JP2010048432A - 冷蔵庫 - Google Patents
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Abstract
【課題】コストを低減するとともに、貯蔵室内のデザイン性を向上させる冷蔵庫を提供する。
【解決手段】冷蔵室3の奥面と背面ダクト24とを構成しているダクトカバー25に、ダクトカバー25に設けられている開口部31を塞ぐように、透明または半透明の樹脂材料で形成され、ダクトカバー25とは異なる色彩の化粧パネル28を取り付ける。また、この化粧パネル28の背面側に設けられている保持部37に、金属光沢を有した光沢シート35を取り付け、冷蔵室3から入射した光を光沢シート35で反射させることで、光沢シート35の金属光沢を化粧パネル28を通して視認可能にする。
【選択図】図1
【解決手段】冷蔵室3の奥面と背面ダクト24とを構成しているダクトカバー25に、ダクトカバー25に設けられている開口部31を塞ぐように、透明または半透明の樹脂材料で形成され、ダクトカバー25とは異なる色彩の化粧パネル28を取り付ける。また、この化粧パネル28の背面側に設けられている保持部37に、金属光沢を有した光沢シート35を取り付け、冷蔵室3から入射した光を光沢シート35で反射させることで、光沢シート35の金属光沢を化粧パネル28を通して視認可能にする。
【選択図】図1
Description
本発明は、貯蔵室の装飾性を向上させた冷蔵庫に関する。
従来、貯蔵室の奥面あるいは天井に設けたダクトから冷気を供給して当該貯蔵室を冷却する冷蔵庫が知られている(例えば、特許文献1参照)。このような冷蔵庫において、貯蔵室内に金属光沢を有する部品を配置した冷蔵庫が知られており、例えば、特許文献2に開示されている冷蔵庫では金属製の鏡面部品が設けられている。
特開2004−361082号公報
特開2003−75060号公報
ところで、鏡面部品などの金属光沢を有する部品は、錆びにくくカビなども発生しにくいステンレスを連想させるので、清潔感、高級感、あるいは重厚感といった良いイメージを与えている。そのため、貯蔵室内に金属光沢を有する部品を配置することにより冷蔵庫全体が高級なイメージとなる。
しかしながら、金属光沢を有する部品を例えばステンレスで形成すると、単独で剛性をもたせねばならないので板厚を厚くする必要があり、部品のコストが増加するとともに、質感が金属光沢以外の選択肢がなくなったり、あるいは金属部品を加工するときの形状が制限されたりすることなどから、デザイン性が低下するという問題がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを低減するとともに、貯蔵室内のデザイン性を向上させる冷蔵庫を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の冷蔵庫は、食品を収容する貯蔵室と、前記貯蔵室の奥面に設けられている透明または半透明の透光部材と、前記透光部材の背面側に設けられ、前面が光反射するシート状部材と、を備え、前記シート状部材は、外周の少なくとも複数箇所が前記貯蔵室の奥面もしくは前記透光部材に設けられている保持部に保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、貯蔵室の奥面に透明または半透明の透光部材を設けているので、形状や色彩などの自由度が高まり貯蔵室内のデザイン性を向上させることができるとともに、透光部材の背面に設けられているシート状部材で反射した光が透光部材を透過して視認可能となるので、高級感や清潔感などのイメージを与えることができる。さらに、光反射する部材を貯蔵室の奥面あるいは透光部材に設けた保持部に保持させることにより、光反射する部材に剛性を持たせる必要がなくなり、薄いシート状に形成することができるので、部品のコストを低減することができる。
以下、本発明の冷蔵庫を複数の実施形態によって具体的に説明する。なお、複数の実施形態において、実質的に同一の構成部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態による冷蔵庫を、図1〜図8に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態による冷蔵庫を、図1〜図8に基づいて説明する。
図2は、冷蔵庫1の外観を示す外観図である。冷蔵庫1は、本体2の上から順に冷蔵室3、左右に並べて製氷室4と切替室5、野菜室6および冷凍室7を備えている。冷蔵室3、製氷室4、切替室5、野菜室6および冷凍室7は、それぞれ扉8、9、10、11、12によって開閉される。冷蔵室3の扉8は、いわゆる観音開き式であり、扉8aと8bとから構成されている。製氷室4、切替室5、野菜室6、および冷凍室7の扉9、10、11、12は、引出式である。また、各扉8、9、10、11、12には周知のマグネットガスケットからなるパッキンが設けられ、冷蔵室3、製氷室4、切替室5、野菜室6および冷凍室7からの空気の漏れを防止している。
