すブロック図
であり、図15において図14及び図10の第2の領域
検出回路24aと同様のものについては同様の符号を付
している。第2の実施形態に係る第2の領域検出回路2
4は、データスライサ4と、2つのコンパレータ8,9
と、2つのしきい値電圧発生器8a,9aと、2つのカ
ウンタ10,11と、正規長ピット判別回路12とに加
えて、BCA再生回路31と、ウィンドウ生成回路14
をさらに備えて構成されたことを特徴としている。図1
5において、図14のBCA再生回路31及びウィンド
ウ生成回路14と同様に、BCA13からBCA再生回
路31により再生された位置情報から、長ピット107
を検出するためのウィンドウ信号を生成して各カウンタ
10,11に出力し、ハイレベルのウィンドウ信号がカ
ウンタ10,11に入力されているときのみ、ウィンド
ウを開いてその区間でのみカウンタ10,11を動作さ
せ、正規長ピット判別回路12で判別する。
【0059】さらに、図14の第1の領域検出回路23
と、図15の第2の領域検出回路24とを用いて、正規
の光ディスク1aを判別する方法について説明する。
【0060】まず、光ディスク1aに記録されたコンテ
ンツ情報を再生する前に、BCA13に記録された位置
情報をBCA再生回路31を用いて読み出し、その位置
情報に基づいて光学ヘッド18(図16参照。)をシー
クをさせ、第1の領域2に記録された情報を再生する。
再生信号から無反射部106を検出する方法は、第1の
実施形態と同じであるので、ここでは省略するが、位置
情報に記録された位置に長ピット107が存在するか否
かの判別も加わるために、より著作権保護の強度が増
す。さらに、BCA13に記録された位置情報をBCA
再生回路31を用いて読み出し、その位置情報に基づい
て光学ヘッド18(図16参照。)をシークをさせ、第
2の領域3に記録された情報を再生する。そして、再生
信号から長ピット107の正当性を判別する。この第1
の領域2及び第2の領域3の各再生信号からの検出信号
により、光ディスク1aの正規性を判断して、光ディス
ク1aの再生の可否を判断することができる。これによ
り、いわゆるRFコピーを防止することができ、より強
固に著作権を保護することができる。
【0061】本実施形態において、第1の領域2の位置
情報記録領域13a及び第2の領域3の位置情報記録領
域13bに記録される位置情報は例えばアドレスを含
み、具体的には、図14及び図15に示すように、位置
情報は、ID番号などのアドレスと、セクタ先頭からの
チャネルビットクロック信号pckのクロック数とによ
り特定できるものである。ここで、第1の領域2の位置
情報記録領域13a及び第2の領域3の位置情報記録領
域13bに記録される位置情報は、上記のアドレスに限
らず、無反射部106と長ピット107の各位置を特定
できる他の種類の位置情報であってもよい。
【0062】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、所定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで
記録した光ディスク1a上に、反射膜を部分的に除去し
た無反射部106を形成した第1の領域2と、所定の変
調方式を満足するピットとは異なる長ピット107を記
録した第2の領域3とを有するとともに、光ディスク1
a上の第1の領域2の位置情報が記録された第1の領域
の位置情報記録領域13aと、光ディスク1a上の第2
の領域3の位置情報が記録された第2の領域の位置情報
記録領域13bとを、例えばBCA13内に設け、第1
の領域2に形成された無反射部106と、第2の領域3
に形成された長ピット107の識別を、第1の領域の位
置情報記録領域13a及び第2の領域の位置情報記録領
域13bに記録された各位置情報に基づいて、これらの
領域2,3の位置を特定することにより、より容易に、
かつ高速に正規の光ディスク1aの識別を行い、光ディ
スク1aの再生の可否を判断することができる。
【0063】第3の実施形態.図16は、本発明に係る
第3の実施形態で用いる光ディスク再生装置の構成を示
すブロック図である。この第3の実施形態に係る光ディ
スク再生装置は、光学ヘッド18と、ヘッドアンプ19
と、アナログ処理部20と、光ディスクコントローラ2
1と、サーボ制御回路22と、第1の領域検出回路23
と、第2の領域検出回路24と、システムコントローラ
25と、処理メモリ40とを備えて構成される。なお、
図16において、光ディスク1は第2の実施形態に係る
光ディスク1aであってもよい。
【0064】図16において、スピンドルモータ17
は、光ディスク1を所定の回転数で回転させる。光学ヘ
ッド18は、レーザダイオードとフォトディテクタとを
含み、いわゆる光学ピックアップで構成される。光学ヘ
ッド18で再生される再生信号は信号増幅を行うヘッド
アンプ19を介してアナログ処理部20に入力される。
また、アナログ処理部20は、AGC、イコライズ、デ
ータスライス、PLLなどの機能を有し、入力されるア
ナログの再生信号に対してこれらの所定のアナログ処理
を実行して、処理後のアナログ信号を光ディスクコント
ローラ21、第1の領域検出回路23および第2の領域
検出回路24に出力する。さらに、光ディスクコントロ
ーラ21は、再生信号のデータを復調し、誤り訂正処理
などを行う。またさらに、サーボ制御回路22は、スピ
ンドルモータ17及び光学ヘッド18を制御することに
より、フォーカスやトラッキングなどのサーボ制御を行
う。
【0065】第1の領域検出回路23は、例えば第2の
実施形態に係る図14の回路であって、アナログ処理部
20から出力される再生信号に基づいて、反射膜が部分
的に除去された無反射部106を有する第1の領域2を
検出して検出位置情報を出力する。なお、第1の領域検
出回路23は、第1の実施形態に係る図7の第1の領域
検出回路23aであってもよい。また、第2の領域検出
回路24は、例えば第2の実施形態に係る図15の回路
であって、アナログ処理部20から出力される再生信号
に基づいて、所定の変調方式を満足するピットとは異な
り、上記変調方式を満足しない長さの長ピット107が
形成された第2の領域3を検出して長ピット検出信号を
出力する。なお、第2の領域検出回路24は、第1の実
施形態に係る図10の第2の領域検出回路24aであっ
てもよい。さらに、システムコントローラ25は、処理
メモリ40を用いて、図16の光ディスク再生装置の全
体の動作の制御を行う制御装置である。
【0066】このように構成された光ディスク再生装置
の動作について、図17を参照して説明する。図17
は、図16の光ディスク再生装置で用いる第1の領域2
を検出する方法を示す図であって、光ディスク1上での
周方向に対する各トラックと、第1の領域2との関係を
示す拡大平面図である。本実施形態においては、無反射
部106が形成された第1の領域2の位置情報はBCA
13に予め格納されているものとし、その内容は第1の
領域2が含まれるセクタのセクタアドレスと、セクタ先
頭からのデータ数(又はクロック数)とする。さらに、
長ピット107が形成された第2の領域3の検出は、第
2の実施形態に係る第2の領域検出回路24を用いた方
法と同じなので、ここでは説明を省略する。
【0067】図18及び図19は、図16のシステムコ
ントローラ25によって実行される第1の領域の検出判
断処理を示すフローチャートである。
【0068】図18のステップS1において、まず、B
CA13からデータを読み出すようにサーボ制御回路2
2及び光ディスクコントローラ21を制御し、BCA1
3から読み出された第1の領域2の位置情報を読み出し
て処理メモリ40に格納する。次いで、ステップS2に
おいて、処理メモリ40に格納された位置情報に基づい
て、図17に示すように、当該第1の領域2を含むセク
タアドレスID(n)を含む、第n番目のトラックにシ
ークするように、サーボ制御回路22に指令した後、セ
クタアドレスID(n)を含むトラックにシークし、そ
のトラックを再生する。さらに、ステップS3におい
て、再生中に第1の領域2を検出したか否かが判断さ
れ、YESとなるまでステップS3の処理を繰り返し、
YESとなったとき、ステップS4において、検出され
たセクタのアドレスとセクタ先頭からのデータ数を含む
検出位置情報を第1の領域検出回路23で検出し、当該
検出された検出位置情報を読み込む。次いで、ステップ
S5において、上記第1領域検出回路23で検出された
検出位置情報と、処理メモリ40に先に格納された第1
の領域2の位置情報と照合し、ステップS6において一
致するか否かが判断される。ステップS6で一致しない
ときは(ステップS6でNO)、再度第1の領域2を検
出するために、ステップS2に戻り上述の処理を繰り返
す。一方、ステップS6で一致するときは(ステップS
6でYES)、ステップS7において、図17に示すよ
うに、同一のトラック(n番目のトラック)をトレース
するようにサーボ制御回路22を制御し、ステップS8
において同じセクタアドレスID(n)を検出したか否
かが判断され、検出するまでステップS8の処理を繰り
返し、ステップS8で同一のセクタアドレスID(n)
を検出したときは、図19のステップS9に進む。
【0069】図19のステップS9において、隣接した
次のトラックに光学ヘッド18をジャンプさせるように
サーボ制御回路22を制御し、このとき、クロック数を
第1の領域検出回路23で計数しているので、少なくと
もアナログ処理部20に含まれるPLL回路はホールド
させて、PLL回路が追従しないようにしておく。この
実施形態では、図17に示すように、n+1番目のトラ
ックである隣接したトラックでも同様に第1の領域2が
第1の領域検出回路23で検出されるかどうかを確認す
る。第n番目のトラックにあるセクタアドレスID
(n)からの上記第1の領域検出回路23で検出された
第1の領域2までのデータ数(又はクロック数)と、第
n番目のトラックにあるセクタアドレスID(n)から
隣接するトラックに存在する(上記第1の領域検出回路
23で検出された)第1の領域2までのデータ数(又は
クロック数)はほぼ等しいので、第1の領域検出回路2
3で検出されるデータ数はほぼ一致するはずである。両
者の検出されたデータ数がほぼ等しければ、反射膜を除
去することにより作成された第1の領域2であるとシス
テムコントローラ25は判断する。この具体的な処理
は、ステップS10からステップS13までの処理であ
る。
【0070】次いで、ステップS10において、第n番
目のトラックにあるセクタアドレスID(n)からの第
1領域2までのデータ数(又はクロック数)と、第n番
目のトラックにあるセクタアドレスID(n)から隣接
する第(n+1)番目のトラックに存在する第1領域2
までのデータ数(又はクロック数)とを比較し、ステッ
プS11において実質的に一致するか否かが判断され
る。ここで、クロック信号に対応してデータが存在する
ので、データ数を計数してもよいし、クロック数を計数
してもよい。また、実質的に一致するか否かの基準は、
2ないし3クロックなどの数クロック(又は数個のデー
タ)以内であれば、これら2つのデータ数が実質的に一
致すると判断する。ステップS11でYESであるとき
は、ステップS12において反射膜を除去することによ
り形成された第1の領域2であると判断して当該第1の
領域の検出判断処理を終了する。一方、ステップS11
でNOであるときは、ステップS13において第1の領
域2でないと判断して当該第1の領域の検出判断処理を
終了する。
【0071】図18及び図19を参照して説明した、第
1の領域の検出判断処理では、第1の領域2の径方向の
大きさはトラックピッチ程の大きさで作成できず、少な
くとも複数のトラックにまたがって存在することを利用
するものである。本実施形態では、システムコントロー
ラ25は、この第1の領域の検出判断処理に加えて、第
2の実施形態の説明で述べたように、第2の領域検出回
路24を用いた、第2の領域の検出結果をも加えて判断
することにより、当該光ディスクに記録された情報を再
生することの可否を判断して、より正確に正規の光ディ
スクを判断することができる。
【0072】以上説明したように、反射膜を除去した第
1の領域2をあるセクタを基準に検出し、そのセクタか
らのデータ数又はクロック数を隣接トラックでも第1の
領域2を検出することにより、例えば再生系と記録系と
を同期運転して作成されるRFコピーと言われる海賊版
に対しても、その両者の回転精度に非常に厳しいものが
要求されるので、容易に正規の光ディスクを認識するこ
とができる。
【0073】変形例.以上の実施形態においては、第1
の領域検出回路23又は23aと、第2の領域検出回路
24又は24aとを備えているが、本発明はこれに限ら
ず、いずれか一方の領域検出回路のみを備えてもよい。
【0074】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、所
定の変調方式で変調された信号を凸凹のピットで記録し
た光ディスク上に、反射膜を部分的に除去した第1の領
域と、所定の変調方式を満足するピットとは異なるピッ
トを記録した第2の領域と設けることにより、海賊版の
光ディスクの識別を容易にし、光ディスクに記録された
情報を再生することの可否を判断するので、著作権者の
権利を保護することができる。
【0075】また、上記光ディスクにおいて、第1の領
域の位置情報を記録する第1の領域の位置情報記録領域
と第2の領域の位置情報を記録する第2の領域の位置情
報記録領域とをさらに備えることにより、第1の領域の
位置情報及び第2の領域の位置情報とに基づいて、これ
らの領域を特定することができるので、これらの領域に
おける識別を高速にかつより容易に行うことができ、実
用上のメリットは大きい。
【0076】さらに、上記反射膜を除去した第1の領域
を検出する際に、隣接トラックにおいても再度検出する
ことにより、光ディスクに記録された情報を再生するこ
との可否を判断するので、著作権者の権利を保護するこ
とができるとともに、海賊版に対してより強い防止策を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る第1の実施形態の光ディスク1
の平面構造を示す平面図である。
【図2】 図1の光ディスク1の断面構造を示す断面図
である。
【図3】 図1の光ディスク1における第1の領域2の
断面構造を示す断面図である。
【図4】 図1の光ディスク1における第2の領域3の
拡大図であって、長ピット107の平面構造を示す平面
図である。
【図5】 図1の光ディスク1において無反射部106
を形成する方法を示す断面図及びブロック図である。
【図6】 図1の光ディスク1の無反射部106の領域
を再生したときの再生信号の信号波形(周方向の長さに
対する反射光の強度に比例する)であって、(a)は変
調度が低い場合の再生信号の信号波形の波形図であり、
(b)は変調度が高い場合の再生信号の信号波形の波形
図であり、(c)は変調度が高くかつデフォーカス状態
での再生信号の信号波形の波形図である。
【図7】 本発明に係る第1の実施形態で用いる第1の
領域検出回路23aの構成を示すブロック図である。
【図8】 図1の光ディスク1の第2の領域3において
形成された長ピット107の平面構造を示す平面図であ
る。
【図9】 図8の長ピット107の断面構造を示す図で
あって、(a)は長ピット107の中央部に位置する図
8のA−A’面における断面図であり、(b)は長ピッ
ト107の端部に位置する図8のB−B’面における断
面図である。
【図10】 本発明に係る第1の実施形態で用いる第2
の領域検出回路24aの構成を示すブロック図である。
【図11】 図10の第2の領域検出回路24aにおけ
る第2の領域の検出する方法を示す図であって、(a)
は長ピット107の領域を含む領域の再生信号の信号波
形を示す波形図であり、(b)は図10の第1のしきい
値電圧V1thを用いたときのコンパレータ8の出力信
号CV1の信号波形を示す波形図であり、(c)は図1
0の第2のしきい値電圧V2thを用いたときのコンパ
レータ9の出力信号CV2の信号波形を示す波形図であ
る。
【図12】 各光ディスクに対して無反射部106の領
域及び長ピット107の領域を再生したときの再生信号
の信号波形を示す波形図の表であって、(a)は本発明
に係る第1の実施形態である正規の光ディスク1におけ
る無反射部106の領域及び長ピット107の領域を再
生したときの再生信号の信号波形を示す波形図であり、
(b)は第1の海賊版の光ディスクにおける無反射部1
06の領域及び長ピット107の領域を再生したときの
再生信号の信号波形を示す波形図であり、(c)は第2
の海賊版の光ディスクにおける無反射部106の領域及
び長ピット107の領域を再生したときの再生信号の信
号波形を示す波形図である。
【図13】 本発明に係る第2の実施形態の光ディスク
1aの平面構造を示す平面図である。
【図14】 本発明に係る第2の実施形態で用いる第1
の領域検出回路23の構成を示すブロック図である。
【図15】 本発明に係る第2の実施形態で用いる第2
の領域検出回路24の構成を示すブロック図である。
【図16】 本発明に係る第3の実施形態で用いる光デ
ィスク再生装置の構成を示すブロック図である。
【図17】 図16の光ディスク再生装置で用いる第1
の領域2を検出する方法を示す図であって、光ディスク
1上での周方向に対する各トラックと、第1の領域2と
の関係を示す拡大平面図である。
【図18】 図16のシステムコントローラ25によっ
て実行される第1の領域の検出判断処理の第1の部分を
示すフローチャートである。
【図19】 図16のシステムコントローラ25によっ
て実行される第1の領域の検出判断処理の第2の部分を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a…光ディスク、 1h…回転駆動孔、 2…第1の領域、 3…第2の領域、 4…データスライサ、 5…下エンベロープ検出回路、 6…レベルシフト回路、 7…コンパレータ、 8,9…コンパレータ、 8a,9a…しきい値電圧発生器、 10,11…カウンタ、 12…正規長ピット判別回路、 13…バーストカッティングエリア(BCA)、 13a…第1の領域の位置情報記録領域、 13b…第2の領域の位置情報記録領域、 14…ウィンドウ生成回路、 15…カウンタ、 16…ラッチ、 17…スピンドルモータ、 18…光学ヘッド、 19…ヘッドアンプ、 20…アナログ処理部、 21…光ディスクコントローラ、 22…サーボ制御回路、 23,23a…第1の領域検出回路、 24,24a…第2の領域検出回路、 25…システムコントローラ、 31…BCA再生回路、 32…アンドゲート、 40…処理メモリ、 100…透明光ディスク基板、 101…反射膜、 102…光ディスク基板、 103…接着層、 104…YAGパルスレーザ、 105…集光レンズ、 106…無反射部、 107…長ピット、 111…リードイン領域、 112…データ記録領域、 113…リードアウト領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/12 G11B 20/12 (72)発明者 守屋 充郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 大嶋 光昭 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西岡 昭彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 森岡 幸一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D029 MA15 MA31 PA03 WA17 WA20 WB01 WD30 5D044 BC05 CC06 DE02 DE17 DE27 DE50 DE57 DE58 5D090 AA01 BB03 CC01 DD03 FF09 FF24 GG10 KK11

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の変調方式で変調された信号を凸凹
    のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に
    除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピッ
    トとは異なるピットを記録した第2の領域とを有するこ
    とを特徴とする光ディスク。
  2. 【請求項2】 所定の変調方式で変調された信号を凸凹
    のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に
    除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピッ
    トとは異なるピットを記録した第2の領域と、上記第1
    の領域のディスク上の位置情報が記録された第1の領域
    の位置情報記録領域と、上記第2の領域のディスク上の
    位置情報が記録された第2の領域の位置情報記録領域と
    を有することを特徴とする光ディスク。
  3. 【請求項3】 上記反射膜を部分的に除去した第1の領
    域は、ユーザデータ記録領域に含まれることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の光ディスク。
  4. 【請求項4】 上記反射膜を部分的に除去した第1の領
    域は、上記光ディスクの円周方向において、上記変調方
    式で決まる最長のピット長さよりも長い長さを有する、
    反射膜が除去された部分を含むことを特徴とする請求項
    1又は2記載の光ディスク。
  5. 【請求項5】 上記第2の領域に記録されるピットは、
    上記変調方式で決まる最長のピット長さよりも長いピッ
    トであることを特徴とする請求項1又は2記載の光ディ
    スク。
  6. 【請求項6】 上記第2の領域に記録されるピットは、
    上記変調方式で決まる最長のピット長さよりも長く、か
    つピットの中央部のエッジが端部のエッジに比べてゆる
    やかに傾斜していることを特徴とする請求項1又は2記
    載の光ディスク。
  7. 【請求項7】 上記第1の領域の位置情報記録領域及び
    上記第2の領域の位置情報記録領域は、ユーザデータ記
    録領域以外の領域に記録されたことを特徴とする請求項
    2記載の光ディスク。
  8. 【請求項8】 所定の変調方式で変調された信号を凸凹
    のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に
    除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピッ
    トとは異なるピットを記録した第2の領域とを有する光
    ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生方
    法であって、 上記第1の領域の再生信号に基づいて反射膜が部分的に
    除去された領域であることを検出するステップと、 上記第2の領域の再生信号から所定の変調方式を満足す
    るピットとは異なるピットであることを検出するステッ
    プと、 上記2つの検出するステップの検出結果に基づいて、上
    記光ディスクの再生の可否を判断するステップとを含む
    ことを特徴とする光ディスク再生方法。
  9. 【請求項9】 所定の変調方式で変調された信号を凸凹
    のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的に
    除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピッ
    トとは異なるピットを記録した第2の領域と、上記第1
    の領域のディスク上の位置情報が記録された第1の領域
    の位置情報記録領域と、上記第2の領域のディスク上の
    位置情報が記録された第2の領域の位置情報記録領域と
    を有する光ディスクに記録された情報を再生する光ディ
    スク再生方法であって、 上記第1の領域の位置情報記録領域に記録された第1の
    領域のディスク上の位置情報に基づいて第1の領域を再
    生して第1の領域の再生信号を出力するステップと、 上記第2の領域の位置情報記録領域に記録された第2の
    領域のディスク上の位置情報に基づいて第2の領域を再
    生して第2の領域の再生信号を出力するステップと、 上記第1の領域の再生信号に基づいて、反射膜が部分的
    に除去された領域であることを検出するステップと、 上記第2の領域の再生信号に基づいて、所定の変調方式
    を満足するピットとは異なるピットであることを検出す
    るステップと、 上記2つの検出するステップの検出結果に基づいて、上
    記光ディスクの再生の可否を判断するステップとを含む
    ことを特徴とする光ディスク再生方法。
  10. 【請求項10】 上記第1の領域を再生するステップ
    は、デフォーカス状態で上記第1の領域を再生すること
    を特徴とする請求項9記載の光ディスク再生方法。
  11. 【請求項11】 上記第1の領域を再生するステップ
    は、隣接する2つのトラックの間の領域をトラッキング
    することにより上記第1の領域を再生することを特徴と
    する請求項9記載の光ディスク再生方法。
  12. 【請求項12】 上記反射膜が部分的に除去された領域
    であることを検出するステップは、隣接する2つのトラ
    ックにおいて反射膜が除去されたことを検出することを
    特徴とする請求項8又は9記載の光ディスク再生方法。
  13. 【請求項13】 所定の変調方式で変調された信号を凸
    凹のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的
    に除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピ
    ットとは異なるピットを記録した第2の領域とを有する
    光ディスクに記録された情報を再生する光ディスク再生
    装置であって、 上記第1の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力する第1の領域検出回路と、 上記第2の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第2の領域を検出して第2の検出
    信号を出力する第2の領域検出回路と、 上記第1と第2の検出信号に基づいて、上記光ディスク
    の再生の可否を判断する再生可否判断手段とを備えたこ
    とを特徴とする光ディスク再生装置。
  14. 【請求項14】 所定の変調方式で変調された信号を凸
    凹のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的
    に除去した第1の領域と、所定の変調方式を満足するピ
    ットとは異なるピットを記録した第2の領域と、上記第
    1の領域のディスク上の位置情報が記録された第1の領
    域の位置情報記録領域と、上記第2の領域のディスク上
    の位置情報が記録された第2の領域の位置情報記録領域
    とを有する光ディスクに記録された情報を再生する光デ
    ィスク再生装置であって、 上記第1の領域の位置情報記録領域に記録された第1の
    領域のディスク上の位置情報に基づいて、第1の検出ウ
    ィンドウ信号を生成する第1の検出ウィンドウ生成回路
    と、 上記第2の領域の位置情報記録領域に記録された第2の
    領域のディスク上の位置情報に基づいて、第2の検出ウ
    ィンドウ信号を生成する第2の検出ウィンドウ生成回路
    と、 上記第1の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力する第1の領域検出回路と、 上記第2の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第2の領域を検出して第2の検出
    信号を出力する第2の領域検出回路と、 上記第1の検出ウィンドウ信号の有効区間内における上
    記第1の検出信号と、上記第2の検出ウィンドウ信号の
    有効区間内における上記第2の検出信号とに基づいて、
    上記光ディスクの再生の可否を判断する再生可否判断手
    段とを備えたことを特徴とする光ディスク再生装置。
  15. 【請求項15】 上記第1の領域検出回路は、上記第1
    の領域を再生したときの光ディスクからの再生信号を所
    定の第1のしきい値で比較して第1の比較結果信号を出
    力する第1の比較器を備えたことを特徴とする請求項1
    3又は14記載の光ディスク再生装置。
  16. 【請求項16】 上記第2の領域検出回路は、 上記第2の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号を所定の第2のしきい値で比較して第2の比較結果
    信号を出力する第2の比較器と、 上記第2の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号を所定の第3のしきい値で比較して第3の比較結果
    信号を出力する第3の比較器と、 上記第2の比較結果信号と上記第3の比較結果信号との
    論理演算を行って上記論理演算の結果信号を出力する論
    理演算回路とを備えたことを特徴とする請求項13又は
    14記載の光ディスク再生装置。
  17. 【請求項17】 上記第1の領域検出回路は、上記第1
    の領域を含むトラックを再生したときの光ディスクから
    の再生信号と、上記第1の領域を含みかつ上記トラック
    と隣接するトラックを再生したときの光ディスクからの
    再生信号とに基づいて、上記第1の領域を検出して第1
    の検出信号を出力することを特徴とする請求項13又は
    14記載の光ディスク再生装置。
  18. 【請求項18】 所定の変調方式で変調された信号を凸
    凹のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的
    に除去した第1の領域を有する光ディスクに記録された
    情報を再生する光ディスク再生方法であって、 上記第1の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力するステップと、 上記第1の検出信号に基づいて、上記光ディスクの再生
    の可否を判断するステップとを含むことを特徴とする光
    ディスク再生方法。
  19. 【請求項19】 上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力するステップは、上記第1の領域を含むトラ
    ックを再生したときの光ディスクからの再生信号と、上
    記第1の領域を含みかつ上記トラックと隣接するトラッ
    クを再生したときの光ディスクからの再生信号とに基づ
    いて、上記第1の領域を検出して第1の検出信号を出力
    することを含むことを特徴とする請求項18記載の光デ
    ィスク再生方法。
  20. 【請求項20】 上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力するステップは、 上記第1の領域を含むトラックを再生したときの光ディ
    スクからの再生信号に基づいて計数された、所定のセク
    タアドレスから上記検出された第1の領域までの第1の
    データ数と、上記第1の領域を含みかつ上記トラックと
    隣接するトラックを再生したときの光ディスクからの再
    生信号に基づいて計数された、上記セクタアドレスから
    上記検出された第1の領域までの第2のデータ数とが実
    質的に一致するか否かに基づいて、上記第1の領域を検
    出したか否かを判断するステップを含むことを特徴とす
    る請求項18記載の光ディスク再生方法。
  21. 【請求項21】 所定の変調方式で変調された信号を凸
    凹のピットで記録した光ディスク上に、反射膜を部分的
    に除去した第1の領域を有する光ディスクに記録された
    情報を再生する光ディスク再生装置であって、 上記第1の領域を再生したときの光ディスクからの再生
    信号に基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出
    信号を出力する検出手段と、 上記第1の検出信号に基づいて、上記光ディスクの再生
    の可否を判断する判断手段とを備えたことを特徴とする
    光ディスク再生装置。
  22. 【請求項22】 上記検出手段は、上記第1の領域を含
    むトラックを再生したときの光ディスクからの再生信号
    と、上記第1の領域を含みかつ上記トラックと隣接する
    トラックを再生したときの光ディスクからの再生信号と
    に基づいて、上記第1の領域を検出して第1の検出信号
    を出力することを特徴とする請求項21記載の光ディス
    ク再生装置。
  23. 【請求項23】 上記検出手段は、上記第1の領域を含
    むトラックを再生したときの光ディスクからの再生信号
    に基づいて計数された、所定のセクタアドレスから上記
    検出された第1の領域までの第1のデータ数と、上記第
    1の領域を含みかつ上記トラックと隣接するトラックを
    再生したときの光ディスクからの再生信号に基づいて計
    数された、上記セクタアドレスから上記検出された第1
    の領域までの第2のデータ数とが実質的に一致するか否
    かに基づいて、上記第1の領域を検出したか否かを判断
    することを特徴とする請求項21記載の光ディスク再生
    装置。
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