JP2001184032A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2001184032A
JP2001184032A JP36873799A JP36873799A JP2001184032A JP 2001184032 A JP2001184032 A JP 2001184032A JP 36873799 A JP36873799 A JP 36873799A JP 36873799 A JP36873799 A JP 36873799A JP 2001184032 A JP2001184032 A JP 2001184032A
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liquid crystal
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賢一 ▲高▼橋
Kenichi Takahashi
Takashi Akiyama
貴 秋山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示装置の階調表示方式として、フレー
ム変調方式とパルス幅変調方式があるが、フレーム変調
方式は多階調にするとフリッカが発生しやすく、パルス
幅変調方式は多階調化が可能であるが消費電力が多い問
題がある。 【解決手段】 N(N≧3)ビットの階調データに対応
して所定のフレーム数を1表示期間としてフレーム毎に
所定のドットの点灯と非点灯を制御するフレーム変調方
式において、外部より入力される1画素につきN(N≧
3)ビットの階調データ信号をフレーム毎の点灯パター
ンを示したNビットのパターンデータに変換するととも
に、信号側の極性信号のみ特定のフレームで反転させる
ことにより階調表示を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
するもので、詳細にはフレーム変調方式により中間階調
表示を行う液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示装置において階調表示を
行う方法として、フレーム変調方式とパルス幅変調方式
の2方式が知られている。パルス幅変調方式は、階調レ
ベルに応じて選択(点灯)する時間(パルス幅)を変化
させるもので、階調数が多くなっても実現できるが専用
のドライバLSIを必要とする。また、液晶に印加する
駆動波形の切り替わりが毎に発生するためクロストーク
の増加を招く。さらに、液晶に印加する駆動波形の切り
替わりが増えるので液晶素子容量への充放電が多く消費
電力が増えてしまう。そこで、4〜16階調程度で簡単
に階調表示を得たい場合には、フレーム変調方式が有効
である。
【0003】この方式の説明を図4を用いて行う。図4
は8階調を行う場合を示しており、表中の”1”はドッ
トの点灯を示し、”0”はドットの非点灯を示す。ここ
で、階調1は全フレーム中で0レベルであり、階調8は
全フレーム中で1レベルである。階調4は全フレーム中
3フレーム点灯であるから、階調1と階調8の中間の階
調となる。そのほかの階調も点灯するフレーム数で階調
1と階調8との間の階調を表現している。以上のように
フレーム毎に制御することにより階調表示を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このフレー
ム変調方式では、オン・オフをフレーム単位で行うた
め、図4の階調3のように、階調によってはオン・オフ
の切替わりが数フレーム単位となる。その結果フリッカ
ーが発生するという欠点がある。それでも8階調程度で
あればフレーム周波数を上げれば対応する事もできる。
しかし、16階調表示となると15個のフレームでオン
・オフを制御するために切り替わりのフレーム数が2倍
に増加する。フレーム周波数を上げて対応するにも限界
である。
【0005】この場合には先に示したようにパルス幅変
調方式が用いられる。しかし、パルス幅変調方式は、1
フレーム中の全走査期間において選択期間のパルス幅を
制御するため、液晶表示素子への充電放電回数が極端に
増加してしまう。たとえば、全面中間階調表示の場合に
は1フレーム内の全走査期間毎にパルス幅が設定される
ので、全走査期間毎に液晶素子の充放電を繰り返す。そ
のために液晶駆動の消費電力が増加するという問題があ
る。さらに、このパルス幅は表示画像によりドット毎に
変化するため、クロストークが発生しやすい。また、走
査期間毎に16階調の場合には4ビットのデータからパ
ルス幅を設定するために1ビットのデータを扱えばよい
フレーム変調方式に比べ、ドライバLSIの消費電力も
増加してしまう。
【0006】以上のように、液晶表示装置の階調表示を
実現するフレーム変調方式には、フリッカーが発生しや
すいという課題があり、パルス幅変調方式には多階調表
