JP2001180162A - カード - Google Patents

カード

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JP2001180162A
JP2001180162A JP37000399A JP37000399A JP2001180162A JP 2001180162 A JP2001180162 A JP 2001180162A JP 37000399 A JP37000399 A JP 37000399A JP 37000399 A JP37000399 A JP 37000399A JP 2001180162 A JP2001180162 A JP 2001180162A
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resin
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resin composition
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JP37000399A
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Shinichi Ishimaru
進一 石丸
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Tsutsunaka Plastic Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷性、熱融着積層性、印刷層透視性に優
れ、かつエンボス加工の際に刻印部の割れの発生のない
エンボス加工性に優れたカードを提供する。 【解決手段】 非晶性ポリエステル系樹脂を含有する樹
脂組成物からなるコア層の両面に、非晶性ポリエステル
系樹脂を主成分として含有する樹脂組成物100重量部
に対し屈折率1.54以上、粒径1000〜2000Å
のメチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合
体2〜15重量部を含有する樹脂組成物からなる被覆層
を積層一体化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、磁気ストライプ
カード等のプラスチックカードに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばクレジットカード、キャッ
シュカード等に代表される、情報記録媒体としてのプラ
スチックカードの用途が急激に拡大している。これらの
プラスチックカードは、個人名や登録番号等のカード情
報(文字、数字等)を、カード表面に立体的に浮き上が
らせるエンボス加工が施されることが多い。
【0003】従来より、このようなプラスチックカード
には、カード基板となる樹脂材料として、安価な上に、
エンボス加工性に優れることから、主に塩化ビニル樹脂
が用いられている。さらにこの塩化ビニル樹脂からなる
カードは、印刷性、熱融着積層性、カード打ち抜き性に
も優れているので、汎用されている。
【0004】ところが、近年、地球環境保全が強く叫ば
れるようになり、この種のカードにおいても、環境保全
および安全衛生上の観点から、樹脂材料を非塩化ビニル
樹脂材料に代替することが強く要請され、一方でこれに
応えるために非晶性PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)樹脂を材料とするカードが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記の非晶性PET樹
脂を用いるものとすれば、上記樹脂材料の代替要請に十
分応え得ることはもちろんのこと、印刷性、熱融着積層
性にも優れたカードが得られるのであるが、一方で、エ
ンボス加工性が低下するという問題があった。即ちエン
ボス加工の際に、カード表面に立体的に形成される文字
や数字の刻印部、とりわけその頂部において割れが発生
するのである。一般に、クレジットカード、キャッシュ
カード等では、その上面に磁気ストライプ等の磁気記録
層が設けられる。この磁気記録層は前記カードのデザイ
