JP2001184651A - 相変化型情報記録媒体およびその記録方法 - Google Patents

相変化型情報記録媒体およびその記録方法

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JP2001184651A
JP2001184651A JP37136799A JP37136799A JP2001184651A JP 2001184651 A JP2001184651 A JP 2001184651A JP 37136799 A JP37136799 A JP 37136799A JP 37136799 A JP37136799 A JP 37136799A JP 2001184651 A JP2001184651 A JP 2001184651A
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Katsuyuki Yamada
勝幸 山田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】マルチスピードCLV記録またはCAV記録可
能な情報記録媒体及び最適記録ストラテジを設定できる
情報記録再生方法。 【解決手段】変調後の信号幅がnTである0信号の記
録、書換時パワーレベルeの電磁波としパルス列を、時
間幅xとパワーレベルaを持つパルス部fpと、合計で
Tの時間幅を持つパワーレベルbcの夫々低高レベルパ
ルスとが交互にデューティ比yで計n−n’回連続する
マルチパルス部mpと、時間幅zとパワーレベルdのパ
ルス部opを有する電磁波パルス列とし、x、y、zを
0.5T≦x≦2.0T、0.125T≦y≦0.87
5T、0.125T≦z≦1.0Tとし、n’をn’≦
nの正の整数とし(ac)≧e≧(bd)としパワーレ
ベルa、b、c、d、パルス部fpの時間幅x、op部
の時間幅z、mp部のデューティ比y、(n−n’)の
少なくともひとつが、記録線速度の関数となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、相変化型情報記録
媒体およびその記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】相変化記録における記録信号の品質を向
上させる方式としては、様々な記録補償方式が開示され
ている。例えば、特開昭63−266632号公報に記
載のものでは、結晶化速度の大きい記録膜を用いた場合
のPWM記録において、パルス列を用いて長いアモルフ
ァスマークを記録する方式が有効であるとしている。ま
た、特開昭63−266633号公報及び米国特許第5
150351号に記載のものでは、パルス列の先頭及び
後尾のレーザーエネルギーを高めたり、照射時間を長く
することにより、マークエッジの位置揺らぎを抑えるこ
とでジッターの改良を行なっている。また、従来、特公
昭63−29336号公報に記載されているように、光
ディスク記録装置においてレーザー光などの光スポット
を光ディスク上に照射しながら走査し、レーザー光など
の光スポットを情報信号で強弱変調して光ディスクに情
報信号を記録する方法は知られており、また、光ディス
クに記録された情報信号を再生してその再生信号の振幅
や記録マークの長さをモニターすることにより、記録光
パワーや記録光パルスの幅などの記録条件を最適に調整
し、設定する方法も知られている。
【0003】また、特開平9−138946号公報、特
開平9−138947号公報、特開平9−219021
号公報には、図1に示すように、情報記録媒体にPWM
記録することにより情報の記録を行なう際に、変調後の
信号幅がnT(Tはクロック時間)である0信号の記
録、あるいは書き換えを行なう時の記録波をパワーレベ
ルeの連続電磁波とし、変調後信号幅がnTである1信
号の記録、あるいは書き換えを行なう時の記録波パルス
列を、時間幅xとパワーレベルaを持つパルス部fp
と、合計でTの時間幅を持つパワーレベルbの低レベル
パルス部とパワーレベルcの高レベルパルスとが交互に
デューティ比yで計(n−n’)回連続するマルチパル
ス部mpと、時間幅zとパワーレベルdを持つパルス部
opを有する電磁波パルス列とし、x、y、zを0.5
T≦x≦2.0T、0.4T≦y≦0.6T、0.5T
≦z≦1.0Tとし、n’をn’≦nの正の整数とし
(aおよびc)≧e≧(bおよびd)とすることが開示
されている。
【0004】従来の技術により、大幅に、記録信号品質
とオーバーライト繰り返し時の安定性の向上、信頼性、
