JP2001183204A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JP2001183204A
JP2001183204A JP37363999A JP37363999A JP2001183204A JP 2001183204 A JP2001183204 A JP 2001183204A JP 37363999 A JP37363999 A JP 37363999A JP 37363999 A JP37363999 A JP 37363999A JP 2001183204 A JP2001183204 A JP 2001183204A
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邦彦 佐藤
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浩一 藤原
Atsushi Arai
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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイパス通路を流量検出素子の上流側で折曲
げることにより、通路内のダスト等が検出素子に高速で
衝突するのを防止し、耐久性を向上させる。 【解決手段】 吸気通路2内には、通路形成部材4によ
ってバイパス通路5を設け、このバイパス通路5には、
流量検出素子16の上流側で折曲がった2個の折曲げ通
路部9,11を設ける。そして、エンジンの吸入空気の
一部を入口側通路部7から折曲げ通路部9,11へと順
次流通させ、このとき吸入空気中に含まれるダスト等の
異物を衝突壁部8,10に衝突させることによって減速
する。これにより、折曲げ通路部11内を通過する異物
の速度を小さく抑えて流量検出素子16を保護でき、耐
久性、寿命を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車用エ
ンジン等の吸入空気流量を検出するのに用いて好適な流
量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車用エンジン等では、吸入
空気と燃料とを混合して適切な空燃比の混合気を形成す
るため、流量計測装置によってエンジンの吸入空気流量
を検出し、その検出値に応じて燃料の噴射量等を定める
構成としている。
【0003】この種の従来技術による流量計測装置は、
エンジンの吸入空気が流れる吸気通路をバイパスして吸
入空気の一部を流通させるバイパス通路と、該バイパス
通路の途中に設けられ、吸入空気の流量を検出する流量
検出素子とを含んで構成されている(例えば特開平9−
329472号、特開平9−4487号公報等)。
【0004】ここで、エンジンの吸気通路内には、例え
ば内部にバイパス通路が形成された中空構造体からなる
通路形成部材が設けられ、この通路形成部材の外面側に
は、バイパス通路の流入口と流出口とが開口している。
また、バイパス通路のうち流入口に連なる入口側の通路
部位は直線状に形成され、この通路部位の途中には流量
検出素子が配置されている。
【0005】そして、バイパス通路は、流入口が吸入空
気流の上流側に向けて開口し、入口側の通路部位が吸入
空気の流れ方向に沿って直線状に配置される。この結
果、エンジンの運転中には、吸入空気の一部がバイパス
通路の流入口から入口側の通路部位へと円滑に流入する
ようになり、この吸入空気は流量検出素子の位置を通過
することによって流量を検出された後に、バイパス通路
の流出口から吸気通路に戻る構成となっている。
【0006】また、流量検出素子は、例えば基板上に設
けられた白金等の金属薄膜にエッチング処理等の微細加
工を施すことにより、感温抵抗体として構成されたもの
がある。そして、感温抵抗体は、流量計測装置の作動時
に給電されることによって発熱し、この状態でバイパス
通路を流れる吸入空気と接触して冷却されることによ
り、吸入空気の流量を温度(抵抗値)の変化として検出
するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術では、バイパス通路のうち入口側の通路部位を吸
入空気の流れ方向に沿って直線状に形成することによ
り、吸入空気をバイパス通路内に円滑に流入させる構成
としている。
【0008】しかし、例えばダスト捕捉容量の低いエア
クリーナエレメントを使用した場合、エンジンの吸入空
気中には、エアクリーナエレメントにより除去しきれな
かったダスト等の異物粒子が含まれていることがある。
そして、エンジンの加速時等に吸入空気の流速が増大す
