JP2001180631A - ラベルプリンタおよびラベル位置検出方法 - Google Patents

ラベルプリンタおよびラベル位置検出方法

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JP2001180631A
JP2001180631A JP36430999A JP36430999A JP2001180631A JP 2001180631 A JP2001180631 A JP 2001180631A JP 36430999 A JP36430999 A JP 36430999A JP 36430999 A JP36430999 A JP 36430999A JP 2001180631 A JP2001180631 A JP 2001180631A
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mark
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JP36430999A
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Keiichi Abe
敬一 阿部
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Sato Corp
Original Assignee
Sato Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台紙が汚れていたり、ラベルの裏に印刷が施
されていても、正確にラベルの位置を検出することがで
きるようにする。 【解決手段】 ラベル1の長さと、隣接する2つのラベ
ル1に挟まれたギャップの長さを加算した長さ分だけ間
隔を置いて台紙2の裏面に印刷されている検出マーク3
0を検出することにより、ラベル1の位置を検出するこ
とができるが、基準となる検出マーク30の位置から、
次の検出マーク30の位置を推定し、次の検出マーク3
0を含む範囲Bにおいてのみ、検出マーク30の検出動
作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベルプリンタお
よびラベル位置検出方法に関し、特に、ラベルの位置を
検出してラベル上に印字を行うラベルプリンタおよびラ
ベル位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラベルが所定の間隔で剥離可能に
貼付される台紙には、ラベルが貼付される面(表)とは
反対の面(裏)に、ラベルの位置を検出するための検出
マークが予め印刷されている。そして、この検出マーク
が、ラベルの端部に位置するように、ラベルが台紙上に
貼付される。そして、台紙がラベル搬送方向に搬送され
るとき、台紙の裏面に光ビームを照射し、光ビームの反
射光又は透過光を検出して、反射光又は透過光の強度の
変化から検出マークを検出する。検出した検出マークの
位置からラベルの位置を認識し、ラベル上の所望の位置
に印字を行うようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法では、台紙の裏面に汚れが付着していると、その汚
れが検出マークと誤認され、ラベルの位置を正確に検出
できなくなり、ラベル上の所望の位置に印字することが
できなくなる場合があった。また、最近、ラベルの裏面
(台紙と接する面)に文字、図形等が印刷されている場
合があり、これらの文字や図形等を検出マークと誤認し
てしまう場合もある。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ラベルの裏面に文字等が印刷されていた
り、台紙の裏が汚れていても、ラベルの位置を正確に検
出し、ラベルの所望の位置に印刷を行うことができるよ
うにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のラベル
プリンタは、一方の面に等間隔で所定のマークが印刷さ
れた台紙の他方の面上に、マークに対応して剥離可能に
貼付されたラベルに印刷を行うラベルプリンタであっ
て、ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射手段
と、光ビームの透過光または反射光を受光し、受光した
透過光または反射光を透過光または反射光の強度に対応
する電気信号に変換して出力する光電変換手段と、ラベ
ルを所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、ラベルに印