汎用性の向上は図られた。しかし、近年、書換え型情報
記録媒体、特に相変化型光記録媒体においては、一つの
情報記録媒体で、複数の線速度で記録(マルチスピード
記録)できる技術が求められている。また、記録速度の
高速化が求められており、高速記録に有利なCAV記録
も要求されるようになってきた。
【0005】これらの技術的な要求に対して、前記の特
開平9−138946号公報、特開平9−138947
号公報、特開平9−219021号公報に記載の技術で
は対応できなかった。例えば、CD線速度4Xで記録で
きるfp、mp、opをもつ記録ストラテジで、8X速
度記録、および10X速度記録した場合に、8X速度記
録、および10X速度記録では十分な信号品質が得られ
なかった。さらには、CD線速度4X記録した部分への
10X速度記録のオーバーライト、あるいはCD線速度
10X記録した部分への4X速度記録のオーバーライト
といった異なる記録線速度によるオーバーライトでの信
号品質の劣化が問題となっている。また、CLV記録し
た部分へのCAV記録でのオーバーライト、あるいはC
AV記録した部分へのCLV記録でのオーバーライトと
いった異なる記録方式によるオーバーライトでの信号品
質の劣化が問題となっている。また、特開平9−138
946号公報に開示されている方法で、最適記録パワー
を決める場合、記録線速度がディスクの半径位置で変わ
るCAV記録には向かない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上記従来技術に鑑みて、マルチスピード(又はmodi
fied)CLV記録および/またはCAV記録によるオー
バーライト信号品質の安定性の向上、信頼性、汎用性の
向上が課題であり、マルチスピードCLV記録および/
またはCAV記録可能な情報記録媒体及びその最適記録
ストラテジを設定できる情報記録再生方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に鋭意検討した結果、マルチスピードCLV記録および
/またはCAV記録可能な相変化型情報記録媒体におい
て、異なる線速度でオーバーライトした際の信号品質の
劣化は、記録線速度の違いによる信号品質、例えば、ジ
ッター、信号振幅、最大信号振幅のtopレベル、最大
信号振幅のbottomレベル、アシンメトリ、記録マ
ーク長、記録マーク形状などが異なることが原因であっ
た。記録線速度の違いによって、図2に示すような記録
マーク形状に違いがみられ、それによっても消し残りを
生じ、信号品質の劣化を生じることを見い出した。ま
た、信号振幅が大きい記録の後に、信号振幅の小さい記
録をした場合、消し残りによる信号品質の劣化を生じる
ことを見出した。
【0008】つまり、信号特性およびまたは記録線速度
の異なるオーバーライトによって生じる信号品質の劣化
は、記録線速度によってマーク形状および信号特性が変
わらなければ防ぐことができる。本発明者らは、マルチ
スピードCLV記録および/またはCAV記録可能な情
報記録媒体において、様々な記録線速度で記録した際の
上記信号品質、特に信号振幅mが±5%以内、好ましく
は±3%以内とすることで、CD線速度4X記録した部
分の10X速度記録のオーバーライト、あるいはCD線
速度10X記録した部分の4X速度記録のオーバーライ
トといった異なる記録線速度によるオーバーライトでの
信号品質の向上が図られることがわかった。また、CL
V記録した部分のCAV記録でのオーバーライト、ある
いはCAV記録した部分のCLV記録でのオーバーライ
トといった異なる記録方式によるオーバーライトでの信
号品質の向上も図られることがわかった。
【0009】すなわち、上記目的は、(1)「電磁波を
情報記録媒体に照射することにより該情報記録媒体の記
録層に相変化を生じさせ、前記情報記録媒体に対する情
報の記録、再生を行ない、かつ書き換えが可能である情
報記録再生方法であって、信号を変調して前記情報記録
媒体にPWM記録することにより情報の記録を行なう際
に、変調後の信号幅がnT(Tはクロック時間)である
0信号の記録、あるいは書き換えを行なう時の記録波を
パワーレベルeの連続電磁波とし、変調後信号幅がnT
である1信号の記録、あるいは書き換えを行なう時の記
録波パルス列を、時間幅xとパワーレベルaを持つパル
ス部fpと、合計でTの時間幅を持つパワーレベルbの
低レベルパルスとパワーレベルcの高レベルパルスとが
交互にデューティ比yで計(n−n’)回連続するマル
チパルス部mpと、時間幅zとパワーレベルdを持つパ
ルス部opを有する電磁波パルス列とし、x、y、zを
