JP2001177717A - 画像処理方法、画像処理装置及び記憶媒体 - Google Patents

画像処理方法、画像処理装置及び記憶媒体

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JP2001177717A
JP2001177717A JP36131099A JP36131099A JP2001177717A JP 2001177717 A JP2001177717 A JP 2001177717A JP 36131099 A JP36131099 A JP 36131099A JP 36131099 A JP36131099 A JP 36131099A JP 2001177717 A JP2001177717 A JP 2001177717A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル画像データに付加された情報が、デ
ジタル画像データに応じたプリントした際に失われない
ようにする。 【解決手段】 デジタル画像データに付加された情報を
検出し、前記検出した情報を変換し、前記変換した情報
をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加しプリ
ンタに出力する。これにより、プリントにこのプリント
に応じたデジタル画像データに付加された情報を獲得す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置、画
像処理方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】著作権保護を想定した場合、例えばデジ
タルデータ化された電子ファイルについては、電子ファ
イルからの印刷を禁止し、又は印刷回数を制限すること
が想定され、また、ファイル自体の電子データとしての
複写を禁止することが想定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなデジタルデータ化された電子ファイルであっても、
一度プリンタ等により紙に印刷してしまった後では、複
写機を用いて複数枚コピーすることが可能となってしま
う。そして、著作権者の意志にかかわりなく複写されて
しまう虞がある。更に、著作権を有する印刷物と認識し
ていない、いわゆる善意の人によっても複写が繰り返さ
れる可能性があり、充分な著作権保護を行うことができ
ないのが現状である。
【0004】また、著作権情報以外の情報が電子ファイ
ルに記憶されていた場合も電子ファイル中の画像が紙に
印刷されると、この情報は失われてしまい、この情報に
基づいた装置制御ができないとの課題があった。
【0005】本発明は上述の問題点を解決した画像処理
装置、画像処理方法及び記憶媒体を提供することを目的
とする。
【0006】更に、本発明はプリントされた画像に含ま
れる情報により、ネットワークを介して任意の情報を獲
得可能な画像処理装置、画像処理方法及び記憶媒体を提
供することを更なる目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の画像処理装置
は、デジタル画像データに付加された情報を検出し、前
記検出した情報を変換し、前記変換した情報をデジタル
画像データに電子透かしの形式で付加しプリンタに出力
する。
【0008】
【作用】本発明は上記技術手段より成るので、印刷しよ
うとする電子化されたデータから著作権情報が検出され
た場合には、当該情報に応じて複写禁止を示す情報又は
複写許可を示す情報を印刷物に付加される。これによ
り、データに著作権情報が含まれる場合には複写を禁止
することができ、著作権を保護することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
及び図2を参照しながら説明する。図1は、本実施形態
に係る画像処理装置の構成要素を示すブロック図であ
り、図2は、当該画像処理装置による画像処理方法の動
作を示すフローチャートである。
【0010】図1において、プリントデータ入力装置1
1は、例えばパーソナルコンピュータ等から印字デー
タ、画像データ等を受信する装置である。そして、この
受信データに従ってプリント手段16により紙等に印字
を行う構成とされている。ここで、本実施形態に係る画
像処理装置では、プリントデータ入力装置11とプリン
ト手段16の他、著作権保護ブロック17として図1中
の点線で囲んだ4つの手段を有する。以下、図1に示す
各構成要素のそれぞれについて説明する。
【0011】著作権情報検出手段12は、パーソナルコ
ンピュータ等から受信したデータの中から著作権情報の
有無を検出する。そして、著作権情報が有ると検出され
た場合には、その著作権情報を抽出する役割を果たす。
【0012】著作権情報判別手段13は、著作権情報検
出手段12により検出、抽出した著作権情報から、その
データ中に著作権が存在するか否かを判断し、複写機に
