JP3213362B2 - タイヤ構成部材の供給方法及びその装置 - Google Patents

タイヤ構成部材の供給方法及びその装置

Info

Publication number
JP3213362B2
JP3213362B2 JP34464191A JP34464191A JP3213362B2 JP 3213362 B2 JP3213362 B2 JP 3213362B2 JP 34464191 A JP34464191 A JP 34464191A JP 34464191 A JP34464191 A JP 34464191A JP 3213362 B2 JP3213362 B2 JP 3213362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tire
shaped material
constituting
conveyor
strip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34464191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05208725A (ja
Inventor
直樹 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP34464191A priority Critical patent/JP3213362B2/ja
Publication of JPH05208725A publication Critical patent/JPH05208725A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3213362B2 publication Critical patent/JP3213362B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • B29D30/44Stretching or treating the layers before application on the drum
    • B29D2030/4437Adjusting the dimensions of the layers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29DPRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
    • B29D30/00Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
    • B29D30/06Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
    • B29D30/38Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
    • B29D30/44Stretching or treating the layers before application on the drum
    • B29D2030/4437Adjusting the dimensions of the layers
    • B29D2030/4456Adjusting the dimensions of the layers by using speed differences, e.g. between conveyors or between conveyor and drum

Landscapes

  • Control Of Conveyors (AREA)
  • Tyre Moulding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、タイヤ構成帯状材料
の供給方法及びその装置に係わり、更に詳しくはタイヤ
成形ドラムの周長に略対応してその切断されたサイドト
レッド等のタイヤ構成帯状材料が、タイヤ成形ドラムの
周長より短いと判定した時、タイヤ構成帯状材料の長さ
を調整しながらタイヤ成形機のドラムに精度良く貼付け
ることが出来るタイヤ構成帯状材料の供給方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ成形ドラムの周長に略対応
させて切断されたタイヤ構成帯状材料をタイヤ成形ドラ
ムに供給して貼付ける装置として、例えば、特開昭63
−256430号公報に開示されている。この帯状材料