0.5T≦x≦2.0T、0.125T≦y≦0.87
5T、0.125T≦z≦1.0Tとし、n’をn’≦
nの正の整数とし(aおよびc)≧e≧(bおよびd)
とするマルチスピードCLV記録および/またはCAV
記録可能な情報記録媒体の記録方法において、パワーレ
ベルa、b、c、d、パルス部fpの時間幅x、op部
の時間幅z、mp部のデューティ比y、(n−n’)の
少なくともひとつが、記録線速度の関数となっているこ
とを特徴とする情報記録媒体の記録方法。」、(2)
「テスト記録線速度において、記録パワーPを逐次変化
させながらテスト記録したパターンから情報を再生して
記録パワーPに対応した記録信号振幅mをモニターし、
規格化された傾斜g(P)を下記式
【0010】
【数3】g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、若しくは下記式
【0011】
【数4】h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、前記規格化された傾斜g
(P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不足
を評価することにより、得られたテスト記録線速度の最
適記録パワーに基づいて、記録線速度と該記録線速度の
記録パワーの関数から該記録線速度の記録パワーを求め
ることを特徴とする前記第(1)項に記載の情報記録媒
体の記録方法。」、(3)「マルチスピードCLV記録
および/またはCAV記録可能な情報記録媒体の記録方
法において、記録可能な記録線速度による記録信号振幅
mの変動が±5%以内となるような関数とすることを特
徴とする前記第(1)項または第(2)項に記載の情報
記録媒体の記録方法。」によって達成される。
【0012】また、上記目的は本発明の(4)「電磁波
を情報記録媒体に照射することにより該情報記録媒体の
記録層に相変化を生じさせ、前記情報記録媒体に対する
情報の記録、再生を行ない、かつ書き換えが可能である
情報記録再生方法であって、信号を変調して前記情報記
録媒体にPWM記録することにより情報の記録を行なう
際に、変調後の信号幅がnT(Tはクロック時間)であ
る0信号の記録、あるいは書き換えを行なう時の記録波
をパワーレベルeの連続電磁波とし、変調後信号幅がn
Tである1信号の記録、あるいは書き換えを行なう時の
記録波パルス列を、時間幅xとパワーレベルaを持つパ
ルス部fpと、合計でTの時間幅を持つパワーレベルb
の低レベルパルスとパワーレベルcの高レベルパルスと
が交互にデューティ比yで計(n−n’)回連続するマ
ルチパルス部mpと、時間幅zとパワーレベルdを持つ
パルス部opを有する電磁波パルス列とし、x、y、z
を0.5T≦x≦2.0T、0.125T≦y≦0.8
75T、0.125T≦z≦1.0Tとし、n’をn’
≦nの正の整数とし(aおよびc)≧e≧(bおよび
d)とするマルチスピードCLV記録および/またはC
AV記録可能な情報記録媒体の記録方法において、パワ
ーレベルa、b、c、d、パルス部fpの時間幅x、o
p部の時間幅z、mp部のデューティ比y、(n−
n’)の少なくともひとつと記録線速度の関数を導き出
せる情報を有することを特徴とする情報記録媒体。」、
(5)「パワーレベルa、b、c、d、パルス部fpの
時間幅x、op部の時間幅z、mp部のデューティ比
y、(n−n’)の少なくともひとつと記録線速度の関
数が、記録信号振幅mが±5%以内となるように調整さ
れた関数であることを特徴とする前記第(4)項に記載
の情報記録媒体。」によって達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を詳細に説明す
る。図3は、図1のマルチパルス部のデューティyが
0.5固定で、4.8、7.2、9.6、12.0m/
sの記録線速度で最適記録パワーで記録したときの信号
振幅m(従来技術)と、4.8、7.2、9.6、1
2.0m/sの記録線速度で、マルチパルス部のデュー
ティyを0.6875、0.6250、0.5625、
0.5000とし、最適記録パワーで記録したときの信
号振幅m(本発明)を示す。記録線速度の増大に伴い、
マルチパルス部のデューティyを減少させることで、信
号振幅の記録線速度依存性が小さくなることがわかる。
このとき、デューティyの調整は、1/8T以下、好ま
しくは1/16T以下、さらに好ましくは1/32T以
下が望ましい。
【0014】図4は、図1のマルチパルス部のデューテ
ィyが0.5固定で、4.8、7.2、9.6、12.
