JP2016200341A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯蔵室の視認性を上げつつ幅広いものとすることができる冷蔵庫の提供。【解決手段】冷蔵庫本体に設けた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に区画形成した低温貯蔵室と、前記低温貯蔵室を開閉するドア26とを備え、前記ドアはドア枠36に合成樹脂製の透明板38を嵌め込んで構成し、かつ前記ドア枠36は透明板38の長手方向一端辺側において透明板38がドア枠36に対し自由に伸縮可能なる構成としてある。これにより、透明板とドア枠との間に膨張収縮差の違いがあっても透明板はドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成とした部分において自由に膨張収縮するので、ドア全体が湾曲変形等することがなくなる。したがって、透明板を樹脂製としたものであってもドアの横幅寸法を長いものとすることができ、それに伴い横幅の広い低温貯蔵室を設けることが可能となる。【選択図】図9

Description

本発明は冷蔵庫に関し、特に低温貯蔵室等を開閉するドア構成に関するものである。
一般に家庭用冷蔵庫は、冷蔵室、野菜室、冷凍室等を備え、更に前記冷蔵室内には当該冷蔵室よりも低温に冷却されるチルド室(冷蔵室よりも低く約1℃の温度帯とする室)あるいはパーシャル室(約−3℃の微凍結温度帯とする室)またはこれらに切り替え可能な第三温度帯室等の低温貯蔵室を設けたものが見られる。(例えば、特許文献1参照)。
図13は特許文献1記載の冷蔵庫を示し、この冷蔵庫は冷蔵室101の下部に低温貯蔵室102を設け、この低温貯蔵室102はその上面を冷蔵室101の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材103で覆って構成してある。
そして上記低温貯蔵室102は内部に引出自在な容器104を有するとともに、貯蔵室前面の開口は棚板部材103の前端に枢支したドア105によって開閉自在としてある。
特開2006−118825号公報
上記特許文献1に記載されているような低温貯蔵室等のドア105は、通常、ドア枠内にガラス板もしくは合成樹脂製の透明板を嵌め込んで形成してあり、貯蔵室前面の開口を閉じた状態でも低温貯蔵室102内に保存している食材が視認できる。
しかしながら、上記従来のドア構成において、ドアの透明板に合成樹脂製の板を用いていると、長期間使用しているうちに透明板とドア枠との膨張収縮差によりドア全体が湾曲するような形で変形する場合があった。
従って従来の合成樹脂製透明板を用いものにあってはドア105の横幅寸法が限られ、結果的に低温貯蔵室102を幅広にすることができない、という課題があった。
特に低温貯蔵室は、肉や魚等の食材を包装することなくそのまま保存するため、湿気が多くなりがちであり、透明性の高いアクリル樹脂製の透明板を使用し内部の視認性を上げる形態としたような場合は、アクリル樹脂が湿気を吸収して膨張収縮しやすいこともあって、ドア幅は狭いものとならざるを得なくなって横幅の広い低温貯蔵室とするには無理があり、横幅の狭い低温貯蔵室102となりがちであった。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、視認性を保ちつつ低温貯蔵室を幅広いものとすることができる冷蔵庫の提供を目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するために、透明板を保持するドア枠は透明板の少なくとも長手方向一端辺側において透明板がドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成としてある。
これにより、透明板とドア枠との間に膨張収縮差があっても透明板はドア枠の長手方向
に対し自由に伸縮可能なる構成とした部分において自由に膨張収縮するので、ドア全体が湾曲変形等することがなくなる。したがって、透明板を樹脂製としたものであってもドアの横幅寸法を長いものとすることができ、それに伴い横幅の広い低温貯蔵室を設けることが可能となる。
本発明は、上記構成により、視認性を保ちつつドアの横幅寸法を大きなものとして低温貯蔵室を横幅の広いものとすることができ、使い勝手の良い冷蔵庫とすることができる。
本発明の実施の形態1における冷蔵庫の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の扉を開いた時の正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の縦断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の冷蔵室下部に設けた低温貯蔵室の断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室を示す正面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室のドアを示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室のドアを示す図7のA−A断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室のドアを示す横断面図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室容器のドアを示す斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室のドアを示す分解斜視図 同実施の形態1における冷蔵庫の低温貯蔵室のドアを示す正面図 従来の冷蔵庫の低温貯蔵室部分を示す断面図
第1の発明は、冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に区画形成した貯蔵室と、前記貯蔵室を開閉するドアとを備え、前記ドアはドア枠に合成樹脂製の透明板を嵌め込んで構成し、かつ前記ドア枠は透明板の少なくとも長手方向一端辺側において透明板がドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成としてある。
これにより、透明板とドア枠との間に膨張収縮差があっても透明板はドア枠に対し自由に膨張収縮できするので、ドア全体が湾曲変形等することがなくなる。したがって、透明板を樹脂製としたものであってもドアの横幅寸法を長いものとすることができ、それに伴い横幅の広い低温貯蔵室を設けることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記ドア枠は透明板の外周端面を嵌め込む環状リブを備え、当該環状リブのうち透明板の長手方向一端側の辺と対向する部分のリブ部を切除して透明板がドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成としてある。
これにより、透明板の少なくとも外周上下端面は環状リブによって保持されるので、透明板を確実に固定保持することができ、透明板脱落防止を確実になくすることができるともに、リブ部を切除するだけの簡単な構成で透明板の伸縮自由度を確保できて、ドア変形等の無い幅広い貯蔵室を提供することができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記ドア枠のリブ部を切除した側の一辺は透明板の他端側を囲む環状リブの厚み寸法と略同等幅寸法だけ透明板の端面より外方に突出させた構成としてある。
これにより、透明板を正面から見たとき、前記透明板のリブ部分を切除した辺の外周に
も透明板の外周端面を囲む環状リブが存在するような形に見え、左右が調和したバランスの良い外観とすることができる。
第4の発明は、第2または第3の発明において、前記環状リブはその高さを透明板の板厚より低くした構成としてある。
これにより、透明板の外周表面は透明板だけのフラット面となり、スッキリ感のある外観に仕上げることができる。しかも拭き掃除も容易になると同時に、透明板の外周表面まで環状リブで覆うようにした場合に生じる課題、すなわち、透明板表面とこれを覆う環状リブとの境界面にほこりや塵埃等が付着堆積してこれが線状に目立ってくることもなく、常に見栄えの良いものとすることができる。
第5の発明は、第1〜第4の発明において、前記透明板はその外周縁部を両面テープによってドア枠に接着するとともに、前記両面テープと対向する透明板の外周部分に印刷処理を施した構成としてある。
これにより、透明板を板厚の厚い重厚感のある高品質な重量物とした場合であっても確実に透明板をドア枠に固定することができるとともに、テープも印刷処理によって見えなくすることができ、高品位化とともに信頼性と見栄え向上を同時に達成することができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記両面テープは、透明板の上下辺に沿って配置した水平テープ部と同透明板の左右両側辺に沿って配置した垂直テープ部とからなり、かつ、上記水平テープ部の長辺側面に垂直テープ部の短辺側面を突き当てるよう配置した構成としてある。
これにより、貯蔵室への食材の出し入れ時にドア端面に水等がかかっても、ドア上部は両面テープがその全長に亘って切れ目なく位置することになるから、接着部分への水の侵入を確実に防止することができ、長期間に亘って確実に透明板を固定保持し信頼性をさらに向上させることができる。
第7の発明は、第1〜第6の発明において、前記貯蔵室は冷蔵室の横幅一側端側に製氷用の給水タンク設置室を残しただけの広さに形成した構成としてある。
これにより、貯蔵室容量が飛躍的に向上し、当該貯蔵室を低温貯蔵室とすれば低温保存する肉や魚などを多く保存でき、使い勝手が向上するとともに、幅広の貯蔵室であってもそのドアは膨張収縮による変形の無いものとすることができ、使い勝手と意匠性の高い冷蔵庫とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。尚、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1〜図12は本発明の実施の形態1を示すもので、まず、冷蔵庫全体の構成について説明する。
図1〜図3において、本実施の形態に係る冷蔵庫は、前方を開口した冷蔵庫本体1を備え、この冷蔵庫本体1は、図3に示すように主に鋼板を用いた外箱2と、ABSなどの硬質樹脂で成型された内箱3と、前記外箱2と内箱3との間に充填された硬質発泡ウレタン等の発泡断熱材4とから構成されている。
冷蔵庫本体1は、仕切板5、6、6aによって複数の貯蔵室に区分されており、冷蔵庫本体1の最上部は冷蔵室7、冷蔵室7の下方は切替室8a及び切替室8aに並設した製氷室8b、さらにその下方は冷凍室9、さらに最下部は野菜室10となっている。そして前記各貯蔵室の前面開口部は、扉11a、11b、11c、11d、11eによって開閉可能に閉塞されている。
前記冷蔵庫本体1の上部後方領域には機械室14が設けられている。機械室14には、圧縮機15、水分除去を行うドライヤ(図示せず)等の冷凍サイクルの高圧側構成部品が収容されている。
また、冷蔵庫本体1の背面には冷気を生成する冷却室16と、冷却室16からの冷気を前記冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に供給循環させる冷気通路17が設けられている。
冷却室16内には冷却器19が配設されており、冷却器19の上部には冷却ファン20が配置されている。前記冷却ファン20は、冷却器19により冷却された冷気を、冷気通路17を介し冷蔵室7、冷凍室9、野菜室10等に強制循環させて各室を冷却するものである。
例えば、冷蔵室7は食材が凍らない程度の温度通常1℃〜5℃に冷却し、野菜室10は冷蔵室7と同等もしくは若干高めの温度2℃〜7℃に冷却している。また、冷凍室9は冷凍保存のために通常−22℃〜−15℃の冷凍温度帯に冷却しており、場合によっては冷凍保存状態向上のために、例えば−30℃や−25℃の低温に冷却することもある。
前記冷却室16からの冷気によって冷却される冷蔵室7には食材を載置する複数の棚板21が設けてあり、かつ、側壁前部には照明装置(図示せず)が設置してあって扉11aを開くと点灯し冷蔵室7内を照射するようになっている。
また、上記冷蔵室7にはその下部に約1℃の温度帯に冷却されるチルド室あるいは約−3℃の微凍結温度帯まで冷却されるパーシャル室に切り替え可能な低温貯蔵室23が区画形成してある。なお、低温貯蔵室23はチルド室或いはパーシャル室に切り替え可能なものでなく、チルド室或いはパーシャル室として専用設計されたものであってもよいものである。
上記低温貯蔵室23は図4〜図6に示すようにその上面を冷蔵室7の最下段に位置する棚板としても利用する棚板部材24及び側面の給水タンク室22(図2参照)との間を仕切る間仕切り板22aとで区画形成してあり、内部には引出自在な容器25が設けてあって、その前方は前記容器25の引出によって棚板部材24の前端部を中心に回動して開くドア26によって閉蓋してある。
上記低温貯蔵室23の棚板部材24は、図4に示すように、合成樹脂製の棚枠部材27に装着したガラス板等からなる上板28と、合成樹脂製の下枠板29と、それらの間に設けた発泡スチロール等の断熱材30とから構成してある。
そして、上記断熱材30には下枠板29に開口する多数の吹出し口31を有する冷気ダクト部32が形成してあり、冷蔵室7内にセットすることによって前記冷気ダクト部32が冷蔵庫本体1背面の冷気通路17に連通し冷気が供給され、この冷気によって低温貯蔵室23内を冷却するようになっている。
また、前記低温貯蔵室23はその棚板部材24の下面に凹部34を形成して、LED等からなる照明装置35を設け、低温貯蔵室23内にセットした容器25内部を照射するように構成してある。
次に上記低温貯蔵室23の開口を開閉するドア26の構成について図7〜図12を用いて説明する。
このドア26は、図11に示すように、略四角形状に形成した合成樹脂製のドア枠36と、このドア枠36に両面テープ37で固着した合成樹脂製の透明板38とで構成してある。本実施の形態では、例えば前記ドア枠36はABS樹脂で形成し、透明板38は透明性の高いアクリル樹脂で形成してある。
前記ドア枠36はその前面に図8、図9、図12に示すように前方に突出する環状リブ39が一体形成してあり、この環状リブ39内に透明板38を嵌め込み、両面テープ37で接着固定してある。
そして、上記環状リブ39はこの実施の形態では透明板38の長手方向一端辺側、この例では図9、図12の左側部分において切除してあり、透明板38はドア枠36に対し自由に伸縮可能なる構成としてある。
更に、上記環状リブ39を切除した側のドア枠36の一辺36aは透明板38の他端側を囲む環状リブ39の厚み寸法Tと略同等幅寸法だけ透明板38の端面より外方に突出させてある。
また、上記環状リブ39は図9に示すようにその高さを透明板38の板厚より低くして透明板38の表面から前方に突出しないようにしてある。
また、透明板38をドア枠36に接着固定する両面テープ37は、図12の破線で示すように、透明板38の上下辺に沿って配置した水平テープ部37aと同透明板38の左右両側辺に沿って配置した垂直テープ部37bとを備え、上記水平テープ部37aの長辺側面に垂直テープ部37bの短辺側面を突き当てるよう貼り付けてある。
そして、前記透明板38の両面テープ37と対向する前面の外周部分には両面テープ37と略同等幅の帯状着色層40が印刷処理してある。
また、前記ドア枠36の両端辺には図10に示すように前記棚板部材24の前方端に回動自在に軸支するフック状の軸支部41と、前記容器25を出し入れする際、当該容器の開口縁部25a(図4参照)に当接してドア26を開閉動作させる当接片部42が設けてある。
以上のように構成された冷蔵庫について、次にその作用効果を説明する。
まず、この冷蔵庫の低温貯蔵室は、冷蔵庫本体1の冷気通路17から供給される冷気が棚板部材24に設けた冷気ダクト部32および吹出し口31を介して供給され、低温貯蔵室23内の容器25に収納している肉や魚等の食材を所定温度に冷却保存する。例えば低温貯蔵室がチルド室である場合は約1℃に冷却保存し、パーシャル室である場合は約−3℃の微凍結温度に冷却保存する。
ここで、前記低温貯蔵室23は、内部に保存している食材が肉や魚であるとこの肉屋や魚から蒸散する水分で湿度が高くなり、また、チルド室或いはパーシャル室として使用し
ている時とそうでない時とで温度差が生じたりする。
その結果、低温貯蔵室23を閉じているドア26の透明板38とドア枠36が膨張収縮するが、両者の膨張収縮には差があり、透明板38の膨張収縮がドア枠36よりも大きくなることが多い。
特に本実施の形態のように透明板38を透明度が高く視認性の良い合成樹脂、例えばアクリル樹脂で形成していると、このアクリル樹脂は吸水性が高いためドア枠36よりも大きく膨張収縮する。
このような場合、この実施の形態のドア26は、透明板38の外周端面を嵌め込む環状リブ39のうち、透明板38の長手方向一端側の辺と対向する部分のリブ部を切除して、透明板38がドア枠36に対し自由に伸縮可能なる構成としてあるから、透明板38とドア枠36との間に膨張収縮差の違いがあっても透明板38はドア枠36に対し自由に膨張収縮でき、ドア全体が湾曲変形等することがなくなる。
したがって、透明板38を樹脂、特にアクリル樹脂として視認性を上げたものであっても、ドア26の横幅寸法を長いものとすることができ、それに伴い横幅の広い低温貯蔵室23を設けることが可能となる。
また、この実施の形態ではドア枠36に対し透明板38が自由に伸縮可能なる構成とするため、透明板38の外周端面を嵌め込む環状リブ39のうち、透明板38の長手方向一端側の辺と対向する部分のリブ部を切除しただけであるから、簡単に提供できる。しかもリブ部を切除していない部分の環状リブ39の上下部分によって透明板38の上下端面を保持するので、透明板38を確実に固定保持することができ、透明板脱落防止を確実に保証することができる。
例えば、ドア枠36に対し透明板38が自由に伸縮可能なる構成としては、透明板をドア枠前面に単に接着するだけとしてもよいが、このような場合、経年変化で接着力が劣化すると、透明板がドア枠から脱落することが起こり得る。しかしながら、この実施の形態で示した構成であればそのようなことは防止できる。
また、ドア枠36に対し透明板38が自由に伸縮可能なる構成として、環状リブ39の一部を切除することなく透明板38の外周懸全域に形成したままにして、透明板38の長手方向一端側の透明板端面と環状リブ内面との間の間隙を大きく設定しておいてもよいが、このような場合、上記間隙部分にほこりや塵埃等が付着堆積して非衛生的になる。しかしながら、この実施の形態で示した構成であればそのようなことも防止でき、衛生的に食材保存を実現することができる。
また、この実施の形態では、前記ドア26はドア枠36のリブ部を切除した側の一辺は、透明板38の他端側を囲む環状リブ39の厚み寸法と略同等幅寸法だけ透明板38の端面より外方に突出させた構成としてあるから、外観上の違和感を防止することができる。すなわち、上記構成により、透明板38を正面から見たとき、前記透明板38のリブ部分を切除した辺の外周にも透明板38の外周端面を囲む環状リブ39が存在するような形に見え、左右が調和したバランスの良い外観とすることができ、違和感を払拭できる。
さらにまた前記環状リブ39はその高さを透明板38の板厚より低くした構成としてあるから、透明板38の外周表面は透明板38だけのフラット面となり、スッキリ感のある外観に仕上げることができる。しかも拭き掃除も容易になる。また、環状リブ39は断面略L字状にして透明板38の外周表面まで環状リブで覆うようにすることが考えられるが
、このような場合に生じる課題、すなわち、透明板38表面とこれを覆う環状リブ39との境界面にほこりや塵埃等が付着堆積してこれが線状に目立ってくることもなく、常に見栄えの良いドアとすることができる。
また、ドア26の透明板38は環状リブ39による嵌合保持だけでなく両面テープ37によってもドア枠36に接着固定してあるから、透明板38を強固にドア枠36に固着することができる。したがって、透明板38を板厚の厚い重厚感のある高品質な板で構成して品位を高めることができるとともに、このような板厚が厚くて重量物となる場合であっても確実に透明板38をドア枠36に固定保持することができる。
そして、上記両面テープ37と対向する透明板38の外周部分には着色層40等の印刷処理を施してあるから、両面テープ37が外部から見えることがなく、見栄えの良いものとすることができる。
また、上記両面テープ37は、透明板38の上下辺に沿って配置した水平テープ部37aが横幅全域に亘って貼り付けてあって透明板38左右両側辺の垂直テープ部37bの上端辺を覆う形としてあるから、透明板38の接着固定を長期間に亘って確実なものとすることができる。すなわち、低温貯蔵室23へ食材を出し入れする時、ドア端面に水等がかかることがあるが、特に水がかかりやすいドア上端面は両面テープ37の水平テープ部37aがその全長に亘って切れ目なく位置することになるから、接着部分への水の侵入を確実に防止することができ、長期間に亘って確実に透明板を固定保持し信頼性を向上させることができる。
また、この実施の形態の冷蔵庫は、前記低温貯蔵室23が冷蔵室7の一側端側に製氷用の給水タンク設置室22を残し冷蔵室横幅一杯に形成してあるから、低温貯蔵室23の貯蔵室容量を飛躍的に向上させることができる。したがって、低温貯蔵室23に低温保存する肉や魚などを多く保存できる。つまり近年の食生活に合った肉や魚などの食材を多く保存できるようになって使い勝手の良い冷蔵庫となる。
以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではなく、本発明の目的を達成する範囲内で種々変更可能であることは言うまでもない。
例えば上記実施の形態ではドア26を設けた貯蔵室は当該貯蔵室専用に冷却用の冷気を供給するチルド室やパーシャル室等の低温貯蔵室の場合で説明したが、これは当該貯蔵室専用の冷気供給機構を有さない貯蔵室、例えば冷蔵室に設けられていて冷蔵室と略同じ温度に維持されるような貯蔵室であってもよいものである。
また、透明板38の長手方向一端辺側において透明板がドア枠36に対し自由に伸縮可能なる構成として、この実施の形態では当該部分のリブ部を切除したものを例示したが、これは透明板38の長手方向両端辺ともリブ部を切除して構成してもよく、或いはリブ部をそのまま残しておいて当該リブと透明板端面との間に伸縮可能なだけの間隙を設ける等して構成してもよいものである。
このように今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、ドアの視認性を保ちつつ横幅寸法を大きくし、かつ、膨張収縮による変形も抑制して、低温貯蔵室を横幅の広いものとすることができ、使い勝手の良い冷蔵庫とすることができる。よって、家庭用はもちろん業務用冷蔵庫やショーケース等多くの用途に幅広く適用することができる。
1 冷蔵庫本体
2 外箱
3 内箱(冷蔵庫本体内箱)
4 発泡断熱材
5、6 仕切板
7 冷蔵室
8 野菜室
9 冷凍室
10、11、12 扉
14 機械室
15 圧縮機
16 冷却室
17 冷気通路
18 背面壁体
19 冷却器
20 冷却ファン
21 棚板
22 給水タンク設置室
23 低温貯蔵室(貯蔵室)
24 棚板部材
25 容器
26 ドア
27 棚枠部材
28 上板
29 下枠板
30 断熱材
31 吹出し口
32 冷気ダクト部
34 凹部
35 照明装置
36 ドア枠
37 両面テープ
38 透明板
39 環状リブ
40 着色層
41 軸支部
42 当接片部

Claims (7)

  1. 冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体に設けた冷蔵室と、前記冷蔵室の下部に区画形成した貯蔵室と、前記貯蔵室を開閉するドアとを備え、前記ドアはドア枠に合成樹脂製の透明板を嵌め込んで構成し、かつ前記ドア枠は透明板の少なくとも長手方向一端辺側において透明板がドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成とした冷蔵庫。
  2. ドア枠は透明板の外周端面を嵌め込む環状リブを備え、当該環状リブのうち透明板の長手方向一端側の辺と対向する部分のリブ部を切除して透明板がドア枠に対し自由に伸縮可能なる構成とした請求項1記載の冷蔵庫。
  3. ドア枠のリブ部を切除した側の一辺は透明板の他端側を囲む環状リブの厚み寸法と略同等幅寸法だけ透明板の端面より外方に突出させた構成とした請求項2記載の冷蔵庫。
  4. 環状リブはその高さを透明板の板厚より低くした請求項2または3のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  5. 透明板はその外周縁部を両面テープによってドア枠に接着するとともに、前記両面テープと対向する透明板の外周部分に印刷処理を施した請求項1〜4のいずれか1項記載の冷蔵庫。
  6. 両面テープは、透明板の上下辺に沿って配置した水平テープ部と同透明板の左右両側辺に沿って配置した垂直テープ部とからなり、かつ、上記水平テープ部の長辺側面に垂直テープ部の短辺側面を突き当てるよう配置した請求項5記載の冷蔵庫。
  7. 貯蔵室は冷蔵室の横幅一側端側に製氷用の給水タンク設置室を残しただけの広さに形成した請求項1〜6のいずれか1項記載の冷蔵庫。
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