JP2001179830A - フィルムラベル貼着2ピース缶体の製造方法及び装置 - Google Patents

フィルムラベル貼着2ピース缶体の製造方法及び装置

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JP2001179830A JP37450699A JP37450699A JP2001179830A JP 2001179830 A JP2001179830 A JP 2001179830A JP 37450699 A JP37450699 A JP 37450699A JP 37450699 A JP37450699 A JP 37450699A JP 2001179830 A JP2001179830 A JP 2001179830A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラインを高速化してもフィルムラベルを皺や
傷を発生されることなく奇麗に貼着でき、且つ缶胴内面
の合成樹脂フィルムの損傷も防止でき、高速、高品質の
フィルムラベル貼着缶体を得る。 【解決手段】 マンドレル20で搬送中に缶胴を所定温
度に加熱する加熱工程及びフィルムラベル貼着工程に続
いて、フィルムラベルが貼着された缶胴をマンドレルか
ら排出する前に缶胴内周面を冷却ベルト51によりマン
ドレル外周部に押しつけることにより缶胴を内外冷却す
るようにした。また、缶胴加熱工程の前に、缶胴外面に
付着したごみ等を粘着ベルト35により除去して、缶胴
外周面をクリーニングしてフィルムラベルの接着性と外
観性をより向上させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムラベル貼
着2ピース缶体の製造方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、2ピース缶体は、アルミニュウム
やスチール等の金属ブランク、又はこれらの金属板とP
ETフィルム等の合成樹脂フィルムを積層した複合材ブ
ランクから、絞りしごき加工、再絞り加工等で缶体を成
形後、缶胴外周面にオフセット印刷又は直接版胴からの
転写印刷により印刷を行なっている。しかしながら、近
時容器のより装飾性を高めるために印刷がより美麗なグ
ラビア印刷等により印刷することが求められ、この要求
に応えるために、製造工程上直接グラビア印刷を施すこ
とが困難な2ピース缶体の欠点を克服する手段として、
成形された缶胴に予めグラビア印刷等がなされたポリエ
ステルフィルム等の熱可塑性合成樹脂フィルムを貼着し
て2ピース缶体を製造する方法が種々提案されている
(例えば、特許第2597020号掲載公報、特開平8
−1778号公報、特開平10−683号公報等)。
【0003】印刷済みの合成樹脂フィルム(以下、フィ
ルムラベルという)を缶胴に貼着する上記従来の缶体製
造方法及び装置は、成形後の缶胴を公転しているマンド
レルに装着して、マンドレルによる搬送中に、誘導加熱
により缶胴を加熱する缶胴加熱工程、フィルム貼着ロー
ルから供給されるフィルムラベルを缶胴に貼着するフイ
ルム貼着工程を経て、フィルムラベルが貼着された缶体
をマンドレルから排出して、次工程のネッキング加工工
程等に送出するようにしている。また、特開平10−6
83号公報に見られるように、缶体を短時間に所定温度
に昇温させるために、缶体加熱工程の前にマンドレル自
体を加熱するマンドレル加熱工程を設け、加熱されたマ
ンドレルに缶体が接触することによって缶胴を内面から
も加熱するようにしたものもある。又は特開平8−17
78号公報に見られるように、マンドレルロールに供給
する前に缶体を予備加熱するようにしたもの知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
フィルムラベル貼着缶体の製造方法は、缶体加熱工程で
缶体を通常150〜160℃に加熱昇温させることによ
って、貼着ステーションでフィルムラベルを缶体表面に
所定の圧力で圧接するとフィルムラベル表面に塗布され
ている接着剤が溶融して缶体表面に熱接着される。そし
て、貼着後、マンドレルが缶体排出位置に達するとその
状態でマンドレルから缶体が排出される。従って、缶体
は排出位置に到達するまでの区間で多少は自然冷却され
る(特許第2597020号の冷却セクションD参照)
が、ラインが高速化すると缶体が殆ど冷却されないまま
マンドレルから排出されることになる。その結果、ライ
ン速度を1000〜2000缶/分以上高速化すると、
マンドレルから排出時にフィルムラベルや、特に内外面
に合成樹脂フィルムを積層した缶体の場合は未だ高温状
態にある内面側の合成樹脂フイルムがマンドレルとの摩
