JP2001183052A

JP2001183052A - 保冷庫

Info

Publication number: JP2001183052A
Application number: JP37278399A
Authority: JP
Inventors: Yasushi Sakata; 康坂田; Yasuhide Watanabe; 泰英渡辺; Tadahisa Saga; 忠久佐賀; Noriyuki Arai; 敬之新井; Kimiko Endo; 公美子遠藤
Original assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 1999-12-28
Filing date: 1999-12-28
Publication date: 2001-07-06

Abstract

(57)【要約】【課題】本発明の第1の目的は、断熱性の良い内扉を
備えた保冷庫を提供するものである。本発明の第2の目
的は、密閉性よい内扉を備える保冷庫を提供するもので
ある。【解決手段】内扉を備えた保冷庫において、前記内扉
を、枠(15)とパネル(16)とこの両者(15,16)を一体とす
る発泡断熱材(17)とから構成することを特徴とする。ま
た、内扉を備えた保冷庫において、前記内扉の内側パネ
ル(19)と、この内側パネル(19)を遊嵌する支え(18,18)
とを備えことを特徴とする。また、前記内扉の内側パネ
ル(19)と、この内側パネル(19)を遊嵌する支え(18,18)
とを備えことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、保冷庫に関する。
特に、超低温保冷庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来から、保冷庫において、断熱性を高
めるために扉を2重にしたものがある。つまり、通常の
扉(外扉)を開けると、もう一枚の扉(内扉)が存在する。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、断熱性の良い内扉を備えた保冷庫を提供するもので
ある。本発明の第2の目的は、密閉性よい内扉を備える
保冷庫を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】本発明は、内扉を備えた
保冷庫において、前記内扉を、枠(15)とパネル(16)とこ
の両者(15,16)を一体とする発泡断熱材(17)とから構成
することを特徴とする。

【０００５】また、内扉を備えた保冷庫において、前記
内扉の内側パネル(19)と、この内側パネル(19)を遊嵌す
る支え(18,18)とを備えことを特徴とする。

【０００６】また、前記内扉の内側パネル(19)と、この
内側パネル(19)を遊嵌する支え(18,18)とを備えことを
特徴とする。

【０００７】また、内扉を備えた保冷庫において、前記
内扉にこの内扉内部と外部とを遮断するためのガスケッ
ト(20)を設けたことを特徴とする。

【０００８】また、前記ガスケット(20)の外側に内扉ラ
ッチ機構(25,29)を設けたことを特徴とする。

【０００９】また、前記内扉ラッチ機構(25,29)のラッ
チ解除は、この内扉ラッチ機構のハンドル(25)を手前側
に回動することにより行うことを特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図6を参
照しつつ説明する。

【００１１】図1は、縦型超低温保冷庫の断面図であ
る。

【００１２】(1)は断熱材が充填されたキャビネットで
あり、(2)は回転式の外扉(外側回転扉)、(3)は外扉ガス
ケット、(4)は内ガスケット、(5)は回転式の内扉(内側
回転扉)、(20)は内扉ガスケットである。

【００１３】図2、図3は、内扉の図である。

【００１４】(15)は鋼板又はステンレス鋼板の内扉枠で
ある。(16)は外側の内扉パネルである。(17)はプラスチ
ック製の外側の内扉パネル、(18)は断熱材である。(18)
は内扉パネルの支え、(19)は内側の内扉パネルである。
(20)は内扉ガスケットである。

【００１５】この内扉は、内扉枠(15)と内扉パネル(17)
とを、硬質発泡ポリウレタンフォームにより、一体発泡
体を形成する。そして、この内扉のウレタン面に吸水防
止用のフィルム(17')を取る付ける。密閉性向上のため
に内扉ガスケット(20)を取り付ける。

【００１６】このように、本実施態様では、内扉枠(15)
と内扉パネル(16)を組付けた際に、隙間が生じても、硬
質発泡ポリウレタンを注入して、内扉枠(15)と内扉パネ
ル(17)と断熱材(18)が一体として、内扉を形成してい
る。

【００１７】これにより、隙間は発生せず、冷気の流
出、外気の流入を抑えることが出来る。また、内扉パネ
ル(19)は、内扉パネル支え(18)に支えられているだけで
あり、固定されていない。従って、パネル(19)が、温度
の上下により伸縮しても、パネル支え(18)に対して、摺
動するだけである。

【００１８】図4は、この実施態様の内扉の固定具の(以
下、内扉ラッチ機構と称する)を説明するための図であ
る。

【００１９】図4において、(24)は内扉ラッチベースで
ある。(25)は内扉ハンドル、(26)は固定具、(27)は内扉
ラッチスプリング、(28)はカバーである。

【００２０】内扉ラッチベース(24)は、内扉にねじ(24
b)止めされる。そして、この内扉ラッチベースの(24)の
シャフト部(24a)に内扉ハンドル(25)を取りつけ、内扉
ラッチスプリング(27)を介して、固定具(26)を取り付け
て、ねじ(26')にて固定する。図５に示すように、内扉
ラッチベース(24)のシャフト部(24a)が支点となり、内
扉ハンドル(25)を奥方に回動させると、片(25a)が片(29
a)に噛み込み、内扉を本体中心側に押し込む。反対に、
ハンドル(25)を引けば、ラッチは開放され、内扉が開か
れる。このように本実施態様では、内扉が一体成形され
るので、隙間が生じ難く、省エネが図れる。内側の内扉
パネル(19)は、支え(18)に遊嵌して指示されるので、温
度変化により、このパネルが伸縮しても歪を吸収でき
る。また、ラッチ機構(25,29)は、内扉ガスケット(20)
の外側に設けられるので、氷着き等が発生し難い。ま
た、内扉ラッチ機構(25,29)のラッチ解除は、この内扉
ラッチ機構のハンドル(25)を手前側に回動することによ
り行うので、ラッチ解除操作により、同時に内側回転扉
を開けることになり、内扉の開閉操作が簡略化される。

【００２１】

【発明の効果】本発明によれば、断熱性の良い内扉を備
えた保冷庫を提供できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施態様の縦型超低温保冷庫の断面図
である。

【図２】この実施態様の内扉の構造を説明するための図
である。

【図３】この実施態様の内扉の構造を説明するための図
である。

【図４】この実施態様の内扉ラッチ機構のうちのハンド
ル側を説明するための図である。

【図５】この実施態様の内扉ラッチ機構を説明するため
の図である。

【図６】この実施態様の内扉ラッチ機構を説明するため
の図である。

【符号の説明】

15・・・枠、 16・・・パネル、 17・・・発泡断熱材、 19・・・内側パネル、 18・・・支え、 20・・・ガスケット、 25,29・・・内扉ラッチ機構、 25・・・ハンドル、 29・・・内扉ラッチ受け。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者佐賀忠久大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者新井敬之大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内 (72)発明者遠藤公美子大阪府守口市京阪本通２丁目５番５号三洋電機株式会社内Ｆターム(参考） 3L102 JA01 KA09 KB01 KB04 KC07 KE02 KE03 KE04

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】内扉を備えた保冷庫において、前記内扉
を、枠(15)とパネル(16)とこの両者(15,16)を一体とす
る発泡断熱材(17)とから構成することを特徴とする保冷
庫。
【請求項２】内扉を備えた保冷庫において、前記内扉
の内側パネル(19)と、この内側パネル(19)を遊嵌する支
え(18,18)とを備えことを特徴とする保冷庫。
【請求項３】前記内扉の内側パネル(19)と、この内側
パネル(19)を遊嵌する支え(18,18)とを備えことを特徴
とする請求項１に記載の保冷庫。
【請求項４】内扉を備えた保冷庫において、前記内扉
にこの内扉内部と外部とを遮断するためのガスケット(2
0)を設けたことを特徴とする保冷庫。
【請求項５】前記ガスケット(20)の外側に内扉ラッチ
機構(25,29)を設けたことを特徴とする請求項４に記載
の保冷庫。
【請求項６】前記内扉ラッチ機構(25,29)のラッチ解
除は、この内扉ラッチ機構のハンドル(25)を手前側に回
動することにより行うことを特徴とする請求項５に記載
の保冷庫。