0m/sの記録線速度で最適記録パワーで記録したとき
のジッター(従来技術)と、4.8、7.2、9.6、
12.0m/sの記録線速度で、マルチパルス部のデュ
ーティyを0.6875、0.6250、0.562
5、0.5000とし、最適記録パワーで記録したとき
のジッター(本発明)を示す。記録線速度の増大に伴
い、マルチパルス部のデューティyを減少させること
で、ジッターの記録線速度依存性が小さくなることがわ
かる。このとき、デューティyの最小調整幅は、1/8
T以下、好ましくは1/16T以下、さらに好ましくは
1/32T以下が望まれる。以上の例では、記録線速度
vに対して、マルチパルス部のデューティyが、
【0015】
【数5】y=−0.026v+0.8125 で近似される。
【0016】図5は、図1のマルチパルス部のデューテ
ィyを0.6875、0.6250、0.5625、
0.5000とし、4.8、7.2、9.6、12.0
m/sの記録線速度で記録パワー16mW固定で記録し
たときのジッター(従来技術)と、4.8、7.2、9
・6、12.0m/sの記録線速度で、13、14、1
6、20mWで記録したときのジッター(本発明)を示
す。記録線速度の増大に伴い、マルチパルス部のデュー
ティyを減少させ、かつ記録パワーを増大させること
で、ジッターの記録線速度依存性が小さくなることがわ
かる。この例では、記録線速度vに対して、マルチパル
ス部のデューティyが、
【0017】
【数6】y=−0.026v+0.8125 で近似される。また、記録線速度vに対して、記録パワ
ーaが、
【0018】
【数7】 a=0.1302v2−1.2292v+15.95 で近似される。本発明は、このように、記録線速度と図
1のパワーレベルa、b、c、d、パルス部fpの時間
幅x、op部の時間幅z、mp部のデューティ比y、
(n−n’)の少なくともひとつの好適値あるいは最適
値が、記録線速度の関数であらわせることを特徴とする
情報記録媒体の記録方法である。これによって、記録線
速度に対する図1のパワーレベルa、b、c、d、パル
ス部fpの時間幅x、op部の時間幅z、mp部のデュ
ーティ比y、(n−n’)の少なくともひとつの好適値
あるいは最適値を容易に決定することができる。また、
この関係式を導きだせる情報が相変化型情報記録媒体に
有することで、情報記録再生装置が、この関係式を導き
だせる情報を読み取り、記録線速度に応じて、図1のパ
ワーレベルa、b、c、d、パルス部fpの時間幅x、
op部の時間幅z、mp部のデューティ比y、(n−
n’)の少なくともひとつの好適値あるいは最適値を決
めることができるようになる。特に、CAV記録では、
ディスク半径位置で記録線速度が異なるため、記録線速
度と各種ストラテジパラメータを補正できる本発明は有
効となる。
【0019】上記情報記録方法の一例を適用した相変化
型光記録再生装置の実施形態は、図6に示すように、相
変化型光記録媒体をスピンドルモータからなる駆動手段
により回転駆動し、記録再生用ピックアップにて光源駆
動手段としてのレーザー駆動回路により半導体レーザー
からなる光源を駆動して該半導体レーザーから図示しな
い光学系を介して情報記録媒体から、記録線速度とパワ
ーレベルa、b、c、d、パルス部fpの時間幅x、o
p部の時間幅z、mp部のデューティ比y、(n−
n’)の少なくともひとつとの関数を導き出せる情報を
読み取り、その計算結果から得られる記録ストラテジの
レーザー光を照射することにより該情報記録媒体の記録
層に相変化を生じさせ、情報記録媒体からの反射光を記
録再生用ピックアップで受光して情報記録媒体に対する
情報の記録や再生を行なう。記録再生用ピックアップの
最適記録パワーは記録パワー設定手段としての記録パワ
ー設定回路により設定される。相変化型光記録媒体の記
録再生装置は、記録再生用ピックアップにて電磁波とし
てレーザー光を相変化型情報記録媒体に照射することに
より、該情報記録媒体の記録層に相変化を生じさせ、情
