JP2001178027A - 給電装置及び給電システム - Google Patents

給電装置及び給電システム

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JP2001178027A
JP2001178027A JP35087699A JP35087699A JP2001178027A JP 2001178027 A JP2001178027 A JP 2001178027A JP 35087699 A JP35087699 A JP 35087699A JP 35087699 A JP35087699 A JP 35087699A JP 2001178027 A JP2001178027 A JP 2001178027A
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Hideaki Minami
秀明 南
Kenzo Yamamoto
建三 山本
聡 ▲高▼繁
Satoshi Takashige
Yasuo Yokoi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、ノイズに強く、また、他
の給電装置の出力と位相を合わせて、給電線に出力する
ことが出来る給電装置の提供。 【解決手段】 複数のスイッチング素子(図示せず)を
動作させることにより交流電流を生成するインバータ2
1を備え、インバータ21が生成した交流電流を給電線
5に供給する給電装置。所定の周期を有する周期信号を
受信する受信回路3と、受信回路3が受信した周期信号
に基づき、前記スイッチング素子を動作させるスイッチ
ング信号を作成するスイッチング信号作成回路19と、
スイッチング信号作成回路19が作成したスイッチング
信号により、インバータ21が生成した交流電流を、給
電線5とで構成した共振回路に共振させて、給電線5に
供給する為の供給回路22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インバータを備え
インバータが生成した交流電流を給電線に供給する給電
装置、特に、物理的に非接触の状態で電磁誘導により負
荷に給電を行う非接触給電用の給電線に、高周波電流
(商用周波数を超える周波数の交流電流)を供給する給
電装置、及びこの給電装置を1又は複数備えた給電シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、案内レールに沿って移動する搬送
車により荷物の搬送を行う搬送システムが種々実施され
ており、工場内及び倉庫内の物流の効率化が図られてい
る。一般に、このような搬送車の走行には、走行用モー
タが使用されており、この走行用モータへの駆動電力
は、案内レールに沿って敷設され交流電力が流れる給電
線を介して供給される。
【0003】この給電方法には、従来、トロリー式と非
接触方式とがある。トロリー式は、搬送車側に設けた集
電子を給電線に接触させて給電する方式である。一方、
非接触方式は搬送車側に設けたピックアップを給電線の
近傍に配置し、ピックアップのコイルに誘導起電力を発
生させて交流電力を得る方式である。トロリー式が集電
子の摩耗によるメンテナンスの必要があり、また塵芥及
び火花の発生という問題を有するのに対して、非接触方
式ではそのような問題がなく、非接触方式の給電装置が
多用されている。
【0004】非接触方式の給電方法を長距離の案内レー
ルにおいて利用する場合、給電線の抵抗損失を減らす為
に、給電線を分割し、分割した給電線にそれぞれの給電
装置から交流電力を供給することは避けることが出来な
い。しかし、複数台の給電装置から交流電力をそれぞれ
の給電線に供給する場合、個々の給電装置が給電する交
流電力の位相にズレがあると、個々の給電装置から供給
される給電線の隣接箇所では、ピックアップには、位相
が異なる2つの電流による誘導起電力が発生する為、ピ
ックアップの受電能力が低下するという問題がある。
【0005】その為、従来は、高周波誘導加熱炉用電源
装置を給電装置に転用して、この高周波誘導加熱炉用電
源装置が有する電源周波数の自動追従機能を利用して、
交流電力の位相を合わせていた。電源周波数の自動追従
機能は、高周波誘導加熱炉用電源装置では必須の機能で
あるが、位相合わせの為に特に設けられた機能ではな
い。高周波誘導加熱炉用電源装置では、負荷(屑鉄等)
とで構成した共振回路を共振させながら電流を供給して
いる。この場合、負荷の状態が変動して共振周波数は頻
繁に大きく変化するが、これに電源周波数を追随させて
行かないと、破損を招く場合がある。その為、高周波誘
導加熱炉用電源装置では、電源周波数と共振周波数とに
ズレが生じ、出力電流と電圧とに位相のズレが発生する
と、内蔵する発振器により電源周波数を走査し、新たな
共振周波数による共振により出力電流が大きくなるよう
にしている。
【0006】図8は、従来の、高周波誘導加熱炉用電源
装置を転用した給電装置の構成を示すブロック図であ
る。この給電装置37は、発振回路32と、発振回路3
2が発振した信号が、出力切替回路35を介して与えら
れるインバータ装置36と、子機給電装置として使用す
る場合に、親機給電装置からの高周波電源出力を電気的