よる複製が許可されているかどうかを判断するものであ
る。
【0013】すなわち、著作権情報判別手段13では、
抽出した著作権情報と予め記録されている所定の著作権
情報とが比較され、両者が一致した場合に著作権が存在
すると判断する。具体的には、著作権情報を検出する手
段として、例えば以下に示す手段を用いることができ
る。
【0014】(A)受信データのヘッダー部分に著作権
情報が付加されている場合には、ヘッダー部分より著作
権データを一致回路等により検出する。ここで一致回路
とは、受信データと予め定められたデータとをビット毎
に比較し、予め決めておいた配列と一致した場合に、そ
のデータを検出するものである。
【0015】(B)受信データの印字データ部分(アス
キーコード等)に著作権情報を組み込んでいる場合に
は、予め決めておいた文字列、例えば、”著作物につき
複写禁止”等の文字列を検出し、1カ所でも上述した文
字列があれば著作物と判断する。
【0016】コピー禁止情報生成手段14は、プリント
手段16から出力される印字、画像等の原稿が複写機に
よりコピーされないように、原稿にマーキングする情報
を生成する役割を果たすものである。ここでマーキング
する情報としては、例えば、バーコード、暗証コード、
特殊なインクを用いたバーコード等、あるいは電子透か
し等を用いることが可能である。この情報は、例えば関
連業界毎に共通のマーキングを用いることが望ましい。
【0017】コピー禁止情報付加手段15は、著作権情
報判別手段13により検出された著作権情報により、複
写機による複製が禁止されていると判断された場合に、
コピー禁止情報生成手段14において生成されたマーキ
ング情報を、プリント手段16へ送付するデータに付加
する。
【0018】そして、プリント手段16は、コピー禁止
情報付加手段15からの付加情報が存在する場合には、
パーソナルコンピュータ等から受信したデータに付加情
報を付加した状態でプリントを行う。
【0019】次に、図2を参照しながら、当該画像処理
装置による画像処理方法について、以下の3通りの場合
をそれぞれ説明する。
【0020】(1)受信データが著作権情報を持ち、且
つ著作権が存在する場合、すなわち、印刷物のコピーを
禁止する場合。
【0021】この場合には、図2に示すように、印字デ
ータを受信(S21)すると、著作権情報があるかどう
か(S22)を判別する。そして、著作権情報がある場
合であるので、次に、そのデータが著作権を有するデー
タかどうかを判断する(S23)。ここでは、著作権を
有するデータであるため、印字データにコピー禁止情報
を付加し(S24)、コピー禁止であることをモニタ等
によりプリンタユーザに通知し(S25)、プリンタに
より紙等に印刷する(S26)。
【0022】(2)受信データが著作権情報を持ち、且
つ著作権が存在しない場合、すなわち、印刷物のコピー
を許可する場合。
【0023】この場合には、印字データを受信(S2
1)すると、著作権情報があるかどうか(S22)を判
別する。そして、著作権情報がある場合であるので、次
に、そのデータが著作権を有するデータであるかどうか
を判断する(S23)。ここでは、著作権を有しないデ
ータであるため、印字データにコピー許可情報を付加し
(S28)、プリンタより紙等に印刷する(S26)。
【0024】(3)受信データが著作権情報を持たない
場合。
【0025】この場合には、印字データを受信(S2
1)すると、著作権情報があるかどうか(S22)を判
別する。著作権情報を持たない場合であるので、著作権
情報が無いことを例えばモニタ等に表示してプリンタユ
ーザに通知し(S29)、著作権情報を付加するか否か
を、ユーザに判断してもらう(S30)。著作権情報を
付加する必要なしと判断された場合には、そのまま印刷
する(S26)。著作権情報を付加する必要ありと判断
された場合には、ユーザの判断により(S31)、コピ
ー禁止情報(S24)、又はコピー許可情報(S28)
を付加する。その後は、上記(1)、(2)のステップ
と同様に印刷される。
【0026】上述した3通りの各場合において、図2に
示すS22における、著作権情報があるかどうかの判別
は、図1に示した著作権情報検出手段12により行うこ
とができる。また、S23における、著作権を有するデ
ータかどうかの判別は、図1に示した著作権情報判別手
段13により行うことができる。そして、S24,S2
8における、コピー禁止情報あるいはコピー許可情報を
付加するステップは、図1に示したコピー禁止情報生成
手段14により生成した情報を、コピー禁止情報付加手
段15により付加することで実現することができる。ま
た、S26における印刷は、プリント手段16により行
うことができる。
【0027】ここで、コピー禁止(許可)のために付加
する付加情報としては、以下に示す情報が考えられる
が、これらに限定されるものではないことは勿論であ
る。
【0028】(A)マーク コピー禁止マーク/許可マーク、例えば、原稿供給元の
会社のロゴマーク、Copy-Rightマーク等を付加する。