報記録媒体に対する情報の記録、再生を行ない、かつ、
書換えが可能である相変化型光記録再生装置であり、記
録すべき信号を変調部で変調して記録再生用ピックアッ
プにて情報記録媒体に記録することにより情報の記録を
行なう記録手段を備えている。
【0020】このピックアップを含む記録手段は、情報
記録媒体の記録層に対してマークの幅として信号を記録
するようマークを記録する、いわゆるPWM記録方式で
情報の記録を行なう。記録手段は記録すべき信号を変調
部にてクロックを用いて、例えば書き換え型コンパクト
ディスクの情報記録に適したEFM(Eight−to
−Fourteen Modulation)変調方
式、あるいはその改良変調方式で変調する。記録手段
は、PWM記録を行なう際に、変調後の信号幅がnT
(nは所定の値、Tはクロック時間:信号の変調に用い
るクロックの周期に相当する時間)である0信号の記
録、あるいは書き換えを行なう時の記録光をパワーレベ
ルeの連続光とし、変調後の信号幅がnTである1信号
の記録、あるいは書き換えを行なう時の記録光のパルス
列、時間幅xとパワーレベルaを持つパルス部fpと、
合計でTの時間幅を持つパワーレベルbの低レベルパル
スとパワーレベルcの高レベルパルスとが交互にでデュ
ーティ比yで計(n−n’)回連続するマルチパルス部
mpと、時間幅zとパワーレベルdを持つパルス部op
からなる電磁波パルス列とし、x、y、zを0.5T≦
x≦2.0T、0.125T≦y≦0.875T、0.
125T≦y≦1.0Tとし、nを1以上の正の整数と
し、n’をn’≦nの正の整数とし、(aおよびc)>
e>(bおよびd)とする。
【0021】図7に示すように、情報記録媒体、特に相
変化型光記録媒体の基本的な構成は、案内溝を有する基
板(1)上に第1誘電体層(2)、記録層(3)、第2
誘電体層(4)、金属または合金層(5)、オーバーコ
ート層(6)を有する。さらに、好ましくは、オーバー
コート層上に印刷層(7)、基板鏡面に、ハードコート
層(8)を有する。基板の材料は通常ガラス、セラミッ
クス、あるいは樹脂であり、樹脂基板が成型性、コスト
の点で好適である。樹脂の例としてはポリカーボネート
樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹
脂、アクリロニトリル−スチレン共重合体樹脂、ポリエ
チレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、シリコーン系樹脂、
フッ素系樹脂、ABS樹脂、ウレタン樹脂などが挙げら
れるが、成型性、光学特性、コストの点で優れるポリカ
ーボネート樹脂、アクリル系樹脂が好ましい。
【0022】また、基板の形状としてはディスク状、カ
ード状あるいは、シート状であってもよい。ただし、本
発明の相変化型光記録媒体を書き換え可能なコンパクト
ディスク(CD−RW)に応用する場合には、以下のよ
うな特定の条件が付与されることが望ましい。その条件
は、使用する基板に形成される案内溝(グルーブ)の幅
が0.25〜0.65μm、好適には0.30〜0.6
0μm、その案内溝の深さが150〜550Å、好適に
は200〜450Åとなっていることである。本発明で
用いられる情報記録媒体、特に相変化型光記録媒体に要
求される品質は、単に、記録消去できるだけでなく、信
号の再生安定性や信号の寿命も同時に要求される。これ
らを総合的に満足できる記録層として、Ag、In、S
b、Te系が優れており、それぞれの組成比α、β、
γ、δ、ε、(原子%)が
【0023】
【数8】0.1<α≦10
【0024】
【数9】2≦β≦12
【0025】
【数10】55≦γ≦70
【0026】
【数11】22≦δ≦32
【0027】
【数12】α+β+γ+δ+ε=100(ε:添加元
素、0<ε≦5) の場合に効果的であった。
【0028】Agが10at%以上、Inが12at%
以上、Sbが70at%以上では、信号の再生安定性や
