JP2001179797A - 長尺複合材の製造方法と製造装置 - Google Patents
長尺複合材の製造方法と製造装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 裏側面に内部空間と開口縁部を有する断面形
状の長尺の芯材の外周面に、被覆層を形成した長尺複合
材を、良好に得ることができる、長尺複合材の製造方法
を提供する。 【解決手段】 裏面側に内部空間と開口縁部を有する断
面形状をなす長尺の芯材3を、軟質の被覆材4Aを押出
す成形型装置11に長手方向に向けて送り込み25、芯
材外周面の長手方向に成形型装置に連続した軟質の被覆
層を成形し、この芯材を成形型装置より引取る31とと
もに、成形型装置に続く被覆層を芯材の後部側において
切断53する。そして、芯材の長手方向の外周面に被覆
層を有する長尺複合材を得る。
状の長尺の芯材の外周面に、被覆層を形成した長尺複合
材を、良好に得ることができる、長尺複合材の製造方法
を提供する。 【解決手段】 裏面側に内部空間と開口縁部を有する断
面形状をなす長尺の芯材3を、軟質の被覆材4Aを押出
す成形型装置11に長手方向に向けて送り込み25、芯
材外周面の長手方向に成形型装置に連続した軟質の被覆
層を成形し、この芯材を成形型装置より引取る31とと
もに、成形型装置に続く被覆層を芯材の後部側において
切断53する。そして、芯材の長手方向の外周面に被覆
層を有する長尺複合材を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は長尺複合材の製造
方法及び製造装置に関し、詳しくは、たとえば建築用の
複合外装材あるいは自動車用モールなどの、芯材外面に
被覆層を形成した長尺複合材の製法とその装置に係わる
ものである。
方法及び製造装置に関し、詳しくは、たとえば建築用の
複合外装材あるいは自動車用モールなどの、芯材外面に
被覆層を形成した長尺複合材の製法とその装置に係わる
ものである。
【0002】
【従来の技術】たとえば、建築物の外壁などの外装には
長尺複合材が使用されている。外装用の長尺複合材は平
板状の長尺の芯材の外周面全体に、被覆層を被着した構
造よりなる。この長尺複合材は、長尺の芯材の外周面
に、被覆層とするための軟質の被覆材が押出し成形され
る。押出した被覆材は硬化させて硬質の被覆層となし芯
材と一体化した製品とされる。
長尺複合材が使用されている。外装用の長尺複合材は平
板状の長尺の芯材の外周面全体に、被覆層を被着した構
造よりなる。この長尺複合材は、長尺の芯材の外周面
に、被覆層とするための軟質の被覆材が押出し成形され
る。押出した被覆材は硬化させて硬質の被覆層となし芯
材と一体化した製品とされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た長尺複合材は、長尺の芯材に軟質の被覆材を芯材の長
さにわたって連続して成形するため、製造がし難い問題
があった。とくに、平板状の長尺の芯材は長手方向に送
られている芯材上に、横方向から被覆材が押出される
と、その圧力により芯材が押え付けられて被覆材の押出
し部位で送り速度が低下し、又は送りが停止してしま
い、芯材は上流からの送り力により変形する不都合があ
った。
た長尺複合材は、長尺の芯材に軟質の被覆材を芯材の長
さにわたって連続して成形するため、製造がし難い問題
があった。とくに、平板状の長尺の芯材は長手方向に送
られている芯材上に、横方向から被覆材が押出される
と、その圧力により芯材が押え付けられて被覆材の押出
し部位で送り速度が低下し、又は送りが停止してしま
い、芯材は上流からの送り力により変形する不都合があ
った。
【0004】また、自動車用モールなどの平板状の芯材
の外周面を樹脂層で覆った長尺複合材においても上記と
同様な製造上の問題点があった。
の外周面を樹脂層で覆った長尺複合材においても上記と
同様な製造上の問題点があった。
【0005】そこで、本発明の課題は、長尺芯材の外面
に軟質の被覆材を押出し成形する製造における、前述し
た外装用や自動車用などの長尺複合材を良好に得ようと
したものであって、裏側に内部空間と開口縁部を有する
断面形状の長尺の芯材の外面に、被覆層を形成した長尺
複合材を、良好に得ることができる、長尺複合材の製造
方法及び製造装置を提供することにある。
に軟質の被覆材を押出し成形する製造における、前述し
た外装用や自動車用などの長尺複合材を良好に得ようと
したものであって、裏側に内部空間と開口縁部を有する
断面形状の長尺の芯材の外面に、被覆層を形成した長尺
複合材を、良好に得ることができる、長尺複合材の製造
方法及び製造装置を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の課題は、軟質の被覆材
を形成した芯材の引取りが、従来のベルトやローラで引
取る場合とは異なり、軟質の被覆材と引取り手段(装
置)との接触がなく、形成した外面の被覆材(被覆層)
を変形又は傷めない、長尺複合材の製造方法及び製造装
置を提供することにある。
を形成した芯材の引取りが、従来のベルトやローラで引
取る場合とは異なり、軟質の被覆材と引取り手段(装
置)との接触がなく、形成した外面の被覆材(被覆層)
を変形又は傷めない、長尺複合材の製造方法及び製造装
置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の、請求項1の長尺複合材の製造方法は、成形型装置よ
り軟質の被覆材を押出し成形して軟質の被覆層を長尺の
芯材外面に形成した複合材を得る方法であって、前記長
尺の芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面形状
をなす構造の芯材を用い、これを軟質の被覆材を押出す
成形型装置に長手方向に向けて送り込み、前記芯材外面
の長手方向に成形型装置に続く軟質の被覆層を連続して
成形し、この芯材を前記成形型装置より引取るととも
に、成形型装置に続く被覆層を芯材の後部側において切
断し、芯材の外面の長手方向に被覆層を有する長尺複合
材を得ることを特徴とする。
の、請求項1の長尺複合材の製造方法は、成形型装置よ
り軟質の被覆材を押出し成形して軟質の被覆層を長尺の
芯材外面に形成した複合材を得る方法であって、前記長
尺の芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面形状
をなす構造の芯材を用い、これを軟質の被覆材を押出す
成形型装置に長手方向に向けて送り込み、前記芯材外面
の長手方向に成形型装置に続く軟質の被覆層を連続して
成形し、この芯材を前記成形型装置より引取るととも
に、成形型装置に続く被覆層を芯材の後部側において切
断し、芯材の外面の長手方向に被覆層を有する長尺複合
材を得ることを特徴とする。
【0008】請求項1の発明においては、長尺の芯材は
成形型装置に送り込み、引取られる。この間において芯
材の外面の長手方向に成形型装置内の被覆材が軟質の被
覆層として連続して押出される。被覆層の連続押出しに
際し、芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面構
造であるから、剛性が増し、芯材の変形がしにくく、被
覆材の押出しが良好に行われる。引取られた芯材は外面
の長手方向にわたり被覆層が付着され、被覆層は成形型
装置に続いた状態にある。芯材を覆う被覆層は芯材の後
部側において切断される。被覆層を切断した芯材は長尺
複合材とされる。
成形型装置に送り込み、引取られる。この間において芯
材の外面の長手方向に成形型装置内の被覆材が軟質の被
覆層として連続して押出される。被覆層の連続押出しに
際し、芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面構
造であるから、剛性が増し、芯材の変形がしにくく、被
覆材の押出しが良好に行われる。引取られた芯材は外面
の長手方向にわたり被覆層が付着され、被覆層は成形型
装置に続いた状態にある。芯材を覆う被覆層は芯材の後
部側において切断される。被覆層を切断した芯材は長尺
複合材とされる。
【0009】上記課題を達成するための、請求項2の発
明の製造方法は、軟質の被覆材を押出す成形型装置に長
尺の芯材を長手方向に向けて送り込み、前記芯材外面の
長手方向に軟質の被覆層を連続して成形し、この芯材を
前記成形型装置より引取り、軟質の被覆層を長尺の芯材
外面に形成した複合材を得る方法であって、前記長尺の
芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面形状をな
す構造の芯材を用い、被覆層を連続成形した芯材の引取
りを、芯材裏側を保持する手段にて行なうことを特徴と
する。
明の製造方法は、軟質の被覆材を押出す成形型装置に長
尺の芯材を長手方向に向けて送り込み、前記芯材外面の
長手方向に軟質の被覆層を連続して成形し、この芯材を
前記成形型装置より引取り、軟質の被覆層を長尺の芯材
外面に形成した複合材を得る方法であって、前記長尺の
芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面形状をな
す構造の芯材を用い、被覆層を連続成形した芯材の引取
りを、芯材裏側を保持する手段にて行なうことを特徴と
する。
【0010】請求項2の発明においては、長尺の芯材は
成形型装置に送り込み、引取られる。この間において芯
材の外面の長手方向に成形型装置内の被覆材が軟質の被
覆層として連続して押出される。被覆層の連続押出しに
際し、芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面構
造であるから、剛性が増し、芯材の変形がしにくく、被
覆材の押出しが良好に行われる。引取られた芯材は外面
の長手方向にわたり被覆層が付着された状態にある。被
覆層を成形した芯材の引取りは芯材裏側で行なうため、
従来のベルトやローラで引取る場合とは異なり、軟質の
被覆材と引取り手段との接触がなく、形成した被覆材
(被覆層)を変形又は傷めない利点がある。
成形型装置に送り込み、引取られる。この間において芯
材の外面の長手方向に成形型装置内の被覆材が軟質の被
覆層として連続して押出される。被覆層の連続押出しに
際し、芯材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面構
造であるから、剛性が増し、芯材の変形がしにくく、被
覆材の押出しが良好に行われる。引取られた芯材は外面
の長手方向にわたり被覆層が付着された状態にある。被
覆層を成形した芯材の引取りは芯材裏側で行なうため、
従来のベルトやローラで引取る場合とは異なり、軟質の
被覆材と引取り手段との接触がなく、形成した被覆材
(被覆層)を変形又は傷めない利点がある。
【0011】また、上記課題を達成するための、請求項
3の長尺複合材の製造装置は、裏側に内部空間と開口縁
部を有する断面形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、
軟質の被覆層を形成するための装置であって、入口から
出口に送られる芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押
出し成形する成形型装置と、前記成形型装置の出口側に
配置され被覆層を連続形成した芯材を引き取る引取り装
置と、成形型に続く芯材外面の被覆層を芯材の被覆層を
芯材の後部側で切断するカッタ装置とを有してなること
を特徴とする。
3の長尺複合材の製造装置は、裏側に内部空間と開口縁
部を有する断面形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、
軟質の被覆層を形成するための装置であって、入口から
出口に送られる芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押
出し成形する成形型装置と、前記成形型装置の出口側に
配置され被覆層を連続形成した芯材を引き取る引取り装
置と、成形型に続く芯材外面の被覆層を芯材の被覆層を
芯材の後部側で切断するカッタ装置とを有してなること
を特徴とする。
【0012】請求項3の発明において、芯材は成形型装
置の入口に送り込む。引取り装置は成形型装置の出口よ
り芯材を引取る。成形型装置は出口から引取る芯材の外
面に、被覆層を芯材の長手方向にかつ成形型装置(の押
出し口)に続いた連続した状態に押出し成形する。カッ
タ装置は芯材の後部側で被覆層を切断する。被覆層を切
断した芯材は長尺複合材とすることができる。
置の入口に送り込む。引取り装置は成形型装置の出口よ
り芯材を引取る。成形型装置は出口から引取る芯材の外
面に、被覆層を芯材の長手方向にかつ成形型装置(の押
出し口)に続いた連続した状態に押出し成形する。カッ
タ装置は芯材の後部側で被覆層を切断する。被覆層を切
断した芯材は長尺複合材とすることができる。
【0013】そして、上記課題を達成するための、請求
項4の発明の製造装置は、裏側に内部空間と開口縁部を
有する断面形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、軟質
の被覆層を形成するための装置であって、入口から出口
に送られる芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押出し
成形する成形型装置と、前記成形型装置の出口側に配置
され被覆層を連続形成した芯材を芯材の裏側を保持して
引取る構造の引取り装置とを有してなることを特徴とす
る。
項4の発明の製造装置は、裏側に内部空間と開口縁部を
有する断面形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、軟質
の被覆層を形成するための装置であって、入口から出口
に送られる芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押出し
成形する成形型装置と、前記成形型装置の出口側に配置
され被覆層を連続形成した芯材を芯材の裏側を保持して
引取る構造の引取り装置とを有してなることを特徴とす
る。
【0014】請求項4の発明において、芯材は成形型装
置の入口に送り込む。引取り装置は成形型装置の出口よ
り芯材を引取る。成形型装置は出口から引取る芯材の外
面に、被覆層を芯材の長手方向に連続した状態に押出し
成形する。芯材の引取りは裏側で行なわれるため、軟質
の被覆材と引取り装置との接触がなく、形成した被覆層
を変形又は傷めることがない。芯材は長尺複合材とする
ことができる。
置の入口に送り込む。引取り装置は成形型装置の出口よ
り芯材を引取る。成形型装置は出口から引取る芯材の外
面に、被覆層を芯材の長手方向に連続した状態に押出し
成形する。芯材の引取りは裏側で行なわれるため、軟質
の被覆材と引取り装置との接触がなく、形成した被覆層
を変形又は傷めることがない。芯材は長尺複合材とする
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、長尺の芯材にモルタル層を
被着した建築物外装用の長尺複合材を得る場合について
の本発明の実施形態を、図面にしたがって説明する。
被着した建築物外装用の長尺複合材を得る場合について
の本発明の実施形態を、図面にしたがって説明する。
【0016】まず、本発明の製造方法に使用する装置
(製造装置)について説明する。この装置は、図9に示
すように、裏面側に内部空間1と開口縁部2を有する断
面形状の長尺の芯材3の外周面に、図10に示すモルタ
ルの被覆層4を形成した長尺複合材5を得るためのもの
である。
(製造装置)について説明する。この装置は、図9に示
すように、裏面側に内部空間1と開口縁部2を有する断
面形状の長尺の芯材3の外周面に、図10に示すモルタ
ルの被覆層4を形成した長尺複合材5を得るためのもの
である。
【0017】図1は、この製造装置の全体を示し、芯材
3に軟質の被覆材(被覆材を軟質の被覆層ともいう。)
4A、この実施形態では軟質のモルタル、を押出す成形
型装置11の両側に芯材3の搬送路が形成されている。
3に軟質の被覆材(被覆材を軟質の被覆層ともいう。)
4A、この実施形態では軟質のモルタル、を押出す成形
型装置11の両側に芯材3の搬送路が形成されている。
【0018】前記成形型装置11は本体12の入口13
より出口14に芯材3が挿通可能にされていて、本体1
2内に供給した軟質の被覆材4Aを、押出し口15より
押出して、芯材3の外周面にモルタルの軟質の被覆層4
Aを形成する構造にされている。
より出口14に芯材3が挿通可能にされていて、本体1
2内に供給した軟質の被覆材4Aを、押出し口15より
押出して、芯材3の外周面にモルタルの軟質の被覆層4
Aを形成する構造にされている。
【0019】成形型装置11の入口13側の前方側(芯
材3の搬送される上流側)には、芯材3の供給装置21
と、芯材3を成形型装置11の本体12内に送り込む送
り込み装置25が形成されている。また、成形型装置1
1の出口14側には、成形型装置11の出口14より芯
材3を引き取る引取り装置31と、芯材の搬送装置41
が形成されている。
材3の搬送される上流側)には、芯材3の供給装置21
と、芯材3を成形型装置11の本体12内に送り込む送
り込み装置25が形成されている。また、成形型装置1
1の出口14側には、成形型装置11の出口14より芯
材3を引き取る引取り装置31と、芯材の搬送装置41
が形成されている。
【0020】図2に示すように、前記供給装置21は芯
材3が横ずれしないように、芯材3の内部空間1に挿入
される、突状支持部22を外周に有するローラ23〜2
3群よりなる。ローラ23〜23は芯材3を送り込み装
置25に送り得るように回転駆動される。
材3が横ずれしないように、芯材3の内部空間1に挿入
される、突状支持部22を外周に有するローラ23〜2
3群よりなる。ローラ23〜23は芯材3を送り込み装
置25に送り得るように回転駆動される。
【0021】図3に示すように、芯材3の送り込み装置
25は、芯材3を上下で挟んで入口13へ送るローラ2
6〜26群にて構成されている。すなわち、図3に示す
ように、下ローラ26Aは芯材3の裏面側を支持する突
状支持部27及び両開口縁部2,2の挿入溝28,28
を有し、上ローラ26Bは芯材3の外面側を挿入する挿
入凹部29を有する構造にされている。送り込み装置2
5の上下のローラ26〜26群は芯材3を入口13へ搬
送可能に回転駆動され、また、後述の制御装置の電気的
指令によりローラ群26の回転が一時的に空転(又は停
止)するようにされている。すなわち、ローラ26〜2
6の図示しない駆動部は後述の電気的な第1の指令信号
が伝達されたときには、一時的にローラ26〜26を空
転(又は停止)させ、指令信号の停止時はローラ26〜
26を駆動させるようにされている。
25は、芯材3を上下で挟んで入口13へ送るローラ2
6〜26群にて構成されている。すなわち、図3に示す
ように、下ローラ26Aは芯材3の裏面側を支持する突
状支持部27及び両開口縁部2,2の挿入溝28,28
を有し、上ローラ26Bは芯材3の外面側を挿入する挿
入凹部29を有する構造にされている。送り込み装置2
5の上下のローラ26〜26群は芯材3を入口13へ搬
送可能に回転駆動され、また、後述の制御装置の電気的
指令によりローラ群26の回転が一時的に空転(又は停
止)するようにされている。すなわち、ローラ26〜2
6の図示しない駆動部は後述の電気的な第1の指令信号
が伝達されたときには、一時的にローラ26〜26を空
転(又は停止)させ、指令信号の停止時はローラ26〜
26を駆動させるようにされている。
【0022】前記引取り装置31は成形型装置11の出
口14側に、後述するカッタ53の挿入可能な小間隔を
有して水平状に配置されている。図4(A),(B),
(C)に示すように、この装置31は二つのローラ3
2,33間に、掛装した無端状の二本の支持ベルト34
A,34B上に保持手段35A,35Bを取付けて形成
されている。保持手段35A,35Bは厚肉の軟質の帯
体又は長手方向所定間隔においてその幅に切り込みが入
れられ支持ベルト34A,34Bとともに支障なく移動
される硬質体であってもよい。保持手段35A,35B
は芯材3の内部空間1内に入る大きさで、かつ外側に開
口縁部2を挿入する保持溝36を有している。
口14側に、後述するカッタ53の挿入可能な小間隔を
有して水平状に配置されている。図4(A),(B),
(C)に示すように、この装置31は二つのローラ3
2,33間に、掛装した無端状の二本の支持ベルト34
A,34B上に保持手段35A,35Bを取付けて形成
されている。保持手段35A,35Bは厚肉の軟質の帯
体又は長手方向所定間隔においてその幅に切り込みが入
れられ支持ベルト34A,34Bとともに支障なく移動
される硬質体であってもよい。保持手段35A,35B
は芯材3の内部空間1内に入る大きさで、かつ外側に開
口縁部2を挿入する保持溝36を有している。
【0023】支持ベルト34A,34B及び保持手段3
5A,35Bはローラ32,33の幅方向に並行に掛装
され、図5に示すように両支持ベルト34A,34Bの
接近状態における全体幅は開口縁部2の開口幅より狭く
されている。
5A,35Bはローラ32,33の幅方向に並行に掛装
され、図5に示すように両支持ベルト34A,34Bの
接近状態における全体幅は開口縁部2の開口幅より狭く
されている。
【0024】保持手段35A,35Bは、一方のローラ
32の駆動により、支持ベルト34A,34Bとともに
搬送され、出口14から芯材3を引取って後方(下流)
側へ搬送可能である。
32の駆動により、支持ベルト34A,34Bとともに
搬送され、出口14から芯材3を引取って後方(下流)
側へ搬送可能である。
【0025】図4(B)に示すように、両ローラ32,
33上面側のローラ32,33間には、両支持ベルト3
4A,34B(保持手段35A,35B)を芯材3の開
口縁部2の開口幅に開くための拡幅部材37が固定され
ている。拡幅部材37は、図4(A),(C)に示すよ
うに、両端部が細くされた細長部材よりなり、中間部に
おいて両支持ベルト34A,34Bの保持手段35A,
35Bが芯材3の内部空間1の幅に拡げられ、保持手段
35A,35Bの保持溝36,36(図5参照。)に開
口縁部2が挿入可能にされている。なお、ローラ32,
33の外端側には両支持ベルト34A,34Bを狭ばめ
るためのガイドGを設けることが望ましい(図4(A)
参照)。
33上面側のローラ32,33間には、両支持ベルト3
4A,34B(保持手段35A,35B)を芯材3の開
口縁部2の開口幅に開くための拡幅部材37が固定され
ている。拡幅部材37は、図4(A),(C)に示すよ
うに、両端部が細くされた細長部材よりなり、中間部に
おいて両支持ベルト34A,34Bの保持手段35A,
35Bが芯材3の内部空間1の幅に拡げられ、保持手段
35A,35Bの保持溝36,36(図5参照。)に開
口縁部2が挿入可能にされている。なお、ローラ32,
33の外端側には両支持ベルト34A,34Bを狭ばめ
るためのガイドGを設けることが望ましい(図4(A)
参照)。
【0026】ローラ32が駆動されると保持手段35
A,35Bは、ローラ32,33の下面側では幅狭とさ
れ、ローラ32,33の上面側では拡幅状態となって芯
材3を裏面側で保持して搬送する。なお、ローラ33で
は両保持手段35A,35Bは幅狭とされることより、
芯材3は保持手段35A,35Bより外される。
A,35Bは、ローラ32,33の下面側では幅狭とさ
れ、ローラ32,33の上面側では拡幅状態となって芯
材3を裏面側で保持して搬送する。なお、ローラ33で
は両保持手段35A,35Bは幅狭とされることより、
芯材3は保持手段35A,35Bより外される。
【0027】前記搬送装置41は、引取り装置31の引
取り速さより芯材3を速く搬送するローラ42〜44群
よりなる。各ローラ42〜44は図6に示すように、芯
材3の内部空間1に挿入される突状支持部45を外周に
有し、搬送時の芯材3が横ずれしないようにされてい
る。
取り速さより芯材3を速く搬送するローラ42〜44群
よりなる。各ローラ42〜44は図6に示すように、芯
材3の内部空間1に挿入される突状支持部45を外周に
有し、搬送時の芯材3が横ずれしないようにされてい
る。
【0028】前記成形型装置11の出口14側には、図
1、図8に示すように、同装置11に併設した状態(併
設状態に限定しない。)でカッタ装置51が設けられて
いる。カッタ装置51は駆動部52の作動によりカッタ
53が上下動するようにされていて、下動したカッタ5
3は出口14より芯材3に押出したモルタルの被覆材4
Aを切断する。なお、カッタ53は常には出口14を妨
げない上昇位置にあり、下動するカッタ53は出口14
を被うように本体12と引取り装置31との間に下降
し、下降後は機械的に素早く上昇して元の位置に戻るよ
うにされている。
1、図8に示すように、同装置11に併設した状態(併
設状態に限定しない。)でカッタ装置51が設けられて
いる。カッタ装置51は駆動部52の作動によりカッタ
53が上下動するようにされていて、下動したカッタ5
3は出口14より芯材3に押出したモルタルの被覆材4
Aを切断する。なお、カッタ53は常には出口14を妨
げない上昇位置にあり、下動するカッタ53は出口14
を被うように本体12と引取り装置31との間に下降
し、下降後は機械的に素早く上昇して元の位置に戻るよ
うにされている。
【0029】また、この製造装置には、芯材3に押出し
た被覆材4Aを、芯材3の後端部で正確に切断するた
め、送り込み装置25と、カッタ53の関係を制御する
制御装置(制御手段)56が構成されている。
た被覆材4Aを、芯材3の後端部で正確に切断するた
め、送り込み装置25と、カッタ53の関係を制御する
制御装置(制御手段)56が構成されている。
【0030】すなわち、図1、図7に示すように、本体
12の出口14付近には芯材3の後端部の位置を電気的
又は光などにて検出する位置センサ57が設けられてい
る。後端部を検出した位置センサ57の検出信号は本体
12近傍の制御装置56に入力される。制御装置56に
おいては電気的な第1、第2の指令信号が出される。第
1の指令信号は送り込み装置25のローラ26〜26の
図示しない駆動部に伝達され、ローラ26〜26を空転
(又は停止)させる。そして、第2の指令信号はカッタ
装置51の駆動部52に伝達され、カッタ53を下動さ
せる。なお、位置センサ57の取付け位置は、芯材3の
送り早さを予め考慮して、芯材3が実際に出口14を出
た位置を知り得るように定められる。本実施形態の場合
は、軟質の被覆材4Aの硬化収縮量を考慮してその分が
芯材3の端部側に残るように長く切断されるようにした
位置に位置センサ57が取付けてある。
12の出口14付近には芯材3の後端部の位置を電気的
又は光などにて検出する位置センサ57が設けられてい
る。後端部を検出した位置センサ57の検出信号は本体
12近傍の制御装置56に入力される。制御装置56に
おいては電気的な第1、第2の指令信号が出される。第
1の指令信号は送り込み装置25のローラ26〜26の
図示しない駆動部に伝達され、ローラ26〜26を空転
(又は停止)させる。そして、第2の指令信号はカッタ
装置51の駆動部52に伝達され、カッタ53を下動さ
せる。なお、位置センサ57の取付け位置は、芯材3の
送り早さを予め考慮して、芯材3が実際に出口14を出
た位置を知り得るように定められる。本実施形態の場合
は、軟質の被覆材4Aの硬化収縮量を考慮してその分が
芯材3の端部側に残るように長く切断されるようにした
位置に位置センサ57が取付けてある。
【0031】次に、この製造装置の作用とともに、モル
タル層を被着した長尺複合材5の製造方法を説明する。
いま、供給装置21の近傍には、裏面側に内部空間1と
開口縁部2を有する、図9に示す、たとえばアルミニウ
ム材の長尺の芯材3が多数用意されている。また、供給
装置21、送り込み装置25、引取り装置31及び搬送
装置41は駆動状態にあり、成形型装置11の本体12
にはモルタル材の軟質の被覆材4が供給され、カッタ装
置51の駆動部52はカッタ53が下降し得る上昇位置
にある。また、位置センサ57及び制御装置56は電気
的に作用し得る状態にされている。
タル層を被着した長尺複合材5の製造方法を説明する。
いま、供給装置21の近傍には、裏面側に内部空間1と
開口縁部2を有する、図9に示す、たとえばアルミニウ
ム材の長尺の芯材3が多数用意されている。また、供給
装置21、送り込み装置25、引取り装置31及び搬送
装置41は駆動状態にあり、成形型装置11の本体12
にはモルタル材の軟質の被覆材4が供給され、カッタ装
置51の駆動部52はカッタ53が下降し得る上昇位置
にある。また、位置センサ57及び制御装置56は電気
的に作用し得る状態にされている。
【0032】しかして、芯材3は開口縁部2側を下向き
にして、供給装置21にたて向き(直列状)に順次供給
される。供給された芯材3は直列状につながって送り込
み装置25に搬ばれ、成形装置11の入口13より本体
12内に入り、出口14へ搬送される。
にして、供給装置21にたて向き(直列状)に順次供給
される。供給された芯材3は直列状につながって送り込
み装置25に搬ばれ、成形装置11の入口13より本体
12内に入り、出口14へ搬送される。
【0033】出口14より出る芯材3は次の(後の)芯
材3に後押しされるとともに、引取り装置31にて後方
(下流)に引取られる。芯材3は出口14より出る際に
外周面に軟質の被覆層4が押出し成形される。押出し成
形は芯材3が次の芯材3にて後押しされかつ引取り装置
31にて引取られるため、図1に示すように、軟質の被
覆層4は出口14より引取られる芯材3の外周面の全長
を覆うとともに、押出し口15に続いた状態とされる。
材3に後押しされるとともに、引取り装置31にて後方
(下流)に引取られる。芯材3は出口14より出る際に
外周面に軟質の被覆層4が押出し成形される。押出し成
形は芯材3が次の芯材3にて後押しされかつ引取り装置
31にて引取られるため、図1に示すように、軟質の被
覆層4は出口14より引取られる芯材3の外周面の全長
を覆うとともに、押出し口15に続いた状態とされる。
【0034】引取られる芯材3の後端部が位置センサ5
7を通過すると、位置センサ57の検出信号が発せられ
ることより制御装置56の第1の指令信号が送り込み装
置25の駆動部に伝達されローラ26〜26が空転(又
は停止)する。
7を通過すると、位置センサ57の検出信号が発せられ
ることより制御装置56の第1の指令信号が送り込み装
置25の駆動部に伝達されローラ26〜26が空転(又
は停止)する。
【0035】引取られる芯材3は引取られているため、
出口14を出た部位において、引取られる芯材3の後端
部と、それに続く芯材3の前端部の間に小間隔が形成さ
れる。制御装置56からは第2の指令信号がカッタ装置
51の駆動部52に伝えられることより、カッタ53が
芯材3,3の小間隔内に下降して軟質の被覆層4が切断
される。なお切断された被覆層4は芯材3の後端より両
端が硬化収縮分長くされている。
出口14を出た部位において、引取られる芯材3の後端
部と、それに続く芯材3の前端部の間に小間隔が形成さ
れる。制御装置56からは第2の指令信号がカッタ装置
51の駆動部52に伝えられることより、カッタ53が
芯材3,3の小間隔内に下降して軟質の被覆層4が切断
される。なお切断された被覆層4は芯材3の後端より両
端が硬化収縮分長くされている。
【0036】次の芯材3はローラ26〜26が空転(又
は停止)しても余力で前進するため、この芯材3の前端
部は位置センサ57を通過位置で停止する。このため、
位置センサ57の検出信号が止まることより、カッタ5
3は元の上昇位置に戻り、送り込み装置25のローラ2
6〜26が駆動状態となり、後の芯材3は被覆層4を切
断した先の芯材3の後に小間隔を有して続く。引取り装
置31により先の芯材(被覆層4を形成した芯材)3は
搬送装置41に送られる。
は停止)しても余力で前進するため、この芯材3の前端
部は位置センサ57を通過位置で停止する。このため、
位置センサ57の検出信号が止まることより、カッタ5
3は元の上昇位置に戻り、送り込み装置25のローラ2
6〜26が駆動状態となり、後の芯材3は被覆層4を切
断した先の芯材3の後に小間隔を有して続く。引取り装
置31により先の芯材(被覆層4を形成した芯材)3は
搬送装置41に送られる。
【0037】同様に、次の芯材3も引取り装置31に引
取られ、外周面の全長に軟質の被覆層4が形成される
が、先の芯材3は搬送装置41にて引取り装置31の引
取り早さより速く搬送されるため、先の芯材3の被覆層
4の後端面が後の芯材3の被覆層4の前端面と接触する
ことがなく、搬送することができる。
取られ、外周面の全長に軟質の被覆層4が形成される
が、先の芯材3は搬送装置41にて引取り装置31の引
取り早さより速く搬送されるため、先の芯材3の被覆層
4の後端面が後の芯材3の被覆層4の前端面と接触する
ことがなく、搬送することができる。
【0038】搬送した芯材3は養生室にて軟質の被覆層
4が硬化されて建築物外装用の長尺複合材5とされる。
養生室において被覆層4Aは硬化収縮し芯材3と同長の
長尺複合材5となる。この長尺複合材5は硬化した被覆
層4の端面が美しい良好な製品であった。
4が硬化されて建築物外装用の長尺複合材5とされる。
養生室において被覆層4Aは硬化収縮し芯材3と同長の
長尺複合材5となる。この長尺複合材5は硬化した被覆
層4の端面が美しい良好な製品であった。
【0039】この製造装置によれば連続して長尺複合材
5を製造することができる。
5を製造することができる。
【0040】前記引取り装置31はアルミニウム材より
なる芯材3の引取りに適した構造の装置であったが、芯
材3が磁石に対して吸着可能な鉄系金属の芯材3Aより
なる場合は、たとえば、図11に示す磁石を利用した引
取り装置31Aとすることができる。すなわち、図4
(A),(B)に示すローラ32,33間に掛装した図
11に示すローラ幅の無端の支持ベルト60には、保持
ブロック61〜61が支持ベルト60の長手方向に多数
個、ベルト搬送を妨げない間隔に止めねじ62などによ
り取付けられている。保持ブロック61〜61は芯材3
Aの内部空間1Aに挿入可能な間隔で支持ベルト60の
幅方向に二列形成されている。各保持ブロック61には
磁石片63が埋込まれ芯材3Aを内側で吸着可能にされ
ている。この構造の引取り装置31Aは前記引取り装置
31と同様に芯材3Aの引取り、引離し可能である。な
お、芯材3を裏面側(裏側)で保持して引取る引取り装
置は、引取りが可能ならば、芯材3の裏面側に被覆層が
あってもよい。
なる芯材3の引取りに適した構造の装置であったが、芯
材3が磁石に対して吸着可能な鉄系金属の芯材3Aより
なる場合は、たとえば、図11に示す磁石を利用した引
取り装置31Aとすることができる。すなわち、図4
(A),(B)に示すローラ32,33間に掛装した図
11に示すローラ幅の無端の支持ベルト60には、保持
ブロック61〜61が支持ベルト60の長手方向に多数
個、ベルト搬送を妨げない間隔に止めねじ62などによ
り取付けられている。保持ブロック61〜61は芯材3
Aの内部空間1Aに挿入可能な間隔で支持ベルト60の
幅方向に二列形成されている。各保持ブロック61には
磁石片63が埋込まれ芯材3Aを内側で吸着可能にされ
ている。この構造の引取り装置31Aは前記引取り装置
31と同様に芯材3Aの引取り、引離し可能である。な
お、芯材3を裏面側(裏側)で保持して引取る引取り装
置は、引取りが可能ならば、芯材3の裏面側に被覆層が
あってもよい。
【0041】本実施形態の製造装置又は製造方法は芯材
に被覆層としてモルタル層を形成したが被覆層はモルタ
ル層に限るものではなく、合成樹脂層、又はゴム層を形
成する場合であってもよい。また、芯材の形状は本実施
の形態に限るものではなく、内部空間と開口縁部を有す
る断面形状をなし、長手方向に剛直性を有する長尺の芯
材が各種採用される。
に被覆層としてモルタル層を形成したが被覆層はモルタ
ル層に限るものではなく、合成樹脂層、又はゴム層を形
成する場合であってもよい。また、芯材の形状は本実施
の形態に限るものではなく、内部空間と開口縁部を有す
る断面形状をなし、長手方向に剛直性を有する長尺の芯
材が各種採用される。
【0042】前記カッタ装置におけるカッタはナイフ状
のものに限らず、芯材に押出し成形した軟質の被覆層を
切断し得る適宜なカッタ手段を採用することができる。
たとえば、カッタ手段はヘラ状又はワイヤー状のもので
あってもよい。
のものに限らず、芯材に押出し成形した軟質の被覆層を
切断し得る適宜なカッタ手段を採用することができる。
たとえば、カッタ手段はヘラ状又はワイヤー状のもので
あってもよい。
【0043】本体12の入口13の近くには芯材3の外
周面に対して、軟質の被覆層4の接着性をよくするため
に、接着剤を塗布する接着剤塗布装置を設けてもよい
(図7参照)。
周面に対して、軟質の被覆層4の接着性をよくするため
に、接着剤を塗布する接着剤塗布装置を設けてもよい
(図7参照)。
【0044】なお、本発明は次の実施態様とすることが
できる。 (1)、長尺の芯材は予め切断した所定長さのものを複
数用意し、これら複数の芯材を、軟質の被覆材を押出す
成形型装置の入口に直列状に続けて送り込み、前記芯材
の外面に軟質の被覆層を連続して形成し、これを前記成
形型装置の出口より引取るとともに、被覆層を連続形成
した芯材の後端部と、これに続く芯材の前端部との間に
芯材の送り速度を制御して小間隔を形成させ、前記被覆
層を前記小間隔部分で切断し、芯材の外面に被覆層を有
する長尺複合材を順次得る長尺複合材の製造方法。
できる。 (1)、長尺の芯材は予め切断した所定長さのものを複
数用意し、これら複数の芯材を、軟質の被覆材を押出す
成形型装置の入口に直列状に続けて送り込み、前記芯材
の外面に軟質の被覆層を連続して形成し、これを前記成
形型装置の出口より引取るとともに、被覆層を連続形成
した芯材の後端部と、これに続く芯材の前端部との間に
芯材の送り速度を制御して小間隔を形成させ、前記被覆
層を前記小間隔部分で切断し、芯材の外面に被覆層を有
する長尺複合材を順次得る長尺複合材の製造方法。
【0045】この(1)の場合においては、長尺の各芯
材は成形型装置の入口に続けて送り込まれ、出口より引
取られる。この間において先の芯材の外面には成形型装
置内の被覆材が軟質の被覆層として連続して押出され
る。引取られた先の芯材は外面の全長にわたり被覆層が
付着され、被覆層は成形型装置の押出し口に続いた状態
にある。また、次の芯材は先の芯材に続く状態にある。
ここで、先の芯材と次の芯材との相対的な送り速度の制
御により、先の芯材の後端部と次の芯材の前端部との間
に小間隔(小隙間)が設けられ、この小間隔において被
覆層が切断される。この作用が続けて行なわれるため、
各芯材に被覆層を連続して形成することができる。
材は成形型装置の入口に続けて送り込まれ、出口より引
取られる。この間において先の芯材の外面には成形型装
置内の被覆材が軟質の被覆層として連続して押出され
る。引取られた先の芯材は外面の全長にわたり被覆層が
付着され、被覆層は成形型装置の押出し口に続いた状態
にある。また、次の芯材は先の芯材に続く状態にある。
ここで、先の芯材と次の芯材との相対的な送り速度の制
御により、先の芯材の後端部と次の芯材の前端部との間
に小間隔(小隙間)が設けられ、この小間隔において被
覆層が切断される。この作用が続けて行なわれるため、
各芯材に被覆層を連続して形成することができる。
【0046】(2)、前記した(1)の製造方法におい
て、被覆層を切断した引取り後の芯材を、引取り早さよ
り早く搬送する長尺複合材の製造方法。
て、被覆層を切断した引取り後の芯材を、引取り早さよ
り早く搬送する長尺複合材の製造方法。
【0047】この(2)の場合においては、被覆層を後
端部で切断した芯材は、引取り早さより早く搬送される
ため、先の芯材における切断した被覆層が、次の芯材の
被覆層と接触することがなく、切断による端面形状の良
い被覆層が得られる。
端部で切断した芯材は、引取り早さより早く搬送される
ため、先の芯材における切断した被覆層が、次の芯材の
被覆層と接触することがなく、切断による端面形状の良
い被覆層が得られる。
【0048】(3)、また、予め切断した長尺の芯材よ
り長尺複合材を連続して製造する装置としては、以下の
構成とすることができる。すなわち、裏面側に内部空間
と開口縁部を有する断面形状をなす長尺の芯材の外面に
軟質の被覆材層を順次連続して形成するための装置であ
って、入口から出口に送られる芯材の外面に軟質の被覆
材を連続して押出し成形する成形型装置と、この成形型
装置の入口側に配置され芯材を前記入口に送り込む送り
込み装置と、前記成形型装置の出口側に配置され被覆層
を連続形成した芯材を引き取る引取り装置と、被覆層を
連続形成した芯材の後端部とこれに続く芯材の前端部と
の間に小間隔を形成させるため前記送り込み装置及び引
取り装置の送り速度を調節する制御手段と、小間隔の部
分で芯材の連続した被覆層を切断するカッタ装置とを有
してなる製造装置。
り長尺複合材を連続して製造する装置としては、以下の
構成とすることができる。すなわち、裏面側に内部空間
と開口縁部を有する断面形状をなす長尺の芯材の外面に
軟質の被覆材層を順次連続して形成するための装置であ
って、入口から出口に送られる芯材の外面に軟質の被覆
材を連続して押出し成形する成形型装置と、この成形型
装置の入口側に配置され芯材を前記入口に送り込む送り
込み装置と、前記成形型装置の出口側に配置され被覆層
を連続形成した芯材を引き取る引取り装置と、被覆層を
連続形成した芯材の後端部とこれに続く芯材の前端部と
の間に小間隔を形成させるため前記送り込み装置及び引
取り装置の送り速度を調節する制御手段と、小間隔の部
分で芯材の連続した被覆層を切断するカッタ装置とを有
してなる製造装置。
【0049】(3)の装置においては、送り込み装置に
は芯材を順次続けて成形型装置に送り込む。引取り装置
は成形型装置の出口より芯材を順次引取る。成形型装置
は出口から引取る芯材の外面に、被覆層を芯材の全長に
わたりかつ成形型装置(の押出し口)に続いた連続した
状態に押出し成形する。制御手段は被覆層が形成された
芯材(先の芯材)と、これに続く芯材(次の芯材)の送
り速度を制御し、先の芯材の後端部と次の芯材の前端部
間に小間隔を形成する。カッタ装置は小間隔部分で被覆
層を切断する。この製造装置によれば、被覆層を有する
芯材すなわち長尺複合材が順次得られる。
は芯材を順次続けて成形型装置に送り込む。引取り装置
は成形型装置の出口より芯材を順次引取る。成形型装置
は出口から引取る芯材の外面に、被覆層を芯材の全長に
わたりかつ成形型装置(の押出し口)に続いた連続した
状態に押出し成形する。制御手段は被覆層が形成された
芯材(先の芯材)と、これに続く芯材(次の芯材)の送
り速度を制御し、先の芯材の後端部と次の芯材の前端部
間に小間隔を形成する。カッタ装置は小間隔部分で被覆
層を切断する。この製造装置によれば、被覆層を有する
芯材すなわち長尺複合材が順次得られる。
【0050】(4)、また、(3)の装置において、引
取り装置の芯材送り側に該引取り装置より、芯材を早く
搬送する搬送装置を配置した長尺複合材の製造装置。
取り装置の芯材送り側に該引取り装置より、芯材を早く
搬送する搬送装置を配置した長尺複合材の製造装置。
【0051】(5)、(4)の装置においては、搬送装
置は被覆層を切断した芯材を引取り装置の引取り早さよ
り早く搬送する。これにより先の芯材における切断した
被覆層面が、次の芯材の被覆層と接触することがなく、
切断による端面形状の良好な被覆層が得られる。
置は被覆層を切断した芯材を引取り装置の引取り早さよ
り早く搬送する。これにより先の芯材における切断した
被覆層面が、次の芯材の被覆層と接触することがなく、
切断による端面形状の良好な被覆層が得られる。
【0052】(6)、前記した芯材間に小間隔を形成す
る制御手段(制御装置)は制御の仕方で、被覆層を芯材
と同長とすることもできる。
る制御手段(制御装置)は制御の仕方で、被覆層を芯材
と同長とすることもできる。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明の製造方法によれば、裏
側に内部空間と開口縁部を有する断面形状の長尺の芯材
の外面に、被覆層を形成した長尺複合材を、良好に得る
ことができる。とくに、この発明は、被覆材押出し成形
の際の押出し圧に対し、変形しにくい断面形状の芯材と
したので、被覆層の形成を芯材の全長にわたり良好に行
なうことができ、仕上がりの良い長尺の複合材を得るこ
とができる。
側に内部空間と開口縁部を有する断面形状の長尺の芯材
の外面に、被覆層を形成した長尺複合材を、良好に得る
ことができる。とくに、この発明は、被覆材押出し成形
の際の押出し圧に対し、変形しにくい断面形状の芯材と
したので、被覆層の形成を芯材の全長にわたり良好に行
なうことができ、仕上がりの良い長尺の複合材を得るこ
とができる。
【0054】請求項2の発明によれば、被覆層を形成し
た芯材の引取りを芯材裏側を保持して行なうため、引取
り時の外面(表側)の軟質被覆層を変形又は傷めず、被
覆層の仕上がりのより良い、長尺の複合材が得られる。
た芯材の引取りを芯材裏側を保持して行なうため、引取
り時の外面(表側)の軟質被覆層を変形又は傷めず、被
覆層の仕上がりのより良い、長尺の複合材が得られる。
【0055】請求項3の発明の製造装置によれば、請求
項1と同様の効果が得られる。すなわち、裏側に内部空
間と開口縁部を有する断面形状の長尺の芯材の外面に、
被覆層を形成した長尺複合材を、良好に得ることができ
る。とくに、この発明は、成形型装置における被覆材押
出し成形の際の押出し圧に対し、変形しにくい断面形状
の芯材としたので、成形型装置における被覆層の形成
を、芯材の全長にわたり連続して良好に行なうことがで
き、仕上りの良い長尺の複合材を得ることができる。
項1と同様の効果が得られる。すなわち、裏側に内部空
間と開口縁部を有する断面形状の長尺の芯材の外面に、
被覆層を形成した長尺複合材を、良好に得ることができ
る。とくに、この発明は、成形型装置における被覆材押
出し成形の際の押出し圧に対し、変形しにくい断面形状
の芯材としたので、成形型装置における被覆層の形成
を、芯材の全長にわたり連続して良好に行なうことがで
き、仕上りの良い長尺の複合材を得ることができる。
【0056】請求項4の発明によれば、芯材の引取りは
芯材裏側を引取る構造の引取り装置により行なうので、
引取り時に外面(表側)の軟質の被覆層との接触及び軟
質の被覆層を変形又は傷めることがなく、被覆層の仕上
がりのより良い、長尺の複合材が得られる。
芯材裏側を引取る構造の引取り装置により行なうので、
引取り時に外面(表側)の軟質の被覆層との接触及び軟
質の被覆層を変形又は傷めることがなく、被覆層の仕上
がりのより良い、長尺の複合材が得られる。
【図1】本発明の実施形態の製造装置を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1のII−II線における拡大図である。
【図3】図1のIII−III線における拡大図である。
【図4】図1の引取り装置に係わり、(A)は平面図、
(B)は側面図、(C)は拡幅部材の前端側を示す図で
ある。
(B)は側面図、(C)は拡幅部材の前端側を示す図で
ある。
【図5】図1のV−V線における拡大断面図である。
【図6】図1のVI−VI線における拡大断面図である。
【図7】芯材送り速度を制御する制御装置の説明図であ
る。
る。
【図8】カッタ装置の作動状態を主体とした製造装置の
説明図である。
説明図である。
【図9】芯材の形状を示す一部省略した斜視図である。
【図10】複合材の形状を示す一部省略した斜視図であ
る。
る。
【図11】芯材引取り装置の別例図である。
1 内部空間 2 開口縁部 3,3A 芯材 4,4A 被覆層 5 長尺複合材 11 成形型装置 13 入口 14 出口 15 押出し口 21 供給装置 25 送り込み装置 31,31A 引取り装置 41 搬送装置 51 カッタ装置 52 駆動部 53 カッタ 56 制御装置 57 位置センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 成形型装置より軟質の被覆材を押出し成
形して軟質の被覆層を長尺の芯材外面に形成した複合材
を得る方法であって、前記長尺の芯材は裏側に内部空間
と開口縁部を有する断面形状をなす構造の芯材を用い、
これを軟質の被覆材を押出す成形型装置に長手方向に向
けて送り込み、前記芯材外面の長手方向に成形型装置に
続く軟質の被覆層を連続して成形し、この芯材を前記成
形型装置より引取るとともに、成形型装置に続く被覆層
を芯材の後部側において切断し、芯材の外面の長手方向
に被覆層を有する長尺複合材を得ることを特徴とした長
尺複合材の製造方法。 - 【請求項2】 軟質の被覆材を押出す成形型装置に長尺
の芯材を長手方向に向けて送り込み、前記芯材外面の長
手方向に軟質の被覆層を連続して成形し、この芯材を前
記成形型装置より引取り、軟質の被覆層を長尺の芯材外
面に形成した複合材を得る方法であって、前記長尺の芯
材は裏側に内部空間と開口縁部を有する断面形状をなす
構造の芯材を用い、被覆層を連続成形した芯材の引取り
を、芯材裏側を保持する手段にて行なうことを特徴とし
た長尺複合材の製造方法。 - 【請求項3】 裏側に内部空間と開口縁部を有する断面
形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、軟質の被覆層を
形成するための装置であって、入口から出口に送られる
芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押出し成形する成
形型装置と、前記成形型装置の出口側に配置され被覆層
を連続形成した芯材を引き取る引取り装置と、成形型に
続く芯材外面の被覆層を芯材の後部側で切断するカッタ
装置とを有してなることを特徴とした長尺複合材の製造
装置。 - 【請求項4】 裏側に内部空間と開口縁部を有する断面
形状をなす構造の長尺の芯材の外面に、軟質の被覆層を
形成するための装置であって、入口から出口に送られる
芯材の外面に軟質の被覆材を連続して押出し成形する成
形型装置と、前記成形型装置の出口側に配置され被覆層
を連続形成した芯材を芯材の裏側を保持して引取る構造
の引取り装置とを有してなることを特徴とした長尺複合
材の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37505299A JP2001179797A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 長尺複合材の製造方法と製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37505299A JP2001179797A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 長尺複合材の製造方法と製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001179797A true JP2001179797A (ja) | 2001-07-03 |
Family
ID=18504890
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37505299A Pending JP2001179797A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | 長尺複合材の製造方法と製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001179797A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195276A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Tokai Kogyo Co Ltd | 車両用長尺モールの製造方法 |
US20180126432A1 (en) * | 2016-11-09 | 2018-05-10 | Intai Technology Corp. | Composite manufacturing method with extruding and turning processes |
-
1999
- 1999-12-28 JP JP37505299A patent/JP2001179797A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008195276A (ja) * | 2007-02-14 | 2008-08-28 | Tokai Kogyo Co Ltd | 車両用長尺モールの製造方法 |
JP4492969B2 (ja) * | 2007-02-14 | 2010-06-30 | 東海興業株式会社 | 車両用長尺モールの製造方法 |
US20180126432A1 (en) * | 2016-11-09 | 2018-05-10 | Intai Technology Corp. | Composite manufacturing method with extruding and turning processes |
US10702912B2 (en) * | 2016-11-09 | 2020-07-07 | Intai Technology Corp. | Composite manufacturing method with extruding and turning processes |
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