冷蔵室3の扉8には、操作パネル13および開扉スイッチ14が設けられている。操作パネル13は、例えば液晶表示器や押しボタンなどで構成されており、冷蔵室3内の温度などの情報の表示および切替室5の室種の変更などの各種設定が行われる。開扉スイッチ14は、例えばタッチセンサなどで構成されており、使用者が開扉スイッチ14に触れると、周知の開扉機構(図示せず)を駆動して冷蔵室3の扉8を開扉する。
図3は、冷蔵庫1の縦断側面図である。冷蔵室3の内部には、複数の棚板15が設けられている。また、冷蔵室3の扉8の内側には、飲料物の容器などを収納する複数のドアポケット16が設けられている。
野菜室6の後方には、冷蔵用冷却器室17が設けられている。冷蔵用冷却器室17内には、冷蔵用蒸発器18が収容されている。冷蔵室3の内部の空気は、冷蔵用冷却器室17において冷蔵用蒸発器18と熱交換することにより冷却される。冷蔵用蒸発器18により冷却された空気は、冷蔵用循環ファン装置23が駆動されると、冷蔵用冷却器室17から背面ダクト24を通り、背面ダクト24を構成するダクトカバー25に設けられている冷気吹出口26から冷蔵室3内に供給され、冷気吸入口27を通り再び冷蔵用冷却器室17に戻される。なお、野菜室6、および室種が「冷蔵」や「野菜」などに設定されている切替室5も、冷蔵用蒸発器18で冷却された空気によって冷却される。一方、製氷室4や冷凍室7などは、冷凍用蒸発器(図示せず)により冷却された空気によって冷却される。
野菜室6の後方には、冷蔵用冷却器室17が設けられている。冷蔵用冷却器室17内には、冷蔵用蒸発器18が収容されている。冷蔵室3の内部の空気は、冷蔵用冷却器室17において冷蔵用蒸発器18と熱交換することにより冷却される。冷蔵用蒸発器18により冷却された空気は、冷蔵用循環ファン装置23が駆動されると、冷蔵用冷却器室17から背面ダクト24を通り、背面ダクト24を構成するダクトカバー25に設けられている冷気吹出口26から冷蔵室3内に供給され、冷気吸入口27を通り再び冷蔵用冷却器室17に戻される。なお、野菜室6、および室種が「冷蔵」や「野菜」などに設定されている切替室5も、冷蔵用蒸発器18で冷却された空気によって冷却される。一方、製氷室4や冷凍室7などは、冷凍用蒸発器(図示せず)により冷却された空気によって冷却される。
冷凍室7の後方には、機械室19が設けられている。機械室19内には、圧縮器20、凝縮器21、および三方弁22などが収容されている。圧縮器20は、凝縮器21、冷蔵用蒸発器18、および冷凍用蒸発器などとともに冷蔵用の空気を冷却する周知の冷却機構(冷凍サイクル)を構成している。このとき、機械室19内の圧縮器20および凝縮器21は、冷蔵用蒸発器18だけでなく、冷凍用蒸発器にも冷媒を供給する必要がある。そのため、機械室19内に設けられた三方弁22は、凝縮器21で凝縮された冷媒を冷蔵用蒸発器18および冷凍用蒸発器のうちの一方あるいは双方への供給を切り換えている。
ところで、食品を冷蔵あるいは冷凍保存する冷蔵庫は、大容量化、高機能化および高性能化が進んでいる。しかし、消費者が冷蔵庫を購入するときには、大きさや機能、あるいは使い勝手といった実用的な面だけではなく、質感や色彩などのデザイン面も大きなセールスポイントとなっている。さらにデザイン面に関して言えば、冷蔵庫の外観だけでなく、貯蔵室内のデザインも重要な要素となっている。そのため、本実施形態の冷蔵庫1は、冷蔵室3の内部にシート状部材および透光部材を備えている。
図4は、冷蔵室3の内部を示す正面図である。冷蔵室3は、奥面のほぼ全域がダクトカバー25により構成されている。このダクトカバー25と本体2の奥面との間に形成された空間が、前述の背面ダクト24として構成されている。なお、説明の簡略化のために図4では棚板15の図示は省略している。
図1は、冷蔵室3の奥面を構成しているダクトカバー25を背面ダクト24側から視た分解斜視図である。ダクトカバー25は、略正方形に形成され、その中央に開口部31を有している。また、ダクトカバー25の背面には、化粧パネル28を取り付けるための係合片32と、後述する冷気吹出口26に背面ダクト24を開放させるための切欠部33とがそれぞれ複数設けられている。
化粧パネル28は、例えばアクリルなどの樹脂材料により、透明または半透明に形成されている。ここで、「透明または半透明」という表現は、化粧パネル28の前面から化粧パネル28を通して、化粧パネル28の背面側に配置されている物体の視認が可能な状態を意味する。本実施形態では、化粧パネル28は、半透明のアクリル樹脂で形成され、ダクトカバー25とは異なる薄青色に着色されている。この化粧パネル28は、本発明の透光部材を構成している。
化粧パネル28は、ダクトカバー25の開口部31とほぼ同じ大きさの略長方形形状を有し、その左右両側には、後方に向けて延出された円弧凹面状の側壁部28aが形成されている。この化粧パネル28は、開口部31の左右両側を除いて、そのほぼ全域を塞ぐようにしてダクトカバー25に取り付けられる。化粧パネル28は、左右方向の両辺に複数の弾性爪片29を有している。また、化粧パネル28には、左右方向の両辺の上部に外側へ突出する突出部34がそれぞれ設けられており、この突出部34の先端にも弾性爪片34aが設けられている。化粧パネル28は、これら弾性爪片34aがダクトカバー25の係合片32に設けられている係合孔32aと、そして弾性爪片29が係合孔32bと係合するいわゆるスナップフィット方式により、ダクトカバー25に結合される。
化粧パネル28は、前面(冷蔵室3側の面)は平滑で、背面(背面ダクト24側の面)は凹凸状に形成されている。本実施形態では、化粧パネル28の背面には、幅方向に延びている断面が波型の溝36が上下方向に複数平行して形成されている。なお、化粧パネル28の背面の凹凸の形状は、三角形状あるいは矩形形状など他の形状であってもよい。
図5は、図4のV−V線に沿った断面図である。化粧パネル28は、ダクトカバー25に取り付けられたとき、開口部31の左右両側を除くほぼ全域を塞いでいる。そして、この取付状態において、化粧パネル28の左右両側のそれぞれの側壁部28aの後端が冷蔵室3の奥面に接して、化粧パネル28の裏側の空間を、その左右両側において背面ダクト24から区画している。ただし、化粧パネル28は、上下両側には側壁部28aのような壁部を備えていないので、背面ダクト24の下方から流れてくる冷気は、化粧パネル28の裏側の空間(以下、単に化粧パネル28内という)を下方から情報へと流通するようになる。
一方、化粧パネル28の閉塞から除かれた開口部31の左右両側は、冷気吹出口26として形成される。この冷気吹出口26は、開口部31を通じて背面ダクト24内に連通している。このため、背面ダクト24内を流れる冷気の一部は、切欠部33から冷気吹出口26に流入し、冷気吹出口26から冷蔵室3内に供給されるようになる。
化粧パネル28の背面側には、図1に示すように光沢シート35が取り付けられる。光沢シート35は、例えばPET樹脂などの樹脂材料で長方形形状を有するシート状に形成され、表面にアルミニウムなどの金属が蒸着されている。このため、光沢シート35は、金属光沢を有しており、その表面で光を反射する。つまり、光沢シート35は、本発明のシート状部材を構成している。
光沢シート35は、化粧パネル28の背面において、化粧パネル28の上下方向の両端部に複数設けられている保持部37に保持される。保持部37は、略L字形状の保持片37aから構成され、図5に示すように、化粧パネル28の背面との間に、ほぼ光沢シート35の厚みと等しい差込溝37bを形成している。光沢シート35は、その上端部および下端部がこれら差込溝37bに差し込まれることにより、化粧パネル28の背面において保持部37により保持されている。なお、保持部37を、弾性を有する保持片37aを設けて光沢シート35を挟持する構造としてもよく、化粧パネル28の上下方向だけでなく左右方向の両端部に設けてもよい。
光沢シート35の背面側には、図1に示すように押え部材38が取り付けられる。押え部材38は、例えば樹脂材料などにより、光沢シート35の長手方向とほぼ等しい長さの棒状に形成されている。この押え部材38の上端には取付爪38aが設けられており、下端には長手方向に突出している突出部38bが設けられている。化粧パネル28の背面の左右方向の中央部の上下両端には、この押え部材38を取り付けるための一対の弾性片からなる取付部39および取付孔40が設けられている。押え部材38は、突出部38bが取付孔40に挿入され、取付爪38aが取付部39の一対の弾性片間に挿入されて抜け止めされ取り付けられることにより、光沢シート35を化粧パネル28の背面に押さえ付けた状態で、化粧パネル28の背面に固定される。
図6は、図4のVI−VI線に沿った断面図である。光沢シート35は、化粧パネル28の背面の波型の溝36の凸部に、押え部材38によって押さえられている。このとき、化粧パネル28が半透明に形成されていることから、化粧パネル28を通して光沢シート35が有する金属の質感を冷蔵室3側から視認することが可能である。また、化粧パネル28の背面の溝36により、前面側から入射した光は、背面側において光沢シート35で反射して前面に放出されるとき、一部は散乱し、一部は収束する。これにより、光沢シート35表面の金属の質感は和らげられる。
