JP2001174061A - 電力利用機器及び電力制御方法 - Google Patents
電力利用機器及び電力制御方法Info
- Publication number
- JP2001174061A JP2001174061A JP36426499A JP36426499A JP2001174061A JP 2001174061 A JP2001174061 A JP 2001174061A JP 36426499 A JP36426499 A JP 36426499A JP 36426499 A JP36426499 A JP 36426499A JP 2001174061 A JP2001174061 A JP 2001174061A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- power
- energization
- zone
- specific
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 84
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 39
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 73
- 238000005338 heat storage Methods 0.000 claims description 69
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 claims description 26
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 14
- 230000004913 activation Effects 0.000 claims 1
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 20
- 230000008569 process Effects 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 10
- 230000008859 change Effects 0.000 description 6
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 6
- CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N Carbon dioxide Chemical compound O=C=O CURLTUGMZLYLDI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 3
- 229910002092 carbon dioxide Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000001569 carbon dioxide Substances 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 239000012141 concentrate Substances 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000009849 deactivation Effects 0.000 description 1
- 230000010365 information processing Effects 0.000 description 1
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 1
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000001172 regenerating effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
器、蓄電機器及び電力制御方法を提供すること。 【解決手段】 蓄熱機器1において、被加熱体を加熱す
るヒータ7と、この作動を制御する作動制御手段6と、
最低負荷時刻から特定電力時間帯の終了時刻までの間の
基準時間を算出すると共に、特定電力時間帯における必
要通電時間の2分の1の値が基準時間よりも大きいか否
かを判別して、基準時間が大きいと判別された場合には
特定電力時間帯の8時間から基準時間と必要通電時間の
2分の1の値を減算して待機時間を算出し、基準時間が
小さいと判別された場合には特定電力時間帯の終点時刻
から必要通電時間を逆算して待機時間を算出する演算処
理手段5と、演算処理手段5で算出された必要通電時間
が経過したか否かを判別して作動制御手段6に制御信号
を発する判別手段10と、を具備することを特徴として
いる。
Description
に用いられる蓄熱器や蓄電機器等の電力利用機器と、こ
の電力利用機器に用いられる電力制御方法に関する。
般に平日の場合、通常朝の4時付近が最低負荷時刻であ
る。この最低負荷時刻を含む、夜の11時から朝の7時
までの時間は、特定電力時間帯、具体的には深夜電力時
間帯と呼ばれている。
用の様子を図20に示す。この図に示すように、電力使
用状況は、特定電力時間帯の開始及び終了時間をピーク
とする、凹曲線を描いている。この凹曲線において、最
低負荷時刻は特定電力時間帯のうち、朝側にシフトして
おり、23時から4時までは5時間、4時から7時まで
は3時間程ある。なお、最低負荷時刻は、季節や地域に
よってやや違いはあるものの、大まかにはこの図に示す
ものとなる。
用し、湯を沸き上げる貯湯式の電気温水器等が、一般に
利用されている。この電気温水器では、既に温水タンク
内部に存する湯の温度や残湯量等の計測データに基づい
て、ヒータへの必要通電時間を求め、この必要通電時間
を考慮して特定電力時間帯内で沸き上げが完了するよう
に、所定の通電シフトモードに従い温水タンク内部のヒ
ータに通電を開始する通電開始時刻を決定している。
ては、特定電力時間帯の前半に電力負荷を増大させるよ
うな通電シフトモードを用いる方式や、できるだけ後半
に電力負荷を増大させるような通電シフトモードを用い
るものもある。また、特開平6−180147号公報及
び特開平6−180148号公報に記載されている貯湯
式電気温水器では、深夜電力需要の少ない時間帯に基準
時刻を設定している。そして、必要通電時間がその基準
時刻から深夜電力終了時刻までの時間以下の場合に所定
の通電シフトモードに従い、ヒータに通電を開始させる
ことによって、深夜電力需要の少ない時間帯の電力を増
大させている。
では、特定電力時間帯の前半と後半とに電力負荷が集中
するという偏りが生じてしまう。このため、電力負荷の
平準化を図ることが困難である。また、上述の特開平6
−180147号公報及び特開平6−180148号公
報に記載されている貯湯式電気温水器では、必要通電時
間が短い場合には一応の効果が得られるものの、必要通
電時間が長くなると、特定電力時間の前半若しくは後半
に偏ってしまう。このため、電力負荷の平準化を根本的
に図るのが困難となっている。
ので、その目的とするところは、電力負荷の平準化を図
ることが可能な電力利用機器および電力制御方法を提供
しようとするものである。
に、本発明の電力利用機器は、内部に存する被加熱体ま
たは蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の
電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器に
おいて、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する加
電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動を
制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量等
の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱もし
くは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、予
め算出された必要通電時間のデータを受け取り、特定電
力時間帯における負荷電力量の状態から求められた最低
負荷時刻から特定電力時間帯の終了時刻までの時間を基
準時間として算出し、必要通電時間の2分の1の値が基
準時間よりも大きいか否かを判別して、基準時間が大き
いと判別された場合には特定電力時間帯の全時間から基
準時間を減算し、さらに必要通電時間の2分の1の値を
減算して特定電力時間帯の開始時刻からの待機時間を算
出し、基準時間が小さいと判別された場合には特定電力
時間帯の終了時刻から必要通電時間を減算して待機時間
を算出する演算処理手段と、待機時間が経過して加電手
段が作動した後に、必要通電時間が経過したか否かを判
別して作動制御手段に制御信号を発する通電終了判別手
段と、を具備している。
定電力時間帯の中心より終了時刻側にずれている現在の
深夜電力時間帯に適用して好ましいものである。すなわ
ち、必要通電時間の2分の1の値が基準時間より小さい
時は、最低負荷の時刻を中心として両側に必要通電時間
が均等に割り振られて負荷が効率良く配分される。ま
た、必要通電時間の2分の1が基準時間より大きい時
は、特定電力時間の終了時刻に必要通電時間が確実に終
了するように動作させることができると共に最低負荷の
時刻の周辺に電力が配分されることとなる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器
において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する
加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動
を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量
等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱も
しくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、
予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、特定
電力時間帯における負荷電力量の状態から求められた最
低負荷時刻から特定電力時間帯の終了時刻までの時間を
基準時間として算出し、その基準時間が特定電力時間帯
の全時間(以下、特定電力時間という)の2分の1の値
以下または未満の場合、必要通電時間の2分の1の値が
基準時間未満または以下の時には、必要通電時間を最低
負荷時刻を中心に均等に割り振り通電開始時刻を決定
し、必要通電時間の2分の1の値が基準時間以上または
超える時には、特定電力時間から必要通電時間を減算し
た値の2分の1の時間を特定電力時間帯の開始時刻に加
算することにより通電開始時刻を決定し、基準時間が特
定電力時間の2分の1の値を超えまたは以上の場合、必
要通電時間の2分の1の値が特定電力時間から基準時間
を減算した値未満または以下の時には、必要通電時間を