の貼付け装置は、供給されて来る帯状材料の先端上面
を、挟持パッドを備えた挟持手段で吸着保持した状態で
成形ドラムまで搬送して貼付け、圧着手段により圧着さ
せる。そして、帯状材料を巻付ける際には、前記挟持パ
ッドを備えた挟持手段で、帯状材料の後端上面を吸着保
持した状態で帯状材料の巻付け完了近傍まで吸着保持し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】ところで、上記のよ
うな帯状材料の貼付け装置は、帯状材料の先端及び後端
を成形ドラムに供給する場合、帯状材料の先端及び後端
の上面を挟持パッドを備えた一つの挟持手段で交互に吸
着保持しながら供給していたため、供給するための制御
が極めて複雑であり、また作業能率も悪いと言う問題が
あり、また帯状材料の先端部及び後端部を成形ドラムの
貼付ける位置まで保持していないため、帯状材料の先端
と後端とが変形する恐れがある上、精度良く突き合わせ
て貼付けることが難しいと言う問題があった。
【0004】また、押出し成形されたサイドトレッド等
のタイヤ構成帯状材料は、成形前にタイヤ成形ドラムの
周長に略対応させて予め切断するものであるが、タイヤ
構成帯状材料の冷却に伴い収縮する性質があり、これが
帯状材料の幅方向が一様でなく、また幅方向に異種の組
成のゴムが組合わされている場合には更にこれが助長さ
れるという問題があった。このためドラムの周長に略対
応させて切断したとしても、タイヤ成形ドラムに貼付け
時には概ね寸法が短くなり、しかもその隙間が幅方向で
一定しないため作業員がタイヤ構成帯状材料の後端側を
引張りながら貼付けると言う作業を行なわなければなら
ず、タイヤ構成帯状材料の先端と後端とを精度良く貼付
けることが出来ず、しかも作業能率が極めて悪いという
問題があった。
【0005】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、タイヤ成形ドラムの周長に略対応し
て切断されたタイヤ構成帯状材料が、タイヤ成形ドラム
に供給する前にタイヤ成形ドラムの周長より短いと判定
した時、タイヤ構成帯状材料の長さを調整することによ
り、常に精度良く貼付けることが出来、作業能率を著し
く向上させることが出来ると共に、生産性の向上を図る
ことが出来るタイヤ構成帯状材料の供給方法及びその装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、タイヤ成形ドラムの下方に、タイヤ成形ド
ラムに切断されたタイヤ構成帯状材料を搬送させる搬送
コンベヤーを設置し、この搬送コンベヤーの先端側を、
タイヤ成形ドラム側に向かって昇降させる圧着昇降手段
を設け、前記搬送コンベヤーの上方に、搬送されて来る
タイヤ構成帯状材料の先端部と後端部とを検出し、かつ
タイヤ構成帯状材料の長さを測定する先端検出センサー
と、後端検出センサーとを所定の間隔を隔てて設置し、
前記搬送コンベヤーに、搬送コンベヤーと共に移動また
は単独に停止可能で、かつタイヤ構成帯状材料の先端下
面を吸着保持する第1の把持圧着ユニットと、タイヤ構
成帯状材料の後端の上下面を挟持する第2の把持圧着ユ
ニット及び後端押さえ手段とを設け、前記先端検出セン
サーと後端検出センサーとに、測定したタイヤ構成帯状
材料の長さと、タイヤ成形ドラムの周長とを比較演算す
る演算制御装置を接続し、この演算制御装置を搬送コン
ベヤーの駆動装置に接続したことを要旨とするものであ
る。
【0007】
【発明の作用】この発明は、上記のように構成され、上
流側からタイヤ構成帯状材料が搬送コンベヤー上に搬送
されて来ると、第1の把持圧着ユニットでそのタイヤ構
成帯状材料の先端部側を吸着保持し、この状態により挟
持する。搬送コンベヤーの駆動と共にタイヤ構成帯状材
料の先端部を、タイヤ成形ドラム側へ所定の量だけ移動
させて切断装置により切断し、次いでタイヤ構成帯状材
料の後端側を第2の把持圧着ユニットと後端押さえ手段
とにより挟持し、更に搬送コンベヤーの駆動によりタイ
ヤ構成帯状材料の先端部をタイヤ成形ドラムの下方圧着
位置まで搬送する工程中に、搬送コンベヤー上に所定の
間隔で配設されたタイヤ構成帯状材料の先端検出センサ
ーと、後端検出センサーとでタイヤ構成帯状材料の長さ
を測定し、この測定値をタイヤ成形ドラムの周長とを比
較演算する。次いで搬送コンベヤーを揺動して帯状材料
の先端部をドラムに圧着しタイヤ成形ドラムの周面にタ
イヤ構成帯状材料を巻付ける際、タイヤ構成帯状材料の
長さがタイヤ成形ドラムの周長より短い場合にはその差
分距離に対応させて、タイヤ成形ドラムの周速よりも搬
送コンベヤーの送り速度を遅くすることにより、前記第