に絶縁して受ける為のトランス30と、親機給電装置と
して使用する場合に、出力切替回路35が切替動作を行
う為の、インバータ装置36からの出力電流の出力レベ
ルを設定する為の切替レベル設定回路31と、トランス
30を介して受けた高周波電源出力信号を波形整形し
て、インバータ装置36のスイッチング素子を動作させ
るスイッチング信号を作成し、出力切替回路35を通じ
て与える波形整形回路33,34とを備えている。
【0007】このような構成の給電装置37を親機給電
装置として使用する場合、始動時には、発振回路32が
発振した信号により、インバータ装置36のスイッチン
グ素子を動作させ、給電線5に給電する。出力電流が給
電線5に共振して、出力レベルが切替レベル設定回路3
1の設定レベルを超えると、出力切替回路35が作動
し、インバータ装置36のスイッチング素子は、発振回
路32に代えて波形整形回路33,34が作成したスイ
ッチング信号により動作するようになり、給電線5に給
電する。このとき、波形整形回路33,34は、トラン
ス30を介して与えられた、給電装置37自身が出力し
た高周波電源出力信号を波形整形して、スイッチング信
号を作成する。
【0008】給電装置37を子機給電装置として使用す
る場合は、発振回路32、切替レベル設定回路31及び
出力切替回路35は使用せず、インバータ装置36のス
イッチング素子は、波形整形回路33,34が作成した
スイッチング信号により動作し、給電線5に給電する。
このとき、波形整形回路33,34は、トランス30を
介して与えられた、親機給電装置が出力した高周波電源
出力信号を波形整形して、スイッチング信号を作成す
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の、高周波誘導加
熱炉用電源装置を転用した給電装置は、上述したように
構成が複雑になり、また、親機給電装置からの高周波電
源出力(正弦波)をスイッチング信号の作成に使用して
いる為、外部からのノイズにより正弦波形が歪み易く、
ノイズに対して弱いという問題があった。尚、類似の技
術を扱ったものとしては、特表平8−501435号公
報に、周波数を維持する非接触配電システムが、特表平
8−501436号公報に、1次誘導線路(給電線)の
所定領域毎の給電装置を切替運転する1次誘導線路がそ
れぞれ開示されている。
【0010】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、第1,2,4発明では、簡単な構成
により、ノイズに強く、また、他の給電装置の出力と位
相を合わせて、給電線に出力することが出来る給電装置
を提供することを目的とする。第3発明では、ノイズに
強く、また、他の給電装置の出力と位相を合わせて出力
することが出来る台数が制限されない、簡単な構成によ
る給電装置を提供することを目的とする。
【0011】第5〜8発明では、簡単な構成により、ノ
イズに強く、また、他の給電装置の出力と位相を合わせ
て、給電線に出力することが出来る給電装置を、1又は
複数台備えた給電システムを提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る給電装置
は、複数のスイッチング素子を動作させることにより交
流電流を生成するインバータを備え、該インバータが生
成した交流電流を給電線に供給する給電装置において、
所定の周期を有する周期信号を受信する受信回路と、該
受信回路が受信した周期信号に基づき、前記スイッチン
グ素子を動作させるスイッチング信号を作成するスイッ
チング信号作成回路と、該スイッチング信号作成回路が
作成したスイッチング信号により、前記インバータが生
成した交流電流を、前記給電線とで構成した共振回路に
共振させて、該給電線に供給する為の供給回路とを備え
ることを特徴とする。
【0013】この給電装置では、インバータが、複数の
スイッチング素子を動作させることにより交流電流を生
成し、生成した交流電流を給電線に供給する。受信回路
が、所定の周期を有する周期信号を受信し、スイッチン
グ信号作成回路は、受信回路が受信した周期信号に基づ
き、スイッチング素子を動作させるスイッチング信号を
作成する。供給回路は、スイッチング信号作成回路が作
成したスイッチング信号によりインバータが生成した交
流電流を、給電線とで構成した共振回路に共振させて、
給電線に供給する。これにより、簡単な構成で、所定の
周期を有する周期信号としてオン/オフ信号を使用出来
るのでノイズに強く、また、他の給電装置の出力と位相
を合わせて、給電線に出力することが出来る給電装置を
実現することが出来る。
【0014】第2発明に係る給電装置は、前記受信回路
は、受信した周期信号を電気的に絶縁する為のフォトカ
プラ部を備えることを特徴とする。
【0015】この給電装置では、受信回路は、受信した
周期信号を電気的に絶縁する為のフォトカプラ部を備え
ているので、簡単な構成で、所定の周期を有する周期信
号としてオン/オフ信号を使用出来るのでノイズに強
く、また、他の給電装置の出力と位相を合わせて、給電
線に出力することが出来る給電装置を実現することが出
来る。
【0016】第3発明に係る給電装置は、複数のスイッ
チング素子を動作させることにより交流電流を生成する
インバータを備え、該インバータが生成した交流電流を
給電線に供給する給電装置において、所定の周期を有す
る周期信号を受信し、受信した周期信号と略同位相であ
る同期信号を作成する同期回路と、該同期回路が作成し
た同期信号である周期信号に基づき、前記スイッチング
素子を動作させるスイッチング信号を作成するスイッチ
ング信号作成回路と、該スイッチング信号作成回路が作
成したスイッチング信号により、前記インバータが生成
した交流電流を、前記給電線とで構成した共振回路に共
振させて、該給電線に供給する為の供給回路とを備える
ことを特徴とする。
【0017】この給電装置では、インバータが、複数の
スイッチング素子を動作させることにより交流電流を生
成し、生成した交流電流を給電線に供給する。同期回路
が、所定の周期を有する周期信号を受信し、受信した周
期信号と略同位相である同期信号を作成し、スイッチン
グ信号作成回路は、同期回路が作成した同期信号である
周期信号に基づき、スイッチング素子を動作させるスイ
ッチング信号を作成する。供給回路は、スイッチング信
号作成回路が作成したスイッチング信号により、インバ
ータが生成した交流電流を、給電線とで構成した共振回
路に共振させて、給電線に供給する。これにより、ノイ
ズに強く、また、他の給電装置の出力と位相を合わせて
出力することが出来る台数が制限されない、簡単な構成
による給電装置を実現することが出来る。
【0018】第4発明に係る給電装置は、前記給電線に
流すべき交流電流値を設定する電流値設定回路と、前記
給電線に流れる交流電流値を検出する電流検出回路と、
前記電流値設定回路が設定した交流電流値及び前記電流
検出回路が検出した交流電流値の差を演算する演算回路
とを更に備え、前記スイッチング信号作成回路は、該演
算回路が演算した差及び前記周期信号に基づき、前記ス
イッチング信号を作成すべくなしてあることを特徴とす
る。
【0019】この給電装置では、電流値設定回路が、給
電線に流すべき交流電流値を設定し、電流検出回路が、
給電線に流れる交流電流値を検出する。演算回路は、電
流値設定回路が設定した交流電流値及び電流検出回路が
検出した交流電流値の差を演算する。スイッチング信号
作成回路は、演算回路が演算した差及び周期信号に基づ
き、スイッチング信号を作成する。これにより、簡単な
構成で、所定の周期信号としてオン/オフ信号を使用出
来るのでノイズに強く、また、他の給電装置の出力と位
相を合わせて、給電線に出力することが出来る給電装置
を実現することが出来る。
【0020】第5発明に係る給電システムは、所定の周
期信号を作成する周期信号作成回路と、請求項1,2,
4の何れかに記載された複数の給電装置とを備え、該給
電装置は、前記周期信号作成回路が作成した周期信号を
受信し、受信した周期信号に基づき交流電流を生成し、
それぞれの給電線に供給すべくなしてあることを特徴と
する。
【0021】この給電システムでは、周期信号作成回路
が所定の周期信号を作成し、請求項1,2,4の何れか
に記載された複数の給電装置は、周期信号作成回路が作
成した周期信号を受信し、受信した周期信号に基づき交
流電流を生成し、それぞれの給電線に供給する。これに
より、簡単な構成で、所定の周期信号としてオン/オフ
信号を使用出来るのでノイズに強く、また、他の給電装
置の出力と位相を合わせて、給電線に出力することが出
来る給電装置を、複数台備えた給電システムを実現する
ことが出来る。
【0022】第6発明に係る給電システムは、所定の周
期信号を発振する発振回路を有し、該発振回路が発振し
た周期信号に基づき交流電流を給電線に供給する主たる
給電装置と、請求項3又は4に記載され、交流電流を前
記給電線に供給する1又は複数の従たる給電装置とを備
え、該給電装置が有する同期回路は、前記発振回路に並
列又は縦続に接続され、該発振回路が発振した周期信号
と略同位相である同期信号を作成すべくなしてあること
を特徴とする。
【0023】この給電システムでは、所定の周期信号を
発振する発振回路が発振した周期信号に基づき、主たる
給電装置が、交流電流を給電線に供給する。請求項3又
は4に記載され、交流電流を前記給電線に供給する1又
は複数の従たる給電装置が有する同期回路は、発振回路
に並列又は縦続に接続され、発振回路が発振した周期信
号と略同位相である同期信号を作成する。これにより、
同期回路を使用するのでノイズに強く、また、他の給電
装置の出力と位相を合わせて出力することが出来る給電
装置を備えた給電システムを実現することが出来る。ま
た、同期回路を発振回路に縦続に接続した場合は、台数
が制限されない、簡単な構成による給電装置を備えた給
電システムを実現することが出来る。
【0024】第7発明に係る給電システムは、所定の周
期を有する周期信号を作成する周期信号作成回路と、請
求項3又は4に記載され、交流電流をそれぞれの給電線
に供給する複数の給電装置とを備え、該給電装置が有す
る同期回路は、前記周期信号作成回路に並列又は縦続に
接続され、該周期信号作成回路が発振した周期信号と略
同位相である同期信号を作成すべくなしてあることを特
徴とする。
【0025】この給電システムでは、周期信号作成回路
が、所定の周期を有する周期信号を作成し、請求項3又
は4に記載された複数の給電装置が、交流電流をそれぞ
れの給電線に供給する。給電装置が有する同期回路は、
周期信号作成回路に並列又は縦続に接続され、周期信号
作成回路が発振した周期信号と略同位相である同期信号
を作成する。これにより、同期回路を使用するのでノイ
ズに強く、また、他の給電装置の出力と位相を合わせて
出力することが出来る給電装置を備えた給電システムを
実現することが出来る。また、同期回路を発振回路に縦
続に接続した場合は、台数が制限されない、簡単な構成
による給電装置を備えた給電システムを実現することが
出来る。
【0026】第8発明に係る給電システムは、所定の周
期を有する周期信号を発振する発振回路を有し、該発振
回路が発振した周期信号に基づき交流電流を給電線に供
給する主たる給電装置と、請求項1,2,4の何れかに
記載された1又は複数の従たる給電装置とを備え、該給
電装置は、前記発振回路が発振した周期信号を受信し、
受信した周期信号に基づき交流電流を生成し、それぞれ
の給電線に供給すべくなしてあることを特徴とする給電
システム。
【0027】この給電システムでは、主たる給電装置
が、所定の周期を有する周期信号を発振する発振回路を
有し、発振回路が発振した周期信号に基づき交流電流を
給電線に供給する。請求項1,2,4の何れかに記載さ
れた1又は複数の従たる給電装置は、前記発振回路が発
振した周期信号を受信し、受信した周期信号に基づき交
流電流を生成し、それぞれの給電線に供給する。これに
より、簡単な構成で、他の給電装置の出力と位相を合わ
せて、給電線に出力することが出来る給電装置を、複数
台備えた給電システムを実現することが出来る。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をその実施の形態
を示す図面に基づき説明する。 実施の形態1.図1は、本発明に係る給電装置及び給電
システムの実施の形態の構成を示すブロック図である。
この給電システムは、発振回路1が出力した発振信号
が、フォトカプラ駆動回路2(周期信号作成回路)に与
えられ、フォトカプラ駆動回路2は、与えられた発振信
号がD型フリップフロップ10のクロック端子に入力さ
れ、D型フリップフロップ10のQ出力は、2入力NA
NDゲート11の両入力端子と、抵抗R1を介して2入
力NANDゲート12の一方の入力端子とに与えられ
る。2入力NANDゲート12の一方の入力端子は、コ
ンデンサC1を介して接地され、他方の入力端子は、2
入力NANDゲート11の出力端子と接続されている。
【0029】D型フリップフロップ10のバーQ出力
は、2入力NORゲート13の両入力端子と、D型フリ
ップフロップ10のデータ端子と、抵抗R2を介して、
2入力NORゲート14の一方の入力端子とに与えられ
る。2入力NORゲート13の出力は、2入力NORゲ
ート14の他方の入力端子とに与えられ、この他方の入
力端子は、コンデンサC2を通じて接地されている。
【0030】2入力NANDゲート12の出力は、PN
P型トランジスタTr1のベースに、2入力NORゲー
ト14の出力は、NPN型トランジスタTr2のベース
にそれぞれ与えられている。PNP型トランジスタTr
1のエミッタには電源電圧+Vccが、NPN型トラン
ジスタTr2のエミッタには電源電圧−Vccがそれぞ
れ与えられ、PNP型トランジスタTr1及びNPN型
トランジスタTr2の各コレクタは共通接続されてい
る。
【0031】PNP型トランジスタTr1及びNPN型
トランジスタTr2の各コレクタの共通接続節点は、抵
抗R3を通じて、フォトカプラ駆動回路2の出力信号を
出力する。フォトカプラ駆動回路2の出力信号は、フォ
トカプラ部3(受信回路)及びインバータ装置4からな
り、それぞれの給電線5ヘ電流を供給する各給電装置
(本実施の形態では4台)のフォトカプラ部3へ与えら
れる。それぞれの給電線5は、例えば、図示しない搬送
システムの案内レールに沿って、1本の給電線の代わり
に、それぞれ異なる範囲を分担するように敷設されてい
る。
【0032】図2は、本発明に係る給電装置の実施の形
態の構成を示すブロック図である。この給電装置は、フ
ォトカプラ部3及びインバータ装置4からなっており、
フォトカプラ部3は、フォトカプラ駆動回路2(図1)
の出力信号が与えられる2つのフォトカプラ3a,3b
を備えている。フォトカプラ3aは、LEDのアノード
にフォトカプラ駆動回路2(図1)の出力信号が与えら
れ、LEDのカソードは接地されており、フォトトラン
ジスタのコレクタには電源電圧+Vccが与えられてい
る。フォトカプラ3bは、LEDのカソードにフォトカ
プラ駆動回路2(図1)の出力信号が与えられ、LED
のアノードは接地されており、フォトトランジスタのエ
ミッタには電源電圧−Vccが与えられている。
【0033】フォトカプラ3aのフォトトランジスタの
エミッタ及びフォトカプラ3bのフォトトランジスタの
コレクタは共通接続され、この共通接続節点からはフォ
トカプラ部3の出力信号が出力され、三角波発生回路2
9(スイッチング信号作成回路)に与えられる。三角波
発生回路29は、フォトカプラ部3の出力信号が、オペ
アンプ23の非反転入力端子に与えられ、オペアンプ2
3の反転入力端子は接地されている。オペアンプ23の
出力は、抵抗R5を通じて非反転入力端子に、可変抵抗
VR1を通じてオペアンプ24の反転入力端子にそれぞ
れ与えられ、オペアンプ24の非反転入力端子は接地さ
れている。
【0034】オペアンプ24の出力は、三角波発生回路
29の出力信号(三角波信号)としてスイッチング信号
作成回路19に与えられ、また、コンデンサC3を通じ
て反転入力端子に、抵抗R6を通じてオペアンプ23の
非反転入力端子にそれぞれ与えられる。スイッチング信
号作成回路19は、制御信号作成回路18から正の制御
信号及びその反転信号である負の制御信号が与えられ、
制御信号作成回路18には、演算回路17の出力信号が
与えられている。演算回路17の出力信号は、抵抗R4
を通じて例えば−8Vにプルダウンされている。
【0035】演算回路17は、電流検出回路16が検出
した給電線5に流れる電流値を、電流値設定回路15が
設定した電流値から差し引いて出力する。スイッチング
信号作成回路19は、4つのスイッチング信号を作成し
て、インバータ21の4つのスイッチング素子に与え
る。
【0036】図3は、インバータ21周辺の構成を示す
回路図である。インバータ21は、nチャネル形のIG
BT(Insulated Gate Bipolar Transistor )25,2
7の各コレクタが、コンバータ20の正側出力端子に接
続され、nチャネル形のIGBT26,28の各エミッ
タが、コンバータ20の負側出力端子に接続され、IG
BT25のエミッタとIGBT26のコレクタとが共通
接続され、IGBT27のエミッタとIGBT28のコ
レクタとが共通接続され、その各共通接続節点から共振
回路22へ出力する。
【0037】共振回路22(供給回路)は、IGBT2
5のエミッタ及びIGBT26のコレクタの共通接続節
点からの出力が、一方の端子に与えられるリアクタL7
と、IGBT27のエミッタ及びIGBT28のコレク
タの共通接続節点からの出力が、一方の端子に与えられ
るリアクタL8と、リアクタL7,L8の各他方の端子
間に接続されたコンデンサC5と、一方の端子がリアク
タL7の他方の端子に接続されたリアクタL9とを備
え、リアクタL9,L8の各他方の端子が給電線5にそ
れぞれ接続されている。
【0038】コンバータ20は、順接続された2個のダ
イオードからなる直列回路が3個並列接続され、各直列
回路におけるダイオードの接続節点に、3相AC200
Vの各相が入力される。各直列回路におけるカソード端
の共通接続節点がコンバータ20の正側出力端子に、ア
ノード端の共通接続節点がコンバータ20の負側出力端
子になっており、正側出力端子及び負側出力端子間には
平滑コンデンサC4が接続されている。
【0039】以下に、このような構成の給電装置及び給
電システムの動作を説明する。フォトカプラ駆動回路2
は、発振回路1からの発振信号がD型フリップフロップ
10のクロック端子に与えられる都度、+Vcc又は−
Vccのパルス状の同期引込信号(周期信号)を出力す
る。各給電装置のフォトカプラ部3は、フォトカプラ駆
動回路2から+Vccの同期引込信号を受信したとき
は、フォトカプラ3aがオン、フォトカプラ3bがオフ
となり、三角波発生回路29に+Vccのパルス信号を
与え、フォトカプラ駆動回路2から−Vccの同期引込
信号を受信したときは、フォトカプラ3aがオフ、フォ
トカプラ3bがオンとなり、三角波発生回路29に−V
ccのパルス信号を与える。
【0040】三角波発生回路29は、+Vccのパルス
信号を与えられたときは、図4(a)に示す三角波形信
号の下降波形信号を出力し、−Vccのパルス信号を与
えられたときは、図4(a)に示す三角波形信号の上昇
波形信号を出力し、反転する+Vcc及び−Vccのパ
ルス信号1周期分で、図4(a)に示す三角波形信号の
1周期分を作成しスイッチング信号作成回路19へ与え
る。これにより、各給電装置の三角波発生回路29は、
互いに略同位相の三角波形信号を、それぞれのスイッチ
ング信号作成回路19へ与えることができる。
【0041】尚、ここでは、反転する+Vcc及び−V
ccの同期引込信号により、三角波形信号の極大及び極
小の各頂点を形成しているが、回路構成をより簡単にす
る為、+Vccのみの同期引込信号又は−Vccのみの
同期引込信号にしても、動作には影響しないことが確認
されている。また、三角波形信号の各頂点毎には同期引
込信号を与えず、三角波形信号の周期の整数倍の周期毎
に同期引込信号を与えるようにしても、動作に問題は生
じないことが実験により確認出来ている。この結果、同
期引込信号にノイズが含まれたりして異常な場合には、
その同期引込信号を無視するように構成すれば、極めて
ノイズに強い給電装置を実現することが出来る。
【0042】一方、電流検出回路16は、インバータ装
置4付近の給電線5に流れる電流値を検出しており、演
算回路17は、電流検出回路16が検出した電流値を、
電流値設定回路15が設定した電流値から差し引いて出
力する。電流検出回路16が検出した電流値が、比較的
小さいとき、演算回路17は比較的大きい正の電圧値を
出力し、この正の電圧値は−8Vのバイアスをかけら
れ、絶対値が比較的小さい負の電圧値となって、制御信
号作成回路18に与えられる。制御信号作成回路18
は、図4(a)に示すような、与えられた負の電圧値と
その反転信号とを出力してスイッチング信号作成回路1
9に与える。
【0043】スイッチング信号作成回路19は与えられ
た、絶対値が等しく、絶対値が比較的小さい正負の電圧
値と、三角波発生回路29から与えられた三角波形信号
の電圧値とを比較して、図4(b)(c)に示すよう
な、パルス幅が比較的大きなパルス信号(スイッチング
信号)を作成して、インバータ21の各スイッチング素
子25〜28に与える。例えば、IGBT25,28
を、図4(b)に示すパルス信号で、IGBT26,2
7を、図4(c)に示すパルス信号でそれぞれ動作させ
ると、インバータ21は図4(d)に示すような比較的
大きな交流電流を、共振回路22へ出力する。共振回路
22は、この交流電流を給電線5に共振させて供給す
る。つまり、電流検出回路16が検出した電流値が小さ
いとき、インバータ21は大きい交流電流を給電線5に
供給する。
【0044】また、電流検出回路16が検出した電流値
が、比較的大きいとき、演算回路17は比較的小さい正
の電圧値を出力し、この正の電圧値は−8Vのバイアス
をかけられ、絶対値が比較的大きい負の電圧値となっ
て、制御信号作成回路18に与えられる。制御信号作成
回路18は、図5(a)に示すような、与えられた負の
電圧値とその反転信号とを出力してスイッチング信号作
成回路19に与える。
【0045】スイッチング信号作成回路19は与えられ
た、絶対値が等しく、絶対値が比較的大きい正負の電圧
値と、三角波発生回路29から与えられた三角波形信号
の電圧値とを比較して、図5(b)(c)に示すよう
な、パルス幅が比較的小さなパルス信号(スイッチング
信号)を作成して、インバータ21の各スイッチング素
子25〜28に与える。例えば、IGBT25,28
を、図5(b)に示すパルス信号で、IGBT26,2
7を、図5(c)に示すパルス信号でそれぞれ動作させ
ると、インバータ21は図5(d)に示すような比較的
小さな交流電流を、共振回路22へ出力する。共振回路
22(供給回路)は、この交流電流を、給電線5とで構
成した共振回路に共振させて、給電線5に供給する。
【0046】つまり、電流検出回路16が検出した電流
値が大きいとき、インバータ21は小さい交流電流を給
電線5に供給する。ここで、各給電装置において、同期
引込信号により三角波発生回路29から与えられる三角
波形信号は略同位相であるから、スイッチング信号作成
回路19が作成するパルス信号(スイッチング信号)の
パルス幅の大小に関係なく、各インバータ21が出力す
る交流電流も略同位相である。
【0047】また、電流検出回路16が検出した電流値
が、電流値設定回路15が設定している電流値より大き
いとき、演算回路17は負の電圧値を出力し、この負の
電圧値は−8Vのバイアスをかけられ、絶対値が大きい
負の電圧値となって、制御信号作成回路18に与えられ
る。制御信号作成回路18は、与えられた負の電圧値と
その反転信号とを出力してスイッチング信号作成回路1
9に与える。
【0048】スイッチング信号作成回路19は与えられ
た、絶対値が等しく、絶対値が大きい正負の電圧値と、
三角波発生回路29から与えられた三角波形信号の電圧
値とを比較するが、正負の電圧値が三角波形信号の電圧
値を超えているので、パルス信号(スイッチング信号)
は作成されず、インバータ21は交流電流を減少させ
る。つまり、電流検出回路16が検出した電流値が、電
流値設定回路15が設定している電流値より大きいと
き、インバータ21は交流電流を減少させる。本実施の
形態では、各給電装置の位相を合わせる為の信号を、フ
ォトカプラにより送受信しているので、各給電装置毎の
接地ラインを分離することが出来、耐ノイズ性が向上す
る。
【0049】実施の形態2.図6は、本発明に係る給電
装置及び給電システムの実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。この給電システムは、主たる給電装置にお
いて、発振回路1が出力した発振信号が、インバータ装
置4aに与えられ、インバータ装置4aは、与えられた
発振信号に基づき、給電線5に交流電流を供給する。
【0050】従たる各給電装置(本実施の形態では3
台)においては、主たる給電装置の発振回路1が出力し
た発振信号が、同期回路6に与えられ、同期回路6は、
与えられた発振信号と同位相の同期信号を作成し、イン
バータ装置4aに与えると共に、他の従たる各給電装置
の同期回路6に与える。従たる各給電装置の同期回路6
は、主たる給電装置の発振回路1から縦続に接続されて
いる。尚、従たる各給電装置の同期回路6は、主たる給
電装置の発振回路1に並列に接続しても良い。
【0051】同期回路6は、その出力した同期信号と、
発振回路1が出力した発振信号又は他の給電装置の同期
回路6が出力した同期信号とが与えられ、それらの位相
を比較し、位相差に応じた信号を出力する位相比較回路
6aと、位相比較回路6aが出力した信号を積分する積
分回路6bと、積分回路6bが積分し出力した信号の電
圧値に応じた周波数の信号を発振し、同期回路6の出力
として同期信号を出力する電圧制御発振回路6cとを備
えている。
【0052】この同期回路6は、位相比較回路6aが出
力する位相差に応じた信号の絶対値が小さくなるよう
に、電圧制御発振回路6cが発振周波数を制御して行
き、時間の経過と共に(実際には瞬時に)、電圧制御発
振回路6cは、発振回路1が出力した発振信号又は他の
給電装置の同期回路6が出力した同期信号と、同位相の
同期信号を出力するようになる。このとき、位相比較回
路6aが出力した位相差に応じた信号を、積分回路6b
が積分するので、他の給電装置からの発振信号又は同期
信号にノイズが含まれていても、その影響を低減するこ
とが出来る。
【0053】図7は、インバータ装置4aの構成を示す
ブロック図である。このインバータ装置4aは、同期回
路6から同期信号(同期引込信号)を与えられ、与えら
れた同期信号に同期して、実施の形態1において説明し
たフォトカプラ部3と同様に、+Vcc又は−Vccの
パルス信号を反転して出力する同期引込回路7を備え、
同期引込回路7が出力したパルス信号は三角波発生回路
29に与えられる。その他の構成及び動作は、実施の形
態1において説明したインバータ装置4と同様であるの
で、説明を省略する。
【0054】この給電システムでは、各給電装置におい
て、同期信号により三角波発生回路29から与えられる
三角波形信号は略同位相であるから、スイッチング信号
作成回路19が作成するパルス信号(スイッチング信
号)のパルス幅の大小に関係なく、各インバータ21が
出力する交流電流も略同位相である。尚、この実施の形
態において、発振回路1及びインバータ装置4aからな
る主たる給電装置に代えて(図6)、周期信号作成回路
としての発振回路1のみを備える構成としても、同様の
効果を得ることが出来る。また、この実施の形態におい
て、発振回路1から、従たる給電装置の各インバータ装
置4aへ直接、同期信号を与えるようにして、従たる給
電装置の各同期回路6を省略する構成としても良い。
【0055】
【発明の効果】第1,2,4発明に係る給電装置によれ
ば、簡単な構成で、所定の周期信号としてオン/オフ信
号を使用出来るのでノイズに強く、また、他の給電装置
の出力と位相を合わせて、給電線に出力することが出来
る給電装置を実現することが出来る。
【0056】第3,4発明に係る給電装置によれば、同
期回路を使用するのでノイズに強く、また、他の給電装
置の出力と位相を合わせて出力することが出来る台数が
制限されない、簡単な構成による給電装置を実現するこ
とが出来る。
【0057】第5発明に係る給電システムによれば、簡
単な構成で、所定の周期信号としてオン/オフ信号を使
用出来るのでノイズに強く、また、他の給電装置の出力
と位相を合わせて、給電線に出力することが出来る給電
装置を、複数台備えた給電システムを実現することが出
来る。また、給電装置を使用台数に関係なく分散化して
最適配置することが出来るので、高周波大電流(例えば
16kHz、40A程度)を流す給電線の抵抗損失を減
少させることが可能となり、給電システム全体の効率向
上を図ることが出来る。
【0058】第6,7発明に係る給電システムによれ
ば、同期回路を使用するのでノイズに強く、また、他の
給電装置の出力と位相を合わせて出力することが出来る
簡単な構成による給電装置を備えた給電システムを実現
することが出来る。また、給電装置を使用台数に関係な
く分散化して最適配置することが出来るので、高周波大
電流を流す給電線の抵抗損失を減少させることが可能と
なり、給電システム全体の効率向上を図ることが出来
る。
【0059】第8発明に係る給電システムによれば、簡
単な構成で、他の給電装置の出力と位相を合わせて、給
電線に出力することが出来る給電装置を、複数台備えた
給電システムを実現することが出来る。また、給電装置
を使用台数に関係なく分散化して最適配置することが出
来るので、高周波大電流を流す給電線の抵抗損失を減少
させることが可能となり、給電システム全体の効率向上
を図ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る給電装置及び給電システムの実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る給電装置の実施の形態の構成を示
すブロック図である。
【図3】インバータ周辺の構成を示す回路図である。
【図4】インバータ装置の動作を示す波形図である。
【図5】インバータ装置の動作を示す波形図である。
【図6】本発明に係る給電装置及び給電システムの実施
の形態の構成を示すブロック図である。
【図7】インバータ装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】従来の、高周波誘導加熱炉用電源装置を転用し
た給電装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 発振回路 2 フォトカプラ駆動回路(周期信号作成回路) 3 フォトカプラ部(受信回路) 3a,3b フォトカプラ 4,4a インバータ装置 5 給電線 6 同期回路 6a 位相比較回路 6b 積分回路 6c 電圧制御発振回路 7 同期引込回路 15 電流値設定回路 16 電流検出回路 17 演算回路 18 制御信号作成回路 19 スイッチング信号作成回路 20 コンバータ 21 インバータ 22 共振回路(供給回路) 29 三角波発生回路(スイッチング信号作成回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 建三 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 ▲高▼繁 聡 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 横井 弥壽雄 大阪府枚方市中宮大池3丁目25番7号 日 本インバータ株式会社内 Fターム(参考) 5G066 HA02 HB03 5H007 BB00 CA01 CB05 CB22 DA05 DC02 EA03

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスイッチング素子を動作させるこ
    とにより交流電流を生成するインバータを備え、該イン
    バータが生成した交流電流を給電線に供給する給電装置
    において、 所定の周期を有する周期信号を受信する受信回路と、該
    受信回路が受信した周期信号に基づき、前記スイッチン
    グ素子を動作させるスイッチング信号を作成するスイッ
    チング信号作成回路と、該スイッチング信号作成回路が
    作成したスイッチング信号により、前記インバータが生
    成した交流電流を、前記給電線とで構成した共振回路に
    共振させて、該給電線に供給する為の供給回路とを備え
    ることを特徴とする給電装置。
  2. 【請求項2】 前記受信回路は、受信した周期信号を電
    気的に絶縁する為のフォトカプラ部を備える請求項1記
    載の給電装置。
  3. 【請求項3】 複数のスイッチング素子を動作させるこ
    とにより交流電流を生成するインバータを備え、該イン
    バータが生成した交流電流を給電線に供給する給電装置
    において、 所定の周期を有する周期信号を受信し、受信した周期信
    号と略同位相である同期信号を作成する同期回路と、該
    同期回路が作成した同期信号である周期信号に基づき、
    前記スイッチング素子を動作させるスイッチング信号を
    作成するスイッチング信号作成回路と、該スイッチング
    信号作成回路が作成したスイッチング信号により、前記
    インバータが生成した交流電流を、前記給電線とで構成
    した共振回路に共振させて、該給電線に供給する為の供
    給回路とを備えることを特徴とする給電装置。
  4. 【請求項4】 前記給電線に流すべき交流電流値を設定
    する電流値設定回路と、前記給電線に流れる交流電流値
    を検出する電流検出回路と、前記電流値設定回路が設定
    した交流電流値及び前記電流検出回路が検出した交流電
    流値の差を演算する演算回路とを更に備え、前記スイッ
    チング信号作成回路は、該演算回路が演算した差及び前
    記周期信号に基づき、前記スイッチング信号を作成すべ
    くなしてある請求項1〜3の何れかに記載の給電装置。
  5. 【請求項5】 所定の周期を有する周期信号を作成する
    周期信号作成回路と、請求項1,2,4の何れかに記載
    された複数の給電装置とを備え、該給電装置は、前記周
    期信号作成回路が作成した周期信号を受信し、受信した
    周期信号に基づき交流電流を生成し、それぞれの給電線
    に供給すべくなしてあることを特徴とする給電システ
    ム。
  6. 【請求項6】 所定の周期を有する周期信号を発振する
    発振回路を有し、該発振回路が発振した周期信号に基づ
    き交流電流を給電線に供給する主たる給電装置と、請求
    項3又は4に記載され、交流電流をそれぞれの給電線に
    供給する1又は複数の従たる給電装置とを備え、該給電
    装置が有する同期回路は、前記発振回路に並列又は縦続
    に接続され、該発振回路が発振した周期信号と略同位相
    である同期信号を作成すべくなしてあることを特徴とす
    る給電システム。
  7. 【請求項7】 所定の周期を有する周期信号を作成する
    周期信号作成回路と、請求項3又は4に記載され、交流
    電流をそれぞれの給電線に供給する複数の給電装置とを
    備え、該給電装置が有する同期回路は、前記周期信号作
    成回路に並列又は縦続に接続され、該周期信号作成回路
    が発振した周期信号と略同位相である同期信号を作成す
    べくなしてあることを特徴とする給電システム。
  8. 【請求項8】 所定の周期を有する周期信号を発振する
    発振回路を有し、該発振回路が発振した周期信号に基づ
    き交流電流を給電線に供給する主たる給電装置と、請求
    項1,2,4の何れかに記載された1又は複数の従たる
    給電装置とを備え、該給電装置は、前記発振回路が発振
    した周期信号を受信し、受信した周期信号に基づき交流
    電流を生成し、それぞれの給電線に供給すべくなしてあ
    ることを特徴とする給電システム。
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