JP2601311B2 - 押出成形板の引取装置及び切断装置 - Google Patents
押出成形板の引取装置及び切断装置Info
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- JP2601311B2 JP2601311B2 JP8120588A JP8120588A JP2601311B2 JP 2601311 B2 JP2601311 B2 JP 2601311B2 JP 8120588 A JP8120588 A JP 8120588A JP 8120588 A JP8120588 A JP 8120588A JP 2601311 B2 JP2601311 B2 JP 2601311B2
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- cutting
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は押出成形機により押出成形されたセメント系
混合物等の押出成形板の引取装置及び切断装置に関する
ものである。
混合物等の押出成形板の引取装置及び切断装置に関する
ものである。
〈従来の技術〉 今日,セメント系混合物の押出成形板が建築用材料、
例えば外壁材又は間仕切材或いは屋根材等に多く使用さ
れている。
例えば外壁材又は間仕切材或いは屋根材等に多く使用さ
れている。
前記押出成形板には、施工上或いは外観性能上、寸法
精度及び直線精度等が要求されるものである。
精度及び直線精度等が要求されるものである。
前記押出成形板は、一般に真空押出成形機により連続
的に押出成形され、押し出された押出成形板を切断し、
更に高圧蒸気養生により硬化させて所定の強度を持た
せ、その後所定の寸法に切断或いは切削することにより
製造されている。
的に押出成形され、押し出された押出成形板を切断し、
更に高圧蒸気養生により硬化させて所定の強度を持た
せ、その後所定の寸法に切断或いは切削することにより
製造されている。
前記製造工程に於いて、押出成形機により押し出され
た直後の押出成形板は極めて軟らかく、僅かな外力の作
用によって塑性変形を生じる可塑状の所謂生材と呼ばれ
るものである。従って前記生材を搬送するには、押出成
形機に連設して押し出された生材を引き取るための引取
装置を構成し、該生材をコンベアラインにより移送する
と共に、速やかに剛性を有するパレット上に載置するこ
とにより塑性変形の発生を防止することが必要とされて
いる。また生材の搬送に際し、該生材には外力が作用す
ることのないよう注意深く作業することが必要とされて
いる。
た直後の押出成形板は極めて軟らかく、僅かな外力の作
用によって塑性変形を生じる可塑状の所謂生材と呼ばれ
るものである。従って前記生材を搬送するには、押出成
形機に連設して押し出された生材を引き取るための引取
装置を構成し、該生材をコンベアラインにより移送する
と共に、速やかに剛性を有するパレット上に載置するこ
とにより塑性変形の発生を防止することが必要とされて
いる。また生材の搬送に際し、該生材には外力が作用す
ることのないよう注意深く作業することが必要とされて
いる。
前記した引取装置の一例を第7図に示す。
図に於いて、押出金型40に連続してフリーローラコン
ベア41、傾斜ベルトコンベア42及びフリーローラコンベ
ア43が設けられている。また前記フリーローラコンベア
41と傾斜ベルトコンベア42との間には速度検出ローラ44
が設けられている。
ベア41、傾斜ベルトコンベア42及びフリーローラコンベ
ア43が設けられている。また前記フリーローラコンベア
41と傾斜ベルトコンベア42との間には速度検出ローラ44
が設けられている。
前記各コンベア41〜43の下側にはパレット45を連続的
に供給するための供給コンベア46が設けられており、更
に該コンベア46の所定位置には、切断機47が設けられて
いる。
に供給するための供給コンベア46が設けられており、更
に該コンベア46の所定位置には、切断機47が設けられて
いる。
上記の如く構成した引取装置により生材cを引き取る
には、速度検出ローラ44を生材cの表面に当接し、該ロ
ーラ44により生材cの速度、即ち押出速度を検出してこ
の検出信号により、傾斜ベルトコンベア42の移送速度を
制御しつつ生材cを搬送し、フリーローラコンベア43の
端部に於いて生材cをパレット45上に移載し、その後切
断機47により生材cをパレット45と同一長さに切断する
ものである。
には、速度検出ローラ44を生材cの表面に当接し、該ロ
ーラ44により生材cの速度、即ち押出速度を検出してこ
の検出信号により、傾斜ベルトコンベア42の移送速度を
制御しつつ生材cを搬送し、フリーローラコンベア43の
端部に於いて生材cをパレット45上に移載し、その後切
断機47により生材cをパレット45と同一長さに切断する
ものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 上記した従来の引取装置に於いて、生材は軟らかい状
態のセメント系混合物により形成されており,このため
該混合物が速度検出ローラの表面に付着し易い。前記速
度検出ローラの表面にセメント系混合物が付着し、該ロ
ーラの径が大きくなると生材の押出速度よりも検出速度
の方が小さくなり、このためベルトコンベアの移送速度
と押出速度とを同期することが困難となる。
態のセメント系混合物により形成されており,このため
該混合物が速度検出ローラの表面に付着し易い。前記速
度検出ローラの表面にセメント系混合物が付着し、該ロ
ーラの径が大きくなると生材の押出速度よりも検出速度
の方が小さくなり、このためベルトコンベアの移送速度
と押出速度とを同期することが困難となる。
また生材の押出速度そのものが脈動しており、且つ速
度検出ローラや制御部に於ける信号の入出力にも時間的
な遅れがあるため、生材の押出速度とベルトコンベアの
移送速度とを同期させるには複雑な構造と制御手段とが