示が可能であるが、消費電力とクロストークが増加する
という課題がある。
【0007】(発明の目的)本発明の目的は、上記の課
題点を解決して、フリッカーが無く、低消費電力の8階
調以上の階調表示を実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、N(N≧3)ビットの階調データに対応して所定
のフレーム数を1表示期間としてフレーム毎に所定のド
ットの点灯と非点灯を制御するフレーム変調方式によっ
て階調表示を行う液晶表示装置において、複数の走査電
極と複数の信号電極を対向させて液晶を狭持する液晶表
示素子と、前記複数の信号電極を駆動する信号電極駆動
装置と、前記複数の走査電極を駆動する走査電極駆動装
置と、前記信号電極駆動装置と前記走査電極駆動装置を
制御する信号を発生するタイミング信号発生回路と、前
記タイミング信号発生回路で作成される水平タイミング
信号に基づいて異なったN−1種類のフレーム信号を発
生し、またフレーム数を示すフレームカウント信号を発
生するフレームカウント回路と、前記フレームカウント
信号に基づいて、外部より入力される1画素につきN
(N≧3)ビットの階調データ信号をフレーム毎の点灯
パターンを示したNビットのパターンデータに変換する
階調データ変換回路と、走査電極駆動装置と信号電極駆
動装置において異なった走査側極性信号と信号側極性信
号を発生する極性信号発生回路を有し、N個のフレーム
を1表示期間としたうちN−1個のフレームは前記N−
1種類のフレームからなり、残りの1フレームは前記N
−1種類のフレームの内1つのフレームと同じフレーム
周期で出来ていて、前記1フレームでは信号側極性信号
により信号電極駆動装置の出力を反転するを特徴とする
液晶表示装置を用いる。
【0009】また、上記の目的を達成するために、N個
の連続するフレームを1表示期間として、前記フレーム
毎の点灯パターンを示したNビットのパターンデータと
前記N個のフレームをそれぞれ1対1で組み合わて、所
定のドットの前記階調データに応じた点灯、非点灯を制
御し、前記N−1個のフレーム毎に走査電極駆動回路の
出力の1選択期間がすべて異なるように設定し、残り1
つフレームでは選択期間内で前記信号側極性信号を反転
することで前記走査電極駆動装置の出力の極性を反転し
て1表示期間内における点灯パターンの合計時間と非点
灯パターンの合計時間の比が異なるように設定すること
を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置を用いる。
【0010】(作用)本発明の液晶表示装置はNビット
の階調データに対して、N個のフレームを1表示周期と
して、さらにN個のフレームのうち1フレームにおい
て、信号電極駆動装置側の極性信号のみ、選択期間内で
反転する。これにより、N個のフレームのいずれか一つ
を点灯する場合に、1表示周期に注目すると、それぞれ
の点灯期間が異なることになる。つまり、N個のフレー
ムのいずれか1つのフレームを点灯することで、N個の
中間階調の表示が可能になる。さらにN個のフレーム中
の複数の点灯の組み合わせを入れると、全部で2のN乗
個の点灯・非点灯の組み合わせがある。同様にそれぞれ
の組み合わせにおいて1表示周期に注目するとそれぞれ
の合計点灯期間はそれぞれ異なる。従って、2のN乗個
の中間階調を表示可能になる。つまり、Nビットの階調
データに対して2のN乗個の階調表示が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を使用して本発明の液
晶表示装置を利用した最適な実施形態を説明する。
【0012】図1は実施形態を説明するためのブロック
図である。ただし本実施の形態では4ビットの階調デー
タで表現可能な16階調表示の場合について説明を行う
こととする。
【0013】図1のタイミング信号発生回路1では入力
されたクロックを基にして、本液晶駆動装置を駆動する
ためのタイミング信号である水平タイミング信号、ドッ
ト信号、休止信号をそれぞれ作成し、走査電極駆動装置
5、信号電極駆動装置6にそれぞれ入力して、走査電極
駆動装置5、信号電極駆動装置6の出力を制御すること
により液晶パネル7を表示する。
【0014】フレームカウント回路2は、タイミング信
号発生回路1で発生した水平タイミング信号をカウント
して作成したフレーム信号と、4フレームを1表示期間
とした内の何フレーム目かをカウントするフレームカウ
ント信号を生成する。
【0015】フレームカウント信号はタイミング信号発
生回路1に入力されていて、タイミング信号発生回路1
では、フレームカウント信号に基づき水平タイミング信
号の周期を変化させる。
【0016】階調データ変換回路3にはドット信号とフ
レームカウント信号が入力されていて、4ビットの階調
データを点灯パターンを示したパターンデータに変換
し、フレームカウント信号に対応したパターンデータを
ドット信号に同期して、信号電極駆動装置6に転送す
る。
【0017】極性信号発生回路4はタイミング信号発生
回路1で発生した制御クロックとフレームカウント信号
が入力されており、制御クロックとフレームカウント信
号に基づいて、走査電極駆動装置5と信号電極駆動装置
6の出力極性を制御する走査側極性信号と信号側極性信
号を発生し、走査電極駆動装置5、信号電極駆動装置6
に入力されている。
【0018】図2は実施形態を説明するための波形図で
ある。
【0019】フレーム信号は水平タイミング信号に同期
して、順次走査電極を選択するための選択信号である。
最後走査電極が選択されると繰り返して走査電極1から
順次選択するように繰り返し出力されるクロックであ
る。
【0020】フレームカウント信号は、フレーム信号が
出力されるより1クロック早い水平タイミング信号で切
り替わり、第1フレーム、第2フレーム、第3フレー
ム、第4フレームと4つの状態のフレームを順次示して
いく。また、第1フレームでの周期をt1、第2フレー
ムでの周期をt2、第3フレームでの周期をt3とし、
第4フレームでの周期は第3フレームの周期と同じt3
とおくことにする。各周期の条件については、t1>t
2>t3とする。
【0021】水平タイミング信号は、フレーム毎に異な
った周期で出力されるクロックであり、1選択期間を決
定する信号である。第1フレームでの周期をT1、第2
フレームでの周期をT2、第3フレームでの周期をT3
とし、第4フレームでの周期は第3フレームの選択周期
と同じT3とする。本実施の形態ではフレーム周期と水
平タイミング信号の周期との関係は、フレーム周期を走
査電極の数で割ったものが水平タイミング信号の周期に
等しくなるものとする。
【0022】ここで、実際には液晶に直流電圧がかから
ないようにするために走査側極性信号、信号側極性信号
ともに交流化することが必要である。しかし、本実施の
形態では説明を簡単にするために、走査側極性信号につ
いては交流化せずに片側に固定することにする。
【0023】信号側極性信号は第1フレーム〜第3フレ
ームまでは走査側極性信号と全く同じ信号である。しか
し、第4フレームではT3の選択期間のうちT4のとこ
ろで信号電極駆動装置6の出力を反転するために信号側
極性信号のみ反転する。
【0024】発明者の実験によると、選択期間の比はT
1=1、T2=0.9、T3=0.75、T4=0.6
の時が最も良好な16階調表示が可能であった。しか
し、使用する液晶パネル7の液晶濃度と実効電圧との関
係により、各定数を調整することで使用した液晶パネル
に対して良好な表示が可能となる。
【0025】再び図1に戻って、階調データ変換回路3
の変換動作に関して説明する。本実施の形態では、図2
で説明したT1=1、T2=0.9、T3=0.75、
T4=0.6とそれぞれ異なる選択期間を持つ4つのフ
レームを1表示期間とする。
【0026】この1表示期間内の各フレームで点灯・非
点灯を制御することにより点灯時間と非点灯時間の比を
可変する事ができる。例えば、第4フレームを点灯して
第1〜3フレームを非点灯にすると、点灯時間は0.5
/3.15=0.16となる。全フレーム点灯すると
3.15/3.15=1、全フレーム非点灯で0/3.
15=0となるので第4フレームを点灯した場合の0.
16は中間に位置し、中間表示が可能である事がわか
る。さらに各フレームの点灯と非点灯の組み合わせを考
えると本実施形態の4フレームの場合は、2の4乗=1
6通りの組み合わせが可能である。以下の表1に全ての
組み合わせの点灯時間と非点灯時間と比を示す。表1に
おいて、階調レベルは入力される4ビット階調データの
階調レベルを示し、各フレームの1と0は点灯と非点灯
を示す。ここで、第4フレームはT3の選択期間の内、
T4で信号電極駆動装置の出力の極性が反転してしまう
ため、点灯期間はT4またはT3−T4となる。また点
灯期間は各フレームの選択期間を点灯フレーム分だけ加
算した値で、点灯期間の比率は1表示期間における点灯
時間の比率である。
【表1】
【0027】表1に示すように、各フレームのすべての
組み合わせにおいて、点灯時間はそれぞれ異なる時間に
なっている事がわかる。したがって、16通りの点灯時
間が設定されていることになる。次に、点灯時間の比率
について説明する。液晶表示装置の場合は、液晶に印加
する単位時間あたりの実効電圧を可変すると濃淡が変化
する。いま、印加する駆動波形は方形波であるので実効
電圧=平均電圧と考えることが出来る。したがって表1
の点灯時間の比率は、以下の式1で計算された1表示期
間における比率であるので、この値が液晶の濃淡を表す
実効値の比率と考えることができる。 点灯時間の比率 = 点灯時間 / 1表示期間 (式1)
【0028】点灯時間の比率は階調1から階調16まで
順に0.05、0.18、0.28・・・1と順番に、
比率が高くなっている。したがって、液晶の濃度で考え