2の把持圧着ユニットと後端押さえ手段とで挟持してい
るタイヤ構成帯状材料の全体を引張り、タイヤの構成帯
状材料の全長に亘って均等に長さを調整しつつタイヤ構
成帯状材料の先端と後端とを突合わせて貼付けることに
より、常に精度の高い貼付け作業を行なうことが出来る
と共に、作業性及び生産性を向上させることが出来るも
のである。
【0008】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したサイド
トレッド等のタイヤ構成帯状材料Wをタイヤ成形ドラム
1に供給する供給装置の正面図、図2は図1のA−A矢
視半断面図を示し、前記供給装置は、タイヤ成形ドラム
1の下方に、タイヤ成形ドラム1の周長に略対応させて
予め定尺切断されたタイヤ構成帯状材料Wを搬送させる
搬送コンべヤー2が設置されている。
【0009】前記搬送コンべヤー2上には、搬送されて
来るタイヤ構成帯状材料Wの先端部と後端部とを検出
し、かつタイヤ構成帯状材料Wの長さLをエンコーダの
パルスカウントにより測定する光電管等の先端検出セン
サーPaと、後端検出センサーPbとが所定の間隔を隔
てて設置されている。前記搬送コンべヤー2の歯付きコ
ンべヤーベルト3は、コンべヤーフレーム4の前後に配
設されたヘッドプーリ5a,駆動プーリ5b及び複数の
ガイドプーリ5cにエンドレス状に掛回され、駆動プー
リ5bは、駆動モータ6により回転駆動されるものであ
る。また、前記先端検出センサーPaと後端検出センサ
ーPbとは、測定したタイヤ構成帯状材料Wの長さL
と、タイヤ成形ドラム1の周長とを比較演算する図示し
ない演算制御装置に接続され、この演算制御装置は搬送
コンベヤ2の駆動装置6(駆動モータ)に接続されてい
る。
【0010】前記コンべヤーフレーム4は、図1に示す
ように搬送コンべヤー2の長手方向と直交する向きに配
設された複数本のガイドレール7を介してベースフレー
ム8上に載置され、従ってコンべヤーフレーム4は、搬
送コンべヤー2の長手方向と直交する向きに移動出来る
と共に、前記ベースフレーム8に、前記搬送コンベヤー
2の長手方向と平行に載置された一対のガイドレールL
xを介して同じくベースフレーム8に設置されたロッド
レスシリンダーSにより、タイヤ成形ドラム1に対して
進退可能になっている。
【0011】前記、ベースフレーム8は、架台9上に設
置された揺動ベース11上に設置され、揺動ベース11
の基端部11aは、架台9上に設けられた支持軸12に
旋回出来るように支持され、揺動ベース11の先端部1
1bは、架台9に取付けられた圧着昇降手段である揺動
シリンダー13のロッド13aに連結されている。従っ
て、搬送コンべヤー2の先端側は、揺動シリンダー13
の伸縮作動によりタイヤ成形ドラム1に対して上下方向
に昇降出来るようになっている。
【0012】前記搬送コンベヤー2には、搬送コンベヤ
ー2と共に移動または停止可能で、かつタイヤ構成帯状
材料Wの先端下面Waを吸着保持する第1の把持圧着ユ
ニット14と、タイヤ構成帯状材料Wの後端下面Wbを
吸着保持する第2の把持圧着ユニット15とが設けられ
ている。なお、第1の把持圧着ユニット14と、第2の
把持圧着ユニット15とは、構成がほぼ同じなので、第
1の把持圧着ユニット14の構成を説明して第2の把持
圧着ユニット15の説明は省略する。
【0013】第1の把持圧着ユニット14は、図2及び
図3に示すように、ベースフレーム8上の相対向する位
置に設置されたコンべヤーフレーム4上に、スライドレ
ール16a,16bが平行に設置され、このスライドレ
ール16a,16bには、スライドブロック17a,1
7bを介して垂直な支持プレート18a,18bを相対
向して吊設した支持フレーム19a,19bが摺動可能
に載置されている。相対向する支持プレート18a,1
8bの上部には、軸受部材20を介して2本のシャフト
20a,20bが所定の間隔で、かつ平行に回転自在に
支持され、このシャフト20a,20bに、両端にウレ
タン製のフランジ21a,21bを設けたプーリ22
a,22bがカラー21及びキー23を介して固定され
ている。
【0014】また、前記シャフト20a,20b間の略
中央下方のフレーム10に支持された支持プレート18
a,18bには、軸受24を介してシャフト25が回転
自在に支持され、このシャフト25には、キー26を介
して歯付きプーリ27が固定されている。また、支持プ
レート18a,18bから突出したシャフト25の両端
には、歯付きプーリ27の回転を停止らせたり、フリー
回転させるためのブレーキ装置28a,28bが固定さ
れている。
【0015】前記シャフト20a,20b間の略中央に
