JP2604629Y2 - リアピラーガーニッシュ - Google Patents

リアピラーガーニッシュ

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JP2604629Y2
JP2604629Y2 JP1992082750U JP8275092U JP2604629Y2 JP 2604629 Y2 JP2604629 Y2 JP 2604629Y2 JP 1992082750 U JP1992082750 U JP 1992082750U JP 8275092 U JP8275092 U JP 8275092U JP 2604629 Y2 JP2604629 Y2 JP 2604629Y2
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JP
Japan
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core material
skin
pillar garnish
rear pillar
flange
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Expired - Lifetime
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JP1992082750U
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JPH0639615U (ja
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剛 野上
英司 鶴見
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Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
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  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はリアピラーガーニッシュ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乗用自動車の内部においては例えば図8
に示すように、前部に運転用ハンドル31、インストー
ルパネル32およびダッシュボード36があり、後部に
は後部座席37が配置され、側部は前部ドア33、後部
ドア35からなる。また天井部にはルーフトリムと呼ば
れる内装材41が張設されその周囲はフロントウィンド
40、フロントピラー49、センターピラー48、リア
ピラー38およびリアウィンド39と連なっており、更
には車内灯43、45、サンバイザー47,47’、バ
ックミラー46、また車種によってグリップ44、ルー
フウィンドウ42が装備される。
【0003】前記リアピラー38には図9及び図10に
示されるリアピラーガーニッシュ1が取り付けられてお
りそのリアピラーガーニッシュ1は芯材2に表皮3を貼
り渡してなり、その貼り渡した表皮3の端末3aは図1
0に示されるように芯材2の裏面2aにおいて固定され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】以上の従来のリアピラ
ーガーニッシュについては次のような問題があった。す
なわち例えば図10中破線で示されるリアピラーガーニ
ッシュ1の後端部Aなどの芯材2裏面2aの面積の小さ
い場所に表皮3を貼り付ける場合、表皮3の芯材2裏面
2aへの巻き込み代が充分確保できないため、図10に
示されるように後端部分に近づくにつれ表皮3の巻き込
み代が少なくなってしまう。
【0005】その結果芯材2の裏面2aに表皮3を巻き
込んで貼り付ける作業を行う際に、その作業に厳しく精
度が求められるために作業性が悪化するという問題があ
った。また、例え良好な精度で芯材2の裏面2aに表皮
3を巻き込んで貼り付ける作業を行ったとしても、何れ
にしても芯材2の最後端部Aでは裏面2aにおける接着
代が後端部分に向かうに従い少なくなるため、貼り付け
た後にはがれ易くなるという問題があった。かかる接着
後の表皮端末の芯材裏面からの剥がれの問題は芯材2と
して接着性の劣るポリプロピレン(PP)や複合ポリプ
ロピレン(PPC)を用いる場合にいっそう顕著とな
る。
【0006】したがって本考案は以上の従来技術におけ
る問題に鑑みてなされたものであって、芯材裏面への表
皮の巻き込み貼り付けが容易にでき、かつ貼り付け後に
も貼り付けた表皮が剥がれるようなことの無いリアピラ
ーガーニッシュを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち本考案のリアピ
ラーガーニッシュは芯材と、この芯材に張設される表皮
とを有し、前記芯材の裏面に前記表皮の端末を巻き込ん
で固定してなるリアピラーガーニッシュにおいて、前記
芯材の縁部に沿って延長するフランジを前記芯材の少な
くとも一の端部に立設し、そのフランジに前記表皮の端
末を貼り付けてなることを特徴とする。
【0008】また本考案のリアピラーガーニッシュは芯
材と、この芯材に張設される表皮とを有し、前記芯材の
裏面に前記表皮の端末を巻き込んで固定してなるリアピ
ラーガーニッシュにおいて、前記芯材と一体に設けられ
るトリムクリップ座と前記芯材の端部との間に延在する
フランジを前記芯材の少なくとも一の端部に立設し、前
記芯材の端部裏面に巻き込まれる前記表皮の端末を前記
フランジに貼り付けてなることを特徴とする。
【0009】前記フランジは前記芯材と一体成形で形成
される様にすることができる。それによりフランジ自体
及び芯材の剛性を確保することができるとともに、生産
効率を向上することができるからである。
【0010】
【作用】したがって本考案のリアピラーガーニッシュに
よれば、芯材の裏面に巻き込んだ表皮の端末を芯材の縁
部に沿って延長するフランジに貼り付けて固定すること
ができ、表皮の巻き込み貼り付けを効率よく行うことが
できるだけでなく、芯材裏面に貼り付けた表皮が端部か
ら剥がれることもなくなる。また芯材と一体に設けられ
るトリムクリップ座と芯材の端部との間に延在するフラ
ンジを立設する場合には、かかるフランジによって、表
皮の巻き込み貼り付け代を確保することができると同時
に芯材及びトリムクリップ座の補強リブとしても機能し
て、リアピラーガーニッシュの剛性を大きくすることが
できる。
【0011】
【実施例】以下に本考案の実施例を図面を参照して説明
する。図1乃至図4は本考案の一実施例のリアピラーガ
ーニッシュを示す。図に示される様に本実施例のリアピ
ラーガーニッシュ10では、その後端部分の芯材11裏
面11aにフランジ12が立設される。このフランジ1
2は芯材11の裏面11aに芯材11の縁部11bに沿
って芯材11と一体成形することによって形成される。
【0012】また芯材11に貼り渡される表皮13はリ
アピラーガーニッシュ10の後端部分において芯材11
の裏面11aに巻き込まれると共にその巻き込まれた表
皮13の端末がフランジ12に対して貼り付けられる。
【0013】したがって以上のようにフランジ12を立
設することによって、表皮13の貼り付け代がこのフラ
ンジ12によって確保され、表皮13端末の芯材11裏
面11aへの巻き込みと貼り付け固定を効率よく行うこ
とができる。またフランジ12に貼り付けられた表皮1
3の端末は、貼り付け表面積を充分に確保することがで
きるので、貼り付けた後に剥がれるようなことはない。
【0014】図5乃至図6は本考案の他の実施例のリア
ピラーガーニッシュを示す。図に示されるように本実施
例のリアピラーガーニッシュ15では芯材11の裏面1
1aに立設されるフランジ16は、リアピラーガーニッ
シュ15の後端部分頂点15aと、リアピラーガーニッ
シュ15と一体に形成されるクリップ座17との間に延
在する様に設けられ、かかるフランジ16はクリップ座
17及び芯材11と一体成形により形成されてなる。な
お、前記クリップ座17にはリアピラーガーニッシュ1
5を前記リアピラー38部分の車体に取り付けるための
図示しないクリップの一端が嵌合され、そのクリップの
他端は車体に対して取り付けられる。
【0015】本実施例のリアピラーガーニッシュでも図
6及び図7に示されるように、芯材11に張り渡される
表皮13の端末は、芯材11の裏面11aに巻き込まれ
ると共にその裏面11aに貼り付けられる。その際リア
ピラーガーニッシュ15の後端部分の裏面11aに巻き
込まれる表皮13の端末は前記フランジ16の両側にお
いてそのフランジ16の表面に貼り付けられる。
【0016】以上の結果本実施例のリアピラーガーニッ
シュ15においてもフランジ16を立設することによっ
て、表皮13の貼り付け代がこのフランジ16によって
確保され、表皮13端末の芯材11裏面11aへの巻き
込みと貼り付け固定を効率よく行うことができる。また
フランジ16に貼り付けられた表皮13の端末は、貼り
付け表面積を充分に確保することができるので、貼り付
けた後に剥がれるようなことはない。
【0017】また本実施例ではフランジ16を後端部分
頂点15aと、リアピラーガーニッシュ15と一体に形
成されるクリップ座17との間に延在するように設けた
ので芯材11の裏面11aに両側から巻き込まれる表皮
をほぼ対称に巻き込むことが可能となり、その意味でさ
らに作業性が向上される。
【0018】
【考案の効果】以上のように本考案のリアピラーガーニ
ッシュによれば芯材の少なくとも一の端部に、その芯材
から立設するフランジを設けたことによって、芯材に張
設される表皮端末を芯材裏面に巻き込んで貼り付ける処
理が容易にでき、作業性が良くなる。またその際の表皮
の芯材裏面への巻き込み代を充分に確保できるため芯材
の裏面に貼り付けた表皮端末が剥がれるという問題が解
消される。
【0019】さらに芯材から立設するフランジを設けた
ことによって、徐々に細くなり剛性が不足する芯材端部
ではそのフランジが補強リブとして機能して、その結果
必要な剛性が確保される。さらに特に芯材として比較的
接着性が劣るポリプロピレン(PP)や複合ポリプロピ
レン(PPC)を用いる場合には、接着性が劣る点を補
うように充分な接着面積を確保することができるという
利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例のリアピラーガーニッシ
ュの表面図である。
【図2】 本考案の他の実施例のリアピラーガーニッ
シュの裏面図である。
【図3】 図1及び図2に示す実施例のリアピラーガ
ーニッシュの後端部拡大斜視図である。
【図4】 図1及び図2に示す実施例のリアピラーガ
ーニッシュの後端部拡大断面図である。
【図5】 本考案の他の実施例のリアピラーガーニッ
シュの表面図である。
【図6】 図5に示す実施例のリアピラーガーニッシ
ュの後端部拡大斜視図である。
【図7】 図5及び図6に示す実施例のリアピラーガ
ーニッシュの後端部拡大断面図である。
【図8】 乗用自動車の車室内内装の概略を示す斜視
図である。
【図9】 従来のリアピラーガーニッシュの表面図で
ある。
【図10】 図9に示す従来のリアピラーガーニッシュ
の裏面図である。
【符号の説明】
10,15・・・リアピラーガーニッシュ、11・・・
芯材、12,16・・・フランジ、11a・・・芯材裏
面、11b・・・縁部、13・・・表皮、15a・・・
リアピラーガーニッシュ後端部分頂点、17・・・クリ
ップ座。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と、この芯材に張設される表皮とを
    有し、前記芯材の裏面に前記表皮の端末を巻き込んで固
    定してなるリアピラーガーニッシュにおいて、前記芯材
    の縁部に沿って延長するフランジを前記芯材の後端部分
    の裏面に立設し、そのフランジに前記表皮の端末を貼り
    付けてなることを特徴とするリアピラーガーニッシュ。
  2. 【請求項2】 芯材と、この芯材に張設される表皮とを
    有し、前記芯材の裏面に前記表皮の端末を巻き込んで固
    定してなるリアピラーガーニッシュにおいて、前記芯材
    と一体に設けられるトリムクリップ座と前記芯材の後端
    部分頂点との間に延在するフランジを前記芯材の後端部
    分の裏面に立設し、前記芯材の端部裏面に巻き込まれ
    る前記表皮の端末を前記フランジに貼り付けてなること
    を特徴とするリアピラーガーニッシュ。
  3. 【請求項3】 前記フランジが前記芯材と一体成形で形
    成される請求項1又は請求項2記載のリアピラーガーニ
    ッシュ。
JP1992082750U 1992-11-05 1992-11-05 リアピラーガーニッシュ Expired - Lifetime JP2604629Y2 (ja)

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JPH0639615U JPH0639615U (ja) 1994-05-27
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