信号の寿命が不充分であった。Teの含有量は再結晶化
線速度に大きく影響するため、記録層厚や他の層の熱伝
導率によって制御したとしても少なくとも、22at%
以上32at%以下である必要があった。信号の再生安
定性や信号の寿命を向上させる方法として、記録層に周
期表の3B族および/または4B族および/または5B
族から選ばれた元素を添加することが効果的であった。
信号の再生劣化や信号の寿命低下は、非晶質マークの結
晶化が原因であった。非晶質マークの結晶化を抑制する
ためには、周期表の3B族および/または4B族および
/または5B族から選ばれた元素を記録層に添加するこ
とが効果的であった。
【0029】このメカニズムは、明確ではないが、これ
ら添加元素は、Ag、In、Sb、Teの空間的隙間に
入ったり、化学結合を形成することで、非晶質マークの
結晶化を抑制すると考えられている。よって、原始半径
が小さかったり、Ag、In、Sb、Teとの化学結合
力が大きかったり、化学結合手が多い元素が効果的であ
る。特に、B、C、N、Si、Ge、Snが効果的であ
る。これら添加元素の量は、記録層の5at%以下が効
果的である。5at%以上では、Ag、In、Sb、T
e記録層の本来有する記録消去特性に影響を与えてしま
い、消し残りの原因となってしまう。記録層の膜厚とし
ては10〜50nm、好適には12〜30nmとするの
がよい。さらに、ジッター等の初期特性、オーバーライ
ト特性、量産効率を考慮すると、好適には、14〜25
nmとするのがよい。10nmより薄いと光吸収能が著
しく低下し、記録層としての役割を果たさなくなる。ま
た、50nmより厚いと高速で均一な相変化が起こりに
くくなる。このような記録層は、各種気相成長法、たと
えば真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマCVD
法、光CVD法、イオンプレーティング法、電子ビーム
蒸着法などによって形成できる。なかでも、スパッタリ
ング法が、量産性、膜質等に優れている。
【0030】第1誘電体層および第2誘電体層の材料と
しては、SiO、SiO2、ZnO、SnO2、Al
23、TiO2、In23、MgO、ZrO2などの金属
酸化物、Si34、AlN、TiN、BN、ZrNなど
の窒化物、ZnS、In23、TaS4などの硫化物、
SiC、TaC、B4C、WC、TiC、ZrCなどの
炭化物やダイヤモンド状カーボン、あるいはそれらの混
合物が挙げられる。これらの材料は、単体で保護層とす
ることもできるが、互いの混合物としてもよい。また、
必要に応じて不純物を含んでもよい。必要に応じて、誘
電体層を多層化することもできる。ただし、第1誘電体
層および第2誘電体層の融点は記録層よりも高いことが
必要である。このような第1誘電体層および第2誘電体
層の材料としては、各種気相成長法、たとえば真空蒸着
法、スパッタリング法、プラズマCVD法、光CVD
法、イオンプレーティング法、電子ビーム蒸着法などに
よって形成できる。なかでも、スパッタリング法が、量
産性、膜質等に優れている。
【0031】第1誘電体層の膜厚は、DVDの再生波長
である650nmの反射率に大きく影響する。780n
mと650nmの再生波長でCD−RWディスクの規格
である反射率0.15〜0.25を満足するためには、
第1誘電体層を65〜130nmとすることが要求され
る。
【0032】第2誘電体層の膜厚としては、15〜45
nm、好適には20〜40nmとするのがよい。15n
mより薄くなると耐熱性保護層としての機能を果たさな
くなる。また、感度の低下を生じる。一方、45nmよ
り厚くなると、界面剥離を生じやすくなり、繰り返し記
録性能も低下する。
【0033】合金または金属層としては、Al、Au、
Ag、Cu、Taなどの金属材料、またはそれらの合金
などを用いることができる。また添加元素としては、C
r、Ti、Si、Cu、Ag、Pd、Taなどが使用さ
れる。このような反射放熱層は、各種気相成長法、たと