【0029】(B)バーコード 禁止/許可フラグを設けたり、暗証コード等を設定した
りする。
【0030】(C)特殊な色を用いる 可視光外の周波数成分を含むインクを用いて、上述した
マーク、コード等を印刷する。
【0031】(D)特殊なインクを用いる 磁気インク、金属成分を含むインク等を用いて、画像内
にコピー禁止/許可情報を印刷する。
【0032】(E)特殊な紙に印字する 著作権物の印刷をする場合自動的に磁気成分、金属成分
を含んだ用紙を選択する。
【0033】これらの情報は必要に応じて使い分けるこ
とが望ましく、また2つ以上の情報を組み合わせてもよ
い。そして、印刷物に付加されたこれらの情報を、複写
機において検出することにより、コピー禁止情報を複写
機が検出した場合にコピーを禁止することができる。ま
た、コピー許可情報を複写機が検出した場合にはコピー
を許可するようにすることができる。
【0034】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、著作権情報検出手段12によって著作権情報の有無
を検出し、著作権情報判別手段13によって当該著作権
情報が著作権を有していると判断された場合には、コピ
ー情報生成手段14により生成した付加情報をコピー禁
止情報付加手段15によって付加した状態でプリント手
段16によって出力することができる。従って、出力さ
れた印刷物が著作権者の意思に関わりなくコピーされる
ことを抑止し、著作権を確実に保護することが可能とな
る。
【0035】(第2の実施形態)第1の実施形態では、
パーソナルコンピュータから受信した印字データから著
作権情報を検出し、この著作権情報情報にしたがって、
コピー禁止/コピー許可といった情報を前述した印刷デ
ータとともにプリントする例をのべた。
【0036】本実施形態では、印刷データに含まれる著
作権情報に限らない他の情報を印刷データとともにプリ
ントする例をのべる。
【0037】図3は本実施の形態の構成図である。31
はコンピュータであり、このコンピュータにはプリンタ
ドライバ、インターネットのブラウザ、電子透かしの付
加ソフトが少なくともインストールされている。
【0038】32はコンピュータ31から受信した印字
データをプリントするプリンタである。
【0039】33はコンピュータ31に接続されたネッ
トワークでありグループウエア、イントラネット等の企
業ネットワーク、インターネットのWWW(World Wide We
b)その他のパブリックネットワークである。
【0040】34はCD-ROM、DVD(デジタルビデオディ
スク)等の記憶媒体からデータを読み取る読み取り部で
ある。
【0041】以下図3における本実施例の処理を図4を
用いて説明する。コンピュータ31において、上述した
記憶媒体から得られたもしくは、ネットワーク33から
受信されたデジタル画像データをプリントするため、操
作者の指示によりプリンタドライバを起動する。(S4
1)
【0042】プリンタドライバでは、受信した画像デー
タに付加されたこのデジタル画像データの配信元(著作
元)を示すデータ、作品名を示すデータ、画像データの
出所(書籍に掲載された画像であるなら書籍名、出版
日、作者名)を示すデータ、このデジタル画像データに
関連する画像データの配信元(著作元)を示すデータ、
ハードコピーの許可の有無を示すデータ、画像データを
検索するために用いるデータを検出する。(S42)
【0043】尚、配信元(著作元)を示すデータとして
は、配信元(著作元)のネットワーク上のURL(Uniform
resource location)等のアドレス情報であり、作品名
を示すデータとは画像データが映画等の画像の一部なら
その作品名である。また前述した関連する画像の配信元
を示すデータとは、画像データが自動車の写真なら他の
自動車の画像データを配信する配信元(著作元)の(Un
iform resource location)等のアドレス情報であり、
デジタル画像データを検索するために用いるデータと
は、この画像データが上述した記憶媒体に記憶されてい
るとした場合、この記憶媒体を示すコード情報とこの記
憶媒体上のアドレス情報である。
【0044】この検出するデータは、デジタル画像デー
タに付加する形でXML(extensiblemarkup language)に
より記述されているかもしくは、電子透かしによりデジ
タル画像上に目にみえない形式で付加されている。
【0045】プリンタドライバでは、XMLにより記述さ
れた情報については、電子透かしの付加ソフトにより、
不可視の電子透かしに変換して印字するデジタル画像デ
ータに合成してプリンタに出力する。またデジタル画像
データに電子透かしの形式で情報が付加されている場合
には、上記検出した電子透かしをプリンタにより印字し
た際にも失われにくい電子透かしに変換後、デジタル画
像データに合成してプリンタに出力する。(S43)
【0046】プリンタ32では、プリンタ32内のコン
トローラ部でデジタル画像データと電子透かしを必要に
