JP2001184572A - 光電式分離型感知器 - Google Patents

光電式分離型感知器

Info

Publication number
JP2001184572A
JP2001184572A JP36518199A JP36518199A JP2001184572A JP 2001184572 A JP2001184572 A JP 2001184572A JP 36518199 A JP36518199 A JP 36518199A JP 36518199 A JP36518199 A JP 36518199A JP 2001184572 A JP2001184572 A JP 2001184572A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
frame
nut
hole
straight line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36518199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3811324B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Akiyama
信幸 秋山
Tetsuya Haneda
哲矢 羽田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nittan Co Ltd
Original Assignee
Nittan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nittan Co Ltd filed Critical Nittan Co Ltd
Priority to JP36518199A priority Critical patent/JP3811324B2/ja
Publication of JP2001184572A publication Critical patent/JP2001184572A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3811324B2 publication Critical patent/JP3811324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容易に組み立てられ、スムーズな光軸調整作
業が可能となるように鏡胴が軸支された光電式分離型感
知器を提供することを目的としている。 【解決手段】 光電式分離型感知器100において、鏡
胴22と、鏡胴22を光軸調整のために回転駆動可能で
あるように支持する支持手段とを備え、支持手段は、枠
24と、枠24を支持するアーム25とを含み、鏡胴2
2および枠24それぞれには、バネ41により出没可能
であり、上部40aと上部よりも太い下部40bからな
る突出ボタン40、40が設けられ、枠24には鏡胴2
2の突出ボタン40、40の上部が内接した状態で係合
する係合穴38a,38bが設けられ、アーム25には
枠24の突出ボタン40、40の上部が内接した状態で
係合する係合穴26a,26bが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発光器と受光器
に分離して設置され、火災により発生する煙を検出して
火災を感知する光電式分離型感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】発光器と受光器が分離して設置され、発
光器から発せられた光を受光器が受光することによって
煙の有無を検出し、火災の発生を感知する光電式分離型
感知器が知られている。このような光電式分離型感知器
において、発光器および受光器にはレンズを保持する鏡
胴と鏡胴の光軸を調整するための光軸調整機構が設けら
れている。従来の光電式分離型感知器において一般的に
用いられている光軸調整機構としては、鏡胴やこれを支
持する部材にねじ穴を設け、このねじ穴に調整ネジを螺
合させて、この調整ネジを回動させることによって調節
していた。
【0003】このような調節機構としては、たとえば特
開平4−191998号公報に開示されているものが挙
げられる。図15にはこの公報に開示された感知器の概
略を示した。この公報に開示されている光電式分離型感
知器1では、レンズ2がはめ込まれたレンズ鏡胴3を、
U字型の枠4に対して上下に回転可能に軸支し、さらに
この枠4を回転台5に対して左右に回転可能に軸支して
いる。そして、レンズ鏡胴3と枠4との間および枠4と
回転台5との間を、バネ7の付勢力により互いの間が離
れるようにして調整ネジ8,8で連結している。このよ
うに構成された感知器1においてレンズ鏡胴3を上下あ
るいは左右方向に調整する作業は、各調整ネジ8を回動
させて、バネ7の付勢力に抗して互いの間を狭めるか、
バネ7の付勢力を利用して互いの間を広げるかのいずれ
かによって行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記光
軸調整機構では、調節ねじ8を枠4に形成されたねじ穴
に直接ねじ込む構造となっていることから、光軸調整の
ために調整ネジ8を回動させると、調整ネジ8の軸方向
に対するねじ穴の角度が変わってしまい、これによっ
て、調整ネジ8の回転トルクが大きくなってスムーズな
調整が行えなくなる上に、各部材に歪みを発生させるお
それがあった。また、この光軸調整機構を組み立てるに
は、バネ7を介在させた状態で、調整ネジ8の軸方向を
ねじ穴の長さ方向に正確に合わせながら、調整ネジ8を
枠4のねじ穴にねじ止めしなければならない。バネ7の
付勢力に抗しながらこの組立作業を行うことは容易なこ
とではなかった。
【0005】さらに、調整ネジの回転量に対する鏡胴の
回動量は微量なものとして設定されていることから、鏡
胴の回転は肉眼では分かりにくい。それであるにも拘わ
らず、従来の光電式分離型感知器の光軸調整機構に設け
られていた調整ネジは、その回転方向と鏡胴の回転方向
の関係が明示されておらず、目的とする方向に鏡胴を回
転させるために、調整ネジをどちらの方向に回転させれ
ばよいのか、複数の調整ネジがある場合には、どの調整
ネジを操作すればよいのか判断しにくく、調整に手間取
ることが多かった。特に、光電式分離型感知器は、大型
のスポーツ施設などの高天井の暗所に設置されることが
多く、なおさら調整作業が困難であった。
【0006】さらに、図15で示す従来の煙感知器1に
おいては、レンズ鏡胴3と枠4はピン9,9を介して軸
支され、枠4と回転台5との軸支構造は軸6によって軸
支されている。前述のように、光軸調整はこれらの軸支
構造を利用して回転駆動する構成であるから、これら軸
支構造にがたつきがあったり、回動が滑らかでなかった
りすると、高い精度でスムーズな調整作業を行うことが
できない。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
ので、容易に組み立てられ、各部材が歪むような無理な
力がかかることなく、スムーズにかつ簡単に調整できる
光軸調整機構を備え、また、スムーズな光軸調整作業が
可能となるように軸支される取り付け構造を有する光電
式分離型感知器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の発明は、たとえば図3,
図7,図9に示すように、光を発光する発光手段を有す
る発光器と発光器から発せられた光を受光する受光手段
を有する受光器とを分離して配置し、その間の煙の有無
を検出するものであって、発光器および受光器は、それ
ぞれ、発光手段および受光手段を保持する保持部材(鏡
胴22)と、発光手段および受光手段の光軸を調整する
ために、光軸に直交する第1の直線および光軸と前記第
1の直線に直交する第2の直線とを中心に、回転駆動可
能であるように保持部材を支持する支持手段とを備える
光電式分離型感知器(煙感知器100)において、支持
手段は、保持部材を囲むように設けられる枠体(枠2
4)と、枠体を支持する枠体支持部材(アーム25)と
を含み、保持部材には、前記第1の直線上の対向する2
カ所において、第1の直線に沿った方向に出没可能であ
り略円柱形状を有する第1出没部材(突出ボタン40)
が設けられ、枠体には第1の出没部材が内接した状態で
係合する保持部材用係合穴(係合穴38a、38b)が
設けられ、枠体には、前記第2の直線上の対向する2カ
所において、第2の直線に沿った方向に出没可能であり
略円柱形状を有する第2出没部材(突出ボタン40)が
設けられ、枠体支持部材には第2の出没部材が内接した
状態で係合する枠体用係合穴(係合穴26a,26b)
が設けられ、第1出没部材は、枠体を押圧した状態で保
持部材用係合穴に係合し、第2出没部材は、枠体支持部
材を押圧した状態で枠体用係合穴に係合することを特徴
とする。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、保持部材
は、第1の直線に沿った方向に出没可能である第1出没
部材を保持部材用係合穴に内接係合させた状態で、枠体
に取り付けられ、枠体は、第2の直線に沿った方向に出
没可能である第2出没部材を枠体用係合穴に内接係合さ
せた状態で、枠体用支持部材に取り付けられていること
から、保持部材は第1出没部材を軸として第1の直線を
中心に回転可能となり、さらに枠体が第2出没部材を軸
として回転可能であることから枠体を介して保持部材が
第2の直線を中心に回転可能となる。したがって、従来
の固定されたピンなどにより軸支する構造とは全く異な
り、可動の出没部材を利用して、保持部材を回転可能に
構成している。各出没部材は略円柱形状であることか
ら、ピンなどに固定することに比べて、太い円柱形状の
軸を中心に回転動作することになり、滑らかな回転が可
能となる。しかも各出没部材は枠体や枠体支持部材に対
して押圧した状態で係合する。よって、回転時、保持部
材と枠体との関係において、あるいは枠体と枠体支持部
材との関係において、ずれ等が生じそうになったとして
も、第1および第2出没部材の押圧力により部材同士が
ずれにくく、がたつきがほとんど発生しなくなる。さら
に、従来の光電式分離型感知器とは異なり、保持部材
は、第1の直線上において直接軸支され、また第2の直
線上において枠体を介して軸支されており、結局、直交
する2つの直線上において4カ所で軸支されているの
で、この点においてもがたつきのない強固な軸支構造と