図7は、ダクトカバー25に化粧パネル28、光沢シート35および押え部材38を取り付けた状態を示す斜視図である。このようなダクトカバー25とは異なる材料および色彩の化粧パネル28が取り付けられることにより、冷蔵室3の奥面には、ダクトカバー25のみによる単調なデザインではなく、ダクトカバー25とは異なった質感や色彩が部分的に与えられる。なお、化粧パネル28は、ダクトカバー25に対して任意の大きさに形成してもよい。
また、ダクトカバー25は、冷蔵室3の奥面を構成するとともに、背面ダクト24も構成しているため、ダクトカバー25の背面側に取り付けられた押え部材38は、背面ダクト24内に配置されることになる。このとき、化粧パネル28内が中央部に存在する押え部材38により左右に分割された状態になっているため、背面ダクト24は、化粧パネル28の後部では、図5に示すように、図示左側の背面ダクト24aと右側の背面ダクト24bとに分割されている。そのため、これら背面ダクト24aおよび24bを流れる空気は、図8に示すように、押え部材38により整流されて、流れに乱れを生じ難くなる。そして、押え部材38に整流作用により化粧パネル28内から上方に流れ出た冷気は、背面ダクト24の上端部から均等に冷蔵室3内へと吹き出るようになり、冷蔵室3内を冷却する。つまり、押え部材38は、光沢シート35を化粧パネル28に押し付ける機能に加えて、空気の流れを上下方向に整流する機能も備えている。
これにより、背面ダクトを流れる空気は、冷蔵室3の上部に設けられている吹出口(図示せず)から冷蔵室3内に供給され、冷蔵室3を冷却する。
これにより、背面ダクトを流れる空気は、冷蔵室3の上部に設けられている吹出口(図示せず)から冷蔵室3内に供給され、冷蔵室3を冷却する。
以上説明した構成の冷蔵庫1は、次のような効果を奏する。
冷蔵室3の奥面に化粧パネル28と光沢シート35とを設けているので、奥面の形状や色彩などのデザイン性を向上させることができる。また、化粧パネル28を透明または半透明に形成することで、化粧パネル28の背面に設けられた保持部37に保持されている光沢シート35で反射した光が化粧パネル28を透過して冷蔵室3側から視認可能となるので、光沢シート35が有する金属光沢が視認され、清潔感や高級感などのイメージを与えることができる。
冷蔵室3の奥面に化粧パネル28と光沢シート35とを設けているので、奥面の形状や色彩などのデザイン性を向上させることができる。また、化粧パネル28を透明または半透明に形成することで、化粧パネル28の背面に設けられた保持部37に保持されている光沢シート35で反射した光が化粧パネル28を透過して冷蔵室3側から視認可能となるので、光沢シート35が有する金属光沢が視認され、清潔感や高級感などのイメージを与えることができる。
光沢シート35を化粧パネル28の保持部37で保持する構成としたことにより、光沢シート35に剛性を持たせる必要がなくなり、シート状に薄く形成することができるとともに、部品コストを低減することができる。さらに、光沢シート35を背面に溝36を設けた化粧パネル28の背面に取り付けたので、光沢シート35が有する金属光沢のギラギラ感が溝36における光の散乱により抑えられ、冷蔵室3内に上品な印象が与えられる。
押え部材38を化粧パネル28の背面側に取り付けることにより光沢シート35を化粧パネル28に押しつけているので、光沢シート35が化粧パネル28の背面から剥がれ落ちたり、位置がずれたりすることがない。
押え部材38を背面ダクト24内に配置して背面ダクト24内の空気が流れる経路を二分割しているので、空気の流れが上下方向に整流されて冷蔵室3内に流入する冷気の流れが均一になり、冷蔵室3内の温度ムラを低減することができる。また、押え部材38は、光沢シート35を押さえ付ける機能と空気を整流する機能とを同時に実現しているので、部品点数を削減でき、コストを低減することができる。
化粧パネル28をダクトカバー25の開口部31に取り付けて冷気吹出口26を形成しているので、化粧パネル28の背面に取り付けられている光沢シート35が有する金属光沢により、冷蔵室3に流入する空気に清潔なイメージを与えることができる。
押え部材38を背面ダクト24内に配置して背面ダクト24内の空気が流れる経路を二分割しているので、空気の流れが上下方向に整流されて冷蔵室3内に流入する冷気の流れが均一になり、冷蔵室3内の温度ムラを低減することができる。また、押え部材38は、光沢シート35を押さえ付ける機能と空気を整流する機能とを同時に実現しているので、部品点数を削減でき、コストを低減することができる。
化粧パネル28をダクトカバー25の開口部31に取り付けて冷気吹出口26を形成しているので、化粧パネル28の背面に取り付けられている光沢シート35が有する金属光沢により、冷蔵室3に流入する空気に清潔なイメージを与えることができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態による冷蔵庫を図9および図10に基づいて説明する。第2の実施形態の冷蔵庫は、冷蔵室の奥面を構成するダクトカバーには開口部ではなく凹部が設けられており、この凹部に、光沢シートを保持する保持部を設け、化粧パネルを嵌め込んでいる点において第1の実施形態の冷蔵庫1と異なっている。
本発明の第2の実施形態による冷蔵庫を図9および図10に基づいて説明する。第2の実施形態の冷蔵庫は、冷蔵室の奥面を構成するダクトカバーには開口部ではなく凹部が設けられており、この凹部に、光沢シートを保持する保持部を設け、化粧パネルを嵌め込んでいる点において第1の実施形態の冷蔵庫1と異なっている。
図9は、本発明の第2の実施形態による冷蔵庫101の縦断断面図を示している。冷蔵庫101には、冷蔵室3の奥面を形成するダクトカバー102が設けられている。このダクトカバー102と本体2との間には、冷蔵室3を冷却する空気が流れる背面ダクト24が形成されている。
図10は、ダクトカバー102、光沢シート103および化粧パネル104を示す分解斜視図である。ダクトカバー102は、冷蔵室3の奥面をほぼ覆う大きさに形成されており、中央に長方形の凹部105を有している。また、ダクトカバー102には、凹部105の左右に、上下方向に延びている通風溝106が設けられている。背面ダクト24を流れる冷気は、この通風溝106から冷蔵室3へ供給される。
凹部105の上端部および下端部には、光沢シート103を保持するための保持部107がそれぞれ設けられている。また、凹部105の外縁部には、化粧パネル104を取り付けるための取付孔108がそれぞれ複数設けられている。この凹部105は、化粧パネル104の厚みとほぼ等しい深さを有しており、光沢シート103および化粧パネル104が凹部105に取り付けられたとき、化粧パネル104の前面とダクトカバー102の前面とがほぼ等しい位置となるように構成されている。
光沢シート103は、第1の実施形態と同様に、PET樹脂などの樹脂材料の表面にアルミニウムなどの金属を蒸着することにより、長方形のシート状に形成されている。光沢シート103は、左右方向の幅が凹部105の幅とほぼ等しく、上下方向の高さが凹部105の高さより若干長く形成されている。
光沢シート103は、ダクトカバー102の凹部105に設けられている保持部107に保持されている。保持部107は、凹部105の上端部および下端部に設けられている、凹部105の幅とほぼ等しい長さの挿入溝107aから構成されている。この挿入溝107aは、光沢シート103の厚みとほぼ等しい隙間を有しており、光沢シート103の端部が挿入可能に構成されている。光沢シート103は、その上端部および下端部がこの挿入溝107aに挿入されることにより、保持部107に保持されている。なお、保持部107は、凹部105の上下方向ではなく、左右方向の両端部に設けてもよい。その場合、光沢シート103の幅方向の長さを凹部105の幅より長くすることにより、左右方向に設けた保持部107により光沢シート103を保持することができる。また、挿入溝107aを設けるのではなく、第1の実施例のように略L字形状の保持片を設け、光沢シート103を挟み込むように構成してもよい。
化粧パネル104は、ダクトカバー102の凹部105とほぼ等しい大きさを有する長方形形状に形成されている。化粧パネル104は、第1実施形態と同様に、化粧パネル104は、半透明のアクリル樹脂で形成され、ダクトカバー102の色とは異なる薄青色に着色されている。また、化粧パネル104は、前面が平滑であり、背面には第1の実施形態の化粧パネル28と同様に波型状の凹凸が形成されている。
化粧パネル104は、上下方向の両端部および左右方向の両端部に、弾性を有する弾性爪片109をそれぞれ複数備えている。化粧パネル104は、これらの弾性爪片109が凹部105に設けられている取付孔108と係合することにより、ダクトカバー102にスナップフィット結合される。また、化粧パネル104は、ダクトカバー102に取り付けられたとき、光沢シート103をダクトカバー102に押しつけて、光沢シート103がダクトカバー102から外れたり剥がれたりすることを防いでいる。
光沢シート103および化粧パネル104が取り付けられたダクトカバー102は、図9に示すように冷蔵室3に取り付けられる。これにより、冷蔵室3の奥面には、ダクトカバー102とは異なった質感や色調が与えられている。また、ダクトカバー102の背面には断熱材110が取り付けられている。この断熱材110は、左右両側の通風溝106間の間隔程度の幅を有し、冷蔵室3と本体2との間を断熱するとともに、背面ダクト24を流れる空気を上下方向に整流する機能を有している。
以上説明したように、第2の実施形態においても、冷蔵室3の奥面を構成するダクトカバー102に光沢シート103および化粧パネル104を取り付ける構成としたので、冷蔵室3内のデザイン性を向上させることができるなど、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
特に、第2の実施形態では、ダクトカバー102の凹部105に、挿入溝107aで構成される保持部107を設けたので、部品点数が削減されてコストを低減することができるとともに、取り付けが簡便になり作業工数を削減することができる。また、化粧パネル104をその上下および左右の各辺に設けた弾性爪片109によりダクトカバー102に固定しているので、例えば冷蔵室3に収納された食品が化粧パネル104に接触した場合でも、化粧パネル104が押し上げられてダクトカバーから外れたりすることがない。
特に、第2の実施形態では、ダクトカバー102の凹部105に、挿入溝107aで構成される保持部107を設けたので、部品点数が削減されてコストを低減することができるとともに、取り付けが簡便になり作業工数を削減することができる。また、化粧パネル104をその上下および左右の各辺に設けた弾性爪片109によりダクトカバー102に固定しているので、例えば冷蔵室3に収納された食品が化粧パネル104に接触した場合でも、化粧パネル104が押し上げられてダクトカバーから外れたりすることがない。
(その他の実施形態)
以上説明した本発明は、上述の各実施例およびその変形例に限定されるものではなく、例えばシート状部材および透光部材の色彩や形状を変化させたり、各貯蔵室内の複数箇所に設けたりするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
以上説明した本発明は、上述の各実施例およびその変形例に限定されるものではなく、例えばシート状部材および透光部材の色彩や形状を変化させたり、各貯蔵室内の複数箇所に設けたりするなど、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施可能である。
図面中、1、101は冷蔵庫、3は冷蔵室(貯蔵室)、24は背面ダクト(ダクト)、25、102はダクトカバー(奥面)、28、104は化粧パネル(透光部材)、31は開口部、35、103は光沢シート(シート状部材)、37、107は保持部、38は押え部材、105は凹部を示す。
Claims (4)
- 食品を収容する貯蔵室と、
前記貯蔵室の奥面に設けられている透明または半透明の透光部材と、
前記透光部材の背面側に設けられ、前面が光反射するシート状部材と、を備え、
前記シート状部材は、その周縁部の複数箇所が前記貯蔵室の奥面もしくは前記透光部材に設けられている保持部に保持されていることを特徴とする冷蔵庫。 - 前記シート状部材は、前記透光部材に設けられた前記保持部に保持され、
前記透光部材の背面側には、前記シート状部材を前記透光部材に押し付ける押え部材が前記透光部材を左右に二分するように取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。 - 前記貯蔵室の奥面は、前記貯蔵室内に冷気を供給するためのダクトを構成するダクトカバーからなり、前記透光部材は、前記ダクトカバーに形成された開口部を塞ぐように取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫。
- 前記貯蔵室の奥面に、前記透光部材が嵌め込まれる凹部を有し、
前記シート状部材は、前記凹部に設けられている複数の保持部に保持されていることを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN103017450A (zh) * | 2013-01-10 | 2013-04-03 | 合肥美的荣事达电冰箱有限公司 | 用于冰箱的风道组件及具有它的冰箱 |
-
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- 2008-08-19 JP JP2008210652A patent/JP2010048432A/ja active Pending
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