応じて認識して、デジタル画像データに電子透かしを合
成してプリントを行なうようにプリンタの制御を行な
う。(S44)
【0047】その結果プリント画像には、前記配信元
(著作元)を示すデータ、前記作品名を示すデータ、前
記デジタル画像データの出所(書籍に掲載された画像で
あるなら書籍名、出版日、作者名)を示すデータ、前記
関連するデジタル画像データの配信元(著作元)を示す
データ、前記ハードコピーの許可の有無を示すデータ、
デジタル画像データを検索するために用いるデータが電
子透かしにより人に見えないように付加される。
【0048】次にこのプリントされた画像を用いた処理
の例を説明する。
【0049】操作者がプリントされた画像に関心を持っ
た場合、スキャナにより画像を読み取る。
【0050】このスキャナにより読み取られた画像デー
タから、電子透かし検出用のソフトウエアを用いて電子
透かし情報を分離する。
【0051】その結果このプリントされた画像の配信元
(著作元)を示すデータ、同じく作品名を示すデータ、
プリントされた画像の出所(書籍に掲載された画像であ
るなら書籍名、出版日、作者名)を示すデータ、関連す
るデジタル画像データの配信元(著作元)を示すデー
タ、ハードコピーの許可の有無を示すデータ、プリント
された画像に応じたデジタル画像データを検索するため
に用いるデータが、コンピュータの表示部上に表示され
る。
【0052】この情報から操作者が、例えばこの画像を
掲載している書籍が欲しいと思えば、出版日、作者名等
から書籍を特定できるし、このプリントされた画像の配
信元(著作元)が有する他の画像が欲しいと思えば、こ
の表示されたURLを用いてインターネットを介して情報
を得ることができる。
【0053】また同様に関連する画像データの配信元
(著作元)にインターネット介して情報をもらうことも
できる。
【0054】また、プリントされた画像が、前述した記
憶媒体から再生されたデジタル画像データに応じたもの
であるなら、前述した記憶媒体を示すコード情報とこの
記憶媒体上のアドレス情報を参照して、このプリントさ
れた画像に関連したデジタル画像データを獲得できる。
【0055】更には、ハードコピーの許可の有無の信号
によりこのプリント画像に対する複製の制御も第1の実
施例同様可能となる。
【0056】以上のように、デジタル画像データに付加
されたXMLにより記述された情報や、電子透かし情報
を、電子透かしの付加ソフトにより、不可視の電子透か
しに変換してデジタル画像データに合成してプリンタに
出力し、プリントし、このプリントされた画像をスキャ
ンで読み取ることにより、デジタル画像データに関する
情報を獲得できる。
【0057】またこの情報は不可視の電子透かしの状態
でプリントされているので、プリントされた画像にほと
んど劣化を与えることなくデジタル画像データの付加情
報をプリントされた画像に残すことが可能となる。
【0058】尚、インターネットブラウザに電子透かし
のURLをスキャナ入力する機能を有するソフトウエアを
付加しておくことにより、まずインターネット閲覧用の
ソフトを起動させておき、ついでスキャナ入力によるUR
Lを入力するモードにインターネットブラウザを設定
し、電子透かし入りプリントをスキャンすることで、プ
リント画像に関連する情報を入手するためのURLをイン
ターネットブラウザのアドレスとして入力することが可
能となる。
【0059】上記説明では特に触れなかったが、上述し
たプリントに埋め込む電子透かしは1種類に限るもので
はなくさまざまな種類の電子透かしを用いてもよい。例
えば画像の周波数領域に情報を付加するもの(改竄され
にくいが反面検出しにくい:検出時間が長い)、画像の
輝度を変化させることで情報を埋め込む(改竄されやす
いが反面検出しやすい:検出時間が短い)等がある。そ
して電子透かしをプリントに埋め込む際には、このさま
ざまな種類の電子透かしを併用してもよいことは明らか
である。
【0060】例えば、記憶媒体を供給する供給元やネッ
トワークを介してデジタル画像データを供給する供給元
でこのデジタル画像データに付加されたXMLにより記述
された情報や電子透かしの情報にランクをつけおく。プ
リンタ31ではこのランクをコントローラ部32にて判
断し、プリンタ32のコントローラでランクの高いもの
は改竄されにくい電子透かしの埋め込み方法を用いて、
プリントに前述したXMLにより記述された情報や電子透
かしの情報を埋め込み、ランクの低いものは改竄されや
すいが検出しやすい電子透かしを用いてプリントにラン
クの低い(XMLにより記述された情報や電子透かし)情
報を埋め込む。
【0061】そして、ランクの低い情報を認識するため
の電子透かし検出用のソフトウエアを一般に頒布し、ラ
ンクの高い情報を認識するための電子透かし検出用のソ
フトウエアをランクの高い情報に対する対価を支払った
人にだけ提供することで、電子透かしを用いた段階的な
情報の埋め込み、管理が可能となる。
【0062】なお、上記第1、第2の実施形態で示した
画像処理方法は、主としてCPUが処理するものであ
り、プログラムROM等に格納されているプログラムに
より構成される各機能手段に基づいて処理するものであ
る。
【0063】しかし、上記プログラムは必ずしもROM
に格納されていなくてもよく、例えば外部のメモリーカ
ードに格納されている形態でも実現することができる。
すなわち、上述した実施の形態の機能を実現するソフト
ウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、シス
テムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置
の情報処理装置(またはCPU)が記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出し、実行することによって
も達成されることは言うまでもない。
【0064】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒
体は本発明を構成することになる。
【0065】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性メモリーカード、RO
M、DVD等を用いることができる。
【0066】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した実施の形態の
機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの
指示に基づき、情報処理装置上で稼動している基本ソフ
トウェア(OS)等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0067】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、情報処理装置に挿入された機能拡張ボー
ドや情報処理装置に接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリーに書き込まれた後、そのプログラムコードの
指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニット
に備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって上述した実施の形態の機能が実現
される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、プリント
にこのプリントに応じたデジタル画像データに付加され
た情報を獲得することができる。また付加された情報は
電子透かしといった高いセキュリティーを有する情報も
しくは、XMLのように例えばコンピュータ、テレビ、電
話等の多種多様な情報機器間で処理できる情報を電子透
かしとしてプリントできる。また付加情報から配信元、
作品名、関連する画像の配信元等のさまざまな情報をプ
リントに埋め込めるさらに、この情報を用いて、ネット
ワークを介してさまざまな情報を獲得できる。また、プ
リントに複数の電子透かしを用いることで、電子透かし
による対価に応じた情報の提供が可能となる。またプリ
ントにから容易にインターネットブラウザへのアドレス
情報の設定を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る画像処理方法の
手順を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2の実施形態のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における処理手順を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
11 プリントデータ入力装置 12 著作権情報検出手段 13 著作権情報判別手段 14 コピー禁止情報生成手段 15 コピー禁止情報付加手段 16 プリント手段 17 著作権保護ブロック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 CA08 CA12 CA16 CB08 CB12 CB16 CC01 CE08 CH01 DB02 DB09 DC25 DC30 5C076 AA13 BA06 5J104 AA07 AA14 AA15 AA36 KA04 NA38 PA07

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データに付加された情報を
    検出し、前記検出した情報を変換し、前記変換した情報
    をデジタル画像データに電子透かしの形式で付加し、プ
    リンタに出力することを特徴とする画像処理方法。
  2. 【請求項2】 前記付加された情報は、XMLもしくは電
    子透かしで付加することを特徴とする請求項1に記載の
    画像処理方法。
  3. 【請求項3】 前記付加された情報は、配信元を示すデ
    ータであり、ネットワーク上のアドレスであることを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  4. 【請求項4】 前記付加された情報は、作品名の情報で
    あることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】 前記付加された情報は、関連する画像の
    配信元を示すデータであり、ネットワーク上のアドレス
    であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理方
    法。
  6. 【請求項6】 前記付加された情報とは、前記デジタル
    画像データが記憶されている媒体の種類、アドレスを示
    す情報であることを特徴とする請求項1に記載の画像処
    理方法。
  7. 【請求項7】 前記変換は、デジタル画像データにより
    付加された電子透かしを印刷しても失われにくい電子透
    かしに変換することを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理方法。
  8. 【請求項8】 前記変換は、XMLにより記述された情報
    を電子透かしに変換することを特徴とする請求項1に記
    載の画像処理方法。
  9. 【請求項9】 電子透かしが付加されたプリントから該
    電子透かしを分離し、 前記検出された電子透かし情報を表示し、当該情報に従
    い、ネットワークを介して情報を受信することを特徴と
    する画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記電子透かし情報は、前記プリント
    に関連する画像の配信元を示すデータであり、ネットワ
    ーク上のアドレスを示すことを特徴とする請求項9に記
    載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記電子透かし情報は、関連する画像
    の配信元(著作元)を示すデータであり、ネットワーク
    上のアドレスであることを特徴とする請求項9に記載の
    画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記電子透かし情報とは、前記デジタ
    ル画像データが記憶されている媒体の種類、アドレスを
    示す情報である請求項9に記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 前記電子透かしには、複数の種類があ
    ることを特徴とする請求項9に記載の画像処理方法。
  14. 【請求項14】 前記電子透かしは、改竄されにくいも
    のと改竄されやすいものがあることを特徴とする請求項
    9に記載の画像処理方法。
  15. 【請求項15】 前記電子透かしは、検出容易なものと
    検出し難いものがある請求項9に記載の画像処理方法。
  16. 【請求項16】 前記プリントに付加された電子透かし
    は複数の種類があり、第1の電子透かし検出用ソフトに
    より前記電子透かしに含まれる第1の電子透かしを検出
    でき、前記第2の電子透かし検出ソフトにより前記第1の
    電子透かし異なる第2の電子透かしが検出できることを
    特徴とする請求項13に記載の画像処理方法。
  17. 【請求項17】 前記第1の電子透かし検出用ソフトと
    第2の電子透かし検出用ソフトは対価に応じて別々に頒
    布されることを特徴とする請求項16に記載の画像処理
    方法。
  18. 【請求項18】 インターネットブラウザをスキャナに
    よるURL入力モードに設定し、スキャナによりプリント
    上に電子透かしにより埋め込まれたアドレス情報を前記
    インターネットブラウザに設定することを特徴とする画
    像処理方法。
  19. 【請求項19】 前記電子透かしは複数種類あることを
    特徴とする請求項18に記載の画像処理方法。
  20. 【請求項20】 前記電子透かしは、改竄されにくいも
    のと改竄されやすいものがあることを特徴とする請求項
    18に記載の画像処理方法。
  21. 【請求項21】 前記電子透かしは、検出しやすいもの
    と検出し難いものがあることを特徴とする請求項18に
    記載の画像処理方法。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21のいずれか1項に記載
    の画像処理方法の手順により処理を行なう画像処理装
    置。
  23. 【請求項23】 請求項1〜21のいずれか1項に記載
    の画像処理方法の手順により処理を行なうためのコード
    が記憶された記憶媒体。
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