必要とされる。
度検出ローラや制御部に於ける信号の入出力にも時間的
な遅れがあるため、生材の押出速度とベルトコンベアの
移送速度とを同期させるには複雑な構造と制御手段とが
必要とされる。
また前記生材を搬送するために、上記したようにベル
トコンベアを用いたり、或いはスラットコンベアを用い
た場合、これらのコンベアと生材との間の摩擦係数が大
きく、このため生材の押出速度とこれらのコンベアの移
送速度とが同期せず、従って両者の間に相対的な速度差
が生じた場合には、生材に引張或いは圧縮方向の力が作
用すると共に、該コンベア上に載置された生材の重量に
比例した曲げ方向の力が作用し、前記各々の作用により
生材に変形が生じる虞がある。
トコンベアを用いたり、或いはスラットコンベアを用い
た場合、これらのコンベアと生材との間の摩擦係数が大
きく、このため生材の押出速度とこれらのコンベアの移
送速度とが同期せず、従って両者の間に相対的な速度差
が生じた場合には、生材に引張或いは圧縮方向の力が作
用すると共に、該コンベア上に載置された生材の重量に
比例した曲げ方向の力が作用し、前記各々の作用により
生材に変形が生じる虞がある。
前記生材に変形が発生することを防止するため、上記
した従来の引取装置に於いてはコンベアラインを可能な
限り短くし、生材を速やかにパレット上に移載しようと
するものである。このため生材に対する切断はパレット
上に於いて行われている。
した従来の引取装置に於いてはコンベアラインを可能な
限り短くし、生材を速やかにパレット上に移載しようと
するものである。このため生材に対する切断はパレット
上に於いて行われている。
前記生材をパレット上で切断するに際し、カッターの
刃がパレットに接触して該刃及びパレットを傷付けるこ
とを避けるため、生材はパレットの長さと同一に切断さ
れている。従って、所望長さの押出成形板を得るには、
生材が高圧蒸気養生され硬化した後、改めて切断或いは
切削することが必要である。このためパレットの長さに
切断された生材を所望の長さを有する押出成形板とする
際に端材が生じ、歩留りが低下すうという問題がある。
刃がパレットに接触して該刃及びパレットを傷付けるこ
とを避けるため、生材はパレットの長さと同一に切断さ
れている。従って、所望長さの押出成形板を得るには、
生材が高圧蒸気養生され硬化した後、改めて切断或いは
切削することが必要である。このためパレットの長さに
切断された生材を所望の長さを有する押出成形板とする
際に端材が生じ、歩留りが低下すうという問題がある。
また生材は硬化が完了するまでパレットに載置された
状態で搬送されるため、該生材に曲がりが発生し易いと
いう問題がある。
状態で搬送されるため、該生材に曲がりが発生し易いと
いう問題がある。
本発明の目的は上記した従来技術に於ける問題点を解
決した新規な押出成形板の引取付装置を提供せんとする
ものである。
決した新規な押出成形板の引取付装置を提供せんとする
ものである。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本発明の押出成形板引取装
置は、押出成形機の押出金型に連設した生材を搬送する
ためのフリーローラコンベアと、前記フリーローラコン
ベアに連設すると共に複数のフリーローラを無端帯に装
着した切断部コンベアと、前記切断部コンベアの無端帯
と連結され且つ切断機を有する走行枠と、前記走行枠を
駆動するための駆動手段とにより構成されている。
置は、押出成形機の押出金型に連設した生材を搬送する
ためのフリーローラコンベアと、前記フリーローラコン
ベアに連設すると共に複数のフリーローラを無端帯に装
着した切断部コンベアと、前記切断部コンベアの無端帯
と連結され且つ切断機を有する走行枠と、前記走行枠を
駆動するための駆動手段とにより構成されている。
また、本発明の切断装置は、押出成形機の押出金型か
ら押し出されてくる生材を幅方向に切断する装置におい
て、複数のフリーローラを無端帯に装着した切断部コン
ベアと、前記切断部コンベアの無端帯と連結され且つ切
断機を有する走行枠と、前記走行枠を駆動するための駆
動手段とにより構成されている。
ら押し出されてくる生材を幅方向に切断する装置におい
て、複数のフリーローラを無端帯に装着した切断部コン
ベアと、前記切断部コンベアの無端帯と連結され且つ切
断機を有する走行枠と、前記走行枠を駆動するための駆
動手段とにより構成されている。
〈作用〉 上記手段によれば、押出成形機の押出金型に連続して
フリーローラコンベアを設けると共に、該コンベアと連
続して複数のフリーローラを無端帯に装着した切断部コ
ンベアを設け、該切断部コンベアの無端帯に切断機を有
する走行枠を連結し、この走行枠を駆動手段により駆動
し得るように構成したので、押出成形機の押出金型から
押し出された生材は、フリーローラコンベアに載置され
ると共に連続的に押し出されて切断部コンベアに移送さ
れ、そして切断部コンベアに移送された生材を、走行枠
に設けた切断機により所定の長さに切断することが出来
る。このとき前記走行枠を駆動手段により生材の押出方
向に押出速度に連動させて駆動することにより、前記生
材を直角に切断することが出来る。
フリーローラコンベアを設けると共に、該コンベアと連
続して複数のフリーローラを無端帯に装着した切断部コ
ンベアを設け、該切断部コンベアの無端帯に切断機を有
する走行枠を連結し、この走行枠を駆動手段により駆動
し得るように構成したので、押出成形機の押出金型から
押し出された生材は、フリーローラコンベアに載置され
ると共に連続的に押し出されて切断部コンベアに移送さ
れ、そして切断部コンベアに移送された生材を、走行枠
に設けた切断機により所定の長さに切断することが出来
る。このとき前記走行枠を駆動手段により生材の押出方
向に押出速度に連動させて駆動することにより、前記生
材を直角に切断することが出来る。
前記走行枠を生材の押出速度に連動させるためには、
駆動手段による駆動速度を予め設定押出速度に合わせて
おけば良く、或いは生材の押出速度を検出するための検
出ローラ等を用いて押出速度を検出し、この検出速度に
同期させるようにしても良い。そして生材の切断が終了
すると、走行枠を押出方向とは反対方向に移動させて原
点に復帰させるようにすることが良い。
駆動手段による駆動速度を予め設定押出速度に合わせて
おけば良く、或いは生材の押出速度を検出するための検
出ローラ等を用いて押出速度を検出し、この検出速度に
同期させるようにしても良い。そして生材の切断が終了
すると、走行枠を押出方向とは反対方向に移動させて原
点に復帰させるようにすることが良い。
また各コンベアをフリーローラにより構成したので、
生材の押出速度が変動し、或いは脈動が発生しても、各
フリーローラが接触する生材の表面速度に応じて独自に
回転することが出来、このため生材に引張或いは圧縮方
向の力が作用することが無い。更に生材の切断終了後、
走行枠を押出方向とは反対方向に移動させて無端帯を逆
転することにより生材と無端帯との間に大きな相対速度
が発生しても、生材と接触している各フリーローラは独
自に回転することが出来るので、生材に引張或いは圧縮
方向の力が作用することが無い。
生材の押出速度が変動し、或いは脈動が発生しても、各
フリーローラが接触する生材の表面速度に応じて独自に
回転することが出来、このため生材に引張或いは圧縮方
向の力が作用することが無い。更に生材の切断終了後、
走行枠を押出方向とは反対方向に移動させて無端帯を逆
転することにより生材と無端帯との間に大きな相対速度
が発生しても、生材と接触している各フリーローラは独
自に回転することが出来るので、生材に引張或いは圧縮
方向の力が作用することが無い。
また、切断装置は生材を搬送する切断コンベアの無端
帯に切断機を有する走行枠が連結されているので、切断
機で生材を切断する際に、その刃先を常にフリーローラ
の間に位置させることが出来る。そのため切断時に刃先
が搬送部材に接触することを回避できる。
帯に切断機を有する走行枠が連結されているので、切断
機で生材を切断する際に、その刃先を常にフリーローラ
の間に位置させることが出来る。そのため切断時に刃先
が搬送部材に接触することを回避できる。
〈実施例〉 上記手段を適用した押出成形板引取装置及び切断装置
の一実施例について図により説明する。
の一実施例について図により説明する。
第1図は押出成形板引取装置及びその付帯装置の側面
図、第2図はその平面図、第3図乃至第5図は切断部コ
ンベアの説明図、第6図は第2図のA−A矢視図であ
る。
図、第2図はその平面図、第3図乃至第5図は切断部コ
ンベアの説明図、第6図は第2図のA−A矢視図であ
る。
図に於いて、押出成形板を形成する生材bを押し出す
ための押出金型1に連続して複数のフリーローラ2によ
り構成されたフリーローラコンベア3が設けられてい
る。
ための押出金型1に連続して複数のフリーローラ2によ
り構成されたフリーローラコンベア3が設けられてい
る。
このフリーローラコンベア3は押出金型1から押し出
された生材bを水平状に維持して後述する切断部コンベ
ア5に移送するためのものである。
された生材bを水平状に維持して後述する切断部コンベ
ア5に移送するためのものである。
このため前記フリーローラコンベア3は、外径30mm以
下のアルミパイプの表面に摩擦係数の小さい樹脂をライ
ニング或いはコーティングすると共に、該パイプの両端
に軸受を嵌挿したフリーローラ2を60mmピッチでフレー
ム4に取り付けて構成されている。またこのフリーロー
ラコンベア3のローラトップの位置は、前記押出金型1
から押し出される生材bが屈折すること無く該コンベア
3に移載し得るような高さに構成されている。
下のアルミパイプの表面に摩擦係数の小さい樹脂をライ
ニング或いはコーティングすると共に、該パイプの両端
に軸受を嵌挿したフリーローラ2を60mmピッチでフレー
ム4に取り付けて構成されている。またこのフリーロー
ラコンベア3のローラトップの位置は、前記押出金型1
から押し出される生材bが屈折すること無く該コンベア
3に移載し得るような高さに構成されている。
前記フリーローラコンベア3に連続して切断部コンベ
ア5が設けられている。
ア5が設けられている。
この切断部コンベア5は、金型1により押し出されフ
リーローラコンベア3を通過して該コンベア5に搬送さ
れて来る生材bを所定の長さに切断するためのものであ
る。
リーローラコンベア3を通過して該コンベア5に搬送さ
れて来る生材bを所定の長さに切断するためのものであ
る。
このため前記切断部コンベア5は第3図乃至第5図に
示すように、前述したフリーローラ2を所定のピッチで
無端帯6に装着すると共に、該無端帯6に切断機7を有
する走行枠8を装着して構成されている。
示すように、前述したフリーローラ2を所定のピッチで
無端帯6に装着すると共に、該無端帯6に切断機7を有
する走行枠8を装着して構成されている。
前記無端帯6としてはチェン,Vベルト,刃付ベルト等
を利用することが可能であるが、本実施例に於いてはア
タッチメント付チェン6を使用し、前記フリーローラ2
を該アタッチメントに装着すると共に、切断部コンベア
5の長手方向両端に回転可能に設けられたスプロケット
ホィル5a,5bに巻回することにより構成している。
を利用することが可能であるが、本実施例に於いてはア
タッチメント付チェン6を使用し、前記フリーローラ2
を該アタッチメントに装着すると共に、切断部コンベア
5の長手方向両端に回転可能に設けられたスプロケット
ホィル5a,5bに巻回することにより構成している。
また前記切断機7はカッター7aと、該カッター7aを駆
動するためのモーター7bと、モーター7bの回転をカッタ
ー7aに伝達するためのベルト7cとにより構成されてい
る。前記カッター7aを切断部コンべア5を構成するフリ
ーローラ2の相互間に位置するよう構成することによ
り、生材bを切断する際にカッター7aとフリーローラ2
とが干渉し合うことが無く、また切粉の排除を円滑に行
うことが可能である。
動するためのモーター7bと、モーター7bの回転をカッタ
ー7aに伝達するためのベルト7cとにより構成されてい
る。前記カッター7aを切断部コンべア5を構成するフリ
ーローラ2の相互間に位置するよう構成することによ
り、生材bを切断する際にカッター7aとフリーローラ2
とが干渉し合うことが無く、また切粉の排除を円滑に行
うことが可能である。
また走行枠8は、切断部コンベア5の略全域にわたっ
て形成されたフレーム9上に、生材bの押出方向に沿っ
て移動可能に設けられている。また走行枠8は第5図に
示すようにチェン6の端末を接続するための接続板6aに
固着されている。このように走行枠8をチェン6に固着
することにより、走行枠8が後述する駆動手段10によっ
て駆動されると、該駆動力は走行枠8を介してチェン6
に伝達されて切断部コンベア5を駆動するものである。
て形成されたフレーム9上に、生材bの押出方向に沿っ
て移動可能に設けられている。また走行枠8は第5図に
示すようにチェン6の端末を接続するための接続板6aに
固着されている。このように走行枠8をチェン6に固着
することにより、走行枠8が後述する駆動手段10によっ
て駆動されると、該駆動力は走行枠8を介してチェン6
に伝達されて切断部コンベア5を駆動するものである。
また、走行枠8は、該走行枠8に固着した横行レール
8aに沿って横行し得る横行枠8bと、この横行枠8bを駆動
するためのモーター8cと、モーター8cの回転を横行枠8b
に伝達するためのチェン8dとにより構成されている。そ
して前記切断機7を横行枠8bに取り付けることにより、
切断機7を生材bの押出方向に対し直角方向に移送して
該生材bを切断するものである。
8aに沿って横行し得る横行枠8bと、この横行枠8bを駆動
するためのモーター8cと、モーター8cの回転を横行枠8b
に伝達するためのチェン8dとにより構成されている。そ
して前記切断機7を横行枠8bに取り付けることにより、
切断機7を生材bの押出方向に対し直角方向に移送して
該生材bを切断するものである。
走行枠8を生材bの押出方向に沿って駆動するための
駆動手段10が、フレーム9上に設けられている。
駆動手段10が、フレーム9上に設けられている。
この前記駆動手段10は、駆動モーター10aと、駆動モ
ーター10aの回転を走行枠8に伝達するためのネジ棒10b
とにより構成されている。
ーター10aの回転を走行枠8に伝達するためのネジ棒10b
とにより構成されている。
前記ネジ棒10bは、走行枠8に設けた雌ネジ8eと噛合
することにより駆動モーター10aの回転を走行枠8に伝
達し、これにより走行枠8をネジ棒10bに沿った方向、
即ち生材bの押出方向に駆動する。また生材bの切断が
終了すると駆動モーター10aを逆回転させることによ
り、走行枠8を生材bの押出方向とは反対方向に移動
し、原点に復帰させるものである。
することにより駆動モーター10aの回転を走行枠8に伝
達し、これにより走行枠8をネジ棒10bに沿った方向、
即ち生材bの押出方向に駆動する。また生材bの切断が
終了すると駆動モーター10aを逆回転させることによ
り、走行枠8を生材bの押出方向とは反対方向に移動
し、原点に復帰させるものである。
上記の如く構成された押出成形板引取装置に於いて、
フリーローラコンベア3と切断部コンベア5との間に生
材bの押出速度を検出するための速度検出ローラ11及び
測長ローラ12を設けること可能である。
フリーローラコンベア3と切断部コンベア5との間に生
材bの押出速度を検出するための速度検出ローラ11及び
測長ローラ12を設けること可能である。
前記速度検出ローラ11は押し出された生材bの表面と
接触し、両者間の接触摩擦により回転すると共に該回転
により生材bの押出速度を検出するためのものである。
接触し、両者間の接触摩擦により回転すると共に該回転
により生材bの押出速度を検出するためのものである。
このため前記速度検出ローラ11は、該ローラ11の回転
を例えばロータリーエンコーダ等のパルス発信器に伝達
し、単位時間当たりのパルス数をカウントすることによ
り速度を検出し得るように構成されている。
を例えばロータリーエンコーダ等のパルス発信器に伝達
し、単位時間当たりのパルス数をカウントすることによ
り速度を検出し得るように構成されている。
前記速度検出ローラ11を設けることにより、生材bの
押出速度を検出し、該検出データに基づいて駆動モータ
ー10aの回転を制御することが可能である。即ち、前記
駆動モーター10aとしてパルスモーターを用い、速度検
出ローラ11による検出データを制御部を介して駆動モー
ター10aの駆動データとし、該データにより駆動モータ
ー10aのドライバを駆動することによって、駆動モータ
ー10aの回転を制御し生材bの押出速度と同期させるこ
とが可能であり、従って走行枠8の押出方向への走行速
度を生材bの押出速度と同期させることが可能である。
押出速度を検出し、該検出データに基づいて駆動モータ
ー10aの回転を制御することが可能である。即ち、前記
駆動モーター10aとしてパルスモーターを用い、速度検
出ローラ11による検出データを制御部を介して駆動モー
ター10aの駆動データとし、該データにより駆動モータ
ー10aのドライバを駆動することによって、駆動モータ
ー10aの回転を制御し生材bの押出速度と同期させるこ
とが可能であり、従って走行枠8の押出方向への走行速
度を生材bの押出速度と同期させることが可能である。
前記測長ローラ12は生材bの表面と接触し、両者間の
接触摩擦により回転すると共に該回転により生材bの長
さを検出するためのものである。
接触摩擦により回転すると共に該回転により生材bの長
さを検出するためのものである。
このため前記測長ローラ12は、該ローラ12の回転を例
えばロータリーエンコーダ等のパルス発信器に伝達し、
パルスをカウントしてその総数を算出することにより長
さを検出し得るように構成されている。
えばロータリーエンコーダ等のパルス発信器に伝達し、
パルスをカウントしてその総数を算出することにより長
さを検出し得るように構成されている。
前記測定ローラ12を設けることにより、切断機7と駆
動モーター10aの駆動開始時期を制御することが可能で
ある。即ち、生材bと測長ローラ12とが接触し、測長ロ
ーラ12が回転を開始してパルスを発信し、該パルスが予
め設定された数値に達した際に前記切断機7及び駆動モ
ーター10aへの駆動信号を発生することによって、これ
らの駆動開始時期を制御することが可能であり、従って
生材bを所望の長さに切断することが可能である。
動モーター10aの駆動開始時期を制御することが可能で
ある。即ち、生材bと測長ローラ12とが接触し、測長ロ
ーラ12が回転を開始してパルスを発信し、該パルスが予
め設定された数値に達した際に前記切断機7及び駆動モ
ーター10aへの駆動信号を発生することによって、これ
らの駆動開始時期を制御することが可能であり、従って
生材bを所望の長さに切断することが可能である。
また前記切断部コンベア5に連続して以下説明する付
帯装置を設けることが好ましい。これらの付帯装置を設
けるとにより、切断された生材aを自動的に且つ合理的
にパレット上に移載することが可能である。
帯装置を設けることが好ましい。これらの付帯装置を設
けるとにより、切断された生材aを自動的に且つ合理的
にパレット上に移載することが可能である。
先ず、前記切断部コンベア5に連続してフリーローラ
コンベア13を設けることが好ましい。
コンベア13を設けることが好ましい。
前記フリーローラコンベア13は、切断された生材aを
搬送してパレット17上に移載するためのものである。
搬送してパレット17上に移載するためのものである。
このため前記フリーローラコンベア13は、前述したフ
リーローラ2を所定のピッチでフレーム14に装着して構
成されている。
リーローラ2を所定のピッチでフレーム14に装着して構
成されている。
前記フリーローラコンベア13は切断された生材aを円
滑に搬送し得るよう、僅かに傾斜を有することが望まし
く、該傾斜を有することにより、切断された生材aは自
重により速やかに切断部コンベア5からフリーローラコ
ンベア13に移動することが出来る。
滑に搬送し得るよう、僅かに傾斜を有することが望まし
く、該傾斜を有することにより、切断された生材aは自
重により速やかに切断部コンベア5からフリーローラコ
ンベア13に移動することが出来る。
また前記フリーローラコンベア13の上部に増速装置15
を設けることが好ましい。
を設けることが好ましい。
前記増速装置15は、フルーローラコンベア13に搬送さ
れた生材aを増速搬送することにより、切断された生材
aを押出金型1から押し出されつつある生材bから分離
するためのものである。
れた生材aを増速搬送することにより、切断された生材
aを押出金型1から押し出されつつある生材bから分離
するためのものである。
このため前記増速装置15は、生材aと接触して該生材
aを増速搬送するための複数のフリーローラ2と、該フ
リーローラ2に駆動力を伝達するための複数のベルトコ
ンベア15aと該ベルトコンベア15aを昇降させるための昇
降シリンダー15bと、ベルトコンベア15aを駆動するため
のモーター15cとにより構成されている。また前記昇降
シリンダー15bはフレーム15dに固着されている。
aを増速搬送するための複数のフリーローラ2と、該フ
リーローラ2に駆動力を伝達するための複数のベルトコ
ンベア15aと該ベルトコンベア15aを昇降させるための昇
降シリンダー15bと、ベルトコンベア15aを駆動するため
のモーター15cとにより構成されている。また前記昇降
シリンダー15bはフレーム15dに固着されている。
また前記フリーローラコンベア13の下部にパレット17
を供給するための供給コンベア16を設けることが好まし
い。
を供給するための供給コンベア16を設けることが好まし
い。
前記供給コンベア16は、パレット17を前記フリーロー
ラコンベア13により搬送される生材aに応じて供給し、
該パレット17上に切断された生材aを載置するためのも
のである。
ラコンベア13により搬送される生材aに応じて供給し、
該パレット17上に切断された生材aを載置するためのも
のである。
このため前記供給コンベア16は、剛性を有するパイプ
の両端に軸を固着し、該軸にスプロケットホィルを固着
して図示しない駆動モーターにより個々に駆動されるロ
ーラ16aを所定ピッチでフレーム16bに装着して構成され
ている。
の両端に軸を固着し、該軸にスプロケットホィルを固着
して図示しない駆動モーターにより個々に駆動されるロ
ーラ16aを所定ピッチでフレーム16bに装着して構成され
ている。
また前記供給コンベア16と平行して多数のパレット17
を載置し得る循環コンベア18をもうけることが好まし
い。
を載置し得る循環コンベア18をもうけることが好まし
い。
前記循環コンベア18は、パレット17を前記供給コンベ
ア16に必要に応じて順次循環させるためのものであっ
て、該循環コンベア18は前述したローラ16aを所定のピ
ッチでフレーム18aに装着し、図示しない駆動モーター
により夫々のローラ16aを個々に駆動し得るよう構成す
ると共に、該コンベア18の上部に、且つ該コンベア18を
横断する方向に設けられた押込装置19とにより構成され
ている。
ア16に必要に応じて順次循環させるためのものであっ
て、該循環コンベア18は前述したローラ16aを所定のピ
ッチでフレーム18aに装着し、図示しない駆動モーター
により夫々のローラ16aを個々に駆動し得るよう構成す
ると共に、該コンベア18の上部に、且つ該コンベア18を
横断する方向に設けられた押込装置19とにより構成され
ている。
前記押込装置19はパレット17の側面と係合して該パレ
ット17を循環コンベア18から供給コンベア16へ移送する
ためのものである。
ット17を循環コンベア18から供給コンベア16へ移送する
ためのものである。
このため押込装置19は、パレット17に当接して押し込
むための押込片19aと、該押込片19aを駆動するためのモ
ーター19bとモーター19bの回転を押込片19aに伝達する
と共に該押込片19aを固着したチェン19cとにより構成さ
れている。また該押込装置19は前述した増速装置15のフ
レーム15dに取り付けられている。
むための押込片19aと、該押込片19aを駆動するためのモ
ーター19bとモーター19bの回転を押込片19aに伝達する
と共に該押込片19aを固着したチェン19cとにより構成さ
れている。また該押込装置19は前述した増速装置15のフ
レーム15dに取り付けられている。
また第6図に示すように、循環コンベア18のローラト
ップと供給コンベア16のローラトップの高さが異なる場
合には、供給コンベア16側にパレット17を受け取るため
のパレット昇降装置20を設けることが好ましい。
ップと供給コンベア16のローラトップの高さが異なる場
合には、供給コンベア16側にパレット17を受け取るため
のパレット昇降装置20を設けることが好ましい。
このパレット昇降装置20は、押込装置19に対応して設
けられ、押込装置19により循環コンベア18から供給コン
ベア16へ押し込まれるパレット17を受け取るためのもの
である。
けられ、押込装置19により循環コンベア18から供給コン
ベア16へ押し込まれるパレット17を受け取るためのもの
である。
このため前記パレット昇降装置20は、供給コンベア16
を構成するフリーローラ16aの間に設けられた昇降シリ
ンダー20aと、該シリンダー20aのロッドに固着した渡り
板20bとにより構成されている。
を構成するフリーローラ16aの間に設けられた昇降シリ
ンダー20aと、該シリンダー20aのロッドに固着した渡り
板20bとにより構成されている。
上記の如く構成した付帯装置に於いて、フリーローラ
コンベア13に切断された生材aの搬送速度を検出するた
めの速度検出ローラ21と、生材aの先端を検出するため
のセンサー22とを設けることが好ましい。
コンベア13に切断された生材aの搬送速度を検出するた
めの速度検出ローラ21と、生材aの先端を検出するため
のセンサー22とを設けることが好ましい。
前記速度検出ローラ21は、生材aの搬送速度を検出す
ると共に該検出データに基づいて供給コンベア16の速度
を、フリーローラコンベア13に於ける生材aの搬送速度
と同一速度となるよう制御するためのものである。
ると共に該検出データに基づいて供給コンベア16の速度
を、フリーローラコンベア13に於ける生材aの搬送速度
と同一速度となるよう制御するためのものである。
このため該速度検出ローラ21は、生材bの押出速度を
検出するため前記速度検出ローラ11と同様に構成されて
いる。
検出するため前記速度検出ローラ11と同様に構成されて
いる。
このように供給コンベア16の速度を、フリーローラコ
ンベア13に於ける生材aの搬送速度と同一速度に制御す
ることにより、生材aをパレット17に移載する際に両者
の間に相対的な速度差を無くすことが可能となり、従っ
て生材aに引張或いは圧縮方向の力が作用することがな
い。
ンベア13に於ける生材aの搬送速度と同一速度に制御す
ることにより、生材aをパレット17に移載する際に両者
の間に相対的な速度差を無くすことが可能となり、従っ
て生材aに引張或いは圧縮方向の力が作用することがな
い。
また前記センサー22は生材aの先端を検出すると共
に、該検出信号によりパレット昇降装置20の昇降シリン
ダー20aの下降を制御するためのものである。
に、該検出信号によりパレット昇降装置20の昇降シリン
ダー20aの下降を制御するためのものである。
このため前記センサー22は例えば光電センサー、或い
はマイクロスイッチ等のセンサーを利用することが可能
である。本実施例に於いては生材aに外力を作用するこ
とのない光電センサー22を使用している。
はマイクロスイッチ等のセンサーを利用することが可能
である。本実施例に於いては生材aに外力を作用するこ
とのない光電センサー22を使用している。
次に上記の如く構成した押出成形引取装置及びその付
帯装置により、押出金型から押し出された生材bを引き
取り、パレット上に移載する動作の一例について説明す
る。
帯装置により、押出金型から押し出された生材bを引き
取り、パレット上に移載する動作の一例について説明す
る。
セメント系混合物等により形成された押出成形板の生
材bは押出金型1から連続的に押し出され、フリーロー
ラコンベア3上を進行する。生材bがフリーローラコン
ベア3と切断部コンベア5との間に設けられた速度検出
ローラ11及び測長ローラ12に接触し、これらのローラ1
1,12が回転を開始すると夫々のローラからは回転に応じ
たパルスが発信され、該パルスをカウントすることによ
り、生材bの押出速度及び押出長さを検出する。
材bは押出金型1から連続的に押し出され、フリーロー
ラコンベア3上を進行する。生材bがフリーローラコン
ベア3と切断部コンベア5との間に設けられた速度検出
ローラ11及び測長ローラ12に接触し、これらのローラ1
1,12が回転を開始すると夫々のローラからは回転に応じ
たパルスが発信され、該パルスをカウントすることによ
り、生材bの押出速度及び押出長さを検出する。
前記測長ローラ12により検出された生材bの長さが予
め設定された切断長さと一致すると、切断機7が運転を
開始すると共に、横行枠8bが生材bの押出方向と直角方
向に移送され、更に駆動モーター10aが駆動されて生材
bの切断を開始する。そして前記駆動モーター10aの回
転は、生材bの押出速度を検出した速度検出ローラ11の
検出データに基づいて制御され、これにより走行枠8は
生材bの押出速度と同一速度で押出方向に移送されつつ
生材bをその搬送方向に対し直角方向に切断する。
め設定された切断長さと一致すると、切断機7が運転を
開始すると共に、横行枠8bが生材bの押出方向と直角方
向に移送され、更に駆動モーター10aが駆動されて生材
bの切断を開始する。そして前記駆動モーター10aの回
転は、生材bの押出速度を検出した速度検出ローラ11の
検出データに基づいて制御され、これにより走行枠8は
生材bの押出速度と同一速度で押出方向に移送されつつ
生材bをその搬送方向に対し直角方向に切断する。
切断された生材aは切断部コンベア5からフリーロー
ラコンベア13に到達し、その上面を増幅装置15により駆
動されてフリーローラコンベア13上を速度を増しつつ搬
送される。
ラコンベア13に到達し、その上面を増幅装置15により駆
動されてフリーローラコンベア13上を速度を増しつつ搬
送される。
また循環コンベア18上に載置されたパレット17は、該
循環コンベア18から押込装置19により供給コンベア16に
押込供給され、昇降シリンダー20aに設けた渡り板20bに
載置されている。このとき供給コンベア16はフリーロー
ラコンベア13に設けた速度検出ローラ21により検出され
た生材aの搬送速度を同一速度で駆動されている。
循環コンベア18から押込装置19により供給コンベア16に
押込供給され、昇降シリンダー20aに設けた渡り板20bに
載置されている。このとき供給コンベア16はフリーロー
ラコンベア13に設けた速度検出ローラ21により検出され
た生材aの搬送速度を同一速度で駆動されている。
前記生材aの先端がセンサー22により検出されると、
該検出信号により昇降シリンダー20aが下降しパレット1
7は供給コンベア16上に載置されて搬送され、フリーロ
ーラコンベア13の終端に於いて該パレット17上に切断さ
れた生材aが移載される。このとき両者の速度が同一で
あるため、生材aには何等外力が作用しない。
該検出信号により昇降シリンダー20aが下降しパレット1
7は供給コンベア16上に載置されて搬送され、フリーロ
ーラコンベア13の終端に於いて該パレット17上に切断さ
れた生材aが移載される。このとき両者の速度が同一で
あるため、生材aには何等外力が作用しない。
生材aがパレットに所定長さ移載されると、増速度装
置15のベルトコンベア15aが上昇して待避し、その後生
材aは供給コンベア16に搬送されるパレット17により引
き出されると共に自重によりフリーローラコンベア13上
を移動してパレット17上に載置される。
置15のベルトコンベア15aが上昇して待避し、その後生
材aは供給コンベア16に搬送されるパレット17により引
き出されると共に自重によりフリーローラコンベア13上
を移動してパレット17上に載置される。
前述した押出成形板引取装置及びその付帯装置に於い
て、各コンベア3,5,13の長さは、生材bの押出速度、横
行枠8bの移動速度、即ち生材bに対する切断速度、切断
長さ及び増速速度等のタイムサイクルにより決定するこ
とが好ましい。
て、各コンベア3,5,13の長さは、生材bの押出速度、横
行枠8bの移動速度、即ち生材bに対する切断速度、切断
長さ及び増速速度等のタイムサイクルにより決定するこ
とが好ましい。
前述した押出成形板引取装置及びその付帯装置を用い
て、押出金型1により押出速度6m/min,生材重量25kg/m
の条件で約10m連続的に押し出して引き取り、500mmピッ
チで巾寸法及び長さ寸法を測定したところ寸法の変化は
無く、曲がり量も2mm/m程度と微小であった。また押し
出した生材を前記装置により3m程度に切断した後、傾斜
フリーローラコンベアを20/minの速度で搬送しても、生
材の寸法には全く変化が無かった。
て、押出金型1により押出速度6m/min,生材重量25kg/m
の条件で約10m連続的に押し出して引き取り、500mmピッ
チで巾寸法及び長さ寸法を測定したところ寸法の変化は
無く、曲がり量も2mm/m程度と微小であった。また押し
出した生材を前記装置により3m程度に切断した後、傾斜
フリーローラコンベアを20/minの速度で搬送しても、生
材の寸法には全く変化が無かった。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明の押出成形板引取
装置は、押出成形機の押出金型に連続してフリーローラ
コンベアを設けると共に、該コンベアと連続して複数の
フリーローラを無端帯に装着した切断部コンベアを設
け、該切断部コンベアの無端帯と切断機を有する走行枠
とを連結し、この走行枠を駆動手段により駆動し得るよ
うに構成したので、押出成形機の押出金型から押し出さ
れた生材は、フリーローラコンベアに載置されると共に
連続的に押し出されて切断部コンベアに移送され、そし
て切断部コンベアに移送された生材を、走行枠に設けた
切断機により所定の長さに切断することが出来る。この
とき前記走行枠を駆動手段により生材の押出方向に駆動
することにより、前記生材を直角に切断することが出来
る。このため生材を予め設定した製品寸法で切断するこ
とが出来、従って歩留りを向上することが出来る。
装置は、押出成形機の押出金型に連続してフリーローラ
コンベアを設けると共に、該コンベアと連続して複数の
フリーローラを無端帯に装着した切断部コンベアを設
け、該切断部コンベアの無端帯と切断機を有する走行枠
とを連結し、この走行枠を駆動手段により駆動し得るよ
うに構成したので、押出成形機の押出金型から押し出さ
れた生材は、フリーローラコンベアに載置されると共に
連続的に押し出されて切断部コンベアに移送され、そし
て切断部コンベアに移送された生材を、走行枠に設けた
切断機により所定の長さに切断することが出来る。この
とき前記走行枠を駆動手段により生材の押出方向に駆動
することにより、前記生材を直角に切断することが出来
る。このため生材を予め設定した製品寸法で切断するこ
とが出来、従って歩留りを向上することが出来る。
また各コンベアをフリーローラにより構成したので、
生材の押出速度が変動し、或いは脈動が発生しても、各
フリーローラが接触する生材の表面速度に応じて独自に
回転することが出来、このため生材に引張或いは圧縮方
向の力が作用することが無く、生材に変形や曲がりの発
生することが無い等の特徴を有するものである。
生材の押出速度が変動し、或いは脈動が発生しても、各
フリーローラが接触する生材の表面速度に応じて独自に
回転することが出来、このため生材に引張或いは圧縮方
向の力が作用することが無く、生材に変形や曲がりの発
生することが無い等の特徴を有するものである。
更に、本発明の切断装置は、生材を搬送する切断コン
ベアの無端帯に切断機を有する走行枠が連結されている
ので、切断機で生材を切断する際に、その刃先を常にフ
リーローラの間に位置させることができる。そのため切
断時に刃先が搬送部材に接触することを回避できる。さ
らに切断時に発生する切粉をフリーローラの間から下方
に容易に落下させて排除することができる。また、この
切断装置は、生材を搬送する切断コンベアと切断機の駆
動を共通にできるので、装置が簡単になると共にコンパ
クトにできる。
ベアの無端帯に切断機を有する走行枠が連結されている
ので、切断機で生材を切断する際に、その刃先を常にフ
リーローラの間に位置させることができる。そのため切
断時に刃先が搬送部材に接触することを回避できる。さ
らに切断時に発生する切粉をフリーローラの間から下方
に容易に落下させて排除することができる。また、この
切断装置は、生材を搬送する切断コンベアと切断機の駆
動を共通にできるので、装置が簡単になると共にコンパ
クトにできる。
第1図は押出成形板引取装置及びその付帯装置の側面
図、第2図はその平面図、第3図乃至第5図は切断部コ
ンベアの説明図、第6図は第2図のA−A矢視図、第7
図は従来の引取装置の説明図である。 a,b,cは生材、1は押出金型、2はフリーローラ、3は
フリーローラコンベア、5は切断部コンベア、6はチェ
ン、7は切断機、7aはカッター、7bはモーター、8は走
行枠、8bは横行枠、8cはモーター、10は駆動手段、10a
は駆動モーター、10bはネジ棒、11は速度検出ローラ、1
2は測長ローラ、13は傾斜フリーローラコンベア、15は
増速装置、15aはベルトコンベア、15bは昇降シリンダ
ー、16は供給コンベア、16aはローラ、17はパレット、1
8は循環コンベア、19は押込装置、20はパレット昇降装
置、20aは昇降シリンダー、21は速度検出ローラ、22は
センサーである。
図、第2図はその平面図、第3図乃至第5図は切断部コ
ンベアの説明図、第6図は第2図のA−A矢視図、第7
図は従来の引取装置の説明図である。 a,b,cは生材、1は押出金型、2はフリーローラ、3は
フリーローラコンベア、5は切断部コンベア、6はチェ
ン、7は切断機、7aはカッター、7bはモーター、8は走
行枠、8bは横行枠、8cはモーター、10は駆動手段、10a
は駆動モーター、10bはネジ棒、11は速度検出ローラ、1
2は測長ローラ、13は傾斜フリーローラコンベア、15は
増速装置、15aはベルトコンベア、15bは昇降シリンダ
ー、16は供給コンベア、16aはローラ、17はパレット、1
8は循環コンベア、19は押込装置、20はパレット昇降装
置、20aは昇降シリンダー、21は速度検出ローラ、22は
センサーである。
Claims (2)
- 【請求項1】押出成形機の押出金型に連設した生材を搬
送するためのフリーローラコンベアと、前記フリーロー
ラコンベアに連設すると共に複数のフリーローラを無端
帯に装着した切断部コンベアと、前記切断部コンベアの
無端帯と連結され且つ切断機を有する走行枠と、前記走
行枠を駆動するための駆動手段とにより構成したことを
特徴とする押出成形板の引取装置。 - 【請求項2】押出成形機の押出金型から押しだされてく
る生材を幅方向に切断する装置において、複数のフリー
ローラを無端帯に装着した切断部コンベアと、前記切断
部コンベアの無端帯と連結され且つ切断機を有する走行
枠と、前記走行枠を駆動するための駆動手段とにより構
成したことを特徴とする押出成形板の切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120588A JP2601311B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 押出成形板の引取装置及び切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120588A JP2601311B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 押出成形板の引取装置及び切断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01253406A JPH01253406A (ja) | 1989-10-09 |
JP2601311B2 true JP2601311B2 (ja) | 1997-04-16 |
Family
ID=13739981
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8120588A Expired - Lifetime JP2601311B2 (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 押出成形板の引取装置及び切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2601311B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH079609Y2 (ja) * | 1991-04-19 | 1995-03-08 | 和彦 熱田 | 粘土質体の切断搬送装置 |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP8120588A patent/JP2601311B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01253406A (ja) | 1989-10-09 |
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