は、タイヤ構成帯状材料Wの先端下面Waを吸着保持す
る吸着保持手段30が配設され、この吸着保持手段30
は、前記支持プレート18a,18bの上部側面に各々
固定された昇降シリンダー等の昇降手段31a,31b
と、この昇降手段31a,31bのロッド32上に載置
された載置プレート33と、この載置プレート33に所
定の間隔を隔てて取付けられた真空吸着パッド34とで
構成され、真空吸着パッド34の上端は、歯付きコンべ
ヤーベルト3上を搬送されて来るタイヤ構成帯状材料W
の下面近傍に位置している。また、図2において、35
及び36は、プーリ22a,22b及び歯付きプーリ2
7に設けられた蛇行防止のためのフランジである。
【0016】前記、第2の把持圧着ユニット15の吸着
保持手段30の上部には、タイヤ構成帯状材料Wの後端
部を吸着保持手段30とで挟持する後端押さえ手段40
が設置され、この後端押さえ手段40は、図4〜図6に
示すように、左右平行に配設された前記コンベヤーフレ
ーム4上に、直線ガイド41及びベース42を介してタ
イヤ構成帯状材料Wの後端部を押さえるエアーシリンダ
ー43が各々設置され、このエアーシリンダー43のロ
ッド43aの先端には、当接板44が立設されている。
【0017】また前記各エアーシリンダー43上には、
ベースプレート45を介してピン46を回転可能に支持
する左右一対のベアリング軸受47が設置され、このピ
ン46には、後端押えアーム48の基端部が回転自在に
支持されている。また、後端押えアーム48の基端部に
は、ピン49を介して連接アーム50の一端が連結さ
れ、この連接アーム50の他端は、前記立設された当接
板44にボールジョイント51を介して連結されてい
る。
【0018】前記左右一対の後端押えアーム48の先端
部には、後端押え板52が取付けられ、この後端押え板
52は、各エアーシリンダー43を伸長作動させて、後
端押えアーム48をピン46及び連接アーム50に設け
られたピン49を支点として図6に示すように旋回させ
た時、載置プレート33に取付けられたシリンダー(図
示せず)のロッドに固着された後端圧着ブロック53と
対応する位置になるように設定されている。
【0019】次に、タイヤ構成帯状材料Wを、タイヤ成
形ドラム1に供給する方法を図7〜図11を参照しなが
ら説明する。まず、第1の把持圧着ユニット14と、第
2の把持圧着ユニット15との真空吸着パッド34が作
用していない状態で、タイヤ構成帯状材料Wが搬送コン
べヤー2上に供給されて来ると、図8に示すように第1
の把持圧着ユニット14の複数の真空吸着パッド34が
作用してタイヤ構成帯状材料Wの先端下面Waを吸着す
る。そして、第1の把持圧着ユニット14の歯付きプー
リ27を設けたシャフト25のブレーキ装置28a,2
8bが作用して歯付きプーリ27はロックされた状態と
なり、また第2の把持圧着ユニット15の複数の真空吸
着パッド34は作用していない状態で、しかも図示しな
いブレーキ装置も作動していない状態となっている。従
って、第2の把持圧着ユニット15の歯付きプーリはフ
リーの状態である。
【0020】このような状態で、駆動モータ6により搬
送コンべヤー2を回転駆動させると図9に示すように、
タイヤ構成帯状材料Wの先端下面Waを吸着保持してい
る第1の把持圧着ユニット14は搬送コンべヤー2と共
に移動し、タイヤ成形ドラム1の周長に対応した所定の
距離だけ移動したら停止する。そこで、図示しない切断
装置によりタイヤ構成帯状材料Wを定尺に切断する。再
び搬送コンベヤー2及び第1の把持圧着ユニット14を
タイヤ成形ドラム1側へ移動させ、後端Wbが第2の把
持圧着ユニット15の上に到達したら停止する。
【0021】第2の把持圧着ユニット15の複数の真空
吸着パッド34を作用させてタイヤ構成帯状材料Wの後
端下面Wbを吸着すると共に、後端押さえ手段40の各
エアーシリンダー43を伸長作動させて後端押えアーム
48の後端押え板52と後端圧着ブロック53とでタイ
ヤ構成帯状材料Wの後端部を挟持する。そして、前記ブ
レーキ装置28a,28bも作動すると歯付きプーリは
ロック状態となり、第1の把持圧着ユニット14及び第
2の把持圧着ユニット15は、タイヤ構成帯状材料Wの
先端下面Wa及び後端下面Wbを吸着保持した状態で搬
送コンべヤー2の移動と共に、タイヤ成形ドラム1の下
部圧着位置まで移動する。タイヤ構成帯状材料Wの先端
部が、先端検出センサーPaを通過すると、先端検出セ
ンサーPaがタイヤ構成帯状材料Wの長さの測定を開始
する。
【0022】具体的には、図7に示すように、タイヤ構
成帯状材料Wの先端部が先端検出センサーPaの光軸を