ると、吸入空気中の異物も空気流によって加速されるこ
とになり、この異物はバイパス通路の流入口から入口側
の通路部位内へと高速で侵入するようになる。
【0009】このため、従来技術では、バイパス通路に
侵入する異物が入口側の通路部位で流量検出素子に高速
で衝突し、このような異物の衝撃が長期間に亘って繰返
されることにより、流量検出素子の作動不良、損傷等を
招き、耐久性、寿命が低下するという問題がある。
【0010】特に、流量検出素子を構成する感温抵抗体
は、抵抗体周囲の配線パターン等と共に微小な金属薄膜
によって形成されているため、ダスト捕捉容量の低いエ
アクリーナエレメントを使用した場合には、これらの部
材が異物との僅かな衝突によっても早期に劣化し易い。
【0011】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、被測流体中に含まれる
ダスト等の異物が流量検出素子と直に衝突するのを防止
し、流量検出素子を高速の異物から保護することによ
り、耐久性、寿命を向上できるようにした流量計測装置
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、被測流体が流れる主通路をバイパスし
て被測流体の一部を流通させるバイパス通路と、該バイ
パス通路の途中に設けられ前記被測流体の流量を検出す
る流量検出素子とからなる流量計測装置に適用される。
【0013】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、バイパス通路は前記流量検出素子よりも上流側
に位置して前記被測流体の流れが衝突する少なくとも1
個の衝突壁部を有し、前記バイパス通路は該衝突壁部の
位置で折曲がる構成としたことにある。
【0014】このように構成することにより、被測流体
中に含まれるダスト等の異物がバイパス通路に侵入した
ときには、この異物が流量検出素子の位置に達する前に
バイパス通路の折曲がり部位で衝突壁部に衝突させるこ
とができ、被測流体と共に流れる異物の速度を流量検出
素子の上流側で減速することができる。
【0015】また、請求項2の発明によると、バイパス
通路は、前記主通路から被測流体が流入する入口側通路
部と、該入口側通路部の下流側に位置し前記被測流体が
衝突する第1の衝突壁部と、該第1の衝突壁部の位置で
前記入口側通路部に対し折曲がって形成された第1の折
曲げ通路部と、該第1の折曲げ通路部の下流側に位置し
前記被測流体が衝突する第2の衝突壁部と、該第2の衝
突壁部の位置で前記第1の折曲げ通路部に対し折曲がっ
て形成された第2の折曲げ通路部とを含んで構成し、前
記流量検出素子は第2の折曲げ通路部に設ける構成とし
ている。
【0016】これにより、被測流体は、入口側通路部か
ら第1の折曲げ通路部、第2の折曲げ通路部へと順次流
通し、第2の折曲げ通路部内で流量検出素子の位置を通
過する。この結果、被測流体の流れ方向は流量検出素子
の上流側で折曲がるように2回変化するから、このとき
に被測流体中の異物を第1,第2の衝突壁部に衝突させ
ることができ、異物が流量検出素子の位置を通過すると
きの速度を2段階で減速することができる。
【0017】また、請求項3の発明によると、流量検出
素子は基板上に設けた金属薄膜からなる感温抵抗体を有
し、該感温抵抗体は前記被測流体の流量を抵抗値の変化
により検出する構成としてなる請求項1または2に記載
の流量計測装置。
【0018】これにより、例えば基板上に設けた白金等
の金属薄膜にエッチング処理等の微細加工を施し、感温
抵抗体を形成することができる。そして、この感温抵抗
体の上流側で異物を減速することにより、仮りに異物が
感温抵抗体に衝突した場合でも、微小な金属薄膜からな
る感温抵抗体を保護することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
流量計測装置を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0020】ここで、図1ないし図4は本発明による第
1の実施の形態を示し、本実施の形態では、自動車用エ
ンジンに用いる流量検出装置を例に挙げて述べる。
【0021】1は流量計測装置が設けられた管体で、該
管体1は例えば樹脂材料、金属材料等によって円筒状に
形成され、エンジンの吸気管(図示せず)等の途中に取
付けられるものである。また、管体1の外周側には、後
述のセンサボディ3を取付ける小径筒状の取付部1Aが
突設されている。
【0022】また、管体1は、その内部が主通路として
の吸気通路2となり、該吸気通路2は、上流側がエンジ
ンの吸入空気を浄化するエアクリーナに接続されると共