えば真空蒸着法、スパッタリング法、プラズマCVD
法、光CVD法、イオンプレーティング法、電子ビーム
蒸着法などによって形成できる。合金または金属層の膜
厚としては、70〜200nm、好適には100〜16
0nmとするのがよい。
【0034】合金または金属層の上には、その酸化防止
としてオーバーコート層を有することが望ましい。オー
バーコート層としては、スピンコートで作製した紫外線
硬化樹脂が一般的である。その厚さは、3〜15μmが
適当である。3μm以下では、オーバーコート層上に印
刷層を設ける場合、エラーの増大が認められることがあ
る。一方、15μm以上の厚さでは、内部応力が大きく
なってしまい、ディスクの機械特性に大きく影響してし
まう。
【0035】ハードコート層としては、スピンコートで
作製した紫外線硬化樹脂が一般的である。その厚さは、
2〜6μmが適当である。2μm以下では、十分な耐擦
傷性が得られない。6μm以上の厚さでは、内部応力が
大きくなってしまい、ディスクの機械特性に大きく影響
してしまう。その硬度は、布でこすっても大きな傷がつ
かない鉛筆硬度であるH以上とする必要がある。必要に
応じて、導電性の材料を混入させ、帯電防止を図り、埃
等の付着を防止することも効果的である。
【0036】
【発明の効果】以上、詳細かつ具体的な説明から明らか
なように、本発明においては、ジッター信号特性、特に
信号振幅、信号振幅のトップレベル及びボトムレベル、
アシンメトリ、マーク形状が記録線速度の違いにより基
本的に違いが少ないので、信号品質の劣化が少なく、マ
ルチスピードCLV記録および/またはCAV記録可能
な情報記録媒体及びその最適記録ストラテジを設定でき
る情報記録再生方法が提供されるという極めて優れた効
果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術における記録パルス波形を示した図で
ある。
【図2】従来技術における一般的な記録マーク形状の記
録線速度依存性を示した概略図である。
【図3】本発明と従来技術との信号振幅の記録線速依存
性を示した図である。
【図4】本発明と従来技術とのジッターの記録線速依存
性を示した図である。
【図5】本発明と従来技術とのジッターの記録線速依存
性を示した別の図である。
【図6】本発明の記録再生装置の実施形態を示した概略
図である。
【図7】本発明の構成を示した概略図である。
【符号の説明】
a パワーレベル b パワーレベル c パワーレベル d パワーレベル e パワーレベル fp パルス部 mp マルチパルス部 op パルス部 nt 変調後の信号幅 T クロック時間 x 時間幅 y デューティ比 z 時間幅 1 基板 2 第1保護層 3 記録層 4 第2保護層 5 反射放熱層 6 オーバーコート層 7 印刷層 8 ハードコート層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁波を情報記録媒体に照射することに
    より該情報記録媒体の記録層に相変化を生じさせ、前記
    情報記録媒体に対する情報の記録、再生を行ない、かつ
    書き換えが可能である情報記録再生方法であって、信号
    を変調して前記情報記録媒体にPWM記録することによ
    り情報の記録を行なう際に、変調後の信号幅がnT(T
    はクロック時間)である0信号の記録、あるいは書き換
    えを行なう時の記録波をパワーレベルeの連続電磁波と
    し、変調後信号幅がnTである1信号の記録、あるいは
    書き換えを行なう時の記録波パルス列を、時間幅xとパ
    ワーレベルaを持つパルス部fpと、合計でTの時間幅
    を持つパワーレベルbの低レベルパルスとパワーレベル
    cの高レベルパルスとが交互にデューティ比yで計(n
    −n’)回連続するマルチパルス部mpと、時間幅zと
    パワーレベルdを持つパルス部opを有する電磁波パル
    ス列とし、x、y、zを0.5T≦x≦2.0T、0.