刷を行う印刷手段と、光電変換手段から出力された電気
信号に基づいて、台紙の一方の面に印刷されたマークを
検出する検出手段と、検出手段によって検出されたマー
クの位置を基準として、少なくとも次のマークの位置を
推定し、推定した次のマークの位置を含む、搬送方向の
所定の範囲内においてのみ、検出手段による次のマーク
の検出動作が行われるように制御する制御手段とを備え
ることを特徴とする。また、制御手段は、次のマークの
位置を含む、ラベルの所定の搬送方向の長さの所定数分
の1の長さに対応する範囲内において、検出手段による
次のマークの検出動作が行われるように制御するように
することができる。請求項3に記載のラベルプリンタ
は、台紙上に剥離可能に貼付されたラベルに印刷を行う
ラベルプリンタであって、ラベルおよび台紙に光ビーム
を照射する照射手段と、光ビームの透過光または反射光
を受光し、受光した透過光または反射光を透過光または
反射光の強度に対応する電気信号に変換して出力する光
電変換手段と、ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送
手段と、ラベルに印刷を行う印刷手段と、光電変換手段
からの出力信号に基づいて、ラベルの端部を検出する検
出手段と、検出手段によって検出されたラベルの端部の
位置を基準として、少なくとも次のラベルの端部の位置
を推定し、推定した次のラベルの端部の位置を含む、搬
送方向の所定の範囲内においてのみ、検出手段による次
のラベルの端部の検出動作が行われるように制御する制
御手段とを備えることを特徴とする。また、制御手段
は、次のラベルの端部の位置を含む、ラベルの所定の搬
送方向の長さの所定数分の1の長さに対応する範囲内に
おいて、検出手段による次のラベルの端部の検出動作が
行われるように制御するようにすることができる。請求
項5に記載のラベル位置検出方法は、一方の面に等間隔
で所定のマークが印刷された台紙の他方の面上に、マー
クに対応して剥離可能に貼付されたラベルに印刷を行う
ときにラベルの位置を検出するラベル位置検出方法であ
って、ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射ステ
ップと、光ビームの透過光または反射光を受光し、受光
した透過光または反射光を透過光または反射光の強度に
対応する電気信号に変換して出力する光電変換ステップ
と、ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送ステップ
と、ラベルに印刷を行う印刷ステップと、光電変換ステ
ップにおいて出力された電気信号に基づいて、台紙の一
方の面に印刷されたマークを検出する検出ステップと、
検出ステップにおいて検出されたマークの位置を基準と
して、少なくとも次のマークの位置を推定し、推定した
次のマークの位置を含む、搬送方向の所定の範囲内にお
いてのみ、検出ステップにおいて次のマークの検出動作
が行われるように制御する制御ステップとを備えること
を特徴とする。請求項6に記載のラベル位置検出方法
は、台紙上に剥離可能に貼付されたラベルに印刷を行う
ときラベルの位置を検出するラベル位置検出方法であっ
て、ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射ステッ
プと、光ビームの透過光または反射光を受光し、受光し
た透過光または反射光を透過光または反射光の強度に対
応する電気信号に変換して出力する光電変換ステップ
と、ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送ステップ
と、ラベルに印刷を行う印刷ステップと、光電変換ステ
ップにおいて出力された電気信号に基づいて、ラベルの
端部を検出する検出ステップと、検出ステップにおいて
検出されたラベルの端部の位置を基準として、少なくと
も次のラベルの端部の位置を推定し、推定した次のラベ
ルの端部の位置を含む、搬送方向の所定の範囲内におい
てのみ、検出ステップにおいて次のラベルの端部の検出
動作が行われるように制御する制御ステップとを備える
ことを特徴とする。本発明に係るラベルプリンタおよび
ラベル位置検出方法においては、ラベルおよび台紙に光
ビームを照射し、光ビームの透過光または反射光を受光
し、受光した透過光または反射光を透過光または反射光
の強度に対応する電気信号に変換して出力し、ラベルを
所定の搬送方向に搬送し、ラベルに印刷を行うとき、上
記電気信号に基づいて、台紙の一方の面に印刷されたマ
ークを検出し、検出されたマークの位置を基準として、
少なくとも次のマークの位置を推定し、推定した次のマ
ークの位置を含む、搬送方向の所定の範囲内においての
み、次のマークの検出動作が行われるように制御する。
或いは、上記電気信号に基づいて、ラベルの端部を検出
し、検出されたラベルの端部の位置を基準として、少な
くとも次のラベルの端部の位置を推定し、推定した次の
ラベルの端部の位置を含む、搬送方向の所定の範囲内に
おいてのみ、次のラベルの端部の検出動作が行われるよ
うに制御する。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用されるラベ
ルプリンタの一実施の形態の構成例を示している。同図
に示すように、ラベルプリンタは、各部を制御する制御
部10と、ラベル1に印字を行う印字ヘッド5と、制御
部10の制御により駆動されるステッピングモータ(以
下では、適宜単にモータと記載する)7と、ベルト8を
介して伝達されるモータ7の回転力によって回転し、後
述する供給軸4にセットされたラベル連続体3を構成す
る台紙2及び台紙2に剥離可能に貼付されたラベル1を
搬送するとともに、ラベル1を印字ヘッド5に押圧する
プラテンローラ6と、ラベル連続体3を回転自在に支持
する供給軸4と、所定の光を出射する発光部と、発光部
から出射された光を受光し、受光した光の強度(単位時
間あたりの受光量)に対応する電気信号を出力する受光
部とからなり、台紙2及びラベル1を挟むように発光部
と受光部を配し、ラベル1とギャップ(隣接する2つの
ラベル1の間の台紙2のみの部分)を受光部の受光量に
基づいて検出する位置検出センサ(以下では、適宜単に
センサという)9とを備えている。
【0007】図2は、図1の実施の形態の電気的な構成
例を示すブロック図である。同図に示すように、制御部
10は、所定の制御プログラムを記憶するROM(re
adonly memory)12と、ROM12に記
憶されている制御プログラムに従って動作し、各部を制
御するCPU(central processing
unit)11と、CPU11が動作する上で必要と
なる各種データを記憶するRAM(random ac
cess memory)13と、ステッピングモータ
7にパルス信号を供給し、ステッピングモータ7を回転
させるモータ制御部14と、CPU11から供給される
印字すべき文字、図形、及びバーコードなどの印字デー
タに対応する制御信号を生成し、印字ヘッド5に供給
し、印字動作を行わせる印字制御部15と、CPU11
の制御下、センサ9の発光部を制御し、光を出射させる
とともに、受光部から出力される電気信号を受け取り、
ディジタルのデータに変換してCPU11に供給するセ
ンサ制御部16と、外部インタフェース17と、インタ
フェース20とを備えている。そして、各種データを入
力するための入力部18と、入力部18からの入力デー
タや、各種情報を表示するためのモニタ19とがインタ
フェース20を介して接続されている。入力部18より
入力された入力データは、インタフェース20を介して
CPU11に供給され、モニタ19に表示される各種情
報に対応する表示データは、インタフェース20を介し
てCPU11より供給されるようになされている。ま
た、外部インタフェース17を介して、外部に接続され
た機器との間で各種データの送受信を行うことができる
ようになされている。
【0008】図3は、ラベル1と検出マーク30の位置
関係を示している。同図に示すように、ラベル1は、台
紙2の一方の面(表)に等間隔で剥離可能に貼付され、
検出マーク30もラベル1と同一の間隔で台紙2の他方
の面(裏)に印刷されている。ラベル1は、ラベル1の
端部の裏面に検出マーク30が位置するように、台紙2
上に等間隔で貼付される。
【0009】検出マーク30は、通常、黒色の矩形をし
ており、センサ9の発光部から出射された光ビームを吸
収し、受光部に入射する透過光の強度を低下させる。従
って、受光部によって受光された透過光の強度から、検
出マーク30を検出することができる。上述したよう
に、検出マーク30はラベル1の端部に位置している
(検出マーク30とラベル1の位置関係が決まってい
る)ので、検出マーク30の位置が検出されると、ラベ
ル1の位置も検出することができる。
【0010】次に、図4のフローチャートを参照して検
出マーク30を検出するときの処理手順について説明す
る。まず最初に、ステップS1において、CPU11
は、モータ制御部14に対して、ステッピングモータ7
を1ステップ分だけ回転させるように指令する。モータ
制御部14は、CPU11からの指令に基づいて、ステ
ッピングモータ7を1ステップだけ回転させるための制
御信号を生成し、ステッピングモータ7に供給する。ス
テッピングモータ7は、モータ制御部14からの制御信
号に従って、1ステップ分だけ回転する。
【0011】ステッピングモータ7の回転力は、ベルト
8を介してプラテンローラ6に伝達され、プラテンロー
ラ6も回転し、プラテンローラ6に圧接された台紙2及
び台紙2に貼付されたラベルがラベル搬送方向に1ステ
ップ分だけ移動する。
【0012】次に、ステップS2において、基準ポイン
トが確定済みであるか否かが判定される。即ち、後述す
る基準ポイント確定済みフラグがON(例えば1)にセ
ットされているか否かが判定される。この基準ポイント
確定済みフラグは、RAM13において保持される。基
準ポイントが確定済みではないと判定された場合、ステ
ップS3に進む。
【0013】ステップS3においては、現在位置が基準
ポイントであるか否かが判定される。今の場合、検出マ
ーク30の位置を基準ポイントとし、そこを基準として
現在位置を算出する。従って、ここでは検出マーク30
が検出されたか否かが判定される。即ち、センサ9の発
光部より出射された光ビームが、台紙の裏面に印刷され
た検出マーク30を照射し、その透過光を受光部が受光
することにより、検出マーク30を検出しているか否か
が判定される。その結果、受光部が検出マーク30を検
出しておらず、現在位置が基準ポイントではないと判定
された場合、ステップS1に戻り、検出マーク30が検
出されるまで、ステップS1以降の処理が繰り返し実行
される。
【0014】一方、現在位置が基準ポイントであると判
定された場合、ステップS4に進み、基準ポイント確定
済みフラグがONにセットされ、ステップS1に戻る。
そして、ステップS1において、1ステップ分だけラベ
ル1及び台紙2がラベル搬送方向に移動し、ステップS
2において基準ポイントが確定済みである(基準ポイン
ト確定済みフラグがONである)と判定され、ステップ
S5に進む。
【0015】ステップS5においては、CPU11によ
り、基準ポイントを基準として、現在位置が算出され
る。即ち、基準ポイントを検出してから、ステッピング
モータ7が回転したステップ数から、基準ポイントを基
準とした現在位置を算出する。現在位置は、ラベル1が
貼付された台紙2上でのセンサ9の相対的な位置であ
る。実際には、ラベル1及び台紙2がラベル搬送方向に
移動し、センサ9は静止している。台紙2の裏面に印刷
された所定の検出マーク30(ステップS3において検
出された検出マーク30(基準ポイント))を基準とし
て台紙2上に仮想的にx座標軸を設定し、センサ9の発
光部から出射された光ビームが台紙2上を照射する地点
までの距離を座標値とすればよい。
【0016】次に、ステップS6において、現在位置
(センサ9の発光部から出射された光ビームが台紙2を
照射する位置)が処理対象のポイントであるか否かが判
定される。
【0017】ここで、処理対象とは、図3における範囲
Bのことである。即ち、検出マーク30を中心として、
その前後に所定の長さだけ余裕を持たせた範囲である。
具体的には、検出マーク30の座標値をPとすると、範
囲Bの座標値は、(P−α)乃至(P+α)となる(こ
こで、αは、例えば、ラベル1の長さの5パーセント程
度の長さである)。そして、この検出マーク30の座標
値Pは、ステップS3、ステップS4において確定され
た基準ポイント(最初に検出された検出マーク30の位
置)から推定することができる。
【0018】即ち、基準ポイント(最初に検出された検
出マーク30の位置)の位置の座標値がP0であると
し、隣接する検出マーク30間の距離(ラベル1の端部
から次のラベル1の端部までの距離に等しい)をLとす
ると、次の検出マーク30の位置Pの座標値は、(P0
+L)となるので、次の検出マーク30の座標値は(P
0+L)と推定することができる。同様にして、さらに
次の検出マーク30の座標値も推定することができる。
そして、上記範囲Bは、ラベル1のラベル搬送方向の長
さの例えば10パーセント(%)程度とすることができ
る。
【0019】従って、ステップS6においては、現在位
置の座標値(基準ポイントの座標を0とする)が、(P
−α)乃至(P+α)の範囲内にあるか否かが判定され
る。その結果、現在位置の座標値が(P−α)乃至(P
+α)の範囲内にない(現在位置が処理対象のポイント
でない)と判定された場合、ステップS1に戻り、ステ
ップS1以降の処理が繰り返し実行される。一方、現在
位置の座標値が(P−α)乃至(P+α)の範囲内にあ
る(現在位置が処理対象のポイントである)と判定され
た場合、ステップS7に進む。
【0020】ステップS7においては、センサ9による
検出マーク30の検出処理が行われる。即ち、CPU1
1は、センサ制御部16に対して、検出マーク30の検
出処理を開始するよう指令する。センサ制御部16は、
CPU11からの指令に基づいてセンサ9を制御し、発
光部から光ビームを出射させ、台紙2に照射させる。セ
ンサ9の受光部は、その透過光を受光し、その強度に対
応する電気信号を発生し、センサ制御部16に供給す
る。センサ制御部16は、センサ9から供給された電気
信号をディジタルのデータに変換してCPU11に供給
する。そして、CPU11は、センサ制御部16から供
給された上記電気信号に対応するデータに基づいて、検
出マーク30を検出する。
【0021】具体的には、台紙2の検出マーク30が印
刷された部分は、その他の部分よりも光の透過率が小さ
いので、CPU11は、受光部から出力される電気信号
のレベルが所定の基準値以下となったとき、光ビームが
検出マーク30を照射していると判断し、検出マーク3
0の検出を行う。
【0022】ステップS7における検出マーク30の検
出処理が終了すると、CPU11は、センサ制御部16
に対して、センサ9による検出マーク30の検出処理を
停止させるように指令する。即ち、CPU11は、検出
マーク30を検出すると、センサ制御部16に対して、
センサ9の発光部による光ビームの出射を停止させ、さ
らに、受光部からセンサ制御部16に供給される電気信
号を、センサ制御部16がディジタルのデータに変換し
てCPU11に供給する処理を停止させることにより、
検出マーク30の検出処理を停止させる。その後、ステ
ップS1に戻り、ステップS1以降の処理が繰り返し実
行される。
【0023】このように、検出マーク30の付近の範囲
Bにセンサ9からの光ビームが照射される期間だけ、検
出マーク30の検出処理を行い、センサ9から光ビーム
を出射させた場合に、検出マーク30が検出されないで
あろう範囲Aに光ビームが照射される期間、検出マーク
30の検出を行わないようにする。これにより、1ステ
ップ毎のCPU11の処理量を削減することができ、処
理速度を上げることができる。
【0024】また、検出マーク30を検出する範囲を範
囲B(図3)に限定することにより、台紙2の裏面の範
囲Aに汚れがある場合や、ラベル1の裏面に文字等が印
刷されている場合でも、検出センサ9によって、台紙2
の裏面の汚れやラベル1の裏面に印刷された文字等を検
出マーク30であると誤って検出することを抑制するこ
とができ、検出マーク30の位置をほぼ正確に検出する
ことができる。
【0025】また、ラベル1の厚みに変化があり、光の
透過率が変化する場合でも、検出マーク30を検出する
範囲を範囲Bに限定しているので、ラベル1の厚みのあ
る部分を検出マーク30であると誤って検出することを
抑制することができ、ラベル1の位置をほぼ正確に検出
することができる。
【0026】検出マーク30とラベル1とは一定の位置
関係にあるので、検出マーク30の位置が分かれば、ラ
ベル1の位置、例えば、ラベル1の端部の位置を算出す
ることができる。即ち、検出マーク30は、台紙2のラ
ベル1が貼付されている面とは反対の面のラベル1の端
部の位置に印刷されているので、検出マーク30の位置
からラベル1の端部の位置が分かり、ラベル1の端部の
位置が分かれば、ラベル1上の所望の位置に、文字、図
形、バーコード等を印刷することができる。
【0027】なお、上記実施の形態においては、CPU
11は、検出マーク30を検出すると、台紙2の範囲A
にセンサ9からの光ビームが照射される期間、センサ制
御部9に対して、センサ9による検出マーク30の検出
処理を停止させるようにしたが、CPU11による判断
のみを行わないようにすることもできる。
【0028】また、上記実施の形態においては、検出マ
ーク30を検出してラベル1の位置を検出する場合につ
いて説明したが、ラベル1とギャップの部分の光の透過
率又は反射率の差に基づいてラベル1の位置を検出する
場合にも本発明を適用することができる。その場合に
は、例えば、ラベル1の端部(ラベル1からギャップに
移行する地点)を基準ポイントとし、その前後に範囲B
を設定し、その範囲内でのみラベル1の端部を検出する
ようにすれば、上記実施の形態の場合と同様の効果を得
ることができる。
【0029】また、上記実施の形態においては、最初に
検出された検出マーク30を基準ポイントとして、それ
以降の検出マーク30の位置を推定するようにしたが、
直前に検出された検出マーク30の位置を基準として、
次の検出マーク30の位置を推定するようにすることも
可能である。
【0030】また、上記実施の形態においては、ラベル
1及び台紙2に照射された光ビームの透過光を検出する
ようにしたが、反射光を検出するようにしてもよい。
【0031】また、上記実施の形態においては、範囲B
をラベル1のラベル搬送方向の長さの10パーセント程
度としたが、これに限定されるものではない。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係るラベルプリン
タおよびラベル位置検出方法によれば、ラベルおよび台
紙に光ビームを照射し、光ビームの透過光または反射光
を受光し、受光した透過光または反射光を透過光または
反射光の強度に対応する電気信号に変換して出力し、ラ
ベルを所定の搬送方向に搬送し、ラベルに印刷を行うと
き、上記電気信号に基づいて、台紙の一方の面に印刷さ
れたマークを検出し、検出されたマークの位置を基準と
して、少なくとも次のマークの位置を推定し、推定した
次のマークの位置を含む、搬送方向の所定の範囲内にお
いてのみ、次のマークの検出動作が行われるように制御
するようにし、或いは、上記電気信号に基づいて、ラベ
ルの端部を検出し、検出されたラベルの端部の位置を基
準として、少なくとも次のラベルの端部の位置を推定
し、推定した次のラベルの端部の位置を含む、搬送方向
の所定の範囲内においてのみ、次のラベルの端部の検出
動作が行われるように制御するようにしたので、ラベル
の位置を検出するための処理量を削減することができ、
処理速度を改善することができる。また、台紙の検出マ
ークが印刷された面に汚れがあったり、ラベルの裏面
(台紙と接する面)に印刷が施されている場合や、ラベ
ルの厚みに変化があり、光の透過率に変化があるような
場合でも、ラベルの位置をほぼ正確に検出することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベルプリンタの一実施の形態の構成
例を示す図である。
【図2】図1の制御部の詳細な構成例を示すブロック図
である。
【図3】ラベルと検出マークの位置関係を示す図であ
る。
【図4】検出マークの位置を検出する手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 ラベル 2 台紙 3 ラベル連続体 4 供給軸 5 印字ヘッド 6 プラテンローラ 7 ステッピングモータ 8 ベルト 9 位置検出センサ 10 制御部 11 CPU 12 ROM 13 RAM 14 モータ制御部 15 印字制御部 16 センサ制御部 17 外部インタフェース 18 入力部 19 モニタ 20 インタフェース 30 検出マーク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に等間隔で所定のマークが印刷
    された台紙の他方の面上に、前記マークに対応して剥離
    可能に貼付されたラベルに印刷を行うラベルプリンタで
    あって、 前記ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射手段
    と、 前記光ビームの透過光または反射光を受光し、受光した
    前記透過光または反射光を前記透過光または反射光の強
    度に対応する電気信号に変換して出力する光電変換手段
    と、 前記ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、 前記ラベルに印刷を行う印刷手段と、 前記光電変換手段から出力された前記電気信号に基づい
    て、前記台紙の一方の面に印刷されたマークを検出する
    検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記マークの位置を基
    準として、少なくとも次のマークの位置を推定し、推定
    した前記次のマークの位置を含む、前記搬送方向の所定
    の範囲内においてのみ、前記検出手段による前記次のマ
    ークの検出動作が行われるように制御する制御手段とを
    備えることを特徴とするラベルプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記次のマークの位置
    を含む、前記ラベルの前記所定の搬送方向の長さの所定
    数分の1の長さに対応する範囲内において、前記検出手
    段による前記次のマークの検出動作が行われるように制
    御することを特徴とする請求項1に記載のラベルプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 台紙上に剥離可能に貼付されたラベルに
    印刷を行うラベルプリンタであって、 前記ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射手段
    と、 前記光ビームの透過光または反射光を受光し、受光した
    前記透過光または反射光を前記透過光または反射光の強
    度に対応する電気信号に変換して出力する光電変換手段
    と、 前記ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送手段と、 前記ラベルに印刷を行う印刷手段と、 前記光電変換手段からの出力信号に基づいて、前記ラベ
    ルの端部を検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出された前記ラベルの端部の位
    置を基準として、少なくとも次のラベルの端部の位置を
    推定し、推定した前記次のラベルの端部の位置を含む、
    前記搬送方向の所定の範囲内においてのみ、前記検出手
    段による前記次のラベルの端部の検出動作が行われるよ
    うに制御する制御手段とを備えることを特徴とするラベ
    ルプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記次のラベルの端部
    の位置を含む、前記ラベルの前記所定の搬送方向の長さ
    の所定数分の1の長さに対応する範囲内において、前記
    検出手段による前記次のラベルの端部の検出動作が行わ
    れるように制御することを特徴とする請求項3に記載の
    ラベルプリンタ。
  5. 【請求項5】 一方の面に等間隔で所定のマークが印刷
    された台紙の他方の面上に前記マークに対応して剥離可
    能に貼付されたラベルに印刷を行うときにラベルの位置
    を検出するラベル位置検出方法であって、 前記ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射ステッ
    プと、 前記光ビームの透過光または反射光を受光し、受光した
    前記透過光または反射光を前記透過光または反射光の強
    度に対応する電気信号に変換して出力する光電変換ステ
    ップと、 前記ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送ステップ
    と、 前記ラベルに印刷を行う印刷ステップと、 前記光電変換ステップにおいて出力された前記電気信号
    に基づいて、前記台紙の裏面に印刷されたマークを検出
    する検出ステップと、 前記検出ステップにおいて検出された前記マークの位置
    を基準として、少なくとも次のマークの位置を推定し、
    推定した前記次のマークの位置を含む、前記搬送方向の
    所定の範囲内においてのみ、前記検出ステップにおいて
    前記次のマークの検出動作が行われるように制御する制
    御ステップとを備えることを特徴とするラベル位置検出
    方法。
  6. 【請求項6】 台紙上に剥離可能に貼付されたラベルに
    印刷を行うときに前記ラベルの位置を検出するラベル位
    置検出方法であって、 前記ラベルおよび台紙に光ビームを照射する照射ステッ
    プと、 前記光ビームの透過光または反射光を受光し、受光した
    前記透過光または反射光を前記透過光または反射光の強
    度に対応する電気信号に変換して出力する光電変換ステ
    ップと、 前記ラベルを所定の搬送方向に搬送する搬送ステップ
    と、 前記ラベルに印刷を行う印刷ステップと、 前記光電変換ステップにおいて出力された前記電気信号
    に基づいて、前記ラベルの端部を検出する検出ステップ
    と、 前記検出ステップにおいて検出された前記ラベルの端部
    の位置を基準として、少なくとも次のラベルの端部の位
    置を推定し、推定した前記次のラベルの端部の位置を含
    む、前記搬送方向の所定の範囲内においてのみ、前記検
    出ステップにおいて前記次のラベルの端部の検出動作が
    行われるように制御する制御ステップとを備えることを
    特徴とするラベル位置検出方法。
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