に、下流側がエンジンの各気筒(いずれも図示せず)に
接続されている。そして、吸気通路2には、図2に示す
如く、被測流体となるエンジンの吸入空気がエアクリー
ナから各気筒に向けて矢示A方向に流れる構成となって
いる。
【0023】3は管体1に取付けられたセンサボディ
で、該センサボディ3は、図2に示す如く基端側が管体
1の取付部1A内に嵌合され、先端側が吸気通路2内に
突出すると共に、この突出端側には後述の流量検出素子
16が設けられている。また、センサボディ3には、流
量検出素子16との間で信号の入出力を行う電子回路
(図示せず)を収容した回路収容部3Aが設けられてい
る。
【0024】4は吸気通路2内に設けられた通路形成部
材で、該通路形成部材4は、図1ないし図3に示す如
く、例えば樹脂材料等により略四角形状の中空構造体と
して形成され、その内部には通路形成部材4の外郭部位
との間に後述のバイパス通路5を画成する内側壁部4A
が設けられている。また、通路形成部材4は、図3中の
上部側がセンサボディ3に取付けられ、下部側は管体1
の内壁面に固着されることによって吸気通路2内で位置
決めされている。
【0025】そして、通路形成部材4の前面側には、図
3に示す如く、後述する流入口6の上側に位置して遮断
壁部4Bが設けられ、該遮断壁部4Bは吸入空気が矢示
A方向へと直線的に流れて流量検出素子16に達するの
を遮断するものである。また、通路形成部材4の上面側
には、後述の折曲げ通路部11に開口した素子挿入穴4
Cが設けられている。
【0026】5は通路形成部材4内に略四角形状に折曲
がって形成されたバイパス通路で、該バイパス通路5
は、後述の流入口6、入口側通路部7、衝突壁部8,1
0、折曲げ通路部9,11、出口側通路部13および流
出口14を含んで構成されている。そして、バイパス通
路5は、吸気通路2を流れる吸入空気の一部が流入口6
からバイパスして流入し、流出口14から流出するもの
である。
【0027】6は通路形成部材4の前面側に設けられた
流入口で、該流入口6は、図3に示す如く、吸入空気の
流れ方向(矢示A方向)に対し上流側に向けて開口し、
吸入空気をバイパス通路5内に流入させるものである。
【0028】7はバイパス通路5の流入側部位を構成す
る入口側通路部で、該入口側通路部7は、流入口6から
通路形成部材4の内側壁部4Aに突き当たる位置まで吸
入空気の流れ方向にほぼ沿って形成されている。また、
この内側壁部4Aのうち入口側通路部7の下流側が突き
当たる部位は、吸入空気の流れが衝突する第1の衝突壁
部8を構成している。
【0029】9は衝突壁部8の位置で入口側通路部7に
対しほぼ直角に折曲がって形成された第1の折曲げ通路
部で、該第1の折曲げ通路部9は、衝突壁部8の位置か
ら通路形成部材4の上面側に突き当たる位置まで延びて
いる。また、通路形成部材4の上面側のうち折曲げ通路
部9の下流側が突き当たる部位は、吸入空気の流れが衝
突する第2の衝突壁部10となっている。
【0030】11は衝突壁部10の位置で折曲げ通路部
9に対しほぼ直角に折曲がって形成された第2の折曲げ
通路部で、該第2の折曲げ通路部11の下流側には第3
の衝突壁部12が設けられ、折曲げ通路部11は、この
衝突壁部12の位置で出口側通路部13と連通してい
る。そして、出口側通路部13は略L字状に屈曲して形
成され、その下流側は後述の流出口14と連通してい
る。
【0031】ここで、バイパス通路5は、図3に示す如
く、吸入空気が第1,第2の衝突壁部8,10に衝突し
て折曲げ通路部9,11を流れることにより、その流れ
方向を矢示B,Cに示す如く流量検出素子16の上流側
でほぼ直角に折曲がる方向へと2回変化させる。これに
より、空気中にダスト等の異物粒子が含まれている場合
でも、バイパス通路5は、この異物を第1,第2の衝突
壁部8,10に衝突させることにより、吸入空気と共に
流れる異物の速度を流量検出素子16の上流側で減速す
る構成となっている。
【0032】14はバイパス通路5内の吸入空気が流出
する流出口で、該流出口14は、出口側通路部13の下
流側に略L字状に屈曲して形成され、図1に示すように
通路形成部材4の側面に開口している。
【0033】15は流量検出素子16が取付けられた素
子取付部で、該素子取付部15は、図3に示す如く、基
端側がセンサボディ3の回路収容部3Aに取付けられ、
先端側が通路形成部材4の素子挿入穴4Cを介して折曲
げ通路部11内に突設されると共に、この突出部位には
流量検出素子16が固着されている。
【0034】16は折曲げ通路部11の途中位置に設け
られた流量検出素子で、該流量検出素子16は、図4に
示す如く、例えばシリコン材料、セラミックス材料等に
より形成され薄肉のダイヤフラム部16A1 が設けられ
た基板16Aと、該基板16Aのダイヤフラム部16A
1 上に設けられたヒータ16Bと、該ヒータ16Bの
左,右両側に位置してダイヤフラム部16A1 上に設け
られ、回路収容部3A内の電子回路との間でブリッジ回
路(図示せず)を構成した感温抵抗体16C,16Cと
を有している。また、ヒータ16Bと各感温抵抗体16
Cとは、例えば白金等の金属薄膜にエッチング加工を施
すことによって形成されている。
【0035】そして、流量検出素子16の作動時には、
ヒータ16Bが電子回路から給電されることによって発
熱すると、感温抵抗体16Cはヒータ16Bからの熱伝
導を受けつつ、折曲げ通路部11を流れる吸入空気と接
触して冷却されることにより、吸入空気の流量を温度に
応じた抵抗値の変化として検出するものである。
【0036】本実施の形態による流量計測装置は上述の
如き構成を有するもので、次にその作動について説明す
る。
【0037】まず、エンジンの運転中には、図3に示す
如く、その吸入空気が吸気通路2を矢示A方向に流れる
と、吸入空気の一部が流入口6から入口側通路部7に流
入し、この空気流は矢示Bの如く衝突壁部8に衝突する
ことにより、流れ方向がほぼ直角に変化して折曲げ通路
部9を流通する。そして、この空気流は、矢示Cの如く
衝突壁部10に衝突することによって折曲げ通路部11
を流通した後に、流量検出素子16の位置を通過する。
【0038】このとき、流量検出素子16は吸入空気の
流量を検出し、エンジンの吸入空気量に対応した検出信
号を外部に出力する。また、流量検出素子16の位置を
通過した吸入空気は、矢示Dの如く出口側通路部13を
流通した後に流出口14から吸気通路2に流出する。
【0039】また、例えばエンジンの各気筒からの吹返
し等によって吸入空気が図3中の矢示A方向と逆向きに
流れる場合には、流出口14が通路形成部材4の側面に
位置して吸入空気の逆流方向とほぼ直交する方向に開口
しているため、この逆流は、流出口14からバイパス通
路5内に流入するのを阻止される。また、仮りに吸入空
気が流出口14から僅かに逆流した場合でも、この逆流
はL字状に屈曲した出口側通路13を流れることによっ
て、流量検出素子16の位置にほとんど達することなく
減衰する。
【0040】ところで、仮りに吸入空気中にダスト等の
異物粒子が含まれている場合には、この異物が吸入空気
の流れによって加速されることにより、流入口6から入
口側通路部7に高速で侵入することがある。
【0041】しかし、この異物は、吸入空気の流れ方向
が折曲げ通路部9,11によって折曲がるように変化す
るときに、慣性質量が大きいために衝突壁部8,10に
衝突して減速され、流量検出素子16の位置を低速で通
過する。
【0042】かくして、本実施の形態では、バイパス通
路5に2個の折曲げ通路部9,11を設け、流量検出素
子16を折曲げ通路部11の途中に配設する構成とした
ので、これらの折曲げ通路部9,11は、流量検出素子
16の上流側で吸入空気の流れ方向をほぼ直角に折曲が
る方向へと2回変化させることができる。このとき、吸
入空気中の異物を衝突壁部8,10に衝突させることが
でき、これらの2箇所で異物だけを確実に減速させるこ
とができる。
【0043】即ち、流入口6から入口側通路部7に高速
で侵入してきた異物を、まず衝突壁部8と衝突させて減
速できると共に、さらに衝突壁部10と衝突させること
によって異物の速度を十分に低下させることができる。
【0044】これにより、異物が折曲げ通路部11を通
過するときに流量検出素子16に高速で衝突するのを防
止でき、仮りに衝突したとしても、このときの衝突エネ
ルギを低減させることができる。
【0045】従って、微小な金属薄膜等により形成され
た感温抵抗体16Bを吸入空気中に含まれるダスト等の
異物粒子から確実に保護でき、流量検出素子16の耐久
性、寿命を向上させることができる。
【0046】次に、図5は本発明による第2の実施の形
態を示し、本実施の形態の特徴は、バイパス通路が流量
検出素子の上流側で1回折曲がる構成としたことにあ
る。なお、本実施の形態では、前記第1の実施の形態と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0047】21は管体1に取付けられたセンサボディ
で、該センサボディ21には第1の実施の形態とほぼ同
様に回路収容部21Aが設けられている。しかし、回路
収容部21Aの電子回路は、例えば後述する通路形成部
材23の外側に配置された配線部材22等を介して流量
検出素子16と接続されている。
【0048】23は管体1の吸気通路2内に設けられた
通路形成部材で、該通路形成部材23は、第1の実施の
形態とほぼ同様に、その内部に後述のバイパス通路24
が形成されると共に、センサボディ21の先端側または
管体1の内壁面に取付けられている。また、通路形成部
材23の内側壁部23Aには、流量検出素子16が取付
られている。
【0049】24は通路形成部材23内に略コ字状に折
曲がって形成されたバイパス通路で、該バイパス通路2
4は、流入口25、入口側通路部26、衝突壁部27、
折曲げ通路部28、出口側通路部30および流出口31
を含んで構成されている。
【0050】ここで、流入口25は通路形成部材23の
前面側に設けられ、図5中の矢示A方向に流れる吸入空
気流の上流側に向けて開口している。また、入口側通路
部26は、流入口25から吸入空気流の流れ方向にほぼ
沿って通路形成部材23の後面側に突き当たる位置まで
延び、通路形成部材23のうち入口側通路部26の下流
側が突き当たる部位は衝突壁部27を構成している。
【0051】また、折曲げ通路部28は、衝突壁部27
の位置で入口側通路部26に対しほぼ直角に折曲がって
形成され、その途中位置には流量検出素子16が配設さ
れている。さらに、折曲げ通路部28の下流側には他の
衝突壁部29が設けられ、折曲げ通路部28は、この衝
突壁部29の位置で出口側通路部30と連通すると共
に、この出口側通路部30は、折曲げ通路部28に対し
ほぼ直角に折曲がって形成されている。
【0052】また、流出口31は、出口側通路部30の
下流側からほぼ直角に折曲がって延び、通路形成部材2
3の側面に開口している。そして、これらの出口側通路
部30と流出口31とは、第1の実施の形態とほぼ同様
に、吸入空気が流量検出素子16の位置に逆流するのを
防ぐ構成となっている。
【0053】そして、吸気通路2を図5中の矢示A方向
に流れる吸入空気の一部が流入口25から入口側通路部
26に流入すると、この空気流は矢示Eの如く衝突壁部
27に衝突することにより、流れ方向がほぼ直角に変化
して折曲げ通路部28を流通した後に、矢示Fの如く出
口側通路部30、流出口31を介して吸気通路2に流出
する。
【0054】かくして、このように構成される本実施の
形態でも、前記第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を得ることができる。即ち、折曲げ通路部28によって
吸入空気の流れ方向をほぼ直角に折曲がる方向へと変化
させることができ、このときダスト等の異物粒子が衝突
壁部27に衝突して十分に減速されることにより、流量
検出素子16を保護することができる。
【0055】そして、特に本実施の形態では、バイパス
通路24に1個の折曲げ通路部28を設ける構成とした
ので、その形状を簡略化でき、通路形成部材23内に形
成するバイパス通路24の成形、加工を容易に行うこと
ができる。
【0056】なお、前記第1の実施の形態では、バイパ
ス通路5の流出口14が通路形成部材4の側面に開口す
る構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば図6に
示す変形例のように、通路形成部材4′の下面側を管体
1の内壁面から離間させて配置し、この下面側にバイパ
ス通路5′の流出口14′が開口する構成としてもよ
く、また流出口が通路形成部材4′の後面側に開口する
構成としてもよい。
【0057】また、第1の実施の形態では、流量検出素
子16をバイパス通路5の第2の折曲げ通路部11に設
ける構成としたが、本発明はこれに限らず、流量検出素
子16を第1の折曲げ通路部9または出口側通路部13
に設ける構成としてよい。
【0058】また、前記第2の実施の形態においても、
例えば図5中に仮想線で示すように、流量検出素子1
6′をバイパス通路24の出口側通路部30に配設する
構成としてもよい。
【0059】さらに、前記各実施の形態では、通路形成
部材4の上部側をセンサボディ3,21に取付け、下部
側を管体1の内壁面に固着する構成としたが、本発明は
これに限らず、通路形成部材4の上部側と下部側のうち
いずれか一方を固定すればよい。そして、通路形成部材
4の下部側を固定する場合には、通路形成部材4と管体
1とを一体に樹脂成形する構成としてもよい。
【0060】また、前記各実施の形態において、第1の
実施の形態では、バイパス通路5を流量検出素子16の
上流側で2回折曲げ、第2の実施の形態では1回折曲げ
る構成としたが、本発明はこれに限らず、バイパス通路
を流量検出素子の上流側で3回以上折曲げる構成として
もよい。
【0061】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、バイパス通路は、流量検出素子の上流側で被測流
体の流れが衝突する少なくとも1個の衝突壁部を有し、
この衝突壁部の位置で少なくとも1回折曲がる構成とし
たので、被測流体中に含まれるダスト等の異物がバイパ
ス通路に侵入した場合でも、この異物をバイパス通路の
折曲がり部位で衝突壁部に衝突させることができ、異物
だけを流量検出素子の上流側で十分に減速することがで
きる。これにより、異物が流量検出素子に高速で衝突す
るのを確実に防止でき、仮りに衝突したとしても、この
ときの衝突エネルギを低減して流量検出素子を確実に保
護できると共に、流量検出素子の耐久性、寿命を向上さ
せることができる。
【0062】また、請求項2の発明によれば、バイパス
通路は、入口側通路部と、第1,第2の衝突壁部と、第
1,第2の折曲げ通路部とを有し、流量検出素子を第2
の折曲げ通路部に設ける構成としたので、これらの折曲
げ通路部は、被測流体の流れ方向を折曲がるように2回
変化させることができ、このときに被測流体中の異物を
第1,第2の衝突壁部に衝突させることによって2段階
で十分に減速することができる。
【0063】また、請求項3の発明によれば、流量検出
素子は基板上に設けた金属薄膜からなる感温抵抗体を有
する構成としたので、例えばエッチング加工等の微細加
工技術を用いて感温抵抗体を形成することができる。ま
た、被測流体中の異物がバイパス通路の衝突壁部で減速
されることにより、仮りにこの異物が感温抵抗体に衝突
した場合でも、金属薄膜からなる感温抵抗体を保護する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による流量計測装置
を管体に取付けた状態で示す正面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた流量計測装置
と管体の縦断面図である。
【図3】バイパス通路と流量検出素子とを示す図2中の
要部拡大断面図である。
【図4】流量検出素子を拡大して示す斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態による流量計測装置
の要部拡大断面図である。
【図6】第1の実施の形態の変形例を示す流量計測装置
の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 管体 2 吸気通路(主通路) 3,21 センサボディ 4,23 通路形成部材 5,24 バイパス通路 6,25 流入口 7,26 入口側通路部 8,10,27 衝突壁部 9,11,28 折曲げ通路部 13,30 出口側通路部 14,31 流出口 16 流量検出素子 16A 基板 16B 感温抵抗体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 淳 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社ユ ニシアジェックス内 Fターム(参考) 2F035 AA02 EA03 EA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測流体が流れる主通路をバイパスして
    被測流体の一部を流通させるバイパス通路と、該バイパ
    ス通路の途中に設けられ前記被測流体の流量を検出する
    流量検出素子とからなる流量計測装置において、 前記バイパス通路は前記流量検出素子よりも上流側に位
    置して前記被測流体の流れが衝突する少なくとも1個の
    衝突壁部を有し、前記バイパス通路は該衝突壁部の位置
    で折曲がる構成としたことを特徴とする流量計測装置。
  2. 【請求項2】 前記バイパス通路は、前記主通路から被
    測流体が流入する入口側通路部と、該入口側通路部の下
    流側に位置し前記被測流体が衝突する第1の衝突壁部
    と、該第1の衝突壁部の位置で前記入口側通路部に対し
    折曲がって形成された第1の折曲げ通路部と、該第1の
    折曲げ通路部の下流側に位置し前記被測流体が衝突する
    第2の衝突壁部と、該第2の衝突壁部の位置で前記第1
    の折曲げ通路部に対し折曲がって形成された第2の折曲
    げ通路部とを含んで構成し、前記流量検出素子は第2の
    折曲げ通路部に設ける構成としてなる請求項1に記載の
    流量計測装置。
  3. 【請求項3】 前記流量検出素子は基板上に設けた金属
    薄膜からなる感温抵抗体を有し、該感温抵抗体は前記被
    測流体の流量を抵抗値の変化により検出する構成として
    なる請求項1または2に記載の流量計測装置。
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