最低負荷時刻を中心に均等に割り振り通電開始時刻を決
定し、必要通電時間の2分の1の値が特定電力時間から
基準時間を減算した値以上または超える場合は、特定電
力時間から必要通電時間を減算した値の2分の1の時間
を特定電力時間帯の開始時刻に加算することにより、通
電開始時刻を決定する演算処理手段と、この演算処理手
段によって求められた通電開始時刻が経過して加電手段
が作動した後に、必要通電時間が経過したか否かを判別
して作動制御手段に制御信号を発する通電終了判別手段
と、を具備している。
電力時間帯の前半にある場合も、後半にある場合も同様
の効果を発揮できる。最低負荷時刻が特定電力時間帯の
後半にある場合、必要通電時間の2分の1の値が基準時
間より小さい時には必要通電時間を最低負荷時刻を中心
に均等に割り振り、大きい時には特定電力時間帯の始ま
りと終わりの時間に空き時間を均等に持ち、最低負荷時
刻が特定電力時間帯の前半にある場合、必要通電時間の
2分の1の値が特定電力時間帯の開始時刻から最低負荷
時刻までの時間より小さい時には必要通電時間を最低負
荷時刻を中心に均等に割り振り、大きい時には特定電力
時間帯の始まりと終わりの時間に空き時間を均等に持つ
こととなり、始まりと終わりの時間の負荷集中を避ける
ことができる。この結果、最低負荷の時刻における負荷
増大と、始まりと終わりの各時刻における負荷集中を避
ける効果が生ずる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器
において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する
加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動
を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量
等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱も
しくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、
予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、特定
電力時間帯の全時間数から必要通電時間を減算した値の
2分の1の時間を特定電力時間帯の開始時刻に加算する
ことにより、通電開始時刻を決定する演算処理手段と、
この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して加電手段が作動した後に、必要通電時間が経過し
たか否かを判別して作動制御手段に制御信号を発する通
電終了判別手段と、を具備している。
まりと終わりの時間に空き時間を均等に持つように制御
することが可能となる。このため、特定電力時間帯の始
まりと終わりの時刻における負荷集中を避けることがで
きる。また、最低負荷の時刻等の設定が一切不要とな
り、制御や各種の設定が簡易化される。
体または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間
帯の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機
器において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等す
る加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作
動を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電
量等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱
もしくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまた
は、予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、
特定電力時間帯における負荷電力量の状態から求められ
た最低負荷時刻から特定電力時間帯の終了時刻までの時
間を基準時間として算出し、特定電力時間から基準時間
を減算した値を特定電力時間で割り、得られた比率を必
要通電時間に乗じることで得られた値分だけ最低負荷時
刻からさかのぼらせ、そのさかのぼらされた時刻を通電
開始時刻として決定する演算処理手段と、この演算処理
手段によって求められた通電開始時刻が経過して加電手
段が作動した後に、必要通電時間が経過したか否かを判
別して作動制御手段に制御信号を発する通電終了判別手
段と、を具備している。
力時間から比率を計算し、最低負荷の時刻を中心にその
比率に従い必要通電時間を割り振る制御が行われる。こ
の結果、特定電力時間帯の始まりと終わりの時刻におけ
る負荷増大を防ぐことができると共に最低負荷時刻およ
びその周辺のボトムアップ(嵩上げ)効果が期待でき
る。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器
において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する
加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動
を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量
等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱も
しくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、
予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、必要
通電時間を特定電力時間帯の全時間数から減算し、その
減算後の値で乱数を発生させ、得られた結果を特定電力
時間帯の開始時刻に加算することにより、通電開始時刻
を決定する演算処理手段と、この演算処理手段によって
求められた通電開始時刻が経過して加電手段が作動した
後に、必要通電時間が経過したか否かを判別して作動制
御手段に制御信号を発する通電終了判別手段と、を具備
している。
にある時刻を中心に制御するものが多く、必要通電時間
が比較的短い機器の利用が多数となると、その時刻周辺
が特に負荷増大し、負荷平滑化ができなくなる恐れがあ
る。しかし、この電力利用機器は、必要通電時間の開始
時刻が乱数によって決定されるので、開始時刻が分散す
ることとなり、特定電力時間帯全体に渡って負荷の平均
的な底上げが可能となり、この問題が解決される。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器
において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する
加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動
を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量
等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱も
しくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、
予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、特定
電力時間帯内の温水、熱、蓄電電力等の使用による通電
時間不足を考慮して目標通電終了時刻を設定し、必要通
電時間が特定電力時間帯の開始時刻から目標通電終了時
刻までの時間数以内または未満の場合は、特定電力時間
帯の開始時刻から目標通電終了時刻までの時間数から必
要通電時間を減算した値の時間を特定電力時間帯の開始
時刻に加算することにより通電開始時刻を決定し、必要
通電時間が特定電力時間帯の開始時刻から目標通電終了
時刻までの時間数を超えるか以上の場合は、特定電力時
間帯の開始時刻を通電開始時刻とし、それぞれの通電開
始後、必要通電時間の残時間が零になるまで通電を継続
させる演算処理手段と、この演算処理手段によって求め
られた通電開始時刻が経過して加電手段が作動した後
に、必要通電時間の残時間が零になったか否かを判別し
て作動制御手段に制御信号を発する通電終了判別手段
と、を具備している。
了時刻から任意に設定した時間(時刻設定により算出さ
れた時間)分を前にシフトさせ、これを目標通電終了時
刻とし、必要通電時間を目標通電終了時刻から逆算して
開始時刻を決定するようにしている。また、必要通電時
間が特定電力時間帯の開始時刻から目標通電終了時刻ま
での時間数より長い場合は、特定電力時間帯の開始時刻
を必要通電時間の開始時刻とし、必要通電時間の残時間
が零になるまで通電を継続させる。従来や他の電力利用
機器は、特定電力時間帯中に温水等を使用すると、蓄熱
や蓄電等の不足が起こる可能性が高い。しかし、この電
力利用機器は、終了時刻以前の目標通電終了時刻を設定
し、終了時刻までに余裕を持たせているので、これを改
善させ、かつ負荷平準化にも寄与できるものとなる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器
において、被加熱体を加熱しまたは蓄電部に蓄電等する
加電手段と、加電手段に接続され、この加電手段の作動
を制御する作動制御手段と、蓄熱温度や残湯量、蓄電量
等の測定データに基づいて、特定電力時間帯内で蓄熱も
しくは蓄電等を行う必要通電時間を算出するかまたは、
予め算出された必要通電時間のデータを受け取り、加電
手段を必要通電時間の間作動させる演算処理手段とを具
備し、この演算処理手段は、加電手段が動作した後に再
度必要通電時間を算出またはそのデータを受け取るよう
にしている。
帯中に温水等を使用すると、蓄熱や蓄電等の不足が起こ
る可能性が高い。しかし、この電力利用機器は、必要通
電時間を複数回算出しているので、これを改善させ、か
つ負荷平準化にも寄与できるものとなる。
存する被加熱体または蓄電部等に深夜電力時間帯などの
特定電力時間帯の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行
う電力制御方法において、特定電力時間帯内における最
低負荷時刻を設定する最低負荷時刻設定工程と、最低負
荷時刻から特定電力時間帯の終了時刻までの間の時間を
基準時間として求める基準時間算出工程と、被加熱体ま
たは蓄電部等への加電手段による蓄熱もしくは蓄電等が
行われる必要通電時間を求めるかまたは予め算出された
必要通電時間のデータを受け取る必要通電時間取得工程
と、必要通電時間の2分の1の値が、基準時間より大き
いか否かを判別する第1の判別工程と、第1の判別工程
での判別結果に基づいて、必要通電時間の2分の1の値
が基準時間よりも小さい場合には、特定電力時間帯の全
時間から基準時間を減算し、さらに必要通電時間の2分
の1の値を減算して特定電力時間帯の開始時刻からの待
機時間を算出する第1の待機時間算出工程と、第1の判
別工程での判別結果に基づいて、必要通電時間の2分の
1の値が基準時間よりも大きい場合には、特定電力時間
帯の終了時刻から必要通電時間を減算して待機時間を算
出する第2の待機時間算出工程と、特定電力時間帯の開
始時刻から第1の待機時間算出工程または第2の待機時
間算出工程で算出された待機時間だけ経過したか否かを
判別する第2の判別工程と、第2の判別工程で待機時間
が経過したと判別された場合に、加電手段を作動させる
加電手段作動工程と、加電手段作動工程での加電手段の
作動時間が必要通電時間だけ経過したか否かを判別する
第3の判別工程と、第3の判別工程での判別結果に基づ
いて、加電手段の作動を停止する作動停止工程と、を具
備している。
定電力時間帯の中心より終了時刻側にずれている現在の
深夜電力時間帯に適用して好ましいものである。すなわ
ち、必要通電時間の2分の1の値が基準時間より小さい
時は、最低負荷の時刻を中心として両側に必要通電時間
が均等に割り振られて負荷が効率良く配分される。ま
た、必要通電時間の2分の1の値が基準時間より大きい
時は、確実に特定電力時間の終了時刻に必要通電時間が
終了するように動作させることができると共に最低負荷
の時刻の周辺に電力が配分されることとなる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法
において、特定電力時間帯内における最低負荷時刻を設
定する最低負荷時刻設定工程と、最低負荷時刻から特定
電力時間帯の終了時刻までの間の時間を基準時間として
求める基準時間算出工程と、被加熱体または蓄電部等へ
の加電手段による蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要通
電時間を求めるかまたは予め算出された必要通電時間の
データを受け取る必要通電時間取得工程と、基準時間が
特定電力時間の2分の1の値より小さいか否かを判断す
る基準時間判別工程と、この基準時間判別工程での判別
結果に基づいて、基準時間が特定電力時間の2分の1の
値以下または未満の場合、必要通電時間の2分の1の値
が基準時間未満または以下の時には、必要通電時間を最
低負荷時刻を中心に均等に割り振り通電開始時刻を決定
し、必要通電時間の2分の1の値が基準時間以上または
超える時には、特定電力時間から必要通電時間を減算し
た値の2分の1の時間を特定電力時間帯の開始時刻に加
算することにより通電開始時刻を決定し、基準時間が特
定電力時間の2分の1の値を超えるか以上の場合、必要
通電時間の2分の1の値が特定電力時間から基準時間を
減算した値未満または以下の時には、必要通電時間を最
低負荷時刻を中心に必要通電時間を均等に割り振り通電
開始時刻を決定し、必要通電時間の2分の1の値が特定
電力時間から基準時間を減算した値以上または超える場
合は、特定電力時間から必要通電時間を減算した値の2
分の1の時間を特定電力時間帯の開始時刻に加算するこ
とにより、通電開始時刻を決定する通電開始時刻決定処
理工程と、この通電開始時刻決定処理工程によって求め
られた通電開始時刻が経過して加電手段が作動した後
に、必要通電時間が経過したか否かを判別して加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、
を具備している。
電力時間帯の前半にある場合も、後半にある場合も同様
の効果を発揮できる。最低負荷時刻が特定電力時間帯の
後半にある場合、必要通電時間の2分の1の値が基準時
間より小さい時には必要通電時間を最低負荷時刻を中心
に均等に割り振り、大きい時には特定電力時間帯の始ま
りと終わりの時間に空き時間を均等に持ち、最低負荷時
刻が特定電力時間帯の前半にある場合、必要通電時間の
2分の1の値が特定電力時間帯の開始時刻から最低負荷
時刻までの時間より小さい時には必要通電時間を最低負
荷時刻を中心に均等に割り振り、大きい時には特定電力
時間帯の始まりと終わりの時間に空き時間を均等に持つ
こととなり、始まりと終わりの時間の負荷集中を避ける
ことができる。この結果、最低負荷の時刻における負荷
増大と、始まりと終わりの各時刻における負荷集中を避
ける効果が生ずる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法
において、被加熱体または蓄電部等への加電手段による
蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるか
または予め算出された必要通電時間のデータを受け取る
必要通電時間取得工程と、特定電力時間帯の全時間数か
ら必要通電時間を減算した値の2分の1の時間を特定電
力時間帯の開始時刻に加算することにより、通電開始時
刻を決定する通電開始時刻決定処理工程と、この通電開
始時刻決定処理工程によって求められた通電開始時刻が
経過して加電手段が作動した後に、必要通電時間が経過
したか否かを判別して加電手段の動作を終了させる信号
を発する通電終了判別工程と、を具備している。
まりと終わりの時間に空き時間を均等に持つように制御
することが可能となる。このため、特定電力時間帯の始
まりと終わりの時刻への負荷集中を避けることができ
る。また、最低負荷の時刻等の設定が一切不要となり、
制御や各種の設定が簡易化される。
体または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間
帯の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方
法において、特定電力時間帯内における最低負荷時刻を
設定する最低負荷時刻設定工程と、最低負荷時刻から特
定電力時間帯の終了時刻までの間の時間を基準時間とし
て求める基準時間算出工程と、被加熱体または蓄電部等
への加電手段による蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要
通電時間を求めるかまたは予め算出された必要通電時間
のデータを受け取る必要通電時間取得工程と、特定電力
時間から基準時間を減算した値を特定電力時間で割り、
得られた比率を必要通電時間に乗じることで得られた値
分だけ最低負荷時刻からさかのぼらせ、そのさかのぼら
された時刻を通電開始時刻として決定する通電開始時刻
決定処理工程と、この通電開始時刻決定処理工程によっ
て求められた通電開始時刻が経過して加電手段が作動し
た後に、必要通電時間が経過したか否かを判別して加電
手段の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程
と、を具備している。
力時間から比率を計算し、最低負荷の時刻を中心にその
比率に従い必要通電時間を割り振る制御が行われる。こ
の結果、特定電力時間帯の始まりと終わりの時刻におけ
る負荷増大を防ぐことができると共に最低負荷時刻およ
びその周辺のボトムアップ効果が期待できる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法
において、被加熱体または蓄電部等への加電手段による
蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるか
または予め算出された必要通電時間のデータを受け取る
必要通電時間取得工程と、必要通電時間を特定電力時間
帯の全時間数から減算し、その減算後の値で乱数を発生
させ、得られた結果を特定電力時間帯の開始時刻に加算
することにより、通電開始時刻を決定する通電開始時刻
決定処理工程と、この通電開始時刻決定処理工程によっ
て求められた通電開始時刻が経過して加電手段が作動し
た後に、必要通電時間が経過したか否かを判別して加電
手段の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程
と、を具備している。
にある時刻を中心に制御するものが多く、必要通電時間
が比較的短い機器の利用が多数となると、その時刻周辺
が特に負荷増大し、負荷平滑化ができなくなる恐れがあ
る。しかし、この電力制御方法は、必要通電時間の開始
時刻が乱数によって決定されるので、開始時刻が分散す
ることとなり、特定電力時間帯全体に渡って負荷の平均
的な底上げが可能となり、この問題が解決される。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法
において、被加熱体または蓄電部等への加電手段による
蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるか
または予め算出された必要通電時間のデータを受け取る
必要通電時間取得工程と、特定電力時間帯内の温水、
熱、蓄電電力等の使用による通電時間不足を考慮して目
標通電終了時刻を設定する目標通電終了時刻決定工程
と、必要通電時間が特定電力時間帯の開始時刻から目標
通電終了時刻までの時間数以内または未満の場合は、特
定電力時間帯の開始時刻から目標通電終了時刻までの時
間数から必要通電時間を減算した値の時間を特定電力時
間帯の開始時刻に加算することにより通電開始時刻を決
定し、必要通電時間が特定電力時間帯の開始時刻から目
標通電終了時刻までの時間数を超えるか以上の場合は、
特定電力時間帯の開始時刻を通電開始時刻とし、それぞ
れの通電開始後、必要通電時間の残時間が零になるまで
通電を継続させる通電開始時刻決定処理工程と、この通
電開始時刻決定処理工程によって求められた通電開始時
刻が経過して加電手段が作動した後に、必要通電時間が
経過したか否かを判別して加電手段の動作を終了させる
信号を発する通電終了判別工程と、を具備している。
了時刻から任意に設定した時間(時刻設定により算出さ
れた時間)分を前にシフトさせ、これを目標通電終了時
刻とし、必要通電時間を目標通電終了時刻から逆算して
開始時刻を決定するようにしている。また、必要通電時
間が特定電力時間帯の開始時刻から目標通電終了時刻ま
での時間数より長い場合は、特定電力時間帯の開始時刻
を必要通電時間の開始時刻とし、必要通電時間の残時間
が零になるまで通電を継続させる。従来や他の電力制御
方法は、特定電力時間帯中に温水等に使用すると、蓄熱
や蓄電等の不足が起こる可能性が高い。しかし、この電
力制御方法では、終了時刻以前の目標通電終了時刻を設
定し、終了時刻までに余裕を持たせているので、これを
改善させ、かつ負荷平準化にも寄与できるものとなる。
または蓄電部等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯
の電力を利用して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法
において、被加熱体または蓄電部等への加電手段による
蓄熱もしくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるか
または予め算出された必要通電時間のデータを受け取る
必要通電時間取得工程と、加電手段を必要通電時間の間
作動させる加電手段動作工程と、を具備し、この加電手
段動作工程は、加電手段が動作した後に再度必要通電時
間を算出またはそのデータを受け取る工程を有してい
る。
帯中に温水等を使用すると、蓄熱や蓄電等の不足が起こ
る可能性が高い。しかし、この電力制御方法は、必要通
電時間を複数回算出しているので、これを改善させ、か
つ負荷平準化にも寄与できるものとなる。
明の第一の実施の形態について、図1から図3に基づい
て説明する。この実施の形態の装置は、電力利用機器で
あると共に蓄熱機器の一種である電気温水器となってい
る。
利用の手順を示すフローチャート、図3は電力の利用状
況図である。なお、以下に示すような電気温水器1が多
数、各建物内部に設けられることによって、電力供給源
と電力消費者との間で、効率的な電力利用システムを構
成している。また、特定電力時間帯としては、現在の深
夜電力時間帯である午後11時から午前7時を採用して
いる。
する残湯量検出部2を有している。この残湯量検出部2
は、演算手段3に接続されている。また、演算手段3に
は、残湯温度を検出する残湯温度検出部4が別途接続さ
れている。これら残湯量検出部2、残湯温度検出部4で
の検出結果に基づいて、演算手段3では各種の演算が行
われる。すなわち、演算手段3は、各種の情報を処理す
ることが可能な情報処理装置である。なお、電気温水器
1では、通常、使用されると使用された分の水が供給さ
れるため残湯量は一般的には満量となっていることが多
い。また、残湯温度検出部4を常時検出状態とすること
で、ヒータ7による加熱で所定温度となった時に、時間
制御とは別にヒータ7をオフするようにしても良い。
途給湯手段を接続すると共に、これに対応した給湯温度
センサを設け、この給湯温度センサを別途演算手段3に
接続する構成としても良い。また、演算手段3には、後
述する判別手段10を介して作動制御手段6が接続され
ている。作動制御手段6は、ヒータ7に接続されてお
り、演算手段3での演算結果に基づいて、加電手段とな
るヒータ7に対する通電制御を行うものである。
負荷時刻t0を設定する(ステップ1;最低負荷時刻設定
工程)。この後に、基準時間T0を算出する(ステップ
2;基準時間算出工程)。この場合、基準時間は、最低
負荷時刻と特定電力時間帯の終了時刻との間の時間であ
る。この場合の式は、 T0 =7−t0 …式1 により求める。この式が、演算手段3内部に予め記憶さ
れている。例えば、最低負荷時刻が4時である場合に
は、特定電力時間帯の終了時刻7時との間では、3時間
となる。
特定電力時間帯の範囲内に収まっているか否かの判別を
時刻判別手段8により行う(ステップ3)。時刻判別手
段8は、演算手段3に接続されており、この時刻判別手
段8での判別結果に基づいて演算手段3で演算を行うか
否かが決定される。そして、特定電力時間帯の範囲内に
収まっていると判別された場合は、この後に実際に湯を
沸かすために何時間ヒータ7を作動させるかの必要通電
時間T1の演算を、演算手段3で行う(ステップ4;必要
通電時間取得工程)。
電時間T1を半分にした時間(T1/2)を演算手段3で算
出し、この(T1/2)が基準時間T0よりも小さいか否か
の判定を判定手段9で行う(ステップ5;第1の判別工
程)。これを次式に示すと、 T0 ≧T1/2 …式2 となる。
低負荷時刻t0を中心として、この前後に必要通電時間を
均等に振り分ける。この状態を図3(A)に示す。たと
えば、最低負荷時刻が4時で、必要通電時間が5時間で
ある場合には、4時の前後に2.5時間ずつ振り分け
る。このため、通電開始時刻は1時半となり、通電終了
時刻は6時半となる。
ら、待機時間Tsだけ経過した後に、通電を開始するよう
に、作動制御手段6でヒータ7の通電を制御する。この
ため、まず、待機時間Tsを演算手段3で算出する(ステ
ップ6;第1の待機時間算出工程)。待機時間Tsを次式
に示すと、 Ts=8−(T0+T1/2) …式3 となる。
及び判定手段9によって、演算処理手段5が構成されて
いる。また、演算処理手段5の中に、通電終了判別手段
ともなる判別手段10を含めるようにしても良い。
時間Tsだけ経過したか否かの判別を、判別手段10で行
う(ステップ7;第2の判別工程)。この判別により、
まだTsが経過していない場合にはヒータ7を作動させな
いが、Tsが経過した場合には、作動制御手段6に信号を
発してヒータ7を作動させる(ステップ8;加電手段作
動工程)。
経過したか否かの判別を、上述の判別手段10で行う
(ステップ9;第3の判別工程)。必要通電時間T1が経
過した場合には、判別手段10が作動制御手段6に制御
信号を発する。そして、作動制御手段6でヒータ7を停
止させ、通電を終了させる(ステップ10;作動停止工
程)。以上の動作により、その日の通電を終了させ、そ
の内容をリセットする。
T1を半分にした時間が基準時間T0よりも大きい場合に
は、特定電力時間帯の終了時刻から必要通電時間を引く
演算を、演算手段3で行う(ステップ11;第2の待機
時間算出工程)。例えば、必要通電時間T1が7時間であ
る場合には、特定電力時間帯の8時間から必要通電時間
の7時間を引く。これを次式に示すと、 Ts=8−T1 …式4 となる。このような状態を図3(B)に示す。
に、23時からTs時間経過したか否かの判別を、判別手
段10で行う(ステップ12;第2の判別工程)。この
判別により、上述のステップ8で述べた如くまだTs時間
経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、Ts
時間経過した場合にはヒータ7を作動させる。なお、以
後の手順については、上述した通りである。
方法によると、必要通電時間T1を半分にした時間が基準
時間T0よりも小さい場合には、最低負荷時刻を中心とし
てその前後の時間に必要通電時間T1が等分される。この
ため、ちょうど最低負荷時刻にピークが来るように電力
を使用することができ、電力の利用効率が良好となる。
このため、他の時間帯での電力利用量を低減することと
なり、発電効率を良好にすることが可能となる。このた
め、例えば火力発電所においては、利用効率が向上する
のと相俟って、無駄に排出される二酸化炭素の量の削減
等に寄与するものとなる。
基準時間T0よりも大きい場合には、通電開始時刻が特定
電力時間帯の終了時刻である午前7時から必要通電時間
分さかのぼった時刻から開始するように制御する。この
ため、最低負荷時刻が特定電力時間帯の終了時刻側に近
づいている場合に好適となり、夜間電力利用のピークを
最低負荷時刻に近付けることが可能となる。なお、この
第一の実施の形態では、最低負荷の時刻t0が特定電力時
間帯の中心より終了側に存在する場合に好適となってい
るが、最低負荷時刻t0が特定電力時間帯の中心より開始
側に存在する場合、必要通電時間T1が大きい時には、図
3(B)に示す考え方の代わりに、もしくは図3(B)
の考え方に加え、特定電力時間帯の開始時刻より通電を
開始する考え方を採用しても良い。
の実施の形態について、図4から図7に基づいて説明す
る。なお、この第二の実施の形態も図1と同様な構成を
有する電気温水器1となっており、図1も併せて利用す
ることとする。
に示す最低負荷時刻t0を設定する(ステップ21;最低
負荷時刻設定工程)。この後に、基準時間T0を算出する
(ステップ22;基準時間算出工程)。この場合、基準
時刻は、最低負荷時刻と特定電力時間帯の終了時刻との
間の時間である。この場合の式は、先の式1と同様であ
る。この式1が、演算手段3内部に予め記憶されてい
る。
特定電力時間帯の範囲内に収まっているか否かの判別を
時刻判別手段8により行う(ステップ23)。時刻判別
手段8は、演算手段3に接続されており、この時刻判別
手段8での判別結果に基づいて演算手段3で演算を行う
か否かが決定される。そして、特定電力時間帯の範囲内
に収まっていると判別された場合は、この後に実際に湯
を沸かすために何時間ヒータ7を作動させるかの必要通
電時間T1の演算を、演算手段3で行う(ステップ24;
必要通電時間取得工程)。
特定電力時間の2分の1の値以下か否かを判定する(ス
テップ25;基準時間判別工程)。この判定では、最低
負荷時刻が特定電力時間帯の中心より開始側にずれてい
るか、もしくは終了側にずれているかが求められること
となる。ステップ25で、肯定的な場合、すなわち最低
負荷時刻が特定電力時間帯の終了側にずれている場合
は、次に、必要通電時間T1を半分にした時間(T1/2)
を演算手段3で算出し、この(T1/2)が基準時間T0よ
りも小さいか否かの判定を判定手段9で行う(ステップ
26)。これを次式に示すと、 T0>T1/2 …式5 となる。なお、式5の代わりに式2としても良い。
6(A)に示すように、最低負荷時刻t0を中心として、
この前後に必要通電時間を均等に振り分ける。例えば、
最低負荷時刻が4時で、必要通電時間が3時間である場
合には、4時の前後に1.5時間ずつ振り分ける。この
ため、通電開始時刻は2時半となり、通電終了時刻は5
時半となる。
ら、待機時間Tsだけ経過した後に、通電を開始するよう
に、作動制御手段6でヒータ7の通電を制御する。この
ため、まず、待機時間Tsを演算手段3で算出する(ステ
ップ27)。待機時間Tsは、先の式3で示される。
時間Tsだけ経過したか否かの判別を、判別手段10で行
い(ステップ28)決定する。この判別により、まだTs
が経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、
Tsが経過した場合には、作動制御手段6に信号を発して
ヒータ7を作動させる(ステップ29)。
経過したか否かの判別を判別手段10で行う(ステップ
30)。必要通電時間T1が経過した場合には、判別手段
10が作動制御手段6に制御信号を発する。そして、作
動制御手段6でヒータ7を停止させ、通電を終了させる
(ステップ31)。以上の動作により、その日の通電を
終了させ、その内容をリセットする。
間T1を半分にした時間が基準時間T0以上の場合には、ス
テップ32に移行し、特定電力時間帯の全時間である8
時間から必要通電時間T1を差し引いた時間が零を超えて
いるか否かが判定される。肯定的な場合、特定電力時間
帯の全時間から必要時間T1を差し引いた時間の半分を待
機時間Tsとして求める(ステップ33)。例えば、必要
通電時間T1が7時間である場合には、特定電力時間帯の
全時間である8時間から必要通電時間T1(7時間)を差
し引いた時間である1時間を半分にした時間が0.5時
間であり、これを待機時間Tsとする。これを次式に示す
と、 Ts=(8−T1)/2 …式6 となる。なお、この式を適用することで、図6(B)に
示すように、必要通電時間T1の前後に待機時間Tsが存在
する結果となる。
間経過したか否かの判別を、判別手段10で行う(ステ
ップ34)。この判別により、まだTs時間経過していな
い場合にはヒータ7を作動させないが、Ts時間経過した
場合にはステップ29に移行しヒータ7を作動させる。
なお、以後の手順については、上述した通りである。
力時間の2分の1を超える時、すなわち、最低負荷時刻
が特定電力時間帯の中心より開始側にある時は、図5に
示すフローへ移行する。
を半分にした時間(T1/2)が特定電力時間から基準時
間T0を差し引いた値よりも小さいか否かの判定を判定手
段9で行う。これを次式に示すと、 8−T0 >T1/2 …式7 となる。
時は、最低負荷時刻t0を中心として、この前後に必要通
電時間を均等に振り分ける。すなわち、ステップ27と
同様な式3によって、待機時間Tsが求められる(ステッ
プ42)。たとえば、最低負荷時刻が午前2時の場合
で、必要通電時間が5時間の時には、午前2時の前後に
2.5時間ずつ振り分ける。このため、通電開始時刻は
午後11時半となり、通電終了時刻は午前4時半とな
る。
時間Tsだけ経過したか否かの判別を、判別手段10で行
う(ステップ43)。この判別により、まだTsが経過し
ていない場合にはヒータ7を作動させないが、Tsが経過
した場合には、ステップ29に移行し作動制御手段6に
信号を発してヒータ7を作動させる。その後、ステップ
30,31と移行し、ヒータ7が停止するとリセットさ
れる。
否定的であると、ステップ44に移行し、特定電力時間
から必要通電時間T1を差し引いた時間が零を超えている
か否かが判定される。そして、肯定的な場合、特定電力
時間の8時間から必要通電時間T1を差し引いた時間の半
分を待機時間Tsとして求める(ステップ45)。この時
の算出式は、ステップ33の式6と同一となっている。
なお、この式6を適用すると、図6(B)に示すよう
に、必要通電時間T1の前後に待機時間Tsが存在するもの
となる。
23時からTs時間経過したか否かの判別を、判別手段1
0で行う(ステップ46)。この判別により、まだTs時
間経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、
Ts時間経過した場合にはステップ29に移行しヒータ7
を作動させる。なお、以後の手順については、上述した
通りである。
方法によると、最低負荷時刻t0が特定電力時間帯の中心
より終了側にずれている場合だけではなく、開始側にず
れている場合にも適用することができる。しかも、最低
負荷時刻t0と特定電力時間帯の開始までの時間または終
了までの時間のいずれか短いものに比べて、必要通電時
間T1を半分にした時間が小さい場合には、最低負荷時刻
t0を中心としてその前後の時間に必要通電時間T1が等分
される。このため、ちょうど最低負荷時刻t0にピークが
来るように電力を使用することができ、電力の利用効率
が良好となる。このため、他の時間帯での電力利用量を
低減することとなり、発電効率を良好にすることが可能
となる。
の開始までの時間または終了までの時間のいずれか短い
ものに比べて、必要通電時間T1を半分にした時間が大き
い場合は、特定電力時間帯の始まりと終わりの時間の空
き時間を均等にして制御することとなる。このため、特
定電力時間帯の始まりと終わりの時刻への負荷集中を避
けることができる。
び電力制御方法を採用すると、上乗せされる負荷は図7
(A)に示すとおりとなる。すなわち、図6(A)に示
すような制御である最低負荷時刻両側均等の制御によっ
て図7(A)の点線に示すような山形の負荷が形成さ
れ、一方、図6(B)に示すような両あき均等の制御に
よって図7(A)の1点差線で示すような台状の負荷が
形成される。そして、全体として実線で示すような上乗
せ負荷となる。このような上乗せされる負荷によって、
電力需要は図7(B)のように嵩上げされる。このよう
に、最低負荷時刻t0の部分が大きく嵩上げされると共に
開始(23時)や終了(7時)の各時刻部分に負荷が集
中してしまうことがない。
の実施の形態について、図8から図10に基づいて説明
する。なお、この第三の実施の形態も図1と同様な構成
を有する電気温水器1となっており、図1も利用するこ
ととする。
在時刻が23時以降7時以前の特定電力時間帯の範囲内
に収まっているか否かの判別を時刻判別手段8により行
う(ステップ51)。時刻判別手段8は、演算手段3に
接続されており、この時刻判別手段8での判別結果に基
づいて演算手段3で演算を行うか否かが決定される。そ
して、特定電力時間帯の範囲内に収まっていると判別さ
れた場合は、この後に実際に湯を沸かすために何時間ヒ
ータ7を作動させるかの必要通電時間T1の演算を、演算
手段3で行う(ステップ52;必要通電時間取得工
程)。
間帯の全時間8時間からから必要通電時間T1を差し引い
た時間が零を超えているか否かが判定される。肯定的な
場合、特定電力時間帯の全時間から必要通電時間T1を差
し引いた時間の半分を待機時間Tsとして求める(ステッ
プ54)。例えば、必要通電時間T1が7時間である場合
には、特定電力時間帯の全時間である8時間から必要通
電時間T1(7時間)を差し引いた時間である1時間を半
分にした時間が0.5時間であり、これを待機時間Tsと
する。この待機時間Tsを求める式は先に示した式6と同
一である。
に、23時からTs時間経過したか否かの判別を判別手段
10で行う(ステップ55)。この判別によりまだTs時
間経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、
Ts時間経過した場合にはステップ56へ移行しヒータ7
を作動させる。そして、先に示したステップ9,10に
相当するステップ57,58を行い、リセットされる。
示すように、必要通電時間T1が短い場合でも、この必要
通電時間T1の両側のあき部分が均等に割り振られる。す
なわち、両側のあき部分は、共に待機時間Ts分のあきと
される。また、必要通電時間T1が8時間に近くなるほど
に長い場合でも、図9(B)に示すように、必要通電時
間T1の両側に共に待機時間Tsが発生する。
に示すように、上乗せされる負荷は特定電力時間帯の中
心を頂点とした山形状に形成される。このため、電力需
要曲線は、図10(B)に示すように、現状の曲線に比
べ嵩上げされたものとなると共に、特定電力時間帯の開
始、終了の各時刻に負荷が集中しないものとなる。ま
た、最低負荷時刻t0が特定電力時間帯の中心となる場合
は、特に均一な嵩上げとなり、一層好ましいものとな
る。
の実施の形態について、図11から図13に基づいて説
明する。なお、この第四の実施の形態も図1と同様な構
成を有する電気温水器1となっており、図1も利用する
こととする。
低負荷時刻t0を設定する(ステップ61;最低負荷時刻
設定工程)。この後に、基準時間T0を算出する(ステッ
プ62;基準時間算出工程)。この場合、基準時刻は最
低負荷時刻と特定電力時間帯の終了時刻との間の時間で
ある。この場合の式は、先に示した式1となる。この式
1が、演算手段3内部に予め記憶されている。例えば、
最低負荷時刻が4時である場合には、特定電力時間帯の
終了時刻7時との間では、3時間となる。
特定電力時間帯の範囲内に収まっているか否かの判別を
時刻判別手段8により行う(ステップ63)。時刻判別
手段8は、演算手段3に接続されており、この時刻判別
手段8での判別結果に基づいて演算手段3で演算を行う
か否かが決定される。そして、特定電力時間帯の範囲内
に収まっていると判別された場合は、この後に実際に湯
を沸かすために何時間ヒータ7を作動させるかの必要通
電時間T1の演算を、演算手段3で行う(ステップ64;
必要通電時間取得工程)。
間Tと基準時間T0から時間比率nを演算手段3を利用し
て求める(ステップ65)。この後、時間比率nと基準
時間T0と必要時間T1から待機時間Tsを求める。この第四
の実施の形態の場合、最低負荷時刻t0を中心として、こ
の前後に必要通電時間T1を比例的に振り分ける。例え
ば、最低負荷時刻が4時で、必要通電時間T1が5時間で
ある場合には、4時の前に3時間7分30秒(=5時間
×5/8)を振り分け、4時の後に1時間52分30秒
(=5時間×3/8)を振り分ける。このため、通電開
始時刻は午前0時52分30秒となり、通電終了時刻は
午前5時52分30秒となる。
ら、待機時間Tsだけ経過した後に、通電を開始するよう
に、作動制御手段6でヒータ7の通電を制御する。この
ため、まず、待機時間Tsを演算手段3で算出する(ステ
ップ66)。待機時間Tsを次式に示すと、 Ts=8−T0+T1×n …式8 となる。各値がどの部分に該当するかを図12に示す。
なお、図12(B)は、図12(A)の部分拡大図で、
各値が何を示すかをわかりやすく図示したものである。
時間Tsだけ経過したか否かの判別を、判別手段10で行
い(ステップ67)決定する。この判別により、まだTs
が経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、
Tsが経過した場合には、作動制御手段6に信号を発して
ヒータ7を作動させる(ステップ68)。
経過したか否かの判別を、上述の判別手段10で行う
(ステップ69)。必要通電時間T1が経過した場合に
は、判別手段10が作動制御手段6に制御信号を発す
る。そして、作動制御手段6でヒータ7を停止させ、通
電を終了させる(ステップ70)。以上の動作により、
その日の通電を終了させ、その内容をリセットする。
に示すように、上乗せされる負荷は最低負荷時刻t0を頂
点とした少し傾いた山形状となる。そして、この実施の
形態を採用した場合、電力需要は、最低負荷時刻t0を中
心として、その前後の開始時刻、終了時刻までの各時間
の比率に従い割り振られることとなる。このため、図1
3(B)に示すように、最低負荷のように低い電力需要
部分ほどその電力需要が嵩上げされ、ボトムアップ効果
が十分期待できるものとなる。
特定電力時間帯の中で、なだらかな凹状の電力需要を示
す特定電力時間帯の場合には、最低負荷時刻t0が特定電
力時間帯のどの位置にあっても十分なボトムアップ効果
が発生する。また、特定電力時間帯の始まりと終わりの
時刻部分への負荷集中も発生しない。
の実施の形態について、図14から図16に基づいて説
明する。なお、この第五の実施の形態も図1と同様な構
成を有する電気温水器1となっており、図1も利用する
こととする。
現在時刻が23時以降7時以前の特定電力時間帯の範囲
内に収まっているか否かの判別を時刻判別手段8により
行う(ステップ71)。時刻判別手段8は、演算手段3
に接続されており、この時刻判別手段8での判別結果に
基づいて演算手段3で演算を行うか否かが決定される。
そして、特定電力時間帯の範囲内に収まっていると判別
された場合は、この後に実際に湯を沸かすために何時間
ヒータ7を作動させるかの必要通電時間T1の演算を、演
算手段3で行う(ステップ72;必要通電時間取得工
程)。
電時間T1を特定電力時間である8時間から差し引く演算
を演算手段3で行う(ステップ73)。この時、得られ
るNは、1時間単位で示される数値とする。具体的に
は、Nは次式により求められる。 N=8−T1 …式9
値の範囲内で複数の待機時間数を、演算手段3で設定し
ておく。この待機時間数の設定は、種々の方式が考えら
れるが、例えば、特定電力時間帯の終了時刻からの待機
時間数や、あるいは特定電力時間帯の開始点時刻からの
待機時間数を設定するようにするのが好ましい。
合、特定電力時間帯の開始時刻から待機時間数を設定し
た場合には、0,1,2,3というように設定する。そ
して、演算手段3で乱数処理を行い、適宜の待機時間Nr
を決定する(ステップ74)。なお、待機時間数の設定
はこれに限られず、例えば最低負荷時刻近辺に集中する
ように、特定範囲のみを細分化しても構わない。
タ7の通電開始時刻Tnを演算手段3で求める(ステップ
75;通電開始時刻決定工程)。これを次式に示すと、 Tn=23+Nr …式10 となる。ここで、先の例でNrが「2」とされた場合、Tn
=25となり、午前1時が通電開始となる。ステップ7
3,75での計算単位を1時間とせずに、30分単位と
したり、15分単位としたりなど、他の計算単位として
も良い。平準化の効果と計算の簡易化を考慮すると、3
0分単位が好ましい。
否かの判別を、判別手段10で行う(ステップ76)。
この判別により、まだTn時になっていない場合にはヒー
タ7を作動させないが、Tn時になった場合には、作動制
御手段6に信号を発してヒータ7を作動させる(ステッ
プ77)。
経過したか否かの判別を、上述の判別手段10で行う
(ステップ78)。必要通電時間T1が経過した場合に
は、判別手段10が作動制御手段6に制御信号を発す
る。そして、作動制御手段6でヒータ7を停止させ、通
電を終了させる(ステップ79)。以上の動作により、
その日の通電を終了させ、その内容をリセットする。
を実行可能な各種の電力利用機器をこの電力制御方法で
駆動すると、それぞれの必要通電時間T1a〜T1gは、図1
5(A)に示すように、その開始時刻が分散する。一
方、仮に、最低負荷時刻t0を中心として均等配分する
と、各種の電力利用機器の必要通電時間T1h〜T1kは、図
15(B)に示すように、最低負荷時刻t0部分に集中す
る。このため、図15(B)の点線で示すように、電力
需要曲線は、最低負荷時刻部分が逆に山形状に突出する
こととなる。これに対し、第五の実施の形態では、上乗
せされる負荷は、図16(A)に示すように平滑化され
たものとなる。このため、この第五の実施の形態におけ
る電力利用機器や電力制御方法を使用すると、図16
(B)に示すように、電力需要曲線は全体として均一に
嵩上げられ、図15(B)に示すような異常な突出部は
生じない。
の実施の形態について、図17から図19に基づいて説
明する。なお、この第六の実施の形態も図1と同様な構
成を有する電気温水器1となっており、図1を併せて利
用することとする。
算手段3は目標通電終了時刻t00を設定する(ステップ
81;目標通電終了時刻決定工程)。目標通電終了時刻
t00は、特定電力時間帯内の温水の使用による通電時間
不足を考慮して定められる。このt00は、最低負荷時刻t
0と特定電力時間帯の終了時刻との間に設定されるのが
好ましい。次に、現在時刻が23時以降7時以前の特定
電力時間帯の範囲内に収まっているか否かの判別を時刻
判別手段8により行う(ステップ82)。時刻判別手段
8は、演算手段3に接続されており、この時刻判別手段
8での判別結果に基づいて演算手段3で演算を行うか否
かが決定される。そして、特定電力時間帯の範囲内に収
まっていると判別された場合は、この後に実際に湯を沸
かすために何時間ヒータ7を作動させるかの必要通電時
間T1の演算を、演算手段3で行う(ステップ83;必要
通電時間取得工程)。
間帯開始時刻tsから目標通電終了時刻t00までの時間が
必要通電時間T1より大きいか否かをステップ84で判定
する。この判定の結果、肯定的な場合、目標通電終了時
刻t00に通電が終了するように必要通電時間T1の開始時
刻を設定する。例えば、目標通電終了時刻t00が午前6
時で、必要通電時間が5時間である場合には、通電開始
時刻は午前1時となり、通電終了時刻は午前6時とな
る。
ら、待機時間Tsだけ経過した後に、通電を開始するよう
に、作動制御手段6でヒータ7の通電を制御する。この
ため、まず、待機時間Tsを演算手段3で算出する(ステ
ップ85)。待機時間Tsを次式に示すと、 Ts=(t00−ts)−T1 …式11 となる。この関係を図18(A)に示す。
時間Tsだけ経過したか否かの判別を、判別手段10で行
い(ステップ86)決定する。この判別により、まだTs
が経過していない場合にはヒータ7を作動させないが、
Tsが経過した場合には、作動制御手段6に信号を発して
ヒータ7を作動させる(ステップ87)。なお、ステッ
プ84で判定が否定的な場合、即、ステップ87へ移行
する。すなわち、必要通電時間T1が特定電力時間帯開始
時刻tsから目標通電終了時刻t00までの時間より長い場
合は、図18(B)に示すように、特定電力時間帯の開
始時刻tsを通電開始時刻としてヒータ7を作動させる。
て、演算手段3は再度必要通電時間T1を演算する。これ
は、特定電力時間帯中に温水を使用する等によって必要
通電時間T1が変化するためである。この新しい必要通電
時間T1が零になったか否かをステップ89で判定する。
必要通電時間T1が零になった場合には、判別手段10が
作動制御手段6に制御信号を発する。そして、作動制御
手段6でヒータ7を停止させ、通電を終了させる(ステ
ップ90)。以上の動作により、その日の通電を終了さ
せ、その内容をリセットする。
通電時間T1がまだ零にならない時は、ステップ91に移
行し、特定電力時間帯(この例では午後11時〜午前7
時)か否かを判定する。否定的であれば、ステップ90
へ移行しヒータ7を停止する。しかし、特定電力時間帯
中の時には、ステップ88へ戻り、再々度、演算手段3
は必要通電時間T1を演算し、ステップ89へ移行する。
必要通電時間T1が零とならず、かつ特定電力通電時間帯
である限り、このステップ88,89,91のルーチン
が回り続ける。このルーチンによって図18の矢示wで
示すように、目標通電終了時刻t00を超えてから終了す
る電力利用機器も存在することとなる。
時刻t00を過去の実態等を考慮しながら適切に設定し
て、その時刻t00またはその周辺で通電を終了させてい
るため、図19(B)に示すように、負荷の平準化や底
上げが達成される。また、特定電力時間帯(この例では
午後11時〜午前7時)の終了時刻までに余裕があり、
その余裕分を有効活用することで、特定電力時間帯中に
温水等を使用しても、加熱時間等の不足を生じないよう
にすることができる。なお、余裕時間の活用としては、
必要通電時間T1の再演算を繰り返すことで、通電終了時
刻を目標通電終了時刻t00を超えた時刻とし、適切な蓄
熱を可能とすることが考えられる。
施の形態の例ではあるが、本発明はこれらのものに限定
されることはなく、本発明の要旨の範囲内で種々変更実
施が可能である。例えば、電力利用機器としては、電気
温水器以外に電気蓄熱式暖房機等の蓄熱器、電気式融雪
機等の夜間や朝等の特定時間に電力を有効活用したい機
器、電気自動車用充電器や電動式軽車両用充電器等の各
種の充電器が採用され得る。
手段3で算出する以外に予め機器に設定したり、また、
その設定値を可変とするようにしても良い。また、無線
や有線のネットワーク等の通信手段やその他の入出力手
段を介して、電力利用機器にその時間T1を与えるように
しても良い。また、第六の実施の形態で示したステップ
88,89,91のルーチンは、第一から第五の実施の
形態に適用するようにしても良い。さらに、各種の計算
や時間の設定においては、秒単位、分単位、5分単位、
10分単位、15分単位、20分単位、30分単位、1
時間単位など、用途や機器の種類に応じて各種の単位を
採用することができる。また、各式において、大小を表
す<の代わりに≦を用いたり、その逆としたり、また>
の代わりに≧を用いたり、その逆としたりしても良い。
午後11時から午前7時の深夜電力帯やこの深夜電力帯
の中に存在する第2深夜電力帯を採用するのが好まし
い。しかし、電力の平準化の面では、例えば午後9時〜
午前9時としたり、他の領域を採用しても良い。さら
に、電力需要曲線は、夏場と冬場とでは異なると共に地
域(例えば、沖縄と北海道)によっても大きく異なるた
め、季節や地域によって特定電力時間帯を異ならせるよ
うにしても良い。また、最低負荷時刻t0も時代や地域や
季節等によって変動するため、適宜変更できるようにす
るのが好ましい。また、この特定電力時間帯や最低負荷
時刻t0の変更を可能とする場合は、電力利用機器に設け
た設定部の操作によって行うようにしたり、無線や有線
のネットワーク等の通信手段やその他の入出力手段を介
してその設定を変更させたりする技術が採用され得る。
従来に比べ電力負荷の平準化を一層図ることが可能とな
る。また、他の時間帯での電力利用量を低減することに
より、発電の効率を良好にすることができ、よって例え
ば火力発電所等においては、二酸化炭素の発生量を低減
することが可能となる。
器の構成を示す概略図である。
ーチャートである。
ための図である。
器の電力制御方法を示すフローチャートの一部である。
器の電力制御方法を示すフローチャートの残部である。
の電力制御方法を説明するための図である。
を各種の電力利用機器に使用した場合の負荷の変化を説
明する図で、(A)は上乗せされる負荷の状態を示す図
で、(B)は現状の電力需要曲線と本発明を採用した場
合の電力需要曲線を示す図である。
器の電力制御方法を示すフローチャートである。
の電力制御方法を説明するための図である。
法を各種の電力利用機器に使用した場合の負荷の変化を
説明する図で、(A)は上乗せされる負荷の状態を示す
図で、(B)は現状の電力需要曲線と本発明を採用した
場合の電力需要曲線を示す図である。
機器の電力制御方法を示すフローチャートである。
機器の電力制御方法を説明するための図であり、(B)
は(A)の部分拡大図である。
方法を各種の電力利用機器に使用した場合の負荷の変化
を説明する図で、(A)は上乗せされる負荷の状態を示
す図で、(B)は現状の電力需要曲線と本発明を採用し
た場合の電力需要曲線を示す図である。
機器の電力制御方法を示すフローチャートである。
機器の電力制御方法を説明するための図で、(A)は第
五の実施の形態の各種の電力利用機器の通電開始が異な
ることを示す図で、(B)は第五の実施の形態以外の各
種の電力利用機器が最低負荷の時刻の周辺で通電を開始
する状態を示す図である。
方法を各種の電力利用機器に使用した場合の負荷の変化
を説明する図で、(A)は上乗せされる負荷の状態を示
す図で、(B)は現状の電力需要曲線と本発明を採用し
た場合の電力需要曲線を示す図である。
機器の電力制御方法を示すフローチャートである。
機器の電力制御方法を説明するための図である。
方法を各種の電力利用機器に使用した場合の負荷の変化
を説明する図で、(A)は上乗せされる負荷の状態を示
す図で、(B)は現状の電力需要曲線と本発明を採用し
た場合の電力需要曲線を示す図である。
おける電力利用状態を示す図で、X軸に時刻、Y軸に負
荷(電力需要)を取り、現在の電力需要曲線を表した図
である。
Claims (14)
- 【請求項1】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記特定電力時間帯における
負荷電力量の状態から求められた最低負荷時刻から上記
特定電力時間帯の終了時刻までの時間を基準時間として
算出し、上記必要通電時間の2分の1の値が上記基準時
間よりも大きいか否かを判別して、上記基準時間が大き
いと判別された場合には上記特定電力時間帯の全時間か
ら上記基準時間を減算し、さらに上記必要通電時間の2
分の1の値を減算して上記特定電力時間帯の開始時刻か
らの待機時間を算出し、上記基準時間が小さいと判別さ
れた場合には上記特定電力時間帯の終了時刻から上記必
要通電時間を減算して上記待機時間を算出する演算処理
手段と、 上記待機時間が経過して上記加電手段が作動した後に、
上記必要通電時間が経過したか否かを判別して上記作動
制御手段に制御信号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項2】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記特定電力時間帯における
負荷電力量の状態から求められた最低負荷時刻から上記
特定電力時間帯の終了時刻までの時間を基準時間として
算出し、その基準時間が上記特定電力時間帯の全時間
(以下、この項において特定電力時間という)の2分の
1の値以下または未満の場合、上記必要通電時間の2分
の1の値が上記基準時間未満または以下の時には、上記
必要通電時間を上記最低負荷時刻を中心に均等に割り振
り通電開始時刻を決定し、上記必要通電時間の2分の1
の値が上記基準時間以上または超える時には、上記特定
電力時間から上記必要通電時間を減算した値の2分の1
の時間を上記特定電力時間帯の開始時刻に加算すること
により通電開始時刻を決定し、上記基準時間が上記特定
電力時間の2分の1の値を超えまたは以上の場合、上記
必要通電時間の2分の1の値が上記特定電力時間から上
記基準時間を減算した値未満または以下の時には、上記
必要通電時間を上記最低負荷時刻を中心に均等に割り振
り通電開始時刻を決定し、上記必要通電時間の2分の1
の値が上記特定電力時間から上記基準時間を減算した値
以上または超える場合は、上記特定電力時間から上記必
要通電時間を減算した値の2分の1の時間を上記特定電
力時間帯の開始時刻に加算することにより、通電開始時
刻を決定する演算処理手段と、 この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して上記加電手段が作動した後に、上記必要通電時間
が経過したか否かを判別して上記作動制御手段に制御信
号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項3】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記特定電力時間帯の全時間
数から上記必要通電時間を減算した値の2分の1の時間
を上記特定電力時間帯の開始時刻に加算することによ
り、通電開始時刻を決定する演算処理手段と、 この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して上記加電手段が作動した後に、上記必要通電時間
が経過したか否かを判別して上記作動制御手段に制御信
号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項4】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記特定電力時間帯における
負荷電力量の状態から求められた最低負荷時刻から上記
特定電力時間帯の終了時刻までの時間を基準時間として
算出し、上記特定電力時間帯の全時間(以下、この項に
おいて特定電力時間という)から上記基準時間を減算し
た値を上記特定電力時間で割り、得られた比率を上記必
要通電時間に乗じることで得られた値分だけ上記最低負
荷時刻からさかのぼらせ、そのさかのぼらされた時刻を
通電開始時刻として決定する演算処理手段と、 この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して上記加電手段が作動した後に、上記必要通電時間
が経過したか否かを判別して上記作動制御手段に制御信
号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項5】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記必要通電時間を上記特定
電力時間帯の全時間数から減算し、その減算後の値で乱
数を発生させ、得られた結果を上記特定電力時間帯の開
始時刻に加算することにより、通電開始時刻を決定する
演算処理手段と、 この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して上記加電手段が作動した後に、上記必要通電時間
が経過したか否かを判別して上記作動制御手段に制御信
号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項6】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記特定電力時間帯内の温
水、熱、蓄電電力等の使用による通電時間不足を考慮し
て目標通電終了時刻を設定し、上記必要通電時間が上記
特定電力時間帯の開始時刻から上記目標通電終了時刻ま
での時間数以内または未満の場合は、上記特定電力時間
帯の開始時刻から上記目標通電終了時刻までの時間数か
ら上記必要通電時間を減算した値の時間を上記特定電力
時間帯の開始時刻に加算することにより通電開始時刻を
決定し、上記必要通電時間が上記特定電力時間帯の開始
時刻から上記目標通電終了時刻までの時間数を超えるか
以上の場合は、上記特定電力時間帯の開始時刻を通電開
始時刻とし、それぞれの通電開始後、上記必要通電時間
の残時間が零になるまで通電を継続させる演算処理手段
と、 この演算処理手段によって求められた通電開始時刻が経
過して上記加電手段が作動した後に、上記必要通電時間
の残時間が零になったか否かを判別して上記作動制御手
段に制御信号を発する通電終了判別手段と、 を具備することを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項7】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力利用機器において、 上記被加熱体を加熱しまたは上記蓄電部に蓄電等する加
電手段と、 上記加電手段に接続され、この加電手段の作動を制御す
る作動制御手段と、 蓄熱温度や残湯量、蓄電量等の測定データに基づいて、
上記特定電力時間帯内で蓄熱もしくは蓄電等を行う必要
通電時間を算出するかまたは、予め算出された必要通電
時間のデータを受け取り、上記加電手段を上記必要通電
時間の間作動させる演算処理手段とを具備し、 この演算処理手段は、上記加電手段が動作した後に再度
上記必要通電時間を算出またはそのデータを受け取るよ
うにしたことを特徴とする電力利用機器。 - 【請求項8】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記特定電力時間帯内における最低負荷時刻を設定する
最低負荷時刻設定工程と、 上記最低負荷時刻から上記特定電力時間帯の終了時刻ま
での間の時間を基準時間として求める基準時間算出工程
と、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記必要通電時間の2分の1の値が、上記基準時間より
大きいか否かを判別する第1の判別工程と、 上記第1の判別工程での判別結果に基づいて、上記必要
通電時間の2分の1の値が上記基準時間よりも小さい場
合には、上記特定電力時間帯の全時間から上記基準時間
を減算し、さらに上記必要通電時間の2分の1の値を減
算して上記特定電力時間帯の開始時刻からの待機時間を
算出する第1の待機時間算出工程と、 上記第1の判別工程での判別結果に基づいて、上記必要
通電時間の2分の1の値が上記基準時間よりも大きい場
合には、上記特定電力時間帯の終了時刻から上記必要通
電時間を減算して上記待機時間を算出する第2の待機時
間算出工程と、 上記特定電力時間帯の開始時刻から上記第1の待機時間
算出工程または上記第2の待機時間算出工程で算出され
た待機時間だけ経過したか否かを判別する第2の判別工
程と、 上記第2の判別工程で上記待機時間が経過したと判別さ
れた場合に、上記加電手段を作動させる加電手段作動工
程と、 上記加電手段作動工程での上記加電手段の作動時間が上
記必要通電時間だけ経過したか否かを判別する第3の判
別工程と、 上記第3の判別工程での判別結果に基づいて、上記加電
手段の作動を停止する作動停止工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項9】 内部に存する被加熱体または蓄電部等に
深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用して
蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記特定電力時間帯内における最低負荷時刻を設定する
最低負荷時刻設定工程と、 上記最低負荷時刻から上記特定電力時間帯の終了時刻ま
での間の時間を基準時間として求める基準時間算出工程
と、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記基準時間が上記特定電力時間帯の全時間(以下、こ
の項において特定電力時間という)の2分の1の値より
小さいか否かを判断する基準時間判別工程と、 この基準時間判別工程での判別結果に基づいて、上記基
準時間が上記特定電力時間の2分の1の値以下または未
満の場合、上記必要通電時間の2分の1の値が上記基準
時間未満または以下の時には、上記必要通電時間を上記
最低負荷時刻を中心に均等に割り振り通電開始時刻を決
定し、上記必要通電時間の2分の1の値が上記基準時間
以上または超える時には、上記特定電力時間から上記必
要通電時間を減算した値の2分の1の時間を上記特定電
力時間帯の開始時刻に加算することにより通電開始時刻
を決定し、上記基準時間が上記特定電力時間の2分の1
の値を超えるか以上の場合、上記必要通電時間の2分の
1の値が上記特定電力時間から上記基準時間を減算した
値未満または以下の時には、上記必要通電時間を最低負
荷時刻を中心に上記必要通電時間を均等に割り振り通電
開始時刻を決定し、必要通電時間の2分の1の値が上記
特定電力時間から上記基準時間を減算した値以上または
超える場合は、上記特定電力時間から上記必要通電時間
を減算した値の2分の1の時間を上記特定電力時間帯の
開始時刻に加算することにより、通電開始時刻を決定す
る通電開始時刻決定処理工程と、 この通電開始時刻決定処理工程によって求められた通電
開始時刻が経過して上記加電手段が作動した後に、上記
必要通電時間が経過したか否かを判別して上記加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項10】 内部に存する被加熱体または蓄電部
等に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用
して蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記特定電力時間帯の全時間数から上記必要通電時間を
減算した値の2分の1の時間を上記特定電力時間帯の開
始時刻に加算することにより、通電開始時刻を決定する
通電開始時刻決定処理工程と、 この通電開始時刻決定処理工程によって求められた通電
開始時刻が経過して上記加電手段が作動した後に、上記
必要通電時間が経過したか否かを判別して上記加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項11】 内部に存する被加熱体または蓄電部等
に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用し
て蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記特定電力時間帯内における最低負荷時刻を設定する
最低負荷時刻設定工程と、 上記最低負荷時刻から上記特定電力時間帯の終了時刻ま
での間の時間を基準時間として求める基準時間算出工程
と、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記特定電力時間帯の全時間(以下、この項において特
定電力時間という)から上記基準時間を減算した値を上
記特定電力時間で割り、得られた比率を上記必要通電時
間に乗じることで得られた値分だけ上記最低負荷時刻か
らさかのぼらせ、そのさかのぼらされた時刻を通電開始
時刻として決定する通電開始時刻決定処理工程と、 この通電開始時刻決定処理工程によって求められた通電
開始時刻が経過して上記加電手段が作動した後に、上記
必要通電時間が経過したか否かを判別して上記加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項12】 内部に存する被加熱体または蓄電部等
に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用し
て蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記必要通電時間を上記特定電力時間帯の全時間数から
減算し、その減算後の値で乱数を発生させ、得られた結
果を上記特定電力時間帯の開始時刻に加算することによ
り、通電開始時刻を決定する通電開始時刻決定処理工程
と、 この通電開始時刻決定処理工程によって求められた通電
開始時刻が経過して上記加電手段が作動した後に、上記
必要通電時間が経過したか否かを判別して上記加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項13】 内部に存する被加熱体または蓄電部等
に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用し
て蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記特定電力時間帯内の温水、熱、蓄電電力等の使用に
よる通電時間不足を考慮して目標通電終了時刻を設定す
る目標通電終了時刻決定工程と、 上記必要通電時間が上記特定電力時間帯の開始時刻から
上記目標通電終了時刻までの時間数以内または未満の場
合は、上記特定電力時間帯の開始時刻から上記目標通電
終了時刻までの時間数から上記必要通電時間を減算した
値の時間を上記特定電力時間帯の開始時刻に加算するこ
とにより通電開始時刻を決定し、上記必要通電時間が上
記特定電力時間帯の開始時刻から上記目標通電終了時刻
までの時間数を超えるか以上の場合は、上記特定電力時
間帯の開始時刻を通電開始時刻とし、それぞれの通電開
始後、上記必要通電時間の残時間が零になるまで通電を
継続させる通電開始時刻決定処理工程と、 この通電開始時刻決定処理工程によって求められた通電
開始時刻が経過して上記加電手段が作動した後に、上記
必要通電時間が経過したか否かを判別して上記加電手段
の動作を終了させる信号を発する通電終了判別工程と、 を具備することを特徴とする電力制御方法。 - 【請求項14】 内部に存する被加熱体または蓄電部等
に深夜電力時間帯などの特定電力時間帯の電力を利用し
て蓄熱または蓄電等を行う電力制御方法において、 上記被加熱体または蓄電部等への加電手段による蓄熱も
しくは蓄電等が行われる必要通電時間を求めるかまたは
予め算出された必要通電時間のデータを受け取る必要通
電時間取得工程と、 上記加電手段を上記必要通電時間の間作動させる加電手
段動作工程と、 を具備し、この加電手段動作工程は、上記加電手段が動
作した後に再度上記必要通電時間を算出またはそのデー
タを受け取る工程を有することを特徴とする電力制御方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36426499A JP4142837B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電力利用機器及び電力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP36426499A JP4142837B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電力利用機器及び電力制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001174061A true JP2001174061A (ja) | 2001-06-29 |
JP4142837B2 JP4142837B2 (ja) | 2008-09-03 |
Family
ID=18481395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP36426499A Expired - Fee Related JP4142837B2 (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 電力利用機器及び電力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4142837B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012163238A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Daikin Industries Ltd | 給湯装置及びその加熱処理実行方法 |
WO2013065419A1 (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-10 | 日本電気株式会社 | 充電制御装置、電池管理装置、充電制御方法および記録媒体 |
JP2014535253A (ja) * | 2011-05-26 | 2014-12-25 | アイス エナジー テクノロジーズ インコーポレーテッド | 統計的配電制御を用いたグリッド効率向上のためのシステムおよび装置 |
JP2015055366A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社コロナ | 貯湯式給湯装置 |
JP2016023814A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯機 |
JP2017058043A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 中国電力株式会社 | 電気温水器 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU2015216566B2 (en) * | 2014-02-12 | 2019-05-02 | Shai ZEMACH | Interactive learning water heating scheduler |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36426499A patent/JP4142837B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012163238A (ja) * | 2011-02-04 | 2012-08-30 | Daikin Industries Ltd | 給湯装置及びその加熱処理実行方法 |
JP2014535253A (ja) * | 2011-05-26 | 2014-12-25 | アイス エナジー テクノロジーズ インコーポレーテッド | 統計的配電制御を用いたグリッド効率向上のためのシステムおよび装置 |
WO2013065419A1 (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-10 | 日本電気株式会社 | 充電制御装置、電池管理装置、充電制御方法および記録媒体 |
US9682633B2 (en) | 2011-11-01 | 2017-06-20 | Nec Corporation | Charge control device, battery management device, charge control method, and record medium |
JP2015055366A (ja) * | 2013-09-10 | 2015-03-23 | 株式会社コロナ | 貯湯式給湯装置 |
JP2016023814A (ja) * | 2014-07-16 | 2016-02-08 | 三菱電機株式会社 | 貯湯式給湯機 |
JP2017058043A (ja) * | 2015-09-15 | 2017-03-23 | 中国電力株式会社 | 電気温水器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4142837B2 (ja) | 2008-09-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4626125B2 (ja) | 燃料電池システム | |
KR101449164B1 (ko) | 차량의 배터리 관리방법 | |
US9487102B2 (en) | Charging method of green car | |
CN112824139B (zh) | 车辆的电池保温方法、系统 | |
JP2001174061A (ja) | 電力利用機器及び電力制御方法 | |
JP2003244840A (ja) | 負荷平準化装置 | |
CN114824580A (zh) | 动力电池加热控制方法、系统、车辆和存储介质 | |
CN113147446A (zh) | 一种车载充电机的控制装置及方法 | |
JP4666130B2 (ja) | 燃料電池システム | |
JP4934248B2 (ja) | 電力生成制御システム、および燃料電池システム | |
JPH08115747A (ja) | 充電システム | |
JP4495003B2 (ja) | 鉄道車両の蓄電装置暖機方法及び装置 | |
JPH08111909A (ja) | 充電システム | |
JP2021023062A (ja) | 電力供給システム | |
JP2005341633A (ja) | 電動車両のバッテリ暖機制御装置 | |
JP6568413B2 (ja) | 電力システム、コントローラ及び電力システムの制御方法 | |
JPH0898304A (ja) | 電気車用充電制御装置 | |
JP2003083613A (ja) | 浴槽水廃熱回収システム | |
JPS618550A (ja) | 深夜電力利用電気温水器 | |
JPH06180148A (ja) | 貯湯式電気温水器及びその制御方法 | |
JPH046851B2 (ja) | ||
JPS6314281Y2 (ja) | ||
JP6359948B2 (ja) | 蓄電装置及び蓄電装置の制御方法 | |
JPS6111552A (ja) | 貯湯式電気温水器 | |
CN115257444B (zh) | 电动车辆的充电方法、装置及系统 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051227 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080226 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080422 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20080422 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080520 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080613 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620 Year of fee payment: 3 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |