JP4073438B2 - 情報記録媒体、情報記録媒体のセクタ読取り方法、情報記録媒体の真贋判定方法、情報記録媒体の真贋判定プログラム - Google Patents

情報記録媒体、情報記録媒体のセクタ読取り方法、情報記録媒体の真贋判定方法、情報記録媒体の真贋判定プログラム Download PDF

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本発明は、違法コピーを防止できる情報記録媒体、情報記録媒体のセクタ読取り方法、情報記録媒体の真贋判定方法、情報記録媒体の真贋判定プログラムに関するものである。
コンピュータソフト配布用の情報記録媒体として、大量生産に適し且つ安価な再生専用型のCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)が多用されている。この種の再生専用型のCD−ROMは、音楽情報を収納した周知の再生専用型のCD(Compact Disc)と同様に、射出成型機などにより透明な樹脂材を用いて外径120mm,中心孔の孔径15mm,基板厚み1.2mmである円盤状の透明なディスク基板を形成する際に、記録すべき情報信号を透明なディスク基板上で凹凸状のピット列に変換して、このピット列を螺旋状の記録トラックとして刻んで信号面を形成し、更に、この信号面上に反射膜,保護膜を順に成膜して形成されている。
そして、パソコン内に取り付けたCD−ROMドライブを用いて従来のCD−ROMを再生する時には、ドライブ内に移動自在に設けた光ピックアップからの再生用のレーザービームを透明なディスク基板側から信号面上に照射して、信号面上に成膜した反射膜からのレーザービームの戻り光で信号面を再生している。
図1は再生専用型のCD−ROMにおいて、代表的なフォーマットであるMode1を適用した場合のセクタ構造を模式的に示した図、
図2は従来のCD−ROMに記録した情報信号のセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列に沿って各セクタを読み取る順序を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図、
図3は一般的なCD−ROMドライブを説明するための構成図である。
ここで、一般的に、再生専用型のCD−ROMに記録した情報信号は、セクタ単位で複数のセクタに亘ってディスク基板上の信号面に記録されており、図1に示したように、例えば、代表的なフォーマットであるMode1を適用した場合には、一つのセクタが2,352Bのデータ容量で記録されている。
より具体的に説明すると、図1に示した如く、一つのセクタは、先頭からSYNC,HEADER,DATA,EDC/ECCの順序の4領域で構成されている。
上記したSYNC領域(12B)は、セクタの先頭を示す領域で特定のデータ列が記録されている。
また、上記したHEADER領域は、ADDRESS領域(3B)とMODE領域(1B)とからなる。この際、前者のADDRESS領域は、ディスク基板の内周の記録領域の始端を基点とし、単純増加するセクタアドレスを記録する領域で、その表示方法はADDRESS値を3値(Min…分:Sec…秒:Block…ブロック番号)で示している。一方、後者のMODE領域は、CD−ROMのフォーマット分類、例えばmode1の場合には“01”、mode2の場合の場合には“02”のように記録されている。
また、上記したDATA領域(2,048B)は、ユーザー用の映像信号とか、音声信号とか、コンピータデータ信号などの情報信号(ソフト)を記録する領域である。
また、上記したEDC(Error Detection Code)/ECC(Error Correction Code)領域(288B)は、セクタ単位に完結する記録データのエラー検出と、エラー訂正符号とを記録する領域である。
更に、従来のCD−ROMにおいて、上記した構造のセクタをディスク基板上で螺旋状の記録トラックに沿って複数記録する場合には、図2(a)に示したように、セクタアドレスがディスク基板の内周のデータ開始点を基準に、外周に向かって単純に増加するように記録されており、例えば領域W部ではセクタアドレスがn−5,n−4,n−3,………,n,n+1,n+2,………,n1+5の順番で付与されている。
上記に伴って、各セクタにはセクタデータが記録されており、図2(b)に示したように、例えば、セクタアドレス n−5,n−4,n−3,………,n,n+1,n+2,………,n1+5に対応して、セクタデータがW−5,W−4,W−3,………,W,W+1,W+2,………,W+5の内容で記録されている。
ここで、パソコン内に取り付けた一般的なCD−ROMドライブについて図3を用いて簡略に説明する。
図3に示した一般的なCD−ROMドライブ10は、コントローラ11によってドライブ全体を制御されている。また、スピンドルモータ駆動回路12によって回転駆動するスピンドルモータ13の軸にターンテーブル14が固着されており、このターンテーブル14上にCD−ROMがターンテーブル14と一体に回転可能に装着されている。
また、CD−ROMの下面側には光ピックアップ15がピックアップ支持台16上に取り付けられた状態でCD−ROMの径方向に移動自在に設けられている。
上記した光ピックアップ15は、レーザー光を出射する半導体レーザー15aと、半導体レーザー15aから出射したレーザー光を不図示のコリメータレンズ,ビームスプリッタなどを経た後に絞り込んだレーザービームをCD−ROMの信号面に照射する対物レンズ15bと、対物レンズ15bをフォーカス制御するフォーカスコイル15cと、対物レンズ15bをトラッキング制御するトラッキングコイル15dと、CD−ROMの信号面で反射されたレーザービームの戻り光を検出する4分割型ホトセンサ15eとが内部に設けられている。
そして、光ピックアップ15内の4分割型ホトセンサ15eで検出された戻り光を情報信号処理回路17に入力して、この情報信号処理回路17内でフォーカスエラー信号,トラッキングエラー信号,セクタアドレス信号,セクタデータ信号を検出処理し、各信号をコントローラ11に送っている。
また、コントローラ11はパソコンからの指令により再生動作を開始すると、フォーカスエラー信号に基づいてフォーカスサーボ回路18で生成したフォーカス制御信号を光ピックアップ15内のフォーカスコイル15cに印加して対物レンズ15bをフォーカス制御しながら光ピックアップ粗動回路20でピックアップ支持台16上の光ピックアップ15を目的のセクタアドレス位置に近付くように粗動させ、目的のセクタアドレス位置近傍に至ったらトラッキングエラー信号に基づいてトラッキングサーボ回路19で生成したトラッキング制御信号を光ピックアップ15内のトラッキングコイル15dに印加して対物レンズ15bを目的のセクタアドレスの位置にトラッキング制御している。更に、コントローラ11は、セクタデータ信号をインターフェース回路21を介してパソコン又はCD−Rドライブなどの外部機器に出力している。
そして、従来のCD−ROMを上記した一般的なCD−ROMドライブ10内で再生する場合に、パソコンからMMC命令(マルチ・メディア・コマンド)の“READ(10)”、“Read CD”を送出している。ここで、通常、CD−ROMドライブ10内に移動自在に設けた光ピックアップ15は、目的とするセクタアドレスよりディスク内周側の5〜10セクタ程度手前のセクタアドレスを狙ってサーチし、そこから目的のセクタアドレスのセクタデータが出てくるまで、データの連続読取りを行い、目的のセクタデータを得ている。
つまり、CD−ROMに記録した各セクタのセクタデータを読み取る時には、ディスク基板の内周側に光ピックアップ15を移動させて、図2(a)に示したデータ読取り順序(1)に従ってディスク内周側のセクタアドレスが小さい方からディスク外周側に向かってセクタアドレスが順次大きくなる方向(矢印方向)に読み取る方法が一般的に行われている。
ところが昨今、このCD−ROMと外観形状が略同じであり、且つ、CD−ROMに記録されている情報信号(ソフト)と同一のCD記録フォーマットで、ユーザーが1回だけ情報信号を記録できる追記型のCD−R(Compact Disc−Recordable)が安価に入手可能になっている。
上記した追記型のCD−Rは、射出成型機などにより透明な樹脂材を用いて外径120mm,中心孔の孔径15mm,基板厚み1.2mmである円盤状の透明なディスク基板を形成する際に、透明なディスク基板上に凹状の溝を螺旋状に形成し、この凹状の溝側に記録層となる有機色素をスピンコートし、更に、この有機色素上に反射膜,保護膜を順に成膜して形成されている。
この追記型のCD−Rは、記録再生可能な光ディスクドライブ(以下、CD−Rドライブと記す)を用いて、ドライブ内に移動自在に設けた光ピックアップからの記録用のレーザービームを透明なディスク基板側から記録層上に照射して情報信号を記録することができ、更に、情報信号を書き込んだ後にはCD−ROMと同じようにCD−ROMドライブ10でも取り扱うことができる。
この場合、ユーザーは、パソコン内のハードディスクに記憶させたコピー用ソフトに従ってコピーしたいソフトを収納したCD−ROMをCD−ROMドライブ10で再生し、このCD−ROMドライブ10から出力され且つCD−Rに記録したい情報(記録情報)をCD−Rドライブに入力して、この記録情報を著作権者の許諾を得ずにそのままCD−Rに違法コピーすることが可能となっている。
この際、パソコン内のハードディスクに記憶させたコピー用ソフトは、一般的に、CD−ROMに記録した情報信号をセクタアドレス順に読むセクタコピー方式と、CD−ROMに記録した情報信号をファイル単位で読むファイルコピー方式の2種類が用いられており、例えば、前者のセクタコピー方式を適用したコピー用ソフトを用いた場合に、前述したように、CD−ROMドライブ10から出力される記録したい情報(記録情報)はセクタアドレス順に出力されているので、CD−RにはCD−ROMの記録状態と同じ状態に記録できてしまうから違法コピーが可能であり、これに伴ってCD−ROMのソフトをCD−Rに違法コピーして使用する被害が多発している。
また、後者のファイルコピー方式を適用したコピー用ソフトを用いた場合には、後述するように違法コピー防止技術の第2の方法によっても完全に違法コピーを防止できないのものであるので、ここでの詳述を省略する。
この際、CD−ROMの記録フォーマットには、サブコードQチャンネルデータでコピー禁止するフラグが定義してあるものの、コピー禁止フラグを無視してソフトの違法コピーが行われているのが現状である。
そこで、上記したようなCD−ROMの違法コピー防止技術としては、下記する[第1の方法]〜[第3の方法]がある。
[第1の方法]
第1の方法は、いわゆるゲーム用ディスクに採用されている違法コピー防止方法である。ゲーム用CD−ROMは専用ゲーム機でしか再生しないという特性をいかし、通常のCD−ROMには記録しない特殊セキュリティ信号をゲーム用CD−ROMのディスク原盤を製作する過程で、ゲーム用CD−ROMの記録信号に重畳記録する。専用ゲーム機はゲーム用CD−ROMから上記した特殊セキュリティ信号が検出できれば、このディスクを真正なゲーム用CD−ROMとして判定して、ゲーム用CD−ROMの読み出しを開始する。
この第1の方法によれば、ゲーム用CD−ROMのソフトを専用ゲーム機で再生して得た記録したい情報(記録情報)を、一般的に使用されるCD−Rドライブに入力して、ゲーム用CD−ROMのソフトをCD−Rにコピーしても、このCD−Rドライブには特殊セキュリティ信号を検出及び記録する機能がないために、ゲーム用CD−ROMをCD−Rに違法コピーしたとしても、このCD−Rには特殊セキュリティ信号が記録されず、ゲーム用ディスクとして再生できない。
[第2の方法]
第2の方法は、コンピュータソフト用CD−ROMに採用されている違法コピー防止方法である。このコンピュータソフト用CD−ROMに記録されているコンピュータソフトをファイル単位でCD−Rに違法コピーする場合に効果的である。
具体的には、コンピュータソフト用CD−ROMから読み出したファイルをパソコン内のハードディスクに所定のファイル形式で一旦記録した後、このハードディスクから読み出したファイルをCD−Rに記録することを防止するために、コンピュータソフト用CD−ROMに複数記録してあるユーザ記録ファイルのうち、任意の2ファイル間に通常のファイルサーチでは検出できない特殊セクタを介挿する方法をとっている。コンピュータソフト用CD−ROMの真贋の判定は、この特殊セクタの有無を使用する。
換言すれば、第2の方法は、前記したコンピュータソフト用CD−ROMの物理構造はコピーできないことに着目してなされたものである。即ち、元々、コンピュータソフト用CD−ROMにはディスクの物理構造を規定する物理セクタで管理されるレベルと、この物理セクタ上のファイル構造を規定する論理構造のレベルとの2層で構成されている。そして、こうした2層構造のコンピュータソフト用CD−ROMから読み出したデータを前記したハードディスクにファイル単位で記録すると、このコンピュータソフト用CD−ROMの論理構造のみのデータが継承(記録)されるが、このコンピュータソフト用CD−ROMの物理構造は全く記録されない。つまり、ディスク記録に必要な物理セクタ構造に関する、例えばセクタアドレス,セクタID,エラー訂正情報は、ハードディスク側にはコピーされないのである。
一旦、ハードディスク側に記録された論理構造ファイルをCD−Rドライブを介してCD−Rにコピーする際には、前記した特殊セクタがCD−R側にコピーされないから、ディスクの真贋の判定は、この特殊セクタの有無を使うのである(例えば特開平4−119561号公報)。
[第3の方法]
第3の方法は、CD−ROMを構成するEFMフレームのユーザデータ(24バイト)の一つ(1バイト)を論理的、または物理的に破壊し、このCD−ROMの再生において発生するエラー信号をディスクのセキュリティ信号とし、真贋判定に使用するものである(例えば、特開平7−235130号公報)。
ところで、前記した第1の方法によるゲーム用CD−ROMは、違法コピー防止対策用ディスクとしては理想的な手段である。しかし、この方法は再生機として、ゲーム用CD−ROMに記録したコピー防止用の特殊セキュリティ信号を検出する専用ゲーム機であることが必要であり、この機能を持たないパソコンに取り付けた一般的なCD−ROMドライブ10には、適用できない方法である。
また前記した第2の方法によるコンピュータソフト用CD−ROMは、パソコン内のハードディスクにファイル形式でコピーし、この後にハードディスクからCD−Rに記録する手法の時のみ有力な手段である。しかしながら、コンピュータソフト用CD−ROMの物理セクタ構造をその先頭から順番にCD−Rにコピーするセクタコピー方式で容易に破られるから、現状では有効な方法とは言えない。
更に、前記した第3の方法によるCD−ROMは、特定な箇所を論理的、または物理的に破壊し、その箇所の読取りエラー信号を真贋の判定情報として使用する手法である。しかし、破壊の方法はEFMフレームの1バイトを読取り不能にし、通常の読取りではエラー訂正されて読取り可能なデータになるが、第3の方法では読取りエラー信号が得られるとしている。しかし、具体的にEFMフレームの1バイトを読取り不能にすると、読取りエラー信号がCD−ROMドライブ10からどのような信号になるかを開示されていない。
前記した第3の方法を実際のCD−ROMを例にとって、違法コピー防止について検討すると、CD−ROMと略同じ形状で音楽情報など収納した周知のCD(Compact Disc)のエラー訂正C1、C2系列ではイレージャ方式で最大4シンボル訂正ができ、それは14フレーム長の2.38mmのバーストエラーが訂正できることになる。また、訂正機能を強めたCD−ROMのC3系列の訂正では、CDのCIRC(Cross Interleaved Reed−Solomon Code)が訂正不能となるC2エラーをフラグにすることで、最大26〜28フレーム長の4.42〜4.76mmのバーストエラーが訂正できる。
このような、バーストエラー訂正機能をもつCD−ROMに、前記第3の方法によるEFMフレームの1バイト程度のエラー、即ち、物理的長さで5μm程度の局部的な破壊を試みても、通常はエラー訂正され、エラー発生信号を得ることは困難である。
一方、CDのディフェクト、エラーレートおよびバーストエラー長の各値は規格で規定されている。即ち、ディフェクトサイズは100μm以下、10秒間のエラーレート(C1)は3%以下、バーストエラー長は7フレームの1.2mm未満が必要である。このようなエラー訂正機能を持つ規格を満して、読取りエラー信号を発生する具体的方法を第3の方法では開示されておらず、実際のCD−ROMに応用できるかは疑問である。また、この第3の方法も第2の方法と同様に、セクタ単位のコピーをすることで、読取りエラーセクタを同様なセクタとすることは可能である。
そこで、CD−ROMで、トラッキング等の正常再生ができ、しかも先述のセクタコピー方式ではコピーできない情報記録媒体(CD−ROM)が切望されている。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、情報記録媒体において、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記アプリケーション・ソフト領域には、前記情報記録媒体の真贋を判定するための真贋判定プログラムが予め記録されており、
前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
を実行させることを特徴とする情報記録媒体を提供する
また、情報記録媒体において、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記アプリケーション・ソフト領域には、前記情報記録媒体の真贋を判定するための真贋判定プログラムが予め記録されており、
前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
を実行させることを特徴とする情報記録媒体を提供する
ここで、前記真贋判定プログラムは、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報を有し、前記情報に基づいて前記第1,第2,第3のステップを実行させることが好ましい
また、前記第2の領域のいずれかのセクタのセクタデータがエラー訂正不能データとなっていることが好ましい。
さらには、前記第2の領域における前記第1の領域側に位置する先頭のセクタのセクタデータが前記エラー訂正不能データとなっていることが好ましい
さらに、情報記録媒体のセクタ読取り方法であり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記セクタ読取り方法は、
前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
前記第1のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第4のステップと、
前記第4のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと
を含むことを特徴とする情報記録媒体のセクタ読取り方法を提供する
また、情報記録媒体のセクタ読取り方法であり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記セクタ読取り方法は、
前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
前記第1のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチする第4のステップと、
前記第4のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと
を含むことを特徴とする情報記録媒体のセクタ読取り方法を提供する
ここで、前記アプリケーション・ソフト領域には、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報が記録されており、前記第1,第3,第4のステップは、前記情報に基づいて行われることが好ましい
さらに、情報記録媒体の真贋判定方法であり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記真贋判定方法は、
前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
前記第1のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第4のステップと、
前記第4のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと、
前記第2のステップにて取得したセクタデータと前記第5のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第6のステップと
を含むことを特徴とする情報記録媒体の真贋判定方法を提供する
また、情報記録媒体の真贋判定方法であり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記真贋判定方法は、
前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
前記第1のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチする第4のステップと、
前記第4のステップにてサーチした前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと、
前記第2のステップにて取得したセクタデータと前記第5のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第6のステップと
を含むことを特徴とする情報記録媒体の真贋判定方法を提供する
ここで、前記アプリケーション・ソフト領域には、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報が記録されており、前記第1,第3,第4のステップは、前記情報に基づいて行われることが好ましい
さらに、情報記録媒体の真贋判定プログラムであり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
を実行させることを特徴とする情報記録媒体の真贋判定プログラムを提供する
また、情報記録媒体の真贋判定プログラムであり、
前記情報記録媒体は、
少なくともユーザー・データ領域と、
アプリケーション・ソフト領域とを有し、
前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
を実行させることを特徴とする情報記録媒体の真贋判定プログラムを提供する
ここで、前記真贋判定プログラムは、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報を有し、前記情報に基づいて前記第1,第2,第3のステップを実行させることが好ましい
請求項1〜5のいずれかに記載の情報記録媒体によれば、情報記録媒体のアプリケーション・ソフト領域に、情報記録媒体の真贋を判定するための真贋判定プログラムが予め記録されており、且つ、この真贋判定プログラムは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、第1の領域に対して同じセクタアドレスを有する第2の領域と、第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域と有する情報記録媒体に対して、コンピュータの実行により、各領域への読取り手順を設定し、且つ、第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタ(または、第2の領域内の予め指定したセクタ)とに対応した各セクタデータとを比較することで、情報記録媒体が本物であるか、偽物であるかを判定できる。更に、第2の領域のいずれかのセクタのセクタデータをエラー訂正不能データとしておけば、このセクタと対応したセクタデータの読取りを防ぐことができる。
請求項6〜8のいずれかに記載の情報記録媒体のセクタ読取り方法によれば、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、第1の領域に対して同じセクタアドレスを有する第2の領域と、第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有する情報記録媒体に対して、各領域への読取り手順を設定しているので、情報記録媒体への違法コピーを防止でき、著作権侵害を未然に防止することができる。
また、請求項9〜11に記載の情報記録媒体の真贋判定方法によれば、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、第1の領域に対して同じセクタアドレスを有する第2の領域と、第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域と有する情報記録媒体に対して、各領域への読取り手順を設定し、且つ、第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタ(または、第2の領域内の予め指定したセクタ)とに対応した各セクタデータとを比較することで、情報記録媒体が本物であるか、偽物であるかを判定できる。
また、請求項12〜14に記載の情報記録媒体の真贋判定プログラムによれば、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、第1の領域に対して同じセクタアドレスを有する第2の領域と、第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域と有する情報記録媒体に対して、コンピュータの実行により、各領域への読取り手順を設定し、且つ、第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタ(または、第2の領域内の予め指定したセクタ)との各セクタデータとを比較することで、情報記録媒体が本物であるか、偽物であるかを判定できる。
以下に本発明に係る情報記録媒体、情報記録媒体のセクタ読取り方法、情報記録媒体の真贋判定方法、情報記録媒体の真贋判定プログラムの一実施例を図4乃至図13を参照して<実施例1>,<実施例2>,<実施例1,2の応用例>の順に詳細に説明する。
本発明に係る情報記録媒体は、再生専用型のCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)に適用されるものであり、且つ、情報信号(ソフト)はCD−ROMで採用されているセクタ単位で複数のセクタに亘ってディスク基板上の信号面に記録されていると共に、複数のセクタのセクタアドレスの一部を重複させて付与することで、CD−ROMに記録された情報信号(ソフト)を1回だけ書き込み可能なCD−R(Compact Disc−Recordable)とか、複数回書き込み可能なCD−RW(Compact Disc−ReWritable)などに違法コピーができないように構成したものである。
また、本発明に係る情報記録媒体の真贋判定方法と、本発明に係る情報記録媒体の真贋判定プログラムは、セクタアドレスが一部を重複した部位の1組のセクタアドレスに対応した1組のセクタデータ同士が互い異なるか否かにより上記した本発明に係る情報記録媒体(CD−ROM)であるか、それとも本発明に係る情報記録媒体(CD−ROM)をコピーしたものであるかを判定するものである。
また、本発明に係る情報記録媒体に適用されるセクタ読取り方法と、本発明に係る情報記録媒体に適用されるセクタ読取りプログラムは、上記した本発明に係る情報記録媒体(CD−ROM)を用いて複数のセクタを再生する際に、セクタアドレスが一部重複した部位を連続的に読み取ることなく、新たな読取りステップで重複したセクタアドレス(重複セクタアドレス)部位を確実に読み取ることができるようにしたものである。
図4は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)の全体構成を示した図、
図5は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)に記録した情報信号のセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列順を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。
図4に示した如く、本発明に係る実施例1の情報記録媒体(以下,CD−ROMと記す)1は、円盤状に形成したディスク基板の内周から外周に向かって、リードイン領域1aと、ISOファイル・システム領域1bと、アプリケーション・ソフト領域1cと、ユーザー・データ領域1dと、リードアウト領域1eとが螺旋状の記録トラックに沿って順に形成されている。
上記したリードイン領域1aには、ユーザー・データ領域1dに記録されるソフトの目次や内容,収納時間などが記録されている。また、ISOファイル・システム領域1bには、ISO(国際標準化機構)に準拠したファイル構造が記録されている。また、アプリケーション・ソフト領域1cには、本発明の要部の一部となる真贋判定プログラムとセクタ読取りプログラムとが少なくとも格納されており、これについては後述する。また、ユーザー・データ領域1dには、ユーザー用の映像信号とか、音声信号とか、コンピータデータ信号などの情報信号(ソフト)を記録するために、複数のセクタがセクタ単位ごとに少なくともセクタアドレスとセクタデータとを備えて記録されており、ここでの各セクタ構造は先に図1を用いて説明した構造と同じであるものの、各セクタのセクタアドレス及びセクタデータが従来のCD−ROMに対して一部異なっているのでこれについては後述する。また、リードアウト領域1eには、記録されたソフトが最終であることを示す信号が記録されている。
ここで、実施例1のCD−ROM1のユーザー・データ領域1dに記録した情報信号(ソフト)は、前述したように複数のセクタがセクタ単位で記録されているものの、複数のセクタは、図5(a)に示したようにセクタアドレスが一部の部分で重複しており、且つ、図5(b)に示したように重複した各セクタアドレスに対応した各セクタデータは互いに異なっている点に特徴がある。
より具体的に説明すると、図5(a)に示したように、複数のセクタは、ディスク内周より外周に向かった螺旋状の記録トラック上で、領域X部にはセクタアドレス n−5,n−4,n−3,n−2,n−1,nが付与され、領域X部に続く領域Y部には領域X部に付与されたセクタアドレスと一部重複するセクタアドレス n−4,n−3,n−2,n−1,nが付与され、更に、領域Y部に続く領域Z部にはセクタアドレス n+1,n+2,n+3,n+4,n+5が付与されている。ここでは、同じセクタアドレス値を付与した重複セクタアドレス部位がディスク内周側の領域X部と領域Y部とに2箇所設けられているが、これに限ることなく、同じセクタアドレス値を付与した重複セクタアドレス部位を少なくとも2箇所以上接近して設けた場合には違法コピーがよりしにくくなる。
また、重複するセクタアドレス部位をディスク内周側だけでなく、更に、ディスク中周側とか、ディスク外周側とかに分けて複数箇所間隔を離して設けた場合に、複数箇所の重複セクタアドレス部位はディスク内周側の重複セクタアドレス部位とは異なるセクタアドレス値を付与しておくことで、違法コピーがよりしにくくなる。
ここで、領域X部に付与されたセクタアドレス n−4からnまでをN度目(但し、Nは自然数)に出現した重複セクタアドレス部位とし、領域Y部に付与されたセクタアドレス n−4からnまでをN+1度目に出現した重複セクタアドレス部位とすると、上記の説明から領域X部及び領域Y部をディスク内周側に設定した場合に、領域X部内では例えばN=1番目の重複セクタアドレス部位が出現し、領域Y部内で例えばN=2番目の重複セクタアドレス部位が出現したことになる。
この際、N度目に出現した重複セクタアドレス部位に対してN+1度目に出現した重複セクタアドレス部位は、少なくとも2つ以上連番で付与し、且つ、N度目の重複セクタアドレス部位とN+1度目の重複セクタアドレス部位とが記録トラック上で互いに接近した範囲内に付与しておけば、後述するセクタ読取り時に重複したセクタアドレス部位が読取り易くなる。
上記に伴って、各セクタには、各セクタデータが記録されており、図5(b)に示したように、例えば、領域X部のセクタアドレス n−5,n−4,n−3,………,nに対応してセクタデータがX−5,X−4,X−3,………,Xの内容で記録され、また、領域Y部のセクタアドレス n−4,n−3,………,nに対応してセクタデータがY−4,Y−3,………,Yの内容で記録され、更に、領域Z部のセクタアドレス n+1,n+2,………,n1+5に対応してセクタデータがZ+1,Z+2,………,Z+5の内容で記録されている。この際、重複する各セクタアドレスと対応した各セクタデータはそれぞれ異なる内容であることが違法コピーを防止する上で必要条件である。
次に、上記したCD−ROM1に記録された情報信号(ソフト)を、ユーザーが故意にCD−Rに違法コピーする動作について、先に従来技術で説明した図3と、この実施例で先に説明した図4と、新たな図6,図7とを用いて説明する。
図6は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を違法コピーした時の動作を説明するための図であり、(a)はセクタ読取り動作を示し、(b)はセクタ読取りを行った時の各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図、
図7は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を違法コピーした後のCD−R上でのセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列順を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。
まず、ユーザーは、上記したCD−ROM1をCD−Rにコピーするために、従来技術で説明したように、パソコン内のハードディスクに記憶させたコピー用ソフトに従ってCD−ROM1をCD−ROMドライブ10で再生し、ここで再生して得た記録したい情報(記録情報)をCD−Rドライブに入力して、この記録情報を著作権者の許諾を得ずにそのままCD−Rに違法コピーしたものとする。
ここで、従来技術で述べたように、セクタコピー方式を適用したコピー用ソフトを用いた場合に、前述したように、CD−ROMドライブ10から出力され且つCD−Rに記録したい情報(記録情報)は、CD−ROM1の内周側から外周側に向かって図4に示したリードイン領域1a,ISOファイル・システム領域1b,アプリケーション・ソフト領域1c,ユーザー・データ領域1d,リードアウト領域1eの順に出力されるものの、ユーザー・データ領域1d内に記録された複数のセクタを読取る時にはセクタコピー方式を適用したコピー用ソフトに従ってセクタアドレス順に読み出される。
具体的には、図6(a),(b)に示した如く、CD−ROMドライブ10によるCD−ROM1へのセクタデータの読取りは、従来技術で説明したように、光ピックアップ15を目標とするセクタアドレスより5〜10セクタ手前のディスク内周側からスタートさせる。そして、領域X部内で例えば目標となるセクタアドレス n−5が見つかった時点から、データ読取り順序(2−1)に従って領域X部の各セクタアドレス n−5,n−4,n−3,n−2,n−1,nの順にアドレスサーチし、各セクタアドレスに対応した各セクタデータ X−5,X−4,X−3,X−2,X−1,Xを連続的に読取る。
次に、領域X部に続く領域Y部の各セクタアドレス n−4,n−3,n−2,n−1,nは、領域X部と一部重複しており、セクタアドレス nの次のセクタアドレス n+1より小さいセクタアドレスしかないため、データ読取り順序(2−2)に従って次の領域Z部へアドレスサーチする。よって領域Y部の各セクタアドレスと対応した各セクタデータは全く出力されない。
次に、領域Z部は先頭にセクタアドレス n+1があり、CD−ROMドライブ10は領域X部と同様に再び通常の動作でデータ読取り順序(2−3)に従って領域Z部を読取る。
従って、セクタアドレス n−5からn+5までのセクタデータを連続的に読取りを行って、CD−Rに違法コピーした時には、セクタアドレス配列が図7(a)示したように領域X部と領域Z部との間に領域Y部が介在せず、領域Y部のセクタデータが欠落しているために、違法コピーしたCD−RをCD−ROMドライブ10で再生した時にはデータ読取り順序(3)に従って再生されるので、再生したセクタデータは図7(b)のように領域Y部のセクタデータが欠落した不連続なセクタデータとなってしまうために使用でき得ず、これにより違法コピーが無駄となるために、実施例1のCD−ROM1はCD−Rへの違法コピーを完全に防止でき、著作権侵害を未然に防止することができる。
次に、実施例1のCD−ROM1を一般的なCD−ROMドライブ10を用いて正規に再生する動作について、先に説明した図3〜図5と、新たな図8〜図10とを併用して説明する。
図8は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)の真贋判定プログラムの動作を示したフロー図、
図9は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)のセクタ読取りプログラムの動作を示したフロー図、
図10は本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を正規に再生した時の動作を説明するための図であり、(a)はセクタ読取り動作を示し、(b)はセクタ読取りを行った時の各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。
ここで、実施例1のCD−ROM1を一般的なCD−ROMドライブ10に装着して、パソコンからの指令により再生動作を開始すると、光ピックアップ15はCD−ROM1の内周側からリードイン領域1a,ISOファイル・システム領域1b,アプリケーション・ソフト領域1c,ユーザー・データ領域1dの順に読取りを行う。
この際、アプリケーション・ソフト領域1cには、図8に示した情報記録媒体の真贋判定プログラム50と、図9に示した情報記録媒体のセクタ読取りプログラム70とが少なくとも格納されている。
尚、以下の説明において、図8に示した情報記録媒体の真贋判定プログラム50は、図9に示した情報記録媒体のセクタ読取りプログラム70中の重複セクタアドレスサーチ動作を含ませた状態でディスクの真贋を判定しているものであるが、これに限定されるものでなく、CD−ROM1上での重複セクタアドレス部位のうちで少なくとも1組の同じセクタアドレスと対応した1組のセクタデータ同士が互いに異なるか否かを判定できるプログラムならばいかなるものでも良いが、この実施例では図8に示したステップの場合について説明する。
また、CD−ROM1上で重複セクタアドレス部位がディスク内周側,ディスク中周側,ディスク外周側など複数箇所間隔を離して配置されている場合には、真贋判定プログラム50によりN(但しこの場合のNは2以上の自然数とする)度目とN+1度目の2箇所の重複セクタアドレス部位でディスクの真贋を判定して本物とあると判定した後に、セクタ読取りプログラム70によりセクタ読み込みを行えば良い。
また、セクタ読取りプログラム70を先に開始して複数のセクタを読み込み、この後、予め設定した所定の重複セクタアドレスの位置で真贋判定プログラム50によりディスクの真贋を判定して本物とあると判定した後に、再びセクタ読取りプログラム70で前の読み込み最終位置から引き続いて複数のセクタを読み込むことも可能である。
更に、真贋判定プログラム50によりCD−ROM1が本物であると判定された場合に、このCD−ROM1をCD−ROMドライブ10から取り出すことなく再度再生する場合とか、本物であるディスク番号をCD−ROMドライブ10内で記憶してから一度外部に取り出して、この後CD−ROMドライブ10に再装着した場合には、真贋判定プログラム50を読み込むことなくセクタ読取りプログラム70だけを読み込むことも可能である。
ここで、上記した真贋判定プログラム50及びセクタ読取りプログラム70では、CD−ROM1に記録された複数のセクタアドレスが一部の箇所で重複している点が予めわかっているので、重複したセクタアドレスの情報に基づいて両プログラムが作成されているもである。そして、光ピックアップ15でアプリケーション・ソフト領域1cに格納された真贋判定プログラム50及び/又はセクタ読取りプログラム70を読み込むと、情報信号処理回路17を介して両プログラム50,70がコントローラ11に伝達されるので、コントローラ11は光ピックアップ粗動回路20により光ピックアップ15を目標のセクタアドレス近傍に移動した後に、トラッキングサーボ回路19により光ピックアップ15内の対物レンズ15bでアドレスサーチしている。
この際、前述したようにパソコン内のハードディスクに記憶させたコピー用ソフトを用いてCD−ROM1をCD−Rにコピーした時に、CD−ROM1のアプリケーション・ソフト領域1cがCD−Rに違法コピーされたとしても、ユーザー・データ領域1dの各セクタはセクタアドレス順でしかコピーできていないために、違法コピーしたアプリケーション・ソフト領域1c内の真贋判定プログラム及びセクタ読取りプログラムを動作させたとしても、重複している各セクタアドレス及びこれと対応した各セクタデータを読み取れないことは先の説明から明白である。
まず、図8に示した情報記録媒体の真贋判定プログラム50を用いて、CD−ROM1の真贋を判定する場合には、領域X部,領域Y部で一部重複した各セクタアドレスのうちで例えば予め設定した1組の重複したセクタアドレスn−2,n−2に対応した1組のセクタデータ同士が同じであるか否かにより判定しており、本物のCD−ROM1では重複セクタアドレス部位に対応したセクタデータ同士は互いに異なっていることから判定できる。
即ち、図5,図8において、真贋判定プログラム50の動作フローを開始すると、ステップS51で光ピックアップ15により領域X部内で予め指定したセクタアドレス n−2をサーチし、これに対応したセクタデータ X−2を取得する。
次に、ステップS52では、ステップS51で取得したセクタデータ X−2をコントローラ11(図3)内に設けた第1メモリM1に格納する。
次に、ステップS53では、領域Y部を読み込まずに領域X部から領域Z部のセクタアドレス n+5へのサーチを行う。
次に、ステップS54では、重複したセクタアドレスのうちで領域X部のセクタアドレス n−2に対して領域Y部のセクタアドレス n−2を組みとして予め設定されているので、光ピックアップ15は領域Z部のセクタアドレス n+5に至った位置から内周の領域Y部に向かって移動し、領域Y部で指定したセクタアドレス n−2をサーチし、これに対応したセクタデータ Y−2を取得する。
この際、真贋判定プログラム50中では、領域X部,領域Y部,領域Z部に対して領域を指定せず、重複セクタアドレス値のみが指定されるので、コピーしたディスク(CD−R)の場合には領域Y部が存在しないために、光ピックアップ15は領域X部内で予め指定したセクタアドレス n−2を再度サーチする。
尚、上記したステップS53〜S54の動作は、セクタ読取りプログラム70を利用しているものであり、このセクタ読取りプログラム70の動作については図9,図10を用いて後述する。
次に、ステップS55では、ステップS54で取得したセクタデータ Y−2をコントローラ11(図3)内に設けた第2メモリM2に格納する。
次に、ステップS56では、第1メモリM1に格納したセクタデータ X−2と、第2メモリM2に格納したセクタデータ Y−2とをコントローラ11(図3)内に設けた比較部(図示せず)で比較し、セクタデータ X−2とセクタデータ Y−2とが互いに異なる場合(NOの場合)にはステップS57に移行し、一方、セクタデータ X−2とセクタデータ Y−2とが同じ場合(YESの場合)にはステップS58に移行する。
次に、ステップS57では、セクタデータ X−2と、セクタデータ Y−2とが互いに異なるために、コントローラ11(図3)内に設けた判定部(図示せず)でディスク(CD−ROM1)が本物であると判定し、真贋判定プログラム50の動作を終了する。即ち、領域Y部が存在し、ディスクを本物と判定し、この後、必要に応じてセクタ読取りプログラムの開始を命令する。
一方、ステップS58では、セクタデータ X−2と、セクタデータ Y−2とが同じであるためために、コントローラ11(図3)内に設けた判定部(図示せず)でコピーしたディスク(CD−R)であると判定し、真贋判定プログラム50の動作フローを終了する。即ち、領域Y部が存在していないためにディスクをコピー品と判定し、この後、必要に応じてCD−ROMのアプリケーションソフトを再度スタートさせて、例えば、“このディスクは複製品のため再生できません”等の警告を出しても良い。
次に、光ピックアップ15でCD−ROMに記録された複数のセクタの各セクタデータを正規に読み取る際に、複数のセクタのうちでセクタアドレスが一部重複した部位を読み取る場合には、図9に示した情報記録媒体のセクタ読取りプログラム70を用いて図10に示したように、光ピックアップ15でセクタアドレスが小さい領域X部を読み取った後に、領域Y部を読み取ることなく、この領域Y部よりもセクタアドレスが大きい領域Z部内の所定のセクタアドレスをサーチして、この位置から内周側に向かってセクタアドレスが一部重複した領域Y部に至り、この後、領域Y部,領域Z部を順に読み取っている。
即ち、図9,図10において、セクタ読取りプログラム70の動作フローを開始すると、ステップS71で光ピックアップ15を目標とするセクタアドレスより5〜10セクタ手前に移動させる。
次に、ステップS72では、領域X部内で所定のセクタアドレスサーチ/所定のセクタデータ取得を行う。この際、領域X部内でセクタアドレス範囲を予め設定しており、例えばセクタアドレス n−5からセクタアドレス nまでに亘ってアドレスサーチとセクタデータ取得をデータ読取り順序(4−1)に従って順次行う。
次に、ステップS73では、領域X部に続く領域Y部を読み込まず、領域Y部よりもセクタアドレスが大きい領域Z部内の所定のセクタアドレスとして例えばセクタアドレス n+5をサーチする。
次に、ステップS74では、領域Z部の所定のセクタアドレス位置(例えばセクタアドレス n+5の位置)から次の目標となる領域Y部の先頭セクタアドレス近傍を指定し、ここで指定したセクタアドレスとして例えばセクタアドレス n−4をデータ読取り順序(4−2)に沿ってアドレスサーチする。
次に、ステップS75では、領域Y部内で所定のセクタアドレスサーチ/所定のセクタデータ取得を行う。ここではステップS74で指定した領域Y部内のセクタアドレス n−4からセクタアドレス nまでに亘ってアドレスサーチとセクタデータ取得をデータ読取り順序(4−3)に従って順次行う。この後、光ピックアップ15は領域Y部に続く領域Z部内でアドレスサーチとセクタデータ取得を順次行う。
このように、セクタ読取りプログラム70によるデータ読取り順序(4−1),(4−2),(4−3)の手順に従って、セクタアドレスが重複する部位では、N度目(但し、Nは自然数)に出現した重複セクタアドレス部位に対してセクタアドレスが小さい方からセクタデータを順に読取った後、N+1度目に出現した重複セクタアドレス部位を読み取らず、読み取らなかった重複セクタアドレス部位よりもセクタアドレスが大きい方からN+1度目に出現した重複セクタアドレス部位の先頭側に向かってサーチし、この後、N+1度目に出現した重複セクタアドレス部位の先頭側からセクタアドレスが大きい方に向かってセクタデータを順に読取ることで、通常の方法では読取りができない重複するセクタアドレス部位のセクタデータを確実に読取ることができる。
この際、先に述べたように、重複するセクタアドレス部位のうちでN+1度目に出現する重複セクタアドレス部位を少なくとも2つ以上連番にすることで、N+1度目に出現する重複セクタアドレス部位の先頭側へのアドレスサーチが容易になるものの、N+1度目に出現する領域Y部の先頭付近のセクタアドレス n−4,n−3は読取りが不安定なCD−ROMドライブ10もあるため、必要に応じてサーチ領域を設定すれば良い。
更に、CD−ROM1へのセクタ読取りに関し、一般的なCD−ROMドライブ10はセクタアドレスの番号の増加をチェックし、同じセクタアドレスが出現すると、同じセクタアドレスを無視して読取るものが普通であるが、CD−ROMドライブ10によってはセクタアドレスの値をチェックせず、開始セクタアドレスから指定したセクタ数だけを出力するものがある。このようなCD−ROMドライブ10では、実施例1のCD−ROM1における重複セクタアドレス部位を検出される可能性がある。この対策として、領域Y部内の重複セクタアドレス部位に対応したセクタデータ中にエラー訂正不能データを含ませている。例えば、領域Y部の先頭側のセクタアドレス n−4を読取り不能のセクタに設定することで、セクタ読取り時にCD−ROMドライブ10内のキャッシュメモリ(図示せず)がリセットし、領域Y部内での重複セクタアドレス部位の読取りを防ぐことができる。
具体的には、領域Y部の先頭側のセクタアドレス n−4を読取り不能セクタに設定するとは、たとえば、セクタデータが物理的又は論理的にエラー訂正不能のため読取りできない状態を言い、換言すると、領域Y部内のセクタアドレス n−4に対応するセクタデータ Y−4をエラー訂正不能データにすれば良いものである。
次に、実施例1のセクタ配列を一部変形させたCD−ROMについて図11を用いて簡略に説明する。
図11は実施例1を一部変形させたCD−ROMにおけるセクタ配列を説明するための図である。
図11に示した実施例1の変形例では、先に図5で説明した実施例1のCD−ROM1中で領域Y部のセクタ配列を一部変形させて領域Y’部として形成したものであり、ディスク内周側から外周側に向かって領域X部,領域Y’部,領域Z部が順に設けられている。
ここで、領域X部,領域Y’部,領域Z部のうちで領域Y’部だけが図5に対して変形しており、この領域Y’部は領域X部内のうちでアドレス値が大きい最終のセクタアドレス nと同じセクタアドレス n,n,n,n,nを5個続けて重複させて付与しており、且つ、重複したセクタアドレス n,n,n,n,nと対応したセクタデータがY’1, Y’2, Y’3, Y’4, Y’5とそれぞれ異なる内容で記録されている。
この際、前述したと同様に、領域Y’部内の重複セクタアドレス部位に対応したセクタデータ中にエラー訂正不能データを含ませれば、実施例1と同様に、領域Y’部内の重複セクタアドレス部位の読取りを防ぐことができる。
また、重複するセクタアドレス部位をディスク内周側だけでなく、更に、ディスク中周側とか、ディスク外周側とかに分けて複数箇所間隔を離して設けた場合に、複数箇所の重複セクタアドレス部位はディスク内周側の重複セクタアドレス部位とは異なるセクタアドレス値を付与しておくことで、違法コピーがよりしにくくなる。
ここで、領域X部に付与されたセクタアドレス nをN(但し、Nは自然数)度目に出現した重複セクタアドレス部位とし、領域Y’部に付与されたセクタアドレス nをN+1度目に出現した重複セクタアドレス部位とすると、上記の説明から領域X部及び領域Y’部をディスク内周側に設定した場合に、領域X部内では例えばN=1番目の重複セクタアドレス部位が出現し、領域’Y部内で例えばN=2番目の重複セクタアドレス部位が出現したことになる。
この際、N度目に出現した重複セクタアドレス部位に対してN+1度目に出現した重複セクタアドレス部位は、N度目の重複セクタアドレス部位のうちでアドレス値が大きい最終のセクタアドレスと同じセクタアドレスで少なくとも2つ以上続け、且つ、N度目の重複セクタアドレス部位とN+1度目の重複セクタアドレス部位とが記録トラック上で連続するので、セクタ読取り時に重複したセクタアドレス部位が読取り易くなる。
そして、この場合でもCD−Rに違法コピーしても領域Y’部は欠落されるので、CD−Rへの違法コピーを完全に防止でき、著作権侵害を未然に防止することができる。
また、上記に伴って、真贋判定プログラムも一部変更する必要があり、この場合には、領域X部の最終のセクタアドレス nと、領域Z部側から領域Y’部側に向かって重複したセクタアドレス nとを予め指定し、この1組のセクタアドレスと対応した1組のセクタデータ同士が互いに異なるか否かを判定することで真贋の判定が可能となる。
また、上記に伴って、セクタ読取りプログラムも一部変更する必要があり、この場合には先に図9を用いて説明したセクタ読取りプログラムのステップ中で、ステップS74とステップS75を変更すれば良く、ステップS71〜ステップS73はそのまま使えるので、ここではステップS74,S75に対する変更点だけを説明する。
即ち、変更したステップS74では、領域Z部内の所定のセクタアドレスとして例えばセクタアドレス n+5の位置から次の目標となる領域Y’部の先頭セクタアドレス近傍を指定する時に、領域Z部側から領域Y’部側に向かって重複したセクタアドレスを指定し、データ読取り順序(5−2)に沿って領域Y’部の先頭近傍のセクタアドレス nをアドレスサーチすれば良い。
更に、変更したステップS75では、光ピックアップ15により上記指定した領域Y’部内の先頭近傍のセクタアドレス nから同じ領域Y’部内の最終のセクタアドレス nまでに亘ってアドレスサーチとセクタデータ取得をデータ読取り順序(5−3)に従って順次行い、この後、領域Y’部に続く領域Z部内でアドレスサーチとセクタデータ取得を順次行えば良い。
図12は本発明に係る実施例2を説明するための図であり、(a)は本発明に係る実施例2の情報記録媒体(CD−ROM)の全体構成を示し、(b)は着脱自在なリムーバブルメモリを示した図、
図13は図12(b)に示したリムーバブルメモリをCD−ROMドライブ内のコントローラに接続した状態を説明するための構成図である。
図12(a)に示した本発明に係る実施例2の情報記録媒体(CD−ROM)2の全体構成は、先に図4を用いて説明した実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)1の全体構成と一部を除いて同様の構成であり、ここでは説明の便宜上、実施例1に対して異なる構成部材に新たな符号を付して、異なる点のみを説明する。
図12(a)に示した如く、本発明に係る実施例2の情報記録媒体(以下、CD−ROMと記す)2は、円盤状に形成したディスク基板の内周から外周に向かって、リードイン領域2aと、ISOファイル・システム領域2bと、ユーザー・データ領域2cと、リードアウト領域2dとが螺旋状の記録トラックに沿って順に形成されている。
ここでは、ISOファイル・システム領域2bとユーザー・データ領域2cとの間にアプリケーション・ソフト領域が設けられていない点が実施例1と異なる点であり、とくに、ユーザー・データ領域2cに記録される複数のセクタに対しては実施例1と全く同じ構造であり、セクタ配列も実施例1及び実施例1を一部変形させた変形例と全く同じである。
上記に伴って、図8に示した情報記録媒体の真贋判定プログラム50と、図9に示した情報記録媒体のセクタ読取りプログラム70とを少なくとも格納するためのアプリケーション・ソフト領域は、図12(b)に示した如く、携帯可能で且つ後述するように改良したCD−ROMドライバ30に対して着脱自在なリムーバブルメモリ3内のアプリケーション・ソフト格納部3aに設けられている。
上記したリムーバブルメモリ3は略カード状に形成され、ICメモリなどによるアプリケーション・ソフト格納部3aと、改良したCD−ROMドライバ30に電気的に接続するためのコネクタ部3bとで概略構成されており、必要に応じて保護用のカバー(図示せず)で保護されている。
そして、図13に示した如く、改良したCD−ROMドライバ30内のコントローラ11にリムーバブルメモリ3を接続した場合には、アプリケーション・ソフト格納部3aに格納した真贋判定プログラム50(図8)と、セクタ読取りプログラム70(図9)とがパソコンの指令により始動し、両プログラム50,70の動作ステップがコンローラ11に送られるので、コンローラ11は両プログラム50,70の動作ステップに従うように光ピックアップ15を制御している。勿論、真贋判定プログラム50(図8)を用いた真贋判定動作及びセクタ読取りプログラム70(図9)を用いたセクタ読取り動作は実施例1と全く同じであるので、説明を省略する。
尚、改良したCD−ROMドライバ30内のコントローラ11にリムーバブルメモリ3を接続せずに、このコントローラ11に真贋判定プログラム50(図8)と、セクタ読取りプログラム70(図9)とをインターネット回線31を介して送り込む方法も可能である。
〔実施例1,2の応用例〕
実施例1,2の応用例(1)は、図8に示した真贋判定プログラム50を用いてCD−ROM1(又はCD−ROM2)の真贋を判定する際に、図8中のステップS51で領域X部内のセクタアドレス n−2と対応したセクタデータ X−2をセクタから取得せずに、このセクタデータ X−2を事前にディスクの他の領域に予め記録しておき、このディスクの他の領域から光ピックアップ15でセクタデータ X−2を取り出して第1メモリM1に格納する以外は同じである。
次に、実施例1,2の応用例(2)は、図8に示した真贋判定プログラム50を用いてCD−ROM1(又はCD−ROM2)の真贋を判定する際に、上記した実施例1,2の応用例(1)を用い、且つ、図8中のステップS54で領域Y部内のセクタアドレス n−2と対応したセクタデータ Y−2に対して秘密鍵で予め暗号化して記録しておき、暗号化したセクタデータ Y−2を読み出して第2メモリM2に格納する。そして、上記した応用例(1)によりディスクの他の領域に予め記録されて第1メモリM1に格納されたセクタデータ X−2は、第2メモリM2に格納された暗号化したセクタデータ Y−2と数学的、論理演算的に関連付けておく。この後、図8中のステップS56でセクタデータ X−2とセクタデータ Y−2を比較する際に数学的、論理演算的に関連付けた情報を基にして両者が同じであるか否かを比較すれば良い。この際、コピーしたディスク(CD−R)の場合には、この関連付けが一致できないため、違法コピーしたディスク(CD−R)であるとして処理できる。
以上述べた実施例1、実施例1の変形例、実施例2、実施例1,2の応用例(1),(2)では、CD−ROM1(又はCD−ROM2)に記録した複数のセクタの各セクタアドレスをサーチする手法を述べたが、CD−ROM1(又はCD−ROM2)には、セクタアドレス以外にサブコードなるアドレスも存在する。これに伴って、サブコードの値をセクタアドレスと略同様に変化をさせるか、または独立して変化させるかは、CD−ROMドライブ10の機能により変化するため、適用するCD−ROMドライブ10との関係で、本発明に係るCD−ROM1(又はCD−ROM2)に対してもセクタアドレスに代えてサブコードの値をセクタアドレスと略同様に変化をさせる方法も可能である。
また、CD−ROM1(又はCD−ROM2)におけるセクタ読取り動作において、領域X部と一部重複するセクタアドレスを持った領域Y部(又は領域Y’部)のセクタ読取り手法として、領域X部に続く領域Y部(又は領域Y’部)を読み込まず、領域Y部(又は領域Y’部)よりセクタアドレスが大きい領域Z部内の所定のセクタアドレスをサーチした後に、この位置から内周側に向かってセクタアドレスが一部重複した領域Y部(又は領域Y’部)に至り、この後、領域Y部(又は領域Y’部),領域Z部を順に読取る方法を開示したが、CD−ROMドライブ10のハードを改造することによって、領域X部と領域Y部(又は領域Y’部)を連続的に読取りし、同一セクタアドレスの異なるセクタデータを得ることも可能である。しかし、これによる読取り方法は、本発明の応用例の範疇であることは言うまでもない。
尚、上記した本発明に係る情報記録媒体はCD−ROMについて説明したが、これに限ることなく、本発明の技術的思想をDVD−ROMとか、次世代の超高密度型の情報記録媒体にも適用することが可能である。
再生専用型のCD−ROMにおいて、代表的なフォーマットであるMode1を適用した場合のセクタ構造を模式的に示した図である。 従来のCD−ROMに記録した情報信号のセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列に沿って各セクタを読み取る順序を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。 一般的なCD−ROMドライブを説明するための構成図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)の全体構成を示した図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)に記録した情報信号のセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列順を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を違法コピーした時の動作を説明するための図であり、(a)はセクタ読取り動作を示し、(b)はセクタ読取りを行った時の各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を違法コピーした後のCD−R上でのセクタ配列を説明するための図であり、(a)はセクタ配列順を示し、(b)は各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)の真贋判定プログラムの動作を示したフロー図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)のセクタ読取りプログラムの動作を示したフロー図である。 本発明に係る実施例1の情報記録媒体(CD−ROM)を正規に再生した時の動作を説明するための図であり、(a)はセクタ読取り動作を示し、(b)はセクタ読取りを行った時の各セクタのセクタアドレスとセクタデータとを対応して示した図である。 実施例1を一部変形させたCD−ROMにおけるセクタ配列を説明するための図である。 本発明に係る実施例2を説明するための図であり、(a)は本発明に係る実施例2の情報記録媒体(CD−ROM)の全体構成を示し、(b)は着脱自在なリムーバブルメモリを示した図である。 図12(b)に示したリムーバブルメモリをCD−ROMドライブ内のコントローラに接続した状態を説明するための構成図である。
符号の説明
1…実施例1のCD−ROM、
1a…リードイン領域、1b…ISOファイル・システム領域、
1c…アプリケーション・ソフト領域、1d…ユーザー・データ領域、
1e…リードアウト領域、
2…実施例2のCD−ROM、
2a…リードイン領域、2b…ISOファイル・システム領域、
2c…ユーザー・データ領域、2d…リードアウト領域、
3…リムーバブルメモリ、3a…アプリケーション・ソフト格納部、
10…CD−ROMドライブ、11…コントローラ、
12…スピンドルモータ駆動回路、13…スピンドルモータ、
14…ターンテーブル、15…光ピックアップ、16…ピックアップ支持台、
17…情報信号処理回路、18…フォーカスサーボ回路、
19…トラッキングサーボ回路、20…光ピックアップ粗動回路、
21…インターフェース回路、
30…改良したCD−ROMドライブ、31…インターネット回線。

Claims (14)

  1. 情報記録媒体において、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記アプリケーション・ソフト領域には、前記情報記録媒体の真贋を判定するための真贋判定プログラムが予め記録されており、
    前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
    前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
    前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
    を実行させることを特徴とする情報記録媒体。
  2. 情報記録媒体において、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記アプリケーション・ソフト領域には、前記情報記録媒体の真贋を判定するための真贋判定プログラムが予め記録されており、
    前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
    前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
    前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
    を実行させることを特徴とする情報記録媒体。
  3. 前記真贋判定プログラムは、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報を有し、前記情報に基づいて前記第1,第2,第3のステップを実行させることを特徴とする請求項1または2に記載の情報記録媒体。
  4. 前記第2の領域のいずれかのセクタのセクタデータがエラー訂正不能データとなっていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の情報記録媒体。
  5. 前記第2の領域における前記第1の領域側に位置する先頭のセクタのセクタデータが前記エラー訂正不能データとなっていることを特徴とする請求項4記載の情報記録媒体。
  6. 情報記録媒体のセクタ読取り方法であり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記セクタ読取り方法は、
    前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
    前記第1のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第4のステップと、
    前記第4のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体のセクタ読取り方法。
  7. 情報記録媒体のセクタ読取り方法であり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記セクタ読取り方法は、
    前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
    前記第1のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチする第4のステップと、
    前記第4のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体のセクタ読取り方法。
  8. 前記アプリケーション・ソフト領域には、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報が記録されており、
    前記第1,第3,第4のステップは、前記情報に基づいて行われることを特徴とする請求項6または7に記載の情報記録媒体のセクタ読取り方法。
  9. 情報記録媒体の真贋判定方法であり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記真贋判定方法は、
    前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
    前記第1のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第4のステップと、
    前記第4のステップにてサーチした前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと、
    前記第2のステップにて取得したセクタデータと前記第5のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第6のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体の真贋判定方法。
  10. 情報記録媒体の真贋判定方法であり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記真贋判定方法は、
    前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチする第1のステップと、
    前記第1のステップにてサーチした前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第2のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチした後に前記第2の領域内に向かう第3のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチする第4のステップと、
    前記第4のステップにてサーチした前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得する第5のステップと、
    前記第2のステップにて取得したセクタデータと前記第5のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第6のステップと
    を含むことを特徴とする情報記録媒体の真贋判定方法。
  11. 前記アプリケーション・ソフト領域には、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報が記録されており、
    前記第1,第3,第4のステップは、前記情報に基づいて行われることを特徴とする請求項9または10に記載の情報記録媒体の真贋判定方法。
  12. 情報記録媒体の真贋判定プログラムであり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、セクタアドレスが前記第1のセクタアドレスから前記第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する前記第1の領域と同じセクタアドレスを有する第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定したセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
    前記第1の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタアドレスを、前記第2の領域における前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定したセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
    前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
    を実行させることを特徴とする情報記録媒体の真贋判定プログラム。
  13. 情報記録媒体の真贋判定プログラムであり、
    前記情報記録媒体は、
    少なくともユーザー・データ領域と、
    アプリケーション・ソフト領域とを有し、
    前記ユーザー・データ領域にはセクタアドレスとセクタデータとがセクタ単位で複数のセクタに亘って記録されており、
    前記複数のセクタは、セクタアドレスが第1のセクタアドレスから第2のセクタアドレスへ向かって順次増加する第1の領域と、前記第2のセクタアドレスを有し、少なくとも2つのセクタからなる第2の領域と、前記第2のセクタアドレスより大きい第3のセクタアドレスからセクタアドレスが順次増加する第3の領域とを有し、更に、前記第1の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタと前記第2の領域内の予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタとは互いに異なるセクタデータを有し、
    前記真贋判定プログラムは、コンピュータに、
    前記第1の領域内の前記予め指定した第2のセクタアドレスを、前記第1の領域における前記第1のセクタアドレスを有するセクタ側から前記第2のセクタアドレスを有するセクタ側へとサーチさせて、前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第1のステップと、
    前記第3の領域内の所定のセクタアドレスをサーチさせた後に前記第2の領域内に向かわせる第2のステップと、
    前記第2の領域内の前記予め指定したセクタを、前記第2の領域における前記第3の領域側に位置する終端のセクタ側から前記第1の領域側に位置する始端のセクタ側へとサーチさせて、前記予め指定した前記第2のセクタアドレスを有するセクタのセクタデータを取得させる第3のステップと、
    前記第1のステップにて取得したセクタデータと前記第3のステップにて取得したセクタデータとを比較して、両者のセクタデータが異なれば真の情報記録媒体であると判定し、両者のセクタデータが同じであれば贋の情報記録媒体であると判定する第4のステップと
    を実行させることを特徴とする情報記録媒体の真贋判定プログラム。
  14. 前記真贋判定プログラムは、前記複数のセクタの内でどのセクタアドレスが重複しているかを示す情報を有し、前記情報に基づいて前記第1,第2,第3のステップを実行させることを特徴とする請求項12または13に記載の情報記録媒体の真贋判定プログラム。
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