擦でしわや傷が発生し易い状態になるため、ラインを高
速化する上で解決なければならない問題となっている。
また、前記のようにマンドレル加熱工程を有する場合
は、樹脂フィルム内層を有する缶体に適用すると、樹脂
フィルム内層自体が加熱されて損傷し易くなり、マンド
レルから缶体を排出する場合、内層を損傷させてしまう
問題点がある。
【0005】また、フィルムラベルを缶胴に貼着するに
際して、缶胴面に缶胴成形時等に発生した微細粉等のご
みが付着していると、フィルムラベルの貼着性が悪くな
りしわ等の発生の原因となるので、接着性と外観性を向
上させるためにはフィルムラベル貼着時の缶胴表面には
これらの微細なごみ等も付着してないことが要求され
る。特に、缶体表面が合成樹脂フィルムでラミネートさ
れている缶体の場合、缶体表面にプラスチック細片・粉
末等が付着している場合があり、これらの微細粉末も効
果的に除去してからフィルムラベルを貼着することが望
ましい。
【0006】そこで、本発明は、従来のフィルムラベル
貼着缶体製造方法及び装置の上記問題点を解決してライ
ンの高速化を図ろうするものであり、ラインを高速化し
てもマンドレルから排出時に缶体が十分に冷却され、フ
ィルムラベルや缶胴内面に積層された合成樹脂フィルム
に傷やしわを発生されることなくマンドレルから排出で
き、美麗なフィルムラベル貼着缶体を得ることができる
フィルムラベル缶体の製造方法及びその装置を得ること
を主目的とすると共に、フィルムラベル貼着時に缶胴外
周面の微細なほこり等を除去してフィルムラベルの接着
性と外観性をより向上させることができるフィルムラベ
ル缶体の製造方法及びその装置を得ようとするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決する本
発明のフィルムラベル貼着2ピース缶体の製造方法は、
缶胴成形された2ピース缶体をマンドレルに嵌合して該
マンドレルで搬送中に缶胴外周面にフィルムラベルを貼
着するフィルムラベル貼着2ピース缶体製造方法におい
て、前記マンドレルで搬送中に缶胴を所定温度に加熱す
る加熱工程及び該加熱された缶胴にフィルムラベルを貼
着する貼着工程に続いて、フィルムラベルが貼着された
缶胴を前記マンドレルから排出する前に冷却する冷却工
程を備えていることを特徴とするものである。
【0008】前記缶胴加熱工程の前に、缶胴外面に付着
したごみ等を除去するクリーニング工程を設けることが
望ましい。また、前記冷却工程で冷却されてマンドレル
から排出された缶体を加熱してフィルムラベルのキュア
リングを行うキュアリング工程を備えることによって、
フィルムラベルを安定して確実に貼着することができ、
且つラインの高速化を図ることができる。前記加熱工程
に続いて、貼着工程でも缶体を加熱するようにすること
によって、ラインが高速化してもマンドレルを加熱する
ことなく、貼着に必要な温度に缶体を加熱することがで
きる。前記冷却工程では、缶胴内周面をマンドレル外周
部に押しつけることにより缶胴を冷却するようにするの
が望ましい。
【0009】そして、本発明のフィルムラベル貼着2ピ
ース缶体の製造装置は、缶胴成形された2ピース缶体を
マンドレルに嵌合して該マンドレルで搬送中に缶胴外周
面にフィルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着2ピ
ース缶体製造装置において、前記マンドレルの公転経路
に沿って、缶胴を所定温度に加熱する加熱手段、貼着ロ
ールに続いて、フィルムラベルが貼着された缶胴を冷却
する冷却手段を配置してなることを特徴とするものであ
る。
【0010】前記冷却手段は、前記マンドレルに嵌合し
て移動する缶体の缶胴外周面に接触して該缶胴をマンド
レル表面に押しつける無端状の冷却ベルトを有している
ものが、好適に採用できる。また、前記マンドレルを公
転搬送するマンドレルロールの上流側に、缶胴外面に付
着したごみ等を除去するクリーニング手段を配置するの
が望ましい。前記貼着ロールがマンドレルと回転接触す
る貼着区域に缶胴を加熱する第2の加熱手段を配置する
ことによって、ラインの高速化が図られ望ましい。ま
た、本発明の他のフィルムラベル貼着2ピース缶体の製
造装置は、缶胴成形された2ピース缶体をマンドレルに
嵌合して該マンドレルで搬送中に缶胴外周面にフィルム
を貼着するフィルムラベル貼着2ピース缶体製造装置に
おいて、前記マンドレルの公転経路に沿って、缶胴を所
定温度に加熱する加熱手段、貼着ロール、前記貼着ロー
ルが前記マンドレルと回転接触する貼着区域に缶胴を加
熱する第2の加熱手段が配置されていることを特徴とす
ることにより、ラインの高速化を図るものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るフィルムラベ
ル貼着装置の実施形態を詳細に説明する。本実施形態に
係るフィルムラベル貼着装置は、等ピッチに配置された
マンドレルを自転させながら無端軌道を公転させるマン
ドレル回転搬送手段1を有し、該マンドレル回転搬送手
段のマンドレル搬送経路に沿って、マンドレルに缶を供
給する缶供給手段2、搬送中の缶体を加熱する加熱手段
3、搬送中の缶体にフィルムラベルを貼着するフィルム
ラベル貼着手段4、マンドレルからフィルムラベルが貼
着された缶体を搬出する缶体搬出手段5を配置してあ
る。
【0012】以上の各手段を設けることは従来と同様で
あるが、本実施形態では、さらにマンドレル回転搬送手
段のマンドレル搬送経路に沿って、フィルムラベル貼着
後の缶体を強制冷却する缶体冷却手段6を配置すると共
に、缶供給手段2に缶胴外周面クリーニングするクリー
ニング手段7を配置してある。さらに、缶体搬出手段5
に搬出された缶体を加熱してキュアリングを行うキュア
リング手段を後工程に配置してある。以下、上記各手段
の具体的構成を図面を基に詳細に説明する。
【0013】マンドレル回転搬送手段 マンドレル回転搬送手段1(以下、便宜上マンドレルロ
ールという)は、図2及び図3に示すように、所定間隔
をおいて立設しているフレーム10に主軸11が回転自
在に軸受され、該主軸に回転体12が固定され、主軸と
一体に回転する。回転体の外周部には後述する缶体供給
ホイール32の缶体支持ポケット33と等ピッチで、マ
ンドレル20と缶受けポケット24及びエアーノズル2
5を一体に支持する支持板13が半径方向に変位可能に
一対の支持ピン14に支持されている。支持ピン14は
図示のように回転体12に等ピッチで放射状に穿設され
ている嵌合孔15に摺動可能に嵌合されている。
【0014】支持板13の長手方向両端にはカムフロワ
ー16が設けられ、該カムフロワーが両側のフレーム1
0に固定された一対のカム板17に形成されたカム溝1
8に嵌合している。従って、主軸11の回転に伴って回
転体12が回転すると、その外周に等ピッチで設けられ
ている支持板13も回転するが、支持板13はカム溝に
拘束され、カム溝の形状に応じて回転体の半径方向に変
位しながら回転する。カム溝は無端状であるが完全な円
形ではなく、図1に明示するように、フィルムラベル貼
着区間が、貼着ローラに沿うように半径方向に凹んで貼
着ロールとのトラキング角度を大きくしている。それに
より、フィルムラベル貼着区間を長く形成でき、高速ラ
インにおける確実な貼着を可能にしている。また、支持
板13を両側に設けられたカム溝の二重カム構造で支え
ているため、従来の片持ち梁形式の支持構造と比べ剛性
が増し、高い貼着圧力が得られるようにした。それによ
り、接着が安定化し、高速化が図れる。
【0015】支持板13の上面には主軸11と平行にマ
ンドレル20の基軸28が一対の軸受26に回転自在に
軸受され、その基端部にはローラ21が固定され、該ロ
ーラ21がカム板17の外周面に形成されたカム溝18
と相似形の案内面22と接触している。従って、主軸1
1の回転により支持板13が回転すると、マンドレル2
0はローラ21と案内面との摩擦接触により回転(自
転)しながら無端軌道を移動することになる。
【0016】マンドレル20の缶体を嵌合支持する部分
は、特に内面に合成樹脂フィルムが積層された缶体にフ
ィルムラベルを貼着する場合に、マンドレルの温度上昇
により缶体内面の合成樹脂フィルムが加熱されることを
防止するために、温度調節手段を有している。温度調節
手段として、本実施形態では内部に温水と冷水を切替可
能に流すことができるようにしてあり、運転開始時は温
水を流すことによって缶胴が冷えることを防止し、運転
中はマンドレルが昇温しないように、冷水を流してマン
ドレルを冷却し缶胴内面の合成樹脂層が加熱されるのを
防止する。
【0017】また、後述するように加熱区域では高周波
誘導コイル40を配置して、缶胴を加熱するようにして
いるが、マンドレルが高周波誘導加熱により加熱されや
すい材質であると、缶胴と共にマンドレルも加熱され、
その結果、マンドレルに直接接触している缶体内面の合
成樹脂も高温に加熱されて不都合を生じることとなる。
本実施形態では、それを防止するために、マンドレルの
心材は、高周波誘電加熱の影響を受けにくく、且つ剛性
の高い材質であるステンレスで構成し、外皮をセラミッ
クスで構成してある。また、マンドレルの基軸を支える
軸受構造部と缶体支持部との間には、フランジ状のフェ
ライト板29を配置して、軸受構造部に高周波が漏れる
ことを防止している。また、マンドレルは、缶体を確実
にマンドレルに装着でき、且つ排出時にはマンドレルか