    125T≦y≦0.875T、0.125T≦z≦1.
    0Tとし、n’をn’≦nの正の整数とし(aおよび
    c)≧e≧(bおよびd)とするマルチスピードCLV
    記録および/またはCAV記録可能な情報記録媒体の記
    録方法において、パワーレベルa、b、c、d、パルス
    部fpの時間幅x、op部の時間幅z、mp部のデュー
    ティ比y、(n−n’)の少なくともひとつが、記録線
    速度の関数となっていることを特徴とする情報記録媒体
    の記録方法。
  2. 【請求項2】 テスト記録線速度において、記録パワー
    Pを逐次変化させながらテスト記録したパターンから情
    報を再生して記録パワーPに対応した記録信号振幅mを
    モニターし、規格化された傾斜g(P)を下記式 【数1】g(P)=(Δm/m)/(ΔP/P) ΔP:Pの近傍における微小変化量 Δm:mの近傍におけるΔPに対応した微小変化量 に従って求め、 若しくは下記式 【数2】h(P)=(Δm/m)/ΔP に従ってh(P)を求め、前記規格化された傾斜g
    (P)若しくはh(P)に基づいて記録パワーの過不足
    を評価することにより、得られたテスト記録線速度の最
    適記録パワーに基づいて、記録線速度と該記録線速度の
    記録パワーの関数から該記録線速度の記録パワーを求め
    ることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体の記
    録方法。
  3. 【請求項3】 マルチスピードCLV記録および/また
    はCAV記録可能な情報記録媒体の記録方法において、
    記録可能な記録線速度による記録信号振幅mの変動が±
    5%以内となるような関数とすることを特徴とする請求
    項1または2に記載の情報記録媒体の記録方法。
  4. 【請求項4】 電磁波を情報記録媒体に照射することに
    より該情報記録媒体の記録層に相変化を生じさせ、前記
    情報記録媒体に対する情報の記録、再生を行ない、かつ
    書き換えが可能である情報記録再生方法であって、信号
    を変調して前記情報記録媒体にPWM記録することによ
    り情報の記録を行なう際に、変調後の信号幅がnT(T
    はクロック時間)である0信号の記録、あるいは書き換
    えを行なう時の記録波をパワーレベルeの連続電磁波と
    し、変調後信号幅がnTである1信号の記録、あるいは
    書き換えを行なう時の記録波パルス列を、時間幅xとパ
    ワーレベルaを持つパルス部fpと、合計でTの時間幅
    を持つパワーレベルbの低レベルパルスとパワーレベル
    cの高レベルパルスとが交互にデューティ比yで計(n
    −n’)回連続するマルチパルス部mpと、時間幅zと
    パワーレベルdを持つパルス部opを有する電磁波パル
    ス列とし、x、y、zを0.5T≦x≦2.0T、0.
    125T≦y≦0.875T、0.125T≦z≦1.
    0Tとし、n’をn’≦nの正の整数とし(aおよび
    c)≧e≧(bおよびd)とするマルチスピードCLV
    記録および/またはCAV記録可能な情報記録媒体の記
    録方法において、パワーレベルa、b、c、d、パルス
    部fpの時間幅x、op部の時間幅z、mp部のデュー
    ティ比y、(n−n’)の少なくともひとつと記録線速
    度の関数を導き出せる情報を有することを特徴とする情
    報記録媒体。
  5. 【請求項5】 パワーレベルa、b、c、d、パルス部
    fpの時間幅x、op部の時間幅z、mp部のデューテ
    ィ比y、(n−n’)の少なくともひとつと記録線速度
    の関数が、記録信号振幅mが±5%以内となるように調
    整された関数であることを特徴とする請求項4に記載の
    情報記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005008646A1 (ja) * 2003-06-25 2005-01-27 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 記録可能型光ディスクへのデータ記録装置および方法
US8289827B2 (en) 2003-05-08 2012-10-16 Hitachi, Ltd. Recording medium, optical disk apparatus and writing method

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