遮光すると、エンコーダのパルスカウントが開始され、
タイヤ構成帯状材料Wの後端部が後端検出センサーPb
を通過するまでカウントを続ける。タイヤ構成帯状材料
Wの後端部が後端検出センサーPbを通過した時点で、
先端検出センサーPaによるカウントが停止し、このカ
ウントしたエンコーダパルス数を演算制御装置に出力し
て長さに換算し、予め設定されている先端検出センサー
Paと後端検出センサーPbとの距離Laに、演算制御
装置で換算した距離Lxを加算(La+Lx)して搬送
されて来るタイヤ構成帯状材料Wの実際の長さ(Lz)
とするものである。
【0023】この状態から、所定方向に回転駆動可能な
タイヤ成形ドラム1に対して、搬送コンベヤー2の先端
側を揺動シリンダー13を作動させて上昇させ、タイヤ
構成帯状材料Wの先端部を圧着させて貼付ける。図10
に示すように、タイヤ構成帯状材料Wがタイヤ成形ドラ
ム1に巻付けられ始めると、第1の把持圧着ユニット1
4のブレーキ装置28a,28bのロック状態が解除さ
れ、歯付きプーリ27はフリーの状態になり、一方、第
2の把持圧着ユニット15は、タイヤ構成帯状材料Wの
後端部Wbを吸着保持すると共に、後端押えアーム48
の後端押え板52と後端圧着ブロック53とでタイヤ構
成帯状材料Wの後端部は挟持された状態となっており、
この状態で搬送コンベヤー2の移動と共に、タイヤ成形
ドラム1側に向かって移動する。
【0024】この際、上記のようにタイヤ構成帯状材料
Wの実際の長さ(Lz)がタイヤ成形ドラム1の周長よ
り短いと判定された場合には、その短いと判定された距
離に相当して搬送コンべヤー2の送り速度を、タイヤ成
形ドラム1の周速よりも若干遅くなるように演算制御装
置で制御する。そして、図11に示すように、第2の把
持圧着ユニット15の真空吸着パッド34及び後端押さ
え手段40は、タイヤ構成帯状材料Wの後端部Wbがタ
イヤ成形ドラム1に巻付けられ、従って、タイヤ構成帯
状材料Wの先端と後端とが突き合わされる寸前の状態ま
でタイヤ構成帯状材料Wの後端部Wbを保持しているこ
とになる。この結果、切断されたタイヤ構成帯状材料W
がタイヤ成形ドラム1の周長より短い場合であっても、
タイヤ構成帯状材料Wは全長に渡って確実に、しかも均
等に伸ばされて修正され、これによりタイヤ構成帯状材
料Wの先端部Wa及び後端部Wbは変形することなく精
度良く貼付けることが出来るものである。
【0025】また、タイヤ構成帯状材料Wの先端部に後
端部を突き合わせた後、幅方向に複数配列された後端圧
着ブロック53をシリンダーで上昇させて前記突き合わ
せによる接合部を強固に圧着することで確実な接合寸法
となるものである。また、タイヤ構成帯状材料Wの巻付
けが完了した段階で、第1の把持圧着ユニット14及び
第2の把持圧着ユニット15のブレーキ装置28a,2
8bを作動させて各々の歯付きプーリ27をロック状態
にし、更に、駆動モータ6を逆転駆動すると、搬送コン
べヤー2と共に、第1の把持圧着ユニット14,第2の
把持圧着ユニット15及び後端押さえ手段40は、図8
に示す位置まで復帰して、次のタイヤ構成帯状材料Wが
供給されて来るまで待機する。
【0026】以上のような操作を繰返し行うことによ
り、タイヤ構成帯状材料Wの先端部及び後端部を変形さ
せずに、しかもタイヤ構成帯状材料Wの全体を均一に伸
ばすことで人手を介することなくタイヤ成形ドラム1に
対して精度良く貼付けることが出来る。ここで、タイヤ
構成帯状材料Wの先端,後端をそれぞれ第1の把持圧着
ユニット14,第2の把持圧着ユニット15に吸着させ
るに際し、定尺切断時切断線の前後を押さえたままの状
態で開放することなく、前記第1の把持圧着ユニット1
4,第2の把持圧着ユニット15に移載することが好ま
しいことは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】この発明は、上記のように構成され、タ
イヤ成形ドラムの周長に略対応して予め切断されたタイ
ヤ構成帯状材料が、タイヤ成形ドラムに供給する前にタ
イヤ成形ドラムの周長より短いと判定した時、タイヤ構
成帯状材料を全長に亘って均等に伸ばして確実に長さを
調整することにより、以下のような優れた効果を奏する
ものであります。 (1).タイヤ構成帯状材料の先端部及び後端部は局部的な
変形を伴うことなく 精度良く貼付けることが出来る。 (2).作 業能率を著しく向上させることが出来る。 (3).生 産性の向上を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したタイヤ構成帯状材料をタイ
ヤ成形ドラムに供給する供給装置の正面図である。
【図2】図1のA−A矢視拡大半断面図である。
【図3】図1のX部における拡大図で、図2のB−B矢
視断面図である。
【図4】図1のC−C矢視拡大平面図である。
【図5】後端押さえ手段の拡大正面図である。
【図6】後端押さえ手段の作動説明図である。
【図7】タイヤ構成帯状材料の長さを測定する方法を示
す供給装置の正面図である。
【図8】タイヤ構成帯状材料の先端下面を、第1の把持
圧着ユニットで吸着保持し、先端検出センサーによりカ
ウントを開始する状態を示す説明図である。
【図9】タイヤ構成帯状材料の先端下面を第1の把持圧
着ユニットで吸着保持した状態で、タイヤ成形ドラムの
周長に略対応した距離だけ移動させた状態を示す説明図
である。
【図10】タイヤ構成帯状材料の長さを測定した後、タ
イヤ成形ドラムに巻付けている状態を示す説明図であ
る。
【図11】タイヤ成形ドラムに対してタイヤ構成帯状材
料の巻付けが完了した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 タイヤ成形ドラム 2 搬送コンべ
ヤー 13 圧着昇降手段 14 第1の把
持圧着ユニット 15 第2の把持圧着ユニット 40 後端押さ
え手段 Pa 先端検出センサー Pb 後端検出
センサー W タイヤ構成帯状材料 Wa タイヤ構
成帯状材料の先端下面 Wb タイヤ構成帯状材料の後端下面 La 先端検出センサーと後端検出センサーとの距離 Lz タイヤ構成帯状材料Wの実際の長さ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タイヤ構成帯状材料が搬送コンベヤー上
    に搬送されて来ると、第1の把持圧着ユニットでそのタ
    イヤ構成帯状材料の先端側下面を吸着保持し、この状態
    で搬送コンベヤーを駆動してタイヤ構成帯状材料をドラ
    ム側へ所定の距離移送させた後切断装置により切断し、
    次いでタイヤ構成帯状材料の後端側を第2の把持圧着ユ
    ニットと後端押さえ手段とにより挟持し、タイヤ構成帯
    状材料の先端部をタイヤ成形ドラムの下方圧着位置まで
    搬送する間に、搬送コンベヤー上に所定の間隔で配設さ
    れたタイヤ構成帯状材料の先端検出センサーと、後端検
    出センサーとでタイヤ構成帯状材料の長さを測定し、こ
    の測定値とタイヤ成形ドラムの周長とを比較演算し、タ
    イヤの構成帯状材料の先端部を成形ドラムに圧着して成
    形ドラムの周面に巻付ける際、タイヤ成形ドラムの周速
    と搬送コンベヤーの送り速度の連比を変えてタイヤの構
    成帯状材料の全長に亘って均等に長さを調整しつつタイ
    ヤ構成帯状材料の先端と後端とを突合わせて貼付けるこ
    とを特徴とするタイヤ構成帯状材料の供給方法。
  2. 【請求項2】 タイヤ成形ドラムの下方に、タイヤ成形
    ドラムの周長に略対応して切断されたタイヤ構成帯状材
    料を搬送させる搬送コンべヤーを設置し、この搬送コン
    べヤーの先端側を、タイヤ成形ドラム側に向かって昇降
    させる圧着昇降手段を設け、前記搬送コンべヤーの上方
    に、搬送されて来るタイヤ構成帯状材料の先端部と後端
    部とを検出し、かつタイヤ構成帯状材料の長さを測定す
    る先端検出センサーと、後端検出センサーとを所定の間
    隔を隔てて設置し、前記搬送コンべヤーに、搬送コンべ
    ヤーと共に移動または単独に停止可能で、かつタイヤ構
    成帯状材料の先端下面を吸着保持する第1の把持圧着ユ
    ニットと、タイヤ構成帯状材料の後端の上下面を挟持す
    る第2の把持圧着ユニット及び後端押さえ手段とを設
    け、前記先端検出センサーと後端検出センサーとに、測
    定したタイヤ構成帯状材料の長さと、タイヤ成形ドラム
    の周長とを比較演算する演算制御装置を接続し、この演
    算制御装置を搬送コンベヤの駆動装置に接続したことを
    特徴とするタイヤ構成帯状材料の供給装置。
JP34464191A 1991-12-26 1991-12-26 タイヤ構成部材の供給方法及びその装置 Expired - Fee Related JP3213362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34464191A JP3213362B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 タイヤ構成部材の供給方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34464191A JP3213362B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 タイヤ構成部材の供給方法及びその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05208725A JPH05208725A (ja) 1993-08-20