ら確実に排出できるように、マンドレル内部に缶体を吸
引又は排出するため、マンドレル先端で開口している適
宜のエアー流通孔27が形成されている。
【0018】缶体供給手段及び缶体クリーニング手段 缶体供給手段2は、図1に明示するように、本実施形態
ではシュート30、スターホイール31、缶体供給ホイ
ール32からなり、シュート30からスターホイール3
1を介して横倒し状態でグラビティー供給される缶体を
外周部に等ピッチで缶体支持ポケット33を有する缶体
供給ホイール32に供給し、該缶体供給ホイールから支
持板13に設けられた缶受けポケット24に供給する。
缶受けポケット24は、支持板上にマンドレルと同一軸
線上に設けられ、支持板13が回転中にカムにより移動
して缶の開口端をマンドレルに挿入してエアーノズル2
5からエアーを噴射することにより、マンドレル25に
缶体を嵌合して装着する。その際、エアー流通溝27は
吸引状態となっている。缶体支持ポケット33には、缶
体を横倒し状態で回転自在に吸着保持するために、ポケ
ットの凹面に沿って複数個のボールまたはニードル34
が回転自在に配置されていると共に磁石が配置されてい
る。なお、磁石に代えてポケット面に吸引孔を形成して
負圧により吸着するようにしても良い。
【0019】そして、図1に示すように、缶体供給ホイ
ール32の缶体移動経路に沿って、クリーニング手段7
が配置されている。クリーニング手段7は、缶体供給ホ
イール32のポケットで搬送される缶体に一定区間回転
接触するように配置された無端状の粘着ベルト35から
なり、粘着ベルト35を循環駆動させて搬送中の缶体に
回転接触することによって、缶体胴面に付着しているP
ET屑やごみ等を接着除去する。粘着ベルトの移動速度
(速度0の場合も含む)と缶体供給ホイールの周速に差
をつけるか又は粘着ベルトを缶体供給ベルトと逆方向に
回転させることによって、缶体はポケット内で回転し、
少なくとも1回転以上缶体が接触するまで粘着ベルトが
接触することによって、缶胴全周面をクリーニングする
ことができる。
【0020】前記粘着ベルト35の移動経路には、該粘
着ベルトに付着したゴミや樹脂屑を洗浄除去して、粘着
ベルトを再生して繰り返し使用できるようにするため、
粘着ベルト洗浄手段36と洗浄されたベルトを乾燥させ
る乾燥手段37とが配置されている。ベルト洗浄手段
は、ベルト通過面が洗浄液内に配置された一対の洗浄ロ
ール38とスクレーパー39とからなり、洗浄液で濡ら
して除去し易くなったゴミや樹脂屑を洗浄ロール38と
スクレーパー39で表面から除去して、粘着性を回復さ
せる。濡れた粘着ベルトは乾燥手段37が配置されてい
る位置を通過することによって乾燥される。乾燥手段と
しては、適宜のヒータ等による加熱、熱風、冷風等適宜
の乾燥手段が採用できる。
【0021】缶体加熱手段 缶体加熱手段3は、マンドレルに嵌合して搬送される缶
体を加熱するように、図1に示す缶供給手段の下流側の
缶体加熱区域イに渡って、マンドレルの移動経路の両側
に高周波誘導加熱コイル40を配置してなる。マンドレ
ルに装着された缶体は、該区間を自転しながら通過する
ことによって、誘導加熱作用により缶胴全周面が均一に
所定温度に加熱される。また、本実施形態では、図1に
示すように、フィルムラベル貼着区域ロにもマンドレル
の通過経路内側に缶体を加熱する第2高周波誘導加熱コ
イル41が配置して、フィルムラベル貼着中も缶体を加
熱するようになっている。それにより、従来は缶体が缶
体加熱区域での加熱後から貼着区域に到着するまでの間
に自然冷却するのを補うために、缶体加熱区域ではフィ
ルムラベルの接着剤溶融温度以上に加熱していたが、本
実施形態によれば、貼着区域でも缶体を加熱するので、
缶体加熱区域で必要以上に缶体を加熱する必要がなく、
特に内外面に合成樹脂フィルムが積層されている缶体に
おける内面の合成樹脂フィルムの保護効果が大きい。
【0022】また、一方においては、ラインを高速化し
た場合、缶体加熱区域のみで貼着に必要温度まで缶体を
急速に加熱昇温させるには、大きな交番磁界を発生させ
なければならない等の不都合あり、また缶体に対する悪
影響もあり、高速化を阻害する要因となっている。その
ため、従来前記したように、缶体が装着される前にマン
ドレルを加熱して、缶体を内面からも加熱する方法、又
はマンドレルロールに供給する前に缶体を予備加熱する
方法が採用しているが、その場合は前記した問題が発生
する。本実施形態は、上記のように貼着区域にも高周波
誘導加熱コイルを配置することによって、このような問
題を一挙に解決できたものである。
【0023】フィルムラベル貼着手段 フィルムラベル貼着手段は、貼着ロール45で構成され
ている。本発明のフィルムラベル貼着手段は、特にマ
ンドレルロールと貼着ロールとのトラッキング角度が大
きい、貼着ロールが従来の貼着ロールよりも径大であ
って、且つマンドレルロール径よりも径大に形成されて
いる、高いラミネート圧力が得られる、等に特徴点を
有している。
【0024】貼着ロール45は、その周面に所定長さに
カッティングされたフィルムラベルを保持するためのフ
ィルムラベル吸着面46を等ピッチで複数面(本実施形
態では24面)有している。吸着面にフィルムラベルを
吸着する吸着手段としては、静電吸着あるいは真空吸着
等適宜の手段が採用できる。貼着ロール径を大きくする
ことによって、マンドレル搬送経路を内方に大きく凹ま
すことなく、貼着ロール径とのトラッキング角度を大き
くすることができる。従って、それだけ貼着時にマンド
レルを内方に押し出す量を小さくすることができ、貼着
ロールとマンドレルとのトラッキング経路を曲率が小さ
い状態で従来よりも長く接触させることができ、安定し
てフィルムラベルを貼着することができる。従って、高
速ラインであっても十分な貼着時間を稼ぐことができ、
ラインの高速化を図ることができると共に、接着剤の微
小な泡の発生を抑えて美麗に貼着することができる。
【0025】また、本実施形態では、前記したように、
マンドレルを支持している支持板を両側のカムで支える
2重カム構造にしているため、装置の剛性が向上し、3
00kg以上の高いラミネート圧力で安定して貼着する
ことができる。なお、従来の装置においては、貼着時の
貼着ロールとのトラッキング角度を確保するために、マ
ンドレル支持部を片側に配置したカム溝にカムフォロワ
ーを介して支持させているため、マンドレル構造体全体
が片持ち支持構造になって強い剛性が得られず、高い貼
着荷重を掛けると、マンドレルが撓み缶体の高さ方向に
貼着荷重のバラツキが生じる。その結果、高い貼着圧力
での均一な貼着が困難であり、貼着荷重に制限を受けて
いた。
【0026】缶体冷却手段 缶体冷却手段6は、図1に示すように、貼着区域ロと缶
排出位置間の缶体冷却区域ハに設けられ、本実施形態で
は、図3拡大して示すように、無端状の冷却ベルト51
を有する冷却ユニット50が2連設けられているが、そ
の個数は限定されるものではない。冷却ベルト51は、
冷却ロール52、駆動ロール53、ガイドロール54、
及びダンサロール55間に掛け渡れて、冷却ロールに接
触することにより冷却されながら一定速度で循環駆動さ
れ、ガイドロール54間がマンドレルの循環経路に面し
該区間で缶胴外周面に押しつけられて、缶胴と回転接触
しながら移動する。図中、56は冷却ベルト51をスピ
ンドルに装着された缶胴に押しつけるための押圧レール
であり、ステンレス等金属材で形成され、一対のプラン
ジャ57等の付勢手段で一定の圧力で冷却ベルトを缶胴
に押しつけている。押圧レールは冷却効果を高めるため
に、内部に冷却水を循環させるのが望ましい。また、5
8は赤外線温度センサであり、冷却ベルトの温度を検出
する。59は冷却ベルト駆動モータである。
【0027】本実施形態の缶体冷却手段は、以上のよう
に構成され、フィルムラベルが貼着された缶体をマンド
レルで搬送中の缶体に押しつけることによって、缶胴内
面を強制的にマンドレル外周面に接触させて缶胴内面を
低温状態にあるマンドレルで冷却すると共に、缶胴外周
面を冷却ベルトによって冷却する。なお、マンドレル
は、内部に冷水が循環しているので低温状態に保たれて
いる。それにより、缶胴は内外から強制的に接触急冷さ
れ、缶胴内面の合成樹脂層の損傷を防止することができ
る。このように、缶胴を内外面から急冷することによ
り、ラインが高速化してもマンドレルから缶胴を排出す
るまでに缶胴を十分に冷却することができるので、ライ
ンの高速化を図ることができると共に、貼着時の温度を
高くすることができるので、接着性を向上させることが
できる。
【0028】缶体排出手段 缶体排出手段5は、外周部にマンドレルと同ピッチで形
成されたポケット66を有する缶排出ターレット65で
構成され、マンドレル回転搬送手段に設けられた缶受け
ポケット24と缶体受け取り可能に同期回転する。マン
ドレル回転搬送手段は、冷却区域通過後にマンドレ内部
に形成されているエアー流通溝27から加圧エアーを吹
き出す一方エアーノズル25は負圧となり缶底を吸着す
ることにより、缶体をマンドレルから缶受けポケット2
4上に移載し、排出位置で排出ターレット65のポケッ
ト66に移載される。続いて缶体は排出ターレット65
から搬送用ターレット70に移載され、不良缶がリジェ
クトされコンベヤに送られる。
【0029】キュアリング手段 キュアリング手段は、搬送用ターレット70の下流側に
図示しない別工程として缶搬送コンベヤに沿って配置さ
れた熱風式、赤外線式ヒーター等の適宜加熱手段からな
り、貼着位置でフィルムラベルが仮接着された缶体を再
度加熱することによって、熱硬化性接着剤を加熱して硬
化させて本接着するキュアリング処理を行う。前記加熱
手段としては、例えばネットオーブンを採用し、約20
0℃に加熱する。
【0030】この実施形態のフィルムラベル貼着2ピー
ス缶体の製造装置は、以上のように構成され、次のよう
にしてフィルムラベル貼着2ピース缶体を図4のブロッ
ク穿図で示す製造工程で製造する。本発明が対象とする
缶体は、アルミニュウム、スチール等の金属板、又はこ
れの金属板の両面にPETフィルム等の合成樹脂フィル
ムを積層した複合材から絞りしごき加工等で成形された
2ピース缶であり、本実施形態では金属板の両面に合性
樹脂フィルムを積層した複合材からなる深絞りしごき2
ピース缶の場合を示す。また、該2ピース缶体に貼着す
るフィルムラベルは、PETフィルム等の熱可塑性フィ
ルムが採用でき、本実施形態では厚さ12μmのPET
フィルムを採用し、次の工程を経て製造した。
【0031】原反であるPETフィルムのラベル内面側
に多色グラビア印刷を行なう印刷工程、フィルムラベル
外面に滑り性、装飾性を与え且つフィルムラベルを保護
するために、外面に仕上げニスを塗装する仕上げニス塗
装工程、印刷された内面に接着剤を塗装する接着剤塗装
工程、これらの工程を終了したフィルムを缶高さ幅でス
リットするスリット工程を経て、フィルムラベル原反ロ
ールを得る。なお、印刷工程、仕上げニス塗装工程、接
着剤塗装工程の後には、印刷面、仕上げニス塗装面、接
着剤塗装面が十分に乾燥するように乾燥工程がそれぞれ
設けられる。これらの各工程は、1のラインで連続して
行っても良いが、各付随する乾燥工程の後に一旦巻取
り、印刷工程、仕上げニス塗装工程、接着剤塗装工程、
スリット工程をそれぞれ別々のラインに分離して行って
もよい。
【0032】フィルムラベルは、缶胴全周に貼着される
もの、缶胴の一部に貼着されるもの何れの形式でも適用
できるが、缶胴全周に貼着されるものでフィルムラベル
の両端が重なった状態で貼着されるフィルムラベルの場
合は、上記仕上げニス塗装工程において、その重なり部
の下側に位置する部分の表面には、仕上げニスが付着し
ないように塗布するか、または全体に塗布後その部分の
ニスを除去することによって、重なり部の接着性を得
る。缶胴の一部に貼着するフィルムラベル等、重なり部
を有さないフィルムラベルの場合は、全面に仕上げニス
を塗装する。
【0033】フィルムラベル貼着2ピース缶体製造工程
においては、以上のようにして得られたフィルムラベル
原反ロールから、図1に示すようにフィルムラベル原反
101が繰り出され、一対のカッターロール80、81
により所定幅に切断され、貼着ロール45にフィルムラ
ベルが順次供給される。なお、本実施形態では図示のよ
うに貼着ロール45の外周部にさらに、もう1組のカッ
ターロールを配置して、貼着ロールへのフィルムラベル
供給手段が2組設けられ、1組のフィルムラベル供給手
段からの供給が終了すると直ぐに他方のフィルムラベル
手段に切替られて供給され、その間に空の原反ロールを
取り替えることにより、連続してフィルムラベルを供給
でき、ラインの高速化を可能にしている。
【0034】なお、図中82は蛇行制御装置、83は蛇
行検出装置、84はフィードロールであり、これらの装
置よりフィルムラベル原反101は蛇行することなく良
好にカッテングロール間に供給される。また、85、8
6はフィルムリジェクトロールである。87、88はフ
ィルムラベルを静電吸着して搬送する貼着ロール45の
外周面に配置された冷却ロール及び帯電ロールである。
【0035】一方、缶体100は、シュート30からス
ターホイール31を介して缶体供給ホイール32の缶体
支持ポケット33に供給され、搬送中に缶体外周面がク
リーニング手段の粘着ベルト35と回転接触し、外周面
に付着しているPET屑等の微細な粉末やゴミも完全に
除去されてから、マンドレルロールに設けられている缶
受けポケット24に供給される。缶受けポケット24に
供給された缶体は、缶体加熱区域イに到達するまでに、
エアーノズル25からの加圧空気により、マンドレル2
0に装着される。
【0036】運転開始時にはマンドレル内に温水を流
し、マンドレル表面を約40〜50℃程度に昇温させて
装着される缶体の温度低下を防ぐようにしているが、運
転中はマンドレル内に冷水を流し、マンドレル表面の温
度上昇を防ぎ、マンドレル表面と接触する缶体内面の合
成樹脂フィルム層の昇温を防いでいる。缶体加熱区域で
は、高周波誘導加熱コイルにより、缶体は誘導加熱さ
れ、接着剤の溶融開始温度とほぼ等しい温度まで昇温す
る。缶体の昇温温度は、接着剤の種類及びフィルムラベ
ルの樹脂の種類によって異なるが、加熱手段は常に対応
する温度にコントロールされる。
【0037】貼着区域ロでは、マンドレル20はカム溝
18により円軌道から図1に示すように貼着ロール45
の円周面に沿う凹円弧軌道に変位して、一定距離だけ貼
着ロールと圧接し貼着ロールの周速と同じ周速で自転し
ながら移動する。貼着ロール45は、その外周面に吸着
保持しているフィルムラベルが貼着区域に達するとその
吸着を解消して、マンドレルに装着している缶体外周面
にラベルの接着剤面を所定の貼着圧で押しつけながら回
転することによって、マンドレルが同期して自転(即
ち、貼着ロール面を転動)し、缶胴外周面にフィルムラ
ベルが巻き付き仮貼着される。その際、本実施形態では
貼着ロールとマンドレルロールとのトラッキング角度が
大きく、貼着区間を長くとることができるので、缶体が
一回転以上する間貼着ロールが圧接し続け、しかも前記
したように高いラミネート圧力で圧接するので、フィル
ムラベルを気泡や皺を発生させることなく確実に且つき
れいに貼着することができる。
【0038】貼着区域を通過して缶体冷却区域に達する
と、冷却ベルト51を押圧レール56によって回転しな
がら移動している缶体に押しつけられ、缶体外周面が冷
却ベルトにより冷却されると共に、缶胴内面がマンドレ
ルの外周面に押しつけられて缶胴を内面から強制冷却す
る。
【0039】マンドレル回転搬送手段は冷却区域通過後
にマンドレ内部に形成されているエアー流通溝から加圧
エアーを吹き出すことにより、缶体はマンドレルから缶
受けポケット24上に移載され、排出位置で排出ターレ
ット65のポケット66に移載される。次いで排出ター
レット65と搬送ターレット70が噛み合うことによっ
て、缶体は搬送ターレット70に移載され、コンベヤに
排出されて搬送されオーブン等の加熱手段が配置されて
いる位置を通過することにより、缶体が再加熱され、熱
硬化性接着剤を加熱硬化させて本接着するキュアリング
処理を行う。その後缶体は、次工程のネッキング加工・
フランジ加工工程に搬送される。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフィルム
ラベル貼着2ピース缶体の製造方法及び装置によれば、
缶体はフィルムラベル貼着後マンドレルに装着した状態
で急冷されるので、貼着時の缶体加熱温度を高くして
も、且つラインを高速化してもマンドレルから排出時ま
でに缶体が効果的に冷却され、従来よりも高速、高品質
のラベリングが可能である。特に、缶胴を冷却ベルトで
マンドレルに押しつけることによって缶胴が内外から接
触急冷され、缶胴内面に合成樹脂フィルムが積層された
缶体の場合、内層合成樹脂フィルムの損傷が防止され、
高速運転でも傷やしわを発生されることなくマンドレル
から排出でき、高速ラインでも美麗なフィルムラベル貼
着缶体を得ることができる。
【0041】また、加熱工程の前に缶胴外面のクリーニ
ング工程を設けることによって、フィルムラベル貼着時
にラベル下に微細なほこりや合成樹脂かす等の巻き込み
がなく、フィルムラベルの接着性と外観性をより向上さ
せることができる。また、キュアリング工程を備えるこ
とによって、フィルムラベルを安定して確実に貼着する
ことができ、且つラインの高速化を図ることができる。
さらに、加熱工程に続いて、貼着工程でも缶体を加熱す
るようにすることによって、ラインが高速化してもマン
ドレルを加熱することなく、貼着に必要な温度に缶体を
加熱することができると共に、缶体加熱区域で缶体を必
要以上に加熱する必要がなくなり、缶体の保護が図れ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るフィルムラベル貼着缶
体の製造装置の概略正面図である。
【図2】そのマンドレル回転搬送手段の要部概略側面図
である。
【図3】そのクリーニング手段の拡大正面図である。
【図4】本発明の実施形態に係るフィルムラベル貼着缶
体の製造工程を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 マンドレル回転搬送手段 2 缶体供給手
段 3 缶体加熱手段 4 フィルムラ
ベル貼着手段 5 缶体排出手段 6 缶体冷却手
段 7 クリーニング手段 11 主軸 12 回転体 14 支持ピン 16 カムフォロワー 18 カム溝 20 マンドレル 24 缶受けポ
ケット 25 エアーノズル 27 エアー流
通溝 30 シュート 31 スターホ
イール 32 缶体供給ホイール 35 粘着ベル
ト 36 粘着ベルト洗浄手段 37 乾燥手段 40 高周波誘導加熱コイル 41 第2高周
波誘導加熱コイル 45 貼着ロール 46 フィルム
ラベル吸着面 50 冷却ユニット 51 冷却ベル
ト 52 冷却ロール 65 排出ター
レット 71 加熱手段 80、81 カ
ッティングロール 101 フィルムラベル原反
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E062 AA04 AB01 AB07 AC03 AC09 DA07 DA09 JA07 JB04 JC02 4F211 AD03 AD05 AD08 AD09 AD12 AG03 AG08 AH55 AR06 SA03 SC01 SD01 SD12 SH06 SN13 SP04 SP30 SP41 SP44 SW15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 缶胴成形された2ピース缶体をマンドレ
    ルに嵌合して該マンドレルで搬送中に缶胴外周面にフィ
    ルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着2ピース缶体
    製造方法において、前記マンドレルで搬送中に缶胴を所
    定温度に加熱する加熱工程及び該加熱された缶胴にフィ
    ルムラベルを貼着する貼着工程に続いて、フィルムラベ
    ルが貼着された缶胴を前記マンドレルから排出する前に
    冷却する冷却工程を備えていることを特徴とするフィル
    ムラベル貼着2ピース缶体の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記缶胴加熱工程の前に、缶胴外面に付
    着したごみ等を除去するクリーニング工程を有している
    請求項1記載のフィルムラベル貼着2ピース缶体の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記貼着工程においても缶胴を加熱する
    ようにしてなる請求項1又は2記載のフィルムラベル貼
    着2ピース缶体の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記マンドレルから排出されたフィルム
    ラベル貼着缶体を再加熱してフィルムラベルのキュアリ
    ングを行うキュアリング工程を備えている請求項1、2
    又は3記載のフィルムラベル貼着2ピース缶体の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記冷却工程では、缶胴内周面をマンド
    レル外周部に押しつけることにより缶胴を内外面から冷
    却するようにした請求項1〜4何れか記載のフィルムラ
    ベル貼着2ピース缶体の製造方法。
  6. 【請求項6】 缶胴成形された2ピース缶体をマンドレ
    ルに嵌合して該マンドレルで搬送中に缶胴外周面にフィ
    ルムラベルを貼着するフィルムラベル貼着2ピース缶体
    製造装置において、前記マンドレルの公転経路に沿っ
    て、缶胴を所定温度に加熱する加熱手段、貼着ロールに
    続いて、フィルムラベルが貼着された缶胴を冷却する冷
    却手段を配置してなることを特徴とするフィルムラベル
    貼着2ピース缶体の製造装置。
  7. 【請求項7】 前記冷却手段は、前記マンドレルに嵌合
    して移動する缶体の缶胴外周面に接触して該缶胴をマン
    ドレル表面に押しつける無端状の冷却ベルトを有してい
    る請求項6記載のフィルムラベル貼着2ピース缶体の製
    造装置。
  8. 【請求項8】 前記加熱手段の上流側に、缶胴外面に付
    着したごみ等を除去するクリーニング手段を配置してな
    る請求項6又は7記載のフィルムラベル貼着2ピース缶
    体の製造装置。
  9. 【請求項9】 前記貼着ロールがマンドレルと回転接触
    する貼着区域に缶胴を加熱する第2の加熱手段が配置さ
    れている請求項6、7又は8記載のフィルムラベル貼着
    2ピース缶体の製造装置。
  10. 【請求項10】 缶胴成形された2ピース缶体をマンド
    レルに嵌合して該マンドレルで搬送中に缶胴外周面にフ
    イルムを貼着するフィルムラベル貼着2ピース缶体製造
    装置において、前記マンドレルの公転経路に沿って、缶
    胴を所定温度に加熱する加熱手段、貼着ロール、前記貼
    着ロールが前記マンドレルと回転接触する貼着区域に缶
    胴を加熱する第2の加熱手段が配置されていることを特
    徴とするフィルムラベル貼着2ピース缶体の製造装置。
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