ると0.05が白で1が黒とするとその中間では階調2
〜15までの14通りの中間階調が表現できていること
になる。
【0029】以上のように、階調データ変換回路3は入
力された階調データをフレームカウント信号の状態によ
り、表1示したパターンデータに変換して、信号電極駆
動装置6にドット信号に同期して転送を行う。
【0030】図3は実施形態を説明するための波形図
で、今まで説明したものをまとめたものである。図3は
4行×4列のマトリクスの液晶表示装置に16階調を行
う場合の波形図である。1行目Y1と1列目X1の交点
の画素には階調1を表示し、2行目Y2と1列目X1の
画素には階調2を表示し、以下、順に列方向に階調が増
加して16階調まで表示している。
【0031】図3の波形図は、走査電極Y1〜Y4に印
加する波形と信号電極X1〜X4に印加する波形を示し
ている。図中のVYは走査電極に印加する選択電圧で走
査電極上の画素を点灯非点灯の書き込み可能な状態にす
る電圧である。VX、−VXは信号電極に印加する書き
込み電圧で−VXは点灯、VXは非点灯の書き込み電圧
である。走査電極に印加する波形Y1〜Y4は、各フレ
ームにおいて、Y1から順に選択電圧VYを逐次選択す
る。信号電極に印加する波形X1〜X4は、表1に示し
た方法を用いて、階調に応じて点灯電圧−VXと非点灯
電圧VXを選択することで、16階調表示が可能にな
る。
【0032】さて、本実施の形態では第4フレームのフ
レーム周期として第3フレームのフレーム周期であるt
3、第3フレームの選択期間であるT3としたが、必ず
しも第3フレームのフレーム周期であるt3、第3フレ
ームの選択期間である必要はなく、第1フレームのフレ
ーム周期であるt1、第1フレームの選択期間であるT
1、または第2フレームのフレーム周期であるt2、第
2フレームの選択期間であるT2でもよい。ただし、本
実施の形態で示した第4フレームのおける信号側極性信
号の切り替わるタイミングであるT4については、使用
したフレーム周期、選択期間によって適当な比に変更す
ることで本実施の形態と同様に良好な16階調表示が可
能となる。
【0033】また、本実施の形態では4ビットの階調デ
ータで表現可能な16階調を表示する場合について説明
を行ったが、5ビットの階調データで表現可能な32階
調表示においても、5つのフレーム毎にをそれぞれ適切
な選択期間になるように設定して、表1の要領で階調デ
ータを変換し、表示することにより、32階調表示が可
能になる。つまり、本発明によれば、Nビットの階調デ
ータで表現可能な階調は、連続するそれぞれ選択期間の
異なるN個のフレームの点灯非点灯の組み合わせにより
表現できる。
【0034】ここで、本発明はNビットの階調データを
Nフレームで表現できるところが大きな利点である。た
とえば、従来技術では、8階調を表現するのに7フレー
ムを必要とする。このときの階調1は7フレーム中1フ
レームのみの点灯であるので、フリッカをのぞこうとす
ると、1フレームの周波数は人間の目がフリッカを感じ
なくなる30Hzの7倍の周波数を必要とし、210H
zが必要となる。ところが、本実施の形態では、4フレ
ームの平均周波数102Hzとなる。つまり、従来より
も遅いフレーム周波数にもかかわらず従来の8階調の倍
の16階調を表示していることになる。フレーム変調方
式の欠点は階調が増えることにより周波数が高くなるこ
とであったが、本発明では周波数の増加を極端に抑える
ことが出来る。したがって、データ転送速度が遅くて済
み、液晶の駆動周波数も遅くて済むのでで低消費電力化
が可能となる。
【0035】次に、液晶の充放電電力とクロストークに
ついてパルス幅変調方式と比較して考える。一般に表示
する画像は同一階調がある一定の画素で連続する場合が
ほとんどである。たとえば、中間階調である階調8が全
画面で表示されている場合について考えると、従来のパ
ルス幅変調方式では、ドット毎にパルス幅を可変するた
めに、信号電極の液晶駆動は1走査期間毎に出力電圧が
切り替わり、液晶の充放電が行われる。したがって、2
40行の場合には1フレーム中に240回の充放電が行
われる。この回数を減らすために液晶の直流印加を防止
するための交流化駆動を1走査電極毎に行う方法がある
がそれでも120回の充放電が行われる。一方、本発明
の階調表示方式では、点灯と非点灯はフレーム毎に切り
替えるので1フレーム内では信号電極の充放電はない。
1表示期間で考えても充放電は2回である。交流化駆動
を考慮しても、フレーム毎に交流化すれば、1表示期間
で4回の充放電しか行われない。つまり、本発明によれ
ば、信号電極の充放電をパルス幅変調に比べて極端に減
らすことが出来る。つまり、低消費電力化が可能とな
る。また、クロストークに関しても同様に、クロストー
クの原因となる走査電極への容量カップルによるひげも
極端に軽減でき、クロストークを軽減できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、低いフ
レーム周波数で多階調表示が可能なため従来のフレーム
変調方式に見られるようなフリッカ成分を極端に軽減で
き、中間階調表示においてもフレーム単位で点灯非点灯
を切り替えるので液晶の充放電が少なく、信号の切替回
数も少ないのでパルス幅変調方式に比べて低消費電力で
クロストークのない多階調表示が可能な液晶表示装置を
実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を実現するブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施形態における走査電極の駆動波形
を示す波形図である。
【図3】本発明の実施形態における駆動波形を示す波形
図である。
【図4】本発明の従来技術を説明するため表である。
【符号の説明】
1 タイミング信号発生回路 2 フレームカウント回路 3 階調データ変換回路 4 極性信号発生回路 5 走査電極駆動装置 6 信号電極駆動装置 7 液晶パネル T1〜4 選択期間 Y1〜4 走査電極 X1〜4 信号電極 VY 走査電極選択電圧 VX 信号電極点灯電圧 −VX 信号電極非点灯電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H093 NA31 NA41 NA55 NA56 ND10 ND15 ND39 5C006 AA14 AC28 AF44 AF46 BB12 BC03 BC12 BC16 BF22 FA23 FA47 FA56 5C080 AA10 BB05 DD06 DD10 EE29 FF12 JJ02 JJ04

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N(N≧3)ビットの階調データに対応
    して所定のフレーム数を1表示期間としてフレーム毎に
    所定のドットの点灯と非点灯を制御するフレーム変調方
    式によって階調表示を行う液晶表示装置において、複数
    の走査電極と複数の信号電極を対向させて液晶を狭持す
    る液晶表示素子と、前記複数の信号電極を駆動する信号
    電極駆動装置と、前記複数の走査電極を駆動する走査電
    極駆動装置と、前記信号電極駆動装置と前記走査電極駆
    動装置を制御する信号を発生するタイミング信号発生回
    路と、前記タイミング信号発生回路で作成される水平タ
    イミング信号に基づいて異なったN−1種類のフレーム
    信号を発生し、またフレーム数を示すフレームカウント
    信号を発生するフレームカウント回路と、前記フレーム
    カウント信号に基づいて、外部より入力される1画素に
    つきN(N≧3)ビットの階調データ信号をフレーム毎
    の点灯パターンを示したNビットのパターンデータに変
    換する階調データ変換回路と、走査電極駆動装置と信号
    電極駆動装置において異なった走査側極性信号と信号側
    極性信号を発生する極性信号発生回路を有し、N個のフ
    レームを1表示期間としたうちN−1個のフレームは前
    記N−1種類のフレームからなり、残りの1フレームは
    前記N−1種類のフレームの内1つのフレームと同じフ
    レーム周期で出来ていて、前記1フレームでは信号側極
    性信号により信号電極駆動装置の出力を反転することを
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 N個の連続するフレームを1表示期間と
    して、前記フレーム毎の点灯パターンを示したNビット
    のパターンデータと前記N個のフレームをそれぞれ1対
    1で組み合わて、所定のドットの前記階調データに応じ
    た点灯、非点灯を制御し、前記N−1個のフレーム毎に
    走査電極駆動回路の出力の1選択期間がすべて異なるよ
    うに設定し、残り1つフレームでは選択期間内で前記信
    号側極性信号を反転することで前記走査電極駆動装置の
    出力の極性を反転して1表示期間内における点灯パター
    ンの合計時間と非点灯パターンの合計時間の比が異なる
    ように設定することを特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100661828B1 (ko) * 2006-03-23 2006-12-27 주식회사 아나패스 직렬화된 멀티레벨 데이터 신호를 전달하기 위한디스플레이, 타이밍 제어부 및 데이터 구동부
CN1327403C (zh) * 2003-10-17 2007-07-18 Nec液晶技术株式会社 液晶显示装置和用于该液晶显示装置中的驱动方法

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