JP3678460B2 - シート類供給方法及びその供給装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、シート類の加工セクションへの供給方法及びこれを実施するシート類供給装置に関するものであり、特に、積層状態にあるシート類を一枚づつ連続的に加工セクションに供給する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来技術及び課題】
この種のシート類供給装置は、例えば、図1に示すような打抜き装置に採用される。この打抜き装置では、打抜きセクションのワーク(W) の入口側と出口側に一対のローラからなる間欠移送装置(4a)(4b)が設けられる。そして、この入口側に隣接させて、積層状態にあるワーク(W) としての紙葉やシートを所定のタイミングで一定ストローク持ち上げるリフタ(1) と、このリフタ(1) の最上層のワーク(W) を吸着する吸着装置(2a)及びこれを移送して打抜きセクションの入口側の間欠移送装置(4a)にワーク(W) を投入する為の移送装置(2b)を具備する吸着移送装置(2) と、からなるシート類投入装置が設けられる。従って、吸着移送装置(2) によって投入されたワーク(W) は入口側の間欠移送装置(4a)によって打抜きセクション内に間欠的に送り込まれる。
【0003】
打抜きセクションでは、これに投入されたワーク(W) は、当初は、入口側の間欠移送装置(4a)によって打抜き機構部に所定のタイミングで間欠移送され、その後、間欠移送装置(4a)(4b)によってワーク(W) の移送方向の前後両側が同期的に間欠移送される状態を経て、最後は、出口側の間欠移送装置(4b)によってワーク(W) が間欠移送される。
【0004】
そして、このワーク(W) についての加工が終了した時点で吸着装置(2a)に保持された新たなワーク(W) が入口側の間欠移送装置(4a)に投入されて上記した一連の打抜き動作が実行される。
ところが、このものでは、打抜き機構部自体の動作を高速化させ得たとして、前後に連続させたワーク(W)(W)の全体の打抜き所要時間が短縮できない。先行するワーク(W) の打抜き終了後、後続のワーク(W) の打抜きが開始されるまでの待ち時間が必要以上に長くなるからである。
【0005】
そこで、打抜きセクションに投入されたワーク(W) の加工がある程度進行した時点で吸着装置(2a)によって吸着されたワーク(W) を入口側の間欠移送装置(4a)に投入して、この間欠移送装置(4a)により後続の新たなワーク(W) を一定寸法頭出しした後打抜き加工を連続させる方法が考えられる。この場合には、打抜きセクションでは、上記した待ち時間のない態様で打抜き動作が実行される。
【0006】
ところが、この場合、前記頭出しの為の間欠移送装置(4a)の移送量を一定に設定した場合には、吸着装置(2a)によって吸着保持された新たなワーク(W) と間欠移送装置(4a)との間隔にバラツキがある場合に、このバラツキがそのまま頭出し寸法のバラツキとなり、各ワーク(W) に対する正確な打抜きが出来ない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、打抜き動作等を実行する加工セクションの入口側に設けた間欠移送装置(4a)によってシート状のワーク(W) を一定寸法頭出しする場合において、その頭出し寸法精度を向上させて、前記ワーク(W) に対する連続加工の加工精度を高められるようにすることをその課題とする。
【0007】
[請求項1の発明]
【0008】
【技術的手段】
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『加工セクションの入口側に設けた間欠移送装置(4a)によってシート状のワーク(W) を前記加工セクションに一定寸法頭出しさせると共に、その後前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させるシート類供給方法において、
前記間欠移送装置(4a)は上下一対のローラ(R1)(R2)によってワーク(W) をクランプして間欠移送する構成とすると共に、前記ワーク(W) が前記ローラ(R1)(R2)から外れると移送動作を停止して前記ローラ(R1)(R2)相互が接触する構成とし、
前記間欠移送装置(4a)の上手側に連続させて未加工の新たなワーク(W) を待機させるためのワーク待機部を設け、
前記ワーク待機部内に待機させたワーク(W) を下手側に押出してその先端を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接触部に押し当てた状態に待機させる工程と、
その後に、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)によって一定寸法の頭出しをする工程と、
を備えた』ことである。
【0009】
【作用】
上記技術的手段は次のように作用する。
加工セクションにおける加工が進行する間に、ワーク待機部内に待機させたワーク(W) を下手側に押出してその先端を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接触部に押し当てた状態に待機させる。
【0010】
その後に、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)によって一定寸法の頭出しをする工程が実行される。
したがって、加工セクションにワーク(W) が投入される際、前記ローラ(R1)(R2)と新たなワーク(W) との間隔が常に接触状態にあって、頭出し開始時の新たなワーク(W) の先端と前記ローラ(R1)(R2)との間にはバラツキが生じないものとなる。従って、上記頭出し寸法は、頭出しの為に回転駆動されるローラ(R1)(R2)の回転角度に正確に一致したものとなる。
【0011】
【効果】
頭出し寸法は、頭出しの為に回転駆動されるローラ(R1)(R2)の回転角度に正確に一致したものとなるから、ローラ(R1)(R2)を一定角度回転させることによる頭出し位置が正確なものとなり、加工セクションに新たに投入されるワーク(W) の加工開始位置の精度が向上する。
【0012】
また、後続のワーク(W) の先端は、これを移送するための一対のローラ(R1)(R2)の境界部に押し付けられているから、前記ローラ(R1)(R2)の正転駆動による頭出し動作が円滑且確実となり、頭出し動作不良が防止できる。
また、頭出し動作が高速化できる。
[その他の発明]
請求項2の発明は、加工セクションの入口側と出口側に設けた間欠移送装置(4a)(4b)の連動により、シート状のワーク(W) を前記加工セクションに投入すると共に前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させ、加工終了後に前記加工セクションから排出させ、前記ワーク(W) の加工進行度合いに応じて新たなワーク(W) を順次前記加工セクションに各別に供給するシート類供給方法に、上記請求項1の発明を利用したものである。
【0013】
このため、上記請求項1の主要部の工程を『先行するワーク(W) に対する加工が進行して当該ワークの後端が前記間欠移送装置(4a)から外れた後に、前記ワーク待機部内に待機させたワーク(W) を下手側に押出してその先端を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接触部に押し当てた状態に待機させる工程と、
その後、先行するワーク(W) の加工が終了する前に、新たなワーク(W) を、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)によって一定寸法頭出しさせることにより前記先行するワーク(W) に対して連続する位置に投入する工程と、を備えた構成』としたものであり、シート状のワーク(W) を加工セクションに連続的に供給できると共に、加工の連続性が確保できる。特に、前記ワーク(W) から一定形状の製品を一定ピッチで打抜く加工の場合、それぞれ別個をワーク(W) (W) を連続的に供給して前記打抜き加工を連続させられる。
【0014】
請求項4の発明は、上記請求項1の発明の方法を実施するための装置であり、このために採用される技術的手段は『加工セクションの入口側に設けた間欠移送装置(4a)によってシート状のワーク(W) を前記加工セクションに一定寸法頭出しさせ、その後前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させるようにしたシート類供給装置において、
前記間欠移送装置(4a)は上下一対のローラ(R1)(R2)によってワーク(W) をクランプして間欠移送する構成とすると共に、前記ワーク(W) が前記ローラ(R1)(R2)から外れると移送動作を停止して前記ローラ(R1)(R2)相互が接触する構成とし、
前記間欠移送装置(4a)の上手側に連続させて未加工の新たなワーク(W) を待機させるためのワーク待機部を設け、
前記ワーク待機部には、先行するワーク(W) が前記間欠移送装置(4a)から外れた後に前記ワーク待機部内の後続のワーク(W) を下手側に押出してその先端部を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R1)の接触部に押し当てるための押出し装置(5) を設け、
上記頭出し動作を開始するためのワーク投入信号により前記ローラ(R1)(R2)を一定角度駆動させて後続のワーク(W) を加工セクションに一定寸法頭出しした後所定の間欠移送動作を実行させ、当該ワーク(W) がこれらローラ(R1)(R1)から外れた時に移送動作を停止させるようにしたワーク投入装置を設け、
前記押出し装置(5) は、前記間欠移送装置(4a)の前記ローラ(R1)(R2)による後続のワーク(W) 頭出し動作終了後にワーク(W) を押出せようにした初期状態に復帰する構成とした』ことである。
【0015】
この手段の採用により、上記請求項1の発明が円滑に実施される。
請求項5の発明は、前記請求項4の発明を『加工セクションの出口側には前記間欠移送装置(4a)と独立的に又は同期的に作動させる間欠移送装置(4b)を設け、
これら間欠移送装置(4a)(4b)により、加工セクションに頭出しされたワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させると共に、加工終了後のワーク(W) を前記加工セクションから排出させるようにしたワーク投入排出装置を構成し、
加工セクションに於けるワーク(W) の加工に伴って前記ワーク(W) の後端部が上記間欠移送装置(4a)から離れたときに押出し信号を出力する検知手段(501) と、前記後端部が加工部の上手側の所定の位置に達したときにワーク投入信号を出力する構成の検知手段(500) とを具備させ、
検知手段(501) からの押出し信号により押出し装置(5) による押出し動作を開始させ、前記ワーク投入信号入力後に押出し装置(5) を初期状態に復帰するための押出し制御装置を設け、
前記検知手段(500) からの前記ワーク投入信号により先行するワーク(W) と後続のワーク(W) との間隙が設定寸法になるように間欠移送装置(4a)の頭出し動作を実行させるようにしたワーク投入制御装置を設けた』ことである。
【0016】
この構成の採用により、ワーク(W) を加工セクションに連続的に供給でき、加工を連続的に実行できるものとなる。
【0017】
【実施例】
次に、上記した本発明の実施例を図面に従って詳述する。
図2〜図10に示す実施例は、本発明をプリペイドカードやキャッシュカードなどの打抜き装置に実施したものであり、図2、図3に示すように、リフタ(1) にて積層状態に支持された合成樹脂シートからなるワーク(W)(W)群を、前記積層位置(A) から中継セクション(B) を介して打抜きセクション(C) に間欠的に移送し、この打抜きセクション(C) にて前記ワーク(W) から所定の印刷部(PT)(PT)を打抜いてプリペイドカードやキャッシュカードとするものである。
【0018】
[リフタ(1) について]
リフタ(1) は、矩形のシートに形成されたワーク(W) を昇降台(11)に積層し、この昇降台(11)を間欠的に持ち上げるようにした構成であり、中継セクション(B) のフレームの側壁から突出させた一対の枠体(10)(10)のそれぞれに設けた一対の昇降チェーン(12)(12)により前記昇降台(11)の両端が夫々2か所で支持されている。
【0019】
そして、前記昇降チェーン(12)(12)は各枠体(10)の上下に設け且回転軸に一対のスプロケットを所定の間隔で配置した構成のギヤ装置(13)(13)間に張設され、前記ギヤ装置(13)(13)の回転軸はブレーキモータ(14)の出力軸(15)に共に歯車伝動させている。
上記出力軸(15)の傘歯車がギヤ装置(13)(13)の回転軸の傘歯車に対して共に内側に位置させたことから、昇降台(11)の両側に配される昇降チェーン(12)(12)相互が対称に回転走行され、その内側の走行域、つまり、昇降台(11)の両側の支持部は同期的に且同方向に昇降駆動されることとなる。しかも、これらの昇降動作が一つのブレーキモータ(14)によって駆動されることとなる。
【0020】
又、積層状態にあるワーク(W) の上端部に一致し且ワークの移送方向の後端に一致する位置には位置決め板(71)(71)が、後述の支持桟(22)(22)から後方に突出する一対の保持棒(72)(72)の後端部から垂下している。この位置決め板(71)(71)はその下端部で後方に斜めに屈曲しており、昇降台(11)の間欠上昇によって積層されたワーク(W) が持ち上げられると、これらが前記屈曲部によって案内されて適正な位置にそろえられる。一方、積層位置(A) の出口側にも当て板(73)(73)が設けられ、上層部のワーク(W) の前方端の位置がこれによって位置決めされる。従って、前記当て板(73)(73)と位置決め板(71)(71)とによって上方に持ち上げられたワーク(W) の前後の位置が位置決めされる。
【0021】
[吸着移送装置(2) について]
吸着移送装置(2) は、吸着装置と、これを移送する移送装置とからなり、上記枠体(10)(10)の上端部間に架設した一対の支持桟(22)(22)に設けられる。
前記吸着装置は、図2、図3に示すように、前記支持桟(22)(22)の中央部にこれらを貫通するように設けた一対のガイド軸(23)(23)の先端部(後述の中継ローラ(300) 側の先端部)をつなぐ取付け板(24)に支持させた揺動腕(25)と、この揺動腕(25)の先端に設けた吸盤(21)と、前記揺動腕(25)を所定のタイミングで揺動させる為に前記取付け板(24)に設けてその出力軸を前記揺動腕(25)に連結したエアーシリンダ(26)とからなる。なお、前記出力軸の直線運動によって揺動腕(25)を揺動させるために、エアーシリンダ(26)は、取付け板(24)に設けたブラケットにより首振自在に保持されている。また、前記吸盤(21)には吸引装置(211) から延びる柔軟な吸引回路が接続されており、ワーク(W) を吸着保持するときにこの吸引装置(211) が作動状態となる。
【0022】
上記移送移送装置は、前記ガイド軸(23)(23)と、支持桟(22)に取付けて当該支持桟(22)を貫通させた出力軸を上記取付け板(24)に連結させたエアーシリンダ(27)とから構成され、このエアーシリンダ(27)の動作により、前記取付け板(24)が中継セクション(B) の入口側に設けた中継ローラ(300) に対して進退する。
なお、この実施例のエアーシリンダ(27)の出力軸の進退ストロークは予め一定ストロークに設定されており、正駆動時の始点位置では、前記出力軸に連結した上記吸着装置の吸盤(21)が積層状態にあるワーク(W) の移送方向の前方端部から一定の距離後方位置の上方にあり、この位置から最進出した位置では、前記吸盤(21)によって保持されたワーク(W) の先端が中継ローラ(300) 内に一定距離侵入した状態となる。そして、このエアーシリンダ(27)は、正駆動信号入力により前記始点位置から最進出位置まで移動して停止し、逆駆動信号入力により前記最進出位置から始点位置まで復帰移動して停止する。
【0023】
なお、積層位置に於ける最上層のワーク(W) の位置は既述のように位置決めされているから、吸盤(21)による吸着位置も正確なものとなる。
[中継ローラ(300) について]
中継ローラ(300) は、図4、図5に詳細に示すように、中継セクション(B) のフレームの上面の前記リフタ(1) 側の端縁にて上下に並設され且夫々の表面にゴム等の摩擦係数の高い滑り止め層(S) を形成した上ロール(3a)及び下ロール(3b)と、下ロール(3b)を回転駆動するギヤードモータ(以下、単に駆動装置(31)という)と、上方の上ロール(3a)と前記下ロール(3b)に対して接離駆動させるエアーシリンダ(37)とからなる。
【0024】
前記下ロール(3b)は、前記フレームの上面の両側に設けた一対の軸受(34)(34)によって回転自在に軸支され、一方の軸受(34)から突出する軸部はトルクリミッタ(33)を介して前記駆動装置(31)の出力軸に連結されている。
他方の上ロール(3a)は、前記軸受(34)から上方に突出する一対のガイド軸によって昇降自在に支持された軸受体(35)(35)によってその両端が軸支され、前記ガイド軸の上端間をつなぐように、下ロール(3b)の上方に架設した架橋板(36)の上面に取付けたエアシリンダ(37)(37)の出力軸が前記軸受体(35)(35)に各別に連結されている。尚、前記エアシリンダ(37)(37)は同期して動作し、この動作によって上ロール(3a)が昇降駆動されて下ロール(3b)に対して接離する。(図4、図5参照)
下ロール(3b)は、ワーク(W) が投入されると、駆動装置(31)により回転駆動されて前記ワーク(W) は中継セクション(B) に投入される。
【0025】
[中継セクション(B) 及び打抜きセクション(C) について]
中継セクション(B) は、図2、図3に示すように、これのフレームの一側に設けられる積層位置(A) と、前記のフレームの他側に設けられる打抜きセクション(C) との間に介在される。
打抜きセクション(C) は、その両端に設けられ且一対のローラ(R1)(R2)からなる間欠移送装置(4a)(4b)間に、打ち抜き機構を装備させた構成である。そして、一方の入口側の間欠移送装置(4a)と既述の中継ローラ(300) との間隔が一枚のワーク(W) の送り方向の長さよりも長く設定されている。
【0026】
前記間欠移送装置(4a)(4b)は共に、上記中継ローラ(300) と同様の機能構成であり、ワーク(W) 投入動作に合わせて上下のローラ(R1)(R2)(中継ローラ(300) の上ロール(3a)及び下ロール(3b)に相当する)が接離され、且、回転駆動される。
この中継セクション(B) には中継ローラ(300) によって送り込まれたワーク(W) を支持するためのワーク支持板(41)とその上手側に設けられた押出し装置(5) としての押出しベルト(51)が設けられている。前記押出しベルト(51)の高さは中継ローラ(300) の上ロール(3a)と下ロール(3b)の対接部以下の高さに設定される。この実施例では同じ高さに設定されている。
【0027】
一方、前記押出しベルト(51)は上記ワーク支持板(41)と同じ高さに設定され、このワーク支持板(41)の高さは上記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接点と同じ高さに設定されている。
この実施例の押出しベルト(51)は、中継ローラ(300) の一部の機能を兼用しており、中継セクション(B) に設けられたプーリ(59)と、上記下ロール(3b)との間に無端ベルトを介装した構成としてあり、中継ローラ(300) の駆動装置(31)によって前記押出しベルト(51)の上側が前記間欠移送装置(4a)に向かって走行する構成(往路側)であり、その一部には移送用の爪(52)が突出している。
【0028】
そして、下ロール(3a)において、前記押出しベルト(51)が掛けられた部分の直径は、ベルトの厚さに相当する分、小径に設定され、他方の上ロール(3b)では、前記爪(52)の先端までの厚さ寸法に相当する分小径に設定されている。したがって、前記押出しベルト(51)及び爪(52)が前記小径部を介して走行することとなり、中継ローラ(300) の動作の障害となる心配がない。
【0029】
前記駆動装置(31)は頭出し動作の為に次のように制御される。
図6のように、中継セクション(B) にワーク(W) が投入されたとき、爪(52)が押出しベルト(51)の復帰経路側に位置した初期位置にあって、その後、間欠移送装置(4a)が停止状態になると、下ロール(3b)の駆動により押出しベルト(51)が正駆動されて前記爪(52)が押出しベルト(51)の往路側に移って、中継セクション(B) の下手側に移動される。これにより、図7のように、前記ワーク(W) が下手側に移送され、停止状態にある間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接点部にワーク(W) の先端部が押しつけられる。この後、図8のように、既述の頭出し動作が実行される。
【0030】
そして、ワーク(W) が中継セクションに投入される度に、押出しベルト(51)の前記一連の制御動作が実行される。
打抜きセクション(C) は、公知の構成であり、間欠移送装置(4a)からワーク(W) が送り込まれると所定のタイミングで間欠移送装置(4b)との間に設けられた打ち抜き機構が作動してワーク(W) から一定形状の製品を打ち抜く。この実施例では、一枚のワーク(W) には、図3のように、製品図柄の印刷部(PT)が一定のピッチで行列状に印刷されており、打抜き機構にはワーク(W) の移送方向に対して横方向の印刷部(PT)数の打抜き型部が設けられ、一度に一行分が打抜かれる。また、ワーク(W) の移送方向の前方半分が打抜くまでは前記間欠移送装置(4a)によってワーク(W) が間欠移送され、この後、ワーク(W) の移送方向の後半部の打抜きでは、間欠移送装置(4b)によってワーク(W) が間欠移送され、打抜きが完了するとスクラップ部が前記間欠移送装置(4b)のローラ(R1)(R2)の回転によって打抜きセクション(C) から排出される。
【0031】
前記間欠移送装置(4a)(4b)の内、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)は上記した中継ローラ(300) とは異なり、常時一定の加圧力によって接触されている。そして、駆動装置(31)によって下方のローラ(R1)が回転駆動されてワーク移送状態になると、上方のローラ(R1)が前記加圧力にこうしてワーク(W) の厚さ分だけ持ち上げられる構成である。
【0032】
打抜きセクションの出口側の間欠移送装置(4b)の上方のローラ(R1)は、エアーシリンダ(37)によって下方のローラ(R1)に対して接離されるものであり、ワーク(W) についての打抜きが進行してワーク(W) (スクラップ)の先端がこの間欠移送装置(4b)に達する時点では、上方のローラが持ち上げられており、前記先端部が一定ストロークローラ(R1)(R2)間に侵入するとエアーシリンダ(37)によって上方のローラ(R1)が下方に押し下げられ、駆動装置(31)の駆動によって前記ワーク(W) の移送が開始されるようになっている。
【0033】
[移送モードについて]
なお、この実施例では、図9の(イ)〜(ハ)に示すように、先行するワーク(W) と後続のワーク(W) とがごく僅かの間隔(D) で連続する態様に上記間欠移送装置(4a)によって頭出しされた後、2つのワーク(W) が共に間欠移送されて製品が打ち抜かれる構成となっている。
【0034】
したがって、1サイクルのワーク(W) の移送ピッチの組み合わせ(以下、移送モードという)は、ワーク(W) に配列される製品を連続的に打抜くときの中間移送ピッチ(P1)と、先行するワーク(W) の後端の製品が打ち抜かれてから後続のワーク(W) の先頭の製品が打抜かれるまでの1つの継ぎ目移送ピッチ(P2)との組み合わせとなる。
【0035】
各ワーク(W) から全ての製品を打抜く為の打抜き回数(N) に対して、後続のワーク(W) が間欠移送装置(4a)に頭出し状態に投入されてから先行するワーク(W) からの製品の打抜きが終了するまでの打抜き回数を(M) とすれば、間欠移送装置(4a)にワーク(W) が投入されてから、このワーク(W) は、打抜き回数(M) までは中間移送ピッチ(P1)で間欠移送されると図9の(ロ)の状態となり、その後継ぎ目移送ピッチ(P2)の移送が行われて図9の(ハ)の状態となり、この後は中間移送ピッチ(P1)で(N−M−1)回の間欠移送が行われると、図9の(イ)の状態に復帰する。
【0036】
尚、前記打ち抜き動作回数はカウンタ(6)(図示せず)によって計測される。また、上記移送違ピッチの精度を高めるため、ローラ(R1)を駆動するための回転駆動装置(31)としては、サーボモータを採用している。上記1サイクルの移送モードを構成する移送ピッチのそれぞれに対応する駆動信号が前記サーボモータに入力される。
【0037】
この実施例では、カウンタ(6) の計数値が上記「N」になる度に、間欠移送装置(4a)側では頭出し動作が実行される、つまり、前記カウンタ(6) の計数値と上記設定値「N」とを比較する比較手段(後述のステップST12、既述の検知手段(500) に相当する)からの出力により上記サーボモータが設定角度だけ回転駆動されて、その時点まで間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接点部に先端が押しつけられていたワーク(W) が一定寸法頭出しされて、図7の(イ)の状態となる。
【0038】
また、カウンタ(6) の計数値が「m」に達すると、ワーク(W) の後端が間欠移送装置(4a)から外れることから、この計数値が「m」になったか否かを判定するための後述のステップST12が既述の検知手段(501) に相当する。
したがって、この実施例の上記サーボモータの制御は、カウンタ(6) の計数値が設定値(N) になる毎に、「一定寸法の頭出し」→「M階の中間移送ピッチ(P1)での送り」→「1回の継ぎ目移送ピッチ(P2)での送り」→「(N−M−1)回の中間移送ピッチ(P1)での送り」からなる一連の間欠移送動作が打抜き動作と同期するようにくり返し実行されるようになっている。
【0039】
また、カウンタ(6) の計数値が「m」になる度に、上記押出し動作が実行される。
[各部の動作について]
上記実施例の装置の場合、各部はマイクロコンピュータによって制御される。打抜き動作の実際を、図10に示すフローチャートに従って説明する。
【0040】
始動時には中継セクション(B) 及び打抜きセクション(C) にはワーク(W) がないことから、間欠移送装置(4a)(4b)による上記移送モードの実行開始時期と打ち抜き機構の始動時期を設定するために、図8のように、中継セクション(B) にはワーク(W) を収容して、打抜きセクション(C) に一定寸法だけワーク(W) を頭出しした状態にセットする。(ステップST1)
これで初期設定が終了する。なお、このとき、吸盤(21)にはワーク(W) が同図のようには吸着されていない。
【0041】
この状態で、カウンタ(6) を作動させて、打抜き機構と間欠移送装置(4a)(4b)を同期的に作動させる。(ステップST2)
この動作初期の段階では、打抜き機構部にはワーク(W) が存在しない(図9−(イ)において、先行するワーク(W) がない状態)から、空打ち状態となり、所定回数の打抜きが実行されてワーク(W) の先端部が打抜き機構部に達した時点から実際の打抜き加工が実行される。
【0042】
この動作中にリフタ(1) に積層されているワーク(W) 群に対して次の吸着動作が実行される。
前記ワーク(W) 群に対して給紙方向における前方端近傍には、初期位置にある吸着装置(2a)の吸盤(21)は最上層のワーク(W) から離れている。そして、この後、吸着信号入力によって吸引装置(211) が「オン」となる( ステップST3)と共にエアーシリンダ(26)が正駆動して最上層のワーク(W) を吸着する。この後、エアーシリンダ(26)は一定の待機時間(0.1秒程度)を置いた後逆駆動されて吸盤(21)が上方の初期位置に復帰する。つまり、エアーシリンダ(26)の上記往復駆動により図7のようにワーク(W) が吸着保持される。(ステップ:ST4)
次いで、カウンタ(6) の計数値が「m」なるとワーク(W) の後端が間欠移送装置(4a)から前方に外れたと判定されて(ステップST5 )、エアーシリンダ(27)が一定時間正駆動して予め設定された距離だけ取付け板(24)が中継ローラ(300) 側に駆動される。(ステップST6)
これにより、図8のように、前記吸盤(21)に吸着保持されたワーク(W) の先端が中継ローラ(300) の上ロール(3a)と下ロール(3b)との間に投入される。
【0043】
なお、このとき、エアーシリンダ(37)が初期状態にあって上ローラ(3a)は下ローラ(3b)から上方に離されている。
この後、図6のように、前記エアーシリンダ(37)が正駆動して上ローラ(3a)が下ローラ(3b)に対接されて、吸引装置(211) がオフとなり(ステップST7)、駆動装置(31)により下ロール(3a)が一定角度(ワーク(W) を中継セクション(B) に投入するに必要な回転角度)回転駆動されて(ステップST8)、ワーク(W) の全体が中継セクション(B) 内に完全送り込まれることとなる。この後、エアーシリンダ(27)が逆駆動されて初期位置に復帰する。(ステップST9)
次いで、エアーシリンダ(37)が逆駆動することにより上ローラ(3a)が持ち上げられて(ステップST10)、駆動装置(31)により移送ベルト(51)が一定距離正駆動される。(ステップST11)
間欠移送装置(4a)からワーク(W) が外れているから、図7のように、これの一対のローラ(R1)(R2)が相互に接触状態にあって、移送ベルト(51)の爪(52)によって押し出されたワーク(W) の先端が前記接触点部に押しつけられる。
【0044】
この後、先行するワーク(W) についての打抜き回数が設定回数(N) に達するとこれがステップST12によって判定されて、カウンタ(6) がリセットされると共に、移送装置(4a)の下方のロール(R2)を駆動する駆動装置(31)が設定角度回動されて、一定寸法頭出しされる。(ステップST13)
以後は、打ち抜き動作の間に、積層位置(A) では吸着装置(2a)の吸盤(21)が新たなワーク(W) を吸着保持した状態に待機され、先行するワーク(W) が間欠移送装置(4a)からはずれたことを検知する度に積層位置(A) から中継セクション(B) に新たなワーク(W) が給紙され、押出し装置(5) としての押出しベルト(51)の動作により、頭出し動作を待機した状態にセットされる。その後、カウンタ(6) の計数値が設定値(N) に達する度に間欠移送装置(4a)により後続のワーク(W) の頭出し動作が実行され、打抜きセクション(C) での打ち抜き動作を停止することなく積層されたワーク(W) 群が順次連続的に打ち抜かれることとなる。
【0045】
なお、積層位置(A) では、リフタ(1) によって、最上層のワーク(W) の位置が所定の高さ範囲に維持される。具体的には、一定枚数のワーク(W)(W)が給紙される度にワーク(W) 群がリフタ(1) によって持ち上げられるか又は最上層のワーク(W) が設定高さよりも一定寸法低下した時に一定距離持ち上げる。この為の構成は公知である。
【0046】
従って、リフタ(1) に積層されたワーク(W) 群の全てについて製品が打ち抜かれるまで上記した一連の動作が連続的に実行されることとなる。
[その他]
この実施例では、本発明の方法及び装置を打ち抜き装置に於ける積層位置(A) から打抜きセクション(C) にワーク(W) を順次供給する場合に実施したが、他の加工装置に利用できることは言うまでもない。
【0047】
また、上記実施例では、中継ローラ(300) と吸着移送装置(2) との組み合わせによって積層位置(A) のワーク(W) を順次中継セクション(B) に投入するようにしたが、吸着移送装置(2) によって積層位置(A) から直接中継セクション(B) にワーク(W) を投入するようにしてもよい。
さらには、上記実施例では、押出し装置(5) として、中継ローラ(300) の下ローラ(3b)を利用した押出しベルト(51)を採用したが、中継ローラ(300) とは別に押出しベルト(51)を装備させる構成としてもよく、又、押出しベルト(51)以外の、直線往復移動装置を押出し装置(5) としてもよい。
【0048】
この実施例の場合、中継ローラ(300) の下ローラ(3b)の一部を押出しベルト(51)の一方のプーリとしたことから、構成が簡素化出来る。
なお、押出しベルト(51)によってワーク(W) を下手側に一定ストローク押出す為には、上記実施例のような爪(52)を使用する方式に変えて、図11のように、押出しベルト(51)の上方から一定の押下げ力を付与した押圧ローラ(R3)を設け、この押圧ローラ(R3)と押出しベルト(51)との摩擦によって一定の押付力でワーク(W) をローラ(R1)(R2)の接触部に押し付けるようにしてもよい。
【0049】
また、中継セクション(B) には、ワーク支持板(41)を押出しベルト(51)とは別に設けたが、同図のように、中継セクション(B) の全体に押圧ローラ(R3)を具備する押出しベルト(51)を設けてもよい。この場合には、中継ローラ(300) とは別の一対のプーリ間にベルトを掛ける構成が合理的である。
さらに、上記実施例のような合成樹脂製のシート製のワーク(W) から矩形の製品を打抜く場合、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)としては、図12のように、ワーク(W) の送り方向に平行に配設された非印刷部(W0)(非打抜き部)(図2参照)と対接する部分にのみリブ(9) を具備するローラを前記印刷面に接触させ、他方のローラの表面に砥粒層を形成して摩擦抵抗の大きな表面に仕上げると、ワーク(W) をローラ(R1)(R2)の接触部に押し付けた状態に於ける滑りが解消出来て、しかも、前記ローラに印刷インクが付着したりする心配がない。同図のように、下方のローラ(R2)にリブ(9) を設ける場合、印刷面はワーク(W) の下面となる。
【0050】
間欠移送装置(4a)からワーク(W) の後端が前方に外れたことを検知する方法として、上記実施例では、カウンタ(6) の計数値が所定の値(設定値(N) よりも少ない数値「m」)に達したかにより判断する方法を採用したが、ワーク(W) の後端の位置を検知する検知手段を間欠移送装置(4a)の近傍下手側に設けて、前記検知手段からの出力により、ワーク(W) の後端が間欠移送装置(4a)から前方に外れたことが検知するようにしてもよい。
【0051】
上記実施例では、図2、図3のように、中継セクション(B) の一辺に一対のガイドローラ(42)(42)が設けられ、これの対向辺の中央に一つのガイドローラ(42)が設けられ、ワーク(W) が中継セクション(B) にて移送されるときには、前記ガイドローラによってその両辺が挟持される。したがって中継セクション(B) でのワーク(W) の移送経路が安定する。
【0052】
以上に詳記した何れの実施例でも中継セクション(B) から打抜きセクション(C) にワーク(W) を投入する際の頭出し方法及び装置に本発明を実施したが、中継セクションを設けることなく、吸盤(21)に吸着保持されたワーク(W) をそのまま間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R1)の接触点に押しつけるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の説明図
【図2】本発明実施例の全体の説明図
【図3】積層位置(A) 及び中継セクション(B) の詳細平面図
【図4】中継ローラ(300) の断面図
【図5】中継ローラ(300) の正面図
【図6】中継セクション(B) にワーク(W) を収容した状態の説明図
【図7】中継セクション(B) でのワーク押出し状態の説明図
【図8】頭出し状態の説明図
【図9】打抜きセクション(C) でのワーク(W) の間欠移送動作説明図。
【図10】給紙動作のフローチャート図
【図11】押出しベルト(51)の他の例の説明図
【図12】ローラ(R1)(R2)の他の例の説明図
【符号の説明】
(W) ・・・ワーク
(2) ・・・吸着移送装置
(R1)(R2)・・・ローラ
(300) ・・・中継ローラ
(4a)(4b)・・・間欠移送装置
(5) ・・・押出し装置
(51)・・・押出しベルト

Claims (6)

  1. 加工セクションの入口側に設けた間欠移送装置(4a)によってシート状のワーク(W) を前記加工セクションに一定寸法頭出しさせると共に、その後前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させるシート類供給方法において、
    前記間欠移送装置(4a)は上下一対のローラ(R1)(R2)によってワーク(W) をクランプして間欠移送する構成とすると共に、前記ワーク(W) が前記ローラ(R1)(R2)から外れると移送動作を停止して前記ローラ(R1)(R2)相互が接触する構成とし、
    前記間欠移送装置(4a)の上手側に連続させて未加工の新たなワーク(W) を待機させるためのワーク待機部を設け、
    前記ワーク待機部内に待機させたワーク(W) を下手側に押出してその先端を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接触部に押し当てた状態に待機させる工程と、
    その後に、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)によって一定寸法の頭出しをする工程と、
    を備えたシート類供給方法。
  2. 加工セクションの入口側と出口側に設けた間欠移送装置(4a)(4b)の連動により、シート状のワーク(W) を前記加工セクションに投入すると共に前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させ、加工終了後に前記加工セクションから排出させ、前記ワーク(W) の加工進行度合いに応じて新たなワーク(W) を順次前記加工セクションに各別に供給するシート類供給方法において、
    前記入口側の間欠移送装置(4a)は上下一対のローラ(R1)(R2)によってワーク(W) をクランプして間欠移送する構成とすると共に、前記ワーク(W) が前記ローラ(R1)(R2)から外れると移送動作を停止して前記ローラ(R1)(R2)相互が接触する構成とし、
    前記入口側の間欠移送装置(4a)の上手側に連続させて未加工の新たなワーク(W) 待機させるためのワーク待機部を設け、
    先行するワーク(W) に対する加工が進行して当該ワークの後端が前記間欠移送装置(4a)から外れた後に、前記ワーク待機部内に待機させたワーク(W) を下手側に押出してその先端を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)の接触部に押し当てた状態に待機させる工程と、
    その後、先行するワーク(W) の加工が終了する前に、新たなワーク(W) を、間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R2)によって一定寸法頭出しさせることにより前記先行するワーク(W) に対して連続する位置に投入する工程と、
    を備えたシート類供給方法。
  3. 積層状態にあるワーク(W) を弾性を有するシートとし、停止状態にあるローラ(R1)(R1)の接触部に対して前記ワークが撓む程度に押し当てられる構成とした請求項2に記載のシート類供給方法。
  4. 加工セクションの入口側に設けた間欠移送装置(4a)によってシート状のワーク(W) を前記加工セクションに一定寸法頭出しさせ、その後前記ワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させるようにしたシート類供給装置において、
    前記間欠移送装置(4a)は上下一対のローラ(R1)(R2)によってワーク(W) をクランプして間欠移送する構成とすると共に、前記ワーク(W) が前記ローラ(R1)(R2)から外れると移送動作を停止して前記ローラ(R1)(R2)相互が接触する構成とし、
    前記間欠移送装置(4a)の上手側に連続させて未加工の新たなワーク(W) を待機させるためのワーク待機部を設け、
    前記ワーク待機部には、先行するワーク(W) が前記間欠移送装置(4a)から外れた後に前記ワーク待機部内の後続のワーク(W) を下手側に押出してその先端部を前記間欠移送装置(4a)のローラ(R1)(R1)の接触部に押し当てるための押出し装置(5) を設け、
    上記頭出し動作を開始するためのワーク投入信号により前記ローラ(R1)(R2)を一定角度駆動させて後続のワーク(W) を加工セクションに一定寸法頭出しした後所定の間欠移送動作を実行させ、当該ワーク(W) がこれらローラ(R1)(R1)から外れた時に移送動作を停止させるようにしたワーク投入装置を設け、
    前記押出し装置(5) は、前記間欠移送装置(4a)の前記ローラ(R1)(R2)による後続のワーク(W) 頭出し動作終了後にワーク(W) を押出せようにした初期状態に復帰する構成とした、
    シート類供給装置。
  5. 加工セクションの出口側には前記間欠移送装置(4a)と独立的に又は同期的に作動させる間欠移送装置(4b)を設け、
    これら間欠移送装置(4a)(4b)により、加工セクションに頭出しされたワーク(W) を加工動作に合わせて間欠移送させると共に、加工終了後のワーク(W) を前記加工セクションから排出させるようにしたワーク投入排出装置を構成し、
    加工セクションに於けるワーク(W) の加工に伴って前記ワーク(W) の後端部が上記間欠移送装置(4a)から離れたときに押出し信号を出力する検知手段(501) と、前記後端部が加工部の上手側の所定の位置に達したときにワーク投入信号を出力する構成の検知手段(500) とを具備させ、
    検知手段(501) からの押出し信号により押出し装置(5) による押出し動作を開始させ、前記ワーク投入信号入力後に押出し装置(5) を初期状態に復帰するための押出し制御装置を設け、
    前記検知手段(500) からの前記ワーク投入信号により先行するワーク(W) と後続のワーク(W) との間隙が設定寸法になるように間欠移送装置(4a)の頭出し動作を実行させるようにしたワーク投入制御装置を設けた
    請求項4に記載のシート類供給装置。
  6. 積層状態にあるワーク(W) を弾性を有するシートとし、押出し装置(5) によってワーク(W) を停止状態にあるローラ(R1)(R1)の接触部に対して押当てるときの押出しストローク及び押出し推力を、前記ワークが撓む程度に設定した請求項4又は請求項5に記載のシート類供給装置。
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