ン上の自由度を大きく制限するので、これを完全に隠蔽
することが要求され、このような要求に対しては、前記
カードの表面に少なくとも磁気記録層を完全に隠蔽でき
る隠蔽印刷層を施し、該隠蔽印刷層を施した以外の部分
にも文字、絵柄等のデザイン印刷層を施した樹脂皮膜か
らなる隠蔽用樹脂層を設け、さらにその上に保護層を設
けた構成のものが採用されており、とくにこのような形
態のカードにおいては、前記のエンボス加工の際の刻印
部の割れの発生が顕著であった。
【0006】この発明は、かかる技術的背景に鑑み、地
球環境保全の要請に応えることを可能とするとともに、
印刷性、熱融着積層性、印刷層透視性に優れ、かつエン
ボス加工の際に刻印部の割れの発生がないエンボス加工
性に優れたカードを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明者は鋭意研究の結果、エンボス加工の際の
文字、数字等の刻印部の割れは、コア層の両面に積層一
体化される被覆層の強度不足が原因であることに着眼
し、前記被覆層に、改質剤として特定の熱可塑性樹脂を
特定量添加すれば、従来と同様に印刷性、熱融着生に優
れ、しかも透明性を維持しつつ、刻印部に割れのないエ
ンボス加工性の良好なカードとなし得ることを見出し、
この発明を完成した。
【0008】すなわち、この発明は、非晶性ポリエステ
ル系樹脂を含有する樹脂組成物からなるコア層と、該コ
ア層の両面に積層一体化された被覆層よりなるカードで
あって、前記被覆層は、非晶性ポリエステル系樹脂を主
成分として含有する前記樹脂組成物100重量部に対
し、屈折率1.54以上、粒径1000〜2000Åの
メチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン共重合体
2〜15重量部を含有する樹脂組成物からなることを特
徴とするカードを要旨とする。
【0009】この発明のカードは、非塩化ビニル樹脂を
用いるから環境保全の要請に応えることができるだけで
なく、カードを構成する樹脂に非晶性ポリエステル系樹
脂を用いるから、印刷性、熱融着積層性、印刷層透視性
に優れるとともに、コア層の両面に積層一体化された被
覆層が、非晶性ポリエステル系樹脂を含有する樹脂組成
物100重量部に対し、屈折率1.54以上、粒径10
00〜2000Åのメチルメタクリレート・ブタジエン
・スチレン共重合体2〜15重量部を含有してなるもの
であるから、被覆層自体の印刷性、コア層との熱融着積
層性が良好であることはもとより、当該被覆層の透明性
が良好に維持されるとともにエンボス加工の際の刻印部
の割れの発生が効果的に防止される。
【0010】この発明のカードの前記コア層と前記被覆
層に用いられる非晶性ポリエステル系樹脂としては、ポ
リエチレンテレフタレートにおけるエチレングリコール
成分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールで置
換した共重合ポリエステル樹脂を用いるのが好ましく、
このように構成することによりコア層の印刷性はもとよ
り、被覆層の印刷性が良好に確保され、しかもエンボス
加工の際の被覆層ないしはコア層における刻印部の割れ
発生がより効果的に防止されるとともに、コア層と被覆
層の各印刷層がいずれも鮮明に感視できるカードとなし
得る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を、実
施例と実施例を示す図面に従って、説明する。
【0012】図1は、この発明の基本的な実施形態を示
すカードの断面図である。カード(1)は、非晶性ポリ
エステル系樹脂を含有する樹脂組成物からなるコア層
(2)の両面に、非晶性ポリエステル系樹脂を主成分と
して含有する樹脂組成物100重量部に対し、屈折率
1.54以上、粒径1000〜2000Åのメチルメタ
クリレート・ブタジエン・スチレン共重合体2〜15重
量部を含有する樹脂組成物からなる被覆層(3)(3)
が積層一体化されているものである。
【0013】このように、カード(1)を構成する樹脂
材料に非塩化ビニル樹脂を用いるから、環境保全の要請
に十分に応えることができ、かつ印刷性、熱融着積層性
に優れたものとなる。
【0014】この発明において、コア層(2)を構成す
る樹脂材料には、非晶性ポリエステル系樹脂が用いられ
る。この非晶性ポリエステル系樹脂とは、非晶性のポリ
エステル系樹脂であれば特に限定されないが、中でもポ
リエチレンテレフタレートにおけるエチレングリコール
成分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールで置
換した共重合ポリエステル樹脂が好適である。前記シク
ロヘキサンジメタノールの置換量が10%未満では結晶
性となって熱融着積層性が低下し、被覆層(3)との積
層が困難となり、また前記置換量が70%を超えるとカ
ード基板の成形加工性が低下する。このような非晶性ポ
リエステル樹脂としては、例えばイーストマンケミカル
社製のPETGシリーズ等の共重合ポリエステル樹脂が
挙げられる。
【0015】前記コア層(2)を構成する樹脂組成物中
には、顔料、改質剤、充填剤(炭酸カルシウム、タル
ク)、ブロッキング防止剤、安定剤、帯電防止剤、滑剤
等の各種添加剤を必要に応じて適宜配合することができ
る。とりわけ顔料はコア層(2)に隠蔽性を付与するた
めに常時配合されるものであるが、通常白色顔料が好適
に用いられ、その中でも隠蔽性に優れた酸化チタンがよ
り好適である。この顔料の配合量は非晶性ポリエステル
系樹脂100重量部に対して1〜30重量部とするのが
好ましい。1重量部未満では十分な隠蔽を確保できず、
また30重量部を超えるとそれに見合うさらなる隠蔽性
の向上は期待できず、コスト高となる上に、機械的特性
も低下するので好ましくない。従って、前記顔料の配合
量は5〜20重量部とするのがより好ましい。
【0016】前記酸化チタンとしては、ルチル型、アナ
ターゼ型のいずれも使用することができる。また、前記
酸化チタンは、その平均粒径が0.1〜0.5μmのも
のが好ましいが、配合作業時の飛散防止、配合時の分散
安定性等を考慮して、その平均粒径が0.15〜0.3
μmのものがより好ましい。
【0017】コア層に用いられる前記改質剤としては、
例えばEVA(エチレン−酢酸ビニル共重合体)、EP
R(エチレン−プロピレンゴム)、BR(ブタジエンゴ
ム)、PB(ポリブタジエン)、SBR(スチレン−ブ
タジエンゴム)、NBR(アクリロニトリル−ブタジエ
ンゴム)等の合成ゴム、またABS樹脂(アクリロニト
リル−ブタジエン−スチレン共重合体)、MBS(メチ
ルメタクリレート−ブタジエン−スチレン共重合体)、
AAS樹脂(アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレ
ン共重合体)、ACS(アクリロニトリル−塩素化ポリ
エチレン−スチレン共重合体)等のスチレン系樹脂であ
る。このような改質剤を添加することにより、カードの
エンボス加工の際の刻印部の割れ発生を一層効果的に防
止するすることができる。なお前記改質剤の添加量は、
前記非晶性ポリエステル系樹脂100重量部に対して2
〜15重量部程度の範囲が望ましい。
【0018】また、前記コア層(2)を構成する樹脂組
成物中には、この発明の目的を逸脱せず効果を損なわな
い範囲で各種の重合体を混合することができるが、前記
重合体の種類には特に限定はなく、前記非晶性ポリエス
テル系樹脂と相溶性があり、カードの成形加工性を低下
させたり被覆層(3)との積層性を阻害せず、さらにカ
ードとしての熱変形温度を低下させないものであればよ
い。
【0019】一方、この発明において、前記コア層の両
面に積層一体化される被覆層(3)を構成する樹脂材料
としては、非晶性ポリエステル系樹脂を主成分として含
有する樹脂組成物100重量部に対し、屈折率1.54
以上、粒径1000〜2000Åのメチルメタクリレー
ト・ブタジエン・スチレン共重合体(MBS)2〜15
重量部を含有する樹脂組成物が用いられる。
【0020】ここで、被覆層(3)に屈折率1.54以
上、粒径1000〜2000ÅのMBSを用いるのは、
当該被覆層の強度を確保しつつ、前記コア層(2)の表
面に文字、絵柄等の印刷を施した場合に、少なくとも磁
気記録層以外の部分においては被覆層(3)を通してこ
れを感視できるように当該被覆層自体の透明性を確保す
るためである。
【0021】この場合、MBSは、その屈折率が1.5
4未満であると母材としての非晶性ポリエステル系樹脂
の屈折率(略1.57)との乖離が大きくなって白濁し
透明性を確保することができず、また粒径が上記範囲未
満であると透明性は確保されるが補強効果が低下し、上
記範囲を超えると補強効果は上がるが白濁が激しくなっ
て透明性が著しく低下する。従って、粒径は1200〜
1800Å程度が望ましい。
【0022】また、MBSの添加量は、非晶性ポリエス
テル系樹脂を主成分として含有する樹脂組成物100重
量部に対して2重量部未満では透明性は確保されるが補
強効果がなく、15重量部を超えると補強効果のさらな
る向上はみられず、むしろ不経済である。従って、MB
Sの添加量は5〜10重量部程度が望ましい。
【0023】さらに、被覆層(3)には、前記非晶性ポ
リエステル系樹脂のほかに、カード(1)の耐熱変形性
を向上させるために、例えばポリカーボネト樹脂(P
C)を50重量%を限度として添加することができる。
【0024】上記のようにして得られたカード(1)
は、クレジットカード、キャッシュカード等として用い
られる際には、図2に示すように、カード(1)の被覆
層(3)の上に磁気記録層(10)が設けられ、この上
面に隠蔽用樹脂層(11)が積層される。該隠蔽用樹脂
層(11)は、通常、不透明であり、少なくとも前記磁
気記録層(10)を完全に隠蔽するように被覆形成さ
れ、さらにこの上に前記各印刷層を保護するための樹脂
皮膜からなる透明保護層(13)が積層される。
【0025】また、この発明では、前記カード(1)を
構成するコア層(2)として、被覆層(2)を積層する
前に、予め表面にベースとなる印刷層(12)が設けら
れたものを有効に用いることができる。この場合におい
ては、前記印刷層(12)を透視し得るように、これに
対応する部位には、前記隠蔽用樹脂層(11)を形成し
ない状態とされるので、前記被覆層(2)の高い透明性
により、前記透明保護層(13)の上面から前記印刷層
(12)を鮮明に感視することが可能となり、デザイン
上の自由度と効果を飛躍的に向上し得る。
【0026】また、上記で得られるクレジットカード、
キャッシュカード等は、被覆層(3)が補強性能を付与
されたもの、通常のエンボス加工により刻印部を形成す
る際に、該被覆層(3)及びコア層(2)の割れ発生を
効果的に防止することができ、カード(1)全体の強度
が向上して、従来のように刻印部でカードが全層に亘っ
て割れが発生するという問題はない。
【0027】
【実施例】以下、この発明を、実施例及び比較例に基づ
いて説明する。
【0028】まず、コア層として、以下に示す成分割合
の樹脂組成物を用意し、これを押出成形法により、厚さ
0.56mmの白色の樹脂シートに成形した。 PETG6763(イーストマンケミカル社製) 100重量部 酸化チタン 10重量部
【0029】つぎに、被覆層として、以下に示す樹脂及
び補強剤を用いて、表1に示す成分割合の樹脂組成物
(F1〜F6)を用意し、これらを押出成形法により、
厚さ0.1mmの透明の樹脂フィルムに成形した。な
お、表1には前記樹脂フィルムの特性としての全光線透
過率(%)を併記した。 −樹 脂− 非晶性ポリエステル樹脂:PETG6763(イースト
マンケミカル社製) ポリカーボネート樹脂:H−3000(三菱ガス化学社
製) アクリル系補強剤(ブチルアクリレート等のアクリルゴ
ムをコア層とし、メルメタクリレートをシェル層とする
コア・シェル型補強剤)
【0030】
【表1】
【0031】ついで、上記で得られた樹脂シートと樹脂
フィルムとを用いて、実用カードを作製した。即ち、上
記で得られたコア層用の樹脂シートの両面に所定の絵柄
からなる印刷を施し、その両面に、ストライプ状の磁気
記録層を貼り付けた前記各樹脂組成物(F1〜F6)別
の被覆層用の樹脂フィルムを、ホットプレス方式により
加熱加圧して積層一体化した。さらに、カード上面の前
記印刷部分に対応する部位を除く部分に不透明の隠蔽用
樹脂層を形成し、全面に透明の保護層を塗布形成したの
ち、常用のカード形状に打ち抜き、厚さ0.76mmの
実用カードに仕上げた。
【0032】このようにして得られた実施例及び比較例
のカードについて、印刷層の鮮明度とエンボス加工性を
下記の評価方法により評価し、その結果を表2に示し
た。 −鮮明度− カードの表面から、コア層の印刷を透視して、被覆層に
よる白濁変色 が全く認められないものを良好(○)、
認められるものを不良(×)とした。 −エンボス加工性− カードに、電動エンボッサーを用いて、カード1枚当た
り0〜9までの数字を不規則に選び、総個数48文字
(16個/行×3行)を刻印したカードを各実施例及び
各比較例について刻印部の割れの発生を目視観察し、割
れた文字が全く認められないものを良好(○)、割れた
文字が発生した枚数が1枚以上あるものを不良(×)と
した。
【0033】
【表2】
【0034】以上で明らかなように、実施例(F1〜F
3)では鮮明度、及びエンボス加工性がいずれも良好で
あった。一方、比較例(F4〜F6)では、F1、F2
は鮮明度が良好であったが、刻印部に割れ発生があり不
良であり、またF6では刻印部に割れ発生はなかった
が、コア層の印刷層の鮮明度が被覆層の白濁により低下
したものであった。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明のカードは、非
晶性ポリエステル系樹脂を含有する樹脂組成物からなる
コア層と、該コア層の両面に積層一体化された被覆層よ
りなるカードであって、前記被覆層は、非晶性ポリエス
テル系樹脂を主成分として含有する樹脂組成物100重
量部に対し、屈折率1.54以上、粒径1000〜20
00Åのメチルメタクリレート・ブタジエン・スチレン
共重合体2〜15重量部を含有する樹脂組成物からなる
ものであるから、印刷性、熱融着積層性に優れ、また被
覆層自体の透明性が良好に維持される結果、印刷層、中
でもコア層の印刷層が鮮明に透視できるとともに、エン
ボス加工の際の刻印部の割れの発生が効果的に防止され
るという効果があり、個人名や登録番号等のカード情報
を明瞭、かつ美麗な状態に刻印をすることができる。
【0036】また、この発明のカードは、請求項2に記
載したとおり、前記非晶性ポリエステル系樹脂が、ポリ
エチレンテレフタレートにおけるエチレングリコール成
分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールで置換
した共重合ポリエステル樹脂であるから、エンボス加工
の刻印部の割れ発生をより確実に防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカードの実施形態を示す部分断面図
である。
【図2】この発明のカードを利用した実用カードの構造
を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…カード 2…コア層 3…被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA17 HA21 HB20 JA02 KA06 KA08 KA59 KA61 LA11 4F100 AK12A AK12C AK12J AK25A AK25C AK25J AK29A AK29C AK29J AK41A AK41B AK41C AK42A AK42B AK42C AK42K AL01A AL01C AL05A AL05C BA03 BA06 BA10A BA10C BA16 DE01A DE01C GB90 HB31 JA12A JA12B JA12C JL01 JL12 JN01 JN18A JN18C YY00A YY00C

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非晶性ポリエステル系樹脂を含有する樹
    脂組成物からなるコア層と、該コア層の両面に積層一体
    化された被覆層よりなるカードであって、前記被覆層
    は、非晶性ポリエステル系樹脂を主成分として含有する
    樹脂組成物100重量部に対し、屈折率1.54以上、
    粒径1000〜2000Åのメチルメタクリレート・ブ
    タジエン・スチレン共重合体2〜15重量部を含有する
    樹脂組成物からなることを特徴とするカード。
  2. 【請求項2】 前記非晶性ポリエステル系樹脂が、ポリ
    エチレンテレフタレートにおけるエチレングリコール成
    分の10〜70%をシクロヘキサンジメタノールで置換
    した共重合ポリエステル樹脂である請求項1に記載のカ
    ード。
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