JP3213362B2 true JP3213362B2 (ja) 2001-10-02

Family

ID=18370839

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34464191A Expired - Fee Related JP3213362B2 (ja) 1991-12-26 1991-12-26 タイヤ構成部材の供給方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3213362B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3423089B2 (ja) * 1994-12-09 2003-07-07 横浜ゴム株式会社 帯状材料の供給,貼付け方法
JP4490551B2 (ja) * 2000-04-26 2010-06-30 住友ゴム工業株式会社 トレッドゴムの貼付け方法及び貼付け装置
JP4558151B2 (ja) * 2000-06-30 2010-10-06 住友ゴム工業株式会社 タイヤ構成部材の貼付け装置
NL1024009C2 (nl) * 2003-07-28 2005-02-07 Vmi Epe Holland Loopvlakapplicatieinrichting.

Also Published As

Publication number Publication date
JPH05208725A (ja) 1993-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3190051B2 (ja) 帯状部材の貼付け方法および装置
JP2006352054A (ja) 貼付装置
TW200834701A (en) Method for cutting protective tape of semiconductor wafer and apparatus for cutting the protective tape
JPH0745208B2 (ja) 円筒状タイヤ構成部材の成形方法および装置
JP2000159399A (ja) 帯状部材の接合方法および接合装置
JP3213362B2 (ja) タイヤ構成部材の供給方法及びその装置
JP3179131B2 (ja) 帯状部材の貼付け方法および装置
CN111729812A (zh) 一种灯带点胶系统及其点胶方法
JP3494269B2 (ja) 帯状材料の貼り付け方法及びその装置
JP3388008B2 (ja) タイヤ構成帯状部材の供給方法及び装置
JP2639761B2 (ja) タイヤ構成帯状材料の供給方法及びその装置
JPH079586A (ja) タイヤ成型ドラムへの帯状部材の貼付け方法及び装置
JP4281862B2 (ja) 帯状材料の継合わせ方法及びその装置
JPH02151426A (ja) シート体のジョイント方法とその装置
JPH07115426B2 (ja) 帯状部材の貼付け方法および装置
JP3423089B2 (ja) 帯状材料の供給,貼付け方法
CN111545415A (zh) 一种灯带整平装置
JP3745874B2 (ja) 巻取仕立て装置
JP3630938B2 (ja) 薄厚シールの自動貼着方法および装置
JPH06238772A (ja) オートスプライス装置
JP2014213569A (ja) 帯状ゴム部材の接合方法および接合装置
CN220431805U (zh) 密封条自动分段机
JP3007113B2 (ja) 帯状ゴム部材の貼付け方法および装置
JP3636496B2 (ja) 帯状ゴムシート材料接続装置
CN212370496U (zh) 一种灯带整平装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080719

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090719

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees