JP2001180382A - シェード装置の把持具構造 - Google Patents

シェード装置の把持具構造

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JP2001180382A
JP2001180382A JP36573699A JP36573699A JP2001180382A JP 2001180382 A JP2001180382 A JP 2001180382A JP 36573699 A JP36573699 A JP 36573699A JP 36573699 A JP36573699 A JP 36573699A JP 2001180382 A JP2001180382 A JP 2001180382A
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JP
Japan
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shade device
gripper
cover material
coating layer
case
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JP36573699A
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English (en)
Inventor
Kenji Shin
健次 新
Shinsuke Kobayashi
信介 小林
Shinji Yamashita
慎二 山下
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HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
Original Assignee
HAYASHI GIJUTSU KENKYUSHO KK
Hayashi Gijutsu Kenkyusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シェード装置の把持具として高い生産性で得ら
れる構造を提供する。 【構成】柔軟・巾広のカバー材をケース内に巻取り収納
し、またケースから引き出すことで、自動車のトノー部
等を開閉式に遮蔽するシェード装置のカバー材の先端縁
に固着される把持具構造、硬質樹脂からなる芯材の少な
くとも一部表面をより硬度の低い軟質樹脂の被覆層で被
覆、共押出し成形により一体的に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は自動車のトノー部
等、比較的広い面積を開閉可能に遮蔽するシェード装置
の把持具構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ワゴン、バン、ハッチバック等の形式の
自動車では、自動車のリヤシートバックからバックドア
にわたって生じる大面積の空間(トノー部)をシェード
装置をもって開閉可能に遮蔽する。
【0003】この種のシェード装置代表的な構成とし
て、実願昭60−101344(図3)がある。図にお
いてシェード装置110の構成は、塩ビレザー等からな
る柔軟、巾広、遮光性のカバー材112を不図示のカバ
ー材巻込み機構を内包したケース111にケースのスリ
ット状の開口111aをへて(カバー材112の先端縁
に固着された把持具113のみケース外に残し)巻込み
収納されている。トノー部130を遮蔽する際には、把
持具113をつかんでカバー材112をケース外に引き
出しトノー部上に広げてトノー部を覆う。カバー材11
2は巻込み機構によってケース内方向(巻取り方向)に
付勢されており、引き出されたカバー材は把持具113
をバックドア等に係止することで遮蔽状態を保つことが
できる。
【0004】把持具113は大面積で巾広のカバー材1
12を引き出すために、長尺になっても、たわんだり変
形したりしないだけの剛性が必要である。また、その表
面は操作者がつかんだ際に違和感がない触感と意匠性も
必要である。
【0005】従来例は、ワイヤフレーム113aの上下
側にパッド材113b、113bを積層し、ワイヤフレ
ームの上下面のいずれか一方には保形性を備えた補強板
113cを接着し、さらにそれらの外周を表皮材113
dにより被包して構成するトノカバーの保持部材であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来例の
把持具は、その製造工程が多数必要となる。すなわち、
少なくともワイヤフレームの曲げ加工、上下パッド材の
裁断・積層、補強板の裁断・接着、表皮材の裁断・溶着
である。本発明ではこの課題にかんがみ、シェード装置
の把持具として高い生産性で得られる構造を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】課題を解決する本発明の
手段は、自動車のトノー部等を開閉式に遮蔽するシェー
ド装置において、カバー材の先端縁に固着される把持具
を硬質樹脂からなる芯材と、芯材の少なくとも一部表面
を被覆する、より硬度の低い軟質樹脂の被覆層で構成す
ることによる。本発明の把持具は硬質樹脂の芯材と軟質
樹脂の被覆層を共押出し成形により一体的に形成するこ
とで、工程を合理化して把持具が得られる。軟質樹脂の
被覆層には押出し成形と同時に絞模様をほどこして意匠
性と触感を高めることもできる。硬質樹脂の芯材により
大面積のシェード装置の把持具としての剛性が確保さ
れ、軟質樹脂の被覆層は操作者の使用感を高めるととも
に、カバー材への直のウェルド溶着等の二次加工性が高
められる。
【0008】得られた把持具は全体として偏平の長尺板
状をなし、シェード装置のカバー材の先端縁に沿ってウ
ェルド溶着ないし接着して固着することができる。この
際、把持具の厚さ方向断面においてカバー材の先端縁を
受ける段、および/または溝を形成しカバー材の先端縁
をこの段や溝で受けることによりカバー材の先端縁の収
まりがよくなり、追加の仕上げ処理等が不要になる。本
発明のシェード装置の把持具構造では、基本的に把持具
の成形(押出成形)と、把持具のカバー材への固着(ウ
ェルド溶着)工程のみで完成することが可能で、工程を
大幅に合理化できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適の実施の形態
を図面によって説明する。図2は本発明の対象とするシ
ェード装置(自動車用トノカバー装置)10の全体斜視
図である。自動車の後部座席20の背面近傍において、
ケース11が車両の左右側から掛け渡されている。塩ビ
レザー等の柔軟で遮光性のカバー材12が不図示の巻込
み機構をもってケースのスリット状の開口11aをへて
ケース11内に巻込み収納されている。カバー材12の
先端には長尺、偏平状の把持具13が固着される。カバ
ー材12は不図示の巻込み装置によって常にケース内巻
込み方向に付勢されており、把持具13がフリーの場合
カバー材12はケース内に巻込まれているが、カバー材
12より厚さの厚い把持具13はケース外に残される。
シェード装置10によって自動車のトノー部30を遮蔽
する場合には、把持具13を持ってカバー材12をケー
ス11から引き出し、把持具13を自動車のバックドア
等に係止してシート材の引き出し状態を維持する。
【0010】(ケース)ケース11は、鋼板ないしアル
ミ押出成形材からなる中空のケースであり、自動車の左
右側にかけわたされる長さとカバー材を巻取収容可能の
断面積を有する。ケースの一部にはカバー材を引き出す
ためのスリット状の開口11aが形成される。
【0011】(カバー材)カバー材12は、車両の巾に
準じる巾をもった遮光性のあるものが好ましく、巻取り
性のためには柔軟で巻きくせの残らないものが好まし
い。塩ビレザーやこれにカナキンを積層して補強してな
るものが適する。
【0012】(把持具)把持具13は硬質樹脂からなる
芯材13aの少なくとも一部表面を、より硬度の低い軟
質樹脂の被覆層13bで被覆してなる。芯材13aと被
覆層13bは共押出し成形により一体的に形成すること
が好ましい。硬質樹脂と軟質樹脂の硬度はそれぞれ、シ
ョアA硬度が95〜85と90〜80程度である。硬質
樹脂の硬度については、把持具に必要な剛性を得られる
ように設定する。軟質樹脂については、操作者がつかん
だ際に違和感がない軟らかさに設定する。またカバー材
12とのウェルド溶着性についても考慮する。
【0013】本発明の把持具に最も適するのは硬質塩化
ビニル樹脂と軟質塩化ビニル樹脂の組み合わせであるが
その他の熱可塑性樹脂、エラストマー等の組合わせも適
する。把持具13は、全体として偏平の長尺板状であ
り、カバー材の巾に等しい長さをもってカバー材12の
先端縁に固着される。
【0014】図1は、図2のA−A線における把持具の
断面図である。カバー材12の先端に把持具13が固着
されてなる。把持具は全体として硬質樹脂の芯材13a
を軟質樹脂の被覆層13bで被覆して構成される。把持
具の一部にカバー材の先端を受けるための溝15および
/または段16が形成される。軟質樹脂からなる被覆層
の一部にカバー材を溶着するためのウェルド面14を形
成するのが好ましい。カバー材の先端を、把持具に形成
した溝15または段16に合わせてそろえ、ウェルド面
14に対してウェルドする。
【0015】図4(a)〜(f)はそれぞれ、本発明の
把持具の別の実施例であり、図2のA−A線断面図に相
当する。(a)は、カバー材sを受ける段部dをもって
なる把持具であり、硬質樹脂の芯材phを軟質樹脂の被
覆層でおおってなる。カバー材は把持具のウェルド面w
に対してウェルド溶着される。(b)は、カバー材sを
受ける溝mをもってなる把持具であり、硬質樹脂の芯材
phを軟質樹脂の被覆層でおおってなる。カバー材の先
端は把持具の溝に挿入され接着ないし係合される。
(c)は、硬質樹脂の芯材phを軟質樹脂の被覆層ps
でおおってなる把持具であって、芯材が複数の部分に分
割される例である。(d)は、硬質樹脂の芯材phを軟
質樹脂の被覆層psでおおってなる把持具であるが、芯
材が被覆層によって完全に被覆されているのではなく、
一部が外部に露出している例である。(e)は、硬質樹
脂の芯材phを軟質樹脂の被覆層psでおおってなる把
持具であるが、芯材の中に空洞cが形成され軽量化がな
されている例である。(f)は、硬質樹脂の芯材phを
軟質樹脂の被覆層psでおおってなる把持具であるが、
芯材の一部が被覆層の外に露出してフックfを形成する
例である。このフックは把持具をバックドア等に係止す
るものとなる。(a)〜(f)の各実施例は、いずれも
硬質樹脂と軟質樹脂の共押出し成形により得ることがで
きる。
【0016】
【発明の効果】本発明によるシェード装置の把持具は製
造工程を簡略化し、製造タクトとコストを低減して製造
することができる。また部品点数も少なくなり、押出成
形により端材がなく材料の歩留まりも向上する。カバー
材と把持具間のウェルド溶着性にすぐれる。カバー材と
把持具間の固着強度を向上させることができる。把持具
の触感を維持しながら厚さを薄くすることができる。シ
ェード装置のカバー材から把持具にわたり連続的で一体
感のある意匠が演出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシェード装置把持具を示す。
【図2】シェード装置(自動車用トノーカバー装置)の
斜視図
【図3】従来のシェード装置の把持具構造を示す。
【図4】本発明の他の実施例把持具断面図
【符号の説明】
10 シェード装置 11 ケース 12 カバー材 13 把持具 13a 芯材 13b 被覆層 14 ウェルド面 15 溝 16 段 20 後部座席 30 トノー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柔軟・巾広のカバー材をケース内に巻取
    り収納し、またケースから引き出すことで、自動車のト
    ノー部等を開閉式に遮蔽するシェード装置の、前記カバ
    ー材の先端縁に固着される把持具構造であって、この把
    持具は硬質樹脂からなる芯材の少なくとも一部表面を、
    より硬度の低い軟質樹脂の被覆層で被覆してなることを
    特徴とするシェード装置の把持具構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において硬質樹脂の芯材と軟質
    樹脂の被覆層は共押出し成形により一体的に形成されて
    いることを特徴とするシェード装置の把持具構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において軟質樹脂の被覆層の表
    面には、押出し成形と同時に形成された絞模様がほどこ
    されていることを特徴とするシェード装置の把持具構
    造。
  4. 【請求項4】 請求項1においてシェード装置の把持具
    は全体としてカバー材の先端縁に沿って延びる偏平の長
    尺板状をなし、その厚さ方向断面においてカバー材の先
    端縁を受ける段、および/または溝を有することを特徴
    とするシェード装置の把持具構造。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1459936A1 (fr) * 2003-03-17 2004-09-22 Faurecia Automotive Industrie Ensemble arrière de masquage de chargement d'un véhicule automobile, à longueur active variable
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WO2013084803A1 (ja) * 2011-12-09 2013-06-13 林テレンプ株式会社 シート巻取装置

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