なる。以上のように、がたつきがなく滑らかに回転でき
るので、高い精度で光軸調整作業が可能となる。
【0010】請求項1に記載の発明において、請求項2
に記載の発明のように、第1の出没部材は、保持部材用
係合穴に係合可能である上部と上部よりも太い下部とか
らなり、下部により枠体を押圧し、第2の出没部材は、
枠体用係合穴に係合可能である上部と上部よりも太い下
部とからなり、下部により枠体支持部材を押圧するよう
に構成してもよい。請求項2によれば、請求項1に記載
の発明の効果に加えて、各出没部材について、枠体用係
合穴に係合可能である上部と上部よりも太い下部から構
成することで、各係合穴に対する係合と枠体や枠体支持
部材の押圧という2つの機能を持たせることができる。
【0011】請求項1または2に記載の発明において、
さらに請求項3に記載の発明のように、枠体には、第1
出没部材を保持部材用係合穴に向かってガイドするよう
に窪んでいるガイド溝(39)が設けられていてもよ
い。この場合、より一層、保持部材を枠体に対して簡単
に組み付けることができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれか記載の光電式分離型感知器において、第1出没
部材および第2出没部材はそれぞれコイルバネ(41、
41)により出没可能になっており、保持部材には、第
1の直線上の前記対向する2カ所において、外側に向か
う開口を有しコイルバネを収納する第1収納穴(収納穴
33a,34a)が設けられ、枠体には、第2の直線上
の前記対向する2カ所において、外側に向かう開口を有
しコイルバネを収納する第2収納穴(収納穴35a,3
6a)が設けられ、第1出没部材は、第1収納穴に挿入
したコイルバネを被うように第1収納穴にはめ込まれ、
第2出没部材は、第2収納穴に挿入したコイルバネを被
うように第2収納穴にはめ込まれることを特徴とする。
【0013】請求項4に記載の発明によれば、コイルバ
ネの弾性力を利用して請求項1〜3の構成を容易に実現
できる。また、組み立て時においても、第1収納穴や第
2収納穴にコイルバネを挿入しその上から各出没部材を
被せればよいので、簡単な作業で組み立てることができ
る。さらに、保持部材を枠体に対して、枠体を枠体支持
部材に対して、それぞれ組み付ける際には、出没部材の
頂点を押して少し没した状態とし係合穴に位置を合わせ
た後、外力を外せばコイルバネの付勢力により自然に係
合するので、楽に組み付けることができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の光電式分離型感知器において、第1収納穴と第2収納
穴の底部には、コイルバネを支持するためのバネ支持用
突起(突起33b,34b,35b,36b)が設けら
れていることを特徴とする。
【0015】請求項5に記載の発明によれば、バネ支持
用突起に合わせるようにコイルバネを第1収納穴や第2
収納穴に挿入することで、各穴内においてコイルバネを
直立させることができるので、出没部材を被せやすくな
り、組み立てが容易になる。ここで、バネ支持用突起の
形状は、コイルバネの直径よりも幅の小さい突起であっ
てもよいし、コイルバネ端部のコイル部分を周方向に沿
って外側と内側から挟むように支持するようなものでも
よい。
【0016】請求項6に記載の発明は、請求項4または
5に記載の光電式分離型感知器において、第1収納穴と
第2収納穴の深さとコイルバネの長さはほぼ同じであ
り、第1出没部材と第2出没部材それぞれの下部にはコ
イルバネの頭部が填る凹部(40c)が設けられている
ことを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の発明のような構造とすれ
ば、十分に安定した付勢力が得られる程度にコイルバネ
の長さを確保したとしても、その割には第1収納穴や第
2収納穴から出没部材までの長さがコンパクトなものと
なる。また、第1収納穴と第2収納穴のそれぞれにコイ
ルバネを挿入し、そのバネの上に第1出没部材と第2出
没部材それぞれの下部の凹部を被せると、その下部も各
収納穴に入り込む。各出没部材が各収納穴から完全に突
出した状態であると、組み立て時に保持部材を枠体に取
り付ける際や枠体を枠体支持部材に取り付ける際に、作
業しにくいが、請求項6に記載の発明のように構成すれ
ば、コイルバネの力に抗して無理に出没部材を抑える必
要もなく組み立て作業がしやすい。
【0018】請求項7に記載の発明は、たとえば図11
〜図14に示すように、光を発光する発光手段を有する
発光器と発光器から発せられた光を受光する受光手段を
有する受光器とを分離して配置し、その間の煙の有無を
検出するものであって、発光器および受光器は、それぞ
れ、発光手段および受光手段を保持し、発光手段と受光
手段の光軸に直交する第1の直線を中心に回転可能であ
る保持部材(鏡胴22)と、保持部材を支持し、光軸と
前記第1の直線に直交する第2の直線を中心に回転可能
である支持部材(枠24)と、発光手段および受光手段
の光軸を調整するために、前記第1の直線を中心に保持
部材を回転駆動する第1の調整手段と、前記第2の直線
を中心に支持部材を回転駆動する第2の調整手段とから
なる光軸調整手段(50)とを備える光電式分離型感知
器(煙感知器100)において、第1の調整手段および
第2の調整手段は、いずれも、操作つまみ(55)とネ
ジ(ネジ部56a)が切られた軸部(56)からなるつ
まみ部材(調整ネジ51,52)と、前記軸部にはめ込
まれているばね(調整バネ60,60)と、前記ばねの
先において前記軸部にはめ込まれているワッシャー(6
1,61)と、ワッシャーの先において前記軸部のネジ
に螺合しているナット(丸形ナット62,62)とを含
み、保持部材には、少なくとも前記軸部が挿通でき、か
つ前記ワッシャーが挿通できない開孔(54a)を有す
る第1の開孔部材(上下調節部54)が設けられ、第1
の調整手段は、前記ばねの付勢力によりワッシャーとナ
ットが第1の開孔部材を挟むように取り付けられてな
り、支持部材には、少なくとも前記軸部が挿通でき、か
つ前記ワッシャーが挿通できない開孔(53a)を有す
る第2の開孔部材(左右調節部53)が設けられ、第2
の調整手段は、前記ばねの付勢力によりワッシャーとナ
ットが第2の開孔部材を挟むように取り付けられてなる
ことを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の発明によれば、光軸調整
手段を構成する第1および第2の調整手段において、ば
ねの付勢力でワッシャーとナットにより保持部材の第1
の開孔部材と、支持部材の第2の開孔部材が挟まれた状
態であるので、操作つまみを回転させることによってナ
ットの軸部に対するねじ込み量を変え、つまりナットの
位置を変えると、ナットとワッシャーにより、保持部材
は第1の開孔部材を介して、および支持部材は第2の開
孔部材を介して引っ張られたり押されたりするので、結
局、ナットの動きにともなって回転する。このような構
成によれば、操作つまみの回転量に対する、保持部材や
支持部材の回転量の関係はほぼ一定であり、スムーズに
高い精度で保持部材に保持された発光手段や受光手段の
光軸調整を行うことができる。
【0020】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の光電式分離型感知器において、第1の開孔部材と第2
の開孔部材のそれぞれには、ナットを接した状態で収納
するナット収納部(57,58)が設けられ、前記ナッ
トは、断面円弧状の曲線からなる曲面を有し、この曲面
を軸部が貫通するように軸部に螺合しており、保持部材
および支持部材それぞれの回転にともない前記曲面のナ
ット収納部に対する接触位置が変化するように、ナット
収納部に収納されることを特徴とする。
【0021】請求項8に記載の発明によれば、調整作業
における保持部材および支持部材それぞれの回転によっ
て、つまみ部材の軸部に対する第1の開孔部材や第2の
開孔部材の各ナット収納部に対する角度が変化しても、
保持部材および支持部材それぞれの回転にともないナッ
ト収納部に対するナットの曲面の接触位置が変化するだ
けであり、保持部材や支持部材あるいはつまみ部材等に
無理な力がかかることはなく、各部材が歪むことはな
い。しかも、曲面であることから、接触面積は一定であ
り、第1、第2の開孔部材に対してナットから加わる力
もあまり変わらず、この点においても一定の状態で光軸
調整を行うことができる。
【0022】請求項8に記載の光電式分離型感知器にお
いて、ナットの形状は、たとえば、球、断面半円形状の
円柱等が挙げられるが、請求項9に記載の発明のよう
に、円柱形状を有する丸形ナットであってもよい。
【0023】請求項10に記載の発明は、請求項8また
は9に記載の光電式分離型感知器において、第1の開孔
部材および第2の開孔部材に形成された開孔は、操作つ
まみ側からナットが挿通可能な形状に形成され、ナット
収納部は、開孔に連続し、開孔を挿通したナットを挿通
方向に直交する面内において所定の角度回転させた向き
で収納可能であることを特徴とする。
【0024】請求項10に記載の発明によれば、操作つ
まみに螺合した状態のナットを開孔に挿通し、所定の角
度回転させた後に、ナット収納部に収納させることがで
きるので、軸部を開孔部材に通した後ナットを操作つま
みとは逆側から螺合させるといった面倒な作業を要さ
ず、ワッシャーやナットをはめ込んだ状態のつまみ部材
を回転させれば、ナット収納部に収納させることが可能
であり、非常に容易に組み立てることができる。
【0025】請求項11に記載の発明は、たとえば、図
11に示すように、光を発光する発光手段を有する発光
器と発光器から発せられた光を受光する受光手段を有す
る受光器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出
するものであって、発光器および受光器は、それぞれ、
発光手段および受光手段を保持する保持部材(鏡胴2
2)と、操作つまみを有し、この操作つまみ(55)を
操作することで発光手段および受光手段の光軸を調整す
るため保持部材を所定の方向に駆動するつまみ部材(調
整ネジ51,52)とを備える光電式分離型感知器(煙
感知器100)において、発光器および受光器いずれで
あっても、操作つまみには、操作つまみの調整方法と、
この調整方法によって操作つまみを操作した場合におけ
る操作つまみの動作方向と保持部材の駆動される方向と
の対応関係が表示された表示部(55c)が設けられて
いることを特徴とする。
【0026】請求項11に記載の発明によれば、操作つ
まみの調整方法と、この調整方法によって操作つまみを
操作した場合における操作つまみの動作方向と保持部材
の駆動される方向との対応関係が表示された表示部が設
けられていることから、表示部を見れば、どのような方
法で調整すればよいかということや、保持部材がどうい
う方向に駆動されるのかということがすぐに分かる。こ
こで、操作つまみの調整方法としては、たとえば、操作
つまみを、回転する方法や前後左右方向へ直線的に移動
させる方法が挙げられる。操作つまみを操作した場合に
おける操作つまみの動作方向と保持部材の駆動される方
向との対応関係とは、たとえば、調整方法が回転である
場合に、操作つまみを右に回転すると保持部材の光軸が
作業者に対して右側に移動あるいは回転するといった内
容や、調整方法が直線移動である場合に、操作つまみを
左に移動させると保持部材の光軸が作業者に対して左に
移動あるいは回転するといったことである。この表示部
は、操作つまみに直接彫ったり特殊インクで印字して設
けてもよいし、銘板やシールを貼ってもよい。
【0027】請求項11に記載の光電式分離型感知器に
おいて、請求項12に記載の発明のように、表示部は、
発光材料を含んでいてもよい。請求項12に記載の発明
によれば、表示部は発光材料を含んでいるので、大型施
設の高天井等の暗所に設置する場合にも目視しやすい。
ここで、発光材料としては、蛍光材料、蛍光材料以外の
無機物からなる夜光材料が挙げられ、「含む」とは、発
光材料が塗布された状態でもよいし、発光材料からなる
銘板やシールであってもよい。
【0028】請求項13に記載の発明は、請求項11ま
たは12のいずれかに記載の光電式分離型感知器におい
て、表示部は、その周縁部(55a)よりも落ち込んだ
凹面(55b)に形成されていることを特徴とする。
【0029】請求項13に記載の発明によれば、表示部
はその周縁部よりも落ち込んだ凹面に形成されているこ
とから、調整作業時に操作つまみに触れても、表示部に
はあまり触れることがないので、表示部の文字等が摩滅
したり、銘板やシールが剥がれるといったことが生じに
くく、長期間使用できる。また、表示部を銘板やシール
によって形成した場合、製造時において、周縁部と凹面
との間に段差があることで貼る際の位置決めがしやす
い。
【0030】請求項14に記載の発明は、請求項11〜
13のいずれかに記載の光電式分離型感知器において、
表示部に表示された操作つまみの動作方向と保持部材の
駆動される方向は一致していることを特徴とする。
【0031】請求項14に記載の発明によれば、請求項
11〜13の発明の効果に加えて、作業者は感覚的に違
和感なく調整作業を行うことができる。たとえば、操作
つまみを、回転する方法や前後左右方向への直線的に移
動させる方法によって操作した場合、操作つまみを右に
回転すると保持部材の光軸が作業者に対して右側に回転
するといったことや、調整方法が直線移動である場合
に、操作つまみを左に移動させると保持部材の光軸が作
業者に対して左に移動するといったことである。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に
係る光電式分離型感知器の一例としての煙感知器100
の外観を示すものである。光電式分離型感知器は、光を
発光する発光器と発光器から発せられた光を受光する受
光器からなるが、本発明に係る構成については発光器お
よび受光器のいずれであってもほぼ同様であることか
ら、本実施の形態では、煙感知器100は発光器および
受光器のいずれであってもよいとして以下の説明を行
う。
【0033】煙感知器100は、図1(b)に示すよう
に、外観上前カバー10と本体ケース11とからなる。
前カバー10の上端部には、図2に示すようにリンク1
4が設けられ、一方、本体ケース11の上端部には図示
しない軸が設けられており、前カバー10は、リンク1
4が前記軸に係合することによって、本体ケース11に
対し回動可能に取り付けられている。さらに、前カバー
10の下端部に設けられている係止部15が本体ケース
11の図示しない爪に係止することによって、前カバー
10と本体ケース11は図1(b)に示すように固定さ
れている。そして、前カバー10は、図1(b)の状態
で本体ケース11内部を保護し、かつ、図2のように回
動することによって、本体ケース11内部を露出させ
る。
【0034】前カバー10には、図1(a)に示すよう
に窓12が設けられ、該窓12を通して光が発光または
受光されるようになっている。さらに、前カバー10の
窓12の下方には作動表示灯13が設けられ、煙感知器
100の火災感知動作時、点灯あるいは点滅するように
なっている。本体ケース11の内部には、発光機能また
は受光機能を有する本体20が取り付けられている。
【0035】図3は、本体20の断面図である。本体2
0は、回路収納部21、レンズ23が取り付けられた鏡
胴22、鏡胴22を側面から支持する枠24、回路収納
部21に取り付けられ枠24を上下方向から支持するア
ーム25、および光軸調整手段50等からなる。回路収
納部21は、本体20の下部に設けられ、図3の上方向
から見た場合にほぼ正方形状に形成された箱体である。
回路収納部21には、後述の光学部28と接続された図
示しない回路基板や接続端子が設けられており、回路収
納部21は、光学部28からの発光を制御したり、光学
部28が受光したときに発生する受光信号に基づいて火
災信号を出力したりするものである。
【0036】本発明の枠体支持部材であるアーム25
は、図3に示すように断面視略コの字状に形成されてお
り、上部25a、背部25b、下部25cからなる。下
部25cは上下方向から見た場合に、前記回路収納部2
1の正方形状とほぼ同じ大きさ・形状を有する平板に形
成され、背部25bおよび上部25aは細長い棒状に形
成されている。また、図9あるいは図11に示すように
下部25cの端部からは、後述する調整ネジ51の軸部
56がはめ込まれる軸部用穴25eが形成された軸部保
持部25dが、上方向に延出している。また、アーム2
5の上部25aと下部25cのそれぞれには、枠24に
はめ込まれた突出ピン40,40を係合させるための係
合穴(枠体用係合穴)26a、26bが同じ形状・大き
さで形成されている。これら係合穴26a,26bは、
それぞれの中心を結ぶ直線(第2の直線)がレンズ23
の光軸に対して直交するように設けられている。背部2
5bには、アーム25を本体ケース11に取り付けるた
めのねじ穴(図示略)が形成されている。また、アーム
25の下部25cには、回路収納部21の上面がねじ等
により固定して取り付けられている。
【0037】鏡胴22は、図3、図4に示すように、略
円筒形状に形成され、内部にレンズ23を保持するもの
で、本発明の保持部材である。鏡胴22の後部の開口に
は、回路収納部21の前記回路基板にリード線29を介
して接続される送受光用回路基板27が取り付けられて
おり、この回路基板27に図示しない発光素子または受
光素子を含む光学部28が設けられている。そして、煙
感知器100においては、煙感知器100が発光器であ
れば発光素子から発せられた光がレンズ23を通って前
方に出射され、受光器であれば発光器から発せられレン
ズ23を通過して入射した光を受光素子によって受光す
るようになっている。
【0038】また、鏡胴22の上部には、光軸調整手段
50によって光軸調整する際に光軸確認を行うためのの
ぞき穴30、30、鏡用差込穴31、31、採光穴3
2,32が左右一対ずつ設けられ、鏡用差込穴31,3
1のそれぞれに鏡31a,31aが差し込まれる。そし
て、採光穴32,32、鏡30a,30a、のぞき穴3
0,30の角度の関係から、煙感知器100の前方から
たとえば左の採光穴32を介して光が入ると、その後方
の鏡31aによって反射し、右側ののぞき穴30から出
射するようになっている。光軸調整作業を行う作業者は
右ののぞき穴30をのぞいて目的とする光が目に入るよ
うに光軸の調整を行うようになっている。
【0039】鏡胴22の両側部には、図4、図6に示す
ように、鏡胴22を枠24に固定するために、外側に向
けて環状に突出した鏡胴固定部33,34が設けられて
いる。さらに、鏡胴22には、後述する調整ネジ52に
通された丸形ナット62を取り付ける上下調節部54が
設けられている。鏡胴固定部33,34および上下調節
部54についてはそれぞれ別途後述する。
【0040】枠(枠体)24は、図7に示すように正面
から見て矩形状に形成されており、左下端部は図5に示
すように前方に突出し、その突出した先端に、後述する
調整ネジ52が通される軸部用穴24bが形成された軸
部保持部24aが設けられている。図5、図7に示すよ
うに、枠24の上端部には枠固定部35が、また下端部
には枠固定部36が設けられている。これら枠固定部3
5、36は、前記係合穴26a,26bに対応する位置
に設けられる。
【0041】さらに、枠24両側部の中央には、鏡胴2
2を固定するための係合穴(保持部材用係合穴)38
a,38bが同じ形状・大きさで形成されている。係合
穴38a、38bは、図7に示すように、外側の径より
も内側の径がより大きく形成され、この間に段24cが
形成され、外側の直径はアーム25の係合穴26a,2
6bとほぼ同じ直径である。加えて、枠24の内側に
は、図5に示すように、鏡胴22を枠24に固定する際
にガイドとなる、後方から係合穴38a,38bに向か
うように形成された浅い溝であるガイド溝39(一方の
み図示)が形成されている。なお、係合穴38a,38
bは、互いの中心を結ぶ直線(第1の直線)が、レンズ
23の光軸と前記第2の直線に対して、直交するように
設けられている。さらに、枠24の右下部内側には、後
述する調整ネジ51に通された丸形ナット62を取り付
ける左右調節部53が設けられている。
【0042】次に、図5〜図9に基づいて、鏡胴22、
枠24、アーム25間の取り付け構造について説明す
る。前述のように、鏡胴22には両外側に環状に突出す
る鏡胴固定部33,34が設けられている。図6に鏡胴
固定部33の構造を示した。図6に示すように鏡胴固定
部33は円筒形状に形成され、内部にコイルバネ41を
納めるための収納穴(第1収納穴)33aが設けられて
いる。収納穴33aは、安定した付勢力が得られるよう
なコイルバネ41の長さが得られ、かつ、ほぼコイルバ
ネ41が納まるように、ある程度の深さに形成される。
ここで安定した付勢力が得られるようなコイルバネ41
の長さとは、たとえば、前記レンズ23が直径3〜4c
m程度であるとした場合に、コイルバネ41は直径0.
5cm、長さ1cm程度がよい。また、収納穴33aの
底部には、コイルバネ41の直径よりも小さい直径を有
する環状の小さな突起(バネ支持用突起)33bが形成
されている。
【0043】一方、平面視円形である突出ボタン40
は、上部40aと下部40bからなる第1出没部材であ
り、上部40aよりも下部40bの直径が大きく、両者
の間に段40eが形成されている。上部40aの直径
は、前記係合穴38aの外側の部分に対してぶれないよ
うに係合する大きさに形成されている。下部40bの外
径は前記収納穴33aに嵌合でき、また、係合穴38a
の内側に填る大きさに形成され、さらに、下部40bに
は凹部40cが形成されている。また、上部40aに
は、係合穴38aに係合しやすいように、環状に面取り
が施された面取り部40dが形成されている。
【0044】鏡胴固定部34についても、鏡胴固定部3
3と全く同様に収納穴(第1収納穴)34a、突起(バ
ネ支持用突起)34bが形成され、この収納穴に突出ボ
タン(第1出没部材)40、コイルバネ41がはめ込ま
れるようになっている。
【0045】鏡胴22を枠24に固定する際には、ま
ず、突起33bに合わせて収納穴33aにコイルバネ4
1を挿入し、その上に凹部40b内にコイルバネ41が
納まるように突出ボタン40をかぶせる。このとき、突
出ボタン40は、コイルバネ41に支持され、少なくと
も下部40bの一部が収納穴33aに入り込み、それよ
り上部は収納部33aから突出した状態である。次に鏡
胴22を枠24の後方から枠24の内側に合わせて、ガ
イド溝39に突出した状態の突出ボタン40をコイルバ
ネ41の付勢力に抗して押し当て、ガイド溝39に従っ
て鏡胴22を押すと、前記係合穴28に達したところで
突出ボタン40はコイルバネ41の付勢力により係合穴
28に填り込み、図7の状態になる。鏡胴固定部34に
ついても、全く同様である。図7のとき、鏡胴固定部3
3,34では、各突出ボタン40の段40eが、コイル
バネ41の付勢力により、枠24の段24cを押圧した
状態となっている。また、各突出ボタン40の上部40
aは係合穴38a、38bに対して回転自在である。よ
って、鏡胴22は、両側の突出ボタン40を軸にして図
7における上下方向に回動可能に軸支された状態とな
る。
【0046】枠24をアーム25に取り付ける際も、枠
固定部35および枠固定部36において、突出ボタン4
0およびコイルバネ41を用い、鏡胴22を枠24に固
定する構造と同様に取り付ける。枠24の枠固定部3
5,36についても、図5に示すように、前記鏡胴固定
部33、34と全く同様の形状・大きさを有する、収納
穴(第2収納穴)35a、36a、突起(バネ支持用突
起)35b、36bが設けられている。これら収納穴3
5a、36aのそれぞれにコイルバネ41、突出ボタン
(第2出没部材)40がはめ込まれるようになってい
る。
【0047】図8および図9には、枠24をアーム25
に取り付ける様子について、一部断面図で示した。枠2
4をアーム25に固定する際に、枠固定部36において
は、突起36bに合わせて収納穴36aにコイルバネ4
1を挿入し、突出ボタン40をかぶせる。次に突出ボタ
ン40をアーム25の下部25cに押し当てた状態で枠
24を移動させると、突出ボタン40は前記係合穴26
bに達したところでコイルバネ41の付勢力により係合
穴26bに填り込み、図9の状態になる。枠固定部35
においても、同様に収納穴35a内にコイルバネ41、
突出ボタン40をはめ込んだ状態で、アーム25の上部
25aの下方に突出ボタン40を差し込んで、係合穴2
6aに達すると、突出ボタン40は、コイルバネ41の
付勢力により係合穴26aに填り込む。
【0048】図9のとき、各突出ボタン40の段40e
が、コイルバネ41の付勢力により、アーム25の係合
穴26a、26bの周囲の裏面を押圧した状態となって
いる。また、各突出ボタン40の上部40aは係合穴2
6a、26bに対して回転自在である。よって、枠24
は、上下の突出ボタン40を軸にしてアーム25に対し
て図9において左右方向に回動可能に軸支された状態と
なる。
【0049】次に鏡胴22の光軸調整手段50について
説明する。光軸調整手段50は、調整ネジ51,52、
枠24に設けられた左右調節部53、および鏡胴22に
設けられた上下調節部54等からなる。図10には調整
ネジ51を示した。なお、調整ネジ52も、調整ネジ5
1と全く同様に構成されることから、以下では調整ネジ
51,52の各部の符号は同符号を付して説明する。
【0050】調整ネジ51は操作つまみ55と軸部56
とからなる本発明のつまみ部材である。操作つまみ55
は、円板状であり、回転操作しやすいように周縁部55
aに沿ってローレット加工され一様に細かい切り込みが
入っている。また、操作つまみ55の前面には、その周
縁部55aよりもわずかに内側に落ち込んだ凹面55b
が形成されている。
【0051】この凹面55bの前面には、図11(a)
に示すように、操作つまみ55の調整方法と、この調整
方法によって操作つまみ55を操作した場合における操
作つまみ55の動作方向と鏡胴22の駆動される方向と
の対応関係が表示された表示部55cが設けられてい
る。すなわち、調整ネジ51の表示部55cには、操作
つまみ55を右に回転させると鏡胴22が右に向き、左
に回転させると鏡胴22が左に向くことが表示されてい
る。一方、調整ネジ52の表示部55cには、操作つま
み55を右に回転させると鏡胴22が下に向き、左に回
転させることにより上を向くことが表示されている。図
11(a)で示す各矢印や「左、右、上、下」の文字
は、蛍光染料を含有した銘板に形成され、該銘板を調整
ネジ51,52に貼ることで表示部55cとなる。図1
0(b)に示すように、軸部56の一部にはねじが切ら
れネジ部56aとなっている。ネジ部56aは、図示す
るように軸部56の一部のみでよく、鏡胴22を回動さ
せるために足りる長さで十分である。ネジ部56aの先
には、さらに周方向に沿って切り込み56bが形成され
ている。
【0052】調整ネジ51,52は、図11、図13、
および図14に示すように、操作つまみ55に近い方か
ら順に、調整バネ60、ワッシャー61をはめ、ネジ部
56aには丸形ナット62を螺合させ、切り込み56b
にEリング63をはめ合わされた状態で、左右調節部5
3、上下調節部54に対して取り付けられる。ここで、
ワッシャー61は調整ネジ51の軸部56を容易に通り
抜けることができる穴を有するリング状の平板であっ
て、後述する開孔53aを通ることはできない大きさで
ある。丸形ナット62は、円柱形状であって、周面を貫
く貫通孔が形成されその貫通孔内にネジ部56aに螺合
するねじが切られているものである。Eリング63は、
丸形ナットのはずれ防止のため設けられている。なお、
調整ネジ51、52の各ネジ部56aは、調整ネジ5
1、52を図11(a)の右方向に回すと丸形ナット6
2が外れるような方向にねじが切られている。
【0053】前述のように、枠24には左右調節部(第
2の開孔部材)53が設けられている。図12(a)に
は、該左右調節部53を裏側から見た状態を示した。左
右調節部53は、裏(背面側)から見ると図12(a)
に示すように、2つの長方形を組み合わせたような8角
形の開孔53aを有している。この開孔53aは、図7
に示すように前から見ると横方向に長い矩形状に形成さ
れ、つまり、開孔53aの前側の上下端部は塞がれてい
て、丸形ナット62が当接するための受け板53b、5
3cとなっている。ここでは、開孔53aを前方から見
たときの矩形状の開孔を開孔53aaとする。開孔53
aaは丸形ナット62が通り抜けることができる大きさ
である。図12(a)において仮想線で示される開孔5
3a右側の矩形状の領域は、丸形ナット62がほぼ隙間
なく接した状態で納められる大きさ・形状であり、受け
板53b、53cも含めて、丸形ナット62を納めるこ
とができるナット収納部57を形成している。
【0054】調整ネジ51をこの左右調節部53におい
て枠24に取り付ける方法を図13に基づいて説明す
る。図13(a)に示すように、アーム25の軸部用穴
25eに通した状態の調整ネジ51の先に調整バネ6
0,ワッシャー61,丸形ナット62、Eリング63を
はめ込み、開孔53aa側から挿入していく。このとき
丸形ナット62は開孔53aaの形状に合わせて横方向
に長くなる向きに保つ。そのまま、同図(b)に示すよ
うにワッシャー61が開孔53aaの周囲の部分に当接
するまで挿入する。ワッシャー61が開孔53aaの周
囲に当接すると、調整バネ60はワッシャー61と軸部
保持部25dとの間で圧縮され、言い換えれば常にワッ
シャー61をナット側に押し、調整ネジ51の軸部56
を操作つまみ55側に引っ張っている状態である。
【0055】さらに同図(c)に示すように、左右調節
部53の裏側の開孔53aを丸形ナット62が通り過ぎ
たところで、調整ネジ51を90度回転させ、丸形ナッ
ト62の向きを同図(d)に示すように縦向きにする。
そのまま、調整ネジ51を支持する手を離すと、調整バ
ネ60の付勢力によりワッシャー61と丸形ナット62
間が狭まるため、すなわち、丸形ナット62がナット収
納部57に納まる。
【0056】一旦、ナット収納部57に納められた丸形
ナット62は開孔53aを画成する壁に囲まれ、しかも
調整バネ60の付勢力により受け板53b、53cに常
に押し当てられた状態であるので、ナット収納部57か
ら容易に外れることはない。また、バネ60により丸形
ナット62が受け板53b、53cに押し当てられた状
態ということは、常に丸形ナット62とワッシャー61
により受け板53b、53cが強固に挟まれていること
になる。
【0057】鏡胴22の左右方向の向きは、調整ネジ5
1を回転させて左右調節部53に取り付けられた丸形ナ
ット62のねじ込み量を調節することにより行われる。
調整ネジ51を右に回転すると、丸形ナット62は軸部
56aの先端方向に向かい、調整ネジ51の操作つまみ
55とナット62間の距離が長くなり、調整バネ60の
付勢力に応じてワッシャー61を介して左右調節部53
が後方に押される。枠24は、その枠固定部35,36
において突出ボタン40を介してアーム25に軸支され
ていることから、枠固定部35,36に係合する突出ボ
タン40を軸にして左回りに回転し、鏡胴22もともに
回転し、すなわち、鏡胴22は、煙感知器100を正面
から見た場合に右側に向く。
【0058】調整ネジ51を左に回転すると、丸形ナッ
ト62は調整ネジ51の操作つまみ55側に向かい、調
整バネ60の付勢力に抗して操作つまみ55とナット6
2間の距離が短くなり、ワッシャー61を介して左右調
節部53が前方に引き寄せられる。枠24は、鏡胴22
とともに右回りに回転し、すなわち、鏡胴22は、煙感
知器100を正面から見た場合に左側に向く。
【0059】一方、鏡胴22には上下調節部(第1の開
孔部材)54が設けられている。上下調節部54は、裏
から見ると図12(b)に示すように、凸字形状の8角
形の開孔54aを有している。この開孔54aは、前か
ら見ると図6に示すように縦方向に長い矩形状に形成さ
れ、つまり、開孔54aの前側の左右端部は塞がれてい
て、丸形ナット62が当接するための受け板54b、5
4cとなっている。ここでは、開孔54aを前方から見
た場合の矩形状の開孔を開孔54aaとする。開孔54
aaは、丸形ナット62が容易に通過できる大きさであ
る。また、図12(b)において仮想線で示される開孔
54a下側の矩形状の領域は、丸形ナット62が接した
状態で納められる大きさ・形状であり、受け板54b、
54cも含めて、丸形ナット62を納めることができる
ナット収納部58になっている。
【0060】調整ネジ52をこの上下調節部54に取り
付ける方法は、前記同様であり、図14に基づいて説明
する。図14(a)に示すように、枠24の軸部用穴2
4bに通された状態の調整ネジ52の先に、調整バネ6
0,ワッシャー61,丸形ナット62、Eリング63を
はめ込み、開孔54aa側から挿入していく。このとき
丸形ナット62は開孔54aaの形状に合わせて縦方向
に長くなる向きに保つ。そのまま、同図(b)に示すよ
うにワッシャー61が開孔54aaの周囲の部分に当接
し、さらに同図(c)に示すように、上下調節部54の
裏側の開孔54aを丸形ナット62が通り過ぎるまで挿
入し、調整ネジ52を90度回転させ、丸形ナット62
の向きを同図(d)に示すように横向きにする。そのま
ま、調整ネジ52を支持する手を離すと、調整バネ60
の付勢力によりワッシャー61と丸形ナット62間が狭
まるため、すなわち、丸形ナット62がナット収納部5
8に納まる。
【0061】一旦、ナット収納部58に納められた丸形
ナット62は開孔54aを画成する壁に囲まれ、しかも
調整バネ60の付勢力により受け板54b、54cに常
に押し当てられた状態であるので、ナット収納部58か
ら容易に外れることはない。また、バネ60により丸形
ナット62が受け板54b、54cに押し当てられた状
態ということは、常に丸形ナット62とワッシャー61
により受け板54b、54cが強固に挟まれていること
になる。
【0062】鏡胴22の上下方向の角度は、調整ネジ5
2を回転させて上下調節部54に取り付けられた丸形ナ
ット62のねじ込み量を調節することにより行われる。
調整ネジ52を右に回転すると、操作つまみ55と丸形
ナット62間の距離が長くなり、調整バネ60の付勢力
によりワッシャー61を介して上下調節部54が後方に
押される。鏡胴22は、鏡胴固定部33,34にはめ込
まれた突出ボタン40を軸にして下方に回転する。調整
ネジ52を左に回転すると、調整ネジ51の先端とナッ
ト62間の距離が短くなり、調整バネ60の付勢力に抗
してワッシャー61を介して上下調節部54が前方に引
き寄せられる。その結果、鏡胴22は上方に回転する。
【0063】以上の煙感知器100によれば、鏡胴22
は、枠24に対して、鏡胴固定部33,34において、
突出ボタン40、コイルバネ41により上下方向に回転
可能な状態で軸支されている。また、枠24は、アーム
25に対して、枠固定部35,36において、突出ボタ
ン40,コイルバネ41により左右方向に回転可能な状
態で軸支されている。これらの軸支構造においては、突
出ボタン40の環状の段40eが、常にコイルバネ41
の付勢力によりほぼ一定の力で枠24あるいはアーム2
5を押圧した状態であるので、ピンで軸支する構造など
に比較して、飛躍的に、がたつきがなく、滑らかな回動
を実現でき、高い精度で光軸調整作業が可能となる。さ
らに、従来の光電式分離型感知器とは異なり、鏡胴22
は、第1の直線上において直接軸支され、また第2の直
線上において枠24を介して軸支されており、結局、直
交する2つの直線上において4カ所で軸支されているの
で、この点においてもがたつきのない強固な軸支構造と
なる。
【0064】また、コイルバネ41が納められる4つの
収納穴33a、34a、35a、36aをある程度の深
さに形成し、コイルバネ41をそれら収納穴にほぼ納ま
る長さとし、さらに突出ボタン40の下部40bを各収
納穴に納まる大きさに形成し、その裏側に凹部40cを
形成しこの凹部40cによりコイルバネ41の頭部を被
うようにしたことから、十分に安定した付勢力が得られ
る程度にコイルバネ41の長さを確保できる上に、その
割には各収納穴から突出ボタン40までの長さがコンパ
クトなものとなる。
【0065】また、このような構造であれば、収納穴3
3a、34a、35a、36aにおける組み立て作業
も、各収納穴にコイルバネ41を落とし込みそのコイル
バネ41の上に突出ボタン41を被せるだけで、コイル
バネ41も突出ボタン40の下部40bも収納穴内に入
り込むので、組み立て作業が容易になる。しかも、4つ
の収納穴33a、34a、35a、36aの底部には突
起33b、34b、35b、36bが設けられているこ
とから、コイルバネ41をこれら突起に合わせることに
よって各収納穴内においてコイルバネ41を直立させる
ことができるので、より一層組み立てが容易になる。
【0066】また、枠24をアーム25に対して組み付
ける際にも、上下の突出ボタン40の下部40bは収納
穴35a,36aに入り込んでいることから、突出ボタ
ン40を軽く押さえた状態で枠24をアーム25の上部
25a下に入れ込み、その後枠24をアーム25に形成
された係合穴26a,26bにまで移動させると、上下
のコイルバネ41の付勢力により自動的に突出ボタン4
0、40が係合穴26a,26bに係合する。鏡胴22
を枠24に対して組み付ける際には、鏡胴22両外側の
突出ボタン40を軽く押さえるようにして、枠24の各
ガイド溝39にはめ合わせ、ガイド溝39に沿って係合
穴38a,38bにまで各突出ボタン40を移動させる
と、左右のコイルバネ41の付勢力により自動的に突出
ボタン40、40が係合穴38a,38bに係合する。
したがって、どちらの組み付け作業の際にも、ねじ等に
より固定することに比べて、格段に楽に組み付けること
ができる。特に鏡胴22と枠24間については、ガイド
溝39の存在により、より一層容易に組み付けることが
できる。また、突出ボタン40の上部40aには、面取
り部40dが形成され、各係合穴に填り込みやすいよう
になっている。
【0067】以上のように、煙感知器100における、
鏡胴22と枠24間および枠24とアーム25間の軸支
構造は、突出ボタン40とコイルバネ41を利用するこ
とにより、組み立てが非常に容易でありながら、光軸調
整作業に要求される精度や作業性を十分に満たすほど
に、安定して滑らかな回転動作を実現するものである。
【0068】また、光軸調整手段50によれば、調整バ
ネ60の付勢力によりワッシャー61と丸形ナット62
が、受け板53c、53c、あるいは受け板54b、5
4cを常に挟み込んだ状態であるので、調整ネジ51、
52を回転することによって丸形ナット62のネジ部5
6aに対するねじ込み量が変わるにともない、枠24や
鏡胴22も常に丸形ナット62と共に回転移動するの
で、調整ネジ51,52の回転量に対する鏡胴22や枠
24の回転量との関係にずれが生じることなく、スムー
ズに高い精度で鏡胴22の光軸の調整することができ
る。しかも、丸形ナット62が円柱形状であることか
ら、鏡胴22や枠24との接触面積は一定であり、鏡胴
22や枠24に対して加わる力もあまり変わらず、その
点においても一定の状態で光軸調整を行うことができ
る。
【0069】また、調整作業にともなって、調整ネジ5
1,52の軸部56に対する枠24や鏡胴22の角度が
変化しても、丸形ナット62が円柱形状であることか
ら、左右方向の回転時には丸形ナット62の曲面のナッ
ト収納部57に対する当接位置が変わるだけであり、ま
た、上下方向の回転時には丸形ナット62の曲面のナッ
ト収納部58に対する当接位置が変わるだけなので、枠
24や鏡胴22に無理な力がかかることはなく、各部材
が歪むこともない。
【0070】加えて、左右調節部53や上下調節部54
に、2つの直方体を組み合わせたような形状で、受け板
53b、53c、54b、54cを有する開孔53a、
54aを設けたことから、調整ネジ51,52に螺合し
た状態の円形ナット62を開孔53a、54aに差し込
み、調整ネジ51,52を回転させるだけで、調整バネ
60の付勢力を利用して、ナット収納部57,58に円
形ナット62を収納させることができるので、非常に容
易に組み立てることができる。
【0071】光軸調整手段50において、調整ネジ5
1,52には、図11(a)に示すように、矢印ととも
に「左、右、上、下」が示された表示部55cが設けら
れていることから、それぞれの調整ネジ51,52が、
鏡胴22の左右方向および上下方向のいずれの調整に対
応したものであるかということや、調整ネジ51,52
それぞれをどちらの方向に回転させれば鏡胴22がいず
れの方向に回転するかということがすぐに分かる。した
がって、調整ネジ51,52、あるいは回転方向の選択
の判断に戸惑うことなく、容易に光軸調整作業を行うこ
とができる。
【0072】また、表示部55cは、蛍光塗料を含有し
た銘板からなるので、大型のスポーツ施設の高天井等の
暗所に設置する場合にも目視しやすい。さらに、表示部
55cは周縁部55aよりも落ち込んでいる凹面55b
に設けられていることから、調整作業時につまみに触れ
ても、凹面55bにあまり触れることがなく、シールを
剥がしてしまったり文字や矢印を摩滅させてしまうとい
ったことが生じにくく、長い期間の使用に適している。
また、凹面であると銘板を貼る際にも位置決めしやす
い。また、調整ネジ51については、操作つまみ55を
右に回転させると鏡胴22も右を向き、左に回転させる
と鏡胴22も左に向くことから、作業者は感覚的に違和
感なく調整作業を行うことができ、この点においても、
作業が容易になる。
【0073】なお、本発明の光電式分離型感知器は、上
記実施の形態に限らず、具体的な構造や形状等において
適宜変更可能である。たとえば、煙感知器100では、
調整ネジ51と鏡胴22の回転方向を感覚的に一致させ
たが、さらに、調整ネジ52の代わりに鏡胴22の側部
に上下方向調整用の調整ネジを設け、この調整ネジと鏡
胴の上下方向における回転方向が感覚的に一致するよう
に構成してもよい。また、鏡胴と枠体の軸支構造、枠体
とアームの軸支構造のそれぞれを構成する突出ボタン、
バネ、収納穴、および係合穴について、全て同じ部材を
用いたが、一方の軸支構造に対して他の軸支構造につい
て、異なる大きさ、形状のものにしても良い。ただし、
本実施の形態のように同じ部材である方がコストを低く
抑えることができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、保持部
材は、第1の直線に沿った方向に出没可能である第1出
没部材を保持部材用係合穴に内接係合させた状態で、枠
体に取り付けられ、枠体は、第2の直線に沿った方向に
出没可能である第2出没部材を枠体用係合穴に内接係合
させた状態で、枠体用支持部材に取り付けられているこ
とから、保持部材は第1出没部材を軸として第1の直線
を中心に回転可能となり、さらに枠体が第2出没部材を
軸として回転可能であることから枠体を介して保持部材
が第2の直線を中心に回転可能となる。したがって、従
来の固定されたピンなどにより軸支する構造とは全く異
なり、可動の出没部材を利用して、保持部材を回転可能
に構成している。各出没部材は略円柱形状であることか
ら、ピンなどに固定することに比べて、太い円柱形状の
軸を中心に回転動作することになり、滑らかな回転が可
能となる。しかも各出没部材は枠体や枠体支持部材に対
して押圧した状態で係合する。よって、回転時、保持部
材と枠体との関係において、あるいは枠体と枠体支持部
材との関係において、ずれ等が生じそうになったとして
も、第1および第2出没部材の押圧力により部材同士が
ずれにくく、がたつきがほとんど発生しなくなる。さら
に、従来の光電式分離型感知器とは異なり、保持部材
は、第1の直線上において直接軸支され、また第2の直
線上において枠体を介して軸支されており、結局、直交
する2つの直線上において4カ所で軸支されているの
で、この点においてもがたつきのない強固な軸支構造と
なる。以上のように、がたつきがなく滑らかに回転でき
るので、高い精度で光軸調整作業が可能となる。
【0075】請求項2によれば、請求項1に記載の発明
の効果に加えて、各出没部材について、枠体用係合穴に
係合可能である上部と上部よりも太い下部から構成する
ことで、各係合穴に対する係合と枠体や枠体支持部材の
押圧という2つの機能を持たせることができる。請求項
3に記載の発明によれば、より一層、保持部材を枠体に
対して簡単に組み付けることができる。
【0076】請求項4に記載の発明によれば、コイルバ
ネの弾性力を利用して請求項1〜3の構成を容易に実現
できる。また、組み立て時においても、第1収納穴や第
2収納穴にコイルバネを挿入しその上から各出没部材を
被せればよいので、簡単な作業で組み立てることができ
る。さらに、保持部材を枠体に対して、枠体を枠体支持
部材に対して、それぞれ組み付ける際には、出没部材の
頂点を押して少し没した状態とし係合穴に位置を合わせ
た後、外力を外せばコイルバネの付勢力により自然に係
合するので、楽に組み付けることができる。
【0077】請求項5に記載の発明によれば、バネ支持
用突起に合わせるようにコイルバネを第1収納穴や第2
収納穴に挿入することで、各穴内においてコイルバネを
直立させることができるので、出没部材を被せやすくな
り、組み立てが容易になる。
【0078】請求項6に記載の発明のような構造とすれ
ば、十分に安定した付勢力が得られる程度にコイルバネ
の長さを確保したとしても、その割には第1収納穴や第
2収納穴から出没部材までの長さがコンパクトなものと
なる。また、第1収納穴と第2収納穴のそれぞれにコイ
ルバネを挿入し、そのバネの上に第1出没部材と第2出
没部材それぞれの下部の凹部を被せると、その下部も各
収納穴に入り込む。各出没部材が各収納穴から完全に突
出した状態であると、組み立て時に保持部材を枠体に取
り付ける際や枠体を枠体支持部材に取り付ける際に、作
業しにくいが、請求項4に記載の発明のように構成すれ
ば、コイルバネの力に抗して無理に出没部材を抑える必
要もなく組み立て作業がしやすい。
【0079】請求項7に記載の発明によれば、光軸調整
手段を構成する第1および第2の調整手段において、ば
ねの付勢力でワッシャーとナットにより保持部材の第1
の開孔部材と、支持部材の第2の開孔部材が挟まれた状
態であるので、操作つまみを回転させることによってナ
ットの軸部に対するねじ込み量を変え、つまりナットの
位置を変えると、ナットとワッシャーにより、保持部材
は第1の開孔部材を介して、および支持部材は第2の開
孔部材を介して引っ張られたり押されたりするので、結
局、ナットの動きにともなって回転する。このような構
成によれば、操作つまみの回転量に対する、保持部材や
支持部材の回転量の関係はほぼ一定であり、スムーズに
高い精度で保持部材に保持された発光手段や受光手段の
光軸調整を行うことができる。
【0080】請求項8に記載の発明によれば、調整作業
における保持部材および支持部材それぞれの回転によっ
て、つまみ部材の軸部に対する第1の開孔部材や第2の
開孔部材の各ナット収納部に対する角度が変化しても、
保持部材および支持部材それぞれの回転にともないナッ
ト収納部に対するナットの曲面の接触位置が変化するだ
けであり、保持部材や支持部材あるいはつまみ部材等に
無理な力がかかることはなく、各部材が歪むことはな
い。しかも、曲面であることから、接触面積は一定であ
り、第1、第2の開孔部材に対してナットから加わる力
もあまり変わらず、この点においても一定の状態で光軸
調整を行うことができる。
【0081】請求項10に記載の発明によれば、操作つ
まみに螺合した状態のナットを開孔に挿通し、所定の角
度回転させた後に、ナット収納部に収納させることがで
きるので、軸部を開孔部材に通した後ナットを操作つま
みとは逆側から螺合させるといった面倒な作業を要さ
ず、ワッシャーやナットをはめ込んだ状態のつまみ部材
を回転させれば、ナット収納部に収納させることが可能
であり、非常に容易に組み立てることができる。
【0082】請求項11に記載の発明によれば、操作つ
まみの調整方法と、この調整方法によって操作つまみを
操作した場合における操作つまみの動作方向と保持部材
の駆動される方向との対応関係が表示された表示部が設
けられていることから、表示部を見れば、どのような方
法で調整すればよいかということや、保持部材がどうい
う方向に駆動されるのかということがすぐに分かる。
【0083】請求項12に記載の発明によれば、表示部
は発光材料を含んでいるので、大型施設の高天井等の暗
所に設置する場合にも目視しやすい。
【0084】請求項13に記載の発明によれば、表示部
はその周縁部よりも落ち込んだ凹面に形成されているこ
とから、調整作業時に操作つまみに触れても、表示部に
はあまり触れることがないので、表示部の文字等が摩滅
したり、銘板やシールが剥がれるといったことが生じに
くく、長期間使用できる。
【0085】請求項14に記載の発明によれば、請求項
11〜13の発明の効果に加えて、作業者は感覚的に違
和感なく調整作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光電式分離型感知器の一例を示す図で
あり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図2】図1の光電式分離型感知器の前カバーを開けた
状態を示す側面図である。
【図3】図1の光電式分離型感知器に内蔵される本体を
示す縦断面図である。
【図4】鏡胴を示す斜視図である。
【図5】枠体を示す縦断面図である。
【図6】鏡胴、突出ボタンおよびバネを分解して正面か
ら見た図であり、左半分は平面図に、右半分は断面図と
して示している。
【図7】鏡胴を枠体に取り付けた様子を正面から見た図
であり、左半分は平面図に、右半分は部分的に断面図と
して示している。
【図8】鏡胴を枠体に取り付けた状態であって、突出ボ
タンおよびバネを分解して正面から見た図であり、枠固
定部36の部分のみ断面図として示している。
【図9】図8の枠体をアームに取り付けた様子を正面か
ら見た図であり、枠固定部36と係合穴26bの部分の
み断面図として示している。
【図10】調整ネジを示す図であり、(a)は操作つま
みの正面図であり、(b)は調整ネジ全体の側面図であ
り操作つまみの一部を破断して示している。
【図11】本体を示す図であり、(a)は正面図、
(b)は側面図である。
【図12】(a)は枠体に設けられた左右調節部を示す
図であり、(b)は鏡胴に設けられた上下調節部を示す
図である。
【図13】図12(a)の左右調節部に対して調整ネジ
に螺合した丸形ナットを取り付ける工程を順を追って説
明するための図であり、操作つまみ部分は省略してい
る。
【図14】図12(b)の上下調節部に対して調整ネジ
に螺合した丸形ナットを取り付ける工程を順を追って説
明するための図であり、操作つまみ部分は省略してい
る。
【図15】従来の光電式分離型感知器を示す図であり、
(a)は正面図、(b)は側面図である。
【符号の説明】
100 煙感知器(光電式分離型感知器) 10 前カバー 11 本体ケース 20 本体 21 回路収納部 22 鏡胴(保持部材) 23 レンズ 24 枠(枠体) 24a 軸部保持部 24b 軸部用穴 24c 段 25 アーム(枠体支持部材) 25a 上部 25b 背部 25c 下部 25d 軸部保持部 25e 軸部用穴 26a,26b 係合穴(枠体用係合穴) 30 のぞき穴 31a 鏡 32 採光穴 33,34 鏡胴固定部 33a,34a 収納穴(第1収納穴) 33b、34b 突起(バネ支持用突起) 35,36 枠固定部 35a,36a 収納穴(第2収納穴) 35b、36b 突起(バネ支持用突起) 38a,38b 係合穴(保持部材用係合穴) 39 ガイド溝 40 突出ボタン(出没部材) 40a 上部 40b 下部 40c 凹部 40d 面取り部 40e 段 41 コイルバネ 50 光軸調整手段 51,52 調整ネジ(つまみ部材) 53 左右調節部(第2の開孔部材) 53a 開孔 53b,53c 受け板 54 上下調節部(第1の開孔部材) 54a 開孔 54b,54c 受け板 55 操作つまみ 55a 周縁部 55b 凹面 55c 表示部 56 軸部 56a ネジ部 56b 切り込み 60 調整バネ 61 ワッシャー 62 丸形ナット 63 Eリング

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器は、それぞれ、発光手段および受光
    手段を保持する保持部材と、 発光手段および受光手段の光軸を調整するために、光軸
    に直交する第1の直線および光軸と前記第1の直線に直
    交する第2の直線とを中心に、回転駆動可能であるよう
    に保持部材を支持する支持手段とを備える光電式分離型
    感知器において、 支持手段は、保持部材を囲むように設けられる枠体と、
    枠体を支持する枠体支持部材とを含み、 保持部材には、前記第1の直線上の対向する2カ所にお
    いて、第1の直線に沿った方向に出没可能であり略円柱
    形状を有する第1出没部材が設けられ、枠体には第1の
    出没部材が内接した状態で係合する保持部材用係合穴が
    設けられ、 枠体には、前記第2の直線上の対向する2カ所におい
    て、第2の直線に沿った方向に出没可能であり略円柱形
    状を有する第2出没部材が設けられ、枠体支持部材には
    第2の出没部材が内接した状態で係合する枠体用係合穴
    が設けられ、 第1出没部材は、枠体を押圧した状態で保持部材用係合
    穴に係合し、 第2出没部材は、枠体支持部材を押圧した状態で枠体用
    係合穴に係合することを特徴とする光電式分離型感知
    器。
  2. 【請求項2】第1の出没部材は、保持部材用係合穴に係
    合可能である上部と上部よりも太い下部とからなり、下
    部により枠体を押圧し、 第2の出没部材は、枠体用係合穴に係合可能である上部
    と上部よりも太い下部とからなり、下部により枠体支持
    部材を押圧することを特徴とする請求項1に記載の光電
    式分離型感知器。
  3. 【請求項3】枠体には、第1出没部材を保持部材用係合
    穴に向かってガイドするように窪んでいるガイド溝が設
    けられていることを特徴とする請求項1または2に記載
    の光電式分離型感知器。
  4. 【請求項4】第1出没部材および第2出没部材はそれぞ
    れコイルバネにより出没可能になっており、 保持部材には、第1の直線上の前記対向する2カ所にお
    いて、外側に向かう開口を有しコイルバネを収納する第
    1収納穴が設けられ、 枠体には、第2の直線上の前記対向する2カ所におい
    て、外側に向かう開口を有しコイルバネを収納する第2
    収納穴が設けられ、 第1出没部材は、第1収納穴に挿入したコイルバネを被
    うように第1収納穴にはめ込まれ、 第2出没部材は、第2収納穴に挿入したコイルバネを被
    うように第2収納穴にはめ込まれることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか記載の光電式分離型感知器。
  5. 【請求項5】第1収納穴と第2収納穴の底部には、コイ
    ルバネを支持するためのバネ支持用突起が設けられてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の光電式分離型感知
    器。
  6. 【請求項6】第1収納穴と第2収納穴の深さとコイルバ
    ネの長さはほぼ同じであり、第1出没部材と第2出没部
    材それぞれの下部にはコイルバネの頭部が填る凹部が設
    けられていることを特徴とする請求項4または5に記載
    の光電式分離型感知器。
  7. 【請求項7】光を発光する発光手段を有する発光器と発
    光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受光
    器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出するも
    のであって、 発光器および受光器は、それぞれ、 発光手段および受光手段を保持し、発光手段と受光手段
    の光軸に直交する第1の直線を中心に回転可能である保
    持部材と、 保持部材を支持し、光軸と第1の直線に直交する第2の
    直線を中心に回転可能である支持部材と、 発光手段および受光手段の光軸を調整するために、第1
    の直線を中心に保持部材を回転駆動する第1の調整手段
    と、第2の直線を中心に支持部材を回転駆動する第2の
    調整手段とからなる光軸調整手段とを備える光電式分離
    型感知器において、 第1の調整手段および第2の調整手段は、いずれも、操
    作つまみとネジが切られた軸部からなるつまみ部材と、
    軸部にはめ込まれているばねと、ばねの先において軸部
    にはめ込まれているワッシャーと、ワッシャーの先にお
    いて軸部のネジに螺合しているナットとを含み、 保持部材には、少なくとも前記軸部が挿通でき、かつ前
    記ワッシャーが挿通できない開孔を有する第1の開孔部
    材が設けられ、 第1の調整手段は、前記ばねの付勢力によりワッシャー
    とナットが第1の開孔部材を挟むように取り付けられて
    なり、 支持部材には、少なくとも前記軸部が挿通でき、かつ前
    記ワッシャーが挿通できない開孔を有する第2の開孔部
    材が設けられ、 第2の調整手段は、前記ばねの付勢力によりワッシャー
    とナットが第2の開孔部材を挟むように取り付けられて
    なることを特徴とする光電式分離型感知器。
  8. 【請求項8】第1の開孔部材と第2の開孔部材のそれぞ
    れには、ナットを接した状態で収納するナット収納部が
    設けられ、 ナットは、断面円弧状の曲線からなる曲面を有し、この
    曲面を軸部が貫通するように軸部に螺合しており、保持
    部材および支持部材それぞれの回転にともない前記曲面
    のナット収納部に対する接触位置が変化するように、ナ
    ット収納部に収納されることを特徴とする請求項7に記
    載の光電式分離型感知器。
  9. 【請求項9】ナットは円柱形状を有する丸形ナットであ
    ることを特徴とする請求項8に記載の光電式分離型感知
    器。
  10. 【請求項10】第1の開孔部材および第2の開孔部材に
    形成された開孔は、操作つまみ側からナットが挿通可能
    な形状に形成され、 ナット収納部は、開孔に連続し、開孔を挿通したナット
    を挿通方向に直交する面内において所定の角度回転させ
    た向きで収納可能であることを特徴とする請求項8また
    は9に記載の光電式分離型感知器。
  11. 【請求項11】光を発光する発光手段を有する発光器と
    発光器から発せられた光を受光する受光手段を有する受
    光器とを分離して配置し、その間の煙の有無を検出する
    ものであって、 発光器および受光器は、それぞれ、発光手段および受光
    手段を保持する保持部材と、操作つまみを有し、この操
    作つまみを操作することで発光手段および受光手段の光
    軸を調整するために保持部材を所定の方向に駆動するつ
    まみ部材とを備える光電式分離型感知器において、 発光器および受光器いずれであっても、 操作つまみには、操作つまみの調整方法と、この調整方
    法によって操作つまみを操作した場合における操作つま
    みの動作方向と保持部材の駆動される方向との対応関係
    が表示された表示部が設けられていることを特徴とする
    光電式分離型感知器。
  12. 【請求項12】表示部は、発光材料を含んでいることを
    特徴とする請求項11に記載の光電式分離型感知器。
  13. 【請求項13】表示部は、その周縁部よりも落ち込んだ
    凹面に形成されていることを特徴とする請求項11また
    は12に記載の光電式分離型感知器。
  14. 【請求項14】表示部に表示された操作つまみの動作方
    向と保持部材の駆動される方向は一致していることを特
    徴とする請求項11〜13のいずれかに記載の光電式分
    離型感知器。
JP36518199A 1999-12-22 1999-12-22 光電式分離型感知器 Expired - Fee Related JP3811324B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36518199A JP3811324B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 光電式分離型感知器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36518199A JP3811324B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 光電式分離型感知器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006114490A Division JP3875259B2 (ja) 2006-04-18 2006-04-18 光電式分離型感知器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001184572A true JP2001184572A (ja) 2001-07-06
JP3811324B2 JP3811324B2 (ja) 2006-08-16

Family

ID=18483634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36518199A Expired - Fee Related JP3811324B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 光電式分離型感知器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3811324B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192638A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 New Cosmos Electric Corp ガス検知装置
JP2014035716A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Nohmi Bosai Ltd 光電式分離型感知器

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824889U (ja) * 1981-08-10 1983-02-17 能美防災工業株式会社 光軸調整用の小窓を備えた減光式煙感知器
JPH01112482A (ja) * 1987-10-27 1989-05-01 Matsushita Electric Works Ltd 減光式煙感知器の光軸調整装置
JPH0284451U (ja) * 1988-12-15 1990-06-29
JPH04175999A (ja) * 1990-11-09 1992-06-23 Nohmi Bosai Ltd 分離型減光式煙感知装置
JPH04191998A (ja) * 1990-11-27 1992-07-10 Nohmi Bosai Ltd 分離型減光式煙感知装置
JPH0482791U (ja) * 1990-11-27 1992-07-17
JPH0482792U (ja) * 1990-11-27 1992-07-17
JPH06131574A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Hochiki Corp 光電式分離型煙感知器
JPH0637988U (ja) * 1992-10-16 1994-05-20 ホーチキ株式会社 カバー組み込み装置
JPH0831144A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブルディスクカートリッジ用インデックスラベル
JPH08261635A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JPH11345378A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Hochiki Corp 感知器の光軸調整機構

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5824889U (ja) * 1981-08-10 1983-02-17 能美防災工業株式会社 光軸調整用の小窓を備えた減光式煙感知器
JPH01112482A (ja) * 1987-10-27 1989-05-01 Matsushita Electric Works Ltd 減光式煙感知器の光軸調整装置
JPH0284451U (ja) * 1988-12-15 1990-06-29
JPH04175999A (ja) * 1990-11-09 1992-06-23 Nohmi Bosai Ltd 分離型減光式煙感知装置
JPH04191998A (ja) * 1990-11-27 1992-07-10 Nohmi Bosai Ltd 分離型減光式煙感知装置
JPH0482791U (ja) * 1990-11-27 1992-07-17
JPH0482792U (ja) * 1990-11-27 1992-07-17
JPH06131574A (ja) * 1992-10-16 1994-05-13 Hochiki Corp 光電式分離型煙感知器
JPH0637988U (ja) * 1992-10-16 1994-05-20 ホーチキ株式会社 カバー組み込み装置
JPH0831144A (ja) * 1994-07-20 1996-02-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd フレキシブルディスクカートリッジ用インデックスラベル
JPH08261635A (ja) * 1995-03-22 1996-10-11 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫
JPH11345378A (ja) * 1998-05-29 1999-12-14 Hochiki Corp 感知器の光軸調整機構

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007192638A (ja) * 2006-01-18 2007-08-02 New Cosmos Electric Corp ガス検知装置
JP2014035716A (ja) * 2012-08-10 2014-02-24 Nohmi Bosai Ltd 光電式分離型感知器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3811324B2 (ja) 2006-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6982410B2 (en) Photoelectric sensor with deflection angle adjustment arrangement
EP3435660A1 (en) Head-mounted display
JP4152168B2 (ja) レンズ取付機構及びプロジェクタ装置
US11272083B2 (en) Image pickup apparatus
JP2009128884A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
EP3677948B1 (en) Head-up display apparatus
US20030193397A1 (en) Anti-thief security sensor assembly
WO2016143327A1 (ja) レンズ鏡筒
JP3875259B2 (ja) 光電式分離型感知器
JP4368926B2 (ja) 画像表示装置
JP2001184572A (ja) 光電式分離型感知器
JP2008205973A (ja) 撮像装置
JP2021110858A (ja) プロジェクター
JP2016029441A (ja) レンズ位置調整装置、及び光学機器
JP2008203683A (ja) レンズフード及び撮像装置
US6169859B1 (en) Viewfinder
CN109960026B (zh) 照明装置、显微镜装置以及盒
JP2006154518A (ja) 防水ハウジング
JP2822428B2 (ja) 像回転プリズムユニット
JP2005077621A (ja) プロジェクタ装置及びランプユニット
CN112015031B (zh) 光学模块及投影机
JP2018141829A (ja) 露光量調整装置
JP2007279152A (ja) レンズ装置、撮像装置及びレンズ装置の光軸調整方法
JP2003043407A (ja) 携帯型画像観察装置
JP2004318061A (ja) 光学装置及びレーザセンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060307

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060523

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060526

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3811324

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100602

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110602

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120602

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130602

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140602

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees